- 6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2009/10/10(土) 08:09:30.54 ID:Y2a546UOO
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橘「さぁ、佐々木さんの元へ来るのです!」
キョン「……いや、あのな」
橘「とっとと来るのです!」
キョン「さっきから何をやってるんだ橘」
橘「ハンドパワーです」
キョン「それはどっちか言うと催眠術の範疇だろ」
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キョン「……なぁ、橘」
橘「なんですか」
キョン「さっきから長い事やってるが、何時間こんな事を続ける気だお前は」
橘「あと34時間ハンドパワーを浴びせた後、正座の状態から手と額を床に擦り付ければ完成です」
キョン「ハンドパワーも34時間も関係ないな、ただの土下座だよなそれ」
橘「嘘をつかないでほしいのです! そうすれば相手はなんでも言う事を聞くようになるって、ガードレール下にいた占い師が言ってたのです!」
キョン「……」ナデナデ
橘「哀れんだ目で頭を撫でないでほしいのです」
橘「早く佐々木団に来てくれないと、大変な事になってしまいますよ」
キョン「なんだってー、どんな苦難が俺を待ち受けているのだろうかー(棒読み)」
橘「そんな余裕面をしていられるのも今のうちです、佐々木さんが最近キレちゃいまして」
佐々木「最悪、シャブ中にしても五体不満足にしてもいいから、キョンを早く連れてきなさい!」
橘「って」
キョン「もうそれ俺という人間を欲しがってないよな」
橘「ぶっちゃけそうなのです」
キョン「……あー、あれだ、その辺の野良犬の額にキョンって書いて連れていけば佐々木も納得すると思うから」
橘「わかりました! やってみるのです!」
一時間後
キョン「よう、おかえり」
橘「……いうとおりにしたら、すごく怒られたのです」
佐々木「まず橘さんからシャブ中の五体不満足にしてあげようか?」
橘「って」
キョン「うん、佐々木団に行く気が0を通り越してマイナスに突入した」
橘「うぅ、そんな事は言わないでほしいのです」
キョン「ハルヒと別の意味でブッ飛び過ぎだろ佐々木」
橘「それで、このワンコなんですけど……」
キョン「なんで俺の家に連れてきてるんだ」
橘「世話は私がちゃんとやるから、飼ってあげてほしいのです」
キョン「額にマジックで自分のアダ名が書かれた犬を飼え……ってもう罰ゲームの域だな」
キョン「……それ、本当に野良犬か? 見覚えがすごくあるんだが」
橘「野良犬なのです」
キョン「……ルソー?」
ルソー「ワン」
キョン「野良犬じゃないよな、ルソーだよな」
橘「……野良犬だと勘違いしてしまったのです」
キョン「首輪どころかリードがついたままなんだが」
橘「……ぐすん」
キョン「あー、泣くなって。 とりあえず阪中が探してるはずだから、ごめんなさいして返してこい」
橘「……わかったのです」
キョン「ちゃんと返してきたのか?」
橘「もちろんなのです! 熨斗を付けて返してきたのです」
キョン「明らかに余計な事したな、うん」
橘「……さて、ハンドパワーを再開するのです」
キョン「あと34時間?」
橘「34時間やるのです」
キョン「明日はSOS団の不思議探索があってだな」
橘「断念するのです」
キョン「うん、いい子いい子」
橘「頭を撫でないでほしいのです」
橘「オバマ大統領がノーベル……えーと」
キョン「平和賞な」
橘「……ちゃんと覚えてたのです! 先に言わないでほしいのです!」
キョン「すまんすまん、それで?」
橘「オバマ大統領はノーベル平和賞を受賞したのです、すごいのです」
キョン「朝比奈さんを拉致っておいて平和を語るとはな」
橘「だからキョンさんも佐々木団に入ればいいのです」
キョン「意味がわからない」
橘「分かってほしいのです」
キョン「とりあえず、橘の頭の中が平和なのは分かった」
キョン「さて、ここにトンガリコーンが一箱」
橘「焼きとうもろこし味なのです」
キョン「このトンガリコーン、なんと」
橘「なんと?」
キョン「指にはめれば武器になる」
橘「すごいのです! キョンさんは天才なのです!」
キョン「よし、そんじゃ食おうか」
橘「いただきますなのです」
キョン「さて、おやつも食べた事だし」
橘「美味しかったのです」
キョン「俺は昼寝するから、帰ってくれ」
橘「分かったのです、おやすみなさいなのです」
キョン「」
橘「」
キョン「」
橘「」
キョン「」
橘「」
キョン「……早く帰ってほしいんだが」
橘「私も昼寝したいのです、ベッドのスペースをもう少し空けてほしいのです」
キョン「人の話聞いてる?」
橘「ねぇキョンさん、起きてほしいのです」
キョン「……なんだ」
橘「私、抱き枕がないと寝れない体質なのです」
キョン「へぇ」
橘「だから、その……///」
キョン「はい、抱き枕」
シャミセン「にゃあ」
橘「すごくありがたいのです」
シャミセン「フシャー!」
橘「この抱き枕アグレッシブ過ぎるのです」
キョン「……昼寝から起きたものの、特にやる事もないという」
橘「佐々木団に来ればいいのです」
キョン「シャブ中の五体不満足にはされたくない」
橘「それじゃ、佐々木さん達をここに呼ぶのです」
キョン「おい」
橘「もうメール送っちゃったのです」
キョン「」
橘「」
キョン「」
橘「」
キョン「」
橘「……返信が来ないのです」
キョン「よしよし、いちいちそんな事で涙目になるんじゃない」ナデナデ
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キョン「早くやれよ」
橘「ちょっとふざけただけですよ」
キョン「拍子抜けだな」
橘「閉鎖空間の外ではただの女の子なのです!」
キョン「お前には失望した」
橘「えっ」
キョン「そっち側に付くことも考えてたのに」
橘「えっ」
キョン「あーあ、時間無駄にした…まだいたのか、帰れ」
橘「えっ」ウルウル
橘「じ、じゃあ私がハンドパワー使えたら佐々木さん側に来てくれるんですね!?」ウルウル
キョン「まだいたのか?」
橘「来てくれるんですね!?」ズピ
キョン「わーったよ…鼻水ふけ」
橘「約束でずがらねぇっ!」
キョン「ドクターマリオでもやるかな」
橘「おいっ!聞けっ!」
キョン「ほれ、2コン」
橘「…レベルは低めでお願いするです…」
キョン「お前弱すぎるぞ…喋ってないで集中しろよ」ピコピコ
橘「黙っていられますか!いいんですね!?約束ですからねっ!」ピコピコ
キョン「へいへい、本当に使えるようになったらな」ピコピコ
橘「きぃ~!絶対使えるようになってやるのです!」
キョン「ま、がんばればぁ~くぁっかっかっw」
橘「んんっもう!黄色カプセルさえ来れば!」
キョン「はい俺の勝ち」
橘「も、もう一回勝負なのです!」
橘「…という訳なのです」
佐々木「…」
橘「言質を取ったのです!」
佐々木「橘さん、キョンの家にいったの?」
橘「はい!」
佐々木「そんな仲よかったっけ?」
橘「よかないですよあんな唐変木!」
佐々木「でも一人で訪ねたんでしょ?」
橘「はい!勧誘なのです!」
佐々木(いいないいな…なんでそんなことできるんだろ…)
橘「言質を取ってきたのです!褒めてください!」
佐々木「うん…ところで橘さん」ナデナデ
橘「えへへ、なんですか?」グリングリン
佐々木「使えるの?ハンドパワー…」
橘「…」
佐々木「おい」
佐々木「なんで出来もしないこと言うかな君は…」
橘「だって…私がハンドパワーつかえたりゃこっぢ来てぐれりゅっで…」ジワ
佐々木「うん」
橘「わだじうれじぐりゃりゅへひゅみゅひゅりぇ…」ブワー
佐々木「うんうん、手掛かり見つけて舞い上がっちゃったんだね」
橘「ごみぇなひゃえひゅへゅへふゅ」ポロポロ
佐々木「泣かないで?橘さんは頑張ったんだね」
橘「ぶわぁあああん佐々木さーん」オ-イオイオイ
佐々木「じゃあその頑張りを無駄にしないように、ハンドパワー、頑張ろう?」
橘「はいっ!」
佐々木「じゃあ私は山籠りの仕度してくるね」
橘「はいっ………え?」
橘「佐々木さん、え?山籠り?それは必要なのですか?」
佐々木「残念だけどハンドパワーの習得の方法は解ってないんだよ」
橘「だからっていきなり山籠りしてどうするです!」
佐々木「修行と言ったら山籠りでしょ?」
橘「いや、まずは情報収集しましょうよ!」
佐々木「ええっもう準備しちゃったよ」
橘「はやっ!」
佐々木「君はコレね」
橘「胴着だけですか…」
佐々木「私はジャージと、色付メガネ、竹刀、食料、簡易ストーブに…」
橘「随分かさばるですね…持てるんですか?」
佐々木「君が担ぐんだよ。もう修行は始まっているからね」
橘「そ、そうだ、まずは図書館でハンドパワーについて調べるです!」
佐々木「ええー、面倒だなあ」
橘「そんなこと言わずに…ねっ?はいっしゅっぱぁつ!」
図書館
橘「佐々木さん…真っ先にサバイバル関連の本探しに行っちゃいました…」
橘「さて、そもそもハンドパワーってなんなんでしょうか…」
橘「えーっと……」
橘「ミスターマリック?なんですかこの胡散臭いオッサンは…」
橘「ええっと…なんだ、手を使わずにモノ持ち上げたり空中浮遊するだけか…」
橘「閉鎖空間にキョンさん連れて行っても…」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
キョン「はあ?俺は超能力じゃなくてハンドパワーが見たいんだ」
キョン「お前には失望した」
キョン「死ね」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
橘「あう……」ウルウル
橘「どうしたらキョンさんに納得してもらえるんでしょうか…」
佐々木「やあ、収穫は…その様子じゃ無かったみたいだね」
橘「あうう…」
佐々木「じゃ、行こうか?長野県の霧ヶ峰なんかいいと思うんだけど」
橘「嫌なのです!」
佐々木「もう観念しなよ…」
橘「そうだ!インチキでキョンさんを騙せば…あの人単純だから絶対騙せるのです!」
佐々木「橘さん…君って人は」
橘「手品の本が参考になるかもしれません!確かあっちに…」
佐々木「橘さん…君って人は…」
橘「お願いしますぅ!それくらい大目に見てくれたっていいじゃないですか!」
佐々木「橘さん…君って人は…」
橘「そんな目でみないでください!ううう解りました!行きます行きます!うえええん」
佐々木「じゃ、行こうか」ニコ
橘「ああ~ん!うわあ~ん!」
長野県 霧ケ峰 某所
佐々木「くぉおおおおっ!寒い!寒いねえ橘さん!」
橘「はあ、はあ、はあ、はあ…ささきさん…待ってぇ…」ガチャガチャ
佐々木「しかしアレだね、綺麗な所だよ!ほら、あの景色を見てよ橘さん!」
橘「はあ、はあ…やっと…着いた…」ペタン
佐々木「橘さん、冷たいアスファルトに座ると痔になるよ」
橘「………」スク…フラフラ
佐々木「ここからは獣道だからね!?少し休憩しよっか!」
橘「ううう…汗が凍りそうなのです…寒い…寒い…」ガタガタ
佐々木「橘さーん!苔桃アイスクリーム買ってきたよー」
橘「わ、わあおいしそうなのです…」ガタガタ
佐々木「少し観光してこうか」
橘(どこかに腰掛けたいです…)ガタガタ
佐々木「じゃあさっきコケモモソフト買ったとこに行こうか」
橘「おおおおね、おね、ねがががいますすす」ガタガタガタガタ
(口が噛み合わないのです…)
佐々木「こんにちは!」ガチャ
店員「らっしゃい」
室温△
橘「は…はあぁぁぁぁぁ~~~……」
佐々木「橘さんなんで泣いてるの?」
橘「はああ…はあああ~~…」
佐々木「クス…へんな橘さん☆」
店員「あれ?君…観光かい?それにしては凄い軽装だけど」
佐々木「あ、荷物はあの子が背負ってるんです。あの胴着着てコロッケ食べてる…」
店員「ああ、あれだけの準備があるなら…てか凄いねあの子…格闘家…にしては小柄だな…」
佐々木「まあそんなとこです」
店員「でもね、今はやめといたほうがいいよ。今は熊が冬ごもりの時期で気が立ってる」
佐々木「そうなんですか」
店員「しかも巨大な熊の目撃例があってね…噂じゃヒグマがいるらしい」
佐々木「まさかぁ!北海道じゃあるまいし…」
店員「そのくらいデカイってことさ…400kg級らしいよ。だから帰ったほうがいい」
佐々木「ありがとうございました!では!」
店員「あ、おい君…」
橘「牛肉ころっけおいしいのです…おいしいのです…」むしゃむしゃメソメソ
鬼だな佐々木
橘「ホットミルクあたたかいのです…あたたかいのです…」メソメソチビチビ
佐々木「橘さん!当面の目標が決まったよ」
橘「おさとうをいれるとあまいのです…あまいのです…」メソメソ
佐々木「修業期間は2か月間!もしくは巨大熊の討伐だよ!」
橘「あなたはささきさんじゃない…あのやさしいささきさんをかえせ…」
佐々木「きっとその熊は山の主だろうね…そいつの生キモを食べれば凄いパワーが宿るはずだよ」
橘「くまって…絶対無理ですよ…」
佐々木「楽しみだなあ!これでキョンと一緒にいられる…!」
はっちゃけてるな、佐々木www
橘「むりなのです…むりなのです…」メソメソ
佐々木「何度も諦めよう、忘れようって思ってたのに…グス、キョン…早く会いたいなぁ…」
橘「むり…む…り…」
佐々木「ありがとう橘さん、君のお陰だよ…君と知り合えて…本当に良かった…うっ…ぅ…」ポロ
橘「………」
佐々木「頑張ってね!橘さん!信じてる!誰よりも!」ポロポロ
橘「………」
橘「……くっ……ぅぅぅ~……」ポロポロ
橘「この、橘京子におまかせなのです!!」
佐々木「わあい!橘さん大好き」チュッチュ
橘(佐々木さん…大好きな佐々木さん…佐々木さんのために…京子は頑張ります!!)
操作されてるなぁ
佐々木「ふう、ふう、ここなんてどうかなぁ橘さん」はぁはぁ
橘「適度な広さに川もありますね!!」ゼーゼー
佐々木「うん、ここなら自給自足でやっていけるはずよ」
橘「よっしゃあ!燃えてきました!!」
佐々木「スゴイ!頼もしいよ、橘さん素敵!」
橘「カラダの中が爆発しそうなのです!熊でも虎でもかかってこいなのです!シャーコノヤロー!」
佐々木「橘さん…」
橘「そりゃもう凄いハンドパワーを修得するのです!!寒さがなんだこのやろー」シュッシュッシュ
佐々木「橘さん…」ギュ…
橘「ひ、ひゃあ!」ボッ
佐々木「頑張って…体に気をつけてね…大好きだよ…」
橘「あ…あ…」ギュ
佐々木「ね…目…閉じて…」
橘「ひゃあ……………ひゃあ…」
橘「…んむぅ~…」
佐々木「そうだよ…そのまま動かないで…」
橘「んゆ~」
(ちゅー!ちゅーして!)
佐々木「そう…そのまま…」
橘(焦らさないでください佐々木さん!ほら!さあ!)
ソリソリ
橘(?)
佐々木「はい、おしまい」
橘「あえ?」
佐々木「山籠りといったらやっぱり片眉落としよね」
橘「え?……ひいいっ!なんじゃこりゃー!」
佐々木「2か月あれば生え揃うと思うよ!じゃあ私はテレビ塔のホテルに予約取ってあるから!」タッタッタ…
橘「………」
橘「………………わ…寒くなってきた……のです………」ブルッ
マス橘www
初日
橘「………」
橘「修行って…何をすればいいんでしょうか…」
橘「滝にでも打たれてみますかね…」
橘「すこし向こうに滝が見えます…」
橘「……」
橘「…いや、やめとくです…けして怠けてると言うわけでは無いけど…」
橘「そうだ…食べ物…まずは食料の確保なのです……ええっと…確か野草の本が…」ガサガサ
橘「ええっと…食べられる山菜…」ペラペラ
橘「この季節は…おお、いろいろあるのです…」
橘「やまいも…きくいも…きのこ…」
橘「体力があるうちに辺りを探してみるのです…」
橘「うう…全然見つかりませんでした…」
橘「そのかわり色んな木の実をゲットしたのです!」
橘「栗とー胡桃とーあとは…」
橘「ええっと…」ペラペラ
橘「これはシイの実…これがグミの実…」
橘「これはボリュームありますねえ…えっと…あけび?」
橘「何か希望が見えてきたのです!!」
夜
橘「ガチガチガチガチガチガチガチ」
橘「ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチ」
橘「ささささむいのです!」
橘「凄く寒いのです!!」
橘「死にそうに寒いのです!!!」
橘「さむい!いや、痛い!もう痛い!」
橘「荷物の中にあった携帯スコップと倒れた木と葉っぱで!!」
橘「とりあえず風を防ぐねぐらを作ったのはいいとしても!!」
橘「寒いのです!!!」
橘「空気自体が冷たいのです!!湿気が凄いのです!!!」
橘「ガチガチガチガチガチガチガチ」
橘「ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチ」
橘「明日の朝日は拝めるのでしょうか!!!」
橘「ガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチガチ」
橘「昨日は散々でした…」
橘「まずやることは環境をなんとかすることだったのですね…」
橘「食糧を前に凍死は間抜けなのです」
橘「焚き火も薪を沢山用意しておかないといけませんでした…」
橘「夜中に薪拾いには行けないですしね」
橘「行き当たりばったりでは駄目なのです…」
橘「昨日判ったこと…それは夜は怖いってことです」
橘「視界がゼロなのであらゆる行動が制限されます…」
橘「街にいた時は考えたこと無かったなあ…」
橘「あとは、そうですね…あの寒さでも死ななかったのは嬉しいことです」
橘「ポジティブ思考で行くのです…適当に創った住居、やはり隙間風もあったことでしょう」
橘「このねぐらをもっと改良すれば、この先そこで凍死することは無くなる…というわけです」
橘「と言うわけで今日の課題、薪拾いとねぐらの改築なのです!」
橘「……」テクテク
橘「…あれは…?」タタタ
橘「あっ!」
橘「これ…ナタだ!」
橘「すごいすごい!これがあれば太い枝もおとせるのです!」
橘「でも何でこんな所に…?」
橘「前に誰かがここで忘れて言ったのでしょうか…?」
橘「何にせよ、コレは借りておきましょう!」
橘「それ!ほいっ!」バシバシ
橘「かなりの切れ味なのです!」
橘「今日一番の収穫なのです!!」
橘「うんせ」バサッ
橘「うん…これだけ葉っぱを重ねれば隙間風も無くなるのです」
橘「そして地面にもたくさん枯れ葉を敷き詰めました!」
橘「思い返せば土の上に直接寝ると、服が湿ってくるのです!」
橘「湿った服は寒いのです!!よく湿った服であの極寒を乗り切ったものなのです!!」
橘「そして荷物の袋を切って、入口を塞ぐ暖簾を作りました!これで寒さ対策はバッチリなのです!」
橘「薪もいっぱいゲットなのです!」
橘「薪と一緒に木の実やきのこもたくさん見つけました!!」
橘「たくさん食べてカロリーを蓄えるのです!脂肪を纏うのです!!」
橘「わたしおっぱいちいさいなあー!!!」
橘「あははははははっ!!」
橘「今日はもう寝るのです!明日は魚でもとりますかな!!おやすみなさい!!」
橘「それでも…寒いことには変わり無いのです…」ガチガチガチガチ
>>91
>わたしおっぱいちいさいなあー!!!
萌えた
3日目朝
橘「そういえば荷物の確認してませんでした」
橘「佐々木さんに許可された荷物はこれだけです」
橘「まずこれ。ナイフです。SOGって書いてあります。いまのところあまり使ってません」
橘「次もナイフです。さっきのより小さいです。木の実の硬い皮剥くのに使ってます」
橘「タオルケットです。薄くて寒さを凌げるものではないです」
橘「携帯型の小さいスコップです。コレがなければねぐらは作れませんでした。つまり死んでました」
橘「ライターです。燃料がブタンの一般的に言う100円ライターです。残量ごく僅かです。」
橘「以上です。あとはそれを入れる袋です。コレは今暖簾として使ってます。」
橘「実はこっそりライターを一つ持って来ました…」
橘「だって佐々木さんから受け取ったライターじゃ2か月もちませんし…」
橘「そして昨日拾ったナタです。大活躍してます」
橘「正直言って木の実だけでは体が持ちません…」
橘「今日は魚を取ります」
橘「ですが道具がありません」
橘「だから昔教育テレビで見た方法を試すつもりです」
橘「お魚は普段、岩の下に隠れているそうです」
橘「なので、その岩に強い衝撃を与えると、お魚が気絶するらしいです」
橘「ふんぬおぉおおおおっ」グググ
橘「そいやっ」ガシャ
橘「………」
橘「………」
橘「一回で成功するなんて思っちゃいないのです…」
ソリャ ガシ オリャ ガン ヤッ ドガ
橘「んんん…」ググ
橘「やっ!」ガイン
橘「…………あっ!」
橘「体感時間で2時間やって3匹取れました!」
橘「綺麗な銀色のが二匹と、緑のが一匹なのです!」
橘「緑のほうは食べ応えがありそうなのです!」
橘「早速頂くのです!」
橘「まず内臓を取ります」
橘「魚のお腹がプニプニしているのです!命の鼓動を感じるのです!」
橘「でも死んでもらいます」ポツ…
橘「正直言って」ビビビ…
橘「こういう状況だと…」グリリ…
橘「可哀そうだとかグロイって気は全く起きないのです!!」ブチチッ
橘「さかなさかなさかな~さかな~を~たべーるよ~♪」ポツ…グリリ…
三週間後
橘「いいですよ…そう…もすこし…もう少し…」
橘「…………」
橘「……今なのです!!」バシュ
キジ「キャーーン」
橘「やったあ!射止めたのです!」
橘「こんな所に牛殺しの木があったのは幸運でした…」
橘「牛殺しの木は宮大工さんが使う工具の素材で」
橘「メチャクチャ硬い木なのです!」
橘「雪の重みでしなったウシ殺しの木が、雪解けと共に跳ね起きて…」
橘「たまたまそこにいた牛を叩き殺したといわれる木なのです!」
橘「細い牛殺しで弓矢を作ったのです!!」
橘「幸運は他にもあったのです!!」
橘「森を散策していたらビニール袋を拾ったのです!!」
橘「ビニール袋の中には…」
橘「なんと!!」
橘「ビニール袋が沢山入っていたのです!!」
橘「眠るときはビニール袋を丸めてタオルケットと体の間に挟みます!すると!」
橘「空気の層ができて寒さを防いでくれるのです!!」
橘「いやあ、久しぶりの快眠でした!!」
橘「あっはっはっはっは!」
橘「この方法は北海道のホームレスのおじさんに教えてもらいました!」
橘「本当は新聞紙のほうが暖かいそうですが…」
橘「今なら新聞紙が一枚あったらそれでケツを拭きたいですね!!」
橘「はっぱで何度もお尻を切りました!腫れるし!もう慣れましたけどね!!」
橘「あーっははははははは!!」
佐々木「やあ」
橘「あっははは!あは、あはは…はは……」
佐々木「元気だったかい?」
橘「はは…はあ…はああっ!はああああああっ!」
佐々木「元気そうで何よりだよ」
橘「さ、さ、ささきさん!」
佐々木「どう?何か掴めた?」
橘「…?」
佐々木「ハンドパワーだよ」
橘「………?」
橘「………………」
橘「!!!!!」ビクーン
佐々木「首尾はどうだい?」
橘「あわわわわハンドパワー!そう!ハンドパワー!もう少しなのです!もう少しなのです!」
佐々木「本当!?すごいすごい!やっぱり橘さんだね!」
橘「あのあのあの、その…まだ2か月経ってないですけど…どうしたですか…?」
佐々木「ちょっとね…猟友会の人に聞いたんだけど、例の熊がテリトリーを変えたらしいんだ」
橘「はー…え?それって…」
佐々木「つまりこの辺りに現れる可能性があるってことさ」
橘「えええっ!じゃあすぐ住居を畳まないと…」
佐々木「え?なんでだい?」
橘「だって熊ですよ?殺されちゃうのです!」
佐々木「そんな大げさな…」
橘「いやいやいや!いや!400kgですよ!」
佐々木「おっきいね」
橘「おっきいねってアンタ!おっきい=破壊力なんですよお!?」
佐々木「おおきい動物って可愛いじゃないか」
橘「そうだ佐々木さんマジカルバナナしましょう!熊と言ったら?」
佐々木「りらっくま☆」
橘「あああもう!!…わたしは三毛別羆事件て答えるですよ…」
三毛別羆事件こえー
佐々木「とにかく山の主のキモを食べれば凄いパワーを取り込めるはずさ」
橘「主って…あ!佐々木さん前に蟲師読んでましたよね!ダメですよアレはフィクションなのです!」
ザザッザザッピーピーピー
佐々木「あ、トランシーバーが…猟友会の人だ…はい、はい、解りました。帰ってこいって」
橘「帰りましょう!すぐに一緒に帰りましょう!」
佐々木「そんな…じゃあハンドパワーは…」
橘「無理ですって!ね!?ここは帰って別の作戦を…」
佐々木「じゃあ私が熊を倒す」
橘「はああ!?」
佐々木「ナイフを貸してくれ」
橘「ナイフなんか無駄なのです!銃でも危険な相手なのです!!」
佐々木「………でも」
佐々木「でも…でも私は…キョンが…キョンが…」ポロポロ
橘「佐々木さん…そこまで…キョンさんのこと……」ジワ
佐々木「橘さんは戻って…私が…刺し違えてでも…」ポロポロ
橘「うっ…うっ…佐々木さん」ガシ
佐々木「離して…私が…熊をやっつけるから…ふぐ…ひぐぅ…」
橘「離しません……」
佐々木「はなしてよお…キョンが来てくれるの…夢が叶うの…」
橘「うっ…うっ…佐々木さん、佐々木さん…わかりました…私がなんとかするのです」
佐々木「私も手伝う…」
橘「ぐしっ……いーえ!佐々木さんはサバイバルの素人なのです!ここは私に任せるのですよ!」
橘「なあに、私はここで三週間生きてきたのです!熊が出ても対応できるのです!」
佐々木「橘さん…橘さんっ…ごめんね、ごめんね…」
橘「でも…もし私が戻らなかったら…勇気を出して…キョン君さんに気持ちを伝えるですよ…?」
橘「なーんて、私は必ず戻ってきますけどね!熊抱えて!」
橘「ほら、猟友会の火薬の臭いがします…来た道を300m進めば合流できるのです」
佐々木「橘さん…!ありがとう…大好きよ…」タッ
夜 第二橘家
橘「とはいうものの…」
橘「このクソ広い森の中で熊と合う確率ってどのくらいなのですかね…」
橘「………」
橘「佐々木さん…恋する乙女で盲目になってたんですね…」
橘「そりゃそうか…あの冷静な佐々木さんがキョンさんのことになるとコレだもん」
橘「私もいつかそういう男性と出会えるのでしょうか…」
橘「…………」
~~~~~~~~~~
キョン『ほれ2コン』
~~~~~~~~~~
橘「なんでそこであの男思い出すですか!」
橘「これは…そう、妹がお姉さんの玩具を欲しがるのと一緒なのです」
橘「一緒…一緒に…キョンさん…」
ガサッ
クマ「フッフッフッフッフッフッフッフ……ガフッ……クンクン」
橘「……………」
橘「………………………………」
橘「…………………………・」
クマ「ゴフッゴフグフ……グルルルルル……」キョロキョロ
橘「……………………・」
クマ「スンスンスンスンスン……ゴフゴフ……」キョロキョロ
橘「…………………ヒィ……ッ」
クマ「……………!」ピクッ
橘「…………………」ポロポロ
クマ「………?………?」キョロヨロ
橘「……………………」ギュ
クマ「…ガフッ」
ガサガサガサ
橘「………………」
橘「………………………」
橘「……………………」ブル…
橘「……………………」ブルブル
橘「……………………」ガタガタガタ
橘「……………………」ガチガチガチガチガチ
橘「……………………」ガチガチガチガチガチ
橘「……………………ふ…」ガチガチガチガチガチ
橘「………………ぅぇぇぇ……」ガチガチガチガチガチ
橘「えっ…えっ……えっ……」ガチガチガチガチガチ
カワイソスwwwwwwww
橘「一睡も出来ませんでした…」ガタガタ
橘「400kg?バカいっちゃいけません」ガタガタ
橘「牛より頭一つ出てました…」ガタガタガタガタガタガタ
橘「弓でなんとかなるレベルじゃないです…」ガタガタ
橘「主ってのは本当なのかもです…」ガタガタ
橘「今日里に戻るのです…修業は終わりなのです…」ガタガタ
橘「そしてみんな避難させなきゃ…」ガタガタ
橘「佐々木さんも解ってくれるのです…」ガタガタ
橘「解ってくれなくてもいいです…佐々木さんに嫌われてもいいです…」ガタガタ
橘「佐々木さんを遠くから見られるだけで幸せなのです」ガタガタ
橘「ううう…怖い…怖いよう…」ガタガタ
カサ…
橘「ひいっ!」ガクガク
橘「……?」ガタガタ
橘「はやく…はやくここから離れなきゃ…」ビクビク
パキン
橘「きひぃ!」ビク
橘「だれ?」
橘「……」ビクビク
橘「……ふぇっ…ふぇえっ…」ブワ
橘「くうっ……」グッ
橘「急がなきゃ…急がなきゃ…」カクカク
バサバサッ
橘「ひっ…もうヤダっ…!助けてっ…誰か、誰か…!」カクンカクン
橘「まだ着かない…まだ着かない…」ガクガク
橘「食べられちゃう…怖い…いや…そんなの……」ガタガタ
橘「ヒイイッ」ビクッ
シ―――――――――――――――――――――――ン
橘「……?」
橘「ヒーッ」ドキッ
シ――――――――――――――――――――――――――ン
橘「ハァ―――ハァ―――ハァ―――ッ」
橘「落ち着け…落ち着け…怖くない…佐々木さんが待ってる…キョンさんが待ってる…」
橘「怖いのは今だけ…もうこわくない…もりをでる…」
橘「急ぐと駄目…ゆっくり…熊はいない…熊は…くま…熊…!ひいいいっ」ペタン
チョロロロロロロ……
橘「あっあっ駄目…おしっこでちゃダメ…臭いが…だめ…だめえ……」
>橘「あっあっ駄目…おしっこでちゃダメ…臭いが…だめ…だめえ……」
萌え死んだ
橘「あ…え…?日が…もう…こんな時間に……」
橘「そんな…普通ならもう…着いてるのに…」
橘「そうか…こんなペースだから…時間が…」
橘「急がなきゃ…やっぱり急がなきゃ…殺される…殺されてから食べられ…うぷっ」
橘「けぽっけぽぽっおええ…」パシャパシャ
橘「ひいいいーひいいいーひいいー…」
ギャーッギャーッバサバサ
橘「嫌ぁあああ!!嫌ああああ!!やめて!殺さないでえ!!嫌だ!いあだー!!」
し―――――――――――――――――――――――――――――ん
橘「ううううううううううううううううううううううう」
(いっそ熊と対決してみてはどうだろうか)
橘「うううううううううううううううううううううううううううううううう」
(勝てる可能性は少ないが0ではない悲観するな戦え)
橘「うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう」
(仮に勝てなかったとしてももうこれ以上怖い思いはしないですむぞらくになるぞ)
橘「うううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううううう」
(さあ戻れ来た道を戻れこのまま進めば熊がいるぞその木の影にいるぞ)
橘「うううううううううううううううううううううううう、ううううううううううう」
(そのまま進めば熊がいるぞ戻っておけばよかったと後悔するぞ)
橘「う―――――――ッう――――――――――ッう―――――――――ッ」
(死ね!死ね!死ぬのだ!死んで楽になれ!叫べ!呼べ!熊を呼べ!)
//
/ / パカ
//⌒)∩__∩
/.| .| ノ ヽ
/ | | ● ● |
/ | 彡 ( _●_) ミ 呼んだクマ?
/ | ヽ |∪| /_
// │ ヽノ \/
" ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄(..ノ
>>134
不覚にも吹いたwww
橘「さっさささっささきさんささきさんっさきさんさささささきさんさきささん……」ズリ…ズル…
(まだいうかッ!奴はクズだッ!お前を嗤っているのだ何故気づかぬッ)
橘「キョ…キョき…キョンさん…キョンさん…たす…たすけ…こわ…こわいよ…」ズリ…ジリ…
(思いだせッそいつのせいだッ憎めッ憎めッお前を殺す計画なのだッ全員グルだッ)
橘「あいたい…あいたいよう…ひい……ひい………」ズリ…ズリ…
(死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ死ねッ)
橘「もう少し…もう少しで…道が見える…そうしたらまた…頑張れる…」ズリ…ズリ
バササッバサッ ドトッ
橘「―――――ッ!」
(後ろを見てみろ)
「フーッフーッフーッ」
橘「…………」
(後ろを見ろ)
橘「……………」
(負けを認めろ)
フーッフーッフーッ
(ゆっくり振り向け)
フーッフーッフーッ
(そうだゆっくりだ)
グルルルルルル
(叫ぶなよ?飛びかかってくるぞ)
ガフッ ガフッ
(声も出ないか?お前は今からコイツに食われる)
(今はお前の様子を観察してるだけだじきに飛びかかる)
(楽には死ねぬぞしかし心配するな必ず死ねる)
(喰われて熊を喜ばせろ熊のため糧となれ)
(明日にはお前は糞となって草叢に転がるのだ)
「いやああああああああああああっ!!いやああああああああああああ!!」
「お願いやめてなんでもします殺さないで助けて助けて嫌嫌あー」
「来るっ!来た!ひいいこんなのヤダヤダヤダ!ああああああああ!!」
(はははははははははははははははははははははははははははははは)
ガフッゴアアアアアアアッ
ゴハッゴハッガホァッ
橘「あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、あ、」
グハッゴハッグルルガアアアア!
九曜「――――こん―――ばん―――――は」
橘「あっ…あっ…ああっ…」ポロポロ
ガッ…カッ…
橘「ああ~~~~~っ…ああーっ」ボロボロ
九曜「ハンド――――――パワー――――きて――――ます――」
橘「……」パタ…
ゴアッゴアアッガハッ…
九曜「――――きて―――――ます―――」
九曜「なぜ――――わたしに―――――言わない――――の――」
橘「いや、なんでって言うか…」
九曜「私なら―――貴女に――――ハンドパワー―――」
橘「あー…いや、ごめんなさい…」
九曜「私は――――――信用――――――無い?」
橘「ごめんなさいなのです!その話はまたあとで!」
九曜「――――正直――――――へこむ――――――」
キョン「お前大変だったんだってなあ…」ピコピコ
橘「そうなのです!もう大変だったのです!なんで知ってるですか!」ピコピコ
キョン「佐々木から電話で聞いたんだよ…わんわん泣きながら『私のせい私のせい』って…」テューン
橘「それ…録音してあるですか?」ピコピコ
キョン「いや…」
橘「使えねー男なのです!」
キョン「しかしお前が熊倒すって…信じられんな…佐々木の説明も要領得ないし…」
橘「ハンドパワーで倒したのです!」
キョン「うそくせー…ほい俺の勝ちっと」
橘「もう一回なのです!」
キョン「で?使えるようになったのか?」
橘「ハンドパワー?」
キョン「ハンドパワー」
橘「熊を倒すのに全て使ってしまったのです!」
キョン「じゃあ駄目じゃないか」
橘「難易度もっと上げていいですよ」
キョン「お前すぐ負けるだろ…最大っと…」
橘「でもとっておきのハンドパワーがあるのですよ」
キョン「難易度最大だから喋ってるとすぐ負けるぞ…」
橘「キョンさん…」
キョン「ん?」
橘「ポショポショ」
キョン「…はあ!?お前いきなり何言ってんだバカ!」カー
橘「よそ見してると負けるのですよ?」
キョン「あっお前…くそ、負けたか…」
橘「やったあ!私の勝ちなのです!!」
キョン「お前が変なこと言うからだ」
橘「ハンドパワーなのです!」
橘「手を使わないでキョンさんを困らせてやったのです!」
おし まい
超乙!
橘可愛かった!
何とか終わった…保守してくれた人ありがとう
読み返したら伏線回収し忘れてるのゴッソリあって凹むわ…
山刀とかビニール袋とか牛殺しは九曜が用意したものとか
熊の襲撃に空の100円ライターで罠作ることとか
キノコ喰ってラリる橘腹下す橘オナニーで体力使い果たす橘とかいろいろ考えてたんだが…
書き溜めないと難しいな
書き溜めなんてしたことないけど
ではおやすみなさい…
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