- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/26(木) 01:10:08.18 ID:oBKX4IBTO
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唯「卒業アルバムの写真のために前髪を切ろうとしたんだ」
憂「うん」
唯「そしたらくしゃみのやつにジャマされてね」
憂「う、うん」
唯「くしゃみして、うっかり前髪を切ってしまたのさ……マンガだろ?」
憂「お、お姉ちゃん……」


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【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
唯「前髪が半分になった私はモブにもおとる。だからもう主役をすることもできないし、憂のお姉ちゃんをやることもできない」
憂「そ、そんな……」
唯「ははは、おかしな話だよ。憂は髪型が変わっても私のコピーにしかならないのに」
唯「りっちゃんは前髪下ろしたらイケメンになるのに」
唯「あずにゃんも髪ストレートにしたらよりペロペロしたくなるのに」
唯「私は前髪をなくしたら魅力半減ってどういうこと?」
憂「そ、それは……」
唯「おそらく一ヶ月は、もとには戻らない。はは」
憂「お、お姉ちゃん……」
唯「私、密かに澪ちゃんの髪に懸念を抱いてたんだ」
憂「たしかに澪さんの髪は最近になって薄くなってるね」
唯「しかし結果はどうだよ」
憂「そ、それは」
唯「人の髪の毛心配してたらこれだよ。笑えるよね」
憂「あ、あははは」
唯「笑うな」
憂「あ、はは」
唯「笑うな」
憂「ごめんなさい」
憂「で、でも前髪がなくなったからって関係ないよ。お姉ちゃんは私のお姉ちゃんだよ!」
唯「だから今の私はモブ以下なんだよ」
憂「それがなにか関係あるの?」
唯「妹をもてるのは主役だけなんだよ」
憂「そうなの?」
唯「うん」
憂「で、でもたかが一ヶ月ならいいんじゃない?」
唯「バカヤロー!」
憂「あぐうっ!」
唯「夏休みの一ヶ月間が受験生には勝負なんだよ」
憂「うん」
唯「さらに一ヶ月はアニメに換算すれば四話、韓国ドラマに言ってしまえば八話にもおよぶ」
憂「知らなかった」
唯「私も韓国ドラマについては澪ちゃんから聞いただけなんだけどね」
唯「それに私にこの前髪がなかったら……ああ」
憂「ま、まだなにかあるの?」
唯「私に前髪がなかったらエンディングの私(Lost.Ver)にもなれないし」
憂「ああ、あの色っぽいお姉ちゃんかあ。ところでLostって、なにをLostしてるの?」
唯「処女」
憂「処女?」
唯「あの顔はやっぱり大人の女の顔でしょ。いやあ、私もなんだかんだ言いつつ大人になるんだよね」
憂「待ってお姉ちゃん。お姉ちゃんは私と一緒に一生バージンロードを歩まなきゃダメだよ」
唯「なんで?」
憂「ファンが悲しむでしょ!」
唯「ふふん~♪」
憂「なんで耳栓するの?」
唯「これから豚がたくさん鳴くんでしょ?だからうるさくないようにと思って」
憂「ファンを豚言うな」
唯「だいたいバージンクイーンだって実際にはバージン守ってなかったんだからさ」
唯「私だっていつまでも守れるとは思えないよ」
憂「そんなことないよ。お姉ちゃんのバージンは私が守るよ」
唯「憂はむしろ私の貞操を危機に追い込むでしょ?」
憂「たしかに誰かに散らされるくらいなら……」
唯「まあそんな気にしないでよ」
唯「どうせ私が処女をなくしたころにはファンも私たちの記憶をなくしてるからさ」
憂「真理だね」
憂「でもお姉ちゃん、前髪ないとマヌケだね」
唯「うん。そう思うとりっちゃんは前髪あげてるのに素晴らしくカワイイと思うよ」
憂「お姉ちゃんも髪あげれば?」
唯「やめてくだせー(棒読み)」
憂「どうして?髪あげるのやなの?」
唯「おでこだけは勘弁してくだせー」
憂「ねえ、お姉ちゃん」
唯「なんだい、過去になりつつ妹よ」
憂「お姉ちゃん正直なところ前髪あげるのそんなにいやじゃないでしょ?」
唯「わかんないや。でも言われてみると……」
憂「だって考えてもみて。お姉ちゃん、幼稚園時代から髪あげてたよ」
唯「本当だね」
憂「それに高一のときの文化祭で焼きそば作ってるとき、おでこ全開だったよね?」
唯「……自分がよくわからないや」
憂「一貫性がないね」
唯「人間だもの」
憂「そうだね、人間だから好みも変わるよね」
唯「まあ監督がきちんと私を把握してなかっただけかも」
憂「文句言ってくる」
唯「ふ……干されるからやめとけ」
唯「ていうかなんで私、自分で前髪切ろうとしたんだろ?」
憂「梓ちゃんから聞いた話によると、美容院に行くと前髪を切られすぎるから、とのこと」
唯「憂……」
憂「なにお姉ちゃん」
唯「私って馬鹿なのかな」
憂「なにが?」
唯「そんなの少し切ってと言えばすむ話だよね」
憂「そうだね」
唯「そもそも美容院さんは素人が髪切っていじるの嫌うしね」
憂「本当にね。お姉ちゃん実は美容院じゃなくて床屋で髪切ってる?」
唯「はは、知ってる憂?床屋だと鼻毛まで切ってくれるんだよ。顔も剃ってくれるし」
唯「美容院だと、ストパーとかかてもらったりして4、5時間平気でかかるから床屋みたいにさらっと終わってくれたほうが気楽だよ」
憂「でもお姉ちゃん、美容院も行くでしょ?なんでわざわざ面倒な美容院に行くの?」
唯「お菓子とコーヒーが目当てで、ついね」
憂「お姉ちゃん。お菓子くらい買ってあげるよ?」
唯「はあ……あの頃はよかった」
唯「前髪があった頃は髪型決めるのが楽しくてしかたがなかったよ」
憂「鏡の前でなんかしてたね」
唯「あはーん、うふーんってね。ワックスもつけずによくもまああんなに髪型が変わったもんだよ」
憂「天パーだからかな」
唯「かなあ?まあなんでもいいけどね。はあ~」
憂「まあ今日は寝なよ」
唯「うん、そうする」
唯「次の日の朝。私はもしかしたら髪がもう伸びているのではという期待を抱いて目を覚ました」
唯「もちろんそんなことはなかった。憂鬱だ。メランコリ・オブ・平沢唯」
憂「朝から独り言多いね」
唯「ライフラインがなくなったからね。今の私はなにを喋ってもいいんだよ」
憂「とりあえずご飯食べようね」
唯「はあ。髪のびないかな?」
憂「エッチな人は髪のびやすいんだって」
唯「処女捧げてくる」
憂「その前髪で誰が釣れるの?」
唯「…………ご飯、食べようか、憂」
憂「そうだね」
唯「学校行きたくないよ」
憂「卒業アルバムどうするの?」
唯「写りたくない」
憂「あとから公開するから学校行ったほうがいいって」
唯「今後悔するのとあとで後悔するのとなら、私はあとで後悔するのを選ぶよ」
憂「夏休みの宿題じゃないんだから引き伸ばさなくてもいいよ」
憂「ほら、朝ごはん早く食べちゃって」
唯「憂、私はとんでもないことに気づいたよ」
憂「早く食べて」
唯「ぱくっ、もぐもぐ……あのね、私はとんでもないことに気づいたんだけどさ」
憂「早く食べ終わって」
唯「もぐもぐ、もぐもぐ……でね、憂。これがかなり重要なんだけど」
憂「早くごちそうさまして」
唯「ごちそうさま」
憂「おそまつさまでした」
唯「でね、憂」
憂「学校行く準備して」
唯「ふっ……前髪がなくなったら心なしか妹が厳しいぜ」
唯「私と憂は今現在登校中である」
唯「朝から妙に冷たい妹に話しかけるべきかどうか迷っている最中だ」
唯「私は恐る恐る妹に話しかけた」
唯「ねえ、憂」
憂「普通に話しかけてほしいんだけど」
唯「私はね、とんどもなく重要なことに気づいたのだよ」
憂「なにに気づいたの?」
唯「聞きたい聞きたい?」
憂「早く言って」
唯「はい」
唯「憂は文化祭で私が木の役をしてたのは知ってるよね」
憂「あの意味のない役だよね」
唯「いったいあれはなんなんだろうねとは私も前から思ってたけど、意味がないとか言わないで」
憂「それで?」
唯「私があの木(Gの役)やってるとき、くしゃみしそうになったのは覚えてる?」
憂「すごくいい顔してたね」
唯「あとでさわちゃんに映像見せてもらったら死にたくなったよ」
憂「私も写メしたけど見る」
唯「やめろ」
憂「で、それがどうしたの?」
唯「おそらくあれは伏線だったんだよ」
憂「伏線?」
唯「そう。私がくしゃみをして前髪をバッサリやっちゃうっていうね」
憂「くだらないと思うけど、言われてみるとお姉ちゃんってやたらくしゃみしてるよね」
唯「やたら鼻水たらすしね」
憂「私が風邪を引いても鼻水垂らさなかったもんね」
唯「私なんか毎回誰かにティッシュでふー、してもってるよ」
憂「で、結局伏線ってそれだけ?」
唯「それだけ」
憂「さ、早く学校行くよ」
唯「そうだね」
唯「こちら平沢。現在三年二組に潜伏している。時刻は、一一三七」
唯「一応タオルで身を隠しているもののいつまで持ちこたえられるかわからない」
唯「……おい、聞いているのか」
唯「どうした衛生兵!?おい!」
唯「くっ……ここまでか」
律「お、唯なにしてんの?ていうかタオル外せよ」
唯「あう~」
律「もしかしてまだ前髪を気にしてんのか?」
唯「ええ、そのとおりでございます」
紬「そんなに気にしなくても大丈夫よ。唯ちゃんカワイイから」
唯「そ、そうかな?」
澪「私が言うのもなんだけどきっと大丈夫だよ」
唯「だよねー?」
律「うんうん、問題ない」
和「なんの話してるの?」
唯「あ、和ちゃん」
唯「実は昨日うっかり前髪を切り落としてね……ご覧のとおりです」
和「…………」
唯「あずにゃんにも澪ちゃんにも爆笑されちゃったんだ」
澪「ごめん。真面目に笑えたんだ」
和「…………ぷ」
唯「へ?」
和「くくく……ぶふっ……ふふふふ、ひひっ……」
紬「の、和ちゃん?」
和「ひひ、ひひひっ…………くくくくくく、ぶひぃっ……はははははは、あはははは!」
和「ヤバいwwwww死ぬ!唯の前髪で私が死ぬwwwwwwwwwww私を殺す気かwwwww貴様は笑いの天才かwwwwwwwwww」
唯「」
さすがノドカ
俺の嫁はこうでなくっちゃな
和「今日も唯のためにクリップもってきたのにwwwwwwww無駄になってしまったわwwwwwwwwwwww」
和「お前の前髪ねえからwwwwwwwwwwwwwww」
和「ドゥフwwwwwwwwwwwwwwwぶひひひひっwwwwwwwwww」
唯「ひ、ひどいよ」
和「ひどいのはあんたの前髪wwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
和「あはははwwwwwぶひひwwwwwwwはははははははあんたは最高よwwwwwwww…………がくっ」
和「」
律「笑いすぎて鼻血出して失神したぞ」
紬「すごいわ唯ちゃん!唯ちゃんは本当に笑いの天才だわ」
澪「…………」プルプル
唯「は、はは」
唯「私、もうダメみたい」
澪「そ、そんなことないよ……プッ」
唯「肥満の人はさ、ダイエットという努力をすれば痩せられるじゃん」
律「なにか言い出したぞ」
唯「でも髪の毛は努力してものびないよね。真理だよねこれ」
律「悟りを開くにはまだ早いぞ」
紬「育毛剤つけれるのは?」
唯「女子高生が育毛剤とかやめてよ」
律「ていうかむしろなんの努力をしなくても唯一のびるのが髪の毛だろ?」
唯「そうだね」
唯「ほんと、さっきの和ちゃんの言葉で死ぬかもとマジメに思ったね」
律「そこまで……」
唯「前髪がもうちょっと短かったら死んでるところだったよ」
澪「で、でもさ、それはそれで唯、とっても似合ってるって」
和「私もそう思うわ」
唯「うん、ありがとう」
紬「それに今日は卒業アルバム写真を撮るからそんな顔してたらダメよ、唯ちゃん」
唯「ああ鬱だ」
和「情けないわね。元気出しなさいよ」
唯「うん」
唯「いよいよ写真撮影がの時間が迫ってきた。ああ鬱だ死のう」
さわ子「はい、ここで緊急連絡」
さわ子「今日は本当は写真撮影をしてもらうはずだったのですが、業者さんが来れなくなったので中止です」
唯「なんと!」
さわ子「ちなみに写真撮影は明日になりました」
唯「喜んだのもつかの間、日にちはあまり変わってなかった」
唯「お昼休み。私はみんなに前髪のことで相談することにした」
和「ぶつぶつ独り言が多いわね」
唯「気分がどんよりしたときはつい独り言が多くなるんだよ」
和「たかが前髪でしょ?」
唯「まあね」
澪「おでこを晒すのはダメなのか?一年の頃は文化祭であげてただろ?」
唯「今はおでこアレルギーなもんで」
律「まあおでこは私の特権だからな」
紬「あ、そうだ」
唯「なにムギちゃん?」
紬「写真を撮ってもらうでしょ?」
一同「うんうん」
紬「それで撮ってもらった写真をもらうの」
一同「ほうほう」
紬「そしたらその唯ちゃんの写真に」
一同「写真に?」
紬「前髪を書いちゃえばいいのよ」
一同「おお~」
紬「どうかしら?」
唯「か、完璧だよムギちゃん!」
和「そうかしら?」
紬「なにかダメだったかな?」
和「写真に髪を書くのはいい案だけど、卒業写真を私たちが手に入れられるのは、アルバムをもらったときだけよ」
唯「うう~ダメか~」
律「いや、まだ諦めるには早いんじゃないか?」
唯「なにかあるの?」
律「前髪ウィッグつければいいんだよ」
唯「ああ、その手があったね」
律「だろ?これなら簡単に髪ごまかせるし」
唯「あ、でもうちにはウィッグなんてないよ……」
律「買えばいいじゃん。ドンキとかで千五百で売ってるわけだし」
唯「二百円しかないんだ……あ、誰かお金を……」
和「じゃあ諦めるしかないわね」
唯「え、だからお金」
和「だいたいウィッグなんてつけてたら先生にバレるからやめときなさい」
唯「うう~」
唯「結局なんの対策も浮かばずに私は家に帰った。憂に愚痴りまくった」
唯「けれど前髪のない私にはやはり妙に冷たい憂であった」
憂「お姉ちゃん、ご飯食べて」
唯「はい」
憂「……っくしゅんっ!」
唯「あれ?憂風邪?」
憂「そうかも。最近クーラーかけて寝てたから」
唯「大丈夫?」
憂「お姉ちゃんの前髪よりは大丈夫だから気にしなくていいよ」
唯「妹、冷たいね」
憂「気のせい風邪のせい……くしゅんっ」
唯「ねえ、憂……アルバム写真どうにかならないかな?」
憂「無理だよ。どうしようもないから諦めたほうがいい」
唯「やっぱりそうなのか」
憂「卒業アルバムに恥ずかしいこと書くよりはマシでしょ?」
唯「べつに私は恥ずかしいこと書いてないよ」
憂「でもなにか書いてたよね?」
唯「うん、逆境にくじけるな!って中学の卒アルに一言書いたね」
憂「じゃあ実行しなくちゃ」
唯「でもなあ、やっぱこんな前髪やだよ」
唯「絶対前のほうがいいよね?」
憂「お姉ちゃんを好きな人たちならどんなお姉ちゃんも好きでいてくれるでしょ」
唯「そうかな?」
憂「そうだよ、たぶん」
唯「じゃあ憂は私がどんな髪型になっても好きでいてくれる?」
憂「当たり前だよ。たとえドレッドだろうとアフロだろうと金髪モヒカンだろうと、愛してる」
唯「憂、うれしいよ」
憂「だから明日の卒業アルバムは自信をもって写ってきて」
唯「わかったよ、ありがとう憂」
憂「事実を言っただけだよ」
憂「はっくしょん!」
唯「憂、鼻ちーしてあげる」
憂「ありがとう……ふふ、あはは」
唯「憂?」
憂「なんでもないよ。ただ前髪が目にかかって鬱陶しいなあと思っただけ」
唯「そう」
憂「明日は頑張って」
唯「うん、ありがとう」
憂「じゃあ私食器片付けるからお姉ちゃんは勉強してね」
唯「はーい」
憂「素直でよろしい」
唯「ああやっぱり憂はいい妹だなあ。私に顔はそっくりなのに全然性格は似てないや、あはは」
憂「早く勉強する」
唯「はーい……と言おうとしたところで私はナイスなアイディアを思いついた」
憂「お姉ちゃん」
唯「憂、私は今すごいアイディアを思いついたよ」
憂「予想はついてるけど言ってみて」
唯「憂が私のフリをすればいいんだよ」
憂「やっぱりそうくるよね」
唯「ダメ?」
憂「だって写真撮るの授業中だよ?」
唯「憂が私のフリしてる間は私が憂のフリするよ」
憂「まあどうしてもと言うなら……」
唯「やったー!」
唯「こうして私は憂と入れ替わるという完全犯罪を思いついた。えへへ」
唯「さて、気分もいいことだし眠るか……」
ふわふわた~いむ ふわふわた~いむ
唯「と、明日の懸念材料を完璧になくし、心行くまで安眠を貪ろうとした私に一つの電話が……」
唯「もしもーし」
唯「はい、唯だよ」
唯「え?ああ、そのことなら問題ないよ」
唯「うん、憂がね私の代わりに写真撮影に出てくれるから」
唯「うん」
唯「そういうこと」
唯「……え?」
唯「それだけじゃダメ?」
唯「じゃあどうすればいいの?」
唯「……ふんふん、なるほど、おお!たしかにそれは名案だね!」
唯「さっそく実行するよ!ありがと……うんまた明日ね」
唯「時刻はすでに深夜1時。私は妹の部屋に侵入した」
唯「もちろんやることはただ一つ」
憂「……お姉ちゃんうるさぃ……」
唯「寝言でさえツッコミを入れるとはなかなかこの妹やるね」
唯「まあ、そんなことはどうでもいいんだけどね」
唯「私の理想の卒業写真のために憂には犠牲になってもらうよ」
唯「というわけで、ちょこっと前髪を切らしてもらいまーす」
唯「憂の前髪もなかなか長いからね。私の理想の長さにさせてもらうよ」
唯「よし、今の私にはくしゃみの兆候もないし……さあ、妹の髪を頂戴する!」
憂「はっくしょん!」ビクン!
唯「あ……」
バサッ、パラパラパラパラ……
唯「」
唯「次の日。写真撮影の時間です。私は結局憂とは入れ代わりませんでした」
律「唯、ボロボロだけどどうしたんだ?」
紬「す、すごいね。髪、整えてあげようか?」
唯「……おねがいしやす」
澪「服もすごいことになってるぞ。いったいなにがあったんだ?」
唯「はは、憂にね。私の代わりに写真撮影してもらおうと思ったんだ」
律「名案じゃん……って、じゃあなんでそんなボロボロになってるんだよ?」
唯「一つの電話が入ってね」
紬「電話?」
唯「どうせ入れ代わるなら、唯の理想の前髪にしたほうがいいって言われて」
唯「夜中に忍んで、憂が寝ている最中に前髪を切ろうとしたんだよ」
澪「それで……?」
唯「切ろうとするまでは成功した。けど切ろうとした瞬間、憂がくしゃみしてさ」
律「前髪バッサリやっちゃったんだな」
唯「はい」
唯「自分のくしゃみは警戒してたけど、まさか憂がくしゃみするなんてね」
澪「それは気の毒だったな。憂ちゃんが」
唯「うん。よく考えたら憂が風邪っぽかったのには気づいてたんだけどね」
唯「で、憂に、朝に事情説明したんだ。そのあとは怒った憂にケンカというか、一方的にボコボコにされた」
唯「姉妹で初めてのケンカだったよ」
律「胸が苦しいな」
紬「ところで唯ちゃんに電話したのは誰なの?」
唯「ああ、それは……」
和「唯wwwwwwwwww昨日はどうだったwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
おわり
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てめぇwwww
久々にキレちまったよ
あの時2chやニコニコ大百科が大騒ぎに
文化祭の表情は最早放送事故レベル