- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:27:15.48:G9SzekiP0
キョン「この前の連休に包茎手術したんだ」
古泉「おや、そうなんですか」
キョン「これで、もうズルむけだぜ」
ベロン
古泉「ほう……しかしまだ傷跡が生々しいですね」
キョン「それは仕方がない。時間が経てば目立たなくなるそうだ」
みくる「男の人って、やっぱり包茎を気にするんですか?」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:30:15.94:G9SzekiP0
キョン「そりゃあそうですよ。朝比奈さんだって、皮かむりは嫌でしょう?」
みくる「そうでもありませんよ? 余ってる方が可愛い時もありますし」
古泉「勃起した陰茎は、少々グロテスクですからね」
キョン「しかし衛生面での問題がだな」
長門「ちゃんと洗っておけば問題ない」
古泉「ですね。手入れが重要です」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:33:49.70:G9SzekiP0
キョン「何だよ! 包茎の方が良かったってのか!?」
古泉「そうは言ってません。ただ、不衛生なのは手入れの問題かと」
みくる「キョンくん! ズルむけかっこいいですよ!?」
長門「そう。以前の象さんも良かったが、これはこれで男らしい」
キョン「ほ、ほんとか?」
みくる「ほんとです」
長門「ほんと」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:36:55.04:G9SzekiP0
キョン「良かった。手術が報われないかと思った」
古泉「手術はどんな感じでしたか?」
キョン「局部麻酔でな、陰茎を触られてるのが分かるんだ」
みくる「い、痛そうです~」
キョン「いえ、麻酔で痛みは無いんですよ。ただ、感触だけ分かるんです」
長門「途中で麻酔がきれたり……」
キョン「実はそうなんだ」
古泉「もっふ!」
キョン「ちゃんと追加で注射されたから良かったけどな。ツキーンツキーンと痛み出した時は焦ったぜ」
みくる「ふえ~」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:40:05.27:G9SzekiP0
古泉「執刀時間はどれくらいでしたか?」
キョン「二時間くらいだったんじゃねえかな」
みくる「終わったら歩いて帰ったんですか?」
キョン「いえ。麻酔がちゃんときれるまで寝てました」
キョン「それから、自転車で帰ろうとしたんですが……」
古泉「痛そうですね」
キョン「そう、無理だったんだ。タクシー呼んだよ」
長門「私に言ってくれれば情報操作でむいたのに」
キョン「流石に恥ずかしいよ!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:43:16.90:G9SzekiP0
キョン「しかし、まだ亀頭が外気に触れるのは馴染まんな」
古泉「真性でしたっけ?」
キョン「ああ。むけた事がなかったからな」
みくる「じゃあ、初めましてですね~」
長門「これから宜しく」
キョン「どこに挨拶してるんですか二人とも」
古泉「ふーっ」
キョン「ひゃん! 古泉! やめろ!」
古泉「むっふふ」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:47:27.95:dQSLm0gB0
仮性→頑張れば外出できる。
真性→一生引きこもり。
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:47:42.83:G9SzekiP0
みくる「でも、やっぱり傷跡が痛々しいです」
長門「治す?」
キョン「いや。経過を医者に見てもらわんといかんからな」
長門「そう」
古泉「しかし、思い切りましたね」
キョン「まあな。中学の頃から気になってたんだ」
古泉「もしかして佐々木さんですか?」
キョン「あいつ、俺の皮を引っ張るの好きだったからな」
みくる「じゃあ、今のキョンくんの陰茎を見たら悲しむでしょうね」
キョン「流石に高校生にもなって、人前で見せませんよ」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:51:05.89:G9SzekiP0
長門「ふーっ」
キョン「ちょっ! 長門!」
みくる「ふーっ!」
キョン「朝比奈さんまで!? やめてくださいって!」
古泉「すーっ!」
キョン「お前は何で吸うんだよ!? きもいよ!」
ガチャ
ハルヒ「遅れて来てゴメーン、誠にスイマメーン!」
ハルヒ「……」
長門「ふーっ!」
みくる「ふーっ!」
古泉「ぶぁっくしょんっ!」
ハルヒ「……どういう状況?」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:54:59.39:G9SzekiP0
ハルヒ「キョ、キョン! あんた何出してんのよ!」
キョン「おお、ハルヒ! 俺、包茎手術受けたんだ!」
長門「ふーっ!」
みくる「キョンくん、頑張りましたよ?」
古泉「どうぞ見てあげてください」
ハルヒ「え? あ、でも、え?」
キョン「なあ、ハルヒ! どうだ? 立派だろ?」
ハルヒ「ちょっ! 来んな! 近寄らないで!」
シーン
古泉「……あの」
みくる「涼宮さん、酷い……」
キョン「……」
長門「ふーっ!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 22:59:00.00:G9SzekiP0
ハルヒ「だっ、だって! その……人前に出すもんじゃないでしょ!」
古泉「彼は今現在、出してます」
みくる「せっかく、キョンくんが包茎手術でズルむけになったのに……」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……いいんです、朝比奈さん」
みくる「キョンくん!?」
キョン「ハルヒは、俺の陰茎なんて、どうでもいいんですよ!」
ダッ タタタ……
古泉「あっ!」
みくる「出したまま、出て行っちゃいました」
長門「ふーっ! ……あれ?」
ハルヒ「何なのよ……あたしが、悪いの?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:01:09.99:dQSLm0gB0
ハルヒ最低
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:03:52.73:G9SzekiP0
ダダダダダダ……
キョン(糞っ! ハルヒは俺の陰茎になんて、これっぱかしも興味が無いんだ!)
キョン(ハルヒのバーカ! アホー! うんこったれー!)
ドンッ
キョン「あ……すみません」
岡部「んー。廊下は走ってはいかんぞ……んむ?」
キョン「?」
岡部「その手術跡……お前、包茎手術をしたのか!」
キョン「あ、はい……」
岡部「それにしては元気が無いな。先生に話してみないか?」
キョン「……実は……」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:09:25.10:G9SzekiP0
―団室サイド―
古泉「……という訳で、彼はコンプレックスを脱却したのです」
みくる「なのに、涼宮さんは、見もせずに……」
長門「息を吹きかけたら、ぴくぴくしてユニークだった」
ハルヒ「そう……キョンの気持ちは分かったわ」
ハルヒ「けど、やっぱり人前で見せるものじゃないでしょう?」
古泉「彼はいつも見せてたでしょう?」
みくる「そうです! チャックから、毎日こんにちわしてました!」
長門「皮余りの、陰茎を」
ハルヒ「……気づかなかった……団長失格ね……」
古泉「諦めるのはまだ早いですよ」
みくる「今からでも遅くありません!」
ハルヒ「……そ、そうよね!」
長門「ふーふーしたい」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:08:30.30:G9SzekiP0
ハルヒ「団長として、団員の包茎手術の結果を見届ける……!」
ハルヒ「模造紙を持ってきて!」
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
ハルヒ「これからパーティするわよ!」
みくる「お料理の用意しましょう!」
長門「彼の陰茎に蝋燭を立てなければ」
古泉「しかし、まずは彼をここへ戻って来させないと」
古泉「電話してみます」
~おかけになった電話番号は現在~
古泉「出ません」
ハルヒ「手分けして探すわよ! モロ出しだからすぐ見つかるわ!」
古泉「」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:14:23.67:G9SzekiP0
古泉「モロ出しですからね、見つかりますよ!」
みくる「他の人と間違えたらどうしましょう?」
長門「この学校で陰茎を出して歩くのは彼くらい。心配いらない」
ハルヒ「SOS団、出動!」
キョンの~ 陰茎~
包茎~ 手術の~ 成功を~
祝い~ 喜び~ 笑いあうため~
青春の~ 1ページ~ それが~ 生臭い~
ハルヒ「有希! 歌ってる場合じゃないでしょう!」
長門「ごめんなさい。練習してた」
みくる「まずはキョンくんを見つけてからです」
古泉「手分けして探しましょう!」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:19:46.86:G9SzekiP0
―岡部と二人きりサイド―
キョン「……という事なんです」
岡部「ふうむ。涼宮も小学生じゃないんだから、見るくらいできるだろうに」
キョン「あいつは! 俺の陰茎に興味が無いんですよ!」
岡部「馬鹿野郎!」
ふーっ!
キョン「ひゃいん!」
岡部「お前と涼宮の仲は、先生にだって分かる!」
岡部「あいつは、恥ずかしがってるだけだ!」
キョン「そんな……嘘だ!」
岡部「嘘なもんか! もう一度、じっくり見せてやれ! きっと喜んでくれるはずだ!」
キョン「先生……!」
岡部「俺も、自分の包茎をハンドボールで治した。その時の気持ちが、お前と被るんだ……」
キョン「行きます! 俺!」
タタタ……
岡部(青春だなあ……)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:24:17.72:G9SzekiP0
キョン(……ハルヒ、待ってろ! 今、俺の陰茎を!)
キョン(むけた亀頭を見せつけてやるからな!)
鶴屋「おーい! キョン君ー!」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「お! とうとう手術したんだね! お姉さん嬉しいよ!」
キョン「あ、ありがとうございます」
鶴屋「そだ! さっき、ハルにゃんたちがキョン君を探してたよ!」
キョン「俺を……?」
鶴屋「包茎手術成功パーティをするんだってさ! 校内はその噂で持ちきりだよ!」
キョン「俺の……包茎手術成功パーティ!」
キョン「鶴屋さん! 俺……!」
鶴屋「ふーっ!」
キョン「ぃやんっ!」
鶴屋「行くんだ、少年!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:28:22.04:G9SzekiP0
俺は走った。
陰茎は、いつの間にか勃起していて、手術跡から血が流れていた。
だけど、かまうものか。
古泉が。
朝比奈さんが。
長門が。
ハルヒが、俺を待っている!
階段で谷口を蹴り落とし。
窓から国木田を放り投げ。
坂中の顔面に陰茎をぶつけのた打ち回り。
そして、俺は団室に着いた。
誰もいなかった。
だけど。
ホワイトボードに張ってある紙を見たんだ。
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
……ハルヒの字だ。
ありがとう、ハルヒ。
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:31:24.60:vK9/weeFO
>>32
血でてるのかよ!
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:32:07.57:G9SzekiP0
机の上に、メモがあった。
汚い、古泉の字だ。
『戻ってこられたら、体育館に来てください』
俺はメモを掴むと、ズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
身軽になった俺は、風のように走り出す。
名も知らない生徒が俺を見る。
俺は構わず走る。
走る。
走る。
走る。
陰茎はズキンズキンと痛み出したが、関係ない。
走って。
走って。
走って。
体育館の重いドアを開けた。
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:37:03.45:NZl1Wh8H0
いいぞもっとやれ
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:37:49.15:G9SzekiP0
『おめでとう! キョン!』
大勢の声だ。
どうやら一学年分くらいの生徒が集まっているようだ。
鶴屋「いやー、ごめんね! 準備に時間が必要で、キョン君には遠回りしてもらったのさ!」
古泉「今日の主賓は貴方です。さあ、壇上へどうぞ」
みくる「バ、バニーガールに着替えました! 似合ってますか?」
キョン「みんな……ありがとう……俺、なんて言ったらいいか……」
鶴屋「おめでたいパーティに涙はいらないさ! さ、早く!」
キョン「壇上……」
そこにはハルヒがいた。
無表情で俺を見つめている。
俺は自分の心臓の音を聞きながら、一歩一歩、歩いた。
血が、地面に線を描く。
キョン「ハ、ハルヒ……」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:37:59.75:dQSLm0gB0
お涙頂戴とかやめろよ
弱いんだよ、こういうの
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:42:15.09:G9SzekiP0
ハルヒ「……めんね」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「ごめんね、キョン!」
キョン「ちょっ、抱きつくなって! 恥ずかしいだろ!」
ハルヒ「だって、だって! あたしはあんたの事、何も分かってなかった!」
ハルヒ「団長なのに! 同じクラスなのに!」
キョン「……いいんだ、ハルヒ。俺の陰茎、見てくれるか?」
今や血まみれの俺の陰茎。
でも。
ハルヒ「……かっこいいよ、キョン」
ハルヒは泣いていた。
でも、笑っていた。
長門「ふーっ! ふーっ!」
ハルヒはマイクを持って叫んだ。
ハルヒ「これより、【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】を始めるわ! みんな大いに楽しんでちょうだい! 」
歓声。
こんなに嬉しい事はない。
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:46:29.72:G9SzekiP0
見知らぬ生徒が、男女問わず俺に話しかける。
「包茎脱却おめでとう!」
「かっこいいわよ!」
「素敵!」
長門「ふっふっふーっ!」
ああ! 俺はなんて幸せものなんだ!
こんなにたくさんの人に、非包茎を祝ってもらえるなんて!
ハルヒ「キョン! スピーチしなさい!」
マイクを渡される。
目の前には、四百人ほどの人数。
睾丸がキュッとなる。
だが、俺は話すべきだ。
仲間たちが用意してくれた、このパーティで。
キョン「あー、あー、テステス」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:47:56.53:dQSLm0gB0
しっかりー
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:49:52.95:tRcsHzSQ0
がんばれー
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:52:42.43:G9SzekiP0
キョン「みんな。俺の為に集まってくれてどうもありがとう」
キョン「俺の包茎は、今や無く、ズルむけの陰茎となった」
キョン「無論、俺の決意があってのことだが、みんなにも感謝しないといけない」
キョン「いつもモロ出しで歩いていて、不快な思いをさせていたことを謝罪したい」
キョン「しかし! 今日からは違う!」
キョン「象さんではない、ズルむけの大人の陰茎だ!」
キョン「チンカスの匂いも無くなる。小便の雫が垂れる事も無くなる!」
キョン「あえて言おう! 包茎はカスであると!」
キョン「包茎は死んだ! 何故だ! 手術したからだ!」
長門(坊やだからさ)
キョン「俺は、この場を借りて、最後に言いたい!」
キョン「ハルヒ! 俺は、ジョン・スミスだ!」
ハルヒ「え……嘘……!」
キョン「マジだ! お前が信じる、俺を信じろ!」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:53:32.56:N9Y3ale90
ここで言うかwwwwwwwww
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:56:11.61:G9SzekiP0
キョン「長門は宇宙人!」
キョン「古泉は超能力者!」
キョン「朝比奈さんは未来人!」
キョン「お前の望む全てがここにある!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あたしが望むのは、そんなのじゃない」
キョン「え……」
ハルヒ「キョンの、陰茎。良く、見せて?」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「血だらけ……ごめんね、あたしのせいだね」
キョン「いや、俺が走り回ったから……」
ハルヒ「でも、かっこいい。キョンの陰茎、かっこいいよ!」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……ハルヒ!」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/16(金) 23:59:40.31:N9Y3ale90
長門自重しろw
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/17(土) 00:02:00.42:cSHh5PRH0
ハルヒ「思えば不思議なんて見つからなくても良かったの」
ハルヒ「SOS団でわいわい遊んで、それが楽しかった」
ハルヒ「キョンの陰茎を嫌がったせいで、それがなくなると思うと」
ハルヒ「耐えたれなかった」
ハルヒ「陰茎に目を背けていたんじゃない」
ハルヒ「すぐ近くにある、こんな不思議に気づかなかったあたしが悪いの」
ハルヒ「……蝋燭、陰茎に立てていい?」
キョン「ああ」
ハルヒ「さ、みんなで、一吹きずつ吹いていきましょう!」
ハルヒは顔を赤らめながら吹いた。
古泉、朝比奈さんは気持ちを込めて吹いた。
長門は何度も吹いた。
他のみんなも、一声ずつ声をかけ、吹いてくれた。
ありがとう、みんな!
ありがとう、SOS団!
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/17(土) 00:09:09.44:cSHh5PRH0
―――
その日から、俺は一週間、学校を休んだ。
無理をして、手術跡が破れてしまい、再手術&安静にしているように医者に言われたからだ。
毎日のように、SOS団のみんながお見舞いにきてくれた。
別に病気でもないのに、といったらハルヒに怒られた。
陰茎を大切にしない奴は大っ嫌いだ、って。
これからは、ちゃんと陰茎を大切にしようと思う。
ようやくむけて、顔を見せてくれた亀頭がピカピカ光る。
長門の顔が写っている。
ひょっとこみたいに口を尖らせて。
古泉によれば、なぜかハルヒの能力は消えたそうだ。
俺の包茎手術が、どうやら鍵だったらしい。
これからは、普通の生活が送れそうだ。
と言っても、あの団長さんに振り回され続けるのは確実だろうが。
今日は、登校する日だ。
下半身裸で、長い坂道を歩いていく。
少し短い、ポニーテイルが揺れているのが見えた
俺の亀頭も、揺れていた。
【完】
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/17(土) 00:10:39.54:PAvPfrXt0
イイハナシダナー
60:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY :2010/07/17(土) 00:12:00.55:cSHh5PRH0
今回は友人が包茎手術を熱く語ってくれたので記念に書きました。
電話で教えると、何でか怒ってました。名前とか出してないのに。
包茎の皆さんがする時には、良い手術になる事を祈ってます。
66:南部十四朗 ◆pTqMLhEhmY :2010/07/17(土) 00:25:56.97:cSHh5PRH0
あ、自分も火星人です。
丁寧に洗えば大丈夫ですよね。
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/07/17(土) 00:35:57.57:fXJDyArxO
安定してる糞コテ
キョン「そりゃあそうですよ。朝比奈さんだって、皮かむりは嫌でしょう?」
みくる「そうでもありませんよ? 余ってる方が可愛い時もありますし」
古泉「勃起した陰茎は、少々グロテスクですからね」
キョン「しかし衛生面での問題がだな」
長門「ちゃんと洗っておけば問題ない」
古泉「ですね。手入れが重要です」
キョン「何だよ! 包茎の方が良かったってのか!?」
古泉「そうは言ってません。ただ、不衛生なのは手入れの問題かと」
みくる「キョンくん! ズルむけかっこいいですよ!?」
長門「そう。以前の象さんも良かったが、これはこれで男らしい」
キョン「ほ、ほんとか?」
みくる「ほんとです」
長門「ほんと」
キョン「良かった。手術が報われないかと思った」
古泉「手術はどんな感じでしたか?」
キョン「局部麻酔でな、陰茎を触られてるのが分かるんだ」
みくる「い、痛そうです~」
キョン「いえ、麻酔で痛みは無いんですよ。ただ、感触だけ分かるんです」
長門「途中で麻酔がきれたり……」
キョン「実はそうなんだ」
古泉「もっふ!」
キョン「ちゃんと追加で注射されたから良かったけどな。ツキーンツキーンと痛み出した時は焦ったぜ」
みくる「ふえ~」
古泉「執刀時間はどれくらいでしたか?」
キョン「二時間くらいだったんじゃねえかな」
みくる「終わったら歩いて帰ったんですか?」
キョン「いえ。麻酔がちゃんときれるまで寝てました」
キョン「それから、自転車で帰ろうとしたんですが……」
古泉「痛そうですね」
キョン「そう、無理だったんだ。タクシー呼んだよ」
長門「私に言ってくれれば情報操作でむいたのに」
キョン「流石に恥ずかしいよ!」
キョン「しかし、まだ亀頭が外気に触れるのは馴染まんな」
古泉「真性でしたっけ?」
キョン「ああ。むけた事がなかったからな」
みくる「じゃあ、初めましてですね~」
長門「これから宜しく」
キョン「どこに挨拶してるんですか二人とも」
古泉「ふーっ」
キョン「ひゃん! 古泉! やめろ!」
古泉「むっふふ」
仮性→頑張れば外出できる。
真性→一生引きこもり。
みくる「でも、やっぱり傷跡が痛々しいです」
長門「治す?」
キョン「いや。経過を医者に見てもらわんといかんからな」
長門「そう」
古泉「しかし、思い切りましたね」
キョン「まあな。中学の頃から気になってたんだ」
古泉「もしかして佐々木さんですか?」
キョン「あいつ、俺の皮を引っ張るの好きだったからな」
みくる「じゃあ、今のキョンくんの陰茎を見たら悲しむでしょうね」
キョン「流石に高校生にもなって、人前で見せませんよ」
長門「ふーっ」
キョン「ちょっ! 長門!」
みくる「ふーっ!」
キョン「朝比奈さんまで!? やめてくださいって!」
古泉「すーっ!」
キョン「お前は何で吸うんだよ!? きもいよ!」
ガチャ
ハルヒ「遅れて来てゴメーン、誠にスイマメーン!」
ハルヒ「……」
長門「ふーっ!」
みくる「ふーっ!」
古泉「ぶぁっくしょんっ!」
ハルヒ「……どういう状況?」
ハルヒ「キョ、キョン! あんた何出してんのよ!」
キョン「おお、ハルヒ! 俺、包茎手術受けたんだ!」
長門「ふーっ!」
みくる「キョンくん、頑張りましたよ?」
古泉「どうぞ見てあげてください」
ハルヒ「え? あ、でも、え?」
キョン「なあ、ハルヒ! どうだ? 立派だろ?」
ハルヒ「ちょっ! 来んな! 近寄らないで!」
シーン
古泉「……あの」
みくる「涼宮さん、酷い……」
キョン「……」
長門「ふーっ!」
ハルヒ「だっ、だって! その……人前に出すもんじゃないでしょ!」
古泉「彼は今現在、出してます」
みくる「せっかく、キョンくんが包茎手術でズルむけになったのに……」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……いいんです、朝比奈さん」
みくる「キョンくん!?」
キョン「ハルヒは、俺の陰茎なんて、どうでもいいんですよ!」
ダッ タタタ……
古泉「あっ!」
みくる「出したまま、出て行っちゃいました」
長門「ふーっ! ……あれ?」
ハルヒ「何なのよ……あたしが、悪いの?」
ハルヒ最低
ダダダダダダ……
キョン(糞っ! ハルヒは俺の陰茎になんて、これっぱかしも興味が無いんだ!)
キョン(ハルヒのバーカ! アホー! うんこったれー!)
ドンッ
キョン「あ……すみません」
岡部「んー。廊下は走ってはいかんぞ……んむ?」
キョン「?」
岡部「その手術跡……お前、包茎手術をしたのか!」
キョン「あ、はい……」
岡部「それにしては元気が無いな。先生に話してみないか?」
キョン「……実は……」
―団室サイド―
古泉「……という訳で、彼はコンプレックスを脱却したのです」
みくる「なのに、涼宮さんは、見もせずに……」
長門「息を吹きかけたら、ぴくぴくしてユニークだった」
ハルヒ「そう……キョンの気持ちは分かったわ」
ハルヒ「けど、やっぱり人前で見せるものじゃないでしょう?」
古泉「彼はいつも見せてたでしょう?」
みくる「そうです! チャックから、毎日こんにちわしてました!」
長門「皮余りの、陰茎を」
ハルヒ「……気づかなかった……団長失格ね……」
古泉「諦めるのはまだ早いですよ」
みくる「今からでも遅くありません!」
ハルヒ「……そ、そうよね!」
長門「ふーふーしたい」
ハルヒ「団長として、団員の包茎手術の結果を見届ける……!」
ハルヒ「模造紙を持ってきて!」
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
ハルヒ「これからパーティするわよ!」
みくる「お料理の用意しましょう!」
長門「彼の陰茎に蝋燭を立てなければ」
古泉「しかし、まずは彼をここへ戻って来させないと」
古泉「電話してみます」
~おかけになった電話番号は現在~
古泉「出ません」
ハルヒ「手分けして探すわよ! モロ出しだからすぐ見つかるわ!」
古泉「」
古泉「モロ出しですからね、見つかりますよ!」
みくる「他の人と間違えたらどうしましょう?」
長門「この学校で陰茎を出して歩くのは彼くらい。心配いらない」
ハルヒ「SOS団、出動!」
キョンの~ 陰茎~
包茎~ 手術の~ 成功を~
祝い~ 喜び~ 笑いあうため~
青春の~ 1ページ~ それが~ 生臭い~
ハルヒ「有希! 歌ってる場合じゃないでしょう!」
長門「ごめんなさい。練習してた」
みくる「まずはキョンくんを見つけてからです」
古泉「手分けして探しましょう!」
―岡部と二人きりサイド―
キョン「……という事なんです」
岡部「ふうむ。涼宮も小学生じゃないんだから、見るくらいできるだろうに」
キョン「あいつは! 俺の陰茎に興味が無いんですよ!」
岡部「馬鹿野郎!」
ふーっ!
キョン「ひゃいん!」
岡部「お前と涼宮の仲は、先生にだって分かる!」
岡部「あいつは、恥ずかしがってるだけだ!」
キョン「そんな……嘘だ!」
岡部「嘘なもんか! もう一度、じっくり見せてやれ! きっと喜んでくれるはずだ!」
キョン「先生……!」
岡部「俺も、自分の包茎をハンドボールで治した。その時の気持ちが、お前と被るんだ……」
キョン「行きます! 俺!」
タタタ……
岡部(青春だなあ……)
キョン(……ハルヒ、待ってろ! 今、俺の陰茎を!)
キョン(むけた亀頭を見せつけてやるからな!)
鶴屋「おーい! キョン君ー!」
キョン「鶴屋さん……」
鶴屋「お! とうとう手術したんだね! お姉さん嬉しいよ!」
キョン「あ、ありがとうございます」
鶴屋「そだ! さっき、ハルにゃんたちがキョン君を探してたよ!」
キョン「俺を……?」
鶴屋「包茎手術成功パーティをするんだってさ! 校内はその噂で持ちきりだよ!」
キョン「俺の……包茎手術成功パーティ!」
キョン「鶴屋さん! 俺……!」
鶴屋「ふーっ!」
キョン「ぃやんっ!」
鶴屋「行くんだ、少年!」
俺は走った。
陰茎は、いつの間にか勃起していて、手術跡から血が流れていた。
だけど、かまうものか。
古泉が。
朝比奈さんが。
長門が。
ハルヒが、俺を待っている!
階段で谷口を蹴り落とし。
窓から国木田を放り投げ。
坂中の顔面に陰茎をぶつけのた打ち回り。
そして、俺は団室に着いた。
誰もいなかった。
だけど。
ホワイトボードに張ってある紙を見たんだ。
【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】
……ハルヒの字だ。
ありがとう、ハルヒ。
>>32
血でてるのかよ!
机の上に、メモがあった。
汚い、古泉の字だ。
『戻ってこられたら、体育館に来てください』
俺はメモを掴むと、ズボンとパンツを脱ぎ捨てた。
身軽になった俺は、風のように走り出す。
名も知らない生徒が俺を見る。
俺は構わず走る。
走る。
走る。
走る。
陰茎はズキンズキンと痛み出したが、関係ない。
走って。
走って。
走って。
体育館の重いドアを開けた。
いいぞもっとやれ
『おめでとう! キョン!』
大勢の声だ。
どうやら一学年分くらいの生徒が集まっているようだ。
鶴屋「いやー、ごめんね! 準備に時間が必要で、キョン君には遠回りしてもらったのさ!」
古泉「今日の主賓は貴方です。さあ、壇上へどうぞ」
みくる「バ、バニーガールに着替えました! 似合ってますか?」
キョン「みんな……ありがとう……俺、なんて言ったらいいか……」
鶴屋「おめでたいパーティに涙はいらないさ! さ、早く!」
キョン「壇上……」
そこにはハルヒがいた。
無表情で俺を見つめている。
俺は自分の心臓の音を聞きながら、一歩一歩、歩いた。
血が、地面に線を描く。
キョン「ハ、ハルヒ……」
お涙頂戴とかやめろよ
弱いんだよ、こういうの
ハルヒ「……めんね」
キョン「ハルヒ?」
ハルヒ「ごめんね、キョン!」
キョン「ちょっ、抱きつくなって! 恥ずかしいだろ!」
ハルヒ「だって、だって! あたしはあんたの事、何も分かってなかった!」
ハルヒ「団長なのに! 同じクラスなのに!」
キョン「……いいんだ、ハルヒ。俺の陰茎、見てくれるか?」
今や血まみれの俺の陰茎。
でも。
ハルヒ「……かっこいいよ、キョン」
ハルヒは泣いていた。
でも、笑っていた。
長門「ふーっ! ふーっ!」
ハルヒはマイクを持って叫んだ。
ハルヒ「これより、【キョンが包茎手術したからおめでとう祝賀会】を始めるわ! みんな大いに楽しんでちょうだい! 」
歓声。
こんなに嬉しい事はない。
見知らぬ生徒が、男女問わず俺に話しかける。
「包茎脱却おめでとう!」
「かっこいいわよ!」
「素敵!」
長門「ふっふっふーっ!」
ああ! 俺はなんて幸せものなんだ!
こんなにたくさんの人に、非包茎を祝ってもらえるなんて!
ハルヒ「キョン! スピーチしなさい!」
マイクを渡される。
目の前には、四百人ほどの人数。
睾丸がキュッとなる。
だが、俺は話すべきだ。
仲間たちが用意してくれた、このパーティで。
キョン「あー、あー、テステス」
しっかりー
がんばれー
キョン「みんな。俺の為に集まってくれてどうもありがとう」
キョン「俺の包茎は、今や無く、ズルむけの陰茎となった」
キョン「無論、俺の決意があってのことだが、みんなにも感謝しないといけない」
キョン「いつもモロ出しで歩いていて、不快な思いをさせていたことを謝罪したい」
キョン「しかし! 今日からは違う!」
キョン「象さんではない、ズルむけの大人の陰茎だ!」
キョン「チンカスの匂いも無くなる。小便の雫が垂れる事も無くなる!」
キョン「あえて言おう! 包茎はカスであると!」
キョン「包茎は死んだ! 何故だ! 手術したからだ!」
長門(坊やだからさ)
キョン「俺は、この場を借りて、最後に言いたい!」
キョン「ハルヒ! 俺は、ジョン・スミスだ!」
ハルヒ「え……嘘……!」
キョン「マジだ! お前が信じる、俺を信じろ!」
ここで言うかwwwwwwwww
キョン「長門は宇宙人!」
キョン「古泉は超能力者!」
キョン「朝比奈さんは未来人!」
キョン「お前の望む全てがここにある!」
ハルヒ「……」
ハルヒ「あたしが望むのは、そんなのじゃない」
キョン「え……」
ハルヒ「キョンの、陰茎。良く、見せて?」
キョン「あ、ああ」
ハルヒ「血だらけ……ごめんね、あたしのせいだね」
キョン「いや、俺が走り回ったから……」
ハルヒ「でも、かっこいい。キョンの陰茎、かっこいいよ!」
長門「ふーっ! ふーっ!」
キョン「……ハルヒ!」
長門自重しろw
ハルヒ「思えば不思議なんて見つからなくても良かったの」
ハルヒ「SOS団でわいわい遊んで、それが楽しかった」
ハルヒ「キョンの陰茎を嫌がったせいで、それがなくなると思うと」
ハルヒ「耐えたれなかった」
ハルヒ「陰茎に目を背けていたんじゃない」
ハルヒ「すぐ近くにある、こんな不思議に気づかなかったあたしが悪いの」
ハルヒ「……蝋燭、陰茎に立てていい?」
キョン「ああ」
ハルヒ「さ、みんなで、一吹きずつ吹いていきましょう!」
ハルヒは顔を赤らめながら吹いた。
古泉、朝比奈さんは気持ちを込めて吹いた。
長門は何度も吹いた。
他のみんなも、一声ずつ声をかけ、吹いてくれた。
ありがとう、みんな!
ありがとう、SOS団!
―――
その日から、俺は一週間、学校を休んだ。
無理をして、手術跡が破れてしまい、再手術&安静にしているように医者に言われたからだ。
毎日のように、SOS団のみんながお見舞いにきてくれた。
別に病気でもないのに、といったらハルヒに怒られた。
陰茎を大切にしない奴は大っ嫌いだ、って。
これからは、ちゃんと陰茎を大切にしようと思う。
ようやくむけて、顔を見せてくれた亀頭がピカピカ光る。
長門の顔が写っている。
ひょっとこみたいに口を尖らせて。
古泉によれば、なぜかハルヒの能力は消えたそうだ。
俺の包茎手術が、どうやら鍵だったらしい。
これからは、普通の生活が送れそうだ。
と言っても、あの団長さんに振り回され続けるのは確実だろうが。
今日は、登校する日だ。
下半身裸で、長い坂道を歩いていく。
少し短い、ポニーテイルが揺れているのが見えた
俺の亀頭も、揺れていた。
【完】
イイハナシダナー
今回は友人が包茎手術を熱く語ってくれたので記念に書きました。
電話で教えると、何でか怒ってました。名前とか出してないのに。
包茎の皆さんがする時には、良い手術になる事を祈ってます。
あ、自分も火星人です。
丁寧に洗えば大丈夫ですよね。
安定してる糞コテ
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