2: ◆Qa6S.QUgqI:2014/10/02(木) 01:00:09.67 :SGry1l7No
ある日。私は一人の老人に出会った。
μ’sの練習のない日で、私は掃除当番だったから、まきちゃんとかよちんには先に帰ってもらった。
一人で下校してる途中、そこでその老人が重そうな荷物を持って歩いているのを見かけた。
りん「よかったら、お持ちしますよ?」
老人「ありがとう……若いのに親切だねえ……」
りん「いえいえ!私じゃなくてもきっと」
そんな話をしながら、老人の荷物を持って歩いた。
老人「この角を曲がったらすぐだから、ここまでで結構だよ」
りん「え?そうですか」
荷物を返すと、老人はその中からスマートフォンくらいの大きさの機械を取り出した。
老人「お礼にこれを、あげるよ」
別に、ゲームとかやらないんだけどなあ。
りん「大切なものなんじゃ?」
例えば、お孫さんへのプレゼントだったとか。
老人「いいんだ。持っておいておくれよ、りんちゃん」
老人はスイッと荷物を持ち上げると軽やかに角を曲がって行った。
りん「そんな、もらえませんよ……え?」
追いかけた角の先に、既に老人はいなかった。
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ある日。私は一人の老人に出会った。
μ’sの練習のない日で、私は掃除当番だったから、まきちゃんとかよちんには先に帰ってもらった。
一人で下校してる途中、そこでその老人が重そうな荷物を持って歩いているのを見かけた。
りん「よかったら、お持ちしますよ?」
老人「ありがとう……若いのに親切だねえ……」
りん「いえいえ!私じゃなくてもきっと」
そんな話をしながら、老人の荷物を持って歩いた。
老人「この角を曲がったらすぐだから、ここまでで結構だよ」
りん「え?そうですか」
荷物を返すと、老人はその中からスマートフォンくらいの大きさの機械を取り出した。
老人「お礼にこれを、あげるよ」
別に、ゲームとかやらないんだけどなあ。
りん「大切なものなんじゃ?」
例えば、お孫さんへのプレゼントだったとか。
老人「いいんだ。持っておいておくれよ、りんちゃん」
老人はスイッと荷物を持ち上げると軽やかに角を曲がって行った。
りん「そんな、もらえませんよ……え?」
追いかけた角の先に、既に老人はいなかった。