1: ◆uYNNmHkuwIgM:2017/06/30(金) 22:54:15.72 :qv/3Hhrn0
ミリP「はい、はい.....そうですか...」
電話を受けたプロデューサーの顔がだんだん曇っていく、きっと電話の相手は私が前にオーディションを受けたところの人だと思う。
私はひとつため息をつく。あぁ、まただ。きっとまたダメだったんだ...。
ミリP「ありがとうございました...はい、またの機会に、よろしくお願いします」
スマホの電源を切って、ブランと脱力するプロデューサー。じっと見つめる私と目があうと、悲しそうな顔で首を数回横に振った。
私はシアターアイドルの予定が書かれてあるホワイトボードに向かって、自分の予定をひとつ消す。悔しいなぁ。ここ一ヶ月、こんなことを繰り返している。予定を埋めて、それを消して。
ソファーに座って、置いておいた鞄から手帳を取り出して、カレンダーの予定をひとつ黒く塗りつぶす。ところどころ真っ黒に塗りつぶされた跡だけが残るカレンダーは、そっくり私の心の中みたいだった。
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ミリP「はい、はい.....そうですか...」
電話を受けたプロデューサーの顔がだんだん曇っていく、きっと電話の相手は私が前にオーディションを受けたところの人だと思う。
私はひとつため息をつく。あぁ、まただ。きっとまたダメだったんだ...。
ミリP「ありがとうございました...はい、またの機会に、よろしくお願いします」
スマホの電源を切って、ブランと脱力するプロデューサー。じっと見つめる私と目があうと、悲しそうな顔で首を数回横に振った。
私はシアターアイドルの予定が書かれてあるホワイトボードに向かって、自分の予定をひとつ消す。悔しいなぁ。ここ一ヶ月、こんなことを繰り返している。予定を埋めて、それを消して。
ソファーに座って、置いておいた鞄から手帳を取り出して、カレンダーの予定をひとつ黒く塗りつぶす。ところどころ真っ黒に塗りつぶされた跡だけが残るカレンダーは、そっくり私の心の中みたいだった。