- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 16:55:55.70:26jq+lZB0
真紅「別に睨んでないわよ」
翠星石「え?睨んでるんですか?」
雛苺「JUMが情けないからって睨んじゃダメなのよ!」
JUM「失礼だな。僕に睨んでるんじゃないよ」
真紅「じゃあ何によ?」
JUM「TVにだよ。くんくんに睨んでるんだ」
真紅「私がくんくんを睨むはずないでしょう!馬鹿にしてるの!?」
翠星石(なんでそんなに怒るんですか)
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww
【東方】ルックス100点の文ちゃん
【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?
韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 16:58:50.39:26jq+lZB0
真紅「全く・・・あ、今のとこ巻き戻さないと」ピッ
雛苺「もうこのシーン何回観たか分からないの・・・飽きたのよーい・・・」
真紅「そろそろ1000回目を突破する勢いだわ」
JUM「駄目だコイツ」
翠星石「真紅はそんなに睨んでないような・・・気のせいじゃないですか?」
JUM「いや凄かったぞさっき。少し待ってろよ。時間が経てば元に戻るから」
翠星石「嘘臭いですぅ」
JUM「何とでも言え」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:02:22.18:26jq+lZB0
~10分後~
JUM「ぼちぼちだな」ソロー
真紅「・・・」じ~
JUM(うっわ!おい翠星石!こっちこい!)
翠星石(あいあい?)
JUM(今!まさに今!真紅を見るんだ!)
翠星石(ふむ、JUMの嘘を暴く時が来たようですね・・・)
真紅「流石くんくん、ブレない名推理だわ・・・」ギロ
翠星石「ヒィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111」
真紅「うるさい。聞こえないじゃない」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:05:06.64:26jq+lZB0
翠星石「ちょちょちょちょーっと真紅!何ですかさっきの顔は!?」
真紅「何の話?」
JUM「な?酷かっただろう?」
翠星石「ですです。まるで般若のような顔だったですよ!」
真紅「失礼ね!誰が般若よ!」
雛苺「もとから般若っぽいのよ」ボソ
真紅「あ?」
雛苺「あっ、すみませんっした」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:08:37.37:26jq+lZB0
翠星石「心の奥じゃくんくんが憎くて憎くて仕方がなかったんですね。なるほど~」
JUM「じゃあくんくんのDVDは全部売り払うか」
真紅「ダメに決まってるじゃない。そもそも私はくんくんを憎むはずがないのだわ!」
雛苺「じゃあくんくんの続きを観てみればいいの」
翠星石「そうですね。チビにもあの顔を見てもらうです!」
真紅「私は何をすればいいの?」
JUM「普通に続きを観てればいいよ」
真紅「分かったわ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:11:39.96:26jq+lZB0
~10分後~
真紅「・・・」じ~
翠星石(あわわ・・・やっぱり睨みまくりです!)
雛苺(うわぁ・・・ひどい顔なの)
JUM「おい真紅」
真紅「何?」パッ
雛苺「あれ?もとに戻ったの」
JUM「お前さ・・・もしかしてTVが最近見難くないか?」
真紅「そうなのよ。少しぼやけるというか・・・なんなのかしら?」
JUM「・・・お前それ視力落ちてるぞ」
真紅「へ?」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:17:35.03:26jq+lZB0
真紅「いやいや・・・無いわね」
翠星石「前代未聞ですよ。視力が低下した薔薇乙女だなんて」
雛苺「ダサッ」
JUM「無いじゃねーよ!現実を受け止めようか」
真紅「何かの間違いだわ!JUM、間違いだと証明しなさい!」
JUM「じゃあ視力検査でもするか?」
真紅「望むところだわ!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:22:06.67:26jq+lZB0
ーーーー・・・
翠星石「上」
JUM「これは?」
翠星石「右下」
JUM「よしよし。性悪人形のくせに2.0だな」
翠星石「だれが性悪ですか!このチビ人間!!」
真紅「それじゃあ私の番ね」
JUM「ああ。じゃあこれは?」サッ
真紅「ちょっと見えないわね」
JUM(はえーよ・・・)ガビーン
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:25:32.95:26jq+lZB0
JUM「これは?」
真紅「・・・わからないわ」
JUM「じゃあこれは?」
真紅「み・・・右?」
JUM「・・・これは?」
真紅「下・・・いや、左かしら」
翠星石(あぁ、なんか見てて情けないですぅ・・・)
雛苺(自信がないときのあの死にそうな顔が面白いのよ)プークスクス
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:30:49.54:26jq+lZB0
JUM「ふんふん・・・OKだよ」
真紅「ふぅ。で、如何ほどかしら?」
JUM「右0.1、左0.1」
真紅「それって良いの?悪いの?」
翠星石「0.1って・・・」
雛苺「殆どJUMと変わらないんじゃないの?」
JUM「僕は右も左も0.01だよ。僕よりマシだけど・・・それでも大分ヤバイぞ」
真紅「ヤバいの?」
翠星石「全てが完璧の究極の少女を目指してるのに視力落としたら駄目でしょうに・・・」
真紅「Oh・・・」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:37:08.36:26jq+lZB0
雛苺「0.1じゃあんな顔になるに決まってるの。相当見えづらかったんじゃないの?」
真紅「ま、まぁ確かに少しぼやけてるわね~とは思ってたわ。でもこれ程とは・・・」
翠星石「TVの見過ぎです」
JUM「あぁ。多分な」
真紅「そんな!KTは私のライフワークなのよ!No Kunkun No Life!」
雛苺「でもこのままだと目は悪くなる一方なのよねー」
真紅「確かに・・・」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 17:56:36.22:26jq+lZB0
JUM「TV見るのやめたら?」
真紅「ダメよ!」
翠星石「これ以上悪くなっても知らねーですよ?」
雛苺「確実にアリスからは遠ざかると思うのよ・・・」
真紅「う・・・うむむ・・・!そうだわ!」
JUM「何だ?」
真紅「JUMに眼鏡を借りればいいのよ!」
JUM「根本的な解決になってねーじゃねーか」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 18:03:19.65:26jq+lZB0
JUM「僕の眼鏡はキツイぞ?さっきも言ったけど0.01だぞ」
雛苺「昔のは?」
JUM「昔のか・・・探せばあると思うけど」
翠星石「さっさと探してきやがれです!」
JUM「・・・ハイハイ」
真紅「じゃあ私はその間にくんくんを」ピッ
翠星石「言われた側からTV観てんじゃないです!!!」
真紅「え?ダメなの?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 18:09:54.19:26jq+lZB0
ーーーー・・・
JUM「あったぞー」
翠星石「意外と早かったですね」
JUM「すぐ見つかったよ・・・ん?」
真紅「これ波動拳ってどうやって出すの?」カチャカチャ
雛苺「←タメ→+Pなのよ」カチャカチャ
JUM「TV近い!そんなんだから目が悪くなるんだよ!!!」
真紅「それくらい許してくれてもいいじゃない」
JUM「・・・やっぱだめだなコイツ」
翠星石「ですぅ」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 18:23:02.14:26jq+lZB0
真紅「あら?もう見つかったの?」
JUM「まぁな、かけてみろよ」
真紅「ええ、ありがとう」スッ
雛苺「どれどれー?ヒナに見せてー!」
翠星石「翠星石にも見せるです!」
真紅「ええ。どう?」
翠・雛(・・・のび太眼鏡・・・だと・・・?)
JUM(あ、ヤバいコレ想像以上に面白い)プッ
真紅「似合うかしら?」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 18:35:25.92:26jq+lZB0
雛苺(わ、わ、笑ったら殺されそうなの・・・)ピクピク
翠星石「ま、ま、まぁまぁいいんじゃないですか?」ピクピク
JUM「あ、ああ。似合うぞ」
真紅「でもちょとだけ合わないわね・・・まだぼやけるわ」
JUM「・・・そういやそれは0.3の時に作ったような・・・」
翠星石「それじゃあ合わないですよね。うーん・・・」
蒼星石「おじゃましまーす」ガチャ
真紅「あら、いらっっしゃい」クイ
蒼星石「のび太ーーーーーーーー!?」ガビーン
JUM(てめっ、余計なこと言うな!!)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 18:45:44.37:26jq+lZB0
翠星石「あーあーあーあ!蒼星石!いらっしゃあああああいです!」
蒼星石「え?え?」オタオタ
真紅「のび太?」
雛苺「何も無いの!なんにもないの!」
JUM(オイ、真紅の期限を損ねたらドえらい目に合うぞ)
蒼星石(え?あ、うん・・・てか何あの眼鏡、死ぬほど似合ってないよ)
翠星石(気にするなです!とりあえず褒めたもん勝ちですよ)
蒼星石(はぁ、分かったよ)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 18:54:46.08:26jq+lZB0
蒼星石「やぁやぁ真紅?キミ、メガネデビューしたのかい?」
真紅「デビューじゃないわよ。一時的に借りてるだけ。お試しだわ」
蒼星石「ふーん・・・いいんじゃない?似合ってるよ」
真紅「ホント?似合ってる?」パッ
蒼星石「うん。滝廉太郎みたいで」
真紅「動かないで」グッ
蒼星石「えぇっ!?有名な作曲家だよ!?」
翠星石(何でよりによってそこを・・・)
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 18:59:04.13:26jq+lZB0
蒼星石「い、いや!あれだよね、チャーリー滝にも似てるよ!」
真紅「何ですって?」
蒼星石「ま、間違えた!くいだおれ太郎に・・・」
真紅「ふんっ!!」ドゴォ
蒼星石「ゲフゥェ!!!!!!!」
翠星石「あぁ・・・」
雛苺「くいだおれ太郎とはなかなかいいとこ付いてきたのよ」
JUM「普通は言わないよな・・・」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 19:17:12.65:26jq+lZB0
ーーー・・・
蒼星石「TVの見過ぎだよ」
真紅「・・・やっぱり?」
JUM「ほらな。もうどうしようもないぞ」
蒼星石「視力って元に戻らないんじゃない?」
翠星石「翠星石は知ってるですよ!れーっしっくっていう手術をすれば視力が戻るらしいです!」
真紅「JUM、予約の電話を入れなさい」
JUM「バカ、すげー高いんだぞアレ」
雛苺「そもそも真紅は人形なのよ」
真紅「そ・・・そうよね」ガックリ
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 19:29:01.52:26jq+lZB0
蒼星石「やっぱり人形のことは人形師に聞かないとね」
JUM「え?僕?」
蒼星石「違う違う、ほら・・・名前なんだっけ?薔薇水晶の・・・」
翠星石「あぁ、そんなのもいたですね」
雛苺「あ!え・・・え・・・エボンジュ!」
真紅「槐よ」
雛苺「そうそうそれなの」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 19:36:43.72:26jq+lZB0
蒼星石「槐に見てもらえば良いと思うよ。多分」
JUM「よし、行って来い真紅」
真紅「・・・え?私一人?」
翠星石「正直付いていくのがめんどくさいです」
雛苺「ヒナもヒナもー」
真紅「・・・せめてJUM位は付いて来て頂戴」
JUM「ダメだ。今から白い巨塔のDVD観るんだからな」
蒼星石「僕は利家とまつが観たいなぁ」
真紅「・・・ああそう」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 19:42:07.40:26jq+lZB0
真紅「って、いいわけないでしょ!行くわよJUM、抱っこして頂戴」
JUM「冗談が通じないなぁ。分かってるよ」
蒼星石「でも槐って僕たちのこと目の敵にしてたような・・・」
真紅「関係ないわ。薔薇水晶なんかチョチョイのJOYよ」
JUM「行ってきまーす」
翠星石「保険証は持ったですか!?」
JUM「お前ら税金払ってないだろ!」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 19:50:48.82:26jq+lZB0
ーーーー・・・
槐「プ・・・ブフォォッ・・・!」プルプル
真紅「・・・」
槐「天下のローゼンメイデンなのに・・・ローゼンメイデンが・・・ブフッ・・・!」プルプル
JUM(まぁこうなるよな)
槐「くんくん探偵の見過ぎで視力が低下って・・・アリスゲームやれよ・・・ゲホッ!」プルプル
薔薇水晶「・・・間抜け」
真紅「うるさいわね」
薔薇水晶「プッ」
真紅「あ?」ギロ
薔薇水晶「今のは気のせい」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 19:54:41.04:26jq+lZB0
槐「も、もうダメだ!ぶわっはっはっはっはっはっはwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
薔薇水晶「お父様の喜びは私の喜び。ブフォォwwwww」
真紅「・・・そんなに笑わなくてもいいじゃない」
JUM「まぁな」
槐「ヒwwwwヒィィィーーーーwwwwwwwwwwww」
薔薇水晶「お父様、笑いすぎ・・・」ピクピク
真紅「それ以上笑ったら殴るわよ」
槐「え、いやスマン」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 20:47:37.51:TY4LzW3R0
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 20:59:36.68:vWGEN72i0
>>46ワロタwwwww
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 21:06:01.48:26jq+lZB0
>>46
かわいい
槐「まぁ目を酷使させた代償だろうな・・・」
真紅「そんな・・・どうにかならないの?」
槐「失った視力は戻らない。それが自然の摂理」
JUM「何言ってんだ」
槐「冗談だ。要するにその目を入れ替えればいいんだ」
真紅「・・・なんだか物騒な話だわ」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 21:17:52.88:26jq+lZB0
槐「それでは失礼して・・・薔薇水晶」
薔薇水晶「?」
槐「真紅の体を抑えつけてくれないか?」
薔薇水晶「はい、お父様」グッ
真紅「な、何するのよ!離しなさい!」
槐「大丈夫、少しチクっとするからね~」
真紅「な、何の擬音よそれ!どこがチクってするのよ!!」
JUM「・・・あぁ、そういう事か」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 21:19:27.85:xeOYsbSj0
槐「それでは失礼して・・・薔薇水晶」
薔薇水晶「?」
槐「真紅の体を抑えつけてくれないか?」
薔薇水晶「はい、お父様」グッ
真紅「な、何するのよ!離しなさい!」
槐「大丈夫、少しチクっとするからね~」ボロンッ
真紅「な、何の擬音よそれ!どこがチクってするのよ!!」
JUM「・・・あぁ、そういう事か」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 21:20:57.20:26jq+lZB0
槐「えい」
ギュッ←眼球を掴んだ音
真紅「ああああああああgyがっyああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!1???????????????」
JUM「ヒィ!」ビクッ
薔薇水晶(うるさい・・・)
真紅「ダアアアアアアアアドォォオアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
スポッ
槐「とれたとれた。さ、次は新しい目を入れようか」
真紅「何今の・・・初めての苦痛だわ・・・」ビクビク
JUM「そりゃそうだろうな」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 21:24:02.61:26jq+lZB0
スポ
真紅「・・・入れるときはそんなに痛く無いわね」
JUM「え?そうなの?」
槐「どうだい?」
真紅「・・・何も見えないわ」
槐「ああそう」
真紅「離しなさい。こいつの顔面を爆弾岩みたいにしてくれるわ」
槐「それはただの義眼だからな」
真紅「・・・義眼?」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 21:46:17.91:26jq+lZB0
槐「コレを元に僕が完璧な眼球を作成してみせる。これは師への挑戦なんだよ」
薔薇乙女「死への挑戦だなんて・・・」ゴクリ
真紅「そう・・・それじゃあお願いするわね」
槐「あぁ。ところでその義眼、便利機能が付いてるんだ」
JUM「便利機能?」
槐「目の真ん中を押してみるといい」
JUM「こう?」ザク
真紅「オギャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
ピュー
槐「押すとお茶が出てくる」
真紅「離しなさい!殴らせなさい!!!!!!!」
薔薇水晶「そうはいかんざき」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 21:56:56.60:26jq+lZB0
ーーーー・・・
翠星石「・・・」うずうず
雛苺「・・・」わくわく
真紅「・・・何よ」
翠星石「押していいですか?」
真紅「ダメに決まってるでしょ!」
雛苺「えー!ケチ乙女!!」
真紅「何とでもいいなさいな」
蒼星石「えい」ザク
真紅「ホアマッハアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!111」ピュー
翠星石「おお!ホントに出てるです!!!」キャッキャッ
JUM(不憫だ・・・)
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 22:08:36.70:26jq+lZB0
真紅「早く・・・早くつくってもらわないと辛すぎる・・・」
JUM「どのくらいで出来るんだろうな・・・気にはなるな」
蒼星石「ただでさえ視力が悪いのに片方が義眼でしょ?見づらくない?」
真紅「・・・正直、かなり見えづらいわね。」
蒼星石「真紅。僕の指は何本立ってる?」
真紅「2・・・いや、3かしら」
翠星石「ちょっと乱視も入ってるんですかね?」
蒼星石「じゃあJUM君のおちんぽは?」ペロン
JUM「ぎゃあ!」
真紅「小さすぎて良く分からないわ」
JUM「何だとこのヤロウ」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 22:18:44.28:26jq+lZB0
真紅「KTは我慢しなきゃいけないわね」
雛苺「じゃあ今日はゲームをやるのよ!」
翠星石「いいですねぇ。さっきスト2やってたから今度はファイナルファイト・・・」
雛苺「ヒナ、MOONがやりたいの!」
JUM「MOONとはまた渋いな」
真紅「みんな呑気だこと」
蒼星石「なんだかんだで人事だもん。例えばホラ、窓の外をご覧」
真紅「窓・・・?」チラ
水銀燈「プッ・・・プッーーーーーッwwwwwwwwwwwwwwwww」
真紅「・・・」イラッ
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 22:21:31.79:26jq+lZB0
真紅「JUM、カーテンを閉めて頂戴」
JUM「え?あぁ」
水銀燈「え?ちょっt」
シャーーーッ!
真紅「水銀燈に馬鹿にされるのは最高に癪に障るのだわ!」
蒼星石「金糸雀と比べたら?」
真紅「そうね、金糸雀の1.2~1.5倍増しかしら」
JUM「そこまで変わらないのか・・・」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 22:26:43.14:26jq+lZB0
ゴンゴンゴン!
JUM「・・・なんかスゴい窓叩いてるぞ」
真紅「無視よ無視」
蒼星石「真紅・・・ちょっと本に顔が近すぎじゃないかな?」
真紅「こうでもしないと読めないのよ。不便だわ」
JUM「しかも目をこすったらお茶まで出てくるしな」
真紅「何で義眼をこすらなきゃいけないのよ」
JUM「・・・確かに」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 22:36:56.75:26jq+lZB0
蒼星石「まぁ気長にやっていこうよ」
真紅「嫌よ!こんな状態一日でも早く抜け出したいわ!!!」
JUM「・・・お察しします」
蒼星石「でも槐は最高の目を作ってくれるんだろう?」
真紅「とは言ってたわね。そんなのより大切なのは今よ今」
JUM「コンタクトでもしてみたらどうだ?」
真紅「あんなの目に入れるだなんて正気じゃないわ」
JUM「お前・・・失礼だぞ」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 23:18:09.31:26jq+lZB0
ゴンゴンゴン!ゴンゴンゴン!
JUM「・・・真紅」
真紅「・・・はぁ、ちょっとだけなら開けていいわよ」
JUM「うん」
シャーッ!
水銀燈「ようやく開いたわねぇ、このお茶くみ人形」
真紅「窓を開けなさい!ぶん殴るわ!!!」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 23:22:44.86:26jq+lZB0
水銀燈「あら、そんなに目くじら立てちゃやぁよ?ウッフフ・・・」
真紅「ちょっとおかえり頂けないかしら・・・私今すっごく不安で寂しいのよ・・・!」ピクピク
水銀燈「さ、寂しいとか言う人が何で拳を握りしめてるのよ・・・」
真紅「あなたを殴るためと【簡単握りこぶしダイエット】の2つの意味があるのよ」
水銀燈「ダイエットってなによ。ドールが太るわけ無いでしょ」
JUM「視力が落ちるんだ。太ってもおかしくないだろ」
水銀燈「太ったら薔薇乙女失格ね。いろんな意味で」
蒼星石「確かに、少なくとも乙女じゃないね」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 23:27:55.18:26jq+lZB0
水銀燈「と、言うわけでその拳を下ろして頂戴。耳寄りな話があるのよ」
真紅「・・・なんですって?」
水銀燈「ここだけの話よ。私とあなたの仲だから話すの。あなただけよ?」
真紅「あら、それは嬉しいわね。JUM、水銀燈がお帰りよ」
JUM「玄関がそちら出て右だよ」
蒼星石「お茶漬け食べる?」
水銀燈「・・・どんだけ嫌われてるのよ」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 23:31:31.92:26jq+lZB0
真紅「本当に耳寄りなのかしら?」
水銀燈「ええ。マジよマジ。・・・ちょっときて」
真紅「・・・ええ」
JUM「僕にも聞かせてくれよ」
蒼星石「僕も僕も」
翠星石「翠星石も聞きたいです~」
雛苺「ヒナも!」
水銀燈「あらぁ・・・ダメよ。コレばっかりはダメなの」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 23:37:51.66:26jq+lZB0
水銀燈「あなた達と真紅との付き合いは比べ用がないくらい長いの。すっこんでなさい」
翠星石「うっわ!ケチですねぇ」
雛苺「最凶の第一ドール(笑)」
蒼星石「死ぬべきである」
水銀燈「何とでもいいなさぁい!じゃあ、真紅・・・私を見て」
真紅「す、水銀燈・・・?」
水銀燈「・・・真紅」じっ
真紅「・・・す、水銀燈・・・」じっ
水銀燈「セイッ!」ザク
真紅「ガンバレエエエエエエエエエエエエエエエエエッドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!11111」ピュー
JUM・翠・蒼・雛「よっしゃあ!」グッ
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/24(金) 23:55:55.00:26jq+lZB0
ーーーー・・・
真紅「で、何か言い訳はあるかしら?」
水銀燈「いや、何と言うか・・・ちょっと自分も調子乗ってたって言うか・・・流れというか・・・ハイ」
真紅「何が流れよ」ドゴ
水銀燈「ゲフゥ!!・・・す、すみませんでした」
JUM「薔薇乙女って視力が落ちる以外に何か今まで変わったことあるのか?」
蒼星石「無いだろうね・・・」
JUM「そうか・・・もしかしたら真紅って薔薇乙女じゃないのかもな」
真紅「え?」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 00:09:32.56:esgMtOuQ0
蒼星石「隙さえあればくんくんばかり観てるし」
JUM「人使いは荒いし」
水銀燈「すぐ人に手を出すし」
真紅「それはあなたにだけは言われたくないわね」
雛苺「視力は落ちるし」
翠星石「目から茶が出る始末です」
真紅「それは槐に言いなさい!!!!」
水銀燈「・・・」ニヤニヤ
真紅「あなた達・・・人事だと思って・・・!」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 00:23:50.05:esgMtOuQ0
水銀燈「まぁまぁ、そんなにカッカしないの」
真紅「ああもう・・・」イライラ
水銀燈「そんなに早く見えるようになりたいのなら他の姉妹の目を入れればいいじゃない」
真紅「・・・なんですって?」
水銀燈「だぁかぁらぁ、他の姉妹の目を入れれば・・・」
真紅「なるほどね・・・」じ~
水銀燈「あ、ごめんさっきの嘘よ。うそうそ」
真紅「みんな、水銀燈を押さえなさい」
水銀燈「いやあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 00:32:12.15:esgMtOuQ0
ーーーー・・・
真紅「何よ、水銀燈の目は私のアイホールに入らなわ」
水銀燈「おばかさぁん!さっさと返しなさいよ!!!」シクシク
真紅「返すわよ・・・ハイ」
翠星石「・・・水銀燈で大きすぎるのなら、もう少し小さいドールズの目がいいんじゃないんですか?」
蒼星石「かもね」
水銀燈「だ・・・誰が居るのよ?」カポ
雛苺「ほらこの場に居ない・・・」
金糸雀「え?ヒマヒマ!!!超ヒマかしら!いまからそっちにいくかしら~」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 00:40:41.05:esgMtOuQ0
ーーーー・・・
真紅「・・・」カポ
水銀燈「ハマったわね」
JUM「どうだ?」
真紅「ダメね・・・ぼやけるわ。一人ひとり微妙に違うのでしょうね」
蒼星石「その辺りは流お父様だね」
翠星石「翠星石と蒼星石は双子だから一緒なんですかね?」
雛苺「へ?双子っていっても「もともと1つのローザミスティカ」ってだけじゃないの?」
蒼星石「・・・良く知ってるね」
金糸雀「カナのおめめ返して!返してえええ!!!」ビエーーーン
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 00:47:23.15:esgMtOuQ0
真紅「やっぱ槐の目が完成するのを待つしか無いのね・・・」
金糸雀「うぅ・・・」カポ
雛苺「・・・」
JUM「どうした?雛苺」
雛苺「・・・槐の目がダメだったらどうするの?」
真紅「え?」
蒼星石「そうだよ!そのパターンもあるかもしれないんだよね・・・」
翠星石「なんで気がつかなかったんですかね?」
水銀燈「ねぇ、この卵使っていい?」
JUM「人の家で勝手にクッキングするなよお前!!」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 01:03:13.47:esgMtOuQ0
真紅「なんだか不安になってきたわ・・・」
金糸雀「駄目だったときはどうするんのかしら?」
真紅「眼鏡作るわ」
水銀燈「ハムエッグにしようっと」
蒼星石「ドール用の眼鏡ってどうやるんだろう?」
雛苺「まずお店に行けないのよね」
水銀燈「翠星石、フライパン何処?」
JUM「だから人の家でクッキングするなって言ってるだろ!!」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 01:07:27.66:esgMtOuQ0
翠星石「ま、まぁ槐もあんなんですけどお父様の弟子(らしい)ですから・・・大丈夫ですよ」
蒼星石「そう、お父様の名前はそんなに軽いものじゃない」
雛苺「自称・・・じゃなかったらいいけど」
JUM「おい・・・嫌なこというなよ」
真紅「あぁもう・・・なにもかもめんどくさいのだわ」
金糸雀「ネガティブかしら~」
水銀燈「フライパンが見つからないわぁ・・・」トボトボ
JUM「コイツは・・・」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 01:25:21.51:esgMtOuQ0
真紅「このままお茶くみ人形だけはコリゴリよ・・・」
金糸雀「お茶くみ人形?」
JUM「真紅の目を押すとお茶が出てくるぞ!目から」
金糸雀「・・・本当かしら?」
真紅「押したら殴るわよ」
金糸雀「お・・・押さないかしら」ビクビク
ピンポーーン・・・
JUM「ん?」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 01:34:41.16:esgMtOuQ0
ガチャ
槐「やあ」
JUM「え?あれ?」
槐「・・・何かおかしかったかい?」
JUM「いや、頼んでからまだ半日くらいしか経ってないのにと思って」
槐「半日もあれば十分だよ。上がってもいいかな?」
JUM「はぁ、どうぞ」
槐「よし。さあ薔薇水晶、金目の物を探すんだ」
薔薇水晶「はい、お父様」
JUM「おい」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 01:47:46.95:esgMtOuQ0
ーーーー・・・
槐「これが真紅の目。そしてこちらが今回僕が作成した方の目」コト
水銀燈「まぁ・・・」
翠星石「言いたくはないですけど・・・結構な完成度ですね」
雛苺「綺麗なのね~」
真紅「・・・早速はめていいかしら?」
槐「ああ。だめならつくり直すさ」
JUM「安心のアフターサービス」
槐「ちゃんと金払ってくれよ?」
JUM「なんと」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 02:03:25.71:esgMtOuQ0
真紅「・・・!」カポ
水銀燈「・・・ど、どう?」ゴクリ
真紅「・・・スゴい、綺麗に見えるわ!」
槐「そうか、見えるか!ハハハ!!!ローゼンにまた一歩近づいたぞ!!!!」
蒼星石(うぜぇ・・・)
槐「ふぅ、問題はないかな?」
真紅「ええ。おそらく大丈夫だと思うわ」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 02:12:52.49:esgMtOuQ0
槐「それならもう片方の目を作って後日渡そう」
真紅「ええ。よろしく」
薔薇水晶「値段はこんな感じで」サッ
JUM「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうm・・・たけえええええええ!!!!!!1」
薔薇水晶「保険証あるなら出して、安くなるから」
JUM(何でだよ)
蒼星石「いやぁ、一件落着!かな?」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 02:15:49.18:esgMtOuQ0
槐「あ、ちなみにこの新しい目はだね・・・」
雛苺「何かあるの?」
槐「ふん!」ザク
真紅「キャンディギャーーーリーーーーーーーーーーーー!!!」ピュー
槐「バージョンアップして、今回は更に紅茶も出るようになった」
真紅「うぐぐぐ・・・その機能はいらないわよ!!!」
金糸雀「お、押したい・・・」
真紅「あ?」ギロ
金糸雀「ヒィィ!」ビクッ
水銀燈「目から茶を出すアリスなんか格好つかないわよ」
翠星石「ですね」
おしまい
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 02:17:38.92:914yt4e6O
乙!!!
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 02:18:06.31:esgMtOuQ0
最近ローゼンSS少ないね。けいおんに飲まれてる感じ
原作はようやく日常路線に戻ったしもっと活気が付けばいいなぁ。
あと雛苺の口調を忘れかけてたのは秘密な。
それでは読んでくださった方乙っした!
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 02:39:02.06:kD/QuUpkO
>>102 禿同
乙curry
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/09/25(土) 02:19:46.88:l8VQqsTQO
久々のローゼン面白かった。
乙!
真紅「全く・・・あ、今のとこ巻き戻さないと」ピッ
雛苺「もうこのシーン何回観たか分からないの・・・飽きたのよーい・・・」
真紅「そろそろ1000回目を突破する勢いだわ」
JUM「駄目だコイツ」
翠星石「真紅はそんなに睨んでないような・・・気のせいじゃないですか?」
JUM「いや凄かったぞさっき。少し待ってろよ。時間が経てば元に戻るから」
翠星石「嘘臭いですぅ」
JUM「何とでも言え」
~10分後~
JUM「ぼちぼちだな」ソロー
真紅「・・・」じ~
JUM(うっわ!おい翠星石!こっちこい!)
翠星石(あいあい?)
JUM(今!まさに今!真紅を見るんだ!)
翠星石(ふむ、JUMの嘘を暴く時が来たようですね・・・)
真紅「流石くんくん、ブレない名推理だわ・・・」ギロ
翠星石「ヒィィィィィィィィィィ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!1111」
真紅「うるさい。聞こえないじゃない」
翠星石「ちょちょちょちょーっと真紅!何ですかさっきの顔は!?」
真紅「何の話?」
JUM「な?酷かっただろう?」
翠星石「ですです。まるで般若のような顔だったですよ!」
真紅「失礼ね!誰が般若よ!」
雛苺「もとから般若っぽいのよ」ボソ
真紅「あ?」
雛苺「あっ、すみませんっした」
翠星石「心の奥じゃくんくんが憎くて憎くて仕方がなかったんですね。なるほど~」
JUM「じゃあくんくんのDVDは全部売り払うか」
真紅「ダメに決まってるじゃない。そもそも私はくんくんを憎むはずがないのだわ!」
雛苺「じゃあくんくんの続きを観てみればいいの」
翠星石「そうですね。チビにもあの顔を見てもらうです!」
真紅「私は何をすればいいの?」
JUM「普通に続きを観てればいいよ」
真紅「分かったわ」
~10分後~
真紅「・・・」じ~
翠星石(あわわ・・・やっぱり睨みまくりです!)
雛苺(うわぁ・・・ひどい顔なの)
JUM「おい真紅」
真紅「何?」パッ
雛苺「あれ?もとに戻ったの」
JUM「お前さ・・・もしかしてTVが最近見難くないか?」
真紅「そうなのよ。少しぼやけるというか・・・なんなのかしら?」
JUM「・・・お前それ視力落ちてるぞ」
真紅「へ?」
真紅「いやいや・・・無いわね」
翠星石「前代未聞ですよ。視力が低下した薔薇乙女だなんて」
雛苺「ダサッ」
JUM「無いじゃねーよ!現実を受け止めようか」
真紅「何かの間違いだわ!JUM、間違いだと証明しなさい!」
JUM「じゃあ視力検査でもするか?」
真紅「望むところだわ!」
ーーーー・・・
翠星石「上」
JUM「これは?」
翠星石「右下」
JUM「よしよし。性悪人形のくせに2.0だな」
翠星石「だれが性悪ですか!このチビ人間!!」
真紅「それじゃあ私の番ね」
JUM「ああ。じゃあこれは?」サッ
真紅「ちょっと見えないわね」
JUM(はえーよ・・・)ガビーン
JUM「これは?」
真紅「・・・わからないわ」
JUM「じゃあこれは?」
真紅「み・・・右?」
JUM「・・・これは?」
真紅「下・・・いや、左かしら」
翠星石(あぁ、なんか見てて情けないですぅ・・・)
雛苺(自信がないときのあの死にそうな顔が面白いのよ)プークスクス
JUM「ふんふん・・・OKだよ」
真紅「ふぅ。で、如何ほどかしら?」
JUM「右0.1、左0.1」
真紅「それって良いの?悪いの?」
翠星石「0.1って・・・」
雛苺「殆どJUMと変わらないんじゃないの?」
JUM「僕は右も左も0.01だよ。僕よりマシだけど・・・それでも大分ヤバイぞ」
真紅「ヤバいの?」
翠星石「全てが完璧の究極の少女を目指してるのに視力落としたら駄目でしょうに・・・」
真紅「Oh・・・」
雛苺「0.1じゃあんな顔になるに決まってるの。相当見えづらかったんじゃないの?」
真紅「ま、まぁ確かに少しぼやけてるわね~とは思ってたわ。でもこれ程とは・・・」
翠星石「TVの見過ぎです」
JUM「あぁ。多分な」
真紅「そんな!KTは私のライフワークなのよ!No Kunkun No Life!」
雛苺「でもこのままだと目は悪くなる一方なのよねー」
真紅「確かに・・・」
JUM「TV見るのやめたら?」
真紅「ダメよ!」
翠星石「これ以上悪くなっても知らねーですよ?」
雛苺「確実にアリスからは遠ざかると思うのよ・・・」
真紅「う・・・うむむ・・・!そうだわ!」
JUM「何だ?」
真紅「JUMに眼鏡を借りればいいのよ!」
JUM「根本的な解決になってねーじゃねーか」
JUM「僕の眼鏡はキツイぞ?さっきも言ったけど0.01だぞ」
雛苺「昔のは?」
JUM「昔のか・・・探せばあると思うけど」
翠星石「さっさと探してきやがれです!」
JUM「・・・ハイハイ」
真紅「じゃあ私はその間にくんくんを」ピッ
翠星石「言われた側からTV観てんじゃないです!!!」
真紅「え?ダメなの?」
ーーーー・・・
JUM「あったぞー」
翠星石「意外と早かったですね」
JUM「すぐ見つかったよ・・・ん?」
真紅「これ波動拳ってどうやって出すの?」カチャカチャ
雛苺「←タメ→+Pなのよ」カチャカチャ
JUM「TV近い!そんなんだから目が悪くなるんだよ!!!」
真紅「それくらい許してくれてもいいじゃない」
JUM「・・・やっぱだめだなコイツ」
翠星石「ですぅ」
真紅「あら?もう見つかったの?」
JUM「まぁな、かけてみろよ」
真紅「ええ、ありがとう」スッ
雛苺「どれどれー?ヒナに見せてー!」
翠星石「翠星石にも見せるです!」
真紅「ええ。どう?」
翠・雛(・・・のび太眼鏡・・・だと・・・?)
JUM(あ、ヤバいコレ想像以上に面白い)プッ
真紅「似合うかしら?」
雛苺(わ、わ、笑ったら殺されそうなの・・・)ピクピク
翠星石「ま、ま、まぁまぁいいんじゃないですか?」ピクピク
JUM「あ、ああ。似合うぞ」
真紅「でもちょとだけ合わないわね・・・まだぼやけるわ」
JUM「・・・そういやそれは0.3の時に作ったような・・・」
翠星石「それじゃあ合わないですよね。うーん・・・」
蒼星石「おじゃましまーす」ガチャ
真紅「あら、いらっっしゃい」クイ
蒼星石「のび太ーーーーーーーー!?」ガビーン
JUM(てめっ、余計なこと言うな!!)
翠星石「あーあーあーあ!蒼星石!いらっしゃあああああいです!」
蒼星石「え?え?」オタオタ
真紅「のび太?」
雛苺「何も無いの!なんにもないの!」
JUM(オイ、真紅の期限を損ねたらドえらい目に合うぞ)
蒼星石(え?あ、うん・・・てか何あの眼鏡、死ぬほど似合ってないよ)
翠星石(気にするなです!とりあえず褒めたもん勝ちですよ)
蒼星石(はぁ、分かったよ)
蒼星石「やぁやぁ真紅?キミ、メガネデビューしたのかい?」
真紅「デビューじゃないわよ。一時的に借りてるだけ。お試しだわ」
蒼星石「ふーん・・・いいんじゃない?似合ってるよ」
真紅「ホント?似合ってる?」パッ
蒼星石「うん。滝廉太郎みたいで」
真紅「動かないで」グッ
蒼星石「えぇっ!?有名な作曲家だよ!?」
翠星石(何でよりによってそこを・・・)
蒼星石「い、いや!あれだよね、チャーリー滝にも似てるよ!」
真紅「何ですって?」
蒼星石「ま、間違えた!くいだおれ太郎に・・・」
真紅「ふんっ!!」ドゴォ
蒼星石「ゲフゥェ!!!!!!!」
翠星石「あぁ・・・」
雛苺「くいだおれ太郎とはなかなかいいとこ付いてきたのよ」
JUM「普通は言わないよな・・・」
ーーー・・・
蒼星石「TVの見過ぎだよ」
真紅「・・・やっぱり?」
JUM「ほらな。もうどうしようもないぞ」
蒼星石「視力って元に戻らないんじゃない?」
翠星石「翠星石は知ってるですよ!れーっしっくっていう手術をすれば視力が戻るらしいです!」
真紅「JUM、予約の電話を入れなさい」
JUM「バカ、すげー高いんだぞアレ」
雛苺「そもそも真紅は人形なのよ」
真紅「そ・・・そうよね」ガックリ
蒼星石「やっぱり人形のことは人形師に聞かないとね」
JUM「え?僕?」
蒼星石「違う違う、ほら・・・名前なんだっけ?薔薇水晶の・・・」
翠星石「あぁ、そんなのもいたですね」
雛苺「あ!え・・・え・・・エボンジュ!」
真紅「槐よ」
雛苺「そうそうそれなの」
蒼星石「槐に見てもらえば良いと思うよ。多分」
JUM「よし、行って来い真紅」
真紅「・・・え?私一人?」
翠星石「正直付いていくのがめんどくさいです」
雛苺「ヒナもヒナもー」
真紅「・・・せめてJUM位は付いて来て頂戴」
JUM「ダメだ。今から白い巨塔のDVD観るんだからな」
蒼星石「僕は利家とまつが観たいなぁ」
真紅「・・・ああそう」
真紅「って、いいわけないでしょ!行くわよJUM、抱っこして頂戴」
JUM「冗談が通じないなぁ。分かってるよ」
蒼星石「でも槐って僕たちのこと目の敵にしてたような・・・」
真紅「関係ないわ。薔薇水晶なんかチョチョイのJOYよ」
JUM「行ってきまーす」
翠星石「保険証は持ったですか!?」
JUM「お前ら税金払ってないだろ!」
ーーーー・・・
槐「プ・・・ブフォォッ・・・!」プルプル
真紅「・・・」
槐「天下のローゼンメイデンなのに・・・ローゼンメイデンが・・・ブフッ・・・!」プルプル
JUM(まぁこうなるよな)
槐「くんくん探偵の見過ぎで視力が低下って・・・アリスゲームやれよ・・・ゲホッ!」プルプル
薔薇水晶「・・・間抜け」
真紅「うるさいわね」
薔薇水晶「プッ」
真紅「あ?」ギロ
薔薇水晶「今のは気のせい」
槐「も、もうダメだ!ぶわっはっはっはっはっはっはwwwwwwwwwwwwwwwwwww」
薔薇水晶「お父様の喜びは私の喜び。ブフォォwwwww」
真紅「・・・そんなに笑わなくてもいいじゃない」
JUM「まぁな」
槐「ヒwwwwヒィィィーーーーwwwwwwwwwwww」
薔薇水晶「お父様、笑いすぎ・・・」ピクピク
真紅「それ以上笑ったら殴るわよ」
槐「え、いやスマン」
└-i:::::::::::::::::::::::: ,. '"´ ``ヽ:::::::.: : ヽ、
__...ノ: : : : : : :,.ィ´ / ', ヽ `丶、: : : :ト.、 ,.ィ"ヽ
. |: : : : : : : :/ ./ / ', ', 「: : : : :|:.:.:ヽ: : : : : 〉ニニ、二
ヽ.ィ: : : :/ / ,' l ', `丶ト、:|:.:.:.:.:.|: : : : :ート、、ヽ
r‐:':::::::/ ,' ,' ! .l i'"´: : |:.:.:.:.:.:!: : : : :_:ハ ',ヽ
. ',_:、:::/ l l |l ! ',: : : :.|:.:.:.:.:.:|: : : : L_l::', ',r
ノ:,' ,'l | l | l ! ! | `丶; |:.:.:.:.:.::!: : : : : :ハ::ヽ
/:| | ,' | ! .!l| ,'| l l | l ,' ,|. |!´: :.!:.:.:.:.:.,': : : :r ' `?
/:::,! | ..L.',_ト. |',ト / !./l/├ /? ?、).:: /:.:.:.:./: ::::::::| |:
/:::::ハ.ト 、 ! ..l_ヽヽ\、./ l/"´ l/_∠ | {: : :/:.:.:.:./::::::;:::ノ| !:
ヽ|l ',ヽ \ !, '′ ,ハr'^,-ヘ':::::::::}::!| .!:
. | ト、ト.` ε ε | .|/j〈ィ'>》_ノ"!::l ! |:
| l l.|. ', 、 l ! .|:.ヾ ニフ !::l. | |:
| / / | ト、 ,.、 | l| |/ ヽ:| |l !
. | / / | |_.> 、 _..-.、l l ! ! |.! |
l| /,イ _..l l:.:.:.:.:.:.:`丶、 __..ィ´:.:.:.:.:.,' .,'::| | | ! !
!|_ノ' r":.:.l l:.:.:.:.:.:.:.:.:.ハィュヘ:.:.:.:.:.:.:./ /:.:::! !ヽ、 .| l |
_..'"ィ´ ト、:.:.! .l:.:.:.:/``ヾ.ニンリ:.:.:.:.:./ ':.:.:.:.:| |:.:.:/、 ! ! !
<._ <.| ! ∨ ,'_:.:'-:.:.:.:.:.:.:`?´:.:``:./:.:.:.:.:.:.:.! !;/: : \ ! l |
_.... ニュ`ニニニl:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.!:.:.:.:.:.ハ:.:.:.:.:.:.:.| |.. -‐ ァ.、 |l |
. | __... -‐ <: :ヽ:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:.:./|:.:.:.:.:.:ヽ.ヽ. -‐'"´.. -‐ァ‐': : ヽ |. l |
>>46ワロタwwwww
>>46
かわいい
槐「まぁ目を酷使させた代償だろうな・・・」
真紅「そんな・・・どうにかならないの?」
槐「失った視力は戻らない。それが自然の摂理」
JUM「何言ってんだ」
槐「冗談だ。要するにその目を入れ替えればいいんだ」
真紅「・・・なんだか物騒な話だわ」
槐「それでは失礼して・・・薔薇水晶」
薔薇水晶「?」
槐「真紅の体を抑えつけてくれないか?」
薔薇水晶「はい、お父様」グッ
真紅「な、何するのよ!離しなさい!」
槐「大丈夫、少しチクっとするからね~」
真紅「な、何の擬音よそれ!どこがチクってするのよ!!」
JUM「・・・あぁ、そういう事か」
槐「それでは失礼して・・・薔薇水晶」
薔薇水晶「?」
槐「真紅の体を抑えつけてくれないか?」
薔薇水晶「はい、お父様」グッ
真紅「な、何するのよ!離しなさい!」
槐「大丈夫、少しチクっとするからね~」ボロンッ
真紅「な、何の擬音よそれ!どこがチクってするのよ!!」
JUM「・・・あぁ、そういう事か」
槐「えい」
ギュッ←眼球を掴んだ音
真紅「ああああああああgyがっyああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!1???????????????」
JUM「ヒィ!」ビクッ
薔薇水晶(うるさい・・・)
真紅「ダアアアアアアアアドォォオアアアアアアアアアアアアアオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!」
スポッ
槐「とれたとれた。さ、次は新しい目を入れようか」
真紅「何今の・・・初めての苦痛だわ・・・」ビクビク
JUM「そりゃそうだろうな」
スポ
真紅「・・・入れるときはそんなに痛く無いわね」
JUM「え?そうなの?」
槐「どうだい?」
真紅「・・・何も見えないわ」
槐「ああそう」
真紅「離しなさい。こいつの顔面を爆弾岩みたいにしてくれるわ」
槐「それはただの義眼だからな」
真紅「・・・義眼?」
槐「コレを元に僕が完璧な眼球を作成してみせる。これは師への挑戦なんだよ」
薔薇乙女「死への挑戦だなんて・・・」ゴクリ
真紅「そう・・・それじゃあお願いするわね」
槐「あぁ。ところでその義眼、便利機能が付いてるんだ」
JUM「便利機能?」
槐「目の真ん中を押してみるといい」
JUM「こう?」ザク
真紅「オギャアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!」
ピュー
槐「押すとお茶が出てくる」
真紅「離しなさい!殴らせなさい!!!!!!!」
薔薇水晶「そうはいかんざき」
ーーーー・・・
翠星石「・・・」うずうず
雛苺「・・・」わくわく
真紅「・・・何よ」
翠星石「押していいですか?」
真紅「ダメに決まってるでしょ!」
雛苺「えー!ケチ乙女!!」
真紅「何とでもいいなさいな」
蒼星石「えい」ザク
真紅「ホアマッハアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!!!!!!!!111」ピュー
翠星石「おお!ホントに出てるです!!!」キャッキャッ
JUM(不憫だ・・・)
真紅「早く・・・早くつくってもらわないと辛すぎる・・・」
JUM「どのくらいで出来るんだろうな・・・気にはなるな」
蒼星石「ただでさえ視力が悪いのに片方が義眼でしょ?見づらくない?」
真紅「・・・正直、かなり見えづらいわね。」
蒼星石「真紅。僕の指は何本立ってる?」
真紅「2・・・いや、3かしら」
翠星石「ちょっと乱視も入ってるんですかね?」
蒼星石「じゃあJUM君のおちんぽは?」ペロン
JUM「ぎゃあ!」
真紅「小さすぎて良く分からないわ」
JUM「何だとこのヤロウ」
真紅「KTは我慢しなきゃいけないわね」
雛苺「じゃあ今日はゲームをやるのよ!」
翠星石「いいですねぇ。さっきスト2やってたから今度はファイナルファイト・・・」
雛苺「ヒナ、MOONがやりたいの!」
JUM「MOONとはまた渋いな」
真紅「みんな呑気だこと」
蒼星石「なんだかんだで人事だもん。例えばホラ、窓の外をご覧」
真紅「窓・・・?」チラ
水銀燈「プッ・・・プッーーーーーッwwwwwwwwwwwwwwwww」
真紅「・・・」イラッ
真紅「JUM、カーテンを閉めて頂戴」
JUM「え?あぁ」
水銀燈「え?ちょっt」
シャーーーッ!
真紅「水銀燈に馬鹿にされるのは最高に癪に障るのだわ!」
蒼星石「金糸雀と比べたら?」
真紅「そうね、金糸雀の1.2~1.5倍増しかしら」
JUM「そこまで変わらないのか・・・」
ゴンゴンゴン!
JUM「・・・なんかスゴい窓叩いてるぞ」
真紅「無視よ無視」
蒼星石「真紅・・・ちょっと本に顔が近すぎじゃないかな?」
真紅「こうでもしないと読めないのよ。不便だわ」
JUM「しかも目をこすったらお茶まで出てくるしな」
真紅「何で義眼をこすらなきゃいけないのよ」
JUM「・・・確かに」
蒼星石「まぁ気長にやっていこうよ」
真紅「嫌よ!こんな状態一日でも早く抜け出したいわ!!!」
JUM「・・・お察しします」
蒼星石「でも槐は最高の目を作ってくれるんだろう?」
真紅「とは言ってたわね。そんなのより大切なのは今よ今」
JUM「コンタクトでもしてみたらどうだ?」
真紅「あんなの目に入れるだなんて正気じゃないわ」
JUM「お前・・・失礼だぞ」
ゴンゴンゴン!ゴンゴンゴン!
JUM「・・・真紅」
真紅「・・・はぁ、ちょっとだけなら開けていいわよ」
JUM「うん」
シャーッ!
水銀燈「ようやく開いたわねぇ、このお茶くみ人形」
真紅「窓を開けなさい!ぶん殴るわ!!!」
水銀燈「あら、そんなに目くじら立てちゃやぁよ?ウッフフ・・・」
真紅「ちょっとおかえり頂けないかしら・・・私今すっごく不安で寂しいのよ・・・!」ピクピク
水銀燈「さ、寂しいとか言う人が何で拳を握りしめてるのよ・・・」
真紅「あなたを殴るためと【簡単握りこぶしダイエット】の2つの意味があるのよ」
水銀燈「ダイエットってなによ。ドールが太るわけ無いでしょ」
JUM「視力が落ちるんだ。太ってもおかしくないだろ」
水銀燈「太ったら薔薇乙女失格ね。いろんな意味で」
蒼星石「確かに、少なくとも乙女じゃないね」
水銀燈「と、言うわけでその拳を下ろして頂戴。耳寄りな話があるのよ」
真紅「・・・なんですって?」
水銀燈「ここだけの話よ。私とあなたの仲だから話すの。あなただけよ?」
真紅「あら、それは嬉しいわね。JUM、水銀燈がお帰りよ」
JUM「玄関がそちら出て右だよ」
蒼星石「お茶漬け食べる?」
水銀燈「・・・どんだけ嫌われてるのよ」
真紅「本当に耳寄りなのかしら?」
水銀燈「ええ。マジよマジ。・・・ちょっときて」
真紅「・・・ええ」
JUM「僕にも聞かせてくれよ」
蒼星石「僕も僕も」
翠星石「翠星石も聞きたいです~」
雛苺「ヒナも!」
水銀燈「あらぁ・・・ダメよ。コレばっかりはダメなの」
水銀燈「あなた達と真紅との付き合いは比べ用がないくらい長いの。すっこんでなさい」
翠星石「うっわ!ケチですねぇ」
雛苺「最凶の第一ドール(笑)」
蒼星石「死ぬべきである」
水銀燈「何とでもいいなさぁい!じゃあ、真紅・・・私を見て」
真紅「す、水銀燈・・・?」
水銀燈「・・・真紅」じっ
真紅「・・・す、水銀燈・・・」じっ
水銀燈「セイッ!」ザク
真紅「ガンバレエエエエエエエエエエエエエエエエエッドオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!11111」ピュー
JUM・翠・蒼・雛「よっしゃあ!」グッ
ーーーー・・・
真紅「で、何か言い訳はあるかしら?」
水銀燈「いや、何と言うか・・・ちょっと自分も調子乗ってたって言うか・・・流れというか・・・ハイ」
真紅「何が流れよ」ドゴ
水銀燈「ゲフゥ!!・・・す、すみませんでした」
JUM「薔薇乙女って視力が落ちる以外に何か今まで変わったことあるのか?」
蒼星石「無いだろうね・・・」
JUM「そうか・・・もしかしたら真紅って薔薇乙女じゃないのかもな」
真紅「え?」
蒼星石「隙さえあればくんくんばかり観てるし」
JUM「人使いは荒いし」
水銀燈「すぐ人に手を出すし」
真紅「それはあなたにだけは言われたくないわね」
雛苺「視力は落ちるし」
翠星石「目から茶が出る始末です」
真紅「それは槐に言いなさい!!!!」
水銀燈「・・・」ニヤニヤ
真紅「あなた達・・・人事だと思って・・・!」
水銀燈「まぁまぁ、そんなにカッカしないの」
真紅「ああもう・・・」イライラ
水銀燈「そんなに早く見えるようになりたいのなら他の姉妹の目を入れればいいじゃない」
真紅「・・・なんですって?」
水銀燈「だぁかぁらぁ、他の姉妹の目を入れれば・・・」
真紅「なるほどね・・・」じ~
水銀燈「あ、ごめんさっきの嘘よ。うそうそ」
真紅「みんな、水銀燈を押さえなさい」
水銀燈「いやあああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!」
ーーーー・・・
真紅「何よ、水銀燈の目は私のアイホールに入らなわ」
水銀燈「おばかさぁん!さっさと返しなさいよ!!!」シクシク
真紅「返すわよ・・・ハイ」
翠星石「・・・水銀燈で大きすぎるのなら、もう少し小さいドールズの目がいいんじゃないんですか?」
蒼星石「かもね」
水銀燈「だ・・・誰が居るのよ?」カポ
雛苺「ほらこの場に居ない・・・」
金糸雀「え?ヒマヒマ!!!超ヒマかしら!いまからそっちにいくかしら~」
ーーーー・・・
真紅「・・・」カポ
水銀燈「ハマったわね」
JUM「どうだ?」
真紅「ダメね・・・ぼやけるわ。一人ひとり微妙に違うのでしょうね」
蒼星石「その辺りは流お父様だね」
翠星石「翠星石と蒼星石は双子だから一緒なんですかね?」
雛苺「へ?双子っていっても「もともと1つのローザミスティカ」ってだけじゃないの?」
蒼星石「・・・良く知ってるね」
金糸雀「カナのおめめ返して!返してえええ!!!」ビエーーーン
真紅「やっぱ槐の目が完成するのを待つしか無いのね・・・」
金糸雀「うぅ・・・」カポ
雛苺「・・・」
JUM「どうした?雛苺」
雛苺「・・・槐の目がダメだったらどうするの?」
真紅「え?」
蒼星石「そうだよ!そのパターンもあるかもしれないんだよね・・・」
翠星石「なんで気がつかなかったんですかね?」
水銀燈「ねぇ、この卵使っていい?」
JUM「人の家で勝手にクッキングするなよお前!!」
真紅「なんだか不安になってきたわ・・・」
金糸雀「駄目だったときはどうするんのかしら?」
真紅「眼鏡作るわ」
水銀燈「ハムエッグにしようっと」
蒼星石「ドール用の眼鏡ってどうやるんだろう?」
雛苺「まずお店に行けないのよね」
水銀燈「翠星石、フライパン何処?」
JUM「だから人の家でクッキングするなって言ってるだろ!!」
翠星石「ま、まぁ槐もあんなんですけどお父様の弟子(らしい)ですから・・・大丈夫ですよ」
蒼星石「そう、お父様の名前はそんなに軽いものじゃない」
雛苺「自称・・・じゃなかったらいいけど」
JUM「おい・・・嫌なこというなよ」
真紅「あぁもう・・・なにもかもめんどくさいのだわ」
金糸雀「ネガティブかしら~」
水銀燈「フライパンが見つからないわぁ・・・」トボトボ
JUM「コイツは・・・」
真紅「このままお茶くみ人形だけはコリゴリよ・・・」
金糸雀「お茶くみ人形?」
JUM「真紅の目を押すとお茶が出てくるぞ!目から」
金糸雀「・・・本当かしら?」
真紅「押したら殴るわよ」
金糸雀「お・・・押さないかしら」ビクビク
ピンポーーン・・・
JUM「ん?」
ガチャ
槐「やあ」
JUM「え?あれ?」
槐「・・・何かおかしかったかい?」
JUM「いや、頼んでからまだ半日くらいしか経ってないのにと思って」
槐「半日もあれば十分だよ。上がってもいいかな?」
JUM「はぁ、どうぞ」
槐「よし。さあ薔薇水晶、金目の物を探すんだ」
薔薇水晶「はい、お父様」
JUM「おい」
ーーーー・・・
槐「これが真紅の目。そしてこちらが今回僕が作成した方の目」コト
水銀燈「まぁ・・・」
翠星石「言いたくはないですけど・・・結構な完成度ですね」
雛苺「綺麗なのね~」
真紅「・・・早速はめていいかしら?」
槐「ああ。だめならつくり直すさ」
JUM「安心のアフターサービス」
槐「ちゃんと金払ってくれよ?」
JUM「なんと」
真紅「・・・!」カポ
水銀燈「・・・ど、どう?」ゴクリ
真紅「・・・スゴい、綺麗に見えるわ!」
槐「そうか、見えるか!ハハハ!!!ローゼンにまた一歩近づいたぞ!!!!」
蒼星石(うぜぇ・・・)
槐「ふぅ、問題はないかな?」
真紅「ええ。おそらく大丈夫だと思うわ」
槐「それならもう片方の目を作って後日渡そう」
真紅「ええ。よろしく」
薔薇水晶「値段はこんな感じで」サッ
JUM「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん、じゅうm・・・たけえええええええ!!!!!!1」
薔薇水晶「保険証あるなら出して、安くなるから」
JUM(何でだよ)
蒼星石「いやぁ、一件落着!かな?」
槐「あ、ちなみにこの新しい目はだね・・・」
雛苺「何かあるの?」
槐「ふん!」ザク
真紅「キャンディギャーーーリーーーーーーーーーーーー!!!」ピュー
槐「バージョンアップして、今回は更に紅茶も出るようになった」
真紅「うぐぐぐ・・・その機能はいらないわよ!!!」
金糸雀「お、押したい・・・」
真紅「あ?」ギロ
金糸雀「ヒィィ!」ビクッ
水銀燈「目から茶を出すアリスなんか格好つかないわよ」
翠星石「ですね」
おしまい
乙!!!
最近ローゼンSS少ないね。けいおんに飲まれてる感じ
原作はようやく日常路線に戻ったしもっと活気が付けばいいなぁ。
あと雛苺の口調を忘れかけてたのは秘密な。
それでは読んでくださった方乙っした!
>>102 禿同
乙curry
久々のローゼン面白かった。
乙!
コメント 2
コメント一覧 (2)