- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:05:13.73:fLXrW5zZ0
このSSは1ヶ月くらい前にあった
山岡「けいおん厨はできそこないだ。食べられないよ」というSSの続きです。
前スレはこちら http://waranote.livedoor.biz/archives/1232514.html
ゆう子「今日は先月生まれた子供をこの子の祖父である海原先生にみせるためにおチヨさんと美萌倶楽部にきています。」
ゆう子「この子,梓といいます。」
雄山「ふむ,士郎がつけた名前にしては上出来だな。」
ゆう子「士郎さんがつけたとお分かりになるんですか。」
雄山「いくらけいおん厨でも自分の子に好きなキャラクターの名前をそのままつける人間は
めったにおるまい。」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:07:32.49:fLXrW5zZ0
ゆう子「ペロペロしてやってください。」
雄山「なに?」
雄山「ペロペロ(^ω^)」
中川「ありがたいありがたい・・・」
雄山「中川,あれを」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:36:14.56:fLXrW5zZ0
ゆう子「まあ!これを子供達に!?」
中川「作画は先生が直接を監修したんですよ。」
ゆう子「まあ!こんな破廉恥な作画を!?」
中川「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」
ゆう子「この子も萌えがちゃんとわかる人間に育てます。」
雄山「うむ」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:39:10.04:fLXrW5zZ0
ゆう子「本当にありがとうございました。」
中川「これを士郎様に・・・」
ちよ「あら,なんなの?」
中川「士郎様が目をつけていたものさ。」
ゆう子「まあ,中川さんすみません。」
中川「いえいえ。」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:40:51.40:fLXrW5zZ0
帰宅
ゆう子「本当に素晴らしいわ。」
士郎「ふん,そんなもの,ありがたるほどのものじゃない。」
ゆう子「そんなこと言って!」
ちよ「まあまあ,中川が何か用意してくれたみたいですから機嫌を直してください。」
士郎「え,中川が何をくれたの?」
ちよ「あら?禁書。うちの人どうしたんだろ。禁書なんかをもったいぶって・・・」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:44:57.09:fLXrW5zZ0
士郎「何いってんの,禁書は10月から2期が始まるんだよ。」
ゆう子「まあそうなの!?」
士郎「けいおん!!が完全に終了するとわかったいま,俺達けいおん厨は新しいアニメに
シフトしていかなきゃないだろ?もちろんけいおん!!の思いでは大事にするけどさ。んで,
けいおん厨の多くが流れ込むと言われているのが禁書2期なんだ。」
ゆう子「なるほど!禁書1期をみなおして復習をしておけというわけね!」
ちよ「まあ,ぜいたく!」
士郎「それじゃ,みようか。」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:48:26.91:fLXrW5zZ0
ゆう子「やっぱり私はインなんとかさんが一番好きだわ。」
士郎「何いってんの?禁書の醍醐味は黒子だよ!」
ちよ「まあまあ。でもよかった,今日で・・・明日だったら,私みれなかったところだったわね。」
ゆう子「あら?明日美萌倶楽部で何かあるんですか?」
ちよ「そうなんですよ。とても大事な宴会があるんです。」
ちよ「今,アジア各国の首脳が東京に集まって,けいおん!最終回に関するアジア首脳会議を
開いているでしょう。そのアジア各国のお偉いさんたちを,日本政府が美萌倶楽部にお招きす
るのよ。だから明日は私は失礼して,朝から先生のお手伝いをさせていただきます。」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:52:55.67:fLXrW5zZ0
ゆう子「でも,まさか本当に最終回だなんて私まだ信じられないわ。」
士郎「下手に女子大編なんてやって続ければ人気が落ちるのは目に見えているからね。まさに有終の
美ってやつさ。」
プルルルルr
ちよ「はい,山岡でございます。あら,あんた。」
士郎「珍しいな,中川が電話してくるなんて・・・」
ちよ「
先生が!?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:57:04.08:fLXrW5zZ0
士郎「雄山が?」
ちよ「先生が倒れられたって・・・」
ゆう子「ええ!?」
士郎「雄山は梓表紙のコミックスが出ていないことに気づき,芳文社に問い合わせたが,いまのところ
梓表紙の番外編,ガイドブック等が出る予定はないと言われショックを受け倒れ,救急車で病院に運
ばれたが意識がないそうだ・・・」
ゆう子「まあ・・・!!」
ちよ「私,病院へ・・・」
ゆう子「あなた,一緒にいってあげて・・・」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 18:57:48.32:yQl+RtcO0
大重症じゃねえかwwwwwwwwwww
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:01:20.45:fLXrW5zZ0
士郎「俺の知ったことじゃない。」
ゆう子「なんですって!?」
士郎「あの男は憂ちゃんをヤンデレと言ったんだ。あの男が死のうと生きようと俺には関係ない。」
ゆう子「あなた,なんてことを言うの!!」
ちよ「士郎さん・・・!!」
ゆう子「おチヨさんまって,私も行くわ。・・・あなた,自分の子供の面倒くらいみられるでしょうね!!頼んだわよ!!」
士郎「・・・・・・」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:05:42.31:fLXrW5zZ0
病院
医者「いまのところ脳に目だった異変はみられません。しかしかなりのショックを受けられたようで楽観はできません。」
中川「そんな・・・」
ちよ「ひいい!!」
ゆう子「・・・」
帰宅
ゆう子「ただいま・・・」
ゆう子の母「で,海原さんは?」
ゆう子「今朝になってもまだ意識が戻らないの・・・」
母「ああ,なんてこと・・・・・・」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:10:23.21:fLXrW5zZ0
ゆう子「お母さん,おばあちゃん,梓をお願い。私,美萌倶楽部に行くから。今度の大事な宴会を
今更中止にするわけには行かないの。みんなで協力すればなんとかなるかもしれないわ。」
母「いきなさい,梓ちゃんは引き受けたわ。」
ゆう子の父「山岡くん,君は行かないのか?」
士郎「俺はあの男とは関係ありません。」
母「あなたこんなときに一体何を言っているの!?」
士郎「こんなときもあんなときもない!俺はあの男とはとっくに親子の縁を切っているんです!!
放っておいてください!!」
バタン!!
一同「・・・・・・」
ゆう子「じゃ,お願いします。」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:13:18.58:fLXrW5zZ0
美萌倶楽部
ちよ「みんな,お部屋の支度をきちんとね。」
仲居A「おチヨさん,音楽は何をかけましょう?」
仲居B「軸には何をかければ・・・・・・」
ちよ「ああ・・・どうしよう,そういうことは先生でなければ・・・」
ゆう子「おチヨさん。しっかりして,私も手伝うわ。」
ちよ「ああ,ゆう子ちゃん。調理場も大変なのよ。」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:26:15.59:nYEH7GzN0
いやいや、なにを調理するのかと
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:27:09.51:fLXrW5zZ0
調理場
中川「先生がおられなくても美萌倶楽部の名に恥じないおもてなしができるよう,みんなしっかり
やってくれ。」
調理人「主任,献立の組み立てはどうしましょう?」
中川「うむむ・・・今日はいつもと勝手が違う。日本の普通のお客様の通りにはいくまい・・・」
良三「私もそう思います。アジア主脳の方々というので,先生は何かお考えだったに違いありません。」
中川「ああ・・・いったい先生は,どんな献立をお考えになっていたのか・・・・・・」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:44:30.30:fLXrW5zZ0
山岡家
士郎「・・・・・・くそっ」
美萌倶楽部
士郎「・・・・・・」
ゆう子「あなた!・」
ちよ「士郎さん!!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:46:41.47:fLXrW5zZ0
調理場
調理人A「主任,照れ和を前菜に出して大丈夫でしょうか?」
調理人B「冬アニメがとどいていますが,これは何にすれば・・・・・・」
バッ
中川「士郎様!!」
調理人達「若!!」
士郎「うろたえるな!!みんな,持ち場につけ!!」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:51:50.71:fLXrW5zZ0
士郎「中川,なんてざまだ!今まで雄山に全てを任されてきたおまえが,うろたえてどうする!」
中川「ははっ・・・」
士郎「お前達もお前達だ!雄山がいなかったら満足な仕事もできないのか!?それでも美萌倶楽部
のけいおん厨か!?雄山のいない今こそ,おまえたちの実力を見せるときだろう!けいおん!から
何を学んだか,それを見せてみろ!」
調理人たち「・・・」
調理人A「若のおっしゃる通りだ。」
調理人B「こんな時こそすばらしい萌えを提供しなければ先生に恥をかかせることになるぞ!」
調理人達「よし,やろう!!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 19:56:11.89:fLXrW5zZ0
中川「こんな状態のわれわれをまとめて気持ちを燃え上がらせて下さるなんて若ならではのことだ。」
良三「若が鞭をくれなければわれわれは道を失って総崩れになるところでした。」
士郎「中川,献立を作成するあいだ,俺は女性軍の手助けに行って来る。曲と掛け軸で困っているようだ。」
中川「あ,若・・・じつは,我々の手に負えないことが一つあるんです。」
士郎「え?」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:01:57.66:fLXrW5zZ0
中川「今回,先生はけいおん!最終回を用意されているんです。まんがタイムきらら
10月号を大量に注文されたようです。」
士郎「最終回を!?」
中川「今回のお客様はアジア地域の首脳の方々です。国によって何厨であるかが変わって来るのは
いいとして,萌えを楽しむにはいささか重過ぎる最終回を用意されるなんて・・・」
士郎「ううむ・・・雄山の奴,いったい何を考えているのか・・・。宴会の開始は?」
中川「午後7時からです。」
士郎「よし,まだ十分時間はある。最終回の件はなんとか俺が考えるよ。」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:17:14.75:fLXrW5zZ0
士郎「最初は『ふわふわ時間』をかけろ。けいおん!の定番だ。余計な演出はせず唯ver.でいけ。
2曲目は『U&I』。この2曲が終わったらOPをCagayake!からUtauyo!まで垂れ流しにするんだ。
どうせその頃には誰も聞いちゃいない。」
ゆう子「まあ!なんて大胆な・・・」
ちよ「こんな発想ができるのは,先生か士郎さんしかこの世にいないよ。」
士郎「広間の掛け軸は誰か全員がはいっているものがいい。和厨や憂厨のお客もいる
だろうからな・・・」
仲居A「さすがは若だわ,先生がそのままそこにおられるような・・・若が居て下さったら何も
心配ないわ。」
ゆう子「それじゃ,私ちょっと失礼するわ。義父(ちち)が心配だからそばについていたいの。」
士郎「雄山のそばに?」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:19:13.18:fLXrW5zZ0
ちよ「ゆう子ちゃん,お願い,ほかの誰よりも先生の先生の力になるわ。」
ゆう子「じゃ,あとはお願いね。」
士郎「ふん」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:26:55.12:fLXrW5zZ0
調理場
士郎「キャラ萌えや百合萌えを狙うなら他にもいい回がたくさんある・・・
最終回を選んだということはその逆をいこうというわけか・・・ヤッテヤルデス!」
病院
医者「状態は変わりません。意識が回復しないことには・・・」
ゆう子「ああ・・・」
ゆう子兄「おお,海原さんがえらいことになったそうだな。」
ゆう子「ええ,ひどくショックを受けていて意識がまだ・・・」
兄の嫁「私もりっちゃん彼氏事件がアニメで放送されないと知って意識を失ったことがあります。」
ゆう子「まあ!」
嫁「その時,意識の底で他の隊員達がベッドの横で『りっちゃん!りっちゃん!』と呼び続けているのが聞こえたように
思いました。その声に,私は引き戻されたような気がしたんです。」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:40:02.72:fLXrW5zZ0
ゆう子「意識を失ってからも,仲間達からの励ましが大事だということね。」
病室
ゆう子「あずにゃん!あずにゃん!」
雄山「・・・・・・」
ゆう子「みんなもあずにゃんって言ってあげて」
ゆう子の母「あずにゃん!」
父「あずにゃん!」
兄「あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!」
ゆう子「あずにゃん!」
雄山「・・・・・・」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 20:41:51.33:fLXrW5zZ0
兄「あずにゃん!あずにゃん!あずにゃん!あずにゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!あずにゃんあずにゃんあずにゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!中野梓たんの黒髪ツインテールをクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
同人誌新刊のあずにゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期決まって良かったねあずにゃん!あぁあああああ!かわいい!あずにゃん!かわいい!あっああぁああ!
コミック4巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…同人誌もアニメもよく考えたら…
あ ず に ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!桜高校ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のあずにゃんが僕を見てる?
表紙絵のあずにゃんが僕を見てるぞ!あずにゃんが僕を見てるぞ!挿絵のあずにゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのあずにゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはあずにゃんがいる!!やったよ唯!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのあずにゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ律っちゃぁあん!!澪、澪!!ムギぃいいいいいい!!!さわちゃあああん!!
ううっうぅうう!!俺の想いよあずにゃんへ届け!!桜高校のあずにゃんへ届け! 」
雄山「・・・・・・」
ゆう子「(引くわぁ・・・)」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:09:08.69:fLXrW5zZ0
美萌倶楽部
士郎「きららは特典のしおりをはさんだままにして・・・。あとは2期20話を用意してくれ。」
調理人A「20話を?あの話も萌え要素が多いとは言えませんけど・・・」
士郎「それが狙いさ。」
中川「若。今日の主菜はその最終回ということで献立を組み立ててみましたが・・・
前菜として『ロ澪とジュ律エット』。澪のイケメンぶりもさることながら,りっちゃん
の言葉遣いにギャップ萌えです。『ツインテ唯』。女の子らしく卒業写真の髪型を気にする
唯に萌えを感じます。『梓憂純ユニット』。これはアニメ5話で登場したものが原作にも逆輸入
されるほど人気が高いもので,貴重な純萌えができます。」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:18:03.33:fLXrW5zZ0
士郎「ふーむ・・・今日のお客様は,アジア各国の首脳陣。となると,お招きするのは日本政府だな。」
中川「はい,招待主は菅総理です。美萌倶楽部に何度も見えています。大変な澪厨でアニメにも詳しいお方です。」
士郎「だったらアニメの説明は一通りできるな・・・。この組み立て,けいおん!を意識しすぎていないか?」
中川「はあ・・・今回の宴会の趣旨はけいおん!の今後についてのものと伺いましたので・・・」
良三「けいおん!以外のアニメをお出しするのは避けたほうがよいと思って・・・」
士郎「それじゃ,美萌倶楽部に来てもらう理由がない。ここは美萌倶楽部だ。けいおん倶楽部じゃない。
けいおん!が全てであることは確かだが,宴会の趣旨がけいおんの今後についてであるなら,けいおん!
が終わると分かったいま,他のアニメの可能性に触れてもらうことが大事なんだ。他アニメの説明は
総理にお願いすればいい。」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:28:28.07:fLXrW5zZ0
中川「あ,なるほど!お客様がけいおん厨だというのを意識しすぎていました。」
良三「士郎様のおっしゃる通りです。きっと先生なら同じことをお考えになったと
思います!」
士郎「いつも通り,美萌倶楽部の本領発揮の献立でいこう。それでこそ,主菜のけいおん!が
効いてくるんだ。」
中川「はあ・・・?」
中川「いいか!いつも通りだ,先生のお名前を汚さぬように力を尽くせ!」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:38:22.30:fLXrW5zZ0
病院
兄「駄目だ,ぴくりと反応がないよ・・・・・・」
ゆう子「私,ちょっと行って来ます。」
母「行くってどこへ?」
父「梓ちゃんのとこなら心配ない。おばあちゃんたちが面倒をみてくださっている。」
ゆう子「梓のところじゃありません。海原さんが一番必要として要る人を連れてくるんです。」
美萌倶楽部
ゆう子「あなた!」
士郎「ん?」
ゆう子「私と一緒に海原さんの所へ!」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 21:49:21.89:fLXrW5zZ0
士郎「お,おいなんで俺が雄山のところに!?」
ゆう子「何も言いません,私と一緒に来て!」
ゆう子「おチヨさんも来て!」
ちよ「は,はい。」
士郎「いったい,なんだってんだ・・・・・・」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:14:40.22:fLXrW5zZ0
病院
ちよ「先生・・・・・・」
士郎「・・・・・・」
ゆう子「士郎さん,海原さんに声をかけてあげて。」
士郎「なに?」
ゆう子「あずにゃんって!!」
士郎「ふざけるな!こいつは憂ちゃんを馬鹿にしたんだぞ!キャラ全員に対する
愛があってはじめて梓厨なり唯厨になれるんだ!誰がこいつにあずにゃんなんて
言えるか!!」
ゆう子「私達の子供があなたのことをそう言ったら,あなたどう思うの?」
士郎「俺はそんなひどいことはしない。澪だって,唯だってあずにゃんと同じように
愛している!」
ゆう子「そうかしら,あなたが実の父親とけいおん!をめぐって対立していると知ったら,梓は
ひどく心を傷つけるわ。けいおん!を憎むかもしれないわよ。」
士郎「そ,そんな・・・」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:17:16.25:fLXrW5zZ0
ゆう子「あなた,本当は海原さんを梓厨として尊敬し,愛しているんでしょう?」
士郎「ばか言え!誰が,こんな奴!!」
ゆう子「お願い,呼んであげて・・・」
士郎「それは,できない・・・」
ゆう子「あなた,一言でいいの・・・一言でいいから言ってあげて!!」
雄山「・・・・・・」
士郎「くっ・・・」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:28:14.73:fLXrW5zZ0
ゆう子「あなたが呼んであげれば海原さんは死の淵からよみがえることができるかもしれないわ。
今まで実際に多くの事例があるのよ。」
士郎「いい加減にしてくれ!!」
ちよ「士郎さん・・・」
士郎「こんな茶番に付き合ってられないぜ。」
ゆう子「あなたが持っているけいおん!に対する知識や萌えを理解する能力が人並み以上にあるのは,
海原さん,いいえ,あなたのお父様の教育のおかげじゃないの!?確かにお父様は梓にだけ熱狂的な
愛情を注いでいて,それが原因であなたはお父様を憎むようになってしまった。でも最初はそうじゃ
なかったはずよ。あなたの感性を磨くために小さいときからけいおん!漬けの生活をおくらせてくれた
のはあなたのお父様よ。」
士郎「俺が雄山から・・・」
ゆう子「あなたが梓厨なのもお父様の影響が少なからずあるはずだわ。思い出してちょうだい!お父様と一緒に
テレビの前で深夜に『OPキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!』と
大騒ぎしていた頃のことを・・・」
一同「(雄山ェ・・・)」
士郎「くっ・・・・・・」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:31:44.02:fLXrW5zZ0
ゆう子「士郎さん!」
士郎「ち・・・ちきしょう」
ガラッ
士郎「あずにゃんの表紙が来月号のきららに付録でつくぜ・・・」
ゆう子「あなた・・・」
ちよ「士郎さん・・・・・・」
雄山「う・・・う・・・む・・・・」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 22:36:27.63:fLXrW5zZ0
母「海原さん!?」
ゆう子「意識が戻られたわ!!」
兄「まさか,今の奴の声が!?」
医者「血圧も戻りつつある。心電図も異常なし。すごいことだ!」
ちよ「ああ!よかった!!」
ゆう子「海原さん,覚えておられますか?梓の表紙が実現しないと知ってショックを
受けられて・・・」
雄山「ううむ・・・それでこんなところに・・・。中川はどこだ?」
ちよ「今夜のアジアの首脳の方達の宴会の準備を。何も心配要りません。士郎さんが
指揮をとっておられます。」
雄山「なに,士郎が!?」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/11(土) 23:27:41.46:fLXrW5zZ0
ゆう子「海原さんの意識が戻らないと知って美萌倶楽部のみなさんが動揺し,混乱しているので
宴会を成功させるために士郎さんが・・・」
雄山「士郎が・・・美萌倶楽部を・・・」
雄山「はて?さっき士郎の声がしたように思ったが・・・」
ゆう子「やっぱりだわ!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:18:16.56:GC9GFkI60
雄山「こうしてはおられぬ。ちよ,支度をせい。仕事に戻る。」
医者「とんでもない!!絶対安静です!!今動けば最悪の場合命に関わる!」
ちよ「先生お願いです。士郎さんを信じてあげてください!」
雄山「そうはいかぬ。やつが最終回を扱えるわけがない。」
ゆう子「え,最終回?」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:23:22.17:GC9GFkI60
美萌倶楽部
中川「若!今チヨから電話が!先生の意識が戻られたということです!!」
調理人達「先生の意識が戻られた!?」
中川「チヨが言ってました。若のお声が先生に届いたのだと!」
調理人A「もう大丈夫だ,先生が回復されてしかも若がいる!」
士郎「意識が戻ったからと言って安心はできない。それよりも今日の宴会を
成功させることだ。」
調理人達「はい!」
~~~~~~~~~~~~~~
仲居「お客様がお揃いになりました。」
士郎「よし,気合いれて行くぞ!」
調理人達「おう!!」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:29:07.72:GC9GFkI60
菅「今日この店をご指定になったのは,マラッカ連邦のダアト首相でして。」
ダマト「実は去年,この店にここにおられる京極さんが連れてきてくださって,
思う存分紬萌えを味わうことができたのでぜひもう一度とお願いしたのです。」
菅「ま,日本で一番の萌えが味わえると思います。」
京極「菅総理のおっしゃる通り。萌えの真髄を味わえるでしょう。」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:41:18.84:GC9GFkI60
菅「本日はけいおんの今後ということでして,けいおん以外のアニメもみなさんに
味わっていただきたいとおもいます。まずは生徒会役員共ですな。生徒会役員共は
下ネタを中心とした4コマが原作となっています。シノ会長やアリアといったそれ
ぞれのキャラに萌えるのも良いのですが,このアニメの一番の凄さは中の人ネタで
す。天草シノCV:日笠陽子,七条アリアCV:佐藤聡美,つまり澪と律なんです。」
陳「ふうむ,下ネタを言う澪というのも新鮮なものですな。」
ダマト「ほう,アリアの声はりっちゃんに聞こえないこともないというか,どちらかと
いうと紬に近い感じで,これはまたこれで」
菅「しゅがみといえばやはりあの鼻にかかった声です。この声が苦手という方もいらっしゃいますが,
おっとりキャラや元気キャラまでこなすことのできる素晴らしい声なんです。」
朴「いやいや菅総理は声優に造詣が深い。」
京極「ほんまや,総理大臣なんてやめていっそ声優やったらええくらいや!」
菅「いや,恐れ入ります。はっはっは。」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:45:35.36:GC9GFkI60
医者「まったく無茶すぎる!!私は責任を取れませんぞ!」
雄山「私の体だ,私が責任をとる。」
ゆう子「どうしてそんな無理をなさるんですか!?」
ゆう子「アジアの首脳陣をお招きする大事な宴会であることは良く分かっていますが,
それでもご自分のお体のほうが大事でしょう?命に関わるんですよ!」
雄山「客の社会的地位など関係ない。これはけいおん!!最終回を前にした,最後の真剣
勝負なのだ。命に関わらない真剣勝負はない。行くぞ。」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:54:25.18:GC9GFkI60
美萌倶楽部
調理人「これからアマガミSSを召し上がっていただきます。」
ダマト「アマガミSSというのは?」
菅「原作はアマガミというPS2のギャルゲーでして,キミキスの続編として
製作されました。主人公が『変態紳士』の異名をとるほどの変態でして本当に
ギャルゲなのかと思うほど変態プレーが多いが特徴です。そしてやはりオムニ
バス方式を採用したことによりヒロイン6人全員にスポットをあてることを実
現させたのもアマガミSSのおもしろさの理由です。」
陳「ほほう,キャラクターの魅力が偏ることのないところはけいおんに通じる
ところがありますな。」
菅「ヒロインごとにかわるEDも好評です。」
京極「4話ごとにかわるなんてぜいたくや。」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 00:56:43.32:GC9GFkI60
調理場
中川「今,アマガミSSをはじめたところです。大変好評のようです。」
士郎「よおし,いよいよけいおん!にとりかかるぞ!良三,用意しておいた2期
20話を持ってきてくれ。」
良三「は,はい!」
雄山「待て。」
中川「先生!?」
士郎「雄山・・・・・・」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:15:40.28:GC9GFkI60
士郎「待てとはどういうことだ!けいおん!の最終回を用意したということは
萌えで勝負するのは不可能だ。だったら感動の2期20話をもってきて,軽音部
5人全員の涙で勝負するしかないだろう。」
雄山「おのれ,それがわかっていながらなんという愚かなことを!この役立たずが!
失敗しおったな。」
士郎「なんだと!?」
良三「若が失敗を・・・!?」
雄山「最終回で萌えさせることが不可能なのは確かだ。では20話を用意したのなぜだ?」
士郎「20話では梓は泣かなかった,だがその梓が最終回で1人だけ泣くことで,他の4人との
気持ちの繊細な違いを強調し,観衆を完全な梓視点におき感動を盛り上げるためだ。」
雄山「それなら,なぜUtauyo!OPを使わなかった!?」
士郎「え?」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:24:41.03:GC9GFkI60
雄山「OPの卒業ライブのように見える演出が効いてくるではないか。」
士郎「あ!!」
雄山「このように感動物で勝負する場合,後味が悪く鬱モードに突入し翌日に
支障をきたしてしまう場合がある。だからこそOPの『大好き』の繰り返しで
救われたような気持ちになることができるのだ。そんなことにも気づかずよく
もぬけぬけと指揮ができたものだ!」
良三「あわわわ・・・・・・」
雄山「情けない。これだけけいおん厨がそろっていながら,それくらいのことを
わかる人間がいなかったのか!」
中川「そ,それは・・・」
士郎「調理人達の責任じゃない。俺がそうしろと言ったんだ・・・」
雄山「そうだ,所詮お前はその程度のけいおん豚であったということだ。良三,いますぐ
OPを用意しろ。士郎,この調理場にお前が入るのを許した覚えはない。調理場から出て
いけ!」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:33:25.18:GC9GFkI60
中川「先生!待ってください!士郎様のお力がなかったら今日の宴会はできませんでした!」
良三「先生のおられない急場をしのげたのも,若がおられたからこそです!」
士郎「俺は余計なことをしたようだな。」
サッ
調理人たち「士郎様!」
ゆう子「・・・・・・」
ガタッ
雄山「むうっ・・・」
ちよ「先生!!」
医者「だから言ったんだ,無理だって!!すぐに酸素吸入!!どこか部屋を!」
ちよ「はい,先生の寝室に!」
雄山「中川・・・士郎が最終回について指示を出したのは20話だけか。」
中川「はい。」
雄山「・・・ふむ・・・足りんな・・・」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:38:04.45:GC9GFkI60
医者「何をしているんですか!早く言う通りにしていただかないと命は保証できませんよ!」
雄山「あとで部屋に来い。主菜に足すものがある。それから中川,士郎に責任を取らせろ。」
中川「は?」
雄山「お客様をお招きしたときには,いつも最後に私が挨拶をしている。今日のこんな出来のあとに
どうして私が挨拶に出られようか。」
中川「先生・・・!」
~~~~~~~~~~~
士郎「ふざけるな!!あそこまで人を馬鹿にしておいて挨拶をしろだって!?」
中川「若,先生のお気持ちは・・・・・・」
士郎「俺はあいつの言うとおり失敗したんだ。」
ゆう子「何を言っているの,失敗といても取り返しがつく失敗じゃないの。」
良三「そうですよ,最終回の扱い方は先生のお考えになっていたのと同じだったじゃありませんか。」
中川「ただ・・・」
士郎「ただ・・・なんだよ?」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 01:43:40.40:GC9GFkI60
中川「はい。足すものがあると・・・」
士郎「なに,まだあれに足すものがあるだと!?」
ゆう子「ほら,それがどんなものか知りたいでしょう?」
士郎「うぐ・・・」
ゆう子「考えてみて,海原さんは自分に代わって美萌倶楽部を代表して挨拶しろ
とおっしゃっているのよ。あなたにあいさつをしろと言う海原さんは度量が大き
いわ。あなたはそれに負ける気なの?」
士郎「むむむ」
ゆう子「どうするの?あなたには海原さんほどの度量がないの?」
士郎「ううっ・・・」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 09:35:20.69:FkkC7aaQ0
朴「いやあ,けいおん!以外にも素晴らしいアニメはたくさんあるんですなあ!」
陳「私は樹海に行かずに済みそうですよ。」
京極「次が本日の主菜でんな。」
仲居「けいおん!最終回です。」
京極「はて?最終回・・・?」
菅「最終回・・・ついに来てしまいましたか・・・・・・」
ダマト「おや,何か始まるようですよ?」
仲居「最終回をお読みいただく前に,けいおん!!20話をご覧になっていただきます。」
京極「20話やと?はて,海原はんはどんなからくりを考えていらはるのやら・・・・・・」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 09:39:27.97:FkkC7aaQ0
20話視聴後
朴「りっちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!」
陳「私は本当に死にたくなりましたよ。」
京極「もう来年はないんやな・・・」
ダマト「・・・・・・」
菅「みなさん,最終回をよみましょう・・・・・・」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 09:56:43.61:FkkC7aaQ0
最終回読了後
菅「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ずにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
朴「確保!!と叫んでるあずにゃんの背景に2年前,あずにゃんを捕まえてに確保!!と叫んでいるりっちゃんがいて・・・・・・」
陳「
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:03:06.47:FkkC7aaQ0
ダマト「20話では泣かなかったあずにゃんが,最終回では一人だけ泣いていて・・・。4人はやっぱり先輩ですから文化祭のときに
気持ちの整理はついていた。でもあずにゃんは先輩達がいなくなることに実感をもてないまま卒業式をむかえてしまった・・・・・・
切ないですな・・・・・・」
アッチャー「さて,樹海行くか・・・・・・」
京極「もう,仕事とかどうでもええわ・・・・・・」
仲居「では,これからみなさまにOPをみていただきます。」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:19:49.79:FkkC7aaQ0
ダマト「ええっ!?いまからOPを?」
朴「辛さが増すだけですよ・・・」
♪みんなが大好き~
陳「??」
菅「おお!!」
♪大好き,大好き,大好きをありがとう~
陳「唯にゃんが私に大好きといってくれている!!」
アッチャー「卒業ライブ風の演出もまたなんとも言えず気分を高揚させますな!」
京極「20話,そして最終回で大きな感動は得られるものの,同時にわしらは鬱モードに
突入してしまった。それをこのOPで卒業の雰囲気は残しつつ,プラスの感情へ変えているんや!」
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:22:51.59:FkkC7aaQ0
菅「いやいや,これは満足ですな。」
陳「こんないい気分で最終回を迎えられるのは初めてだ!!」
仲居「最後にこちらをご覧になっていただきます。」
京極「まだあるんかいな・・・」
アッチャー「私は今までの演出で十分満足しているのですが・・・」
京極「こら海原はんに講義してもらわんとあかんわ。海原はんに来ていただけんか?」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:27:29.04:FkkC7aaQ0
スゥ
京極「山岡はん!?」
士郎「山岡士郎でございます。本日は海原雄山が体調不全のため,調理の指揮を取りました。」
京極「海原はんの息子さんです。」
ダマト「ほほう!あの海原雄山氏にこんな息子さんがおられたのか。」
京極「体調不全とは,いったいどうされたんや?」
士郎「あ,いえ,もうたいしたことはありません。ご心配なく。」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:30:30.34:7t+LHJRp0
なんちゅうスレを…なんちゅうスレを開いてしもうたんや…
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:40:44.10:FkkC7aaQ0
菅「それにしても,さすがは海原雄山氏の息子さんだ。どれも海原雄山氏の萌えを
見事に受け継いでいるじゃないか。大胆な構成,緻密な萌え,まさに海原雄山氏の
世界ですよ。」
士郎「いや,それは・・・」
京極「山岡くん,こまっとるようやな。わしはうれしいで!この日を待っておったんや
父と子の和解がなったんやな」
士郎「冗談じゃない,勘違いしないでください!」
菅「何かわけありのようですが,ここは一つ解説していただきたいですな。」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:47:07.29:FkkC7aaQ0
士郎「はい。今回の宴会はけいおんの今後というのが主題だとききましたので,主菜に関しては
けいおん!の最終回を用意させていただきました。」
京極「ふむ。ただ最終回をもってきただけでは鬱モードに突入してしまうだけや。だから20話と
最終回で感動を盛り上げたあとにOPを持ってきて,最終回の雰囲気を損ねずにわしらを幸せなえ
え心地にしようってわけやな。しかし,それにまだ何か加えるとは・・・」
士郎「さすが京極さん。じつは決め手は一期最終話です。」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 10:51:35.26:FkkC7aaQ0
朴「一期最終話だって!?」
陳「それを観て何になるというんです!?」
士郎「まあ,まずは視聴してください。」
視聴後 唯「軽音大好き!!」
ダマト「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!
軽音大好きだあああああああああああああああああああああああああああああ!!」
陳「ああ!けいおん!は永遠だ!!」
朴「この溢れるような喜びをどう表現すればいいのか!」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 11:00:06.01:FkkC7aaQ0
士郎「みなさんもうお分かりのようですが,最後に一期最終話をもってくることで,
みなさんが持っている,けいおんに対する感情が爆発するんです。感動させ,それを
幸せな気持ちにするだけではまだ不十分です。その感情全てをけいおん!そのものに
向けることが大切なのです。」
アッチャー「ううむ,感動は損ねることなく,最高の状態に持っていく!」
朴「けいおん!に対する我々の強い思いがあってこその感動ですな!」
菅「これは他のアニメにも通用することではありませんか。」
陳「うん,まったくだ。自分の好きなアニメに精一杯の愛情をそそいでやれば,
それだけ感動は大きくなって自分いかえってくるというわけですな!」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 11:11:46.35:FkkC7aaQ0
京極「山岡くん見事や。海原はんの域に迫ったやないか!」
士郎「この一期最終話は雄山の指示によるものです。俺は20話と最終回だけで
盛り上げようと思ったが,雄山が,OPと一期最終話を指示したんです。」
京極「なるほどな,うんうん親子,いや梓厨合作の妙味やな,ありがたいやないか!」
士郎「そんなものじゃありません!」
菅「いや,素晴らしかった!!」
陳「堪能しました!!」
パチパチパチパチ
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 11:30:03.51:FkkC7aaQ0
雄山「・・・・・・」
ちよ「先生,お客様は皆様大満足で!あの通り盛大に拍手をしておほめいただいております!」
雄山「あのばかのおかげで台無しになるところだったが,なんとかしのいだか。」
ちよ「しのいだなんてもんじゃありません。大成功です!」
雄山「ふん。」
ゆう子「まあ」
看護士「寝台車が参りました。」
医者「病院に戻っていただきます。」
雄山「お任せする。」
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 11:37:52.03:FkkC7aaQ0
ゆう子「ふうん,やはりね。」
士郎「やはり,なんだってんだ?」
ゆう子「20話と最終回だけでは完全に鬱モードのままだわ。これじゃあ自殺者が
続出よ。」
良三「でも今日の成功は全部士郎様のおかげです。」
調理人A「若,早く戻ってきてください。」
調理人B「それが私達の願いです。」
士郎「帰るぞ。」
調理人C「若!」
ゆう子「・・・」
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 11:39:56.65:FkkC7aaQ0
病院
中川「これが士郎様の考えた演出です。」
雄山「やはりこれだけだといささか思い気もするが,私のようなけいおん狂には
関係ないな。」
中川「では,先生!?」
ちよ「あんた!先生が士郎さんの萌えを認めて下さったんだよ!!」
雄山「フッ・・・・・・」
おしまい
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 11:43:36.68:FkkC7aaQ0
けいおん!!も終わりなんで蛇足だとは思ったんですけど,書いてみました。
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/12(日) 11:52:31.04:weicmlGD0
乙
けいおん!と美味しんぼ両方を熟知していなけりゃ
書けないな
ゆう子「ペロペロしてやってください。」
雄山「なに?」
雄山「ペロペロ(^ω^)」
中川「ありがたいありがたい・・・」
雄山「中川,あれを」
ゆう子「まあ!これを子供達に!?」
中川「作画は先生が直接を監修したんですよ。」
ゆう子「まあ!こんな破廉恥な作画を!?」
中川「パンツじゃないから恥ずかしくないもん!」
ゆう子「この子も萌えがちゃんとわかる人間に育てます。」
雄山「うむ」
ゆう子「本当にありがとうございました。」
中川「これを士郎様に・・・」
ちよ「あら,なんなの?」
中川「士郎様が目をつけていたものさ。」
ゆう子「まあ,中川さんすみません。」
中川「いえいえ。」
帰宅
ゆう子「本当に素晴らしいわ。」
士郎「ふん,そんなもの,ありがたるほどのものじゃない。」
ゆう子「そんなこと言って!」
ちよ「まあまあ,中川が何か用意してくれたみたいですから機嫌を直してください。」
士郎「え,中川が何をくれたの?」
ちよ「あら?禁書。うちの人どうしたんだろ。禁書なんかをもったいぶって・・・」
士郎「何いってんの,禁書は10月から2期が始まるんだよ。」
ゆう子「まあそうなの!?」
士郎「けいおん!!が完全に終了するとわかったいま,俺達けいおん厨は新しいアニメに
シフトしていかなきゃないだろ?もちろんけいおん!!の思いでは大事にするけどさ。んで,
けいおん厨の多くが流れ込むと言われているのが禁書2期なんだ。」
ゆう子「なるほど!禁書1期をみなおして復習をしておけというわけね!」
ちよ「まあ,ぜいたく!」
士郎「それじゃ,みようか。」
ゆう子「やっぱり私はインなんとかさんが一番好きだわ。」
士郎「何いってんの?禁書の醍醐味は黒子だよ!」
ちよ「まあまあ。でもよかった,今日で・・・明日だったら,私みれなかったところだったわね。」
ゆう子「あら?明日美萌倶楽部で何かあるんですか?」
ちよ「そうなんですよ。とても大事な宴会があるんです。」
ちよ「今,アジア各国の首脳が東京に集まって,けいおん!最終回に関するアジア首脳会議を
開いているでしょう。そのアジア各国のお偉いさんたちを,日本政府が美萌倶楽部にお招きす
るのよ。だから明日は私は失礼して,朝から先生のお手伝いをさせていただきます。」
ゆう子「でも,まさか本当に最終回だなんて私まだ信じられないわ。」
士郎「下手に女子大編なんてやって続ければ人気が落ちるのは目に見えているからね。まさに有終の
美ってやつさ。」
プルルルルr
ちよ「はい,山岡でございます。あら,あんた。」
士郎「珍しいな,中川が電話してくるなんて・・・」
ちよ「
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
/ ミ:::,..::- 、::;;;ミミミ彡) ./´.: .:: ~:. :.`゙ー=,
!'" ミ:::/ u`ヽ--、'k.、 ,..-一、,.‐--、,,_ i '.: .: ,,..,.,..,.. ドヾ __,,,,...::-一=、
i. ミ::/ ゙゙゙''ヽ、 u iミ;!,.'";: .: .: .: .:. :: ド;'. i _,.ァ='-ノノi!_、i /.: .: : :. :.ミ
/',、ヾ ! u ,'"´r。`ヽ、_ :. _,,iミi '' 彡_イィiレヾi゙` iヘi ゙--゚,..` t_;7! .i .: ,.=-、ソiヾ、.,ヾ
゙i 'ヘ i:┘ ゙ー---.,, ゙i''f..i ,.i.-./r'"r。ヾ、ィ;、゙! ゝ. u .,.-、.,.ゞ. i .r、:i‐i' ( ;) i-i;"゙i'
.! ゙ヾ u " .:ヤ''〈ヘォi u ̄,._ ト‐-! ,,.ィ''ヾ ド--、 〉丿 ゞ_ u゙ー=、'.冫ィ
_,__7‐'i ,.:-‐-、.´/ .i,゙F'i /__.゙ラ' ,..j_,,ィ'" i. .:ヾ.==-'/ _,,../i' .、(ー-7 ノ
;'";;;゙i. i. /`==‐-/ .ノ: i. \ ゙、__././ ゙、 :i. ゙' .:::`゙T´ i`ー'-、;,. ゙、 ::゙ーr-'_´
;;;;;;;;;;゙i. ,;\ ゙、-- 、.:/ /;,: : :゙i :. ;,,`ーr'´、.__ ゙、 .i.-、 ,.-i: .i ゙i ;, ゙、;::::i ';,ー、
;;;;;;;;;;;;゙i. , ; ;;\ ゙二ニ'./: : : ;,: : :゙ト、 ;;::i: : :;,: :.ヽ ゙、 .:i. i :i ゙i ;, ゙、ノ ;' :i
先生が!?」
士郎「雄山が?」
ちよ「先生が倒れられたって・・・」
ゆう子「ええ!?」
士郎「雄山は梓表紙のコミックスが出ていないことに気づき,芳文社に問い合わせたが,いまのところ
梓表紙の番外編,ガイドブック等が出る予定はないと言われショックを受け倒れ,救急車で病院に運
ばれたが意識がないそうだ・・・」
ゆう子「まあ・・・!!」
ちよ「私,病院へ・・・」
ゆう子「あなた,一緒にいってあげて・・・」
大重症じゃねえかwwwwwwwwwww
士郎「俺の知ったことじゃない。」
ゆう子「なんですって!?」
士郎「あの男は憂ちゃんをヤンデレと言ったんだ。あの男が死のうと生きようと俺には関係ない。」
ゆう子「あなた,なんてことを言うの!!」
ちよ「士郎さん・・・!!」
ゆう子「おチヨさんまって,私も行くわ。・・・あなた,自分の子供の面倒くらいみられるでしょうね!!頼んだわよ!!」
士郎「・・・・・・」
病院
医者「いまのところ脳に目だった異変はみられません。しかしかなりのショックを受けられたようで楽観はできません。」
中川「そんな・・・」
ちよ「ひいい!!」
ゆう子「・・・」
帰宅
ゆう子「ただいま・・・」
ゆう子の母「で,海原さんは?」
ゆう子「今朝になってもまだ意識が戻らないの・・・」
母「ああ,なんてこと・・・・・・」
ゆう子「お母さん,おばあちゃん,梓をお願い。私,美萌倶楽部に行くから。今度の大事な宴会を
今更中止にするわけには行かないの。みんなで協力すればなんとかなるかもしれないわ。」
母「いきなさい,梓ちゃんは引き受けたわ。」
ゆう子の父「山岡くん,君は行かないのか?」
士郎「俺はあの男とは関係ありません。」
母「あなたこんなときに一体何を言っているの!?」
士郎「こんなときもあんなときもない!俺はあの男とはとっくに親子の縁を切っているんです!!
放っておいてください!!」
バタン!!
一同「・・・・・・」
ゆう子「じゃ,お願いします。」
美萌倶楽部
ちよ「みんな,お部屋の支度をきちんとね。」
仲居A「おチヨさん,音楽は何をかけましょう?」
仲居B「軸には何をかければ・・・・・・」
ちよ「ああ・・・どうしよう,そういうことは先生でなければ・・・」
ゆう子「おチヨさん。しっかりして,私も手伝うわ。」
ちよ「ああ,ゆう子ちゃん。調理場も大変なのよ。」
いやいや、なにを調理するのかと
調理場
中川「先生がおられなくても美萌倶楽部の名に恥じないおもてなしができるよう,みんなしっかり
やってくれ。」
調理人「主任,献立の組み立てはどうしましょう?」
中川「うむむ・・・今日はいつもと勝手が違う。日本の普通のお客様の通りにはいくまい・・・」
良三「私もそう思います。アジア主脳の方々というので,先生は何かお考えだったに違いありません。」
中川「ああ・・・いったい先生は,どんな献立をお考えになっていたのか・・・・・・」
山岡家
士郎「・・・・・・くそっ」
美萌倶楽部
士郎「・・・・・・」
ゆう子「あなた!・」
ちよ「士郎さん!!」
調理場
調理人A「主任,照れ和を前菜に出して大丈夫でしょうか?」
調理人B「冬アニメがとどいていますが,これは何にすれば・・・・・・」
バッ
中川「士郎様!!」
調理人達「若!!」
士郎「うろたえるな!!みんな,持ち場につけ!!」
士郎「中川,なんてざまだ!今まで雄山に全てを任されてきたおまえが,うろたえてどうする!」
中川「ははっ・・・」
士郎「お前達もお前達だ!雄山がいなかったら満足な仕事もできないのか!?それでも美萌倶楽部
のけいおん厨か!?雄山のいない今こそ,おまえたちの実力を見せるときだろう!けいおん!から
何を学んだか,それを見せてみろ!」
調理人たち「・・・」
調理人A「若のおっしゃる通りだ。」
調理人B「こんな時こそすばらしい萌えを提供しなければ先生に恥をかかせることになるぞ!」
調理人達「よし,やろう!!」
中川「こんな状態のわれわれをまとめて気持ちを燃え上がらせて下さるなんて若ならではのことだ。」
良三「若が鞭をくれなければわれわれは道を失って総崩れになるところでした。」
士郎「中川,献立を作成するあいだ,俺は女性軍の手助けに行って来る。曲と掛け軸で困っているようだ。」
中川「あ,若・・・じつは,我々の手に負えないことが一つあるんです。」
士郎「え?」
中川「今回,先生はけいおん!最終回を用意されているんです。まんがタイムきらら
10月号を大量に注文されたようです。」
士郎「最終回を!?」
中川「今回のお客様はアジア地域の首脳の方々です。国によって何厨であるかが変わって来るのは
いいとして,萌えを楽しむにはいささか重過ぎる最終回を用意されるなんて・・・」
士郎「ううむ・・・雄山の奴,いったい何を考えているのか・・・。宴会の開始は?」
中川「午後7時からです。」
士郎「よし,まだ十分時間はある。最終回の件はなんとか俺が考えるよ。」
士郎「最初は『ふわふわ時間』をかけろ。けいおん!の定番だ。余計な演出はせず唯ver.でいけ。
2曲目は『U&I』。この2曲が終わったらOPをCagayake!からUtauyo!まで垂れ流しにするんだ。
どうせその頃には誰も聞いちゃいない。」
ゆう子「まあ!なんて大胆な・・・」
ちよ「こんな発想ができるのは,先生か士郎さんしかこの世にいないよ。」
士郎「広間の掛け軸は誰か全員がはいっているものがいい。和厨や憂厨のお客もいる
だろうからな・・・」
仲居A「さすがは若だわ,先生がそのままそこにおられるような・・・若が居て下さったら何も
心配ないわ。」
ゆう子「それじゃ,私ちょっと失礼するわ。義父(ちち)が心配だからそばについていたいの。」
士郎「雄山のそばに?」
ちよ「ゆう子ちゃん,お願い,ほかの誰よりも先生の先生の力になるわ。」
ゆう子「じゃ,あとはお願いね。」
士郎「ふん」
調理場
士郎「キャラ萌えや百合萌えを狙うなら他にもいい回がたくさんある・・・
最終回を選んだということはその逆をいこうというわけか・・・ヤッテヤルデス!」
病院
医者「状態は変わりません。意識が回復しないことには・・・」
ゆう子「ああ・・・」
ゆう子兄「おお,海原さんがえらいことになったそうだな。」
ゆう子「ええ,ひどくショックを受けていて意識がまだ・・・」
兄の嫁「私もりっちゃん彼氏事件がアニメで放送されないと知って意識を失ったことがあります。」
ゆう子「まあ!」
嫁「その時,意識の底で他の隊員達がベッドの横で『りっちゃん!りっちゃん!』と呼び続けているのが聞こえたように
思いました。その声に,私は引き戻されたような気がしたんです。」
ゆう子「意識を失ってからも,仲間達からの励ましが大事だということね。」
病室
ゆう子「あずにゃん!あずにゃん!」
雄山「・・・・・・」
ゆう子「みんなもあずにゃんって言ってあげて」
ゆう子の母「あずにゃん!」
父「あずにゃん!」
兄「あずにゃんにゃん!あずにゃんにゃん!」
ゆう子「あずにゃん!」
雄山「・・・・・・」
兄「あずにゃん!あずにゃん!あずにゃん!あずにゃんぅぅうううわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!あずにゃんあずにゃんあずにゃんぅううぁわぁああああ!!!
あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いだなぁ…くんくん
んはぁっ!中野梓たんの黒髪ツインテールをクンカクンカしたいお!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいお!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!
同人誌新刊のあずにゃんかわいかったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
アニメ2期決まって良かったねあずにゃん!あぁあああああ!かわいい!あずにゃん!かわいい!あっああぁああ!
コミック4巻も発売されて嬉し…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!!コミックなんて現実じゃない!!!!あ…同人誌もアニメもよく考えたら…
あ ず に ゃ ん は 現実 じ ゃ な い?にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!桜高校ぁああああ!!
この!ちきしょー!やめてやる!!現実なんかやめ…て…え!?見…てる?表紙絵のあずにゃんが僕を見てる?
表紙絵のあずにゃんが僕を見てるぞ!あずにゃんが僕を見てるぞ!挿絵のあずにゃんが僕を見てるぞ!!
アニメのあずにゃんが僕に話しかけてるぞ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!僕にはあずにゃんがいる!!やったよ唯!!ひとりでできるもん!!!
あ、コミックのあずにゃああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあ律っちゃぁあん!!澪、澪!!ムギぃいいいいいい!!!さわちゃあああん!!
ううっうぅうう!!俺の想いよあずにゃんへ届け!!桜高校のあずにゃんへ届け! 」
雄山「・・・・・・」
ゆう子「(引くわぁ・・・)」
美萌倶楽部
士郎「きららは特典のしおりをはさんだままにして・・・。あとは2期20話を用意してくれ。」
調理人A「20話を?あの話も萌え要素が多いとは言えませんけど・・・」
士郎「それが狙いさ。」
中川「若。今日の主菜はその最終回ということで献立を組み立ててみましたが・・・
前菜として『ロ澪とジュ律エット』。澪のイケメンぶりもさることながら,りっちゃん
の言葉遣いにギャップ萌えです。『ツインテ唯』。女の子らしく卒業写真の髪型を気にする
唯に萌えを感じます。『梓憂純ユニット』。これはアニメ5話で登場したものが原作にも逆輸入
されるほど人気が高いもので,貴重な純萌えができます。」
士郎「ふーむ・・・今日のお客様は,アジア各国の首脳陣。となると,お招きするのは日本政府だな。」
中川「はい,招待主は菅総理です。美萌倶楽部に何度も見えています。大変な澪厨でアニメにも詳しいお方です。」
士郎「だったらアニメの説明は一通りできるな・・・。この組み立て,けいおん!を意識しすぎていないか?」
中川「はあ・・・今回の宴会の趣旨はけいおん!の今後についてのものと伺いましたので・・・」
良三「けいおん!以外のアニメをお出しするのは避けたほうがよいと思って・・・」
士郎「それじゃ,美萌倶楽部に来てもらう理由がない。ここは美萌倶楽部だ。けいおん倶楽部じゃない。
けいおん!が全てであることは確かだが,宴会の趣旨がけいおんの今後についてであるなら,けいおん!
が終わると分かったいま,他のアニメの可能性に触れてもらうことが大事なんだ。他アニメの説明は
総理にお願いすればいい。」
中川「あ,なるほど!お客様がけいおん厨だというのを意識しすぎていました。」
良三「士郎様のおっしゃる通りです。きっと先生なら同じことをお考えになったと
思います!」
士郎「いつも通り,美萌倶楽部の本領発揮の献立でいこう。それでこそ,主菜のけいおん!が
効いてくるんだ。」
中川「はあ・・・?」
中川「いいか!いつも通りだ,先生のお名前を汚さぬように力を尽くせ!」
病院
兄「駄目だ,ぴくりと反応がないよ・・・・・・」
ゆう子「私,ちょっと行って来ます。」
母「行くってどこへ?」
父「梓ちゃんのとこなら心配ない。おばあちゃんたちが面倒をみてくださっている。」
ゆう子「梓のところじゃありません。海原さんが一番必要として要る人を連れてくるんです。」
美萌倶楽部
ゆう子「あなた!」
士郎「ん?」
ゆう子「私と一緒に海原さんの所へ!」
士郎「お,おいなんで俺が雄山のところに!?」
ゆう子「何も言いません,私と一緒に来て!」
ゆう子「おチヨさんも来て!」
ちよ「は,はい。」
士郎「いったい,なんだってんだ・・・・・・」
病院
ちよ「先生・・・・・・」
士郎「・・・・・・」
ゆう子「士郎さん,海原さんに声をかけてあげて。」
士郎「なに?」
ゆう子「あずにゃんって!!」
士郎「ふざけるな!こいつは憂ちゃんを馬鹿にしたんだぞ!キャラ全員に対する
愛があってはじめて梓厨なり唯厨になれるんだ!誰がこいつにあずにゃんなんて
言えるか!!」
ゆう子「私達の子供があなたのことをそう言ったら,あなたどう思うの?」
士郎「俺はそんなひどいことはしない。澪だって,唯だってあずにゃんと同じように
愛している!」
ゆう子「そうかしら,あなたが実の父親とけいおん!をめぐって対立していると知ったら,梓は
ひどく心を傷つけるわ。けいおん!を憎むかもしれないわよ。」
士郎「そ,そんな・・・」
ゆう子「あなた,本当は海原さんを梓厨として尊敬し,愛しているんでしょう?」
士郎「ばか言え!誰が,こんな奴!!」
ゆう子「お願い,呼んであげて・・・」
士郎「それは,できない・・・」
ゆう子「あなた,一言でいいの・・・一言でいいから言ってあげて!!」
雄山「・・・・・・」
士郎「くっ・・・」
ゆう子「あなたが呼んであげれば海原さんは死の淵からよみがえることができるかもしれないわ。
今まで実際に多くの事例があるのよ。」
士郎「いい加減にしてくれ!!」
ちよ「士郎さん・・・」
士郎「こんな茶番に付き合ってられないぜ。」
ゆう子「あなたが持っているけいおん!に対する知識や萌えを理解する能力が人並み以上にあるのは,
海原さん,いいえ,あなたのお父様の教育のおかげじゃないの!?確かにお父様は梓にだけ熱狂的な
愛情を注いでいて,それが原因であなたはお父様を憎むようになってしまった。でも最初はそうじゃ
なかったはずよ。あなたの感性を磨くために小さいときからけいおん!漬けの生活をおくらせてくれた
のはあなたのお父様よ。」
士郎「俺が雄山から・・・」
ゆう子「あなたが梓厨なのもお父様の影響が少なからずあるはずだわ。思い出してちょうだい!お父様と一緒に
テレビの前で深夜に『OPキタ━━━(゚∀゚)━( ゚∀)━( ゚)━( )━( )━(゚ )━(∀゚ )━(゚∀゚)━━━!!』と
大騒ぎしていた頃のことを・・・」
一同「(雄山ェ・・・)」
士郎「くっ・・・・・・」
ゆう子「士郎さん!」
士郎「ち・・・ちきしょう」
ガラッ
士郎「あずにゃんの表紙が来月号のきららに付録でつくぜ・・・」
ゆう子「あなた・・・」
ちよ「士郎さん・・・・・・」
雄山「う・・・う・・・む・・・・」
母「海原さん!?」
ゆう子「意識が戻られたわ!!」
兄「まさか,今の奴の声が!?」
医者「血圧も戻りつつある。心電図も異常なし。すごいことだ!」
ちよ「ああ!よかった!!」
ゆう子「海原さん,覚えておられますか?梓の表紙が実現しないと知ってショックを
受けられて・・・」
雄山「ううむ・・・それでこんなところに・・・。中川はどこだ?」
ちよ「今夜のアジアの首脳の方達の宴会の準備を。何も心配要りません。士郎さんが
指揮をとっておられます。」
雄山「なに,士郎が!?」
ゆう子「海原さんの意識が戻らないと知って美萌倶楽部のみなさんが動揺し,混乱しているので
宴会を成功させるために士郎さんが・・・」
雄山「士郎が・・・美萌倶楽部を・・・」
雄山「はて?さっき士郎の声がしたように思ったが・・・」
ゆう子「やっぱりだわ!」
雄山「こうしてはおられぬ。ちよ,支度をせい。仕事に戻る。」
医者「とんでもない!!絶対安静です!!今動けば最悪の場合命に関わる!」
ちよ「先生お願いです。士郎さんを信じてあげてください!」
雄山「そうはいかぬ。やつが最終回を扱えるわけがない。」
ゆう子「え,最終回?」
美萌倶楽部
中川「若!今チヨから電話が!先生の意識が戻られたということです!!」
調理人達「先生の意識が戻られた!?」
中川「チヨが言ってました。若のお声が先生に届いたのだと!」
調理人A「もう大丈夫だ,先生が回復されてしかも若がいる!」
士郎「意識が戻ったからと言って安心はできない。それよりも今日の宴会を
成功させることだ。」
調理人達「はい!」
~~~~~~~~~~~~~~
仲居「お客様がお揃いになりました。」
士郎「よし,気合いれて行くぞ!」
調理人達「おう!!」
菅「今日この店をご指定になったのは,マラッカ連邦のダアト首相でして。」
ダマト「実は去年,この店にここにおられる京極さんが連れてきてくださって,
思う存分紬萌えを味わうことができたのでぜひもう一度とお願いしたのです。」
菅「ま,日本で一番の萌えが味わえると思います。」
京極「菅総理のおっしゃる通り。萌えの真髄を味わえるでしょう。」
菅「本日はけいおんの今後ということでして,けいおん以外のアニメもみなさんに
味わっていただきたいとおもいます。まずは生徒会役員共ですな。生徒会役員共は
下ネタを中心とした4コマが原作となっています。シノ会長やアリアといったそれ
ぞれのキャラに萌えるのも良いのですが,このアニメの一番の凄さは中の人ネタで
す。天草シノCV:日笠陽子,七条アリアCV:佐藤聡美,つまり澪と律なんです。」
陳「ふうむ,下ネタを言う澪というのも新鮮なものですな。」
ダマト「ほう,アリアの声はりっちゃんに聞こえないこともないというか,どちらかと
いうと紬に近い感じで,これはまたこれで」
菅「しゅがみといえばやはりあの鼻にかかった声です。この声が苦手という方もいらっしゃいますが,
おっとりキャラや元気キャラまでこなすことのできる素晴らしい声なんです。」
朴「いやいや菅総理は声優に造詣が深い。」
京極「ほんまや,総理大臣なんてやめていっそ声優やったらええくらいや!」
菅「いや,恐れ入ります。はっはっは。」
医者「まったく無茶すぎる!!私は責任を取れませんぞ!」
雄山「私の体だ,私が責任をとる。」
ゆう子「どうしてそんな無理をなさるんですか!?」
ゆう子「アジアの首脳陣をお招きする大事な宴会であることは良く分かっていますが,
それでもご自分のお体のほうが大事でしょう?命に関わるんですよ!」
雄山「客の社会的地位など関係ない。これはけいおん!!最終回を前にした,最後の真剣
勝負なのだ。命に関わらない真剣勝負はない。行くぞ。」
美萌倶楽部
調理人「これからアマガミSSを召し上がっていただきます。」
ダマト「アマガミSSというのは?」
菅「原作はアマガミというPS2のギャルゲーでして,キミキスの続編として
製作されました。主人公が『変態紳士』の異名をとるほどの変態でして本当に
ギャルゲなのかと思うほど変態プレーが多いが特徴です。そしてやはりオムニ
バス方式を採用したことによりヒロイン6人全員にスポットをあてることを実
現させたのもアマガミSSのおもしろさの理由です。」
陳「ほほう,キャラクターの魅力が偏ることのないところはけいおんに通じる
ところがありますな。」
菅「ヒロインごとにかわるEDも好評です。」
京極「4話ごとにかわるなんてぜいたくや。」
調理場
中川「今,アマガミSSをはじめたところです。大変好評のようです。」
士郎「よおし,いよいよけいおん!にとりかかるぞ!良三,用意しておいた2期
20話を持ってきてくれ。」
良三「は,はい!」
雄山「待て。」
中川「先生!?」
士郎「雄山・・・・・・」
士郎「待てとはどういうことだ!けいおん!の最終回を用意したということは
萌えで勝負するのは不可能だ。だったら感動の2期20話をもってきて,軽音部
5人全員の涙で勝負するしかないだろう。」
雄山「おのれ,それがわかっていながらなんという愚かなことを!この役立たずが!
失敗しおったな。」
士郎「なんだと!?」
良三「若が失敗を・・・!?」
雄山「最終回で萌えさせることが不可能なのは確かだ。では20話を用意したのなぜだ?」
士郎「20話では梓は泣かなかった,だがその梓が最終回で1人だけ泣くことで,他の4人との
気持ちの繊細な違いを強調し,観衆を完全な梓視点におき感動を盛り上げるためだ。」
雄山「それなら,なぜUtauyo!OPを使わなかった!?」
士郎「え?」
雄山「OPの卒業ライブのように見える演出が効いてくるではないか。」
士郎「あ!!」
雄山「このように感動物で勝負する場合,後味が悪く鬱モードに突入し翌日に
支障をきたしてしまう場合がある。だからこそOPの『大好き』の繰り返しで
救われたような気持ちになることができるのだ。そんなことにも気づかずよく
もぬけぬけと指揮ができたものだ!」
良三「あわわわ・・・・・・」
雄山「情けない。これだけけいおん厨がそろっていながら,それくらいのことを
わかる人間がいなかったのか!」
中川「そ,それは・・・」
士郎「調理人達の責任じゃない。俺がそうしろと言ったんだ・・・」
雄山「そうだ,所詮お前はその程度のけいおん豚であったということだ。良三,いますぐ
OPを用意しろ。士郎,この調理場にお前が入るのを許した覚えはない。調理場から出て
いけ!」
中川「先生!待ってください!士郎様のお力がなかったら今日の宴会はできませんでした!」
良三「先生のおられない急場をしのげたのも,若がおられたからこそです!」
士郎「俺は余計なことをしたようだな。」
サッ
調理人たち「士郎様!」
ゆう子「・・・・・・」
ガタッ
雄山「むうっ・・・」
ちよ「先生!!」
医者「だから言ったんだ,無理だって!!すぐに酸素吸入!!どこか部屋を!」
ちよ「はい,先生の寝室に!」
雄山「中川・・・士郎が最終回について指示を出したのは20話だけか。」
中川「はい。」
雄山「・・・ふむ・・・足りんな・・・」
医者「何をしているんですか!早く言う通りにしていただかないと命は保証できませんよ!」
雄山「あとで部屋に来い。主菜に足すものがある。それから中川,士郎に責任を取らせろ。」
中川「は?」
雄山「お客様をお招きしたときには,いつも最後に私が挨拶をしている。今日のこんな出来のあとに
どうして私が挨拶に出られようか。」
中川「先生・・・!」
~~~~~~~~~~~
士郎「ふざけるな!!あそこまで人を馬鹿にしておいて挨拶をしろだって!?」
中川「若,先生のお気持ちは・・・・・・」
士郎「俺はあいつの言うとおり失敗したんだ。」
ゆう子「何を言っているの,失敗といても取り返しがつく失敗じゃないの。」
良三「そうですよ,最終回の扱い方は先生のお考えになっていたのと同じだったじゃありませんか。」
中川「ただ・・・」
士郎「ただ・・・なんだよ?」
中川「はい。足すものがあると・・・」
士郎「なに,まだあれに足すものがあるだと!?」
ゆう子「ほら,それがどんなものか知りたいでしょう?」
士郎「うぐ・・・」
ゆう子「考えてみて,海原さんは自分に代わって美萌倶楽部を代表して挨拶しろ
とおっしゃっているのよ。あなたにあいさつをしろと言う海原さんは度量が大き
いわ。あなたはそれに負ける気なの?」
士郎「むむむ」
ゆう子「どうするの?あなたには海原さんほどの度量がないの?」
士郎「ううっ・・・」
朴「いやあ,けいおん!以外にも素晴らしいアニメはたくさんあるんですなあ!」
陳「私は樹海に行かずに済みそうですよ。」
京極「次が本日の主菜でんな。」
仲居「けいおん!最終回です。」
京極「はて?最終回・・・?」
菅「最終回・・・ついに来てしまいましたか・・・・・・」
ダマト「おや,何か始まるようですよ?」
仲居「最終回をお読みいただく前に,けいおん!!20話をご覧になっていただきます。」
京極「20話やと?はて,海原はんはどんなからくりを考えていらはるのやら・・・・・・」
20話視聴後
朴「りっちゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああん!!!!!!」
陳「私は本当に死にたくなりましたよ。」
京極「もう来年はないんやな・・・」
ダマト「・・・・・・」
菅「みなさん,最終回をよみましょう・・・・・・」
最終回読了後
菅「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
ずにゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
朴「確保!!と叫んでるあずにゃんの背景に2年前,あずにゃんを捕まえてに確保!!と叫んでいるりっちゃんがいて・・・・・・」
陳「
\ r’´ ̄ ̄ ̄  ̄ ̄ ̄`、::. ___
l} 、:: \ヘ,___,_ ______/::.__| .|___________
|l \:: | | |、:.. |[], _ .|:[ニ]:::::
|l’-,、イ\: | | ∧,,,∧ . |::.. ヘ ̄ ̄,/:::(__)::
|l ´ヽ,ノ: | | (´・ω・`) ,l、:::  ̄ ̄::::::::::::::::
|l | :| | |,r’”,´ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄`ヽ、l:::::
|l.,\\| :| | ,’ :::::… ..::ll:::: そうだ、これは夢なんだ
|l | :| | | :::::::… . .:::|l:::: 目が覚めたら、またみんなと部室でお茶をして
|l__,,| :| | | ::::…. ..:::|l:::: 冬にはクリスマス会をして、お正月には初詣
|l ̄`~~| :| | | |l:::: 春にはまた新歓ライブがあって
|l | :| | | |l:::: それに向けてまた泊り込みで練習して
|l | :| | | ””´ |l:::: 夏には合宿で海に行って目一杯遊んで目一杯練習するんだ
|l \\[]:| | | |l:::: 秋には学園祭でライブやって、思いっきり盛り上がるんだ
|l ィ’´~ヽ | | ``’ |l:::: それから、それから・・・
|l-”´ヽ,/:: | | ””´ |l::::
|l /:: | \,’´____..:::::::::::::::_`l__,イ:::: 」
ダマト「20話では泣かなかったあずにゃんが,最終回では一人だけ泣いていて・・・。4人はやっぱり先輩ですから文化祭のときに
気持ちの整理はついていた。でもあずにゃんは先輩達がいなくなることに実感をもてないまま卒業式をむかえてしまった・・・・・・
切ないですな・・・・・・」
アッチャー「さて,樹海行くか・・・・・・」
京極「もう,仕事とかどうでもええわ・・・・・・」
仲居「では,これからみなさまにOPをみていただきます。」
ダマト「ええっ!?いまからOPを?」
朴「辛さが増すだけですよ・・・」
♪みんなが大好き~
陳「??」
菅「おお!!」
♪大好き,大好き,大好きをありがとう~
陳「唯にゃんが私に大好きといってくれている!!」
アッチャー「卒業ライブ風の演出もまたなんとも言えず気分を高揚させますな!」
京極「20話,そして最終回で大きな感動は得られるものの,同時にわしらは鬱モードに
突入してしまった。それをこのOPで卒業の雰囲気は残しつつ,プラスの感情へ変えているんや!」
菅「いやいや,これは満足ですな。」
陳「こんないい気分で最終回を迎えられるのは初めてだ!!」
仲居「最後にこちらをご覧になっていただきます。」
京極「まだあるんかいな・・・」
アッチャー「私は今までの演出で十分満足しているのですが・・・」
京極「こら海原はんに講義してもらわんとあかんわ。海原はんに来ていただけんか?」
スゥ
京極「山岡はん!?」
士郎「山岡士郎でございます。本日は海原雄山が体調不全のため,調理の指揮を取りました。」
京極「海原はんの息子さんです。」
ダマト「ほほう!あの海原雄山氏にこんな息子さんがおられたのか。」
京極「体調不全とは,いったいどうされたんや?」
士郎「あ,いえ,もうたいしたことはありません。ご心配なく。」
なんちゅうスレを…なんちゅうスレを開いてしもうたんや…
菅「それにしても,さすがは海原雄山氏の息子さんだ。どれも海原雄山氏の萌えを
見事に受け継いでいるじゃないか。大胆な構成,緻密な萌え,まさに海原雄山氏の
世界ですよ。」
士郎「いや,それは・・・」
京極「山岡くん,こまっとるようやな。わしはうれしいで!この日を待っておったんや
父と子の和解がなったんやな」
士郎「冗談じゃない,勘違いしないでください!」
菅「何かわけありのようですが,ここは一つ解説していただきたいですな。」
士郎「はい。今回の宴会はけいおんの今後というのが主題だとききましたので,主菜に関しては
けいおん!の最終回を用意させていただきました。」
京極「ふむ。ただ最終回をもってきただけでは鬱モードに突入してしまうだけや。だから20話と
最終回で感動を盛り上げたあとにOPを持ってきて,最終回の雰囲気を損ねずにわしらを幸せなえ
え心地にしようってわけやな。しかし,それにまだ何か加えるとは・・・」
士郎「さすが京極さん。じつは決め手は一期最終話です。」
朴「一期最終話だって!?」
陳「それを観て何になるというんです!?」
士郎「まあ,まずは視聴してください。」
視聴後 唯「軽音大好き!!」
ダマト「うわあああああああああああああああああああああああああああああ!!
軽音大好きだあああああああああああああああああああああああああああああ!!」
陳「ああ!けいおん!は永遠だ!!」
朴「この溢れるような喜びをどう表現すればいいのか!」
士郎「みなさんもうお分かりのようですが,最後に一期最終話をもってくることで,
みなさんが持っている,けいおんに対する感情が爆発するんです。感動させ,それを
幸せな気持ちにするだけではまだ不十分です。その感情全てをけいおん!そのものに
向けることが大切なのです。」
アッチャー「ううむ,感動は損ねることなく,最高の状態に持っていく!」
朴「けいおん!に対する我々の強い思いがあってこその感動ですな!」
菅「これは他のアニメにも通用することではありませんか。」
陳「うん,まったくだ。自分の好きなアニメに精一杯の愛情をそそいでやれば,
それだけ感動は大きくなって自分いかえってくるというわけですな!」
京極「山岡くん見事や。海原はんの域に迫ったやないか!」
士郎「この一期最終話は雄山の指示によるものです。俺は20話と最終回だけで
盛り上げようと思ったが,雄山が,OPと一期最終話を指示したんです。」
京極「なるほどな,うんうん親子,いや梓厨合作の妙味やな,ありがたいやないか!」
士郎「そんなものじゃありません!」
菅「いや,素晴らしかった!!」
陳「堪能しました!!」
パチパチパチパチ
雄山「・・・・・・」
ちよ「先生,お客様は皆様大満足で!あの通り盛大に拍手をしておほめいただいております!」
雄山「あのばかのおかげで台無しになるところだったが,なんとかしのいだか。」
ちよ「しのいだなんてもんじゃありません。大成功です!」
雄山「ふん。」
ゆう子「まあ」
看護士「寝台車が参りました。」
医者「病院に戻っていただきます。」
雄山「お任せする。」
ゆう子「ふうん,やはりね。」
士郎「やはり,なんだってんだ?」
ゆう子「20話と最終回だけでは完全に鬱モードのままだわ。これじゃあ自殺者が
続出よ。」
良三「でも今日の成功は全部士郎様のおかげです。」
調理人A「若,早く戻ってきてください。」
調理人B「それが私達の願いです。」
士郎「帰るぞ。」
調理人C「若!」
ゆう子「・・・」
病院
中川「これが士郎様の考えた演出です。」
雄山「やはりこれだけだといささか思い気もするが,私のようなけいおん狂には
関係ないな。」
中川「では,先生!?」
ちよ「あんた!先生が士郎さんの萌えを認めて下さったんだよ!!」
雄山「フッ・・・・・・」
おしまい
けいおん!!も終わりなんで蛇足だとは思ったんですけど,書いてみました。
乙
けいおん!と美味しんぼ両方を熟知していなけりゃ
書けないな
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