- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/20(金) 18:04:41.55 ID:nCqwz3NSO
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律「そう」
澪「なんだ?それは?」
律「簡単に言えば降霊術だよ。人形に霊を宿して、そいつから隠れるの」
澪「ひ、ひぃ……」
律「見付かったら最後、幽霊に呪い殺されちゃうんだってさ~」
澪「ミエナイキコエナイミエナイキコエナイ」ガクガク
唯「へぇ~、なんか面白そう。ねぇ、今夜みんなでやってみようよ」
紬「わぁ~、いいわね。私、みんなで怪談ごっこするの夢だったの~」
梓「おばけなんて迷信ですよ」
次の人、任せた

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
律「というわけでぇ! これより第一回HTTひとりかくれんぼ大会をはっじめるぞお!」
唯&紬「おー!」
澪「キコエナイキコエナイ」
梓「今日の放課後にそんな話が出ちゃって……いきなり押し掛けてごめんね」
憂「ううん。みんなが来てくれて私も嬉しいよ」
梓「でもこれって一人でやるものなんじゃ……ひとりかくれんぼって言うぐらいですし」
律「む、確かに」
紬「じゃあ人形に包丁を刺すのをみんなでやればいいんじゃないかしら。それでみんなで塩水を掛けたら終わり」
唯「おおっ、それなら幽霊さんたちも納得してくれるよ!」
憂「そういう問題なのかな……」
律「おっしそれでいこー!」
参考間取り

憂「お風呂場はリビングの隣のここです。水は張っておきました」
律「それじゃ、ムギ隊員!用意した人形を前へ!」
紬「ほいりっちゃん!」
律「よし!それでは唯隊員!包丁をここへ!」
唯「いえっさー!」
律「うむ!そして梓衛生兵!塩水はできたか?」
梓「はい。人数分のコップをテーブルに置きました」
律「よくやった!あとは……お~い、澪ー」
澪「キコエナイキコエナイ」
律「……唯隊員、消灯」
唯「りっちゃんも鬼だねぇ」
澪「ひっ、電気が消えたっ!!!」
律「じゃあみんな包丁に手を載せてー。ほら、澪も」
澪「だ、誰かの手が私の腕をっ!!」
律「澪もすぐに隠れないと幽霊に捕まっちゃうぞ。では諸君、けんとーを祈るっ!」
唯&紬&梓&憂「おーっ!」
澪「え?え?えええ?」
ブスッ
2F 唯の部屋
唯「もー、なんでみんな私の部屋に来るのっ」
紬「私、よその家のベッドの下に隠れるって憧れてたのっ!」
律「いやほら、やっぱ人のうちだから多少は気を使ったりだな」
唯「みんなといたら少しも怖くないよ、ぶー」
律「まあまあ」
紬「でも澪ちゃんは来なかったねー」
唯「あずにゃん達の方かも、ちょっと聞いてみるよ」
間違えた。唯の部屋は3Fだ
同じく3F 憂の部屋
梓「……私たち、なんでこんなことやってるんだろ」
憂「まあたまにはいいんじゃないかな。子供の頃みたいで楽しいよ?」
梓「そうかなぁ。あ、唯先輩からメールだ」
憂「お姉ちゃんなんて?」
梓「……要約すると澪先輩こっちにいないかってさ。なんかハートマークとかいろいろついてとっても楽しそうなメールだった」
憂「そういえば誰か一階にいったような……」
澪って呪いの人形みたいだよな
3F 唯の部屋
唯「澪ちゃん一階にいるみたいだって」
紬「あらあら」
律「あちゃー……澪のやつなにやってんだ」
紬「澪ちゃんも呼んであげた方がいいんじゃないかしら」
律「そうだな。電話電話と……」
プルルルル ガチャ
律「お、澪、。今どk」
澪「り、りつううううううううううっっえぐ、ひっく、ぐす」
律「悪い悪い。どこに隠れてるんだ。私たちは3Fの唯の部屋にいるからこっち来なよ。あ、塩水ちゃんと口に含めよ」
澪「ひぐ、えぐ、しっ、塩水って……うぐ、なに……ひっく」
律「も、持ってないのか?」
澪「う、うん……今一階の和室の押入れにいる……ぐす」
律「私ちょっと澪んとこいって来るよ」
唯「私たちはここで待ってるよ」
紬「りっちゃん!頑張って!」
律「おう、余裕余裕。では塩水を含んで……」
律「む、うむむうう」
紬「いってらっしゃーい」
唯「では、りっちゃんも部屋を出ていったとこだし引き続きあずにゃんと情報交換を」
梓「今律先輩が澪先輩迎えにいったって」
バタンッ
憂&梓 ビクッ
ダッダッダッダッダ……
憂「び、びっくりしたぁ……」
梓「もうっ、ドア叩いて私たちを驚かすなんて酷いよ! 後で抗議しよう!」
憂「今階段降りてく音がしたから澪先輩のとこにいったんじゃないかな」
梓「澪先輩、大丈夫かなぁ……説明何も聞いてなかったっぽいし」
梓「あ、またメール」
1F 和室
澪「怖い怖い怖い怖い帰りたい帰りたい」
ゴトッ
澪 ビクゥゥゥゥッッ!!
澪「なに今のなに今のなに今の」
ズッ……ズッ……
澪「畳の擦れる……足音? 律か!!」
ピロピロピロリン
澪「ひゃ、な、なんだ電話か……律からだ」
ピッ
澪「もしもし律?」
律「あ、澪。大丈夫か?」
澪「大丈夫なわけないだろっ!!今目の前の押入れにいるから早く!」
律「いや、それなんだが」
澪「それに電話なんかして大丈夫なのか……? 塩水を口に含まないと……あれ?」
澪「なんで喋れるんだ?」
律「あのーそれがですね。……怖くて引き返しちゃいました♪」
澪「え?」
ズッ……ズッ……ズッ……
澪「……え?」
バンバンバンバンバンッ
3F 憂の部屋
梓「律先輩、結局怖くて引き返しちゃったって」
憂「あはは……まあ怖いからしょうがないよ」
梓「けど部屋出て一歩で引き返したらしいよ。ちょっと笑っちゃうよ」
憂「……じゃあ階段の音は?」
梓「へ?」
憂「ドアを叩いたのは……?」
梓「……や、やだなぁ。そんな……まさか…そんな」
ガチャ
唯「あずにゃん達の部屋に誰か入ってきたって……」
律「澪との電話も切れた……」
紬「ど、どうしよう……」
律「……も、もうやめよう」
律「私は澪を助けにいって来る。もう怖がらない」
紬「けど、終わらせるには人形を……」
唯「……私がいくよ」
律「唯……」
唯「私の家だもん。私が一番よく知ってるし……それにみんなを助けなきゃ」
紬「ごめんなさい……私、足が震えて……」
律「気にすんなって。そ、それじゃいくぞ唯」
唯「う、うん……」
2F 階段
唯(りっちゃんは下に向かったけど……急に静かになって怖い……)
唯(リビングに着いたけど……やっぱり静かだ………………て、テレビはちゃんと付けてたはずなのにっ!!)
唯(怖いよお……テレビ、ひっく、付いて、う、はずなのに……)
唯(テレビ、テレビは意識しちゃダメだ……真っ直ぐ横切ってお風呂場に……)
プツンッ
唯(!!!!!!!!、!)
ザァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ死ね
ちょっと呼ばれたくらいで死ねとか言っちゃう霊は調子乗ってると思う
1F 廊下
律(誰かいる誰かいる誰かいる誰かいる誰かいる)
律(ふぅ……この襖の向こうに……ふぅ……誰か……ふぅ……くそっ、泣くな私っ……)
律(澪を助けるんだ……私が……すぐ助けるぞ……)
スーッ
律(……なん……だこれ……黒い……腕に…包丁……でも、私は見えてない……)
律(ゲームと同じように……後ろに……一緒に部屋を回る要領で……)
律(震えるな足……ゆっくり……ゆっくり……)
律(あと……ちょっと、よし、押入れの目の前、あ)
ゴトッ
2F 風呂場
唯(人形が……ない……そんな……)
唯(ま、また通るの……リビング……走って抜けてきたのに……もうやだぁ……)
ブルルルルルッ
唯(!!! 違う、携帯だ……お風呂場なら大丈夫だよね……)
唯「も、もしもしりっちゃん?」
律「ゆ、唯。無事か?」
唯「りっちゃぁぁぁぁん……怖いよぉぉ……ひん、もう怖いよぉ……」
律「な、泣くなっ!わ、私も、くそっまた……ふっ、ぐす、、泣いちゃ……ふぅ」
律「ぐし、そ、それより人形は?」
唯「な、無いの……」
律「そ、そんな……」
澪「ん、うんん……」
唯「そ、そういえば澪ちゃんは無事だったの?」
律「気絶してたよ。私も押入れの前で躓いた時は心臓が止まるかと……いや止まったなきっと」
唯「だ、大丈夫だった?」
律「なんとか押入れに滑り込んだけど……たぶん外から見られてる。塩水を含んでる間は喋れないから出れないんだ」
澪「あ、私……あれ……?」
律「やっと目覚めたか……人の気も知らないで」
澪「り、律うううううううう怖かったうぐ」
律「大きな声だすな!落ち着け」
澪「っぷは。だっ、だって」
律「だいたいなんで一人で下にいったんだよ」
澪「だって真っ暗でみんなが上に行ったか下に行ったかわからなかったし、下に行ってみたらさ、さっき包丁刺した人形がげ、玄関に転がってて怖くて怖くて」
律「人形! その話本当か!」
唯「げ、玄関……」
律「一階に黒い人みたいなのがいるんだ……今は私たちのとこにいるみたいだけど……」
唯「いくなら……今……」
律「唯……」
唯「わ、わかってる。私がいくよ。りっちゃんの声聞いたから少し安心した」
律「私もだよ……とにかく、頼んだぞ」
唯「お、おう!」
唯(最後の塩水……吐き出さないように気をつけて)
唯(走る!!)
だだだだだ
唯(はぁ……はぁ……リビングは何も起きなかった……このまま階段を降りて……)
唯(あ、あった!!)
刃物人形に刺したときに名前いうんだよな?
誰の名前使ったんだバラバラの名前でおkなの?
野暮なこと気にしてしまったが
>>33
描写不足だ……全員の名前でやったことにして
要するに普通のかくれんぼ
鬼は人形
3F 憂の部屋
憂「梓ちゃん……」
憂「落ち着いて。まだ私たちのこと気づかれてないから」
憂「で、でも…………」
憂「塩水が…………」
梓「2人分全滅……コップじゃなくてペットボトルにするんだった……」
憂「リビングにいけば澪先輩の分があるはずだけど……」
梓「このクローゼットから出てドアまではほとんど距離はないけど……それでも見つからないのはキツい」
憂「あ、あんなのに見つかったら……」
梓「人みたいな形に見えるけど……四つん這い……なんかモヤがかかってよく見えない」
憂「梓ちゃんよく見れるね……」
梓「一人だったら気絶してると思う……」
梓「ゲームをやめるにしても塩水が必要だし……なんとか出ないと……」
ピピピピピピピピッ
梓「ひゃうっ!!どこどこどこからっ」
憂「あ、目覚まし時計のアラーム……」
梓「び、びっくりさせないでよ……少し涙でちゃった……。てか憂早起きだね……」
憂「お姉ちゃんのお弁当とか家事とかあるからね。もう4時……いやまだ4時……」
梓「まだ季節的に当分暗いまま……ちょっと待って」
憂「え、なに?」
梓「あの四つん這いの白いの……目覚まし時計のとこでずっと止まってる……音……?」
梓「さっきまでずっとうろうろしてたのに……きっと音は聞こえてるんだ」
憂「じゃあ音に気を取られてるうちに……」
梓「目覚まし次になるのは何時?」
憂「私、一回で起きれるからスヌーズも掛けてないの……」
梓「……ダメか」
憂「じ、じゃあ携帯電話は?」
梓「それだ!」
憂「私の携帯をドアと離れたとこに滑らせて梓ちゃんの携帯で鳴らせば……」
梓「いける、いけるよ!」
梓「いい……?私が投げるよ……」
憂「うん……」
梓(ゆっくりクローゼットを開けて……えい)
スー……ガッ
梓(ヤバい! ベッドの足で跳ね返っ……)
ヒタ
ビタビタビタビタビタビタビタッ
バンッ
梓(ふ……ふぅ……ふぅ……)
憂(クローゼット、に…顔……くっつけてる……)
梓(声だしたら……見つかる……)
だだだだだ
……ヒタ
ヒタ
梓(二階で走る音……唯先輩かな……)
憂(た、助かったぁ……ぐす……)
梓(私の携帯がラストチャンス……次は大丈夫)
梓(絶対大丈夫……だからお願い……震えないで…………)
梓(届いてっ……!!)
スー……カコン
憂(いった!いったよ梓ちゃん!)
梓(アラームは1分後……)
ヒタ
梓(30……)
ヒタ
憂(10……)
ヒタ
梓(クローゼットをゆっくり開けて……)
憂(2……)
梓&憂(……0!!)
ピピピピピピピピピピピピッ
ヒタ
……パタン
梓&憂「で、出れたぁ……やっと……」
1F 玄関
唯(あった……人形……)
唯(和室は……りっちゃん!みおちゃん!)
律(あいつは消えた。このまま2Fにいくぞ)
澪(律頼むぞ……私は絶対目を開けないからな……)
唯(上……ピース……2Fに集合かな……わかった。先行ってて)
唯(人形は……うわっ湿ってる……当たり前か。でもこれでみんなと塩水を掛ければ終わりだ)
ゾクッ
唯(寒くなっ……気持ち悪い……目の前は玄関のドア……じゃあ……じゃあ……)
ズッ……
唯(……うし……ろ……)
ばっ
ゴクッ
唯「あ……あ……飲んじゃっ……黒い……なにあれ……」
ズッ……
唯(まだ離れてる……気づかないで! 気づかないで!お願い!お願いします!)
ズッ……
唯(もうわがままいいません!朝も早く起きます!だからだからだからお願い……お願いお願いお願いお願いお願いお願いお願い)
ズッ……
「みぃ~つ~け~
「………………」
唯(…………)
ズッ……
紬(唯ちゃん……もう少し我慢して……)
ズッ……
唯(コップ……塩水)
ズッ……
フッ
唯(消えた……)
紬(ごめんね、口痛かった?……私怖くて……でもやっぱり頑張らなきゃって)
ぶんぶん
唯(ありがとう!ムギちゃんホントにありがとう! )
紬(2Fのリビングにみんな集まってるわ。私たちもいきましょ)
唯(うん!)
2F リビング
唯(みんな!!)
律(よかった……遅いから心配したぞ)
澪(ミエナイキコエナイ)
梓(あ、先輩そこ楽器気をつけて)
憂(お姉ちゃん……怖かったよぉ)
律(よし、早く終わらせるぞ!)
唯(人形を真ん中に置いて)
全員(せーの……)
ザザザザザザザザァァァァァァァァァァァ
ズッ
ヒタ
全員(!!!!!!!!)
唯(さっ……きの……)
梓(そんな……3Fにいたのに……)
憂(今塩水を吐き出したら)
紬(私の勝ちって3回言うより前に見つかっちゃう……)
唯(どうしようどうしようどうしようどうしよう……)
唯(助けて……誰か……私たちを……誰かっ!)
ガッシャーンガシャガシャビイィィィィン……
梓(楽器がっ!)
唯(ギー太!!!!)
律(今だ!!)
全員「私たちの勝ち私たちの勝ち私たちの勝ちいいいいいいい!!!!!!」
後日
律「いやぁ、あん時はホント参ったよなぁ!あははは!」
澪「おまえが言い出したんだろ!」
梓「私なんてあの後しばらくお母さんと一緒に……」
律「え?梓なんて?」
梓「い、いえ!なんでもないです!」
紬「でもホント、無事に終わってよかったー」
憂「あの時、楽器が偶然倒れてくれなかったらきっと見つかっちゃってたもんね」
唯「偶然なんかじゃないよっ!」
憂「え?」
唯「きっと、ギー太が……みんなの楽器が私たちを助けてくれたんだよ!」
澪「エリザベス……」
梓「ムッたん……」
律「私のスティックなんか特にな!」
紬「……倒れた時についた傷、直さないでおこうかしら」
憂「ふふ、ちょっと羨ましいな」
律「よし、それじゃ我らがHTTの勇姿でも見せてやるとするかあ!」
憂「お姉ちゃん頑張って!」
唯「よおし!それでは、放課後ティータイムより」
「U&I!」
よくある締めながらこれにて終了とさせていただきます。
実はも何もないですが当然ながらプロットはスレタイ見て5分で作り、そもそも2ch小説?書いたの初めてなんで甘めに見てくれれば幸いです……
とりあえず群像劇ちっくなのやりたかった
それでは、読んで下さったみなさまありがとうございました!
>>57の「初めて」、もらっちゃった…///
面白かったよ乙
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