- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:31:02.06:qYGX8Gz8I
唯の部屋
澪「雨止まないな」
唯「もう今日は大学行くのやめよっか 」
澪「いや、そこは行っておこうよ……」
紬「けほっ」
律「ん?どしたムギ?」
紬「けほ、けほ」
澪「風邪か?」
紬「うーん、多分大丈夫」
紬「…けほ!」
唯「熱計る?」
おしまい
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:36:48.67:qYGX8Gz80
紬『私が風邪引いちゃった』
唯「うわ!38度9分もあるよ!」
律「昨日布団被らないで寝たからなぁ」
紬「大丈夫、私元々体温高いから……けほっ」
律「そういうレベルじゃないだろ」
澪「ムギは今日お休みだな」
紬(え、やだ!私もみんなと大学行きたい!)
紬「大丈夫だから!私も大学……けほ、けほけほ」
律「ムリすんなって」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:40:44.36:qYGX8Gz80
唯「ムギちゃんどうする?お家帰る?」
澪「でもこの雨だぞ。濡れたら余計悪化するんじゃないのか?」
律「だなぁ。とりあえず唯んちで休んでけよ」
紬「だい……けほけほ!大丈夫!唯ちゃんにも悪いし…」
唯「私は全然平気だよー」
紬「でも…」
唯「あ、もうこんな時間!講義に遅れちゃうよー!」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:43:04.49:qYGX8Gz80
律「早く大学いっとけ。私は二限からだからしばらく残るし」
澪「じゃあ私と唯は行くよ。講義終わったら戻ってくるから」
紬「待って、私も行……けほけほ!」
律「あーはいはい、もう寝ましょうねー」
紬(うぅ…)
唯「ムギちゃんのぶんの出席カードもちゃんと貰っておくから大丈夫だよー」
澪「大人しくしてるんだぞ。じゃ、行ってきます」バタム
紬「……」
紬(なんだか申し訳ない…)
紬「けほ、けほ…」
おしまい
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:45:31.14:qYGX8Gz80
律『ムギが風邪引いた』
律「さて、朝御飯作るか」
紬「あ、私が用意するから……」
律「いいから寝てろって」
紬「けほ、けほ……」
律「何食べたい?」
紬「……なんでもいいよ、りっちゃんのお料理だったら」
律「オッケー!んじゃ適当に作るわ」
律(と言っても唯の冷蔵庫なんもないんだよなー)
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:52:20.42:qYGX8Gz80
ガチャ
律(あちゃー、やっぱアイスとジュースしかないや)
律(とりあえずパンと……お、バナナあるじゃん)
律(あとはココアパウダーか。ま、これでなんとかなるだろ)
紬「りっちゃん、手伝おうか?けほけほ」フラフラ
律「おわっ!?だから寝てろっつーの!そんなに私の料理の腕が心配か!」
紬「そうじゃないけど……」
律「早くベッドに戻りなさい!」
紬「…はい」シュン
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:56:27.83:qYGX8Gz80
チーン
律「お、焼けた焼けた。どれどれ」
律(…ちょっと焦げたか?ま、いいや)
律「はい、朝御飯!パンの上にカットしたバナナとココアのっけただけだけど」
紬「あっ、これ、オーマイガー!」
律「あ…やっぱこれじゃヤダ?」
紬「けほけほ!…ううん、そうじゃなくて、これオーマイガーっていう料理だよ」
律「名前あったんかい!?」
紬「アメリカのお母さんが、朝寝坊しちゃって「オーマイガー!オーマイガー!」って言いながら急いで作るからオーマイガーっていうんだって」
律「へー……今考えた?」
紬「…!?ほ、ホントなの!…けほっ」
律「あー、悪い悪い。ははは」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 00:58:12.36:qYGX8Gz80
律「いただきまーす」
紬「いただきまーす。…けほっ」
律「つらそうだなー。食べさせてやろっか」
紬「えっ?ううん、大丈夫!自分で食べられるから」
律「つーか珍しいよな、ムギが風邪引くの」モグモグ
紬「うん…。久しぶりかも」モグ…
紬「あ、おいしい」
律「へへへ。誉めろぃ誉めろぃ」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:03:35.28:qYGX8Gz80
律「牛乳飲む?」
紬「うん。ありがとう。…けほっ、けほけほ!」
紬「……ふぅ」コクコク
律「それ飲んだら今度は薬な」
紬「うん」
律(って薬あるのかここ?唯の事だし、買い置きなんてないだろうなぁ)
律「あー、多分薬ないから、澪に買ってきてもらうわ。我慢できる?」
紬「うん、平気!…けほっ」
律「じゃ、とりあえずベッドで横になっとけ」
紬「けほけほ……」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:07:22.77:qYGX8Gz80
律「じゃあ私は特ダネでも見てよっと」ピッ
紬「りっちゃんごめんね…けほ」
律「ん?」
紬「私、風邪引いちゃって…」
律「なーんでそれで謝るんだよ」
紬「だって……けほっ」
律「つーか羨ましいよ。今日の講義特にだるいしさー。私も休んじゃおっかな」
紬「行ったほうがいいよ…」
律「わかってるってー」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:12:30.86:qYGX8Gz80
紬「……けほ、けほ」
律「うわー、酷い事件だなこれ」
律「あ、中野さん噛んだ」
律「お、天気予報。今日は一日雨か」
律「この気象予報士、なんかうだつの上がらない顔してるよなー」
律「ふむふむ、株価が芳しくないねえ」
紬「りっちゃん、株わかるの?」
律「ん、いや全然」
紬「ふふっ」
紬「……」
紬「…けほ」
紬「…」むぐっ
律「ん?何やってんの?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:14:51.25:qYGX8Gz80
紬「せ、咳我慢してる…の…」
律「は?なんで?」
紬「だって、りっちゃん、テレビ見て…るし…」
律「いやいや普通に咳していいって! 」
紬「で…も…」
紬「けほっ」
紬「…」
律「…」
紬「ガマンできなかった…」シュン
律「だから咳していいってば」
紬「…」むぐっ
律(変なところで意地っ張りだなームギは)
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:18:18.38:qYGX8Gz80
紬「りっちゃん、そろそろ行かないと遅刻しちゃうよ…」
律「んー、血液型占い終わったら行くよ」
紬「けほ、けほ」
律(ん…)ムズムズ
律(…やば、トイレ行きたい)
律(今はCM…。すぐ戻ってくれば占いに間に合う!)
律「ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!」タタタ
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:24:26.58:qYGX8Gz80
律(は、早く早く!)カラカラカラカラ
ジャー
バタン
タタタ
律「おしっ!……ってあれ?占いは?」
紬「さっき終わっちゃったよ。…けほっけほ」
律「んがーっ!見逃したっ!ムギ、私何位だった!?B型!」
紬「え、えーっと……」
紬「けほけほ!」
紬「えっと、りっちゃんは…その…」
律「もしかしてビリ…?」
紬「…うん」
律「…ま、まぁ占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦って言うしな!あはははは…」
紬「そ、そうだよ…。私風邪引いてるのに一位だったし、アテにならないわ…」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:28:20.01:qYGX8Gz80
紬「…」
律「はぁ…」
紬「…けほ」
律「さ、さーて!じゃあ私はそろそろ行くから。ムギ、大人しくしてるんだぞ」
紬「うん…。けほけほ」
律「じゃな!お大事にー」
バタン
おしまい
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:32:34.97:qYGX8Gz80
紬『私の風邪が治らないの』
紬「けほけほ!」
紬「……はぁ」
コッチ コッチ コッチ
ザアアアアアアア
紬「けほっ」
紬(節々が痛い……)
紬「けほ、けほけほけほ!」
紬(あ、テレビ消さなきゃ…リモコン…)
紬(あれ?ないわ……)
紬「けほ」
紬「……」スゥ…
おしまい
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:36:26.62:qYGX8Gz80
澪『ムギが風邪を引いた』
ピーンポーン
澪「…」
澪(あれ?)
ピーンポーン
澪「…」
澪(あ、そっか。唯はいないしムギは寝てるから誰も出るわけないよな)
ガチャ
澪「お邪魔しまーす」
紬「…けほ、けほ!……ん……」スヤスヤ
澪(ちゃんと寝てるみたいだな )
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:39:03.74:qYGX8Gz80
澪(ん?テレビつけっぱなしじゃないか。全く、律だな…)
澪「やれやれ」
澪(あれ?リモコンがないぞ…。仕方ない、ボタンで消すか)
ポチ
紬「ん……」ムクリ
澪「あ、ごめん。起こしちゃったな」
紬「けほ、けほ!…澪ちゃんおかえり~。お茶用意するね」ムクッ
澪「おいおい!お茶はいいから寝てろって!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:42:11.34:qYGX8Gz80
紬「うぅ……」
澪「はぁ…。朝御飯は?ちゃんと食べたのか?」
紬「うん、りっちゃんが作ってくれたの。オーマイガー」
澪(オーマイガー?)
澪「薬とポカリ買ってきたから、これ飲もうな」
紬「うん。ありがとう澪ちゃん……。けほっ!けほけほ」
澪「はい、薬」
紬「…けほけほ」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:47:45.98:qYGX8Gz80
紬「……ちょっと苦い」コクコク
紬「……」ゴクン
澪「熱計ってみるか」
紬「けほ、けほ!……うん」
澪「はい、腕上げて」
紬「……こう?」
澪「体温計入れるよ」スッ
澪「はい、挟んで」
紬「うん」スッ
紬「きゃっ!」
澪「え?なに?」
紬「体温計が冷たくて……。けほけほ!」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:52:40.42:qYGX8Gz80
ピピピピ
澪「どれどれ」
澪「39度2分…。熱上がってるな…」
紬「けほけほ…」ボー…
澪「大丈夫か?」
紬「けほ……」
澪「横になろっか」
紬「うん…。ごめんね…」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 01:55:44.72:qYGX8Gz80
澪「そろそろお昼だな。何か買ってくるよ。何がいい?」
紬「おまかせしまーす……。けほけほ…」
澪「わかった。じゃ、ちょっと行ってくる」
ガチャ バタン
澪(さて、と)
ザアアアアアアア
澪(すごい雨……。近所のコンビニでいいか)
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:00:25.55:qYGX8Gz80
コンビニ
澪「えーっと」
澪(熱ある時と言ったら、おかゆか…鍋焼うどんだよな)
澪(動物性たんぱく質は消化によくないって言うし……)
澪(うどんかな、やっぱり)
澪(ついでにポカリももう一本買っておこう)
紬『けほけほ…』グッタリ
澪(……)
澪(やっぱりもう二本買おう)
店員「ありあとあしたー」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:03:55.45:qYGX8Gz80
唯の部屋
ガチャ
澪「ただいま」
紬「澪ちゃん、おかえりなさ~い……」
紬「けほ!」
紬「けほけほけほ!」
澪「咳酷くなってるな。ご飯食べて体力つけないと」
紬「うん……」
澪「鍋焼うどんだけど、いい?」
紬「私、鍋焼うどん食べるのが夢だったの~…」
澪「ちょっと待ってて。すぐにお湯沸かすからな」
紬「うん、ありがとう澪ちゃん……」
紬「けほ、けほ、げほっげほ!」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:06:59.30:qYGX8Gz80
数分後
澪「はい、できたぞ」
紬「いただきまーす…」
紬「……」ズルズル
紬「はふはふ…」
澪「あ、ごめん。熱い?フーフーしようか?」
紬「子供じゃないから大丈夫よー…」
澪「そ、そうか…」
紬「…ふう、ふう」
紬「……」ズルズル
澪「……」ハラハラ
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:11:16.69:qYGX8Gz80
紬「澪ちゃんは食べないの?」
澪「え?あ、いや、私は…」
澪(ダイエット中だし…)
紬「…?」ズルズル
紬「あ……」ピタ
紬「澪ちゃん、ダイエット…?」
澪「う、うん。まあ…」
紬「……」
澪「って、ムギは食べなきゃダメだぞ!風邪引いてるんだから!」
紬「……」
澪「ダイエットより風邪治す方が先!」
紬「…はい」シュン
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:13:17.72:qYGX8Gz80
澪「そうだ、食べ終わったら冷えピタも交換しないとな」
紬「…」ズルズル
紬「ねえ澪ちゃん」
澪「ん?」
紬「澪ちゃん、看護師さんみたいだね」
澪(看護師……)
澪「う…勧誘ビデオ思い出すからやめてくれ…」
紬「あっ、ご、ごめんなさい…」
澪「…」
紬「けほ、けほ…」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:17:49.06:qYGX8Gz80
紬「ごちそうさま…」コト
澪「食器は流し台に置きっぱなしでいいから。後で洗うよ」
紬「うん……けほけほ」
紬「けほ!えほ!」
澪「じゃあ、私三限あるからそろそろ行くね」
紬「うん。ごめんね澪ちゃん」
澪「唯がそろそろ戻ってくるはずだから」
紬「うん」
澪「ちゃんと薬飲むんだぞ」
紬「はーい……。けほ、けほ…」
澪「じゃ、大学終わったらまた来るから。お大事にな」
おしまい
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:20:56.58:qYGX8Gz80
紬『私の風邪がまだ治らないの』
コッチ コッチ コッチ
ザアアアアアアア
紬「けほ」
紬「けほ、けほけほけほ!」
紬「…ふぅ…」
紬(なんだか天井がおっきく見える……)
紬(部屋も広く……あれ?狭く感じる… )
紬(どっちだろう……?)
紬「けほ、けほけほ!」
紬「…」ズズッ
紬(食器…洗わなきゃ…)
おしまい
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:24:38.94:qYGX8Gz80
唯『ムギちゃんが風邪引いちゃった』
唯(ムギちゃん大丈夫かなー )
ガチャ
唯「ただいまー!」
唯「ムギちゃーん大丈夫~?」
紬「けほ、けほ…」
紬「唯ちゃんおかえり~…」フラフラ
唯「ああっ!ダメだよ寝てなきゃ!」
紬「でも食器洗わないと…」
唯「だーめ!ほら、ベッドで横になって!」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:28:11.06:qYGX8Gz80
紬「けほ、けほ」
紬「…」ゴロン
唯「うむ!」ふんす
紬「ごめんね…ベッド占領しちゃって…」
唯「いいよいいよ~」
唯「それより、ムギちゃんのためにお菓子いっぱい買ってきたんだよ~。ほら!」ガサ
紬「ありがと~……」
唯「えっとねー、ゼリーと、チョコレートと、ポテチと、タマゴボーロと……どれから食べる?あ、ポカリも買ってきたよ!」
紬「唯ちゃんが食べたいのでいいよ~…」
紬「けほ、けほ…」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:30:41.01:qYGX8Gz80
唯「じゃあタマゴボーロにしよっか!」
紬「うん。私それ初めて食べる…」
唯「これオススメだよ~。おいしいよ~」ペリペリ
唯「はい、あーん」
紬「え?」
唯「あーんして、ムギちゃん」
紬「……」
唯「ほら早く~」
紬「…あーん」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:37:54.07:qYGX8Gz80
パク
紬「……」ゴクン
唯「おいしいでしょ~?」
紬「うん、おいしいわ~……」
唯「えへへ」
紬「けほ、けほけほけほ!」ズズッ
唯「わわっ!ムギちゃん鼻水!はい、ちーんして」
紬「んっ…」チーン
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:42:12.88:qYGX8Gz80
紬「けほ、けほけほえほ!」
唯「こりゃあ重症ですなぁ」
紬「うぅ……」
唯「寝ましょうかムギちゃん」
紬「うん……」
唯「子守唄、どんなのがいい?」
紬「えっ?」
唯「ふふふ、リクエストにお答えしますよ!」ふんす
紬「う、うーん……」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:44:26.10:qYGX8Gz80
紬「じゃあふわふわでお願いしま~す……」
唯「ほいほい」
唯「きみをみてると~いつもハートドキドキ~♪」ポン ポン
紬「ちょっとスローテンポね……?」
唯「子守唄バージョンだからね~」
唯「揺れる思いはマシュマロみたいに、ふーわふわ♪」ポン ポン
紬「……けほけほ」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:46:50.88:qYGX8Gz80
子守唄終了
紬「ありがとう、唯ちゃん」ズズッ
唯「あれ~?眠れなかった?」
紬「え?あ、う、うん!眠くなってきたわ~…」
唯「子守唄作戦は失敗かぁ」
紬「…けほっ」
唯「なんか私が眠くなってきちゃったよ」
紬「けほ、けほ…」
唯「よいしょっと」ゴロン
紬「え、ゆ、唯ちゃん…?」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:51:22.54:qYGX8Gz80
唯「えへへ、一回ムギちゃんを抱き枕にして寝てみたかったんだ~」
紬「けほ、けほ…。風邪伝染っちゃうよ……」
唯「平気平気~。はー、あったかあったか」ギュム
紬「熱あるからかなぁ…」
唯「えへへ~」
紬「ていうか、唯ちゃん今日バイトあるんじゃ……」
唯「時間になったらちゃんと起きるよ~」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:54:05.36:qYGX8Gz80
紬「時間になったら起こしてあげるね…」
唯「だめだめ!ムギちゃんは寝なきゃダメだよ!」
紬「…けほ、けほ」
唯「じゃ、おやすみ~」ギュム
紬「うん。おやすみ……」
唯「……」スゥスゥ
紬「……」
紬「けほ、けほっ…」
紬「……」スヤスヤ
おしまい
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 02:59:05.37:qYGX8Gz80
紬『私の風邪がなかなか治らないの』
紬「ん……」パチッ
紬「……」ボー
紬「……けほ」
紬(頭がぼーっとする……)
紬「……」
紬「…あっ!?唯ちゃん、時間……」
コッチ コッチ コッチ
ザアアアアアアア
紬「……」
紬(…ちゃんと起きて行ったみたいね)
紬「…ん?なんだろうこれ」カサ
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:02:56.28:NF5wIPid0
カサ・・・!?
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:04:27.57:qYGX8Gz80
ムギちゃんへ
冷蔵庫にゼリー入れておいたよ!
着替えもタンスの中のテキトーに着ていいからね!
おくすり飲んでみんなが帰ってくるまでおとなしくしてるんだよ~!
あと助っ人呼んでおいたから♪
PS
ムギちゃんの寝顔かわいーね!
ゆい
紬「……けほ」
紬(…助っ人?)
紬「……」
紬「うっ……!?」
紬「うっ…ぷ……」
紬(~っ!)
ガチャ バタン
おしまい
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:09:30.78:qYGX8Gz80
梓『ムギ先輩が風邪を引きました』
ザアアアアアアア
梓(ムギ先輩が風邪なんて珍しいな……)
梓(私看病なんてした事ないけど……大丈夫かな)
ピーンポーン
ガチャ
梓「お邪魔します」
梓「……ムギ先輩、いますか?」
シーン
梓「……」
げ、げほっ、ごほ
梓(ん?トイレかな?)スタスタ
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:13:57.02:qYGX8Gz80
紬「げほ…お、おえぇ……」
梓「うわっ!だ、大丈夫ですかムギ先輩!?」
紬「あ、梓ちゃ……っぷ……げほ、げぇぇ……」
梓「背中さすりますね!」スリスリ
紬「げほ、げほ……」
紬「……はぁ…はぁ…」グスッ
梓「もう、びっくりしましたよ。はい、口拭いて下さい」
紬「……」フキフキ
梓(ん?なんでトイレの中にテレビのリモコンが…)
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:16:08.34:DaoxnL4J0
律wwwwwwwww
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:17:23.74:qYGX8Gz80
梓「大丈夫ですか?」
紬「うん。ありがとう。助っ人って梓ちゃんだったんだね」
梓「服汚れちゃいましたね。着替えましょうか」
紬「……うん」
梓「着替えあります?」
紬「ないけど……唯ちゃんの使っていいって」
梓「唯先輩の……」
梓(あの変なTシャツをムギ先輩が…。見たいような見たくないような…)
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:21:22.97:qYGX8Gz80
梓「えーっと、じゃあとりあえず上着脱いでください」
紬「え?ここで?」
梓「はい」
紬「……」
梓(あれ?だって看護師さんって服脱がせて身体拭くよね?間違ってないよね?)
紬「……けほ」
梓「塗れタオルで身体拭くから早くしてください」
紬「えっ……」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:28:05.01:qYGX8Gz80
紬「あ、あの……」
梓「なんですか?」
紬「梓ちゃんが拭くの?」
梓「はい。そうですけど」
紬「え、えーっと……」
梓(…もしかして何か間違ってる?)
紬「…じ、自分で拭けるから大丈夫だよ…」
梓「あ…はい。そうですか…」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:30:27.92:qYGX8Gz80
梓「じゃあムギ先輩が身体拭いてる間、着替えとってきますね」
紬「うん、ありがとう」ズズッ
梓(うぅ~…どうしよう…すごく恥ずかしい間違いをしてしまった気がする…)
梓(と、とりあえず着替えを持っていかないと!)
梓(えーと、タンスタンス…)キョロキョロ
梓(あった!)
ススス
梓「って、ここ下着入れるところ!?」バタン
梓「……」ドキドキドキ
梓「こ、この段かな……」ススス
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:35:18.40:qYGX8Gz80
梓「ここも違う…」ススス
梓「ここかな?」ススス
梓「…あった!」
梓「どれにしようかな」
ナイロン
オーシャン
ハネムーン
梓(ホントに唯先輩のセンスはよくわからないなぁ…)ゴソゴソ
梓(ていうか人んちのタンスの中漁るのって変な感じ…)ゴソゴソ
梓「…これでいいや」
おやつ
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:37:18.45:qYGX8Gz80
着替え終了
紬「どうかな?」おやつ
梓「はい、似合ってます…って言っていいんでしょうか?」
紬「えへへ…」
紬「ん…」ズズッ
梓「はい、ムギ先輩」
紬「ん~…」チーン
梓「何か前にもこんなのありましたね」
紬「そうね~」
梓「いつでしたっけ」
紬「高校の学祭ライブの後だよ」
梓「あぁ」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:41:25.60:qYGX8Gz80
紬「ふぅ」ゴロン
梓「ちょっとお熱計りましょうか」
紬「はーい」スポ
紬「梓ちゃん、今日は部活いいの?」
梓「一日くらい平気です。それより今はこっちの方が一大事ですから」
紬「ありがとう……」
ピピピピ
梓「38度6分…」
紬「ちょっと下がったわ~」
梓「下がってこれですか!?…けっこう重症だったんですね…」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:44:19.18:qYGX8Gz80
梓「とりあえず、みなさんが帰ってくるまで寝てましょうね」
紬「うん」ズズッ
梓「はい、どうぞ」
紬「んっ…」チーン
梓(……かわいい)
梓「…」
紬「…けほ、けほ」
梓「あ、そうだ。お菓子とか飲み物とか買ってきましたよ」ゴソゴソ
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:49:45.53:qYGX8Gz80
梓「アイスとクッキーとプリンと、あ、ポカリも」ガサゴソ
紬「ありがとう~…」
梓「他にも必要なものがあったら言ってください。すぐ買ってきますから」
紬「はーい…」
梓「とりあえずポカリは冷蔵庫に入れておきますね」
ガチャ
梓(…って冷蔵庫の中、ポカリだらけ?!違うの買ってくればよかった…)
梓「…」グゥゥ
梓「…あっ…」
紬「梓ちゃん、お腹空いたの?」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:53:46.77:qYGX8Gz80
梓「……ちょっとだけ」
紬「冷蔵庫にゼリー入ってるから、それ食べていいよ」
梓「え?……じゃ、じゃあお言葉に甘えて…」スッ
梓(あ、これかな?)
梓(でも一個しかない…)
梓「いいんですか?ムギ先輩は食べなくて」
紬「平気よ~」ズズッ
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 03:57:09.52:qYGX8Gz80
梓「じゃあすいません。いただきます」
梓「…」パク
梓「おいしい…」
紬「ふふっ」
梓「すみません、看病しにきたのに何もできなくて…」
紬「ううん、そんな事ないよ。来てくれてありがとう、梓ちゃん」
紬「……けほ、けほ」
梓「ほら、暖かくしてなきゃダメです」
紬「うん」
梓「もうすぐ他の先輩方も戻ってくるみたいですし、騒がしくなる前に寝ておいたほうがいいですよ」
紬「うん……。じゃあ、ちょっと寝るね」
梓「はい。おやすみなさい」
紬「……」スゥスゥ
おしまい
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:02:36.89:qYGX8Gz80
紬『私の風邪が治りかけてきたの』
紬「……」
紬「……ん」ムクリ
律「あ、起きた」
澪「律がでかい声で喋るからだぞ」
律「えー?けっこう小さい声で喋ってたんだけどなぁ」
紬「今何時…?」
梓「十時半ですよ」
紬「外は…?」
澪「雨ならもう止んでるよ」
唯「ムギちゃん、具合どう?」
紬「うーん……」
紬「ちょっと良くなってきたかも」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:06:57.83:qYGX8Gz80
律「私の看病のおかげだな!」
澪「テレビつけっぱなしで出ていったくせによくそんな事が言えるな」
梓「そう言えばトイレにリモコンありましたけど、なんでですか?」
律「へ?あ、やべ。それ私だ」
澪「全く…」
梓「ていうかずっと思ってたんですけど、なんで病院連れてかなかったんですか?」
律「だって雨降ってたし」
梓「ムギ先輩の家に電話して車出してもらえば良かったんじゃ…」
紬律澪「……」
唯「まあまあ、ムギちゃんも起きたんだし、早速鍋しよーよー」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:10:38.72:qYGX8Gz80
紬「あ、ごめんね。起きるの待っててくれたんだね…」
梓「先に始めたら唯先輩と律先輩が全部食べちゃいそうですから」
律「ちゃんとムギのぶんも残すっつーの」
唯「そ、そうだよー」
律「つーか梓こそムギのゼリー食べちゃってんじゃん」
梓「だ、だからあれはムギ先輩が食べていいっていうから…!」
律「ほんとかなー?ムギが病に苦しんでるのをいい事に…」
律「このゼリーは私のもんです!食べてやるからよこしやがれです!いやっ、梓ちゃんやめて~!…みたいな」
梓「そ、そんなことしてないもん!」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:13:58.58:qYGX8Gz80
紬(でも、鍋なんてやったら……)
紬「…みんなに風邪伝染っちゃうよ」
唯「えー?大丈夫だよー」
律「大丈夫だろ」
澪「そんな簡単に伝染らないって」
梓「はい。大丈夫ですよ」
紬(……)
紬「えへへ…」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:15:44.53:qYGX8Gz80
唯「ムギちゃん、大分良くなったみたいだね~。咳も止まったし」
紬(……)
紬「け、けほん!」
律「って今の嘘だろ」
紬「えへへ、つい…」
唯「とりあえず今日も泊まっていきなよ~」
紬「うん、ありがとう」
律「二日も帰らなかったらムギの家は大騒ぎだな」
紬「ふふ、そうかも~」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:19:49.17:qYGX8Gz80
梓「じゃあそろそろ鍋始めましょうか
」
律「よしムギ!私が食べさせてやるからな!」
唯「私もムギちゃんに食べさせたい!」
澪「わ、私も…」
梓「動物園のヤギですか…」
紬「えへへ」
律「ところで、なに鍋にすんのー?」
唯「ふっふっふ、今日はみんなが買ってきたこの…」
唯「じゃーん!ポカリ鍋だよ~!」
律澪梓「え」
唯「ふんす!」ドボドボ
紬律澪梓「オーマイガー」
Fin
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:32:03.23:Gsx+yimjO
これは素晴らしい!乙
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 04:33:06.06:IXC3qlcT0
いっぱいあるからって鍋にすんなww
てかオーマイガーで上手く閉めたww
楽しかった
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 07:58:13.87:jUnliDBoO
これは秀逸
むぎゅかわいすぎワロタ
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/03(日) 11:16:32.01:iiPG1wHP0
むぎゅうううううう!乙
紬『私が風邪引いちゃった』
唯「うわ!38度9分もあるよ!」
律「昨日布団被らないで寝たからなぁ」
紬「大丈夫、私元々体温高いから……けほっ」
律「そういうレベルじゃないだろ」
澪「ムギは今日お休みだな」
紬(え、やだ!私もみんなと大学行きたい!)
紬「大丈夫だから!私も大学……けほ、けほけほ」
律「ムリすんなって」
唯「ムギちゃんどうする?お家帰る?」
澪「でもこの雨だぞ。濡れたら余計悪化するんじゃないのか?」
律「だなぁ。とりあえず唯んちで休んでけよ」
紬「だい……けほけほ!大丈夫!唯ちゃんにも悪いし…」
唯「私は全然平気だよー」
紬「でも…」
唯「あ、もうこんな時間!講義に遅れちゃうよー!」
律「早く大学いっとけ。私は二限からだからしばらく残るし」
澪「じゃあ私と唯は行くよ。講義終わったら戻ってくるから」
紬「待って、私も行……けほけほ!」
律「あーはいはい、もう寝ましょうねー」
紬(うぅ…)
唯「ムギちゃんのぶんの出席カードもちゃんと貰っておくから大丈夫だよー」
澪「大人しくしてるんだぞ。じゃ、行ってきます」バタム
紬「……」
紬(なんだか申し訳ない…)
紬「けほ、けほ…」
おしまい
律『ムギが風邪引いた』
律「さて、朝御飯作るか」
紬「あ、私が用意するから……」
律「いいから寝てろって」
紬「けほ、けほ……」
律「何食べたい?」
紬「……なんでもいいよ、りっちゃんのお料理だったら」
律「オッケー!んじゃ適当に作るわ」
律(と言っても唯の冷蔵庫なんもないんだよなー)
ガチャ
律(あちゃー、やっぱアイスとジュースしかないや)
律(とりあえずパンと……お、バナナあるじゃん)
律(あとはココアパウダーか。ま、これでなんとかなるだろ)
紬「りっちゃん、手伝おうか?けほけほ」フラフラ
律「おわっ!?だから寝てろっつーの!そんなに私の料理の腕が心配か!」
紬「そうじゃないけど……」
律「早くベッドに戻りなさい!」
紬「…はい」シュン
チーン
律「お、焼けた焼けた。どれどれ」
律(…ちょっと焦げたか?ま、いいや)
律「はい、朝御飯!パンの上にカットしたバナナとココアのっけただけだけど」
紬「あっ、これ、オーマイガー!」
律「あ…やっぱこれじゃヤダ?」
紬「けほけほ!…ううん、そうじゃなくて、これオーマイガーっていう料理だよ」
律「名前あったんかい!?」
紬「アメリカのお母さんが、朝寝坊しちゃって「オーマイガー!オーマイガー!」って言いながら急いで作るからオーマイガーっていうんだって」
律「へー……今考えた?」
紬「…!?ほ、ホントなの!…けほっ」
律「あー、悪い悪い。ははは」
律「いただきまーす」
紬「いただきまーす。…けほっ」
律「つらそうだなー。食べさせてやろっか」
紬「えっ?ううん、大丈夫!自分で食べられるから」
律「つーか珍しいよな、ムギが風邪引くの」モグモグ
紬「うん…。久しぶりかも」モグ…
紬「あ、おいしい」
律「へへへ。誉めろぃ誉めろぃ」
律「牛乳飲む?」
紬「うん。ありがとう。…けほっ、けほけほ!」
紬「……ふぅ」コクコク
律「それ飲んだら今度は薬な」
紬「うん」
律(って薬あるのかここ?唯の事だし、買い置きなんてないだろうなぁ)
律「あー、多分薬ないから、澪に買ってきてもらうわ。我慢できる?」
紬「うん、平気!…けほっ」
律「じゃ、とりあえずベッドで横になっとけ」
紬「けほけほ……」
律「じゃあ私は特ダネでも見てよっと」ピッ
紬「りっちゃんごめんね…けほ」
律「ん?」
紬「私、風邪引いちゃって…」
律「なーんでそれで謝るんだよ」
紬「だって……けほっ」
律「つーか羨ましいよ。今日の講義特にだるいしさー。私も休んじゃおっかな」
紬「行ったほうがいいよ…」
律「わかってるってー」
紬「……けほ、けほ」
律「うわー、酷い事件だなこれ」
律「あ、中野さん噛んだ」
律「お、天気予報。今日は一日雨か」
律「この気象予報士、なんかうだつの上がらない顔してるよなー」
律「ふむふむ、株価が芳しくないねえ」
紬「りっちゃん、株わかるの?」
律「ん、いや全然」
紬「ふふっ」
紬「……」
紬「…けほ」
紬「…」むぐっ
律「ん?何やってんの?」
紬「せ、咳我慢してる…の…」
律「は?なんで?」
紬「だって、りっちゃん、テレビ見て…るし…」
律「いやいや普通に咳していいって! 」
紬「で…も…」
紬「けほっ」
紬「…」
律「…」
紬「ガマンできなかった…」シュン
律「だから咳していいってば」
紬「…」むぐっ
律(変なところで意地っ張りだなームギは)
紬「りっちゃん、そろそろ行かないと遅刻しちゃうよ…」
律「んー、血液型占い終わったら行くよ」
紬「けほ、けほ」
律(ん…)ムズムズ
律(…やば、トイレ行きたい)
律(今はCM…。すぐ戻ってくれば占いに間に合う!)
律「ちょ、ちょっとトイレ行ってくる!」タタタ
律(は、早く早く!)カラカラカラカラ
ジャー
バタン
タタタ
律「おしっ!……ってあれ?占いは?」
紬「さっき終わっちゃったよ。…けほっけほ」
律「んがーっ!見逃したっ!ムギ、私何位だった!?B型!」
紬「え、えーっと……」
紬「けほけほ!」
紬「えっと、りっちゃんは…その…」
律「もしかしてビリ…?」
紬「…うん」
律「…ま、まぁ占いなんて当たるも八卦当たらぬも八卦って言うしな!あはははは…」
紬「そ、そうだよ…。私風邪引いてるのに一位だったし、アテにならないわ…」
紬「…」
律「はぁ…」
紬「…けほ」
律「さ、さーて!じゃあ私はそろそろ行くから。ムギ、大人しくしてるんだぞ」
紬「うん…。けほけほ」
律「じゃな!お大事にー」
バタン
おしまい
紬『私の風邪が治らないの』
紬「けほけほ!」
紬「……はぁ」
コッチ コッチ コッチ
ザアアアアアアア
紬「けほっ」
紬(節々が痛い……)
紬「けほ、けほけほけほ!」
紬(あ、テレビ消さなきゃ…リモコン…)
紬(あれ?ないわ……)
紬「けほ」
紬「……」スゥ…
おしまい
澪『ムギが風邪を引いた』
ピーンポーン
澪「…」
澪(あれ?)
ピーンポーン
澪「…」
澪(あ、そっか。唯はいないしムギは寝てるから誰も出るわけないよな)
ガチャ
澪「お邪魔しまーす」
紬「…けほ、けほ!……ん……」スヤスヤ
澪(ちゃんと寝てるみたいだな )
澪(ん?テレビつけっぱなしじゃないか。全く、律だな…)
澪「やれやれ」
澪(あれ?リモコンがないぞ…。仕方ない、ボタンで消すか)
ポチ
紬「ん……」ムクリ
澪「あ、ごめん。起こしちゃったな」
紬「けほ、けほ!…澪ちゃんおかえり~。お茶用意するね」ムクッ
澪「おいおい!お茶はいいから寝てろって!」
紬「うぅ……」
澪「はぁ…。朝御飯は?ちゃんと食べたのか?」
紬「うん、りっちゃんが作ってくれたの。オーマイガー」
澪(オーマイガー?)
澪「薬とポカリ買ってきたから、これ飲もうな」
紬「うん。ありがとう澪ちゃん……。けほっ!けほけほ」
澪「はい、薬」
紬「…けほけほ」
紬「……ちょっと苦い」コクコク
紬「……」ゴクン
澪「熱計ってみるか」
紬「けほ、けほ!……うん」
澪「はい、腕上げて」
紬「……こう?」
澪「体温計入れるよ」スッ
澪「はい、挟んで」
紬「うん」スッ
紬「きゃっ!」
澪「え?なに?」
紬「体温計が冷たくて……。けほけほ!」
ピピピピ
澪「どれどれ」
澪「39度2分…。熱上がってるな…」
紬「けほけほ…」ボー…
澪「大丈夫か?」
紬「けほ……」
澪「横になろっか」
紬「うん…。ごめんね…」
澪「そろそろお昼だな。何か買ってくるよ。何がいい?」
紬「おまかせしまーす……。けほけほ…」
澪「わかった。じゃ、ちょっと行ってくる」
ガチャ バタン
澪(さて、と)
ザアアアアアアア
澪(すごい雨……。近所のコンビニでいいか)
コンビニ
澪「えーっと」
澪(熱ある時と言ったら、おかゆか…鍋焼うどんだよな)
澪(動物性たんぱく質は消化によくないって言うし……)
澪(うどんかな、やっぱり)
澪(ついでにポカリももう一本買っておこう)
紬『けほけほ…』グッタリ
澪(……)
澪(やっぱりもう二本買おう)
店員「ありあとあしたー」
唯の部屋
ガチャ
澪「ただいま」
紬「澪ちゃん、おかえりなさ~い……」
紬「けほ!」
紬「けほけほけほ!」
澪「咳酷くなってるな。ご飯食べて体力つけないと」
紬「うん……」
澪「鍋焼うどんだけど、いい?」
紬「私、鍋焼うどん食べるのが夢だったの~…」
澪「ちょっと待ってて。すぐにお湯沸かすからな」
紬「うん、ありがとう澪ちゃん……」
紬「けほ、けほ、げほっげほ!」
数分後
澪「はい、できたぞ」
紬「いただきまーす…」
紬「……」ズルズル
紬「はふはふ…」
澪「あ、ごめん。熱い?フーフーしようか?」
紬「子供じゃないから大丈夫よー…」
澪「そ、そうか…」
紬「…ふう、ふう」
紬「……」ズルズル
澪「……」ハラハラ
紬「澪ちゃんは食べないの?」
澪「え?あ、いや、私は…」
澪(ダイエット中だし…)
紬「…?」ズルズル
紬「あ……」ピタ
紬「澪ちゃん、ダイエット…?」
澪「う、うん。まあ…」
紬「……」
澪「って、ムギは食べなきゃダメだぞ!風邪引いてるんだから!」
紬「……」
澪「ダイエットより風邪治す方が先!」
紬「…はい」シュン
澪「そうだ、食べ終わったら冷えピタも交換しないとな」
紬「…」ズルズル
紬「ねえ澪ちゃん」
澪「ん?」
紬「澪ちゃん、看護師さんみたいだね」
澪(看護師……)
澪「う…勧誘ビデオ思い出すからやめてくれ…」
紬「あっ、ご、ごめんなさい…」
澪「…」
紬「けほ、けほ…」
紬「ごちそうさま…」コト
澪「食器は流し台に置きっぱなしでいいから。後で洗うよ」
紬「うん……けほけほ」
紬「けほ!えほ!」
澪「じゃあ、私三限あるからそろそろ行くね」
紬「うん。ごめんね澪ちゃん」
澪「唯がそろそろ戻ってくるはずだから」
紬「うん」
澪「ちゃんと薬飲むんだぞ」
紬「はーい……。けほ、けほ…」
澪「じゃ、大学終わったらまた来るから。お大事にな」
おしまい
紬『私の風邪がまだ治らないの』
コッチ コッチ コッチ
ザアアアアアアア
紬「けほ」
紬「けほ、けほけほけほ!」
紬「…ふぅ…」
紬(なんだか天井がおっきく見える……)
紬(部屋も広く……あれ?狭く感じる… )
紬(どっちだろう……?)
紬「けほ、けほけほ!」
紬「…」ズズッ
紬(食器…洗わなきゃ…)
おしまい
唯『ムギちゃんが風邪引いちゃった』
唯(ムギちゃん大丈夫かなー )
ガチャ
唯「ただいまー!」
唯「ムギちゃーん大丈夫~?」
紬「けほ、けほ…」
紬「唯ちゃんおかえり~…」フラフラ
唯「ああっ!ダメだよ寝てなきゃ!」
紬「でも食器洗わないと…」
唯「だーめ!ほら、ベッドで横になって!」
紬「けほ、けほ」
紬「…」ゴロン
唯「うむ!」ふんす
紬「ごめんね…ベッド占領しちゃって…」
唯「いいよいいよ~」
唯「それより、ムギちゃんのためにお菓子いっぱい買ってきたんだよ~。ほら!」ガサ
紬「ありがと~……」
唯「えっとねー、ゼリーと、チョコレートと、ポテチと、タマゴボーロと……どれから食べる?あ、ポカリも買ってきたよ!」
紬「唯ちゃんが食べたいのでいいよ~…」
紬「けほ、けほ…」
唯「じゃあタマゴボーロにしよっか!」
紬「うん。私それ初めて食べる…」
唯「これオススメだよ~。おいしいよ~」ペリペリ
唯「はい、あーん」
紬「え?」
唯「あーんして、ムギちゃん」
紬「……」
唯「ほら早く~」
紬「…あーん」
パク
紬「……」ゴクン
唯「おいしいでしょ~?」
紬「うん、おいしいわ~……」
唯「えへへ」
紬「けほ、けほけほけほ!」ズズッ
唯「わわっ!ムギちゃん鼻水!はい、ちーんして」
紬「んっ…」チーン
紬「けほ、けほけほえほ!」
唯「こりゃあ重症ですなぁ」
紬「うぅ……」
唯「寝ましょうかムギちゃん」
紬「うん……」
唯「子守唄、どんなのがいい?」
紬「えっ?」
唯「ふふふ、リクエストにお答えしますよ!」ふんす
紬「う、うーん……」
紬「じゃあふわふわでお願いしま~す……」
唯「ほいほい」
唯「きみをみてると~いつもハートドキドキ~♪」ポン ポン
紬「ちょっとスローテンポね……?」
唯「子守唄バージョンだからね~」
唯「揺れる思いはマシュマロみたいに、ふーわふわ♪」ポン ポン
紬「……けほけほ」
子守唄終了
紬「ありがとう、唯ちゃん」ズズッ
唯「あれ~?眠れなかった?」
紬「え?あ、う、うん!眠くなってきたわ~…」
唯「子守唄作戦は失敗かぁ」
紬「…けほっ」
唯「なんか私が眠くなってきちゃったよ」
紬「けほ、けほ…」
唯「よいしょっと」ゴロン
紬「え、ゆ、唯ちゃん…?」
唯「えへへ、一回ムギちゃんを抱き枕にして寝てみたかったんだ~」
紬「けほ、けほ…。風邪伝染っちゃうよ……」
唯「平気平気~。はー、あったかあったか」ギュム
紬「熱あるからかなぁ…」
唯「えへへ~」
紬「ていうか、唯ちゃん今日バイトあるんじゃ……」
唯「時間になったらちゃんと起きるよ~」
紬「時間になったら起こしてあげるね…」
唯「だめだめ!ムギちゃんは寝なきゃダメだよ!」
紬「…けほ、けほ」
唯「じゃ、おやすみ~」ギュム
紬「うん。おやすみ……」
唯「……」スゥスゥ
紬「……」
紬「けほ、けほっ…」
紬「……」スヤスヤ
おしまい
紬『私の風邪がなかなか治らないの』
紬「ん……」パチッ
紬「……」ボー
紬「……けほ」
紬(頭がぼーっとする……)
紬「……」
紬「…あっ!?唯ちゃん、時間……」
コッチ コッチ コッチ
ザアアアアアアア
紬「……」
紬(…ちゃんと起きて行ったみたいね)
紬「…ん?なんだろうこれ」カサ
カサ・・・!?
ムギちゃんへ
冷蔵庫にゼリー入れておいたよ!
着替えもタンスの中のテキトーに着ていいからね!
おくすり飲んでみんなが帰ってくるまでおとなしくしてるんだよ~!
あと助っ人呼んでおいたから♪
PS
ムギちゃんの寝顔かわいーね!
ゆい
紬「……けほ」
紬(…助っ人?)
紬「……」
紬「うっ……!?」
紬「うっ…ぷ……」
紬(~っ!)
ガチャ バタン
おしまい
梓『ムギ先輩が風邪を引きました』
ザアアアアアアア
梓(ムギ先輩が風邪なんて珍しいな……)
梓(私看病なんてした事ないけど……大丈夫かな)
ピーンポーン
ガチャ
梓「お邪魔します」
梓「……ムギ先輩、いますか?」
シーン
梓「……」
げ、げほっ、ごほ
梓(ん?トイレかな?)スタスタ
紬「げほ…お、おえぇ……」
梓「うわっ!だ、大丈夫ですかムギ先輩!?」
紬「あ、梓ちゃ……っぷ……げほ、げぇぇ……」
梓「背中さすりますね!」スリスリ
紬「げほ、げほ……」
紬「……はぁ…はぁ…」グスッ
梓「もう、びっくりしましたよ。はい、口拭いて下さい」
紬「……」フキフキ
梓(ん?なんでトイレの中にテレビのリモコンが…)
律wwwwwwwww
梓「大丈夫ですか?」
紬「うん。ありがとう。助っ人って梓ちゃんだったんだね」
梓「服汚れちゃいましたね。着替えましょうか」
紬「……うん」
梓「着替えあります?」
紬「ないけど……唯ちゃんの使っていいって」
梓「唯先輩の……」
梓(あの変なTシャツをムギ先輩が…。見たいような見たくないような…)
梓「えーっと、じゃあとりあえず上着脱いでください」
紬「え?ここで?」
梓「はい」
紬「……」
梓(あれ?だって看護師さんって服脱がせて身体拭くよね?間違ってないよね?)
紬「……けほ」
梓「塗れタオルで身体拭くから早くしてください」
紬「えっ……」
紬「あ、あの……」
梓「なんですか?」
紬「梓ちゃんが拭くの?」
梓「はい。そうですけど」
紬「え、えーっと……」
梓(…もしかして何か間違ってる?)
紬「…じ、自分で拭けるから大丈夫だよ…」
梓「あ…はい。そうですか…」
梓「じゃあムギ先輩が身体拭いてる間、着替えとってきますね」
紬「うん、ありがとう」ズズッ
梓(うぅ~…どうしよう…すごく恥ずかしい間違いをしてしまった気がする…)
梓(と、とりあえず着替えを持っていかないと!)
梓(えーと、タンスタンス…)キョロキョロ
梓(あった!)
ススス
梓「って、ここ下着入れるところ!?」バタン
梓「……」ドキドキドキ
梓「こ、この段かな……」ススス
梓「ここも違う…」ススス
梓「ここかな?」ススス
梓「…あった!」
梓「どれにしようかな」
ナイロン
オーシャン
ハネムーン
梓(ホントに唯先輩のセンスはよくわからないなぁ…)ゴソゴソ
梓(ていうか人んちのタンスの中漁るのって変な感じ…)ゴソゴソ
梓「…これでいいや」
おやつ
着替え終了
紬「どうかな?」おやつ
梓「はい、似合ってます…って言っていいんでしょうか?」
紬「えへへ…」
紬「ん…」ズズッ
梓「はい、ムギ先輩」
紬「ん~…」チーン
梓「何か前にもこんなのありましたね」
紬「そうね~」
梓「いつでしたっけ」
紬「高校の学祭ライブの後だよ」
梓「あぁ」
紬「ふぅ」ゴロン
梓「ちょっとお熱計りましょうか」
紬「はーい」スポ
紬「梓ちゃん、今日は部活いいの?」
梓「一日くらい平気です。それより今はこっちの方が一大事ですから」
紬「ありがとう……」
ピピピピ
梓「38度6分…」
紬「ちょっと下がったわ~」
梓「下がってこれですか!?…けっこう重症だったんですね…」
梓「とりあえず、みなさんが帰ってくるまで寝てましょうね」
紬「うん」ズズッ
梓「はい、どうぞ」
紬「んっ…」チーン
梓(……かわいい)
梓「…」
紬「…けほ、けほ」
梓「あ、そうだ。お菓子とか飲み物とか買ってきましたよ」ゴソゴソ
梓「アイスとクッキーとプリンと、あ、ポカリも」ガサゴソ
紬「ありがとう~…」
梓「他にも必要なものがあったら言ってください。すぐ買ってきますから」
紬「はーい…」
梓「とりあえずポカリは冷蔵庫に入れておきますね」
ガチャ
梓(…って冷蔵庫の中、ポカリだらけ?!違うの買ってくればよかった…)
梓「…」グゥゥ
梓「…あっ…」
紬「梓ちゃん、お腹空いたの?」
梓「……ちょっとだけ」
紬「冷蔵庫にゼリー入ってるから、それ食べていいよ」
梓「え?……じゃ、じゃあお言葉に甘えて…」スッ
梓(あ、これかな?)
梓(でも一個しかない…)
梓「いいんですか?ムギ先輩は食べなくて」
紬「平気よ~」ズズッ
梓「じゃあすいません。いただきます」
梓「…」パク
梓「おいしい…」
紬「ふふっ」
梓「すみません、看病しにきたのに何もできなくて…」
紬「ううん、そんな事ないよ。来てくれてありがとう、梓ちゃん」
紬「……けほ、けほ」
梓「ほら、暖かくしてなきゃダメです」
紬「うん」
梓「もうすぐ他の先輩方も戻ってくるみたいですし、騒がしくなる前に寝ておいたほうがいいですよ」
紬「うん……。じゃあ、ちょっと寝るね」
梓「はい。おやすみなさい」
紬「……」スゥスゥ
おしまい
紬『私の風邪が治りかけてきたの』
紬「……」
紬「……ん」ムクリ
律「あ、起きた」
澪「律がでかい声で喋るからだぞ」
律「えー?けっこう小さい声で喋ってたんだけどなぁ」
紬「今何時…?」
梓「十時半ですよ」
紬「外は…?」
澪「雨ならもう止んでるよ」
唯「ムギちゃん、具合どう?」
紬「うーん……」
紬「ちょっと良くなってきたかも」
律「私の看病のおかげだな!」
澪「テレビつけっぱなしで出ていったくせによくそんな事が言えるな」
梓「そう言えばトイレにリモコンありましたけど、なんでですか?」
律「へ?あ、やべ。それ私だ」
澪「全く…」
梓「ていうかずっと思ってたんですけど、なんで病院連れてかなかったんですか?」
律「だって雨降ってたし」
梓「ムギ先輩の家に電話して車出してもらえば良かったんじゃ…」
紬律澪「……」
唯「まあまあ、ムギちゃんも起きたんだし、早速鍋しよーよー」
紬「あ、ごめんね。起きるの待っててくれたんだね…」
梓「先に始めたら唯先輩と律先輩が全部食べちゃいそうですから」
律「ちゃんとムギのぶんも残すっつーの」
唯「そ、そうだよー」
律「つーか梓こそムギのゼリー食べちゃってんじゃん」
梓「だ、だからあれはムギ先輩が食べていいっていうから…!」
律「ほんとかなー?ムギが病に苦しんでるのをいい事に…」
律「このゼリーは私のもんです!食べてやるからよこしやがれです!いやっ、梓ちゃんやめて~!…みたいな」
梓「そ、そんなことしてないもん!」
紬(でも、鍋なんてやったら……)
紬「…みんなに風邪伝染っちゃうよ」
唯「えー?大丈夫だよー」
律「大丈夫だろ」
澪「そんな簡単に伝染らないって」
梓「はい。大丈夫ですよ」
紬(……)
紬「えへへ…」
唯「ムギちゃん、大分良くなったみたいだね~。咳も止まったし」
紬(……)
紬「け、けほん!」
律「って今の嘘だろ」
紬「えへへ、つい…」
唯「とりあえず今日も泊まっていきなよ~」
紬「うん、ありがとう」
律「二日も帰らなかったらムギの家は大騒ぎだな」
紬「ふふ、そうかも~」
梓「じゃあそろそろ鍋始めましょうか
」
律「よしムギ!私が食べさせてやるからな!」
唯「私もムギちゃんに食べさせたい!」
澪「わ、私も…」
梓「動物園のヤギですか…」
紬「えへへ」
律「ところで、なに鍋にすんのー?」
唯「ふっふっふ、今日はみんなが買ってきたこの…」
唯「じゃーん!ポカリ鍋だよ~!」
律澪梓「え」
唯「ふんす!」ドボドボ
紬律澪梓「オーマイガー」
Fin
これは素晴らしい!乙
いっぱいあるからって鍋にすんなww
てかオーマイガーで上手く閉めたww
楽しかった
これは秀逸
むぎゅかわいすぎワロタ
むぎゅうううううう!乙
コメント 5
コメント一覧 (5)
サボったときに出席扱いしてくれるから
これ豆な
風邪の引きはじめにもの食わせすぎじゃねw
案の定吐いちゃったし…