- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/08/25(水) 01:58:29.24 ID:WgAD0vKS0
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初春「調査の結果鈴科百合子さんという女性だった事が判明しました」
上条「てことはアイツロリコンじゃなくて姉御肌だったのか・・・・」
初春「そう・・・ですね・・・・」
上条「そうか・・・いままで散々アクセロリータなんていって悪いことしたな・・・」
初春「そんな事いってたんですか」
上条「うん・・・ちょっと謝らないとな」
初春「そうですね・・・・」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
上条「それとアイツの事は今度からアネゴロリータって呼ぶ事にするよ」
初春「結局ロリコンじゃないですか」
上条「じゃあちょっといってくる!」ダダダ
初春「うわぁ」
続けたまえ
公園
上条「あ、ここまで来てなんだけど俺あいつが普段どこにいるかなんてしらねぇや」
上条「ちょっと初春さんに聞きに帰ろ」
美琴「あ、あんたなにしてんの?」
上条「おっ、御坂じゃねぇか、今ちょっと人を探しててな」
美琴「ふーん、そうなんだ。で誰を探してるの?」
上条「かくかくしかじか」
美琴「え?マジ!?あいつ女だったの!?で、いくつ!?」
上条「さぁ、俺と同じくらいだとは思うけどなぁ・・・・」
美琴「でもそれだったらアネゴロリータうっていうよりアネゴスロリータの方がいいわね、あいつ変な服きてるじゃない」
上条「あういうのをゴスロリっていうのか?」
美琴「さぁ」
ジャッジメント支部
上条「というわけで」
美琴「もどってきたんだけど」
上条「あいつ」
美琴「いくつなの?」
初春「なんで2人で喋るんですかっていうのは面倒臭いのでもういいです、ちょっと調べますね」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
上条「初春さんは人生で何カタカタするんだろうな・・・・」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
美琴「一億カタカタはするんじゃないかしら・・・・」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
上条「ジャッジメントもいい加減iPadとかつかえばいいのに」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
美琴「予算とかがあるでしょ、それにあれ品薄じゃない」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
上条「この前センター街のアップルストアいったら在庫あったぞ」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
美琴「まじで?あとで買いにいかない?」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタ
上条「いいよ」
カタカタカタカタカタカタカタカタカタカタッ、ターン!!
初春「でました!」
上条、美琴「キリッ」
初春「・・・・。・・・どうやら一方通行さんは今年で24歳のようですね」
上条「予想外だ」
美琴「その歳であんな子がいたら可愛くて仕方ないでしょうね・・・」
上条「年上か・・・性格と人相とスタイルさえよけりゃフラグの一つでもたったかもしれないのに・・・チッ」
美琴「なに?あんた年上好きなの?」パチッ
上条「いやー、そんな事はないけどー、まぁちょっとお姉さんのほうがいいかなー?って感じかなー?」
美琴「棒読みね・・・・」
初春「あ、私の分は64Gでお願いします」
上条「なにが?」
初春「いや・・・iPadですよ」
美琴「え?どういう事?」
初春「今の時代情報がタダで手に入るとでもおもってるんですか?」
上条「あぁ・・・・すいません・・・・」
美琴「」
初春「なんて、冗談ですよ!」
上条「・・・・!ですよねー!w」
初春「32Gで大丈夫ですから!あっ、3Gじゃなくても全然いいんで、むしろWi-Fiの方が軽いんで、じゃあお願いしますね」
上条「・・・・不幸だ」
美琴「」
上条「・・・今月生きて行けるだろうか」
美琴「心配しなくてもいいわよ、さっきはびっくりしたけど私貯金あるから」
上条「そういえばお前はレベル5だったな、そういえばいくらあるんだ?」
美琴「そうねぇ、10億はあったはずだけど・・・・」
上条「」
美琴「でも私はそこまで多くないわよ、一方通行も第二位も兆はいってるらしいわ」
上条「・・・そこまでいくとなんだかな、特売を追いかけてる上条さんって一体なんなんだろう」
美琴「え?あんた何もしてないの?」
上条「え・・・!?あ・・・!そうか!!」
美琴「その右手だったら億はいかなくても贅沢できるくらいのお金はもらえるんじゃない?」
上条「ちょっと研究所いってくる」
美琴「いやいや、一方通行さがすんでしょ?」
上条「そうだった・・・・」
美琴「まぁまぁ、確かもうそろそろあいつの家に着くはずよ」
上条「お前なんでそんなもんしってんだ?まさか・・・・!!」
美琴「研究所でチラッとみただけよ、バーカ」
上条「それにしてもどんな家なんだろうなぁ・・・そんな大金持ちの家ってのぁ」
美琴「ほら、ここよ」
上条「どれどれ?と上条さんは上条さんは期待に胸を踊らせてみる」
美琴「気持ち悪いわよ死ね」
上条「って、ただのマンションじゃねぇか・・・そうか!これ全部あいつの所有物なんだな!?」
美琴「なにいってんの?学園都市の学生寮よ?」
上条「そうか・・・・」
美琴「なにシュンとなってんのよ、ほらこのフロアの奥があいつの部屋よ」
上条「なるほど、表札はないようだな」
美琴「なんかしらないけど謝るんでしょ?」
上条「そうだった、しかしあいつ家にいるかな?」
美琴「もしもーし、いますかー?」ピンポーン
「ハーイ、イマスヨー」
上条「うわぁああああ!!!!」ダダダ
美琴「きゃ!」
上条「はぁはぁ!!」
美琴「なっ、なにすんのよ」
上条「す・・・すまん・・・」
美琴「これじゃただのピンポンダッシュじゃない!ほら、困ってるわよ!」
上条「今度こそ!すいませーん!!」コンコン
「・・・ハーイ」ガチャ
上条「よぉ」
ガチャ
「ダレー?トミサカハミサカハタズネテミルー!」
「アア・・・ダレモイナカッタヨ・・・」
上条「って一方さーん!?」
美琴「あんた相当嫌われてるわね」
「ホラー?ナンカサワイデルヨー?トミサカハミサカハタズネテミルー」
「チッシカタネェナ」
ガチャ
一方「なんだよ三下ァ」
上条「なぁ・・・ちょっと聞きたいんだけどさ、お前って女なんだろ?」
一方「あァ!?みてわかんねぇのか!?」
上条(わかんねぇからきいてるんだろ)
美琴「あんたさぁ、打ち止めにやらしい事しないでしょうね?」
一方「はァ!?なんで俺がそんな事するんだよ?」
美琴(わかんねぇよ)
上条「・・・なぁ鈴科百合子って言うのはお前の事か?」
美琴(この人いっちゃったよ)
一方「なんでお前俺の本名しってんだ?
美琴(こいつ女かよ)
上条(マジだった)
上条「いや・・・ちょとな」
美琴「・・・・そうそう、打ち止めは元気にしてるの?」
一方「あァ、やかましいぐらいな・・・まぁここで話されるとうるせぇから上がれよ」
上条「じゃあ遠慮なく、おじゃましまーす」
美琴「おじゃましまーす」
打ち止め「だれー?ってあー!お姉様と三下だーってミサカはミサカははしゃいでみる!」
上条「」
美琴「久しぶりね、元気そうでなによりだわ」
上条「・・・・それにしても随分ファンシーな部屋だな」
美琴「あ、ゲコ太だ!!」
一方「ガキがうるせぇから仕方ねぇンだよ」
打ち止め「一方通行に買ってもらったんだよってミサカはミサカは自慢してみる!!」
美琴「・・・よかったわねー」
一方「ところでお前ら何しにきたンだよ、なンか用事があンだろ?」
上条「あー、そうだそうだ。実はお前に謝ろうと思ってな」
一方「謝るだァ?何をだよ?」
上条「実は今までお前の事を男だとばっかりおもってたもんでな、打ち止めといる所をみてると・・・その、なんだ。
まぁ、所謂ロリコンに見えちまってアクセラレータにちなんで
アクセロリータなんていったたんだが・・・・
女となるとロリコンってよりも姉御肌なんじゃねぇかって事に気付いてな
となるとこれはアネゴロリータって言ったほうがいいんじゃないかとおもってたら
御坂がお前のそのヘンテコな服にちなんで
アネゴスロリータの方がいいんじゃ無いかというもんだからよ
今度からお前の事をアネゴスロリータって言うわっていう報告と今までロリコン扱いしてゴメンな
鈴科百合子(24:独身)さんって事を言いにきたのさ」
打ち止め「」
一方「」
上条「あれ?やっぱ怒ってる?」
打ち止め「一方通行が女の子だったなんて・・・とミサカはミサカは失望してみる」
一方通行「」
上条「あ・・・・じゃあ、そういう事だから。ゴメンな・・・」
美琴「ご・・・ごめんね百合子ちゃん・・」
一方「・・・・」
上条「じゃあ俺達これからアップルストアいくから・・・・」
美琴「と言う事なんで・・・」
一方通行「・・・・まて」
上条「ど、どうした?お前もiPad欲しいのか?」
一方「なぁ・・・・俺はそんなに男っぽいのか・・・・?」
上条「あぁ・・・今まで純正のロリコンかとおもってたからな・・・・」
美琴「・・・・とりあえず俺って言うのやめたらどう?あと男言葉も」
一方「そうかァ・・・じゃあなんて言えばいいんだ?」
美琴「そうねぇ・・・とりあえず私の真似でもしてみたらどうかしら?」
上条「これでもお嬢様だからな・・・あと打ち止めも一応女の子っぽいな・・・」
一方「そうk・・・そうねぇ・・・」
美琴「そうそうwwwwwwwwwwwwwww」
上条「いいぞ百合子さんwwwwwwwwwwwwwww」
一方「お前ら殺すぞ」
美琴「・・・そ、そんな感じね!」
上条「・・・ああ、いいじゃないか!」
打ち止め「一方通行が女の子だったなんて知らなかったとミサカはミサカは驚愕してみる・・・」
一方「そうか・・・こんな感じか・・・」
美琴「"そうか"っていうより"そうね"のほうがいいわね、語尾の"か"を"ね"にしてみたら?」
一方「そう・・・ね・・・」
上条「お・・・おお・・・いいじゃないか・・・・」
美琴「・・・まぁ、慣れないと思うから色々研究して見る事ね・・・・」
一方「そうk・・・ね・・・わかったよ・・・・」
上条「ああ、まぁ今日の所は帰るけどさ・・またみにくるよ・・・」
美琴「あ、あと服装も変えた方がいいわね・・・顔は・・・まぁ、そのままでも問題なさそうね・・ちょっと目付きが悪いけど」
一方「・・・服装ってどうすればいいんだ?」
美琴「そうね、打ち止めみたいな服装ならいいんじゃない?」
一方「打ち止めか・・・」
打ち止め「ひっ!とミサカはミサカは背筋を震わせてみる」
上条「ああ、また遊びにくるからよ・・・がんばれよ」
美琴「がんばってね」
一方「わかったよ・・・・」
アップルストア
上条「なんか凹ませちまったな・・・・」
美琴「そうね、可哀想な事したかしら。あっiPhone4も良さそうね」
上条「でもこれがあいつの為なんだろうな・・・・。あっ、iPhone4は買い時じゃないぞやめとけ」
美琴「えっ?何がダメなの?」
上条「そりゃ、あんな口の聴き方してたら嫁の行きてなんかないだろ」
美琴「そうじゃないわよ!iPhone4よ!」
上条「ああ、そっちか。なんでもアンテナとかカメラとか問題が多いらしくてな、せめて4GSまで待ったほうがいいらしいぞ」
美琴「なんだ、そんなの別にいいわよ」
上条「あー、そういやお前にとっちゃ5万や10万やすいんだったな、じゃあ買っちまえよ」
美琴「そうね、すいませーん。これとiPad Wi-Fi 32Gを2つ下さい」
店員「あー、すいませんiPhone4は在庫切れでして・・・・ご予約されましたら入荷次第お届け致しますが・・・・」
美琴「あー、そうなんですか・・・・じゃあiPadだけでいいです」
店員「かしこまりましたー、少々お待ちくださいませー」
美琴「はーい」
美琴「いやー、やっと買えたわ」
上条「なぁ、ところでお前パソコンもってるのか?」
美琴「もってないわよ?なんで?」
上条「え?パソコンないとなにもできないぞ?」
美琴「え?なんで?」
上条「いや、初期設定もデータも入れられないし」
美琴「あっ!でも黒子がもってるわ!」
上条「そうなると白井とデータを共有する事になるわけだが・・・」
美琴「ちょっとパソコン買ってくる・・・・」
上条「やれやれ・・・・」
上条「やれやれ、とうとうパソコンまでAppleで買ったのか・・・・しかもAirでMagicMouseも・・・・」
美琴「ええ、だって可愛いじゃない」
上条「こうしてマカーが出来上がっていくのか・・・・」
美琴「ええ?なにかダメだったかしら?」
上条「いや、本人がいいならいいんじゃね」
美琴「ですよねーw」
ジャッジメント支部
上条「初春さーん、もどりましたよー」
初春「あ、どうでした?」
上条「結構凹んでましたよ・・・」
美琴「初春さん、iPad買ってきてあげたわよ」
初春「うわぁこいつら本当に買ってきた」
(やったぁ!ありがとうございます!!)
上条「」
美琴「」
初春「い、いえ。ありがとうございます!」
(しまった、心の声とセリフが・・・・!!)
初春「っていうか随分かってきましたね・・・・ってAirですか」
美琴「ええ!いいでしょ?」
初春「薄いですねー」
(THE 熱暴走 じゃないですか)
上条「そういえば次はいつ行くんだ?」
美琴「あー、そうねぇ。とりあえず一週間したら行きましょ?」
上条「そうだなー、それくらいかな」
一週間後
上条「というわけで」
美琴「様子をみに」
上条「きてみたけど」
一方「どうかしら?」
上条「これは・・・・」
一方「私がんばったっンだけど・・・・」
上条・美琴(予想以上に気持ち悪い)
上条「ああ・・・・まぁいいんじゃねぇか・・・・」
美琴「ええ・・・なんとか女の子にはみえるわ、あんたが水玉のワンピース来てる所なんて想像すらしなかったけど」
安易に想像できるから困る
一方「ほんと!?ありがとう!」
上条「ああ・・・どういたしまして」
一方「でもネ・・・ちょっと悩みがあるんだけど」
美琴「どうしたの?」
一方「最近打ち止めちゃんが口を聞いてくれなくて・・・」
上条「そうなのか・・・打ち止め?」
(そりゃそうだよな)
打ち止め「ちょっと慣れないだけだよとミサカはミサカは初恋が破れた事を隠してみる」
美琴「あー、まだ違和感があるのねー。まぁ慣れれば元通りになるわよ」
一方「そうね・・・・」
一方「あ、私ね!クッキーつくったの!食べていってよ!」
上条「」
美琴「」
打ち止め「わーいクッキーだってミサカはミサカは棒読みではしゃいでみる」
上条「はは・・・こりゃ御坂より女っぽいかもな・・・・」
美琴「ええ・・・・そうね」
一方「ほら!食べてみて!」
上条「ああ、頂きます」パク
美琴「いただきまーす」パク
上条・美琴「これは・・・!!」
上条・美琴「美味い!とてつもなく美味い!」
上条(さすが天才・・・吸収の速さはすごいな・・・)
美琴(負けた・・・・私の女としての14年間って・・・・)
打ち止め「おいしー!!ってミサカはミサカは素直に喜んでみる!!!」
一方「どうだったかナ・・・」
上条「最高だよ!一方通行!」
美琴「がんばったったわね!」
一方通行「みンな///」
打ち止め「でも気持ち悪い物は気持ち悪いとミサカはミサカはエアブレイクしてみる!」
一方「」
上条「ま・・・まぁ、打ち止めは子供だからさ・・・・仕方ないさ」
美琴「そ・・そうね、あ!あたし打ち止めと散歩してくる!ほら!いくわよ!」
打ち止め「お姉様怖いとミサカはミサカは怯えてみる!」
美琴「いいからきなさい!」バタン
「ウワァートミサカハミサカハサケンデミル!!」
「ヤカマシイ!」
一方通行「なンか・・・迷惑かけちゃってごめんね・・・・」
上条「いや!別にいいんだ!お前がわるいんじゃないし!」
一方「上条くん・・・///」
上条「えっ」
上条(ヤバイちょっとときめいてしまった)
一方「上条くんやさしいね///」
上条「あ、ははは、どういたしましてー」
「オネエサマダイスキートミサカハミサカハオセジヲイッテミル」
「オセジイウナ」ボカッ
「ウワーン」
上条「おっ、戻ってきたみたいだなぁ」
ガチャ
美琴「いやー、子供の世話みるのって大変ねぇ!」
打ち止め「お姉様がアイスかってくれたよわーいってミサカはミサカは喜んでみる!」
一方「そう、よかったわね」
上条「まぁ、長居してもなんだしそろそろ帰るわ」
美琴「そうねー、一方通行も女の子っぽくなってるみたいで安心したわ」
上条「まぁ、暇な時は遊びにくるからよ」
美琴「打ち止めもいい加減慣れなさいよ!」
打ち止め「ふにゃー」
一方「うん、今日はありがとね」
上条「いやー、まじでびっくりしたぜ」
土御門「それはすごいにゃー・・・・」
アオピ「へぇ、第一位って女やったんや・・・」
上条「ああ・・・、そうだ。今から見にいくか?」
土御門「なに?お前そんなに仲良くなってんの?」
アオピ「そうかそうか、かみやんにもついに彼女ができたか」
上条「おい」
土御門「まぁいいぜ、見に行こうや」
アオピ「でも、そいつって怖そうやしなぁ~」
上条「いや、随分大人しくなってな・・・。そういやあいつの所に幼女がいてたっけな」
アオピ「なにそれkwsk」
上条「ああ、常盤台の超電磁砲のクローンでな、本人とちがってそこそこ可愛いぞ」
アオピ「ああ、レールガンのクローンか・・・わかった!見にいってやろうやないか!」
土御門「何様だにゃーw」
上条「じゃあ、こっちだな」
上条「ここだべ」
土御門「ここかー、案外質素だにゃー」
アオピ「もっと豪邸かとおもったんやけどなー」
上条「じゃあ押すぞ」ピンポーン
打ち止め「はーい!とミサカはミサカは対応してみる」
上条「あれ?一方通行は?」
アオピ「なかなかええ幼女やん」
土御門「やっぱ妹系が至高か・・・・」
打ち止め「一方通行は今買い物してるよーとミサカはミサカは報告してみる」
上条「家庭的だな・・・・」
打ち止め「何か用事?なら家に入っててもいいよとミサカはミサカは侵入を許してみる」
上条「ああ、じゃあそうさせてもらうよ」
上条「おじゃましまーす」
土御門「おじゃまするにゃー」
アオピ「おじゃまするでーフヒヒ」
土御門「それにしてもファンシーな部屋やなぁ」
アオピ「これが第一位の部屋とはねぇ・・・・おっWiiやん」ヘラヘラ
打ち止め「最近一方通行がずっとそれやってるのってミサカはミサカは変態に怯えながら言ってみる」
アオピ「そうかそうか、お嬢ちゃんかわええなぁ」ニヤニヤ
上条「なにやってんだ?」
土御門「スマブラとマリカーとどうぶつの森か・・・・まぁ最近買ったんやったらこんなもんやろうな・・・」
上条「お、中に入ってるのはどうぶつの森みたいだな」
土御門「ははは、†雷豪帝†だってよw」
アオピ「第一位さんパネェっすw」
上条「これはひどい」
打ち止め「それはミサカのなのってミサカはミサカは弁明してみる!」ワナワナ
アオピ「あ・・・、お嬢ちゃん!ボクはええと思うで!こいつらひどいやっちゃなぁ!」
土御門「お前・・・・」
上条「ロリコンの上にクズとは」
打ち止め「変質者のお兄ちゃんありがとってミサカはミサカはお礼をいってみる」
上条(wwwww変質者wwwww)
アオピ「・・・・」
土御門「wwwwwざまぁw」
アオピ「あっ・・・そういえば一方通行のはどれなん?」
打ち止め「一方通行のはこれだよってミサカはミサカは教えてみる!」
上条「ゆりこ・・・か、普通だな・・・・」
土御門「家も綺麗だにゃー」
アオピ「やな・・・・」
ガチャ
一方通行「ただいまー」
上条「おっ!かえってきたみたいだぞ!」
土御門「お!」
アオピ「お、やっとか」
一方「あ、上条君に誰かしらないけどいらっしゃい」
上条「・・・なぁ、ちょっとききたいんだけどさ」
一方「なに?」
上条「おまえ、胸でてきてないか?」
ほう
一方「あァ、これはね・・・最近女の子を意識するようになったからかしら・・・」
上条「・・・いいんじゃないか」
土御門「・・・ああ」
アオピ「ええで~、かみやんにこんな可愛い彼女がいたなんて!」
一方「彼女って///」
上条「ああ///すまん///おい!いらん事いうんじゃねぇ!!」ごちん
アオピ「いたいやん!」
一方「///」
上条「あ・・・こいつらの言う事はきにすんなよ///」
一方「あ、せっかく来たんだからご飯食べてかない?」
土御門「おう、それはありがたいぜ」
アオピ「お姉さんの料理もええもんやなーw」
上条「あ・・・ああ、じゃあ宜しくたのむよ」
一方「できたわよ///」
土御門「おっ!オムライスだにゃー!!」
打ち上げ「いただきまーす!!とムシャカハムシャムシャ」
アオピ「食べながらしゃべったあかんでー」
上条「いただきまーす・・・・!!」
上条(これは・・・・!!)
土御門・アオピ・上条「うまい!」
上条「すげぇじゃねぇか!一方通行!これならいつでも嫁にいけるぜ!」
打ち上げwwwwwwww
一方「え//そンな・・・私なンか誰も貰ってくれないよ・・・」
上条「そんな事ないぜ、一方通行ならできるさ!」
土御門「ああ!俺も保証するで!」
アオピ「そうや!いいとおもうで!」
打ち止め「ミサカも!とミサカはミサカは応援してみる!!」
一方「みンな///」
怖すぎて泣いた
恐ろしすぎる
上条「はぁー、くったくった」
土御門「うまかったにゃー」
打ち止め「ごちそうさま!!ってミサカはミサカは言ってみる!!」
アオピ「ボクはこっちでお腹いっぱいやでー」ニヤニヤ
一方「そンな///お粗末さまでした///」
上条(それにしても御坂よりも女の子っぽくなったな・・・・)
上条「そうだ・・・お前って友達とかいないよな?」
一方「え・・・うん・・・」
上条「だったら俺が紹介してやるからさ、そいつも友達になれよ。打ち止めだけじゃ寂しいだろ?」
打ち止め「そんな・・・!!とミサカはミサカはショックを受けてみる・・・・」
一方「別に・・・打ち止めちゃんは悪くないけど・・・確かに友達は欲しいかも・・・」
上条「だろ?じゃあ今度一緒に遊びにくるわ!」
土御門「かみやんいい男ぜよ」
アオピ「打ち止めちゃんはボクが友達になってやるから安心しいや!」
上条・土御門「それは不安だろ」
上条「まぁ、そういうことだからよ。今日は帰るわ」
土御門「ああ、外も暗いしな」
アオピ「ごちそうさんー」
打ち止め「ばいばーい」
一方「またきてくださいね///」
上条「ああ、じゃあな」
バタン
打ち止め「あれー?一方通行顔が赤いよー?大丈夫?ってミサカはミサカは心配してみる」
一方「大丈夫・・・///」
一方「ねえ、打ち止めちゃん」
打ち止め「なぁに?」
一方「女に見えないって言われて最初はすごくショックだったけど…今はちゃんと女の子扱いしてくれて、上条くんて優しいね」
打ち止め「」
一方「友達連れてきてくれたし…ほんとはめんどくさいとか、思われてないかな?」
打ち止め「そ、そんなことはないと思うよってミサカはミサカはあらぬ方向を見つめる一方通行をフォローしてみる」
一方「…友達かぁ」
一方「上条くんと、友達になれたらいいのにな…」
打ち止め「」
打ち止め(そういえばあの人、一方通行って友達居ないよなって言ったってことは自分を友達に勘定してないよってミサカはミサカは驚愕しつつもおくびにも出さずじっと手を見る)
一方「ともだち、ともだち…」
一方「友達って何するのかしら?」
一方「い、一緒に買い物したり…遊ンだりするのよね」
一方「上条くんと一緒に買い物か…」
打ち止め(それは世間ではデートと言う)
一方(…でも、私、可愛くないし、きっと上条くんは嫌だろうな)
一方「いいや、友達紹介してくれるって言ってたし、きっとまた来てくれるわよね」
一方「さ、片付けしちゃおっと」
一方「打ち止めちゃんもお風呂入っちゃってね」
打ち止め「はっ! は、はーいってミサカはミサカはいい返事をしてみる!」トタター
美琴「なにぃっ!? あ、ああああの不気味な笑顔で有名な一方通行が女の子らしくなってるですって!」
上条「不気味って…まあ、最初は確かに呪怨に出てきそうなやつだと思ったけど」
美琴「ジャパニーズホラーパニックアクション映画のボスよね」
上条「どんなジャンルだよそれ」
上条「昨日晩飯ご馳走になったけど、料理は旨いし部屋は綺麗だしほんと女の子らしかったぜ」
美琴「」
美琴「「「」」」
上条「どうした、何か怖いものでも見たような顔して」
美琴「家に…上がったの? あがって、ご飯食べたの?」
上条「え?うん、食ったよ。 オムライスだった」
美琴「チキンライスのように真っ赤に熟れた私を包んで食べてねってか!!!???????」
上条「何言ってんだコイツ」
美琴「卵とチキンとケチャップの揺ぎ無いハーモニーは永遠の二人を表しているってか!?????」
上条「白井ーたすけてくれー…」
美琴「私のときはクッキーだったのに、あんたのときはオムライス?!」
上条「おいおい、クッキーのときも俺はいただろ」
美琴「きっと私が一人で行ったら粗茶で終わりだったんじゃないかしら!?」
上条「なんだよそれ」
美琴「私も百合子のオムライス食べたい!!」
上条「なんでお前が百合子って呼び捨てなんだよ!?こないだまで一方通行って呼んでたじゃねーか!」
美琴「じゃあアンタはなんて呼んでるのよ」
上条「一方通行」
美琴「ふっ。勝った」
上条「じゃあ呼びかけたことあんのかよ」
美琴「無いわよ」
上条「俺はアイツの部屋で『ゆりこ…』って呼んだぞ」
美琴「」
上条(ゲームの名前をな)
美琴「…わ・・」ワナワナ
美琴「私も百合子の家にいく!!行って夕飯ご馳走になるーッ!!」
上条「相手の都合も考えろよな! 俺も行くけど!!」
美琴「早速、こんばん…」
上条「いや今日はやめとけ」
美琴「なんでよ?」
上条「昨日俺らが行ったから」
美琴「むぅ…(俺「ら」?)」
上条「それに、次は友達紹介してやるって言ってあるしな」
美琴「私が友達になればいいじゃない!」
上条「もっと新しい出会いが必要なんだよ、…なんかこう、あるだろ? そういうの」
美琴「…まあ、わからないではないわね」
上条「で、やっぱり女の子だし、女友達が居たほうがいいと思うわけですよ」
美琴「ははあ、なるほど。 それで私に」
上条「女友達紹介してくれ!」
美琴「それだけ聞くと、なんか誤解を招きそうね…」
美琴「アンタの女友達はいないの?」
上条「いや、いますけど。 アク…百合子とはタイプが違うんだよな。 だからもっと人に慣れてからかな。
御坂は腐ってもお嬢様だし、お前と違って上品な友達がいるかなーと思っt…」
美琴「……」ビリビリビリバリバリバリビシビシュバシババババババ
上条「」シュー…
美琴「ええ、居るわよ、お上品でお嬢様なオトモダチ。 いるに決まってるじゃない! 私と違って、清楚でおしとやかなオトモダチがッ!」
上条「ええと、なんというか、ごめん」
美琴「謝るなぁっ! 余計惨めになるわぁ!!」
湾内「お友達になって欲しい人…で、ございますか?」
美琴「そうなのよ。 引っ込み思案でおとなしいから友達いなくって」
泡浮「素敵ですわ、さすが御坂様。 わたくし達でよければぜひお力になりたいですわ」
美琴「ほんと!? 助かるわー。 お話だけでもいいからさ!」
湾内「大歓迎ですわ」
泡浮「楽しみにしております」
美琴「ありがとー! 恩に着るわ!」
湾内「まあ、御坂様ったら」ウフフ
美琴「というわけでわかりやすいくらいのお嬢様に声をかけておいたわよ」
上条「おお、サンキュー。 んじゃ週末遊びにいくって連絡しとくわ」
美琴「ハァッ!? アンタ、あいつのアドレス知ってんの!?」
上条「アク…百合子のじゃねーよ。 打ち止めのだ」
美琴「……私は打ち止めのアドレスも知らないんだけど」ジトー
上条「わかったわかったよ! 打ち止めに連絡先教えていいかも尋ね特から、そんな恨みがましい目で見るなッ」
美琴「お姉さまなのに…オリジナルなのに…」ブツビリブツビリ
ブリブリブッブビィ
にみえた
一方「ら、打ち止めちゃん。 電話鳴ってたから持ってきたんだけど…ちゃンと携帯は持ち歩かないと」
打ち止め「あっ、ごめんなさいってミサカはミサカはありがとー」
打ち止め「あの人からだ!」
一方(表示見た時から気づいてたンだけどォ…うう、何話してるのか、気になるけど盗み聞きなンて駄目よね?)ソワソワ
打ち止め「…うん! うん! わかった、伝えておくねってミサカはミサカは承諾してみる!」
一方「…打ち止めちゃん…あの…」モジモジ
打ち止め「えへへ。 週末、遊びに来てくれるって!」
一方「…!」パァッ
打ち止め「楽しみだねってミサカはミサカは週末に想いをはせてみたりー!」
一方「な、何着よう… 何つくろう… 」ソワソワソワソワ
~週末~
ピンポーン
ハーイ
ガチャ
一方「い、いらっしゃい!」
上条「おす! 一週間ぶりだなー!」
美琴「遊びに来たわよー」
湾内「はじめまして、湾内と申します」
泡浮「わたくしたち、御坂様の後輩ですわ。 今日はご招待くださってありがとうございます」
一方「え、え、そンなご丁寧に、どうもこちらこそありがとうございます///」
湾内「まあ、照れてらっしゃるの? 可愛いですわ」
美琴「まあまあ、玄関で立ち話もなんだし、上がっちゃいましょうよ」ウキウキ
上条「お前の家かよwwww」
一方「どうぞ、スリッパはこれ使ってくださいね」スッスッ
上条「あれ? 前はスリッパなんかなかったよな?」
一方「ちょっと模様がえをしたからァ…(床が禿げるほど掃除しましたなンて言えないよ…)」
上条「そうなのか。 楽しみだなー」
美琴「おっじゃまっしま~す♪」
泡浮「素敵なラグですわね…」
湾内「この履物もとても可愛らしいですわ」
一方「あ、ありがとう…///」
打ち止め「いらっしゃあああい! ってミサカはミサカはお姉さまに抱きついてみたりー!」
美琴「わ! 打ち止め、どこに隠れてたのよ? びっくりしたじゃない!」
打ち止め「ふふーん作戦大成功~!」
一方「打ち止めちゃん、御坂さんに迷惑かけたらダメよ?」
美琴「そんな他人行儀な呼び方しなくていいわよ。 私のことはそのぉ、みみみ美琴って気軽に呼んでくれるとうれしいわ、ゆゆゆゆ…ゆりこっ♪」
上条「さんざん練習したのに噛みまくりじゃねーかww」
美琴「うっうるさいっ///」
打ち止め「お姉さま真っ赤だよ大丈夫? ってミサカはミサカは心配してみたり」
美琴「大丈夫よー!///」
キモオタどもぉぉぉぉ!!!
>>207
かわいい!
一方「紅茶と珈琲、どっちがいい?」
打ち止め「ミサカはジュースがいいってミサカはミサカのリクエストー」
一方「ハイハイウェルチウェルチ」
打ち止め「やだすっぱいもん! ぬるいネクターより辛いんだからオレンジジュースにしてってミサカはミサカは抗議してみたり!」
一方「冗談だよ…」クスクス
美琴「私は紅茶かな」
泡浮「わたくしも」
湾内「わたくしも紅茶がよろしいですわ」
一方「アールグレイでいいかな? あンまり紅茶は揃えてなくって」
美琴「全然オーケー、アールグレイ好きよ」
上条「あーじゃ、みんな紅茶にするなら俺もそうしようかな。 手間だろ?」
一方「わ、私は珈琲にするから、別に大丈夫だよ?」
上条「そうか? じゃあ珈琲がいいな」
一方「わかった! 淹れてくるね (やった、上条くんは珈琲派…と)」
打ち止め「ミサカも手伝うー」
美琴(何ポイント稼いでンのよォ…)ヒソ
上条(口調がおかしいですよォ御坂さン。 俺が珈琲派なのは生まれたときからですゥ。)ヒソ
湾内「?」
泡浮「それにしても、素敵なお部屋ですわね…」
湾内「ええ、雰囲気も暖かくて…なんだか長居してしまいそうですわ」
美琴「でっしょ? 私の友達が褒められると、私も嬉しいわー」
上条「だよなぁ。 お れ の 友達がイイ評価をうけてるみたいで鼻が高いよ」
美琴「そうね。 わ た し の 友達でもあるけどね?」ジリ
上条「そうだな。 お れ の 友達なのは揺るがないけどな?」ジリジリ
美琴「…」バチバチ
上条「…」バシュバシュ
なに対抗意識燃やしてんだwww
泡浮「まあ、お二人は仲がよろしいのですね」
湾内「御坂さまのそのようなお顔、初めて見ましたわ」
美琴「へっ!? わ、わわわたしは別に」
上条「お、おれだってっ!」
一方「」ビシ…
打ち止め「え、なになになんなの?」ヒョコ
一方「…な、仲、いいよねそりゃそォだよね。 初めてここ来た時も、二人一緒だったもンね…」ハハ…
上条「誤解だ!」
美琴「誤解よ!」
一方(やっぱり、私のために、無理してくれてるんだろうな…美琴ちゃんも上条くんも…)
一方「はい、アールグレイだよ」コト
湾内「まあ、綺麗な色…」ホゥ
泡浮「ガラス製のティーポットですのね…優雅ですわ」
美琴「常盤台の食堂には陶器しかないもんねー。 そこらへんの喫茶店とかにはもっとちゃっちいガラスポットがあるんだけど、さすがに二人はそういうお店には行かないわよね」
一方「ガラスのポットは安価な割に見た目もオシャレで陶器より割れにくいし、便利だよね。 私がよく行くカフェもガラスのポットだよ。
…これも…実はデパートのワゴンセールで買ったンだけど…喜んでもらえたンなら良かったのかな?」キョト
上条「俺はガラスのポットが一般的だと思ってたけど」
美琴「バカね。ティーポットといえば銀製でしょうが」
一方「ええっ。持ち手、熱くならないの?」
美琴「え? さ、さぁ。 うちの寮には置いてないから、ちょっとそこまでは…」
上条「へぇーほぉーふーん」ホジホジ
美琴「何よ!」ビリッ
打ち止め「もー危ないから喧嘩しないでお姉さま! ってミサカはミサカは窘めてみる!」
一方(喧嘩するほど仲が良い…だよね…。 いいなぁ…。 喧嘩するような友達、欲しいなぁ…)
上条「あれ、珈琲は…本格的なんだな」
一方「わ、私は珈琲をよく飲むというか、好きというか、」
打ち止め「この人珈琲フリークだから、マニアみたいにアレコレ集めてくるのってミサカはミサカはキッチンの大半を陣取る珈琲グッズに呆れてみたり」
一方「ら、打ち止めちゃんっ! マニアとか、そういう言い方しないでよォ…!/// 変な人みたいじゃない…///」
打ち止め「アナタのコーヒー好きはもう変態の域だから問題ないよ」ハァ
一方「あるよ!! もうっ!! (や、やめてよゥ…上条くんと美琴ちゃんの前で…///)」
美琴「あれ、このコーヒーカップ…」
湾内「マイセン…」
一方「ぎくっ」
上条「マイセンってなんだ? ホルモン焼きか?」
美琴「それはセンマイ。 マイセンっていいとこの陶器ブランドよ」
上条「でええ!? ブランド!? そんなものこの不幸に愛された上条さんに出していいんですか!?」
一方「い、いいの! 上条くんにはそれを使って欲しいの! いつかコーヒー飲ンでくれるお客さんに出そうと思ってしまってたの」
泡浮「言われてみれば、このティーカップはエインズレイですわね」
湾内「コペンハーゲン…」
美琴「ウェッジウッド…」
一方「ぜ、全部同じカップだったらつまらないでしょ? いろんなカップだったら、見た目もみんなで楽しめるじゃない、だからだよ、別に気に入ったのかたっぱしから買ったわけじゃないよ、ほんとだよ」
上条「…おっかねもち…」
美琴「アンタ絶対割るんじゃないわよ、これ一客2万円するわよ」
上条「ピョ…」ピシ
一方「あう…緊張しないでほしいから内緒にしたかったのに…やっぱりいいもの普段から使ってる人にはバレちゃうンだね」
上条「その判断でバレないと思われたのはなんだか複雑だぜ…」
一方「うぎぃ、ご、ごめン…嘘だよバレるって信じてた…」
美琴「百合子、大丈夫よ取り繕わなくていいわ、こいつの食器は春のパンまつりがデフォよ」
上条「なにおー!? あれは割れない汚れない洗いやすいの三拍子そろった優秀な食器なんだからな!」
湾内「つい集めちゃいますわよねー」ウンウン
泡浮「二人部屋なのに食器だけ5人分そろってますものねー」ウンウン
美琴上条一方打ち止め「「「「!?」」」」
打ち止め「ケーキだよーってミサカはミサカはお皿をセットしてみるんだけど、お、重いよ」
一方「あっ、ごめん! 私がやるから打ち止めちゃんは冷蔵庫からケーキをだしてくれる?」
打ち止め「は、ーい! ふう、重かった」
美琴「ケーキ、だと…」キュピーン
美琴「も、もしかしてそれは…」
上条「手作り!!??」キュピーン
一方「ブー、ケーキ屋さんのケーキです。 …ど、どうしたの急にしょんぼりして?!」
美琴「大丈夫、大丈夫よ…」
上条「ちょっと夢を見すぎていただけさ…」
一方「手作りの方が良かった?」
湾内「ケーキもおつくりになるの?」
泡浮「羨ましいですわ…わたくしたち、カレーしか作れませんのに」
打ち止め「なのに食器は五人分あるの? ってミサカはミサカは首を傾げてみる」
湾内「そうですの。 まったく使う機会がないんですのよ…」フゥ…
泡浮「食事は食堂で済ませてしまいますものね…」ハァ…
美琴「二人の寮には部屋にキッチンがあるの?」
湾内「ええ。簡易キッチンが付いていますわ」
泡浮「学び舎の園の女子寮はキッチンは…」
美琴「付いてないのよ…」ガックリ
上条「台所無かったら困るだろうなぁ」
美琴「そう? 無いよりはあればいいと思うけど、別に困ったりはしないわよ」
上条「夜中に焼きそば食いたくなったらどうすんだよ?」
湾内「ヤキソバ…でございますか」
泡浮「そもそもあまり食しませんわね…ヤキソバ」
美琴「私たちは夜中にそんなもん食べたくなんないの。 男と一緒にしないでよ! ――ねえ、百合子?」
一方「ごめん私普通に夜中に突然ファミチキ買いに走ったりする…」ズーン
美琴「」
上条「ふっ。 勝った」
打ち止め「プリンも買ってきてくれるよってミサカはミサカは翌日のオヤツを買ってもらっていたり。」
一方「ケーキはその、たまに焼くんだけどね。 まだ、人に出せるようなものじゃなくって」
美琴「でも、作るには作るんだ」
上条「これは期待だな」
一方「や、やっぱり女の子らしいって言ったらケーキやクッキーかなって…クッキーはわりとすぐ覚えられたンだけど…」
打ち止め「最近編み物も気になるんだよね」
一方「う、うん。 でもアレコレ手を出したらどれもうまく行かなそうだから、今はケーキかな」
上条「また来るよ」ズイ
美琴「ケーキ出来たら呼んでね」ズイ
一方「い、息ピッタリだね…」ハハ…
湾内「わたくし達もお邪魔してもいいでしょうか」
泡浮「百合子さんのケーキ、きっととても美味しいんでしょうね…」ウットリ
一方「そ、そんなこともないと思うけど… ありがとう… 美味しく出来たら呼ぶね///」
湾内「アドレスの交換をいたしましょう」メルメル
泡浮「それがいいですわね。 赤外線で…」メルメル
一方「い、いいの? 私なんかにアドレス教えちゃっても…」
湾内「なぜですか?」キョトン
泡浮「友達ではないですか」キョトン
一方「…!」パァ
一方「う、うんっ!///」ニコッ
上条「ええ光景ですなぁ…」デヘヘ
美琴「そうですなぁ…」デヘヘ
一方「また来てね」フリフリ
上条「ああ」
湾内「とても楽しい時間でしたわ」
泡浮「今度はわたくしたちの寮にもいらしてくださいね」
美琴「かなり長居しちゃったわね。 楽しすぎて、時間を忘れてたわ…もう真っ暗」
一方「楽しんでもらえてよかったよ///」
上条「じゃあ俺、もう暗いからこいつらを寮まで送ってくよ。 百合子、今日はありがとな」
一方「そんな、お礼を言うのは私の方だよ…。 お友達まで連れてきてくれてありがとう。 すごく楽しかった…。 友達っていいね」
美琴「湾内さんと泡浮さんは絶対百合子と合うと思ったのよね~」
上条「俺にもいつでも連絡してきていからな!」
美琴「連絡するなら私にもしていいからね!!」
一方「え、えと、迷惑じゃなければ…」
上条「全然!」
美琴「むしろ」
湾内「大歓迎ですわ!」
上条「」
ぬ自治「」
泡浮「」
湾内「あら? ここは乗っておくところだと想いましたのに…間違いましたかしら」キョト
一方「そんなことないよ、うれしいよ。 みんな本当にありがとう…///」ジーン
美琴「じゃ、打ち止めによろしくね」
上条「じゃあな~」
湾内「またあそびましょうね」
泡浮「とても素晴らしい時間が過ごせましたわ」
一方「ありがと…///」
一方「……みんな帰っちゃった」フゥ
パタン…
一方「打ち止めちゃんはまだ寝てる…」
一方「打ち止めちゃん、起きて。 寝るなら、歯磨きしておふとんで寝よう?」ユサユサ
打ち止め「ん~……ぅ……」ムニャ
一方「……虫歯になって総入れ歯になっちゃうよ」ボソ
打ち止め「それは困る! ってミサカはミサカは思わず跳ね起きてみたり!」ガバッ
一方「ふふ…おはよう。 お風呂はどうする?」
打ち止め「んぅぅ……眠いよ…」
一方「そっか。 じゃあ歯磨きだけしておいで」
打ち止め「うん!」パタパタ
一方「ふー…。 今日は楽しかったなぁ…。 携帯に、アドレス増えちゃった。 …【グループ:お友達】か… えへへ///」テレテレ
打ち止め「あなたは歯磨きはー?」ヒョコ
一方「ぴゃっ!! あ、あ、私はほら! この部屋を片付けてからやるよ、お風呂も入るしっ…!」ワタワタ
打ち止め「はぁーい」パタパタ
一方「あ、危なかった…ニヤけた顔見られたら、もっと嫌われちゃうところだった…」ドキドキ
~~数日後~~
上条「え…百合子が?」
打ち止め「うん…なんだか、まだ気持ち悪いって思ってると勘違いされてるみたいなのってミサカはミサカは悩みを打ち明けてみたり」
美琴「ま…まあ最初は違和感しかなかったもんね…」
上条「で、具体的にはどんな感じなんだ?」
打ち止め「おずおずと『一緒に下着洗ってもイイ?』とか聞いてきたり、どっちがどっちのコップかに拘ったり、必要以上に腰が低かったり、なんでもないことで謝ったり…
あと、朝ごはんのときにプチトマトが出て、それを避けてなかなか食べなかったら『嫌いな物だしてごめん』って一日落ち込んだり」
上条「わあ」
美琴「思い切り気を使われてるわね」
打ち止め「居心地が悪くて、遊んでくるって言って出てきたの…」
上条「うーん、もう友達になれたと思ってたんだけどな。 メールもまだまだ硬い感じだし、案外俺たちにも遠慮してんのかもな」
美琴「そうね、いつもメールも電話もこっちからよねー」
打ち止め「電話したら? ってミサカも声をかけたりするけど、迷惑だったらいけないし学校かもしれないしって言って絶対かけないの。 ってミサカはあの人の様子を報告してみる」
美琴「妹達はどうなの、そういう一方通行の一面を見て」
打ち止め「ショックで卒倒8割、母性本能に目覚めた個体2割、拉致監禁しようとしたのが一名」
上条「拉致監禁て」
打ち止め「お仕置きしたから学園都市には直接来ないと思うけど、ってミサカはミサカは上位個体権限を振りかざしてみる」
美琴「お仕置きて」
打ち止め「ともかくあの人の後ろ向きな思考回路をどうにかしたいのってミサカはミサカはお姉さまたちにお願いしてみる!」
美琴「うーーーん。むずかしいわね」
上条「頻繁に遊びに誘えばいいんじゃないか? 嫌いな相手に誘いなんかかけないって、そのくらいは分かってるだろアイツも」
美琴「だといいけど…」
上条「大丈夫大丈夫。 んじゃ俺にまかせとけ!」
打ち止め「なにか考えがあるの?」
上条「むふふ。 いやいや、まあまあ~」
美琴「なにその笑い方!? 怪しい、私も一緒に連れて…」ガタッ
上条「いやぷー! 二人で出かけることに意義がある!」
美琴「それつまりデートじゃない! ずるい!」
打ち止め「え、ミサカもよく二人で出かけるよ? デート?」
上条「打ち止めはいいんだよ」
美琴「打ち止めなら仕方ないのよ」
打ち止め「??」
ズット ヒーローデアリターイ タダヒトリ キミニトッテノーォォー
一方「あ…上条くんからメールだ」
一方「渡したいもの? なんだろう…絶縁状とか…まさか…」
一方「まさ…か… 上条くんに限ってそンなことありえないよネ。 …信じられないなンて私ってやっぱりだめだな…」フー…
一方「それより、何着て行くか考えよっと。 …いつもワンピースじゃつまらないし…」
ガサゴソ
一方「こ、こないだ勇気を出して買った 小悪魔ageha を…」プルプル
・・・ペラ・・・
一方「」
一方「ぎゃああっ露出度たっけええェェェなンじゃこりゃァ?! スカートみじかっ!! ねーよ、こンなの俺みたいなのには無理に決まってンだろォが!
っつーか目! 目が人間の目じゃねェ! 二次元から飛び出してきたンかこいつらはァ!? まつげバッシバシじゃねーか!!」
一方「ハッ」ドサ
一方「びっくりした、思わず女の子らしくない行動を取ってしまうところだったわ」ヒロイヒロイ
一方「やっぱり私に小悪魔は無理ね。 またnonno的無難路線か…。 けど女の子初心者だししょうがないよね…」ペラペラ
一方「わーこのサロペットかーわぅいー♪」ペラペラ
イチドクライ ショーパン トカ キャー…
タマニハ セナカ ダシテミタリ …
コノ ネックレス カワイー! …ケド ネダンハ チットモ カワイクナイネ… ガッカリ…
・・・・・・
・・・・
・・
日曜日
一方「へ、へんじゃないかな」ソワソワ
打ち止め「にあってるから大丈夫だよってミサカはミサカは太鼓判!!」
一方「そう? …い、いってくるね。 お昼は冷蔵庫に入ってるから、チンして食べてね。 夕飯までには帰ってくるから、」
打ち止め「夕飯も適当に食べるから、今日は帰ってこなくても大丈夫だよ? ってミサカはミサカは暗に不純異性交遊をすすめてみたり」
一方「打ち止めちゃんっ!!/// どこで覚えたのそんなこと!」
打ち止め「MNW」
一方「もうっ…子どもにそんなこと閲覧させるなんて、管理人は誰!? …って、打ち止めちゃんだったね。 ハァ」
打ち止め「おんなのーこーは みみどしーまよー」
一方「…古いし、ちょっと違うよ…」グッタリ
打ち止め「ともかくいってらっしゃぁい!」
一方「ピンポンなっても出ちゃだめだからね! 何かあったらすぐ連絡してね! わ、私が嫌だったら美琴ちゃんにね! 約束だからねー!」フリフリ
打ち止め「もうわかったってばー!」
打ち止め「見えなくなるまで振り返りながら歩いてった…。 大丈夫かなぁ」
打ち止め「さて、あとはあの人にまかせるしかないなぁ」
打ち止め「一方通行… アナタが女の子でも、アナタは私の初恋の人だし、世界でいちばん大切なんだから… 幸せになってくれなきゃだめなんだからね。 ってミサカはミサカはつぶやいてみる。」
美琴「…」コソッ
御坂妹「…」コソッ
美琴「確かここで待ち合わせだったはずよ」
御坂妹「約束の時間まであと1時間はありますが、とミサカはお姉さまの早漏っぷりに呆れます」
美琴「下品よアンタ。 いいのよ、百合子がもし1時間前にきたらどうするの? アイツがくるまで1時間もまたせるの?
そんなことしたら、悪い虫が群がってくるじゃない! それを電撃で焼き尽くすのが私たちの役目よ」
御坂妹「…ミサカは正直、百合子とやらに興味はないのですが、…とミサカはお姉さまとは違うことをアピールしますが?」
美琴「うっさいわね。 どうせそのうちあの馬鹿も来るんだし、そしたらアイツでも眺めてなさいよ」
御坂妹「その特典がなければこんなくだらないことに付き合ってません。とミサカははじめからそのつもりであったことを明かします」
美琴「だったらごちゃごちゃ言わないで、今は百合子にだけ気を配ってればいいのよ」
御坂妹「あの人が先に来た場合はミサカはあの人しか見ませんがそれでも?」
美琴「かまやしないわよ勝手にしなさいよ。 だいたい待ち伏せって、私は本当は百合子が家を出るところから護衛したかったのに…ブツブツ…」
御坂妹「それはストーカーでは…とミサカは思わず疑問を口にしてしまいました」
美琴「あッ! 百合子!」
御坂妹「うえ、マジで一時間前にきやがった、とミサカは逃げ出すタイミングを失ったことにげんなりと肩を落とします」
美琴「か、か、か、かわいいいいい!! シフォンのブラウスにミントグリーンのフレアスカート…白い百合子にピッタリじゃない!」
御坂妹「興奮しすぎです。 前に出ないでくださいバレます、とミサカはアホ一直線のお姉さま(オリジナル)の首根っこをひっつかみます」
美琴「はぁー、はぁー。 な、なんてかわいいの。 とりあえず●REC」
御坂妹(とりあえず、すでに上位個体がMNWに流していますがもう一度みさろだにうpしておきましょう)
一方「早く着きすぎちゃったなあ」
一方「…」
一方「へんじゃないよね…」スカートピラッ
一方「パンプスなんて初めて履いたし…」マジマジ
一方「下着透けてないよね?」ブラウスヒラヒラ
一方「ジャケットとミスマッチだと思われたらどうしよう…」ジブンノ ウシロヲ ミヨウト クルクル
美琴「なぱあああああああ」
御坂妹「いろんな液体がいろんな場所から垂れ流しですよお姉さま」
一方「上条くん…何くれるンだろ?
会って、貰って、帰るだけなのに…気合いれすぎだって笑われちゃうかな…」
一方(でも、笑った上条くんてかっこいいンだよね///)
一方(あンな人が友達だったら…)
美琴「百合子がベンチに座ったわ」
御坂妹「ああええ、そーですねとミサカは適当に返事します。 おお、このイモムシのはっぱを食べる速さは眼を見張るものがありますねとミサカは名も知れぬ幼虫に釘付け」
美琴「お前はその幼虫と百合子どっちが大事なんじゃい!」
御坂妹「好奇心をくすぐるほうに決まっています。この幼虫の成長した姿… この幼虫の心理。このはっぱ美味しい、そう思って食べているのか、それとも… 彼らが卵を生み子孫をつなぐのはなにゆえか? それこそ生命の」
美琴「もういいわ」
御坂妹「そうですか。ではイモムシ観察に戻ります。 そうですね、このイモムシも名前はじゃがいもにしましょう。 イモムシのイモとは一体どういった意味があるのでしょう? wktkしますねとミサカはミサペディアには載っていない情報について解答をMNWに依頼します」
イモ野郎A「ねーねー、君ヒトリ?」
イモ野郎B「すっげーかわいいね。誰か待ってるの?」
美琴「!!!! 出たわね害虫ッ!」
御坂妹「なるほど、イモの葉を食害するからイモムシ、ですか。 イモに似ているからという理由ではないのですねとミサカは納得します」
美琴「イモムシよりもイモ野郎よ、いくわよ妹っ」ガサッ
イモ野郎A「わー綺麗な髪の毛だねー!」
一方「…えっと、喧嘩売ってるンですか?」
イモ野郎A「」
イモ野郎B「」
一方「売ってンなら買うけど、なンの用だ? オマエらも暇だな、白昼堂々襲撃とは」
イモA「…えっと?」
イモB「お嬢さん…?」
一方「言っとくが、俺が弱くなったって、オマエらが俺に勝とうと思うンならあと230万人は連れてきて時間切れでも狙うしかねェンだが…」
一方「――死ぬのか? オラ」
イモA「…ひ、…うわああああ!」ダダダダ
イモB「こ、こえーよこの女っ!?」ダダダダダ
一方「チッ、くっだらねェ。 逃げるンならはじめから手ェ出そうとするンじゃねェよゴミクズが」
美琴「」
御坂妹「何の危険もありませんでしたねとミサカは結論づけます」
美琴「そうだった…アイツは百合子だけど一方通行なんだった…」
御坂妹「目が覚めましたか? とミサカはお姉さまに確認を取ります」
美琴「萌えるわ」
御坂妹「だーめだこりゃ」
一方「…また女の子らしくないこと言っちゃった。 …はあ…」ドンヨリ
一方「上条くんがくるまで暇だな…。 …あっ、もし上条くんが来てから襲撃されたらどうしよう!?」
一方「釘バットとか持ち出されたら、上条くんが危険な目に…」
一方「うう…」
一方「ど、どうしよう」
美琴「アイツは殺しても死なないから大丈夫よ…」ブツブツ
御坂妹「危険などありません、ミサカが守りますからと聞こえないことは分かっていつつもミサカは一方通行に念を送ります。 …精神系の能力者ではないので無意味ですが」
一方「…私が守るしかない…」ギラ
美琴「そんな目をしないでええええ…」
御坂妹「なんというケモノ目」
美琴「それにしてもアイツおっそいわね。待ち合わせの3時間前には来てなさいよ…」
御坂妹「不幸の申し子である彼にそれは酷だというものです、とミサカはお姉さまの意見に呆れ返ります」
美琴「百合子待たせるなんて一億年と二千年早いのよ」
御坂妹「お姉さまの発言は八千年ほど古いですね」
美琴「張り倒すわよ」
御坂妹「まあまあ、そんなことよりお姉さま、百合子(笑)がジュースを購入するようですよ」
美琴「自販機に小銭を入れる百合子ですって」ガバッ
御坂妹「おやあの自販機はいつもお姉さまがちぇいさーしている…」
美琴「明日からちゃんとお金入れるわ!」ギラギラ
チャリーン ピッ
シーーーーーーーーーン
一方「…おや、自販機のようすが…」
シーーーーーーーーーーン
一方「なんの反応もない。 ただの箱のようだ」
一方「…」
一方「…」ウル
一方「五百円玉…密かに貯めてたけど今は小銭がコレしか無いから使いたくないけど思い切って使った五百円玉…」
一方「私みたいなクズに飲ませるコーヒーはねェってか…」ガックリ
美琴「私がでていって、5万円分のコーヒーを!」ガバ
御坂妹「バレてどうする」ガシ
一方「まあいいか…」カチ
一方「えい」ペタ
パキッ、ミシミシガガガッガカラララララ
チャリンッ
一方「おかえり、わたしの五百円玉」
美琴「」
御坂妹「さすが第一位、こんな演算お手の物ですねとミサカは感想を述べます。 …でもこれ警報が鳴るのでは?」
美琴「そ、そうよ、それって私の出番…」
一方「えい」ペタ
自販機「」シーン
一方「よし、警報も抑えた」
美琴「…」ガクゥ
御坂妹「元気をだしてくださいお姉さま、とミサカは口先だけの慰めを口にします」
美琴「そうよ、第一位だったわ百合子…」
御坂妹「目が覚めましたか?」
美琴「萌えるわ」
御坂妹「もう駄目なのですね…」ガクリ
上条「お、百合子ー」
一方「! か、上条くん!」パッ
ほす
和んだ
上条「早いんだな。 まだ20分もあるのに」
一方「か、上条くんこそ、。 まだ20分も前だよ?」
上条「いやだからそれは俺のセリフ…」
一方「で、でも…」
上条「…ぷっ、」
一方「…ふふっ、」
上条「だよなあ! でも早めに出てきてよかったよ。 これでも30分前に家出たんだけどさ、途中の坂道でリンゴを落とした人がいて…」
一方「ぷ、あははははっ! そんなところに遭遇するなんて、さすが上条くんだね」
上条「だろ? 本当なら、もっと早く到着して俺が百合子を待ってる計画だったのにさ」
一方「ええ? 上条くんを待たせるなんてそんな… よかった、早く来て」
上条「そういえばいつからいたんだ?」
一方「えっと、…来たばっかりだよ」
上条「そうなのか? よかった~、30分くらい待たせちまったかと思ったよ」
一方「…まさか。 そンなに早く来るひとなンていないよォ」クスクス
上条「いやいや。 こんなかあいい百合子を30分待ちぼうけ食らわせるなんて、美琴に超電磁砲乱れ打ちされても文句言えないしなぁ」
一方「へ、か、かわ……?」
上条「かわいいぜ? スッゲェかわいい。 服は詳しくないけどさ…ふわふわした感じも色も、百合子によく似合ってると思うぜ」
一方「」ポカン
一方「///」ポワン
一方「////////////////////////////////////////」シュー…
上条「普段のワンピースより、おねえさんって感じだ」
一方「そ、そ、そりゃあ私は上条くんよりずっと歳上なンだし、おねえさんなのは当たり前だもン…///
歳上をからかうなンて、良くないと思う」
一方(そォだよ、私がすぐ、顔色に出るから…上条くんてばおもしろがってこんな恥ずかしいことばっかり言うんでしょ…)
上条「からかってるつもりはないんだけどなー」ポリポリ
一方「でも笑ってるもん」
上条「嬉しかったり楽しかったら誰でも笑うだろ?」
一方「…私をからかうのが楽しい?」ジー
上条「正直ちょっと楽しい」キリ
一方「も、もう! やっぱりー!」ポカポカ
上条「あはははは、歳上には見えねえな百合子は」
上条「まーまー、怒りをお納め下さい百合子様っ」
一方「そ、そンな呼び方、しても//// だ、駄目だから!////」ベシ
上条「はは…もう怒ってないな」
一方「…/// べつに、はじめから怒ってないもン///」
上条「そりゃ良かった。 さて、そんじゃ今日の最初の目的を果たそうかな」
一方「え、えと…何かくれるンだよね?」
上条「おう。 百合子なら気に入るかなーと思って」ピラ
一方「…それ、何?」
上条「あれ、知らない? 今やってる映画」
一方「ううん、そうじゃなくて、その紙何?」
上条「…映画観に行ったことねえ?」
一方「」フルフル
上条「…そ、そっか。 これ、映画のチケットなんだ。 これを係員に渡してこっちの半券ちぎってもらう」
一方「へー…。 ほんとだ、ミシン目が入ってるね」
上条「ほんとに知らなかったのか…」
一方「み、観ようと思ったことが無かったわけじゃないンだけど…あンまり家から出たりしなかったから…」ズーン
上条「あ、いや、別に責めてるわけじゃねーし!」オロオロ
百合子24歳の設定だろ?
だからブラウスにスカートとか着せてみたんだけど
上条「それにさ、じゃあ初めての映画、一緒に見られるってことだし…」
一方「え?」
上条「嫌か?」
一方「え? え?」
一方「チケット二枚しかないよ? くれるの?」
上条「偶然手に入ってさ。 二枚だから百合子と二人で見たいなーって」
一方「わ、たしと…」
上条「この映画、大雑把に言うとヒーローが悪いヤツをやっつける話なんだけどさ。 このチケット貰ったとき、百合子はこういうの好きだろうなーって思って、百合子と一緒にみたいから取ってあったんだ」
一方「私のために…?」
美琴「嘘つけえええええええええッ!! 自分で買ってきたくせにいいいいっ!!」
御坂妹「言う事なすこと鳥肌が立つほどサブイのですが、この程度でミサカの恋心はゆるぎませんとミサカは自分に言い聞かせます…」ブルブル
美琴「さ、さっきからなにアイツ! 偶然を装って百合子に言い寄って…あいつも害虫だったわけね? そうなのね?」ギリギリ
御坂妹「落ち着いてくださいお姉さま。 彼は害虫ではありません、フェアリーです」
美琴「…」
~~触覚とトンボの羽根が生えた上条当麻の図~~
美琴「キモッ!! 羽根屍人か!!」
御坂妹「すみません今自分でも後悔していますとミサカはこの苦しみを共有すべくパラパラマンガにしてMNWに流します…オエ」
美琴「ま、まあいいわ。 アイツもまあ悪気があるわけじゃないんだし多めにみましょう。 …百合子も喜んでるみたいだし」
御坂妹「おや大人になりましたねお姉さま。とミサカはお姉さまの精神的成長を喜びます」
美琴「張り倒すわよ」
御坂妹「どうどう。 それよりも、二人が動きましたよとお姉さまの注意を逸します」
美琴「アンタとはあとでじっくり語り合いましょう。 …何処に行くのかしら、って考えるべくもないわね。映画観に行くのね」
御坂妹「彼が用意した映画のチケットの内容はご存知ですか? とミサカはお姉さまに事前知識をよこせと要求します」
美琴「あー。 ベッタベタのヒーロー物よ。アメリカンなね。 副題を勝手に付けるなら、愛と勇気だけが友達さってところかしら」
御坂妹「アンパンマンかよ、とミサカはため息をつきます」
美琴「普通の生活をおくっていた主人公が、いつしか戦いに巻き込まれて、命がけで敵を倒してヒロインを救う、わかりやすいハッピーエンド…」
御坂妹「…」
美琴「ったく。 狙ってんのかしら?」
御坂妹「…彼はおそらく、百合子()が上条当麻の行動に少なからず好意をいだいているとは気づいていないでしょう。 ですから、単純明快な勧善懲悪物語が好みであると判断しただけである、とミサカは考察します」
美琴「…わかってるわよ。 あいつはいつだって鈍感なんだから…。」
一方「上条くんは、よく映画みるの?」
上条「うーん、映画館で見ると高いからなぁ。 DVD借りたりして見ることのほうがおおいかなー」
一方「そうなんだ…」
上条「百合子はDVD借りたりとかする?」
一方「うん。 打ち止めちゃんが見たがってる変身アニメとか…ジブリの映画とか」
上条「ああなるほど。二人で見るのか」
一方「私はあンまり詳しくないし…打ち止めちゃんが見てるのを一緒に見てるの。 時間も潰せるし、けっこう面白いよ」
上条「今日の映画はアクションものだけど楽しめそうか?」
一方「私こういうの大好きだから大丈夫! すごく楽しみ」
上条「あー良かった! やっぱ、好きだと思ったんだよ」
一方「どうして?」
上条「なんでだろな?」
上条「まあ、こんなの口実みたいなもんなんだけどな」
一方「…? 口実ってなんの?」
上条「百合子と遊びたかっただけってことだよ」
一方「/// ま、またからかってる」
上条「だから違うって! 百合子は疑り深いな…」
一方「ご、ごめン…」ショボン
上条「落ち込まないでくれよ…」
一方「で、でも映画がたのしみなのは本当だし、誘ってくれて嬉しかったよ?」
上条「…おう///」
一方「…」きゅ
上条「!」
上条(ふ、服の裾を…)
一方「…ごめンね?」ジッ
上条「!!!」
上条(上目遣いかよ…!)
上条「あ、いやだから気にして無いし気にすんなって! 映画楽しみだな!」
一方「…うん///」ニコッ
タダイマヨリー 3バンスクリーンニテー
一方「あ、もしかしてこのアナウンスってこれのこと?」
上条「本当だな。 あっちの通路から行くみたいだ」
一方「席は…」
上条「真ん中ちょっと前寄りの、特等席でございますよ」
一方「本当? いちばんいいところ?」
上条「おう! んじゃ行こうぜ」
一方「わかった! あ、待って待ってカバン忘れてた」
上条「慌てなくていいって。 すぐ始まるわけじゃないし指定席なんだから」ハハハ
一方「だ、だって///」
・・・・・・
・・・・
・・
・
映画は本当によくあるストーリーだった。
平凡な男が、不運にもマフィアの麻薬取引現場を目撃してしまう。
追われる身となった男は逃亡中にマフィアに囚われた少女の事を知り、少女を救い出し追手を退け、ハッピーエンド。
そんなありきたりで使い古された世界がスクリーンで踊る間、上条はほとんど一方通行のことだけ見つめていた。
映画の展開にあわせて変わる表情も、映画館ならではの爆音にぴくりと震える肩も、ヒーローがピンチに陥るたびぎゅっと上条の手を握る小さな指も、一方通行を男だと思っていた自分が信じられなくなるほど「少女」だった。
画面の明るさに照らされた横顔は真剣で、自分のことなどまったく意識していない。
それでも上条は、一方通行と一緒に映画を見にこれてよかったと思った。
・
・・
・・・・
・・・・・・
上条「面白かったなー」ノビ~~
一方「面白かったね! 主人公Tがバイクでバーッと来て敵をビューン!って飛び越すところとか! すごかったね! 撃たれなくてよかったーって」
上条「百合子もしかして暑かったか? ほっぺが真っ赤になってるぞ」
一方「そ、そういえばちょっと暑いかも…? あっ、コーヒー飲むの忘れてた」
上条「よっぽど集中してたんだな」
美琴「…さすがに映画館のなかまでは行けないわねー」
御坂妹「チケット買ってなかったんですか? とミサカはお姉さまの段取りの悪さを指摘します」
美琴「完売よ、完売」
御坂妹「…ベタなストーリーなのに、人気があるのですねとミサカは意外に思いました…」
上条「コーヒーで良かったんだよな?」
一方「うン。 ブラックで…ありがとう」
上条「映画見たあとはどっかブラブラしよっか」
一方「うン」
一方(待ち合わせして、映画見て、ブラブラして… 本当に友達みたい。 すごく楽しい…幸せ)
一方「一緒に、お買い物とか、したい…な」
上条「いいねぇ! 一日遊び倒そうぜ」
一方「うン…!///」
一方(上条くん、優しい)
一方「う、うう…だって、初めてだったし面白かったンだもン…」プクー
上条「あれ? 俺笑ってないけど?」
一方「笑ってないけどからかってるでしょー! わかるよ!もう!」ポカポカ
上条「あははははは!」ケラケラ
上条「にしても体が固まっちゃったな。 とりあえずどっかゆっくりできるとこでお茶でもすっか」
一方「う、うン、 コーヒーぬるくなっちゃったし…」
上条「じゃああそこでもいいか?」
一方「私はどこでも。 コーヒーがあれば」
上条「多分、コーヒーが無いところの方が少ないと思う」
一方「だからどこでも大丈夫なの!」エッヘン
上条(胸を張るなぁ! いやかわいいけど! 胸が…え、ノーブラ?)
?
百合子ちゃん流行ってんなぁ・・・
しかし・・・アリだな
一方「上条くん?」
上条「ええええああ?えっと、そうですねあそこでお茶でもしましょう! そうしよう!うん!」
一方「…もしかしてなにかしちゃったかな?」
上条「とんでもない! 何もしてません! 何も考えてませんよー!」
一方「…?」
上条「店員さんッ! コーヒーをひとつッ! この少女にッ!!」
一方「もう少女って歳じゃないンだけど…」フクザツ
上条「十分同い年に見えます! ほらほら座って、席なくなっちまう」
一方「う、うー。 わかったけどォ」
上条「俺も童顔だし、いいじゃん。 若く見えるんだからさ」
一方「…子どもっぽいと思われるのは、ちょっと」
上条「そんなことねーって! ははは!」
上条(絶対言わないけど、百合子はすげー子どもっぽいです、すみません)
一方「上条くんは何にするの?」
上条「俺もコーヒー。 アイスで」
一方「じゃあアイスコーヒー二つで」
店員「かしこまりましたので」スタスタ
一方「ふぅっ」
上条「疲れたか?」
一方「え? そ、そンなことないよ! 全然大丈夫だよ! まだまだ平気」
上条「そっか、ま、映画館初めてだし多分疲れてるよ。 もうちょっと休憩してから行こうぜ」
一方「うン…ありがと…」
一方(やっぱり、優しいなぁ)
一方(笑った顔もかっこいいし、一緒に居て楽しいし…)
一方「私、幸せだなぁ」
上条「ん? なんか言ったか?」
一方「ううん。 なんにも」
・・・・・・
・・・・
・・
・
上条「これとかどうだ?」
一方「なになに? ストラップ?」
上条「そうそう。 百合子の携帯、なんにも付いてないしさ。 なんかつけとけよ」
一方「でも、子どもっぽいと思われないかな?」
上条「そんなことないってば。 みんなつけてるぜ?」
一方「…じゃあ、つけてみようかな」
上条「なら、こんなのもあるけど…」ヒョイヒョイ
一方「…ううん、最初のがいいな」
一方(上条くんが最初に選んでくれたやつ…)
上条「やっぱりー? おれもコレ気に入ったんだよなー。 なあ、色違いで俺もつけていいか?」
一方「!!!」
上条「やっぱだめですよねー…はは」
一方「だ、駄目じゃないよ! うん、買おう、そうしよう! すみませんこれください!」バッ
上条「百合子!?」
一方「私の私による私のための買い物だから!」チャリンチャリ
一方「これ! プレゼントのラッピングしてください、青い方!」
上条「」
一方「ありがとうございます!」
一方「ご、ごめんねちょっと待っててね上条くん。」
上条「…まさか買ってもらえるとは」
一方「だって、映画館でコーヒー買ってもらったし、映画連れてきてもらったし…」
上条「そんなの友達同士なら普通なんだけどなぁ…」
一方「いいの! お礼がしたいの! 三下は黙って受け取っとけばいいンだよ分かったかコラァ!」
上条「」
一方「……っていうニュアンスを受け取ってもらえたらいいかなって…ね・・・? あはっは・・・ はは…」ガクゥ
一方「ご、ごめんつい…」
上条「あ、いえ…」
一方「…」
上条「…」
一方上条((気まずい…))
上条「混んでてもうちょっと掛かりそうだし、ちょっと奥見てくるよ」
一方「え、あ、…うン。行ってらっしゃい」
一方(愛想…つかされちゃったかな)
店員「お、お待たせいたしましたー!」
一方「あ、ありがとうございます…」
一方(上条くん、どこまで行ったのかな…)キョロキョロ
一方「…私、置いて行かれちゃったとか…」
一方「…えへ、この歳で迷子かぁ、なンちゃって…」グスッ
一方「ほンと…幼稚でお子様だなぁ。私…」グスッ
一方「か、上条くん…」グズッ…
上条「ゆーりこっ」
なン…だと…!
一方「っ!!!」クルッ
一方「か、かびじょーぐん、。」
上条「誰がカビ条だよ? あれ、なんで泣いてんだ?」
一方「うえ? な、泣いてないよ、私…もォ大人なのに…」グスッ
上条「泣いてるよ」
一方「だ、だって…ほってかれたと思って…私…女の子らしくなれなくて…愛想つかされちゃったと思って…悲しくて…」
上条「百合子はかわいい女の子です。 上条さんが保障します。」
一方「えぐ、かわいく、ないし、めつきわるいし、くちもわるいし、顔色もわるいし、だめなとこばっかで、わたし…」
上条「そんなこと気にしてたのか?」
一方「こんなやつと、一緒にいたくないだろうなって、私ずっと思ってて、だから…」
上条「一緒にいたくない奴に、映画誘ったり…こんなもん買ったりしねーよ」ポス
一方「…?」
一方「なに、これ」
上条「あけていーよ」
一方「…? リボンついてるけど」
上条「だから、あけていーってば」
一方「…」ガサゴソ
一方「…三つ編みの輪っか?」
上条「輪っかって…っはは、百合子らしーな。 それカチュームって言うらしい」
一方「カチューム?」
上条「百合子は髪の毛なんにも付いてないからさ。でもヘアピンだと子どもっぽいっていいそうだから、カラフルじゃなくてかわいくなれそうなもんあげたかったんだよな」
一方「…私にプレゼント? なんで?」
上条「使い方は被って三つ編みの位置を整えるだけ。 この店珍しい色もそろっててさ。白いのがあったから、もうこれしかねーって」
一方「だから、ねえなんで? どうして上条くんは私に優しいの?」
上条「優しくしたいから。 百合子には思い切り優しくしたいんだよ」
一方「…だから、それは、どうして…だよ…」
上条「百合子のこと、すきだから」
一方「…うそだ」
一方「からかってるンだ。 私が上条くんのことすきだって知ってるから。」
上条「百合子も俺のこと好きなの? そりゃうれしいな」
一方「…」ポロ
一方「うそだぁ。 ぜったいうそだ。 わたしのこと好きになってくれる人なんかいないもん。 上条くんは優しいから、うそついてくれてるだけだ。 ぜったいそう」ポロポロ
上条「うそじゃねーよ。 結構前から百合子のことばっかり考えてたのに」
一方「うそだ、うそだもんわかるもん…!」ポロポロ
上条「わかってねーよ。 百合子は疑り深いなぁ」
一方「う、ひぐ。 …」グシ…
上条「ん」 服の裾差し出し
一方「…う。」きゅっ
上条「…なんていうの?」
一方「…。 …ごめン、ね?」
上条「…」ナデナデ
上条「気にして無いし、気にしなくていーよ」ナデナデ
一方「…うン」ギュー
一方「じゃあ、上条くんは、わたしのこと本当に好きなんだ」
上条「おう。 信じてくれていい。 上条さんが保障します」
一方「じゃあ、じゃあ…」
一方「お、お友達になってください!」
上条「」
「」
美琴「ずるい! ずるい! 百合子私のほうが百合子のことすきよおおおお!!」
御坂妹「うっせぇですお姉さま。とミサカはやさぐれ中なのでお姉さまの背中を踏み抜きますっ!」ゲシ
美琴「ぎゃふんっ! ちょっと足をどかしなさい、あの馬鹿殴りにいくんだからー!」ジタバタ
上条「…ま、お友達からってことで…」
百合子「? ずっとお友達でいてね」
上条「………まあ、そのうちわかってもらえば、いっか…」ガクリ
百合子「カチューム大事にするね。 ストラップと交換こね。 えーと、今日はありがとう! 上条くん? どうしたの上条くん、かみ…」
上条(百合子の好きはまだまだLIKEのままなんだな…やっぱ、 歳上にはみえねーわ)
上条「次のデートでそれつけてきてくれよー?」
百合子「デート? あ、うん! 遊ぶときね。 わかった! 大事にするからね!」
おわり
支援保守まじありがとう。駆け足で終わらせた。すまんかった。
百合子大好きだ結婚してくれ!
うおおおおおつ!!!!
百合子かんわぇぇえええええ
上条さんより鈍感なのか、いいなぁ
乙!!!
ふひひひひwwwwwww
立てた甲斐があったぜwwwwwww
百合子wwwwwwwふひひひひwwwwwww
>>1
コメント 8
コメント一覧 (8)
アニメでもっと中性的な声にしてくれたらよかったんだけどなぁ
あの「くくきかかかこここけけけけきききここかかきけけけけっけこかかか」みたいなとこはすごい好きだから
今の声優でいいと思うんだけどね
あんな白年増に萌え狂って…
はっ、もしかしてお姉様の好みはああいう清楚オドオド系?
私のセクシーアピールは逆効果だったという事ですの?
しかしカタカナまで直すと、もう誰だかわからんな・・・
おもしろいな
作中作の映画みたいに分かりやすいストーリーを面白くするのはセンスだよな