
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 05:13:41.88:3EPVjOwD0
その夜で一番覚えてるのは冬の寒さでした。
台所で夕飯の片づけを終え、3階へと登りました。
結構遅い時間なのにお姉ちゃんの部屋から光が漏れてて気になって見てみるとギー太を抱いたまま布団の上で寝ていました。
憂「…お姉ちゃん、風邪引いちゃうよ。」
寝ているお姉ちゃんにそう言いながら毛布を掛けようとしました。
小さく胸を上下させ、幸せそうな笑顔で眠るお姉ちゃん。それは実の妹から見てもとても可愛らしく、まるで小さな子犬の用です。
憂「…。」
そう言えば最近お姉ちゃんと寝てないなあ。自室のベットにおいてあるお姉ちゃん用の枕はすっかりぬいぐるみの物になってしまっている。
憂「…そっくり…かなあ?」
パジャマの裾でよだれを拭う。ついでに頬を撫でる。水仕事でひどく冷えた私の指には布越しでもその暖かさと柔らかさが伝わる。
――久しぶりに…いいよね?

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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 05:23:40.86:3EPVjOwD0
一度お姉ちゃんを抱き上げて布団の中に入れる。もちろん自分も一緒に。
しっとりと冷たい羽根布団が私たちを包み込む。
部屋の電気も消した。髪も解いてリボンを枕元に置く。
死んだように眠るお姉ちゃんを少しずつ力を込めて抱きしめる。
”お姉ちゃんは起きない”。そう私は確信した瞬間、頭の中でスイッチが入れ替わった。
幼いころから自分の世界はお姉ちゃんが中心だった。
お姉ちゃんの笑顔を見た回数なら両親よりも多い自身がある。
小さいころは純粋に大好きなお姉ちゃんだったのに年を重ねるに連れ、それが家族愛では無いことにも気づいた。
それだけならいい。私は今、この瞬間も実の姉に欲情していた。
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 05:28:57.29:3EPVjOwD0
寝ているお姉ちゃんをいいことに体を弄ったのは今回が初めてじゃなかった。
一番最初は小学生の頃。一緒にお昼寝をしていて先に目が覚めた私はお姉ちゃんの寝顔をみて何も考えず口づけをした。
柔らかくて気持ち良くて夢中でなんども唇を押し付けたらお姉ちゃんが起きてしまった。
あたふたする私に寝ぼけ声で「憂はまだまだ甘えんぼさんなんだね」ってにっこり笑って私を抱きしめそのまま二度寝を続けた。
その次は中学生。この頃から両親は家を空けるようになり寂しかった私はよくお姉ちゃんを自室に呼んでいた。
普段はちょっぴりだらしないお姉ちゃんもこういう時はカッコよくて、両親がいなくて寂しいと素直に言えない私を無言で撫で続けていた。
うとうととする中、自分の腕がお姉ちゃんの小さな膨らみに当たっていることに気が付いた。
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 05:36:05.55:3EPVjOwD0
そっと目を開けるともうお姉ちゃんは涎をたらして寝ていて、完全に熟睡モードだった。
ゆっくりと自分の腕を前に押し出す。腕全体にお姉ちゃんの胸の感触が伝わりすごくドキドキした。
そっと谷間に腕を当てると薄いパジャマのおかげか心臓の音が聞こえる。
お姉ちゃんの穏やかな心音とは真逆に私の心臓は壊れるんじゃないかと思うくらい激しくて熱かった。
もう少しこの感触を味わいたい…。そう思って腕をスライドさせようとしたらお姉ちゃんが寝返りを打った。
もしかしたら起きてたのかも…。そう怖くなった私はごまかす様に大げさに抱きつき、さっきのは寝ぼけてたという振りをした。
唯「…すぅ…すぅ…。」
憂「…。」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 05:44:17.65:3EPVjOwD0
これだけ強く抱きしめても起きないから平気かな…。久しぶりに触れるお姉ちゃんの体温。
最近は受験勉強のせいでちっとも構って貰えなかった。だから今夜だけは好きにさせてほしい。
我ながら理不尽すぎる。寂しいなんて、ただの言い訳。今の私はお姉ちゃんで肉欲を満たしたいだけなのに。
憂「…可愛いよ、お姉ちゃん…。」
くしゃくしゃになった髪を整えるように撫でる。お姉ちゃんの髪はちょっと癖ッ毛で柔らかくて猫さんみたい。
顔を近づけてみるとうっすらとシャンプーの香りがした。首元に手をやると少しべた付く。お姉ちゃんはお風呂も入らず寝ちゃったみたい。
憂「ちゅうしていいかな…。」
返事がないのは分かってる。自分の髪を耳にかけ治しそっと口づけをする。冬の空気のせいか少しだけカサついている。
唇を重ねたまま額を撫で、頬をなぞる。首を通過し鎖骨付近で手が止まる。
今までお姉ちゃんの胸の感触は何度も味わった。抱きしめるたび自分の胸に感じ、腕を組まれるたび右半身に全神経が集中する。
それでも自分の掌の中に収めた事はなかった。やはり体よりも手で触るほうが違うのだろうか。
もう一度お姉ちゃんの顔を見上げる。月夜の中、窓から差し込む青白い光に照らされる。…まだ起きる様子はない。
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 05:55:58.01:3EPVjOwD0
一度、唾を飲み込む。掌が尋常じゃないほど汗をかいている。
鎖骨に置いた手を一度首に戻し、また鎖骨にずらす。その上下運動を続け、お姉ちゃんが起きないように細心の注意を払う。
今なら起きてもまだ怪しまれない。性のイメージの欠片もない純真な姉にこんなにも欲情する自分はふだんお姉ちゃんが言うような”よくできたいい妹”ではないだろう。
スライドの幅がどんどん広くなりすこしスピードも速くなる。焦らないようにと自分に言い聞かせる。
時折キスを交えながら手を下にやる。そしてぴたりと手の動きを止めた。ついにお姉ちゃんの胸に手を乗せた。
憂「…はぁ」
思わず身震いがした。今まで体にあたった感触とは違う柔らかさ。そして実際手に収めてみると以外と大きかった。私の手がお姉ちゃんの胸の形沿って置いてある。
同じものを持ってるのに。凍える様な寒さの中、湯たんぽみたいにあったかい。指を少しだけ丸めるとくにゅりと一層柔らかさが伝わった。
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 06:04:19.57:3EPVjOwD0
今まで私は世界で一番柔らかくて気持ちいのはお姉ちゃんのほっぺただと思っていた。
それをはるかに超えるこの感触。指先をくねらせ何度も何度もその感触を堪能した。
憂「はぁっ…お、お姉ちゃん…」
いつの間にか息が上がっていた。手を丸めたり広げたりぢているだけなのに。
憂「もう一回…。」
忘れていたキスを交わす。
憂「…もう一回…。」
胸も頬も唇も柔らかい。カサついていたお姉ちゃんの唇はいつの間にか私の唾液で潤い、窓からの月明かりで照らされ色っぽく感じた。
憂「ぁむ…ん…ちゅ…。」
無理やり口を開かせ舌を入れる。お姉ちゃんの味。味なんてしないけれどおいしく感じる。
チュパチュパと水音が部屋に響く。舌も柔らかくてお姉ちゃんの全身はマシュマロでできてるんじゃないかと思った。
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 06:16:44.21:3EPVjOwD0
布団をどかし馬乗りになる。左手も添えて両手で胸を揉む。
騎乗位の体制で時折体を起こし、自分の両腕が確かにお姉ちゃんの胸を揉んでいるのを見つめる。
Yシャツから見える鎖骨が色っぽくそこにもキスをする。
キスがいつの間にか舐めるように変わり、まるで犬のように鎖骨に吸い付く。
憂「ふっ…はぁっ…んっ…。」
憂「…お姉ちゃん…ちゅ…。」
シャツのボタンに手を掛け一つ一つ解いていった。
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 06:28:33.08:3EPVjOwD0
むわりとお姉ちゃんの体臭がする。
シャツを広げると下着が見え、また一段と体温が上がった気がした。
昨日の夜から変えていない下着…。洗濯するときは何とも思わないのに身に着けているといやらしさが増す。
触った時は大きいと思った胸も仰向けのせいか殆ど平らに見えてしまう。
背中に手を滑り込ませホックを外すとお姉ちゃんの上半身が露わになった。
憂「…綺麗…。可愛いよ、お姉ちゃん。」
なだらかに弧を描く胸の頂上に小さな突起。顔を当て、直に心音を聞く。
――トクン…――トクン…
興奮が少しだけ収まり聖母画の子供の用に安らかな気持ちになる。
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 06:37:29.56:3EPVjOwD0
憂「お姉ちゃん…あったかくて、気持ちいいね。」
左胸に顔を置き左腕でもう片方をなぞる。もうこのまま死んでもいいやあ。なんて馬鹿な事を考えてしまった。
お姉ちゃんの生の胸をさするその手は次第に揉むようになり、また体を起こし上半身を嘗め回す。
頭の中で何度も想像したその味は当然甘くもなくちょっぴり汗の味がしました。
そのしょっぱさが癖になり、お姉ちゃんの腕を上げ脇へと顔を向ける。
下着を脱がしたときよりも体臭がして、さっき落ち着いた興奮が蘇ってきました。
憂「はむっ…ちゅ…れろっ…。」
体の隅々まで嘗め回し、少しでも出っぱっている所があれば唇で挟み込む。
お姉ちゃんの上半身を隅々まで唇で愛します。
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 06:42:13.18:3EPVjOwD0
憂「お姉ちゃん…気持ちいいよぉっ…。」
自分は触れられてないのに下半身がすごく熱く感じます。
おヘソの穴に舌を突っ込み吸い付きます。少しぷっくりとしたお腹がすごく可愛いです。
もう…止まらないよお…お姉ちゃん…。
スカートを外し、パンツの上から大事な部分に手を当てました。
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 06:51:53.94:3EPVjOwD0
三本の指で当てたその感触はお姉ちゃんの体の何処の部分よりも熱くて、意外と柔らかかったです。
自慰をしたことのない私でもどうすればいいかくらいは分かります。
もう一度お姉ちゃんにキスをしてそこを擦りました。
すりすりと控えめに上下させます。余った左手は胸を揉むのを止め、脇から背中に回し抱きしめる形にしました。
私の全身がお姉ちゃんに融けるように重なりそして大事な部分に触れています。
きっと誰も触れたことのない場所を私が触ってて、しかもお姉ちゃんはそれを知らない。
そんなシチュエーションがもうこれ以上にないくらい興奮している私をさらに熱くさせます。
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 07:00:12.35:3EPVjOwD0
お姉ちゃんの腰を浮かさせ、パンツを降ろします。
ずりずりと衣擦れの音が静かな部屋でなります。洋服をベットの下に置こうとしたらギー太と目が合いました。
楽器なんだから目なんてないけれど、何となく私達を凝視している気がします。
憂「そっかぁ…ギー太は男の子なんだよね…。」
お姉ちゃんをとられるのが寂しいのかな?お姉ちゃんが毎日肌身離さず持っているギー太の前でこんな事をしている私。
憂「…ごめんね、ギー太。」
真剣に楽器相手にあやまり、そしてお姉ちゃんの身を守る最後の一枚が私によってあっけなくはぎ取られてしましました。
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 07:10:45.62:3EPVjOwD0
憂「…。」
お姉ちゃんの膝を立たせ、一度深呼吸してからゆっくりと開きました。
髪よりも、Yシャツを脱がした時よりも、脇よりも強い匂いがします。
いくら夜中と言えどすっかり暗闇に目が慣れた私にはお姉ちゃんのそこがハッキリと見えました。
ぴっちりと閉じたそこは陰毛で隠れ、一度も男性を受け入れてないと思われます。
綺麗というかなんていうか不思議な感覚に覆われます。やっとでたどり着いた気もします。
…あ、またギー太がこっち見てる…。
100%気のせいですが私には気になってしようがありません、ベットから降りてギー太に触れます。
憂「…ごめんね、今は我慢してね。」
そう言ってスタンドを向こう側にやりました。ギー太はやっぱり怒っているのかなあ。
一緒に寝たり、服を着せたりとまるで動物のように愛でられているギー太です。感情があってもおかしくない気がしちゃいます。
唯「…憂?」
ふと振り返ると、体を起こしたお姉ちゃんが私を見ていました。
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 07:20:10.86:f3oRe4hu0
ヒュー
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 07:26:36.52:3EPVjOwD0
憂「あ…お、お姉ちゃん…。」
全身の血が凍りつく感じがしました。一気に力が抜け、地べたに腰が落ちました。
唯「…なんで私の部屋にいるのぉ…?」
唯「ていうかなんで私裸なの?憂…。」
いくら天然なお姉ちゃんでも寝ている間に裸にされたらおかしいと思うに決まってる。
眠たそうにはしているけど明らかに不審な目で私を見ます。
いつも笑ってるお姉ちゃんのこんな表情初めて見ました。
純真無垢で本気で天使なんじゃないかと思ってしまうくらい可愛いお姉ちゃん。
そんなお姉ちゃんが人を、家族である私不審者を見るような冷たい目で見つめます。
どうしよう…お姉ちゃんに嫌われた…。
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 07:45:08.15:3EPVjOwD0
唯「えっと、憂…。」
唯「怒らないから…正直に言ってくれるかな…?」
寝起きの頭で未だに何がなんだかわからないのかな…。話し方はいつも通りだけれど表情は違います。
あなたの妹は寝ている姉に欲情した挙句襲いました。
そんな事をお姉ちゃんに言ったらどうなるか。
唯「ねえ…憂…?」
言わなくても結果は変わりません。私は17年間の築き上げてきた絆を立った数十分で壊してしましました。
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 08:11:21.27:3EPVjOwD0
唯「うい…。」
憂「…お姉ちゃん…。」
憂「…ごめんね。」
唯「ふぇ?…んっ」
お姉ちゃんを押し倒しました。もう後には戻れないよ。だったらもう、全部壊して…!
憂「お姉ちゃん…んっ…れろっ」
唯「んっ…憂…やめ」
嫌がるお姉ちゃんに無理やり舌を押し込みます。お姉ちゃんは私の背中を叩いて一生懸命抵抗します。
頬に添えた手を耳に当て指を穴に入れます。
唯「~~~っ!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 08:16:30.93:3EPVjOwD0
鼓膜を塞がれて唾液の混ざり合う音がお姉ちゃんを責めます。背中を叩く力が弱まり今度は代わりに私の舌を噛んできました。
憂「いはっ…。」
唯「はぁっ…ねえ、ういんっ…。」
構わずまた口を塞いで、お姉ちゃんに喋らす余地をなくします。手にお姉ちゃんの涙が伝ります。
憂「ちゅっ…お姉ちゃんっ…ごめんね」
唯「ねぇ、はぁっ、なんで…んっ」
舌は噛まれて時折歯が当たって凄く痛い…。でも感覚が分からなくなってきた気もする…。
憂「お姉ちゃん、好きっ…はぁっ…れろっ」
憂「はぁっ…ごめんなさい…ちゅ…」
唯「…。」
首筋に唇を当てて思いきり吸いつきました。そのまま鎖骨を噛んでもう本能のままにお姉ちゃんを求めます。
憂「お姉ちゃん…お姉ちゃん…っ!」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 08:24:16.43:3EPVjOwD0
憂「お姉ちゃん…ちゅっ…痛いよね?」
憂「ごめんねっ…こんな妹でっ…!」
首筋、胸、脇に痣を残していきます。こんな事してももう繋ぎ止められません。
唯「!う、ういっ…!」
憂「可愛いよぉ、お姉ちゃん…ここも…」
太ももを無理やり開かせそこに顔を疼くめてチュパチュパを舐めあげます。
正直汗とは違い、吐き出しそうな味です。嗅いだことのない匂いにちょっと酸っぱくて、
いくら経験がないお姉ちゃんでもそこはさすがに弱いらしく時折ビクンち体をうねらします。
私の頭押しのけようと必死で、ここまで来るとそんなお姉ちゃんすら可愛いです。
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 08:35:27.07:3EPVjOwD0
当たり前だけどお姉ちゃんのそこは殆ど濡れてなくて、私の唾液で潤っているような物です。
憂「指、入れるねお姉ちゃん…」
唯「ねえ、憂もう…んっ」
憂「ちゅ…はむっ…ちゅぱっ」
唯「んぁ…嫌だよぉ…んふ」
唇を話して指をお姉ちゃんの口内に差し込む。
唯「うぇっ…やは…」
勢いよく入れたせいか苦しそう。もう弱弱しくなってきて指を噛んで抵抗するけど構わず唾液を拭い取りそのままお姉ちゃんのあそこに付ける。
憂「痛いかな…?痛いよね…。」
自分の唾液も足してまだ一度も受け入れたことのないそこに指を力づくで挿入した。
唯「……いっ…!」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 08:49:29.59:3EPVjOwD0
唯「痛いっ…!痛い痛いっ…!」
憂「…。」
唯「やめてっ憂…痛いよぉっ」
お姉ちゃんの目からボロボロと大粒の涙が流れてる。
私の指から逃げようと、必死に上へと行くけれどそれを私が阻止する。
殆ど粘り気のない唾液は一瞬で乾いてしまいお姉ちゃんの中も潤っていなかった。
二本の指が食いちぎられそうなくらいきつい、お姉ちゃんの膣内。
唯「お願い…抜いてよぉ…ういーっ」
ごめんなさいお姉ちゃん。もうね今の私じゃ何言っても止められないし、哀願するその表情だって興奮しちゃうんだよ…?
挿入した事なんて初めてだけど自然と腕が上下運動をする。痛さのせいか必死に私の背中に手を回ししがみついてくるお姉ちゃん。
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 08:55:24.45:3EPVjOwD0
憂「お、お姉ちゃんっ…。」
唯「痛っ…うっ…!」
憂「私の肩噛んでっ…」
唯「あっ…はむっ…」
せめて痛みが和らげるようにと、私の肩を噛むことで少しでも痛みを忘れれてくれれば。
自分をこんな目に合わせる妹が憎いのか、お姉ちゃんは力いっぱい私の肩を噛んだ。
もう、腕が釣りそう…。現実のSEXは何も思い通りにいかない。
お姉ちゃんに対して肉体の快楽すらも与えられない。
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 09:08:26.90:3EPVjOwD0
唯「ひぎっ…はぐっ…がぶ!」
憂「んっ…痛っ…」
今の一噛みはかなり痛かった。血が出たかもしれない。
私の肩はお姉ちゃんの唾液で腕まで濡れている。舌はさっき噛まれて鉄の味が広がる。
お姉ちゃんは涙で顔はぐしゃぐしゃ。体は私のつけた内出血だらけ。
陰部は今も指がピストンしていて、シーツは互いの汗や涎で沁みている。
包み込むような愛で育んできた私たちが今はこんなにも汚らしく傷つけあっているんだね。
そうさせたのは私。
憂「ごめんね…お姉ちゃん…」
憂「痛いよね?怖いよね?こんな妹…気持ち悪いよね…。」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 14:08:36.86:3EPVjOwD0
憂「お姉ちゃんっ…お姉ちゃんっ…」
唯「…。」
憂「お姉ちゃん…好きだよっ…」
憂「ごめんね…本当にごめんね…」
謝りながらも行為は止めない。止められない。
憂「ちゅう…んっ…」
唯「んっ…ぷはぁ、憂…。」
憂「ごめんなさいっ…」
唯「う、…うい!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 14:26:03.62:3EPVjOwD0
憂「お姉ちゃんちゅうっ」
唯「あふ…ちゅぱっ…」
憂「ちゅ…お姉ちゃん…可愛いよぉ…。」
憂「可愛い…大好きだょ…んっ」
憂「ねえ、お姉ちゃん…。」
唯「ふぇ…あっ…何?」
憂「好きって言って…憂好きって言って…!」
唯「…。」
この期に及んで私は何を言ってるのだろう。背中に回す手を強めてぎゅっぎゅっとお姉ちゃんを強く抱きしめます。
お姉ちゃんの背中は汗でびしょびしょで私も汗だくで額をつたる水滴がぽつりぽつりとお姉ちゃんの顔にかかります。
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 14:31:42.03:3EPVjOwD0
唯「う、憂の…。」
憂「…ん?」
唯「憂の言うとおりにしたら痛くしない…?」
憂「…。」
唯「言う事聞くから…痛くしないでよぉ…。」
憂「…お姉ちゃん…。」
収まりかけた涙がまたぶわりと流れます。
しゃっくりも交じって子供の用に泣くお姉ちゃん。
唯「…憂、好きだよ。」
光の差し込まない目で、お姉ちゃんはうっすら口角を上げ言いました。
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 14:38:49.73:3EPVjOwD0
唯「大好きだよ、可愛い妹。」
唯「いっつもおいしいご飯作ってくれて…。」
憂「…。」
唯「優しくて、なんでもできてっ…。」
憂「や…止めて…。」
唯「憂。」
そんなに柔らかく微笑まないで。こんな私に。
お姉ちゃんは痛みから逃れたくて…呪文の様に言っているんでしょ…?
憂「…じゃあ、ちゅうして…。」
唯「…。いいよ。」
私の背中を掴んでいた両腕を私の頬に移動する。
えへへ、と一呼吸置いてお姉ちゃんは私の額に口を付けた。
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 14:45:36.47:3EPVjOwD0
憂「お姉ちゃん…。」
唯「うい…ちゅ、…ちゅ」
小鳥のように顔中に何度もキスを浴びせます。
お姉ちゃんは壊れてしまったのだろうか。体を震わせながら優しく、優しくなだめるように私に口づけをします。
唯「ちゅ…憂の…柔らかいね…ちゅ」
憂「…ごめんね…。」
唯「…え?」
憂「…お姉ちゃんっ…!」
唯「っ…痛っう…!」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 14:54:33.95:3EPVjOwD0
唯「んあっ…憂…!痛い、痛いよぉっ!」
憂「お姉ちゃんっ…大好きっ…誰よりもっ…」
また右手を強く上下運動させます。完全に中は乾いています。挿入している私も痛いのが分かります。
結局はお姉ちゃんの優しいキスは私にとっては興奮剤にしかなりませんでした。
憂「お姉ちゃん…私の服、脱がして…っ」
唯「あぐっ…いっ、痛い、痛いよ憂ーっ」
憂「早くっ…!」
唯「びくっ…!」
つい、怒鳴ってしまいました。ぼろぼろに泣きながらお姉ちゃんは私のパジャマに手を掛けます。
トレーナーを右腕に残し、ほぼ上半身は裸になりました。
憂「抱きしめて。」
唯「う、…。」
むにゅうとお姉ちゃんの胸が私の胸と重なります。服越しで抱き合うのと裸越しで抱き合うのでは感触が全然違います。
憂「柔らかいね、あったかいね…。」
唯「うい…。」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:03:30.68:3EPVjOwD0
憂「お姉ちゃんってマシュマロみたいだね。」
憂「好き。」
唯「わ、私も好きだよ…?」
憂「…。」
唯「優しくて、あったかい憂が好きだよっ…。」
憂「…ちゅう…。」
お姉ちゃんもだけれど私の精神も限界かもしれません。
一方的な肉欲だけれど何年越しの願いが今、叶っています。
乾燥した冷たい空気が時折窓から入り込みます。
唯「んっ…ちゅっ…れろっ」
憂「はぁ、…んむっ…ちゅううう」
私が舌を入れるとお姉ちゃんも恐る恐る絡めます。
二人の混ざり合った唾液が口から洩れ、お姉ちゃんの胸に流れます。
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:09:43.38:3EPVjOwD0
私の技量じゃお姉ちゃんをイかせるどころか感じさせることもできません。
私が行為を止めなければ永遠に終わりません。
憂「お姉ちゃんっ…ちゅぱ」
唯「ん…憂…。」
憂「…死んじゃったら…ごめんね…。」
唯「…え?」
深呼吸して額の汗を拭います。汗にしては私の顔はすごく濡れています。
いつのまにか泣いていました。
最低な自分に。そんな私を嘘でも好きだというお姉ちゃんが可哀想で。
憂「もう…なんでこんなに可愛いのぉ…?」
唯「ん…。」
憂「大好き」
憂「愛してる。」
憂「…ごめんね。」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:20:37.62:3EPVjOwD0
唯「!?…痛いっ…!」
憂「お姉ちゃんっ…」
唯「痛い痛い痛いっ!やだっ、痛いよーっ…!」
憂「…。」
二本入れていた指をもう一本増やしました。ブチッと十分に濡れていないせいか嫌な音がした気がします。
唯「抜いてっ…ねえ、ほんとに痛いっ…!」
最後の力を振り絞って全力で抵抗します。離れるお姉ちゃんを無理やり抱きしめて押さえつけます。
唯「ぁうっ…はぐっ…んー!んー!」
また私の肩に噛みつきます。お姉ちゃんがどれだけ痛いか、肩を噛むちからで十分伝わります。
肉を食いちぎるかのように噛みつき。足をバタつかせ、それでも私は止めません。
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:24:02.61:3EPVjOwD0
宝物のように大事に大事に優しく愛でて。何年もかけて描きあげた絵画を一気に破くように。
シーツが乱れ衣擦れの音と、お姉ちゃんの叫びが私の耳を犯します。
痛みを和らげる人間の本能なのか、まったく感じていないお姉ちゃん膣内が潤ってきました。
唯「もう嫌だよぉ…!憂…いい子にするからぁ…!」
いい子だから、可愛いからこんな事しているんだよお姉ちゃん。
唯「怖いっ…痛いよ憂っ…」
憂「…。」
唯「ねえ、返事してよっ…うっ」
憂「…。」
唯「んぁっ…痛っ…痛い痛い痛い痛い痛い…!!!!!」
唯「~~~~~っ…!憂っ…!!!!」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:33:48.62:3EPVjOwD0
人は極度の痛みや恐怖に合うと、それから逃げるために意識を失うといいます。
私の名前を呼んだのを最後にお姉ちゃんは失神してしまいました。
今までのんびりまったりと周りに愛されながら育ってきたお姉ちゃんにはそれぐらいショックな出来事だったのでしょう。
私たちは姉妹愛としては相思相愛でした。いつもはにかんで愛おしそうに私の名前を呼ぶお姉ちゃんが大好きでした。
人並み以下の性知識のなかのこの行為は、純真無垢な少女の前で凌辱AVを見せつけるのと同じです。
憂「…はあっ…。」
疲れました。ゆっくり指を抜くと血が付着していました。
お姉ちゃんの髪は汗で濡れ乱れています。
布団はお姉ちゃんが蹴っ飛ばしたのかベットの外にあります。
お姉ちゃんに騎乗位の体制に跨ったまま、見つめます。
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:41:30.91:3EPVjOwD0
紅潮した頬。首筋や胸や腕にはキスマークが付いています。
明日も学校なのに、後先考えず傷つけすぎました。
陰部には微かに血がついていてシーツに点々と赤い印があります。
憂「…れろっ…れろっ…ちゅ」
お姉ちゃんの顔や上半身、そして陰部も一滴残らず舐めとります。
もう二度と味わえないのは十分に分かっています。
酸っぱい匂いも今は極上のスイーツです。形をなぞるようにそれを舐めあれだけむしゃぶり付いたのにまだまだ満足できない私は意識のないお姉ちゃんの陰部をひたすら舐め続けました。
わしゃりとくちの中に抜けた陰毛が入ります。構わず飲み込んで足の指先までたどり着くまでその犬のような行為を続けました。
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:46:16.47:3EPVjOwD0
一通り舐め終えて、ため息をつきました。
蒸しタオルでもう一度全身を綺麗に拭きなおします。
私はシャワーも浴びません。このまま水に流すのがもったいなくて。
憂「…ギー太。」
スタンドを回し、元に戻しました。
これで私の体以外は行為をする前と変わりません。
大切なものを奪い、失ったのに自分でもびっくりするくらい冷静です。
唯「…ん。」
お姉ちゃんが目を覚ましました。
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:53:37.80:j4ux/pz0P
ごくり・・・
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 15:57:07.55:3EPVjOwD0
憂「…おはよう。」
唯「…寒い…。」
憂「…。」
全身を綺麗にしたお姉ちゃんには私が臭いかもしれませんが抱きしめました。
憂「…あったかい?」
唯「…うん。」
憂「…そっか。」
湿ったお姉ちゃんの髪をできるだけ優しく撫でました。
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 17:31:37.31:leoDpP+iO
唯がどうでるか期待
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:50:00.82:3EPVjOwD0
私の胸の中でお姉ちゃんは震えていました。
抱きしめても抵抗しないのはまた痛い目に合わせられると思っているからだと思います。
憂「…。」
昔両親がしてくれた用にぽんぽんとお姉ちゃんの頭を撫でます。
唯「…ぐすっ。」
お姉ちゃんはまた涙を流し初めました。
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 21:57:22.07:3EPVjOwD0
憂「…もう、痛いことはしないよ?」
唯「…本当?」
憂「うん。」
赤ちゃんの用に私の胸に顔をぐりぐり押し付けて泣いているお姉ちゃん。
憂「…お姉ちゃん…。」
泣きやむまでそっと撫で続けました。
半裸でいた私にはお姉ちゃんの涙が温かくて。
これからの私たちの関係を覚悟しつつもお姉ちゃんが落ち着くまで静かに寄り添いあいました。
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:07:30.45:3EPVjOwD0
―――
憂「…落ち着いた?」
唯「…。」
憂「…。」
唯「…うい、風邪引いちゃうよ…?」
憂「…うん。」
体を起こし、床に置いた衣類に手を伸ばしました。
唯「あ…。」
憂「?どうしたの?」
唯「…肩…。」
目を向けると肩に歯型が付いていました。
赤紫の内出血に一部は血が滲んで、少し生々しく。
唯「…ごめんね…痛かったよね?」
そう言って私の肩に手を置きます。なに言ってるのお姉ちゃん…。
私なんてもっと酷いことしたのに。
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:17:36.41:3EPVjOwD0
唯「指も噛んじゃったよね?見せて。」
憂「…。」
右手を差し出すとお姉ちゃんはまじまじと見つめました。
指は歯型にはなっているけれど大したことはありません。きっと明日の朝には治ってると思う。
唯「…後ろ向いて?」
憂「うん…。」
背中は自分では見えないためどうなってるか分かりません。
唯「うゎ…。」
お姉ちゃんの声を聞く限り肩よりも酷いことになっているようです。
確かに少しジンジンとします。
唯「お風呂入ってきなよ憂。消毒してあげる。」
憂「大丈夫だよ。」
お姉ちゃんの体液を流したくない私は断りました。
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:26:36.95:3EPVjOwD0
唯「でも、ばい菌入っちゃうし…。」
憂「お姉ちゃんも一緒だよ、先にお風呂入ったほうがいいよ?」
唯「…うん。」
お姉ちゃんが体を起こします。すごく気怠そうにふらふらとお風呂場へ向かって行きました。
―――パタン。
憂「…。」
シンとした部屋に私一人がポツンと座り込みます。
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 22:36:22.94:3EPVjOwD0
憂「…はぁっ」
ぼふりとベットに飛び込みます。シーツの香りを嗅いでなんとなく窓の景色を眺めました。
月の明かりに自分の右手を掲げてその指をじっと見つめながら。
正直、お姉ちゃんが目を覚ましたら平手をくらって罵倒を浴びるものかと思っていました。
けれど痛みとだるさのあるお姉ちゃんはそんな元気もなかったみたいです。
お姉ちゃんがお風呂から上がったらどうしよう…。
なんて言えばいいの?なんて謝ればいいの?
自分のした事の重大さに頭を抱えました。
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:02:16.97:3EPVjOwD0
お姉ちゃんがあれだけ抵抗しても、本気で泣いても私は止めなかった。
狂ったように一方的にぶつけて、初体験をあんな形で奪って。
小さいころから誰よりもそばにいてくれた、信用してくれた妹に裏切られて。
それどころか普段と違う表情に余計に欲情して。
興奮すると人は歯止めが効かないのかな?それとも私がおかしいのかな…?
唯「ういーっ」
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:09:40.32:3EPVjOwD0
お姉ちゃんの声だ。
唯「タオルないよー。」
憂「…今行くね。」
洋服タンスから衣類とタオルを取り出しお風呂場に向かう。
憂「…お姉ちゃん、ここ置いておくね?」
唯「うん、もう上がるから憂も入っちゃいなよ。」
憂「…うん。」
お姉ちゃんに合わす顔がない。トイレにいく振りをしてお姉ちゃんとすれ違うようにした。
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:16:09.59:3EPVjOwD0
パジャマを脱いで本日二回目のお風呂に入る。
湯船に浸かると背中と肩が沁みた。
お姉ちゃんが入った後のお風呂。…お姉ちゃんは何を考えていたのかな。
泣いていたのだろうか、私以上に体の痛みに耐えて、この浴槽の中で縮こまっていたのだろうか。
私とお姉ちゃんとのが泡と一緒に流れていく。
憂「お姉ちゃん…ごめんね。」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:28:22.38:3EPVjOwD0
唯「ういー。」
憂「お姉ちゃん?」
脱衣所から影が現れる。
唯「背中…大丈夫…?」
憂「うん。」
唯「流すの手伝う?」
憂「大丈夫だよ、気にしないで。」
唯「でも…。」
ドア越しでもシュンとしているのが分かる。今お姉ちゃんが下着でやってきたら私はまたおかしくなるかもしれない。
そうなるのだけは避けたい。でもお姉ちゃんは何もできない自分に落ち込んでいる。そもそも背中の傷は私の自業自得なのに…。
憂「…じゃあ、消毒だけお願いしようかな…?」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:34:44.15:3EPVjOwD0
お姉ちゃんの返事がちょっとだけ明るくなった。
あんまり待たせても悪いからさっさとお風呂から上がる。
脱衣所で鏡をみたら確かに傷になっていた。
とは言っても肩甲骨付近が引っ掻き傷で血が出ているくらい。
お姉ちゃんの掴んだ跡がところどころ痣になっていて見た目は汚いけれど傷自体は肩よりも全然浅い。
新しいパジャマに着替えてお姉ちゃんの部屋へ向かう。
扉を開けるとむわっとした匂いがした。
湿気というか汗臭くて生臭い。性行為をした後はこんな匂いになるんだ。
私より先に部屋に戻ったお姉ちゃんもこの匂いを感じたのだろう。
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:43:47.37:3EPVjOwD0
一風呂浴びたお姉ちゃんはさっきの情緒不安定はなくなり、でもどこか元気がなかった。
唯「マキロン持ってきたから、背中出して?」
憂「…うん。」
ベットに腰掛けるお姉ちゃんの前に正座する。
プシュ、プシュと出が悪そうな音と共に消毒が背中一面に散布される。
憂(…痛っ…)
お姉ちゃんに心配されたくなくて沁みるのを我慢しました。
唯「…肩も塗るからこっち向いて。」
憂「…。」
くるりと一回転してお姉ちゃんの方に顔を向けます。ベットに腰掛けるお姉ちゃんを見上げて。
唯「…。」
肩の傷は背中より深いので塗り薬をつけられた。お姉ちゃんの指が私の肩の歯型をなぞります。
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/01(金) 23:50:43.86:3EPVjOwD0
鼻をすする音が聞こえて目をやるとまたお姉ちゃんが泣いていました。
唯「ううっ…ぐすっ…。」
憂「お、お姉ちゃん…。」
唯「いつもの、憂だぁ…。」
憂「…。」
憂「…怖かった?」
唯「…うん。」
憂「…痛かった?」
唯「…すごく。」
憂「…ごめんなさい。」
128: ◆Tl4GkFjkZI :2010/10/01(金) 23:53:58.44:3EPVjOwD0
憂「今も怖い?」
涙を拭いながらお姉ちゃんは首を縦に振りました。
憂「抱きしめていい?」
唯「…何もしないなら。」
憂「何もしないよ。」
唯「…憂、おいで。」
131: ◆Tl4GkFjkZI :2010/10/02(土) 00:09:33.61:HHW5mC5L0
私の事怖いと思っているのに抱きしめさせてくれるんだ。
お姉ちゃん優しすぎるよ。
服を整えてお姉ちゃんの横に座る。上半身だけを曲げてお姉ちゃんの背中に手を回した。
憂「…いっぱい痣つけちゃってごめんね。」
唯「痛くないから大丈夫だよ。」
穏やかな声でそう言われる。痛みじゃなくてキスマークの意味で言ったんだけどなあ。
唯「憂がね、」
憂「うん。」
唯「知らない人みたいで…。」
憂「うん。」
唯「顔とかもいつもとちがくて」
憂「うん。」
唯「…怖かったあ…。」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 00:16:14.68:HHW5mC5L0
憂「ごめんねお姉ちゃん…。」
ぎゅっと力を込めて言った。
憂「お姉ちゃんは今だって私の事心配してくれてるのに」
憂「私は最初から自分の事しか考えてなくて…」
憂「傷つけて…」
憂「怖がらせて…。」
憂「本当に…ぐすっ」
唯「ういー…ずずっ」
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 00:38:21.96:HHW5mC5L0
抱きしめ返すお姉ちゃんの温もりは以前と変わりませんでした。
私は最初からただお姉ちゃんと抱き合いたかっただけなのかもしれません。
何度も何度も謝りました。私の傷を気にして背中ではなく腰に手を回すお姉ちゃんの優しさにさらに涙があふれました。
唯「…あ。」
憂「…どうしたの?」
唯「指…。」
憂「大したことないから大丈夫だよ。」
唯「でも消毒くらいは…。」
憂「…。」
私の右手を両手で包み込みます。いつだったか冬の日に登校した時私がしたように。
大げさだよ、と言うと家事をする大切な手なんだからとお姉ちゃんに言われました。
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 00:39:01.96:3G4Dok5OP
憂は罪を償うために一生お姉ちゃんの傍にいるべき
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 00:46:00.21:HHW5mC5L0
唯「…憂覚えてる?」
憂「…何が?」
唯「小っちゃい頃。お母さんがよくやってたんだよ」
唯「怪我が早くなるおまじない」
そう言うとえへへとはにかんでお姉ちゃんが私の指に口を当てました。
憂「お、お姉ちゃん…っ」
唯「…懐かしいね。」
もう私に対しての恐怖は完全になくなったみたいで私に笑いかけてくれました。
布越しに背中と肩にもキスをしてくれました。
憂「お姉ちゃん…。」
顔が紅潮します。さっきの緊張感はまるでなかったかの用に胸が高まります。
唯「…舌も噛んじゃったよね…。」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:08:10.14:HHW5mC5L0
憂「え、お姉ちゃん…んっ」
唯「ん…ういー。」
お姉ちゃんは人より少し天然すぎる所があるのかもしれません。
寝込みを襲うような人間になんも警戒心もなくキスをして。
唇を離し、お姉ちゃんはいつもの笑顔に戻っていました。
その子犬のような表情に沈下していた感情が蘇っくるのが分かります。
お姉ちゃんと私の匂いの交じった部屋。お姉ちゃんの首筋から見える私のキスマーク。
お姉ちゃんが可愛すぎて愛おしすぎて、我慢しなければ行けないのに…。
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:12:46.96:HHW5mC5L0
憂「…私も…。」
憂「お姉ちゃんの傷つけた所…キスしたい…。」
唯「ほえ?」
ベットから立ち上がり、ギー太の元へ向かいます。
窓際に置いてあるギターは外の気温を受けて弦がキンキンに冷えていました。
唯「?なんでギー太ひっくり返すの?」
憂「…なんでだと思う?」
お姉ちゃん、ごめんね。
終わり。
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:15:43.36:fgffiW/tO
な、なん
どうなるんだこれいちおつ!
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:30:05.83:HHW5mC5L0
保守・支援ありがとうございました。
すいませんハッピーエンドじゃありません。
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:31:28.43:a7lf1JdL0
つまり、再レイプか
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:33:03.01:v9j/wDHr0
おつ
たまにはこういうのもいいな
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/02(土) 01:34:09.77:asZdgKAH0
こんな終わり方が俺は好きだ
一度お姉ちゃんを抱き上げて布団の中に入れる。もちろん自分も一緒に。
しっとりと冷たい羽根布団が私たちを包み込む。
部屋の電気も消した。髪も解いてリボンを枕元に置く。
死んだように眠るお姉ちゃんを少しずつ力を込めて抱きしめる。
”お姉ちゃんは起きない”。そう私は確信した瞬間、頭の中でスイッチが入れ替わった。
幼いころから自分の世界はお姉ちゃんが中心だった。
お姉ちゃんの笑顔を見た回数なら両親よりも多い自身がある。
小さいころは純粋に大好きなお姉ちゃんだったのに年を重ねるに連れ、それが家族愛では無いことにも気づいた。
それだけならいい。私は今、この瞬間も実の姉に欲情していた。
寝ているお姉ちゃんをいいことに体を弄ったのは今回が初めてじゃなかった。
一番最初は小学生の頃。一緒にお昼寝をしていて先に目が覚めた私はお姉ちゃんの寝顔をみて何も考えず口づけをした。
柔らかくて気持ち良くて夢中でなんども唇を押し付けたらお姉ちゃんが起きてしまった。
あたふたする私に寝ぼけ声で「憂はまだまだ甘えんぼさんなんだね」ってにっこり笑って私を抱きしめそのまま二度寝を続けた。
その次は中学生。この頃から両親は家を空けるようになり寂しかった私はよくお姉ちゃんを自室に呼んでいた。
普段はちょっぴりだらしないお姉ちゃんもこういう時はカッコよくて、両親がいなくて寂しいと素直に言えない私を無言で撫で続けていた。
うとうととする中、自分の腕がお姉ちゃんの小さな膨らみに当たっていることに気が付いた。
そっと目を開けるともうお姉ちゃんは涎をたらして寝ていて、完全に熟睡モードだった。
ゆっくりと自分の腕を前に押し出す。腕全体にお姉ちゃんの胸の感触が伝わりすごくドキドキした。
そっと谷間に腕を当てると薄いパジャマのおかげか心臓の音が聞こえる。
お姉ちゃんの穏やかな心音とは真逆に私の心臓は壊れるんじゃないかと思うくらい激しくて熱かった。
もう少しこの感触を味わいたい…。そう思って腕をスライドさせようとしたらお姉ちゃんが寝返りを打った。
もしかしたら起きてたのかも…。そう怖くなった私はごまかす様に大げさに抱きつき、さっきのは寝ぼけてたという振りをした。
唯「…すぅ…すぅ…。」
憂「…。」
これだけ強く抱きしめても起きないから平気かな…。久しぶりに触れるお姉ちゃんの体温。
最近は受験勉強のせいでちっとも構って貰えなかった。だから今夜だけは好きにさせてほしい。
我ながら理不尽すぎる。寂しいなんて、ただの言い訳。今の私はお姉ちゃんで肉欲を満たしたいだけなのに。
憂「…可愛いよ、お姉ちゃん…。」
くしゃくしゃになった髪を整えるように撫でる。お姉ちゃんの髪はちょっと癖ッ毛で柔らかくて猫さんみたい。
顔を近づけてみるとうっすらとシャンプーの香りがした。首元に手をやると少しべた付く。お姉ちゃんはお風呂も入らず寝ちゃったみたい。
憂「ちゅうしていいかな…。」
返事がないのは分かってる。自分の髪を耳にかけ治しそっと口づけをする。冬の空気のせいか少しだけカサついている。
唇を重ねたまま額を撫で、頬をなぞる。首を通過し鎖骨付近で手が止まる。
今までお姉ちゃんの胸の感触は何度も味わった。抱きしめるたび自分の胸に感じ、腕を組まれるたび右半身に全神経が集中する。
それでも自分の掌の中に収めた事はなかった。やはり体よりも手で触るほうが違うのだろうか。
もう一度お姉ちゃんの顔を見上げる。月夜の中、窓から差し込む青白い光に照らされる。…まだ起きる様子はない。
一度、唾を飲み込む。掌が尋常じゃないほど汗をかいている。
鎖骨に置いた手を一度首に戻し、また鎖骨にずらす。その上下運動を続け、お姉ちゃんが起きないように細心の注意を払う。
今なら起きてもまだ怪しまれない。性のイメージの欠片もない純真な姉にこんなにも欲情する自分はふだんお姉ちゃんが言うような”よくできたいい妹”ではないだろう。
スライドの幅がどんどん広くなりすこしスピードも速くなる。焦らないようにと自分に言い聞かせる。
時折キスを交えながら手を下にやる。そしてぴたりと手の動きを止めた。ついにお姉ちゃんの胸に手を乗せた。
憂「…はぁ」
思わず身震いがした。今まで体にあたった感触とは違う柔らかさ。そして実際手に収めてみると以外と大きかった。私の手がお姉ちゃんの胸の形沿って置いてある。
同じものを持ってるのに。凍える様な寒さの中、湯たんぽみたいにあったかい。指を少しだけ丸めるとくにゅりと一層柔らかさが伝わった。
今まで私は世界で一番柔らかくて気持ちいのはお姉ちゃんのほっぺただと思っていた。
それをはるかに超えるこの感触。指先をくねらせ何度も何度もその感触を堪能した。
憂「はぁっ…お、お姉ちゃん…」
いつの間にか息が上がっていた。手を丸めたり広げたりぢているだけなのに。
憂「もう一回…。」
忘れていたキスを交わす。
憂「…もう一回…。」
胸も頬も唇も柔らかい。カサついていたお姉ちゃんの唇はいつの間にか私の唾液で潤い、窓からの月明かりで照らされ色っぽく感じた。
憂「ぁむ…ん…ちゅ…。」
無理やり口を開かせ舌を入れる。お姉ちゃんの味。味なんてしないけれどおいしく感じる。
チュパチュパと水音が部屋に響く。舌も柔らかくてお姉ちゃんの全身はマシュマロでできてるんじゃないかと思った。
布団をどかし馬乗りになる。左手も添えて両手で胸を揉む。
騎乗位の体制で時折体を起こし、自分の両腕が確かにお姉ちゃんの胸を揉んでいるのを見つめる。
Yシャツから見える鎖骨が色っぽくそこにもキスをする。
キスがいつの間にか舐めるように変わり、まるで犬のように鎖骨に吸い付く。
憂「ふっ…はぁっ…んっ…。」
憂「…お姉ちゃん…ちゅ…。」
シャツのボタンに手を掛け一つ一つ解いていった。
むわりとお姉ちゃんの体臭がする。
シャツを広げると下着が見え、また一段と体温が上がった気がした。
昨日の夜から変えていない下着…。洗濯するときは何とも思わないのに身に着けているといやらしさが増す。
触った時は大きいと思った胸も仰向けのせいか殆ど平らに見えてしまう。
背中に手を滑り込ませホックを外すとお姉ちゃんの上半身が露わになった。
憂「…綺麗…。可愛いよ、お姉ちゃん。」
なだらかに弧を描く胸の頂上に小さな突起。顔を当て、直に心音を聞く。
――トクン…――トクン…
興奮が少しだけ収まり聖母画の子供の用に安らかな気持ちになる。
憂「お姉ちゃん…あったかくて、気持ちいいね。」
左胸に顔を置き左腕でもう片方をなぞる。もうこのまま死んでもいいやあ。なんて馬鹿な事を考えてしまった。
お姉ちゃんの生の胸をさするその手は次第に揉むようになり、また体を起こし上半身を嘗め回す。
頭の中で何度も想像したその味は当然甘くもなくちょっぴり汗の味がしました。
そのしょっぱさが癖になり、お姉ちゃんの腕を上げ脇へと顔を向ける。
下着を脱がしたときよりも体臭がして、さっき落ち着いた興奮が蘇ってきました。
憂「はむっ…ちゅ…れろっ…。」
体の隅々まで嘗め回し、少しでも出っぱっている所があれば唇で挟み込む。
お姉ちゃんの上半身を隅々まで唇で愛します。
憂「お姉ちゃん…気持ちいいよぉっ…。」
自分は触れられてないのに下半身がすごく熱く感じます。
おヘソの穴に舌を突っ込み吸い付きます。少しぷっくりとしたお腹がすごく可愛いです。
もう…止まらないよお…お姉ちゃん…。
スカートを外し、パンツの上から大事な部分に手を当てました。
三本の指で当てたその感触はお姉ちゃんの体の何処の部分よりも熱くて、意外と柔らかかったです。
自慰をしたことのない私でもどうすればいいかくらいは分かります。
もう一度お姉ちゃんにキスをしてそこを擦りました。
すりすりと控えめに上下させます。余った左手は胸を揉むのを止め、脇から背中に回し抱きしめる形にしました。
私の全身がお姉ちゃんに融けるように重なりそして大事な部分に触れています。
きっと誰も触れたことのない場所を私が触ってて、しかもお姉ちゃんはそれを知らない。
そんなシチュエーションがもうこれ以上にないくらい興奮している私をさらに熱くさせます。
お姉ちゃんの腰を浮かさせ、パンツを降ろします。
ずりずりと衣擦れの音が静かな部屋でなります。洋服をベットの下に置こうとしたらギー太と目が合いました。
楽器なんだから目なんてないけれど、何となく私達を凝視している気がします。
憂「そっかぁ…ギー太は男の子なんだよね…。」
お姉ちゃんをとられるのが寂しいのかな?お姉ちゃんが毎日肌身離さず持っているギー太の前でこんな事をしている私。
憂「…ごめんね、ギー太。」
真剣に楽器相手にあやまり、そしてお姉ちゃんの身を守る最後の一枚が私によってあっけなくはぎ取られてしましました。
憂「…。」
お姉ちゃんの膝を立たせ、一度深呼吸してからゆっくりと開きました。
髪よりも、Yシャツを脱がした時よりも、脇よりも強い匂いがします。
いくら夜中と言えどすっかり暗闇に目が慣れた私にはお姉ちゃんのそこがハッキリと見えました。
ぴっちりと閉じたそこは陰毛で隠れ、一度も男性を受け入れてないと思われます。
綺麗というかなんていうか不思議な感覚に覆われます。やっとでたどり着いた気もします。
…あ、またギー太がこっち見てる…。
100%気のせいですが私には気になってしようがありません、ベットから降りてギー太に触れます。
憂「…ごめんね、今は我慢してね。」
そう言ってスタンドを向こう側にやりました。ギー太はやっぱり怒っているのかなあ。
一緒に寝たり、服を着せたりとまるで動物のように愛でられているギー太です。感情があってもおかしくない気がしちゃいます。
唯「…憂?」
ふと振り返ると、体を起こしたお姉ちゃんが私を見ていました。
ヒュー
憂「あ…お、お姉ちゃん…。」
全身の血が凍りつく感じがしました。一気に力が抜け、地べたに腰が落ちました。
唯「…なんで私の部屋にいるのぉ…?」
唯「ていうかなんで私裸なの?憂…。」
いくら天然なお姉ちゃんでも寝ている間に裸にされたらおかしいと思うに決まってる。
眠たそうにはしているけど明らかに不審な目で私を見ます。
いつも笑ってるお姉ちゃんのこんな表情初めて見ました。
純真無垢で本気で天使なんじゃないかと思ってしまうくらい可愛いお姉ちゃん。
そんなお姉ちゃんが人を、家族である私不審者を見るような冷たい目で見つめます。
どうしよう…お姉ちゃんに嫌われた…。
唯「えっと、憂…。」
唯「怒らないから…正直に言ってくれるかな…?」
寝起きの頭で未だに何がなんだかわからないのかな…。話し方はいつも通りだけれど表情は違います。
あなたの妹は寝ている姉に欲情した挙句襲いました。
そんな事をお姉ちゃんに言ったらどうなるか。
唯「ねえ…憂…?」
言わなくても結果は変わりません。私は17年間の築き上げてきた絆を立った数十分で壊してしましました。
唯「うい…。」
憂「…お姉ちゃん…。」
憂「…ごめんね。」
唯「ふぇ?…んっ」
お姉ちゃんを押し倒しました。もう後には戻れないよ。だったらもう、全部壊して…!
憂「お姉ちゃん…んっ…れろっ」
唯「んっ…憂…やめ」
嫌がるお姉ちゃんに無理やり舌を押し込みます。お姉ちゃんは私の背中を叩いて一生懸命抵抗します。
頬に添えた手を耳に当て指を穴に入れます。
唯「~~~っ!」
鼓膜を塞がれて唾液の混ざり合う音がお姉ちゃんを責めます。背中を叩く力が弱まり今度は代わりに私の舌を噛んできました。
憂「いはっ…。」
唯「はぁっ…ねえ、ういんっ…。」
構わずまた口を塞いで、お姉ちゃんに喋らす余地をなくします。手にお姉ちゃんの涙が伝ります。
憂「ちゅっ…お姉ちゃんっ…ごめんね」
唯「ねぇ、はぁっ、なんで…んっ」
舌は噛まれて時折歯が当たって凄く痛い…。でも感覚が分からなくなってきた気もする…。
憂「お姉ちゃん、好きっ…はぁっ…れろっ」
憂「はぁっ…ごめんなさい…ちゅ…」
唯「…。」
首筋に唇を当てて思いきり吸いつきました。そのまま鎖骨を噛んでもう本能のままにお姉ちゃんを求めます。
憂「お姉ちゃん…お姉ちゃん…っ!」
憂「お姉ちゃん…ちゅっ…痛いよね?」
憂「ごめんねっ…こんな妹でっ…!」
首筋、胸、脇に痣を残していきます。こんな事してももう繋ぎ止められません。
唯「!う、ういっ…!」
憂「可愛いよぉ、お姉ちゃん…ここも…」
太ももを無理やり開かせそこに顔を疼くめてチュパチュパを舐めあげます。
正直汗とは違い、吐き出しそうな味です。嗅いだことのない匂いにちょっと酸っぱくて、
いくら経験がないお姉ちゃんでもそこはさすがに弱いらしく時折ビクンち体をうねらします。
私の頭押しのけようと必死で、ここまで来るとそんなお姉ちゃんすら可愛いです。
当たり前だけどお姉ちゃんのそこは殆ど濡れてなくて、私の唾液で潤っているような物です。
憂「指、入れるねお姉ちゃん…」
唯「ねえ、憂もう…んっ」
憂「ちゅ…はむっ…ちゅぱっ」
唯「んぁ…嫌だよぉ…んふ」
唇を話して指をお姉ちゃんの口内に差し込む。
唯「うぇっ…やは…」
勢いよく入れたせいか苦しそう。もう弱弱しくなってきて指を噛んで抵抗するけど構わず唾液を拭い取りそのままお姉ちゃんのあそこに付ける。
憂「痛いかな…?痛いよね…。」
自分の唾液も足してまだ一度も受け入れたことのないそこに指を力づくで挿入した。
唯「……いっ…!」
唯「痛いっ…!痛い痛いっ…!」
憂「…。」
唯「やめてっ憂…痛いよぉっ」
お姉ちゃんの目からボロボロと大粒の涙が流れてる。
私の指から逃げようと、必死に上へと行くけれどそれを私が阻止する。
殆ど粘り気のない唾液は一瞬で乾いてしまいお姉ちゃんの中も潤っていなかった。
二本の指が食いちぎられそうなくらいきつい、お姉ちゃんの膣内。
唯「お願い…抜いてよぉ…ういーっ」
ごめんなさいお姉ちゃん。もうね今の私じゃ何言っても止められないし、哀願するその表情だって興奮しちゃうんだよ…?
挿入した事なんて初めてだけど自然と腕が上下運動をする。痛さのせいか必死に私の背中に手を回ししがみついてくるお姉ちゃん。
憂「お、お姉ちゃんっ…。」
唯「痛っ…うっ…!」
憂「私の肩噛んでっ…」
唯「あっ…はむっ…」
せめて痛みが和らげるようにと、私の肩を噛むことで少しでも痛みを忘れれてくれれば。
自分をこんな目に合わせる妹が憎いのか、お姉ちゃんは力いっぱい私の肩を噛んだ。
もう、腕が釣りそう…。現実のSEXは何も思い通りにいかない。
お姉ちゃんに対して肉体の快楽すらも与えられない。
唯「ひぎっ…はぐっ…がぶ!」
憂「んっ…痛っ…」
今の一噛みはかなり痛かった。血が出たかもしれない。
私の肩はお姉ちゃんの唾液で腕まで濡れている。舌はさっき噛まれて鉄の味が広がる。
お姉ちゃんは涙で顔はぐしゃぐしゃ。体は私のつけた内出血だらけ。
陰部は今も指がピストンしていて、シーツは互いの汗や涎で沁みている。
包み込むような愛で育んできた私たちが今はこんなにも汚らしく傷つけあっているんだね。
そうさせたのは私。
憂「ごめんね…お姉ちゃん…」
憂「痛いよね?怖いよね?こんな妹…気持ち悪いよね…。」
憂「お姉ちゃんっ…お姉ちゃんっ…」
唯「…。」
憂「お姉ちゃん…好きだよっ…」
憂「ごめんね…本当にごめんね…」
謝りながらも行為は止めない。止められない。
憂「ちゅう…んっ…」
唯「んっ…ぷはぁ、憂…。」
憂「ごめんなさいっ…」
唯「う、…うい!」
憂「お姉ちゃんちゅうっ」
唯「あふ…ちゅぱっ…」
憂「ちゅ…お姉ちゃん…可愛いよぉ…。」
憂「可愛い…大好きだょ…んっ」
憂「ねえ、お姉ちゃん…。」
唯「ふぇ…あっ…何?」
憂「好きって言って…憂好きって言って…!」
唯「…。」
この期に及んで私は何を言ってるのだろう。背中に回す手を強めてぎゅっぎゅっとお姉ちゃんを強く抱きしめます。
お姉ちゃんの背中は汗でびしょびしょで私も汗だくで額をつたる水滴がぽつりぽつりとお姉ちゃんの顔にかかります。
唯「う、憂の…。」
憂「…ん?」
唯「憂の言うとおりにしたら痛くしない…?」
憂「…。」
唯「言う事聞くから…痛くしないでよぉ…。」
憂「…お姉ちゃん…。」
収まりかけた涙がまたぶわりと流れます。
しゃっくりも交じって子供の用に泣くお姉ちゃん。
唯「…憂、好きだよ。」
光の差し込まない目で、お姉ちゃんはうっすら口角を上げ言いました。
唯「大好きだよ、可愛い妹。」
唯「いっつもおいしいご飯作ってくれて…。」
憂「…。」
唯「優しくて、なんでもできてっ…。」
憂「や…止めて…。」
唯「憂。」
そんなに柔らかく微笑まないで。こんな私に。
お姉ちゃんは痛みから逃れたくて…呪文の様に言っているんでしょ…?
憂「…じゃあ、ちゅうして…。」
唯「…。いいよ。」
私の背中を掴んでいた両腕を私の頬に移動する。
えへへ、と一呼吸置いてお姉ちゃんは私の額に口を付けた。
憂「お姉ちゃん…。」
唯「うい…ちゅ、…ちゅ」
小鳥のように顔中に何度もキスを浴びせます。
お姉ちゃんは壊れてしまったのだろうか。体を震わせながら優しく、優しくなだめるように私に口づけをします。
唯「ちゅ…憂の…柔らかいね…ちゅ」
憂「…ごめんね…。」
唯「…え?」
憂「…お姉ちゃんっ…!」
唯「っ…痛っう…!」
唯「んあっ…憂…!痛い、痛いよぉっ!」
憂「お姉ちゃんっ…大好きっ…誰よりもっ…」
また右手を強く上下運動させます。完全に中は乾いています。挿入している私も痛いのが分かります。
結局はお姉ちゃんの優しいキスは私にとっては興奮剤にしかなりませんでした。
憂「お姉ちゃん…私の服、脱がして…っ」
唯「あぐっ…いっ、痛い、痛いよ憂ーっ」
憂「早くっ…!」
唯「びくっ…!」
つい、怒鳴ってしまいました。ぼろぼろに泣きながらお姉ちゃんは私のパジャマに手を掛けます。
トレーナーを右腕に残し、ほぼ上半身は裸になりました。
憂「抱きしめて。」
唯「う、…。」
むにゅうとお姉ちゃんの胸が私の胸と重なります。服越しで抱き合うのと裸越しで抱き合うのでは感触が全然違います。
憂「柔らかいね、あったかいね…。」
唯「うい…。」
憂「お姉ちゃんってマシュマロみたいだね。」
憂「好き。」
唯「わ、私も好きだよ…?」
憂「…。」
唯「優しくて、あったかい憂が好きだよっ…。」
憂「…ちゅう…。」
お姉ちゃんもだけれど私の精神も限界かもしれません。
一方的な肉欲だけれど何年越しの願いが今、叶っています。
乾燥した冷たい空気が時折窓から入り込みます。
唯「んっ…ちゅっ…れろっ」
憂「はぁ、…んむっ…ちゅううう」
私が舌を入れるとお姉ちゃんも恐る恐る絡めます。
二人の混ざり合った唾液が口から洩れ、お姉ちゃんの胸に流れます。
私の技量じゃお姉ちゃんをイかせるどころか感じさせることもできません。
私が行為を止めなければ永遠に終わりません。
憂「お姉ちゃんっ…ちゅぱ」
唯「ん…憂…。」
憂「…死んじゃったら…ごめんね…。」
唯「…え?」
深呼吸して額の汗を拭います。汗にしては私の顔はすごく濡れています。
いつのまにか泣いていました。
最低な自分に。そんな私を嘘でも好きだというお姉ちゃんが可哀想で。
憂「もう…なんでこんなに可愛いのぉ…?」
唯「ん…。」
憂「大好き」
憂「愛してる。」
憂「…ごめんね。」
唯「!?…痛いっ…!」
憂「お姉ちゃんっ…」
唯「痛い痛い痛いっ!やだっ、痛いよーっ…!」
憂「…。」
二本入れていた指をもう一本増やしました。ブチッと十分に濡れていないせいか嫌な音がした気がします。
唯「抜いてっ…ねえ、ほんとに痛いっ…!」
最後の力を振り絞って全力で抵抗します。離れるお姉ちゃんを無理やり抱きしめて押さえつけます。
唯「ぁうっ…はぐっ…んー!んー!」
また私の肩に噛みつきます。お姉ちゃんがどれだけ痛いか、肩を噛むちからで十分伝わります。
肉を食いちぎるかのように噛みつき。足をバタつかせ、それでも私は止めません。
宝物のように大事に大事に優しく愛でて。何年もかけて描きあげた絵画を一気に破くように。
シーツが乱れ衣擦れの音と、お姉ちゃんの叫びが私の耳を犯します。
痛みを和らげる人間の本能なのか、まったく感じていないお姉ちゃん膣内が潤ってきました。
唯「もう嫌だよぉ…!憂…いい子にするからぁ…!」
いい子だから、可愛いからこんな事しているんだよお姉ちゃん。
唯「怖いっ…痛いよ憂っ…」
憂「…。」
唯「ねえ、返事してよっ…うっ」
憂「…。」
唯「んぁっ…痛っ…痛い痛い痛い痛い痛い…!!!!!」
唯「~~~~~っ…!憂っ…!!!!」
人は極度の痛みや恐怖に合うと、それから逃げるために意識を失うといいます。
私の名前を呼んだのを最後にお姉ちゃんは失神してしまいました。
今までのんびりまったりと周りに愛されながら育ってきたお姉ちゃんにはそれぐらいショックな出来事だったのでしょう。
私たちは姉妹愛としては相思相愛でした。いつもはにかんで愛おしそうに私の名前を呼ぶお姉ちゃんが大好きでした。
人並み以下の性知識のなかのこの行為は、純真無垢な少女の前で凌辱AVを見せつけるのと同じです。
憂「…はあっ…。」
疲れました。ゆっくり指を抜くと血が付着していました。
お姉ちゃんの髪は汗で濡れ乱れています。
布団はお姉ちゃんが蹴っ飛ばしたのかベットの外にあります。
お姉ちゃんに騎乗位の体制に跨ったまま、見つめます。
紅潮した頬。首筋や胸や腕にはキスマークが付いています。
明日も学校なのに、後先考えず傷つけすぎました。
陰部には微かに血がついていてシーツに点々と赤い印があります。
憂「…れろっ…れろっ…ちゅ」
お姉ちゃんの顔や上半身、そして陰部も一滴残らず舐めとります。
もう二度と味わえないのは十分に分かっています。
酸っぱい匂いも今は極上のスイーツです。形をなぞるようにそれを舐めあれだけむしゃぶり付いたのにまだまだ満足できない私は意識のないお姉ちゃんの陰部をひたすら舐め続けました。
わしゃりとくちの中に抜けた陰毛が入ります。構わず飲み込んで足の指先までたどり着くまでその犬のような行為を続けました。
一通り舐め終えて、ため息をつきました。
蒸しタオルでもう一度全身を綺麗に拭きなおします。
私はシャワーも浴びません。このまま水に流すのがもったいなくて。
憂「…ギー太。」
スタンドを回し、元に戻しました。
これで私の体以外は行為をする前と変わりません。
大切なものを奪い、失ったのに自分でもびっくりするくらい冷静です。
唯「…ん。」
お姉ちゃんが目を覚ましました。
ごくり・・・
憂「…おはよう。」
唯「…寒い…。」
憂「…。」
全身を綺麗にしたお姉ちゃんには私が臭いかもしれませんが抱きしめました。
憂「…あったかい?」
唯「…うん。」
憂「…そっか。」
湿ったお姉ちゃんの髪をできるだけ優しく撫でました。
唯がどうでるか期待
私の胸の中でお姉ちゃんは震えていました。
抱きしめても抵抗しないのはまた痛い目に合わせられると思っているからだと思います。
憂「…。」
昔両親がしてくれた用にぽんぽんとお姉ちゃんの頭を撫でます。
唯「…ぐすっ。」
お姉ちゃんはまた涙を流し初めました。
憂「…もう、痛いことはしないよ?」
唯「…本当?」
憂「うん。」
赤ちゃんの用に私の胸に顔をぐりぐり押し付けて泣いているお姉ちゃん。
憂「…お姉ちゃん…。」
泣きやむまでそっと撫で続けました。
半裸でいた私にはお姉ちゃんの涙が温かくて。
これからの私たちの関係を覚悟しつつもお姉ちゃんが落ち着くまで静かに寄り添いあいました。
―――
憂「…落ち着いた?」
唯「…。」
憂「…。」
唯「…うい、風邪引いちゃうよ…?」
憂「…うん。」
体を起こし、床に置いた衣類に手を伸ばしました。
唯「あ…。」
憂「?どうしたの?」
唯「…肩…。」
目を向けると肩に歯型が付いていました。
赤紫の内出血に一部は血が滲んで、少し生々しく。
唯「…ごめんね…痛かったよね?」
そう言って私の肩に手を置きます。なに言ってるのお姉ちゃん…。
私なんてもっと酷いことしたのに。
唯「指も噛んじゃったよね?見せて。」
憂「…。」
右手を差し出すとお姉ちゃんはまじまじと見つめました。
指は歯型にはなっているけれど大したことはありません。きっと明日の朝には治ってると思う。
唯「…後ろ向いて?」
憂「うん…。」
背中は自分では見えないためどうなってるか分かりません。
唯「うゎ…。」
お姉ちゃんの声を聞く限り肩よりも酷いことになっているようです。
確かに少しジンジンとします。
唯「お風呂入ってきなよ憂。消毒してあげる。」
憂「大丈夫だよ。」
お姉ちゃんの体液を流したくない私は断りました。
唯「でも、ばい菌入っちゃうし…。」
憂「お姉ちゃんも一緒だよ、先にお風呂入ったほうがいいよ?」
唯「…うん。」
お姉ちゃんが体を起こします。すごく気怠そうにふらふらとお風呂場へ向かって行きました。
―――パタン。
憂「…。」
シンとした部屋に私一人がポツンと座り込みます。
憂「…はぁっ」
ぼふりとベットに飛び込みます。シーツの香りを嗅いでなんとなく窓の景色を眺めました。
月の明かりに自分の右手を掲げてその指をじっと見つめながら。
正直、お姉ちゃんが目を覚ましたら平手をくらって罵倒を浴びるものかと思っていました。
けれど痛みとだるさのあるお姉ちゃんはそんな元気もなかったみたいです。
お姉ちゃんがお風呂から上がったらどうしよう…。
なんて言えばいいの?なんて謝ればいいの?
自分のした事の重大さに頭を抱えました。
お姉ちゃんがあれだけ抵抗しても、本気で泣いても私は止めなかった。
狂ったように一方的にぶつけて、初体験をあんな形で奪って。
小さいころから誰よりもそばにいてくれた、信用してくれた妹に裏切られて。
それどころか普段と違う表情に余計に欲情して。
興奮すると人は歯止めが効かないのかな?それとも私がおかしいのかな…?
唯「ういーっ」
お姉ちゃんの声だ。
唯「タオルないよー。」
憂「…今行くね。」
洋服タンスから衣類とタオルを取り出しお風呂場に向かう。
憂「…お姉ちゃん、ここ置いておくね?」
唯「うん、もう上がるから憂も入っちゃいなよ。」
憂「…うん。」
お姉ちゃんに合わす顔がない。トイレにいく振りをしてお姉ちゃんとすれ違うようにした。
パジャマを脱いで本日二回目のお風呂に入る。
湯船に浸かると背中と肩が沁みた。
お姉ちゃんが入った後のお風呂。…お姉ちゃんは何を考えていたのかな。
泣いていたのだろうか、私以上に体の痛みに耐えて、この浴槽の中で縮こまっていたのだろうか。
私とお姉ちゃんとのが泡と一緒に流れていく。
憂「お姉ちゃん…ごめんね。」
唯「ういー。」
憂「お姉ちゃん?」
脱衣所から影が現れる。
唯「背中…大丈夫…?」
憂「うん。」
唯「流すの手伝う?」
憂「大丈夫だよ、気にしないで。」
唯「でも…。」
ドア越しでもシュンとしているのが分かる。今お姉ちゃんが下着でやってきたら私はまたおかしくなるかもしれない。
そうなるのだけは避けたい。でもお姉ちゃんは何もできない自分に落ち込んでいる。そもそも背中の傷は私の自業自得なのに…。
憂「…じゃあ、消毒だけお願いしようかな…?」
お姉ちゃんの返事がちょっとだけ明るくなった。
あんまり待たせても悪いからさっさとお風呂から上がる。
脱衣所で鏡をみたら確かに傷になっていた。
とは言っても肩甲骨付近が引っ掻き傷で血が出ているくらい。
お姉ちゃんの掴んだ跡がところどころ痣になっていて見た目は汚いけれど傷自体は肩よりも全然浅い。
新しいパジャマに着替えてお姉ちゃんの部屋へ向かう。
扉を開けるとむわっとした匂いがした。
湿気というか汗臭くて生臭い。性行為をした後はこんな匂いになるんだ。
私より先に部屋に戻ったお姉ちゃんもこの匂いを感じたのだろう。
一風呂浴びたお姉ちゃんはさっきの情緒不安定はなくなり、でもどこか元気がなかった。
唯「マキロン持ってきたから、背中出して?」
憂「…うん。」
ベットに腰掛けるお姉ちゃんの前に正座する。
プシュ、プシュと出が悪そうな音と共に消毒が背中一面に散布される。
憂(…痛っ…)
お姉ちゃんに心配されたくなくて沁みるのを我慢しました。
唯「…肩も塗るからこっち向いて。」
憂「…。」
くるりと一回転してお姉ちゃんの方に顔を向けます。ベットに腰掛けるお姉ちゃんを見上げて。
唯「…。」
肩の傷は背中より深いので塗り薬をつけられた。お姉ちゃんの指が私の肩の歯型をなぞります。
鼻をすする音が聞こえて目をやるとまたお姉ちゃんが泣いていました。
唯「ううっ…ぐすっ…。」
憂「お、お姉ちゃん…。」
唯「いつもの、憂だぁ…。」
憂「…。」
憂「…怖かった?」
唯「…うん。」
憂「…痛かった?」
唯「…すごく。」
憂「…ごめんなさい。」
憂「今も怖い?」
涙を拭いながらお姉ちゃんは首を縦に振りました。
憂「抱きしめていい?」
唯「…何もしないなら。」
憂「何もしないよ。」
唯「…憂、おいで。」
私の事怖いと思っているのに抱きしめさせてくれるんだ。
お姉ちゃん優しすぎるよ。
服を整えてお姉ちゃんの横に座る。上半身だけを曲げてお姉ちゃんの背中に手を回した。
憂「…いっぱい痣つけちゃってごめんね。」
唯「痛くないから大丈夫だよ。」
穏やかな声でそう言われる。痛みじゃなくてキスマークの意味で言ったんだけどなあ。
唯「憂がね、」
憂「うん。」
唯「知らない人みたいで…。」
憂「うん。」
唯「顔とかもいつもとちがくて」
憂「うん。」
唯「…怖かったあ…。」
憂「ごめんねお姉ちゃん…。」
ぎゅっと力を込めて言った。
憂「お姉ちゃんは今だって私の事心配してくれてるのに」
憂「私は最初から自分の事しか考えてなくて…」
憂「傷つけて…」
憂「怖がらせて…。」
憂「本当に…ぐすっ」
唯「ういー…ずずっ」
抱きしめ返すお姉ちゃんの温もりは以前と変わりませんでした。
私は最初からただお姉ちゃんと抱き合いたかっただけなのかもしれません。
何度も何度も謝りました。私の傷を気にして背中ではなく腰に手を回すお姉ちゃんの優しさにさらに涙があふれました。
唯「…あ。」
憂「…どうしたの?」
唯「指…。」
憂「大したことないから大丈夫だよ。」
唯「でも消毒くらいは…。」
憂「…。」
私の右手を両手で包み込みます。いつだったか冬の日に登校した時私がしたように。
大げさだよ、と言うと家事をする大切な手なんだからとお姉ちゃんに言われました。
憂は罪を償うために一生お姉ちゃんの傍にいるべき
唯「…憂覚えてる?」
憂「…何が?」
唯「小っちゃい頃。お母さんがよくやってたんだよ」
唯「怪我が早くなるおまじない」
そう言うとえへへとはにかんでお姉ちゃんが私の指に口を当てました。
憂「お、お姉ちゃん…っ」
唯「…懐かしいね。」
もう私に対しての恐怖は完全になくなったみたいで私に笑いかけてくれました。
布越しに背中と肩にもキスをしてくれました。
憂「お姉ちゃん…。」
顔が紅潮します。さっきの緊張感はまるでなかったかの用に胸が高まります。
唯「…舌も噛んじゃったよね…。」
憂「え、お姉ちゃん…んっ」
唯「ん…ういー。」
お姉ちゃんは人より少し天然すぎる所があるのかもしれません。
寝込みを襲うような人間になんも警戒心もなくキスをして。
唇を離し、お姉ちゃんはいつもの笑顔に戻っていました。
その子犬のような表情に沈下していた感情が蘇っくるのが分かります。
お姉ちゃんと私の匂いの交じった部屋。お姉ちゃんの首筋から見える私のキスマーク。
お姉ちゃんが可愛すぎて愛おしすぎて、我慢しなければ行けないのに…。
憂「…私も…。」
憂「お姉ちゃんの傷つけた所…キスしたい…。」
唯「ほえ?」
ベットから立ち上がり、ギー太の元へ向かいます。
窓際に置いてあるギターは外の気温を受けて弦がキンキンに冷えていました。
唯「?なんでギー太ひっくり返すの?」
憂「…なんでだと思う?」
お姉ちゃん、ごめんね。
終わり。
な、なん
どうなるんだこれいちおつ!
保守・支援ありがとうございました。
すいませんハッピーエンドじゃありません。
つまり、再レイプか
おつ
たまにはこういうのもいいな
こんな終わり方が俺は好きだ
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