2017年04月21日 20:30 越前「俺達の技ってテニス以外に活用できないのが難点っすよね」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/21(金) 19:23:14.05 :0L0f45u40 手塚「そんなことはない」 越前「え?いやそんなことあるでしょ」 不二「手塚の言う通りだよ」 海堂「越前もまだまだだな」 越前「不二先輩に海堂先輩まで…」 手塚「疑うのならば見せてやろう、無我の境地!」 桃城「出、出ましたッ!手塚先輩の無我の境地!いつ見てもさすがの貫禄です!」 乾「青学一の名は伊達ではないな」 桃城「ちなみにこのSSは実況桃城、解説乾の二段構えでお送りします!」 越前「メタいっすよ先輩」 読む →
2017年04月21日 19:50 千歌「ふたりって、恋人とどんなえ◯ちしてるの?」 関連SS 千歌「ふたりって、恋人とどんなえ◯ちしてるの?」 千歌「曜ちゃんが絶倫なのを何とかしたいんです」 真姫『はぁ……』 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しが深夜にお送りします:2017/04/21(金) 01:31:14 :UQzzm.N2 千歌「ね」 鞠莉「はっ?!」 花丸「急になに!?」 千歌「いやあのさ……その、ちょっとね、曜ちゃんがね、その……」 花丸「あー」 鞠莉「何となく察したワ」 千歌「話が早くて助かる……けどなんか複雑」 読む →
2017年04月21日 18:05 ガヴリール「自撮りがやめられない……」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/21(金) 00:44:03.660 :fYyl9Dbn0.net ガヴ「は?この男バカじゃないの?」 ガヴ「顔写真とできれば体も見せて欲しいなんて……そんなの見せるわけないよ……っと」カタカタ 男「今どきSNSじゃ普通だよ?やっぱりブスなのかなあ」 ガヴ「普通じゃないから。そんな見え見えの挑発誰が乗るの」 ガヴ「別にブスでもいいよ。もう寝るから……っと」カタカタ 男「課金に使えるウェブマネーあげるから頼むよ」 ガヴ「!誰がそんなもんで……」 読む →
2017年04月21日 15:05 藤原肇「実家での夜、隣の部屋には彼」 元スレ 全てのレス 1: ◆kBqQfBrAQE:2017/04/20(木) 23:49:35.70 :H6PFm5MZ0 何かが起きることもなく。 3: ◆kBqQfBrAQE:2017/04/20(木) 23:54:28.59 :H6PFm5MZ0 「一人寝るのは寝るのじゃないよ 枕担いで横に立つ」、という言葉を思い出しました。 落語のとある演目にある、一人身寂しく夜を過ごす男についての都々逸だったと記憶しています。 今の私は、まさに枕を担いでいるような状態、とでも言った方が良いのでしょうか。 しかし、部屋には私一人だけど、一人ではありません。 夜が更けてしばらく経ちましたが、ドキドキしているから、頭の中で思考がぐるぐると渦を巻いているから、いくら眠りにつこうとしても眠れません。 こんなに落ち着かない実家への帰省は初めてでしょう。 東京という大都会にいると、時たま戻る実家がこの上なく落ち着くものであるのに、どうして私はこんなことになってしまったのか。 読む →
2017年04月21日 12:05 金正恩「こうなったら日本に核ミサイルを発射するしかない・・・」俺「やめときな」 関連SS 金正恩「こうなったら日本に核ミサイルを発射するしかない・・・」俺「やめときな」 金正恩「こうなったら日本に核ミサイルを発射するしかない・・・」俺「やめときな」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/20(木) 20:47:24.118 :X/HSMpRt0.net 刈り上げ「誰だ貴様!」 俺「誰だっていいさ」 刈り上げ「おい!誰かいないのか!」 俺「無駄だぜ、全員おねんねだ」 刈り上げ「ぐぬぬ・・・・こうなったら核ミサイル発射!」 俺「無駄だぜ」 刈り上げ「なに!?」 俺「この国にもう・・・・核はない!」 読む →
2017年04月21日 09:00 THE 3名様~ラブライブファミレス物語~ 関連SS ラブライブ THE 3名様 シリーズ:目次 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/15(土) 20:47:24.38 :NOZDozS4O 「雨」 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/15(土) 20:58:49.07 :NOZDozS4O 穂乃果「雨だね~」 凛「雨だにゃ~」 希「雨やね~」 凛「天気予報では雨なんて言ってなかったのにね?」 穂乃果「いつになったら人類は正確な天気を知ることが出来るんだろうね?」 凛「希ちゃんは出来ないの?」 希「え?」 凛「なんかスピリチュアルなアレで天気を事前に占ったりとか出来ないの?」 希「いや、むりやって」 凛「ふ~ん。てるてる坊主でも天気を変える事出来るのにね」 穂乃果「穂乃果も出来るけどね!」 凛「…」 希「…」 読む →
2017年04月21日 08:00 ガヴリール「千咲ちゃん、誕生日の天真先輩を殴る」 関連SS ガヴリール「千咲ちゃん、誕生日の天真先輩を殴る」 ガヴリール「千咲ちゃん、真面目な天真先輩とぴろーとーくする」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/20(木) 21:08:56.764 :qHWXostz0.net -図書館- タプリス(はぁ……決まらない) タプリス(天真先輩の誕生日まで、もう日にちがないのに……) タプリス(先輩は、どんなプレゼントをあげたら、喜んでくれるんでしょうか) タプリス(パソコンの何か? でも、先輩は先輩なりのこだわりがありそうですし) タプリス(わたしが変な物をあげても、使ってもらえない可能性があります) タプリス(それじゃあ食べ物? でも先輩、好き嫌い多そうですし) タプリス(もしも、嫌いな食べ物をあげちゃったら、目も当てられません) タプリス(あぁ……悩みますぅ……) タプリス(先輩……他の方からもきっと、素敵なプレゼント貰うんだろうなぁ) タプリス(……) タプリス(あ、そうだ!) タプリス(他の先輩たちが、天真先輩の誕生日に何をあげるか) タプリス(聞いてまわって参考にしましょう!) 読む →
2017年04月21日 07:10 【続編】ベジータ「お、俺様がテレフォンショッキングにでるだと!?」 関連SS 悟空「オラ、テレフォンショッキングにでっぞ!」 【続編】ベジータ「お、俺様がテレフォンショッキングにでるだと!?」 元スレ 全てのレス 1:DD:2017/04/21(金) 02:04:23.04 :qNK0d9wL0 【前回SS】悟空「オラ、テレフォンショッキングにでっぞ!」 http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1492467281/ ー重力室(1000倍)18:00ー ベジータ「ゼェ…ゼェ…くそったれ…!…なんで俺様がテレビなんぞに……出演せんといかんのだ……!」 界王「しかし、ベジータの頭の片隅にはアレが確かに存在していた。」 ベジータ「ゼェ……ゼェ(…クリスタル…タモリ…ス…ストラップ……クソッタレエエエエエ!!サイズ感とデザインが俺様の考える理想の重力室のキーホルダーにジャストミートしてやがる……っ!)」 訓練機械「ピピッ」バシュンッ! ベジータ「……あれを…手に入れる俺様のす、姿を想像してしまって…ゼェ…ゼェ…トレーニングに身が入らん……ハッ!?うおおおおおおおお!」ドゴーーン ズゥゥゥゥゥゥン…… 読む →
2017年04月21日 06:30 モバP「親愛度で見る岡崎泰葉」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 01:08:20.99 :uD+T7RKY0 ※このSSの読み方 岡崎泰葉の台詞を登場順に抜粋したものとなります テキスト横に親愛度が表示されます ハイライトゲージととっていただいても構いません >>2と後半のレスを読み比べる、現在の泰葉に>>2を読み聞かせた時の反応を妄想するなどしてお楽しみください 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 01:17:35.64 :uD+T7RKY0 イノセントボイス 「子どもの頃からずっと芸能界で生きてきたんです。だから華やかなだけの世界じゃないって分かってる…でも私達ならやれますよね。プロデューサーも私を信じてくれますか?」 0 「大丈夫、一人で出来ますから」 0 「今更私がプロデューサーに教えて貰うことなんて…?」 0 「ステージには慣れてるから平気よ」 0 「早くアイドルって認められたいの」 0 「だって負けたくないんだもの…」 0 「私にしか出来ない事…考えたい」 0 「プロデューサー、その、私に興味を持ってほしいな…」 10 読む →
2017年04月21日 02:00 俺「チ◯ポ…」サーバル「ヤりごっこ?」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2017/04/16(日) 21:27:42.36 :4YdgNEhF0 サーバル「ごめんね!あたし、狩りごっこが大好きで!」 サーバル「あなた、狩りごっこがあんまり好きじゃないけものなんだね」 俺「チンポ…」 サーバル「え!?ヤりごっこは好き!?」 俺「チンポ…」 サーバル「なにそれなにそれ!」 俺「チンポ…」 サーバル「今すぐできるの!?じゃあ、狩りごっこで怖がらせちゃったし、やってみようよ!」 俺「チンポ…」ダキッ サーバル「みゃ♡!?」 読む →
2017年04月21日 00:55 【艦これ】提督「深海棲艦とはなんなのか」 元スレ 全てのレス 1: ◆45SR4r0flud5:2017/04/20(木) 22:39:08.13 :YmxPe3UuO 電「どういうことなのです?」 提督「そのままさ。艦娘とはなんなのか、と言う疑問もある」 電「電は電なのです」 提督「そうだな。かわいいかわいい」 電「はわわ」 読む →
2017年04月20日 23:55 【ミリマス】このみ「箪笥の中に閉じ込められた子」 元スレ 全てのレス 2: ◆BAS9sRqc3g:2017/04/20(木) 21:47:02.55 :ojmR3vT7o このみ「はぁ~~……あ、お疲れ様、プロデューサー」 P「ああ、このみさん。お疲れ様です。レッスンどうでした?」 このみ「もう~大変よ。莉緒ちゃん張り切ってて」 P「はは、それは振り回されてそうですね」 このみ「ええ。まあでもあの子も元気になったもんよ」 P「元気に……? 何かあったんですか?」 読む →
2017年04月20日 23:05 美希「でこちゃんと倦怠期なの」 元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 21:38:42.81 :lSgvcQr60 「ねぇでこちゃん、ミキのこと……好き?」 「……好きよ。どうしたのよいきなり?」 「……ほんと?」 「ええ、ほんと」 「そっかぁー、ふぅーん」 夕食後、居間でのんびりテレビを見ていた時のこと、テーブルを挟んで頬杖ついた美希が私に話しかけてきた。 長い髪を人差し指にクルクルと巻いては解き、芸人の内輪ネタで盛り上がる画面をつまらなそうに見やりながら。 『ふぅーん』と呟いた後の会話はない。 そう返されたら何を言ったらいいのかしら……って感じ。 私は美希の横顔を見ながら真意を探ろうとする。この四日間ほど、美希はこれに似た問いかけを繰り返している。 オールスターライブが終わって久しぶりにちょっと長いオフに入ったばかり、逆算するとちょうど楽日からずっと……こんな様子だ。 正確に言うと反省会という名の打ち上げ会をみんなでしてから今日ここに至るまで……だ。 読む →
2017年04月20日 22:20 大和(身長143cm)「大和型戦艦一番艦、大和 推して参ります!」 元スレ 全てのレス 1: ◆0rjCWOlcd8we:2017/04/10(月) 18:48:46.82 :I0lmrFsA0 ちっちゃい大和ちゃんが頑張るお話 2017/04/XX 午前7時33分 どこかの鎮守府 正門前 大和(身長143cm)「えーとここでいいのかな?」 大和「うう・・・緊張するなあ どんなところなんだろう・・・ あっ丁度いいところに人が、すみませーん!」 守衛「ん・・・? お嬢ちゃん、どうしたんだい?」 大和「本日付でここに配属された大和型一番艦の大和です! 提督はどちらにおりますか?」 守衛「ははは、お嬢ちゃん冗談はよくないよ 迷子かい? お父さんやお母さんは?」 大和「ち、違います! ちゃんと適性試験は通りました!」 守衛「いやいやいや、お嬢ちゃんどう見ても良くて駆逐艦でしょう? それにここの鎮守府に入る許可証とかは持ってるかい? それがないと知らない人を入れちゃいけないんだよ」 大和「あっ! それならここに・・・」ゴソゴソ 大和「ここに・・・」ゴソゴソ 守衛「まさか・・・」 大和「ない・・・」 読む →
2017年04月20日 21:30 小梅「イケメン輝子ちゃんにナデナデされたい」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 18:44:59.90 :e3p3Qp+m0 in 小梅の自室 幸子「……?」 小梅「だ、だからね……?」 小梅「イケメン輝子ちゃんに…… ナデナデされたいの……!」 幸子「いや、ちゃんと聴こえてますから」 幸子「ただ、言っている事の意味が分からないというのか……」 幸子「特に、『イケメンショウコチャン』という文言がちょっと」 小梅「……あっ」 小梅「ご、ごめんね…… 色々はしょっちゃって」 幸子「いえいえ」 幸子「まあ、なんとなく、輝子さんの事を指してるのは分かるんですけど」 小梅「う、うん、そうなの…」 読む →
2017年04月20日 20:45 安斎都「ドレスが似合う女」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/17(月) 00:36:52.16 :5I2Isvu00 世界で一番ドレスが似合う女(ひと)が死んだ。死因は大量の睡眠薬を、大量のお酒で服用したこと。事故とも自殺ともつかない死に方だったから、アイドル達の間では様々な噂が飛びかっていた。 トップアイドルとしての重責に耐えられなくなった。大酒飲みだったから、健康上の問題を抱えていた。痴情のもつれ、果てには他殺説まで、とにかく色々。 この件で一番ショックを受けていたのは、高垣さんのプロデューサーだった。なにせ、彼女の遺体を発見したのは、ほかならぬ彼自身だったのだ。 そのプロデューサーは女性のように華奢で小柄な人で、その見た目通りと言うべきか、繊細で傷つきやすい。この前も、他の担当アイドルに慰めてもらっていた。 読む →
2017年04月20日 19:50 みくP「ネコに!?」 みく「なったにゃ!」 元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 15:38:35.97 :t2mz0UoZ0 ― とある日の朝 ― みくP(以下、P)「ゴホッ、ゴホッ!」 P「う~、だりぃ・・・///」 ピピピッ、ピピピッ P「38度5分・・・///」 P「・・・寝よ」バサッ 読む →
2017年04月20日 19:05 タプリス「天真先輩の誕生日パーティーを開きたいんです!」 元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 02:07:51.80 :V/hH00590 【MOON COFFEE】 タプリス「そういうことなので、ぜひ月乃瀬先輩方にも手伝ってほしいのですが」 ラフィエル「そういわれてみれば、もうすぐガヴちゃんの誕生日でしたね。私は構いませんよ」 ラフィエル(なにか面白そうな予感がしますし) ヴィーネ「私もそういうことならお安い御用よ」 タプリス「あ、ありがとうございます!さすがは月乃瀬先輩っ」 ヴィーネ「クスッおおげさね・・・まぁ私も何かしようかなって思ってたところだし、渡りに船だわ」 サターニャ「フッフッフ・・・このサタニキア様があろうことか天使の誕生日を祝うですって?冗談じゃないわ!」 読む →
2017年04月20日 18:05 ガヴリール「今日で私も20000歳かぁ」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/20(木) 00:36:32.882 :dkSdLy2Pd.net ガヴの部屋 ガヴリール「いやぁ、私も年取ったなぁ……なんつって」 ラフィエル「もうガヴちゃんたら~」 ガヴリール「ラフィは何万歳だったっけ?30000歳くらい?」 ラフィエル「まだ25000歳ですよ!」 ガヴリール「そうだっけか、悪い悪い」 ヴィーネ「」 読む →
2017年04月20日 14:30 藤原肇「重ねる手、重なる想い」 元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 09:45:02.47 :3NCWHtLa0 ………………… ………………… 重い沈黙が続く。 相手は静かに目を閉じ、こちらが切り出してくるのを待っている。 もちろんそうするつもりだし、そうするべきなのだけど。 いざ口を開こうとすると、緊張のあまり喉が渇き、掠れた音が口から溢れるだけ。 そしてまた、沈黙が訪れる。 隣に座る『彼女』が、心配そうな目でこちらを見ているが、それに応える余裕すら、今の自分にはなかった。 読む →
2017年04月20日 12:05 金正恩「こうなったら日本に核ミサイルを発射するしかない・・・」俺「やめときな」 関連SS 金正恩「こうなったら日本に核ミサイルを発射するしかない・・・」俺「やめときな」 金正恩「こうなったら日本に核ミサイルを発射するしかない・・・」俺「やめときな」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/19(水) 22:08:58.306 :8kRaCCi60.net 刈り上げ「だ、誰だ貴様!」 俺「誰だっていいさ」 刈り上げ「お、おい!誰かいないのか!!」 俺「無駄だぜ、全員おねんねだ」 刈り上げ「ぐぬぬ・・・」 刈り上げ「こうなったら、核ミサイル発射!!」 俺「あ、おい!!」 読む →
2017年04月20日 08:05 ガヴリール「千咲ちゃん、幼女と手を繋いで歩く胡桃沢先輩を目撃する」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/19(水) 21:00:33.326 :oZIRPa3g0.net -住宅街- タプリス「んーっ」 タプリス(今日も良い天気ですね、お散歩日和です) タプリス(お誘いしたのに、天真先輩には断られてしまいましたが……) タプリス「って、あれは……」 サターニャ「なはははっ!」 幼女「きゃっきゃっ!」 タプリス(胡桃沢先輩と……、小さな女の子?) タプリス(あまり見ない組み合わせですね……) タプリス(どちらかというと胡桃沢先輩は、一人で行動していることの方が) タプリス(多い気がします) タプリス(もしかして、何か裏があるのでは……) タプリス(って、まさかこれは!?) タプリス(……誘拐ってやつでしょうか!?) 読む →
2017年04月20日 07:10 【ミリマス】琴葉「優等生の休息」 関連SS 【ミリマス】琴葉「優等生の休息」 【ミリマス】琴葉「優等生の応援」 【ミリマス】琴葉「優等生の癒やし」 【ミリマス】琴葉「優等生の魅力」 【ミリマス】琴葉「優等生のお祝い」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/19(水) 20:59:49.19 :UxopIE/ao 琴葉「お茶です。どうぞ」 P「ありがとう……」 ズズ…… P「うまーい。あったまるね!」 琴葉「冷たいお茶の方が良かったですか?」 P「いやいや、別に大丈夫だよ。わざわざご丁寧にありがとうございます」 琴葉「いえいえ、いつもお疲れ様です」 読む →
2017年04月20日 06:30 ことり「や、別に唐揚げは共食いじゃないから」 元スレ 全てのレス 1: ◆0gNrSCsr7k:2017/04/19(水) 12:49:45.05 :xhhJKy6ZO ◇鳥類◇ 穂乃果「あれっ?ことりちゃん、その絆創膏どうしたの?」 ことり「あはは……さっき廊下で凛ちゃんにぶつかっちゃって」 海未「凛と?まったく……凛の事だから、廊下走ってたんじゃないですか?」 ことり「あはは……余所見してた私も悪いんだけど」 穂乃果「……走っててことりちゃんとぶつかる……」 ことり「穂乃果ちゃん?」 穂乃果「これがホントのバードストライクだね!」 ことり「穂乃果ちゃん!?」 海未「ブフォッwww」 ことり「海未ちゃん!!」 小ネタ集です 読む →
2017年04月20日 03:20 サターニャ「ガヴリール、アンタの誕生日っていつなのー?」ガヴリール「今日」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/20(木) 01:56:22.13 :0Oaff3/N0 ―――――――――― 【回想】 ラフィエル『というわけで、ガヴちゃんの誕生日が近いんですよ』 ヴィーネ『で、何日だったのか忘れてしまったと……』 ラフィエル『そうなんです、確か下旬頃だったことは覚えているんですが……』 ラフィエル『それに忘れてたから教えてくださーいなんて言えないですし………』 読む →
2017年04月20日 02:10 ガヴリール「また会う時に、幸せを」 元スレ 全てのレス 1:か ◆aDRXZRX9R2:2017/04/20(木) 01:25:10.10 :Vm/jiIAUo 高校を卒業して、天界での修行を経て あれから数年の月日がたった。 出会いと別れを繰り返し、私も少しは天使らしくなっただろうか。 こんな私にも愛する家族が出来た。 もうしばらく下界に降りていない。 親愛なる悪魔たちは元気にしているだろうか。 彼女らも私と同じように魔界で暮らしているはずだ。 今日は何かが起こる気がする。 今日は何かが起こってほしいと願ってしまう。 「ネトゲのイベントがあるんだ」 旦那にはそう告げ、希望を胸に下界へ降り立った。 読む →
2017年04月20日 01:10 ヴィーネ「もうすぐ大天使天真・ガヴリール・ホワイトの生誕祭よ」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/19(水) 23:42:38.82 :KQjHYPDD0 ヴィーネ「というのは冗談なんだけど」 サタ-ニャ「若干本気に見えたわ」 ラフィ「本気でしたね」 ヴィーネ「もうすぐガヴのお誕生日じゃない?みんなでお祝いしようと思って!」 ラフィ「もうそんな時期なんですね~やはりサプライズでしょうか」 ヴィーネ「そうよね!!サプライズ私もやりたくって! サタ-ニャ「サプライズぅ!?楽しそうじゃない!!!私もやるわ!!」 ヴィーネ「ありがとうサタ-ニャ、ラフィ」 読む →
2017年04月20日 00:30 高垣楓「私を貰ってください」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/19(水) 23:21:50.69 :2z46TJqTO 息が熱い。 今日の今ここへ至るまでに何杯か呑んでいたお酒のせい。そしてそれに別の理由、胸へ溢れる大好きな人への想いが抑えられず高まってしまっているのも併さって、吐いて漏らす息がとても熱い。 喉が焼けるよう。口の中が煮えるよう。唇が燃え上がるよう。 熱い。プロデューサーへの想いに濡れた息が、とっても。 「は、……あぁ……」 吐き出す。 熱い息を思いきり。ぜんぶぜんぶ絞り出すように大きく、深く、長く。 焼かれるのを感じながら、それ以上に焼こうと。煮えたぎるように燃え上がらせようと、そう思いの念を込めながら息を吐く。 目の前のそれ。近すぎて、押し付いているせいでもうすっかり見えないそれ。開いた口の端、上下の唇でその硬さや柔らかさだけを感じられるそれ。服越しの、プロデューサーへと向けて。 吐く。時々小さくあむあむ、と唇で甘噛むようにしながら。それに反応してぴくんぴくん、と震えるそれを感じながら吐きかける。 吐いて。私の吐息で焼いて、濡らして、震わせる。 読む →
2017年04月19日 23:45 アナスタシア「Сириус」 後編 関連SS アナスタシア「Сириус」 前編 アナスタシア「Сириус」 後編 元スレ 164: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:11:04.78 :nhXCd10e0 第九話「ともだち」 165: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:11:33.48 :nhXCd10e0 アナスタシアは加蓮とのライブバトルに敗北した。 しかし――皮肉なことではあるが――僕が最初考えていたようにアナスタシアの知名度はさらに上がる結果となった。 ただ、もし最初考えていたように『負けてもいい』といった姿勢で挑んだならばこうはならなかっただろう。 今回の加蓮のステージは僕が想定していたものを遥かに超えたステージだった。まさに凄絶。歴史に残るステージだったと言っても過言ではないだろう。 あのライブバトルの翌日から、世間は加蓮の話題で持ち切りだった。どこへ行ってもあのステージの話を聞いた。日本中が加蓮に心を動かされていた。 話題のほとんどが加蓮のステージに関するものではあったが、アナスタシアのステージが取り上げられることもあった。 ある人曰く、 『今回の北条さんはたとえ相手が渋谷さんであったとしても勝利を収めたことでしょう。そんなステージを見せた北条さんに対して、あそこまでのステージができたことは素晴らしいし、これで新人だと言うのだから恐ろしい。これからの彼女に期待したいですね』 とのことだ。 もしアナスタシアが中途半端なステージを見せたならば、彼女は話題にもならなかっただろうし、あるいは無様な姿を見せたとまで言われたかもしれない。 もちろん、彼女がそんな姿を見せるとは思えないが……僕のせいでそうなっていた可能性すらあったと考えると恐ろしい。 それ以外にも変わったことはいくつかある。 まず、アナスタシア。加蓮とのライブバトルで彼女が得たものは多かった。 加蓮のステージから得たもの、渋谷さんとのレッスンから得たもの……そして、敗北から得たもの。 加蓮のステージを見て、アナスタシアは少し変わった。 あれ以降、彼女が『Never say never』を歌うことはなかったが、『You’re stars shine on me』を歌う機会は何度かあった。 その歌い方が、明らかに変わってきていたのだ。それも、毎回のように。 それが良く働くこともあったが、悪く働くこともあった。 しかし、これに関して僕は手を出さず、アナスタシアに任せることにした。 また、渋谷さんとのレッスンを経験した結果、アナスタシアのレッスンは大きく変わった。 レッスンに対する意識が変わったし、レッスンの質が変わった。量も変わったが……これに関しては、ルキちゃんがアナスタシアの希望を許さなかった。 アナスタシアは渋谷さんのレッスンを基準にレッスン量を変えようとしていたようだが、今のアナスタシアでも渋谷さんと同じレッスンはできないだろう。 今でもやっているアイドルはいるのだから、将来的に見れば不可能ではないと思うが……そうなった場合、ルキちゃんがどんな顔をするかは楽しみでもある。 加蓮とのライブバトルを経験したこととレッスンを変えたことによってアナスタシアは飛躍的なまでに成長した。今なおそれは止まらない。 『You’re stars shine on me』が毎回のように変わっているのもその一環だろう。 どうすればより良くなるのかを常に考えて努力している。 そしてそれは、加蓮とのライブバトルに敗北したことも原因の一つだろう。 今回の加蓮のステージは確かに驚異的なものだった。 あのステージを超えることは『トップアイドル』と呼ばれる存在であっても難しいだろう。 だが、だからと言って敗北の悔しさが紛れるわけはない。負けは負けだ。 アナスタシアは、北条加蓮に敗北した。 それが事実だ。それ以上でもそれ以下でもない。 だから、悔しいのだ。 だから、負けたくないと思うのだ。 だから、だから、だからこそ……二度と負けないと誓うのだ。 二度と負けないように、努力するのだ。 ライブバトルは名前通り『バトル』だ。戦いだ。必ず勝ち負けが発生する。勝者と敗者が存在する。 勝つために努力して、努力して、努力して、努力して……そして、負ける。 その悔しさは、僕では理解できない。敗北は辛く苦しい。僕には、それだけしかわからない。 だが、アナスタシアのあんな顔は……負けたと決まった時のあんな顔は、二度と見たくない。 アナスタシアは言った。 「私を応援してくれたファンに……プロデューサーに、申し訳ない、です」 ……あんな顔は、二度とさせたくない。 あんな顔は、二度とさせない。 アナスタシアは二度と負けないために努力している。自分を応援しているファンの期待に、今度こそ、裏切らないように。努力して、ぐんぐんとその力を伸ばしている。 ファンのために。そして、『負けたくない』という純粋な気持ちのために。 アナスタシアは、努力している。 ――と言っても、最近のアナスタシアは僕から見ても根を詰めすぎだとは思う。 ルキちゃんにも言われているし、ちゃんと休むように言っておこう。 そして。 その間に、僕は私のするべきことをしよう。 166: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:12:01.27 :nhXCd10e0 * 「……休日」 レッスン後、休憩スペース。 ルキ特製のドリンクを片手にアナスタシアがつぶやいた。その表情は何かを悩んでいるようであった。 最初、アナスタシアはPからの「休め」という言葉に答えを濁した。アナスタシアは休むよりもレッスンがしたかったのだ。 Pはそれを見抜いており、アナスタシアの反応にやはりかと溜息をついた。 「アナスタシア。最近の君は根を詰めすぎだ。……その顔、渋谷さんと比べればまだまだ、とでも思っているのか? ……図星か。彼女と比べるな。将来的には彼女と同じレッスンもできるようになるかもしれないが、今はまだ無理だ。そもそも、渋谷さんも一切の休みなしにあんな生活を続けているわけではないだろう。とにかく、アナスタシア。今度の土曜日は君の休日だ。休むことも仕事だと思ってくれ。……もしレッスンをしたら、無理やりにでも旅行に連れて行く。だから、誰かと遊びにでも行ってくれ」 そこまで言われてはアナスタシアも断ることができない。Pとの旅行には行ってみたいところだが、今はそれよりも優先するべきものがある。アナスタシアはPの言葉に従って休むことにした。 昔のアナスタシアならば隠れてレッスンをしたかもしれない。だが、アナスタシアも成長したのだ。今は監視役を付けられることもない。これは以前よりもPとアナスタシアに深い信頼関係が結ばれたということを表していると言えるだろう。きっとそうだ。 とにかく、アナスタシアの予定にいきなり休日ができた。 しかし、ここまでいきなりだと予定もまったく立ててはいない。 休日なのだから何もせず寮で休んでいてもいいのかもしれないが……。 そうしてアナスタシアが休日の予定に悩んでいると、 「――む」 と声が聞こえた。アナスタシアは声に振り向くと、ぱっと顔を輝かせた。 「蘭子! 闇に飲まれよ、です」 「うむ。闇に飲まれよ!」 現れたのは神崎蘭子。アナスタシアと同じくレッスン着に身を包み、しっとりと髪が汗に濡れている。 「蘭子はレッスン中、ですか?」 「終わったところよ。貴女は……」蘭子はアナスタシアを見て、すぐに眉を寄せる。「……アーニャちゃん、何かあった?」 「プロデューサーに休めと言われました。でも、何をするか迷っていて……」 「ふむ」蘭子は口元に手を添えて演技がかった調子で考える。「……アナスタシア。それはいつだ?」 「今度の土曜日です」 「……クックック」 「? 蘭子?」 いきなり笑い始めた蘭子にアナスタシアが首を傾げる。蘭子はそんな反応を見て口角を上げ、 「私も同じよ。故に、ともに外界で戯れの時を過ごしましょう」 そう言って、アナスタシアに手を差し出した。 「……スパシーバ、蘭子」 アナスタシアは輝くような笑みを見せた。そんな彼女の反応に、蘭子は恥じらい混じりに「ふふっ」と笑う。 こうしてアナスタシアの休日の予定は埋まった。 アナスタシアと蘭子は二人で楽しそうに何をするのか話し合った。 汗が乾いた蘭子が「くしゅん」と小さなくしゃみをするまで話は続き、二人は一緒に女子寮へと帰った。 167: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:12:28.97 :nhXCd10e0 * 土曜日、朝。 蘭子は事務所から出て、はっ、と息を吐いた。白い息が立ち上り、冬空へと消えていく。 「……スネグーラチカの季節、か」 スネグーラチカ。ロシアにおけるサンタクロース、ジェド・マロースの孫娘。日本語では雪娘とも訳される存在である。 蘭子は自分で言ってから、今日の予定を思い出す。スネグーラチカ。雪娘。 「アーニャちゃんに似合うなぁ……」 アーニャ。アナスタシア。母親が日本人で父親がロシア人のハーフ。とてもきれいな子で、とてもかわいい子。北海道出身で、女子寮に住むアイドルで……私の、ともだち。 「えへへ」 最近、アーニャちゃんは忙しかった。私も暇なわけじゃなかったけれど、アーニャちゃんにはどこか余裕がないように感じられた。それがある時期の凛ちゃんと重なって、少し心配だったのだ。 そして、忙しかったということはなかなか一緒に遊ぶことができなかったということでもある。女子寮で顔を合わせて話すことはあったが、それくらい。 そんなアナスタシアと久しぶりに遊びに出かける。 そのことを思うと、自然と蘭子の表情がゆるんだ。 今日の予定はきちんと考えてきている。自分の行きたいところ。アーニャちゃんを連れて行きたいところ。アーニャちゃんがよろこんでくれそうなところ……。予定通りには進まないだろうが、その時はその時だ。 この時間だと、アナスタシアはそろそろ目を覚ました頃だろうか。だいたいの場合、蘭子が起きる時間には既にアナスタシアは目を覚ましている。しかし、今日のアナスタシアはオフだ。なら、まだ寝ているかもしれない。 そう思って女子寮に戻ると、そこにはジャージ姿のアナスタシアがいた。 「蘭子。ドーブラエウートラ。おはようございます」 ストレッチ中。まだ汗はかいていないように見える。……ランニングの、前? 「煩わしい太陽ね。……して、眩き白銀よ。その装いは?」 「朝のランニングです。休日でも、これくらいはしていい、ですね?」 いいのだろうか。蘭子にはわからなかった。しかしわかることもあった。 「生命の雫を捧げる、か。私もその儀式に付き合いましょう。……すぐ準備するから、ちょっと待ってて」 「ダー♪ 私、待ってますね」 というわけで、蘭子はアナスタシアとともにランニングをすることになった。 168: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:12:57.66 :nhXCd10e0 * 「くっ、我が身をもってしても、ここまで魔力が削られるとは……さすがは眩き白銀、と言ったところか」 ランニングの後、軽くシャワーを浴びた蘭子は言った。今は着替えて食堂で朝食を食べている。 「今日は私も疲れました。レッスンをしないなら、走るくらいはしなくちゃダメ、ですね?」 アナスタシアは言うが、彼女は今日が休日だということを忘れていないだろうか。 「あ、蘭子チャンにアーニャン……すごく疲れてるみたいだけど、どうしたの?」 「みく。ドーブラエウートラ。おはよう、です!」 「ん、おはようにゃ」 みくが朝食を乗せたトレイを持ってアナスタシアの隣に座り、蘭子とアナスタシアの姿を見る。乾かしはしたが、二人の髪を見ればシャワーを浴びた後だということはわかる。 「ランニング? でも、アーニャン、今日は休日って言われたんじゃ……」 「休日でもこれくらいはしていい、ですね?」 ふんす、と胸を張って言うアナスタシアだが、みくは冷静に「いや、そんなに疲れるのはダメだと思うよ」と返す。アナスタシアは下唇を上げる。 「みくは意地悪です」 「どこがにゃ。はぁ……新人チャンの苦労がわかるね、蘭子チャン」 「……うむ」 アナスタシアは良い子だ。それは間違いない。真面目だし、努力家だし、ストイックだ。だが、だからこそ、ということもある。 「まあ、終わったことに何か言っても無駄だよね。今日、アーニャンと蘭子チャンは遊びに行くんだったっけ」 「ダー」アナスタシアがうなずく。「みくは仕事、ですか?」 「うん。Pチャンはみくのことを働かせ過ぎだと思うにゃ」 「……でも、今のみくはとても幸せそう、ですね」 「え?」 そう言ってみくは自分の顔に触れる。蘭子はそんなみくを見てくすりと笑う。みくはだらしなく笑っていた。 「……まあ、みくのことはいいの。二人とも、今日はしっかり遊んで来てね!」 慌てた様子でそんなことを言うみくを見て、蘭子とアナスタシアは笑ってうなずいた。 169: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:13:25.14 :nhXCd10e0 * 女子寮を出て、道を歩く。 事務所に行った時、ランニングに行った時。そのどちらとも違って、歩く人が増えてきていた。草木の表面はまだ凍っており、陽光に照らされてきらきらと光っている。 ふっ、と冷気を乗せた風が駆け抜ける。蘭子は思わず身を震わせて、ぎゅっと自らの手を握りしめる。 「シヴァの息吹か……」 手袋を付けてきてもよかったかもしれない。黒い刺繍が入った、ゴシック風の長手袋。 冬用と言うわけではなく、薄手なのであまり意味はないかもしれないが、付けないよりはマシだろう。 しかし、今日の服装のバランスを考えると……むぅ。 「蘭子、どうかしましたか?」 アナスタシアが心配そうな表情を浮かべている。蘭子は素直に答える。 「……手が、冷たくて」 「手が……」 アナスタシアは呟いて、蘭子の手をじっと見つめる。そして、ひょいっ、と蘭子の手を掴んだ。 「なっ、なにを」 突然のことに蘭子は驚くが、アナスタシアはそのままゆっくりと蘭子の手を包んで、握る。 「こうすればあたたかい、ですね?」 「……うん」 蘭子はうなずく。あたたかい。とても、とても。 そのまま二人は手を繋いで歩いた。手を繋いでいない方の手は素肌で外気に触れている。 でも、あたたかかった。 繋いだ手に、汗がにじんだ。 170: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:13:55.04 :nhXCd10e0 * 「……ミオ、すごかったですね」 昼食のために入った洋食店で、アナスタシアは言った。 女子寮を出てから二人がまず向かったのは映画館だった。共通の友人である本田未央が出演するということもあって、二人とも前から見たいと思っていた映画だ。 未央は主演ではなかったが重要な役を演じていた。舞台などで経験を積んだこともあってか、未央の演技力は他の役者に見劣りしないどころか、光る演技すら見せていた。 映画を見終わった後、二人は感想を言い合いたくなった。そこでもう昼食の時間だということで、蘭子がオススメするこの店に来たのである。 この洋食店は蘭子が自分の担当プロデューサーに連れて来てもらったことがある店だ。蘭子にとっても思い入れが深く、アナスタシアにも知ってもらいたかったのである。 蘭子もアナスタシアもハンバーグを注文して、今は注文したものが来るのを待っている。 その間に映画の感想を、というわけだ。 「オリオンの輝き……だけではなかった、な」 蘭子はつぶやく。いつもの未央ちゃんとさっき見た未央ちゃんはまったくの別人のように感じられた。 アイドルとしての本田未央。『パーフェクトスター』と呼ばれる彼女とはまるで別人のようで……でも、魅力だけは同じだった。 確かに『本田未央』だった。 だからこそ、すごい。蘭子は素直にそう思った。 「オリオン……ミオの星、ですね?」 しかし、アナスタシアの食いついたところは違った。蘭子は「うむ」とうなずく。 「ライラプス……おおいぬ座を猟犬に持ち、月の女神アルテミスに愛された狩人。『パーフェクトスター』の名にもふさわしい」 蘭子もそこまで詳しいわけではないが、確かそんな感じだったはずだ。 蘭子は神話などの知識も持っているが、一つ一つに関して深く知っているというほどではないので、あまり自信はない。 「猟犬……私はミオの猟犬、ですか?」 「へ?」 アナスタシアの言葉に、蘭子はそんな声を出す。アナスタシアはくすりと笑って、 「以前、話しましたね? 私はシリウスを目指しています。地球から見える恒星の中で、太陽を除いて、最も明るく輝く星――おおいぬ座の、シリウスです」 そう言えば、その話は聞いたことがある。だが、さらっとしか聞いたことがなかったので、蘭子もあまり意識して話したわけではなかった。 「そ、そのような意味では……」 「それに」アナスタシアは続ける。「月の女神に愛されたということは、蘭子に愛された、ということになりますね?」 「えっ!?」蘭子は驚きに声を出す。「な、なんでそうなるの?」 「蘭子と言えば月、ですから」 そうなのだろうか。いや、自分でも月を意識したことはあったが……。 「で、でも、未央ちゃんのことは好きだけど、そういう意味じゃなくて……うぅ」 「……ふふっ」 蘭子が目を回していると、アナスタシアが微笑む。そこで蘭子は気付く。 「……アーニャちゃんの意地悪」 「すみません、蘭子」アナスタシアはくすくすと笑いながら謝る。「こういうやりとりに憧れていました。ダメ、ですか?」 ……そんなことを言われると、 「ずるいよ、アーニャちゃん」 蘭子はそう言って、くすっと微笑む。 「私も、楽しいよ」 そうやって二人は笑いあった。そうしているうちにハンバーグが来て、それを食べて、そのおいしさにまた二人で笑いあった。 171: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:14:27.37 :nhXCd10e0 * 昼食が終わり、二人はショッピングに出かけた。 服や小物、色んなものを見て回った。アナスタシアが普段買っているものと蘭子が普段買っているものでは大きく違ったので、どちらにとっても新鮮だった。 互いに互いをコーディネートしてみる、といったこともやった。自分が普段着るような服装で互いを着飾るのだ。 アナスタシアはよろこんでゴシック風の服装を着たが、蘭子がアナスタシアに着飾られる時は少し恥ずかしそうだった。 しかし、二人ともその服装はその服装で気に入って、どちらも買うことになった。 「いつか、二人でこの服を着て出かけてみたい、ですね」 「……うん」 そうやってショッピングを楽しんでいるとすぐに時間は過ぎていった。気付いた時には日が落ちて、空は暗くなっていた。 もう帰ろうか。どうしようか。そう思った蘭子がアナスタシアに相談しようとすると、アナスタシアが言った。 「蘭子。星を、見に行きませんか?」 と。 172: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:15:16.85 :nhXCd10e0 * 「わぁ……!」 満天の星。 蘭子がこれまでに見たことがない光景がそこにはあった。 東京に住むようになってからもう数年は経つが、東京にこんなにも綺麗に星を見ることができる場所があるなんて知らなかった。 「綺麗だね! アーニャ――」 興奮しながら、蘭子はアナスタシアに声をかけようとして。 その瞬間。 蘭子は息を止めて、アナスタシアを見た。 夜の星を見上げて、そこに立っているアナスタシア。 星々の光を受けて、彼女は白銀に輝いていた。 夜の闇の中、地上にて輝く白銀の少女。 それはまるで、星のごとく―― 「――蘭子?」 「はっ」 気付けば、アナスタシアが心配そうな表情でこちらを見ていた。……完全に見惚れてしまっていた。蘭子はこほんと咳払いをして、「なんでもないわ」と言う。 「なら、良かったです」 そうやって微笑むアナスタシアを見ているとさっきまでのことを思い出して、顔が赤くなってしまう。恥ずかしい。 でも、さっきのアナスタシアはそれほどまでに美しかった。星のように、輝いていた。 「……綺麗ですね、蘭子」 アナスタシアの言葉に、蘭子はどきっとしてしまう。そんな蘭子の様子には気付かず、アナスタシアは続ける。 「この星空を見ていると、少し、故郷を思い出しますね」 「故郷……ロシア? それとも、北海道?」 アナスタシアには二つの故郷がある。どちらのことを指しているのだろうか。 「どちらも、かもしれません」 アナスタシアは微笑む。その微笑みはとても綺麗で、でも……。 「故郷が、恋しい?」 ホームシック。それは、十分に考えられることだ。 アイドルになってから……アナスタシアは一度も故郷に帰っていないと言う。自分も経験がないわけではない。 そもそも、アナスタシアと自分では状況が違う。 日本語もまだ学習中。故郷を愛して、家族を愛している。 そんな少女が愛する者と別れて慣れない土地に来たのだ。 その不安は蘭子が想像しているものよりも、ずっと大きなものだろう。 しかし、アナスタシアは首を振る。 「もちろん、故郷のことは好き、ですね。グランマ、グランパ。ママ、パパ……会いたくない、と言えば嘘になります。でも、今は……」 アナスタシアは空を見上げた。そこには、星が輝いている。 「……蘭子。私は、アイドルになってから、毎日楽しいです。毎日、新しい私になれて……それは、とても幸せなことですね」 その気持ちはわかる。自分もそうだ。そうだけど……。 「私はプロデューサーに言われました。アイドルになれば、辛いことや苦しいことはいっぱいある。でも、それよりも幸せになれるって。……それは、本当のこと、ですね?」 その通りだ。蘭子も同じ気持ちだった。アイドルになってから、良いことばかりではなかった。でも、それよりも、ずっと、ずっと……。 173: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:15:44.41 :nhXCd10e0 「蘭子」 アナスタシアは言った。 「私はこの夜空で、いちばん輝くズヴェズダ……星に、なります。きっと、きっと」 『神崎蘭子』に、そう言った。 蘭子はそこに、アナスタシアの覚悟を見た。 その覚悟の強さ。覚悟の深さ。それは、蘭子が思っていたものよりも、ずっと大きなもので……。 「……天狼、か」 天狼。それはシリウスを示す言葉の一つだ。 「テンロウ……?」 アナスタシアが首を傾げる。そんな彼女に蘭子はフッと笑い、天を指差す。 「冬の大三角が一つ、太陽を除く地上から見える最も明るい恒星であり、『光り輝くもの』の名を冠する星――」 そして、その指をアナスタシアに向ける。 「――シリウス。その別名の一つよ。『銀の天狼』アナスタシア」 そう、アナスタシアを呼んだ。 自然とその言葉が出た。不思議なほど、しっくりきた。 『銀の天狼』。それは、彼女にふさわしい―― 「――アナスタシア。あなたは私を月と言ったわね」 月。 それは、地球から見える星の中で、太陽に次いで輝く星の名前。 この夜空において、最も輝く星の名前。 「だから、私もそれを目指しましょう」 この世界で、最も輝くことを目指す。 『神崎蘭子』がそう言うことの、意味。 それがわからないアナスタシアではなかった。 だから、彼女は言う。 「ダー。一緒に、頑張りましょう」 アナスタシアは蘭子に向かって、手を差し出す。 「この世界で最も輝く星を、目指して」 蘭子はその手をとり、握る。 「ともに、天上の輝きを――」 その日。 アナスタシアと、神崎蘭子。 二人の少女は誓いを交わした。 この後、生涯の親友であり――生涯のライバルとなる二人の誓いだった。 174: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 21:16:10.68 :nhXCd10e0 * 事務所。 僕はある人を待ちながら、アナスタシアのことを考えていた。 彼女はきちんと休んでいるだろうか。神崎さんと遊びに行くという話だが、楽しんでいるだろうか。張り詰めていた糸が、少しは緩んでいるといいのだが……。 アナスタシアのアイドル活動は順調過ぎるほどに順調だ。 だが、これはアナスタシアの実力を考えればおかしくはない。もちろん、運も影響しているとは思うが……アナスタシアの才能と努力がなければ、その運も味方してくれなかっただろう。 アナスタシアは、デビュー一年目とは思えないほどの活躍を見せてくれている。 だが――だからと言って、こんなところで満足するわけにはいかない。 その時。 「――お前がこんなところにいるなんて、珍しいな」 扉が開き、そう声をかけられた。 「星の輝きが曇ったか? ……なんて、今のアーニャちゃんを見るに、それはないか」 僕の先輩。よくお世話になり、色んなことを教えてくれた先輩。しばしばポエムのような物言いをする先輩。ポエム先輩である。 「はい。おかげさまで、アナスタシアは順調に活躍しています」 「おかげさま、ね」先輩はにっと口の端を上げる。「俺は何もしていないさ。お前の実力だよ」 「僕は」 「あー、わかったわかった」僕が口を開こうとすると、先輩は手を振ってそれを遮った。「お前、謙遜も過ぎると失礼だぞ? 一年足らずであんなアイドルを育てておいて、よく言うよ」 「……あれは、アナスタシアの努力と才能のおかげです」 「それも含めて、お前の功績だよ」先輩は呆れたように息をつく。「あの星を見つけたのはお前だし、輝かせたのもお前だ。まあ、べつに認めなくてもいいけどな。お前がどうしたいのかさえわかっていればそれでいい。――で」 先輩は僕を見て、尋ねる。 「何の用だ? お前がこんな世間話をしに来たなんて、そんなわけはないだろ?」 その目には、力があった。 アイドルとはまた別の類の力。 芸能界は魑魅魍魎が蔓延る世界だ。故に、目の前にいるこの人も、その一人―― だが、だからと言って臆すわけにはいかない。 立ち向かえ。 挑め。 戦え。 目指すは魑魅魍魎の頂き。 ならば、これは、超えるべき存在―― 「今日は、頼みがあって来ました」 「頼み?」 「はい」 僕は言う。 目の前にいる、一人のプロデューサーに。 あるアイドルを担当するプロデューサー。 この世界における、一つの頂点。 そのアイドルを担当する、プロデューサーに。 僕は、言った。 「――当代の『シンデレラガール』神崎蘭子に、ライブバトルを挑みます」 そして。 アナスタシアと神崎蘭子。 二人のライブバトルが決まった。 読む →
2017年04月19日 23:15 アナスタシア「Сириус」 前編 関連SS アナスタシア「Сириус」 前編 アナスタシア「Сириус」 後編 元スレ 2: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:12:10.40 :nhXCd10e0 第一話「観測」 3: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:12:36.85 :nhXCd10e0 夢を見た。 白銀の世界。白銀の光。サイリウムの光の中。 星空のように輝くその世界の中心で、歌を歌う少女の夢。 僕は彼女をプロデュースしたいと思った。 その夢を現実のものとするために。 4: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:14:13.54 :nhXCd10e0 * 「寒いな」 白い息とともに吐き出された言葉が雪に消える。僕は肩に積もった雪を払い落とし、歩みを進める。 三月中旬、北海道。 東京ではもう春に入ろうと言うのに、この土地では未だに雪すら積もっている。 地面は凍り、雪の道と言うよりは氷の道になっている。慣れない道に僕は何度も転びそうになってしまうが、周りの人はそうでもないようだ。 お年寄りがすいすいと歩いているのを見ると、なんだか自分が情けなくなってくる。 ……落ち込むな、僕。せっかくの北海道、楽しむべきだろう。 こうして僕が北海道にいる理由。それは旅行……ではなく、仕事である。 僕はCGプロという事務所に所属しているプロデューサーであり、アイドルをスカウトするためにこの地まで来た。 だが、北海道でアイドルの原石を見つけるなど、僕には無理な話だ。 こんなにも広大な土地でどうしてそんな人材が見つけられると言うのか。 もしも見付けられたならば、それはもう運命や奇跡なんて言っても過言ではないだろう。 いや、そもそも僕にスカウトの仕事をしろと言う方がおかしいのだ。僕がアイドルの原石を見付けられるような目を持っているとは思えない。 僕は一応『プロデューサー』と名乗っているが、今までにそんな仕事をやってきた覚えはない。 既に売れているアイドルのマネージャー業のようなものをやっていただけだし、その仕事も満足にこなせていたわけではない。 当時担当させてもらったアイドルには「Pさん、よくこの仕事をやれてるね……」と呆れられたくらいである。 僕自身、どうしてこの仕事をやっているのかはわからないのだが……『道を歩いていると声をかけられて採用された』などと言っても、信じてくれる人は少ないだろう。 5: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:15:43.55 :nhXCd10e0 ――一年前。近年は就職難の時代が続いているが、その例に漏れず僕も就職できないでいた。 それに多少の危機感を覚えながらも何もせず、特別な理由もなく街を歩いていたその時、突然黒い男性が声をかけてきたのだ。 「君、ちょっといいかね? ……ふんふむ、そうか、うん、この感覚が、か」 彼に対する僕の第一印象は『いきなり話しかけておいてぶつぶつと独り言を言い始めるなんて危ない人だな』である。 僕は「すみません」と言ってその場から離れようとした。すると彼は「おっと、待ってくれ待ってくれ」と僕を引き止めた。 「そんな目で見ないでくれたまえ。いや、確かに君の反応は正しい。突然声をかけられても怪しいと思うのは当然だ。まずは私の身分を証明するところから、だな」 そう言って男性は懐から取り出した名刺を僕に差し出した。 「私はこういう者だ。知って……いるかどうかはわからないが、知らないのならここで検索してもらっても構わん。すぐに出るはずだ」 検索する必要はなかった。その名刺に書かれてあったのは、今世間を賑わせるアイドルたちが所属する事務所の名前だった。 「……CGプロの部長、ですか」 「ああ、わかってくれたかね。それは良かった。では、早速本題だが……我が事務所の『プロデューサー』になるつもりはないかね?」 「は?」 突然過ぎて素で返してしまった。そんな失礼を彼は「はは」と笑い、 「いや、驚くのも無理はないが……冗談でもなんでもない。私は本気だ。君の職も何も知らない。地位も何も知りはしない。だが、私は君を『スカウト』したい。それだけだ。考えてくれるかね?」 そうは言うが、あまりにもいきなり過ぎる。しかも、あまりにも適当だ。胡散臭いにもほどがある。 だから尋ねた。 「理由は、なんですか?」 「うん?」 「僕をスカウトした、理由は」 まさか何の理由もないことはあるまい。しかし、何の理由にも心当たりがないこともまた事実である。 だから、その口から聞きたかった。僕をスカウトした理由が、何か、あるのか。 彼は答えた。 「理由……理由は、そうだね、先駆者の言葉を借りるならば、『ティンときた』からだ」 「は?」 また素で返してしまった。『ティンときた』? 意味がわからない。 きっと危ない人なのだろう。そう思った僕はそれからのやりとりを適当にこなした。これ以上関わっては危険だと思ったのだ。 そして家に帰ったのだが、暇だったので彼の事務所のことを調べてみるとなかなかに好条件だったのですぐに電話をして事務所に向かって就職した。 6: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:16:47.68 :nhXCd10e0 これが僕が『プロデューサー』になった顛末である。 就職難から逃げて就職したようなものだが、今のところは思ったよりも忙しい以外の文句はない。 その忙しさからも今は解放されているので言うことなしだ。 『二週間で帰ってくること』との仰せだが、それでアイドルの原石が見つかるとは思えない。 だからこれはもう北海道旅行をしていると考えることにした。したのだが……この雪である。こんな雪ではスカウトも旅行も難しい。 おそらくは最も人が集まっている札幌で適当に道行く人を観察するだけしてみたが、この雪であるからそもそも道行く人がそこまで多いとは言えない。 それでもそこそこにいるということには驚く他ないが、『アイドルの原石』は見られない。 そもそも、街を歩く人を見ているだけでどうしてアイドルの原石なんてものを見付けられるのか。 先輩方はそれでアイドルをスカウトしてきたらしいが……意味がわからない。 僕ならあの渋谷凛や高垣楓であっても見逃す自信がある。そんな僕がスカウトをしようというところからして間違っているのだ。 ……とりあえず、これで最低限の仕事はこなしたと言ってもいいだろう。あとは適当に、観光していくとしよう。 7: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:19:38.42 :nhXCd10e0 * 「あまりやることがないな」 一週間どころか三日も経たずに僕は思った。しかし、まだまだ時間はある。 どうしたものか……そう考えて、僕はとりあえず北海道という土地を巡ってみることにした。 そのついでに道行く人を観察するだけしておいたが、やはりアイドルの原石などそう簡単に見付かるわけもない。 そうしている内に一週間が過ぎた。もういつ帰ってもいいと思えてきた。 仕事をやりたいわけではないが、あまりにもやることがないというのも嫌なものだ。 僕の今の楽しみは道行く人を観察することだけになっていた。警察に不審者扱いされない程度に、道行く人を観察する。 適当に歩いて、人を見る。いつの間にか、凍った道を歩くのにも慣れてきていた。 しかしそんな僕を嘲笑うように暖かい日が続き、道の雪も解けてきた。 せっかく習得した凍った道の歩き方はもう役に立たないものになっていた。 そして、北海道にいられるのもあと三日となった。 未だに何の進展もない。誰も見付けられない。 無駄な二週間だった、かもしれない。 いい息抜きになった、かもしれない。 その両方が間違ってはいないように思える。 ただ、思ったほど楽しくはなかったことだけが事実だ。おいしいものはおいしかったが、それくらいである。 人との交流なんてものはなかったし、観光名所と言われるようなところも感動するほどは楽しむことができなかった。 僕は歩いていた。この短い期間で道行く人を観察する癖が身についてしまったが、観察したところでアイドルの原石を見付けられるわけもない。 ほとんど無意識で道行く人を観察し、すぐにやめて、前を向いていた。 ――アイドル。 それは、特別な存在だ。この職に就くまでは何も思っていなかったが、今ならわかる。 彼女たちは僕たちのような人間とは違う存在だ。大人の女性もいるが、年端もいかない少女も多い。 そう、少女だ。『少女』なのに、『アイドル』で居られる。それがどれほどの異常か……僕は、理解できていなかった。 『アイドル』という職業には、様々な拘束がある。 華やかなだけではなく、その裏には想像を絶する拘束があるのだ。『枕』という意味ではない。 少なくとも僕はそういうものを知らないし――あるいは、それだけならばまだ『マシ』なのかもしれない。 むしろ、『そういうこと』が許されていないことにこそ、『アイドル』の過酷さはあるのではないだろうか。 恋愛禁止を始めとして、アイドルには様々な拘束がある。 私生活のすべてが拘束され、どういう風に振る舞うのかまで決められる。ウチの事務所はまだそういったことが控えめではあるが……それでも、ある程度は存在する。 アイドルとは、偶像だ。故に、『偶像であること』を強要される。 『自分』を消して、『個人』を消して、『個性』をつくる。 そのようなことを、年端もいかない少女がするのだ。笑顔を浮かべて、楽しそうに振る舞うのだ。 それが、どれほどの異常か。『少女』であるまま、『偶像』でもある。だからこそ、彼女たちは異常なのだ。 この業界に入って、僕はそれを痛感した。恐ろしい、とすら感じた。……しかし、同時に、憧れた。 そんな存在の、原石。 そんなもの、簡単に見付かるわけがない。 ただ容姿が優れているだけの女性など何人もいる。この二週間でも両手の指で数えられない程度には『容姿だけなら芸能界でもそこそこ』の女性を見付けることができた。 だが、僕は知ってしまっている。アイドルは容姿だけでできるものではない、と。むしろ、アイドルには『中身』こそが重要なのだ、と。 そんなもの、どうやって外見だけで見分けろと言うのだ。少なくとも僕にはできない。外見だけで『アイドルの原石』を見付けろ、なんて無理な話だ。 あるいは、実際に話しかけたりすればよかったのかもしれない。容姿が良い女性に声をかけて、少し話してみて……いや、少し話したところで、何がわかると言うのだ。何もわかりはしないだろう。 僕はもう諦めていた。これはただの旅行だった。そう思うことにした。成果など最初から求めてはいなかった。ただ、思ったよりも暇だったから道行く人を観察していただけだ。それ以上の努力もしていないし、したとしても見付けられたとは思えない。これが、当然の結果なのだ。 北海道でおいしい店をいくつか知ることができただけでよしとしよう。北海道のロケに来た時などに役立つだろう。そうだ、先輩方にも教えてやろう。北海道は広大だが、この二週間でなかなかに回ったとは思う。どのあたりを言われても一つ答えられる程度には知ることもできた。ふむ、そう思えば、今回の旅行は北海道グルメツアーと言ってもいいのかもしれない。こんなことを言えば千川さんにこってり絞られそうだが、僕にこんな仕事を任せた部長が悪い。まあ、千川さんにはおみやげでも買って帰ればいいだろう。そうと決まれば、調査に入ろう。インターネットで調べるのもいいが……せっかくだから、ここらで適当な店がないかを探そう。そこそこに店はあるようだから―― 8: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:21:30.87 :nhXCd10e0 そう思って、顔を上げた、その瞬間。 僕は、夢を見た。 白銀の世界。白銀の光。サイリウムの光の中。 星空のように輝くその世界の中心で、歌を歌う少女の夢。 白銀の髪は白雪よりも美しく、宝石にも似たその目は空を落とし込んだかのように透き通った青い色をしている。 白い肌は光を吸い込んでいるようで、スタイルも彫刻かと見まごうほどに整っている。 ――美しい。 そう溜息を漏らしてしまうほどに、その少女は美しかった。 ふと、部長の言葉を思い出した。この感覚が……そうか、この感覚が、そうなのか。 容姿を見るに日本人ではない。どうしてそんな少女が一人でこんなところを歩いているのか、なんてことを考えたが、今はそんなことはどうでもよかった。 外国の……どこの国だろうか。ロシア人? そうかもしれないが、僕はロシア語を話せない。 とりあえず、英語だ。くそっ、こんなことならしっかり英語の勉強をしておくんだった。 話しかける時はなんて言えばいいんだ。うろ覚えだ。 だが、そうこうしている内に彼女がどこかに行ってしまうかもしれない。今は、まず、とりあえず、話しかけろ。 「エクスキューズミー!」 彼女に向かって、大声で、僕は言った。合っているかどうかはわからないが、声をかける時は、たぶん、これだろう。たとえ間違っていても、ただ注意を引ければいい。とにかく、まずは彼女の足を止めなければ。 「? 私、ですか?」 彼女は僕を見て首を傾げた。……日本語、喋れるのか。僕はほっとした。良かった。それなら、だいぶ楽になる。 「ああ。君だ。君に話しかけた。僕はこういう者だ」 僕は彼女に向かって名刺を差し出した。「……プロ、デューサー?」と彼女は首を傾げた。僕はうなずき、 「ああ、プロデューサー。アイドルのプロデュース……あー、手助けのようなものをやっている」 「アイドル……アイドルって、何、ですか?」 「アイドルとは、か」 そんな質問が来るとは思わなかった。日本語は喋れるが、日本の文化にはあまり親しくないのだろうか。 思えば、喋り方も少したどたどしい。日本で生まれ育ったわけではないのかもしれない。いや、そんなことはどうでもいい。アイドルとは。その答えを言うんだ。 「……私、難しい質問、しましたか?」 沈黙が長引いたことに、彼女は心配そうに尋ねてきた。優しい子だな、と思うとともにそんな彼女の気を煩わせてしまったことを申し訳なく思う。僕はすぐに答える。 「いや、そんなことは――違うな。確かに難しい質問かもしれない。だから、僕の答えも正確ではないかもしれない。そう思って、聞いてくれ」 「ダー」と彼女はうなずいた。ダー? と一瞬だけ僕が思いを巡らせると、彼女はすぐに「あ、Yes、ですよ」と言ってくれた。 母国語が出てしまったのだろうか。何語かはわからないが。そんなことを考えるよりも前に、言わなければいけないことがある。 「アイドルというのは、芸能関連の仕事だ。歌を歌ったり、踊ったり……それだけじゃない、色んなことをする。バラエティに出ることもあれば、モデルのようなこともするし、女優のようなことをする場合もある」 「つまり、なんでも、ですか?」 「なんでも……」そう言われて、すっと腑に落ちる。「うん、そうだな。なんでも、だ」 「それが、アイドル……なんだか、とても楽しそう、ですね」 彼女はくすっと笑った。どこか猫を連想させる、かわいらしい微笑み。僕はそれに見惚れてしまいそうになって、すぐに頭を振って意識を戻す。 「でも、その、アイドルの……プロデューサー? が、どうして私に声、かけましたか?」 そう尋ねられて、一瞬だけ、どう答えるか迷った。だが、迷う必要はない。 「君をスカウトしたいと思ったからだ」 僕は言った。ごまかす必要はない。ただ、本心をぶつけた。 「私を?」 彼女は自分を指差して言った。僕はうなずいた。「君を、だ」 「どうして、ですか?」 「それは……」 どう答えるか。どう答えるべきか。これで彼女がアイドルになってくれるかが決まるかもしれない。 容姿を見て? そうじゃない。それはわかっている。 中身を見て? 中身なんてわからない。この短時間でわかる方がおかしい。 なら、何故だ。 それは―― 9: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:22:08.64 :nhXCd10e0 「『ティンときた』から、だ」 「……ティン?」 彼女は首を傾げた。僕の言葉の意味がわからなかったのだろう。僕が言われたってそう思う。 実際、僕が部長に言われた時も意味がわからなかったのだから。 「……すまない。意味がわからないのかもしれない」だから、僕は謝り――しかし、続けた。「でも、理屈じゃないんだ。君を見て、僕は夢を見た。君がサイリウムの星空の中で歌っている光景がはっきりと見えたんだ。そして、僕はそれを実現させたいと思った。君を、この世界でいちばん輝く星にしたいって、そう思ったんだ。……それが、理由だ」 こんな理由を聞いて、誰が付いて来たいと思う。言った瞬間に後悔した。訂正するべきだろうか。 いや、もう手遅れだろう。『危ない人』だと認定されて、逃げられる……僕はそう思った。 だが、 「……あなたの言うこと、よく、わかりません」 彼女は、『笑った』。 「でも、心は、伝わりました。……詳しい話、聞いてもいい、ですか?」 10: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:23:48.10 :nhXCd10e0 * 「そう言えば、君の名前を聞いていなかったな」 「確かに、そうですね。……ミーニャザヴート、アーニャ。アーニャは、ええと……ニックネームです。私はアーニャ……アナスタシアです。よろしく、プロデューサー」 11: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:24:45.44 :nhXCd10e0 * 「……で、ここは、どこだ?」 「私の家です」アナスタシアは言った。「アイドルになるのなら、パパとママにも話、しないといけませんね? 詳しい話を聞くなら、そうした方がいいと思いました」 「……そうか」 そこまで本気にしてくれているということは嬉しいが、いきなり家族と、か……さすがに緊張する。 道中、アナスタシアは様々なことを話してくれた。 自分は日本人とロシア人のハーフであるということや、一〇歳までロシアにいたということ。 『アーニャ』というニックネームは母親が付けてくれた、といったことまで……こんな短期間で信頼されていることは嬉しいが、そんな簡単に個人情報を話していいものだろうか。 事務所に所属しようとしまいと気を付けた方がいいとは言っておくべきかもしれない。 「プリヴェート……ただいま、です」 そう言ってアナスタシアは家に入って行った。僕は少し外で待っているつもりだったのだが、アナスタシアが不思議そうに「入ってこないのですか?」と言ってきたものだから、入らせてもらうことにした。「お邪魔します」 そうしていると、スタ、スタ、と足音が近付いてきて、とても綺麗な女性が顔を出した。 「おかえりなさい、アーニャ……って、その方は?」 十中八九アナスタシアのお母様だろう。僕はすぐさま「初めまして。突然ですがお邪魔させていただきます。僕は――」と自己紹介しようとしたのだが、彼女は「あらあらまあまあ」と嬉しそうに微笑み、「アーニャもそんな歳になったのね……うんうん、そうよね。あの人に教えなきゃ……あ、あなた、上がって上がって♪ えーと、お名前は?」 「え、その、Pです」 「Pさん♪ じゃあ、Pさん、すぐに上がって、おくつろぎになって?」 お母様は僕を引っ張るようにして応接室と思われる場所に連れ込んだ。いやいやまだ自己紹介もできていない。相手のペースに飲み込まれずに、早く切りださなければ―― 「あのですね、お母様。僕は――」 「『お母様』ですって♪ それじゃあ、私はあの人に連絡するから、若いお二人で……ね?」 「いや、だから」 「では、ごゆっくり~♪」 バタン、とドアが閉まった。 「……あの」 「プロデューサーはゆっくりしていて下さい。私、お茶を入れてきますね。プロデューサーはコーヒーと紅茶ならどっちが好き、ですか?」 「え? ……それは、コーヒー、だけど」 「わかりました。では、淹れてきますね。待っていて下さいね?」 「あ、はい」 そうしてアナスタシアまで出て行ってしまった。 「……どうしろって言うんだ」 何もできることができず、僕は独りごちた。とりあえずわかったことは、アナスタシアの性格はお母様譲りのものかもしれない、ということだ。 12: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:25:17.46 :nhXCd10e0 * アナスタシアの淹れてくれたコーヒーを飲みながら『どうしたものか……』と考えていると、ドタドタドタ、と大きな足音が近付いてきて、バン! とドアが開いた。 「君が、アーニャの連れて来た男か……!」 美形のロシア人の男性。確実にアナスタシアのお父様だろう。面影がある。というかこわい。どうして僕は睨まれているのだ? 「は、はい。そう、ですが……」 「……初めて会ったのは」 「え?」 「初めて君とアーニャが会ったのは、いつだ?」 いつ、と言われても……。「今日、ですが」 「今日!?」 お父様は大変驚いた様子だった。こわい。それと、アナスタシアよりも日本語が流暢……正確には、訛りがほとんど感じられない。お母様とは日本で知り合ったのだろうか。 「……どんな言葉で」 「え?」 「どんな言葉で、娘をたぶらかしたんだ!」 そう言ってお父様がずんずんと近付いてきた。 え? いや、たぶらかす? まあ確かにアイドルにスカウトするなんて『たぶらかす』と言っても違いはないのかもしれないがそれにしてもこの反応は……! 「パパ。ちょっと、待って下さい」 アナスタシアが口を開いた。その言葉にお父様は足を止め、アナスタシアの方を見る。「だが、会って一日も経たずにそのような仲になるなど、騙されているとしか……」 「……パパ、何か勘違いしていませんか?」 「勘違い……?」 お父様が眉をひそめた。そこを、とととと、といった足音とともにお母様が現れて、「あなたったら、そこまで急がなくても……あら? どうかしましたか?」とこの場で何が起こっていたかの問いを発した。 僕が聞きたい。 13: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:27:26.92 :nhXCd10e0 * 「アイドルの」 「プロデューサー!?」 「はい」驚くご両親に僕はうなずいた。「アナスタシアさんをスカウトしたい、と思い声をかけたところ、それではご両親にも話をしなければならない、ということでお邪魔させていただいております」 「……恋人では、ないの?」 お母様が尋ねる。「違います」「ニェット」僕はアナスタシアと同時に言った。 ニェット? とアナスタシアの方を見ると、「あ、違います、です」と言ってくれた。前に言っていたことと合わせて考えると、『ダー』が『はい』で『ニェット』が『いいえ』ということか。 「そうか。そうだったのか……」 お父様がほっと安心したように肩を下ろした。そういうことか……確かに、恋人だと思っていたのだとすると先程のような反応になってもおかしくはない。 こんなにも綺麗で可憐な娘が見も知らぬ男、それも今日が初対面だという男を連れて来たのだ。焦らない方がおかしいとすら言えるだろう。 「僕が所属している事務所はここです」僕は名刺を差し出し、CGプロの名前を指差す。「渋谷凛や高垣楓、神崎蘭子が所属しているプロダクション、と言えば通じるでしょうか」 「あ、楓ちゃん!」お母様が両手を合わせる。「ということは、えっと、杏ちゃんやきらりちゃんも?」 「はい、そうです」 「きゃー♪」お母様が嬉しそうに声を上げて隣に座るお父様の背中を叩く。「みんなとっても有名よ? しっかりしたところみたい」 「……確かに、私も名前を聞いたことがあるほどだな」 お父様が言う。しかし、その表情はお母様とは対照的で、厳しい。 「しかし、だからと言ってそう簡単に決めるわけにはいかない。アーニャは、どう思っているんだ?」 お父様はアナスタシアの方を見て尋ねる。アナスタシアはその視線から目を逸らすことなく答えた。 「まだ、わかりません」 「わからない?」 「ダー」お父様の言葉にアナスタシアはうなずく。「私は、アイドルになってもいいと思っています。でも、私はまだ、アイドルのこと、よくわかりません。プロデューサーが教えてくれましたが、それでも、まだ……。だから、まずはアイドルのこと、知りたいです」 「……そうか」 お父様は考えこむようにして目を閉じて、開いた。そして僕の方を向いて、 「では、聞かせてもらおうか。教えてくれ。私にも――アナスタシアにも。アイドルというものが、何なのか」 ……アイドルとは、か。 先程も答えたが、求めているのはそれとはまた別の答えなのだろう。 どう答えるべきか……迷って。考えて、僕は言った。 14: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:27:52.41 :nhXCd10e0 「アイドルとは――アナスタシア、先程君が言った通り『なんでもする』職業だ。歌を歌えば、ダンスも踊る。バラエティ番組にも出るし、モデルや女優業なんてものもする。……だが、それはただの仕事内容だ。本質じゃなかった」 「本質?」とアナスタシアが首を傾げる。「ああ」と僕はうなずいて、 「アイドルの本質は、僕は『夢』だと思っている。『希望』と言ってもいいかもしれない。ファンに、自分を応援してくれる人に――いや、違うな。応援してくれる人だけじゃない。自分の姿を見るすべての人に、夢を、希望を与える職業。僕はそう思っている」 「メチタ……ナジェージダ……」 メチタ? ナジェージダ? ロシア語だろうか。そう思いながら僕は続ける。 「しかし、だ」 ここからが、重要なことだ。今からスカウトしようと言うのに、あまり言うべきことではないのかもしれないが、これを言わないことはそれこそ騙していることになるし……これを理解した上で、でなければ意味がない。 「アイドルはそういった華やかなだけの存在ではない。楽しいことも多いだろうが、きっと、同じくらい辛いことも苦しいこともある。芸能界は、厳しい世界だ。あるがままの自分で居られるわけではないし……『アイドル』という言葉の通り、『偶像』で在る必要がある。『夢』と『希望』を与えるための『偶像』……『理想』と言い換えてもいいかもしれないな。そういった存在であることを強いられる」 「……それは、『枕』なんてものを指しているのか?」 「それは違います」お父様の言葉を僕は即座に否定する。「そんなことはさせません。もしこの約束を破ったのならば、僕をどうしてくれてもいい。逆に『枕』のようなことはできないと考えてもらった方がいいでしょう。つまり、恋愛は禁止されると考えて下さい。それだけではない、普段の生活にまで様々な制約が付きます。様々な拘束を強いられます。本当に『嫌なこと』は断ってもらっても構いませんが、それでも、『嫌なこと』もさせられる可能性はあると考えて下さい」 「矛盾していないか?」 「断っても構いませんが、程度によります。その基準は難しいですが……そうですね。アイドルがどう思うかによります。『どうしても嫌』なのか、『頑張ればできる』なのか」 「曖昧だな」 「はい。ですから、『嫌なことはさせない』などと約束することはできません。辛いことも苦しいこともさせます。アイドルは、そういう存在です」 「……勧誘しようと言うのに、ずいぶんとネガティブなことばかり言うんだな」 お父様は呆れたように笑った。自分でもそう思う。だが、 「これを理解した上で、でなければ意味がありませんので」 僕は言った。そうだ。これくらいはわかってもらわなければ困る。あとで逃げられては意味がないのだ。相応の覚悟がなければ意味がない。少なくとも、僕はそう思っている。 ――しかし、もちろん、『それだけ』でもない。 「……その上で、言わせてもらいます」 僕はお父様に言って――アナスタシアの方を向く。 「アナスタシア。僕は君が欲しい。君をアイドルにしたい。君ならトップアイドルになれると、世界でいちばん輝く星になれると信じている。僕がそうする。辛いことも苦しいこともある。厳しい世界だ。理不尽にさらされることもある。納得できないこともある。しかし、それでも、その上で――世界でいちばん幸せにすることを誓う。世界でいちばん辛く苦しい道を歩むかもしれないが、世界でいちばん幸せな存在になることができると約束する」 アナスタシアの目をまっすぐに見据えて、僕は言った。 「だから、アナスタシア。僕と一緒に、アイドルへの道を、歩いてくれないか」 すると、「まあ」とお母様が口を抑えて、「む……」とお父様が口を噤んだ。だが、アナスタシアだけは、ただ、僕の目を見ていた。 「……パパ、ママ」 ぽつり、とアナスタシアはこぼすようにして両親を呼んだ。 「私、アイドルになりたいです。……この人を信じて、付いて行きたい」 その言葉に、また、お母様は「まあまあ」と口を抑えた。お父様は数秒間、じっくりと考えるように沈黙して、僕を見た。 「……君の本気は伝わった」 そしてお父様は立ち上がり、僕の前まで歩いてきた。何をされるのだろうか……僕はこわくなってきていた。『そんなものに娘をさせるわけにはいかない』と思われただろうか。 いや、普通に考えればそうだ。僕はどうなるのだろう。だが、どうしてもらっても構わない。 アナスタシアをアイドルにすることができるのであれば、僕の身なんて、どうなっても構わない。さあ、何が来る……! そう覚悟を決めた、その瞬間。 お父様は、僕に向かって頭を下げた。 「娘を、よろしく頼む」 その言葉には、深い、深い思いがこもっていた。 だから、 「はい」 僕もまた、そのすべてを受け止める覚悟をもって応えた。 「任せて下さい。必ず、彼女を幸せにしてみせます」 15: ◆Tw7kfjMAJk:2017/04/19(水) 18:29:11.91 :nhXCd10e0 * 「では、詳しい手続きに関しては明日、資料をまとめて持って来ることにさせていただきます。今日はありがとうございました」 そう頭を下げて、Pはアナスタシア宅を後にした。扉が閉まった後も、アナスタシアはどこか呆けたようにして、扉を見つめ続けていた。 そんな様子を見て、アナスタシアの母親はくすりと笑い、父親は複雑そうに表情を歪めていた。 「アーニャ。そんなに見つめていても、Pさんはそこに居ないわよ。アイドルになると決めたのだから、することもあるんじゃないの? ほら、東京に行くことになるんだし……色々、ね」 「……それも、そうですね。では、少し、自分の部屋に戻ります」 母親の言葉に、アナスタシアは熱に浮かされたような状態のまま、ふらふらと自分の部屋に戻っていった。 アナスタシアが自分の部屋に入って行ったことを確認すると、アナスタシアの母親はすぐに「ふふっ」と微笑んだ。 「これは恋人よりも大変だったかもしれませんね、あなた」 しかし、その言葉に夫は答えない。答えたくないからだろう。そんな彼の様子もおかしくて、彼女は笑みを深めてしまう。 昔から彼はこうだった。素直じゃなくて、不器用で。アナスタシアとは正反対だ。 アナスタシアは素直な良い子だ。少し頑固なところはあるが、親の言うことをきちんと聞く『良い子』の見本のような存在だ。 だが――ふと、リビングに飾ってある写真が目に入る。北海道に来てすぐ、家族で撮影した写真だ。……この頃から彼女は良い子だった。わがままを言わない良い子だった。 だからこそ、こう思う。 「あの子が、あんなにはっきりと『なりたい』って言うなんて」 それは彼らにとって驚くべきことだった。そして、同時に。 「……それについては、感謝している」 夫の言葉に、彼女は微笑む。そう、今回のことは驚くべきことだったが、同時に感謝するべきことでもあったのだ。 アナスタシアは良い子だ。わがままを言うことは滅多になく……しかし、それは親からすれば心配の種でもあった。彼女はしたいたいことやなりたいものについて、ほとんど話すことがなかったのだ。 だから、もう少しわがままを言ってくれたら、と以前から思っていた。それは二人とも同じ気持ちだった……の、だが。 「しかし……アイドルとは、な」 父親としては複雑なところなのだろう。彼は深く溜息をつく。 「あの人なら、大丈夫そうでしょう?」 「……もしも何か問題があれば、すぐに連れ帰る」 つまり、今は問題がないということだ。彼女がくすくすと笑うと、彼はますます顔を難しくさせる。 「でも、アーニャへの、あの言葉。……本当、どれだけ熱いプロポーズなのかしら」 彼女のその言葉に、しかし、彼は何も答えなかった。 もちろん、答えたくなかったからだ。 読む →
2017年04月19日 21:55 P「新しいグッズのアイデアないかな?」春香「アイマ聖水なんてどうですか!」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/19(水) 15:40:06.69 :Sy0KXrXG0 P「アイマ聖水?」 春香「はい!以前アイマ水っていうストラップを付けただけのただの水が爆売れしましたよね!」 P「ああ、あれは正直うまくいきすぎて笑ったが…まさかアイマ聖水は」 春香「はい!それの派生版です!どうですか!」 P「う~ん……名前の響きからして大体何なのか見当がつくな」 読む →
2017年04月19日 20:45 【まどかSS】さやか「マミさんに彼氏が出来た?」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2017/04/18(火) 01:42:34.07 :+KdH8KA/0 イオンにて――― まどか「さやかちゃん、元気出しなよー。世界中に何人の男がいると思ってるの?」 まどか「35億もいるんだからさ。きっともっといい人現れるよ」 さやか「うん……ありがとう。じゃあスイーツパラダイス奢ってくれたらもっと元気になるかも」 まどか「いいよ。今日だけと言わず明日も奢ってあげる」 さやか「マジ!?じゃあ明日も行こうよ!」 まどか「いや嘘嘘ごめん無理。おこずかいそんなにない」 さやか「嘘かーい!」 まどか「あっ、あれって」 まどか「マミさんじゃない?」 さやか「あっ、本当だ。しかも男の人と歩いてる」 読む →
2017年04月19日 19:45 【ミリマス】春日未来と学ぶ物理学 元スレ 全てのレス 2: ◆TDuorh6/aM:2017/04/19(水) 11:21:08.64 :SJtTs44LO 未来「静香ちゃーん、なんでりんごって木から落ちるんだろうね?」 静香「いきなりどうしたのよ」 未来「昨日の夜、宿題しようと思って窓の外見てたら思いついたんだ」 静香「宿題をしなさい。そうね…成績と一緒よ。手入れをすればそのまま成り続けられるし、放って置くと落ちてしまうの」 未来「ち、ちなみに、元々落ちる様な場所にない場合は…」 静香「腐るだけよ…というか貴女、なんで宿題しようとしたのに窓の外見てるのよ」 未来「誰か飛んでないかなーって」 静香「とんでるのは貴女の思考ね」 読む →
2017年04月19日 19:05 ガヴリール「千咲ちゃん、宇宙になる」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/17(月) 21:02:05.129 :JBnwPIA20.net -ラフィエルの家- ラフィエル「どうやったらもっと天使らしくなれるか、ですか?」 タプリス「はい。わたし、こんな何をやってもダメダメな天使ですから」 タプリス「白羽先輩たちのように、もっと立派な天使になりたいんです!」 ラフィエル「タプちゃんは、もう十分に天使としての役割を果たしていると思いますよ」 タプリス「いえいえ、わたしなんて、ドジばかりで知らないことばかりですし……」 ラフィエル「少しおっちょこちょいなところも、それはそれで愛嬌があって」 ラフィエル「とても親しみやすいという利点がありますし」 ラフィエル「知識については、これから少しずつ蓄えていけば良いんです」 ラフィエル「急いで頭に入れても、使えなかったら意味がありませんしね」 タプリス「たしかに、そうですが……」 タプリス「わたしがもっともっと上を目指す姿を天真先輩が見てくれて」 タプリス「少しでも先輩の更生きっかけになればって、思って……」 ラフィエル「そうですかそうですかぁ」 読む →
2017年04月19日 18:05 モバP「依田芳乃の仰せのままに」 元スレ 全てのレス 1: ◆agif0ROmyg:2017/04/14(金) 22:25:10.00 :295gr99x0 アイドルマスターシンデレラガールズの、依田芳乃のR18SSです。 最近やたらと疲れがたまる。妙に運のめぐり合わせが悪い気がする。 そんな気分になることは、誰しもあることだろう。 長い人生、いつでも調子が良いはずもない。 しかしそれにしても、一週間に4回も事故に見舞われるのはおかしいんじゃないだろうか。 幸いどれもギリギリのところで負傷は避けられているのだが。 道を歩いていて上から植木鉢が落ちてくる、曲がり角で車が突っ込んでくる、駅のホームで押されて落ちそうになる。 そして極めつけに、今日なんか工事現場の近くを通ったら鉄骨が降ってきた。 ほんの数cmずれていたら、俺は今頃細切れ肉と化していただろう。 当たらなくて運が良かった……なんて、そこまでポジティブにはなれそうもない。 だんだん不幸に遭う感覚が短くなり、規模が大きくなっているようにも思える。 事務所でふさぎ込んでいると。 「おや……そなた、また何か、邪な気に憑かれているようでして」 現れたのは依田芳乃、我が担当アイドルである。 年齢の割に浮世離れした雰囲気があり、神秘的で清浄な佇まいの芳乃。 拝み屋だか祈祷師だかの家系だそうで、そんな彼女が"邪"とまでいうのは、やはり気になる。 「分かるか、そういうの。最近、身の回りに変なことばかり起こって……そのうち怪我でもしないかって心配でな」 「でしたら、わたくしの禊を受けてみてはいかがでしょうー。そなたになにかあってはと思うと、わたくしも不安でしてー」 売れ始めた担当アイドルに、自分のことで時間を取らせるのは申し訳ないが。 しかし、もうそんなことを言っている場合でもないかもしれない。 悩みを解決したり不安を除いたりする点において、芳乃は並のカウンセラーを凌ぐ力を持つ。 禊なるものがいったいどういうものなのかまったく見当もつかないが、今日の帰り道にも死ぬかもしれないと思うと、遠慮している余裕など無い。 芳乃の導きに従うことにした。 「それがよいでしょー。では、この後、わたくしの部屋に参りましょうか」 担当アイドルの部屋に入るのはプロデューサーとしては気が引けるが、やむを得まい。 そして夕方。 俺たちは女子寮の前まで来ていた。 送り迎えで玄関先にまで来ることは今まで何度もあったが、もちろん中に入ったことはない。 誰かに見咎められないか不安だが、芳乃がいれば大丈夫、なのだろうか。 「それではまいりましょー。人払いをしてあるので、心配なさらずにー」 大丈夫らしい。 案内されて入った芳乃ルームは、和風っぽい感じの、一見したところ普通の女子の部屋である。 が、照明が薄暗く、小物類や壁の装飾が怪しげな雰囲気を発していることもあり、どこか非日常的な感じもする。 香木のような雅な匂いが漂っていて、息をしているだけでも気分が良くなってくる。 余計なものも少ない、きれいに整えられた部屋。 その真ん中に、ござのようなものが敷いてある。 あの上で、禊とやらをするのだろうか。 「それでは、準備いたしますのでー。少々お待ちをー」 奥の部屋に引っ込んだ芳乃は、すぐに戻ってきた。 制服から、薄手の白い襦袢のような着物に着替えている。 両手には桶を持っていて、中には油のようなものが満ちている。 鼻の奥をくすぐる匂いは、どこか野性味があって独特。 読む →
2017年04月19日 15:05 ガヴ「ヴィーネお前ほんとエ◯すぎるよ....!!!!!!」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/18(火) 20:56:17.955 :yydABgp40.net ヴィーネ「え?」 ガヴ「なんだよそのドスケベボディ....バカじゃないの...」ハァハァ ヴィーネ「な、何よ突然」 ガヴ「ちょっと待って!今こっち見ないで!!」 ヴィーネ「ちょっとガヴ、今授業中よ...?そんな大きい声出してたら怒られ」 ガヴ「だから見るなよ!!!今目が合ったら私絶対それだけでイクって....!!」 ヴィーネ「な、何訳わかんない事言ってるの....」 ガヴ「エロいってマジで....!!!ちょっと待って反則でしょ!!!あああああ!!!!」ハァハァハァハァ ヴィーネ「だからもう少し静かにしなさいってば...!」 読む →
2017年04月19日 12:05 アライグマ「フェネックを探すのだ!!」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/19(水) 01:04:56.716 :/Jzunle10.net アライグマ「……うーん、よく眠れたのだ! 今日も良い天気なのだー!」 アライグマ「……? あれ、フェネック? フェネックどこへ行ったのだ?」 アライグマ「いつも一緒に居るのに……。トイレにでも行ってるのか?」 アライグマ「クンクン……おかしいのだ、どこにもフェネックの匂いが残っていないのだー!!」 サーバル「はいはーい! 主人公が通りまーす! どいて下さい主人公が……どうしたの?」 アライグマ「なっ!? い、いきなり何なのだ!? アライさんはフレンズ探しで忙しくなりそうなのだ!」 サーバル「そうなんだ!」 読む →
2017年04月19日 09:25 【艦これ】提督十番勝負! 元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/03/15(水) 22:32:49.80 :3yDjT9X4o 萩風は司令と相いれない 嵐「司令ー、あ、なんだ萩もいるじゃん。丁度良かった、こないだの報告書できたぜ」 提督「おー、ありがとな。そこ置いといてくれ」 嵐「おう……ってなんだこの甘い匂い? 執務室で何やってんだ?」 提督「クレープ作ってる」 嵐「いやほんとに何やってんだ!?」 萩風「ごめん嵐、邪魔しないで! 今大事なトコだから!」 嵐「萩まで!?」 提督「丁度いいや、嵐、ちょっと食べてってくれないか」 嵐「いいけど……結局何やってんだ?」 読む →
2017年04月19日 08:45 サターニャ「ガヴリールオンザライス!」ガヴリール「他人丼。あとカツカレーうどん」 元スレ 全てのレス 4:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/18(火) 23:14:20.099 :CAcHT1N20.net ガヴ(……はぁ、やっと補習おわった……) ガヴ(まさかテスト中に居眠りするとはな……うかつだった……) ガヴ(あぁしかし、半日学校って腹減るな……)グゥ~ サターニャ「ガヴリール!待ちなさいよ!」 ガヴ「ん~?あぁサターニャか……お疲れ……」 サターニャ「お疲れさま♪じゃなくって!なに?なんかいつもに増して元気ないじゃない?」 読む →
2017年04月19日 08:05 エミリー スチュアート「恋ぞつもりて 淵となりぬる」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/19(水) 01:27:00.42 :SNpvvu7j0 エミリー「仕掛け人さま,今お時間大丈夫ですか?」 俺のことを『仕掛け人さま』と呼ぶ変わったこの子の名前はエミリースチュアート,大和撫子を目指し日々アイドル活動に励んでいる。 P「ああ,大丈夫だよ」 エミリー「よかったらこれ,やりません?」 P「これは……百人一首か?そういえば,この前歳の市で買ってたな」 エミリー「はい,そうなんです!実は,最近練習してましてようやく上の句と下の句を覚えてきたところなんです。そこで私の腕をお見せしたくて……」 P「そうだな,エミリーがあのときやってたダルマの真似をもう一回見せてくれたらいいぞ」 エミリー「ぷくっー!……これでどうですか?」 かわいい。 読む →
2017年04月19日 07:25 俺「ふなっしー… 好きだ!!」ふなっしー「ふな?!」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/18(火) 20:32:23.929 :QnbQHChXa.net ふなっしー「そ、そんな… 困るなっしー!!ふなっしーはなしの妖精なっしーな。急にそんなこと言われても…」 俺「で、でも好きなんだ!種族の違いなんて関係ない!!」 ふなっしー「そう言われても… 申し訳ないなっしー!!」ダッ 俺「そ、そんな… 嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ!俺はふなっしーと結婚するんだ!もうちょっと話だけでもっ!!」ドンッ ふなっしー「?!!」ポロッ 金髪碧眼の美少女「あっ……」 俺「?!」 美少女「~~~っ///」 ふなっしー「………なにも、見てないなっしーな?……ごめんなっしーっ!!!」タタッ 俺「………ふなっしー…」 3:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/18(火) 20:33:44.762 :eWQkNZKQa.net ポロって何が外れたんだよ 読む →
2017年04月19日 01:55 ラフィエル「ガヴちゃん一緒に行きましょう?」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/04/14(金) 00:10:17.081 :HYSU1AHT0.net ※山谷落ち意味なしグダグダ注意 ヴィーネ「お花見に行きます!」 ラフィ「わー♪」パチパチ ガヴ「行ってらっしゃい」 ヴィーネ「ガヴも来るの!」 サターニャ「お花見ってなに?花なんか見て何が楽しいのよ?」 読む →
2017年04月19日 00:35 堀裕子「さいきっく5番勝負……!」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/18(火) 21:18:07.68 :kxt9YSNsO お祭り期間なので何でもあり。 堀裕子「さて!事務所にお集まりの紳士しょくん!」 モバP「……」カタカタカタ 裕子「紳士しょくーん?」 モバP「……」カタカタカタ 裕子「はい。 今から催されますのは、毎度お馴染み! 私に仕事が無いとき気分次第でスタートするぅ、そうです、みんなで言おう! エスパーユッコのぉ?」 モバP「……」カタカタカタ 裕子「……うん、そう!さいきっく5番勝負!はっじまっるよー!!」 モバP「……」カタカタカタ 裕子「……」 読む →
2017年04月18日 23:50 【ミリマス】百合子「人のカタチ」 元スレ 全てのレス 2: ◆BAS9sRqc3g:2017/04/18(火) 21:26:06.55 :teGg3yDIo 「七尾百合子さんの大ファンなんです」 そのお手紙を頂いた時、嬉しいと同時に少しだけ複雑な気持ちになった。 こんな大変なはずなのに、私なんかに。 ……本来であれば、喜ぶのが普通だと私も思う。 読む →
2017年04月18日 23:10 藤原肇「黒い悪魔vs私」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/18(火) 18:29:55.28 :5LrJPLotO ガチャ パタン 肇「帰りました」 肇「…またゆーてしもーた」 肇「誰もおらんのに……」 肇「はよう慣れんとなぁ、一人暮らし」 肇「……」 肇「よし、お風呂入ろ」 ピー ユハリノセッテイガ カンリョウシマシタ 肇「お風呂沸くまで壺でも眺めとこ」 肇「おじいちゃんがくれた新作、やっぱりええ色合いじゃなぁ」 肇「私にはまだまだ無理じゃなぁ」 カサッ 肇「……?」 読む →
2017年04月18日 22:00 【咲-Saki-】京太郎「そんなオカルトありえません」【SS】 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/18(火) 20:47:04.68 :Th9cVzA40 十月某日 とある金曜日 北海道 朝、エトペンの目覚まし時計が午前を十時を指す頃 私こと真屋由暉子は、布団の中でカッと目を見開き、眠りから覚ましました 今日は有珠山の高校の創立記念日。私はガバッと布団からとび起きて「天上天下唯我独尊!」と叫び、おどろうきっずのダンスをシャカシャカ踊って朝の運動をします しかし創立記念日の休日だからといって朝からテンションを上げてみたものの、特にすることもありません 爽先輩と誓子先輩は受験勉強、成香先輩は家のお手伝いで揺杏先輩は長野へ旅行に行っています 朝食をはむはむと食べた私は、面白いことを探しに近くの公園へと向かいました 読む →
2017年04月18日 21:00 【モバマス】女子寮の怪奇 元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2017/04/16(日) 12:07:20.34 :3J2AxsXT0 1.佐久間まゆ あの日の事ですね…、はい、よく覚えています。あまり思い出したくないですけど……。 いえ、大丈夫です……。ちゃんと話します。 まゆは普段夜中に起きたりはしないんですけど、その夜は異様な喉の渇きで目が覚めたんです……。 そのまま寝ようかと思ったんですがどうしても眠れなくて……。 しょうがなく水を飲みに食堂へ行こうと思ったんです……。 でも、食堂の前の廊下で、まゆは、まゆは………見てしまったんです。 床の上でぼんやりと光るなにかを。 そこでまゆの記憶は途絶えています…。 読む →
2017年04月18日 20:00 ハニエル「ねぇガヴお姉ちゃん、どうして人を殺しちゃいけないの?」 関連SS ハニエル「ねぇガヴお姉ちゃん、赤ちゃんはどこからくるの?」 ハニエル「ねぇガヴお姉ちゃん、どうして人を殺しちゃいけないの?」 元スレ 全てのレス 1:ゆるーくたのんます:2017/04/17(月) 22:44:22.410 :ZeiUrzJv0.net ガヴ「えぇ…………」 ガヴ(なにこれ?なんの罰ゲーム?こんな無垢な子が重い質問する? 普通しないでしょ?私だってしたことないよ?わかんないよそんなの) ハニ「ガヴお姉ちゃん?」 ガヴ「えっと……ハニエル?なんか辛いことでもあった?」 ハニ「ううん?ないよ?今日はゼルお姉ちゃんもガヴお姉ちゃんもおうちにいてとっても幸せ!」 ガヴ「そ、そう?え?じゃあ何でそんなこと思ったの?」 ハニ「…………えへっ」 ガヴ「ハニエル?目が笑ってないよ?」 読む →
2017年04月18日 19:10 【ミリマスSS】北上麗花の見る世界 元スレ 全てのレス 2: ◆TDuorh6/aM:2017/04/16(日) 18:53:45.90 :8Yk2JXWyO 麗花が倒れた。 その知らせを受けたのは、メモ帳を片手に受話器越しで軽い打ち合わせをしている最中だった。 若干風邪気味で痛む喉を酷使し、なんとかいつも通りの声をだす。 あー、帰りに風邪薬買って帰らないとな。 いや、昼の休憩に薬局まで走るか。 そんな事を考えながら、マスクを外している為皆に少し離れて貰って通話している時だった。 デスクの向かいでその旨の連絡を受けたらしい小鳥さんが、そう呟いたのだ。 おかげで、一瞬思考がフリーズしてしまった。 受話器から聞こえる相手の声で、直ぐ我に返ったが。 最初は事務所の誰もが冗談だと思った筈だろう。 だって、あの北上麗花なのだ。 些か自由すぎるところはあるが、体力やメンタル面に関しては人一倍の強度がある。 エイプリルフールならとっくに過ぎてるぞ麗花、なんて思いながら打ち合わせを終えて受話器を下す。 メモ書きを改めてパソコンで打ち直し、一息ついて。 まったくあの麗花は…なんて思いながら。 改めて、小鳥さんに事情を伺った。 「で、どう言う事なんですか?」 「プロデューサーさん…律子さんが言うには、レッスン中に麗花ちゃんが倒れちゃった、って…」 「…え?律子からか?!」 ここへ来て一気に話の信憑性が上がった。 小鳥さんは色々とユニークな人だけど、仕事に関しては常に真摯な方だ。 そんな人が嘘をついついるとは思えない。 律子に関しては疑う必要がない。 と、いう事は、だ。 あの麗花が、本当に倒れたという事になる。 読む →
2017年04月18日 18:05 悟空「オラ、テレフォンショッキングにでっぞ!」 関連SS 悟空「オラ、テレフォンショッキングにでっぞ!」 【続編】ベジータ「お、俺様がテレフォンショッキングにでるだと!?」 元スレ 全てのレス 1:DD:2017/04/18(火) 07:14:42.01 :B2rS7a9x0 テーレレテテテーテッテッテー♪テーテレテレテレテッテッテーン♪ タモリ「…………今日も暑いねぇ」 ソーデスネッ タモリ「ハチャメチャな暑さだよねぇ」 ソーデスネッ タモリ「地球が爆発するんじゃない?」 ソーデスネッ タモリ「んなこたぁないwww」 アハハハハハハ ー舞台裏ー チチ「悟空さ!もっとキリッとするだ!みんなが見てるんだべぇ?」 悟空「わぁってるよーチチ!それよりこのスーツ動きづれぇぞぉ……」 チチ「文句いわねぇだ!これがTVでの戦闘服だべ!ただでさえ寝坊してタモリさんに挨拶もしてねぇんだからな!」 悟飯「あはは、、頑張って下さいね!お父さん!」 悟天「お父さんカッコイイー!」 悟空「おう!タモリっておっちゃんはスゲーやつなんだろぉ?オラわぁくわくしてよぉニヒヒ」 チチ「戦いに来たんじゃねぇんだかんな悟空さ!」 悟飯「大丈夫かなぁ……」 チチ「あっ!名前呼ばれたべ悟空さ!行ってくるだ!」 悟空「お、おうっ!」 読む →