2026年10月12日 21:00 ベジータ「天下一自爆会だと!? ……面白い!」 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/15(水) 20:56:24 :1MqClnQU 時は、魔人ブウを倒してからおよそ十ヶ月後─── カプセルコーポレーション ─悟空「よう、ベジータ!」ベジータ「カカロット……なんの用だ?」悟空「おめえ、たしか魔人ブウ相手に自爆したことがあったよな?」ベジータ「ああ、倒せはしなかったがな」悟空「だったら出場してみねえか? 天下一自爆会に」ベジータ「天下一自爆会だと!? ……面白い!」 読む →
2026年10月12日 20:00 海未「惨劇の館」 元スレ 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:16:44.95 :1qH9I41y0 バァン! 花陽「た、大変です!!」 穂乃果「花陽ちゃん?」 凛「そんなに慌ててどうしたの?」 花陽「え、えっと……その……と、とにかくこれを見てください!!」 希「携帯電話がどうかしたん?」 花陽「け、携帯ではなく……これです!」 真姫「メール……?」 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:17:33.17 :1qH9I41y0 From:Unknown Subject:なし 本文 アルパカは死ぬ 真姫「…………」 にこ「…………」 絵里「…………」 凛「た、大変だにゃ!」 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:18:07.07 :1qH9I41y0 花陽「一体どうしたらいいんでしょうか……」 真姫「他っておきなさい」 花陽「ええ!? でもこのままじゃアルパカが死んじゃいます!」 にこ「あんたねぇ……こんなのどうみたって悪戯に決まってるでしょ!」 花陽「で、でもぉ……」 にこ「でもも何もないわよ。無視しなさい無視」 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:18:35.21 :1qH9I41y0 穂乃果「ううん、これは一大事だよ!」 ことり「そうだよ! アルパカさんが死んじゃったら悲しいもん!」 にこ「だからそれが嘘だって言ってんのよ!」 凛「にこちゃんの言うことは当てにならないにゃー」 にこ「なんですって!?」 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:19:01.43 :1qH9I41y0 海未「……ですが、アルパカの件は冗談だとしても、花陽にこのメールが届いたことは問題ですね」 絵里「そうね、悪戯にしては笑えないもの。悪質な嫌がらせかもしれないわ」 希「最近はストーカー被害も増えとるし……気をつけないとね」 花陽「す、ストーカー!?」 希「あくまでも例えや。怖がる必要はないよ」 絵里「でも用心に越したことはないわ。なるべく一人で帰らないようにしなさい」 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:19:29.01 :1qH9I41y0 凛「花陽ちんは凛と帰るから大丈夫にゃー」ギュ 花陽「り、凛ちゃん……」 真姫「……私も一緒に帰ってあげるから安心しなさい」 花陽「真姫ちゃんも……」 花陽「……二人とも、ありがとう」 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:19:55.54 :1qH9I41y0 にこ「全く……あんな悪戯メールだけで大騒ぎしすぎよ」 絵里「そう言わないの。何かあってからじゃ遅いでしょ?」 にこ「そりゃそうだけど……」 希「まあまあ、三人で仲良く帰るだけなんやしええことやん」 絵里「それとも、にこもあの中に交ざりたかった?」 にこ「なっ、なんでそうなるのよ!」 絵里「冗談よ、冗談」 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:20:23.93 :1qH9I41y0 穂乃果「ねえねえ、海未ちゃん」 ことり「ちょっと相談があるんだけど……」 海未「却下です」 穂乃果「ええ!? なんで!?」 海未「どうせ、夜に学校に来てアルパカを守ろう、なんて言い出すつもりでしょう?」 穂乃果「う……」 ことり「あはは……」 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:21:04.60 :1qH9I41y0 海未「いいですか、あのメールはにこが言っているようにほぼ確実に悪戯メールです。行っても徒労に終わるだけとすよ」 海未「それに私達は生徒会役員です」 海未「その三人が夜の学校に忍び込んだなんてばれたら他の生徒への示しがつきません」 海未「また、もし仮に本当に犯人がアルパカを殺しにやってきたとしましょう」 海未「その時どうするつもりですか? 凶器を持った犯人と戦うつもりですか?」 穂乃果「う……」 ことり「無理……かな……」 海未「解ったのであれば、おとなしく帰りますよ」 穂乃果「……海未ちゃんの意地悪」 海未「……何か言いましたか?」ニコッ 穂乃果「な、なんにも言ってないよ?」 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:21:30.42 :1qH9I41y0 絵里「ほら、暗くならないうちに帰るわよ」 凛「花陽ちん、真姫ちゃん! ラーメン食べに行こう!」 花陽「い、今からは……ちょっと……」 真姫「無理に決まってるでしょ!」 希「ふふ、楽しそうやなぁ」 にこ「お子様なだけよ」 真姫「にこちゃんに言われたくないわ」 にこ「なんですって!?」 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:22:11.23 :1qH9I41y0 穂乃果「ねえねえ、穂乃果達もどこかーー」 海未「却下です。太りますよ」 ことり「海未ちゃん……駄目……なの?」ウルウル 海未「うっ……」 穂乃果「いいでしょ? 海未ちゃん!」 ことり「海未ちゃん!」 海未「…………き、今日だけですからね」 穂乃果「やったー!」 ことり「やったね、穂乃果ちゃん!」 海未「……食べたらすぐに帰りますからね?」 穂乃果・ことり「「はーい」」 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:22:41.08 :1qH9I41y0 ーーーー次の日 穂乃果「いやー、美味しかったね、昨日のパフェ」 ことり「うん、チョコレートがとっても甘くてふわふわしちゃった」 海未「……すぐに帰ると言ったのに、なんだかんだで二時間以上いましたね」 ことり「……ごめんね、海未ちゃん……嫌だった……?」 海未「い、いえ、嫌というわけではありませんが……」 穂乃果「そうだよね! 海未ちゃんも顔を真っ赤にして楽しそうだったもん!」 海未「わ、忘れてください///」 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:23:10.47 :1qH9I41y0 ガヤガヤ 穂乃果「うん……?なんだか学校の方が騒がしくない?」 ことり「本当だ、何かあったのかな?」 海未「行ってみましょう」 タッタッタッ 穂乃果「……あそこだ、人が沢山いるよ」 海未「……アルパカ小屋?」 ことり「も、もしかして……!」 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:23:40.84 :1qH9I41y0 絵里「皆、教室に戻りなさい!」 穂乃果「絵里ちゃん!」 絵里「穂乃果?」 穂乃果「一体何があったの?」 絵里「それは……」 チラッ 穂乃果「っ!?」 ことり「ひっ!?」 海未「……っ」 絵里「アルパカが……殺されたわ」 15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:24:12.84 :1qH9I41y0 穂乃果「そ、そんな……」 絵里「話は後よ。今は、皆を教室に誘導して」 穂乃果「う、うん……」 ことり「な、なんで……こんな酷いこと」ポロポロ 海未「悪質すぎます……!」 ーーー ーー ー 16:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:24:38.71 :1qH9I41y0 ーーーー部室 絵里「……皆も聞いてると思うけど、アルパカが殺されたわ」 花陽「そんな……」 穂乃果「やっぱり、夜に来るべきだったんだ……」 絵里「いいえ、昨日海未も言ってたと思うけれど、そんなことをしたら穂乃果まで殺されていたわよ」 ことり「どうして……こんなことができるの……?」 花陽「ことりちゃん……」 17:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:25:08.71 :1qH9I41y0 ことり「アルパカさんには、なんの罪もないのに」 ことり「それなのに……どうして……」ポロポロ 海未「…………」 凛「…………」 絵里「…………」 にこ「あーもう、やめやめ!」 19:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:25:43.40 :1qH9I41y0 にこ「確かにアルパカのことは可哀想だけど、悲しんでいる暇なんてないわよ!」 にこ「次のラブライブ予選に向けて、にこ達は練習しないと」 花陽「なんで……そんな……」 希「……にこっちも、本当は辛いんや」 花陽「え……?」 希「でも、誰かが言わなければいけないこと。そうしないと、皆が先に進めないから」 絵里「……にこの言うとおりよ。皆、辛いと思うけど、気持ちを切り替えましょう」 20:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:27:09.30 :1qH9I41y0 絵里「今週末から真姫の別荘に行って、トレーニングや新曲の調整をするわ」 絵里「真姫、いつもありがとう」 真姫「……別に、たいしたことじゃないわ」 穂乃果「そうだ、その合宿のことなんだけど」 海未「どうかしたのですか?」 穂乃果「うん、雪穂もくるって」 海未「……え?」 21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:27:38.15 :1qH9I41y0 海未「ど、どうしてですか?」 穂乃果「来たいって言うから?」 海未「あ、貴女という人は……!」 絵里「えっと……言いにくいんだけど、亜里沙も……」 海未「絵里まで!?」 絵里「どうしても断れなくって……」 にこ「あんた達ねぇ……遊びに行くんじゃないのよ!?」 ことり「あはは……」 22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:28:18.08 :1qH9I41y0 花陽「えっと、ということは11人で……?」 凛「賑やかで楽しそうだね!」 穂乃果「バーベキューやろうよ! バーベキュー!」 希「ええな、お肉たくさん持ってこか!」 真姫「ちゃんと片付けなさいよ?」 ことり「じゃあ、ことりもチーズケーキを……」 にこ「却下」 海未「却下です」 凛「却下にゃー」 ことり「酷い!?」 絵里「まあ、ずっと練習ばかりじゃ息も詰まっちゃうし、適度に息抜きしながら楽しみましょう」 穂乃果「そうだね、今からワクワクが止まらないよ!」 ーーー ーー ー 23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:29:00.94 :1qH9I41y0 ーーーー夜 プルルルルルル ガチャ 海未「こんばんは、絵里」 絵里『こんばんは。どうかしたの?』 海未「いえ……その、大丈夫かなと」 絵里『心配してくれたの? 大丈夫よ、ありがとう』 絵里『……皆明るく振舞ってたけど、やっぱり簡単には事件のことは忘れられないわよね』 海未「はい……今度の合宿が、いい気分転換になればいいのですが」 絵里『そうね、こんな調子でラブライブにでても、絶対に勝ち残れないもの』 24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/08(日) 00:29:42.08 :1qH9I41y0 絵里『そうだ、亜里沙が合宿をとっても楽しみにしていたわ』 海未「亜里沙が……ですか?」 絵里『ええ、海未さんに会える、なんてはしゃいじゃって』 絵里『モテモテで羨ましいわね』 海未「え、絵里……? ちょっと怒っていませんか?」 絵里『別に? 可愛い妹が後輩に懐いてるからって怒ったりしないわよ』 海未「あはは……」 絵里『あら、亜里沙が呼んでるみたい。それじゃあ切るわ。お休みなさい、海未』 海未「はい、お休みなさい」 プツン プープー 32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:19:26.23 :1piEyXJQ0 ーーーー合宿一日目 穂乃果「待ち合わせ場所が港だったからおかしいなって思ってたけど……」 ことり「もしかして……船に乗っていくの?」 真姫「当たり前じゃない、無人島に行くのに歩いていけるわけないでしょ?」 花陽「む、無人島……?」 真姫「ええ、こないだは山だったから、今回は島にしようと思ってね」 にこ「ぐぬぬぬ……」 凛「スケールが違いすぎるにゃ……」 海未「真姫にはお世話になりっぱなしですね」 33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:20:24.91 :1piEyXJQ0 穂乃果「海未ちゃんは驚かないの?」 海未「はい、事前に真姫から無人島で合宿をするということは聞いていましたので」 穂乃果「ええー!? ずるい!」 海未「ずるくありません。一体誰が合宿の予定や練習メニューを作っていると思っているんですか!」 穂乃果「そ、それは……えへへ」 真姫「ちなみに、絵里と希も知ってるわよ」 にこ「なんですって!?」 凛「なんだかずるいよ!」 花陽「で、でも、それで予定とかを立ててくれるから、私たちが慌てずに練習できるんだし……」 穂乃果「それはそうだけど……」 34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:21:15.85 :1piEyXJQ0 ことり「……あれ? 穂乃果ちゃん、雪穂ちゃんは?」 穂乃果「ああ、そうだった! 聞いてよ! 雪穂ったら酷いんだよ!?」 凛「何かあったの?」 穂乃果「それがねーー」 「海未さーん!」タタタタ 海未「え?」 ギュッ 亜里沙「えへへ、おはようございます、海未さん」 海未「あ、亜里沙!?」 35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:21:47.85 :1piEyXJQ0 雪穂「ちょっ、待ってよ亜里沙!」 穂乃果「あー! 雪穂、なんで穂乃果と一緒に来なかったの!?」 雪穂「えー、お姉ちゃん起きるの遅かったし、絶対道に迷うじゃん」 穂乃果「う……き、今日は迷わなかったもん」 雪穂「それは海未さんとことりさんが迎えに来てくれたからでしょ?」 穂乃果「そ、そうだけど……」 雪穂「いつも二人に頼ってばっかりじゃ駄目だよ」 穂乃果「……はい」 凛「穂乃果ちゃん、お姉ちゃんなのに叱られてるね」 にこ「全く、だらしないったらありゃしないわ」 36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:22:19.48 :1piEyXJQ0 絵里「皆、お待たせ」 希「まさかウチらが最後とはね」 穂乃果「あー! 絵里ちゃんと希ちゃんおそーい!」 真姫「いつも遅れて来る人が何言ってんのよ」 雪穂「……姉がご迷惑をおかけしています」 ことり「べ、別にそんなことないよ?」 37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:22:55.92 :1piEyXJQ0 絵里「ねえ海未、その荷物は?」 海未「はぁ、普通ですが」 絵里「……今から行くのは島よ?」 海未「もちろん解っていますよ。無人島にある未開の山。ワクワクが止まりませんね!」 凛「凛はもう行かないからね」 海未「何を言っているんですか、練習メニューの一つですよ! そんな甘えた発言は許されません!」 凛「そんな!? もうあんな目にあうのは嫌だにゃ!」 にこ「あんたらいつまでも漫才やってんじゃないわ!揃ったならさっさと行くわよ!」 絵里「そうね。ほら、皆、船に乗り込んで」 絵里「楽しい合宿の始まりよ!」 38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:23:47.53 :1piEyXJQ0 ーーーー別荘 花陽「わぁ……」 ことり「凄い……」 絵里「ハラショー……」 真姫「何驚いてんのよ、さっさと中に入るわよ」 穂乃果「いやいや、だってこんなに大きいんだよ!?」 穂乃果「真姫ちゃんは驚かないの!?」 真姫「いや、私の家の別荘だし……」 真姫「さっさと入るわよ」 ギィィィィィ 39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:24:17.50 :1piEyXJQ0 凛「扉から変な音が!」 穂乃果「なんだか古いお屋敷みたい!」 亜里沙「中もすっごく大きいですね、海未さん」 海未「そうですね、まさかここまで凄いとは想像していませんでした」 にこ「……ふん、なによ、少し大きいからって」 希「まあまあ、そう言わんの。部屋の場所はもう決まっとるん?」 真姫「まだよ。適当に部屋の鍵渡すから、皆こっちに集まって」 40:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:24:49.74 :1piEyXJQ0 穂乃果「ねぇねぇ真姫ちゃん! あれないの、あれ! ジャラジャラしてる奴!」 真姫「ジャラジャラ……? ああ、もしかして鍵束のこと? 今はないわよ」 穂乃果「えー、なんでー!」 凛「そうだよ! 一度は見てみたかったのに!」 真姫「しょうがないでしょ、予備の鍵もマスターキーも今は修理に出してるんだから」 真姫「もし部屋の鍵を失くしたら、廊下で寝てもらうからね」 凛「ま、真姫ちゃんが怖いにゃ……」 41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:25:26.92 :1piEyXJQ0 絵里「鍵を貰ったら、一度部屋に行って荷物を置いてきて。その後ラウンジに集まりましょう」 真姫「そうね……にこちゃん」 にこ「なによ」 真姫「はい、部屋の鍵」 にこ「……ふん」パシッ 花陽「にこちゃん、機嫌悪いのかな?」 凛「ただ嫉妬してるだけにゃー」 にこ「そこ! 聞こえてるわよ!」 真姫「……全く。はい、次の人、早く取りにきなさいよ」 42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:26:01.39 :1piEyXJQ0 バタン 穂乃果「うわー! 見て見て雪穂、凄く広いよ! ホテルみたい!」 雪穂「もー……お姉ちゃん、恥ずかしいからあんまりはしゃがない」 穂乃果「むぅ、なんで雪穂はそんなに落ち着いていられるの?」 雪穂「いや、十分驚いてるけど。真姫さんて凄いお金持ちなんだね」 穂乃果「うん、そうなんだよ。どこにでも別荘持ってるし」 雪穂「……ていうか、お姉ちゃんの部屋隣でしょ、何くつろごうとしてんのよ」 穂乃果「あれ、そうだったっけ、あはは」 43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:26:48.55 :1piEyXJQ0 凛「花陽ちん、凄いよ! この部屋ベランダがあるよ!」 花陽「り、凛ちゃん、そんなに身を乗り出したら危ないよ」 凛「平気平気! 全部の部屋にベランダがあるから、これなら違う部屋にいても花陽ちんとお話できるね!」 花陽「うん……そうだね。えへへ、こういうのも楽しそう」 凛「……でもベランダは距離がありすぎて飛び移れそうにないね」 凛「これじゃあ花陽ちんの部屋に忍び込めないにゃー」 花陽「……危ないことはしないでね?」 凛「解ってるよー」 凛「というか、なんでこんな崖の上にお家を立てたんだろ?」 花陽「うーん……真姫ちゃんに聞いてみるとか?」 凛「そうだね、後で真姫ちゃんに聞こっと」 44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:27:45.83 :1piEyXJQ0 ことり「……海未ちゃん、その鞄には何が入ってるの?」 海未「鞄の中身ですか?水、食事、ウェットティッシュ、ごみ袋、ロープ、耳栓、アイマスク、筆記具、マスク、地図、保険証、ナイフ、帽子、服、着替え、防寒具、雨具、タオル、ヘッドランプ、軍手、携帯酸素ーー」 ことり「す、ストップ! もう解ったから!」 ことり「海未ちゃんは本当に山が好きなんだね……」 海未「はい、大好きです! 今回の山も楽しみで仕方ありません!」 ことり「え……登る……の?」 海未「もちろんです! ちゃんとスケジュールも組んであるので安心してくださいね」 ことり「あ、あはは……」 45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:28:29.30 :1piEyXJQ0 希「なあ、えりち、本当に大丈夫?」 絵里「? なんのこと?」 希「……あの事件や。皆の手前、平気そうにしとるけど、本当はかなりショックなんやろ?」 絵里「……ありがとう、でも私なら大丈夫よ」 絵里「私たちには、立ち止まってる時間なんてないんだから」 希「…………」 絵里「ほら、湿っぽい話はなしよ。今は合宿を楽しみましょう」 希「……そうやな。せっかくやし、おもいっきり羽目を外すとしよか」 絵里「その調子よ。さあ、準備も終わったし、ラウンジに向かうわよ」 絵里「……あれ?亜里沙の姿が見えないんだけど?」 希「ああ、亜里沙ちゃんならさっき、海未ちゃんの部屋に行ってきます、って出てったよ」 絵里「…………そう」 希「げ、元気だしてや」 46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:29:01.85 :1piEyXJQ0 ーーーーラウンジ 絵里「それじゃあ皆集まったみたいだし、今日の練習メニューを発表する……って言いたい所なんだけど」 穂乃果「? どうかしたの?」 絵里「今日は練習を無しにして、皆好きなだけ遊びましょう」 穂乃果「本当!?」 絵里「ええ、本当よ。ただし、明日からはハードスケジュールになるからちゃんと覚悟しておくのよ」 絵里「そういうことで、皆もいい?」 にこ「……ま、いいんじゃない」 希「たまには羽のばさんといかんしなぁ」 47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:29:39.25 :1piEyXJQ0 穂乃果「そうと決まったら泳ごう!」 穂乃果「真姫ちゃん、海にいこうよ海に!」 真姫「……今は冬よ。外で泳いだら風邪ひくに決まってるわ」 穂乃果「そ、そういえばそうだった……」 にこ「季節くらい覚えておきなさいよ!」 穂乃果「あはは、ごめんね……でも、それならなにしよう」 にこ「しょうがないわねぇ、それならにこと一緒にアイドルの極意の研究を……」 穂乃果「それはいいや」 真姫「意味わかんない」 にこ「なんでよ!?」 48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:30:15.90 :1piEyXJQ0 ことり「凛ちゃんは何をするの?」 凛「うーん、凛はねー」 海未「ことり、凛、ちょっとよろしいですか?」 ことり「よくないかなぁ」 凛「絶対に嫌だにゃ」 海未「な、何故ですか!?」 ことり「だって……ねぇ?」 凛「山登りしようって言うに決まってるもん」 海未「それの何が悪いんですか!」 凛「凛は前回それで酷い目にあってるんだよ!絶対に行かないにゃ!」 ことり「こ、ことりも……遠慮しておきたい……かな、あはは」 海未「そ、そんな……」 49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:30:42.83 :1piEyXJQ0 海未「私は……一体なんのために……」 亜里沙「海未さん」 海未「亜里沙……」 亜里沙「元気だしてください、私が一緒に登りますから!」 海未「本当ですか……?」 亜里沙「はい! 雪穂も一緒に!」 雪穂「わ、私も!?」 50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:31:22.90 :1piEyXJQ0 雪穂「待ってよ亜里沙、どうして私まで」 亜里沙「特に予定もないし、いいでしょ?」 雪穂「いや、確かに予定はないけどさ……」 海未「……亜里沙、雪穂。あなた達の熱い思い、確かに受け取りました」 雪穂「えー……勝手に受け取られても……」 海未「さあ、行きますよ! 山頂アタックです!」 亜里沙「はい!」 雪穂「そんなぁ」 絵里「……海未、ちょっといいかしら?」ニコニコ 51:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:31:56.82 :1piEyXJQ0 穂乃果「あれ、ことりちゃん、海未ちゃんは?」 ことり「えーと、絵里ちゃんにどっかに連れていかれちゃった」 花陽「絵里ちゃん、笑顔だったけどとっても怖かったね……」 凛「自業自得だにゃ!」 希「それより、何をするのか決まったの?」 穂乃果「それなんだけどさ、せっかく無人島に来たんだから探検しようよ!」 真姫「探検って、道もほとんど舗装されてないし、危ないわよ」 穂乃果「少しだけだから大丈夫だって! それとも真姫ちゃん、怖いの?」 真姫「はぁ!? 怖いわけないでしょ!」 52:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:32:25.19 :1piEyXJQ0 穂乃果「それじゃあ決まりだね!皆行くよ!」 真姫「うぇっ!?」 凛「面白そうだにゃー! 花陽ちんも行こう!」 花陽「あ、危ないことは駄目だよ……」 凛「大丈夫だよ、ほら、立って!」 花陽「だ、誰か助けてー!」 穂乃果「ほら、雪穂も」 雪穂「わ、私はいいよ」 希「じゃあうちもついていこうかな。にこっちはどうするん?」 にこ「あんた達だけじゃ不安だし、にこもいくわよ。下手に怪我されちゃあ困るからね」 53:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:33:24.09 :1piEyXJQ0 ドタドタドタ 亜里沙「皆さん、とっても元気ですね」 ことり「そうだねぇ」 雪穂「ことりさんは皆と一緒に行かないんですか?」 ことり「うーん……ちょっとゆっくりしたかったし、海未ちゃんを一人にしちゃったら可哀想かなって」 亜里沙「私がいるから大丈夫です」 ことり「……えーと」 雪穂「亜里沙……今のはちょっと」 亜里沙「え? あ、そういう意味じゃないんです。ただ、疲れているのなら海未さんのことは心配しないでってことで……」 ことり「あはは、別にいいよ」 ことり「亜里沙ちゃんは本当に海未ちゃんのことが好きなんだね」 亜里沙「そ、それは……///」 54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:33:59.75 :1piEyXJQ0 ガチャ 海未 フラッ ことり「う、海未ちゃん?」 亜里沙「どうかしたんですか?」 海未「……絵里にたくさん怒られました」 海未「私はただ山頂アタックがしたかっただけなのに……」 絵里「そんな危険なことに亜里沙を巻き込まないの」 ことり「絵里ちゃん」 55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:34:35.23 :1piEyXJQ0 絵里「全く、鞄の中にあんなに詰め込んでたなんて……ってあら、皆は?」 亜里沙「皆なら探検に行くってでて行ったよ」 絵里「そう……それじゃあ皆も遊んできなさい」 亜里沙「お姉ちゃんはどうするの?」 絵里「ちょっとやることがあるから……一緒に遊べなくてごめんね?」 亜里沙「はーい。じゃあ海未さん、行きましょう」 海未「すいません、私も少しやることがありますので」 亜里沙「むぅ……」 雪穂「じゃあ私たちも遊びに行ってきますね。亜里沙、行こう」 亜里沙「はーい、それじゃあ海未さん、また後で」 海未「はい、二人とも、気をつけてくださいね」 バタン 56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:35:08.87 :1piEyXJQ0 絵里「さて……海未、ことり、あなた達も遊んできていいのよ?」 海未「……そうやって一人でなんでもしようとするのは、絵里の悪い癖ですよ」 ことり「そうだよ、一人でやるより、皆でやった方が楽しいし、早いよ?」 絵里「……二人とも、ありがとう」 絵里「それじゃあお手伝い頼むわね」 絵里「皆が帰ってくるまでに、頑張らないと」 ーーー ーー ー 57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:35:48.01 :1piEyXJQ0 穂乃果「いやー、楽しかったね!」 真姫「……あれだけ走り回ってどうして元気でいられるのよ」 にこ「あれ~? もしかして真姫ちゃんバテちゃったの~?」 真姫「はしゃぎすぎて途中で倒れた人が何言ってんのよ」 にこ「あ、あれはちょっとつまずいて転んだだけよ!」 希「にこっちもまだまだ子供やからね」 にこ「あんただってノリノリに走り回ってたじゃないの!」 凛「……ん? なんだかいい匂いがしてきたにゃ!」 花陽「本当だ……それに、お米の匂いも……!」 58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:36:16.53 :1piEyXJQ0 ジュゥゥゥゥ 海未「おや、いいタイミングですね」 ことり「ちょっと待っててね、皆の分のご飯つけちゃうから」 希「ふふ、やっぱり皆集まったらバーベキューが一番やな」 穂乃果「あれ、でもこの準備って……」 花陽「私たちがいない間に、やってくれてたんですか?」 59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:36:50.65 :1piEyXJQ0 絵里「そんなことは気にしなくていいわよ」 穂乃果「で、でも!」 絵里「皆いつも頑張ってるんだから、そのご褒美よ」 絵里「それに、あんまり気にされるよりも、皆が笑顔で食べてくれたほうが嬉しいわ」 にこ「絵里……」 絵里「さ、焦げないうちに食べるわよ。早くしないと誰かさんに全部食べられちゃうかもね」チラッ 希「ちょ、なんでうちの方見るんや!」 絵里「なんでもないわよ、ふふ」 60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:37:39.58 :1piEyXJQ0 凛「ねぇねぇ、このお肉美味しいよ! 」モグモグ 花陽「り、凛ちゃん、あんまり早く食べすぎるのは……」 凛「大丈夫だよ、ほら花陽ちんちんももっと……あふっ!?」 花陽「り、凛ちゃん!?」 凛「ふぁ、ふぁふぅいほぉぅ」モゴモゴ 花陽「の、飲み物……飲み物を……!」 海未「凛、これを」 凛 ゴクゴク 凛「……ふはぁ……熱かったにゃぁ……」 61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:38:06.66 :1piEyXJQ0 海未「全く……いくら美味しいからといって、調子に乗っていると火傷しますよ」 凛「うう、ごめんなさい……」 海未「次からは気をつけてくださいね。はい、花陽にも飲み物を」 花陽「あ、ありがとうございます」 62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:38:45.94 :1piEyXJQ0 ことり「あれ、真姫ちゃんどうしたの?」 真姫「……別に、ちょっと休憩よ」 にこ「とかなんとかいって、本当は輪の中に入りにくいんでしょ?」 真姫「なにしに来たのよ」 にこ「可愛い後輩の様子が気になって見に来てあげたのよ」 真姫「…………」 にこ「ほら、あんたの分よ」 真姫「え?」 にこ「せっかくの皆での食事なんだから、そんなしかめっ面してんじゃないわよ」 真姫「……ありがとう」 にこ「ふふっ」 真姫「な、なによ!」 にこ「素直にお礼言うなんて、可愛い所もあるじゃない」 真姫「…………意味わかんない」ボソッ 63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:39:12.85 :1piEyXJQ0 絵里「…………」 希「何黄昏とるん?」 絵里「……こうやって皆で楽しく過ごすなんて、μ'sに入る前には考えられなかった、なんてね」 希「今日のえりち、なんだか感慨に耽ってばっかりとちゃう?」 絵里「……そうね。あんまりにも楽しいから、この時間が終わって欲しくないって思っちゃうの」 絵里「皆で過ごせる時間は、もうそんなに長くないんだから……」 希「…………」 64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:40:38.88 :1piEyXJQ0 ガシッ 絵里「えっ?」 希「そ~れわしわしわしぃ!」 絵里「なっ!? ちょ、やめっ!」 希「楽しいバーベキュー中に悲しい顔をしてる悪い子はお仕置きやで!」 絵里「……やっ……っぁ……はぁ……はぁ……」 絵里「……もう、いきなりやられたらびっくりするでしょ」 希「あはは、堪忍な」 希「でも、ちょっとは元気でたやろ?」 絵里「……ええ、そうね。いつもありがとう」 65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:41:17.31 :1piEyXJQ0 穂乃果「いやー、食べた食べた、ことりちゃん、デザート!」 雪穂「お姉ちゃんまだ食べる気なの?」 穂乃果「デザートは別腹っていうからね」 ことり「はーい、今用意するね」コトン 花陽「これは……ショートケーキ?」 ことり「うん……皆がチーズケーキは却下っていうから……」 海未「…………」 真姫「…………」 絵里「…………」 亜里沙「????」 66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:41:55.25 :1piEyXJQ0 花陽「で、でも、ことりちゃんのケーキは美味しいから、とっても楽しみです」 ことり「……えへへ、ありがとう、花陽ちゃん」 ことり「美味しく食べてね?」 花陽「はい!」 トメーラレナイコドークナヘブン 花陽「あ、すみません、メールが……」パカッ 花陽「…………え?」 67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 01:42:41.71 :1piEyXJQ0 From:Unknown Subject:一人目 本文 小泉花陽は死ぬ 70:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/15(日) 05:24:43.69 :AQrfT0+fo おつ 楽しい合宿でしたね・・・ 75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:04:15.64 :n8g14nly0 花陽「ひっ……!?」 ことり「花陽ちゃん? どうしたの?」 花陽「あ……あ……」 希「メールがどうかしたん?」 花陽「ど、どうして……」 にこ「あーもう焦れったいわね! 見せなさいよ!」 バシッ にこ「どうせ新種のお米が出たとかそんなんーー」 にこ「…………なによ、これ」 76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:04:52.38 :n8g14nly0 海未「にこ? 何が書いてあったのですか?」 にこ「…………これよ」 コトッ 絵里「これは……!」 ことり「…………っ」 穂乃果「あの時の……」 希「予告メール……やな」 78:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:05:57.54 :n8g14nly0 凛「大変だよ……花陽ちんが死んじゃう!」 花陽「ひっ!?」 にこ「落ち着きなさい! こんなの悪戯に決まってるでしょ!」 凛「どうしてこれが悪戯だって思うの!? 花陽ちんが危ないんだよ!?」 にこ「どうみたって悪戯じゃない! 殺人予告? 馬鹿馬鹿しい」 凛「あの時もそんなこと言ってたけど、実際に起きたよね!?」 79:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:06:45.83 :n8g14nly0 雪穂「あの……海未さん」 海未「どうかしましたか?」 雪穂「えっと、皆さんどうしてこんなに重たい表情をしているんですか?」 雪穂「その、内容は確かに危ないですけど、ありきたりな嫌がらせメールだと思うんですが」 海未「……この間、音ノ木坂でアルパカが死んだという事件は知っていますか?」 雪穂「はい……お姉ちゃんもそのせいで落ち込んでいましたし」 海未「その時、同じように花陽の携帯にアルパカの殺害予告が届いたんですよ」 雪穂「そうだったんですか……」 80:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:07:17.98 :n8g14nly0 凛「いつもそうだよ! にこちゃんは自分勝手で!」 にこ「何が自分勝手よ! つまらないことに構ってる暇はにこ達にはないって言ってるだけでしょ!」 絵里「にこ、凛、二人ともやめなさい」 希「そうそう、ここで二人が喧嘩したら、このメールを送った犯人の思う壺やで」 穂乃果「思う壺……って、どういうこと?」 82:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:08:38.62 :n8g14nly0 絵里「このメールは、花陽、もしくはμ's全員に対する嫌がらせだと思うわ」 絵里「皆を暗い気持ちにさせて、練習意欲を削ぐ……みたいなね」 凛「で、でも、アルパカは本当に死んじゃったんだよ?」 絵里「……アルパカと人を殺すのには、大きな壁があるわ。そう簡単に人なんて殺せるものじゃない」 凛「それは……そうだけど」 凛「けど、おかしいよ! どうして皆そんなに平気そうな顔をしていられるの!?」 花陽「…………っ」ブルブル 83:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:09:37.59 :n8g14nly0 穂乃果「そうだよ、皆で花陽ちゃんを守らないと!」 海未「……やめなさい、穂乃果」 穂乃果「海未ちゃん?」 海未「いいですか、これが悪戯メールだっていう確証があるんですよ」 穂乃果「え?」 ことり「そうなの……?」 海未「はい。穂乃果、貴女は今何処にいるんですか?」 穂乃果「えっと……真姫ちゃんの別荘かな」 海未「真姫の別荘は何処にあるんですか?」 穂乃果「無人島……だけど、それがどうかしたの?」 84:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:10:13.21 :n8g14nly0 海未「いいですか、無人島ということは、この島にいるのは私たちだけということです」 海未「そうですよね、真姫」 真姫「そうね、管理人さんも、お手伝いさんも、整備士の人も、今はこの島にはいないわ」 海未「ありがとうございます、真姫」 海未「いいですか、つまり、このメールを送った人はこの島にはいないということになるんですよ」 亜里沙「なるほど……」 ことり「そっかぁ……それなら安心だね」 穂乃果「でも……もし、もしも私ーー」 海未「穂乃果ッ!」 穂乃果「っ!?」 85:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:10:45.23 :n8g14nly0 海未「……犯人はここにはいません、解りましたか?」 穂乃果「…………うん」 海未「今日の所は、もうお開きにしましょう。明日は朝から練習がありますから、早目に休んでください」 凛「待ってよ! まだ話は!」 花陽「凛ちゃん……大丈夫だから」 凛「でもっ!」 花陽「凛ちゃん」 凛「っ……」 86:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:11:31.28 :n8g14nly0 絵里「……皆を送っていくわ。海未、片付けお願いね」 海未「了解です」 穂乃果「穂乃果も手伝うよ」 ことり「ことりもやるね」 亜里沙「亜里沙もやーー」 絵里「行くわよ、亜里沙」ギュッ 亜里沙「ああっ~」ズルズル スタスタスタ 87:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:12:01.20 :n8g14nly0 海未「……穂乃果、先程は怒鳴りつけて申し訳ありませんでした」 穂乃果「……どうかしたの?」 海未「……穂乃果は、私たちの誰かが犯人なら、って言おうとしたんですよね?」 穂乃果「うん……あのメールを送ったのが私たちの誰かなら……」 海未「アルパカと同じように、花陽を殺すと?」 穂乃果「っ……!」 88:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:12:42.46 :n8g14nly0 穂乃果「そ、それは……」 ことり「…………」 海未「……少し、意地悪でしたね。皆、誰かが花陽を殺すなんて考えてはいませんよ」 海未「問題なのは、メールを送ったのが私たちの誰かだとすると、μ's内の関係がとても悪くなることです」 海未「もちろん、私はμ'sの誰かが花陽にそんなメールを送ったとは思っていません。皆もそうでしょう」 海未「ですが、それを口に出してしまうと、花陽の不安が増幅します」 ことり「だからあの時怒鳴ったの?」 海未「……はい。皆を不安にさせないためとはいえ、申し訳ありませんでした」 穂乃果「ううん、穂乃果こそ、なんにも考えてなかったんだね……止めてくれてありがとう、海未ちゃん」 89:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:13:20.81 :n8g14nly0 穂乃果「さあ、それじゃあ早く片付けて皆でトランプやろうよ!」 海未「駄目です! 明日は朝から練習だと言ったでしょう!」 穂乃果「えー、せっかく別荘に来てるのにただ寝るだけなんてつまんないよ!」 ことり「そうだよ、皆で遊んだらとっても楽しいと思うな」 海未「…………夜間登山というものがありましてね」 穂乃果「ことりちゃん、明日は練習だから早く寝ないと!」 ことり「そうだね、穂乃果ちゃん! 練習が一番大事だもんね!」 海未「…………はぁ」 90:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:14:13.47 :n8g14nly0 ガチャ 凛「……花陽ちん、本当に大丈夫なの?」 花陽「へ、平気だよ……このメールを送った人は、この島にいないんだもん」 凛「…………」 花陽「えへへ、だから安心して? 明日は頑張って一緒に練習しよ?」 凛「……うん! 絶対、絶対だからね!」 花陽「うん、絶対だよ……お休み、凛ちゃん」ニコッ パタン 91:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:14:51.12 :n8g14nly0 ーーーー絵里の部屋 コンコン 絵里「……? 誰?」 穂乃果『絵里ちゃーん、開けてー!』 絵里「穂乃果……待ってて、今開けるわ」 ガチャ 穂乃果「えへへ、お邪魔しまーす!」 海未「失礼します、絵里」 ことり「あれ、希ちゃんもいるの?」 希「いろいろ打ち合わせがあってなぁ」 92:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:15:19.28 :n8g14nly0 絵里「どうかしたの?」 海未「明日の練習のことで少しだけ確認をしようと思いまして」 絵里「わかったわ、話してもらえるかしら?」 海未「はい、まず、走り込みについてなんですが……」 穂乃果「ねぇねぇ、希ちゃん、これなーに?」 希「ん? ああ、これは皆の部屋の配置図や」 穂乃果「……見てもいい?」 希「ええよ、あんまり汚さないようにな」 93:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:16:33.12 :n8g14nly0 部屋配置図 3F |希|絵里|亜里沙|真姫|にこ| 2F |花陽|凛|ことり|海未|穂乃果|雪穂| 94:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:17:09.65 :n8g14nly0 穂乃果「希ちゃん達、途中でいなくなったと思ってたら三階にいたんだ!」 希「なんで気づかなかったんや……」 ことり「穂乃果ちゃん……建物の中楽しそうに見てたもんね」 海未「お待たせしてすいません。穂乃果、ことり、行きますよ」 穂乃果「あ、はーい」 穂乃果「絵里ちゃん、希ちゃん、また明日ね!」 ことり「お休みなさーい」 絵里「お休みなさい」 希「気をつけて戻るんやでー」 95:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:17:49.92 :n8g14nly0 ビュォォォォォォ 真姫「…………っ」ブルブル 真姫「…………全く、なにしてんのよ」ボソッ ガチャン 真姫「!」 にこ「ふぅ……いいお湯だったわ」 にこ「あれ、真姫ちゃんも夜風にあたってるの?」 真姫「……そうよ、何か文句あるの?」 にこ「文句なんてないわよ」 96:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:18:17.89 :n8g14nly0 にこ「それにしても、違う部屋からテラスで会話できるなんて、やっぱりお金持ちは凄いわね」 真姫「……嫌味?」 にこ「違うわよ、ただそう思っただけ」 真姫「…………」 にこ「花陽のことが心配なの?」 真姫「……別に、あんなの、誰がどう見ても悪戯じゃない」 にこ「解ってるけど、納得できてないって感じね」 真姫「っ……」 97:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:19:02.63 :n8g14nly0 にこ「はぁ……いいわよ、無理しなくて」 にこ「あんたはまだ一年生なんだから、感情のコントロールなんてそう簡単にできるものじゃないわ。そういうのはにこたちに任せて、思う存分心配してあげなさい」 真姫「なによ……大人ぶって。にこちゃんだって子供じゃない」 にこ「それでも年上にはかわりないわよ」 真姫「…………」 にこ「全く……もう少し素直になったほうがいいんじゃないの?」 にこ「そういう生き方、疲れるでしょ」 真姫「……余計なお世話よ」 にこ「ま、そうね。でも、もし困ったり、不安になったりした時にはちゃんと言いなさいよ」 にこ「そういう時は、にこが助けてあげるから」 真姫「……意味わかんない」 98:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:19:31.77 :n8g14nly0 にこ「あーやめやめ、こんなの皆のアイドルにこにーのキャラじゃないわ」 にこ「真姫ちゃんもおねむのようだし、にこもそろそろ寝るわ」 真姫「わ、私は別に……こんな時間に寝るなんて子供じゃないんだから」 にこ「夜更かしはお肌の敵よ、あんたも早く寝なさいよね」 にこ「それじゃあお休み、真姫ちゃん」 ガチャン 真姫「…………」 真姫「……ありがとう」 真姫「お休みなさい、にこちゃん」 99:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:20:15.76 :n8g14nly0 花陽(怖くない……怖くない……だって犯人はここにはいないんだもん) 花陽(メールは絶対に悪戯だよ……有名なスクールアイドルにはそういうことだってあるらしいし) 花陽(でも、それなら……アルパカは……) 花陽(違う、駄目なのに……悪戯だって解ってるのに……怖い、怖いよ) 花陽(どうして……どうしてこんなことに……嫌だよ……) 花陽(震えが止まらない……全然眠れないよ……) 花陽(誰か……誰か助けて……!) ーーー ーー ー 100:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:21:13.28 :n8g14nly0 ーーーー朝 コンコン 海未「穂乃果、早く起きないと練習に遅れますよ」 ことり「ふわぁ……海未ちゃん、まだ練習まで一時間もあるよ」 海未「駄目です、そんなことを言っていたら、練習時間になっても起きられません」 ガチャ 雪穂「まだお姉ちゃん起きてないんですか? 怠惰な姉ですいません……」 海未「…………」 ことり「…………」 雪穂「あ、あれ……? あ、そういえば挨拶していませんでしたね、おはようございます」 海未「……はい、おはようございます」 ことり「お、おはよう……」 雪穂「あの……二人とも、どうかしたんですか?」 海未「えーと……雪穂」 雪穂「は、はい」 海未「服が裏表逆ですよ」 雪穂「え……?」 雪穂「うわ!? し、失礼します!」 パタン 101:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:21:43.84 :n8g14nly0 海未「…………ふふ、似たもの同士ですね」 ことり「そうだね、正反対に見えるけど、やっぱり姉妹なんだね」 ガチャ 穂乃果「おはよう、二人とも!」 海未「おはようございます、穂乃果」 ことり「おはよう、穂乃果ちゃん」 穂乃果「全く、こんな早く起こすなんて海未ちゃんの意地悪」 海未「起きていて当然の時間ですよ」 102:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:22:33.78 :n8g14nly0 海未「おや、凛と花陽もまだ起きてきていないようですね、起こすとしましょうか」スタスタスタ ことり「もう少しくらい寝かせてあげてもいいんじゃないかな?」 海未「駄目です」 穂乃果「海未ちゃんが厳しいよぅ……」 コンコン 海未「凛、起きていますか?」 凛『……うーん、まだ眠いにゃー』 海未「もうすぐ練習が始まりますよ、早く起きてください」 凛『……まだ一時間もあるにゃ、もう一度寝ーー』 海未「二度寝したら練習メニューを倍にしますよ」 凛『す、すぐに起きるね!』 ガタゴト 103:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:23:18.16 :n8g14nly0 穂乃果「うわぁ……」 ことり「凛ちゃん……可哀想」 海未「馬鹿なこと言っていないで、花陽を起こしますよ」 海未「花陽は真面目ですから、きっともう起きていると思います」 コンコン 海未「花陽、起きていますか?」 海未「…………」 穂乃果「返事……ないね」 ことり「まだ寝てるのかな?」 海未「ふむ……」ガチャ 海未「え……?」 穂乃果「開い……た?」 104:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:24:53.87 :n8g14nly0 ことり「鍵、かけ忘れちゃったのかな?」 海未「…………」 キィ 海未「花陽、入りますよ」 穂乃果「花陽ちゃんおはよう!」 ことり「お邪魔しまーす」 海未「暗いですね……電気をつけましよう」パチッ 穂乃果「ん? あそこで寝てるのって花陽ちゃ……え?」 ことり「ひっ!?」 海未「そんな……!?」 105:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:25:51.31 :n8g14nly0 そこにあったのは、身体中を血塗れにして横たわる、見るも無惨な花陽の姿であった。 106:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/22(日) 01:26:23.68 :Vo/V1mQMO oh… 116:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:10:09.26 :W3rYTeBh0 ことり「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」 穂乃果「な、なんで……」 ドタドタドタ 絵里「どうしたの!?」 希「凄い悲鳴やったけど、大丈夫?」 海未「絵里……希……」 穂乃果「あ、あれ……」 絵里「……っ!?」 希「……嘘やろ」 117:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:10:55.40 :W3rYTeBh0 真姫「朝からあんまり騒がないでよ」 にこ「あれ~? もしかして真姫ちゃん、まだおねむなの?」 真姫「べ、別にそんなんじゃないわよ!」 亜里沙「お姉ちゃん、何かあったの?」 絵里「来ちゃ駄目!」 希「皆、すぐに部屋に戻るんや!」 にこ「はぁ? なにいってんのよ。もしかして花陽がおねしょでもしちゃったの? 全く、仕方ないわ……え?」 亜里沙「あ、あれって……」 真姫「か……よ……?」 118:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:11:55.08 :W3rYTeBh0 雪穂「あ……あ……」 絵里「皆すぐに部屋からでなさい!」 海未「っ……穂乃果、ことり、外へ」 ことり「…………」フラッ 海未「ことり!」ダキッ 穂乃果「……嘘、だよ」 絵里「三人とも早くーー」 コトン 凛「かよ……ちん?」 119:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:12:25.87 :W3rYTeBh0 絵里「……凛」 凛「あ、あはは……かよちんってば、そんなところで寝たら風邪ひいちゃうよ」 凛「全く、かよちんはドジっこなんだから……」フラフラ 凛「ほら、早く起きて。皆待ってるよ」ユサユサ 凛「…………ねぇ」 凛「早く……目を開けてよ……かよちん」ポロポロ 120:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:12:58.20 :W3rYTeBh0 凛「……冬なのに、こんなところで、寝るから……体もこんなに……っ……冷たく……なって……」 凛「床も……真っ赤にしちゃって……こんなに汚したら……真姫ちゃんに怒られちゃうよ……」 凛「早く……起きてよ……今なら……っ……冗談でと……許してあげるから……」 凛「昨日……一緒に練習するって……約束したのに……こんな……こんなのっ……」 海未「……凛」 121:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:13:39.85 :W3rYTeBh0 凛「ねぇ、海未ちゃん……どうしてかよちんは死んじゃったの?」 海未「え……?」 凛「海未ちゃん……言ったよね……これは悪戯だって……犯人はいないって……」 海未「…………っ」 凛「かよちんは……それを……っ……信じて……皆に、心配かけないように……無理やり笑って……」 凛「凛が……もっとしっかりしてたら……こんな……ことには……っ」 凛「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんんん」ボロボロ ーーー ーー ー 122:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:15:25.09 :W3rYTeBh0 ーーーー食堂 絵里「凛の様子はどうだった?」 希「凄い落ち込んどる。まあ、当然といえば当然やけどな……」 希「今、にこっちが頑張って励ましとるわ」 絵里「…………そう」 絵里「海未、辛かったら貴女も休んでいいのよ」 海未「……大丈夫です」 絵里「……解ったわ」 絵里「それじゃ、この後どうするのか話しましょう」 123:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:16:09.80 :W3rYTeBh0 穂乃果「絵里ちゃん……花陽ちゃんが……ああなったばかりなんだよ……? どうしてそんなに冷静でいられるの……?」 穂乃果「それに、こういうのは4人だけじゃなくて、皆で話した方が……」 絵里「……私だって好きでこんな話をしているんじゃないわよ」 海未「次の犯行の可能性……ですよね」 絵里「ええ、そうよ」 穂乃果「……どういうこと?」 124:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:16:45.90 :W3rYTeBh0 海未「……あのメールの予告通り、花陽は殺されました」 海未「つまり、この無人島には、まだ明確な殺意を持った殺人者がいるということなんです」 穂乃果「……っ!」 希「メールの要件には『一人目』って書いてあったし……な」 穂乃果「そんな……」 絵里「……だから、私たちは悲しんでる場合じゃないの」 絵里「なんとしてでも、皆を守らないと」 125:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:17:51.89 :W3rYTeBh0 海未「……穂乃果」 穂乃果「……何?」 海未「すいませんが、ことりや雪穂の側にいてあげてくれませんか?」 海未「あの子達も……とても落ち込んでいるでしょうから」 穂乃果「で、でも……」 海未「こちらは大丈夫ですから、安心してください」 穂乃果「……うん」 穂乃果「それじゃあ、また後でね」 バタン 126:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:18:36.95 :W3rYTeBh0 海未「…………」 海未「絵里、希」 絵里「何?」 希「どうしたん?」 海未「単刀直入に聞きます」 海未「犯人は、私たちの中にいると思いますか?」 127:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:19:25.91 :W3rYTeBh0 絵里「…………」 希「…………」 海未「真姫の言葉通りなら、ここには私たち以外誰もいませんから」 絵里「……そうね、私もそう考えてるわ」 希「信じたくないけど……ね」 128:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:21:03.40 :W3rYTeBh0 絵里「でも、犯人探しは後よ。これ以上被害を出さないためにも、どうするか考えないと」 希「さっきから考えとるけど、どうにもなぁ……海未ちゃんは何かある?」 海未「……私は迎えが来るまでは、自室でおとなしくしていた方がいいと思います」 海未「不用意に廊下を出歩かず、鍵をかけておけば安全ではないかと」 希「でも、それだとご飯はどうするの?」 海未「……ご飯は時間を決めておいて、皆でその時刻に廊下に出ることにすればいいかんじゃないでしょうか」 海未「もしそれが怖いのであれば、私が全員を迎えに行きます」 129:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:22:44.37 :W3rYTeBh0 絵里「そこまでする必要はないわ。その時は私たちが迎えに行くから」 海未「ですがーー」 絵里「海未、花陽が死んだのは貴女のせいじゃないわよ」 海未「……っ!」 絵里「少し気負いすぎよ、休んだ方がいいわ」 海未「……申し訳ありません」 絵里「別にいいわよ、海未がしっかりしてくれているおかげで、私たちも助かってるんだし」 希「そうそう、たまには三年生にもええ格好させてもらわへんと」 海未「……それでは、お二人に任せるのは心苦しいですが、私も一度ーー」 「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 海未「っ! 今のは!?」 絵里「悲鳴……?」 希「二人とも、行くよ!」 130:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:23:35.49 :W3rYTeBh0 ーーーー少し前 凛「えぐっ……かよちん……なんで……」 にこ「……凛、辛いのはわかるけど、元気だしなさい」 凛「……無理だよ……凛には……かよちんがいないと……」 真姫「…………」 にこ「…………」 凛「一緒にやりたいこと……いっぱいあったのに……どうして……」 131:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:24:21.41 :W3rYTeBh0 凛「凛が……凛があの時、もっと頑張ってたら……」 凛「皆を、説得できていたら……」 凛「ごめん……ごめんね……かよちん」 凛「凛が……不甲斐ないせいで……」 凛「皆なんて無視して、凛がずっと側にいてあげればよかったんだよ……」 凛「そうすれば……かよちんは……」 チイサーナシーグナルリンリンリンガベール 凛「……誰?」パカッ 凛「ひっ!?」 132:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:25:35.59 :W3rYTeBh0 From:Unknown Subject:二人目 本文 星空凛は死ぬ 133:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:26:39.19 :W3rYTeBh0 凛「いやぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」 にこ「っ!? どうしたの!?」 凛「あっ……あっ……!」 真姫「携帯……? まさか!?」 にこ「見せなさい!」バシッ にこ「……そんな」 真姫「……まだ、続くの?」 134:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:27:15.33 :W3rYTeBh0 凛「出てって……」 真姫「凛……?」 凛「早く出てってよ……」 真姫「り、凛、落ち着きなさーー」 凛「もう無理なの! 凛には誰も信用できないの!」 凛「お願いだから早くどっかに行ってよ!」 真姫「…………っ」 135:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:27:45.23 :W3rYTeBh0 凛「早く!」グイッ にこ「や、やめなさっ」 真姫「っ……お願い、凛、話をーー」 凛「出てって!!」 バタン ガチャン 真姫「……凛」 にこ「…………」 136:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:28:18.66 :W3rYTeBh0 タタタタタタタタタタ 海未「にこ! 真姫!」 真姫「……海未」 絵里「一体何があったの?」 にこ「………凛に、予告メールが届いたわ」 希「なっ!?」 真姫「……そして、もう誰も信用できないって、追い出されたわ」 海未「…………っ」 137:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:29:26.45 :W3rYTeBh0 海未「凛! 開けてください!」ドンドンドン 絵里「海未、やめなさい」 海未「で、ですが!」 絵里「今は……そっとしておきましょう」 絵里「時間が必要だわ」 海未「で、ですが……」 絵里「海未も言っていた通り、ずっと部屋の中にいれば殺されないはずよ」 海未「…………」 138:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:30:01.98 :W3rYTeBh0 絵里「凛、聞こえてるわね」 絵里「お昼の時間に迎えに来るから、それまでは絶対に外に出ちゃ駄目よ」 絵里「例え、誰が来たとしても」 希「えりち……」 絵里「……それじゃあ、皆は部屋で休んでてもらえる?」 絵里「これ以上、凛を刺激するのはよくないわ」 にこ「……そうね、行くわよ、真姫ちゃん」 真姫「……うん」 139:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:30:30.88 :W3rYTeBh0 海未「……それでは、私も失礼します」ペコッ 絵里「ええ、ゆっくり休みなさいよ」 希「さっきの話を、うちらが皆にしとくから安心しといてや」 スタスタスタ 絵里「…………」 絵里「希、この後、付き合ってもらってもいいかしら?」 希「……ええよ、えりちの部屋でええんか?」 絵里「うん」 140:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:31:32.09 :W3rYTeBh0 凛(どうして……こんなことになっちゃったの……) 凛(今まで、かよちんと……皆と一緒にいられて、楽しかったのに……) 凛(やっぱり、μ'sになんて……入るべきじゃなかったんだよ……そうしておけば、かよちんは死ななくてすんだんだもん……) 凛(ごめんね、かよちん……全部凛が悪いの) 凛(反省……してるから……もう一度……凛の前で……) ーーー ーー ー 141:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:32:20.36 :W3rYTeBh0 ーーーー絵里の部屋 希「それで、要件はなんなん?」 絵里「……花陽の事件についてよ」 希「……犯人が、解ったと?」 絵里「そこまでじゃないわ。ただ、怪しい人物がいるの」 希「……誰?」 絵里「海未よ」 142:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:33:08.58 :W3rYTeBh0 絵里「あの部屋は鍵が開いていたけど、寝る前に花陽が鍵を掛け忘れることなんてあり得ない」 絵里「しかも、あの部屋は荒らされた様子もなく、綺麗なままだった」 絵里「つまり、扉を無理やり壊したという線はない」 絵里「それじゃあ犯人はどこから侵入したのか、それは窓よ」 絵里「でも、ベランダは距離がありすぎて渡ることは不可能。それならどうするか」 絵里「私が海未の説教をした時、鞄の中を見せてもらったの」 絵里「その時、海未の鞄の中に見つけたのよ」 絵里「 長い長い……ロープをね」 143:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:33:48.82 :W3rYTeBh0 希「つまり、海未ちゃんがロープを使ってベランダに行き、花陽ちゃんの部屋に侵入した……と?」 絵里「……恐らくは」 希「……えりち、少し休んだ方がええで」 絵里「え……?」 希「えりちも、花陽ちゃんの死で動揺しとるんや。いつものえりちなら、こんなことは言わへん」 絵里「ど、どういうことよ?」 144:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:34:44.11 :W3rYTeBh0 希「ロープなんて向こう側に引っ掛けんと伝うことなんてできん」 希「つまり、相手の部屋にいって最初からベランダを繋げておく必要があるんや」 希「しかも、そんなの誰かがベランダに出た時点で気づかれる。こんなのまず不可能や」 希「まあ、もしも方法があるとしたら、ロープを垂らして、下の階に行くことや」 希「ただ、部屋の配置図見ればわかるように、そんなのできるのは、うちしかおらん」 絵里「の、希は!」 希「ああ、もちろん解っとる。別にうちのこと疑ってるわけやないんやろ」 希「それに、このトリックにはまだ欠点があるしね」 145:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/06/29(日) 02:35:16.61 :W3rYTeBh0 絵里「欠点……?」 希「自分で言ったやん、部屋は綺麗なままやったって」 希「ベランダなんて渡っても、窓を壊さないと部屋の中に入れないんとちゃうか?」 絵里「……っ」 希「探偵の真似事もええけどな、疑われる子の気持ちも忘れたらんといて」 希「うちらが一番年上なんや。うちらがしっかりしとらんと、取り返しのつかへんことになるよ」 絵里「ごめん……」 希「謝るなら海未ちゃんに……やで。お昼までまだ三時間くらいあるし、ゆっくり休もう」 絵里「そうね……ありがとう、希」 読む →
2026年10月12日 19:00 【咲ーSaki-】照「舐めプ?」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆jBL8Qe1.Ns:2014/10/13(月) 09:55:41.65 :FoUEtx8Q0 闘牌シーンありですが、大分適当なので、同じ牌が五枚あるとか12翻で数えだったりとかついてるはずの役が抜けてたりとか本場分の点数入ってないとか、酷いのは少牌多牌まであるかもしれません、てゆうかさっき見直したらあったのでまだどっか抜けてると思われます。申し訳ありませんが、気づいてしまわれた方は各自の脳内で適切な形への修正補完をしていただきますようお願い申し上げます。 2: ◆jBL8Qe1.Ns:2014/10/13(月) 09:57:37.52 :FoUEtx8Q0 菫「ああ、そうだ。龍門淵の敗因は、飛ばせる手をわざと手を下げて風越を0点ピッタリにしたことにある」 尭深「最後の振り込み…大明槓も、万が一ということはその前の和了りから想定できたはず。もはや舐めプとしか言えません」 照「そう…咲様の卓でそんな無謀なことを…しかし、見込みはあるな、天江衣」 菫「(なんかおかしい単語が聞こえたが)まあ、負けたとはいえ実力は示されている。見どころはあるだろうな」 淡「そもそも、ワンマンチームでエースを大将に置くってのが舐めプだよねー」 誠子「ああ、卓上のみならず卓外でも舐めプをするなんて、心底相手をなめてるのが伝わってくるな」 照「私たちも、ベストメンバーじゃなくて部内でリーグ戦やって勝ち抜いたチームが出るとか完全に舐めプ。負けてない」 菫「他校からはそう見えるかもな…しかし、リーグ戦で培われた絆は必ず本番で生きる。そうして戦い抜いたチームがベストメンバー以上の結果を残すのは白糸台の歴史が示している」 尭深「はい。決して相手をなめているわけではないです」 照「え?」 菫「ん?」 照「さっきから微妙に話がかみ合わない。大事なことだから確認しよう」 菫「そうだな、確認が必要な事案だ」 照・菫「舐めプは正義(絶対悪)だよね(な)?」 照「…」ヤレヤレ 菫「…」アタマカカエル 淡「スミレ…なに、言ってんの…?頭打った?変なもの食べた?ねえ、冗談だって言ってよスミレ!」カオマッサオ 菫「お前もか大星…」 読む →
2026年10月12日 18:00 【安価】女勇者「魔王の呪いで女になってしまった」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 15:48:51.39 :8ehZ+tgEo 僧侶「勇者さん可愛いですー!」 盗賊「ほぉ、あの正統派イケメンの勇者がこんな可憐な美少女になるとはねぇ」 女勇者「クソ、身体能力も相当下がってるようだな。魔法は問題なく使えそうだが、これでは剣で直接魔物と闘りあうのは……」 戦士「今闘ったら俺の方が強かったりしてな! がはは!」バシッ! 女勇者「うわっ!?」グラッ 戦士「あ、わ、悪い! ついいつものノリで……!」 僧侶「もう、戦士さん気をつけてくださいね! 今の勇者さんは女の子なんですから!」 女勇者「屈辱だ……」 僧侶「すみません……どうやら相当強力な呪いみたいで、私の浄化魔法ではどうにも……」 女勇者「まあ仕方ないさ、魔王の呪いだからな。しかし、どうしたものか……」 盗賊「別にいいんじゃねえかこのまんまで。もったいねぇだろ、せっかくこんないい乳してるんだし」スッ 女勇者「も、揉もうとするな!」バシッ! 盗賊「なんだよ、別にいいだろ中身は男なんだから」 僧侶「盗賊さん! そういう破廉恥なのはよくないと思います!」 盗賊「へーへー。真面目ちゃんばっかだなぁこのパーティは」 僧侶「勇者のパーティなんだから当然です!」 2: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 15:50:53.48 :8ehZ+tgEo 戦士「とりあえず、大きな教会か病院のある街へ急ごうぜ。もしかしたら呪いを解いてくれるかも知れねぇし」 女勇者「まあ、それが妥当だよな」 戦士「しばらくは俺が勇者の分まで頑張るしかねぇか。お前も気張れよ、男なんだから」 盗賊「俺はそういうの性に合わねえの」 僧侶「私もできる限りみなさんをサポートします!」 女勇者「俺も、魔法を使えば足手まといにはならないはずだから」 僧侶「勇者さん、無理はしないでくださいね? 前の体とは勝手が違うんですから」 女勇者「ああ、分かってる」 女勇者(でも、問題は女体化だけじゃないんだよな……) 女勇者(女体化の他にもう一つ、魔王には別の呪いをかけられてしまったからな……) その呪いとは? >>4 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 15:53:20.89 :es2AUBj2O 女にしか欲情しない 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 16:14:53.37 :U2dE3M/ZO これまでは男にも欲情してたのか…? 6: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 16:21:50.42 :8ehZ+tgEo 女勇者(女にしか欲情しない呪い……いやまあ、俺は男なんだから普通といえばそうなんだが) 僧侶「急に女の子になっちゃって戸惑うあると思いますけど、困ったことがあったら何でも私に相談してくださいね!」ギュッ 女勇者「っ……あ、ああ」ドキッ 僧侶「力になりますから。同じ女として!」 女勇者「いや、俺は男だから」 僧侶「ふふ、そうでしたね。でも、本当に何かあったら私を頼ってくださいね? いつも助けてもらってばかりですから」 女勇者「分かった……ありがと」 僧侶「~~♪」 女勇者(なんだか僧侶のやつ、いつもより俺と話すの楽しそうだな……やっぱり、男三人に女一人で若干の居心地の悪さでもあったのか) 女勇者(……僧侶、こんなに可愛かったか?) 女勇者「……!」ブンブン! 女勇者(落ち着け俺! なんで女になったのに前より僧侶のことを意識してるんだ、おかしいだろ!) 女勇者(まあ、女になったせいであのむさ苦しい男どもを意識してしまう、なんてことにならなかったのは本当によかったが) 盗賊「アイツなんか失礼なこと考えてねぇか?」 戦士「気のせいだろ」 7: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 16:22:48.87 :8ehZ+tgEo 女勇者(しかし、女にしか欲情しない、か……) 女勇者「……」タユンッ 女勇者(でかい……僧侶も大きいほうだろうが、おそらくそれよりもでかい)ゴクリ 女勇者(すごく、不思議な感じだ。これが本当に俺の胸についてるんだからな。ていうか、これが俺の胸……) 女勇者(どんな、感じなんだろうな? いや、女の胸がどうこうという一般的な話ではなく、今この俺の体はどうなっているのかという意味で) 女勇者(魔王にかけられた呪いなわけだし、何か副作用のようなものが隠されているかもしれない) 女勇者(……自分のなんだから、触っても、別に問題はないよな?) 僧侶「勇者さん?」 女勇者「!? な、なんだ?」 僧侶「いえ、なんだか俯いていたようですから……やっぱり、辛いですよね、いきなり性別が変わっちゃうなんて」 女勇者「あ、案外そうでもないぞ」 僧侶「何か困ったことがあったら何でも相談してくださいね!」 女勇者「いや、もうそれは分かったから……ありがとう」 それからどうなった? >>9 1.何事もなく夜に 野宿 2.何かを発見(街、人、敵、アイテム、イベント、スポット、その他) 3.ハプニング発生!(何が起こった? 敵と遭遇、周りやパーティに何らかの異変が起こるなど) 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 16:23:45.82 :aSe8+12RO 2小さな集落を見つける 10: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 16:49:02.58 :8ehZ+tgEo 農夫「よっと!」ザクッ! 戦士「おお、こんなところに村が」 盗賊「なんかこじんまりとしたとこだな。お前なら走って村一周できるんじゃねえか」 戦士「よし、一汗かくか!」 女勇者「それは後にしとけ。すみません」 農夫「おお、もしかして旅の方々ですかな? 珍しい、この村はなにもねぇで」 女勇者「泊まれるところがあれば十分なのですが」 農夫「宿ならあるで。ぼろっちいがな」 女勇者「ありがとうございます」 僧侶「やった! 久しぶりにベッドで寝れますね!」 戦士「勇者も慣れない体で疲れただろうし調度よかった」 女勇者「大した魔物もでなかったし、思ったほど疲労はないがな」 盗賊「こんな小さな村じゃ魔王の呪いを解く方法なんて見つかりゃしねぇだろ。つまり、最低でも今日一日は女のままだな、勇者ちゃん」ガシッ 女勇者「肩に手をかけるな! お前そんななれなれしいやつじゃなかっただろ!」 僧侶「盗賊さん!」 盗賊「はいはいっと。じゃあとりあえず今日はもう宿に行こうぜ。酒飲みてぇ」 僧侶「ほどほどにしてくださいよ! ってあれ、戦士さんは?」 女勇者「マジで走りにいきやがった。まあほっときゃ帰ってくるだろ」 盗賊「犬みたいな扱いだな」 女勇者「ありゃどちらかというと猿だがな」 僧侶「二人とも酷いですよ……」 11: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 16:50:32.36 :8ehZ+tgEo 【夕方 宿】 僧侶「うわぁ……なんというか、趣がある宿ですね」 盗賊「いやボロすぎだろこれは。蜘蛛の巣ぐらいとっとけよ。つうかここ穴あいてるじゃねえか」 女勇者「まあ、雨風をしのげれば十分だろ」 盗賊「しのげるか? これで」 女勇者「……」 盗賊「まあ野宿よりはマシか。で、どうする?」 女勇者「どうするとは?」 盗賊「部屋割りに決まってるだろ」 女勇者「……!」 僧侶「そんなの、私と勇者さんが同じ部屋に決まってるじゃないですか!」ギュッ 女勇者「お、おい、僧侶!?」カァァ 女勇者(こ、こんな密着されたの初めて……! い、いろいろと柔かい……!) 盗賊「はは、いいのかよ。そいつ中身は男だぜ? もしかしたら寝てる途中に襲われたりするかも」ニヤニヤ 僧侶「勇者さんはそんなことしません! あなたみたいな不真面目な人とは違います!」 盗賊「酷い言われようだな。傷つくぜ」 12: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 16:51:36.46 :8ehZ+tgEo 僧侶「むしろ、勇者さんを盗賊さんや戦士さんと同じ部屋で寝させるほうが危ないです! 勇者さんこんなにかわいいんだから!」 女勇者「僧侶、頼むから、離れてくれ……!」 盗賊「まあ僧侶ちゃんがいいっていうなら別に反対しねぇけどな。そいつにそんな度胸あるはずねぇし」 盗賊「な?」 女勇者「っ……あ、ああ」 盗賊「……」 女勇者(釘を刺された……?) 戦士「おーい!」バタン! 僧侶「ちょっと、もっと丁寧に扉開けてください! 壊れたら弁償ですよ!」 勇者「そんなに大声出してどうしたんだ?」 戦士「いや、この村さ!」 >>14 1.マジで何もなかった! 2.温泉があった!(混浴か男女別かも) 3.今日お祭りがあるって! 4.どうにも怪しいぞ! 5.その他 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 16:55:41.40 :sTAtquAfo 2 15:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 16:56:18.69 :sTAtquAfo 見逃した男女別 ダメなら安価↓ 17: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 17:20:27.75 :8ehZ+tgEo 戦士「温泉があった!」 女勇者 僧侶「温泉!?」 盗賊「混浴か!?」 戦士「違う!」 盗賊「なんだよ……しらけるわぁ」 僧侶「お、温泉だって勇者さん!」 女勇者「あ、ああ……」 僧侶「わぁ、温泉なんていつぶりだろ……! 熱い湯船に肩まで浸かって、体を癒したいー!」 女勇者「そ、そうか。じゃあ行ってくれば」 僧侶「皆で一緒に行きましょうよ!」 女勇者「ぶっ!?」 戦士「俺も温泉行きたい!」 僧侶「ね! 盗賊さんも!」 盗賊「あー……まあ、いいか。疲れは取れそうだし」 僧侶「じゃあ今から行きましょう! これぐらいの時間ならすいてるかもしれません」 女勇者「そ、そうか。行ってらっしゃい」 僧侶「え?」キョトン 女勇者「いや、え? って……」 18: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 17:21:51.09 :8ehZ+tgEo 戦士「勇者は無理だろ。だってこいつ中身男だぜ」 僧侶「え、じゃあ勇者さん温泉入らないつもりなんですか!?」 女勇者「まあ、また今度の機会にでも」 僧侶「そんなぁ……もったいないですよ!」 盗賊「ホント、いろいろもったいないよな」ニヤニヤ 女勇者(か、勘弁してくれ……! 他の女の人や、僧侶と一緒にお風呂に入るだなんて……!) 盗賊「今なら体が女なんだし、合法的に女湯に入れるのになぁ」 女勇者「うぐっ……!」 僧侶「そうですよ! 絶対バレませんって!」 女勇者「えぇ!? いや、そういう問題ではなくてだな」 女勇者「というか、お前はいいのか」 僧侶「え?」 女勇者「いや、その……俺と、一緒に温泉入るの」 僧侶「そ、それは……確かに、ちょっとは、恥ずかしいかもですけど……///」 女勇者(照れてる僧侶可愛いな……って、何を考えてるんだ俺は!) 19: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 17:23:28.30 :8ehZ+tgEo 僧侶「でも、それで勇者さんが温泉は入れないのって、なんだか理不尽です! 別に勇者さんは何も悪くないのに……」ウルウル 女勇者「僧侶……」 盗賊(たかが温泉に入れないぐらいでなんでそんなマジになれるんだか) 僧侶「……分かりました。勇者さんが温泉入らないのなら、私も入りませんっ!」 女勇者「なんでそうなるんだ!?」 戦士「そっか。じゃあ俺一人で温泉に」 女勇者「待て待て待て! おかしいだろ、なんで僧侶まで温泉入らないってことになるんだ!」 僧侶「だって、勇者さんが入らないのに、私だけ温泉はいるなんて申し訳ないです!」 女勇者「いや、俺そんなに温泉入りたいわけじゃないから! お前たちが入っても羨ましいだなんて思わないから!」 僧侶「えぇ!? 温泉ですよ、温泉! そうそう入れませんよ、旅してたら!」 僧侶「女の子は基本大好きですよ、温泉!」 女勇者「いや、だから俺は男……うーん……」 どうする? >>21 1.そこまで言うならしょうがないなー、温泉に入ってやるかー 2.じゃあ今日の深夜にでも一人ではいるよ 3.いいから三人で行ってこい 4.むしろ男湯入るわ 21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 17:27:23.37 :32IL5uIz0 2 25: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 17:40:02.82 :8ehZ+tgEo 女勇者「じゃあ、今日の深夜にでも一人で入りに行くよ」 僧侶「……本当ですか?」 女勇者「ああ、約束する」 僧侶「……分かりました」 戦士「話終わったか? じゃあ早く行こうぜ」 僧侶「もう、戦士さんったら!」 盗賊「よし行くか」 戦士「お前の貧弱な体を笑ってやろう」 盗賊「うるせぇ筋肉ゴリラ。これぐらい引き締まってたほうが好みの女が多いんだよ」 戦士「女に好かれてどうすんだ。筋肉ってのは自分のために磨き上げるものでだなぁ」 僧侶「……」チラッ 女勇者「……」ヒラヒラ 僧侶(一人かぁ……まあ、いっか。温泉堪能するぞぉ!) 女勇者「……行ったか」 26: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 17:41:34.51 :8ehZ+tgEo 女勇者「……」バタン 女勇者(とりあえず部屋を二つ借りておいたが……壁薄そうだなぁ。物音立てたら隣の部屋にも聞こえそうだな) 女勇者「さて……」 女勇者(みんながいない間に、やっておくべきことがあるな) やっておくべきこととは? >>28 1.体の観察 2.鍛錬 3.自慰 4.その他 28:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 17:51:29.24 :GyXt8HYT0 1 30: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 18:11:16.71 :8ehZ+tgEo 女勇者(覚悟を決めろ、俺……!) 女勇者「いざっ!」ガバッ! ブルンッ 女勇者「お、おおぉ……!?」 女勇者(こ、これが、女性の、胸……でかい……)ゴクリ 女勇者(やはり、男のそれとは全然ちがうな……) 女勇者(と、とりあえず、触ってみるか……よし、触るぞ、触るからな?) 女勇者「……」モニュッ 女勇者「!? な、なんだこれは!?」 女勇者(柔かい! ずっしりと重みがあるが、指先で弾むようだ!) 女勇者(これは、なんていうか、ずっと揉んでいても飽きなさそうだな……)モニュモニュ! 女勇者「んっ……」 女勇者(ちゃんと感覚がある……確かにこれは俺の体の一部なんだな……) 女勇者(胸を揉んでるのに揉まれてる感覚が分かるなんて、当たり前だけど、やっぱり変な感じだ……) 女勇者「特に、問題はない、な……」モニュモニュ 女勇者(なにか仕掛けられてるようにも思えない……普通の胸だ。いや、他のを揉んだことなんてないが、でも変なところは特に……) 女勇者(そろそろ、やめないと……) 31: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 18:12:30.25 :8ehZ+tgEo 女勇者「はぁ、はぁ、んっ……」モニュモニュ 女勇者(クソ、手が止まらない!? なんでだ、もしかして魔王の呪いか!?) 女勇者(って、馬鹿なこと考えてる場合じゃないな。早く止めないと……!)コリッ 女勇者「くふぁ!?」ビクン! 女勇者(え、な、なんだ今の……何が起こった? ていうか、今の、俺の声か!?) 女勇者(そんな、俺が、あんな声を出すはずが……! 気持ち悪い、俺は男だぞ!) 女勇者(でも、さっきの声は、女の声だった……俺のじゃない、感じてる、女の……) 女勇者「くそっ……! また興奮してきた……!」ムラムラ! 女勇者(ああそうだ! 勇者だなんだって言っても俺は男なんだ! 胸揉みながら女の喘ぎ声を聞いたら、少しぐらい興奮したりもするさ!) 女勇者(それが正常だろう! 俺は男なんだから! でも、これは……!) 女勇者「く、ふぅ、ふぅ……あんっ!」 女勇者(女の乳首って、こんな感じるのか……じゃなくて!? クソ、自分で自分に興奮してどうするんだ!?) 女勇者(俺の体が反応するたびに、俺の心が興奮してしまう。それで感度が上がっていって……完全にサイクルができてしまってる!) 女勇者(どうすれば、このサイクルを止めることが……!) 女勇者「こ、のっ……! 勇者を舐めるなよ……!」 どうする? >>33 1.気合で煩悩を振り切る 2.仲間が帰ってくるので強制中断 3.イくことですっきり! 4.その他 33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 18:18:11.81 :sTAtquAfo 2 36: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 18:48:32.79 :8ehZ+tgEo 女勇者「く、んぁ、ふふっ、この俺をここまでてこずらせるとはな、よくやる!」 女勇者「だが、俺は、決して屈したりなどっ……んあぁ!」ビクン! 女勇者「はぁ、はぁ……ん、くぅ……!」ビクビク! 女勇者(いちいち妙な声を出すな俺! 興奮してしまうだろ!) 女勇者(ていうか、なんか、なんだろ……どんどん、快感の質が変化していくというか……) 女勇者(なんか、お腹の下あたりが、ふわふわしてきたというか……これ、なんかマズい!) 女勇者「止まってくれぇ……頼む、からぁ……!」ビクッビクッ 僧侶「はぁー、いい湯でしたぁー……」ガチャッ 女勇者「!?」 僧侶「ゆ、勇者さん!?」 女勇者「いや、違うんだ、これは……!」 僧侶「すみません、お着替え中ですか?」 女勇者「え? あ、いや、そう、そうなんだ。どうにも汗をかいてしまっていてな、はは」 僧侶「むぅ……やっぱり一緒に温泉行けばよかったのに。でも、そうですねぇ、やっぱり服とかも買わないといけないですね」 女勇者「そ、そうだな……装備も、体格にあったものに変えた方がいいだろうし」 37: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 18:50:03.37 :8ehZ+tgEo 僧侶「下着も男物なんですよね。ていうかブラとかないですよねそもそも」 女勇者「そ、そりゃあな」 僧侶「こんなおっきいのに何もつけてないとか……戦闘中、痛くなかったですか?」 女勇者「せ、戦闘中は集中してるからか、あまり気にならなかったな」 女勇者(じろじろ見ないでくれぇ! なんだかドキドキする……! さっきまで何してたかバレたりしないよな?) 僧侶「あ……」 女勇者「え?」 僧侶(勇者さん、乳首立ってる) 女勇者(いやあああぁぁぁ!? 乳首勃ってるのバレたー!?) 女勇者「こ、これはその……!」 僧侶「そんな格好でいるからですよ。外よりはマシですけど、この部屋結構冷えますね」 女勇者「え? あ、ああ……?」 僧侶「とりあえず、私のブラつけてみます?」 女勇者「え!? いや、それは申し訳ないというか……!」 僧侶「こんな可愛くてスタイルいい子がノーブラで外出歩くほうが怖いですから。でも、私のでサイズ合うでしょうか?」モニュッ 女勇者「ひゃんっ!?」 38: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 18:51:47.98 :8ehZ+tgEo 僧侶「あ、ご、ごめんなさい急に触っちゃったりしてっ!」 女勇者「いや今のは俺もごめんなさい!」 盗賊「チッ、ろくな酒がねぇなここ」ガチャッ 女勇者「あっ」 戦士「ん?」 僧侶「は!?」 盗賊「へぇ」 戦士「んん!?///」 僧侶「勇者さんはやく前隠して!」 女勇者「え、あ、ああ……!」 僧侶「こらー! 勝手に部屋に入ってこないでください!」 戦士「俺は何も見てない! 俺は何も見てないぞ!」チラッチラッ 盗賊「大きさの割りに綺麗な形保ってるじゃねえか。さすが勇者」 僧侶「いいから出てって!」 39: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 18:53:04.24 :8ehZ+tgEo 女勇者(み、みられた……あいつらに、俺の裸……!)カァァ 女勇者(い、いや、男に見られたからなんなんだ!? あいつらは俺のパーティでもあるわけだし、今さら……!) 女勇者(いやでも、今の俺は体は女なわけだし……戦士も盗賊も、反応は違うが俺を女としてみてた……) 女勇者「うぅ……」ドキドキ 僧侶「大丈夫ですか、勇者さん?」 女勇者「あ、ああ……何の問題もない」 女勇者(なんだか、体が火照ってるな……見られてしまったのが恥ずかしかったからか、それとも……) 女勇者(途中で無理に止めることになったから、まだカラダが燻ってるのか……) 女勇者「っ……」ブルッ 僧侶「……本当に大丈夫ですか? 顔色悪いですよ?」 女勇者「本当に、大丈夫だから……はは」 女勇者(体が女になるということの恐ろしさ……自分のものなのに、自分のものでなくなってしまう感覚) 女勇者(なかなか怖い呪いなのかもな、これ……) 40: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 18:54:12.42 :8ehZ+tgEo 【深夜】 僧侶「すぴー……」 女勇者「うぅ……」 女勇者(こんな狭いベッドで二人で……眠れない) 女勇者「……」チラッ 僧侶「……」スゥスゥ 女勇者「……ぐっすり眠りやがって」ナデナデ 女勇者(さて、それじゃあ温泉にでも行くか。この時間帯なら、さすがに誰もいないだろう) ―――――――― カポーン 女勇者「ふぅ……」 女勇者(気持ちいい……体に溜まった疲れが、湯に溶けて流れ出ていくようだ……) 女勇者(やっぱり一人もいなかったか。よかった) 女勇者(……別に、ちょっとだけ残念とかそんなことはないぞ。決して)ブクブク 女勇者「はぁ……」 女勇者(露天風呂か……肩から上を吹く風が涼しくて、火照るのを防いでくれる) 女勇者「星、綺麗だな……」 女勇者(広い湯船で一人きり……たまには、こうしてゆっくりするのもいいもんだな) どうなる? >>42 1.疲れを癒すことに成功、宿に戻る 2.僧侶が入ってくる 3.盗賊が入ってくる 4.宿の続きを始める 5.その他 42:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 19:05:47.50 :LA4Vb3djo 2 44: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 21:19:54.82 :8ehZ+tgEo 女勇者「……」 女勇者(水面に写る女……これが、今の俺か……) 女勇者(率直に言って、その……可愛いな、俺) 女勇者(赤の他人として出会ったら、多分、そう思うよな……) 女勇者「……えへっ」ニコッ 女勇者「って何をしてるんだ俺は!」バシャバシャ! ガララ 女勇者「!?」 女勇者(人が入ってきた!? こんな時間に!? ど、どうしよう、出たほうがいいか!) 僧侶「勇者さんだけですか。贅沢ですね」 女勇者「そ、僧侶!? なんでお前!」 僧侶「また入りたくなっちゃって……えへへ、隣失礼しますね」チャプ… 女勇者「っ~~!!」ドキドキ! 女勇者(あの時、つい頭をなでてしまったせいで起こしてしまったのか!? クソ、俺の馬鹿!) 女勇者(ていうか、僧侶の奴も何を考えているんだ! 俺は男なんだぞ! れっきとした男だ!) 女勇者(俺に見られるのが恥ずかしいんじゃなかったのか!?) 45: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 21:21:04.21 :8ehZ+tgEo 僧侶「ふぁ~……やっぱり気持ちいいですねぇ、温泉」 女勇者「お、俺は上がるかな? そろそろのぼせそうだし……」 僧侶「えー、もう少しだけ一緒にいてくださいよ。こんなに広いと一人だけって寂しいです」 女勇者「いや、でものぼせそうだから……」 僧侶「じゃあふちに座って足だけ温泉につけるのはどうですか? 体が温まってるなら寒いってことはないと思いますよ」 女勇者「い、いやぁ……」 僧侶「……嫌、でしたか?」 女勇者「嫌というかなんというか……むしろ、お前の方が嫌なんじゃないか?」 僧侶「私ですか? 私は……」 僧侶「勇者さんと、一緒にお風呂入ってたいですよ。じゃなきゃ、わざわざここに来たりしません」クスッ 女勇者「っ……!」ドキン! 女勇者(お、落ち着け俺! 俺は勇者だ、世界を救う英雄になる男だ、強靭な肉体と不屈の精神を持った……いや今は華奢な女の体だけど) 女勇者(決して負けるな! 己に負けるな、真の敵は己の中にあるのだ、勇者!) 女勇者「そ、そうか……じゃあ、もう少しだけ俺もつかっていよう」 女勇者「俺も、お前と一緒に風呂に入るの、嫌じゃないしな」 僧侶「勇者さん……」 女勇者「はっ!? け、決して変な意味ではないぞ! 女神様に誓って!」 僧侶「ふふ、分かってますよ」 女勇者(ごめん、僧侶……お前は、何も分かってない) 46: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 21:23:08.56 :8ehZ+tgEo 女勇者「ぁぅ……///」 女勇者(ま、丸見えだー! 上半身が、丸見え……! ていうかふちに腰掛けると、アソコまで外気に晒されて……!) 女勇者(こ、ここだけでもタオルで隠さないと……!)バッ 女勇者(で、でも、そしたら胸がぁ……! 片腕で、隠さないと……! でもこれ、男目線だと逆にエロい!) 女勇者(恥らって胸を隠す美少女だもんな今の俺! ああもう、腕に胸が当たって、乳首の感触が……!) 女勇者(頼む、落ち着け俺……! お願いだから、濡れないでくれ、アソコ……!)モジモジ 僧侶「うぅむ……色っぽい」 女勇者「!?」 僧侶「あ、す、すみません! つい……!」 女勇者「い、いや別に、気にしないから……!」 僧侶「……私、そういう色気とかあんまり出なくて」ムニッ 女勇者(胸を寄せて上げるな!)ブー! 僧侶「大きさは、まあ、あるほうだとは思うんですけど……やっぱり、真面目すぎるからかなぁ」 僧侶「あ! もちろん私は聖職者ですし、生涯を誓い合った相手以外とむやみにそういうことをする女性にはなりたくありません! ですが……」 僧侶「やっぱり、女性として魅力的になりたいという想いは、それとは別なわけで……」 女勇者(こ、こいつ、俺なんかにいったい何の話をしてるんだ?) 女勇者(今まで俺にそういう話をしたこと一度もないだろ? 相手が俺だってこと忘れてるんじゃないだろうな) 47: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 21:24:11.48 :8ehZ+tgEo 僧侶「すみません……引いちゃいました?」 女勇者「ま、まさか。聖職者といっても、年頃の少女なら当然のことだろう」 僧侶「ありがとうございます……はは、なんででしょうね、今の勇者さんには、ついいろいろと話してしまいます」 女勇者「……」 僧侶「やっぱり、女性だからですかね、今の勇者さんが」 女勇者「俺は男だ」 僧侶「はい、分かってます。でも……正直、憧れてたんですよね、一緒に旅をする同性の仲間って」 女勇者「……」 僧侶「勇者さんたちのことを仲間だと思ってないというわけではないんです。魔王討伐の旅を、仲良し旅行か何かだと勘違いしてるわけでもありません」 僧侶「ただ、それでも……やっぱり、違うじゃないですか。私と、勇者さんたち三人とでは」 僧侶「どうしても、女である私では入れない部分がある……」 僧侶「同性の仲間とだから存在する、親近感というか、仲間意識というか、繋がりというか……そういうものが、私は欲しかったんです」 女勇者「僧侶……」 僧侶「……ねえ、勇者さん」 48: ◆qaNhWpRCfmqc:2014/10/04(土) 21:24:53.05 :8ehZ+tgEo 僧侶「勇者ちゃんって呼んでもいいですか?」 女勇者「いやそれはおかしい!」 僧侶「勇者ちゃんが女でいる間だけですから!」 女勇者「もう普通に呼んじゃってるし!?」 僧侶「お願い、勇者ちゃん!」ギュッ! 女勇者「お、おおぉ……!」ドキンッ! 女勇者(今抱きつかれたら……!) どうなる? >>50 1.逃亡する 2.のぼせて倒れる 3.あまりの衝撃にイく 4.ついキスをしてしまう 5.押し倒す 6.背負い投げ 7.その他 50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 21:30:00.13 :0a08o0jMO 2 読む →
2026年10月12日 17:00 モバマス五輪書 関連SS モバマス 歴史・古典 シリーズ:目次 元スレ 全てのレス 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/12(日) 21:30:51.10 :kiTLRWHr0 ・このSSは、宮本武蔵の「五輪書」をベースにした作品です。 ・作者の勝手な解釈、脚色が含まれます。ご了承下さい。 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/12(日) 21:33:19.33 :kiTLRWHr0 ~肥後・岩戸山~ 宮本武蔵(脇山珠美)「ふう……ようやくたどりつきましたね」 珠美「播磨に生まれ、アイドル道を極めて幾星霜。 この岩戸山こそ、我が『二天一流』の総仕上げにふさわしい。 珠美のアイドル道の最後に、この二天一流の極意をこの世に残さねば!」 珠美「さて、早速執筆に取り掛かりますか……」 読む →
2026年10月12日 15:00 真姫「皆に聞いて欲しいことがあるの」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/14(火) 20:37:36.56 :yPMG/GYmO 真姫「前の合宿で、別荘にパンツの忘れ物があったわ」 凛「ふ~ん」ホジホジ 花陽「おこめうまうま」 穂乃果「パンうめぇ」 ことり「ちゅんちゅん」 にこ「zzz…」スヤスヤ 希「~♪」 絵里「!!!!」 読む →
2026年10月12日 12:00 やよい「あー、だるい」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/14(火) 17:05:26.28 :MvStHG0m0 年齢制限は、【R18-B】となっております 「ん?」と思った点などは、SSを最後まで読めばわかる仕様となっております 他の閲覧者様に配慮した書き込みを、どうぞよろしくお願いいたします 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/14(火) 17:08:23.35 :MvStHG0m0 P「ただいま戻りましたー」ガチャッ やよい「……」グテーン P「ただいま」ナデナデ やよい「おかえり~」ウトウト P「おなか出ちゃってるぞ。ほれ毛布」パサッ やよい「ん~」モゾモゾ P「チロルチョコあるけど、食べるか?」 やよい「……あーん」 P「ほれ」ヒョイ やよい「……」モキュモキュ 読む →
2026年10月11日 23:00 山崎「……そっか。有田さんは一緒にお風呂に入りたくないほど俺のこと嫌いなんだ……」 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/08(水) 18:40:28.78 :/bpFD40Q0.net ある日のこと… 有田「ただいまー」 ロウラ「アッ、アリタサンカエッタンダァ。サッソクダケド、ワタシハキュウキョ、ガイコクニイカナクテハナラナクナッタンダァ」 有田「え、そんな、いきなり!」 ロウラ「シバラクノアイダルスバンヨロシクネッ。ワタシハスグニイクカラネッ」 バタンッ 有田「ちょっとまてよ。何なんだよいきなり?!」 4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/08(水) 18:41:29.95 :AG3ywbcd0.net ロウラwwwww 読む →
2026年10月11日 22:00 高垣楓「湯の中で噛み合い」 元スレ 全てのレス 再掲 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/11(土) 22:51:59.69 :qaaMhPJs0 チャプッ… 楓「んふぅ……」 P「はあ……気持ちいい」 楓「らっきーでしたね。温泉付の部屋が空いてて」 楓「私の時間も、プロデューサーの時間も空いて……空いたもの続きだからこその旅行ですね」 P「プロデューサーって……」 楓「あ……失礼しました、Pさん」 P「名前で呼ばれるのも、こそばゆい感じがします」 P「早めに慣れた方がいいですよね。これから先は肩書きで呼ばれるわけじゃないんですから」 楓「……そう、ですね」 P「…………」 楓「……………………」 P「……さ、その話は終わりにして、飲みましょう。せっかく浸かりながら呑めるんですから」 楓「ですね。お酌します」 P「いただきます」 読む →
2026年10月11日 21:00 ディディー「ディクシーと同棲してから1ヶ月がたつけど……」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/11(土) 10:35:08.98 :VbmR8DHm0 ディディー「彼女、ちょっと束縛気質なとこがあるんだよねぇ……」 ドンキー「ふーん、どんな風に?」 ディディー「出かけるときとかどこ行くのか毎回聞いてくるし、帰りがおそいと怒られるし、この前なんか一晩中オイラのこと探し回ってたみたいなんだ。オイラ、行く前にちゃんとどこに行くか言っておいたんだけどね」 ドンキー「お前が浮気してるとでも思ったんじゃないのか?」 ディディー「浮気って……。いや、もちろんそんなことはしてないけどオイラとディクシーはまだ結婚してるわけじゃないのに、浮気って言われるのはなんか違和感があるなぁ……」 ドンキー「細けぇこたぁいいんだよ。それで? 今日は出る前になんも言われなかったのか?」 ディディー「うん、大丈夫。なんだかんだいってきみとは昔からの付き合いだしね。一応ドンキーと遊ぶことに関しては許容してくれてるみたい」 ドンキー「お互い知り尽くしてる仲だもんな」 ディディー「まあね。でも帰ったらまたなんか言われるかと思うとちょっと気が重いな。はぁっ……」 読む →
2026年10月11日 20:00 【ラブライブ】にこ「二つ結い、二人結い」 元スレ 全てのレス 再掲 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/09(木) 00:27:08.23 :f/tK8SRso ・・・・・ にこ「ママ!ママ!」 ママ「んん……」 にこ「ママ!!!」 ママ「はっ!今何時!?」 にこ「お腹減ったよう」 ママ「ごめんね、今起きるから」 にこ「お腹減った!お腹減った!」 ママ「はいはい、すぐできるから。お着替えしてて」 にこ「脱がせてー」 ママ「んもう、にこちゃん。自分でできるでしょう?」 にこ「やだやだやだ!」 ママ「私はあなたのご飯を作ってるのよ……」 にこ「脱がせてー!」 ママ「あんまりママを困らせないで……」 ママ「はい。にこちゃんのおさげの完成よ」 にこ「どうしてこっちとこっちを結ぶの?」 ママ「にこちゃんはわんぱくだから。動きやすい方がいいんです」 にこ「いいんです!」 ママ「ほら!ちゃんと机を向いて食べなさい」 にこ「うん」 ママ「あああ!ほらほら、こぼして!!!」 読む →
2026年10月11日 19:00 QB「僕と契約して、モンスターハンターになってよ!」 元スレ 再掲 5:1◆h0mTIOy3Gs:2014/10/04(土)21:52:25 :iC8R7mEC7 モンスター。人に災いをもたらす存在。人の力では抗いきれぬその存在は『竜』という種族に分類され、ただの動物とは一線を画す。モンスターハンター。モンスターを狩る存在。頑強な鎧を身に纏い、超重量の武器を背負い、アイテムを駆使してモンスターを討伐する。人には抗えぬ力をもつ、ゆえに『竜』。その『竜』を、人の身でありながら狩るハンター。「天災」や「神」とまで呼ばれる『竜』を狩るハンターは、もうすでに『人』とは呼べない存在なのかもしれない。 読む →
2026年10月11日 18:00 娘「大きくなったらパパと結婚するー!」 父「うれしいなぁ」ニコニコ 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/09(木) 21:02:34.14 :zVH8uMbo0.net 娘(小学生)「パパのお嫁さんになるー!」 父「かわいいぃぃぃ!!」ナデナデナデ 娘(中学生)「パパと結婚するのー!」 父(何ていい子なんだ) グスグス 娘(高校生)「お父さん、もう結婚できるよ?」 父「ダラダラダラダラ」 2:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/09(木) 21:04:13.32 :aR+aEUxh0.net こわい 読む →
2026年10月11日 17:00 モバP「月と屋台と銀の草」 元スレ 全てのレス 再掲 1:1 ◆JruirSZAbU:2014/10/10(金) 18:31:30 :0GWWRViY ―ガード下・おでん屋台にて― ゴトンゴトン…早苗「カンパ~イ♪」カチン楓「かんぱい♪」カチン早苗「サシで飲むの初めてよね?いつもは夏美ちゃんとか瑞樹がいるし」グビッ楓「そうですね。今日は連れて来て戴いてありがとうございます」ニコ 2:1 ◆JruirSZAbU:2014/10/10(金) 18:32:39 :0GWWRViY 片桐早苗(28)高垣楓(25) 読む →
2026年10月11日 15:00 モバP「シプソフィラ」 元スレ 全てのレス 再掲 1:1 ◆LmaIFWzboVVf:2014/10/11(土) 00:06:49.60 :LSs0ovHXO ―10月11日・事務所会議室PM6:37― 瞳子「遅いわねPさん…、もうミーティングの時間はとっくに過ぎてるのに……」チラ 瑞樹「まったく、どこで油を売ってるのかしらね」イライラ 美優「何かあったのでしょうか。心配です……」オロオロ 留美「来たら文句のひとつくらい言わないと気が済まないわ。プロデューサーだからって 私達を待たせてもいいと思ったら大間違いよ」イライラ 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/11(土) 00:07:58.33 :LSs0ovHXO 服部瞳子(25) 川島瑞樹(28) 三船美優(26) 和久井留美(26) 読む →
2026年10月10日 23:00 長門「提督が私に手を出さないんだが」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/12(日) 20:16:28.83 :7O2lsLYIo 長門「まったく折角ケッコンカッコカリをしてこちらはいつでもOKだというのに」 長門「提督の草食っぷりにもこまったものだな」 長門「そう思うだろう?陸奥?」 陸奥「ええ……そうね……」 陸奥(言えない……多数の艦娘にはすでに手を出してるなんて……) 陸奥(私だって……) 長門「ケッコンカッコカリしているのは私だけだというのにな!」 長門「溜まって仕方がないだろうに!」 陸奥「ええ……」 読む →
2026年10月10日 22:00 あかり「ゆるゆりこどもの日スペシャル、はっじまーるよー」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/11(土) 18:17:47.74 :tWSlic9So こんにちは、船見まりです。 今日はこどもの日ということで、結衣お姉ちゃんの家に遊びにきています。 まりを産んで以降、すっかり府抜けてしまった両親に飽き飽きしたまりは、まだ狂気が消えていない結衣お姉ちゃんの家に行きたいと両親にお願いしてきました。 家はクソつまらないので、退屈しない結衣お姉ちゃんの家のほうが好きだからです。 近々まりはあの家を捨てようと思ってます。 ピンポーン ガチャ 結衣「やぁ、まりちゃん久しぶり」 二日前にラブホテルですれ違ったことを忘れているのでしょうか。 ドアを開けてくれたお姉ちゃんは久しぶりという言葉を使ってきました。 あのとき結衣お姉ちゃんは白目を剥いてたから、ひょっとしたら悪魔に取り憑かれていたのかもしれません。 まり「こんにちは」 一応まりがお手本を見せてやります。 お姉ちゃん、挨拶はこうするんだよ? 結衣「はははっ、久しぶりに会ったら久しぶりって挨拶するんだよ。久しぶりって言葉はわかるかな?」 それはこっちのセリフです。 読む →
2026年10月10日 21:00 レイトン教授と汚いブリーフ 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/06(月) 00:29:32.35 :P/794buv0 レイトン「ふんふん……またロンドンで怪事件か……」ズズズ ルーク「先生、前から言ってますけどブリーフ一枚でティータイムを楽しむのはやめて下さい」 レイトン「何言ってんだルーク。これはアロマのためのサービスでもあってだね」 アロマ「先生、見苦しいです。服を着てください」 レイトン「またまたそんなこと言って……。ホントは嬉し恥ずかしみたいなそんなきぶ」 ルーク「汚いんですよ」 レイトン「」 読む →
2026年10月10日 20:00 響「まずいぞ・・・早く逃げないと・・・!」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆bfNwuk7fw.:2014/10/11(土) 00:57:07.51 :u4qsEIRDo タッタッタッタッタッタッ 響「はあっ……はあっ……はあっ……こ、ここまで逃げれば流石に……」 P「響ー、おーい、どこいったんだー?」 響「っ!」 P「どうして逃げるんだよ響ー、みんなも探してるぞ?いきなり事務所から飛び出すなんて」 響(まずい、近づいてきてる……!) 読む →
2026年10月10日 18:00 穂乃果「お父さんがちょっとボケたみたい」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/09(木) 23:30:21.33 :aJt+ZoOV0 教室にて 穂乃果(古典てなんでこんなに……眠くなってきちゃうんだろ)ウトウト ことり「穂乃果ちゃん、穂乃果ちゃん」 穂乃果「へっ?」 ことり「携帯さっきから光ってるよ……」 穂乃果「あ、ホントだ」 海未「こら、穂乃果授業中ですよ」 穂乃果「あ、えへへ」 見ると、自宅からだった 読む →
2026年10月10日 17:00 響「やけたぞ!」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆x05CVfYU6A:2014/10/10(金) 19:58:23.66 :06QssAcw0 響「やけたぞ!」 P「おっ、いい匂いがすると思ったら春香と一緒にクッキー焼いてたのか」 春香「プロデューサーさん! そうなんです、最近は響ちゃんとお菓子作り対決しておりまして~」 響「完璧な自分だったら、春香にだってお菓子作りの腕は負けないさー!」 春香「っと、言う事で二人が作ったお菓子を皆に食べ比べてもらっているんです!」 読む →
2026年10月10日 15:00 御坂「上条当麻に砂鉄をぶつけてみた」 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/14(木) 09:13:49.26 :3D16tgPC0.net 上条/当麻「……」 御坂「どうしよう……」 4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/14(木) 09:15:10.39 :kXrb6jMi0.net あれ下手したら死んでたよな 読む →
2026年10月09日 23:00 雪歩「私を……私を捨てないでぇぇ!」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/09(木) 20:18:48.81 :Fgu/BWnK0 765プロ いつもの事務所にて…… ガチャ 雪歩「ただ今戻りましたぁ」 P「お、お疲れさん雪歩! レッスンの調子はどうだ?」 雪歩「もう、バッチリですぅ!」 P「そりゃよかった! 最近は、本当に調子がよさそうだな!」 雪歩「はい! これも全部、プロデューサーのおかげですぅ!」 P「え、俺の?」 雪歩「そうですよぉ!」 P「はあ……?」 読む →
2026年10月09日 22:00 真姫「スニーキングしたい」 元スレ 全てのレス 再掲 2: ◆lzM7T65Vr2:2014/09/12(金) 05:40:22.91 :IhAoRN9Oo ―真姫宅― レオナルド『スニーキングの基本その1、まず見つからないことだ』 ケニー『そんなことわかってますよ!!俺に任せてください!!』 ケニー『………大丈夫だ俺、俺ならできる…』 敵兵『!? 誰だ!?』 ケニー『しまった!!!』 レオナルド『やっぱりな』パスッパスッ レオナルド『その2、対処は迅速に』 真姫(………かっこいい) 読む →
2026年10月09日 21:00 女神「たまには下界に遊びに行くとするかのう」 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/07(火) 00:16:45 :0zGL3NuU <天界>武神「おや……? 女神、どこに行く?」女神「たまには下界に遊びに行こうと思ってのう」武神「下界へ? 珍しいこともあるものだな」邪神「もしかして、なんか用事でもあんのか?」女神「実は少し前に、ある村を災害から救ったことがあるのじゃ」女神「その時、また行くと約束しておったのでな」武神「ほう、少し前というのはいつ頃だ?」女神「ちょうど300年前じゃ」武神&邪神「!?」 読む →
2026年10月09日 20:00 洋榎「にんじんめっちゃ美味しいわ~」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/08(水) 17:14:46.91 :mFNZwzXk0 愛宕家 雅枝「もう、洋榎はまたにんじんだけ残して!」 洋榎「だってにんじんなんて不味いだけやん」 雅枝「好き嫌いしてたら大きくなれへんで」 洋榎「うちはもう十分大きいからええわ」 雅枝「はぁ…絹恵はちゃんと食べとるのに」 洋榎「なら絹にやるわ。ほれ」ヒョイ 絹恵「ありがとうお姉ちゃん」 読む →
2026年10月09日 19:00 海未「H(>>2)N(>>4)K(>>6)」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/02(木) 21:29:54.39 :5pksyvC70 ことり「HNK…?」 海未「はい。HNKです」 ことり「NHKじゃなくて?」 海未「HNKです」 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/02(木) 21:30:30.47 :1YSy4hytO 本当に 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/02(木) 21:30:55.50 :rMQdOv6OO 憎たらしい 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/02(木) 21:31:39.60 :786LuxqAO ことり 読む →
2026年10月09日 18:05 黒崎一護「媚薬…だと…?」 元スレ 全てのレス 再掲 1:1 ◆HsA3St32Rs:2014/10/06(月) 23:18:08.57 :OiKlgM7TO マユリ「そうだヨ。私の新薬の実験台なれるんだ、光栄だと思いたまえ」 一護「嫌に決まってるだろ!」 マユリ「もう遅いヨ。すでに投与した」 一護「なん…だと…?」 マユリ「効能は至って単純。君の半径100メートル以内に入った者は、君から発生される特殊なフェロモンにより異常なほどの性的欲求にかられるようになるはずだヨ」 一護「そんなバカなことが…」 マユリ「試しに外へ出てみたまえ。私やネムを含め、十二番隊の隊士には効かないようにしてあるからここにいては効果が検証できない」 一護「ふざけんな!じゃあ、効果が切れるまでここに居座らせてもらうぜ」 マユリ「それは残念だネ。この薬の効果はワクチンを投与するまでざっと1ヶ月という所だヨ。…まあ、1ヶ月間私の研究の実験台になるなら置いてやらなくもないがネ」 一護「おじゃましましたっ!!」バッ マユリ「行ったか。さて、観察させてもらうとするヨ」ニヤッ 読む →
2026年10月09日 15:00 姫川友紀「ほろ酔い恋心」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/09(木) 20:06:17.44 :NLcskzdU0 ワァァァッ ユッキー、ユッキー! 友紀「みんなー、ありがとー!」 P(姫川友紀。うちの事務所のアイドルだ) P(少し前までは飲んだくれの野球好きだったが…総選挙をきっかけに今ではうちの事務所のエース格に上り詰めた) 友紀「それじゃラスト1曲、いっくよー!」 P(今日は地方のライブ活動。俺も付き添いとして同行することになった) 読む →
2026年10月08日 23:00 モバP「こら!ぴにゃこら太!」 元スレ 全てのレス 再掲 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/10/04(土) 07:07:17.77 :TMYtbw/E0 モバP「ダメじゃないか!勝手にちひろさんの財布からお金取っちゃ!」 ぴにゅ「ぴにゃ♪(これ、やるよ!)」 つ 諭吉さん モバP「え?諭吉さん1枚をくれるってのか?」 ぴにゃ「ぴっぴぴー!!(これで風俗でも行ってきな!)」 モバP「いや、でもそれはちひろさんのお金だからな!窃盗だぞ!」 ぴにゃ「ぴにゃにゃ!!(んだよ、諭吉一人じゃ戦力不足か?この欲しがりさんめ・・)」 つ 諭吉さん×5 モバP「ご、五万円だとぉ!!高級ソープだって夢じゃない・・・」 ぴにゃ「ぴにゃー!(あの守銭奴の金なんざむしりとっても何の問題もねーさ。俺はお菓子買ってくるからな。お前も俺の飼い主なら同罪だぞ。)」 モバP「ぐぬぬぬ・・・よし、ちひろさんには内緒だぞ♪」 ちひろ「何が内緒だって言ってるんですか?」 読む →
2026年10月08日 22:05 兎角「クッ…!カレーが切れて力が出ない…っ」ガクッ 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/08(水) 06:39:13.00 :obM2yF8Yo 晴「兎角さーん!新しいカレーだよーーっ!」バッ 兎角「晴っ!」パクリ 兎角「うむ、美味い!」テーレッテレー♪ 兎角「元気100倍、東兎角!」ババーン! 兎角「うおおおおおお兎角パーンチ!」バキッ しえな「う、うわぁ~!おぼえてろーーっ!!」ぼがーん! 晴「やったね兎角さん!」 兎角「ああ、晴のカレーのおかげで今日もバッチリだ!」 読む →
2026年10月08日 21:00 小林P「幸子と結婚したらとんでもないことになった」【モバマス】 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/10(金) 03:17:26.47 :mQwhMsyeo 小林P「……幸子」 幸子「ん? どうしましたかプロデュ、いやPさん」 小林P「お前……なんか、老けたか?」 幸子「老けたって、いきなり失礼ですね!」 幸子「ボクはいつだってカワイイボクですよ!」 幸子「あ、でも結婚してからは大分オトナっぽくなったんじゃないかってよく言われるんですよ」 小林P「そうか……」 読む →
2026年10月08日 19:00 穂乃果「なんでもない休日」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/01(水) 22:12:16.33 :lCnd+GqP0 雪穂「お姉ちゃんー?」ガチャ 穂乃果「ぐぅ……」スヤスヤ 雪穂「まだ寝てるし……」 雪穂「お姉ちゃん起きて、もう朝だよ」 穂乃果「うーん……まだ眠いよぉ」ムゥゥ 穂乃果「だいたい今日は日曜日だし……後5時間……」 雪穂「お母さんが店番やれってさ」 穂乃果「…………え?」パチッ 読む →
2026年10月08日 18:00 冬馬「お◯ぱいを…揉ませてくれ…」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆5m18GD4M5g:2014/10/08(水) 20:02:36.52 :cE9c1yYW0 北斗「先生…、冬馬はあとどれくらいですか?」 医者「あと数時間って所でしょう…」 北斗「そんな…」 医者「手は尽くしましたが…」 翔太「冬馬君…」 冬馬「………」ピッ ピッ 読む →
2026年10月08日 15:00 提督「初春、なんぞ、めでたいのう」 元スレ 全てのレス 再掲 2: ◆gKIVhd2ytqPb:2014/10/07(火) 21:42:28.73 :qYOD9r/v0 初春「電殿は、なんぞ変わった掛け声をするのう」 提督「なんだ、知らなかったのか初春」 提督「アレは『ナノ粒子レベルまで粉砕してやるのです』を略したものだぞ」 初春「真か!?」 時雨「提督、初春に嘘を教えるのはやめるんだ」 読む →
2026年10月08日 12:00 エリカ「あなたが勝つって、信じていますから」 元スレ 再掲 2:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 00:48:42.35 :ABky3MGk0 開けた草原の中に一定の間隔で点在する家屋。 マサラタウンで起こる出来事、噂は大小関わらず一時もすれば街全体に広がっていく。 そんな場所で唯一世界に発信出来る場所、ポケモン界の権威オーキド博士の研究所内で、新しい二人のトレーナーが初戦に望んでいた。 「泣き虫でしかもポケモンも満足に扱えないのな! レッド」 「……」 レッドとグリーン、この街に住む二人の少年の力関係はこの会話で推して知るところだ。 グリーンはヒトカゲと共ににやついた顔でポケモンバトル勝利の余韻に浸り、レッドは目から零れそうになる雫を必死でこらえ、手を震わせながら倒れ伏したフシギダネにモンスターボールのリターンレーザーを当てた。 (勝負とは残酷なものじゃな) オーキド博士は孫の勝利を喜ぶわけでもなく、ため息を必死でこらえるような表情でレッドを見ていた。 悲しくはないが少々虚しくはある。レッドは昔から口下手で、年の近いグリーンには毎度合うたびいじめられており、そのたびグリーンの姉やオーキド博士がグリーンを叱りつけるものの、劣等者を痛めつける喜びを覚えてしまった子供、グリーンを御しきれていなかった。 レッドが精神的に強くなってくれればあるいは、またポケモントレーナーとして二人に共通の話題ができればと思っていたのだが……。 「よさんかグリーン!」 「うるせえじじい! 俺はもう姉ちゃんからタウンマップもらって旅に出るからな! ばいびー!」 そそくさと出て行くグリーンをオーキド博士はあっけにとられたまま見送ってしまった。顔を伏すレッドとオーキド博士の間で沈黙だけが残る。 「レッド……」 3:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 00:49:53.51 :ABky3MGk0 レッドのポケモンを回復させる。レッド自身も慰めなければならないだろう。 しかしいつもならレッドがぐずりだすところだが……。 「……っ!」 「レッド!」 レッドは涙を振り払い一目散に研究所から駆け抜ける。 「あら?」 「!?」 レッドはドアまで走った所で人にぶつかりそうになり、少し減速した。 マサラでは見ない女性だった。肩まで伸びる黒い髪、山吹色の和服からにじみ出る優雅な立ち振る舞いと気品。しかしレッドは彼女と目を合わせるのを避けて駆け出して行く。 「オーキド博士、あの子は?」 「おお、エリカさん。この前言っていたポケモンをあずける予定だった子の一人なんじゃが……。初戦に負けたショックで飛び出してしまってなあ」 「まあ……どんなバトルでしたの?」 「相手はわしの孫でグリーン、使ってたのはヒトカゲじゃ。今飛び出していったのがレッドで使ったのはフシギダネ。二匹とも今日が初めてだから、ひっかくと体当たりの応酬じゃったのう」 「なるほど。本当に初めてでしたのね」 「おお、しまった。旅立ちのついでにトキワタウンから荷物を持ってきて欲しかったんじゃが、二人に頼みそびれてしまったわい……」 「それなら私にお任せください。飛行ポケモンを持ちあわせていますので」 「おおすまんのう。ジムリーダーにおつかいなんてさせてしまって申し訳ない」 「いえいえ。オーキド博士のお役にたてるのなら、些細なことでも光栄なことです。それと一つ教えていただけたいのですけど」 「なんじゃ?」 エリカはふわりと微笑む。 「レッドくん、どこに行ったのか心当たりはございますか?」 4:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 00:50:35.48 :ABky3MGk0 彼は弱かった。 彼は負け続けていた。年の近いグリーンを相手に、喧嘩でも、かけっこでも、川泳ぎでも。 グリーンは口々にレッドを罵り、レッドは言い返せない歯がゆさと悔しさで逃げ出すしかない。 それでもレッドは新しい勝負からは逃げなかった。グリーンに勝てることを一つでも、その負けん気の強さだけは誇りだった。 そしてポケモン勝負。自分だけじゃないポケモンの強さを借りれば、あるいは。 しかし、結果はいつもの敗北だった。 「……」 草原に雨が降っていた。どこまで走ったのか、帽子と服が水分を吸って体に張り付いていたが、レッドからすれば大した問題じゃない。 「……」 少し疲れた。レッドは座り込み、雨に打たれる水たまりをなんの意味もなく見つめていた。 (なぜ、勝てないのだろう) グリーンと自分は何が違うのだろう。グリーンはいつも自信満々だ。いつも自分は勝てるという確信があり、好戦的な笑顔を張り付かせて勝負に望んでいる。 しかしレッドはそうではない。きっと勝てる。今回は勝てる。そんな想いと裏腹に、また負けるんじゃないか、自分はグリーンには勝てっこないんじゃないか。 そんな感情が目の前を覆ってくる。いつもそうだ。 (一生、勝てないのかな) 5:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 00:51:27.36 :ABky3MGk0 俯いた顔、雨が後頭部から目尻まで垂れてきて、地面に1つ2つと雫となって落ちていく。 「そんなところにいると、風邪を引いてしまいますよ」 その言葉とともに、レッドの頭上に傘があった。しかしレッドから落ちる雫が止まらない。 レッドは目元を一度拭ってから目線を横に移し、先ほどすれ違った和服の女性を視認してから、またすぐに地面へと顔の向きを戻した。 (ありゃ) エリカは肩を落とした。噂に聞いていた少年は大分敗北が堪えているらしい。 彼を知るグリーンの姉曰く、 「レッド君、けっこう無口だからグリーンが調子にのっちゃうのよね……」 オーキド博士曰く、 「レッド自身は優しい子なんじゃがなあ……。グリーンが一度怪我をしたことがあったんじゃが、すぐに走って大人を呼びに来てくれたんじゃよ。しかしグリーンは"レッドに見捨てられた"って勘違いしてしまってのう。後でグリーンに訳も話したんじゃが、それ以来グリーンとレッドが勝負事をするようになってしまったんじゃよ」 そしてレッドは連戦連敗中。彼が逃げ出すと大抵この場所で塞ぎこむという。 エリカは別にレッドに一目惚れしたとか、泣き虫な男の子を叱咤激励したいとか、そこまでの思いがあってレッドを追ってきたわけじゃあない。 (新しいポケモントレーナーの門出に、少しだけ手助けしてもかまわないでしょう) 聞けば彼が使うポケモンは草ポケモンのフシギダネだという。エリカも草タイプを司るジムリーダーの一人。 「レッドさん」 6:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 00:56:18.38 :ABky3MGk0 「!」 レッドの体がぴくりと動いた。 「オーキド博士にお名前をお聞きしました。私はエリカ、ポケモントレーナーをしております」 レッドはなおも動かない。 「グリーンさんに、ポケモンバトルで勝ちたくはありませんか?」 エリカは返答を待つ。数秒の沈黙の後、レッドはゆっくりと口を開いた。 「無理だよ。どうせ勝てない」 「どうして?」 「いつもそうなんだ。こっちがどんだけ頑張っても、グリーンはいつも僕よりも上なんだ。どうせ頑張ったって、無理だよ」 「なるほど……」 中々手強い。さてどんなアプローチがいいだろうか。 「……レッドさんは、ポケモンの公式試合を見たことがありますか?」 レッドがエリカの方を見ずに応える。 「テレビで、ニドリーノとゲンガーが戦っているのは見た」 「最近の公式戦ですね。あれはいい試合でした」 7:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 01:05:19.66 :ABky3MGk0 エリカが弾むように続ける。 「ポケモンバトルに必要な戦略、戦術、技術……それら必要な要素が全て噛み合った試合はとても心躍るものです」 レッドは無感動に、 「勝てなきゃ意味無いじゃん」 とにべもない。 「ええ。試合、特にプロの公式試合はなによりも結果が求められます。しかしプロの公式試合だろうと、ポケモンを初めて持ったトレーナー同士の試合であろうと、ポケモンバトルで最後に勝敗を分ける、不変の要素があります」 エリカは一度言葉を区切って、 「何だと思いますか?」 レッドに微笑みかけた。 レッドは不思議そうな顔をして、 「ポケモンの強さじゃないの?」 「いいえ違います」 ばっさりと切り捨てられた。 「わかんないよ、ポケモンの強さより必要なものなんて」 「……ポケモンバトルで勝つために一番大切な要素、それは」 雨が、勢いをなくしてきている。 「トレーナーとポケモンとの、絆です」 8:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 01:14:34.07 :ABky3MGk0 「……絆?」 「レッドさん、フシギダネを出してみてください」 レッドは手元のモンスターボールを地面に放った。 「ダネフシッ!」 地上に出たフシギダネは、雨の中嬉しそうに背中を揺らしている。 「なんで、喜んでるんだ?」 「レッドさん、オーキド博士からいただいたポケモン図鑑をフシギダネに向けてみてください」 「えっと……」 レッドはポケットから赤い電子図鑑を取り出し、フシギダネへ向けた。 フシギダネを感知した図鑑から電子音が響く。 『フシギダネ。たねポケモン。生まれてからしばらくの間は、背中の種から栄養をもらって大きく育つ』 「たねポケモン……そうか、雨で背中の種から栄養もらえて喜んでいるんだ」 「ええ。レッドさんこれを」 「これは……?」 レッドはエリカから茶色い種子のようなものを受け取る。 「ポケモンフードです。これをフシギダネに」 「あっ」 9:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 01:29:06.86 :ABky3MGk0 レッドがかがみフシギダネに差し出すと、フシギダネは一度匂いを嗅ぎ、はむはむと頬張った。 「ポケモンは剣や盾では決してありません。この地上に住む生物の一つ。好き嫌いがあり、感情があります」 食べ終わったフシギダネが、もっと欲しいとキラキラした目でレッドを見つめる。 「ポケモントレーナーとはひとつひとつのポケモンを知り、そして相手に知ってもらい、絆を育み共に強さを目指す……。レッドさんあなたは今、フシギダネの一部を知りました」 エリカがレッドにポケモンフードの箱ごと手渡す。 「しかしフシギダネの全てではありません。これからレッドさんはもっとフシギダネの事を知り、そしてフシギダネにあなた自身を知ってもらう必要があります」 「僕自身をフシギダネに知ってもらう?」 「ええ」 フシギダネがまだかまだかと、レッドの周りを回り始める。 「互いの事を知り、共に切磋琢磨して絶対に切れない絆のもとに、望む勝利の光がある……。それがポケモントレーナーです」 「……」 レッドは餌を食べるフシギダネを見つめる。初めてグリーンのヒトカゲと戦った時、自分はなにを考えていただろうか。 『グリーンに勝ちたい!』『このポケモンバトルでなら!』 『なんであっちの攻撃の方が強いんだ!』『あっちのポケモンにすればよかった!』 『どうせまた、勝てない』 「……」 10:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 01:39:47.68 :ABky3MGk0 「……僕も」 レッドは初めて、エリカの瞳を真正面から見つめた。 「僕も、なれるかな。そんなポケモントレーナーに」 「なれるかどうかは、この世界の誰にもわかりません。大事なのは」 エリカは抱擁力がこもった声で言う。 「"なりたい"という意思があるかどうか。レッドさん、ポケモントレーナーになりたいですか?」 レッドは目をつぶった。 『レッド、お前ポケモンバトルも弱いんだな!』 『レッド、少しはグリーンに言い返したらどうじゃ?』 『レッドくんごめんね。グリーンにはいつも言ってるんだけど……』 強くなれるだろうか。 もうあんな目で見られることはなくなるだろうか。 ポケモントレーナーになれば、グリーンに勝つことができるのだろうか。 ……いや、勝つことができるかどうかじゃない。 自分は望んでいる。なににも変えがたい強さを。 勝利の光を。 「……ポケモントレーナーになりたい。なって、グリーンに勝ちたい」 「はい。それでは、レッドさんはまずなにを始めますか?」 「もっとフシギダネの事を知りたい。ポケモンのことも、ポケモンバトルの事も」 「ええ」 エリカが本当の意味で微笑む。 「その、エリカ、さん」 「はい?」 レッドがフシギダネを抱え上げる。 「よかったら、少し教えてくれませんか? ポケモンのこと、ちょっとでいいんで」 「もちろん。構いませんわ」 雨はもう止んでいた。 11:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 01:52:37.71 :ABky3MGk0 トキワシティ。ここにはトキワジムの他、ポケモントレーナーの殿堂であるセキエイ高原に続く道がある。 その途上に目を合わせたポケモントレーナー二人の姿があった。 「ようレッド。この先はジムバッジが8個ないと進めないってよ! まったくケチンボだぜあの警備員」 レッドは答えない。グリーンは気にした様子もなく言葉を続ける。 「そういやレッド、あれからお前ポケモンは捕まえられたか? じいちゃんの言葉に従うのは癪だけど、俺は一応集めてる。もう4匹も捕まえちゃったぜ。レッドは何匹だ?」 「……2匹」 「俺の半分かよ! そんな調子じゃポケモン図鑑の完成も俺が先にしちゃうかもな!」 はははっ! とグリーンは軽く笑う。そして腰のモンスターボールに手をかけた。 「知ってるかレッド、旅の途中でポケモントレーナーの視線が合ったら、やることは一つ」 「……」 レッドが身を低くしてモンスターボールを構える。さまになっているレッドの姿に以外だったのか、グリーンが口笛を吹いた。 「へへっ。今度は長くもてよ。レッド! いけっ! オニスズメ!」 「いけっ!ポッポ!」 12:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 02:15:43.85 :ABky3MGk0 鳥ポケモンのそれぞれの鳴き声が響く。 「オニスズメ! つつく!」 「ポッポ、すなかけだ!」 オニスズメの攻撃に耐え、ポッポは正確にオニスズメの目にすなをかけていく 「相手のHP(ヒットポイント)を減らさなきゃ勝てないんだぜ、レッド!」 グリーンが電子図鑑でポッポのHPを確認する。 「ポッポ、すなかけ!」 「はっ、つつくだ! オニスズメ! この前と一緒だなレッド!」 「……」 「なあレッド。お前とお前のポケモンのために言っとくぜ、ポケモントレーナーなんてやめちまえよ」 「!」 「ポケモントレーナーていうのはな、ポケモンを道具のように自在に扱って勝利を勝ち取るもんだ! どんなに強いポケモンを使おうが、命令してる奴がヘボだと勝てねえんだよ」 「……」 「お前て弱い上に口下手だろう? 使われてるポケモンがかわいそうだぜ! 俺なんかじいちゃんの孫だからポケモンのことだってお前よりわかってるし、バトルも強い! そうだ、俺が勝ったらポケモンよこせよ! お前の分も頑張ってやるよ。このグリーン様が、未来の世界チャンプのポケモントレーナー様がな!」 「…………」 ポッポにオニスズメの攻撃が続く。レッドは顔を伏せ、帽子のつばで目線を隠す。 「…………違う」 確かな、しっかりとした言葉だった。 「あん?」 「ポケモントレーナーは、そんなものじゃない!」 13:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 02:23:36.12 :ABky3MGk0 レッドは顔を上げ、グリーンを正面から見据えた。 「ポケモントレーナーとはポケモンとの絆を育み、勝利の光を目指すものだ。好き勝手に命令して、道具のような扱いをして勝てるようなものじゃあない!」 「なっ!?」 グリーンは知らない。こんな、こんな意思をもった煌きを放つ瞳のレッドなど、知らない。 「それを証明してやる! ポッポ! かぜおこし!」 攻撃に耐えていたポッポの眼が開き、一気にオニスズメから距離をとって羽ばたく。 「くっ! オニスズメつつくだ!」 しかしオニスズメの攻撃は外れた! 「なに!どうして!? もう一度だ!」 グリーンは気づかない。オニスズメの攻撃がポッポのすなかけによって、途中から空を切っていたことを。 レッドはオニスズメの命中率が十分に落ちてから、反撃にでたことを。 「トドメだ! かぜおこし!」 ポッポが一段と甲高く鳴き、羽ばたいて作り出した風のかたまりをオニスズメにぶつける。 オニスズメは力のない鳴き声を上げて、倒れ伏した。 14:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 02:25:11.80 :ABky3MGk0 「そんな……俺の、オニスズメが……」 グリーンが呆然とした表情でオニスズメをモンスターボールに戻す。 「こんな……こんなの認めねえ! 畜生!」 グリーンはバトルを中断して、走り去っていく。 「待てグリーン!……」 レッドは追うのをやめて、ポッポに近寄った。 「よくやったぞポッポ。頑張ったな」 「ポー♪」 ポッポにキズぐすりを使って背中を撫でると、ポッポが陽気にレッドへ擦り寄ってくる。 「皆、出ておいで」 レッドが残り二つのモンスターボールをほおる。フシギダネとコラッタが元気に飛び出した。 「お前たちの出番、今回はなかったな。でも油断せずに行こう」 フシギダネとコラッタ、そしてポッポがレッドの周りに集まる。 「さて道を変えて、まずはトキワの森か、今度はどんなところかな」 (あっ……そういえば、僕、グリーンに勝ったのか) しかし、今は些細な事に思える。不思議だ。 「ダネフシ?」 もっと大事なことが、できたからだろう。 「……なんでもないよ。さて行こうか皆。まだまだ旅は始まったばかりだよ」 少年は本当の意味で歩み始める。 ポケモントレーナーになるために。 タマムシシティであの人に礼を言うために。 ポケモン達と共に勝利の光を目指す旅に。 21:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 21:33:55.60 :ABky3MGk0 ニビシティ。そこではニビ科学博物館で宇宙博覧会が行われており、多くの観光客や研究者が訪れている。 またニビシティにもトキワシティと同じくポケモンジムがあり、代々岩タイプを司るジムリーダーが訪れるポケモントレーナーの挑戦を受けていた。 「……ふう」 ここはニビシティジムリーダーの事務室。 普段は多くの関係者が出入りし、隣接するバトルスペースには多くの掛け声やポケモン達の咆哮が響く場所だったが、今はガランとして静かで、一人の男のため息だけが漏れていた。 コン、コン。 「はい」 「入るわよ、タケシ」 「カスミか」 ニビシティジムリーダータケシはデスクで片付けていた書類を置き、同業者であるハナダシティジム所属のカスミを出迎えていた。 タケシは茶色いTシャツに緑のズボン、カスミは丈の短いTシャツとショートパンツのへそ出しルック。互いにかしこまった関係ではないことが見て取れる。 ハナダシティはニビシティと隣接しており、またカスミとタケシは歳が近いこともあって、ポケモンの事を話すことは少なくなかった。 二人の間の空気は静かだった。 タケシは元来口数が多い方ではなかったが、今日は一段と寂しげな雰囲気を纏っており、カスミもそんなタケシを認めながらもさして興味なさげに人のいないジムを眺めていた。 カスミはただの広い空間になったジムの天井を見上げ、声を響かせる。 「本当にやめるのね。ジムリーダー」 「ああ、明日がニビジムの、いや、ジムリーダータケシの最後の営業になる」 「ふーん。代わりの人はすぐ来るの?」 「もうポケモン協会の方が新しいジムリーダーを選定しているそうだ。長くても一週間もすれば新しい人間が来るだろう」 「そう、一週間ね。その間旅のトレーナーは待ちぼうけってわけ」 カスミの語気は強くない。ただ事実を言っているだけだった。 「俺を止めに来たわけじゃなさそうだな」 「そりゃそうよ。止める理由がないもの」 「……そうだな」 22:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 21:43:18.01 :ABky3MGk0 カスミが今は誰も居ないバトルスペース中央、モンスターボールを模した白線の中央に立つ。手を頭の後ろに組んで目をつぶった。 タケシはカスミの大分後ろに立って、明日で最後になるバトルスペースを眺めた。 「じゃあカスミはここに何しに来たんだ? バトルならまあ、今なら付き合うが」 タケシは苦笑しながら言った。カスミは水のエキスパート、対してタケシは岩。自分で言っといて勝ち目は薄い。 カスミは目を開ける。タケシを見ない。どこか中空を見ている。 「バトルは別にいいわ。あんたがどんな顔してるか、興味があっただけ」 「なんでやめるのかは聞かないのか?」 「別に興味ないわ。まあでも、あんたの顔が見れてよかったわ。少し判断材料になった」 「ジムを姉に任せて、最近ハナダに戻ってないって聞いたぞ」 「別に問題ないでしょ。ジムバッジ譲渡の権限は私達4姉妹なんだから、誰かいればいいわ」 「お前が4姉妹の中で一線を画す強さなのにか?」 カスミはタケシに返答せず、タケシの横を通りすぎて手をひらひらと振る。 「明日最後の挑戦者を待つつもりだ。暇だったら来てくれ」 タケシの言葉にカスミは何の反応もせずジムを去った。 「……さて、書類を片付けるか」 23:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 22:22:05.09 :ABky3MGk0 タケシが庶務を終えた時にはもう日が落ちていた。街灯に沿った道のりに人通りは少ない。 「今だ、フシギダネ! ようし、いいぞ!」 「ん?」 道から少し外れた場所、家々から離れた場所で掛け声が聞こえた。 見たところ、10歳そこそこの子供。フシギダネというところからまだポケモンをもらったばかりのトレーナーだろう。 いいコンビネーションだな、とタケシは感じていた。フシギダネの行動と反応を見てから、ちゃんと次の命令を繰り出している。 「いい連携だな、少年」 「え?」 「すまない、邪魔をしてしまったかな」 タケシは気づいたら声をかけていた。ジムリーダーという仕事はジム所属のトレーナーの指導も多い。タケシはそれが嫌いではなかった。 「君は、ニビシティの子ではないのかな? あまり見ない顔だけど」 「うん、マサラタウンから来たんだ。ここではジムに挑むつもりで、今はその練習」 「名前は?」 「レッド」 「そうか。俺はタケシ」 フシギダネがレッドの腕に飛び込み、レッドもフシギダネを抱きかかえて笑顔で撫でる。 24:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 22:23:03.63 :ABky3MGk0 「タケシさんもポケモン持ってるの?」 「……ああ」 タケシは少し考えてから腰のモンスターボールを選び、自らの隣に放る。 「コンっ!」 現れたのは赤い毛にこじんまりとした6つの尻尾が特徴的なポケモン、ロコン。 「わっ。はじめて見るっ!」 「ロコンというんだ。この辺では珍しいかもしれないな」 タケシはかがみ、ロコンの体を撫でる。ロコンは心底リラックスしたように、タケシに体を任せた。 「すごく懐いてるね」 「ありがとな。なあ少年、一つ聞いてもいいか?」 「ん、なに?」 「ジムに挑むということは、その先にあるポケモンの殿堂、セキエイ高原を目指すんだろう? どうしてそうしようって思ったんだ?」 「どうしてって……? ポケモントレーナーは皆目指すんじゃないの?」 25:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/13(日) 22:25:35.37 :ABky3MGk0 「ポケモンとの付き合い方は様々だよ。セキエイ高原を目指す人は多いだろうが、中にはポケモンをペットとする人、ポケモン研究者や、土木作業や治水工事、ポケモンのケアや健康を扱うポケモンブリーダーという職業もある」 タケシはロコンから手を離し、レッドに向かい合った。 「人それぞれのポケモンとの付き合い方がある中で、どうして君はポケモントレーナーになったんだい?」 タケシは努めて優しく言った。別に糾弾しているわけじゃない。このフシギダネと良い関係を築いている少年がどうしてバトルの道に行ったのか、純粋な興味だった。 「……勝ちたいから、かな」 「勝ちたいから?」 「うん。ポケモンバトルってさ、僕だけじゃなにもできないじゃない。でもポケモンだけがいても、なにもできない。ポケモンがいて、トレーナーがいて、二つの心が通じあって初めて、勝てる」 「……」 「一人だけじゃできないことでも、ポケモンと力を合わせれば。仲間と一緒に勝ちたいから、喜びを分かち合いたいから、バトルで勝ちたいから、かな」 少年の表情はキラキラしていた。タケシは憧憬にも似た感情でそれを眺める。 「ごめん、ちょっとうまく言えないかも」 「……いいさ。立派だな、君は」 26:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 22:27:11.60 :ABky3MGk0 ニビシティジムで毎日連戦する日々。しかしタケシはある日、傷ついたポケモンを癒やすポケモンクリニックでのブリーダーたちの献身さを見て、迷いが生まれていた。 自分はポケモンに戦いを強制してしまっていないか。もっと他の、ポケモンを愛する者としての付き合い方があるのではないか……。 そんな迷いが生まれていた矢先、先日ヒトカゲを伴った挑戦者が来た。 一度目はタケシが退ける。相性から見て当然の結果で、タケシはがまんやタイプ相性の事をレクチャーしようと思ったのだが……。 「……うっ」 その時、ヒトカゲを連れた少年から放たられた憤怒の視線。強烈な敵意。それに圧倒され、声をかけれずに彼を見送ってしまった。 時を置かずしてその少年は再来した。今度はリザードを伴って。 タケシは相手が持っているジムバッジの個数によって使うポケモンが決められている。 リザードの力はタイプ相性をものともせずに、タケシのイシツブテとイワークを撃破していった。 力技で押し通るのは悪いことじゃない。しかし、バトル相手に対しギラついた視線で攻撃してくるトレーナーとリザードの姿が、どうしても脳裏から離れなかった。 (俺がやっていることは、正しいことなんだろうか) この迷いに対して、タケシは考える時間が欲しかった。気づけば空いた時間、1から始めるポケモンブリーダー教本なんてものを読んでいる。 (今の俺は、ジムリーダーをやるべきじゃない) 周囲の反対をよそに、タケシは一度自分の道を見直すことを決めた。 27:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/13(日) 22:28:47.80 :ABky3MGk0 「そういえばレッド君は、ポケモン博物館に行ってみたかい?」 「ううん」 「貴重なポケモンの化石や、ポケモンに関わる岩石を展示している。時間があれば行ってみるといい」 「うん、そうするよ」 「今日はもうほどほどにしときなさい。明日ジムに挑戦するなら、体調もポケモンも万全にしとかないと」 「わかった。ありがとうタケシさん!」 「ああ、おやすみ」 少年が駆けていくのをタケシは笑顔で見送る。 自分もさっさと今日は寝よう。明日は朝一番に元気なフシギダネ使いが来るだろう。 (……俺の、ラストマッチのためにも) 32:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/14(月) 21:23:55.72 :IwkOwqpW0 心地良い朝だった。天気は快晴。湿度も程よく、ポケモンたちのコンディションが万全であることは一目見て分かった。 「おはよう皆」 ニビジムにタケシ他、ジム所属のトレーナー達が勢揃いしている。皆一様に、複雑な顔をしていた。 タケシの門出を祝うべきなのか、寂しさから彼を引き留めていいのだろうか。 「タケシさん、やめないでください! 俺……まだまだ1000光年だってタケシさんに教わりたいっすよ!」 「光年は距離の単位だぞ、まったく」 タケシがジムリーダーになってからジムに所属した少年が、こらえきれない涙を流しながらタケシに懇願する。 「ありがとな。今日の挑戦者の前座試合は、お前に任せる」 「……はい!」 「良い返事だ。さあ皆、俺の最後のジム戦だ。気合入れていくぞ!」 『はい!』 (今の俺には、ジムリーダーとして悔いが残っているかどうかすら自分でもわからない。だが、君のバトルに応えるくらいはできるだろう) ジムに開業のベルが鳴り、入り口のシャッターがゆっくりと音を立てて上がっていく。 バトルスペースに朝日が差し込むと同時に、赤い帽子を被った少年の影が伸びる。 「ようこそ、未来のチャンピオン!」 朝一番の挑戦者を受付が元気に向かい入れた。 33:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/14(月) 21:38:17.43 :IwkOwqpW0 タケシは自分の出番が来るまで、自室で精神を集中させていた。 手持ちは相手のジムバッジの個数に合わせ、イシツブテとイワークの二体。イワークは耐久力を活かしたカウンター技、がまんを備えている。 正攻法で来る初心者相手に、相手を見る戦術性を教える極めて簡潔なデモンストレーションとも言える。 (ポケモン同士で傷つき傷を付け合うバトルにおいて疑問をもった俺でも、これから夢を目指す者の手助けくらいできるだろう。イシツブテ、イワークどうか俺に付き合ってくれ) 「!?……なんだ……!?」 今まで聞いたことのないような歓声だった。自室までバトルスペースの轟音にも似た人々の声が響いてくる。 「タケシさん、出番ですよ」 「あ、ああ。しかし、この声は……?」 「いけばわかりますよ、皆待ってます」 バトルスペースへの道を行く。いつもの数倍の眩しさと熱を感じるのは、気のせいではなかった。 「これは……!?」 まるで一級スタジアムのようだった。突貫で作ったのであろうイワーク達を利用して作った階段上の観客席。 そしてその席を埋める老若男女の大勢の観客たち、ニビシティの人口を考えれば驚異的な人数が集まっている。 『タケシさーん!』『頑張れー!』『その坊主つええぞー!!』『やめないでくれー!』 「にいちゃーん!! がんばれ~!」 タケシの弟と妹達まで勢揃いしている。 34:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/14(月) 21:56:42.98 :IwkOwqpW0 「なっ……俺がやめることは、ジムの皆に口止めしていたはず……いや」 (……あのおせっかい娘め) 「すいませ~んタケシさん……負けちゃいました~……」 「わかった。後は任せろ」 タケシはバトルスペースに立つ。相対するは、 「タケシさんって聞いて驚きました。でもすごく光栄に思います!」 レッド。タケシの心に徐々に、熱い衝動が沸き起こってきている。笑っていた。 (馬鹿だな俺は。初心者にレクチャーなどど何を偉そうに。この観客達と、レッド君、そして俺のポケモンが望んでいることは) 「……俺はニビシティジムリーダーのタケシ。岩ポケモンを操るポケモントレーナーだ!」 「マサラタウンのレッド!」 『バトル開始い!』 「行くぞぉ! 行けぇ! イシツブテェ!」 「行け! コラッタ!」 35:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/14(月) 22:30:59.82 :IwkOwqpW0 ポケモンの挙動ひとつひとつにジムが揺れる。 「コラッタ! 体当たりだ!」 「イシツブテ! 体当たりだ!」 文字通り低レベルの争い。しかし、観客たちと、戦うトレーナーとポケモンが持つ熱気はどうだ。 『そこだぁ!』『いいぞぉ!』『頑張れー!』 「コラッタ! もう一度体当たり!」 「イシツブテ! かたくなる!」 (この少年は本気だ! ポケモンが持つ力、ポケモンとトレーナーとの絆を信じて戦っている! 俺はどうだ!) タケシが久しく忘れていた感情が、目を覚ましかけている。 「コラッタ、しっぽをふる!」 (ここだ!) 相手がこちらの防御をさげようとした隙をつく。タケシとイシツブテの考えはシンクロしていた。 「イシツブテ! たいあたり!」 (イシツブテがこんなに早く! いや、俺の考えをイシツブテがわかってくれた) コラッタを倒したイシツブテがタケシをちらりとみる。タケシも頷いた。 36:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/14(月) 22:32:26.60 :IwkOwqpW0 「さあ、レッド。まだまだこれからだぞ!」 「くっ! いけ! ポッポ! かぜおこし!」 イシツブテも連戦では長くもたなかったが、ポッポにある程度の打撃を与えることには成功していた。 「よくやったイシツブテ。もどれ」 レッドはたまらず、タケシに叫ぶ。 「タケシさん! 俺今、すごいわくわくしてる! これがジムリーダーとの戦いなんだね!」 「ああ! 俺も久しぶりに熱くなってきたぜ!」 タケシのポケモンは本気の編成ではない。だがそれがどうした。今持ちうる全ての力を出しきり、勝利を得ることになんの疑いを持とうか。 「これが切り札だ! いけ! イワーク!」 舞い降りる巨体。種族値こそ見た目に反しているが、その巨影はマサラからやってきたレッドを圧倒する。 (でかい……だけど、俺と俺のポケモン達の熱い闘志が囁きかけてくる。トレーナーとポケモンとの絆があれば、勝利の光をたぐり寄せることができる!) 「いくぞ! フシギダネ!」 37:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/14(月) 22:34:07.47 :IwkOwqpW0 「草ポケモンか。だがその小さな体で、イワークの硬い体を打ち砕けるか?」 「超えれない壁などないと、俺は教わりました。俺とフシギダネの力を合わせれば、また一つ、見えなかった強さを身につけることができる!」 「なら見せてみろ! イワーク! たいあたり!」 「フシギダネ! たいあたり!」 (最初は体当たりの応酬、このフシギダネの火力なら耐えることができる! よし) 「イワーク、がまん!」 イワークの動きが丸まってとまり、フシギダネのたいあたりに対し反撃しなくなる。 「これは……一体?……まて! フシギダネ!」 (気づいたか。だが遅い、とめるのがあと一瞬早ければな!) 既に数発フシギダネの体当たりがヒットしている。 「イワークのがまん、知っていたのかレッド?」 「いえ、初めて聞く技です。だけど、イワークの挙動から予測はできる。フシギダネ! やどりぎのタネ!」 「なに!?」 フシギダネの背中のつぼみから種子が発射され、イワークの体を覆う! 「だが、イワークのがまんは開放される。イワーク! こうげきだ!」 「あとは削りきるまで! フシギダネたいあたりぃ!!」 イワークとフシギダネの額が激突し、あたり一面に砂埃が舞う。 「……」 「……」 38:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/14(月) 22:35:38.00 :IwkOwqpW0 砂埃が晴れた時、立っていたのは巨影だった。フシギダネは倒れ伏している。 『……フシギダネ戦闘不能! ……え?』 イワークの巨体が傾き、ずしんと大きな音を立てて倒れた。その巨体からは地面を伝って、フシギダネへ養分を送るやどりぎが伸びていた。 それが一度脈打つと、フシギダネがゆっくりと立ち上がる。 『しっ失礼!……イワーク戦闘不能! 勝者! 挑戦者レッド!』 『うおああああああああああああああああ!!!』 「勝った…‥? 勝った……!! 勝ったぞ!!」 レッドがフシギダネに駆け寄って抱き上げる。 「やった……!!」 「おめでとう。レッドくん」 「タケシさん……」 イワークを戻したタケシが歩み寄る。 「こんな清々しいバトルは久しぶりだった。おめでとう。君にジムリーダーが認めた証、グレーバッジを進呈しよう」 「あ、ありがとうございます!」 レッドは副品としてがまんのわざマシンも受け取る。 「俺、こんなに楽しいバトル初めてでした。ジムリーダーのポケモントレーナーって、本当に憧れます」 「憧れ、か」 「だって、イシツブテもイワークとも息ピッタリだったじゃないですか。俺も、そんなトレーナーになれるように、頑張ります!」 「……ありがとう。君のフシギダネの扱い方も見事だった。誰かに教わったのかい?」 「教わったってほどではないんですけど……でも、今の戦い方見たら、優雅じゃないって言われそうです」 「優雅……?……!!」 草ポケモンを優雅なんて言う人は、タケシには一人しか思い浮かばない。 「いい師に巡りあったようだね。タマムシまで気が抜けないな」 「はい、それじゃあ」 「ああ、いい旅を」 39:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/14(月) 22:36:31.36 :IwkOwqpW0 少年はまた駆け出していく。 しかし去ろうとするタケシに対し、歓声と拍手がなりやまない。 それを見て、ハナダのおてんば娘は微笑んでジムを後にした。 ジムのトレーナーたちがタケシに駆け寄ってくる。 「タケシさん、俺、俺」 「皆、話したいことがある」 ポケモンバトルで、ポケモンとの絆を証明している者達がいる。自分もそのうちの一人になりたい。熱いバトルを通して。 「書類を片付けたのが無駄になってしまうが、どうか俺を、ジムリーダーとして鍛えさせてもらえないか。まだまだ、ジムリーダーとして学ばなきゃいけないことがありそうなんだ」 「……!!」「もちろんです!!」「やった!! タケシさん!!」 『タ・ケ・シ・!』『タ・ケ・シ!』『タ・ケ・シ!』 (ありがとう、レッド。君ならばきっと……!) またひとり、ポケモントレーナーとして新たな扉を開く。 レッドの旅はまだまだ続いてく……。 41:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/14(月) 23:40:13.18 :dpiqpRtG0 熱いな 43:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 01:21:21.31 :W6G6U/Tgo 普通に泣けるわ 俺もタケシコールしたかった 44:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 22:41:42.84 :jtHkzUs+0 「おーし皆、集まってくれ」 オツキミ山のニビシティ側麓にある草むらの中、レッドはフシギダネ、コラッタ、ポッポ、バタフリーといった手持ちのポケモンたちをモンスターボールから外に出していた。 「俺達の新しい仲間だ。出てこい! コイキング!」 光とともに跳ねまわる魚影。地上におけるその姿は川から打ち上げられて身悶える魚の姿そのものでしかない。 「こいつはコイキング! 技は今は……攻撃技じゃない"はねる"しかないけど、俺達にとって貴重な水ポケモンの仲間だ。レベルアップして水の技を覚えれば、岩ポケモンの多いオツキミ山できっと活躍してくれる。皆サポートよろしくな!」 レッドの言葉にポケモンたちがそれぞれ鳴き声を上げて答える。皆レッドに大事に育てられて強くなってきたことをわかっており、新しい仲間のサポートにも理解を示してくれているようだった。 「さて、それじゃあオツキミ山の入り口を少し探索してみようか。ポケモンセンターにもよって、もう一度あの人にお礼を言っておこう」 ポケモンが500円で売っている。しかも草むらでは中々お目にかかれない水ポケモンということもあり、レッドはすぐに心惹かれコイキングを購入した。 純粋な少年は売ってくれた男性に対して深く感謝している。 (あれ、なんだろ?) ポケモンセンターから警察であるジュンサーが複数人現れ、布を被せた男を連れて行っている。 「あいつ、ポケモン売買の許可証を持たずにポケモンを販売してたのよ」 「え」 45:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 22:51:18.24 :jtHkzUs+0 レッドが振り向くと、そこにはノースリーブのTシャツにショートパンツといった様相の短髪の少女がいた。可愛さとワイルドさが同居している、そんな格好だった。 「売買って……」 「ってあら!? あなたこの前ニビジムに挑んでた子じゃない!?」 少女の声のトーンが急に上がり眼がきらりと光った。 「えっと、確かにこの前タケシさんと戦ったけど……」 「やっぱり! あの試合私も見てたの! 凄く楽しい試合だったわ!」 少女がはしゃぎながらレッドの手を握ってくる。こんな直接的に喜びをあらわしてくる同年代の少女に対し、レッドは気恥ずかしさと嬉しさから少したじろいだ。 「あっありがとう……」 「えっと確か、レッド君だったわね。私はカスミ。私もポケモントレーナーなの」 「え、そうなの!?」 「そうよ。あなたとポケモン息ぴったりって感じで最高だったわ。イシツブテもイワークもレベルが上なのに力を合わせてぎりぎりの勝利……! あなたみたいなポケモントレーナーって本当に素敵」 今度はうっとりとした表情でカスミはレッドを見つめてくる。 可愛らしい少女の好意を帯びた視線に、レッドの頬が純粋に紅潮する。 「そ、そこまで言ってくれるなんて……。でも、俺だけの力じゃないよ。皆がいてくれたから、あきらめずに頑張ってくれたから勝利できたんだ」 46:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 23:40:08.97 :jtHkzUs+0 「そうね……」 カスミが急に声のトーンを落とし、レッドから距離をとって背を向ける。 「?」 「ねえ、レッド君。君はこれからオツキミ山に入るんでしょ?」 「? うん。でもしばらくはオツキミ山でポケモンのレベルを上げるつもり。新しい仲間が入ったばかりなんだ」 「そう……」 カスミは体をよじり、レッドを流し目で見ながら、 「私も一緒に行っていいかな?」 と首を傾げた。 「う、うん。でも、しばらくここのポケモンセンターを行き来するけど……」 「構わないわ。さ、行きましょ!」 カスミがレッドの手を掴みぐいぐいと引いていく。レッドの初めての洞窟探検には、大きな渦が待ち構えていた。 オツキミ山内部、入ったレッドとカスミにはすぐさま野生のポケモンが出迎えた。 「野生のズバットよ」 「行け! コイキング!」 (!?) カスミが声を上げそうになるが、喉で押し殺してレッドの動向を見守る。 47:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/15(火) 23:42:01.03 :jtHkzUs+0 「よし、もどれコイキング! 行け! バタフリー!」 「……」 バタフリーがズバットを念力で倒し、ボールを収めたレッドは一息つく。 「ねえ、レッド君。そのコイキングって攻撃技もってないんでしょ? どうして育てているの?」 彼は知っているのだろうか。そのポケモンのポテンシャルを。 「えっと……初めて手に入れた水タイプのポケモンってこともあるんだけど、なんていうのかな」 レッドがぽりぽりと頭をかく。 「確かに今は強くないけど、これから戦いの経験を積めば、きっと強くなるって、そう思ったからかな」 レッドがコイキングの入ったモンスターボールを期待に満ちた目で見る。 育てれば進化するという知識をひけらかすわけではない。かといってとぼけているようにはとても見えない。 普通知識のない人間がコイキングを見ればなんと役に立たないポケモンと判断するだろう。 しかしレッドは、期待している。努力の積み重ねの先にあるものを。 「レッド君はさ」 「?」 「もし絶対に勝てない相手、何度戦っても実力の差を見せつけられるような相手がいたら、どうする?」 カスミはレッドではない虚空をみて質問している。 48:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 23:44:36.72 :jtHkzUs+0 (絶対に勝てない相手……) 『やい、泣き虫レッド!』 「……あきらめない。例え一時的に逃げることや、落ち込むことはあっても、でも絶対勝ってやるって、頑張るかな」 レッドの顔は真剣そのものだった。 「今は、一緒に頑張ってくれる仲間もいるしね」 そして手に握るモンスターボールを見てほころんで笑顔になる。 カスミはレッドの答えに高揚していた。 「うん、そうよね。私やっぱりレッド君のこと、好き」 「え!?」 「ポケモントレーナーとして、ね。そういう風に頑張れる人が、私は好き」 「あ、ああ、そういうこと」 レッドはいつになくどぎまぎしていた。 「……」 「カスミさん?」 (……) 49:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 23:46:21.61 :jtHkzUs+0 ハナダジム、カスミ達4姉妹がジムリーダーになったばかりの頃。 「カスミ! いい加減にしなさい! もう勝負はついていたわ!」 泣きながらジムから走り去った挑戦者に見向きもせず、カスミは姉の声に苛立っていた。 「はあ? 相手のヒットポイントは残っていたわ。そこに全力で技を放って何が悪いの?」 「相手に降参する隙を与えなかったでしょう。最初の一撃で力の差は明らかだったわ。相手もあきらめてた」 (くだらない) 「それがなに? ポケモントレーナーだったら最後の瞬間まで勝利を目指すのは当たり前でしょ?」 「ポケモンは戦いの道具じゃない。私達と同じ生き物なのよ。ポケモンとの正しい付き合い方、自分達の力量を把握して正しい決断をするのもトレーナーの仕事。そういうトレーナーとして必要な事を教えるためにジムがあるのよ」 「冗談じゃないわ! ポケモンバトルを行うトレーナーなら常に勝利が一番大事。ボタン姉達がそんな甘い考え方だから、私に一度も勝てないのよ」 「カスミ!!」 「スターミーも言ってるわ。もっと強い敵を圧倒的に倒す。……ジムリーダーになればカンナさんに近づけると思ってたけど、とんだ勘違いだったみたいね」 「カスミ、待ちなさい! カスミ!」 50:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/15(火) 23:49:24.71 :jtHkzUs+0 (タケシもレッド君も、最後までポケモン達と勝利を目指したからあんな素晴らしい戦いができた。どうしてわからないの、お姉ちゃん……) 「カスミさん?」 「……? わっ!?」 気がつけばカスミの目の前にレッドの顔があった。 「ごっごめん! カスミさんすごくぼうっとしてるみたいだったから……」 「あはは、ごめんなさい。そのとおりでーす。ねえ、そのカスミさんっていうのむず痒いから、カスミって呼んで? 私もレッドって呼ぶからさ。お互い堅苦しいの無しにしようよ」 「そう? じゃあカスミ、そろそろフシギダネ達のHPが少なくなってきたから、ポケモンセンターに戻ろうと思うんだけど、いいかな」 「ええいいわよ。行きましょうか」 姉たちの考えが間違っていることを、この子も証明してくれている。勝利にむかって邁進する姿がポケモントレーナーの真の姿なのだ。 「うん? この石ってもしかして……」 レッドがきれいな鉱石を拾う。光が顔に反射して、あどけなさが残りながらもたくましさを備えつつある男子の瞳が洞窟に浮かび上がっていた。 (レッド、本当にいい子だな……。年下だけど結構……) カスミが持つレッドへの感情がゆるやかに上がっていく。しかし、そんなところに空気を読まない闖入者。 「待て、そこの二人! 俺達はロケット団だ!」 「有り金とポケモン全部置いてってもらおうかあ!」 54:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/17(木) 00:15:01.56 :CXpFsnIc0 前方に一人、後方に一人。洞窟の道を塞ぎレッドとカスミ二人を閉じ込める黒尽くめの男たち。 「ロケット団……!?」 「気をつけてレッド。やつらはポケモンを使って悪事を働く不逞者よ。まさかこんな場所にまでいるなんてね……」 驚くレッドと対照的にカスミは落ち着いていた。少女の一人旅、この程度の修羅場は慣れているし、打開できる実力があると自身確信している。 「行くぞ、坊主の相手は俺だ」 「じゃあ俺は女の子だな。任せてよ兄貴!」 しかし位置がまずかった。前後ろに陣取られてはカスミが二人同時に相手にできない。 (まずいわね……レッドは今回復に向かおうとしていたばかり。戦えるポケモンは) 「大丈夫だよ、カスミ」 「え」 カスミの心配を悟ったのだろう、レッドが落ち着いた言葉を発する。 レッドの手持ちはコイキング以外大分疲弊している事をカスミはわかっていたが……。 「わかったわ。レッドはそっちをお願い」 「うん」 相対する4人が一斉にモンスターボールを構える。試合とはまた違う、息の詰まる戦いはレッドは初めてだった。 55:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:16:33.78 :CXpFsnIc0 「行けっ!ズバット!!」「イシツブテ!」 「行きなさい! ヒトデマン!」 「行け! コイキング!」 『えっ!?』 驚愕。この状況でレッドが繰り出したのはコイキング! 「ぶっはははあははっは!!! なんだそのポケモンは! やけくそか!?」 「兄貴ぃ! 楽勝じゃないっすかあ!」 「れッレッド! 今はレベル上げなんてしてる場合じゃないのよ!?」 「ふざけてなんかないさ」 レッドは大真面目だった。帽子から垣間見える鋭い眼光にレッドに対していたロケット団の笑い声が止まる。 「……ほう。なら存分に痛めつけてやる! ズバット! きゅうけつ!」 「レッド! もうっ!」 「やっちまえ兄貴!」 (すぐにこいつを倒してレッドの援護に向かわなきゃ!) カスミからすればレッドが何を考えているかわからない。幸いイシツブテを出したこの相手は大したことなさそうだった。 56:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:17:32.11 :CXpFsnIc0 「ヒトデマン! ハイドロポンプ!」 「ぐえっ!?」 カスミがイシツブテを出したロケット団の手持ちを蹂躙していく。 対して、レッドは全員の予想通り苦戦していた。 「どうしたどうしたぁ! この程度かよ」 「……頑張れ、コイキング」 レッドは静かに待っていた。勝利のチャンスを。 「ぐああ! 兄貴!」 「レッド! 今行く!」 そうこうしているうちにカスミが決着をつけたようだった。しかし、 「うおお! 兄貴の邪魔はさせねえ!」 「え!? しまった!」 カスミは逸る気持ちで油断していたのだろう。相手がまだ一体残していたことに気がつけなかった。そして最後に繰り出してきたイシツブテの狙いは、天井。 「いわおとしだ!」 「あっ!?」 狭い通路の中で岩の天井が崩れる。カスミは間一髪でかわしながらヒトデマンを操りイシツブテとロケット団の一人を戦闘不能にしたが、レッドと完全に分断されてしまった。 「レッド!」 57:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:18:34.53 :CXpFsnIc0 「ははは、そんな弱っちいポケモン出してよくカッコつけれたもんだな坊主!」 「……」 しかしレッドの眼光の鋭さは変わらない。コイキングもよく耐えていた。 「ちっ! 気に入らねえなその眼! ズバット!」 「ギャア!!」 コイキングを襲っていた刃がレッドの頬をかすめる。 「あっあんた! レッド! どうして他のポケモンを出さないの!」 岩をどかし、かろうじて顔が見える程度に穴が空いた土砂からカスミの悲鳴が響く。 「違う」 「なに?」 レッドの声は、憤怒に満ちていた。 「あんたにはわからないのか。ズバットの気持ちが」 「ズバットの気持ちだあ? なにを訳のわからないことを」 「コイキングがここまでなぜ耐える事ができていると思う。あんたの命令に対して、どうして俺がこの程度ですんでいると思う?」 「なにぃ?」 ロケット団の男はレッドの顔を見る。確かに顔を切り裂いたつもりだったが、かすり傷程度ですんでいる。コイキングも思えば、硬すぎるような…… 58:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/17(木) 00:21:39.94 :CXpFsnIc0 「ポケモントレーナーはポケモンと息を一つに合わせ、お互い理解しあわないと力を発揮できない。あんたが何回ズバットに命令しようと、俺と俺のポケモンは倒せない」 「何を馬鹿な! いい加減とどめを刺せ! ズバット!」 ズバットが何度もレッドの顔や体を襲う。しかし、レッドを守るかのようにコイキングがズバットの回りを跳ねまわった。 「ちょこざいな魚が! ……え?」 そこでロケット団の男は初めて気づいた。ズバットが傷んでいる。 水ポケモンのエキスパートであったカスミも、その言葉でやっと気づいた。 (コイキングははねてたんじゃない! あれは、"わるあがき") 「想いが通じあっていない力など、ありはしない! あんたもポケモントレーナーのはしくれなら、ズバットの声に耳をかたむけてみろ!」 「なっ……!?」 ズバットの羽ばたきが疲労からか、がくんと落ちた。 「そこだコイキング!」 コイキングのわるあがきは急所にあたった! ズバットは倒れた。 「嘘だろ……!?」 「嘘……!?」 カスミですら目を疑った。こんな勝利見たことがない。 59:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:22:21.99 :CXpFsnIc0 「ぐっ……!」 「レッド!」 レッドも経験したことのない痛みに膝をつく。しかし、それでもなお彼は語りかけた。 「くっ……ポケモンを道具になんか使わないでくれ。俺は……あんなつらそうに戦うズバットを……見たくない……」 「なっ……!?」 (つらそうだと……こいつ、ポケモンの気持ちがわかるとでもいうのか!?) 「レッド!!」 カスミがレッドに駆け寄る。ロケット団の男の手持ちは残っていたが、コイキングが見せた常識外のガッツ、そして年端もいかない少年の感情に満ちた言葉に、なぜか体が動かない。 「小僧……お前は」 「あっ……兄貴! ジュンサーが!!」 オツキミ山で誰かが騒ぎを聞きつけて通報したのだろう。ロケット団二人はあっという間にお縄になった。 「レッド……」 「大丈夫、ありがとうカスミ」 レッドがカスミの手を借りて、なんとか立ち上がる。 60:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:23:00.99 :CXpFsnIc0 「小僧、一つ聞かせろ」 ジュンサーに手錠をかけられた男が、レッドに問う。 「どうして、お前はコイキングで勝てると思った」 レッドは迷わずに言った。 「コイキングの熱い闘志が、伝わってきたからだ」 シラフでこんなことを言う奴がいる。ポケモントレーナーという称号は、こんな少年を生むのか…… 「熱い、闘志……」 カスミも思わず、レッドの言葉をつぶやく。 「……そうか。俺のズバットは、なんて言っていたのかな……」 「ちゃんと向き合うんだ。その手にモンスターボールを掴んだのなら。聞こえる日が来るはずだ」 「……」 「兄貴……?」 ロケット団の男は連れていかれる最後に、微笑んだような気がした。 61:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:24:10.93 :CXpFsnIc0 「ふう、もうすぐ山頂だねカスミ」 「……そうね」 一度ニビシティまでもどった二人はレッドの傷の回復を待ち、オツキミ山の踏破に望んだ。 正直カスミは途中でレッドを残して引き返すつもりでいた。カスミはただ今家出中である。 しかしレッドと別れるのが名残惜しく、結局ここまでついてきてしまった。 「カスミ! あれピッピだよね!」 洞窟から外に出た山頂付近、満月の下の円形にくぼんだ場所にピッピが群れで円を作って踊っている。 「えっうそなにあれ!? 私もあんなの初めて見た……」 そのうちの一匹が円から外れ、レッドとカスミの手を引く。突然の友好的な動きにポケモンを出すという選択肢が頭に沸いてこない。 戸惑いながらも円の中心に導かれるレッドとカスミ。一匹のピッピが、レッドのポケットをしきりにつついている。 「あっ……そうか、博物館で見たのとやっぱり同じ、これは月の石か」 レッドはそれをピッピに導かれるまま、天高くかかげる。月の石が輝き、円になって踊っていたピッピ達が光の粒子をまとって宙に浮いていく。 可愛らしい鳴き声と共に夜空に光のカーテンを作りながら、月の石の力を得たピッピが夜空に舞いながらピクシーへと進化していく…… 「綺麗……」 「すごい……」 62:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:25:14.48 :CXpFsnIc0 「レッドへの、ご褒美かもね」 「ご褒美?」 「オツキミ山の平和を魔の手から守ってくれたっていう、ご褒美」 「それだったら、カスミも同じじゃないか」 「私は別にいいわ」 光のカーテンが終わり、ピクシーが夜空へ消えていく。 それと同時に、カスミはレッドから距離をとった。 「カスミ?」 「ここからは一本道だから、ハナダシティまで迷うことはないわ。私は一足先に行ってるね」 「カスミ……?」 カスミがレッドへ背中を向ける。 「ハナダで待ってる」 その一言でカスミは闇に消え、レッドから見えなくなった。 カスミが待っているであろう場所が、レッドの頭に浮かぶ。 なんの根拠もなかったが、不思議な確信があった。 コイキングの勝利を疑わなかったのと同じような確信が。 63:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:26:13.96 :CXpFsnIc0 (私があの時、レッドと同じ状況だったらコイキングを勝利に導けただろうか) ハナダジムは波立っていた。久方ぶりの帰還。ジムリーダーだけが許される最奥の間、出て行く時は陰鬱でしかなかったこの場所が、今は妙に馴染んでいる。 「一体どういう風の吹き回し、カスミ」 「お姉ちゃん……」 姉はカスミを咎めなかった。今の言葉も笑顔で言っている。 「勝手してごめんね、おねえちゃん。私がここで抱いた疑問、お姉ちゃんに言われた言葉……私の心に霧がかっていたものの形が見え始めてる」 あのロケット団の男の心には確かに、ポケモントレーナーの火がくすぶり始めていた。そうさせたのは間違いなく……。 (ただ勝つだけじゃない。ポケモンと人との心のつながり) 「その霧は、あの子によって晴れるのかしら」 姉が入り口に現れた男の子を見つめる。 「わからない。でも私は、確かめたい!」 おてんば娘はモンスターボールを手にする。 64:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:26:55.41 :CXpFsnIc0 「待っていたわレッド」 「カスミ……」 「ふふっ。驚いた?」 「少しね。でも、納得したかな。今のカスミはきっと、俺が今まで相手してきた誰よりも手強い気がする」 「気がする、じゃないわよ」 水辺のバトルスペース。互いに好戦的な笑顔を向け合い、構える。 「私はハナダジムリーダーのカスミ。水を司るポケモントレーナーよ!」 「マサラタウンのレッド!」 『バトル開始ぃ!』 65:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:28:05.38 :CXpFsnIc0 「行け! フシギソウ!」 「行きなさい! ヒトデマン!」 フシギソウのつるのムチを、ヒトデマンが水鉄砲の水圧ではたき落とす。 (私は勝利こそがポケモントレーナーの至上の喜びだと思っていた。勝利を目指せない奴はただの根性無しで眼中に入れる必要なし。そう思っていた。だけど、レッドの考えは違う。ポケモントレーナーで一番必要なのは勝利じゃない! ポケモンは私達と同じ、感情のある生き物) フシギソウのつるのムチが逃げるヒトデマンを追い詰めるが、ヒトデマンはひるまずフシギソウに肉薄する。 カスミは懸命にヒトデマンを見つめる。今草ポケモンに追い詰められたヒトデマンになにを命令すればいい。 (ヒトデマンはフシギソウを恐れてない! ならば!) 「ヒトデマン! スピードスター!」 「なに!?」 『フシギソウ戦闘不能!』 (昔の私だったら、ヒトデマンをあきらめて即効で次のポケモンで仕留めようと考えてたわね……) 「さすがだ。カスミ」 「当然よ。さあまだ終わりじゃないでしょ」 「もちろん。行け! コイキング」 「容赦しないわよ」 しかし、ヒトデマンの動きが鈍った。蔦が絡みついてる。 (やどりぎ!?) 「コイキング、たいあたり!」 『ヒトデマン、戦闘不能!』 66:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:29:04.04 :CXpFsnIc0 (そうよねレッド。私達は強くなれる。ポケモンと二つ心を合わせれば、どこまでも!) 「行きなさい! スターミー」 コイキングが光がかやき、青き龍となってスターミーに相対する。 レッドが図鑑を確認し微笑む。 「すごい……やったなコイキング。いや、ギャラドス! 行くぞカスミ!」 「ええ、この戦いで決めるわよ!」 「バブルこうせん!!」 「かみつく!!」 大口を開けたギャラドスがスターミーに迫り、その口めがけてスターミーのバブルこうせんが炸裂する。 迫るギャラドスの動きはゆっくりになるが、確実にスターミーに迫る。スターミーのバブルこうせんの勢いは止まらなかったが、ギャラドスの勢いもまた、止まらなかった。 ガシッ! 「行けっ! ギャラドス!!」 「スターミー!!」 カスミは勝利のためスターミーを懸命に見た。そして、理解した。スターミーが引いている。 (あ………あんた、結構臆病だったのね……ごめん) 『スターミー戦闘不能! 挑戦者レッドの勝利!』 67:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:32:18.11 :CXpFsnIc0 「新しいポケモンかと思ったわ……」 「まさかあれが預かりボックス開発者のマサキさんとは……」 戦いが終わり、レッドはカスミにそのまま腕を引かれハナダの岬にまで来ていた。 名目はポケモントレーナーならば一度ポケモン預かりボックス開発者のマサキさんに会った方がいいという事だったが、どうやら本命はその帰り道にあったらしい。 「かっカスミ……ここって」 「ふふ、なに恥ずかしがってるの?」 二人がいるのはハナダで話題のデートスポット。夕焼けが綺麗に見えるハナダの岬。レッドとカスミの回りには多くのカップルが自分たちの世界に浸っている。 「私達もそう見えるかしら?」 カスミはいたずらっぽい笑みを浮かべて舌を出す。レッドからすれば本気なのか冗談なのかわかりかねる。 「えっと……」 「レッド、目をつむって」 「え」 レッドの顔が赤くなる。恐る恐る目を瞑ると、カスミがレッドに近づき…… 「はい、これ」 「あ」 カスミがレッドの手を取り、何かを握らせる。目を開けるとハナダジムバッチが輝いていた。 「ハナダジムリーダーカスミがレッドの実力を認め、これを進呈します」 「ぷっ、似合わないよ」 68:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 00:33:41.74 :CXpFsnIc0 二人静かに笑い合う。そして、ゆっくりと見つめ合う。 「私、もう一度ジムで頑張ってみる。ポケモントレーナーとして強く、大きくなりたいから」 「そっか、じゃあお別れだね」 「レッドは、これからどこへ?」 「とりあえず、タマムシシティを目指すよ。フシギダネとの付き合い方を教えてくれた、大切な人がいるんだ」 「それって……」 カスミに芽生えた静かな対抗心。 「レッド、眼を瞑って」 「え、さすがに二回目は……」 と言いながらも目を瞑るレッド。 チュッ 「…………!?!?!?」 呆然としたレッドをよそに、真赤になった顔を悟られまいとカスミが逃げ出し、距離があいたところで振り返って叫ぶ。 「中途半端な所であきらめちゃだめよ! レッド!」 「……ああ!」 ハナダの岬で、二人のポケモントレーナーが一つ扉を開く……。 72:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/17(木) 04:18:13.02 :r51QYpCAo 青春ですなあ 73:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/18(金) 23:33:32.14 :83B6E8Xo0 「そこだフシギソウ!」 「フシ!」 フシギソウが木々から落ちる葉っぱをつるのムチで正確に撃ち落としていく。 豪華客船サントアンヌ号が停泊する港町クチバシティ。レッドは3個目のバッチ、クチバシティジムへの挑戦のため郊外でポケモン達とトレーニングを進めていた。 「OKだフシギソウ。少し休憩にしよう」 「フシー」 レッドは地面から突き出た木の根に腰を下ろし、フシギソウにポケモンフードを投げた。フシギソウは元気に口で受け取る。 レッドの気分は期待で高揚していた。ニビのタケシ、ハナダのカスミ、二人共ポケモン達と強い絆で結ばれている素晴らしいポケモントレーナーであり、そのバトルは非常に心躍るものだった。 クチバシティジムリーダーとはどんなポケモントレーナーなのか、どんな熱いバトルができるのか。今から楽しみで仕方がない。 「わあ、すごい!」 「ポケモンだぁ!」 「ん?」 「フシ?」 レッドよりも背の低い男の子と女の子。二人はフシギソウの事を物珍しそうにキラキラとした目で見つめている。 74:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/18(金) 23:34:03.09 :83B6E8Xo0 「フシギソウを見るのは初めてかい?」 レッドは優しく微笑んで二人に話しかける。 「うん!」 「ねえ、触ってもいい?」 「ああ、フシギソウ」 レッドが声をかけるとフシギソウが二人に近づいていく。二人は歓声を上げてフシギソウに手を伸ばして頭をさすった。フシギソウも嬉しそうだ。 「ねえ、お兄ちゃんはポケモントレーナーなの?」 「ああ。ジムバッジ8つ集めて出場できる、ポケモンリーグを目指してるんだ」 「すごい! 今何個?」 「今は二つ。これからクチバシティのジムに行くつもりだよ」 「いいなあ」 「私もポケモン欲しい……」 「慌てなくても大丈夫さ。10歳になれば誰だってポケモントレーナーになれるんだ。君たちだってすぐに……?」 「……」 そこまで言って、レッドは二人の顔が沈んでいることに気づいた。レッドも戸惑う。 75:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/18(金) 23:35:17.76 :83B6E8Xo0 「旅の方、その子たちはポケモントレーナーになれないんじゃよ」 「え」 レッドたちから少し離れたところから、紳士服に黒のシルクハット、白い立派なひげにサングラスをかけていながら、丸々とした体で愛嬌のある老人が歩いてきていた。 「あなたは……?」 「失礼、わしはこの街に居を持つポケモンだいすきクラブの会長じゃ」 「ポケモンだいすきクラブ?」 「ポケモンが好きな者達が集まる集会のことじゃ。その子たちの親もポケモンだいすきクラブの会員なんじゃよ」 「そんなクラブが……えっ、でもそれならなぜこの子たちはポケモントレーナーになれないんですか?」 「……ポケモンだいすきクラブへの入会にはいかなる制限も設けておらん。ただポケモンが好きならば誰でも歓迎するクラブなんじゃ。じゃが……」 老人がサングラスの奥に悲しさを臨ませる。 「中にはポケモンを好きなあまり、ポケモンを戦わせるのを良しとしない者達もいるのじゃ。他人のポケモンでもバトルを見るだけで拒否反応をしめしてしまう。その子たちの親もな……」 「……!……だからポケモントレーナーにはさせないと……!?」 レッドは驚愕で目を見開き、固まってしまった。フシギダネと出会い、バトルを通して様々な人とポケモンと大切な絆を築き上げてきたレッドからすれば、この事実は晴天の霹靂だった。 「ねえ、お兄ちゃん。ポケモンで戦うことってだめなことなの?」 「無理やり戦わせることは、野蛮なことなの?」 「え……」 76:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/07/18(金) 23:37:18.78 :83B6E8Xo0 二人の少年少女の純粋な視線が突き刺さる。会長もレッドを見ていた。 レッドは目をつむり、心を落ち着かせる。そして湧き上がる自分の正直な気持ちを伝えた。 「そんなことはないさ。俺とフシギソウは今まで様々なトレーナーと戦ってきたけど、戦わなかった方がよかったなんて思ったことはない」 レッドがフシギソウを手招きし、フシギソウがレッドが差し出したてに頬を寄せる。 「ポケモンは感情のある生き物。だからこそ共に心を通わせて自分たちが目指す高みに一緒に登ることができる。喜びも悲しみも分かち合い、辛くて諦めそうになっても自分の中の弱さに打ち勝ち、新しい自分に成長できる」 あの人が最初に教えてくれた、ポケモントレーナーで最初に必要で、もっとも大切なこと。 「熱いバトルを通して絆を深めることができる、それがポケモントレーナーのポケモンバトルなんだ!」 二人の少年少女にレッドの熱が伝染したのか、二人は拳を握りしめて頬を緩ませわくわくしている。 老人は一度下を向き、なにか意を決したのかレッドに向き直る。 「旅の方、その心意気を見込んで、一つ頼まれてはくれんか」 「頼み?」 「クチバシティのジムリーダーマチスは、戦争帰りのポケモントレーナー。戦いを助長させるとして、最近うちの一部の者達と一悶着おきてしまってのう」 「……それで、俺がなにを?」 「クチバシティジムリーダーに挑むさい、マチスとトラブルを起こした者達を観戦させたいのじゃ」 「え!? でもそれって」 「ポケモンと人とはそれぞれに合った千差万別の付き合い方がある。ポケモンをだいすきと称する者達として、ポケモンバトルに好悪があっても理解はして欲しいのじゃ……」 「会長さんは、バトルのことは?」 「積極的に戦いはせんし、観戦する趣味も持っとらん。だがのう、ポケモンと人とが一つになれる舞台であるとは思うておる」 「……」 「君はポケモンと確かな絆を築いているようにわしは見た。どうか、ポケモンを愛するが故視野が狭くなった者たちに、あっと目を覚まさせるようなバトルを見せてくれんか」 77:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(SSL):2014/07/18(金) 23:39:17.97 :83B6E8Xo0 (俺は……) レッドの脳裏に、穏やかな草ポケモン使いの淑女が浮かぶ。 『ポケモンに一つ命令するのもこんなに難しいんだね。フシギダネと呼吸を合わせられない……』 『なら諦めますか』 『まさか。……でもフシギダネは、命令を聞くのが嫌なのかな』 『最初から心が通じ合うことはそうありません。相手の気持ちを考え、そして自分の考えを伝える。通じるまで伝え合うことが肝要です』 『通じるまで、か……。でも例え全部伝え合っても、考えが違ったら? 考えの違いで衝突することもあるんじゃない?』 『結構なことじゃないですか。お互いの本音をぶつけ合わずに得た絆など、紙のように薄いものです。一体何を目指しているのか、目指しているものがぶれなければ、その道程で曲がりくねっても引き返しても、歩みは決して無駄なものではありません』 『目指している、もの……』 レッドの瞳を真っ直ぐに貫き、厳しさと優しさを伴った彼女の言葉を、レッドは心に刻んでいる。 『"その先にある喜びを、大切な仲間と共に"。……その心を忘れなければ、ポケモン達はきっと、応えてくれますよ』 「……やります。俺と仲間で、ポケモンとポケモントレーナーとして、できることがあるなら」 読む →
2026年10月07日 23:00 八幡「自意識過剰だ……」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆GZkHdKovso:2014/10/02(木) 22:48:57.85 :jLUW2A2y0 ※このSSはフィクションであり、 実在の人物・団体・事件などとは一切関係ありません。 2: ◆GZkHdKovso:2014/10/02(木) 22:50:00.85 :jLUW2A2y0 ①未だ俺の自意識は空回っている 自意識過剰 今までの人生でコイツに振り回され、時に励まされ、 はたまたどん底に叩き落されたこともあった 俺の人生を語るのに自意識過剰は外せない そして、今もまた俺の目の前に現れて間違えた選択をさせんとしている ああ、全くこんなことを思い悩むなんて…… × × × 読む →
2026年10月07日 22:00 春香「千早ちゃんが悩みを抱えてるみたい……」 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/03(金) 18:06:35.68 :G1xUWHu80.net 春香「どうも>>4が事情を知ってるみたいだけど……」 4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/10/03(金) 18:07:54.25 :gk+6OPvG0.net 春香 読む →
2026年10月07日 21:00 モバP「そうか、夜更かししてるから飛鳥の胸は」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/01(水) 01:21:15.29 :lj/e84nV0 飛鳥「…………………」 P「小さ、さあって今日も仕事だ仕事!」 飛鳥「待って」 読む →
2026年10月07日 20:00 穂乃果「う、海未お姉ちゃんのバカー!」海未「なっ!?」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆t8Gj1/Z0u9vC:2014/10/02(木) 15:57:11.20 :qYEd9saiO 私!高坂穂乃果8歳! 海未お姉ちゃんは穂乃果の近所のお姉ちゃんで高校生なんだ! 読む →
2026年10月07日 18:00 ハタタテネジリンボウ「やっやぁ…」ニシキテッポウエビ「なによあなた」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/23(火) 00:57:32.19 :VZ12NsAkO ハタタテネジリンボウ「い…いい波加減だね…」 テッポウエビ「そうね…で?何の用?」 ハタタテネジリンボウ「いや…特に用ってわけじゃ…」 ハタタテネジリンボウ(白地に赤い曲線…可愛いなぁ) ニシキテッポウエビ「あらそ。生憎わたしはそんなに暇じゃないの」 ニシキテッポウエビ「今こうしてる間にも何に襲われるかわからないしね」 ニシキテッポウエビ「穴を掘っておいていつでも隠れられるようにしとくのよ」 ハタタテネジリンボウ「そ…そうなんだ…なんかごめんね」 ニシキテッポウエビ「わかってくれた?じゃあもうあっちへ行って。あなたの その色といい長い背鰭といい目立つのよね」 ハタタテネジリンボウ「う…うん」 ハタタテネジリンボウ「…」 読む →
2026年10月07日 17:00 照「誠子以外のレギュラーのみんなで、ドライブに行って帰ってきた」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/27(土) 01:17:26.39 :f02Oo8Tv0 照「それにしても……菫は本当に世話がやけるな」 淡「本当にね~~」ゴシゴシ 尭深「……」ズズー 菫「あのな……そもそも、お前が言い出したんだろ。運転免許取ったから、ドライブ行きたいって」 菫「こんなことになるなら、私が運転すれば良かったよ」 照「……とりあえず、帰って来れてよかった」 誠子「みんな、待ってましたよ」 照「遅くなった。いろいろと、手続きをしていた」 読む →
2026年10月07日 15:00 P「響に好きな男がいる?」 元スレ 全てのレス 再掲 1: ◆p3yuNM37DY:2014/10/07(火) 00:02:22.97 :/qeubRI60 小鳥「えぇ……というか、気づいてなかったんですか?」 P「知らなかった……そんな……」 小鳥「事務所の皆は、とっくに気付いてますよ?」 P「えぇ!?そうなんですか!?」 小鳥「てっきり、プロデューサーさんも気付いてるかと思ってましたよ」 P「なんてこった……」 P(アイドルに好きな奴がいるだなんて、世間に広まってしまったら……) P(アイドルとしての響の人生が、終わってしまう!!) 読む →
2026年10月06日 23:00 一夏「シャルル…シャルル…」シコシコシコシコ 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/08/24(日) 23:03:28.21 :k4KVYnTk0.net シャル(うわぁ…一夏ったらボクの名前呼んでオナニーしてる。やっぱりボクの事好きなんだ///) 一夏「シャルル…シャルル!!」 シャル(クスッ。たまたま部屋に遊びに来たらいいものみちゃった。あとでラウラにでも自慢しよっと) 一夏「ああシャルル!かわいいよシャルルゥー!!」ドプドプ 読む →
2026年10月06日 22:05 キョン「ツンデレ?」 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2014/07/29(火) 00:31:53.73 :QLPnCkja0.net 最近、ハルヒの様子が少しおかしい。いや、おかしいのはいつものことで、それにおかしいと言うといささか語弊がある。 率直に現状を述べるとするならば、どうやら俺はハルヒに嫌われたらしい。別にこれは、何の根拠も無い俺の被害妄想ということでは断じてない。 根拠というか……まあ、言葉にしてはっきりと嫌いと言われたわけなのだが、ショックだった。嫌いと言われたことではない。 ハルヒに嫌いと言われたことにショックを受けている俺自身にショックを受けたのだ。ややこしいが、二重にショックだったわけだ。 それにしても、いきなり面と向かって嫌いだなんて、いくら思っていても心の中でひっそりと言えばいいだろうに。 そんなわけで、ここ数日はもやもやとした気分で過ごしている。仮病を使うことも考えたが、それはそれでなんとなく悔しいのでこうして学校に通っている。 長い長い坂道が憂鬱を加速させていく。 「やれやれ……」 こうやって溜め息をこぼすのも果たして何度目やら。とにもかくにも、今日も嫌な日常が始まるのだった。 読む →
2026年10月06日 21:00 ネコ娘「鬼太郎の家、きったないわね」ガーガー 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/04(土) 02:22:07.78 :4HTNaDmI0 鬼太郎「掃除は自分でやっとくから、母さんはお茶でも飲んでてよ」ゴロゴロ ネコ娘「誰が母さんよ! そういっていつも掃除しないじゃない、まったく……。ほら鬼太郎、邪魔!」ゲシッ ガーガー 鬼太郎「掃除なんかしなくても死なないよ」ゴロゴロ ネコ娘「あたしが嫌なの! これじゃネズミ男と変わんないじゃない」ガーガー スッ 鬼太郎「あ、その漫画また読むからそこ置いといて」 ネコ娘「ダメ。その考えがゴミ屋敷を生み出すの。だいたいいつまで漫画なんか読んでんのよ」ヒラヒラ 鬼太郎「ネコ娘には分からないよ、ボーボボの面白さが。だからその漫画を開かずにそっと置くんだ」 読む →
2026年10月06日 20:00 P「やよいのお父さんが765プロの運転手になった」 元スレ 全てのレス 再掲 2:1:2014/09/29(月) 10:53:13.14 :1YDuTxyp0 9月30日夜、東京都調布市高槻家。高槻やよいとその両親は話し合っていた。 やよいの父が仕事を解雇されたのだ。 やよい父「すまない。みんなに迷惑をかけて。」 やよい「大丈夫だよ、お父さん。私、もっと稼いでくるから。」 やよい母「やよい、あなたは学業が第一だから、それを優先しなさい。私も残業を増やすから。」 読む →
2026年10月06日 19:00 穂乃果「それでは、μ'sの活動を支えてくれているメンバーを紹介します!」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/10/03(金) 15:22:50.05 :efa6QqyK0 観客「ワアアアアアアアアアア!」 穂乃果「まずは作詞担当、園田海未ちゃん!」 海未「詩を見られるのはいつも恥ずかしいですが……精一杯書かせて頂いています!」 穂乃果「お次は作曲担当、西木野真姫ちゃん!」 真姫「ヴエエッ!? き、聞いてないわよこんなの……ま、まぁこのくらい私なら出来て当然って言うか……」 穂乃果「そして、この可愛らしい衣装を作ってくれているのは南ことりちゃん!」 ことり「衣装制作はいつも大変だけど、みんなが一番可愛くみえる衣装を頑張って作ってます!」 穂乃果「そしてμ'sのメンバーではないけどいつも私たちのライブを手伝ってくれる大切な友達も紹介します!」 読む →
2026年10月06日 18:00 サル「おむすびと柿の種を交換してくれないか?」カニ「いいよ!」 元スレ 全てのレス 再掲 1:以下、名無しが深夜にお送りします:2014/10/03(金) 17:15:22 :Hyl6lB4k サル「よう、カニ」カニ「サルじゃないか。やけに頬がこけてるけど、どうしたんだい?」サル「実はオイラ……最近あまりメシ食えてなくてさ」サル「お前の持ってるおむすびと、この柿の種を交換してくれないか?」カニ「もちろんいいよ!」サル「サンキュー! 恩に着るぜ!」 読む →
2026年10月06日 17:00 愛「プロデューサーの日高愛です!」 元スレ 全てのレス 再掲 1:VIPにかわりましてNIPPERがお送りします:2014/09/23(火) 23:29:42.37 :pbJBDK/oo 愛「スーツは事務所にあったのを使いました!」ドヤ! ザワザワ ザワザワ 絵理「わ、わー……」パチパチ 涼「あの、どういうことです?」 石川「どうもこうもないわ。今日からしばらく、愛にはプロデューサーもやってもらいます」 涼(わけが分からない……) 絵理「愛ちゃん、アイドルは……?」 愛「勿論やります! 今日からアイドル兼プロデューサーです!」 石川「具体的には、候補生のみんなを中心に面倒を見てもらうわ。プロデューサーもこうしてついたことだし、これまで以上にデビュー目指して頑張って」 ザワザワ ザワザワ 涼「社長、候補生のテンションが凄い勢いで下がっていきます」 石川「大丈夫、みんなご存知日高愛のプロデュースよ」 絵理「だから? だと思う」 愛「絵理さんと涼さんも楽しみにしててくださいね!」 涼「え?」 絵理「私、尾崎さんがいるから?」 石川「話しは通してあるわ。サポートという形になるわね」 絵理「大人って……」 読む →