- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 14:50:32.90 ID:DgEykeyJ0
むかしむかし。と言ってもそこまで昔でもない、江戸時代くらいの話。
日本のどこか。
あるところに、女の子2人で経営している、まったく繁盛しない、
今にもつぶれてしまいそうなうどん屋がありました。
- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/03/13(土) 14:50:51.16 ID:qS79Y0s20
-
ほうほうそれで?
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
----------------------------------------------------
-------------------------------------
-----------------------
律「はぁ・・・・・。今日は1人もお客がこなかったな・・・・。」
澪「ここ一月はほとんど客が入ってないからな・・・・」
律「私と澪がこのうどん屋をはじめてもう結構たつけど、流行ったことなんて
一度もなかった・・・」
律「そろそろ生活も限界になってきた・・・。金がないから新しいダシの研究
もできない・・・・。」
律「もう店を閉めて別の仕事を探すしかないのかな・・・・」
澪「律・・・・・」
律「ごめんな・・・澪。こんな私についてきてくれて。」
澪「なにいってんだよ、律。私たち幼馴染だろ」
律「澪・・・・ありがとう・・・・」
雨戸「ドンドンドン!!」
さわ子「開けんかい!!ゴルァ!!」ドンドン
澪「ひっ!?」
律「まずい・・・。お役人が来た・・・」
さわ子「居るのはわかっとんじゃい!!ボキャア!!」ドンドン
律「税を取りに来たんだ・・・」
澪「・・・・・」ブルブル
さわ子「ちっ、また来るからな!税を払えなかったらSATSUGAIするぞ!!」
律「・・・・・・」
律「もう行ったみたいだぞ。澪。」
澪「うん・・・・・。」
律「でももう税を払えるだけの余裕もないよ・・・・」
澪「・・・・・・・」
律「これから私たちはどうすればいいんだよ・・・・」
-------------------------------------------
------------------------------
----------------
------翌朝
律「ふぁぁ・・・・。よく寝た」
澪「ZZZ」
律「しっかし今朝はかなり冷えるな・・・・」
律「雨戸をあけるか」
雨戸「がっ、がっ」
律「雨戸の建付けが悪くて、なかなか開かない・・・。
お役人がいつも雨戸を強く叩きまくるからだな・・・・」
律「ふんっ」ガラガラ
律「あいたあいた」
律「げっ、雪積もってんじゃん。どうりで冷えるわけだ」
律「・・・・・・・」
律「今日も客はこないんだろうな・・・・」
律「はぁ・・・・・」
律「・・・・・・」
律「・・・・ん?」
律「!」
律「あれは・・・・・人?」
うどん屋の近くの雪の上に女の人が倒れていた
律「やっぱり人だ・・・・!」タタタ
律「おい!大丈夫か!?」ユサユサ
女「うぅ・・・・・」
律「よかった。生きてる」
律「家の中に運ぼう」
律「よっこらせ」
-----------------------------------------
------------------------------
---------------------
------うどん屋
律「澪!澪!」
澪「ん・・・・。どうした?律」
律「寝てる場合じゃない!道に人が倒れていて、運んできたんだ!」
澪「え!?」
律「とにかく体が冷たいんだ!暖めよう」
澪「わかった!」
----------------------------------
-------------------------
-------------
女「うっ・・・・」
律「お!目を覚ましたか」
女「ここは・・・・?」
澪「うどん屋・・・・・。まあ私たちの家だ」
女「私は一体・・・・?」
律「ここの近くの道に倒れていたんだ。慌ててここまで運んだよ」
女「助けてくれたんだ・・・・。ありがとう」
律「へへ!いいってことよ!」
澪「私は澪」
律「律だ」
女「じゃあ、澪ちゃんとりっちゃんだね!」
律「(いきなりりっちゃんかよ)」
澪「名前は?」
女「唯だよ」
律「唯はどこからきたんだ?」
唯「えーとね・・・・・・」
唯「・・・・・・」
澪「どうした?」
唯「・・・・・あれ?」
律「?」
唯「お、思いだせない・・・・」
律「思いだせないって・・・・・?」
唯「ここに来る前のことが思い出せないの・・・・・」
律澪「え!?」
律「思いだせないって・・・・・?」
唯「ここに来る前のことが思い出せないの・・・・・」
律澪「え!?」
唯は雪の上で倒れ、衰弱して、律たちに助けられたが、後遺症で記憶を失っていた。
律「唯・・・・・記憶が・・・」
唯「・・・・・・・」
澪「・・・・・・・」
律「・・・・・・・」
澪「と、とりあえず、今はゆっくり休め」
律「そうだな」
唯「うん・・・・・・」
----------------------------------------------
---------------------------------
--------------------
-----夜
律「今日も客がこなかった・・・・・」
澪「そうだな・・・・・」
律「・・・・・・・」
澪「唯はどうするんだ?」
律「どうするって?」
澪「唯は私たちに会う以前の記憶がないだろ。だから帰るべき場所がわからない。
だれか面倒をみる人が必要だと思う・・・・」
律「そうだな・・・・・。でも家じゃあ面倒を見れるだけの余裕もないよ・・・・」
澪「・・・・・・・」
澪「まあ数日様子をみてみよう。もしかしたらなにか思いだすかもしれない」
律「そうだな。このまま外にほっぽり出すのも可哀想だしな。」
------------------------------
--------------------
-------
唯「りっちゃん。私お腹すいちゃった」
律「まってろ。いまうどんを作ってやる」
唯「わーい」
澪「昨日も言ったかもしれないけど、私たちはうどん屋をやってるんだ。まったく
繁盛しないけど・・・・」
律「うどんおまち!」
唯「速!?」
律「うちは速いだけがとりえだからな」
唯「いただきまーす」ズルズル
唯「(微妙かも・・・・)」モグモグ
律「(うわっ・・・・・微妙そうな顔・・・・)」
澪「ところで唯はこれからどうするんだ?」
律「どこか行くあてはあるのか?」
唯「それがね・・・・・・。やっぱりなにも思いだせないんだ・・・・」
澪「そうか・・・・・・」
唯「ここに置いてもらうのはだめかな・・・・・・・・?」
律「唯・・・・・・私たちもここに居させたいのはやまやまなんだが、二人で生活
するのにももう限界なんだ・・・・・。だから3人は無理なんだ」
唯「そうだよね・・・・・・」ショボン
澪「・・・・・・・・」
律「まあ、とりあえずまだ元気になってないんだから今は休め」
唯「うん・・・・・・・」
律「うし!今日は久しぶりに風呂でも沸かすか!」
----------------------------------
--------------------------
----------------
律「風呂沸かすなんて何カ月ぶりだろう」
律「いつもなら垢すって水浴びだもんな」
律「薪代だってばかにならないからな~」
律「フー!フー!」
律「よし。こんなもんだろ」
律「やっぱり客人が先だな」
律「お~い。唯」
律「先に入っていいぞ」
唯「いいの?」
律「大事な客人だからな」
唯「じゃ、じゃあお言葉に甘えて・・・・・」
律「ごゆっくり~」
--------------------------------------
---------------------------
-------------
-----唯入浴中
唯「はあ・・・・・。私これからどうすればいいんだろう・・・」
唯「・・・・・・」
唯「ていうかすごいお湯が熱い・・・・・」
唯「なんかグツグツいってるし・・・・」
唯「でもせっかく沸かしてくれたんだから我慢してもう少し入ろう」
--------------------------------------
--------------------------------
------------------------
唯「も、もう限界・・・・・」ザバァ
唯「ふい~」トテトテ
律「お。あがったか」
唯「いいお湯だったよ~。(すごく熱かったことは言わないでおこう・・・・)」
律「じゃあ私もはいってくるか」
唯「う、うん・・・」
律「お風呂~お風呂~」
--------------------------------------
----------------------------
-----------
------風呂場
律「よし。入るか」
律「よいしょ」ピチャ
律「てっ、熱ぅ!?」
律「唯よくこんな熱いお湯に入れたな・・・・・・」
律「・・・・・・・・」
律「・・・・・・・ん?」
律「このにおいは・・・・・・」クンクン
律「こ、これは・・・・・!」
律「・・・・・・」ゴクゴク
律は唯が入った後の熱湯を手ですくって飲んでみた
律「なん・・・・・だと・・・・・」
そう来たか
------------------------------------
------------------------------
---------------------
律「おい!澪!」
澪「どうした?もう風呂はいったのか?」
律「ちょっとこれ食べてみてくれ!」
澪「食べろって、これうどんだろ」
澪「うどんなんて毎日飽きる位たべてるだろ」
律「いいから食ってみろ!」
なんかしんちゃん思い出した
>>40
そう。しんちゃん読んで思いついた
澪「わかったよ」
澪「・・・・・」ズルズル
澪「・・・・・!」
律「どうだ?」
澪「すごいおいしい・・・・!」
律「だろ!?」
澪「どうしたんだ?これ」
>>40
俺もだwww
律「ダ、ダシを変えてみたんだ」
澪「へえ。なにでダシをとったんだ?」
律「あ、あの・・・・ゆ、唯で・・・・」
澪「・・・・・・え?」
律「唯の入った風呂のお湯をそのまま使って・・・・・」
澪「な、なんだそりゃ・・・・」
律「そのまんまだよ・・・・。唯の入ったお湯を使ったらそうなったんだ」
澪「なん・・・・・だと・・・・」
律「でもこれを店でだせば・・・・・」
澪「!」
澪「絶対繁盛する!?」
律「期待大だな」
澪「よ、よし・・・・」
-----------------------------------------------
----------------------------------------
-------------------------------
-------翌日
律「もともと客が来ないからこの味を広めようがない・・・・・」
律「・・・・・・・・」
律「あっ、おーーい。そこのお譲ちゃん!」
純「え、私?」
律「ちょっとこっちに来て!」
純「(げ・・・!あんまおいしくないうどん屋だ・・・)」
律「ちょっとこれ食べてみて!」
純「え・・・・でも私お金ない・・・」
律「お金はいいから!」
純「タ、タダならいただきます」
純「(前ここのうどん食べたとき微妙だったからな・・・・・)」ズルズル
純「・・・・・・・!」
律「ど、どうだ?」
純「すごい・・・・・おいしいです・・・」
律「だろ!?」
純「(ホントにおいしい・・・)」
律「そこでタダの代わりにお願いがあるんだ」
純「お願い?」
律「このうどんのおいしさを町のみんなに宣伝してきてほしいんだ」
純「・・・わかりました」
律「ホントか!ありがとな~」
純「じゃあ私はこれで・・・・」
律「ああ!じゃあたのんだぞ!」
純「(ほんとにおいしかったなあ・・・・)」
------------------------------------------
--------------------------------
-------------------
律「ふふっ。あとは客を待つだけだ・・・」ニヤニヤ
唯「りっちゃんなんでニヤニヤしてんの~?」
律「ふふっ。いいことがあったんだ」
唯「ふ~ん」
澪「・・・・・・・」
客A「ごめんよ~」
律「さっそくきた!」
律「らっしゃい!」
澪「いらっしゃいませ」
客A「なんかこの店のうどんがおいしくなったて聞いて、きてみたんだけど」
律「(あの子ちゃんと宣伝してくれたんだな)」
律「そりゃあもう!」
客A「じゃあうどんを一杯もらおうか」
律「はいよ!」
澪「(久々の客だ)」
律「おまち!」
客A「速!?」
律「・・・・・・・」ワクワク
澪「・・・・・・」ドキドキ
客A「・・・・・・」ズルズル
客A「・・・・・・!」
客A「う、うまい・・・・!」
律「ホントか!?」
客A「ああ・・・。こりゃたまげた」
律「よし!」
客A「これはみんなに教えてやらないとな」
---------------------------------------
-------------------------------
----------------------
その後律たちのうどん屋の噂は広まり、数日の内に客足が増えていった
律「へい!うどんおまち!」
客B「ホントにうまいなあ。純ちゃんの言うとうりだ。」ズルズル
-----------------------------------
---------------------------
-----------------
--------夜
律「みて見ろ!今日の売り上げだ!
澪「すごい・・・・・!」
律「これも唯のおかげだ」
澪「これから唯のことはどうするんだ?」
律「そりゃここに居てもらうだろ。行くあてもないようだし」
澪「そうだな」
律「どうやら私たちは幸運の女神を拾ったようだな・・・・」
-------------------------------------------
-----------------------------------
-----------------------
唯「あ!りっちゃん!」
唯「なんか最近お客さん多いね!」
律「そうなんだよ。唯のおかげだな」
唯「わたしのおかげ?」
律「じつはな・・・・・」
澪「(え!?唯にほんとのこと言うの!?)」
律はいきさつを唯に話した
律「・・・・・とういうことなんだ」
唯「・・・・・・・」プルプル
澪「(やっぱり怒るよな・・・・・。自分をうどんのダシにされたんだからな。
というかなんか理由つけて居てもらうんだと思ったらホントのこというのかよ)」
律「唯・・・・・・・」
唯「りっちゃん・・・・・・」プルプル
澪「(普通怒るよね・・・・)」
唯「すごいね!」
律澪「え?」
唯「すごいよ!すごいよ私!」キラキラ
律「お、おう」
澪「(おこってない・・・?むしろキラキラしてる・・・・)」
唯「そうかあ!私においしいダシを出す能力があったのかあ」
澪「怒らないのか?」
唯「なんで怒るの?」
澪「ま、まあ気にしないでくれ」
唯「ていうかここに居てもいいの!?」
律「ああ!」
唯「ありがとう!わたしもうどん屋さん手伝うよ!」
----------------------------------------------
-----------------------------------
------------------------
こうして律、澪、唯の新生活とも言えるものが始まった。
最初唯がここにいる理由はダシのためであったが共に暮らしていく内に3人は
家族のような絆が生まれていった。
店も噂が広まり大繁盛していた
律もうどん屋としての腕をあげていった
しかしその一方で唯の記憶はもどっていなかった
--------------------------------------
---------------------------
-----------------
律「へいおまち!」
客C「速!?」
客D「こりゃあうまい!」ズルズル
さわ子「私にもうどんちょうだい」
律「げっ、お役人・・・・」
さわ子「なによ。私がきちゃ悪いの?」ギロッ
律「そ、そんなことないです」フルフル
さわ子「まったく。税は払ってもらうわよ」
律「は、はい・・・」
客E「澪ちゃんと唯ちゃん今日も可愛いね~」グヘへ
客Eの妻「なに言ってんだい!」バキッ
客E「痛て!?殴るこたあねえだろ!」
客Eの妻「ふんっ」
唯「あはは」
客F「唯ちゃん・・・・ハアハア・・・」
澪「今日も大盛況だな~」
律「以前とは比べ物にならないな」
澪「そうだな」
-----------------------------------------------
-----------------------------------
------------------------
------閉店後
律「いや~今日も大繁盛だったな!」
唯「わたしもうクタクタだよ~」
澪「じゃあご飯にするか」
唯「わーい!」
------------------------------------------
-----------------------------
----------------
-----食事中
唯「そういえばさ~」
澪「ん?」
唯「私この辺の土地のこと全然知らないなーと思って」
律「そうだな・・・・。よし!私が教えてやる」
唯「教えて!りっちゃん先生!」
律「この辺の土地は琴吹氏が治めてるんだ」
唯「へ~」
律「町の向こうにお城があるだろ?あれが琴吹城だ」
唯「そうなんだ~」
律「琴吹氏は代々、琴の名手が多いことでも有名なんだ。それが名字の由来
にもなってるらしい」
澪「琴吹城の殿様の娘は私たちと同年代位らしいんだけど、その人もかなり
の腕前らしい」
唯「へ~。りっちゃんて物知りなんだね!」
律「そうだぞ~」フンス
唯「でも楽器が上手いのって素敵だね」
澪「実は私たちも楽器をやっていたんだ」
唯「そうなの!?」
律「昔な・・・。生活苦しくて最近は楽器から遠ざかってたな・・・・」
唯「どんな楽器やってたの?」
澪「私は琵琶を」
律「私は太鼓だ」
唯「すごい!私も楽器をやってみたい!」
澪「そうだな・・・・・。唯は三味線なんかいいんじゃないか?」
唯「(ん・・・・?三味線・・・・。なんか聞いたことあるような・・・)」
律「そうだな~。唯に似合いそうだな~」
唯「う、うん・・・・・」
唯「(三味線・・・・・・なんか引っ掛かるなあ・・・)」
----------------------------------------
-------------------------------
-------------------
------ある日の道
女の子「はあ・・・・お腹すいた・・・。」
女の子「お城まではまだ結構距離あるな・・・・」
女の子「・・・・・・・」
女の子「あっ、うどん屋さんがある」
女の子「そういえば最近おいしいうどん屋があるって聞いたけど、ここのことかなあ」
女の子「せっかくだし入ってみよう」
女の子「・・・・・・」ガラガラ
律「らっしゃい!」
女の子「うどんください」
律「まいど!」
客G「おい。あれって・・・・・」ヒソヒソ
客H「うん。そうだよな・・・・・」ヒソヒソ
女の子「・・・・・・・・」
律「(なんか客がヒソヒソしてんな・・・・)」
客G「ひそひそ」
客H「ひそひそ」
律「なにヒソヒソしてんの?」
客GH「うわ!?」
律「ごめんごめん。なにはなしてるんだ?」
客G「それなんだがな・・・・・あそこに三味線持ってる女の子がいるだろ?」
律「ん・・。ああ、さっき入ってきた女の子か」
客G「あいつは恐らく中野梓だ」
律「中野梓?」
客H「知らないのか?あの代々三味線の名手の家系の中野流当主の娘だよ」
律「ええ!?中野流当主の娘!?」
律「なんで家の店に・・・・・?」
律「・・・・・・・・」
律「あっ、そうだ」
律「いい機会だから唯に三味線を見せてやろう」
律「お~い、唯」
唯「どうしたの?りっちゃん」
律「いや、この前話した三味線を見せてやろうと思って」
唯「えっ、三味線・・・・・!?」
澪「どうしたんだ?」
律「あそこに三味線持ってる女の子がいるだろ?」
澪「ああ」
律「なんでも三味線中野流の当主の娘らしい」
澪「ええ!?中野流!?」
澪「なんで家の店に・・・・?」
律「さあな~。それほど家の店が有名になったってことじゃないのか?」
澪「そうかもな」
唯「・・・・・・・・」スタスタ
唯「ねえ、君」
梓「え、あ・・・私ですか?」
唯「そうそう」
梓「なんですか?」
唯「ちょっとそとに出ようか」ニコニコ
梓「え?(笑ってる・・・・?)」
唯「いこうね」
梓「え・・・まだうどん食べてない・・・」
律「あっ、なんか唯が店の外に連れていったぞ」
澪「私たちもいってよう」
------------------------------------------------
----------------------------------------
----------------------------
------店の外
梓「(私なんかしたかなあ・・・・)」
律「どうしたんだ~?唯?」
唯「ちょっとそれ貸してくれない?」
梓「三味線ですか?いいですけど・・・・・」
唯「ありがとっ」
律「お、唯の初三味線だ」
澪「結構様になってるな」
梓「あの・・・・・・」
唯「ちょっと弾いていい?」
梓「いいですけど・・・。(外に出てきてから真剣な表情になった・・・)」
律「弾き方わかるのか~?」
唯「・・・・・・・・」
ベンベンベべべン、ベンベべべン、ベンベンベンベベべべン、ベンベンベン
梓「う、うまい・・・・・!?」
律「唯・・・・お前三味線ひけたのか!?」
澪「しかも相当うまい・・・・!」
唯「・・・・・・・・やっぱり・・」
律「え?」
澪「どうしたんだ?唯」
唯「りっちゃん、澪ちゃん。私三味線弾いたことあるよ」
律「なにか思いだしたのか!?」
唯「ううん。でも私、ここに来る前は毎日三味線を弾いていたきがするんだ」
律「そうか・・・」
梓「どうしたんですか?」
律「ああ、実はな・・・・・・」
律は梓にこれまでのいきさつを話した
梓「そうなんですか・・・・。記憶が・・・・」
唯「・・・・・・・・・」
澪「まあそういうことだから唯は私達と暮らしてるんだ」
律「まあ今となっちゃあ家族みたいなもんだけどな」
梓「そうなんですか・・・・・」グウゥ~~
梓「あ・・・・//」
律「悪い悪い、お客だったな」
梓「はい・・・・・・」
--------------------------------------
------------------------------
-----------------
-----琴吹城への道
梓「(うどんすごくおいしかった・・・・)」
梓「(それにしてもあの唯って人三味線相当上手かった・・・・)」
梓「(・・・・・・・・・・・)」
梓「(なんかあの唯って人とどっかで会ったことがあるような気がするんだよなあ・・・・)」
梓「気のせいかなあ・・・・」
--------------------------------------------
---------------------------------
---------------------
------琴吹城
梓「やっとついた・・・・・・」
紬「梓ちゃ~ん」
梓「あっ、紬さん!」
紬「今日私、梓ちゃんがくるのずっとまってたの」
梓「そんなに楽しみだったんですか?」
紬「うん・・・・友達と呼べる人は梓ちゃんぐらいしかいないから・・・・」
梓「・・・・(かわいそうな人だな・・・・)」
紬「しばらくお城に泊まっていけるんでしょ?」
梓「はい。お世話になります」
紬は琴吹家の規則で、城を自由に出入りできないため、同年代の友達が梓しかいないので
ある。
琴吹氏は中野氏とは楽器の名手の一族同士として互いに交流があり、中野氏は琴吹城
への出入りが許されているのである。
紬「早く一緒に楽器を演奏しましょう♪」
梓「はい!」
------------------------------------------------
-------------------------------------
--------------------------
紬「すこし休憩しましょう」
梓「そうですね」
紬「お茶いれるわね」
梓「ありがとうございます」
紬「ねえ、梓ちゃん」
梓「なんですか?」
紬「また外の町のことを聞かせて?」
梓「いいですよ」
紬「ありがとう♪」
梓「そういえば今日ここに来る途中、うどん屋に寄ったんですよ」
梓「そこのうどんがすごいおいしかったんですよ」
紬「私も食べてみたいわ」
梓「あ、あとそこのうどん屋て、女の子3人でやってるみたいなんですけど、
私達と同年代位でしたよ」
紬「そうなの~」
梓「しかも3人の中に、唯っていう人が居るんですけど、その人三味線が相当
うまいんですよ」
梓「あれは三味線奏者として活動できる位ですよ」
紬「梓ちゃんが言うんだったら相当うまいのね」
梓「でもその人記憶を失ってるみたいなんです」
紬「そうなの・・・・大変ね」
梓「そうですね」
紬「なんだかわたしもそのうどん屋さんにい行ってみたくなったわ」
梓「いきまししょう!ぜひ!」
紬「でもお父様が許してくれるかな・・・・・」
梓「ずっと城にいなきゃいけないなんておかしいです!説得すれば許して
もらえるはずです!」
紬「わかったわ!お父様にお願いしてみる!」
-------------------------------------------
--------------------------------
---------------------
------殿の間
紬「し、失礼します」
紬父「おお紬、どうしたんじゃ?」
紬「今日はお父様にお願いがあるの」
紬父「おお、なにか欲しいものでもあるのか?」
紬「町のうどん屋さんにいってはだめかしら・・・・?」
紬父「そ、それはだめじゃ」
紬「どうして!?なんで町にいっちゃだめなの?」
紬父「町は紬にとって危険じゃ」
紬「そんな・・・・・」
紬父「お前は城のなかに居るべきなんじゃ」
紬「もうお父様なんかしらない・・・・・・!」ダッ
紬父「あ、まちなさい」
紬父「・・・・・・」
紬父「むう・・・・・・」
紬父「年頃の娘はむずかしいのう・・・・」
紬母「あなた」
紬父「おお、お前か。どうしたんじゃ?」
紬母「あの子の気持ちもわかってあげたら?」
紬父「どういうことじゃ?」
紬母「あの子だって年頃の女の子よ。もっと友達も欲しいだろうし、ずっと城のなか
じゃ可哀想じゃない?」
紬父「むう・・・・・そうじゃのう・・・・」
---------------------------------------
-------------------------------
---------------------
紬「なんでお父様はわかってくれないの・・・・・」
梓「でもそれはそれほど紬さんのことを大切に思ってることじゃないですか?」
紬「・・・・そうかしら」
梓「そうですよ!」
紬「そうね・・・・私お父様に謝ってくるわ」
------------------------------------------
-----------------------------------
---------------------
------再び殿の間
紬「し、失礼します」
紬父「紬・・・・・」
紬「お父様・・・・先ほどは取り乱してしまってごめんなさい・・・」
紬父「いや、わしも悪かった」
紬「え?」
紬父「お前の気持ちをわかってやれていなかったようじゃ」
紬「お父様・・・・・・」
紬父「これからは町にいってもよいことにする」
紬「ありがとうございます・・・・・!」
紬父「だが、一言断りをいれていくんじゃぞ?」
紬「はい!」
紬父「うむ」
紬「じゃあさっそく明日にでもそのうどん屋に・・・・・」
紬父「まあ慌てるでない。町に行っていいといってもわしの知らんところにホイホイ
行かせるのもちと心配でな」
紬父「まずは家来の斎藤に様子を見てきてもらうことにする」
紬「わかりましたわ」
紬父「では今からでも斎藤を向かわせよう」
--------------------------------------------
-------------------------------------
-----------------------------
------うどん屋
律「うどんおまち!」
客E「澪ちゃん、唯ちゃん今日もかわいいね~」
客F「唯ちゃん・・・・・ハアハア・・・・・・・」
斎藤「失礼します」
律「(なんかどっかのお偉いさんみたいなのがきた・・・・・・)」
斎藤「店主はどちらに?」
律「私ですけど・・・・・・」
斎藤「これはこれは。わたくし琴吹家家来の斎藤ともうします」
律「琴吹家の家来!?」
律「(ほんとにお偉いさんだった・・・・・)」
斎藤「実は今日は琴吹家当主の命令でこちらに参りました」
律「当主の命令!?」
斎藤「はい。実は当主の娘であります紬お譲様がこちらのうどん屋に来てみたい
とおっしゃってるのです」
律「ほんとうですか!?」
斎藤「はい。ですのでわたくしが下見にきたのであります」
律「そうなんですか・・・・・」
律「じゃ、じゃあせっかくだからうどん食べてってください!」
斎藤「いただくとします」
律「おまち!」
斎藤「いただきます(速い・・・・・・・)」
斎藤「・・・・・・・・」ズルズル
斎藤「・・・・・・!」
律「どうですか?」
斎藤「うまい・・・・・」
律「そうですか!」
斎藤「これなら大丈夫そうですな。明日お譲様をお連れすることにします」
律「わかりました!」
-----------------------------------------------
-----------------------------------------
--------------------------------
-----夜
澪「じゃあ明日その当主の娘がくるのか!?」
律「そうだぞ~。すごいだろ~」
唯「その人って、この前話した琴の演奏がすごい人?」
澪「そうだよ」
唯「へ~、私も会いた~い」
律「私たちと同年代みたいだからな。話もしやすいんじゃないか?」
澪「そうだな」
唯「明日がたのしみ~」
--------------------------------------------
--------------------------------
---------------
-------琴吹城
斎藤は現場の様子を紬の父に説明した
紬父「うむ。それなら大丈夫そうじゃな」
斎藤「わたくしも問題無いかと」
紬父「ではその旨を紬に伝えてきてくれ」
斎藤「かしこまりました」
唯が出汁だなんて言えねえwwww
期待
------------------------------------------
-------------------------------
-----------------
紬「じゃあ明日いってもいいのね!?」
斎藤「はい。わたくしも付き添います」
梓「よかったですね!」
紬「明日がたのしみだわ・・・・」
紬「そのうどん屋の女の子たちともお友達になりたいわ」
梓「紬さんならなれますよ」
紬「そうだといいわね。梓ちゃんも一緒にいきましょう」
梓「はい!」
-------------------------------------------
-----------------------------------
----------------------------
------翌日
律「そろそろ来るんじゃないか」ソワソワ
澪「そうだな」
唯「たのしみ~」
律「あ!あれじゃないか?」
澪「すごい・・・・。馬にのってきてる・・・・」
唯「すごーい!」
斎藤「紬お譲さま、到着しました」
紬「ええ」
律澪「・・・・・・」ドキドキ
唯「・・・・・・」ワクワク
紬「こんにちは♪」
律澪「こ、こんにちは!」
唯「こんにちは~」
梓「こんにちは」
澪「あ、昨日の」
律「こちらへどうぞ!」
紬「はい♪」
-------------------------------------
------------------------------
--------------------
-------店の中
紬「すごくおいしいわ!」
律「ありがとうございます!」
紬「あの・・・・、一つお願いがあるんだけど・・・・」
律「なんなりと!」
紬「私とお友達になってくれない・・・・・・・?」
律澪「え!?」
紬「だめかしら・・・・・?」
律「いえいえ!こちらこそよろしくお願いします!」
紬「ありがとう」パアア
唯「わ~い、お友達!」
梓「よかったですね!」
紬「ええ!」
律「私は律です」
澪「私は澪です」
唯「私は唯だよ~」
紬「わたしは琴吹紬よ」
梓「あの・・・・私も仲間に・・・・・」
澪「ああ、大歓迎だ」
梓「ありがとうございます!私中野梓です!」
律「・・・・・・・」ジーー
梓「な、なんですか・・・・?律さん」
律「昨日あった時も思ったんだけどさ~」
梓「な、なんですか?」
律「梓って猫っぽいよな」
梓「な、なんですかそれ!?」
唯「あだ名はあずにゃんで決まりだね!」
梓「え?え?」
紬「あの・・・・・敬語もやめてもらえないかしら・・・・・・」
律「え!?でも・・・・」
紬「せっかくお友達になれたのに敬語だとなんだか・・・・・・・」
律「わ、わかりました!」
紬「むっ・・・」
律「わ、わかった!」
唯「じゃあムギちゃんって呼ぶね!」
澪「唯、それはいくらなんでもなれなれs・・・・・」
紬「ええ!唯ちゃん♪」
澪「(いいのかよ)」
紬「そういえば唯ちゃんは三味線の演奏がすごいってきいたわ」
紬「聴かしてくれない?」
唯「いいよ!」
梓「私の三味線使ってください」
唯「それでは・・・・・・・」
ベンベベン、ベベべべン、ベンベンベンベンベンベベベン、ベベンベン
紬「すごいわ・・・・・・」
唯「えへへ」
律「なんか唯の演奏聴いていたら私達ももう一回楽器やりたくなってきたな~」
澪「そうだな」
梓「律さんと澪さんも楽器弾けるんですか!?」
律「・・・・・・・・・」
律「なあ梓」
梓「は、はい」
律「なんかその律さんって呼び方違和感を感じるんだよな」
梓「え・・・・・・?」
すみません・・・・・
さるくらってました・・・・・
律「聞くとこによると梓は私達(唯、澪、律、紬)より一つ年下らしいな」
梓「にゃ・・・・・・・」
律「私たちのことは先輩とよべ!」
梓「せ、先輩・・・・」
律「律先輩、唯先輩、澪先輩、ムギ先輩」
律「いい響きじゃないか・・・・・」
梓「わ、わかりました・・・」
唯「先輩・・・・・・」ポーー
紬「ウフフ」
梓「り、律先輩と澪先輩はなにか楽器がひけるんですか?」
律「むかし私は太鼓をやっていたんだよ」
澪「私は琵琶を」
梓「そうだったんですか!」
律「なあ澪~。もう一回私達もやらないか?」
澪「そうだな!」
唯「わたしもやる~」
梓「じゃあこんどみんなで演奏しましょう!」
紬「私もみんなで演奏したいわ!」
唯「ムギちゃんは琴が弾けるんだよね?」
紬「そうよ」
唯「ムギちゃんなら似合うね!」
紬「ウフフ。ありがとう」
このあとも5人の会話は弾んだ
-------------------------------------------
--------------------------------
-------------------
梓「そういえばここのうどん、すごいおいしいですよね。どうやって作ってるんですか?」
律「実はな・・・・・」ヒソヒソ
澪「(教えるのかよ・・・・・)」
梓「えぇ!?唯先輩でダシを!?」
紬「あらあら、ウフフ」
梓「そんなのを客にだしてたんですか!?」
律「そんなのってなんだよ」ブ―
唯「あずにゃん、私ちょっとショックだよ」
梓「いや、話としておかしいです。新手の洒落ですか?」
律「洒落じゃねえよ」
梓「だいたい人間からダシがとれるわけないじゃないですか!?」
律「実際とれてるじゃん」
唯「うんうん」
梓「澪先輩はおかしいとおもわないんですか!?」
澪「え・・・・・別に・・・・・」
梓「(私がおかしいのかなあ・・・・・・・)」
紬「ウフフ」
斎藤「お譲様、そろそろお帰りにならないと」
紬「楽しい時間はあっという間ね・・・・・」
律「またあえばいいだろ?」
唯「私達友達でしょ?」
紬「みんな・・・・ありがとう」
紬「そうだ!今度はみなさんがお城に遊びにこない?」
澪「ええ!?お城に!?」
唯「いきた~い」
紬「いいかしら?斎藤」
斎藤「当主さまに許可をもらわねばなりません」
紬「お父様なら許してくれるはずだわ」
斎藤「許可がおりたらお友達はお迎えにあがりましょう」
----------------------------------------
-----------------------------
-----------------
------琴吹城
紬「ただいま帰りました。お父様」
紬父「うむ。どうじゃったかな?」
紬は唯たちのことを話した
紬父「そうか・・・・友達ができたのか」
紬「はい!とっても楽しい人たちです」
紬父「(紬がこんなに楽しそうに話してるのははじめてみるのう・・・・)」
紬「お父様・・・・またお願いがあるのですが・・・・」
紬父「なんじゃ?」
紬「そのお友達をお城に呼んではだめかしら・・・・・・?」
紬父「・・・・・・・・・・・」
紬「・・・・・・・・・・」ドキドキ
紬父「よいぞ」
紬「ありがとうございます!」パアア
紬父「わしもその唯という者の三味線を聞いてみたいのう」
紬「はい!」
---------------------------------------
------------------------------
----------------------
-----唯たちが琴吹城に行く日
律「そろそろ迎えが来るころだな」
唯「はやくムギちゃんとあずにゃんに会いたい!」
澪「なんかちょっと緊張してきた・・・・・・」
律「あ、きた・・・・て、馬がたくさん・・・・」
唯「あれに乗っていくの!?」
澪「あんなのすごい目立つじゃないか・・・・・」
--------------------------------------
------------------------------
-----------------
-----城への道
唯「お~~」パカパカ
律「すごいな!」パカパカ
澪「町のみんなが見ている・・・・・恥ずかしい・・・・・」
律「お、ついたみたいだな」
澪「すごい大きい・・・・・」
紬「みなさ~ん」
唯「あ!ムギちゃん!」
律「よーす!ムギ!」
紬「待ってたわ♪」
--------------------------------------------------
--------------------------------------
-----------------------
------城内
唯「あずにゃ~ん」ダキッ
梓「わっ、急に抱きつかないでください!」
唯「あずにゃん分ほきゅ~」スリスリ
紬「あらあら、ウフフ」
律「しかっし広いな~」
澪「そうだな」
憂「お前のデコがな」
紬「みなさん、ちょっといいかしら」
律「ん?どうした?」
紬「お父様がみなさんに会いたいみたいなんだけど・・・・」
律「お父様って・・・・・・殿様が!?」
紬「そうなの」
澪「まさか殿様に直接会う日がくるなんて・・・・・・」
唯「ほえ~~」
志村メイク中
-------------------------------------------------
--------------------------------------
------------------------------
-------殿の間
律「・・・・・・・・」ドキドキ
澪「・・・・・・・・」ドキドキ
唯「・・・・・・・」
紬「お父様、お友達を連れてきました」
紬父「おお、そなたたちが紬の友達じゃな。話は聞いておるよ」
律「は、はい!」
澪「・・・・・・・・」ドキドキ
紬父「これからも紬と仲良くしてやってくれ。よろしくたのむぞ」
澪「は、はい!」
律「こ、こちらこそよろしくお願いします!」
紬父「ところで唯殿はどちらかな?」
唯「あ、私です」
紬父「うむ。実は紬から唯殿は三味線の腕が相当なものだと聞いてな」
唯「いえ・・・・そんな」
紬父「ひとつわしに演奏を聴かしてくれぬかのう?」
唯「はい!よろこんで!」
紬父「うむ。斎藤、三味線の用意を」
斎藤「は!」
--------------------------------------------------------
-------------------------------------------
------------------------------
ベンベンベベべべン、ベベンベンベンベン、ベンベンベンベンベン
紬父「なんと・・・・!これほどまでの腕とは・・・・・褒めてつかわすぞ」
唯「ありがとうございます!」
紬父「うむ。ところで唯殿」
唯「なんでしょう?」
紬父「そなた・・・前にわしに会ったことはなかったかのう・・・」
唯「あ、・・・いいえ」
紬父「ふむ。わしの思い違いかのう」
唯「・・・・・・・・」
その後唯たちはみんなで楽器を演奏し、お茶をして、会話を弾ませて
楽しい時をすごした
------------------------------------------
------------------------------
------------
------うどん屋 夜
律「いや~今日は楽しかったな!」
澪「そうだな。久しぶりに琵琶も弾けたし」
律「しかしお城には色々な楽器があったな~」
唯「・・・・・・・・・・」
唯「(ムギちゃんのお父さんは私に会ったことがあるっていってた・・・・)」
唯「(なんかそう言われると私もあったことあるような気がする・・・・)」
律「おーい、唯」
唯「え、あ、何?」
澪「どうしたんだよ。ボーッとしちゃって」
律「体調悪いのか?」
唯「だ、大丈夫だよ」
律澪「?」
------------------------------------
-----------------------
---------
その後も唯たちは度々城をおとずれては唯、律、澪、紬、梓の5人で
楽器を演奏したり、お茶を楽しんだりと過ごして、5人は絆を深めていった
そんな生活が続いたある日・・・・・・。
律「・・・・・・・・・」ズズ
律「で、できた・・・・・・」
律「できたぞーーー!!」
澪「なんだよ律、うるさいな」
律「できたんだよ!」
澪「なにが」
律「新しいダシだよ!」
澪「え?」
律「このダシで作ったうどんだ、食べてみてくれ」
澪「・・・・・・・・・・」ズルズル
澪「・・・・・・・・!」
律「どうだ!?」
澪「すごいおいしい・・・・・・!」
律「そうか!うまいか!」
澪「ああ、でもどうしたんだ?急に」
律「いや~、いつまでも唯に頼っていたんじゃだめだろ?お金も余裕ができて
きたし、新しいダシを研究して、完成させたってわけだ」
澪「そうだったのか」
律「梓もダシを変えろってうるさかったしな」
澪「そういえばなんか、おかしいですって何回も言ってたからな」
雨戸「コンコン」
律「ん?来客か?」
澪「今日は定休日のはずだぞ」
律「はいは~い」
雨戸「ガラガラ」
そこには2人の女の人が立っていた
女A「こんにちは」
律「えーと、どちら様で?」
女A「私は平沢憂といいます」
女B「私は真鍋和よ」
律「(ん・・・?平沢?)」
憂「東の平沢城から参りました」
律「平沢城!?」
澪「どうしたんだ?律?」
律「ああ、なんでも平沢城からきたらしい・・・・・」
澪「平沢城!?なんで家に!?」
律「じゃ、じゃあ・・・・・・」
憂「はい。私は平沢家当主の次女です」
律「う、家になんの用で?今日店は休みなのですが・・・・・・」
憂「お姉ちゃんがこちらにいるときいたんで」
澪「お姉ちゃん?」
和「唯のことよ」
律「え?唯?」
澪「・・・・・・ん?」
澪「ということは・・・・・・」
澪「唯は平沢家当主の娘ってことじゃないのか・・・・・?」
律「ええ!?唯が!?」
律「(平沢家って言ったら東の土地を治めている一族じゃねえか。唯はそんな
身分のやつだったのか・・・・・・)」
和「あなたたち知らなかったの?」
律「ああ。なんせ唯は記憶g・・・・・」
唯「りっちゃん、どうしたの~?」
憂「お姉ちゃん!?」
和「唯!」
憂「お姉ちゃん!」ダッ
唯「え?お姉ちゃん?」
憂「・・・・・・!」ダキッ
憂「お姉ちゃん・・・・会いたかったよ・・・・・」
唯「あの・・・・?どちらさまですか?」
憂「え?」
憂「私だよ。憂だよ・・・」
唯「え?え?」
和「どうしたの?唯」
律「私から説明しよう・・・・・・」
律は憂と和に倒れていた唯を助けたこと、そして唯は記憶を失ってることを説明した
憂「そんな・・・・お姉ちゃん・・・・」
和「まさか唯が記憶を失ってるなんて・・・・・」
唯「・・・・・・・・」
律「あの~、そちらの状況も教えてもらえないかな・・・・・?」
憂「そうですね・・・・・。私が説明します」
憂「先ほども言いましたが、お姉ちゃんは平沢家当主の娘で、私は妹です」
和「私は唯の幼馴染で、今は平沢家専属の用心棒みたいなことをやってるわ」
律「はあ・・・・・」
憂「ちょっと事情があって、お姉ちゃんが城を出て行っちゃたんです」
和「初めはお腹を空かしてすぐ帰ってくるだろうなんて思ってたのよ」
憂「でも夜になっても、次の日になってもお姉ちゃんは帰ってこなかった・・・・・」
和「なにかあったんじゃないかって唯をみんなで必死に探したわ。でもそんなに遠くに
行くはずもないと思って、平沢家の領地内しか探さなかったの」
憂「そしてお姉ちゃんを見付けられないまま時が過ぎて行った・・・・・」
憂「そしたらある時、三味線の上手い短髪の女の子が琴吹家の領地にあるうどん屋
にいるっていう噂を聞いて、ピンときたんです」
和「唯はもともと三味線が上手かったのよ」
律「そうだったのか・・・・・」
澪「しかし唯があの平沢家当主の娘ってのは驚きだな・・・・・・」
唯「・・・・・・・・」
憂「ねえ、おねえちゃん・・・・・なにも憶えてないの・・・・?」
唯「・・・・・・うん」
憂「そうなんだ・・・・・・」ジワッ
和「憂・・・・・・」
憂「お姉ちゃん・・・・・・せっかく会えたのに・・・・」ポロポロ
律「・・・・・・・・・・」
澪「・・・・・・・・・」
唯「(なんだろう・・・・・思いだせないんだけど、なんだか懐かしい感じがする・・・)」
唯「(・・・・・・・・)」
憂「うぅ・・・・・」ポロポロ
唯「・・・・・!」キ――ン
唯「うぅ・・・・・え・・・あ・・・」キ――ン
律「どうした!?唯!?」
唯「(あれ!?なんか・・・思いだしそう・・・・!?)」
憂「お姉ちゃん!?」
唯「・・・・・・・・」
澪「どうしたんだ?唯」
和「もしかしてなにか思いだしたの!?」
唯「ううん・・・・なにか思い出しそうなんだけど、だめだったの・・・・」
和「そう・・・・・・」
唯「でもね・・・・・なんだかとっても懐かしい感じがするの」
和「唯・・・・・・」
憂「お姉ちゃん・・・・・・」
--------------------------------------
-------------------------------
---------------------
和「じゃあ私たちは帰るわ。唯を連れていっても、唯が混乱するだけだと思うから」
律「そうか・・・・・・」
和「憂、帰るわよ」
憂「はい・・・・・・」
和「それじゃあ・・・・・」
律「ああ・・・」
憂「(お姉ちゃん・・・・・・)」
-------------------------------------------
----------------------------------
--------------------------
-------夜
唯「りっちゃん・・・・・。私ちょっと散歩してくるね・・・・」
律「ああ。色々あったからな。頭でも冷やしてこい」
唯「うん・・・・・・」
律「(唯が平沢家当主の娘か・・・・・・)」
-----------------------------------------
---------------------------
---------------
------夜道
唯「(私が殿様の娘・・・・?)」
唯「(信じられないよ・・・・・)」
唯「(これからわたしはどうすれば・・・・)」
唯「(私・・・・りっちゃんや澪ちゃんとの暮らしやムギちゃんやあずにゃんと楽器を演奏したり、お茶したりするのが楽しいから記憶なんて戻らなくていいと思ってた・・・・)」
唯「・・・・・・・・」
ごろつきA「おい、あれ見ろよ」
ごろつきB「んあ?」
ごろつきA「あれだよ、あそこに歩いてる女がいるだろ」
ごろつきB「おお、いたいた」
ごろつきA「ありゃ、うどん屋の女だぜ」
ごろつきB「うどん屋って女だけでやってるあのうどん屋か?」
ごろつきA「そうだ。なんでも最近あのうどん屋は相当儲かってるらしい」
ごろつきB「ほう」
ごろつきA「そのうどん屋の女が夜一人で歩いてる・・・あとはわかるな?」
ごろつきB「まさか・・・・・」
ごろつきA「そうだ。あの女を誘拐して、うどん屋に身代金を要求すれば
たんまり金が手に入るてわけだ!」
ごろつきB「お前天才」
ごろつきA「ぐはははははは」
ごろつきB「そうと決まれば早速」
ごろつきA「ああ」
唯「・・・・・・・・」
ごろつきA「よう、お譲ちゃん」
唯「え・・・・・・?(何この人たち!?)」
ごろつきB「ちょっと俺達といこうね」
唯「え・・・・あ・・・・(何!?怖いよ・・・・・)」
ごろつきA「うへへへ」
-----------------------------------------------
------------------------------------
---------------------
------うどん屋
律「唯遅いな・・・・・・」
律「まあ色々あったからな・・・・。一人で考える時間も必要か」
--------------------------------------
--------------------------
-------------
-------朝
律「まだ唯が帰ってない・・・・・!?」
律「どうしたんだ・・・・・・」
律「捜しに行ってみよう」
雨戸「ガラガラ」
律「ん?扉に紙が・・・・・・」
律「・・・・・・・」ガサガサ
「女はあずかった。金を用意して西の廃村に来られたし」
律「!?」
律「これって・・・・」
律「唯が誘拐された!?」
律「大変だ・・・・・」
律「澪!澪!」
澪「う~ん・・・・。なんだよ、朝っぱらから」
律「唯が誘拐された!」
澪「ええ!?」
律「早くいくぞ!」
澪「行くって、どこに!?」
律「唯を助けにだよ!」
--------------------------------------------------
-----------------------------------
-------------------
------西の廃村
ごろつきA「そろそろくるんじゃないか?」
ごろつきB「そうだな」
唯「(りっちゃん・・・・澪ちゃん・・・・)」
ごろつきA「それにしても可愛い女だな」グヘへ
ごろつきB「そうだな、食っちまうのもいいかもな」グヘへ
唯「(いや・・・・・・!)」
律「唯!」
澪「(うわ・・・・怖そうな人たち・・・・)」
唯「りっちゃん!澪ちゃん!」
ごろつきA「お、きたな」
律「唯を返してもらう!」
ごろつきB「金はもってきんだろうな」
律「も、もってきた!」
ごろつきA「こっちへよこせ」
律「ほ、ほら」
ごろつきA「どれどれ」
ごろつきB「へへ、上等上等」
律「金は渡したんだ。唯はかえしてもらうぞ!」
ごろつきA「あ?なにいってんだ?」
律「え?」
ヾ:.、 -‐: : :―- .-―- ._
/二ニ:_ソ>'" : : : : : : : : : : : : : : : <⌒
/'´: :/ 〃 : : :/ /: : : : : : :i: :\ \: :\
/ : : : / / /: : : :/:/: : : : : :/ :} :lヽ:i: ヽ: :\: ヽ
´ー ァ' / / /ヽ : : l/ :/ : : : / :/: ;| lト : : ,: : :ヽ l
/: : { { ヽ \l: :/: : : :〃/ l/ | l ヽ :}、 : }|
..l\. : :/ハ } : ヾ:、| / : : ://:/メ/ | j , ヘハ :/: l
.l \ V/: : :7八 : ヽ|:{ : i ://イミヽ ノ ィアミ}/ :ノ
l \. }ヘ: : l」ヘ.:`7¨|ハ: :|/イ ・ j {・}ハ/
l \ ヽ:{ ヽ{ | V|| ヽ__ノ 、 {/
l l:\ \ | }
.!. ,ハ:::::`:..、. `ヤi、 -ー ′
.l 〃 ',:::::::::::`:..、 {⌒ヽ丶 、 /
. l //. ',::::::::::::::::`:..、 ノ } }ー┬≧=r ´
l / / ',:::::::::::::::::::::::`:..、 /二ミヾ、_} }-、
! / / ',:::::::::::::::::::::::::::::`:...、 /´ \\`ヽ、{、ヽ
∨ / ',::::::::::::::::::::::::::::::::::::`::....._ -‐=―-、 V \ ト、 l
. `、/ ' ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::`‐-v<ゝ冂l>ヽ '、 ヽ ヾ.、ヽ
. `、 ' ,::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ' ヘ`,ヽ } \\
. `、 `‐ 、::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::リヽハ l !.ノ- 、 \l
. \  ̄ ─------ ::::::::l l l l l__ハ〈〉 ヽ
\ ,/ _ ‐ニ=-  ̄7ノ ∨l.lヲリ !
\// __ -‐ -=ニ=‐、_-‐ 'ノヽ .ノノ/- ヽ l
` ─── ' ´ ̄ ヽ▽/フ _ノ´7
ごろつきB「誰も金を渡せば女を返すなんて言ってないぜ?」
澪「そんな・・・・・」
唯「ひどい・・・・」
ごろつきA「最近、人を斬りたくてウズウズしてたんだよ」
ごろつきB「ちょっくらお前ら斬られてくれや」シャキーン
唯「そんな・・・・・」
律「なんでこんなことに・・・・・」
澪「・・・・・・・・・」ガタガタ
?「そこまでよ!」
唯律澪「!?」
ごろつきA「だ、誰だ!?」
和「その人達に手をだしたらゆるさないわ!」
憂「お姉ちゃん!」
唯「!」
律「昨日のふたり・・・・・!」
ごろつきA「驚かせやがって!女が2人増えただけじゃねえか!」
和「それはどうかしら」スチャ
憂「お姉ちゃんにこんなことして・・・・・・絶対ゆるさない!」シャキーン
ごろつきB「お、おい。刀抜いたぞ」
ごろつきA「どうやらやる気らしいな。まとめて斬ってやる!」
カキ―ン カキ―ン カキ―ン
ごろつきA「なっ・・・・・・・」
ごろつきB「つ、強い・・・・・・・」
律「すごい・・・・・」
唯「(あの人達・・・・私を助けようとしてくれてる・・・?)」
唯「(なんだろう・・・・・この感じ・・・・・)」
唯「(なんか・・・・すごく・・・・・・)」
唯「・・・・!」キ――ン
唯「・・・・あ・・・」
唯「わ・・・私・・・・」
唯「う、憂・・・・和ちゃん・・・・!」
和「ふん!」バキーン
ごろつきA「なふ!?」バタッ
ごろつきB「おい!おい!」
和「安心して。峰打ちよ」
ごろつきB「くっ・・・憶えてろ!」ダッ
律「あ、逃げた」
憂「ふう・・・・危なかった・・・」
唯「ういぃ!」ダキッ
憂「お姉ちゃん!?」
和「唯・・・・今、憂って・・・・」
唯「うん!私今記憶もどったよ!」
憂「お姉ちゃん・・・・・・」
澪「唯の記憶がもどった・・・・・!?」
和「唯・・・・・・おかえり・・・・・・」
-------------------------------------------------
-----------------------------------
-----------------
--------うどん屋
憂「お姉ちゃんを助けにいってくれたこと、感謝します」
澪「いや・・・・私達は何もできなかったよ・・・」
律「でもどうして唯が誘拐されたことや、あの場所がわかったんだ?」
和「あら?そこは問題なのかしら?」
律「あ・・・・いや・・・・」
律「(そういうもんかなあ・・・・・・)」
律「あ、そういえばなんで唯は城をでていったんだ?」
憂「私がお姉ちゃんの氷菓子を食べちゃったら怒って出て行っちゃったんです・・・」
唯「まったく、ひどいよ憂は」プンプン
律「(た、たったそれだけのことで・・・・・)」
澪「(唯らしいと言えば唯らしいか・・・・・)」
和「唯はこれからどうするの?」
唯「私・・・・・お城に帰るよ」
律「そうか・・・・・・」
澪「帰っちゃうのか・・・・・」
唯「うん・・・・・みんなに迷惑かけっちゃったから・・・・・」
律「そうだな・・・・・・」
------------------------------------
---------------------------
----------------
-------別れの時
律「唯、元気でやれよ!」
澪「風邪ひかないようにしろよ?」
唯「りっちゃん・・・・・澪ちゃん・・・・・」
律「ん?」
唯「うわああ~~~ん」ダキッ
律「唯・・・・・」
唯「やっぱりはなれたくないよう・・・・・」ポロポロ
律「だあーー!泣くな泣くな!」
澪「そんなに遠い訳じゃないんだし、会おうと思えば会えるだろ?」
唯「うん・・・・・そうだね・・・・」グスッ
律「いつでも遊びにこい!」
唯「うん・・・・!」
憂「お姉ちゃん・・・・・」
和「唯、いい人たちに出会ったわね・・・・・」
--------------------------------------------
------------------------------
-----------------
--------唯が城に戻って何日かたった琴吹城
紬「ええ!?じゃあ唯ちゃんは平沢家の当主様の娘だったの!?」
梓「私も実は見覚えあるなとは思ったんです・・・・・。平沢唯と言えば、
三味線の名手としてその世界では、有名ですから」
律「じゃあどうしてきずかなかったんだ?」
梓「名字がわかればすぐわかりましたよ・・・・・・・。姿は以前遠巻きにみた
だけだったんです・・・・・・」
紬「お父様も見覚えがあったといっていましたわ。琴吹家と平沢家は昔から
仲がいいの」
澪「じゃあムギも会ったことあったんじゃないのか?」
紬「私は城の出入りを禁止されていたから・・・・・・・・・」
澪「そっか・・・・・・」
梓「その後唯先輩はそうなったんですか?」
律「それがな~唯から手紙が届いたんだよ」
紬「なんて?」ワクワク
澪「今度みんなで城に遊びにきてくれだって」
紬「私、またみんなで楽器を演奏したいわ」
梓「私もです!」
律「うし!みんなでいくか!」
-----------------------------------------
-------------------------------
----------------
-------後日 平沢城
唯「・・・・・・・」チラチラ
憂「どうしたの?お姉ちゃん?お城の入り口で」
唯「あ、うい~。今日りっちゃんたちがお城にくるんだ~」
憂「だから昨日から楽しそうだったんだんね」
唯「あ!きた!」
律「よーす!唯!」
澪「久しぶりだな!」
紬「お菓子たくさん持ってきたわよ」
唯「わ~い!」
かすていらでござるか・・・
梓「こんにちは」
唯「あ!あずにゃ~ん」ダキッ
梓「わっ、また急に・・・・・」
唯「あずにゃん分ほきゅ~」スリスリ
憂「みなさんこんにちは」
唯「みんな!中にはいって!」
律「よっしゃあ!」
その後も唯たちは度々集まり、楽器を演奏したり、お茶を楽しんだりと
かけがえのない時間をともにし、絆を深めていきました
律が開発したダシで作ったうどんも人気を博し、その後もうどん屋は
繁盛し続けましたとさ。
めでたしめでたし
たのしかった 乙
唯のダシの秘密が未解決な件
>>1です
なんか意外と好評だったので続き書きたくなりました
でも内容はまだ一切考えてないので考えついたらまたスレ立てます
なのでもしかしたらやらないかも・・・・・・
唯のダシは・・・・・・ご想像におまかせします
コメント 4
コメント一覧 (4)
両家仲良しで繁栄していくんだろうなぁ…