
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:07:54.46:53p8srko0
律「何泣いてんだよ」
唯「だって・・・」
律「嫌だったのか?」
唯「うん」
律「・・・」
唯「なに・・・?」
律「私が梓だったらよかったのになー?」ニヤニヤ
唯「そんなこと、言ってないよ・・・」
律「思ってるくせに」
唯「・・・」
律「否定はしないってか」
唯「とにかく、こういうことはもうやめてね・・・」
律「んー?聞こえない」
唯「・・・」グスッ
律「なんだよ、また泣くのか?」

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:18:35.68:53p8srko0
唯「別に」
律「ふーん。まぁいいや。私帰る」
唯「うん・・・」
律「あー・・・最後に一つだけ聞いとくけど」
唯「なに?」
律「私、何か悪いことしたか?」
唯「・・・して、ないよ」
律「だよな?」
唯「ん・・・だから、今日はもう帰ってよ」
律「それじゃ失礼しますっ唯先輩っ」
ダァン!!!
律「!?」
唯「なんであずにゃんの真似するの?あずにゃん関係ないよね?」
律「へぇ?怒るのか」アハハ
唯「いいから早く帰ってくれないかなぁ」イライラ
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:26:33.18:53p8srko0
律「ふぅん?んじゃ、また明日な」
唯「あぁ、寝坊するなよ?」
ダァン!!!!
唯「うるっさいなぁ、人の部屋の壁思いっきり殴るのやめてくれるかな」
律「お前こそなんで澪の真似してんだよ」
唯「え?そんな風に聞こえた?ごめんねー」アハハ
律「・・・」カッチーン
唯「なに」
律「気が変わった」
唯「え・・・?」バッ
律「何隠してんだよ」
唯「え、ちょっと」
律「一回ヤるのも二回ヤるのも変わらないだろ」グッ
唯「りっちゃん、やだよ・・・痛い、手離して」
律「うるせぇよ、被害者面すんな」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:28:24.22:rBxrqvE/0
唯「え?被害者面すんなって言った?今」
律「言ったよ、耳悪いのか?」
唯「りっちゃんこそ頭悪いんじゃない?明らかに私、被害者だと思うんだけど」
律「何言ってんだよ、確信犯」
唯「・・・」
律「図星、か?」
唯「そんなこと、ないよ」
律「いいんだぜ、私のこと梓だと思って」
唯「え?それ本気で言ってるの?あずにゃんにすごく失礼だよ」
律「へーへー、そりゃ悪ぅござんした」
唯「私のことを澪ちゃんだと思ってこういうこと出来るりっちゃんと一緒にしないでよ」
律「・・・てめぇ」グッ
唯「やぁっ・・・くる、しいよ・・・!」
律「ヤってる最中に澪の話すんなよ」
唯「それはこっちだって一緒だよ。あずにゃんの話しないで」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:39:53.26:53p8srko0
律「・・・」
唯「なに」
律「お前さ、抵抗しようと思えばできたよな」
唯「いつの話?」
律「さっきも。今も」
唯「・・・」
律「まさかとか思うけど、こうなるように仕向けたなんて言わないよな?」
唯「・・・」
律「・・・返事くらいしろよ。まぁ、いいや。続きするかr」
唯「・・・だったら何?」
律「・・・っ!」
唯「ちょっとカマかければ襲ってきたりしてって思って・・・結局その通りになったけど、何?」
律「お、お前」
唯「まさか本当に無理矢理されるとは思ってなかったからさっきはちょっとビックリしちゃったけどね」アハハ
律「・・・全部計算かよ、馬鹿馬鹿しい」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:52:52.57:53p8srko0
律「何が『りっちゃんに無理矢理犯された・・・グスッ』だよ。ふざけんな」
唯「ビックリしたせいで泣いちゃったよー」
律「演技だろ」
唯「演技じゃないよ、混乱して涙が流れたのは本当だもん。女の子を泣かせるなんて最低だね、りっちゃん」
律「・・・何?神経逆撫でしようとしてるのか?」
唯「そんなつもりはないよ」
律「・・・」
唯「ただ、これじゃ澪ちゃんは嫌がるよねーと思っただけ」
律「・・・ほっとけよ」イライラ
唯「まぁ、いいや。続きしたいならしなよ」
律「・・・」
唯「それとも、また気が変わった?りっちゃんの心は秋の空なのかな?」
律「へぇ、ムカつく言い回しありがとよ」
唯「どういたしまして」ニコッ
律「・・・はは、とことん腹立つな、お前」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:00:53.46:53p8srko0
唯「別にいいんだよ、私は。りっちゃんはしたいようにしなよ」
律「・・・そうか」
唯「するの?しないの?しないなら帰ってくれるかな」
律「なんだよ、そんなに私を追い出したいのか?」
唯「うん、一人になりたい」
律「へぇ?オナニーでもするのか」アハハ
唯「冗談がいちいち下品なんだよね、りっちゃんって」
律「悪かったな」
唯「あ、確かにりっちゃんとするくらいなら一人でした方がマシかも」
律「・・・んじゃ、やっぱ今日は帰らない」
唯「・・・図々しいんだね。『ゆっくりしていってください♪』なんて言ってたさすがの憂でもビックリして白目剥くよ」
律「いや、それ憂ちゃんのリアクションおかしいだろ。白目って」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:07:00.31:53p8srko0
唯「・・・」スッ
律「っ!」
唯「じれったいなぁ・・・もしかしてりょーしんのかしゃく?」
律「言葉の意味わかってんのかよ」
唯「わかってない人がこんな使い方すると思う?」
律「・・・さぁな」
唯「別に、細かいことは考えなくていいじゃん」
律「・・・なんだよ」
唯「私は澪ちゃんの代わり、りっちゃんはあずにゃんの代わり。それでいいでしょ」
律「・・・」
唯「元はと言えばりっちゃんが私を襲ったからこうなってるんだよ?」
律「それは、唯があんな話するから」
唯「しー。言い訳はいいよ。・・・そういう話もさ、終わってからしよう?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:12:44.53:53p8srko0
律「・・・」
唯「ん・・・」
律「なにしてんの」
唯「ケータイ・・・」ンショッ
律「届くか?」
唯「ん、大丈夫・・・」ガシッ・・・パカッ
律「うおっ、眩しっ・・・」
唯「あーあ、もう1時だよ」
律「・・・そうか」
唯「泊まるの?」
律「この時間から帰れってか」
唯「冗談だよ」
律「わっかりにくいっての」
唯「りっちゃんはわかりやすいよね」
律「え?」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:20:20.11:53p8srko0
唯「終わってから明らかに凹んでるもん」
律「・・・唯は、いいのかよ」
唯「無理矢理した人に『いいのかよ』なんて、普通聞かないよね?」アハハ
律「・・・」
唯「りっちゃんがそんなんだとこっちの調子も狂っちゃうよ。・・・私は平気だよ」
律「悪い。・・・そっか」
唯「そんなの、聞かなくてもわかってるでしょ。状況から考えようよ」
律「・・・私、最低だな。澪にも唯にも、梓にも悪いことをした」
唯「うん。でもね、一つ忘れないで欲しいことがあってね」
律「ん・・・?」
唯「それをさせたのは私だよ」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:27:38.11:53p8srko0
律「・・・慰めなんていらねぇよ」
唯「慰める?面白いこと言うんだね、りっちゃん。曲がりなりにも自分を犯した人を慰めることなんてしないよ」
律「・・・じゃあ、どういう意味だよ」
唯「だからね、私たちは運命共同体だよってこと」
律「・・・」
唯「ここまで来ちゃったら後戻りは出来ないよね」
律「まぁ、な・・・」
唯「これからもりっちゃんの中で私は澪ちゃんだし、私にとってりっちゃんはあくまであずにゃんの代わり」
律「・・・」
唯「なんで泣きそうな顔してるの?」
律「・・・どうして、こうなったんだろうなって・・・思って・・・」
唯「それは私たちが二人におかしな気持ちを抱いたからだよ」
律「・・・」
唯「私だってあまりこういうこと口にしたくないよ」
律「ごめん・・・」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:32:49.28:53p8srko0
唯「・・・夜は冷えるね」
律「あぁ。さっきまでの汗がひいて、余計肌寒いな」
唯「・・・寝よっか」
律「・・・」
唯「返事が聞こえないよ。何?このままずっと朝まで起きてるの?」
律「なんか、寝てると現実逃避してるみたいで」
唯「いまさら何言ってるの」アハハ
律「え?」
唯「それを言うなら私達のこの関係自体が現実逃避だと思うけどね」
律「・・・だな」
唯「そうだよ、変なりっちゃん」
律「・・・くっついていいか?」
唯「駄目なわけないだろ」
律「澪の真似、すんな」ギュッ
唯「しっかりくっつきながら言っても説得力がないよ」アハハ
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:39:19.29:NdaW+mCdO
律「うっせ・・・」ウトウト
唯「眠い、寝ていい・・・?」ウトウト
律「唯。明日、どうしよう・・・」
唯「どうって?普通に学校行けばいいじゃん・・・」
律「そうじゃなくて・・・」
唯「なにー・・・?」
律「だから、澪に合わせる顔がない・・・」
唯「そんなの知らないよ・・・あ、合わせる顔と言えば・・・」
律「なんだよ・・・」
唯「澪ちゃんに連絡、しなくていいの・・・?」
律「へ・・・?あ・・・そっか、私、明日はここから学校にいくのか・・・なあ唯・・・」
唯「・・・」スースー
律「寝たか・・・もういいや・・・私も寝よ・・・」スースー
・・・
・・・
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:48:44.47:53p8srko0
次の日
唯「おはよー!」
紬「あら、おはよう」ニコッ
律「っはよー!」
澪「ん、おはよ」
律「あ・・・澪・・・」
澪「あぁ、おばさんに『友達の家に行ったきり帰ってこない』って言われたから先に来ちゃったぞ」
唯「そうだったんだー。もう、りっちゃんってばちゃんと澪ちゃんに連絡しないとダメだよー」
澪「あぁ、全くだ。それにしても、やっぱり唯の家だったんだな」
唯「そーなのです!私たちは仲良しなのです!」ブイッ
律「!!?・・・や、やめろよ唯」
唯「えー?なんでー?」
律「・・・(こいつ、ホントいい性格してんな)」イラッ
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:57:32.94:53p8srko0
紬「でも、りっちゃんが唯ちゃん家に泊まるなんて珍しいね?」
律「そ、そうかー?」
澪「そうだよ、律だけ泊まるなんて初めてじゃないか?」
唯「まー私達の愛がそれだけ深まったということですなっ!」エッヘン!
律「ばーか(マジでやめてくれ)」コチンッ
唯「あたっ」
澪「やれやれ。確かに仲よさそうだな」
紬「微笑ましいわー」ニコニコ
律「唯、そういうこと言うなよ」ボソッ
唯「えー?そういうことってどういうことかな?」
律「ばっか!声がデカい!」
澪紬「ん?」
律「え、えっと、その、ほら!本妻の澪しゃんが嫉妬でどうにかなっちゃうだろ!」アセアセ
澪「そうかそうかー・・・って、どうにかなるか!」ゴチンッ
律「ったー!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:02:54.82:53p8srko0
唯「本妻っていうことは私は愛人なのー?」ブーブー
律「例え話っていうか、とにかくその話はおしまい!はい終了!」
唯「えー?」
紬「りっちゃん、やけに慌ててるのね?」
律「そ、そうか?」
澪「あぁ。それで、なんで律は唯の家に泊まったんだ?」
律「えっと・・・」
唯「本当のことが聞きたい?嘘が聞きたい?」ニコニコ
律「おい、何言ってんだよ」
紬「え、えっと・・・」
澪「じゃあまず嘘から」
唯「意味もなくなんとなく二人で遊んでました!」フンスッ
律「」
澪「それが嘘なのか?じゃあ、本当のことは?」
律「(ここから逃げ出したい)」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:10:25.95:53p8srko0
紬「嘘なの?本当じゃないの?」
唯「うん」
律「唯、やめろって・・・」
澪「なんだ?知られたくないことなのか?」
紬「じゃあ無理に言わなくても・・・ちょっと寂しいけど・・・」シュン
唯「そんなことないよ。りっちゃんはね」
律「・・・!」
唯「私が呼んだんだよ」
澪紬「え?」
唯「DVD借りたんだけど、一人で見れなくてね。憂も嫌だって言うからりっちゃんに来てもらったんだよー」
律「・・・」ホッ
澪「そうだったのか。それって、もしかして・・・」
唯「うん、怖いヤツ!」
澪「」
唯「だから大丈夫そうなりっちゃんに来てもらったんだー」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:14:41.98:53p8srko0
紬「確かに、りっちゃんはそういうの好きだものね」
律「お、おう!そうなんだ!(唯のやつビビらせやがって・・・)」
唯「ねー?(りっちゃんの引きつった笑顔面白かったなー)」ニコニコ
澪「なんてタイトルの観たんだ?」
律「」
唯「え?えっと・・・」
律「タイトル教えたら澪も一緒に観ないと駄目だぞ?」
澪「あ、そういえば宿題。今日は数学と英語で宿題が出てたよな」
紬「え、えぇ。そうね」
律「この話題の切り替えの早さ」
唯「澪ちゃん可愛い」ボソッ
律「・・・」ギロッ
唯「いちいち真に受けるりっちゃんも結構可愛いよ」
律「そうですか、ありがとうございますっ唯先輩!」
唯「・・・」イラッ
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:20:22.07:53p8srko0
澪「二人とも、なにしてるんだ?」
律「ん?あぁ、別になんでもないよ」
唯「そうそう、りっちゃんの頭が一年分後退しただけ」
律「あ?」
澪「???・・・それじゃ、そろそろ席につくか」
紬「そうね、チャイムが」
キーンコーンカーンコーン・・・
律「おぉ、タイミングぴったりじゃん」
唯「さすがムギちゃん」
紬「・・・///」
澪「そんなに嬉しそうにしなくていいぞ」
紬「嬉しかったから嬉しそうにして何が悪い」
澪「なんかごめん」
・・・
・・・
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:23:50.92:53p8srko0
部室
律「・・・なぁ」
唯「なに」
律「なんで澪達こないの?」
唯「『達』だって、あははは」
律「何が面白いんだよ」
唯「だって、本当はりっちゃん、澪ちゃん以外どうでもいいくせにわざわざ『達』なんて言い方するんだもん」
律「どうでもいいわけないだろ。これでも部長なんだぞ」
唯「あ、それもそうだったね。ごめんごめん」
律「・・・」イラッ
唯「あんまりイライラしてると髪の毛はらはら・・・ってなるよ」
律「うるせぇよ。その前に胃に穴が空きそうだ」
唯「へー?セロテープで止めとけば?」
律「わかったよ、お前の胃に穴が空いたらそうしてやるよ」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:28:40.29:53p8srko0
唯「私は別にそんなにイライラしないからいいけどね」
律「そうなんですかー?」
唯「喧嘩売ってるのかな」
律「ほら、イライラしないのー」ニヤニヤ
唯「うん、してないよ。別に」
律「ですよねー」
唯「りっちゃん、悪いけど静かにしてくれないかな」ムカッ
律「イライラもムカムカと大して変わらないと思うぞ」
唯「うるさいって」
律「・・・で?」
唯「何?」
律「なんでみんな来ないんだよ」
唯「聞いてないよ。りっちゃんがメールしたら?」
律「いつもは私から聞かなくても遅れるなら連絡してくれるのに・・・」シュン
唯「もー、ぶーたれてないでメール打ちなってば」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:33:34.37:53p8srko0
律「んー、わかったよ」カチカチ
ガチャ
梓「お疲れ様です。遅れてすみません」バタンッ
律「おー、梓かー」
唯「あずにゃーん!」ダキッ
梓「わっ!?」
律「梓、嫌なら振りほどいた方がいいぞー?」
梓「そうですね」テシッ
唯「しどい!」
律「唯、私が慰めてやろうか?」ニヤニヤ
唯「それじゃ昨日の夜と同じじゃん」
律「」
梓「え?え?」
律「なんでそういう切り返し方するんだよ!?言うなよ!!?私は『いらないよ』的な返事を期待してだな・・・!!」
唯「もー何慌ててるの?ちょっとした冗談じゃん」アハハ
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:38:13.83:53p8srko0
梓「なんだかよくわからないですけど、先輩たちって」
律「だから今の唯の冗談だっt」
梓「やっぱり仲がいいんですねっ」ニコッ
律「・・・へ?あ、あぁ、まぁな」
唯「そうだよー。あずにゃんとの3倍は仲良しだね!」
律「なんだよ3倍って」
唯「とーしゃひ」
梓「当社比って、どこの会社ですか」
唯「えへへー」ダキッ
梓「もうっ。あ、そうそう。澪先輩とムギ先輩なんですけど」
律「おぉ!あの二人連絡も寄越さないで」
梓「職員室の前で先生に捕まってました。すぐ行くって伝言頼まれましたよ」
唯「そうだったんだー」
ガチャ
澪「ごめんごめん、ちょっと先生に捕まっちゃってさ」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:43:29.86:53p8srko0
律「待ったぞー?」
紬「ごめんなさい。すぐにお茶入れるね」テクテク
梓「やったぁ」
唯「素直なあずにゃん可愛い」
梓「くないです」
唯「やったくないって何!?」
律「そうやって必死にフォローするところが可愛いなぁ、梓は」
唯「え。ちょっと何言っちゃってるのりっちゃん」
律「事実を述べたまでだけど?」ニヤニヤ
唯「あっそう。でもそれは報告しなくていいかな」
律「ごめんなー私も言うつもりはなかったんだけど梓が可愛すぎてつい口を衝いて出ちゃったよ」
唯「りっちゃn」
梓「律先輩がそういうこと言うのってなんだか気色悪いです」
律「」
唯「ざまぁみさらせ」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:46:54.23:53p8srko0
律「ん?唯の発言とは思えないような言葉が聞こえた気が・・・」
唯「気のせいだよ、気のせい」
澪「りつ」
律「ん?」
唯「澪ちゃんどうしたの?」
澪「その、今日、律の家に寄っていいか?」
律「」
唯「あーらら」
梓「?」
紬「みんな座って?お茶とお菓子よー」トテトテ
梓「わぁ」タッタッタッ,ストンッ
唯「今日はマカロンだね!美味しそう!」ストンッ
澪「律も座れよ?」
律「あ、あぁ、だな」ガタッ
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:52:04.11:53p8srko0
唯「ふっふーん」カチカチ
梓「これ、どこのマカロンですか?」
唯「よっと」ピッ
紬「これ?実は○○亭の和風マカロンなの」
律「ん・・・?」ブルルルル・・・
梓「やっぱり!テレビでこの間観ました!」
律(唯・・・?)ピッ
澪「え?これ、あのお店のマカロンなのか?」
『よかったじゃん』
律「・・・」カチカチ
紬「えぇ、昨日お客さんが持ってきてくれて、余ったから」
律「っと・・・」ピッ
梓「そうなんですか・・・ムギ先輩はもう食べました?」
唯「・・・(りっちゃんからだね)」ブルルル・・ピッ
『別に。澪が家にくるなんていつものことだし』
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:56:20.45:53p8srko0
紬「実は私もまだなの」
唯「・・・」カチカチ
澪梓「えっ」
唯「・・・」ピッ
紬「みんなと一緒に食べようと思って」ウフフ
律「・・・(唯だな)」ブルルル・・・ピッ
澪「ムギ・・・」ジーン・・・!
『でもちょっと緊張した様子じゃなかった?何か大切な話とかあるかもよ』
律「・・・」イラッ
梓「ムギ先輩・・・!」
律「・・・」カチカチカチカチ・・・!!!
紬「そんな感動しないで?」ウフフ
律「・・・っ」ピッ
澪「りつ」
律「んー?」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:04:02.05:53p8srko0
唯「・・・(きたきた。なんかすごい勢いでメール打ってたよね。すぐムキになるんだから)」ブルルル・・・ピッ
『うるせぇよ、期待させるようなこと言うなよ。自分でも自惚れないようにしてんだから』
澪「誰とメールしてるんだ?」
唯律「!!?」
澪「さっきからメールしてるんだろ?」
唯「・・・」カチカチ
律「いや、メルマガが立て続けに届いただけだよ」
唯「・・・」ピッ
澪「そうか?」
律「そうだって」ブルルルル・・・
澪「ほら、また」
律「あはは、今度は誰かな(唯のヤロー、絶対今狙っただろ)」ピッ
『あっはっはっ、ごめんごめん。不安と期待がりっちゃんの中をぐるぐるしてるように見えたからついからかっちゃった☆』
律「・・・」イライライライラ
唯「私もこれテレビで観たよ!すごい美味しいんだよねー?」ヒョイッパクッ
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:08:10.31:53p8srko0
梓「あ!先輩ずるい!」
唯「もう食べちゃったー」エヘヘー
紬「どう?美味しい?」
唯「うん!とっても!」
梓「私も食べます!」
澪「私も!」
律「・・・」
紬「りっちゃん、マカロン嫌いだった?」
律「へ?あ、あぁ、いいや。好きだよ大好き」
紬「本当?よかった。いっぱいあるからね」ニコッ
律「おうっ、ありがとな」ニカッ
唯「そーいえば澪ちゃんさー」モクモク
澪「ん?どうした?」
唯「今日りっちゃんの家に何しに行くの?」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:13:31.65:53p8srko0
澪「な、何って、別に・・・」
唯「あ、そうなんだ。ごめんね、変なこと聞いて」
澪「いや、全然平気だぞ。でも、どうして?」
唯「んー?澪ちゃんが決心したようにりっちゃんに声かけてるように見えたから気になっちゃった」
澪「っ・・・そ、そっか。でも、特に用事はないんだ」
律「何もなくても私の家に来たいんだよなー?澪しゃんは」ガシッ
澪「う、うるさいなっ・・・たまにはいいだろ?」
律「私が唯の家に泊まったのがそんなの寂しかったか」ヨシヨシ
澪「そんなんじゃないやい」ムー
梓「えっ」
紬「どうしたの?」
梓「唯先輩の家に律先輩が泊まったんですか?」
唯「へ?うん、駄目?」
梓「駄目、じゃ、ないですけど・・・珍しいですね」
唯「うんっ、今度あずにゃんもおいでよ」ニコニコ
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:18:12.44:53p8srko0
律「おいおい・・・」
唯「何かな」
律「なんでもねぇよ・・・梓、ほら」ヒョイッ
梓「へ?///」
律「なんだよ、先輩が食わしてやるって言うんだ。ありがたくパクってしろーい!」
梓「え、え、でも・・・///」
唯「えちょっと本当に何してるのやめてあずにゃんお腹壊すよ離れて」
律「唯はそんなに慌ててどうしたんだよ」アハハ
唯「その手早く引っ込めてくれないかなぁ」イライラ
律「んー?聞こえないなー」ニヤニヤ
パクッ
律「おっ」
唯「」
梓「美味しいです」モクモク
律「だってよ」ニヤニヤ
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:24:33.52:53p8srko0
唯「・・・」ムカムカ
律「大丈夫かー?髪の毛はらはら・・・ってなっちゃうぞー?」ナデナデ
唯「あまり触らないでくれるかなぁ、はらはら・・・が伝染るから」
律「へー、言ってくれるじゃん」
梓「あの二人、なんか喧嘩でもしてるんですか?」モクモク
紬「詳しくはわからないけど、今の喧嘩は梓ちゃんも関係あると思う」
梓「それは薄々感じました」
紬「感じてたんかーい」スパーン!
梓「いたっ」
澪「ムギ!?」
梓「いたたた・・・」
澪「梓大丈夫か?ここら辺か?」サスサス
梓「せ、先輩・・・///あの、顔に・・・胸が・・・///」
澪「あっ///ご、ごめんっ///」
律唯「何あれ羨ましい」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:25:38.75:RyDRTfrH0
律「おい、梓。澪から離れてくれ」
梓「あ、ごめんなさい・・・?」
唯「ん?何あずにゃん攻めちゃってるの?っていうか澪ちゃん、あずにゃんに何してるのかな」
澪「え?えっと、え?」
律「おい、待てよ。澪は悪くないだろ。お前こそ怒りの矛先おかしいだろ」
唯「んーはいはい」
律「てめっ」ムカッ
唯「あずにゃん、そんなに痛かったなら私がナデナデでもギューでもなんでもしてあげるからね」
梓「あ、もう平気です」
唯「」
律「ぷっ、平沢・・・ぷっ」
紬「だって私そんなに強くぶってないわ」
律「ムギ、なんていうかお前最高だよ」
紬「なんか褒められたっ」ウキウキ
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:02:32.62:53p8srko0
梓「それよりも、お茶もしたことですし。そろそろ練習しましょう?」
キーンコーンカーンコーン・・・
梓「」
律「これは、下校時間を知らせるチャイムだなー?」
梓「また・・・今日も・・・」
唯「ごめんね、あずにゃん」
梓「いえ、いいです・・・今日は私も一緒に遊んでましたし、マカロン美味しかったし・・・」
唯「うんうん、明日は一緒にギター弾こうね」ギュー
梓「!!約束ですよ?」パァァ!
唯「うんっ(腕の中で『約束ですよ』とか反則的に可愛い、っていうか反則だよ)」
律「そんじゃ、帰るか」
紬「えぇ、そうね」
澪「梓、ごめんな」
梓「いえ、明日の練習楽しみにしてますからっ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:06:00.20:53p8srko0
律「んじゃ、私らこっちだから」
唯「ん。また明日ね」
澪「気をつけて帰れよー」
紬「はーい」ニコニコ
梓「さようならー・・・それじゃ行きましょうか」
唯「ん」
紬「私、今日はこっちなの」
唯「あ、今日バイトだっけ?」
紬「そうなの」
梓「頑張ってくださいね」
紬「うん、ありがとう。また今度遊びに来てね」
梓「はいっ、お邪魔でなければ!」
紬「あ、あと唯ちゃん?」
唯「んー?何?」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:08:15.62:53p8srko0
紬「大体の事情はわかるけど・・・ほどほどにね?」
唯「っ・・・」
紬「・・・」ニコニコ
唯「えっ、ムギ、ちゃん・・・?」
紬「それじゃ、そろそろ行かないと。お疲れ様ー♪」シャランラ
梓「はいっ、また明日!」
唯「ばいばーい・・・」ヒラヒラ
梓「・・・先輩?」
唯「ん?」
梓「なんか、放心状態でしたけど・・・」
唯「ん、ちょっと、ね・・・」
梓「さっきのムギ先輩との話ですか?」
唯「うーん、どうだろ。内緒」
梓「えっー!?」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:10:26.91:53p8srko0
唯「えへへー」
梓「教えてくださいよー!」
唯「それは難しいかなー?」
梓「むー」
唯「ごめんね?」
梓「別に怒ってないです」
唯「えー?怒ってるよー」
梓「別に」プンッ
唯「あーずーにゃーんー」ギュー
梓「・・・」
唯「機嫌直して?ね?」
梓「はい・・・」ムスッ
唯「んー、じゃあ手を繋いで帰ろう!特別だよ!」ギュッ
梓「特別って言われてもあまり嬉しくないです!///」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:13:31.09:53p8srko0
律の部屋
律「で・・・どうしたんだ?」
澪「え?」
律「いや、なんか用事あったのかなーって思って」
澪「言ったろ?特にないって」
律「そっか。じゃあ何する?」
澪「・・・昨日の話、とか?」
律「・・・」
澪「ごめん・・・」
律「いや、いいよ。昨日の話って唯の家に行ったって話だろ?」
澪「あぁ。・・・あ、いや!いいんだぞ!?律が誰と仲良くしようと律の勝手だし、ただ」
律「勝手ならいいだろ。なんだよ」
澪「あ、うん。えと・・・」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:19:41.53:53p8srko0
律「?」
澪「いつの間にそんなに仲良くなったのかなって、思って」
律「・・・なんで?朝言っただろ?一緒にホラー映画観てたんだよ」
澪「・・・」
律「なんだよ」
澪「部活に行く前、職員室で捕まったって言っただろ?」
律「急になんの話だよ・・・それで?」
澪「そのあと、憂ちゃんに会ったんだ」
律「・・・っ、へぇ?」
澪「昨日、唯は・・・DVDなんて、借りてきてないって・・・」
律「・・・」
澪「憂ちゃんもDVD観よう、だなんて誘われてないって・・・」
律「そうか。・・・で?」
澪「なんで、そんな嘘ついたんだ?」
律「別に。澪の方こそ、なんでそんな嘘が気になるんだよ。些細なことだろ」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:27:43.84:53p8srko0
澪「開き直るのか」
律「私はただ疑問に思ったことを聞いただけだ」
澪「親友として、律が心配なんだよ」
律「親友として?意味わかんね」
澪「唯と夜中にどっか行ってたとか・・・」
律「なんでそうなるんだよ。普通に泊まっただけだよ」
澪「ほ、本当か?悪いことは?夜遊びとか」
律「してねぇよ。・・・なんだよ」
澪「え?」
律「本当にそんなこと心配してたのか?」
澪「わ、悪いか!?」
律「別に、悪くないけど・・・」
澪「・・・心配なんだよ、友達として二人のことが」
律「ごめん、なんか今日は調子悪いんだ。帰ってくれないか?」
澪「えっ・・・」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:33:42.38:53p8srko0
律「なに・・・?」
澪「本当に?」
律「本当だよ、こんな嘘つかないぜ」
澪「ご、ごめん。私、律が調子悪いなんて気付かなかった」
律「いいよ、別に・・・(そりゃ、嘘だしな)」
澪「大丈夫か?今日はおばさん達帰ってくるのか?」
律「あぁ、大丈夫だよ。だから・・・」
澪「わかってる。明日は元気でいてくれよ?」スタッ
律「おうっ」ニカッ
澪「じゃあ帰るな。あ、玄関まで送ってくれなくていい、安静にしてるんだ」ガチャ
律「あぁ、せっかく来てくれたのに、悪いな」
澪「気にしないでくれ。それじゃ」バタンッ
律「・・・」
律「はぁー・・・」
律「・・・ムカつく」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:45:13.52:53p8srko0
律「・・・」ゴソッ
律「・・・」ピッピッ・・・
律「・・・」
律「あ、もしもし、唯?」
律「うん、私だけど・・・」
律「え・・・?」
律「そう、だけど・・・なんでわかったんだ?」
律「ちっ・・・どうせ私はわかりやすい女だよ」
律「・・・あぁ、支度したらすぐ行く」
律「あ、いいよ。ご飯は家で食べてく」
律「ん・・・じゃな」
律「・・・あ、はいはい?」
ツーツーツー・・・
律「・・・なんだ、切れちゃった・・・ま、いっか」ピッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:53:02.16:53p8srko0
唯の家
唯「で?」
律「で?って何」
唯「何じゃないでしょ?りっちゃんがいきなりうちに来たいって言ったんじゃん」
律「さっき、随分と知ったような口を聞いてただろ」
唯「うん、でもそれはあくまで私の予想だから」
律「・・・」
唯「あんまりだんまりされるのは好きじゃないよ」
律「どうせ馬鹿にするから言いたくない」
唯「するよ?でも言って」
律「ホント、お前っていい性格してるよな」
唯「りっちゃん程じゃないよ」
律「はっ言ってろ。・・・澪がな」
唯「うん」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:58:07.65:53p8srko0
律「昨日の嘘だって知ってたんだ」
唯「嘘?」
律「ほら、DVDがって」
唯「えっ?なんでわかったの?」
律「部活に来る前に憂ちゃんに会ったみたいで、そのときに聞いたらしい」
唯「そうだったんだ・・・」
律「それで、昨日何してたんだ?って聞かれた」
唯「なんて答えたの?」
律「答えてない」
唯「え?」
律「夜遊びしてないか?なんて聞かれたから違うって言った」
唯「そっか。心配してくれてたんだ?」
律「あぁ。『友達として』たくさん心配してくれたよ」
唯「ふぅん。・・・で、りっちゃんが気にくわないのはそこなんだ?」
律「・・・」コクリ
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:12:58.02:+NuLJpPW0
律「あいつ、何回も『友達として』とか『親友として』なんて言いやがって・・・」
唯「・・・それは、確かに頭にくるね」
律「あぁ・・・」
唯「あれでしょ?」
律「なんだ?」
唯「ちょっと期待しちゃったんじゃない?私の家に遊びに来たことに嫉妬してるんじゃないかって」
律「・・・」
唯「あれ?違った?」
律「・・・その通りだよ」
唯「そっか・・・」
律「唯・・・」
唯「しよっか」
律「・・・馬鹿にしないのか」
唯「ばーかばーか。ほら気済んだ?しようよ」
律「ん・・・」ドサッ
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:26:21.25:53p8srko0
唯「ねぇ、りっちゃん・・・」
律「なんだよ」プチプチ
唯「これ、いつまで続くのかな」
律「さぁ・・・唯、ヘアピン」
唯「ん、あぁいいよ、自分で外す・・・だってさぁ、りっちゃん」
律「ん?」チュ・・・
唯「んぅ・・・あずにゃんは、可愛いけど、でも・・・」
律「わかってるって。それは私も一緒」
唯「・・・」
律「今、この話するのはやめようぜ」
唯「だね。・・・最後にまた言っとくよ。今の私をどう思おうと、りっちゃんの勝手だからね」
律「・・・あぁ」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:32:40.23:53p8srko0
唯「私としてるって思ってもいいし、なんなら澪ちゃんに見立ててもいいよ」
律「さんきゅ・・・でも」
唯「今は何にも考えたくない、とか?」
律「あたり」チュパ
唯「ひぁ、ん・・・やぁ・・・」
律「嫌?笑わせんなよ・・・」アハハ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
律「・・・」ハァ・・・
唯「何?また凹んでるの?」
律「・・・」
唯「あのさー、りっちゃんめんどくさいよ」
律「なんとでも言えよ・・・」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:37:41.24:53p8srko0
唯「・・・」チラッ
律「なんだよ」
唯「・・・」クスッ
律「笑うなよ・・・」ポリポリ
唯「・・・りっちゃん、可愛いかも」
律「私も唯は可愛いって思うぜ」
唯「そう?」
律「あぁ、さっきとか最高に可愛かった」
唯「それりっちゃんに喘ぎながら抱きついてる女の子はみんな可愛く見えるだけじゃないの」
律「うっ、でも可愛かったのは本当だし」
唯「ふぅん、あまり嬉しくないな」
律「私もお前に可愛いって言われてもな・・・」
唯「りっちゃんを好きになれたら楽なのに・・・」
律「そりゃ、私だって考えたよ・・・でも・・・」
唯律「無理、だね」
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:40:01.27:53p8srko0
唯「そういえば」
律「ん?」
唯「今日ね、ムギちゃんに『程々にね』って言われた」
律「げっ・・・なんで知ってんだ?」
唯「さぁ、でもムギちゃんのことだからね」
律「あぁ、まぁ納得」
唯「きっと引っ掻き回すようなことはしないよ、うん」
律「だな・・・」
唯「あれ?おねむ?」
律「うっせ・・・」
唯「私も眠いよ・・・」
律「なぁ、唯・・・」
唯「何・・・?」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:43:54.67:53p8srko0
律「キス、していいか・・・?」
唯「え?駄目に決まってるじゃん・・・」
律「だよな・・・」
唯「寝る前におやすみのキス?笑わせないでよ・・・そんなの恋人同士でやることだよ・・・」
律「うん、私、どうかしてたな・・・ごめん・・・」
唯「りっちゃん、しっかりしてよ・・・?」
律「あぁ・・・ごめんな、ホント・・・」
唯「そんなに思いつめてるなら・・・もう一回しよっか・・・?」
律「・・・いいや」
唯「そっか・・・」
律「あぁ・・・おやすみ・・・」
唯「ん・・・」
・・・
・・・
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 06:22:29.00:53p8srko0
数週間後
律「・・・」ボーッ
澪「おい、どうしたんだ?」
律「あぁ、ごめん。寝不足」
澪「またか・・・なんか今朝からずっとその調子だよな」
律「ん・・・」
澪「なあ、りつ・・・お前」
律「余計な心配すんな」
澪「でも・・・」
律「私がそんなことするわけないだろ」
澪「・・・」
律「ったく」
澪「でも、やっぱり・・・」
律「言いたいことがあるならはっきり頼む」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 06:26:26.07:53p8srko0
澪「最近、家にいないことが多いよな」
律「そうか?」
澪「・・・遊びに行ってもいなかったりするぞ」
律「タイミングじゃないか?」
澪「言い方を変えようか」
律「それより、みんなまだ来ないのか。サボりかー?あいつら」
澪「聞けよ」
律「・・・なんだよ」
澪「最近、唯の家にいることが多いよな」
律「・・・」
澪「なんでだ?まさかとは思うが・・・お前ら・・・」
律「・・・何が言いたいんだ」
澪「つ、付き合ってたり、とか・・・?」
律「・・・だったらなんだよ」ハァ
澪「なっ・・・!」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 06:34:29.55:53p8srko0
律「ほっといてくれ」
澪「で、でも・・・おかしいぞ!」
律「何がだよ」
澪「何が?わからないのか、同性で付き合うことがだよ!」
律「お前、唯が男だったら応援したか?」
澪「へっ?」
律「質問に答えろよ」
澪「も、もちろんっ・・・それは、うん・・・多分・・・」
律「はっきり言え」
澪「いや、多分、反対してた・・・かも・・・」
律「澪はさ」グイッ
澪「いった、は、離せよっ・・・」
律「結局のところ、澪は私を側に置いときたいだけなんだよな。何をするでもなく、させるでもなく」
澪「り、りつ・・・?」オドオド・・・
律「澪は自覚ないだろうけど、私はずっとそんなお前に振り回されてきたんだ」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 06:42:18.84:53p8srko0
澪「り、つ・・・言ってる意味が・・・」
律「わからないか。だろうな」
澪「おこって、るの、か・・・?」
律「怒ってる?そうだよ」
澪「なん、で・・・?りつ、離して・・・苦しい・・・」
律「なんで?そんなの決まってんじゃん」グッ
澪「っ・・・」
律「澪のことが好きだからだよ」
澪「・・・」
律「・・・」
澪「え・・・?」
律「・・・(勢いで言っちゃったよ・・・どうすんの、これ・・・)」
ガチャ
唯「やっほー・・・って、ありゃりゃ」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 06:47:38.57:53p8srko0
梓「・・・何やってるんですか先輩、早く中に入ってくださいよ」
紬「唯ちゃん?」
律「・・・」パッ
澪「げほっげほっ・・・」
唯「あ、ごめんね、今入るよ」
梓「?・・・お疲れ様です」
紬「お疲れさまー」バタンッ
律「おう、遅かったなー」
唯「掃除当番なんだからしょうがないじゃん」
澪「梓も?」
梓「はい、たまたまそこで会いました」
紬「さ、お茶入れよーっと♪」ササッ
律「・・・」
澪「・・・」
唯「やったぁー!さ、みんな。座ろう座ろうっ!」シュタッ
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 07:53:38.88:WSztBIDoO
律「・・・」
澪「・・・」
唯「何してるの?早く座りなよ」
律「あ、あぁ」ガタッ
澪「・・・」ストンッ
紬「澪、ちゃん・・・?どうしたの?」コポポ
澪「いや、・・・なんでもない・・・」
律「・・・」
澪「・・・」
律「ちっ・・・」ハァ・・・
唯「りっちゃん?」
律「・・・なんでもねーよ」
梓「・・・」チラッ
澪「どうした?」
梓「い、いえ。元気がなかったみたいなので・・・えっと・・・」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:23:50.59:53p8srko0
澪「そっか、ごめんな」ポンポン
梓「い、いえ///」
唯「澪ちゃんずるい・・・って」チラッ
律「・・・なんだよ」
唯「言わないんだ?梓ずるいぞ、とか」
律「ん?あ、あぁ。そうだな・・・」
唯「?」
律「・・・」
澪「・・・」
唯「変なの」
紬「あら大変」
唯「どうしたの?」
紬「お茶を入れようと思ったんだけど、お茶っ葉を切らしちゃったみたいなの」
唯「あ、そうなんだ・・・」シュン
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:35:04.92:53p8srko0
梓「じゃあ練習」
紬「だから帰りましょう」
梓「」
梓「」
唯「あ、あずにゃん、えっと・・・今日は、ね?りっちゃんと澪ちゃんちょっと調子悪いみたいだし」
梓「はい、そうですね・・・」シュン
律「んじゃ・・・帰るか」
唯「だね。なんか雨降りそうだし。今日傘持って来てないんだー」
澪「あ、あぁ・・・」チラッ
唯「ん・・・?」
澪「う、うわっ・・・どうした?」
唯「ううん。なんで今私のこと盗み見たの?」
澪「えっと・・・」サッ
唯「目を伏せられてもわからないよ」
澪「いや、なんでもないんだ・・・」
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:40:29.21:53p8srko0
律「澪、その・・・」
澪「今日も唯の家に行くのか?」
梓「今日、も・・・?」
律「おい何言ってんだよ」
澪「唯、律と付き合ってるって本当か?」
唯「・・・へ?」
律「ちっ・・・」
紬「・・・」ニコニコ
澪「ごめん、こんなところで、聞くことじゃなかったよな・・・」
唯「ねぇ、澪ちゃん」
澪「な、なんだ?」
唯「その通りだよ。こんなところで聞かれても、困るよ」
澪「ごめん・・・」
梓「・・・」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:43:20.57:53p8srko0
唯「・・・」
紬「それじゃ帰りましょうか」ガチャ
律「・・・」
梓「そう、ですね・・・」
澪「・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:51:38.62:53p8srko0
梓「ホント、今にも降り出しそうですね」
唯「大雨になるらしいよー」
紬「ギリギリで間に合うかしら」
梓「今日もバイトでしたっけ?」
紬「えぇ、帰りに土砂降りだったら・・・私も傘買って帰らないと駄目ね」
梓「酷かったら迎えに来てもらえばいいじゃないですか」
紬「親には頼りたくないの」
梓「あ、ごめんなさい・・・」シュン
紬「ううん、いいのよ。それにね・・・」
梓「?」
紬「私、嵐って嫌いじゃないの。なんだかワクワクしない?」
梓「もうっ小学生ですか」クスッ
紬「そうね。そうかも」
唯「ムギちゃん、意味深過ぎるよ」アハハ
紬「深い意味はないわ」クスクス
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:00:15.58:53p8srko0
律「・・・」
唯「りっちゃん」
律「なに」
唯「イライラ、しないんだね?」
律「うるせぇよ」イラッ
唯「あ、した」アハハ
律「・・・」
唯「ねぇ澪ちゃん」
律「やめろよ、澪に話しかけんな」
唯「なんで?話しかけるのも駄目なんだ?」
律「今は、やめろよ」
唯「今じゃないと。さっきの話、まだ続きだったしね」
律「そーかよ」
唯「そーだよ。で、私とりっちゃんは付き合ってるって、誰から聞いたの?りっちゃんがそう言ったの?」
澪「・・・」
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:04:15.06:53p8srko0
唯「返事、ないんだ」
澪「ごめん、その・・・よく、わからなくて・・・」
唯「その話してたのはさっき私達が部室に入る前じゃないの?」
澪「そう、だけど・・・」
唯「そんなちょっと前のことも忘れちゃったのかな?」
澪「いや・・・そういう意味じゃ、なくて・・・」
律「おい、唯」
唯「りっちゃんはちょっと静かにしててよ」
律「っ・・・」
紬「あらあら」
梓「ムギ先輩?」
紬「降ってきたわね」
梓「え・・・?まだ、じゃないですか?」キョロキョロ
紬「うふふ。梓ちゃんがそう思うならそれでいいわ」ニコッ
梓「・・・?」
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:09:33.60:53p8srko0
唯「澪ちゃん、答えて」
澪「・・・私が、律に『唯と付き合ってるのか』って、聞いた」
唯「そっか」
澪「・・・」
唯「で?」
澪「り、律は『だったらなんだよ』って、そう言ったんだ・・・」
唯「つまり、りっちゃんは認めたってことだね?」
梓「・・・」
澪「そう、だよ」
律「・・・」チッ
唯「じゃあ、それでいいよ」チラッ
梓「・・・!」
澪「それでいいって、なんだよ」
唯「りっちゃんがそういうならそれでいいって言ったの」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:11:01.69:lceP7A4e0
澪「じゃあ、律が違うって言ったら違うのか?」
唯「そうだよ」
律「おい、唯」
唯「さっき黙っててって言わなかった?」
律「・・・」
澪「なんだよ!それ!どっちなんだよ!」
唯「さぁ、それは誰が決めることなんだろうね?」
澪「唯、言ってる意味が・・・」
唯「ねぇ澪ちゃん。どうしてそんなにムキになってるの?」
澪「・・・!」
唯「私は友達だから?りっちゃんが親友だから?」
澪「ど、どっちもだよ!」
唯「じゃあ質問を変えるね。澪ちゃんがムキになる理由はその二つだけ?」
澪「そ、それは・・・!」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:21:59.10:53p8srko0
紬「私、そろそろバイト行かなくちゃだから」
梓「え、あっと、はい・・・お疲れ様でした」
律「あ、あぁ。バイト頑張ってな」
唯「ムギちゃんばいばーい!」ニコッ
澪「また明日な・・・」
紬「梓ちゃんも、多分傘さしても意味ないと思うから・・・せめて風邪引かないようにね?」バイバイ
梓「・・・ムギ、先輩」タッタッタッ・・・
紬「なに?どうしたの?」クルッ
梓「さっきから嵐、嵐って・・・この状況のこと言ってたりします?」ボソッ
紬「・・・」クスクス
梓「せんぱ」
紬「わかってるなら。自分が関係あるかないかくらいも、もちろんわかるわよね?」
梓「・・・は、はい」
紬「よかった。さすが梓ちゃん、物分りのいい子は好きよ」ニコニコ
梓「どうもです・・・」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:33:24.53:53p8srko0
紬「さぁ、戻って?」
梓「はい・・・」
紬「それじゃね」ヒラヒラ
梓「お疲れ様です・・・」ペコッ
唯「みーおちゃん?」
澪「・・・」
唯「私、難しいこと聞いてるかな」
律「やめろよ」
唯「はぁ・・・だからりっちゃんは」
律「やめろって言ってんだよ」
唯「・・・へぇ?」
律「わかってて言わせようとすんなよ」
唯「えー、言ってくれなきゃわっかんないよー」アハハ
律「・・・」イライラッ
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:39:01.09:53p8srko0
澪「私は・・・」
唯「うんうん」ニコニコ
律「おい、無理すんな」
澪「・・・帰る」クルッ
唯律「えっ」
澪「・・・」タッタッタッ・・・
梓「え?澪先輩?・・・え?」
律唯「・・・」ポカーン
唯「・・・あーあ、澪ちゃん逃げちゃったよ」アハハ
律「お前が追い詰めるからだろ」
梓「あの、先輩・・・」
唯律「んー?」
梓「二人は、付き合ってるんですか?」
律「え?なんだって?」
唯「私達の会話、ちゃんと聞いてたかな。あずにゃんは」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:46:54.09:53p8srko0
梓「聞いてましたけど、意味がわからないですよ」
唯「・・・そっか」
律「まぁ、ありゃ唯が悪い。あんな謎掛けみたいな言い方されても普通わかんないだろ」
唯「そう?私は思ったままをいったまでだけど」
梓「付き合ってるか付き合っていないか、誰が決めるんだろうね・・・って、どういう意味ですか」
唯「やってることと気持ちの問題ってことだよ」
梓「・・・?」
唯「わからないって顔してるね」
律「おい、もういいだろ」
唯「何が?」
律「唯、お前ちょっとおかしいぞ」
唯「は?なんで?」
律「上手く言えないけど、いつもと違う」
唯「そう、かもね・・・なんかね、もう・・・面倒になっちゃったんだよ、全部」
律「唯・・・」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:53:59.16:53p8srko0
唯「あずにゃん、私たちは傍からみたら付き合ってるかもしれない」
梓「やっぱり、そうなんですか・・・」
唯「でも、私たちはそんな口約束交わしていないし、そんなものに縋りたいと思うほどお互い必死じゃないんだよ」
梓「・・・よく、わかんない、です・・・」
律「唯、お前まどろっこしいぜ」
唯「・・・」
律「面倒になったとか言って、心のどこかじゃ梓に嫌われたくないって思ってんだろ」
唯「うるっさいなー・・・悪い?」
律「別に、踏ん切りがつかないのも当然だと思うぜ。だから私が言ってやるよ」
唯「っ・・・!」
律「梓、私たちはな。簡単に言うと」
唯「ちょっと、りっちゃんはそんなことしてる暇あるなら澪ちゃん追いかけたら?」
律「ヤるだけの関係ってこと」
梓「は・・・はい?」
唯「あーぁ・・・言っちゃった・・・」
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:00:11.44:53p8srko0
律「いいか、私たちは好きだから一緒にいるわけじゃない」
梓「・・・」
律「嫌いじゃないから一緒にいる、そんだけだよ」
梓「じゃ、じゃあ、それってセフレってことじゃないですか・・・」
律「おーおーさっすが物分りが早いなー」ナデナデ
梓「触らないでください!」パシッ
律「いってー」アハハ
梓「何、ヘラヘラしてるんですか・・・?」
律「ははは・・・あー・・・笑った」キッ
梓「先輩、見損ないました」
律「どっち?私?唯?」
梓「両方に決まってます!!」
律「あっはっはっ、そりゃそっかーごめんごめん」
唯「・・・りっちゃん、ヤケになってないでさ。涙、拭きなよ」
律「ばっか、これ雨だし・・・」
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:05:51.29:53p8srko0
梓「もう、二人のこと、信じられません・・・!」
唯「そう・・・そっか・・・」
律「・・・なんで、こんなことになったんだろうな」
唯「りっちゃん、涙拭いたの?」
律「だから、これ涙じゃねぇし・・・」ゴシゴシ
唯「拭き終わったなら、まだやることあるでしょ」
律「んだよ・・・」
唯「澪ちゃんに会って、話ししなよ」
律「・・・」
唯「話してる最中、泣いたらダメだよ」
律「・・・」
唯「はぁ・・・あのね、りっちゃんがいると私もあずにゃんと話しにくいんだよ。邪魔なの」
律「ちっ・・・わかったよ・・・」クルッ・・・ダッ
唯「やっと行ったよ・・・(りっちゃん・・・頑張って)」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:11:16.27:53p8srko0
梓「・・・」ジー
唯「・・・なに?」
梓「先輩達は、なんで、その、せ、せ」
唯「セックスフレンド?」
梓「は、はい・・・//それになったんですか?」
唯「そんなこと聞いてどうするの?」
梓「別に・・・ただ、何か事情があるように見えたんで」
唯「そっか・・・いいよ、教えてあげる」
梓「・・・」
唯「あれは数週間前のことだったかな。りっちゃんから夜、電話が来たんだよ」
唯「りっちゃん、澪ちゃんに彼氏が出来そうって、半泣きで電話してきたんだよ」アハハ
唯「聞くと他校の生徒に告白されたらしいんだけど、澪ちゃん付き合おうか迷ってたんだってさ」
梓「えぇ!?あの澪先輩がですか!?」
唯「うん、そろそろそういうのも経験しないとって思ったみたい」
梓「なるほど・・・」
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:17:18.44:KadeXjCMO
唯「私は澪ちゃんのその考え方は間違ってないと思うんだけど・・・」
唯「そうすると、一人都合の悪い人が出てくるんだよねー」
梓「律先輩、ですか?」
唯「そ。よくわかったねー」
梓「そりゃ、そんなことがあって半泣きで電話してきたって聞いたら」
唯「それもそっか。可哀想だから家においでって言ったんだよ」
梓「・・・」
唯「そこからなんとなーく始まって、なんとなーく続いてるんだよ、私達の関係は」
梓「そうなんですか・・・でも、好きなら」
唯「告白しろとか馬鹿なこと言わないでよ?」イラッ
梓「それは、その・・・」
唯「あずにゃんは真っ直ぐだね、そういうところ大好きだけど今はちょっと頭に来るかな」
梓「・・・」
ポツ・・・ポツ・・・
唯「ん・・・雨、降ってきたね・・・」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:25:56.94:53p8srko0
梓「律先輩は・・・」
唯「ん?」
梓「律先輩は澪先輩のことが好きなんですよね?」
唯「そうだよ。そして私はそれを前から知ってた」
梓「・・・頭に来ないんですか?」
唯「え?何が?」
梓「だって律先輩、唯先輩のこと利用してるじゃないですか」
唯「」ポカーン
唯「・・・あっはっはっ、おっかしー!・・・えー?なにそれー?」ヒーヒー
梓「なんでそんなに爆笑するんですか」イライラ
唯「それ、わざと?トボけてるの?」
梓「えっ・・・」
唯「あずにゃんならわかるはずだよ。私はりっちゃんに利用されてなんていないって」
梓「まさか・・・」
唯「そ。私とりっちゃんは利害関係が一致しただけ。利用って言葉をあえて使うならお互いに利用し合ってるよ」
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:37:12.13:53p8srko0
梓「・・・!」
唯「あーもう。私はね、りっちゃんと違うんだよ」
梓「え?」
唯「りっちゃんは澪ちゃんにいつか気持ちを伝えたいって思ってたみたいだけど」
梓「そう、なんですか」
唯「私は違うの。そんなつもり、これっぽっちもない。1mmも、頭の片隅にすらも、どこにも」
梓「・・・」
唯「予定が狂ったよ。私の気持ちなんて、卒業と同時に意味のないものになればいいって思ってた」
梓「先輩・・・」
唯「側にいれるだけで、よかったんだよ・・・本当だよ・・・」
唯「それに、りっちゃんはこんな関係よくないって思ってたみたいだけど、私はこのままでもいいかなって思い始めてたし」
梓「でも、それじゃあ・・・!!」
唯「じゃあ何!?あずにゃんは私が好きって言ったら応えてくれるの!?」
梓「・・・!!」
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:45:09.96:53p8srko0
唯「さっき私達のこと信じられないって言ったよね」ザッザッ・・・
梓「はい、言いました」
唯「・・・でも」ギュッ
梓「・・・」
唯「私のこの気持ちだけは信じて欲しい」
梓「・・・」
唯「ごめん、嫌なら・・・振りほどいていいよ」
梓「・・・嫌じゃないから振りほどきません」
唯「・・・」
梓「・・・第一、嫌だったらさっき近づいてきた時点で逃げてます」
唯「・・・期待、しちゃうよ・・・?」
梓「どうぞ、ご勝手に」
ザー・・・ザー・・・
・・・
・・・
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:53:24.98:53p8srko0
律「・・・」タッタッタッ
律「くっそっ・・・」
律「雨降ってきたし・・・」
律「さっき家に寄ったけど、まだ帰ってないみたいだし・・・」
律「どこ行ったんだよ・・・」
律「会ったら・・・会ったら・・・澪に・・・!」
律「って、おいおい・・・なんて言えばいいんだよ・・・」アハハ
律「私が何を言っても言い訳じゃないか・・・」
プルルルル・・・
律「澪だっ・・・!」ピッ
澪「もしもし」
律「澪!あのs」
澪「探さないでくれ」
律「え」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:58:19.77:53p8srko0
澪「お願いだ」
律「・・・私が嫌いになったか」
澪「違う・・・ただ」
律「じゃあ、怖いか」
澪「・・・」
律「そりゃそうだよな。女だからって安心して一緒に居たのに、実はそういう目で見られてました、なんて誰だって」
澪「違う」
律「いいんだよ。気使わないでくれ」
澪「誰がお前なんかに気使うか」
律「・・・」
澪「なんていうか、律が、わからないんだよ・・・」
律「・・・」
澪「私が怖いのは、自分だ」
律「なに、言ってんだよ・・・」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:06:42.98:53p8srko0
澪「こんなにずっと一緒に居たのに・・・どうしてお前の気持ちに気づけなかったんだろう」
律「それは、私が隠してたから・・・」
澪「いいや、違う。私はな、律が隠していたってそれに気付ける自信があった」
律「その自信が見当違いだったってだけだろ」
澪「ばか・・・そんな言い方、するなよ・・・」
律「・・・」
澪「律の気持ちに気づかないで、私は今までたくさん残酷なことをしてきたと思う」
律「・・・」
澪「本当にごめん」
律「いいって、澪が謝ることじゃない。私の方こそ、好きになってごめん・・・」
澪「・・・私が本当に悪いな、と思うことは」
律「やめてくれ。言わないでくれ」
澪「・・・律の気持ちに応えられそうにはないから」
律「・・・言うなって、言っただろ・・・」
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:09:09.40:53p8srko0
澪「律が、唯とそういう関係じゃなk・・・」
律「・・・!?なんで知ってるんだよ、そういう関係だって」
澪「そ、それは・・・」
律「・・・まさか、お前」
澪「な、なんだよ」
律「お前、いくら探しても見つからないと思ったら・・・」
澪「だからなんだよ」
律「唯の家か」
澪「!?」
律「あたり、か」
澪「・・・なんで、わかったんだ?」
律「はは、適当にカマかけたんだよ。やっと言ったな」
澪「なっ・・・」
律「今から行く」
澪「やめろっ、来るなよっ・・・!」
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:14:18.84:53p8srko0
律「やめろって言われて、やめると思うか?」タッタッタッ
澪「律と会いたくない!」
律「そうかそうか。・・・で?」
澪「っ・・・!」
律「私はお前に会いたい」
澪「でも・・・」
律「だから会いに行く」
澪「・・・」
律「待っててくれよ。それで、さっきの話の続きしようぜ」ピッ
澪「り、りつ・・・!」
ツーツーツー・・・
澪「切れてる・・・」
憂「・・・なんか、ごめんなさい」
澪「なんで憂ちゃんが謝るんだよ。私の方こそ助かったよ」
憂「いえいえ。雨が降る前に家に入ってもらってよかったです」ニコッ
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:18:30.96:53p8srko0
澪「そうだな・・・土砂降りだな・・・」
憂「今ココア淹れますね」
澪「いや、遠慮しとく」
憂「え?」
澪「帰る」
憂「・・・いいんですか?律さん、来るんじゃないですか?」
澪「だからだよ」
憂「・・・澪さんと律さんの事情はわかりませんけど、でも」
澪「一人で、考える時間が欲しいんだ」
憂「・・・そうですか、わかりました。家に帰るんですか?」
澪「あぁ、律が来たら適当にかわしておいてくれ」
憂「・・・わかりました」
澪「ホント、色々とごめん」
憂「いえ、お姉ちゃんも悪いですし。気にしないでください」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:23:08.83:53p8srko0
澪「・・・」
憂「・・・」
澪「それじゃ、また明日」スクッ
憂「えぇ、学校で会えたら」ニコッ
澪「あぁ。ありがとう」ガチャ
憂「風邪、引かないようにしてくださいね」
澪「ん。じゃあね」ダッ
ザー・・・ザー・・・
憂「すごい雨・・・」
憂「澪さんって、足速かったんだ。へぇ」
憂「・・・今日は冷えるなー」バタンッ
憂「・・・さってと。晩ご飯でも作ろうかなー」ノビー!
ピンポーン
憂「ん?・・・はーい」ガチャ
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:29:41.52:53p8srko0
律「よっ・・・」ゼェハァ
憂「あれ?律さんどうしたんですか?お姉ちゃんならいませんよ?」
律「そんなことは知ってるよ・・・澪、来てるんだろ?」アハハ
憂「あはは・・・来てましたけど?」
律「えっ・・・」
憂「・・・」ニコニコ
律「え、なんで過去形なんだよ・・・」
憂「そうそう、今日ハンバーグなんですよ、食べてきます?」
律「そんな場合じゃないのわかってるだろ!?」
憂「律さん、気付いてます?」
律「え?」
憂「私が喋ったんですよ、律さんとお姉ちゃんのこと」
律「」
憂「澪さん、知りたがってたから。話す手間が省けたでしょう?」ニコッ
律「いい姉妹だよ、お前らホントに」ハァ・・・
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:45:04.27:53p8srko0
憂「ありがとうございますっ」
律「ったく・・・で、澪はどこに行ったかわかる?」
憂「自分の家に帰るって言ってましたけど、すれ違いませんでした?」
律「気付かなかった・・・」サーッ・・・
憂「あっはっは」
律「憂ちゃんこのやろっ・・・なぁ」
憂「なんですか?」
律「澪の性格だと、行き先は黙っててくれって言ったりとか・・・」
憂「・・・どういうことですか?」
律「もしかして、追いかけて欲しいのかな・・・だからあえて行き先を」
憂「あぁ、口止めされましたよ。私」
律「」
憂「それが何か?」ニコッ
律「いや・・・なんでもない・・・」
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:49:45.01:53p8srko0
憂「早く行ってあげてくださいね」
律「行くよ。澪は来て欲しくないみたいだけど」
憂「何言ってるんですか」
律「何って・・・」
憂「それでも来てくれるって、心のどこかが信じてる筈ですよ」
律「そう、かな・・・」
憂「このまま逃げてても解決しないって、きっと澪さんもわかってると思いますし」
律「ん、だな」
憂「それじゃ、私これからお肉こねこねしないといけないんで」
「え・・・?律・・・?」
律「へっ?」クルッ
憂「和ちゃん!」
和「あんた、人の家の玄関先で何してるの?」
律「今すぐ帰るよ」
和「そ、そうなの?」
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:56:59.89:53p8srko0
律「それじゃ、行ってくる。二人とも!・・・またな!」ダッ
憂「あ、はい。頑張ってください」ヒラヒラ
和「いってらっしゃい?・・・これは、どういうこと?なんで律が?」
憂「あれ?和ちゃん怒ったの?」ニコニコ
和「これくらいで怒るわけ無いでしょ、唯じゃあるまいし」
憂「ちぇー」
和「律って、ことは・・・やっぱり唯絡み?」
憂「ううん、澪さん絡み」
和「へぇ・・・進展あったんだ」
憂「進展っていうか・・・どうだろ、わかんないや」
和「え」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:01:51.95:53p8srko0
憂「それより、和ちゃんもハンバーグ食べてくでしょ?」
和「うーん、どうしようかしら。ちょっと寄っただけだし・・・」
憂「あはは、強制連行だよ」グイグイッ
和「全く・・・」ヤレヤレ
憂「嫌なの?」ニコニコ
和「・・・嫌じゃないから困ってるの」
憂「えへへー、こんな土砂降りの中、せっかく『ちょっと寄って』くれたんだもんねー」ギュー
和「・・・それにしても、すごい雨よね」
憂「あ、話しそらしたね・・・お姉ちゃん風邪引いてないといいけど」
和「とりあえず、中に入りましょ」
憂「だね」バタンッ
ザー・・・ザー・・・
・・・
・・・
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:06:33.19:53p8srko0
律「・・・」タッタッタッ・・・
律「・・・」タッタッタッ・・・
律「澪・・・」
律「駄目だ、足が、もう、動かね・・・」
律「・・・」
律「いや、諦めんな私」
律「・・・」
律「あ、あれは・・・」
澪「・・・」
律「みお!!」
澪「!!?」
律「やっと見つけたぜ・・・!!」
澪「り、つ・・・!」ダッ
律「待てよっ・・・!」ガシッ
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:12:36.44:53p8srko0
澪「やっめろ!離してくれ!」
律「うるせぇ!」
澪「こんのっ・・・!」ブオンッ!
律「離さないっての!」グッ
グラッ・・・
律澪「っ・・・!?」
バシャーン!!
律「・・・うっわ」
澪「サイッテー・・・」
律「ごめん・・・」
澪「律を攻めたわけじゃ・・・」
律「そっか・・・立てるか?」
澪「・・・」
律「澪?」
澪「無理」
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:15:39.33:53p8srko0
律「え」
澪「もう、疲れたよ・・・」
律「・・・それじゃ、私もしばらくここにいていいか?」
澪「ここって、私の上?別にいいよ。好きにしろ」
律「・・・」
澪「やっぱり通行人の目が気になる。降りてくれ」
律「いいよ。・・・話が終わってからな」
澪「律、私は律と話すことなんて・・・」
律「あるだろ。憂ちゃんから・・・全部聞いたんだろ?」
澪「・・・」
律「違うのか?」
澪「なんで、憂ちゃんかr」
律「憂ちゃんとさっき話したんだよ」
澪「そう、だったのか・・・」
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:21:20.40:53p8srko0
律「・・・なぁ、澪」
澪「りつ」
律「なに?」
澪「正直、私・・・律と唯のこと軽蔑してる」
律「・・・」
澪「唯は梓が好きで、律は私が好きで、でも上手く行かなくて・・・それで」
律「うるせぇよ・・・」
澪「なん、だと・・・?」
律「そうだよ、私たちは臆病者で、卑怯で、弱い。だから、こんなことになっちゃったんだ」
澪「・・・」
律「でも、それを澪にとやかく言われたくない」
澪「・・・!」
律「なぁ、私は・・・澪の側にいて、何をしたらいい?何が出来る?何をして欲しい?」
澪「えっ・・・?」
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:29:45.21:53p8srko0
律「澪は私と一緒にいたいんだろ?」
澪「あ、あぁ・・・」
律「じゃあさ、一緒にいて、私はどう澪に接したらいいんだ?」
澪「・・・」
律「友達、親友として接すればいいのか?」
澪「そう、だよ・・・決まってるだろ・・・」
律「じゃあ、私の色恋に口出しすんなよ」
澪「それは・・・」
律「・・・私が澪以外に時間を割くことに、苛立つなって言ってんの」
澪「そんな・・・」
律「間違ってるか?私」
澪「ううん・・・」
律「そういう態度が、勘違いさせてるって・・・気付いてくれよ・・・!」
澪「ごめん・・・」
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:38:17.37:53p8srko0
律「澪は、どうなりたい?今後どうしたい?」
澪「律は?」
律「質問に質問で返すなよ。それに・・・私がどうなりたいかなんて、わかりきったことだろ」
澪「・・・わかんないよ」
律「・・・本気で言ってんのか?」
澪「・・・」
律「おい・・・!」
澪「わかるよ・・・!でも、律の言葉で、ちゃんと聞きたい・・・!」
律「えっ・・・?」
澪「ごめんな、また勘違いさせるようなこと言ったよな」
律「自覚あんのかy」
澪「していいよ」
ザー・・・ザー・・・
律「え・・・?」
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:44:40.35:53p8srko0
澪「勘違いでもなんでも、すればいい」
律「・・・」
澪「私は、その責任は一切とらない」
律「」
澪「私を好きなのは、律の気持ちだろ」
澪「私だって、律と一緒にいたい」
律「・・・」
澪「律を恋人として見るのは私にはやっぱり無理だよ」
澪「でもな、律に恋人が出来るのはもっと嫌」
律「なんだよ、それ・・・じゃあ私と・・・」
澪「だから、それは無理。律とは、そういうことは考えられない」
律「意味わかんね・・・」
澪「私、わがままだろ」
律「あぁ、すっごく」
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:08:52.09:53p8srko0
澪「だから、嫌いになったらなったで、それは仕方がないと思ってる」
律「・・・」
澪「律も思っただろ?唯とそういうことして、それが私にバレたら・・・」
律「確かに、嫌われても仕方がないって思ったよ」
澪「それと一緒だよ。私は律の気持ちに応えることはできないけど・・・」
澪「律のしたことを知った上で、なお友達でいることはできる。律も・・・こんな私でよかったら、ずっと友達で居て欲しい」
律「・・・唯とのこと、いいのか?」
澪「・・・それは、ちょっと、いや、ショックだったぞ。すごく」
律「だよ、な・・・」
澪「うん・・・」
律「・・・」
澪「ごめんな、こんな答えしか出せなくて」
律「・・・一緒にいてくれるだけで、十分だよ」
澪「律のこと、全然わかってやれてなくて・・・」グスッ
律「泣くなよ・・・澪は全然悪くないし・・・」
225:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:13:31.10:53p8srko0
澪「でも・・・」
律「いいんだって・・・」
澪「律・・・」ギュー
律「!?///」
澪「これからも、よろしくな」
律「・・・あぁ」ギュ
・・・
・・・
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:23:30.55:53p8srko0
後日
律「なんか飲むか?」
澪「んー、んじゃ麦茶でいいや」
律「ほいよ」コポポポ・・・
澪「って、おい。キッチンにいくんじゃないのか」
律「めんどくさいから色々持ってきた」
澪「お前、それじゃせっかく冷えてたのに」
律「いいじゃんいいじゃん」
澪「全く・・・」
律「んで、ここの公式の使い方なんだけど」
澪「ちょっとは自分で考えろ」
律「嫌だなー考えた結果わからないから聞いてるんですよー澪しゃん」キュンッ
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:26:20.34:53p8srko0
澪「澪しゃんって呼ぶな」
律「ちぇー」
澪「全く、で。ここか?」
律「・・・」ジーッ
澪「ん?どうした?」
律「いや、今日の澪の髪型はうなじがエロいなーと思って」
澪「バーカ、変なことするなよ?」
律「どうしよっかなー」ワキワキ
澪「はーなーれーろー」グググ・・・
律「抵抗されると燃えちゃうよなー?」
澪「抵抗しないとされるがままだろ」
律「へへーん、そうともいう」
澪「こらー」ギリギリ・・・
律「嫌なら帰ってもいいんだぞ?」ニヤニヤ
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:30:18.83:53p8srko0
澪「それはもっと嫌」
律「じゃあ・・・」
澪「どっちも嫌だってば!」ガッツン!
律「~~~!!!!!」
澪「全く、ほら。勉強するぞ」
律「へ、へいへい・・・」アタタ
・・・
・・・
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:33:57.23:53p8srko0
唯「あーずにゃん、いらっしゃい♪」
梓「あ、はい・・・なんですか?」
唯「今日は憂に会いにきたの?」
梓「そうですよ」
唯「だよねー?でも憂なら和ちゃんとお出かけだよ」
梓「そうなんですか、じゃあ唯先輩で我慢します」
唯「そうそう、私で我慢してね」ニコニコ
梓「はい。しょうがないですね」
唯「あー可愛い」ギュー
梓「あ、私飲み物買ってきたんで、お茶の準備しなくていいですよ」
唯「本当に!?この子はよく出来た子だよホントにねー」ギュー
梓「おだててもジュースくらいしか出ませんよ。ほら、行きましょう」テクテク
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:36:41.36:53p8srko0
唯「はぁい」テクテク
梓「くっつきながら歩くのやめてくださいってば」
唯「えー?」ギュー
ガチャ
梓「全くもうっ」バタンッ
唯「痛い!?私挟まってるよ!?」
梓「あ、ごめんなさい。つい」
唯「ついって、確実に確信犯だよね」
梓「まぁ、座りましょうよ」
唯「えへへー」
・・・
・・・
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:41:16.17:53p8srko0
律「疲れた」
澪「勉強は一切捗ってないけどな」
律「そりゃ、まぁ、澪しゃんにじゃれつくのに忙しくて」
澪「落ちるぞ、大学」
律「・・・さぁ?」
澪「さ、さぁって・・・」
律「むしろ落ちた方がいいんじゃないか?私から開放されるぜ?」
澪「なっ、なんでそんな」
律「ははは。冗談だよ」
澪「・・・」ギュッ
律「おいー、みおー?」
澪「一緒じゃないと、嫌だよ・・・」ギュー・・・
律「だーから、そうやってマジっぽくくっつくなよ」
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:45:48.15:53p8srko0
澪「だって、律が・・・」
律「襲っちゃうぞー?」
澪「それは嫌」
律「わがまま」
澪「うん」
律「でも好き」
澪「ん」
律「こんなの、いつまで続くんだろ」
澪「え?」
律「私、澪を落とす気満々だから、そこんとこよろしく」
澪「ははっ、無理」
律「ひでぇ!?」
澪「私も、律に新しく好きな人できるの待ってるんだけど?」
律「ははっ、無理」
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:54:52.95:53p8srko0
澪「・・・」
律「なぁ、今・・・まんざらでもなかっただろ?」
澪「さぁな」
律「こっち見て言えよ」
澪「なんでわざわざ抱き着いてるヤツの目を見なきゃいけないんだよ」
律「いいから」スッ
澪「肩にあご乗せるな」
律「・・・」グリグリ・・・
澪「痛いっ!」バッ
律「・・・」ガブッ
澪「~~~!!」
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:59:54.75:53p8srko0
律「へっへー」
澪「いったぁ・・・」
律「血、出た?」
澪「わかんない・・・痛い・・・」
律「ごめんなー?澪の唇が可愛いもんでついなー」
澪「だったら普通はキスすると思うんだけど・・・?」
律「噛み心地よさそうだったから」
澪「ばーか・・・」イタタ・・・
・・・
・・・
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:02:24.52:6930qC710
梓「・・・あ、もうこんな時間ですか」チラッ
唯「うん・・・あのさ」
梓「なんですか?」
唯「好きだよ」
梓「そう、ですか・・・///」
唯「・・・」
梓「・・・?」
唯「あずにゃんは奥手なの?」
梓「奥手って・・・」
唯「そういう雰囲気になったら、避けるよね」
梓「そんなこと・・・」
唯「あるよ。現に今もそう。帰ろうとしたでしょ」
梓「それは時間が・・・」
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:08:35.56:53p8srko0
唯「この間は8時過ぎまでいたのに?」
梓「・・・」
唯「いじわる言ってごめんね」
梓「いえ、私のほうこそ、ごめんなさい」
唯「なんであずにゃんが謝るの?」
梓「まだ、そういうの・・・怖くて・・・」
唯「本当は、りっちゃんとそういうことしてた私に軽蔑してたり」
梓「な、ないですよ。そうだったら付き合ったりしません」
唯「あれ?私達、付き合ってるんだ?」ニコニコ
梓「っ・・・!///」
唯「やっとあずにゃんの口から言ってくれたね」
梓「先輩、ずるいです・・・」
唯「そうかな」トンッ
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:11:02.49:53p8srko0
梓「え・・・?」バフッ
唯「やっぱりさー、我慢できそうにないよ、私」
梓「・・・!」
唯「いいよね?」
梓「や、やぁです!」パシンッ
唯「ったぁ・・・」
梓「頭冷やしてください!それじゃ、失礼します!」バタンッ
唯「いたたた・・・はぁ・・・」
唯「・・・やっちゃった」
唯「明日謝らないと・・・はぁ・・・」
和「全く、駄目駄目ね」
唯「あれ?和ちゃん」
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:15:19.80:53p8srko0
和「今帰って来たのよ」
唯「そうなんだ?あずにゃんとすれ違った?」
和「えぇ、怒ってみるみたいよ?」
唯「・・・ふぅん」
和「随分と素っ気ないのね」
唯「あずにゃんのことは好きだし・・・付き合えるなんて、想像すらしてなかったような奇跡だけどさ・・・」
和「なによ?」
唯「付き合うって、あくまでスタート地点なんだよねー」
和「そりゃそうよ」
唯「あはは・・・和ちゃんと憂とどこに行って来たの?」
和「別にどこでもいいでしょ」
唯「ふぅん。そうだ」
和「今度は何よ」
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:16:52.26:CcecmWd10
唯「憂の首筋にいやらしい跡つけるのも程ほどにしてね?なんか目のやり場に困っちゃうから」
和「あぁ、そこまで考えなかったわ。今日はつけてないから大丈夫よ」
唯「そう?ならいいんだけど。妹のそういうの見るって結構気まずいんだよ?」
和「悪かったわね」
唯「んん、別にいいよ。憂を大切にしてね」
和「唯に言われたくないわ」
・・・
・・・
253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:29:11.75:53p8srko0
紬「・・・っていうことがこの間・・・」
さわ子「へぇ・・・まぁまぁ、りっちゃんも唯ちゃんもよくやるわね」
紬「若いっていいわねー」
さわ子「なんで私のセリフとるのかしら?っていうかそれ、人に言われるとちょっとショックね」
紬「まあまあ」
さわ子「でも、りっちゃんと澪ちゃんはどう転ぶのかしらね」
紬「さぁ?とりあえず、もうちょっと様子見ないとなんとも言えないけど・・・」
さわ子「けど?」
紬「ただひとつ言えるのは、この状態がいつまでも続くことはないってことくらいかな」
さわ子「そうね。そんな不安定な状態が保てるなら、始めっから唯ちゃんと関係を持つほど思いつめることもなかっただろうし」
紬「りっちゃんも唯ちゃんも器用そうに見えて不器用なのよね」
さわ子「それ、同い年の子の発言とは思えないわ・・・」ハァ
紬「だってそう思ったんだもの」
254:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:31:02.74:53p8srko0
さわ子「まぁ言いたいことはわかるけどね」
ピピッ・・・
さわ子「ん、コーヒー取ってくるわ」スクッ
紬「えぇ」
さわ子「はい、どうぞ」コトッ
紬「はい。私、ブラックはちょっと・・・」
さわ子「大人びてるんだか、なんなんだか・・・」
紬「微妙な年頃なの」フンッ
さわ子「はいはい」
紬「むー・・・」
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:33:46.23:53p8srko0
さわ子「ねぇ、もし私が」
紬「他の人に目移りしたらどうする?って?」
さわ子「うん、あたり」
紬「とりあえず、今までされたことを教育委員会に報告するわ」
さわ子「」
紬「・・・長い付き合いになることくらい、覚悟してたでしょ?」クスクス
さわ子「えぇ。もちろん。ぜーんぶ覚悟の上よ」クスッ
紬「知ったような口をきくつもりはないけど・・・」
さわ子「なに?」
紬「唯ちゃん達にしても、りっちゃん達にしても・・・」
さわ子「言いたいことはわかったわ。でも、それ以上言っちゃ駄目」
紬「やっぱり?」
さわ子「えぇ。なんか言ったら本当のことになりそうで」
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:37:02.16:53p8srko0
紬「このままハッピーエンドってことにして、目瞑った方がいいよね」
さわ子「・・・そうは言ってないでしょ。大丈夫よ、あの子達なら同じ過ちは・・・」
紬「んー・・・どうかな」
さわ子「何を根拠に」
紬「ほら、また・・・」チラッ
ポツ・・・ポツ・・・
さわ子「え?」
紬「雨だわ・・・」
・・・
・・・
257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:41:04.81:53p8srko0
プルルルル・・・
ピッ・・・
『あーもしもし?私だけど』
「あぁ、どうしたの?」
『あのさ・・・』
「何、早く言いなよ。じれったいなぁ」
『・・・今から部屋に行っていいか?』
「・・・」
「・・・雨降ってるけど?」
『別に、平気だよ』
「あっそう・・・じゃあ、好きにしたらいいよ」
おわり
258:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:42:07.29:53p8srko0
唯「別に」
律「ふーん。まぁいいや。私帰る」
唯「うん・・・」
律「あー・・・最後に一つだけ聞いとくけど」
唯「なに?」
律「私、何か悪いことしたか?」
唯「・・・して、ないよ」
律「だよな?」
唯「ん・・・だから、今日はもう帰ってよ」
律「それじゃ失礼しますっ唯先輩っ」
ダァン!!!
律「!?」
唯「なんであずにゃんの真似するの?あずにゃん関係ないよね?」
律「へぇ?怒るのか」アハハ
唯「いいから早く帰ってくれないかなぁ」イライラ
律「ふぅん?んじゃ、また明日な」
唯「あぁ、寝坊するなよ?」
ダァン!!!!
唯「うるっさいなぁ、人の部屋の壁思いっきり殴るのやめてくれるかな」
律「お前こそなんで澪の真似してんだよ」
唯「え?そんな風に聞こえた?ごめんねー」アハハ
律「・・・」カッチーン
唯「なに」
律「気が変わった」
唯「え・・・?」バッ
律「何隠してんだよ」
唯「え、ちょっと」
律「一回ヤるのも二回ヤるのも変わらないだろ」グッ
唯「りっちゃん、やだよ・・・痛い、手離して」
律「うるせぇよ、被害者面すんな」
すごくいい
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:32:56.26:53p8srko0唯「え?被害者面すんなって言った?今」
律「言ったよ、耳悪いのか?」
唯「りっちゃんこそ頭悪いんじゃない?明らかに私、被害者だと思うんだけど」
律「何言ってんだよ、確信犯」
唯「・・・」
律「図星、か?」
唯「そんなこと、ないよ」
律「いいんだぜ、私のこと梓だと思って」
唯「え?それ本気で言ってるの?あずにゃんにすごく失礼だよ」
律「へーへー、そりゃ悪ぅござんした」
唯「私のことを澪ちゃんだと思ってこういうこと出来るりっちゃんと一緒にしないでよ」
律「・・・てめぇ」グッ
唯「やぁっ・・・くる、しいよ・・・!」
律「ヤってる最中に澪の話すんなよ」
唯「それはこっちだって一緒だよ。あずにゃんの話しないで」
律「・・・」
唯「なに」
律「お前さ、抵抗しようと思えばできたよな」
唯「いつの話?」
律「さっきも。今も」
唯「・・・」
律「まさかとか思うけど、こうなるように仕向けたなんて言わないよな?」
唯「・・・」
律「・・・返事くらいしろよ。まぁ、いいや。続きするかr」
唯「・・・だったら何?」
律「・・・っ!」
唯「ちょっとカマかければ襲ってきたりしてって思って・・・結局その通りになったけど、何?」
律「お、お前」
唯「まさか本当に無理矢理されるとは思ってなかったからさっきはちょっとビックリしちゃったけどね」アハハ
律「・・・全部計算かよ、馬鹿馬鹿しい」
律「何が『りっちゃんに無理矢理犯された・・・グスッ』だよ。ふざけんな」
唯「ビックリしたせいで泣いちゃったよー」
律「演技だろ」
唯「演技じゃないよ、混乱して涙が流れたのは本当だもん。女の子を泣かせるなんて最低だね、りっちゃん」
律「・・・何?神経逆撫でしようとしてるのか?」
唯「そんなつもりはないよ」
律「・・・」
唯「ただ、これじゃ澪ちゃんは嫌がるよねーと思っただけ」
律「・・・ほっとけよ」イライラ
唯「まぁ、いいや。続きしたいならしなよ」
律「・・・」
唯「それとも、また気が変わった?りっちゃんの心は秋の空なのかな?」
律「へぇ、ムカつく言い回しありがとよ」
唯「どういたしまして」ニコッ
律「・・・はは、とことん腹立つな、お前」
唯「別にいいんだよ、私は。りっちゃんはしたいようにしなよ」
律「・・・そうか」
唯「するの?しないの?しないなら帰ってくれるかな」
律「なんだよ、そんなに私を追い出したいのか?」
唯「うん、一人になりたい」
律「へぇ?オナニーでもするのか」アハハ
唯「冗談がいちいち下品なんだよね、りっちゃんって」
律「悪かったな」
唯「あ、確かにりっちゃんとするくらいなら一人でした方がマシかも」
律「・・・んじゃ、やっぱ今日は帰らない」
唯「・・・図々しいんだね。『ゆっくりしていってください♪』なんて言ってたさすがの憂でもビックリして白目剥くよ」
律「いや、それ憂ちゃんのリアクションおかしいだろ。白目って」
唯「・・・」スッ
律「っ!」
唯「じれったいなぁ・・・もしかしてりょーしんのかしゃく?」
律「言葉の意味わかってんのかよ」
唯「わかってない人がこんな使い方すると思う?」
律「・・・さぁな」
唯「別に、細かいことは考えなくていいじゃん」
律「・・・なんだよ」
唯「私は澪ちゃんの代わり、りっちゃんはあずにゃんの代わり。それでいいでしょ」
律「・・・」
唯「元はと言えばりっちゃんが私を襲ったからこうなってるんだよ?」
律「それは、唯があんな話するから」
唯「しー。言い訳はいいよ。・・・そういう話もさ、終わってからしよう?」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
律「・・・」
唯「ん・・・」
律「なにしてんの」
唯「ケータイ・・・」ンショッ
律「届くか?」
唯「ん、大丈夫・・・」ガシッ・・・パカッ
律「うおっ、眩しっ・・・」
唯「あーあ、もう1時だよ」
律「・・・そうか」
唯「泊まるの?」
律「この時間から帰れってか」
唯「冗談だよ」
律「わっかりにくいっての」
唯「りっちゃんはわかりやすいよね」
律「え?」
唯「終わってから明らかに凹んでるもん」
律「・・・唯は、いいのかよ」
唯「無理矢理した人に『いいのかよ』なんて、普通聞かないよね?」アハハ
律「・・・」
唯「りっちゃんがそんなんだとこっちの調子も狂っちゃうよ。・・・私は平気だよ」
律「悪い。・・・そっか」
唯「そんなの、聞かなくてもわかってるでしょ。状況から考えようよ」
律「・・・私、最低だな。澪にも唯にも、梓にも悪いことをした」
唯「うん。でもね、一つ忘れないで欲しいことがあってね」
律「ん・・・?」
唯「それをさせたのは私だよ」
律「・・・慰めなんていらねぇよ」
唯「慰める?面白いこと言うんだね、りっちゃん。曲がりなりにも自分を犯した人を慰めることなんてしないよ」
律「・・・じゃあ、どういう意味だよ」
唯「だからね、私たちは運命共同体だよってこと」
律「・・・」
唯「ここまで来ちゃったら後戻りは出来ないよね」
律「まぁ、な・・・」
唯「これからもりっちゃんの中で私は澪ちゃんだし、私にとってりっちゃんはあくまであずにゃんの代わり」
律「・・・」
唯「なんで泣きそうな顔してるの?」
律「・・・どうして、こうなったんだろうなって・・・思って・・・」
唯「それは私たちが二人におかしな気持ちを抱いたからだよ」
律「・・・」
唯「私だってあまりこういうこと口にしたくないよ」
律「ごめん・・・」
唯「・・・夜は冷えるね」
律「あぁ。さっきまでの汗がひいて、余計肌寒いな」
唯「・・・寝よっか」
律「・・・」
唯「返事が聞こえないよ。何?このままずっと朝まで起きてるの?」
律「なんか、寝てると現実逃避してるみたいで」
唯「いまさら何言ってるの」アハハ
律「え?」
唯「それを言うなら私達のこの関係自体が現実逃避だと思うけどね」
律「・・・だな」
唯「そうだよ、変なりっちゃん」
律「・・・くっついていいか?」
唯「駄目なわけないだろ」
律「澪の真似、すんな」ギュッ
唯「しっかりくっつきながら言っても説得力がないよ」アハハ
紬「私はどうしたらいい」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:40:18.69:53p8srko0律「うっせ・・・」ウトウト
唯「眠い、寝ていい・・・?」ウトウト
律「唯。明日、どうしよう・・・」
唯「どうって?普通に学校行けばいいじゃん・・・」
律「そうじゃなくて・・・」
唯「なにー・・・?」
律「だから、澪に合わせる顔がない・・・」
唯「そんなの知らないよ・・・あ、合わせる顔と言えば・・・」
律「なんだよ・・・」
唯「澪ちゃんに連絡、しなくていいの・・・?」
律「へ・・・?あ・・・そっか、私、明日はここから学校にいくのか・・・なあ唯・・・」
唯「・・・」スースー
律「寝たか・・・もういいや・・・私も寝よ・・・」スースー
・・・
・・・
次の日
唯「おはよー!」
紬「あら、おはよう」ニコッ
律「っはよー!」
澪「ん、おはよ」
律「あ・・・澪・・・」
澪「あぁ、おばさんに『友達の家に行ったきり帰ってこない』って言われたから先に来ちゃったぞ」
唯「そうだったんだー。もう、りっちゃんってばちゃんと澪ちゃんに連絡しないとダメだよー」
澪「あぁ、全くだ。それにしても、やっぱり唯の家だったんだな」
唯「そーなのです!私たちは仲良しなのです!」ブイッ
律「!!?・・・や、やめろよ唯」
唯「えー?なんでー?」
律「・・・(こいつ、ホントいい性格してんな)」イラッ
紬「でも、りっちゃんが唯ちゃん家に泊まるなんて珍しいね?」
律「そ、そうかー?」
澪「そうだよ、律だけ泊まるなんて初めてじゃないか?」
唯「まー私達の愛がそれだけ深まったということですなっ!」エッヘン!
律「ばーか(マジでやめてくれ)」コチンッ
唯「あたっ」
澪「やれやれ。確かに仲よさそうだな」
紬「微笑ましいわー」ニコニコ
律「唯、そういうこと言うなよ」ボソッ
唯「えー?そういうことってどういうことかな?」
律「ばっか!声がデカい!」
澪紬「ん?」
律「え、えっと、その、ほら!本妻の澪しゃんが嫉妬でどうにかなっちゃうだろ!」アセアセ
澪「そうかそうかー・・・って、どうにかなるか!」ゴチンッ
律「ったー!」
唯「本妻っていうことは私は愛人なのー?」ブーブー
律「例え話っていうか、とにかくその話はおしまい!はい終了!」
唯「えー?」
紬「りっちゃん、やけに慌ててるのね?」
律「そ、そうか?」
澪「あぁ。それで、なんで律は唯の家に泊まったんだ?」
律「えっと・・・」
唯「本当のことが聞きたい?嘘が聞きたい?」ニコニコ
律「おい、何言ってんだよ」
紬「え、えっと・・・」
澪「じゃあまず嘘から」
唯「意味もなくなんとなく二人で遊んでました!」フンスッ
律「」
澪「それが嘘なのか?じゃあ、本当のことは?」
律「(ここから逃げ出したい)」
紬「嘘なの?本当じゃないの?」
唯「うん」
律「唯、やめろって・・・」
澪「なんだ?知られたくないことなのか?」
紬「じゃあ無理に言わなくても・・・ちょっと寂しいけど・・・」シュン
唯「そんなことないよ。りっちゃんはね」
律「・・・!」
唯「私が呼んだんだよ」
澪紬「え?」
唯「DVD借りたんだけど、一人で見れなくてね。憂も嫌だって言うからりっちゃんに来てもらったんだよー」
律「・・・」ホッ
澪「そうだったのか。それって、もしかして・・・」
唯「うん、怖いヤツ!」
澪「」
唯「だから大丈夫そうなりっちゃんに来てもらったんだー」
紬「確かに、りっちゃんはそういうの好きだものね」
律「お、おう!そうなんだ!(唯のやつビビらせやがって・・・)」
唯「ねー?(りっちゃんの引きつった笑顔面白かったなー)」ニコニコ
澪「なんてタイトルの観たんだ?」
律「」
唯「え?えっと・・・」
律「タイトル教えたら澪も一緒に観ないと駄目だぞ?」
澪「あ、そういえば宿題。今日は数学と英語で宿題が出てたよな」
紬「え、えぇ。そうね」
律「この話題の切り替えの早さ」
唯「澪ちゃん可愛い」ボソッ
律「・・・」ギロッ
唯「いちいち真に受けるりっちゃんも結構可愛いよ」
律「そうですか、ありがとうございますっ唯先輩!」
唯「・・・」イラッ
澪「二人とも、なにしてるんだ?」
律「ん?あぁ、別になんでもないよ」
唯「そうそう、りっちゃんの頭が一年分後退しただけ」
律「あ?」
澪「???・・・それじゃ、そろそろ席につくか」
紬「そうね、チャイムが」
キーンコーンカーンコーン・・・
律「おぉ、タイミングぴったりじゃん」
唯「さすがムギちゃん」
紬「・・・///」
澪「そんなに嬉しそうにしなくていいぞ」
紬「嬉しかったから嬉しそうにして何が悪い」
澪「なんかごめん」
・・・
・・・
部室
律「・・・なぁ」
唯「なに」
律「なんで澪達こないの?」
唯「『達』だって、あははは」
律「何が面白いんだよ」
唯「だって、本当はりっちゃん、澪ちゃん以外どうでもいいくせにわざわざ『達』なんて言い方するんだもん」
律「どうでもいいわけないだろ。これでも部長なんだぞ」
唯「あ、それもそうだったね。ごめんごめん」
律「・・・」イラッ
唯「あんまりイライラしてると髪の毛はらはら・・・ってなるよ」
律「うるせぇよ。その前に胃に穴が空きそうだ」
唯「へー?セロテープで止めとけば?」
律「わかったよ、お前の胃に穴が空いたらそうしてやるよ」
唯「私は別にそんなにイライラしないからいいけどね」
律「そうなんですかー?」
唯「喧嘩売ってるのかな」
律「ほら、イライラしないのー」ニヤニヤ
唯「うん、してないよ。別に」
律「ですよねー」
唯「りっちゃん、悪いけど静かにしてくれないかな」ムカッ
律「イライラもムカムカと大して変わらないと思うぞ」
唯「うるさいって」
律「・・・で?」
唯「何?」
律「なんでみんな来ないんだよ」
唯「聞いてないよ。りっちゃんがメールしたら?」
律「いつもは私から聞かなくても遅れるなら連絡してくれるのに・・・」シュン
唯「もー、ぶーたれてないでメール打ちなってば」
律「んー、わかったよ」カチカチ
ガチャ
梓「お疲れ様です。遅れてすみません」バタンッ
律「おー、梓かー」
唯「あずにゃーん!」ダキッ
梓「わっ!?」
律「梓、嫌なら振りほどいた方がいいぞー?」
梓「そうですね」テシッ
唯「しどい!」
律「唯、私が慰めてやろうか?」ニヤニヤ
唯「それじゃ昨日の夜と同じじゃん」
律「」
梓「え?え?」
律「なんでそういう切り返し方するんだよ!?言うなよ!!?私は『いらないよ』的な返事を期待してだな・・・!!」
唯「もー何慌ててるの?ちょっとした冗談じゃん」アハハ
梓「なんだかよくわからないですけど、先輩たちって」
律「だから今の唯の冗談だっt」
梓「やっぱり仲がいいんですねっ」ニコッ
律「・・・へ?あ、あぁ、まぁな」
唯「そうだよー。あずにゃんとの3倍は仲良しだね!」
律「なんだよ3倍って」
唯「とーしゃひ」
梓「当社比って、どこの会社ですか」
唯「えへへー」ダキッ
梓「もうっ。あ、そうそう。澪先輩とムギ先輩なんですけど」
律「おぉ!あの二人連絡も寄越さないで」
梓「職員室の前で先生に捕まってました。すぐ行くって伝言頼まれましたよ」
唯「そうだったんだー」
ガチャ
澪「ごめんごめん、ちょっと先生に捕まっちゃってさ」
律「待ったぞー?」
紬「ごめんなさい。すぐにお茶入れるね」テクテク
梓「やったぁ」
唯「素直なあずにゃん可愛い」
梓「くないです」
唯「やったくないって何!?」
律「そうやって必死にフォローするところが可愛いなぁ、梓は」
唯「え。ちょっと何言っちゃってるのりっちゃん」
律「事実を述べたまでだけど?」ニヤニヤ
唯「あっそう。でもそれは報告しなくていいかな」
律「ごめんなー私も言うつもりはなかったんだけど梓が可愛すぎてつい口を衝いて出ちゃったよ」
唯「りっちゃn」
梓「律先輩がそういうこと言うのってなんだか気色悪いです」
律「」
唯「ざまぁみさらせ」
律「ん?唯の発言とは思えないような言葉が聞こえた気が・・・」
唯「気のせいだよ、気のせい」
澪「りつ」
律「ん?」
唯「澪ちゃんどうしたの?」
澪「その、今日、律の家に寄っていいか?」
律「」
唯「あーらら」
梓「?」
紬「みんな座って?お茶とお菓子よー」トテトテ
梓「わぁ」タッタッタッ,ストンッ
唯「今日はマカロンだね!美味しそう!」ストンッ
澪「律も座れよ?」
律「あ、あぁ、だな」ガタッ
唯「ふっふーん」カチカチ
梓「これ、どこのマカロンですか?」
唯「よっと」ピッ
紬「これ?実は○○亭の和風マカロンなの」
律「ん・・・?」ブルルルル・・・
梓「やっぱり!テレビでこの間観ました!」
律(唯・・・?)ピッ
澪「え?これ、あのお店のマカロンなのか?」
『よかったじゃん』
律「・・・」カチカチ
紬「えぇ、昨日お客さんが持ってきてくれて、余ったから」
律「っと・・・」ピッ
梓「そうなんですか・・・ムギ先輩はもう食べました?」
唯「・・・(りっちゃんからだね)」ブルルル・・ピッ
『別に。澪が家にくるなんていつものことだし』
紬「実は私もまだなの」
唯「・・・」カチカチ
澪梓「えっ」
唯「・・・」ピッ
紬「みんなと一緒に食べようと思って」ウフフ
律「・・・(唯だな)」ブルルル・・・ピッ
澪「ムギ・・・」ジーン・・・!
『でもちょっと緊張した様子じゃなかった?何か大切な話とかあるかもよ』
律「・・・」イラッ
梓「ムギ先輩・・・!」
律「・・・」カチカチカチカチ・・・!!!
紬「そんな感動しないで?」ウフフ
律「・・・っ」ピッ
澪「りつ」
律「んー?」
唯「・・・(きたきた。なんかすごい勢いでメール打ってたよね。すぐムキになるんだから)」ブルルル・・・ピッ
『うるせぇよ、期待させるようなこと言うなよ。自分でも自惚れないようにしてんだから』
澪「誰とメールしてるんだ?」
唯律「!!?」
澪「さっきからメールしてるんだろ?」
唯「・・・」カチカチ
律「いや、メルマガが立て続けに届いただけだよ」
唯「・・・」ピッ
澪「そうか?」
律「そうだって」ブルルルル・・・
澪「ほら、また」
律「あはは、今度は誰かな(唯のヤロー、絶対今狙っただろ)」ピッ
『あっはっはっ、ごめんごめん。不安と期待がりっちゃんの中をぐるぐるしてるように見えたからついからかっちゃった☆』
律「・・・」イライライライラ
唯「私もこれテレビで観たよ!すごい美味しいんだよねー?」ヒョイッパクッ
梓「あ!先輩ずるい!」
唯「もう食べちゃったー」エヘヘー
紬「どう?美味しい?」
唯「うん!とっても!」
梓「私も食べます!」
澪「私も!」
律「・・・」
紬「りっちゃん、マカロン嫌いだった?」
律「へ?あ、あぁ、いいや。好きだよ大好き」
紬「本当?よかった。いっぱいあるからね」ニコッ
律「おうっ、ありがとな」ニカッ
唯「そーいえば澪ちゃんさー」モクモク
澪「ん?どうした?」
唯「今日りっちゃんの家に何しに行くの?」
澪「な、何って、別に・・・」
唯「あ、そうなんだ。ごめんね、変なこと聞いて」
澪「いや、全然平気だぞ。でも、どうして?」
唯「んー?澪ちゃんが決心したようにりっちゃんに声かけてるように見えたから気になっちゃった」
澪「っ・・・そ、そっか。でも、特に用事はないんだ」
律「何もなくても私の家に来たいんだよなー?澪しゃんは」ガシッ
澪「う、うるさいなっ・・・たまにはいいだろ?」
律「私が唯の家に泊まったのがそんなの寂しかったか」ヨシヨシ
澪「そんなんじゃないやい」ムー
梓「えっ」
紬「どうしたの?」
梓「唯先輩の家に律先輩が泊まったんですか?」
唯「へ?うん、駄目?」
梓「駄目、じゃ、ないですけど・・・珍しいですね」
唯「うんっ、今度あずにゃんもおいでよ」ニコニコ
律「おいおい・・・」
唯「何かな」
律「なんでもねぇよ・・・梓、ほら」ヒョイッ
梓「へ?///」
律「なんだよ、先輩が食わしてやるって言うんだ。ありがたくパクってしろーい!」
梓「え、え、でも・・・///」
唯「えちょっと本当に何してるのやめてあずにゃんお腹壊すよ離れて」
律「唯はそんなに慌ててどうしたんだよ」アハハ
唯「その手早く引っ込めてくれないかなぁ」イライラ
律「んー?聞こえないなー」ニヤニヤ
パクッ
律「おっ」
唯「」
梓「美味しいです」モクモク
律「だってよ」ニヤニヤ
唯「・・・」ムカムカ
律「大丈夫かー?髪の毛はらはら・・・ってなっちゃうぞー?」ナデナデ
唯「あまり触らないでくれるかなぁ、はらはら・・・が伝染るから」
律「へー、言ってくれるじゃん」
梓「あの二人、なんか喧嘩でもしてるんですか?」モクモク
紬「詳しくはわからないけど、今の喧嘩は梓ちゃんも関係あると思う」
梓「それは薄々感じました」
紬「感じてたんかーい」スパーン!
梓「いたっ」
澪「ムギ!?」
梓「いたたた・・・」
澪「梓大丈夫か?ここら辺か?」サスサス
梓「せ、先輩・・・///あの、顔に・・・胸が・・・///」
澪「あっ///ご、ごめんっ///」
律唯「何あれ羨ましい」
紬・・
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:56:36.27:53p8srko0律「おい、梓。澪から離れてくれ」
梓「あ、ごめんなさい・・・?」
唯「ん?何あずにゃん攻めちゃってるの?っていうか澪ちゃん、あずにゃんに何してるのかな」
澪「え?えっと、え?」
律「おい、待てよ。澪は悪くないだろ。お前こそ怒りの矛先おかしいだろ」
唯「んーはいはい」
律「てめっ」ムカッ
唯「あずにゃん、そんなに痛かったなら私がナデナデでもギューでもなんでもしてあげるからね」
梓「あ、もう平気です」
唯「」
律「ぷっ、平沢・・・ぷっ」
紬「だって私そんなに強くぶってないわ」
律「ムギ、なんていうかお前最高だよ」
紬「なんか褒められたっ」ウキウキ
梓「それよりも、お茶もしたことですし。そろそろ練習しましょう?」
キーンコーンカーンコーン・・・
梓「」
律「これは、下校時間を知らせるチャイムだなー?」
梓「また・・・今日も・・・」
唯「ごめんね、あずにゃん」
梓「いえ、いいです・・・今日は私も一緒に遊んでましたし、マカロン美味しかったし・・・」
唯「うんうん、明日は一緒にギター弾こうね」ギュー
梓「!!約束ですよ?」パァァ!
唯「うんっ(腕の中で『約束ですよ』とか反則的に可愛い、っていうか反則だよ)」
律「そんじゃ、帰るか」
紬「えぇ、そうね」
澪「梓、ごめんな」
梓「いえ、明日の練習楽しみにしてますからっ!」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
律「んじゃ、私らこっちだから」
唯「ん。また明日ね」
澪「気をつけて帰れよー」
紬「はーい」ニコニコ
梓「さようならー・・・それじゃ行きましょうか」
唯「ん」
紬「私、今日はこっちなの」
唯「あ、今日バイトだっけ?」
紬「そうなの」
梓「頑張ってくださいね」
紬「うん、ありがとう。また今度遊びに来てね」
梓「はいっ、お邪魔でなければ!」
紬「あ、あと唯ちゃん?」
唯「んー?何?」
紬「大体の事情はわかるけど・・・ほどほどにね?」
唯「っ・・・」
紬「・・・」ニコニコ
唯「えっ、ムギ、ちゃん・・・?」
紬「それじゃ、そろそろ行かないと。お疲れ様ー♪」シャランラ
梓「はいっ、また明日!」
唯「ばいばーい・・・」ヒラヒラ
梓「・・・先輩?」
唯「ん?」
梓「なんか、放心状態でしたけど・・・」
唯「ん、ちょっと、ね・・・」
梓「さっきのムギ先輩との話ですか?」
唯「うーん、どうだろ。内緒」
梓「えっー!?」
唯「えへへー」
梓「教えてくださいよー!」
唯「それは難しいかなー?」
梓「むー」
唯「ごめんね?」
梓「別に怒ってないです」
唯「えー?怒ってるよー」
梓「別に」プンッ
唯「あーずーにゃーんー」ギュー
梓「・・・」
唯「機嫌直して?ね?」
梓「はい・・・」ムスッ
唯「んー、じゃあ手を繋いで帰ろう!特別だよ!」ギュッ
梓「特別って言われてもあまり嬉しくないです!///」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
律の部屋
律「で・・・どうしたんだ?」
澪「え?」
律「いや、なんか用事あったのかなーって思って」
澪「言ったろ?特にないって」
律「そっか。じゃあ何する?」
澪「・・・昨日の話、とか?」
律「・・・」
澪「ごめん・・・」
律「いや、いいよ。昨日の話って唯の家に行ったって話だろ?」
澪「あぁ。・・・あ、いや!いいんだぞ!?律が誰と仲良くしようと律の勝手だし、ただ」
律「勝手ならいいだろ。なんだよ」
澪「あ、うん。えと・・・」
律「?」
澪「いつの間にそんなに仲良くなったのかなって、思って」
律「・・・なんで?朝言っただろ?一緒にホラー映画観てたんだよ」
澪「・・・」
律「なんだよ」
澪「部活に行く前、職員室で捕まったって言っただろ?」
律「急になんの話だよ・・・それで?」
澪「そのあと、憂ちゃんに会ったんだ」
律「・・・っ、へぇ?」
澪「昨日、唯は・・・DVDなんて、借りてきてないって・・・」
律「・・・」
澪「憂ちゃんもDVD観よう、だなんて誘われてないって・・・」
律「そうか。・・・で?」
澪「なんで、そんな嘘ついたんだ?」
律「別に。澪の方こそ、なんでそんな嘘が気になるんだよ。些細なことだろ」
澪「開き直るのか」
律「私はただ疑問に思ったことを聞いただけだ」
澪「親友として、律が心配なんだよ」
律「親友として?意味わかんね」
澪「唯と夜中にどっか行ってたとか・・・」
律「なんでそうなるんだよ。普通に泊まっただけだよ」
澪「ほ、本当か?悪いことは?夜遊びとか」
律「してねぇよ。・・・なんだよ」
澪「え?」
律「本当にそんなこと心配してたのか?」
澪「わ、悪いか!?」
律「別に、悪くないけど・・・」
澪「・・・心配なんだよ、友達として二人のことが」
律「ごめん、なんか今日は調子悪いんだ。帰ってくれないか?」
澪「えっ・・・」
律「なに・・・?」
澪「本当に?」
律「本当だよ、こんな嘘つかないぜ」
澪「ご、ごめん。私、律が調子悪いなんて気付かなかった」
律「いいよ、別に・・・(そりゃ、嘘だしな)」
澪「大丈夫か?今日はおばさん達帰ってくるのか?」
律「あぁ、大丈夫だよ。だから・・・」
澪「わかってる。明日は元気でいてくれよ?」スタッ
律「おうっ」ニカッ
澪「じゃあ帰るな。あ、玄関まで送ってくれなくていい、安静にしてるんだ」ガチャ
律「あぁ、せっかく来てくれたのに、悪いな」
澪「気にしないでくれ。それじゃ」バタンッ
律「・・・」
律「はぁー・・・」
律「・・・ムカつく」
律「・・・」ゴソッ
律「・・・」ピッピッ・・・
律「・・・」
律「あ、もしもし、唯?」
律「うん、私だけど・・・」
律「え・・・?」
律「そう、だけど・・・なんでわかったんだ?」
律「ちっ・・・どうせ私はわかりやすい女だよ」
律「・・・あぁ、支度したらすぐ行く」
律「あ、いいよ。ご飯は家で食べてく」
律「ん・・・じゃな」
律「・・・あ、はいはい?」
ツーツーツー・・・
律「・・・なんだ、切れちゃった・・・ま、いっか」ピッ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
唯の家
唯「で?」
律「で?って何」
唯「何じゃないでしょ?りっちゃんがいきなりうちに来たいって言ったんじゃん」
律「さっき、随分と知ったような口を聞いてただろ」
唯「うん、でもそれはあくまで私の予想だから」
律「・・・」
唯「あんまりだんまりされるのは好きじゃないよ」
律「どうせ馬鹿にするから言いたくない」
唯「するよ?でも言って」
律「ホント、お前っていい性格してるよな」
唯「りっちゃん程じゃないよ」
律「はっ言ってろ。・・・澪がな」
唯「うん」
律「昨日の嘘だって知ってたんだ」
唯「嘘?」
律「ほら、DVDがって」
唯「えっ?なんでわかったの?」
律「部活に来る前に憂ちゃんに会ったみたいで、そのときに聞いたらしい」
唯「そうだったんだ・・・」
律「それで、昨日何してたんだ?って聞かれた」
唯「なんて答えたの?」
律「答えてない」
唯「え?」
律「夜遊びしてないか?なんて聞かれたから違うって言った」
唯「そっか。心配してくれてたんだ?」
律「あぁ。『友達として』たくさん心配してくれたよ」
唯「ふぅん。・・・で、りっちゃんが気にくわないのはそこなんだ?」
律「・・・」コクリ
やだ・・・何これ面白い・・・
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:14:02.86:53p8srko0律「あいつ、何回も『友達として』とか『親友として』なんて言いやがって・・・」
唯「・・・それは、確かに頭にくるね」
律「あぁ・・・」
唯「あれでしょ?」
律「なんだ?」
唯「ちょっと期待しちゃったんじゃない?私の家に遊びに来たことに嫉妬してるんじゃないかって」
律「・・・」
唯「あれ?違った?」
律「・・・その通りだよ」
唯「そっか・・・」
律「唯・・・」
唯「しよっか」
律「・・・馬鹿にしないのか」
唯「ばーかばーか。ほら気済んだ?しようよ」
律「ん・・・」ドサッ
唯「ねぇ、りっちゃん・・・」
律「なんだよ」プチプチ
唯「これ、いつまで続くのかな」
律「さぁ・・・唯、ヘアピン」
唯「ん、あぁいいよ、自分で外す・・・だってさぁ、りっちゃん」
律「ん?」チュ・・・
唯「んぅ・・・あずにゃんは、可愛いけど、でも・・・」
律「わかってるって。それは私も一緒」
唯「・・・」
律「今、この話するのはやめようぜ」
唯「だね。・・・最後にまた言っとくよ。今の私をどう思おうと、りっちゃんの勝手だからね」
律「・・・あぁ」
唯「私としてるって思ってもいいし、なんなら澪ちゃんに見立ててもいいよ」
律「さんきゅ・・・でも」
唯「今は何にも考えたくない、とか?」
律「あたり」チュパ
唯「ひぁ、ん・・・やぁ・・・」
律「嫌?笑わせんなよ・・・」アハハ
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
律「・・・」ハァ・・・
唯「何?また凹んでるの?」
律「・・・」
唯「あのさー、りっちゃんめんどくさいよ」
律「なんとでも言えよ・・・」
唯「・・・」チラッ
律「なんだよ」
唯「・・・」クスッ
律「笑うなよ・・・」ポリポリ
唯「・・・りっちゃん、可愛いかも」
律「私も唯は可愛いって思うぜ」
唯「そう?」
律「あぁ、さっきとか最高に可愛かった」
唯「それりっちゃんに喘ぎながら抱きついてる女の子はみんな可愛く見えるだけじゃないの」
律「うっ、でも可愛かったのは本当だし」
唯「ふぅん、あまり嬉しくないな」
律「私もお前に可愛いって言われてもな・・・」
唯「りっちゃんを好きになれたら楽なのに・・・」
律「そりゃ、私だって考えたよ・・・でも・・・」
唯律「無理、だね」
唯「そういえば」
律「ん?」
唯「今日ね、ムギちゃんに『程々にね』って言われた」
律「げっ・・・なんで知ってんだ?」
唯「さぁ、でもムギちゃんのことだからね」
律「あぁ、まぁ納得」
唯「きっと引っ掻き回すようなことはしないよ、うん」
律「だな・・・」
唯「あれ?おねむ?」
律「うっせ・・・」
唯「私も眠いよ・・・」
律「なぁ、唯・・・」
唯「何・・・?」
律「キス、していいか・・・?」
唯「え?駄目に決まってるじゃん・・・」
律「だよな・・・」
唯「寝る前におやすみのキス?笑わせないでよ・・・そんなの恋人同士でやることだよ・・・」
律「うん、私、どうかしてたな・・・ごめん・・・」
唯「りっちゃん、しっかりしてよ・・・?」
律「あぁ・・・ごめんな、ホント・・・」
唯「そんなに思いつめてるなら・・・もう一回しよっか・・・?」
律「・・・いいや」
唯「そっか・・・」
律「あぁ・・・おやすみ・・・」
唯「ん・・・」
・・・
・・・
数週間後
律「・・・」ボーッ
澪「おい、どうしたんだ?」
律「あぁ、ごめん。寝不足」
澪「またか・・・なんか今朝からずっとその調子だよな」
律「ん・・・」
澪「なあ、りつ・・・お前」
律「余計な心配すんな」
澪「でも・・・」
律「私がそんなことするわけないだろ」
澪「・・・」
律「ったく」
澪「でも、やっぱり・・・」
律「言いたいことがあるならはっきり頼む」
澪「最近、家にいないことが多いよな」
律「そうか?」
澪「・・・遊びに行ってもいなかったりするぞ」
律「タイミングじゃないか?」
澪「言い方を変えようか」
律「それより、みんなまだ来ないのか。サボりかー?あいつら」
澪「聞けよ」
律「・・・なんだよ」
澪「最近、唯の家にいることが多いよな」
律「・・・」
澪「なんでだ?まさかとは思うが・・・お前ら・・・」
律「・・・何が言いたいんだ」
澪「つ、付き合ってたり、とか・・・?」
律「・・・だったらなんだよ」ハァ
澪「なっ・・・!」
律「ほっといてくれ」
澪「で、でも・・・おかしいぞ!」
律「何がだよ」
澪「何が?わからないのか、同性で付き合うことがだよ!」
律「お前、唯が男だったら応援したか?」
澪「へっ?」
律「質問に答えろよ」
澪「も、もちろんっ・・・それは、うん・・・多分・・・」
律「はっきり言え」
澪「いや、多分、反対してた・・・かも・・・」
律「澪はさ」グイッ
澪「いった、は、離せよっ・・・」
律「結局のところ、澪は私を側に置いときたいだけなんだよな。何をするでもなく、させるでもなく」
澪「り、りつ・・・?」オドオド・・・
律「澪は自覚ないだろうけど、私はずっとそんなお前に振り回されてきたんだ」
澪「り、つ・・・言ってる意味が・・・」
律「わからないか。だろうな」
澪「おこって、るの、か・・・?」
律「怒ってる?そうだよ」
澪「なん、で・・・?りつ、離して・・・苦しい・・・」
律「なんで?そんなの決まってんじゃん」グッ
澪「っ・・・」
律「澪のことが好きだからだよ」
澪「・・・」
律「・・・」
澪「え・・・?」
律「・・・(勢いで言っちゃったよ・・・どうすんの、これ・・・)」
ガチャ
唯「やっほー・・・って、ありゃりゃ」
梓「・・・何やってるんですか先輩、早く中に入ってくださいよ」
紬「唯ちゃん?」
律「・・・」パッ
澪「げほっげほっ・・・」
唯「あ、ごめんね、今入るよ」
梓「?・・・お疲れ様です」
紬「お疲れさまー」バタンッ
律「おう、遅かったなー」
唯「掃除当番なんだからしょうがないじゃん」
澪「梓も?」
梓「はい、たまたまそこで会いました」
紬「さ、お茶入れよーっと♪」ササッ
律「・・・」
澪「・・・」
唯「やったぁー!さ、みんな。座ろう座ろうっ!」シュタッ
唯やるじゃん
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 14:06:27.99:53p8srko0律「・・・」
澪「・・・」
唯「何してるの?早く座りなよ」
律「あ、あぁ」ガタッ
澪「・・・」ストンッ
紬「澪、ちゃん・・・?どうしたの?」コポポ
澪「いや、・・・なんでもない・・・」
律「・・・」
澪「・・・」
律「ちっ・・・」ハァ・・・
唯「りっちゃん?」
律「・・・なんでもねーよ」
梓「・・・」チラッ
澪「どうした?」
梓「い、いえ。元気がなかったみたいなので・・・えっと・・・」
澪「そっか、ごめんな」ポンポン
梓「い、いえ///」
唯「澪ちゃんずるい・・・って」チラッ
律「・・・なんだよ」
唯「言わないんだ?梓ずるいぞ、とか」
律「ん?あ、あぁ。そうだな・・・」
唯「?」
律「・・・」
澪「・・・」
唯「変なの」
紬「あら大変」
唯「どうしたの?」
紬「お茶を入れようと思ったんだけど、お茶っ葉を切らしちゃったみたいなの」
唯「あ、そうなんだ・・・」シュン
梓「じゃあ練習」
紬「だから帰りましょう」
梓「」
梓「」
唯「あ、あずにゃん、えっと・・・今日は、ね?りっちゃんと澪ちゃんちょっと調子悪いみたいだし」
梓「はい、そうですね・・・」シュン
律「んじゃ・・・帰るか」
唯「だね。なんか雨降りそうだし。今日傘持って来てないんだー」
澪「あ、あぁ・・・」チラッ
唯「ん・・・?」
澪「う、うわっ・・・どうした?」
唯「ううん。なんで今私のこと盗み見たの?」
澪「えっと・・・」サッ
唯「目を伏せられてもわからないよ」
澪「いや、なんでもないんだ・・・」
律「澪、その・・・」
澪「今日も唯の家に行くのか?」
梓「今日、も・・・?」
律「おい何言ってんだよ」
澪「唯、律と付き合ってるって本当か?」
唯「・・・へ?」
律「ちっ・・・」
紬「・・・」ニコニコ
澪「ごめん、こんなところで、聞くことじゃなかったよな・・・」
唯「ねぇ、澪ちゃん」
澪「な、なんだ?」
唯「その通りだよ。こんなところで聞かれても、困るよ」
澪「ごめん・・・」
梓「・・・」
唯「・・・」
紬「それじゃ帰りましょうか」ガチャ
律「・・・」
梓「そう、ですね・・・」
澪「・・・」
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
梓「ホント、今にも降り出しそうですね」
唯「大雨になるらしいよー」
紬「ギリギリで間に合うかしら」
梓「今日もバイトでしたっけ?」
紬「えぇ、帰りに土砂降りだったら・・・私も傘買って帰らないと駄目ね」
梓「酷かったら迎えに来てもらえばいいじゃないですか」
紬「親には頼りたくないの」
梓「あ、ごめんなさい・・・」シュン
紬「ううん、いいのよ。それにね・・・」
梓「?」
紬「私、嵐って嫌いじゃないの。なんだかワクワクしない?」
梓「もうっ小学生ですか」クスッ
紬「そうね。そうかも」
唯「ムギちゃん、意味深過ぎるよ」アハハ
紬「深い意味はないわ」クスクス
律「・・・」
唯「りっちゃん」
律「なに」
唯「イライラ、しないんだね?」
律「うるせぇよ」イラッ
唯「あ、した」アハハ
律「・・・」
唯「ねぇ澪ちゃん」
律「やめろよ、澪に話しかけんな」
唯「なんで?話しかけるのも駄目なんだ?」
律「今は、やめろよ」
唯「今じゃないと。さっきの話、まだ続きだったしね」
律「そーかよ」
唯「そーだよ。で、私とりっちゃんは付き合ってるって、誰から聞いたの?りっちゃんがそう言ったの?」
澪「・・・」
唯「返事、ないんだ」
澪「ごめん、その・・・よく、わからなくて・・・」
唯「その話してたのはさっき私達が部室に入る前じゃないの?」
澪「そう、だけど・・・」
唯「そんなちょっと前のことも忘れちゃったのかな?」
澪「いや・・・そういう意味じゃ、なくて・・・」
律「おい、唯」
唯「りっちゃんはちょっと静かにしててよ」
律「っ・・・」
紬「あらあら」
梓「ムギ先輩?」
紬「降ってきたわね」
梓「え・・・?まだ、じゃないですか?」キョロキョロ
紬「うふふ。梓ちゃんがそう思うならそれでいいわ」ニコッ
梓「・・・?」
唯「澪ちゃん、答えて」
澪「・・・私が、律に『唯と付き合ってるのか』って、聞いた」
唯「そっか」
澪「・・・」
唯「で?」
澪「り、律は『だったらなんだよ』って、そう言ったんだ・・・」
唯「つまり、りっちゃんは認めたってことだね?」
梓「・・・」
澪「そう、だよ」
律「・・・」チッ
唯「じゃあ、それでいいよ」チラッ
梓「・・・!」
澪「それでいいって、なんだよ」
唯「りっちゃんがそういうならそれでいいって言ったの」
ドロドロしてんなw
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:14:00.31:53p8srko0澪「じゃあ、律が違うって言ったら違うのか?」
唯「そうだよ」
律「おい、唯」
唯「さっき黙っててって言わなかった?」
律「・・・」
澪「なんだよ!それ!どっちなんだよ!」
唯「さぁ、それは誰が決めることなんだろうね?」
澪「唯、言ってる意味が・・・」
唯「ねぇ澪ちゃん。どうしてそんなにムキになってるの?」
澪「・・・!」
唯「私は友達だから?りっちゃんが親友だから?」
澪「ど、どっちもだよ!」
唯「じゃあ質問を変えるね。澪ちゃんがムキになる理由はその二つだけ?」
澪「そ、それは・・・!」
紬「私、そろそろバイト行かなくちゃだから」
梓「え、あっと、はい・・・お疲れ様でした」
律「あ、あぁ。バイト頑張ってな」
唯「ムギちゃんばいばーい!」ニコッ
澪「また明日な・・・」
紬「梓ちゃんも、多分傘さしても意味ないと思うから・・・せめて風邪引かないようにね?」バイバイ
梓「・・・ムギ、先輩」タッタッタッ・・・
紬「なに?どうしたの?」クルッ
梓「さっきから嵐、嵐って・・・この状況のこと言ってたりします?」ボソッ
紬「・・・」クスクス
梓「せんぱ」
紬「わかってるなら。自分が関係あるかないかくらいも、もちろんわかるわよね?」
梓「・・・は、はい」
紬「よかった。さすが梓ちゃん、物分りのいい子は好きよ」ニコニコ
梓「どうもです・・・」
紬「さぁ、戻って?」
梓「はい・・・」
紬「それじゃね」ヒラヒラ
梓「お疲れ様です・・・」ペコッ
唯「みーおちゃん?」
澪「・・・」
唯「私、難しいこと聞いてるかな」
律「やめろよ」
唯「はぁ・・・だからりっちゃんは」
律「やめろって言ってんだよ」
唯「・・・へぇ?」
律「わかってて言わせようとすんなよ」
唯「えー、言ってくれなきゃわっかんないよー」アハハ
律「・・・」イライラッ
澪「私は・・・」
唯「うんうん」ニコニコ
律「おい、無理すんな」
澪「・・・帰る」クルッ
唯律「えっ」
澪「・・・」タッタッタッ・・・
梓「え?澪先輩?・・・え?」
律唯「・・・」ポカーン
唯「・・・あーあ、澪ちゃん逃げちゃったよ」アハハ
律「お前が追い詰めるからだろ」
梓「あの、先輩・・・」
唯律「んー?」
梓「二人は、付き合ってるんですか?」
律「え?なんだって?」
唯「私達の会話、ちゃんと聞いてたかな。あずにゃんは」
梓「聞いてましたけど、意味がわからないですよ」
唯「・・・そっか」
律「まぁ、ありゃ唯が悪い。あんな謎掛けみたいな言い方されても普通わかんないだろ」
唯「そう?私は思ったままをいったまでだけど」
梓「付き合ってるか付き合っていないか、誰が決めるんだろうね・・・って、どういう意味ですか」
唯「やってることと気持ちの問題ってことだよ」
梓「・・・?」
唯「わからないって顔してるね」
律「おい、もういいだろ」
唯「何が?」
律「唯、お前ちょっとおかしいぞ」
唯「は?なんで?」
律「上手く言えないけど、いつもと違う」
唯「そう、かもね・・・なんかね、もう・・・面倒になっちゃったんだよ、全部」
律「唯・・・」
唯「あずにゃん、私たちは傍からみたら付き合ってるかもしれない」
梓「やっぱり、そうなんですか・・・」
唯「でも、私たちはそんな口約束交わしていないし、そんなものに縋りたいと思うほどお互い必死じゃないんだよ」
梓「・・・よく、わかんない、です・・・」
律「唯、お前まどろっこしいぜ」
唯「・・・」
律「面倒になったとか言って、心のどこかじゃ梓に嫌われたくないって思ってんだろ」
唯「うるっさいなー・・・悪い?」
律「別に、踏ん切りがつかないのも当然だと思うぜ。だから私が言ってやるよ」
唯「っ・・・!」
律「梓、私たちはな。簡単に言うと」
唯「ちょっと、りっちゃんはそんなことしてる暇あるなら澪ちゃん追いかけたら?」
律「ヤるだけの関係ってこと」
梓「は・・・はい?」
唯「あーぁ・・・言っちゃった・・・」
律「いいか、私たちは好きだから一緒にいるわけじゃない」
梓「・・・」
律「嫌いじゃないから一緒にいる、そんだけだよ」
梓「じゃ、じゃあ、それってセフレってことじゃないですか・・・」
律「おーおーさっすが物分りが早いなー」ナデナデ
梓「触らないでください!」パシッ
律「いってー」アハハ
梓「何、ヘラヘラしてるんですか・・・?」
律「ははは・・・あー・・・笑った」キッ
梓「先輩、見損ないました」
律「どっち?私?唯?」
梓「両方に決まってます!!」
律「あっはっはっ、そりゃそっかーごめんごめん」
唯「・・・りっちゃん、ヤケになってないでさ。涙、拭きなよ」
律「ばっか、これ雨だし・・・」
梓「もう、二人のこと、信じられません・・・!」
唯「そう・・・そっか・・・」
律「・・・なんで、こんなことになったんだろうな」
唯「りっちゃん、涙拭いたの?」
律「だから、これ涙じゃねぇし・・・」ゴシゴシ
唯「拭き終わったなら、まだやることあるでしょ」
律「んだよ・・・」
唯「澪ちゃんに会って、話ししなよ」
律「・・・」
唯「話してる最中、泣いたらダメだよ」
律「・・・」
唯「はぁ・・・あのね、りっちゃんがいると私もあずにゃんと話しにくいんだよ。邪魔なの」
律「ちっ・・・わかったよ・・・」クルッ・・・ダッ
唯「やっと行ったよ・・・(りっちゃん・・・頑張って)」
梓「・・・」ジー
唯「・・・なに?」
梓「先輩達は、なんで、その、せ、せ」
唯「セックスフレンド?」
梓「は、はい・・・//それになったんですか?」
唯「そんなこと聞いてどうするの?」
梓「別に・・・ただ、何か事情があるように見えたんで」
唯「そっか・・・いいよ、教えてあげる」
梓「・・・」
唯「あれは数週間前のことだったかな。りっちゃんから夜、電話が来たんだよ」
唯「りっちゃん、澪ちゃんに彼氏が出来そうって、半泣きで電話してきたんだよ」アハハ
唯「聞くと他校の生徒に告白されたらしいんだけど、澪ちゃん付き合おうか迷ってたんだってさ」
梓「えぇ!?あの澪先輩がですか!?」
唯「うん、そろそろそういうのも経験しないとって思ったみたい」
梓「なるほど・・・」
あのときの俺の澪への告白がこんな事態を招いていたとは
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:19:03.58:53p8srko0唯「私は澪ちゃんのその考え方は間違ってないと思うんだけど・・・」
唯「そうすると、一人都合の悪い人が出てくるんだよねー」
梓「律先輩、ですか?」
唯「そ。よくわかったねー」
梓「そりゃ、そんなことがあって半泣きで電話してきたって聞いたら」
唯「それもそっか。可哀想だから家においでって言ったんだよ」
梓「・・・」
唯「そこからなんとなーく始まって、なんとなーく続いてるんだよ、私達の関係は」
梓「そうなんですか・・・でも、好きなら」
唯「告白しろとか馬鹿なこと言わないでよ?」イラッ
梓「それは、その・・・」
唯「あずにゃんは真っ直ぐだね、そういうところ大好きだけど今はちょっと頭に来るかな」
梓「・・・」
ポツ・・・ポツ・・・
唯「ん・・・雨、降ってきたね・・・」
梓「律先輩は・・・」
唯「ん?」
梓「律先輩は澪先輩のことが好きなんですよね?」
唯「そうだよ。そして私はそれを前から知ってた」
梓「・・・頭に来ないんですか?」
唯「え?何が?」
梓「だって律先輩、唯先輩のこと利用してるじゃないですか」
唯「」ポカーン
唯「・・・あっはっはっ、おっかしー!・・・えー?なにそれー?」ヒーヒー
梓「なんでそんなに爆笑するんですか」イライラ
唯「それ、わざと?トボけてるの?」
梓「えっ・・・」
唯「あずにゃんならわかるはずだよ。私はりっちゃんに利用されてなんていないって」
梓「まさか・・・」
唯「そ。私とりっちゃんは利害関係が一致しただけ。利用って言葉をあえて使うならお互いに利用し合ってるよ」
梓「・・・!」
唯「あーもう。私はね、りっちゃんと違うんだよ」
梓「え?」
唯「りっちゃんは澪ちゃんにいつか気持ちを伝えたいって思ってたみたいだけど」
梓「そう、なんですか」
唯「私は違うの。そんなつもり、これっぽっちもない。1mmも、頭の片隅にすらも、どこにも」
梓「・・・」
唯「予定が狂ったよ。私の気持ちなんて、卒業と同時に意味のないものになればいいって思ってた」
梓「先輩・・・」
唯「側にいれるだけで、よかったんだよ・・・本当だよ・・・」
唯「それに、りっちゃんはこんな関係よくないって思ってたみたいだけど、私はこのままでもいいかなって思い始めてたし」
梓「でも、それじゃあ・・・!!」
唯「じゃあ何!?あずにゃんは私が好きって言ったら応えてくれるの!?」
梓「・・・!!」
唯「さっき私達のこと信じられないって言ったよね」ザッザッ・・・
梓「はい、言いました」
唯「・・・でも」ギュッ
梓「・・・」
唯「私のこの気持ちだけは信じて欲しい」
梓「・・・」
唯「ごめん、嫌なら・・・振りほどいていいよ」
梓「・・・嫌じゃないから振りほどきません」
唯「・・・」
梓「・・・第一、嫌だったらさっき近づいてきた時点で逃げてます」
唯「・・・期待、しちゃうよ・・・?」
梓「どうぞ、ご勝手に」
ザー・・・ザー・・・
・・・
・・・
律「・・・」タッタッタッ
律「くっそっ・・・」
律「雨降ってきたし・・・」
律「さっき家に寄ったけど、まだ帰ってないみたいだし・・・」
律「どこ行ったんだよ・・・」
律「会ったら・・・会ったら・・・澪に・・・!」
律「って、おいおい・・・なんて言えばいいんだよ・・・」アハハ
律「私が何を言っても言い訳じゃないか・・・」
プルルルル・・・
律「澪だっ・・・!」ピッ
澪「もしもし」
律「澪!あのs」
澪「探さないでくれ」
律「え」
澪「お願いだ」
律「・・・私が嫌いになったか」
澪「違う・・・ただ」
律「じゃあ、怖いか」
澪「・・・」
律「そりゃそうだよな。女だからって安心して一緒に居たのに、実はそういう目で見られてました、なんて誰だって」
澪「違う」
律「いいんだよ。気使わないでくれ」
澪「誰がお前なんかに気使うか」
律「・・・」
澪「なんていうか、律が、わからないんだよ・・・」
律「・・・」
澪「私が怖いのは、自分だ」
律「なに、言ってんだよ・・・」
澪「こんなにずっと一緒に居たのに・・・どうしてお前の気持ちに気づけなかったんだろう」
律「それは、私が隠してたから・・・」
澪「いいや、違う。私はな、律が隠していたってそれに気付ける自信があった」
律「その自信が見当違いだったってだけだろ」
澪「ばか・・・そんな言い方、するなよ・・・」
律「・・・」
澪「律の気持ちに気づかないで、私は今までたくさん残酷なことをしてきたと思う」
律「・・・」
澪「本当にごめん」
律「いいって、澪が謝ることじゃない。私の方こそ、好きになってごめん・・・」
澪「・・・私が本当に悪いな、と思うことは」
律「やめてくれ。言わないでくれ」
澪「・・・律の気持ちに応えられそうにはないから」
律「・・・言うなって、言っただろ・・・」
澪「律が、唯とそういう関係じゃなk・・・」
律「・・・!?なんで知ってるんだよ、そういう関係だって」
澪「そ、それは・・・」
律「・・・まさか、お前」
澪「な、なんだよ」
律「お前、いくら探しても見つからないと思ったら・・・」
澪「だからなんだよ」
律「唯の家か」
澪「!?」
律「あたり、か」
澪「・・・なんで、わかったんだ?」
律「はは、適当にカマかけたんだよ。やっと言ったな」
澪「なっ・・・」
律「今から行く」
澪「やめろっ、来るなよっ・・・!」
律「やめろって言われて、やめると思うか?」タッタッタッ
澪「律と会いたくない!」
律「そうかそうか。・・・で?」
澪「っ・・・!」
律「私はお前に会いたい」
澪「でも・・・」
律「だから会いに行く」
澪「・・・」
律「待っててくれよ。それで、さっきの話の続きしようぜ」ピッ
澪「り、りつ・・・!」
ツーツーツー・・・
澪「切れてる・・・」
憂「・・・なんか、ごめんなさい」
澪「なんで憂ちゃんが謝るんだよ。私の方こそ助かったよ」
憂「いえいえ。雨が降る前に家に入ってもらってよかったです」ニコッ
澪「そうだな・・・土砂降りだな・・・」
憂「今ココア淹れますね」
澪「いや、遠慮しとく」
憂「え?」
澪「帰る」
憂「・・・いいんですか?律さん、来るんじゃないですか?」
澪「だからだよ」
憂「・・・澪さんと律さんの事情はわかりませんけど、でも」
澪「一人で、考える時間が欲しいんだ」
憂「・・・そうですか、わかりました。家に帰るんですか?」
澪「あぁ、律が来たら適当にかわしておいてくれ」
憂「・・・わかりました」
澪「ホント、色々とごめん」
憂「いえ、お姉ちゃんも悪いですし。気にしないでください」
澪「・・・」
憂「・・・」
澪「それじゃ、また明日」スクッ
憂「えぇ、学校で会えたら」ニコッ
澪「あぁ。ありがとう」ガチャ
憂「風邪、引かないようにしてくださいね」
澪「ん。じゃあね」ダッ
ザー・・・ザー・・・
憂「すごい雨・・・」
憂「澪さんって、足速かったんだ。へぇ」
憂「・・・今日は冷えるなー」バタンッ
憂「・・・さってと。晩ご飯でも作ろうかなー」ノビー!
ピンポーン
憂「ん?・・・はーい」ガチャ
律「よっ・・・」ゼェハァ
憂「あれ?律さんどうしたんですか?お姉ちゃんならいませんよ?」
律「そんなことは知ってるよ・・・澪、来てるんだろ?」アハハ
憂「あはは・・・来てましたけど?」
律「えっ・・・」
憂「・・・」ニコニコ
律「え、なんで過去形なんだよ・・・」
憂「そうそう、今日ハンバーグなんですよ、食べてきます?」
律「そんな場合じゃないのわかってるだろ!?」
憂「律さん、気付いてます?」
律「え?」
憂「私が喋ったんですよ、律さんとお姉ちゃんのこと」
律「」
憂「澪さん、知りたがってたから。話す手間が省けたでしょう?」ニコッ
律「いい姉妹だよ、お前らホントに」ハァ・・・
憂「ありがとうございますっ」
律「ったく・・・で、澪はどこに行ったかわかる?」
憂「自分の家に帰るって言ってましたけど、すれ違いませんでした?」
律「気付かなかった・・・」サーッ・・・
憂「あっはっは」
律「憂ちゃんこのやろっ・・・なぁ」
憂「なんですか?」
律「澪の性格だと、行き先は黙っててくれって言ったりとか・・・」
憂「・・・どういうことですか?」
律「もしかして、追いかけて欲しいのかな・・・だからあえて行き先を」
憂「あぁ、口止めされましたよ。私」
律「」
憂「それが何か?」ニコッ
律「いや・・・なんでもない・・・」
憂「早く行ってあげてくださいね」
律「行くよ。澪は来て欲しくないみたいだけど」
憂「何言ってるんですか」
律「何って・・・」
憂「それでも来てくれるって、心のどこかが信じてる筈ですよ」
律「そう、かな・・・」
憂「このまま逃げてても解決しないって、きっと澪さんもわかってると思いますし」
律「ん、だな」
憂「それじゃ、私これからお肉こねこねしないといけないんで」
「え・・・?律・・・?」
律「へっ?」クルッ
憂「和ちゃん!」
和「あんた、人の家の玄関先で何してるの?」
律「今すぐ帰るよ」
和「そ、そうなの?」
律「それじゃ、行ってくる。二人とも!・・・またな!」ダッ
憂「あ、はい。頑張ってください」ヒラヒラ
和「いってらっしゃい?・・・これは、どういうこと?なんで律が?」
憂「あれ?和ちゃん怒ったの?」ニコニコ
和「これくらいで怒るわけ無いでしょ、唯じゃあるまいし」
憂「ちぇー」
和「律って、ことは・・・やっぱり唯絡み?」
憂「ううん、澪さん絡み」
和「へぇ・・・進展あったんだ」
憂「進展っていうか・・・どうだろ、わかんないや」
和「え」
憂「それより、和ちゃんもハンバーグ食べてくでしょ?」
和「うーん、どうしようかしら。ちょっと寄っただけだし・・・」
憂「あはは、強制連行だよ」グイグイッ
和「全く・・・」ヤレヤレ
憂「嫌なの?」ニコニコ
和「・・・嫌じゃないから困ってるの」
憂「えへへー、こんな土砂降りの中、せっかく『ちょっと寄って』くれたんだもんねー」ギュー
和「・・・それにしても、すごい雨よね」
憂「あ、話しそらしたね・・・お姉ちゃん風邪引いてないといいけど」
和「とりあえず、中に入りましょ」
憂「だね」バタンッ
ザー・・・ザー・・・
・・・
・・・
律「・・・」タッタッタッ・・・
律「・・・」タッタッタッ・・・
律「澪・・・」
律「駄目だ、足が、もう、動かね・・・」
律「・・・」
律「いや、諦めんな私」
律「・・・」
律「あ、あれは・・・」
澪「・・・」
律「みお!!」
澪「!!?」
律「やっと見つけたぜ・・・!!」
澪「り、つ・・・!」ダッ
律「待てよっ・・・!」ガシッ
澪「やっめろ!離してくれ!」
律「うるせぇ!」
澪「こんのっ・・・!」ブオンッ!
律「離さないっての!」グッ
グラッ・・・
律澪「っ・・・!?」
バシャーン!!
律「・・・うっわ」
澪「サイッテー・・・」
律「ごめん・・・」
澪「律を攻めたわけじゃ・・・」
律「そっか・・・立てるか?」
澪「・・・」
律「澪?」
澪「無理」
律「え」
澪「もう、疲れたよ・・・」
律「・・・それじゃ、私もしばらくここにいていいか?」
澪「ここって、私の上?別にいいよ。好きにしろ」
律「・・・」
澪「やっぱり通行人の目が気になる。降りてくれ」
律「いいよ。・・・話が終わってからな」
澪「律、私は律と話すことなんて・・・」
律「あるだろ。憂ちゃんから・・・全部聞いたんだろ?」
澪「・・・」
律「違うのか?」
澪「なんで、憂ちゃんかr」
律「憂ちゃんとさっき話したんだよ」
澪「そう、だったのか・・・」
律「・・・なぁ、澪」
澪「りつ」
律「なに?」
澪「正直、私・・・律と唯のこと軽蔑してる」
律「・・・」
澪「唯は梓が好きで、律は私が好きで、でも上手く行かなくて・・・それで」
律「うるせぇよ・・・」
澪「なん、だと・・・?」
律「そうだよ、私たちは臆病者で、卑怯で、弱い。だから、こんなことになっちゃったんだ」
澪「・・・」
律「でも、それを澪にとやかく言われたくない」
澪「・・・!」
律「なぁ、私は・・・澪の側にいて、何をしたらいい?何が出来る?何をして欲しい?」
澪「えっ・・・?」
律「澪は私と一緒にいたいんだろ?」
澪「あ、あぁ・・・」
律「じゃあさ、一緒にいて、私はどう澪に接したらいいんだ?」
澪「・・・」
律「友達、親友として接すればいいのか?」
澪「そう、だよ・・・決まってるだろ・・・」
律「じゃあ、私の色恋に口出しすんなよ」
澪「それは・・・」
律「・・・私が澪以外に時間を割くことに、苛立つなって言ってんの」
澪「そんな・・・」
律「間違ってるか?私」
澪「ううん・・・」
律「そういう態度が、勘違いさせてるって・・・気付いてくれよ・・・!」
澪「ごめん・・・」
律「澪は、どうなりたい?今後どうしたい?」
澪「律は?」
律「質問に質問で返すなよ。それに・・・私がどうなりたいかなんて、わかりきったことだろ」
澪「・・・わかんないよ」
律「・・・本気で言ってんのか?」
澪「・・・」
律「おい・・・!」
澪「わかるよ・・・!でも、律の言葉で、ちゃんと聞きたい・・・!」
律「えっ・・・?」
澪「ごめんな、また勘違いさせるようなこと言ったよな」
律「自覚あんのかy」
澪「していいよ」
ザー・・・ザー・・・
律「え・・・?」
澪「勘違いでもなんでも、すればいい」
律「・・・」
澪「私は、その責任は一切とらない」
律「」
澪「私を好きなのは、律の気持ちだろ」
澪「私だって、律と一緒にいたい」
律「・・・」
澪「律を恋人として見るのは私にはやっぱり無理だよ」
澪「でもな、律に恋人が出来るのはもっと嫌」
律「なんだよ、それ・・・じゃあ私と・・・」
澪「だから、それは無理。律とは、そういうことは考えられない」
律「意味わかんね・・・」
澪「私、わがままだろ」
律「あぁ、すっごく」
澪「だから、嫌いになったらなったで、それは仕方がないと思ってる」
律「・・・」
澪「律も思っただろ?唯とそういうことして、それが私にバレたら・・・」
律「確かに、嫌われても仕方がないって思ったよ」
澪「それと一緒だよ。私は律の気持ちに応えることはできないけど・・・」
澪「律のしたことを知った上で、なお友達でいることはできる。律も・・・こんな私でよかったら、ずっと友達で居て欲しい」
律「・・・唯とのこと、いいのか?」
澪「・・・それは、ちょっと、いや、ショックだったぞ。すごく」
律「だよ、な・・・」
澪「うん・・・」
律「・・・」
澪「ごめんな、こんな答えしか出せなくて」
律「・・・一緒にいてくれるだけで、十分だよ」
澪「律のこと、全然わかってやれてなくて・・・」グスッ
律「泣くなよ・・・澪は全然悪くないし・・・」
澪「でも・・・」
律「いいんだって・・・」
澪「律・・・」ギュー
律「!?///」
澪「これからも、よろしくな」
律「・・・あぁ」ギュ
・・・
・・・
後日
律「なんか飲むか?」
澪「んー、んじゃ麦茶でいいや」
律「ほいよ」コポポポ・・・
澪「って、おい。キッチンにいくんじゃないのか」
律「めんどくさいから色々持ってきた」
澪「お前、それじゃせっかく冷えてたのに」
律「いいじゃんいいじゃん」
澪「全く・・・」
律「んで、ここの公式の使い方なんだけど」
澪「ちょっとは自分で考えろ」
律「嫌だなー考えた結果わからないから聞いてるんですよー澪しゃん」キュンッ
澪「澪しゃんって呼ぶな」
律「ちぇー」
澪「全く、で。ここか?」
律「・・・」ジーッ
澪「ん?どうした?」
律「いや、今日の澪の髪型はうなじがエロいなーと思って」
澪「バーカ、変なことするなよ?」
律「どうしよっかなー」ワキワキ
澪「はーなーれーろー」グググ・・・
律「抵抗されると燃えちゃうよなー?」
澪「抵抗しないとされるがままだろ」
律「へへーん、そうともいう」
澪「こらー」ギリギリ・・・
律「嫌なら帰ってもいいんだぞ?」ニヤニヤ
澪「それはもっと嫌」
律「じゃあ・・・」
澪「どっちも嫌だってば!」ガッツン!
律「~~~!!!!!」
澪「全く、ほら。勉強するぞ」
律「へ、へいへい・・・」アタタ
・・・
・・・
唯「あーずにゃん、いらっしゃい♪」
梓「あ、はい・・・なんですか?」
唯「今日は憂に会いにきたの?」
梓「そうですよ」
唯「だよねー?でも憂なら和ちゃんとお出かけだよ」
梓「そうなんですか、じゃあ唯先輩で我慢します」
唯「そうそう、私で我慢してね」ニコニコ
梓「はい。しょうがないですね」
唯「あー可愛い」ギュー
梓「あ、私飲み物買ってきたんで、お茶の準備しなくていいですよ」
唯「本当に!?この子はよく出来た子だよホントにねー」ギュー
梓「おだててもジュースくらいしか出ませんよ。ほら、行きましょう」テクテク
唯「はぁい」テクテク
梓「くっつきながら歩くのやめてくださいってば」
唯「えー?」ギュー
ガチャ
梓「全くもうっ」バタンッ
唯「痛い!?私挟まってるよ!?」
梓「あ、ごめんなさい。つい」
唯「ついって、確実に確信犯だよね」
梓「まぁ、座りましょうよ」
唯「えへへー」
・・・
・・・
律「疲れた」
澪「勉強は一切捗ってないけどな」
律「そりゃ、まぁ、澪しゃんにじゃれつくのに忙しくて」
澪「落ちるぞ、大学」
律「・・・さぁ?」
澪「さ、さぁって・・・」
律「むしろ落ちた方がいいんじゃないか?私から開放されるぜ?」
澪「なっ、なんでそんな」
律「ははは。冗談だよ」
澪「・・・」ギュッ
律「おいー、みおー?」
澪「一緒じゃないと、嫌だよ・・・」ギュー・・・
律「だーから、そうやってマジっぽくくっつくなよ」
澪「だって、律が・・・」
律「襲っちゃうぞー?」
澪「それは嫌」
律「わがまま」
澪「うん」
律「でも好き」
澪「ん」
律「こんなの、いつまで続くんだろ」
澪「え?」
律「私、澪を落とす気満々だから、そこんとこよろしく」
澪「ははっ、無理」
律「ひでぇ!?」
澪「私も、律に新しく好きな人できるの待ってるんだけど?」
律「ははっ、無理」
澪「・・・」
律「なぁ、今・・・まんざらでもなかっただろ?」
澪「さぁな」
律「こっち見て言えよ」
澪「なんでわざわざ抱き着いてるヤツの目を見なきゃいけないんだよ」
律「いいから」スッ
澪「肩にあご乗せるな」
律「・・・」グリグリ・・・
澪「痛いっ!」バッ
律「・・・」ガブッ
澪「~~~!!」
律「へっへー」
澪「いったぁ・・・」
律「血、出た?」
澪「わかんない・・・痛い・・・」
律「ごめんなー?澪の唇が可愛いもんでついなー」
澪「だったら普通はキスすると思うんだけど・・・?」
律「噛み心地よさそうだったから」
澪「ばーか・・・」イタタ・・・
・・・
・・・
澪しゃんはここまでさせててダメだというのか・・・
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:03:31.80:53p8srko0梓「・・・あ、もうこんな時間ですか」チラッ
唯「うん・・・あのさ」
梓「なんですか?」
唯「好きだよ」
梓「そう、ですか・・・///」
唯「・・・」
梓「・・・?」
唯「あずにゃんは奥手なの?」
梓「奥手って・・・」
唯「そういう雰囲気になったら、避けるよね」
梓「そんなこと・・・」
唯「あるよ。現に今もそう。帰ろうとしたでしょ」
梓「それは時間が・・・」
唯「この間は8時過ぎまでいたのに?」
梓「・・・」
唯「いじわる言ってごめんね」
梓「いえ、私のほうこそ、ごめんなさい」
唯「なんであずにゃんが謝るの?」
梓「まだ、そういうの・・・怖くて・・・」
唯「本当は、りっちゃんとそういうことしてた私に軽蔑してたり」
梓「な、ないですよ。そうだったら付き合ったりしません」
唯「あれ?私達、付き合ってるんだ?」ニコニコ
梓「っ・・・!///」
唯「やっとあずにゃんの口から言ってくれたね」
梓「先輩、ずるいです・・・」
唯「そうかな」トンッ
梓「え・・・?」バフッ
唯「やっぱりさー、我慢できそうにないよ、私」
梓「・・・!」
唯「いいよね?」
梓「や、やぁです!」パシンッ
唯「ったぁ・・・」
梓「頭冷やしてください!それじゃ、失礼します!」バタンッ
唯「いたたた・・・はぁ・・・」
唯「・・・やっちゃった」
唯「明日謝らないと・・・はぁ・・・」
和「全く、駄目駄目ね」
唯「あれ?和ちゃん」
和「今帰って来たのよ」
唯「そうなんだ?あずにゃんとすれ違った?」
和「えぇ、怒ってみるみたいよ?」
唯「・・・ふぅん」
和「随分と素っ気ないのね」
唯「あずにゃんのことは好きだし・・・付き合えるなんて、想像すらしてなかったような奇跡だけどさ・・・」
和「なによ?」
唯「付き合うって、あくまでスタート地点なんだよねー」
和「そりゃそうよ」
唯「あはは・・・和ちゃんと憂とどこに行って来たの?」
和「別にどこでもいいでしょ」
唯「ふぅん。そうだ」
和「今度は何よ」
この人が書く唯が好きなヤツは99%M
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:19:36.78:l4lNgbLw0>>247
な、なぜわわわわわわわたしがMだと!?いいいいいいいがかりはやめてもらおうか!
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:20:48.57:53p8srko0な、なぜわわわわわわわたしがMだと!?いいいいいいいがかりはやめてもらおうか!
唯「憂の首筋にいやらしい跡つけるのも程ほどにしてね?なんか目のやり場に困っちゃうから」
和「あぁ、そこまで考えなかったわ。今日はつけてないから大丈夫よ」
唯「そう?ならいいんだけど。妹のそういうの見るって結構気まずいんだよ?」
和「悪かったわね」
唯「んん、別にいいよ。憂を大切にしてね」
和「唯に言われたくないわ」
・・・
・・・
紬「・・・っていうことがこの間・・・」
さわ子「へぇ・・・まぁまぁ、りっちゃんも唯ちゃんもよくやるわね」
紬「若いっていいわねー」
さわ子「なんで私のセリフとるのかしら?っていうかそれ、人に言われるとちょっとショックね」
紬「まあまあ」
さわ子「でも、りっちゃんと澪ちゃんはどう転ぶのかしらね」
紬「さぁ?とりあえず、もうちょっと様子見ないとなんとも言えないけど・・・」
さわ子「けど?」
紬「ただひとつ言えるのは、この状態がいつまでも続くことはないってことくらいかな」
さわ子「そうね。そんな不安定な状態が保てるなら、始めっから唯ちゃんと関係を持つほど思いつめることもなかっただろうし」
紬「りっちゃんも唯ちゃんも器用そうに見えて不器用なのよね」
さわ子「それ、同い年の子の発言とは思えないわ・・・」ハァ
紬「だってそう思ったんだもの」
さわ子「まぁ言いたいことはわかるけどね」
ピピッ・・・
さわ子「ん、コーヒー取ってくるわ」スクッ
紬「えぇ」
さわ子「はい、どうぞ」コトッ
紬「はい。私、ブラックはちょっと・・・」
さわ子「大人びてるんだか、なんなんだか・・・」
紬「微妙な年頃なの」フンッ
さわ子「はいはい」
紬「むー・・・」
さわ子「ねぇ、もし私が」
紬「他の人に目移りしたらどうする?って?」
さわ子「うん、あたり」
紬「とりあえず、今までされたことを教育委員会に報告するわ」
さわ子「」
紬「・・・長い付き合いになることくらい、覚悟してたでしょ?」クスクス
さわ子「えぇ。もちろん。ぜーんぶ覚悟の上よ」クスッ
紬「知ったような口をきくつもりはないけど・・・」
さわ子「なに?」
紬「唯ちゃん達にしても、りっちゃん達にしても・・・」
さわ子「言いたいことはわかったわ。でも、それ以上言っちゃ駄目」
紬「やっぱり?」
さわ子「えぇ。なんか言ったら本当のことになりそうで」
紬「このままハッピーエンドってことにして、目瞑った方がいいよね」
さわ子「・・・そうは言ってないでしょ。大丈夫よ、あの子達なら同じ過ちは・・・」
紬「んー・・・どうかな」
さわ子「何を根拠に」
紬「ほら、また・・・」チラッ
ポツ・・・ポツ・・・
さわ子「え?」
紬「雨だわ・・・」
・・・
・・・
プルルルル・・・
ピッ・・・
『あーもしもし?私だけど』
「あぁ、どうしたの?」
『あのさ・・・』
「何、早く言いなよ。じれったいなぁ」
『・・・今から部屋に行っていいか?』
「・・・」
「・・・雨降ってるけど?」
『別に、平気だよ』
「あっそう・・・じゃあ、好きにしたらいいよ」
おわり
っつーわけでおわり
みんなが黒いSS書いてみたかった
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:42:53.16:l4lNgbLw0みんなが黒いSS書いてみたかった
乙!!!!
めちゃめちゃ面白かった!!!!
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:45:50.88:ZeYKy18r0めちゃめちゃ面白かった!!!!
激しく乙
みんな幸せハッピーエンドは無理か
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:49:39.80:nbFghdLU0みんな幸せハッピーエンドは無理か
お疲れ様!たのしかったぁ
んー満足
んー満足










































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だが最後まで読んでしまった……不思議だね。