2021年05月16日 15:00 武内P「告白、ですか」 元スレ 全てのレス 534:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/06/07(木) 22:29:12.92 :vpoYOnFco 凛「……された」 武内P「同じ学校の先輩に……ですか?」 凛「……うん」 武内P「あの、渋谷さん」 凛「……何?」 武内P「渋谷さんが通っているのは、女子校では?」 凛「……だから困ってるの!」 読む →
2021年05月16日 12:00 お前ら「あ、人が倒れてる!大丈夫ですか!?」 関連SS メスガキ「あ♡ざこが倒れてる♡ざぁこ♡意識ないの?♡」ポンポン お前ら「あ、人が倒れてる!大丈夫ですか!?」 メスガキ「ざぁこ♡ねっ♡ちゅーしよ♡」 元スレ 全てのレス 1:みみず :2021/05/16(日) 07:38:49.054 :P1OWSi3H0.net お前ら「た、大変だ!どうしたらいいんだっけ…」 お前ら「そうだ!最初は……」 ①人工呼吸だ! ②周囲の安全確認だ! ③胸骨圧迫だ! ④自分は関係ないな…自分じゃなくたって…誰かがやってくれるさ… +3レス 4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/16(日) 07:41:21.195 :cjojETPK0.net 2で 1と3は異性なら絶対やらん 読む →
2021年05月16日 07:00 【ミリマス】P「美奈子が料理を作ってくれなくなった」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/16(日) 01:06:54.96 :B2170q+f0 奈緒「は?」 P「だから、美奈子が料理を作ってくれなくなったんだよ」 奈緒「いやいや嘘やろ?あの美奈子が?」 P「あの美奈子が」 読む →
2021年05月15日 22:35 友紀「居酒屋にいったら絶対に揚げ物頼んじゃう」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/21(木) 20:56:20.58 :FwtcE+v20 居酒屋 友紀「いやぁ、でもびっくりしたよ。拓海ちゃんはともかく、文香ちゃんもこういうところ来るんだね」 拓海「アタシはともかくってのはどういう意味だァ、ああ?」 友紀「だって、拓海ちゃんってヤンキーなんでしょ?だから、若いうちからこういう居酒屋来てても違和感ないかなーって」 拓海「アタシはヤンキーじゃねえ、元特攻だっての。それに酒もタバコも興味はねえよ」 菜々「ヤンキーと暴走族って違うんですか?」 拓海「違う違う。な?」 文香「…えっ?」 拓海「違うだろ?」 文香「さあ……私にはよくわかりませんが……」 拓海「なんだよ、違いの分からねえヤツばっかりだ」ケッ 菜々「今日はお二人だけですか?お酒、飲んでなんかないですよね?」 文香「いえ…プロデューサーさんと撮影の打ち上げに……私たちはジュースです」 友紀「来てるんだ、プロデューサー」 菜々「プロデューサーさんはどこに?おトイレですか?」 拓海「ああ、酔って吐いてる。やっぱダメだわ、あの人」 友紀「お酒弱いからなぁー」 菜々「弱いくせに好きなんですよね」 友紀「苦労するタイプだよ、あれは」 読む →
2021年05月15日 21:00 異星人「今からあの惑星『地球』を破壊します」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/07/27(水) 02:19:34.22 :7gyKWD9gO 月の裏側・宇宙船内 異星人「というわけです」 男「はぁ」 異星人「あの惑星に大した恨みも何もありません、あなた達で言うとくじを引いたら当たったくらいの感覚ですね」 男「意味わからないんですが」 異星人「あなたはあの惑星のうち、ある程度高度な文明と社会性を持った種族から無作為に選ばれたいわば『勇者』です」 男「えっ」 異星人「あの星を見事救えたらあなたには賞品を贈呈します。頑張ってくださいね」 男「ははーんこれ夢だな?」 異星人「夢じゃない あれもこれも」 男「なぜB'z…」 読む →
2021年05月15日 19:30 博士「最強の生物を作ってやる!まず>>3をベースにしよう」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/15(土) 15:09:40.224 :oC9vkDG90.net 博士「ククク…最強の生物を作って世界征服してやる!」 博士「ベースとなる生き物は…>>3だ!」 3:みみず :2021/05/15(土) 15:11:39.090 :lES1EV930.net ウマ 読む →
2021年05月15日 18:00 武内P「調理実習、ですか」 元スレ 全てのレス 482:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/06/06(水) 19:56:31.07 :q5Uv+YCBo ありす「はい、そうなんです」 武内P「しかし……何故、それを私に?」 ありす「皆、あれだけはやめておけ、って言うんです」 武内P「その……あれ、とは?」 ありす「いちごパスタです!」 武内P「……」 武内P「なるほど」 読む →
2021年05月15日 15:00 【安価】俺「ここがラビットハウスか」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/13(木) 20:14:12.35 :Jchp665r0 ココア「いらっしゃいませ!」 リゼ「席はあちらになっています!」 チノ「これがメニューです」 俺「どうもありがとう」 スタスタ 俺「ふぅ~長いとこ探し歩いたからかな。足が凝るなー」 俺(それにしてもココア。また可愛く育って...君の成長が俺は嬉しいよ) 俺とココアの関係 1.ストーカー 2.復讐相手 3.元クラスメイト >>2 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/13(木) 20:15:27.74 :LJwkT0A7O 2 読む →
2021年05月15日 12:00 女子小学生「ふーん…逃げ出したア◯ルスネークを捕獲するだけで10万円くれるんだ」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/15(土) 09:30:31.593 :0D6QC6t5K.net -聖ホーリーアヴェニュー 女子小学生「~♪」 ムチッ…ムチッ… おっさん「おっ^^ クソ短いショーパン履いて ムチムチの太もも丸出しの女子小学生発見^^」 おっさん「こんにちわらび餅^^ 舐め回したくなる太ももしてるね^^」 女子小学生「おまえ誰?」 おっさん「おじちゃんは おじちゃんだよ^^ お嬢ちゃんは?^^」 女子小学生「姫華…愛沢姫華(あいざわ ひめか)だけど?」 おっさん「姫華ちゃんか^^ かわいい名前してるね^^」 女子小学生「キモ おまえロリコン?」 ムチッ…? おっさん「うひょ^^ おじちゃん好みの生意気な子^^ 恥かかせてぇ^^」 シコシコ… 女子小学生「おまえ どけ 臭い」 おっさん「こらこら^^; 大人に向かって“おまえ”とか言ったらダメだよ^^;」 女子小学生「うわっ…おまえガチで息くさい!!しゃべんな ゴミ」 おっさん「^^;」 おっさん(この子に決めたっと^^おもいっきり恥かいてもらお^^) 読む →
2021年05月15日 07:00 ドライもん「まったく、しょうがないな君は」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/04/11(月) 02:57:46.051 :iZLll81q0.net のび太「ドライもーん!!」 ドライもん「何?のび太くン」 のび太「ジャイアンにいじめられたぁぁああ!!」 ドライもん「そっか、それで何かな?」 のび太「懲らしめるための道具出してぇぇ!!」 ドライもん「まったく、しょうがないな君は…」 ドライもん「いいかい?君は本当にダメなヤツだ…」 ドライもん「そうやってすぐに僕に頼ろうとする」 読む →
2021年05月14日 22:30 カズマ「吐き気がして、頭痛、吐き気がする……」アクア「つわりね!」 元スレ 全てのレス 1: ◆xW69XHZIXl2A:2016/04/18(月) 01:10:00.56 :L27n9K0r0 「それはつわりよ! 最近カズマさんのお腹が大きくなってきたから心配していたのよ! で、誰の子なの? 大丈夫、女神の私が祝福してあげるわ!」 「カズマ! カズマ! カズマ! 私というものがありながら、一体誰との子ですか!?」 「この様子だと相手はアクアとめぐみんではないようだな。カズマ、本当に誰との子なんだ?」 昼過ぎに起きて調子が悪かったので、体調が悪いから今日のクエストは中止だと伝えたら、こいつらが急に騒ぎ出した。 はぁ? 俺が妊娠? こいつら何を言ってるんだ? 「お前ら……何を言ってるんだ? 俺は男だぞ。妊娠するはずないだろうが……」 俺の発言に、アクア、めぐみん、ダクネスの3人は驚いた表情をする。 え? 俺何かおかしい事言ったか?と驚いていると、アクアがドヤ顔で言った。 「そういえば、カズマはこの世界の常識を知らないアンポンタンだったわね。しょうがないから、優秀で天才で秀才のこの私が教えてあげるわ」 「カズマ、妊娠といえば男性がするに決まってるじゃないですか。親に教えて貰わなかったんですか?」 「ちょっとめぐみん!? 私が説明したかったのに!」 「はあ?」 俺は間抜けな声を出した。 お、男が妊娠?え?はぁ?え? 2: ◆xW69XHZIXl2A:2016/04/18(月) 01:12:07.26 :L27n9K0r0 す、スレタイミス……本当すいません。 修正もあれなので、このまま行きます。 読む →
2021年05月14日 21:00 探偵「事件当日のアリバイを教えて下さい」男「被害者をブン殴ってました」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/14(金) 20:05:24.53 :SV8FI+m30 探偵「今、ある事件の調査をしてましてね」 男「調査というと?」 探偵「殺しですよ。殺されたのはこいつです」 写真を見せる。 男「……」 探偵「失礼ですが、事件当日は何をされてましたか?」 男「アリバイ確認というわけですか?」 探偵「形式的なものです。何をなさってました?」 男「被害者をブン殴ってました」 探偵「ほう……」 読む →
2021年05月14日 19:35 武内P「代役を引き受けては……頂けませんか」 元スレ 全てのレス 442:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/06/05(火) 19:27:05.50 :23GkhqHEo 拓海「アタシは特攻隊長、向井拓海だぞ?」 拓海「誰かの代わりなんざ、まっぴらごめんだぜ」 夏樹「……って事なんで、悪いね」 武内P「いえ、急なお願いでしたので……当然かと」 拓海「代役じゃなくても、ランドの仕事なんか受けられっかよ!」 拓海「夢の国だぁ? ハッ! ガラじゃな――」 武内P「サンリオピューロランドの担当の方に、連絡しておきます」 拓海「……」 拓海「……サンリオ?」 読む →
2021年05月14日 18:00 やすな「ソーニャちゃんが死んじゃった・・・」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2017/01/28(土) 13:51:13.950 :Ia/Afg++0.net やすな「ソーニャちゃん・・・」ウルウル ソーニャ「勝手に殺すな」 やすな「でもこのソーニャちゃん人形がぁ・・・」ウルウル ソーニャ「似てないからな、切ったまでだ」 やすな「ひどいよ!頑張って作ったのに!」 ソーニャ「お前が似せないのが悪い」 やすな「へへーん、でもこんなこともあろうかと・・・」ゴソゴソ やすな「もう一体作っていたのでした!」ジャーン ソーニャ「・・・」スパッ やすな「ああぁ!ソーニャちゃんがまた死んだぁ!」ウルウル ソーニャ「私はそんな顔してない」 やすな「でも可愛いじゃん!切ることないでしょ!」 ソーニャ「二度と作ってくるなよ」 やすな「そんなぁ・・・上手く出来たと思ったのに・・・」グスッ ソーニャ「な、泣くなよ・・・私が悪いみたいじゃないか」 やすな「ソーニャちゃんが悪いよ!もう知らない!」ダッ ソーニャ「あっおい、やすな!」 ソーニャ「まったく、どうしてこんな物を・・・」 ソーニャ「上手く出来た、か・・・」 ソーニャ「直してやるか」 ~~~~~~~~~~~~ やすな「せっかくソーニャちゃんのために作ったのに・・・」グスッ やすな「なにも切ることないじゃん!」 やすな「せっかく・・・作ったのにな」 ~~~~~~~~~~~~ ソーニャ「あれっ、糸が通らない・・・っ」 読む →
2021年05月14日 15:00 きらり「Pちゃんが知らない女の子とイチャイチャしてゆ……」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報Rがお送りします:2021/05/13(木) 19:33:13.03 :z6GwcrKY0 繁華街 モバP「……よし、約束の時間だ。そろそろ約束の子が……」 女の子「あのー、モバPさんですか?」 モバP「!!?」 モバP「はいっ!!モバPですっ!!」 女の子「やっぱりー!かっこいいからすぐわかっちゃいました♪今日はよろしくお願いしますねぇ♡」 読む →
2021年05月14日 12:00 上条「インデックス、その幻想をぶっ殺してやるよ」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/13(木) 23:21:21.276 :358VA0d00.net 禁書「はふっはふっ」ガツガツムシャムシャ 禁書「とーまおかわり!」クイッ 上条「インデックスさん……もう上条さん家の炊飯器は空っぽですのことよ……」 禁書「はぁ~? そんなこと知らないかも!」 禁書「炊飯器が空なのはとうまが私の食欲を見くびったせいかも! だからとうまが悪いんだよ!」 禁書「わかった? わかったらさっさとご飯を用意するんだよ!」 読む →
2021年05月14日 07:00 後輩「あ、先輩! それハタハラですよ!」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/14(金) 01:54:44.254 :Eucn+/s20.net 先輩「何それ」 後輩「働けハラスメント、ハタハラです。 仕事しないで毎日先輩の部屋で寝てるだけで働けって言うなんて 立派な人権侵害ですよ」 先輩「いや働けよ」 後輩「あは、また言った。労組に訴えますよ、先輩」 先輩「働いてないのに労組とかないだろ。どこに訴えるつもりだよ」 後輩「先輩。泣き落としです。ちょろいのです」 先輩「それ労組とか関係ないからな。俺が優しいだけで」 読む →
2021年05月13日 22:20 佐藤心「夢を追うあなたと一緒に」 元スレ 全てのレス 2:名無しさん@おーぷん:21/05/13(木)19:45:08 :MMXz 「申し訳ありませんでした! すみませんでした!」 オフィスに俺の声が響き渡る。他に聞こえるのは同僚がキーボードを叩く音と――「声が小さい! お前は謝罪すら満足にできんのか!」 俺を叱責する上司の声。「すみませんでした!! 申し訳ありません!!」 土下座しながらさっきよりも大きな声で謝罪を繰り返す。「ノルマが達成できなかったんだから謝るのは当然だろ! その程度の謝罪で許されると思ってるのか!」「申し訳ありませんでした!!!」 この場に居る全員がこの見せしめの儀式が早く終わってくれることを願っている。それでも誰も俺に助け舟を出してくれたりはしない。不用意に助け舟を出すと今度は自分が同じ目に遭うからだ。 俺だって……自分じゃない時は早く終わる事を願いながら、こっちに飛び火しない事を願いながら仕事に打ち込んでいる。来月の営業ノルマを達成できなければ次は自分なのだから。「すみませんでした!! 申し訳ありません!!」 こうなる事だけはどうしても避けたかったのに……。 読む →
2021年05月13日 19:30 サキュバス「コンビニでバイトする事になりました」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/04/21(木) 17:01:25.930 :tu2/wTpH0.net サキュバス「いらっしゃいませー」 男「……」サッ サキュバス(……!今ガムをポケットに入れた!?) 男「……」カツカツカツ サキュバス「お客様、何か忘れてる事ありますよね?」 男「え……あ、あの」 サキュバス「ちょっと奥まで来ていただけますか?」ニコッ 読む →
2021年05月13日 18:00 カツオ「だ、誰だい君は!?」ドラのすけ「ぼくドラのすけ。未来のネコ型ロボットさ」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/07/09(土) 00:30:37.982 :ndthUjIw0.net ~~磯野家~~ カツオ「な、なんでボクの机の引き出しの中から出てきたのさ!?」 ドラのすけ「いやあ……じつはぼくは、きみの未来を変えるために……」 カツオ「ちょっ、ちょっと来てよ姉さーーん!!!!」 ガラッ サザエ「カツオ、あんたなに騒いでんのよ……お昼寝中のタラちゃんが起きちゃうじゃない……」 サザエ「まあ!!ちょっとカツオ、なによその黄緑色の変なタヌキは!?」 ドラのすけ「ボクはタヌキじゃなーーいっ!!!!」 サザエ「しゃ、しゃべったわ!?!?」 読む →
2021年05月13日 12:00 武内P「一杯だけ、ですか」 元スレ 全てのレス 396:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/06/04(月) 19:26:45.85 :8Gvc5Ef7o 奏「ええ、一杯だけなら良いんじゃない?」 武内P「いえ……しかし」 周子「あんまり固いこと言ってちゃダメだよ~」 武内P「……ですが」 フレデリカ「フレちゃんが、注いであげるよん♪」 武内P「……待ってください」 武内P「あ、あのっ! 他の方達も、止めて頂けますか!?」 クローネ達「……」 読む →
2021年05月13日 07:00 勇者「戦いの規模のインフレが止まらないんだが」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/12(水) 22:57:32.53 :J9Hp3vuX0 ある王国の平和を脅かす魔王を倒すため、勇者たちが立ち上がった。 勇者「行くぞ、みんな!」 戦士「おうよ!」 魔法使い「どんな敵でもボクの魔法で燃やしてみせるさ!」 女僧侶「回復はわたくしにお任せ下さい!」 読む →
2021年05月12日 22:35 【ホモスレ】初春「御坂さんに見てほしいものがあるんです」美琴「え?」 元スレ 全てのレス 2:8 ◆H3qqj7wCjc:2016/04/01(金) 22:32:20.85 :IIxmqDqg0 ファミレス 美琴「どうしたの初春さん急に2人で、なんて」 初春「これを読んで欲しいんです…」 美琴「本?」 初春「はい、一方×上条の薄い本です」 美琴「は?」 初春「これを…」 美琴「え…うそ…やだなにこれ…」 美琴(一方通行と…ア…アイツが…キスしてる表紙…!?)ドキドキ 読む →
2021年05月12日 21:00 後輩「手……繋ごう……?」 先輩「あざとい。やり直し」 元スレ 全てのレス 1: ◆LbeDggmp36:2015/11/10(火) 01:14:34.21 :G9os1yLl0 昼休み 3年生教室 後輩「ダメですかー? 先輩の言った通りにやったんですけど……」 先輩「私は上目遣いしてないし、舌足らずな喋りかたもしてないんだけど」 後輩「私もしてませんよ!」 先輩「なら、無意識のうちにしてたってこと? それは重症だわ」 後輩「……先輩、厳しすぎます」 先輩「自分が聞いてきたんでしょ? どうやって手を繋ごうって言えばいいか」 後輩「そうですけど……」 先輩「そもそも、どうしてそんなこと聞きたいの?」 後輩「私、同じ学校に通ってる人と付き合って、手繋いで帰ったりしてみたいなーって、中学の時から憧れてたんです。だからその練習をしようと思って」 先輩「そういう憧れを持ってて、なんで女子高に入学したのよ」 読む →
2021年05月12日 19:30 魔王「姫をさらって世界征服を始める」側近「では理由を考えましょう」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2015/11/18(水) 21:22:45.52 :9x1QMT9Jo 魔王「理由?」 側近「はい、なぜ魔王様が姫をさらって、世界征服を企てるのか、の理由です」 魔王「そんなもの、ワシが魔王だから、ではいかんのか?」 側近「今時そんなクソみたいな理由で納得してくれるゲームプレイヤーはいませんよ」 魔王「クソみたいって……」 側近「とにかく、昨今のゲームプレイヤーは敵の行動原理もしっかりしてないと」 側近「ゲームに満足してくれません。金を返せとクレームを入れてきます」 側近「ですから、魔王様の行動にもそれ相応の理由が必要なのです」 魔王「やれやれ、面倒な世の中になったものだ」 読む →
2021年05月12日 18:00 地味女「せ…先生…おしっこに…いきたい…です………」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/04/04(月) 19:31:51.320 :BG9GCv6yK0404.net 先生「先生は思ってた 安村は前から怪しいって」 地味女「…」 カリカリ 地味女「!」 プルプル 地味女(どうしよう…授業中なのに おしっこしたくなってきちゃった…) プルプル 地味女(でもみんなの前で手を挙げて トイレにいくの恥ずかしいよ…最後まで我慢しようかな…) 地味女「うっ…!!」 地味女(我慢できない…) 地味女「せ…先生…と…トイレ…」 黒ギャル「ギャハハハハ!!」 地味女「!」 ビクッ 先生「おい そこうるさいぞー」 黒ギャル「卵かけご飯~♪」 アハハハハ 地味女「トイレ…トイレにいきたいです…」 グスッ 先生「次のページめくれー」 地味女(どうしよう…みんな私に気づいてないよ…) ブルブル 7:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/04/04(月) 19:34:04.442 :KeXdlR9Y00404.net 黒ギャルは何者なんだ 読む →
2021年05月12日 12:00 武内P「責任、ですか」 元スレ 全てのレス 371:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/06/04(月) 14:58:21.10 :8Gvc5Ef7o 凛「うん、責任」 武内P「すみません……何の、責任でしょうか?」 凛「何の? それ、本気で言ってる?」 武内P「はい」 凛「……」 武内P「……?」 凛「まさか……責任を取る気が無いとか、言うつもり?」 武内P「……」 武内P「はい?」 読む →
2021年05月12日 07:00 福田のり子「のり子のツーリングー!第8R」 関連SS 福田のり子「のり子のツーリングー!」シリーズ:目次 元スレ 全てのレス 1:名無しさん@おーぷん:21/05/11(火)22:37:50 :OWZE ・のり子がタンデム走行でツーリングしながらトークをする番組です・ここから読んでも大丈夫です 2:名無しさん@おーぷん:21/05/11(火)22:38:42 :OWZE 福田のり子「さぁ、始まりました」のり子「のり子のツーリン」ピースプップー!のり子「わっ」 読む →
2021年05月11日 23:55 れんげ「ひか姉、帰ってこれないん?」ひかげ『あたりめーだろ』 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/11(火) 22:58:35.64 :E5BODn820 いつもと同じ日々が続くと思ってたのん 読む →
2021年05月11日 20:30 俺「喰らえ!おちんちんサイクロンッ!!」ブオオオオルルルン 美少女「今だ!おまんこバリアー!」クパァ 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/10(月) 21:34:23.855 :CDkF6c950.net ムクムクムクボッキーン 俺「し、しまった!これではおちんちんサイクロンが使えない!」 美少女「はーはっはっは!そのまま死ぬがいい!おまんこスプラッシュ!」ブシャアア 俺「くっ!」 ??「させるかよっ!」ドピュドピュッ 美少女「何!?おまんこスプラッシュを相殺しただと!?」 俺「お、お前は!>>2!」 >>2「どうやらパーティには間に合ったようだな!」 >>3「おおっと!俺を忘れてもらっちゃ困るぜ!」 美少女「まさかあれだけのグロ画像を突破するとは・・・!」 俺「へ・・・へへへ・・・行くぜお前ら!合体だ!」 >>2->>3「「おう!」」 ガシインズボオガシインズボオビキュイン 俺ら「「「包茎合体!ドウ!テエエエエエエエ!イン!」 2:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/10(月) 21:34:44.259 :pIJ72YX10.net 年収は? 3:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/10(月) 21:35:01.137 :4hVsiJo30.net 学歴は? 読む →
2021年05月11日 19:30 佐天「涼宮ハルヒの憂鬱の主人公って没個性だよね?」上条「はぁ?」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/11(火) 10:22:52.314 :HiyhHI950.net ファミレス 佐天「今更だけど涼宮ハルヒの憂鬱っていうライトノベル読んでみたけど この作品の主人公って没個性だよね?」 佐天「本名不詳なのと没個性がいかにも読者の自己投影をさそってる感じだしさ~」 初春「う~ん。そうですね…とりあえず、顔も平凡、というか…あまりよくないですよね…」 黒子「ですわね。でも周りがちやほやするから 自分って結構イケてるかもって勘違いしてそうですの……」 御坂「私もハルヒは漫画板で見たことあるけど、キョンってやつ? アイツ一年も高校生してきて、教室でマトモに女子と喋ってんの見たことないわよ」 初春「女性に好まれる容姿をしていれば、自然と女性が寄ってくる ものですからね」 読む →
2021年05月11日 12:00 女「あ、パン屋さんだ」店主「ウチは腹パン屋だ」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/10(月) 21:58:36.823 :2OeHgY5Q0.net 女「あ、パン屋さんだ。入ってみようかな」 店に入る。 女「…………?」 女(パン屋なのにパンが置いてない……?) 店主「いらっしゃい」 女「あの、パンを買いにきたんですけど……パンは?」 店主「パン? 食べるパンなんかないよ。ウチは腹パン屋だ」 女「腹パン屋……?」 店主「初回サービス」シュッ ドズゥッ! 女「うげえっ!」 読む →
2021年05月11日 07:00 神崎蘭子「高垣楓伍番勝負っ!」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/09(日) 15:18:14.18 :USI9ZzTC0 神崎蘭子は激怒しかけたが、ちょっとだけ考えて、やっぱりやめておいた。 でも、何とかして、あの世紀末歌姫をぎゃふんと言わせなくちゃいけないと決意した。 読む →
2021年05月10日 22:00 【モバマスふみあかSS】文香と茜の結婚 元スレ 全てのレス 2: ◆Sa03pbVXid37:2016/05/05(木) 18:30:06.83 :izxqN+4g0 《事務所》 文香「……」パラ…… 文香「……」フムフム 文香「……」パラ…… 文香「……」 文香「……///」 ドガシャーン 茜「おはようございます!!!!」ボンバー 文香「あっ……茜さん……おはよう、ございます」 読む →
2021年05月10日 20:30 ユーチューバーぼく「今日紹介するのはこれ!>>5です!」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/04(水) 19:26:00.382 :aj0+5B/ya.net ユーチューバーぼく「早速、試してみましょう!」 5:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/04(水) 19:28:00.368 :pMxTwK8v0.net おナニー 読む →
2021年05月10日 19:00 【のんのん】れんげ「だがしやなのん?」 ココノツ「いらっしゃい」【だがしかし】 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2016/05/04(水) 11:59:28.17 :NlONK1n+0 れんげ「ここもお菓子いっぱい売ってるからだがしやなのん?」 ココノツ「えっ……?そうだけど。見ない顔だね。この辺の子かな」 れんげ「うちも見ない顔なのん。この辺の子なのん?」 ココノツ「この店の人間だからね」 読む →
2021年05月10日 15:00 武内P「怪獣図鑑、ですか」 元スレ 全てのレス 319:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2018/06/02(土) 20:37:05.62 :xOAzXP7Co 莉嘉「そうだよ☆ アタシ達で作ったんだー!☆」 みりあ「あのねあのね、い~っぱい載ってるんだよ!」 武内P「とても、熱心に作成されているようですね」 莉嘉・みりあ「うん!」ニコッ! 武内P「……良い、笑顔です」 武内P「それでは、私は事務作業がありますので……」 莉嘉・みりあ「は~い!」 アイドル達「……」 読む →
2021年05月10日 12:00 ひろき「ホリエさん だいすき です」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/08(土) 20:06:16.915 :7/HLZPNB0.net 堀江「俺も愛してるぞ❤」ナデナデクチュクチュ 読む →
2021年05月10日 07:00 女子高生「家庭教師のドライ……?」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/09(日) 19:52:07.839 :bH0KHoxY0.net 女社長「なるほど、一念発起して大学受験に挑戦したいと」 JK「はい!」 母「もう三年なので厳しいとは思いますが、出来る限りのことはしたいと……」 女社長「それで家庭教師をというわけですね」 JK「お願いします!」 女社長「では、とっておきの家庭教師をご紹介します」 JK「ホントですか!?」 女社長「ただ……性格にちょっと難がありますけど」 読む →
2021年05月09日 22:40 【シャニマス×ダンガンロンパ】灯織「その矛盾、撃ち抜きます!」【安価進行】 CHAPTER 03 関連SS 【シャニマス×ダンガンロンパ】シリーズ:目次 元スレ 全てのレス 1: ◆zbOQ645F4s:2021/03/27(土) 20:58:17.12 :wsdCZq+f0 ‣前スレ 【シャニマス】灯織「それは違います!」【ダンガンロンパ】 https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1613563407/#footer ------------------------------------------------- ※注意 ・本作は「ダンガンロンパ」のコロシアイ学園生活をシャニマスのアイドルで行うSSです。 その特性上アイドルがアイドルを殺す描写などが登場します。苦手な方はブラウザバックを推奨します。 ・キャラ崩壊注意です。 ・ダンガンロンパシリーズ(1,2,3,v3,絶対絶望少女等)のネタバレを一部含みます。 ・舞台は初代ダンガンロンパの希望ヶ峰学園となっております。マップ・校則も原則共有しております。 ・越境会話の呼称などにミスが含まれる場合は指摘いただけると助かります。修正いたします。 以上のほどよろしくお願いいたします。 ------------------------------------------------- 2: ◆zbOQ645F4s:2021/03/27(土) 21:00:24.46 :wsdCZq+f0 【3章現在での主人公の情報】 【超高校級の占い師】風野灯織 ・習得スキル 【一番星の魔法】 〔自由行動二回目終了時にモノクマメダル10枚を消費することで、その日の自由行動を一回プラスすることができる〕 【ポシェットの中には】 〔自由行動のある日に限り一日の終わりにコンマ判定を行い、末尾の数字の枚数分だけのモノクマメダルを獲得できる〕 【意地っ張りサンセット】 〔反論ショーダウン・PTAのコンマ値の基礎値が+10される〕 ・現在のモノクマメダル…75枚 ・所持アイテム 【色恋沙汰リング】 【スカラベのブローチ】 【新品のサラシ】 【斬鉄剣】 【昭和ラジオ】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【ジャスティスV変身ベルト】 3: ◆zbOQ645F4s:2021/03/27(土) 21:01:30.26 :wsdCZq+f0 【校則】 【1】生徒達はこの学園内だけで共同生活を行いましょう。共同生活の期限はありません。 【2】夜10時から朝7時までを"夜時間"とします。夜時間は立ち入り禁止区域があるので注意しましょう。 【3】就寝は寄宿舎エリアに設けられた個室でのみ可能です。他の部屋での故意の就寝は居眠りとみなし罰します。 【4】希望ヶ峰学園について調べるのは自由です。特に行動に制限は課せられません。 【5】学園長ことモノクマへの暴力を禁じます。監視カメラの破壊を禁じます。 【6】仲間の誰かを殺したクロは"卒業"となりますが、自分がクロだと他の生徒に知られてはいけません。 【7】生徒内で殺人が起きた場合は、その一定時間後に、生徒全員参加が義務付けられる学級裁判が行われます。 【8】学級裁判で正しいクロを指摘した場合は、クロだけが処刑されます。 【9】学級裁判で正しいクロを指摘できなかった場合は、クロだけが卒業となり、残りの生徒は全員処刑です。 【10】コロシアイ合宿生活で同一のクロが殺せるのは、2人までとします。 4: ◆zbOQ645F4s:2021/03/27(土) 21:02:41.35 :wsdCZq+f0 【通信簿および親愛度】 ・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】 ・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公) ・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0 ・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0 ・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……0 ・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……1.5 ・【超高校級の幸運】園田智代子……1.0 ・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】 ・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……0 ・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……0 ・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0 ・【超高校級のギャル】和泉愛依……0 ・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】 ・【超高校級のディベート部】樋口円香……0 ・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……1.0 ・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】 8: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 22:58:51.75 :tCjji0x70 _______あなたたちの言う絆なんて嘘っぱち。 9: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:00:52.93 :tCjji0x70 死を超えた人と人との繋がり? 想いの継承? そんなの自分の感情に対するただの逃避行動。 本当にその人のことを思うなら、仇はとって然りでしょ。 憎しみは何も生まないだなんて偽善者がよく口にする論調があるけど、あんなの欺瞞。 憎しむことで救われる想いもあるのに、清廉潔白という理想を追うがために蔑ろにしているだけ。 _______私は、憎しみ続ける。 精神の支柱とも言うべき幼なじみを、強引に、乱暴に、理不尽に奪い去ったあなた達を絶対に許さない。 悪いのはこんな状況に陥れた黒幕。 それはそうかもしれないけど、私の憎しみのベクトルは同じだけの尺度であなた方にも向けられていることをお忘れなく。 10: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:02:12.80 :tCjji0x70 感情はそんな簡単に割り切れるものじゃない。 あなた方はそれをわかってて見過ごしているだけ。 だから私が教えてあげる。 _______あなた達の【絆】をめちゃくちゃにして、 _______生きる希望を奪って、 _______仲間との別れに絶望させて、 _______憎しみの種を植え付けて、 11: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:03:31.29 :tCjji0x70 それでもあなたたちは今の【絆】を追い続けるの? 12: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:04:01.47 :tCjji0x70 ------------------------------------------------- CHAPTER03 部屋とオーパーツとワタシ (非)日常編 ------------------------------------------------- 13: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:05:07.43 :tCjji0x70 【食堂】 樹里と小糸の事件の翌日。 朝礼にいつも早めに集まるメンバーも歯抜けになってしまい、すこし寂しい雰囲気が漂っていた。 咲耶「やあ、灯織。よく眠れたかい?」 灯織「……ほどほど、ですね」 咲耶「いや、すまない……不躾な質問だったね」 灯織「いえ!お気遣いなく!あ、あの……凛世は?」 やはりこのメンバー内に気にかかるのは凛世。 放クラのメンバーであった樹里があんな感じで抜けてしまったからには凛世の心中も穏やかではないはず。 咲耶「今日も変わらず出席しているよ。……声をかけてやってくれるかい?」 灯織「は、はい!……もちろん!」 14: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:06:05.25 :tCjji0x70 【食堂 厨房】 凛世は厨房でテキパキと朝ごはんを拵えていた。 咲耶さんは自分が代わろうかと申し出たらしいけど、凛世はそれを断ったらしい。 灯織「凛世……おはよう」 凛世「灯織さん、おはようございます……」 灯織「その、凛世……大丈夫?無理はしてない?」 凛世「いえ、無理などは……ただ、凛世はこちらに来てから毎朝樹里さんと朝食を作っていたので……」 凛世がちらりと視線を寄せた先には生前樹里が使っていたエプロン。 樹里のことに気持ちの整理をつけるためにも、体を動かしていたいようだ。 灯織「……凛世、今日も変わらず美味しいご飯をお願いできるかな」 凛世「はい、お任せを……!」 そう言って腕まくりする凛世の姿には樹里の姿がどこか重なって。 ……私がわざわざ心配しなくても凛世なら大丈夫そう。 凛世も二回の事件を経て大きく変わろうとしているんだ。 15: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:06:40.14 :tCjji0x70 私は厨房を後にすると徐々にみんなが集まり出していた。 8時にもなれば、ほぼ全員が集まり、朝礼が始まった。 ________ただやはり、樋口さんの姿だけはそこになかった。 咲耶「みんな、集まってくれてありがとう。昨日の今日で色々と割り切れないものもあると思うけど、少しずつでも前に進んで行こう」 めぐる「うん、まだまだ頑張るからね!」 智代子「……絶対、生きて帰ろうね!」 摩美々「で、また事件が一つ終わったわけだからもしかして新しいエリアが解放されたりするんじゃないのー?」 甘奈「あ、確かに!」 甜花「浅倉さんの事件の後に、二階が開いたんだよね……」 霧子「それじゃあ、今回は3階……?」 モノクマ「その通りー!」 智代子「わああああああ?!?!」 雛菜「どこから湧いてきたんですか〜?」 16: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:10:41.35 :tCjji0x70 モノクマ「オマエラのご期待に応えてアナウンスだよ!」 モノクマ「こんぐらっちゅれーしょん!福丸さんと西城さんの尊い犠牲のおかげで学校エリアを一部新たに解禁いたしましたー!」 愛依「犠牲って……今更言ってもしゃーないけど……マジにムカつく系」 摩美々「なんか周りくどい言い方ですねー」 灯織「え?」 摩美々「ただ三階を開けるだけならそう言えばいいですよねー?」 モノクマ「いい質問ですねぇ!その通り!今回は新たに一階の保健室もオープンいたします!」 霧子「保健室……!」 モノクマ「簡単な薬なら倉庫にも入れておいたけど、こっちの方が本格的な治療は行えるからね!興味があったら覗いてみてね!」 めぐる「うんうん、何をするにも怪我はつきものだからね!」 雛菜「保健室ならベッドもあるんですかー?」 モノクマ「もちろん!……あ!保健室でも居眠りは禁止だからね!」 モノクマ「病気の治療で泊まる必要があるとかじゃない限り保健室登校は許可しませんので、悪しからず!」 雛菜「ちぇ〜」 (い、市川さんに対するツッコミ役が不足している……) 咲耶「よし、それじゃあ今日は三階の調査からだね」 愛依「おっし、絶対手がかり見つけるかんね!」 めぐる「灯織!」 灯織「うん、めぐる……行こう、私たちも」 (今度こそ、脱出の糸口を見つけないと……!) ------------------------------------------------- 【探索について】 場所指定の安価と同時にコンマを判定し、末尾の数字と同じ枚数だけモノクマメダルが獲得できます。 ------------------------------------------------- めぐる「灯織、どこから探索する?」 灯織「えーっと……そうだね」 ------------------------------------------------- 1.【学校エリア3F】娯楽室 2.【学校エリア3F】美術室 3.【学校エリア3F】物理室 4.【学校エリア1F】保健室 ↓1 17:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/03/30(火) 23:12:39.47 :jrepNfB90 4 19:そういえば昨日前スレで購買パートをやったのでメダル枚数が変動してます、悪しからず ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:15:26.19 :tCjji0x70 4選択 【保健室】 これがモノクマの言っていた保健室らしい。学校エリア一階で唯一閉鎖されていた部屋。この部屋が……もしも小糸の事件の段階で開いていたらもしかして…… いや、こんなことを考えても仕方ない…… 霧子「うん、大体の怪我は治療ができそう……輸血パックもあるから、緊急時にも使えるかも……」 灯織「アンティーカの皆さん……どうでしょうか、設備は使えそうですか?」 咲耶「ああ、霧子に見てもらっているけど今のところは実用的みたいだ」 摩美々「うっかり灯織が階段から落ちてもヘーキだねー」 灯織「お、落ちませんよ!」 霧子「ふふ、病気になっても安心だね……!」 めぐる「霧子がいれば看病もしてもらえるもんね!」 摩美々「ただ設備が充実してるってことはその分警戒もした方がいいかもねー」 灯織「え……?」 摩美々「医療の現場にあるものって大体悪用できそうじゃない?ほら、注射器とかー、チューブとかー」 咲耶「……大丈夫、考えすぎさ」 摩美々「だといいですケド」 (……これからお世話になりそうな部屋だけど、扱いは慎重にした方がいいかも) 【コンマ47】 【モノクマメダル7枚を獲得しました!】 【現在のモノクマメダル…52枚】 ------------------------------------------------- 1.【学校エリア3F】娯楽室 2.【学校エリア3F】美術室 3.【学校エリア3F】物理室 ↓1 20:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/03/30(火) 23:25:27.16 :FoOVCUpe0 3 21: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:28:19.00 :tCjji0x70 3 選択 【物理室】 ……なんだこれ。 部屋に入るなり仰々しい装置が目につく。 よくテレビなんかで静電気発生マシーンをやっているけれど、あれによく似た形状の半透明な装置……何に使うんだろうか。 モノクマ「キミは今!因果律の歴史を作り替える装置に向かって一歩踏み出した!」 めぐる「わぁっ?!モノクマ?!」 灯織「な、何の用ですか……?」 モノクマ「忠告しにきたんだよ、このまま放っておいたら風野さんが危ないところだったからね!」 灯織「こ、この装置危ないものだったんですか?」 モノクマ「ああ、うっかり触れちまうと因果律の彼方、全ての物理が起する前段階に戻されるんだ!」 めぐる「んー?」 モノクマ「要は過去に戻るってことだね!」 灯織「た、タイムマシーン?!」 モノクマ「そういうこと、超高校級の物理学者が残した遺産さ。いつでもどこでも2秒前の世界に戻ることができる優れもの!」 灯織「……え?に、2秒?」 モノクマ「2秒」 (つ、使えない……!!) めぐる「2秒じゃ意味ないよ……もっと一ヶ月ぐらい戻れたら真乃にもう一回会えたのに!」 モノクマ「……ぶひゃひゃひゃひゃ!嘘だよ嘘!タイムマシーンなんかじゃないよ、現代の人間の力じゃ2秒どころか0.000000001秒戻ることも不可能だからね!」 灯織「……は?」 モノクマ「これは空気清浄機!オマエラがこの学園で澄んだ空気を吸えるのはこいつのおかげ!だからくれぐれも壊さない様に!」 めぐる「……行っちゃった」 何やらくどくどと話していたけど…… 要は空気清浄機には近づくな、ってことらしい。 こんなに大層な装置が必要なのかはわからないけど従っておいた方が良さそう。 【コンマ16】 【モノクマメダル6枚を獲得しました!】 【現在のモノクマメダル…58枚】 22: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:29:57.32 :tCjji0x70 【物理準備室】 物理室の奥の空間には実験器具などが並べられた倉庫の様な空間がある。 至って事務的で無機質な空間だ。 その空間の中央にポツリと置かれているのは……今度はカメラ? めぐる「デジカメ……みたいだね?」 灯織「このカメラ……なんだか見たことがあるような……」 めぐる「え?……誰かが持ってたやつ?」 灯織「……これ、結華さんが持ってたカメラと同じ型じゃないかな」 めぐる「確かに、そうかも……!前に一度猫のスナップを見せてもらったよ!」 灯織「そっくりだよね……いや、流石に結華さん自身のものってことはないと思うけど……」 (でもアンティーカの皆さんに一度見てもらった方がいいかもしれない……) 灯織「これ、預かっててもいいかな?」 めぐる「えっ?うん……壊さないように気を付けてね!」 ------------------------------------------------- 1.【学校エリア3F】娯楽室 2.【学校エリア3F】美術室 ↓1 23:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/03/30(火) 23:30:33.91 :jrepNfB90 1 24: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:33:28.21 :tCjji0x70 1 選択 【娯楽室】 ここは……学校には珍しいスペースだ。 ビリヤード台やダーツスペース、漫画雑誌まで置いてある。 雛菜「あ~、これ読みたかったやつ~!」 めぐる「なんか本当にここが学校なのか自信を失っちゃいそうな空間だね……」 灯織「うん、うちの学校にはこんなのなかったよ」 めぐる「うーん……ビリヤードとかって知ってはいるけどルールがわかんないよね」 灯織「そうだね、プレイしてる人とかすごく大人でカッコいいなって思うんだけど……実際プレイするとなるとね」 甜花「甜花、ルールぐらいなら大体わかるよ……?」 灯織「甜花さん?!」 甜花「ビリヤードなら簡単なナインボール、ダーツならカウントアップかな……?どれもヤクザ屋さんのゲームで、ミニゲームにあったから……」 (どんなゲームなんだろう……) 甘奈「甜花ちゃんさっすが!せっかくだしみんなでやってみようよ☆」 雛菜「いいですね~、雛菜はオセロがいいかも~」 灯織「うん、また今度。甜花さん……私にもルールを教えてもらってもいいでしょうか?」 甜花「に、にへへ……うん!甜花、遊びの先生だから……」 【コンマ91】 【モノクマメダル1枚を獲得しました!】 【現在のモノクマメダル…59枚】 ------------------------------------------------- (よし、あとはあそこだけだね……) 【選択肢が最後の一つとなったので、残った探索先の美術室へ向かいます】 【コンマ判定でモノクマメダル獲得枚数の判定を行います】 ↓1 25:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/03/30(火) 23:36:03.42 :FoOVCUpe0 ほい 26: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:38:02.29 :tCjji0x70 【美術室】 ここは美術室、みたい。 石膏像やキャンバスがこれ見よがしに並べられてるし……壁はステンドグラス。 どこからこんなに予算を回してきたんだか。 灯織「彫刻刀とか絵具とか……設備も充実してるんだね」 めぐる「みたいだね、なんだか事務所でペンキを塗ったの思い出すなー」 灯織「流石にここで作品を作る気には、ならないかも……」 愛依「あれ……墨汁なんかもあるんだ……」 灯織「愛依さん?それは?」 愛依「あー灯織ちゃん!これ、墨汁っぽいんだよね。書道教室は流石に単体じゃ無いかー」 灯織「そういえば愛依さんは書道がお得意でしたよね」 愛依「んー?まあ、ボチボチ?昔っからおばあちゃんに教えてもらってたからねー」 愛依「あーなんかあさひちゃんのこと思い出しちゃうわ〜、あさひちゃんの書いた字も味があっていいんだよね!」 めぐる「灯織灯織!こっち、もう一つ部屋があるよ?」 灯織「えっ……?」 (美術倉庫……ここの扉は鍵付きだ、内側からかけるタイプみたいだけど……) 【コンマ42】 【モノクマメダル2枚を獲得しました!】 【現在のモノクマメダル…61枚】 27: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:40:31.25 :tCjji0x70 【美術倉庫】 美術倉庫の名前の通り、美術の授業で使うような用具がこちらにもゴロゴロと転がっている。 中でも目につくのは大きなハンマーの数々かな? 壁にかけられたハンマーは石膏像を作るときに使うんだろう。 だけど、一番目を引いたのは部屋の隅に落ちていた一枚の写真。 灯織「写真……?誰が撮ったんだろう……?」 そう、純粋な興味で私はその写真を手に取った。 この学校に関係するものだろうか、外の世界に関係するものだろうか。ただそれだけの興味だった。 でも、そこに残されていたのは。 (……え?) _______真乃と小糸が二人で料理をしている写真だった。 (……な、なんで?) めぐる「こ、これって……?」 モノクマ「わーーーーー!!なに見てるのさーーーー!!」 思わずめぐるも私もたじろいでいると、どこからともなくモノクマが現れて、手に持っていた写真を引ったくってしまった! モノクマ「プライバシーもあったもんじゃないね!この野郎!……いや、野郎じゃないか」 灯織「も、モノクマ?!今のは?!」 モノクマ「あー、あー!知りませーん!ボクはなにも知りませんよーだ!」 私の質問になにも答えることもなくそのまま逃げてしまった。 めぐる「い、今の写真……」 灯織「小糸と真乃ってそんなに仲良かったのかな……あの写真、背景から見てどこかのキャンプ場だったよね……?」 めぐる「ずるいなー真乃!わたしももっと小糸と仲良くなりたかったのにー!」 (なんだろうこの違和感……二人とも知り合いだったわけだし、あんな写真があったとしてもおかしくはないんだけど……) (なにか、重大な見落としが……?) 28: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:42:14.20 :tCjji0x70 【空き教室】 学校という施設である以上当然ながら教室も存在する。 三階にもこれまでの階と同様にいくつかの教室があり、その中の一つを何気なく開いてみた。 円香「……」 灯織「ひ、樋口さん?!どうしてここに……?」 円香「どうしても何も無いでしょ、私も灯織達と同じ生徒。モノクマがお節介焼いただけだから」 乱暴な口調で樋口さんは私に言い訳をするとそそくさと部屋を後にしようとドアノブに手をかける。 めぐる「待って!」 灯織「めぐる……?」 円香「……何?」 めぐる「円香は今何を考えてるの?」 円香「……は?」 めぐる「お願い……教えてもらえないかな。わたしね、ここにいる皆で協力すれば絶対モノクマに負けないって思うんだ」 めぐる「円香は透と小糸が死んじゃって……わたしたちのことを信じられないのもわかる……わかるけど!」 めぐる「円香も一緒に帰らないと意味がないから!円香だってわたしの友達だと思ってるから!」 円香「……お生憎様、私に協力の意思はない」 めぐる「……円香」 円香「変に期待を持たれても困るから先に言っておく」 29: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:43:30.47 :tCjji0x70 円香「私は必ず誰かを殺す」 30: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:45:06.47 :tCjji0x70 灯織「……!?」 めぐる「……え?」 円香「灯織とめぐるが真乃にほだされて見出した【絆】……そんなのただの綺麗事。向き合うべき感情に対する逃避行動でしかない」 めぐる「ち、違うよ!真乃に透に樹里に小糸!四人の思いを引き継いで……」 円香「勝手に透と小糸を入れないで」 めぐる「……っ!」 円香「あんたに死んだ人間の何が分かるっていうの?透も小糸も……私の方が分かってる」 灯織「そ、それは……」 円香「なかよしごっこするならご自由にどうぞ。私は知ったこっちゃないから」 樋口さんが去り際に吐き捨てるように残した言葉がしばらく胸に刺さっていた。何も言い返せなかった。 幼なじみを立て続けの失った樋口さんの心境なんか私たちにわかるはずもないし、分かろうとすることすら樋口さんは嫌がるはずだ。 めぐる「灯織……」 灯織「……」 でも、だからといってここで折れるわけにはいかない。 それこそ絆を樋口さんの言うように独りよがりなものだと認めたことになるから。 背負って生きると決めた以上、止まるわけにはいかない。 灯織「めぐる、行こう」 めぐる「……うん」 絶対に皆で生きて帰るんだ……!! 31: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:46:59.16 :tCjji0x70 【食堂】 新しく広がったエリアの探索を終え、食堂に戻るとすぐに報告会が始まった。 咲耶「さて、みんな一通り探索を終えたところで今回も報告会と行こうか」 甘奈「甘奈と甜花ちゃんと雛菜ちゃんは娯楽室を色々と調べてたんだけど、沢山ゲームがあって楽しそうだったよ!」 甜花「ダーツにビリヤード……ゲームとして申し分なし……!」 雛菜「漫画雑誌も読みたい奴がありましたよ~」 摩美々「オセロなんかもあったし今度灯織一緒にやろうよー」 灯織「……お、お手柔らかにお願いします」 愛依「美術室は画材?とかもめっちゃあって色々できそうだったよ!」 咲耶「彫刻造りの材料もひとしきり揃っていたね、芸術をするにはうってつけな環境のようだ」 智代子「うんうん、しかも愛依ちゃんの得意な書道セットもあったよね!」 愛依「マジマジ!久しぶりに一筆、書いてみますかー!」 凛世「物理室には、かなり仰々しい装置がございました……」 智代子「モノクマが言うには空気清浄機、らしいね!」 灯織「私は初め、タイムマシーンだとからかわれました……」 摩美々「確かにそう見えなくてもないケド、信じたのー?」 灯織「し、信じてません!」 霧子「保健室には、倉庫以上の設備が充実してたよ……」 霧子「怪我をしちゃっても、これで安心できる……かな……」 咲耶「私たちには白衣の天使がいるからね、もしもの時には頼らせてもらおうか」 霧子「さ、咲耶さん……」 32: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:49:41.78 :tCjji0x70 報告がひと段落したので、私たちはずっと気になっていた話題を持ち出した。 灯織「その……私とめぐるから一ついいでしょうか」 咲耶「なんだい?聞かせて欲しいな」 めぐる「あの写真のことだよね?」 甜花「しゃ、写真……?」 灯織「はい……モノクマに回収されたので手元には残っていないんですが、美術準備室に入った際に一枚の写真を拾ったんです」 愛依「あー、あん時?写真なんかあったんだ!」 めぐる「愛依は美術準備室には入らなかったの?」 愛依「うん、うちはさらっと美術室の方しか見てなかったカンジ」 灯織「その、写真には……真乃と小糸が写っていて」 雛菜「……小糸ちゃんが?」 灯織「は、はい……二人で屋外で料理をしていて……まるでキャンプの様でした」 摩美々「それ、この合宿よりも前に撮られたやつってコトだよねー?」 33: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:50:49.99 :tCjji0x70 雛菜「……」 咲耶「どうだろう、雛菜。何か心当たりはないかな?」 雛菜「……小糸ちゃんはアンティーカの人とは仲良かったみたいですけど、他のアイドルとは別に聞いてないですね〜」 霧子「わたしのことかな……?」 灯織「真乃は誰とも打ち解けやすいとは思いますが……小糸と特別仲が良かったとかはイルミネも聴いてないですね……」 甘奈「二人が実は生きてて、キャンプの真っ最中とか?」 摩美々「流石にないでしょー……真乃に至っては、私たちが目の前で死んだのを確認してるんだしー……」 (そうだ……真乃は間違いなく、モノクマのおしおきで命を落とした) (それをここにいる全員が目撃している) 愛依「うーん、現物見てないしなんとも言えんカンジだね」 めぐる「ほ、ホントなんだよ?!」 咲耶「大丈夫さ、疑ってるわけじゃない」 摩美々「……」 34: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:52:50.51 :tCjji0x70 摩美々「一旦考えても仕方ない謎は置いとこうよー」 灯織「あ、それでしたらこちらのカメラの話をしませんか?」 凛世「カメラ、ですか……」 灯織「はい……こちらは物理準備室で拾ったものなんですが」 智代子「すごいね灯織ちゃん……いろいろ見つけたんだね!」 めぐる「このカメラ、アンティーカのみんなは見覚えないかなー?」 咲耶「……おや?これは結華の持っていたものと同じ型のカメラかい?」 摩美々「まさかそっくりそのまま同じやつー?」 霧子「結華ちゃんのカメラさん、なのかな……」 灯織「どうでしょう、何かわかりませんか……?」 咲耶「うーん、データは残っていないみたいだね」 摩美々「似てはいるけど、これだけじゃ判別つかないですねー」 凛世「……」 智代子「凛世ちゃん?」 35: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:53:27.44 :tCjji0x70 凛世「いえ、その……カメラと聞いて、プロデューサーさまのことを思い出してしまいました……」 咲耶「……そうか、凛世はこの前のクリスマスにプロデューサーにインスタントカメラを渡したんだったね」 凛世「はい……」 智代子「凛世ちゃん……」 凛世「夏には、プロデューサーさまに随伴して海に行ってお写真を撮ったこともありました……」 凛世「凛世にとってカメラにはプロデューサーさまとの思い出が、忘れ難く……」 摩美々「……」 摩美々「……凛世、このカメラ使うー?」 凛世「摩美々さん……?!」 霧子「摩美々ちゃん……ふふっ、うん……♪」 霧子「凛世ちゃんが持ってた方がカメラさんも嬉しいかもしれないね……!」 凛世「で、ですが……」 摩美々「正直私たちが持ってても仕方ないし凛世が持っててよー」 咲耶「カメラを見て、元気を取り戻せるなら持っておくべきは私たちじゃないさ」 凛世「皆さん、ありがとうございます……」 こうしてカメラは凛世の元へと渡った。 カメラから手がかりを得ることはできなかったけど、結果として誰かの支えになったのならそれは成功だよね。 36: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:55:23.59 :tCjji0x70 咲耶「報告会はこれで終わりだけど……円香は結局来なかったね」 雛菜「円香先輩朝から見てないですし、もうほっといていいんじゃないですか〜?」 愛依「うーん、やっぱり気になんだよね……小糸ちゃんのことで相当うちらに恨みをもっちゃってるみたいだし……」 灯織「樋口さんのことなんですが……探索中に一度お会いしました」 摩美々「そうなのー?」 灯織「は、はい……しかし、取りつく島もないといった感じでして……」 智代子「そうだろうね……うーん、困り物ですな」 ------------------------------------------------- 円香「私は必ず誰かを殺す」 灯織「……!?」 めぐる「……え?」 ------------------------------------------------- (流石に……あれは黙っておいたほうがいいよね) めぐる「……でも、円香の協力なしにはモノクマには勝てないよ!」 咲耶「……そうだね、円香も含めて一丸とならないと私たちに希望はない」 咲耶「何かしらの手は講ずるべきだろう」 摩美々「お人好しですねー」 雛菜「雛菜はもう円香先輩ほっといていいと思う〜」 樋口さんという大きな懸念材料を残し、その日の報告会は終わった。 37: ◆zbOQ645F4s:2021/03/30(火) 23:56:45.72 :tCjji0x70 【灯織の部屋】 キーン、コーン…カーン、コーン モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』 モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』 (……夜時間) 新しいエリアが増えたからといって手がかりが増えるわけでもない。 もちろん脱出口なんてものもない。 ……私たちはまだ、モノクマの手の上で踊っているだけなんだろう。 ……だから何? 私は樹里の姿から何を学んだ? どんなに苦しくたって立ち向かっていく勇気じゃないの……!? そう、これまでに二度の裁判を終えてきた…… 弱音を吐くような自分じゃ、その二度を無駄にしてしまうだけ。 大丈夫、樋口さんのこともきっとどうにかなる。 それに、必ず活路は見出せる……! 無理やりにでもポジティブにならなきゃ、 蟠りを見ないようにして、私は無理やり眠りについた。 40: ◆zbOQ645F4s:2021/03/31(水) 00:01:52.83 :1lzqO7fE0 最後に前スレで購買パートをやった後の結果をこちらのスレにもコピペしておきます。 次回自由行動の際の生徒選びにお役立てください。 ------------------------------------------------- ・現在の所持品 【ミネラルウォーター】 【ルアックコーヒー】 【ローズヒップコーヒー】 【虹色の乾パン】 【色恋沙汰リング】×2 【ツルカメダイヤモンド】 【ブルベリの香水】 【スカラベのブローチ】×3 【あしたのグローブ】 【おでこのメガネ】×2 【新品のサラシ】 【もちプリのフィギュア】 【高級チンチラシート】 【残鉄剣】 【むらまさ】 【狂戦士の鎧】 【昭和ラジオ】 【水晶のドクロ】 【黄金のスペースシャトル】 【月の石】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【蝶ネクタイの変声機】 【古代ツアーチケット】×2 【もしもFAX】 【キャットドッグプレス】 【隕石の矢】 【アゴドリル】 【みどりの着ぐるみ】 【あかの着ぐるみ】 【EYE GRASS】 【ジャスティスV変身ベルト】 【ダンベル君主論】 【冬優子ちゃん育成キット】 42: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:03:25.88 :hCqXwXeT0 【灯織の部屋】 キーン、コーン…カーン、コーン モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』 灯織「よし!」 決意を新たに顔を叩いて無理やり奮い立たせる。 落ち込んでいる時間なんかない…… さあ、今日もがんばろう! ------------------------------------------------- 43: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:05:46.69 :hCqXwXeT0 【食堂】 寝ぼけ眼をこすりながら扉を開けると、出迎えたのは意外な人物だった。 円香「……灯織」 灯織「ひ、樋口さん……!?」 昨日は探索途中に一度鉢合わせただけで、以後姿を見せていなかった樋口さんが食堂の椅子に堂々と腰かけていた。 灯織「ど、どうしてここに……?」 円香「どうして?……私も灯織たちと同じく283プロダクション所属のアイドルなんだけど」 灯織「そ、それはそうですが……」 つい昨日まで私たちを避けて行動していた人とは思えないほどに冷静な様子でいるのがかえって不気味。 何か腹に抱えたものがありそうな気配を感じる…… 咲耶「円香はどうやら何か話があるみたいだよ」 灯織「は、話……ですか?」 霧子「うん……みんなが来てから、話すらしいんだ……」 めぐる「だからみんなを待ってたんだよー」 円香「そう、これは全員が聞くべき話」 円香「……特に、今のあなたたちの中心核である灯織にこそ聞いてほしい話」 灯織「……私に?」 樋口さんは冷たい視線を真っすぐに私に向けていた。 樋口さんは宣言通り、それ以降は食事に手を付けることもなく静かに全員が揃う時を待っていた。 雛菜「……円香先輩、なんでここにいるわけ~?」 円香「……」 前回の裁判で仲たがいした二人も会話はそれだけ。 樋口さんは最後の一人が食堂の席に着いたのを確認して、ようやくしゃべり始めた。 44: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:07:22.50 :hCqXwXeT0 円香「……全員揃った」 甜花「ひ、樋口さん……どうしたの……?」 甘奈「甘奈たちに話って何?もしかして、脱出の方法が分かったとか☆」 円香「……」 摩美々「否定するときぐらい喋りなよー」 愛依「で、話ってなんなん?めっちゃ重要な話なんだよね?」 円香「……まあ、私からすればどうでもいい話なんですが」 雛菜「え~?どうでもいい話ならいいじゃ~ん、引っ込んでてよ~」 智代子「し、辛辣すぎるよ雛菜ちゃん?!」 円香「あなた方は知っておくべき事実だと思いまして」 (わ、私たちが知っておくべき事実……?) 灯織「ど、どういう意味でしょう……」 凛世「円香さんにとっては無価値でも、凛世たちは知るべき情報……」 凛世「先の裁判での発言を顧みると……コロシアイ、これを防ぐための有効な情報なのではないでしょうか……」 めぐる「えっ?!それだったらすっごく助かるよ?!」 甘奈「うんうん!甘奈たちが何よりも一番望んでることなんだし!」 甜花「樋口さん、お手柄……!」 円香「……」 いや、違う…… そんな私たちにとって助けになる情報なら、樋口さんはあんな表情をしない…… 45: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:08:37.16 :hCqXwXeT0 円香「私は小糸の裁判以降、あなた方に非協力的な姿勢を貫いてきた」 円香「……まあ、それは別に変らないんだけど」 円香「昨日、ひとつ面白いものを見たから」 霧子「面白いもの……?」 霧子さんの問いかけに樋口さんは不敵に微笑むと、私の正面に向き直った。 円香「このコロシアイ……私たちが戦うべき相手は誰だと思う?」 (私たちが戦うべき相手……?そんなの、決まってる) 灯織「モノクマ……このコロシアイをけしかけた首謀者、黒幕ですよ!」 円香「そう、ゲームに乗らないなら戦うべきはモノクマ。当然じゃない?」 円香「コロシアイのルール自体に抗わなきゃいけない……最終的に行き着くのは黒幕との直接対決かもね」 46: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:10:06.50 :hCqXwXeT0 霧子「コロシアイなんて、だめだよ……」 霧子「でも、そうなると黒幕さんと戦わなくちゃ、ダメなんだよね……」 愛依「戦う……そっか、そうだよね……」 愛依「モノクマが途中でコロシアイを投げ出すなんて、そんなんありえないか……」 咲耶「要領を得ないね、円香が見たという面白いものの正体を早く聞かせてもらえないかい?」 円香「……せっかちですね」 凛世「モノクマさんと、円香さんのお話に何か関連があるのでしょうか……」 めぐる「もー、早く本題に入ってよ!」 樋口さんの話にやきもきする私たちの様子を見ると、 樋口さんは満足したのか、また元の無表情に戻って冷たい口調で言い放った。 円香「結論から言う」 47: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:12:36.91 :hCqXwXeT0 円香「私たちの中に、黒幕側の人間がいる」 48: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:14:17.76 :hCqXwXeT0 (……!?) 灯織「……え?」 樋口さんの発した言葉の意味が暫く分からなかった。 円香「もう一度言う?」 円香「私たちの中に、黒幕側の人間がいる」 急激に火照る肌を、汗が撫でた。 樋口さんが口にしたのは、これまで考えもしなかった事実。 いや、あってはならない事実だからこそ…… 考えようとする気もわかなかったというべきか…… それだけ、根底を覆すような一言だった。 めぐる「ま、待ってよ……何を言ってるの、円香?」 凛世「あ、ありえません……そのような、ことなど……」 円香「……説明、いる?」 めぐる「いるよ!いるいる!そんなの……円香の言葉だけじゃ信じられないって!」 49: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:16:37.12 :hCqXwXeT0 円香「オッケー。それじゃあ全部話す、それで決めて」 円香「昨日の夜時間、私は美術室で物色中でした」 咲耶「……物色とはね」 摩美々「何をしてたか……いや、やっぱいいや」 円香「お察しの通り」 円香「あの部屋には彫刻刀やハンマーなど、使えそうなものがたくさんありますから」 霧子「円香ちゃん……何か、作品を作りたかったのかな……?」 愛依「そんな隠れて作らなくてもうちら馬鹿になんかしないよ!?」 摩美々「……」 円香「……で、あらかた目を付けたので美術室を出ようとしたとき。美術倉庫の方から話声が聞こえて来たんです」 灯織「……話し声、ですか?」 50: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:17:49.60 :hCqXwXeT0 ------------------------------------------------- モノクマ「はーいお疲れさーん、どうだった?西城さんの処刑の後のみんなは?」 ???「…………」 モノクマ「ふーん、別にみんな凹んでなかったしそんなもんか」 ???「…………」 モノクマ「やっぱり彼女の活躍が大きいんだね。ボクもみんなも予想外だったわけだけど、すごくいい感じだ。彼女のおかげだよね」 ???「…………」 モノクマ「次の動機?それはまだ言えないよ!大丈夫大丈夫、絶対コロシアイはまた起こるんだからさ、心配する必要はないよ!」 ???「…………」 モノクマ「そうそう、とっておきのやつが残ってるからね!」 ------------------------------------------------- 51: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:19:03.11 :hCqXwXeT0 智代子「ちょ、ちょっと待ってよ!な、なにこの会話……」 智代子「モノクマは誰と話してるの?!」 円香「……さあ?」 灯織「……え?」 円香「生憎だけどモノクマが話してた相手までは。モノクマは特徴的なダミ声だから聞こえただけ、ドア越しなら会話なんて聞こえない」 甘奈「え、で、でも……今の話って……」 甘奈「モノクマと同じ、コロシアイの黒幕側の人間だよね……?」 円香「さっきも言ったでしょ?あなたたちの中に黒幕側の人間がいるって」 灯織「違う……!そんな、私たちの中にいるかどうかなんてまだわからないですよ……!」 めぐる「そうだよ、今の話じゃ……!」 円香「話はまだ終わってない」 灯織「……え?」 52: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:21:00.39 :hCqXwXeT0 ------------------------------------------------- モノクマ「にしてもキミがいてくれて本当助かるよ!ボクの視力はマサイ族並みとはいえ、限界があるからね」 ???「…………」 モノクマ「ん?ああ、そうだよ。キミにはこの調子でお願いするから……その調子でみんなの様子をボクに伝えてよね」 モノクマ「やっぱコロシアイを主催する側として、活かせる情報を見逃すわけにはいかないからね、逐一教えてもらわないと!」 ???「…………」 モノクマ「うんうん、頼んだよ。それじゃあ早いとこ戻ってくれる?夜時間とはいえ、不在でバレる可能性もあるしさ」 ???「…………」 モノクマ「はーい、お疲れー。ほんじゃ、またねー」 ------------------------------------------------- 53: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:22:16.63 :hCqXwXeT0 (……は?) 円香「わかったでしょ?モノクマと話してた相手……黒幕側の協力者」 円香「いわば裏切り者はあなた方の中に紛れ込んでいる」 違う。そんなわけない。 だって、私たちは既に二度のコロシアイを生き抜いてきた仲間なんだ。 甘奈「嘘、だよね……?」 愛依「ないない……そんなん、うちは……信じないから……」 めぐる「うらぎり、もの……?」 それなのに、黒幕と同じ…… コロシアイを企んでいる人間がこの中にいるわけ…… 円香「灯織」 灯織「……な、なんですか」 円香「どう?この場にいるお仲間のうち一人は……灯織の言う【絆】を前提から否定するような存在みたいだけど?」 灯織「……!?」 円香「……笑える。どれだけ灯織がお仲間を信じようともそのお仲間ははなっから協力する気がないなんて」 54: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:23:30.49 :hCqXwXeT0 摩美々「はいストップー」 55: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:25:22.23 :hCqXwXeT0 灯織「ま、摩美々さん……?」 摩美々「みんな学級裁判で何を学んだんですかー?」 摩美々「この学園で生き残っていくために必要なのは、真実を見つけ出すことですよねー?」 円香「……は?」 摩美々「円香の話しか根拠はないのに、鵜吞みにする必要ありますー?」 (……!!) 円香「……まあ、好きにすればいいですが」 摩美々「お言葉に甘えて好きにさせてもらっちゃいまーす、ねー、灯織―」 (ま、摩美々さん……) (……そうだ。ここで私が認めてしまうわけには、いかない) (私は、自分のためにも……みなさんのためにも、否定をしなければ……!) 灯織「そうですね……私も摩美々さんと同じく、信憑性には欠けると思います」 智代子「そ、そうだよね……裏切り者なんか、いるわけないよね……」 56: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:27:28.34 :hCqXwXeT0 灯織「だって考えてもみてください……裏切り者が本当に要るのなら、私たちの結束をもっと邪魔するはずじゃないですか?」 めぐる「そ、そうだよ!コロシアイをさせたいんだったら、こんな風に集まるのだって妨害するはずだよ!」 灯織「大体あのモノクマに協力するメリットがないですよ」 灯織「モノクマのようにコロシアイを心から熱望するような人……私たちの中にはいないですよ!」 そう、私たちには283プロで共に過ごした歴史の積み重ねがある。実感がある。 一緒に夢を追った仲間たちなんだ……その内面だって知り尽くしている。 そんな裏切りなんて、ありえない! 雛菜「まあ円香先輩って、雛菜たちと敵対してるみたいなものだから~、不安を掻き立てるためだけの作り話って可能性もありますもんね~」 円香「……雛菜、あんたは」 雛菜「べ~!!!雛菜は円香先輩と話す時間なんてありませ~ん!」 摩美々「よくできた話だよねー、円香小説家でも目指したらー?」 円香「……それが、あなたたちの選択?」 凛世「円香さん、凛世たちは……仲間を信じます」 凛世「凛世たちは、揺らぎません……!」 霧子「そうだよ……わたしたちは、裏切ったりなんか……しないよ……」 57: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:29:06.75 :hCqXwXeT0 円香「……はぁ」 樋口さんは私たちに辟易とした様子でため息を一つつくと、食堂から姿を消した。 (作り話、そう思うしかない……) (でも、樋口さんの語り口は、妙なリアリティがあった……) (……ダメ、考えちゃダメ) 摩美々「……さ、円香も帰ったし解散しますかー」 愛依「今の話、ウソ……なんだよね」 咲耶「……ああ、当然さ」 甜花「甜花……甜花は、信じない……」 摩美々「考えるだけ無駄だってー」 全員、信じないという言葉を別れの言葉にそれぞれへの個室へと戻った。 ……私も、信じない。裏切り者なんて、そんなの……あってはならないんだから。 58: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:31:41.57 :hCqXwXeT0 【灯織の部屋】 裏切り者……あの話は嘘なんだ。 間違いない。樋口さんの、私たちをばらばらにするための策略。 ……それなら、私たちはより結束を強固にして立ち向かわないと。 今の私にできることは、これだ。 【自由行動開始】 灯織「さて、どうしようかな」 ------------------------------------------------- 1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…61枚) 2.交流 (人物指定安価) 3.休憩 ↓1 59:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 22:32:08.67 :Py3cVXuo0 2雛菜 60: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:37:35.91 :hCqXwXeT0 2 雛菜選択 【娯楽室】 灯織「市川さん……今、お暇ですか?」 雛菜「ん~?あ~、こんにちは~」 雛菜「雛菜に何か用ですか~?」 灯織「も、もしよろしければ一緒に過ごさせていただいても……?」 雛菜「え~?う~ん……」 (……な、何を悩むことがあるんだろう) (も、もしかしてなにか失礼をしてしまった?!だとしたら?!) 雛菜「オセロでもやります~?」 (よ、よかった……ただゲームで悩んでいただけだった……) 市川さんとオセロで遊ばせていただいた…… ------------------------------------------------- プレゼントを渡しますか? ・現在の所持品 【ミネラルウォーター】 【ルアックコーヒー】 【ローズヒップコーヒー】 【虹色の乾パン】 【色恋沙汰リング】×2 【ツルカメダイヤモンド】 【ブルベリの香水】 【スカラベのブローチ】×3 【あしたのグローブ】 【おでこのメガネ】×2 【新品のサラシ】 【もちプリのフィギュア】 【高級チンチラシート】 【残鉄剣】 【むらまさ】 【狂戦士の鎧】 【昭和ラジオ】 【水晶のドクロ】 【黄金のスペースシャトル】 【月の石】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【蝶ネクタイの変声機】 【古代ツアーチケット】×2 【もしもFAX】 【キャットドッグプレス】 【隕石の矢】 【アゴドリル】 【みどりの着ぐるみ】 【あかの着ぐるみ】 【EYE GRASS】 【ジャスティスV変身ベルト】 【ダンベル君主論】 【冬優子ちゃん育成キット】 1.渡す(プレゼントを一つ選択) 2.渡さない ↓1 61:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 22:46:22.58 :3G/t8N8Q0 1.ブルベリの香水 62: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 22:55:04.08 :hCqXwXeT0 【ブルベリの香水】を渡した… 灯織「い、市川さん……どうでしょう、香水なんですが」 雛菜「あ~、ありがとうございます~」 雛菜「確かにいい匂いですね~」 灯織「で、ですよね!清涼感がある香りで、爽やかな印象……」 雛菜「でもこれ、パパの香水にそっくりな匂いですね~」 灯織「……え?」 雛菜「これ、男性用香水じゃないですか~?」 灯織「えっ?!?!?し、失礼しました!!」 ------------------------------------------------- 灯織「い、市川さん……あの、この前の裁判では」 雛菜「ん~?」 灯織「そ、その……樋口さんとは、結局どういう状態になられたのでしょうか」 雛菜「……」 灯織「樋口さんと、その……仲たがいしたような形に、見受けられましたので……」 雛菜「……」 灯織「し、失礼しました……!差し出がましい真似を……!」 雛菜「言う通りですよ~、そのまま~」 雛菜「雛菜は円香先輩と文字通り絶交したので~」 灯織「ぜ、絶交?!」 雛菜「当たり前でしょ~?だって円香先輩は透先輩と小糸ちゃんの気持ちを……理解しようともしてなかったんですから~」 1.本当にそうでしょうか……? 2.仲直りする気はないんですか? 3.自由安価 ↓1 63:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 22:58:31.32 :Py3cVXuo0 2 64: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 23:09:16.65 :hCqXwXeT0 2 選択 灯織「その……市川さんは仲直りをする気はないんでしょうか……?」 雛菜「仲直りですか~?」 灯織「市川さんと樋口さんの関係性って……ここにいる誰よりも深い関係性、だと思うんです」 灯織「幼馴染として積み重ねた時間は……私たちユニット同士のつながりよりも濃い、と思うのですが」 雛菜「まぁそれはそうですけど」 灯織「い、市川さん……?」 雛菜「だからこそ、この前の事件での円香先輩は許せないんですよ」 灯織「……そう、ですよね」 雛菜「透先輩の気持ちも、小糸ちゃんの気持ちもわかってない……むしろそれを踏みにじってましたよね?」 灯織「……い、いえ……その……」 雛菜「雛菜には、今の円香先輩がわからないんですよね~」 雛菜「それと雛菜自身のことも」 灯織「……え?」 雛菜「雛菜は、円香先輩のことどうしたいんですかね~」 灯織「え、あっ!ちょっと……!」 市川さんは機嫌を悪くしたのか、その場を離れてしまった…… 絶対に、市川さんと樋口さんの関係性も今のままじゃいけない…… それは、そうなんだけど…… 私に何かできるのかな……? 【親愛度が上昇しました!】 【福丸小糸の現在の親愛度…2.5】 65: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 23:10:47.15 :hCqXwXeT0 【灯織の部屋】 市川さんと樋口さんのことを考えながら部屋に戻ってきた…… (喧嘩、なんて次元の話じゃないんだよね……) (根源的な部分にできてしまった蟠り……どうすればいいんだろう) 【自由行動開始】 (さて、もう少しぐらいは行動する時間があるかな?) ------------------------------------------------- 1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…61枚) 2.交流 (人物指定安価) 3.休憩 ↓1 66:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 23:19:04.21 :YJvEvu120 2 市川 67: ◆zbOQ645F4s:2021/04/01(木) 23:23:15.82 :hCqXwXeT0 2 雛菜選択 【雛菜の部屋】 ピンポーン 雛菜「……は~い」 灯織「あ、あの……市川さん、先ほどは」 雛菜「……なんですか~?」 灯織「す、すみませんでした!必要以上に踏み込んだ真似を……デリケートな問題のはずなのに……!」 雛菜「……別に気にしてないんでいいですよ~」 雛菜「それより、雛菜の部屋の前であんまりこういう話はしたくないので~」 (あ……ここで騒いでたら他の皆さんに見られてしまう……そっか、そうだよね) 灯織「す、すみません!配慮が届かず……!」 雛菜「とりあえず散歩でもしながら話します~?」 市川さんと散歩しながら平謝りした…… ------------------------------------------------- プレゼントを渡しますか? ・現在の所持品 【ミネラルウォーター】 【ルアックコーヒー】 【ローズヒップコーヒー】 【虹色の乾パン】 【色恋沙汰リング】×2 【ツルカメダイヤモンド】 【スカラベのブローチ】×3 【あしたのグローブ】 【おでこのメガネ】×2 【新品のサラシ】 【もちプリのフィギュア】 【高級チンチラシート】 【残鉄剣】 【むらまさ】 【狂戦士の鎧】 【昭和ラジオ】 【水晶のドクロ】 【黄金のスペースシャトル】 【月の石】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【蝶ネクタイの変声機】 【古代ツアーチケット】×2 【もしもFAX】 【キャットドッグプレス】 【隕石の矢】 【アゴドリル】 【みどりの着ぐるみ】 【あかの着ぐるみ】 【EYE GRASS】 【ジャスティスV変身ベルト】 【ダンベル君主論】 【冬優子ちゃん育成キット】 1.渡す(プレゼントを一つ選択) 2.渡さない ↓1 68:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 23:24:01.44 :Py3cVXuo0 1【高級チンチラシート】 70:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 23:35:32.03 :hCqXwXeT0 【高級チンチラシート】を渡した… 灯織「あ、あの……こちらお詫びのしるしといいますか……」 雛菜「……これって?」 灯織「毛皮を使用した座り心地のよいシートです……かつて王族が使用していたのと同じモデルと聞きました」 雛菜「なんかすごいですね~」 雛菜「わっ、フカフカ~!これだったら何時間座っても大丈夫かも~!」 (よ、よかった……) 雛菜「ありがとうございます~、またよろしくお願いしま~す」 ------------------------------------------------- (……さっきは、市川さんの機嫌を損ねてしまった) (樋口さんとのことは気になるけど、直接言及しない方がいいかも) 灯織「市川さん、その……」 雛菜「ん~?」 灯織「えっと……その……」 (ダメだ……わ、話題が出てこない……!) 雛菜「あの~」 (市川さんとはこの学園に来るまで交流もまだそこそこだったし……今は状況が状況) 雛菜「あの~」 (当たり障りのない……楽しい話題を提供しなければ!) 雛菜「もしも~し!」 灯織「い、市川さん?!」 雛菜「あの……そんな気を使わなくていいですよ~?雛菜も仲間の一人なんで~」 雛菜「それよりむしろ、雛菜から質問してもいいですか?」 灯織「し、質問……ですか?」 雛菜「小糸ちゃんと……仲良かったんですよね~?」 (……!!) 雛菜「小糸ちゃんのこと……どう思います?」 1.小糸は私の友達です 2.小糸には勇気をもらいました 3.自由安価 ↓1 71:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 23:48:28.32 :3G/t8N8Q0 1 72:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 23:56:54.27 :hCqXwXeT0 1 選択 灯織「……小糸は私の友達です」 雛菜「……ふ~ん」 灯織「この学園に来たとき、私と小糸はまだお互いのこともよく知らないで、おたがい人見知りで……」 灯織「全然、仲良くはなかった……と思います」 雛菜「小糸ちゃん、あんまりそういう話聞きませんでしたしね~」 灯織「でも、何度も会話をするたびに、小糸には強い芯があって……思いやりもあって……」 灯織「見習うべき点の多い、すごい人なんだって……」 灯織「大切にしたい友達なんだって思うようになっていって……」 雛菜「……」 灯織「小糸は、命を落としてしまいました……それでも、私の胸の中で生き続ける最高の友達の一人であることには変わりありません」 (ど、どうだろう……割と赤裸々にすべてを話してしまったけど……) 灯織「い、市川さんの聞きたかった質問にそぐわなかったでしょうか……」 雛菜「ううん、ありがとうございました~」 雛菜「小糸ちゃん……本当に、強くなってたんだね」 灯織「市川さん?今何か……?」 雛菜「なんでもないです~!それより、話聞かせてもらったので、お礼に何かしないとですね~」 灯織「え?!お、お礼なんてそんな……っ!」 雛菜「また今度、何か用意しときますね~」 【親愛度が上昇しました!】 【福丸小糸の現在の親愛度…4.0】 ------------------------------------------------- 【スキル:一番星の魔法を発動できます】 【モノクマメダルを10枚消費することにより、本日の自由行動をもう一度だけ追加することができます】 【現在のモノクマメダル 61枚】 【スキル:一番星の魔法】を使用しますか? ↓1 73:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/01(木) 23:58:16.50 :Py3cVXuo0 使う 74:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/02(金) 00:00:15.75 :nhXa7SMD0 【スキル:一番星の魔法を使用しました】 【現在のモノクマメダル…51枚】 ------------------------------------------------- 【灯織の部屋】 市川さんとお話をして自分の部屋に戻ってきた…… (市川さんにお礼をもらう……?) (一体、どんなものが……?) 【自由行動開始】 (さて、もう少しぐらいは行動する時間があるかな?) ------------------------------------------------- 1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…61枚) 2.交流 (人物指定安価) 3.休憩 75:途中送信… ◆zbOQ645F4s:2021/04/02(金) 00:00:46.81 :nhXa7SMD0 ------------------------------------------------- 1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…51枚) 2.交流 (人物指定安価) 3.休憩 ↓1 77:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/02(金) 00:19:21.13 :NXrtwbB10 2雛菜 えっと親愛度の表記が、福丸小糸になっているのと2回目プレゼント成功していれば4.5ではないでしょうか 78: ◆zbOQ645F4s:2021/04/02(金) 00:23:00.77 :nhXa7SMD0 >>77 安価雛菜把握しました 親愛度表記ですが、福丸小糸になっていたのは完全にコピペミスです!すみません! プレゼント判定はパフェにはしてないので数値はこのままです 雛菜の反応がちょっとわかりにくかったですね ちょっと今日はガバが多くてすみませんでした… 83: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:03:48.58 :dNWZ7uNU0 2 雛菜選択 【食堂】 雛菜「ん〜?あ、ここ座ります〜?」 灯織「い、市川さん……もう晩ご飯は済まされたんですか?」 雛菜「まだですけど……」 雛菜「……」 灯織「……」 雛菜「一緒に食べます〜?」 灯織「は、はい……ぜひ……」 雛菜「あは~?」 (かなり考えた末に誘っていただけた……) ------------------------------------------------- プレゼントを渡しますか? ・現在の所持品 【ミネラルウォーター】 【ルアックコーヒー】 【ローズヒップコーヒー】 【虹色の乾パン】 【色恋沙汰リング】×2 【ツルカメダイヤモンド】 【スカラベのブローチ】×3 【あしたのグローブ】 【おでこのメガネ】×2 【新品のサラシ】 【もちプリのフィギュア】 【残鉄剣】 【むらまさ】 【狂戦士の鎧】 【昭和ラジオ】 【水晶のドクロ】 【黄金のスペースシャトル】 【月の石】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【蝶ネクタイの変声機】 【古代ツアーチケット】×2 【もしもFAX】 【キャットドッグプレス】 【隕石の矢】 【アゴドリル】 【みどりの着ぐるみ】 【あかの着ぐるみ】 【EYE GRASS】 【ジャスティスV変身ベルト】 【ダンベル君主論】 【冬優子ちゃん育成キット】 1.渡す(プレゼントを一つ選択) 2.渡さない ↓1 84:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/05(月) 22:08:50.16 :zPGvLSxg0 1渡す【月の石】 86: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:15:31.39 :dNWZ7uNU0 【月の石】を渡した… 灯織「市川さん、こちらどうでしょうか……」 雛菜「え~……石じゃないですか?」 灯織「石は石でも、月面でとれた石らしいんです」 雛菜「あは~?」 灯織「月面の石は場所ごとに成分も異なっていて…これは『静かの海』でとれたものだそうです」 雛菜「そうなんですね~」 雛菜「ロマンってやつですか~?」 灯織「……!は、はい!その、ロマンを感じていただければと」 雛菜「そういうのって円香先輩がすきそうですよね~」 灯織「え、あ……そ、そうかも、しれないですね……」 雛菜「一応雛菜、もらっときますね~」 灯織「……」 ------------------------------------------------- 雛菜「はいコレ〜!」 灯織「えっ?!い、市川さん?!こ、これってどうしたんですか?!」 雛菜「クッキー焼いたんですよ〜?この前小糸ちゃんの話聞かせてもらったのでそのお礼です〜」 (そういえば、そんなことを言っていた気もするけど……) 灯織「あ、ありがとうございます……これは……市川さんが、手作りで……?」 雛菜「小糸ちゃんが、前ハロウィンの時に焼いてくれて、その時に教わったんですよね〜」 雛菜「……」 (じっと私の顔を見ている……味の感想を求めているんだろうか) 灯織「……い、いただきます」 灯織「……」 灯織「美味しいです、口触りが良くて指が進みますし、サクサクとした食感も抜群です」 雛菜「あは〜?」 灯織「クッキーの形も、市川さんのお好きなキャラクター……ユアクマ、でしたよね?」 雛菜「よく知ってますね〜、可愛いですよね〜」 灯織「は、はい!とても!」 雛菜「やは〜!」 (私の拙い感想を飛び跳ねたり身振り手振りで喜んでくれる市川さん) (……ただ、市川さんのこの憂いげな表情はなんなんだろう) 雛菜「雛菜の顔に何か付いてます〜?」 1.無理、なさってないですか……? 2.やはり、小糸のことが引っかかってらっしゃるんですか……? 3.自由安価 ↓1 87:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/05(月) 22:23:01.32 :zPGvLSxg0 1 88: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:40:53.39 :dNWZ7uNU0 1 選択 灯織「無理、なさってないですか……?」 雛菜「え~?」 灯織「その、市川さんは……私たちと交流を、あまり好ましく思っていない印象があったので……」 (この学園に来た直後もまだそうだった……) (口では明らかな態度にしていなかったが、私たちとの間に明確な線引きをしていたような……) (なのに、今の市川さんはむしろ距離を詰めようとすらしている印象を受ける) 雛菜「そんなことないですよ~!雛菜そんなに変わった風に見えますか~?」 (その原因は、小糸のことだろう……) (この前も私に小糸とのことを訪ねてきたように……) (私たちとの距離感で思うところがあったんじゃないかな……) 灯織「……その、私が言えたことではないと思うんですが」 灯織「別に、無理やり前に進む必要はないと思います」 雛菜「……」 灯織「あの……?」 雛菜「雛菜は、透先輩が死んじゃって……もう前にも後ろにも進めなくなっちゃった」 雛菜「小糸ちゃんは、それでも一生懸命前を向いててすっごく偉くて……」 雛菜「でも、雛菜は小糸ちゃんの頑張りを横で見るしかできなくて……」 雛菜「雛菜が小糸ちゃんの想いを受け継ぐとしたら、雛菜も頑張るしかないのかなって……」 灯織「市川さん……」 灯織「……でしたら、私にそのお手伝いをさせてもらえませんか」 雛菜「え?」 灯織「そばで、見ておくくらいはできますから」 雛菜「……優しいんですね~」 (市川さんはそういうと会釈を一つして去っていった) (市川さんの中で起きている変化……それを私も見届ける必要があると思う) 【親愛度が上昇しました!】 【市川雛菜の現在の親愛度…5.5】 89: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:44:03.97 :dNWZ7uNU0 ___ _____ _______ 【灯織の部屋】 キーン、コーン…カーン、コーン モノクマ『えー、校内放送でーす。午後10時になりました。ただいまより、“夜時間”になります。間もなく、食堂はドアをロックされますので、立ち入り禁止となりま~す』 モノクマ『ではでは、いい夢を。おやすみなさい…』 夜時間のチャイム。 今日もそろそろ寝ようかとベッドに向かって足をうごかしたその時、インターホンが鳴った。 ガチャ 灯織「はい……?」 そこに立っていたのは、摩美々さんだった。 摩美々「ちょっと今……いいー?」 その声色は淡々としており、いつもの私をからかう時のそれとは大きく異なっていた。 並みならぬ様子に気おされた私はそのまま摩美々さんを部屋へとあげた。 90: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:46:00.23 :dNWZ7uNU0 灯織「どうしたんですか?摩美々さん……め、珍しいですね」 摩美々「まぁねー……」 摩美々さんは言葉に困っているのか、しばらくツインテールを指先でいじっていた。 こんな時間にわざわざ訪問するのに、言葉に詰まる…… それなら話題は…… 灯織「裏切り者……の件でしょうか」 摩美々「……わかるー?」 灯織「わざわざ個室に上がってってことは他の人に聞かれたくないということですから……」 摩美々「……だいぶ灯織も察しが良くなってきたよねー」 灯織「それ、どういう意味なんですか……」 摩美々「この学園生活に慣れて来たんじゃないのー?」 灯織「や、やめてください……そんなの……」 摩美々「……ごめん」 摩美々「……で、本題なんだケド、灯織はどう思ってる?」 灯織「どう……と言いますと」 摩美々「裏切り者、いると思う?」 (……!!) 摩美々さんの言葉は真っすぐだった。おふざけなんて一つもない。 私の真意を聞きたがっている。 ……なら、隠すわけにはいかない。 91: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:51:08.91 :dNWZ7uNU0 灯織「……可能性の完全な否定は、難しいかと思います」 摩美々「……やっぱりそう思うよねー」 ほんの少しだけ、本当にわずかな可能性として…… 裏切り者がいる可能性は、あると思う。 そのことを私はこの瞬間まで隠していた。 灯織「この大規模なコロシアイ……単独犯で運営する方が無理がありますから」 灯織「それに、樋口さんの作り話にしては突飛すぎます……」 摩美々「……だよねー」 あの時は咄嗟に強く否定したけれど、この学園において絶対はない。 むしろ自分にとって不都合で信じたくないものの方がこの学園では実現してしまう。 それを痛いほど知っているから。 灯織「……無いとは、思うんですが」 自分でもその口調の弱さが感じ取れた。 摩美々「……私も、裏切り者はいると思うんだよねー」 灯織「ま、摩美々さん……?」 摩美々「てゆーか、最初から思ってたみたいなー……」 灯織「最初から……ですか?」 摩美々「モノクマの狙いはコロシアイの中でも私たちを仲間割れさせることなのはなんとなく感じ取れるでしょー?」 摩美々「だったら、内実を良く知っておかないと……情報を絶えず取り入れないと駄目だと思うんだよねー……」 灯織「……」 92: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:52:40.56 :dNWZ7uNU0 摩美々「ごめん……全員が全員、絶対に裏切り者がいないって思ってたらキケンじゃーん?だから確認しとこうかなって思ってー」 灯織「い、いえ……摩美々さんのおっしゃる通りですから」 摩美々「……それでも、不安を抑えてくれてありがとうね灯織ー」 灯織「……え?」 摩美々「朝、食堂でー。私に合わせてくれたでしょー」 灯織「あ、あれは……」 摩美々さんの言葉にただ私は乗っかっただけだ。 あそこで樋口さんに圧されていたら、まずい。ただその一心だったから。 摩美々「ふふー、やっぱり灯織はリーダーに向いてるよー」 灯織「り、リーダーだなんて……」 摩美々さんは私の謙遜の言葉を背中に浴びながら扉へ向かっていき、その手をドアノブにかけた。 摩美々「今から寝る所だったの、邪魔してごめんねー」 灯織「ま、摩美々さん……いえ、気になさらないで下さい」 摩美々「明日からも頑張ろうねー」 摩美々さんはそのまま部屋を後にした。 93: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:54:58.64 :dNWZ7uNU0 摩美々さんを見送り、ベッドに突っ伏す。 実際のところ、裏切り者の真偽はわからない。 ……ただ、勘ではあの話は真実だ。 可能性の砂粒一つ一つまで疑っても足りないくらい、 この学校は、この日常は歪んでいるから。 目をつむればモノクマの邪悪な笑い声が頭に響くよう。 疑念と不安のスパイラル、それが浮かび上がることを止めることはできなかった。 ……その日は眠りにつくまで時間がかかった。 94: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:56:32.77 :dNWZ7uNU0 ___ _____ _______ 【灯織の部屋】 キーンコーンカーンコーン…… モノクマ『オマエラ、おはようございます!朝です、7時になりました!起床時間ですよ~!さぁて、今日も張り切っていきましょう~!』 朝だ…… とりあえずは食堂に行かないと 朝を告げるアナウンスが鳴り、いつも通りに部屋を出ようとしたんだけど…… _____ガチャガチャ ……あれ? いや、鍵を閉めて寝たのはそうなんだけど…… 鍵を開けても何かが引っかかっていて開かない。 おかしいなと首を傾げ、何回も何回もドアノブを下ろしてみても一向に扉は開かない。 灯織「ま、まさか……」 誰かに襲われてる……?! この部屋は完全防音、内側から助けを呼ぶことはできない。もしもこのまま扉が開かなかったら、いずれ餓死してしまう……? それを誰かが狙って、私を標的にでもしているのなら……? 灯織「開いて!開いて!」 ______ガチャガチャ!ガチャガチャ! 95: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:57:55.38 :dNWZ7uNU0 モノクマ「ちょっと!何やってんのさ、ステイだよステイ!」 灯織「うわっ?!」 部屋には自分以外誰もいないと思っていたために自分でも想像以上の声が出た。 そうだった……モノクマは学園内ならいつでもどこでもすぐに現れることができるんだった。 灯織「も、モノクマ……ドアが開かないんです!」 モノクマ「そりゃそうだよ!ボクが閉めてるんだから!」 灯織「え……?」 モノクマ「風野さんも持ってるマニュアルキーとは別に、中央制御のロックキーがあるの!今はボクが風野さんの部屋をそれで閉鎖してるってわけ!」 灯織「な、なんだよかった……」 (いや良くないけど!) モノクマ「まあまあ、ボクからのお話を聞いてくれたらすぐに開放するからさ。ちょっとの辛抱だよ」 そういうとモノクマはどこに仕舞い込んでいたのか、両腕で抱え込むぐらいの大きさのプレゼントボックスを持ち出した。 モノクマ「じゃじゃーん!これはボクからの気持ちだよー!」 灯織「は、はぁ……」 モノクマ「風野さんのためにボクが三日三晩考え抜いたプレゼントだよ、喜んでくれると嬉しいな!」 そういって無理やり私に手渡したプレゼントとやらは見た目のわりには軽い。 それに持ち上げるとカラカラという音がした。 モノクマ「ほら、見て見て!」 モノクマに促されるままにその箱を開けてみると…… 96: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 22:59:33.59 :dNWZ7uNU0 灯織「水晶玉……?」 球の形に加工された透き通った物体。 台座に使ってくれと言わんばかりの紫紺の布地の上に鎮座してあった。 モノクマ「そう!ほら、入学したときにボクがオマエラの才能を考えてあげたでしょ?」 灯織「そういえばそんなのもありましたね……」 希望ヶ峰学園に閉じ込められた初日。モノクマに手渡された電子生徒手帳にそんな項目があったような気もする。 【才能】なんて銘打ってはいたものの、私たち等の本人にはそれを裏付けるようなものも無いので完全に忘れ去っていた。 モノクマ「ほら、必死に考えた割にあれが死にステになっちゃってるのがもったいないと思ってさ!少しでもその才能を発揮してもらいたいと思ってまずは形から入ることにしました!」 灯織「それで、水晶玉ですか……」 モノクマ「うぷぷぷ……どう?未来とか過去とか見えてこない?」 灯織「以前も話した通り私は別に占いができるわけでは……」 モノクマ「えー?せっかく超高校級の占い師本人が使ってたのと同じモデルのを用意したのにー?」 灯織「前からちょくちょく言ってますけどそれ誰なんですか…?」 モノクマ「どんな占いでも必ず3割の確率で的中させちゃう占い師がいたんだよ……」 灯織「さ、3割ですか……」 (すごいのかそうじゃないのか微妙なラインだ……) 97: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:00:58.77 :dNWZ7uNU0 モノクマの言動は理解に苦しむものばかりだけど、この超高校級というワードは頻出の割に聞き馴染みもない。 それなのにモノクマの口ぶりはあたかもそんな人間が実在したかのようで…… まあ、モノクマの話なんてまともに聞く必要はないとは思うんだけど…… モノクマ「確か彼はその水晶を一億円出して買ったとか言ってたっけね!」 灯織「い、い、一億円?!」 手に持っていたガラスのような軽さの球体が一気に重くなったように感じる! これ以上手に持っていることに耐えられず、私は箱の中に水晶玉を戻した。 モノクマ「やれやれ、ゲンキンだなぁ風野さんも」 灯織「い、一億なんて言われて冷静じゃいられませんよ……」 モノクマ「もう、売れっ子アイドルになれば一億何て端金でしょ?こんなんに動揺してちゃダメだよ?」 灯織「無理ですよ……」 そ、そんな一億円の価値のある代物をポンと渡してきたってことなの……? モノクマの財力は一体どこから…… 98: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:03:29.66 :dNWZ7uNU0 モノクマ「まあそういうわけで、ボクからのプレゼントを有効に使って存分に才能磨いチャイナ!」 モノクマ「才能が成熟した暁にはそのプレゼントも活用して殺しチャイナ!」 灯織「結局はそこに行き着くんですね……」 モノクマ「そりゃね、これが今回の【動機】でございますから!」 灯織「【動機】……」 真乃の時の『秘密』、樹里の時の『仲間』…… モノクマはこれまでに二回私たちを犯行へと焚きつけるための【動機】を用意していた。 どちらも悪意に満ちて、残酷なものだったけど…… ______今回は、この水晶玉? 灯織「……何を考えてるんですか?」 モノクマ「んー?」 灯織「これを渡されたからと言って、殺意も何も抱くとは思えませんけど……」 モノクマ「まあ確かにすぐには動機には結びつかないかもね!」 灯織「……というと?」 モノクマ「もっと多面的に見るんだよ、例えばその安物のガラス玉!ボクは占いに使う道具って言ったけど、人に投げて当てれば十分な凶器だよね!」 灯織「……!!」 99: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:06:23.13 :dNWZ7uNU0 モノクマ「布で包んでぶん回したら撲殺にも使えちゃう!あらやだ便利!」 モノクマ「風野さん以外のみんなにも才能にまつわるプレゼントをお渡ししております!他のみんなは一体どんなプレゼントもとい凶器をもらったのかな?」 モノクマの狙いが見えてきた…… モノクマは全員に凶器を握らせることこそが目的だった。 モノクマ「うぷぷぷ……」 これまでの動機で揺さぶりをかけられても耐えてきた私たち、それに突然凶器を渡すことで精神をコロシアイという場に無理やり持ってこようとした。 他の人が手に入れたものが、もし殺害に使われたら…… 自分のもらったプレゼントで可能になる殺害方法が、有効だったら…… そうやって疑心暗鬼を引き起こす、そんな企みだ。 モノクマ「まっ、好きに使用方法は考えて頂戴よ、ストレートにそれで誰かを呪い殺したりなんかもいいかもね!ばいばーい!」 ……だとしても、些か周りくどすぎるような気もする。 特に前回の【動機】のビデオ…… あれが直接殴りつけるほどの衝撃のものだった後。 比べてしまうと本気で私たちにコロシアイをけしかける意思があるのかを疑いすらしてしまう。 ______でも、油断するわけにはいかないのも重々承知。 ひとまずモノクマも去って部屋から出ることもできるし、この一件は皆さんと共有して対策を考えよう。 ……流石に一億円の水晶を持って出歩くのは恐ろしいので、部屋に残したまま。 100: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:08:54.32 :dNWZ7uNU0 ------------------------------------------------- 【食堂】 食堂に着くと、まばらな集まり方をしていた。 いつも早くに来ている凛世がいなかったり、割と遅めな集まりの甜花さんが既に来ていたり…… すこし新鮮な光景だ。 霧子「おはよう、灯織ちゃん……」 灯織「霧子さん、おはようございます……あの、これはまた、どういった状況なんでしょうか……」 愛依「多分みんな理由は一緒だと思う!灯織ちゃんもついさっきまでモノクマに捕まってたんでしょ!」 灯織「え……はい、そうなんです。もしかして皆さんも?」 甜花「うん……なーちゃんと一緒にゆっくり寝てたら、突然モノクマがやってきて……」 甘奈「叩き起こされたかと思ったらそのままこんなの渡されちゃったんだ!」 灯織「……ヘアアイロン?」 甘奈「才能のためのプレゼント……って、みんなもそうだったんだよね?」 霧子「うん……わたしも同じ理由で、注射器を渡されたんだ……」 愛依「うちはなんとかっていうファッション雑誌を……山積みで。まあ表紙のツインテの子は可愛いし、暇つぶしにはなるけどさ……」 咲耶「……私は体型維持のため、と言われて下剤を渡されたよ」 灯織「だ、だいぶまちまちですね……」 愛依「灯織ちゃんは?」 灯織「わ、私は水晶玉でした……ふ、普通の」 (い、一億円の価値があるなんてとても言えないよ……) 101: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:11:20.33 :dNWZ7uNU0 甜花「ふっふっふっ……これなら、甜花が一番、大当たり……!」 灯織「甜花さんは何を渡されたんですか?」 私が何気ない気持ちで尋ねると、 甜花さんは得意げに机の下から両腕で抱えるほどの大きさの段ボールを箱を持ち上げた。 甜花「じゃじゃん……ゲームの詰め合わせ……!」テッテレー! 甘奈「甜花ちゃんよかったねー☆」 愛依「え……すご?!めっちゃあんじゃん……!」 甜花「甜花、超高校級のゲーマーだから……才能の研鑽に努めます……!」 甜花「ふんす……ふんす……!」 愛依「め、めっちゃ鼻息荒くなってる……」 段ボールの中には私も見覚えがあるような携帯機や、テレビに接続するタイプのものまで様々。 甜花さんのゲーマーとしての心に火をつけるにはこれ以上ないだろう。 甜花「せっかくだし、視聴覚室のテレビを使ってみんなでゲームとか、やりたいな……」 咲耶「それはいい考えだね、パーティ用のゲームなんかはあるのかい?」 甜花「えっと、資産を奪い合って友情を破壊するゲームと……日本全国を駆け巡るって友情を破壊するゲーム……どっちがいいかな」 咲耶「で、できれば友情を破壊しないゲームで頼むよ……」 102: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:13:49.20 :dNWZ7uNU0 灯織「しかしものすごい数のゲームですね……甜花さん、全部ご存知なんですか?」 甜花「もちろん……!基本ハードは全部抑えてるから……あ、風野さんにも分けた方がいい、かな……?」 灯織「え、わ、私にですか?」 甜花「いやむしろ、分けてあげるべき……布教はゲーマーとして、闘うものとしての、義務……!!」 灯織「は、はぁ……」 甜花「例えばこの携帯機なんだけど……」 灯織「これって……男子がモンスターを狩りに行くときに持ってたゲーム機では……?」 甜花「更にそれをアップグレードしたやつ……!液晶タッチ操作に背面タッチパッドを搭載してたんだ……!」 甜花「でも、末期にはちょっとエッチなゲームの移植版ばっかりになっちゃったんだけど……」 灯織「え、えぇ……?」 甜花「甜花はやったことないけど、これなんか人気だったらしいんだ……ノベルゲームらしいし、風野さんの好みに合う……かな……?」 (なんだか悪趣味なパッケージだ……) 甜花「デスゲームを題材にしてるらしいんだけど……」 (しかも今の私たちと同じような……) 甜花さんに半ば強引にゲーム機を手渡されてしまったけど、流石にこの状況ではプレイする気は起きそうにないな…… 103: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:15:45.31 :dNWZ7uNU0 そうしてモノクマにもらったものを見せ合っているうちに 食堂にはポツリポツリ人が集まっていき、やがて樋口さん以外の全員が揃った。 智代子「突然でびっくりしたよね!部屋から出れなくて驚いちゃった!」 めぐる「うんうん、一人一人に手渡しするために一律で扉が閉められてたみたいだね!」 雛菜「これが今回の【動機】ってことでいいんですかね〜?」 灯織「おそらくは……モノクマ自身もプレゼントした品を犯行に使うように促す趣旨の発言をしていましたし……」 愛依「にしては随分と差があんね……うちとか甜花ちゃんとか、どうやっても人なんか殺せなくない?」 摩美々「適当なんじゃなーい?」 甜花「甜花は、ゲームがもらえたので満足……!」 甘奈「えへへ、良かったねー☆」 智代子「の、呑気だ……」 凛世「しかし、今回のプレゼントで犯行の幅が広がったという事実も否定はできません……」 咲耶「……ああ、私のもらった下剤や灯織の水晶玉、甘奈のヘアアイロンなどは犯行に組み込むことは可能だろうね」 智代子「そ、それはそうだけど……怖がりすぎじゃない?」 霧子「不安だったら、みんなのもらったものを集めて保管するのはどうかな……」 摩美々「悪くないアイデアだけど、それを管理するのも監視がいるし、余計な手間がかかりすぎるかもねー」 雛菜「あは〜、結局は自主性ってことですね〜」 めぐる「大丈夫だよ!わたしたちのもらった道具はあくまで犯行も可能ってだけ、それを使うための【動機】が今はないんだし!」 摩美々「まぁねー、モノクマが余計なことしてこなければ、とりあえずは様子見でいいかもー」 甜花「むしろ、生活を豊かにする可能性すらあるから……!」 愛依「アッハハ、甜花ちゃんそんな必死にならなくても誰もゲームは取らないってー!」 油断は禁物…… それはこれまでの経験で痛いほど分かっているけど…… モノクマの真意が見えない…… 本当に凶器を私たちに渡すためだけだったの? それにこんな回りくどい形で……? 104:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/05(月) 23:17:52.66 :dNWZ7uNU0 ------------------------------------------------- 【灯織の部屋】 モノクマによって動機は渡されたけど、今回は自主性に任せることにしてそれぞれの個室に戻った。 今回は何を狙ったものなのか、モノクマがまだ二の手三の手を隠し持っているのか。 それはわからない…… とりあえず今は皆さんと対策を考えるべきなのかな…… よし、今はできることをしよう……それしかない。 【自由時間開始】 灯織「さて、どうしようかな」 ------------------------------------------------- 1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…51枚) 2.交流 (人物指定安価) 3.休憩 ↓1 105:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/05(月) 23:21:38.80 :zPGvLSxg0 2 摩美々 106:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/05(月) 23:24:36.00 :QUTtUBhP0 1 小糸のスキルの効果は発動しますでしょうか 107:あ、小糸のスキルの判定忘れてますね 更新終わりにやります ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:26:33.01 :dNWZ7uNU0 2 摩美々選択 【美術室】 灯織「摩美々さん、こんにちは」 摩美々「んー?あ、灯織かー、おつかれー」 灯織「美術室に何か御用が……?珍しいですね」 摩美々「えー、なにそれー。わたしに芸術のイメージゼロなわけー?」 灯織「い、いえ……」 摩美々「ま、別にいいケド。今日はそういうんじゃないしー」 灯織「……え?」 摩美々「忘れたのー?昨日の円香の話、裏切り者の情報の出どころ、ここだったでしょー」 灯織「そ、そういえば……」 摩美々「なにか手がかりでもあればって思ったんだケド……無駄足みたーい」 灯織「まあ、そう簡単に証拠を残しはしないですよね……」 ------------------------------------------------- プレゼントを渡しますか? ・現在の所持品 【ミネラルウォーター】 【ルアックコーヒー】 【ローズヒップコーヒー】 【虹色の乾パン】 【色恋沙汰リング】×2 【ツルカメダイヤモンド】 【スカラベのブローチ】×3 【あしたのグローブ】 【おでこのメガネ】×2 【新品のサラシ】 【もちプリのフィギュア】 【残鉄剣】 【むらまさ】 【狂戦士の鎧】 【昭和ラジオ】 【水晶のドクロ】 【黄金のスペースシャトル】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【蝶ネクタイの変声機】 【古代ツアーチケット】×2 【もしもFAX】 【キャットドッグプレス】 【隕石の矢】 【アゴドリル】 【みどりの着ぐるみ】 【あかの着ぐるみ】 【EYE GRASS】 【ジャスティスV変身ベルト】 【ダンベル君主論】 【冬優子ちゃん育成キット】 1.渡す(プレゼントを一つ選択) 2.渡さない ↓1 108:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/05(月) 23:33:55.43 :zPGvLSxg0 1.渡す 【水晶のドクロ】 109: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:44:04.23 :dNWZ7uNU0 【水晶のドクロ】を渡した… 灯織「摩美々さん、こちらをどうぞ」 摩美々「なにこれー……ドクロ?」 灯織「はい、とある古代文明の遺跡から発掘された、水晶製のドクロなんですけど……」 摩美々「へー……水晶自体はホンモノっぽいねー」 灯織「いわゆるオーパーツの一つ、みたいです」 摩美々「……ふふー、イカすじゃーん」 摩美々「灯織、プレゼントのセンスいいんだねー、そういうのモテるよー」 灯織「も、モテるって……こんなところでそのように褒められても、こ、困ります……」 摩美々「ふふー」 ------------------------------------------------- 灯織「……摩美々さん」 摩美々「めちゃくちゃ真剣な顔してるねー、皺残るよー?」 灯織「……今日のモノクマによる【動機】についてなんですが」 摩美々「……灯織は、水晶玉だったっけー」 灯織「はい、今手元に持ってはいないですけど……モノクマの言っていた通り、人を殴打して殺害するには十分な大きさと重量がありました」 摩美々「灯織のことは心配してないケド、人を殺せる道具なら他にももらってる人いたよねー」 灯織「……はい、今は自主性に任せた形ですが」 摩美々「はぁ……つくづく性格悪いよねー、モノクマ」 灯織「ですね……どこまでいっても疑心暗鬼の罠を仕掛けてあって……陰湿な印象を受けます」 摩美々「……でも、今回の動機はそれにまして不気味なんだよねー」 摩美々「真の狙いが裏にある感じがして、すっごく気持ち悪いカンジがするっていうかー」 (やはり摩美々さんも同じ考えみたい……) 1.ところで、摩美々さんのもらったプレゼントを伺っても? 2.裏切り者のことと何か関係が……? 3.自由安価 ↓1 110: ◆zbOQ645F4s:2021/04/05(月) 23:46:14.27 :dNWZ7uNU0 あ、抜けてましたがプレゼントはパフェ判定です ↓1 111:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/05(月) 23:52:17.61 :zPGvLSxg0 2 112: ◆zbOQ645F4s:2021/04/06(火) 00:01:45.19 :7ilcFB/90 2 選択 灯織「今回の動機、裏切り者のことと何か関係があるんでしょうか……」 摩美々「裏切り者って、昨日の円香の話だよねー?」 灯織「はい……モノクマの動機提供、前回の事件から日にちもそうあかないうちに今回は行われましたから……」 灯織「もしかすると、裏切り者の存在が透けたから黒幕が焦ったのかもしれない、と思いまして……」 摩美々「それも一理あるかもねー」 摩美々「円香の話が本当なら裏切り者はあの食堂の中にいたわけだし、モノクマもその情報はつかんでるでしょー」 灯織「ですよね……」 摩美々「灯織ってホント私のコト疑わないよねー」 灯織「え、はい……摩美々さんは、私たちを裏切ったりはしないですから……」 灯織「いや、それを言ってしまえば事務所の皆さん当然そうなんですが……」 摩美々「……灯織ってホント悪い子とは無縁だねー」 灯織「え、ええ……?そうでしょうか……」 摩美々「灯織が悪い子だったら全人類悪い子でしょー」 摩美々「やっぱり灯織が今の私たちには大切だしー、頑張ってよねー」 灯織「は、はぁ……」 【親愛度が上昇しました!】 【田中摩美々の現在の親愛度…3.5】 113: ◆zbOQ645F4s:2021/04/06(火) 00:04:12.33 :7ilcFB/90 最後に昨日分の判定を。 【スキル:ポシェットの中にはの判定を行います】 【末尾の数字と同じだけのモノクマメダルが獲得できます】 ↓1 114:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/06(火) 00:12:54.77 :k06ASEzS0 あ 115: ◆zbOQ645F4s:2021/04/06(火) 00:16:05.80 :7ilcFB/90 【コンマ77】 【スキル:ポシェットの中にはの効果でモノクマメダルを7枚手に入れました!】 【現在のモノクマメダル…57枚】 ------------------------------------------------- 【ここまでの親愛度】 ・【超高校級の飼育委員】櫻木真乃……1.0【DEAD】 ・【超高校級の占い師】風野灯織……(主人公) ・【超高校級の助っ人】八宮めぐる……0 ・【超高校級の保健委員】幽谷霧子……0 ・【超高校級のモデル】白瀬咲耶……0 ・【超高校級の服飾委員】田中摩美々……3.5 ・【超高校級の幸運】園田智代子……1.0 ・【超高校級の応援団長】西城樹里……3.0【DEAD】 ・【超高校級の日本舞踊家】杜野凛世……0 ・【超高校級のゲーマー】大崎甜花……0 ・【超高校級のスタイリスト】大崎甘奈……1.0 ・【超高校級のギャル】和泉愛依……0 ・【超高校級の???】浅倉透……0【DEAD】 ・【超高校級のディベート部】樋口円香……0 ・【超高校級の帰宅部】市川雛菜……5.5 ・【超高校級の学級委員】福丸小糸……12.0【DEAD】 ------------------------------------------------- というわけで今回の更新はここまで、 次回自由行動より再開いたします。 4/08(水)22:00~更新予定です。 本日は前スレの方埋めネタ更新をやってるのでよろしければそちらもどうぞ。 それではまた、おやすみなさい…… 116:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/06(火) 00:18:58.64 :rKGBqRvh0 1 勘違いでしたら申し訳無いですが小糸のスキルが発動してないような気がします 117: ◆zbOQ645F4s:2021/04/06(火) 00:22:14.10 :7ilcFB/90 >>116 >>113~114の判定が忘れてた分のスキル判定になります! 分かりにくくて申し訳ない、以後忘れないようにします…… 130: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 20:53:19.29 :FyTVo8qK0 ------------------------------------------------- 【灯織の部屋】 灯織「摩美々さんも言っていたけど、今回の動機はかなり特殊……」 灯織「対策はしっかり練っておくべきかもしれない」 灯織「加えて、裏切り者の存在……」 (……今はただ、皆さんを信じるほかない) 【自由時間開始】 灯織「さて、どうしようかな」 ------------------------------------------------- 1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…57枚) 2.交流 (人物指定安価) 3.休憩 ↓1 131:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/28(水) 21:03:37.18 :0R5lL3eJ0 2.甜花 132: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 21:08:26.96 :FyTVo8qK0 2 甜花選択 【視聴覚室】 灯織「……あ、甜花さんこんにちは。もしかしてさっき食堂で話してたパーティゲームの準備中ですか?」 甜花「あ、風野さん……うん、いいゲームが見つかったから……あとは接続だけ……」 灯織「なるほど……いったいどんなゲームなんですか?」 甜花「友情破壊ゲームがダメらしいから……拳と拳の、真っ向からのぶつかり合いにした……!」 灯織「え……?」 甜花「格闘ゲーム……!小足からの昇龍で余裕でした……!」 灯織「て、甜花さん……その……」 (甜花さんにゲームの選びなおしを進言した……) ------------------------------------------------- プレゼントを渡しますか? ・現在の所持品 【ミネラルウォーター】 【ルアックコーヒー】 【ローズヒップコーヒー】 【虹色の乾パン】 【色恋沙汰リング】×2 【ツルカメダイヤモンド】 【スカラベのブローチ】×3 【あしたのグローブ】 【おでこのメガネ】×2 【新品のサラシ】 【もちプリのフィギュア】 【残鉄剣】 【むらまさ】 【狂戦士の鎧】 【昭和ラジオ】 【黄金のスペースシャトル】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【蝶ネクタイの変声機】 【古代ツアーチケット】×2 【もしもFAX】 【キャットドッグプレス】 【隕石の矢】 【アゴドリル】 【みどりの着ぐるみ】 【あかの着ぐるみ】 【EYE GRASS】 【ジャスティスV変身ベルト】 【ダンベル君主論】 【冬優子ちゃん育成キット】 1.渡す(プレゼントを一つ選択) 2.渡さない ↓1 133:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/28(水) 21:10:48.27 :bRwJfhN0o 1 むらまさ 134: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 21:26:16.84 :FyTVo8qK0 【むらまさを渡した…】 灯織「えーっと……甜花さん、こちらはどうでしょうか」 (いや、流石に無いか……どうみてもただの刃物……甜花さんのイメージとは程遠い) 甜花「え、プレゼント……?」 甜花「……これを、甜花に?」 灯織「あ、はい……いや、いらなければ別に」 甜花「……風野さん、ありがとう!!」 灯織「……え?」 甜花「これを使えば、ダンジョンのワープも壁抜けもできる!あの名作ゲームのファンアイテム……!甜花、滅茶苦茶嬉しい……!」 灯織「こ、この刀、そんなものだったんですか……」 (意外と喜んでいただけた……) 【PERFECT COMMUNICATION】 【親愛度がいつもより多めに上昇します】 ------------------------------------------------- 甜花「~~~♪」 (甜花さん、上機嫌だ……よっぽどモノクマの動機でゲーム機が手に入ったことが嬉しいんだろう……) 灯織「甜花さん、本当にゲームがお好きなんですね」 甜花「にへへ……うん、ゲームずっと我慢してた分、余計に嬉しい……!」 灯織「甜花さんのお好きなゲームもあったんですか?」 甜花「えっと……ハード自体はちょっと古いのしかなかったんだけど……」 甜花「シリーズとしては、甜花が好きな奴もあったよ……?」 灯織「そうなんですか……その、例えば?」 甜花「……!!話しても、いいですか……!?」 (……あれ、なんかスイッチが入った……?) 甜花「えっと、それじゃあ風野さんでも知ってそうなとこから行くと……」 甜花「じゃーん……!!モンスターを狩るゲーム……!!」 甜花「それか……!!ばーん……!!インクで撃ち合うゲーム……!!」 甜花「どっちについて……お話すればいいかな……?」 (目をらんらんと輝かせている……) (こ、これはお話を伺わなければいけない……) 1.モンスターを狩るゲーム 2.インクで撃ち合うゲーム 3.自由安価 ↓1 135:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/28(水) 21:28:35.07 :0R5lL3eJ0 1 136: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 21:35:59.01 :FyTVo8qK0 1 選択 灯織「そ、それではモンスターを狩るゲームの方についてお話窺えますか……?」 甜花「任せて……!甜花、このゲームも結構やりこんだ……!」 甜花「言うまでもなく、いろんな武器を使って、いろんなモンスターを狩るゲームなんだけど……」 甜花「オンラインで、協力するのが激熱……!」 灯織「さ、最近のゲームは知らない人とも簡単に繋がれるとお聞きしました……甜花さんもそのような楽しみ方を?」 甜花「うん……えっとね、最新のはまだ甜花そこまでやってないけど……オープンワールドの方はよくやったかな……」 甜花「古龍の竜玉集めに……救難信号ガン待ちしたりして……」 (……しょ、正直出てくるワードはまるで分らない) 甜花「でも、周回しまくった甜花より先に……香川県のプレイヤーさんとか、ハッシュタグ使いのサメさんとかのほうがあっさりドロップしたりして……」 (……?) 甜花「でも、そうやって深夜に一喜一憂する時間の浪費が……すごく、楽しい……にへへ」 灯織「な、なるほど……」 甜花「でも、ここにはWi-Fiがないから……」 灯織「あっ……」 甜花「甜花、絶対脱出して……ライズもやる……!」 (動機はどうあれ、甜花さんの瞳は未来を見据えている……希望の色だ) 灯織「はい、絶対生きて帰りましょうね……!」 甜花「うん、甜花……頑張りましゅ……!」 【親愛度が上昇しました!】 【大崎甜花の現在の親愛度…2.0】 ------------------------------------------------- 【スキル:一番星の魔法を発動できます】 【モノクマメダルを10枚消費することにより、本日の自由行動をもう一度だけ追加することができます】 【現在のモノクマメダル 57枚】 【スキル:一番星の魔法】を使用しますか? ↓1 137:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/28(水) 21:36:58.42 :0R5lL3eJ0 使おう 138: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 21:40:20.85 :FyTVo8qK0 【スキル:一番星の魔法を使用しました】 【残りのモノクマメダル枚数:47枚】 ------------------------------------------------- 【灯織の部屋】 灯織「甜花さん、本当にゲームが好きなんだな……」 灯織「甜花さんはあのままゲーム大会の準備をしてくれてるみたいだし、もしかして本当に全員でできる時が来るのかな……?」 【自由時間開始】 (また時間はあるかな……) 灯織「さて、どうしようかな」 ------------------------------------------------- 1.購買に行ってモノモノマシーンか自動販売機を使う(現在のモノクマメダル…47枚) 2.交流 (人物指定安価) 3.休憩 ↓1 139:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/28(水) 21:41:44.88 :Bh+duOc80 2愛依 140: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 21:49:37.48 :FyTVo8qK0 2 愛依選択 【愛依の部屋】 ピンポーン 愛依「はいは~い♪……あれ、灯織ちゃんじゃん。どしたの?」 灯織「愛依さん……あの、少し雑談でもできたらと。もしかして、取り込み中でしたか?」 愛依「ううん、だいじょぶだいじょぶ!モノクマにもらった雑誌読んでただけだし!」 灯織「そういえばファッション雑誌をもらったんでしたっけ……」 愛依「なんかタテコ?って子が表紙の雑誌なんだけど……」 (た、タテコ……?変わった名前だな……) (愛依さんと雑談をして過ごした……) ------------------------------------------------- プレゼントを渡しますか? ・現在の所持品 【ミネラルウォーター】 【ルアックコーヒー】 【ローズヒップコーヒー】 【虹色の乾パン】 【色恋沙汰リング】×2 【ツルカメダイヤモンド】 【スカラベのブローチ】×3 【あしたのグローブ】 【おでこのメガネ】×2 【新品のサラシ】 【もちプリのフィギュア】 【残鉄剣】 【狂戦士の鎧】 【昭和ラジオ】 【黄金のスペースシャトル】 【携帯ゲーム機】 【超技林】 【蝶ネクタイの変声機】 【古代ツアーチケット】×2 【もしもFAX】 【キャットドッグプレス】 【隕石の矢】 【アゴドリル】 【みどりの着ぐるみ】 【あかの着ぐるみ】 【EYE GRASS】 【ジャスティスV変身ベルト】 【ダンベル君主論】 【冬優子ちゃん育成キット】 1.渡す(プレゼントを一つ選択) 2.渡さない ↓1 141:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/28(水) 21:53:05.52 :PREk+jY40 1 【冬優子ちゃん育成キット】 142: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 22:04:31.96 :FyTVo8qK0 【冬優子ちゃん育成キットを渡した…】 (これ、ものすごくネーミングに悪意があるんだけど……愛依さんに渡していいものか) 愛依「……ん?灯織ちゃん、それって……」 灯織「あ、はい……いや、その……モノモノマシーンで手に入れたはいいんですが、なぜか冬優子さんの名前が使われていて……」 愛依「ちょ、ちょい見せて!」 愛依「…………アハハ!」 灯織「愛依さん?」 愛依「うっわめっちゃ懐かしい……!これって多分クワガタ育てる系のやつっしょ?」 灯織「は、はい……おそらくは」 愛依「アハハ、前にあさひちゃんがさ!クワガタの幼虫に冬優子ちゃんって名前をつけてかわいがろうとした時があってさ~!」 愛依「アハハハハ!いやぁ~、あんときの二人の話!面白かったな~~~!」 愛依「なんかこの学園に来る前のこと、思い出せた……!ありがとう、灯織ちゃん!めちゃくちゃ嬉しいわ!」 灯織「愛依さんに喜んでいただけたのなら、本望ですから……!」 愛依「うん、マジで嬉しい!サンキュね!」 (ここまで喜んでもらえると渡した甲斐がある……!) 【PERFECT COMMUNICATION】 【親愛度がいつもより多めに上昇します】 ------------------------------------------------- 愛依「灯織ちゃんさ、マジすごいよね!」 灯織「え……?わ、私ですか……?」 愛依「いや、マジですごい……うちなら、絶対そうはいかないし……」 灯織「えっと……話が見えてこないんですが……」 愛依「あぁごめん!えっと……灯織ちゃんはさ、その……これまでの事件でもいっつもうちらを率いてくれる立場にいたじゃん?」 灯織「率いるだなんてそんな……」 愛依「いやいや!そういうケンソンは無駄!うちはこの目でちゃーんと見てっからね!」 愛依「真乃ちゃんのこともあったのに、それでも前を向いて……うちらを元気づけてくれる……それってマジですごいことだよ!」 灯織「私には、めぐるの支えもありましたし……ユニット以外の皆さんにも支えられてばかりですよ」 愛依「灯織ちゃんマジで偉いな~、うちのが年上なのにマジリスペクト!」 愛依「でも、そうだね。めぐるちゃんがいてくれるとやっぱ心強いっしょ?」 灯織「はい……底なしの明るさで、今も私のことを支えて……」 (……あ) (私を褒めちぎる愛依さんのこえはいつものように明るいのに……) (その表情は、どこか曇りの色が見えた) (……そうか、愛依さんは……あさひも、冬優子さんも近くにいない) (ユニットの仲間がいない中、一人でこのコロシアイ合宿生活に挑んでいるんだ) 1.私たちも、愛依さんの心の支えになれてるでしょうか 2.めぐるだけじゃなくて、愛依さんには特に助けられているんですよ? 3.自由安価 ↓1 143:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/04/28(水) 22:06:19.97 :Bh+duOc80 2 144: ◆zbOQ645F4s:2021/04/28(水) 22:13:54.73 :FyTVo8qK0 2 選択 愛依「やっぱめぐるちゃんの明るさがあってこそのイルミネってカンジ?うちもそういうの憧れるわ~!」 灯織「愛依さん、あの……いいですか?」 愛依「ん?どしたの、灯織ちゃん」 灯織「私……ここまでやってこれたのは他の皆さんの支えがあってこそ、そう言いましたよね」 愛依「う、うん……そうだけど」 灯織「私にとって、中でも特に大きな支えには、愛依さんの存在もあるんです」 愛依「う、うち?!いやいや、うちなんかいっつも議論でも大して力になってないし……」 灯織「いえ、違うんです……愛依さんは、いつでも……私が道を踏み外しそうになったり、絶望に負けそうになったりしたときでも……私のことを信じてくださいましたよね?」 愛依「や、うちは推理とかもできないから、それに従ってるだけってゆーか……」 灯織「私の推理を純粋に信じて、意見を言ってくれる……それだけでもありがたいことなんです」 灯織「この合宿生活において、一番大切なのに一番難しいこと……信頼するということ」 灯織「それを誰よりもまっとうにやり遂げている愛依さんの存在は、それだけで私にとって大きな支えになっているんです」 愛依「……灯織ちゃん」 灯織「……ですから、愛依さんも私にとってかけがえのない存在といいますか……」 愛依「だいじょうぶ、伝わったから」 灯織「愛依さん……!」 愛依「ありがとね、うち……頑張るから!」 (そう言って笑う愛依さんの表情は、あの事務所で見た笑顔と全く同じ明るさを取り戻していた) 【親愛度が上昇しました!】 【和泉愛依の現在の親愛度…2.0】 読む →
2021年05月09日 21:00 奥様はマゾ 元スレ 全てのレス 1: ◆e6ps/CejpA:2021/05/09(日) 17:05:21.87 :il39MuEW0 奥様の名前はサマンサ。そして旦那様の名前はダーリン。 ごく普通の二人はごく普通に出会いごく普通に恋をして、 ごく普通に結婚しました。 ただ一つ普通ではなかったのは、奥様はマゾだったのです。 ナレーション・中村正 読む →
2021年05月09日 19:30 シンジ「ねぇ、アスカって生理?」 アスカ「は?」 元スレ 全てのレス 1:以下、\(^o^)/でVIPがお送りします:2016/05/24(火) 23:19:21.178 :a2l14eOm0.net アスカ「ち、違うわよ!!」 シンジ「生理なんだろ?ねぇ?」 アスカ「違うって言ってんでしょ!大体そんな話するなんて失礼よ!」 シンジ「怒ってるって事は生理なんだね」 アスカ「そんな話されれば怒るわよ!」 読む →
2021年05月09日 18:00 【安価】彡(゚)(゚)「JKに>>2 したろ!」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/02(土) 08:04:24 :IBRHtWKk 彡(゚)(゚)「ねんがんのJKをつかまえたで!」JK「う、う~んここは…」彡(^)(^)「せや、>>2 したろ!」※したらばでスレ立て初めてだから優しくして 2:以下、名無しが深夜にお送りします:2020/05/02(土) 08:09:10 :d/z37qCk イチロー全安打集ぶっ続け視聴 読む →
2021年05月09日 15:00 メスガキ「あ♡ざこが倒れてる♡ざぁこ♡意識ないの?♡」ポンポン 関連SS メスガキ「あ♡ざこが倒れてる♡ざぁこ♡意識ないの?♡」ポンポン お前ら「あ、人が倒れてる!大丈夫ですか!?」 メスガキ「ざぁこ♡ねっ♡ちゅーしよ♡」 元スレ 全てのレス 1:みみず :2021/05/09(日) 08:42:31.837 :DyV9d3Sm0.net メスガキ「周りは安全だね♡」キョロキョロ メスガキ「だれかー♡手伝ってくださーい♡」 男「はい、大丈夫ですか」 女「どうしました」 メスガキ「このざこ意識ないの♡あなたはAED持ってきて♡あなたは119番をしてくださーい♡」 男「わかりました」 女「はい」 メスガキ「……呼吸してない♡ざこ♡息しろ♡」 メスガキ「胸骨圧迫開始♡1、2、3、4、5…♡」グッグッグッ 男「AED持ってきました」 メスガキ「AED使えますかぁ♡」 男「いいえ」 メスガキ「私はできるのに♡ざぁこ♡変われ♡」 男「はい、ふー、1、2、3、4、5…」グッグッグッ メスガキ「AED電源オン♡起動確認♡上半身の衣服を脱がしまーす♡」ビリリビリ メスガキ「汗だく♡拭いたげる♡パッド装着よし♡」ペタペタ 女「119番しました、あと10分程です」 メスガキ「わかりました♡ショックを開始します♡離れてくださーい♡」バッ メスガキ「ショックします♡離れてください♡」 ポチッ メスガキ「ショックしたのに戻らない♡ざぁこ♡胸骨圧迫再開してください♡」 男「はい、1、2、3、4、…あ、自発呼吸確認」 メスガキ「胸骨圧迫ストップ♡呼吸確認♡救急隊くるまで頑張れざぁこ♡」 おわり 読む →
2021年05月09日 12:00 松田亜利沙「ニュース765TV」北上麗花「第41回」 関連SS 松田亜利沙「ニュース765TV」 シリーズ:目次 元スレ 全てのレス 1:名無しさん@おーぷん:21/05/08(土)23:15:36 :I6tw ・設定の元ネタはUNION@IRTV第9回第10回です。・ここから読んでも大丈夫です。 2:名無しさん@おーぷん:21/05/08(土)23:16:14 :I6tw 松田亜利沙「」ペコッ亜利沙「皆様、いかがお過ごしでしょうか」亜利沙「ニュース765TVの時間です」亜利沙「この番組は、劇場の細やかな日常をお伝えする番組となっております」亜利沙「申し遅れました。わたくし、キャスターの松田亜利沙です」亜利沙「よろしくお願いいたします」 読む →
2021年05月09日 07:00 凛「プロデューサーはずるい」 元スレ 全てのレス 2:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/08(土) 23:19:59.78 :YWH159xm0 バアアアアアンッ モバP「うわぁっ!」ビクッ 凛「おはよう、プロデューサー」 モバP「いきなり入ってきたからビックリしただろ!」 凛「驚かせてごめんね」 モバP「ほんとだよ!」 モバP「誰もいないからよかったけど普段はちひろさんや 他のアイドルもいるんだからもっと気を付けろよ?」 モバP「まぁ、今回はすぐに謝ったから許すが」 凛「ふふっ、ありがとうプロデューサー」 モバP(…凛はたまにこういうことするのが玉に瑕なんだよねぇ) 凛「……」ジーッ モバP「ん?どうした?」 凛「昨日から変えてるけどその口調似合ってないね」 モバP「う、うるさいほっとけ」 凛「はいはい」 モバP「で、朝からテンションが高いけど今日はどうした?」 凛「よくぞ聞いてくれました…って」 凛「どうした? じゃないよ!」 凛「今日という今日は私に付き合ってもらうからね!」 モバP「はぁ…またその話?」 モバP「この前、俺の貞操が奪われかけたから無理」 凛「なんでよ! 現役アイドル! シンデレラガール! 女子高生!」 凛「私に襲われたいって人が世の中にはいっぱいいるんだよ!?」 凛「それを断るなんてプロデューサーは贅沢だよ!」ダンダンッ モバP「地団太踏まない」 凛「はい」スッ モバP「よろしい」 モバP「と、いうことはこの前の続きがしたいってこと?」 凛「そうだよ」(開き直り) モバP「はぁ…」 モバP(この前のあれは本当にしんどかったなぁ…) 読む →
2021年05月08日 23:40 【モバマス】芳乃「拉致監禁されましてー」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/08(土) 22:13:59.32 :MV3fdZVZ0 キャラ崩壊注意 ガシャーンッ! P「がーはっはっは!よしのんを俺の家に監禁してやったぜ!」 芳乃「出してー」ガチャガチャ P「駄目だね。お前には一生ここに居てもらう」 芳乃「どしてー?」キョトン P「『でしてー』の応用系で会話するんじゃない!」 P「くく……教えてやろう。それは俺が芳乃!お前を愛しているからだッッ!!」 芳乃「ほぉっ!?」ドキッ 芳乃「そなたがー、私をー?ほほー、それは、ほほー、そなたがー?」ソワソワ P「そうだ!俺は最早お前が俺以外の男に見られたり話したりするのが我慢ならん!お前は俺だけのものでなくてはならないのだ!だから監禁する!愛ゆえにッ!」 芳乃「そ、そういうことでしたらばー。こんな真似されずとも、言ってくださればー、こちらとしてもー、結婚してー、そなただけのものになるのもやぶさかではなくー」テレテレ P「いいや結婚などでは生温い!物理的に外から隔離しなくてはならないッ!」 芳乃「……ほー?」 読む →
2021年05月08日 21:30 商人「私は汚れた心の持ち主のところに現れ、相応しい商品をご提供する者です」 元スレ 全てのレス 1:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします:2021/05/08(土) 20:22:11.69 :InEbdLqG0 男「はぁ……」 男(俺は若くして社内の落ちこぼれだ) 男(これといったスキル無し、コミュ力無し、ルックス無し、ストレス耐性無し) 男(こんなんじゃ新入りの頃ならともかく、入社数年目ともなると誰からも相手されなくなる) 男(俺以外の若手はみんな、何かしら強みを持ってて、それを仕事に生かしてるってのに) 男(神様っつうのは不公平だ。俺みたいな持たざる者を作りやがって) 読む →
2021年05月08日 19:30 俺「……」ガクブル 幼女「みーつけた♪」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/18(水) 22:11:57.073 :fxok0TZWa.net 俺「ひぃ!?」ビクゥ 幼女「えへへ…そんなに震えてちゃ音でバレバレだったよぅ…?」 幼女「>>4!」 4:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2018/07/18(水) 22:12:44.651 :tud2m++UM.net うんこ 読む →
2021年05月08日 18:00 ルフィ「お前もう船降りろ」俺「なんで俺にばっかり!!」 元スレ 全てのレス 1:以下、?ちゃんねるからVIPがお送りします:2021/05/08(土) 14:02:42.487 :yWrQj3d+0.net ~10日前~ 俺「大丈夫か?」 ルフィ「いやぁ~助かった!お前がいなけりゃ俺は今頃死んでたぞ!飯まで奢ってくれるなんてお前いいやつだな~!」 俺「俺はカネカネの実の能力者だからな」 ルフィ「そうだ!お前俺の仲間にならないか!?」 読む →