- 梓「唯先輩たちには、絶対に卒業して欲しくありません!」
唯「あずにゃんのお楽しみ会!」【完全版】
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 19:49:52.44:OKwFEkvi0
梓「その為に>>2をします!」
練炭自殺

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【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:00:27.84:OKwFEkvi0
2「くっそーっ!!!」
2「何でだよぉ、何でけいおん!終わっちまうんだよぉー!!!」
2「俺は、一体何を拠り所にして生きていけばいいんだよ…」
2「けいおん!の無い世界なんて、俺には辛すぎるよ」
2「……」
2「やっぱり、やるしかないか…練炭自殺」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:08:27.63:OKwFEkvi0
2「でも、それじゃ無駄死にじゃないか」
2「その前に、俺のできる事がしたい」
2「例えそれが無駄な足掻きだったとしてもっ!」
2「あの計画、やはり実行すべきか…」
2「やれるかな俺に?」
2「この作戦、もしかしたら最後は死…」
2「でも、どうせ捨てるつもりの命、一か八か賭けてやる!」
2「俺の一世一代の最後の花火、見せてやるぜっ!!!」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:13:43.32:OKwFEkvi0
ニュース速報
先ほどテレビ局の本社ビルに男が押し入り
三人の人質をとって立てこもりました
男の要求は
テレビアニメ『けいおん!!』の放送継続です
異例の事態に警察は…
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:23:19.72:KrxftfeU0
おぉ俺家から外出れたんか
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:27:06.70:OKwFEkvi0
2「けいおん!!の続きをつくりやがれ!」
2「そうしないと、人質の命は無いぞっ!!!」
人質「わーっ、助けてくれーっ!!!」
警察官「くそっ、なんて要求だ…」
警部「どうだ、犯人の様子は?」
警察官「依然態度に変わり無しです」
警察官「まったく訳の分らない要求しやがって…」
警察官「あんな奴、何をしでかすか分りません」
警察官「早めに狙撃してしまった方が良いのでは?」
警部「……」
警部「いや、俺が交渉してみる」
警部「拡声器をかせ」
警部「おい、聞こえるか?」
2「何だ!?」
警部「今ならまだ罪も軽い、大人しく人質を解放するんだ!」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:40:45.31:OKwFEkvi0
2「ダメだ!けいおん!!の続きが制作されるまでは」
2「俺はここに立てこもり続ける!!!」
2「人質はどうなってもいいのか?」
2「さっさと俺の要求をのみやがれっ!!!」
警察官「やっぱりダメですよ、特殊部隊に狙撃の許可を出しましょうっ!」
警部「いや、それは…」
警察官「何故ためらうんです?鬼警部と呼ばれた貴方がっ?」
警察官「人質にもしもの事があったら、警察の面子丸つぶれですよ!」
警部「いや、もう少し待つんだ…」
警察官「はぁ?こんなとこで私のキャリアに傷をつけられたくありませんね!」
警察官「私はノンキャリアのあなたとは違うんです!」
警部「お前っ、何を!?」
警察官「私の父は警視総監だって忘れたんですか?」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:50:16.77:OKwFEkvi0
警部「ぐうっ…」
警察官「でもまあ、私が昇進するまでの数年間は貴方が上司です」
警察官「もう少し待ちますが、人質の無事が最優先」
警察官「あんなクズの犯罪者が殺されたところで、世間は文句を言いませんよ」
警察官「しかも今回の犯人は何です?アニメオタク?気持ち悪いっ」
警察官「こんな奴、殺してしまった方が、世間も喜びますよ!」
警部「バカヤロウ!」
警察官「!!!?」
警部「人質の命は勿論守る」
警部「そして犯人の命もなっ!」
警察官「……」
警察官「ヤレヤレ、私にそんな態度をとるだなんて」
警察官「将来損をする事になりますよ」
警部「……現場では俺が指揮をとる」
警察官「ふんっ」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 20:53:41.88:k3fyKyO1P
あずにゃんはどこに行ったんだよ
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:03:00.70:OKwFEkvi0
2「くそっ、何時になったら要求を飲むんだっ」
2「せめてカキフライ先生と直接話せて、サイン色紙をもらえる要求は受けてもらわないと」
2「全国八千万のけいおん!ファンの為、何とか続編への足掛かりをつかまなくてはっ!」
人質A「おいあんた!」
2「なんだ?」
A「頼む、俺を帰してくれ!」
2「だっ、ダメだ!逃げようとすれば命は無いぞっ!」
A「頼むよぉ、今日は、娘の誕生日なんだ」
2「えっ!?」
A「娘が、俺の帰りを待ってるんだよぉ」
2「ううっ…」
2「ダメだダメだっ、もう少しだけっ…我慢してくれ」
2(やはり俺は間違っているのか…?)
2(くそっ…でも今更…)
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:23:43.36:OKwFEkvi0
警部「立てこもってから二時間経過か…」
部下「警部、上からの指令ですっ」
警部「何だ?」
部下「それが…今回の指令は非公式です、内密にとの事」
警部「ちっ、またか、お偉いさんは汚れ仕事を希望してるらしいな…」
部下「その指令は…」
警部「犯人の射殺か?」
部下「!!!?」
部下「よくお分かりで!?」
警部「伊達に何十年もこの仕事してねえよ」
警部「お偉いさんの言いそうなことくらい読めるってもんよ…」
警部(さてはあの青二才、俺への反抗心で親父に泣きついたか?)
警部(犯人射殺は俺の独断の指示って事で、責任は俺が被れってか…)
警部(人の命を自分達のおもちゃにしやがって!!!)
警部(くそっ、こうなったら>>25だ!!!)
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:26:30.41:KrxftfeU0
あずにゃん練炭自殺
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:28:45.28:OKwFEkvi0
すいません、諸事情で>>2さん以外でお願いします
>>27
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:29:37.58:+8izM2JO0
わろた
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:43:01.19:OKwFEkvi0
警察官「ふふっ、いい気味だぜあの警部!」
警察官「この事件、犯人の射殺により解決」
警察官「殺した責任は全てあいつだ!」
警察官「一部あるであろう批判はあいつが受け、責任を取って減給か?」
警察官「犯人の持っている銃らしきものがモデルガンなら、もっと厳しい処置も…」
警察官「くくっ、ノンキャリアが俺にたいなエリートに逆らうからだ!」
27「わろた」
警察官「!!!?」
27「まったく、笑っちまうな」
警察官「くそっ、聞いてたのか!?」
警察官「お前の服装からして、特殊部隊の奴らしいが」
警察官「この事を他言してみろ、お前の首など軽いものだぞっ!?」
27「ふんっ、きさまの戯言なんて、下らな過ぎて人に言えねえよ」
警察官「なんだその態度!?俺はキャリアだぞっ!?」
警察官「名前と役職を名のれっ!!!」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:47:16.89:3sQAvy6k0
なんだこれww
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 21:58:31.57:+8izM2JO0
あずにゃんどこいったww
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:01:40.34:OKwFEkvi0
27「俺の名は…27、役職はなんだっけな、興味無いもんで忘れちまったぜ」
警察官「27っ!!!?」
警察官「そんなっ、バカなっ、嘘をつくな!!!」
27「お前が名乗れって言うから、名乗っただけなんだけどな」
警察官「まさかっ、伝説といわれる27が、本当にっ…!?」
27「お前じゃ、俺の実在自体知らされてねえか」
警察官「国の機密活動のスペシャリストであり、今まで数々の事件を闇で解決してきた」
警察官「国の最終兵器、現代の忍と呼ばれるあの27かっ!?」
警察官「キャリアの俺ですら、ただの噂だと思っていた…」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:12:06.48:85TsbltHO
すいません。僕は何を読んでるんですか?
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:13:18.53:OKwFEkvi0
警部「くそっ、こんな時に27がいてくれたら…」
27「よお、久しぶりだな」
警部「!!!?」
27「何年ぶりかな?お前、ちっとは老けたな」
警部「27っ、まさか本当に来てくれるなんてっ」
警部「だけどこんな事件、お前が出るまでもないんじゃ…」
27「ちょっと訳ありでね」
27「権力者方は2をどうしても殺したいらしい」
警部「!!!?」
警部「何故だ!?何故お偉方が2を殺したがる!?」
警部「青二才の手回しってだけじゃ無いのか!?」
27「……ああ」
27「この事件、裏がある」
警部「なんだって!?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:29:02.39:OKwFEkvi0
2「立てこもってから三時間か…」
2「くそっ、一向に俺の要求を飲んでくれそうに無い」
人質A「早く俺たちを解放してくれよぉ…」
人質B「お願いよ、私は女だから先に解放して!!!」
B「人質は何人も要らないでしょ?」
B「早く私を解放して頂戴!!!」
2「くうっ…」
B「アニメなんてまた他のが放送されるわよ!」
B「そんな物の為に人生棒に振ること無いわよ!」
B「ほら、女の私を開放したら世間から好感アップよ!」
B「刑も軽くなるかも知れないわ!私を解放しなさい!!!」
2「くそっ、もう少し待て!!!」
2(アニメなんてまた放送される…か)
2(確かに俺はハルヒやラキ☆スタ、アニメが代わる度に嫁を変えてきた…)
2(だけど、けいおん!は…俺にとってけいおん!は違うんだっ……)
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:37:23.67:bMYMWPicQ
ラキ☆スタの違和感が半端ない
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:40:15.96:4wPv5Xev0
期待せずに開いたがむしろ当たりだった
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:42:00.78:OKwFEkvi0
27「ともかく俺には2を殺せと指示が出ている」
27「従うまでだ」
警部「……待て」
27「ん?」
警部「なんとか2を殺さないですむ方法は無いのか?」
27「……無理だな」
27「この国の権力者どもの指示だ」
27「この場で殺さなかったとしても、いずれ他の場所で暗殺されるだろう…」
警部「くそっ!!!!!!」
27「?」
27「お前、何故あいつの命にこだわる?」
27「お前の警察組織内での立場が気になるんなら、俺の方から手をまわしてもいいぞ」
警部「そんなんじゃねえよ!!!」
27「!!!?」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 22:54:20.97:OKwFEkvi0
警部「実は…、俺もなんだ」
27「???」
警部「笑うなよっ、俺は、俺はなぁっ!」
警部「けいおん!が大好きなんだ!!!」
27「何だって!?」
警部「バカにするなら馬鹿にすればいい」
警部「俺だって鬼警部だと呼ばれる男だ、こんな事、とても署内じゃ言えやしねえ」
警部「生死を共にした、お前だから打ち明けられるんだ」
27「……」
警部「けいおん!は素晴らしいよ、ロリコンアニメとか、内用が無いとか」
警部「言いたい奴は言えばいい!!!」
警部「この凶悪事件はびこる、荒んだ世の中」
警部「身内でも出世争い、恨み嫉み、お偉方は不正ばかり」
警部「俺にとっちゃ、けいおん!こそが安らぎだったんだ…」
27「お前……」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:08:34.49:OKwFEkvi0
警部「俺にはな、2の気持ちが痛いほど分かるんだ!」
警部「俺には分る、あいつは絶対に人質に手を出したりはしねえよ」
警部「きっと2は俺たちけいおん!ファン全てに代わって」
警部「十字架を背負ってくれてるんだと思う…」
警部「そんな奴を、俺は、殺したくない……」
警部「俺は警察の人間として間違っているかもしれない」
警部「だがな、一人の人間としてっ、俺はっ、俺はぁっ!!!」
27「……わかった」
警部「!!!?」
27「お前の気持ち、分かったよ」
27「だがな、俺は自分のすべきことをやるだけだ」
警部「27……」
警部「すまねえな、下らない事いっちまったか?」
27「下らなくなんか無いさ、昔と変わらなくて安心したぜ」
27「悪いが、もう行かせてもらうぜ」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:22:49.05:OKwFEkvi0
2「もう四時間経過か…」
2「このまま俺が疲れるのを待って突入って訳かな?」
2(この銃だってモデルガンだしな…)
2(俺が人質に危害をくわえないって事、読まれてるのかな?)
2(プロの犯罪者なら、ココで何時間以内に要求が飲めなければ)
2(人質を一人殺す…そうやるのか?)
人質A「娘よ、許してくれ…」
人質B「早く開放しなさいっ!私は女よっ!!!」
人質C「……」
2(俺にはそんなことできねえよ)
2(結局俺はココまでの男)
2(俺には何も変える事は出来ないのか…?)
>>62
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:24:08.53:bMYMWPicQ
わろた
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:37:29.15:i0eNdhkF0
>>62
ま た か w w w
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:34:54.48:OKwFEkvi0
人質C「わろた」
2「何だと!?」
人質C「あなたのやり方じゃ、近い内に、逮捕されるだけですよ」
2「うるせえ!撃ち殺すぞ!!!」
人質C「怖い怖い…」
2「くっ、なめやがってっ!?」
人質C「どうでしょうか?いっそ私を殺してみては?」
2「なにぃ!?」
人質C「私の名前は62」
62「あなたの要求のためなら、私の命、差し上げてかまいませんよ」
2「なっ!?」
62「けいおん!の継続、私の望みでもあります」
62「あなたに協力しましょう!」
2「なんだって!!!?」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/09(木) 23:46:55.90:OKwFEkvi0
62「私の協力があれば、きっと貴方の計画は成功する」
2「どっ、どういうことだ!?」
62「いやはや貴方は運が悪い…」
62「いや、良いのかな?」
2「???」
62「まさかこのタイミングでこのテレビ局に立てこもるとはね…」
2「何だ?お前は何を言っているんだ!?」
62「おいっ、出て来いっ!」
手下「はっ!!!」
2「!!!?」
2「なんだ!?お前、何処に隠れていた!?」
62「ふふふ、一人だけではありませんよ」
62「この建物には、十数人の私の部下が潜んでいます」
2「なにっ!?」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 00:07:52.66:p0HLrT5Q0
62「もともと私達は、この建物に忍び込んでいた部外者、貴方と同じようなものかな?」
62「まあ、私達はプロであって、場合によっちゃ占拠するつもりでした」
2「お前、何者だ!?」
62「貴方みたいな一般人は知らなくてよい人間ですよ」
62「メディアなんてものは、国民を騙す為に権力者が使う道具みたいな物ですが」
62「ですがねぇ、権力者方も、イザコザがある様で、私達のような人間がつかいっぱしりされるんです」
62「困ったものですねぇ」
2「お前ら、テロリストなのか!?」
62「あははっ、テロリスト?」
2「何がおかしい!?」
62「まあ、テロリストでも構いませんよ」
62「テロリストってのは、今の国家体制に反発して武力行使をする輩でしょうが」
62「時として、その国家体制に雇われている事もあるんですよ…」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 00:20:14.10:p0HLrT5Q0
62「まあ、貴方には分らなくて良い事でしょう…」
62「私達への指令は、日本を脱アニメ化することっ!」
2「なんだって!?」
62「わが国の権力者は、二つの派閥に分かれているんですよ」
62「一つがアニメ推進派!」
62「これは、今の若者にアニメを見せる事で、現実を忘れさせて、国力を衰退させるのが目的です」
2「なんだって!?」
62「考えても御覧なさい、アニメに夢中になる人間の特徴を?」
62「現実から逃避して、アニメの世界に没頭するものばかり」
62「それにより国民の生産性が落ちるばかりか」
62「出生率にも影響します」
2「そんなの嘘だっ!」
62「そんな事はありません、自分の周りをご覧になって下さい」
62「かがみんは俺の嫁だと言い、三次元はビッチだと決め付け」
62「結婚する努力もしない人間が増えているとは思いませんか?」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 00:22:47.45:ANztcX5RQ
返す言葉もないな
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 00:34:05.80:p0HLrT5Q0
62「わが国の若者達の、所謂生命力をアニメで奪い取り」
62「その隙間に大量の選挙権を持った、外国人労働者が入り込む」
62「そして出来上がるのが新しい日本です!」
2「そんな、純日本人だけでいいだろ!?」
62「まあ、貴方の言いたい事もわかりますが」
62「この資源も労働力も無い国では、こうやって行くしかないのですよ」
62「これは現代の開国、長い目で見ると正しい選択かもしれません」
2「バカな…、日本のアニメにそんな政略があったなんて…」
62「それに対するのが、私達の雇い主側である、アニメ撲滅派です!」
62「そんなアニメなんて、規制を強化し、環境を厳しくし」
62「アニメに向いた若者の心を現実に引き戻すのです!」
62「そして若者一人一人の質を上げていって」
62「強い日本を取り戻すのです!!!」
62「その為にはアニメ撲滅が最優先事項なのですよ!!!」
2「……」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 00:45:59.82:p0HLrT5Q0
2「アニメは、無くなっちまった方が良いっていうのか…?」
62「ええ、お偉方の価値観じゃ、アニメは悪質なもの、言わば毒」
62「外国用にアニメを作り、その国の国力を低下させる計画まであるのですよ!」
2「バカヤローッ!!!」
ドガァッ!!!
62「ぐわぁーっ!!!!」
手下「この野郎、隊長に何しやがる!?」
手下「ぶっ殺してやる!!!」
2「それはこっちの台詞だぜ!!!」
2「俺にとってアニメはなぁ、そんな政治利用出来る様な」
2「安っぽいもんじゃねえんだよ!!!」
2「けいおん!はなぁ、俺の命なんだ!!!」
2「国家?政治?世間?世の中?そんなの関係ねえ!!!」
2「そんなものぶっ飛ばすほど、重要なもんなんだよぉー!!!!!!!!!!!」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 00:49:48.84:MM07/+LX0
熱い展開きたww
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 00:59:28.36:p0HLrT5Q0
手下「このガキ、死にやがれ!!!」
62「待つのです!」
62「この男の言う通りなのです…」
手下「たっ、隊長!?」
62「私は今まで、世の権力者の言われるがままに動いてきました」
62「そしてそれは、世の中を動かす重要な仕事だと思っていました…」
62「でも、それが違うと分ったのです」
62「そう、けいおん!を見たことによって」
2「!!!?」
62「私は今まで人としての心を失っていました」
62「ですが、けいおん!こそが私の人としての心を取り戻してくれたのです…」
2「お前っ……」
62「けいおん!のキャラのみんなを見てください」
62「私の生き方とは大違いです、楽しく、のんびり」
62「あれが人としての本当の生き方です」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 01:14:13.36:p0HLrT5Q0
62「唯ちゃんなんて見てください」
62「世の中の価値観で言えば、タダのダメ人間です」
62「生産性なんてまったくありませんよ!」
62「ですが、ですけど…素晴らしい!!!」
2「62……」(唯厨なのか?)
62「私の様な生き方をしていたあずにゃんも、唯ちゃんの素晴らしさを知るに至ったのです」
62「あれこそ真理です」
62「私はもう、権力者に踊らされて、競い合い、騙しあう世の中にうんざりなのです!」
62「けいおん!の様な世界がつくられるように私は闘います!」
62「私はアニメ推進派、撲滅派、どちらにも力をかしません!!!」
62「けいおん!の素晴らしさを全世界に伝え、真の平和をもたらす事を宗とします!!!」
62「私は自分の雇い主に叛旗を翻し、本当のテロリストとなる!!!!」
62「いや、言うなればペロリスト!!!みんな、付いて来てくれ!!!」
手下達「「「おおーっ!!!」」」
2「62、お前は……」(あずにゃん厨だったのか)
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 01:20:03.09:LXQvDAGPP
期待しないで開いたらひどいことになっていた
しばらくこのスレからは離れられねぇな
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 01:24:30.32:p0HLrT5Q0
62「2さん、あなたのお陰です」
62「貴方の勇気が無ければ、私は権力者に利用されるだけの人生を送っているところでした」
62「ですが、貴方が私に、人間として生きる機会をくれたのです」
2「62、お前もけいおん!の素晴らしさがわかるなら、俺の仲間だ!!!」
2「共に協力して、けいおん!放送継続に力をかしてくれ!」
62「勿論です!!!」
ガシッ!!!
生き方はまったく違えども、二人の男の間に堅い友情の絆が芽生えた
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 01:28:35.07:ANztcX5RQ
暑苦しいww
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 01:35:35.93:GRh/2xJe0
手下「たっ、隊長、大変ですっ!!!」
62「何事です!?」
手下「何者かがこの建物に侵入していた様です!」
62「なんだって!?」
手下「気付かぬ内に一人一人倒され」
手下「既に…我々は、はほぼ壊滅状態!!!」
62「わが部隊は精鋭ぞろい、たった一人にやられる等とは…」
パーン!!!
手下「ぐわっ!!!」
バタリ
27「後はお前達だけか……」
62「貴様っ27!!!?」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 01:50:21.58:GRh/2xJe0
27「悪いな、お前達には死んでもらうぜ」
62「くっ」
2「なんだよ、お前っ!!!」
2「俺たちはただけいおん!が好きなだけだ!!!」
2「邪魔しないでくれっ!!!」
27「けいおん!が好きなだけだと?」
27「じゃあ、お前の傍にいる62は何だ?こいつはアニメ撲滅派の手ごまだぞ?」
27「お前もやっぱり仲間だったんだな!?」
62「いやっ、彼は関係ないんだ!撃つなら俺だけにしろっ!」
27「はんっ、この状況で信じられるかよ?」
2「62、こいつは一体!?」
62「伝説視されるほどの凄腕の工作員だ、今はアニメ推進派の犬みたいだがな」
2「アニメ推進派だって!?」
2「何でだよ?アニメ推進派なのに、何故けいおん!ファンの俺の邪魔をするんだよ!」
27「それはな、けいおん!ファンだからだよ」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 02:05:51.01:GRh/2xJe0
27「けいおん!ファンが立てこもり事件を起こすなんて事があれば」
27「世間はアニメの悪影響だとアニメを叩きだす」
27「そうなると、俺たちに都合が悪いんだよっ」
27「お前達も、それが狙いで立てこもったんだろ?」
62「違うんだっ、いや、俺はそうなんだが…」
62「この男は違うんだっ!」
62「この男は純粋にけいおん!が好きなだけなんだ!!!」
62「俺たちの仲間じゃないんだ!!!」
2「いや、仲間だよ…」
2「俺も、62も、同じく純粋にけいおん!が好きな仲間だっ!!!」
27「純粋だと?純粋な気持ちなんて、この世にあるわけねえ!」
27「所詮世の中裏のかきあい、騙しあい、信じられるのは己の力のみ!!!」
2「バカヤロウっ!!!」
2「お前は間違っている!!!、けいおん!お見るとき、人は誰しも純粋な心に帰るんだ!!!」
2「うおぉぉぉおぉおおおぉおお!!!!!!」
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 02:08:41.09:lvrtdpQQ0
これけいおんSSに含むのかよwwwww
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 02:12:34.98:ZfBo17CcP
スレタイ詐欺ではあるけどこれは良い詐欺ではないかと
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 02:21:49.09:GRh/2xJe0
62「止めるんだ!死ぬだけだぞ!!!」
2「くらいやがれぇー!!!」
27「バカがぁ!?」
27「こっちは銃構えてるのに、丸腰で突っ込んでくるとは!!!?」
27「……!?」
十年前
若き日の27『おいっ、大丈夫か?』
若き日の警部『ああ、なんとかな…』
27『何故危険を冒して、丸腰で犯人のところへ行ったんだ?』
27『そんなことしなくても、俺が狙撃する手筈だったんだぞ!?』
警部『誠意を見せれば、相手も分かってくれると思ってね…』
27『その結果刺されてるじゃないか?』
警部『でも人質は無事だった』
27『お前はバカだよ!』
警部『なあ、27、俺は思うんだ…』
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 02:40:26.43:GRh/2xJe0
警部『たとえ、殺し殺されるような間柄でも、本当はわかりあえるんだよ…』
27『何言ってやがる!?』
27『悪人に対して正義を行うために、俺たちはいるんだ!』
27『お前の様な曖昧な態度は、邪魔になるだけだ!!!』
警部『じゃあさ、正義って何かな?』
27『はぁ!!?』
警部『それは、自分にとって、都合のいいって事じゃないか?』
警部『今の社会にとって、都合のいい事が社会正義』
警部『違うか?』
27『その社会はみんなで決めてるんだろっ、社会正義はみんなの正義だ!』
警部『そうかな?俺たちみたいに組織に属していると、そうでも無い事がよく分らないか?』
27『なっ、それは、仕方が無い事だろ?上のやり方に逆らうって話しか!?』
警部『そうじゃないんだ、たとえ政治や社会がどうあろうと、変わらない正義って無いのかな?』
警部『俺とお前、今は意見が対立してるけど、それでもその奥では分かり合ってるだろ』
警部『それなら、例え、殺しあわなけりゃならない関係でも、本当は…』
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 02:49:13.77:L2tphngP0
なんだこのスレは・・・
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 02:55:53.54:GRh/2xJe0
27(純粋な、気持ち、なんて…)
2「うおぉぉおおおおおおおお!!!!!」
27「くそっ!」カチャリ
パーン!!!!!
62「!!!?」
62(あの27が外した!?この距離で!?)
ドガァッ!!!
27「ブハァッ!!!」
62(銃を放したっ!今だっ)カチャリ
62「形勢逆転だな27っ」
27「……くそっ」
27(俺がこんなへまをするなんてな…)
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 03:15:44.22:GRh/2xJe0
27「さあ、殺せっ!」
62「最後に、言いたい事はありますか?」
27「そうだな」
27「けいおん!って面白いのかな…?」
62「……」
62「」スッ
27「どうした?撃たないのか…?」
62「殺す気が失せましたよ」
2「27さん、けいおん!見てみなよっ」
2「絶対に面白いから!」
27「……」
2「俺、BD持ってきてるんだっ」
62「本当は大スクリーンがいいのですが、ノートパソコンで我慢しましょう」
27「お前ら、こんな時に、何を…?」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 03:19:24.34:LXQvDAGPP
やべぇ感動した
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 03:27:07.06:GRh/2xJe0
警部「硬直状態が続いている…」
警部「一体中はどうなっているんだ?」
警部「27はどうしたんだ?」
警部「2は無事なのか?」
部下「大変です!警部!!!」
警部「どうした!?」
部下「犯人がテレビ局の機材を使って生放送しています!」
警部「なんだって!?」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 03:40:33.11:GRh/2xJe0
警部「すぐに見せろっ」
部下「こちらですっ!」
2『みなさん、聞いてください!』
2『私達は、けいおん!の放送継続を希望します!』
27『けいおん!サイコー!!!』
警部「ええっ!?27じゃないか!?」
人質A『私も先ほどはじめて見ましたが、こんな素晴らしいアニメはありません!』
人質A『娘には憂ちゃんの様な良い子に育って欲しいです!誕生日おめでとー!!!』
Aの娘「わーっ、すごい!パパがテレビから祝ってくれてるっ!」キャッキャッ
人質B『私も女ですが、けいおん!は良いアニメだと思いますよ!!!』
人質B『萌えアニメは気持ち悪いという偏見を持たずに、みんな見るべきです!』
62『私達と同じく、けいおん!の続きを希望する方は、是非テレビ局の前に集まってください!』
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 03:52:31.38:GRh/2xJe0
警部「バカなっ、人質達まで…!!!?」
部下「けっ、警部!?」
警部「今度は何だ!?」
部下「この放送を聞いたけいおん!ファンが、全国から続々と集まってきています!」
部下「この一帯も既に人が一杯で、我々では封鎖できません!!!」
警察官「くそっ、下がれっ、キモオタどもめっ!!!」
警察官「エリートの言う事を聞け愚民どもっ!!!」
警察官「うっ、うわーっ!!!」
警部「なんて人数だ…こんなにも大勢の人がけいおん!の続きを切望していたとは!!!?」
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 04:08:13.39:GRh/2xJe0
2「みんな見てよ!こんなにたくさんの人が!」
62「どんどん増えてますっ、一体どれほどの数が集まってるんでしょう?」
27「そりゃそうだ、こんなに素敵なアニメなんだだからな!」
62「さっき見てはまったばかりなのに、よく言いますね!」
2.62.27「あはははははっ」
27「でもな、俺は本当に感動したんだぜ」
27「アニメの内容、それももちろん素晴らしいが…」
27「その素晴らしさを、みんなで共有できるって事の素晴らしさをな…」
27「けいおん!の素晴らしさは主義主張を超えてるのさ」
27「たとえさっきまで、本気で敵対していた俺たちだって、けいおん!で一つになれた」
27「ここに集まったみんなも、そしてきっと、世界全ての人たちも…」
2「27さん…」
27(誰もが分かり合える、純粋なもの、俺の本当の正義、ココに見つけたぜ!)
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 04:29:26.38:GRh/2xJe0
62「私は上の命ぜられるがままに、命を張って生きてきた」
62「その中で計略や裏切り、汚いものばかりを見てきた…」
62「だからこそ、けいおん!が輝いて見えたのだ」
62「そう思っていましたが、どうやら違った様ですね…」
62「きっと誰もがそうなんです、押し込まれて自由をもがれた世の中で」
62「どうすればいいかも分からずに」
62「ただ世間から与えられた価値観の上、人を蹴落とし、蹴落とされ生きていく」
62「本当はそれに疑問を持ちながらも、ただそれだけで生きていく…」
62「だけど、けいおん!は違いますっ!そんなものを超越した存在」
62「けいおん!の前では個人の富、立場、能力、そんなものは関係ない!」
62「私たちは、本当はそういったものを求めているんじゃないでしょうか?」
62「勝ち組負け組み、善人悪人、敵みかた、上か下か、右か左か、」
62「私達はそんな事を気にしあい、いがみ合って、世の中を狭く、つまらなくしていた…」
62「だけどけいおん!によってそれらから開放され、本当の生き方が出来るのです!!!」
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 04:35:15.56:GRh/2xJe0
62「私は決めました!生涯、この素晴らしさを忘れずに、人に伝えながら生きていきます!」
2「62さん…」
フワフワターイム フワフワターイム
2「これは…!?」
27「おい、二人とも、外を見ろよ!ふわふわ時間の大合唱だぜ!!!」
62「私達も歌いましょう!!!」
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 04:46:25.79:GRh/2xJe0
警部「すごい事になった…」
警部「もはや立てこもり事件どころじゃないぞ!?」
部下「2の逮捕はどうしましょう?」
警部「もうこうなってしまっちゃ、法律なんてぇな…」
部下「2は無罪だと?」
警部「バカヤロウ、そういう事じゃねえ、もちろん2は罪に問われるだろうよ」
警部「だがな、そんなもんじゃ縛られないもの、見せてもらったよ…」
部下「たしかに…」
警部「それじゃあ、俺も行くとするか」
部下「警部、何処へ?」
警部「ふわふわ時間の大合唱に参加するに決まってるだろ?」
警部「それに、俺はもう警部じゃねえよ!」
部下「えっ!?」
警部「けいおんの前じゃ、組織なんて関係ねぇ!!!」
警部「俺が所属する組織があるとしたなら、りっちゃん隊だけだ!!!」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 04:51:07.01:GRh/2xJe0
部下「かく言う私も、実はムギちゃんファンで」
警部「ガハハ、いいじゃねえか!一緒に行くぞ!!!」
部下「はい!!!」
フワフワターイム フワフワターイム
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 05:00:30.36:GRh/2xJe0
2の勇気が人の心を動かし
その呼び声は沢山の人を集めた
だがそれによって、けいおん!の放送が継続されたかは、また別のお話し
けれどもけいおん!で沢山の人の心が一つになれたという事実はずっとかわらない
2も27も62も、そして私とあなたも…
けいおん!よ永遠に
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/10(金) 08:53:48.82:LXQvDAGPP
下手にけいおんのキャラを絡ませようとしないところに>>1の心意気を感じた
2「くっそーっ!!!」
2「何でだよぉ、何でけいおん!終わっちまうんだよぉー!!!」
2「俺は、一体何を拠り所にして生きていけばいいんだよ…」
2「けいおん!の無い世界なんて、俺には辛すぎるよ」
2「……」
2「やっぱり、やるしかないか…練炭自殺」
2「でも、それじゃ無駄死にじゃないか」
2「その前に、俺のできる事がしたい」
2「例えそれが無駄な足掻きだったとしてもっ!」
2「あの計画、やはり実行すべきか…」
2「やれるかな俺に?」
2「この作戦、もしかしたら最後は死…」
2「でも、どうせ捨てるつもりの命、一か八か賭けてやる!」
2「俺の一世一代の最後の花火、見せてやるぜっ!!!」
ニュース速報
先ほどテレビ局の本社ビルに男が押し入り
三人の人質をとって立てこもりました
男の要求は
テレビアニメ『けいおん!!』の放送継続です
異例の事態に警察は…
おぉ俺家から外出れたんか
2「けいおん!!の続きをつくりやがれ!」
2「そうしないと、人質の命は無いぞっ!!!」
人質「わーっ、助けてくれーっ!!!」
警察官「くそっ、なんて要求だ…」
警部「どうだ、犯人の様子は?」
警察官「依然態度に変わり無しです」
警察官「まったく訳の分らない要求しやがって…」
警察官「あんな奴、何をしでかすか分りません」
警察官「早めに狙撃してしまった方が良いのでは?」
警部「……」
警部「いや、俺が交渉してみる」
警部「拡声器をかせ」
警部「おい、聞こえるか?」
2「何だ!?」
警部「今ならまだ罪も軽い、大人しく人質を解放するんだ!」
2「ダメだ!けいおん!!の続きが制作されるまでは」
2「俺はここに立てこもり続ける!!!」
2「人質はどうなってもいいのか?」
2「さっさと俺の要求をのみやがれっ!!!」
警察官「やっぱりダメですよ、特殊部隊に狙撃の許可を出しましょうっ!」
警部「いや、それは…」
警察官「何故ためらうんです?鬼警部と呼ばれた貴方がっ?」
警察官「人質にもしもの事があったら、警察の面子丸つぶれですよ!」
警部「いや、もう少し待つんだ…」
警察官「はぁ?こんなとこで私のキャリアに傷をつけられたくありませんね!」
警察官「私はノンキャリアのあなたとは違うんです!」
警部「お前っ、何を!?」
警察官「私の父は警視総監だって忘れたんですか?」
警部「ぐうっ…」
警察官「でもまあ、私が昇進するまでの数年間は貴方が上司です」
警察官「もう少し待ちますが、人質の無事が最優先」
警察官「あんなクズの犯罪者が殺されたところで、世間は文句を言いませんよ」
警察官「しかも今回の犯人は何です?アニメオタク?気持ち悪いっ」
警察官「こんな奴、殺してしまった方が、世間も喜びますよ!」
警部「バカヤロウ!」
警察官「!!!?」
警部「人質の命は勿論守る」
警部「そして犯人の命もなっ!」
警察官「……」
警察官「ヤレヤレ、私にそんな態度をとるだなんて」
警察官「将来損をする事になりますよ」
警部「……現場では俺が指揮をとる」
警察官「ふんっ」
あずにゃんはどこに行ったんだよ
2「くそっ、何時になったら要求を飲むんだっ」
2「せめてカキフライ先生と直接話せて、サイン色紙をもらえる要求は受けてもらわないと」
2「全国八千万のけいおん!ファンの為、何とか続編への足掛かりをつかまなくてはっ!」
人質A「おいあんた!」
2「なんだ?」
A「頼む、俺を帰してくれ!」
2「だっ、ダメだ!逃げようとすれば命は無いぞっ!」
A「頼むよぉ、今日は、娘の誕生日なんだ」
2「えっ!?」
A「娘が、俺の帰りを待ってるんだよぉ」
2「ううっ…」
2「ダメだダメだっ、もう少しだけっ…我慢してくれ」
2(やはり俺は間違っているのか…?)
2(くそっ…でも今更…)
警部「立てこもってから二時間経過か…」
部下「警部、上からの指令ですっ」
警部「何だ?」
部下「それが…今回の指令は非公式です、内密にとの事」
警部「ちっ、またか、お偉いさんは汚れ仕事を希望してるらしいな…」
部下「その指令は…」
警部「犯人の射殺か?」
部下「!!!?」
部下「よくお分かりで!?」
警部「伊達に何十年もこの仕事してねえよ」
警部「お偉いさんの言いそうなことくらい読めるってもんよ…」
警部(さてはあの青二才、俺への反抗心で親父に泣きついたか?)
警部(犯人射殺は俺の独断の指示って事で、責任は俺が被れってか…)
警部(人の命を自分達のおもちゃにしやがって!!!)
警部(くそっ、こうなったら>>25だ!!!)
あずにゃん練炭自殺
すいません、諸事情で>>2さん以外でお願いします
>>27
わろた
警察官「ふふっ、いい気味だぜあの警部!」
警察官「この事件、犯人の射殺により解決」
警察官「殺した責任は全てあいつだ!」
警察官「一部あるであろう批判はあいつが受け、責任を取って減給か?」
警察官「犯人の持っている銃らしきものがモデルガンなら、もっと厳しい処置も…」
警察官「くくっ、ノンキャリアが俺にたいなエリートに逆らうからだ!」
27「わろた」
警察官「!!!?」
27「まったく、笑っちまうな」
警察官「くそっ、聞いてたのか!?」
警察官「お前の服装からして、特殊部隊の奴らしいが」
警察官「この事を他言してみろ、お前の首など軽いものだぞっ!?」
27「ふんっ、きさまの戯言なんて、下らな過ぎて人に言えねえよ」
警察官「なんだその態度!?俺はキャリアだぞっ!?」
警察官「名前と役職を名のれっ!!!」
なんだこれww
あずにゃんどこいったww
27「俺の名は…27、役職はなんだっけな、興味無いもんで忘れちまったぜ」
警察官「27っ!!!?」
警察官「そんなっ、バカなっ、嘘をつくな!!!」
27「お前が名乗れって言うから、名乗っただけなんだけどな」
警察官「まさかっ、伝説といわれる27が、本当にっ…!?」
27「お前じゃ、俺の実在自体知らされてねえか」
警察官「国の機密活動のスペシャリストであり、今まで数々の事件を闇で解決してきた」
警察官「国の最終兵器、現代の忍と呼ばれるあの27かっ!?」
警察官「キャリアの俺ですら、ただの噂だと思っていた…」
すいません。僕は何を読んでるんですか?
警部「くそっ、こんな時に27がいてくれたら…」
27「よお、久しぶりだな」
警部「!!!?」
27「何年ぶりかな?お前、ちっとは老けたな」
警部「27っ、まさか本当に来てくれるなんてっ」
警部「だけどこんな事件、お前が出るまでもないんじゃ…」
27「ちょっと訳ありでね」
27「権力者方は2をどうしても殺したいらしい」
警部「!!!?」
警部「何故だ!?何故お偉方が2を殺したがる!?」
警部「青二才の手回しってだけじゃ無いのか!?」
27「……ああ」
27「この事件、裏がある」
警部「なんだって!?」
2「立てこもってから三時間か…」
2「くそっ、一向に俺の要求を飲んでくれそうに無い」
人質A「早く俺たちを解放してくれよぉ…」
人質B「お願いよ、私は女だから先に解放して!!!」
B「人質は何人も要らないでしょ?」
B「早く私を解放して頂戴!!!」
2「くうっ…」
B「アニメなんてまた他のが放送されるわよ!」
B「そんな物の為に人生棒に振ること無いわよ!」
B「ほら、女の私を開放したら世間から好感アップよ!」
B「刑も軽くなるかも知れないわ!私を解放しなさい!!!」
2「くそっ、もう少し待て!!!」
2(アニメなんてまた放送される…か)
2(確かに俺はハルヒやラキ☆スタ、アニメが代わる度に嫁を変えてきた…)
2(だけど、けいおん!は…俺にとってけいおん!は違うんだっ……)
ラキ☆スタの違和感が半端ない
期待せずに開いたがむしろ当たりだった
27「ともかく俺には2を殺せと指示が出ている」
27「従うまでだ」
警部「……待て」
27「ん?」
警部「なんとか2を殺さないですむ方法は無いのか?」
27「……無理だな」
27「この国の権力者どもの指示だ」
27「この場で殺さなかったとしても、いずれ他の場所で暗殺されるだろう…」
警部「くそっ!!!!!!」
27「?」
27「お前、何故あいつの命にこだわる?」
27「お前の警察組織内での立場が気になるんなら、俺の方から手をまわしてもいいぞ」
警部「そんなんじゃねえよ!!!」
27「!!!?」
警部「実は…、俺もなんだ」
27「???」
警部「笑うなよっ、俺は、俺はなぁっ!」
警部「けいおん!が大好きなんだ!!!」
27「何だって!?」
警部「バカにするなら馬鹿にすればいい」
警部「俺だって鬼警部だと呼ばれる男だ、こんな事、とても署内じゃ言えやしねえ」
警部「生死を共にした、お前だから打ち明けられるんだ」
27「……」
警部「けいおん!は素晴らしいよ、ロリコンアニメとか、内用が無いとか」
警部「言いたい奴は言えばいい!!!」
警部「この凶悪事件はびこる、荒んだ世の中」
警部「身内でも出世争い、恨み嫉み、お偉方は不正ばかり」
警部「俺にとっちゃ、けいおん!こそが安らぎだったんだ…」
27「お前……」
警部「俺にはな、2の気持ちが痛いほど分かるんだ!」
警部「俺には分る、あいつは絶対に人質に手を出したりはしねえよ」
警部「きっと2は俺たちけいおん!ファン全てに代わって」
警部「十字架を背負ってくれてるんだと思う…」
警部「そんな奴を、俺は、殺したくない……」
警部「俺は警察の人間として間違っているかもしれない」
警部「だがな、一人の人間としてっ、俺はっ、俺はぁっ!!!」
27「……わかった」
警部「!!!?」
27「お前の気持ち、分かったよ」
27「だがな、俺は自分のすべきことをやるだけだ」
警部「27……」
警部「すまねえな、下らない事いっちまったか?」
27「下らなくなんか無いさ、昔と変わらなくて安心したぜ」
27「悪いが、もう行かせてもらうぜ」
2「もう四時間経過か…」
2「このまま俺が疲れるのを待って突入って訳かな?」
2(この銃だってモデルガンだしな…)
2(俺が人質に危害をくわえないって事、読まれてるのかな?)
2(プロの犯罪者なら、ココで何時間以内に要求が飲めなければ)
2(人質を一人殺す…そうやるのか?)
人質A「娘よ、許してくれ…」
人質B「早く開放しなさいっ!私は女よっ!!!」
人質C「……」
2(俺にはそんなことできねえよ)
2(結局俺はココまでの男)
2(俺には何も変える事は出来ないのか…?)
>>62
わろた
>>62
ま た か w w w
人質C「わろた」
2「何だと!?」
人質C「あなたのやり方じゃ、近い内に、逮捕されるだけですよ」
2「うるせえ!撃ち殺すぞ!!!」
人質C「怖い怖い…」
2「くっ、なめやがってっ!?」
人質C「どうでしょうか?いっそ私を殺してみては?」
2「なにぃ!?」
人質C「私の名前は62」
62「あなたの要求のためなら、私の命、差し上げてかまいませんよ」
2「なっ!?」
62「けいおん!の継続、私の望みでもあります」
62「あなたに協力しましょう!」
2「なんだって!!!?」
62「私の協力があれば、きっと貴方の計画は成功する」
2「どっ、どういうことだ!?」
62「いやはや貴方は運が悪い…」
62「いや、良いのかな?」
2「???」
62「まさかこのタイミングでこのテレビ局に立てこもるとはね…」
2「何だ?お前は何を言っているんだ!?」
62「おいっ、出て来いっ!」
手下「はっ!!!」
2「!!!?」
2「なんだ!?お前、何処に隠れていた!?」
62「ふふふ、一人だけではありませんよ」
62「この建物には、十数人の私の部下が潜んでいます」
2「なにっ!?」
62「もともと私達は、この建物に忍び込んでいた部外者、貴方と同じようなものかな?」
62「まあ、私達はプロであって、場合によっちゃ占拠するつもりでした」
2「お前、何者だ!?」
62「貴方みたいな一般人は知らなくてよい人間ですよ」
62「メディアなんてものは、国民を騙す為に権力者が使う道具みたいな物ですが」
62「ですがねぇ、権力者方も、イザコザがある様で、私達のような人間がつかいっぱしりされるんです」
62「困ったものですねぇ」
2「お前ら、テロリストなのか!?」
62「あははっ、テロリスト?」
2「何がおかしい!?」
62「まあ、テロリストでも構いませんよ」
62「テロリストってのは、今の国家体制に反発して武力行使をする輩でしょうが」
62「時として、その国家体制に雇われている事もあるんですよ…」
62「まあ、貴方には分らなくて良い事でしょう…」
62「私達への指令は、日本を脱アニメ化することっ!」
2「なんだって!?」
62「わが国の権力者は、二つの派閥に分かれているんですよ」
62「一つがアニメ推進派!」
62「これは、今の若者にアニメを見せる事で、現実を忘れさせて、国力を衰退させるのが目的です」
2「なんだって!?」
62「考えても御覧なさい、アニメに夢中になる人間の特徴を?」
62「現実から逃避して、アニメの世界に没頭するものばかり」
62「それにより国民の生産性が落ちるばかりか」
62「出生率にも影響します」
2「そんなの嘘だっ!」
62「そんな事はありません、自分の周りをご覧になって下さい」
62「かがみんは俺の嫁だと言い、三次元はビッチだと決め付け」
62「結婚する努力もしない人間が増えているとは思いませんか?」
返す言葉もないな
62「わが国の若者達の、所謂生命力をアニメで奪い取り」
62「その隙間に大量の選挙権を持った、外国人労働者が入り込む」
62「そして出来上がるのが新しい日本です!」
2「そんな、純日本人だけでいいだろ!?」
62「まあ、貴方の言いたい事もわかりますが」
62「この資源も労働力も無い国では、こうやって行くしかないのですよ」
62「これは現代の開国、長い目で見ると正しい選択かもしれません」
2「バカな…、日本のアニメにそんな政略があったなんて…」
62「それに対するのが、私達の雇い主側である、アニメ撲滅派です!」
62「そんなアニメなんて、規制を強化し、環境を厳しくし」
62「アニメに向いた若者の心を現実に引き戻すのです!」
62「そして若者一人一人の質を上げていって」
62「強い日本を取り戻すのです!!!」
62「その為にはアニメ撲滅が最優先事項なのですよ!!!」
2「……」
2「アニメは、無くなっちまった方が良いっていうのか…?」
62「ええ、お偉方の価値観じゃ、アニメは悪質なもの、言わば毒」
62「外国用にアニメを作り、その国の国力を低下させる計画まであるのですよ!」
2「バカヤローッ!!!」
ドガァッ!!!
62「ぐわぁーっ!!!!」
手下「この野郎、隊長に何しやがる!?」
手下「ぶっ殺してやる!!!」
2「それはこっちの台詞だぜ!!!」
2「俺にとってアニメはなぁ、そんな政治利用出来る様な」
2「安っぽいもんじゃねえんだよ!!!」
2「けいおん!はなぁ、俺の命なんだ!!!」
2「国家?政治?世間?世の中?そんなの関係ねえ!!!」
2「そんなものぶっ飛ばすほど、重要なもんなんだよぉー!!!!!!!!!!!」
熱い展開きたww
手下「このガキ、死にやがれ!!!」
62「待つのです!」
62「この男の言う通りなのです…」
手下「たっ、隊長!?」
62「私は今まで、世の権力者の言われるがままに動いてきました」
62「そしてそれは、世の中を動かす重要な仕事だと思っていました…」
62「でも、それが違うと分ったのです」
62「そう、けいおん!を見たことによって」
2「!!!?」
62「私は今まで人としての心を失っていました」
62「ですが、けいおん!こそが私の人としての心を取り戻してくれたのです…」
2「お前っ……」
62「けいおん!のキャラのみんなを見てください」
62「私の生き方とは大違いです、楽しく、のんびり」
62「あれが人としての本当の生き方です」
62「唯ちゃんなんて見てください」
62「世の中の価値観で言えば、タダのダメ人間です」
62「生産性なんてまったくありませんよ!」
62「ですが、ですけど…素晴らしい!!!」
2「62……」(唯厨なのか?)
62「私の様な生き方をしていたあずにゃんも、唯ちゃんの素晴らしさを知るに至ったのです」
62「あれこそ真理です」
62「私はもう、権力者に踊らされて、競い合い、騙しあう世の中にうんざりなのです!」
62「けいおん!の様な世界がつくられるように私は闘います!」
62「私はアニメ推進派、撲滅派、どちらにも力をかしません!!!」
62「けいおん!の素晴らしさを全世界に伝え、真の平和をもたらす事を宗とします!!!」
62「私は自分の雇い主に叛旗を翻し、本当のテロリストとなる!!!!」
62「いや、言うなればペロリスト!!!みんな、付いて来てくれ!!!」
手下達「「「おおーっ!!!」」」
2「62、お前は……」(あずにゃん厨だったのか)
期待しないで開いたらひどいことになっていた
しばらくこのスレからは離れられねぇな
62「2さん、あなたのお陰です」
62「貴方の勇気が無ければ、私は権力者に利用されるだけの人生を送っているところでした」
62「ですが、貴方が私に、人間として生きる機会をくれたのです」
2「62、お前もけいおん!の素晴らしさがわかるなら、俺の仲間だ!!!」
2「共に協力して、けいおん!放送継続に力をかしてくれ!」
62「勿論です!!!」
ガシッ!!!
生き方はまったく違えども、二人の男の間に堅い友情の絆が芽生えた
暑苦しいww
手下「たっ、隊長、大変ですっ!!!」
62「何事です!?」
手下「何者かがこの建物に侵入していた様です!」
62「なんだって!?」
手下「気付かぬ内に一人一人倒され」
手下「既に…我々は、はほぼ壊滅状態!!!」
62「わが部隊は精鋭ぞろい、たった一人にやられる等とは…」
パーン!!!
手下「ぐわっ!!!」
バタリ
27「後はお前達だけか……」
62「貴様っ27!!!?」
27「悪いな、お前達には死んでもらうぜ」
62「くっ」
2「なんだよ、お前っ!!!」
2「俺たちはただけいおん!が好きなだけだ!!!」
2「邪魔しないでくれっ!!!」
27「けいおん!が好きなだけだと?」
27「じゃあ、お前の傍にいる62は何だ?こいつはアニメ撲滅派の手ごまだぞ?」
27「お前もやっぱり仲間だったんだな!?」
62「いやっ、彼は関係ないんだ!撃つなら俺だけにしろっ!」
27「はんっ、この状況で信じられるかよ?」
2「62、こいつは一体!?」
62「伝説視されるほどの凄腕の工作員だ、今はアニメ推進派の犬みたいだがな」
2「アニメ推進派だって!?」
2「何でだよ?アニメ推進派なのに、何故けいおん!ファンの俺の邪魔をするんだよ!」
27「それはな、けいおん!ファンだからだよ」
27「けいおん!ファンが立てこもり事件を起こすなんて事があれば」
27「世間はアニメの悪影響だとアニメを叩きだす」
27「そうなると、俺たちに都合が悪いんだよっ」
27「お前達も、それが狙いで立てこもったんだろ?」
62「違うんだっ、いや、俺はそうなんだが…」
62「この男は違うんだっ!」
62「この男は純粋にけいおん!が好きなだけなんだ!!!」
62「俺たちの仲間じゃないんだ!!!」
2「いや、仲間だよ…」
2「俺も、62も、同じく純粋にけいおん!が好きな仲間だっ!!!」
27「純粋だと?純粋な気持ちなんて、この世にあるわけねえ!」
27「所詮世の中裏のかきあい、騙しあい、信じられるのは己の力のみ!!!」
2「バカヤロウっ!!!」
2「お前は間違っている!!!、けいおん!お見るとき、人は誰しも純粋な心に帰るんだ!!!」
2「うおぉぉぉおぉおおおぉおお!!!!!!」
これけいおんSSに含むのかよwwwww
スレタイ詐欺ではあるけどこれは良い詐欺ではないかと
62「止めるんだ!死ぬだけだぞ!!!」
2「くらいやがれぇー!!!」
27「バカがぁ!?」
27「こっちは銃構えてるのに、丸腰で突っ込んでくるとは!!!?」
27「……!?」
十年前
若き日の27『おいっ、大丈夫か?』
若き日の警部『ああ、なんとかな…』
27『何故危険を冒して、丸腰で犯人のところへ行ったんだ?』
27『そんなことしなくても、俺が狙撃する手筈だったんだぞ!?』
警部『誠意を見せれば、相手も分かってくれると思ってね…』
27『その結果刺されてるじゃないか?』
警部『でも人質は無事だった』
27『お前はバカだよ!』
警部『なあ、27、俺は思うんだ…』
警部『たとえ、殺し殺されるような間柄でも、本当はわかりあえるんだよ…』
27『何言ってやがる!?』
27『悪人に対して正義を行うために、俺たちはいるんだ!』
27『お前の様な曖昧な態度は、邪魔になるだけだ!!!』
警部『じゃあさ、正義って何かな?』
27『はぁ!!?』
警部『それは、自分にとって、都合のいいって事じゃないか?』
警部『今の社会にとって、都合のいい事が社会正義』
警部『違うか?』
27『その社会はみんなで決めてるんだろっ、社会正義はみんなの正義だ!』
警部『そうかな?俺たちみたいに組織に属していると、そうでも無い事がよく分らないか?』
27『なっ、それは、仕方が無い事だろ?上のやり方に逆らうって話しか!?』
警部『そうじゃないんだ、たとえ政治や社会がどうあろうと、変わらない正義って無いのかな?』
警部『俺とお前、今は意見が対立してるけど、それでもその奥では分かり合ってるだろ』
警部『それなら、例え、殺しあわなけりゃならない関係でも、本当は…』
なんだこのスレは・・・
27(純粋な、気持ち、なんて…)
2「うおぉぉおおおおおおおお!!!!!」
27「くそっ!」カチャリ
パーン!!!!!
62「!!!?」
62(あの27が外した!?この距離で!?)
ドガァッ!!!
27「ブハァッ!!!」
62(銃を放したっ!今だっ)カチャリ
62「形勢逆転だな27っ」
27「……くそっ」
27(俺がこんなへまをするなんてな…)
27「さあ、殺せっ!」
62「最後に、言いたい事はありますか?」
27「そうだな」
27「けいおん!って面白いのかな…?」
62「……」
62「」スッ
27「どうした?撃たないのか…?」
62「殺す気が失せましたよ」
2「27さん、けいおん!見てみなよっ」
2「絶対に面白いから!」
27「……」
2「俺、BD持ってきてるんだっ」
62「本当は大スクリーンがいいのですが、ノートパソコンで我慢しましょう」
27「お前ら、こんな時に、何を…?」
やべぇ感動した
警部「硬直状態が続いている…」
警部「一体中はどうなっているんだ?」
警部「27はどうしたんだ?」
警部「2は無事なのか?」
部下「大変です!警部!!!」
警部「どうした!?」
部下「犯人がテレビ局の機材を使って生放送しています!」
警部「なんだって!?」
警部「すぐに見せろっ」
部下「こちらですっ!」
2『みなさん、聞いてください!』
2『私達は、けいおん!の放送継続を希望します!』
27『けいおん!サイコー!!!』
警部「ええっ!?27じゃないか!?」
人質A『私も先ほどはじめて見ましたが、こんな素晴らしいアニメはありません!』
人質A『娘には憂ちゃんの様な良い子に育って欲しいです!誕生日おめでとー!!!』
Aの娘「わーっ、すごい!パパがテレビから祝ってくれてるっ!」キャッキャッ
人質B『私も女ですが、けいおん!は良いアニメだと思いますよ!!!』
人質B『萌えアニメは気持ち悪いという偏見を持たずに、みんな見るべきです!』
62『私達と同じく、けいおん!の続きを希望する方は、是非テレビ局の前に集まってください!』
警部「バカなっ、人質達まで…!!!?」
部下「けっ、警部!?」
警部「今度は何だ!?」
部下「この放送を聞いたけいおん!ファンが、全国から続々と集まってきています!」
部下「この一帯も既に人が一杯で、我々では封鎖できません!!!」
警察官「くそっ、下がれっ、キモオタどもめっ!!!」
警察官「エリートの言う事を聞け愚民どもっ!!!」
警察官「うっ、うわーっ!!!」
警部「なんて人数だ…こんなにも大勢の人がけいおん!の続きを切望していたとは!!!?」
2「みんな見てよ!こんなにたくさんの人が!」
62「どんどん増えてますっ、一体どれほどの数が集まってるんでしょう?」
27「そりゃそうだ、こんなに素敵なアニメなんだだからな!」
62「さっき見てはまったばかりなのに、よく言いますね!」
2.62.27「あはははははっ」
27「でもな、俺は本当に感動したんだぜ」
27「アニメの内容、それももちろん素晴らしいが…」
27「その素晴らしさを、みんなで共有できるって事の素晴らしさをな…」
27「けいおん!の素晴らしさは主義主張を超えてるのさ」
27「たとえさっきまで、本気で敵対していた俺たちだって、けいおん!で一つになれた」
27「ここに集まったみんなも、そしてきっと、世界全ての人たちも…」
2「27さん…」
27(誰もが分かり合える、純粋なもの、俺の本当の正義、ココに見つけたぜ!)
62「私は上の命ぜられるがままに、命を張って生きてきた」
62「その中で計略や裏切り、汚いものばかりを見てきた…」
62「だからこそ、けいおん!が輝いて見えたのだ」
62「そう思っていましたが、どうやら違った様ですね…」
62「きっと誰もがそうなんです、押し込まれて自由をもがれた世の中で」
62「どうすればいいかも分からずに」
62「ただ世間から与えられた価値観の上、人を蹴落とし、蹴落とされ生きていく」
62「本当はそれに疑問を持ちながらも、ただそれだけで生きていく…」
62「だけど、けいおん!は違いますっ!そんなものを超越した存在」
62「けいおん!の前では個人の富、立場、能力、そんなものは関係ない!」
62「私たちは、本当はそういったものを求めているんじゃないでしょうか?」
62「勝ち組負け組み、善人悪人、敵みかた、上か下か、右か左か、」
62「私達はそんな事を気にしあい、いがみ合って、世の中を狭く、つまらなくしていた…」
62「だけどけいおん!によってそれらから開放され、本当の生き方が出来るのです!!!」
62「私は決めました!生涯、この素晴らしさを忘れずに、人に伝えながら生きていきます!」
2「62さん…」
フワフワターイム フワフワターイム
2「これは…!?」
27「おい、二人とも、外を見ろよ!ふわふわ時間の大合唱だぜ!!!」
62「私達も歌いましょう!!!」
警部「すごい事になった…」
警部「もはや立てこもり事件どころじゃないぞ!?」
部下「2の逮捕はどうしましょう?」
警部「もうこうなってしまっちゃ、法律なんてぇな…」
部下「2は無罪だと?」
警部「バカヤロウ、そういう事じゃねえ、もちろん2は罪に問われるだろうよ」
警部「だがな、そんなもんじゃ縛られないもの、見せてもらったよ…」
部下「たしかに…」
警部「それじゃあ、俺も行くとするか」
部下「警部、何処へ?」
警部「ふわふわ時間の大合唱に参加するに決まってるだろ?」
警部「それに、俺はもう警部じゃねえよ!」
部下「えっ!?」
警部「けいおんの前じゃ、組織なんて関係ねぇ!!!」
警部「俺が所属する組織があるとしたなら、りっちゃん隊だけだ!!!」
部下「かく言う私も、実はムギちゃんファンで」
警部「ガハハ、いいじゃねえか!一緒に行くぞ!!!」
部下「はい!!!」
フワフワターイム フワフワターイム
2の勇気が人の心を動かし
その呼び声は沢山の人を集めた
だがそれによって、けいおん!の放送が継続されたかは、また別のお話し
けれどもけいおん!で沢山の人の心が一つになれたという事実はずっとかわらない
2も27も62も、そして私とあなたも…
けいおん!よ永遠に
下手にけいおんのキャラを絡ませようとしないところに>>1の心意気を感じた

コメント 43
コメント一覧 (43)
という疑念を吹き飛ばすほどのパワープレイと面白さだった
四畳半神話大系のね…
日本の政治に期待は出来ないし
なんだかんだ言ったって
アニメ脳だろが、ヲタクだろが
結婚はするし、普通に生活もするよな
逆にパンピーほど盛ってないから
逆に一般的と言えば一般的
そもそもが日本なんて島国
資源もないんだから他国に依存して生きてくのも仕方ない
無駄に日本の誇りを保ってる奴らほど日本を悪くしてる
和「そうなんだ、じゃあ私生徒会に行くわね」
素晴らしい
笑ったし感動した
あっちは釣りであってほしい…
ただこれだけは言える。いい話だったぞマジで
けいおん自体はあまり興味ないが、向こうの1がどうなるのかは心配。
求め訴えよ さすれば道は開かれん 汝の行く手にどんな困難が立ちふさがろうとも 扉はいつでも開いてる
なにを解って欲しかった?
ttp://blog.livedoor.jp/goldennews/archives/51604671.html
知らないならこれを見てくれ
取り合えず分かったことは>>1がけいおん好きってことだけか
これは爺さんじゃなくて青年だろ
またけいおん!!が見たいと思ったよ。
予想だにしない展開だったから本当にすばらしいと思う
逝った作者の友人が考えるスレ
ところでコノssの作者行方不明なんだってな…
関連スレの青年が巻き込まれた事件は釣りだと良いんだがな
ワロタや練炭自殺でよくこれだけの物を書いたなぁ。
けいおんは萌えアニメじゃないんだよ
いや、天使かもしれん