8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 18:51:57.49 ID:cBXWLX2u0

キョン「どうだ?巨乳になったか?」

橘「喧嘩売ってるのですか…?」

キョン「あれ?おかしいな…」

橘「こんなんで大きくなったら苦労はしないのです…」

キョン「古泉はコレで巨乳になったってのに…」

橘「……」

橘「!!?」

橘「詳しく話すのです!!」



12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 19:22:59.91 ID:cBXWLX2u0

キョン「ん、昨日の話なんだけどな…」

キョン「何の気なしに古泉に同じことしてみたんだ」

キョン「そしたらなんか胸が痛いとか言いだしてな…」

キョン「あれよあれよと言う間に巨乳古泉の出来上がりだ…」

キョン「長門が言うには一種の催眠状態だったらしい…精神が肉体に作用したそうだ」

キョン「どうも俺には催眠術の才能があったらしくてな…」

キョン「ついでだからハルヒにも催眠術かけて幼児退行させて帰ったんだ」

キョン「おかげで今日はのんびりできるのさ…」

橘「ふーん…あの、立ち話もなんですから、ウチに来ませんか?」

キョン「え?何で」

橘「腰を落ち着けて、もうちょっとトライしてみてもいいんじゃないでしょうか」

キョン「ん~、まぁどうせ暇だし、いいか」

橘(よしっ)グッ


14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 19:28:34.50 ID:cBXWLX2u0

橘「さ、さ、こちらなのです!あがってください!」

キョン「うむ…けっこうキレイにしてあるな」

橘「じゃ、じゃあキョンさん!早速続きを…」

キョン「うーん…なんか喉乾いたな…」

橘「ひゃあ!私としたことが!すぐにお茶を淹れるのです!」ドタドタ

キョン「玉露がいいな」

橘「ぬあっ!ちょ、ちょっとひとっ走り買ってくるのです!」

橘「待っててくださいね!帰っちゃダメなのですよ!」

橘「一分で戻るのです!いってきまーす!」バタン

ウオオオオオ!! ドドドドドドド…


キョン「………」

キョン「あいつホント馬鹿だなぁ…」


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 19:44:08.17 ID:cBXWLX2u0

キョン「催眠術なんかで胸がでかくなるワケないだろうに…」

キョン「頭っから信じてやがる…まあもう少しおちょくったらネタばらししてやるか」

キョン「はっはっはっはっは」

ドドドド…

キョン「ん?」

バンッ!!

橘「たっ、た、ゲホ、ただいま…かえっだのでず…」ゼェゼェ…

キョン「お、おお…速いな…」

橘「ゲフ、い、今…玉露…点てますから…あう」フラ

キョン「お、おい!」ガシ

橘「えへへ…キョン…さん…少し…待ってて…くださぶげほッ!げほっ!」

キョン「た…橘…」

キョン(こいつ…なんて悲壮な目を…)

キョン(い、今更ウソでしたなんて…とても言えねえ……)


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 19:58:30.28 ID:cBXWLX2u0

キョン「橘…お茶は…あとでいいや…」

橘「そ、そうなのですか…?」ゼェゼェ

キョン「ああ、早速始めるとしよう…」


キョン(俺の立てた作戦はこうだ)

キョン(まずは催眠術の真似ごとをする…)

キョン(そして『あれれ~?何か今日は調子悪いや~』と誤魔化す…)

キョン(とりあえずコレでいい……後の事は後で考えよう…)


キョン「よし…じゃあ橘、座って楽にしろ」

橘「はい……きょんさん」

キョン「ん?」

橘「…信じてるのですよ?」ニコ

キョン「……お、おお」

キョン(くっ…)


24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 20:15:40.61 ID:cBXWLX2u0

キョン「深く腰掛けて楽にしろ…リラックスするんだ…」

橘「はい…」

キョン「体の力を抜いて…もっとリラックスして…まだ行けるぞ…」

橘「……」

キョン「どんどんどんどん体から力が抜けていくんだ…ゆっ……たりして…とても気持ちがいい…」

橘「……ふみゅ…」

キョン「どうだ…?気分は…」

橘「なんだか…すごく……あんしんするのです…」

キョン(………あれ?)

キョン「そうだ…いいぞ……もう少ししたら…返事も出来ないくらいになってる…」

橘「はふぅ……」ウトウト

キョン「さぁ、目を閉じよう…ゆっくり…ゆっくり…沈んでく…深く…」

橘「………」

橘「…」カクン…

キョン「…………おお?」


25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 20:27:24.90 ID:cBXWLX2u0

キョン「これ…まさか成功したのか…?ただ寝てるようにも見えるが…」

キョン「よし…橘、聞こえてるか?聞こえてたら右手を上げろ」

橘「……」スッ

キョン「……す…すげえ…できてる…」

キョン「………」

キョン「スカートを持ちあげて…パンツ見せてみろ…」

橘「……」ピラ

キョン「……俺を担いでるわけじゃなさそうだな…もういいぞ」

橘「……」

キョン「よし…次に目が覚めた時、お前のおっぱいはDカップだ…いいか?」

橘「……」コクリ

キョン「ついでに俺の命令には逆らえない…いいな?」

橘「……」コクリ

キョン「じゃあ俺が指を鳴らしたら目を覚ませ…いくぞ…」

パチッ


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 20:36:06.18 ID:cBXWLX2u0

橘「んにゃっ?」

キョン「どうだ?」

橘「どうだ…って?」

キョン「いや、胸の調子は…」

橘「むね…?」ペタペタ

橘「…ああっ!!」

キョン「ん?」

橘「わ、わたしの胸が…私のおっぱいがぁ…」

橘「ぺったんこになってるのです!!!」

キョン「へ?」

橘「なんなのですか!?なんで!?Dカップあったわたしのおっぱいがぁ!!」

キョン「ん~…これは…」

橘「わっ、わた、わたし…の、おっぱ…ふぇ、ふぃ…うわーん…」ピャー

キョン「ちょっと方向を間違えてたみたいだな…」


27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 20:49:09.13 ID:cBXWLX2u0

橘「うえーん、えぐ、うぐ、ぶひっ、ひん…」シクシク

キョン「おーい、大丈夫か~…?」

橘「だいじょ、ぶな、訳ないのです!ひっく、わたしの、自慢のDカップがぁ…ふぃ~ん」

キョン「そっちのほうがナチュラルでいんじゃないか?」

橘「くっ…キョンさんの仕業ですね!?返して下さい!わたしのおっぱい返してぇ!」ガバッ

キョン「うわっ」

橘「バカバカ!うわーん!キョンさんのせいなのです!こいつめ!どうだ!」ポカポカ

キョン「いたた、止めろってオイ…!」

橘「…うー…」ピタ

キョン「ん?やけに素直だな…」

橘「うう~…」ヒック

キョン「……あ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョン『いでに俺の命令には逆らえない…いいな?』
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

キョン「はっは~ん」


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 21:00:33.63 ID:9SiWopszO

おいおい橘可愛すぎだろ…


30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 21:30:02.08 ID:cBXWLX2u0

橘「呪ってやるのです…祟ってやるのです…」ブツブツ

キョン「まあまあ…そう言えば腹へったな…」

橘「帰れ…グス…帰れおっぱい泥棒…」

キョン「出前とってくれ」

橘「んなっ!ずうずうしいのです!」

キョン「寿司がいいな…ウニ巻きくいてえ」

橘「いっぺん死ね!」

キョン「頼むよ橘」

橘「くっ…」ポチポチ

橘「もしもし…出前お願いしたいのです…」

キョン「ふっふっふ…」

橘「うにの入ってるヤツ…そ、そんなに高いのですか…?」

キョン「うわっはっはっはっはw」


31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 21:34:52.84 ID:cBXWLX2u0

キョン「んん、美味い!美味いな!なぁ橘!」

橘「うう…涙でしょっぱいのです…」モグモグ

キョン「…おい、橘」

橘「今度はなんですか…」

キョン「ほれ、あーんしろ、あーん」

橘「アホですか…」

キョン「あーん…」

橘「……」チラ

橘「……」キョロキョロ

橘「あ、あーん…はむ」////

キョン「美味いか?」

橘「ふんっ」プイ

キョン「答えてくれ…美味かったか?」

橘「…お…」

橘「おいしかった…のです…」////


35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 21:49:49.59 ID:cBXWLX2u0

キョン「あー…腹いっぱいだな…ごっつぁんです」

橘「うう…食費が…光熱費が…」

キョン「ウニって騒ぐほど美味くないな…」

橘「言うに事欠いてそれですか…」

キョン「はーあ…さて…橘、風呂頼む」

橘「ぐぎぎ…今やるとこなのです!」

キョン「そうかそうか…ふはははは」

橘「ちくしょー…何てヤツなのですか…」

キョン「風呂洗い終わったら肩揉んでくれ、テスト開けでこっててな」

橘「うう…なんでわたしがこんな目にぃ…」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 22:00:59.63 ID:cBXWLX2u0

キョン「おー…」

橘「ふぅ、ふぅ…」モミモミ

キョン「橘、もちっと強くできないか?」

橘「絞め殺してやりたいのです…」モミモミ

キョン「ま、そんなもんでいっか…もういいぞ」

橘「あう~…手がフワフワするのです…」

キョン「お疲れさん…お前も揉んでやろうか?」

橘「結構なのですっ!」プクー

キョン「正直に」

橘「………」

橘「………じゃあ」

橘「……ちょっとだけ…」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 22:14:35.96 ID:cBXWLX2u0

橘「ん…あいた…いたた…」

キョン「ビックリするくらい凝って無いな…子供か、お前は」モミモミ

橘「お、おっぱいが…無くなったから…肩こり解消したのです…い~たたた」

キョン「じゃあ止めるか?」

橘「ん…もうちょっと…もっと優しくしてください…」

キョン「…変な言い方するなよな…」モミ…モミ…

橘「えへへ……もっと…うんと優しくして欲しいのです…」

キョン「こうか…?」サスサス

橘「そのくらいがベストなのです…」

キョン「ただ肩を撫でてるだけだぞ、コレ」

橘「いいから…」

キョン「………」サスサス

橘「………」

キョン「……////」

橘「ふにゃー…」


43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 22:25:07.92 ID:cBXWLX2u0

キョン(何か…妙な雰囲気に「なってきたな…)

キョン「……」サワサワ

橘「…っ……ッ……」ヒク ヒクン

キョン「………」

キョン(おいおい…俺はなに意識してるんだ?相手は橘だぞ…)

キョン(妹に毛が生えた程度のガキんちょじゃねーか…)

橘「ん……ふ…っ」ブルッ

キョン「……!」ビクッ

キョン「も、もういいだろ?終わりだ」

橘「え……もっと触ってください…」

キョン(う…そんな潤んだ目で見るな…)

橘「キョンさぁん…」

キョン「だっ、ダメだ!お終いだ!いいな!」

橘「……解ったのです…」シュン

キョン(しょんぼりするな!)


45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 22:37:11.70 ID:cBXWLX2u0

キョン(もう帰ろうかな…)

橘「キョンさん、お風呂沸いたのです!」

キョン「う…」

キョン(くそ…調子に乗り過ぎたかな…流石に風呂まで焚かせてサヨウナラってのもな)

キョン「う、うむ」

橘「ゆっくりしてくださいね?」

キョン「うむ」


カポーン

キョン「………」

キョン「風呂あがったら帰ろう…うん、それがいい」

橘『キョンさん、お湯加減は如何ですか?』

キョン「うむ、いいぞ」


47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 22:40:52.44 ID:cBXWLX2u0

キョン「……」

橘『あのう、キョンさん』

キョン「うむ…何だ?」

橘『お背中、流しましょうか?』

キョン「…!!」

キョン「い、いや、いい…」

橘『そうですか…』

キョン「うむ」



橘『あのう、キョンさん…』

キョン『うむ、今度はどうした?」

橘『やっぱりお背中、流しましょうか?』

キョン「だからいいって…」

橘『……そう…ですか…』

キョン「…………うむ」


51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 22:51:47.10 ID:cBXWLX2u0

キョン「………」

キョン(何か…何時の間にか立場が…逆転してるような…)

橘『キョンさぁ~ん…』

キョン「う……うむ…」

橘『お背中、ほんとにほんとに流させないでいいのですか?」

キョン「……くどいぞ」

橘『ふぇ…』

キョン「俺は一人でゆっくり入りたいんだ…」

橘『あ…ごめんなさい…』

キョン「いやまあ別に謝るこたぁ無いけど…」

橘『うぐ…くすん…えっく…ひぐ…』

キョン「な、泣くこたねぇだろ!解った!分かったから泣くなって!」

橘『おせ…グシ、なか、流しますかぁ…?」

キョン「うむ…頼む」


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 23:11:34.52 ID:cBXWLX2u0

橘「うんせ、うんせ、痛くないですか?」ゴシゴシ

キョン「ああ…」

橘「他にして欲しいこと、ありますか?」ゴシゴシ

キョン「いや、別に…」

橘「ほんとに?」チラ

キョン「ばか見るな!そこにいろって!」

橘「はーい!」

キョン「全く…もういいぞ」

橘「前も洗いましょうか?」

キョン「アホ…湯に浸かるから外に行ってくれ…」

橘「はいなのです!」

キョン「やれやれ…」


55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 23:23:44.04 ID:cBXWLX2u0

キョン「ふぅ…サッパリしたぜ…」

橘「麦茶いりますか?」

キョン「や、そろそろ帰るからいいや…」

橘「えっ」

キョン「コレ、寿司の代金だ…受け取れ」

橘「待ってください!」

キョン「悪かったな、ちょっと調子に乗り過ぎた」

橘「待って!」ガシ

キョン「うおっ…た、橘…?」

橘「帰らないで…お金はいいですから…」ギュウ


57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 23:33:33.55 ID:cBXWLX2u0

キョン「橘、はなs

橘「離しません!」

キョン「ちょっと前に帰れ帰れ言ってたろ」

橘「言ってません!」

キョン「お前寿司奢らされて怒ってただろうが…」

橘「だって…おすし取ったら、一緒に食べれると思って…」

キョン「………」

橘「ホントは嬉しかったのです…いつも一人の時間に、一緒に居てくれる人がいて…」

キョン「橘…」

橘「お願いだから、離せって命令しないで欲しいのです…」

キョン「お前…」

橘「うわーん!」


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 23:42:03.01 ID:cBXWLX2u0

キョン「…で?」

橘「ふえ?」

キョン「泊まるにあたって、来客用のフトンとかあるのか?」

橘「グシ、無いのです…」

キョン「じゃあ俺はどこで寝ればいいんだ…」

橘「////」

キョン「困ったな…お前に『離せと言うな』と言われちまったしな…」

橘「////」ギュー

キョン「困ったぞ…なんかいい考え無いか?」

橘「……」////

キョン「答えろ橘…これは命令だぞ…?」

橘「………」

橘「一緒に…寝たいのです…」



おし まい


67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/06(火) 23:59:00.96 ID:cBXWLX2u0

幼い橘なら何度も書いたんだけどな
たまに色気出すとコレだよ

エスプリの効いた朝倉の立てて欲しいな
ハの字まゆ毛かわいいよハの字まゆ毛



92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/07(水) 04:37:49.72 ID:SiqxwoYX0

>>67
大層乙であった