1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:05:21.00:2O6QpmA5O



この曲聴いてたら思いついた。オチは考えてないよ。

2からはじめます。


 
2以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:22:16.14:2O6QpmA5O

放課後

男「よし、さっさと家に帰ろう」

委員長「あ、あのっ!男さん!」

男「?どうしたの委員長」

委員長「わ、私、男さんが大好きです!」

男「え、えっ?」

委員長「どの位好きかと言いますとね、富士山くらい…………いや、エベレストくらい…………いや…………と、とにかくとっても大好きなんです!」

男「ま、まさか委員長が俺のこと好きだったなんて…………」

委員長「男さんはとっても魅力的です!どのくらいかと言いますとね…………この地球上で一番………いえ、宇宙で一番…………あーもうっ!言葉でうまく表現できません!」

 
5以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:39:40.25:2O6QpmA5O

委員長「この感情はどのような言葉にすればいいのでしょうか………?」

男「じ、実は俺も…………前から委員長のことが………」

委員長「男さんが好きすぎて夜も眠れないんです!」

男「あ、あのさ、俺も委員長のことが前から………」

委員長「大好きです!この地球のすべての宝石を集めても男さんの輝きにはかないません!!!」

男「お、俺も委員長のこと………」

委員長「ああ、私はなんて日本語力の低い人間なんでしょうか!男さんにこの気持ちを正確に伝えられないなんて!」

男「………………」

 
8以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 00:49:17.43:2O6QpmA5O

委員長「男さん!」

男「な、何?」

委員長「大好きです!……………でも、私はあなたにこの感情を正確に伝えらないようです……」

男「いや、大体伝わったよ…………それよりもさ、実は俺も前から委員長のことが………」

委員長「今はどうしても言葉が思い浮かばないので明日改めて告白させていただきます!」

男「え、え~…………」

 
9以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:02:02.71:2O6QpmA5O

次の日

委員長「おはようございます男さん!」

男「お、おはよう委員長」

委員長「昨日の夜………たくさんの言葉を考えました………」

男「いや、大体伝わったから……」

委員長「どれだけ考えてもしっくりくる言葉が思い浮かばないんです!」

男「昨日の告白でちゃんと委員長の気持ちは伝わったって」

委員長「このままではいつまでたってもちゃんとした告白ができません…………どうしたらいいんでしょうか?」

男「委員長は告白を難しく考えすぎだよ………」

 
13以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:36:06.55:2O6QpmA5O




委員長「女さん、私はどうしたらいいのでしょうか…………」

女「どうもしなくていいとおもうよ?大好きって伝えられたんだからそれでいいんじゃないの?」

委員長「でも…………」

女「…………いろんな人にアドバイスもらったら?」

委員長「……!」

女「委員長が一人でどんなに考えても思い浮かばないんならさ、クラスのみんなにアドバイスしてもらえいなよ」

委員長「アドバイスですか…………よし、わかりました!それじゃあ女さん、女さんからは何かアドバイスはありますか?」

女「えっ、え~と…………私は特に思い浮かばないわ。変わりに委員長が告白を成功させるまで応援してあげるよ」

委員長「ありがとうございます!」

 
14以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 01:49:55.12:2O6QpmA5O

ツンデレ「告白の方法?………私もあんまりそういうの得意じゃないからな…………ストレートに気持ちを伝えればいいんじゃないの?」

委員長「それが難しいんですよ…………」

ツンデレ「………そうなのよね、うん、その気持ちよくわかるわ…………私も好きな人にちゃんと気持ち伝えられないもん………」

委員長「えっ、ツンデレさんもですか?ツンデレさんも苦労してるんですね…………」

ツンデレ「本当にね………なんでこんな簡単なことができないのかしらね…………」





女「…………なんかすごく意気投合してる…………」

 
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:12:47.06:2O6QpmA5O

委員長「ネガティブさんはどうすればいいと思いますか?」

ネガティブ「………告白なんてしない方がいいよ………どうせいつかわかれちゃうんだし…………」

委員長「そ、そんなことないですよ!」

ネガティブ「いつかみんな死んじゃうんだから、告白なんてしても無駄だよ…………」

委員長「で、でも、生きてるは好きな人といっしょに過ごしたいじゃないですか………」

ネガティブ「…………だからいつか死んじゃうからなんの意味もないってば………」

委員長「し、死んでも愛し続けます!」

ネガティブ「…………死んだら愛せないよ…………」

委員長「愛せます!愛してみせます!」

ネガティブ「………死んだら無理だってば…………」

委員長「愛せます!」

ネガティブ「……だから死んだら無理……」





女「堂々巡りだな……………」

 
16以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:23:17.68:2O6QpmA5O

ポジティブ「まあ、なんか適当に言っとけばどうにか伝わるって!」

委員長「そうなんですか?」

ポジティブ「そうだよ!難しいことじゃないよ!適当でいいんだってば!」

委員長「わ、わかりました!ありがとうございます!」





委員長「あの~男さ~ん好きですよ~」

男「…………何そのやる気のない告白………」

委員長「適当に告白してるんですよ~男さん宇宙一大好きで~す」

男&女「……………」

 
17以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:36:44.63:2O6QpmA5O

超お金持ち「告白?そうですね、私の場合はまず超高級な紅茶とケーキを用意し、超絶景の見える超高級ホテルのスイートルームで超高級な…………」

委員長「そ、そんなお金ありませんよ!」

超お金持ち「まあ、あなたのできる最高級のおもてなしをした後で告白すればいいかと」

委員長「あ、ありがとうございます!」




委員長「男さん!今度あの高級レストランに行きましょう!なんでもおごりますよ!」

男「そんな、あそこのレストランって一番安いメニューでも三千円はするって噂が…………」

委員長「な、なんでもおごります!!!…………あ、でも、あんまり高い物はちょっと…………」

女「…………無理すんなって…………」

 
19以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 02:58:04.85:2O6QpmA5O

エスパー「言葉で伝えられない思いは……………テレパシーで伝えるのが一番だよ!」

委員長「私テレパシーなんて使えませんよ………」

エスパー「いや、委員長さんならできるよ!本来テレパシーは気持ち次第で誰でも使えるんだよ!委員長さん頑張れ!」

委員長「や、やってみます!」





委員長「この思い、男さんに届けー!!!!届けー!!!!!届けー!!!!届けー!!!!!!!!」

女「………頑張れ委員長…………」

 
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:20:42.97:2O6QpmA5O

料理好き「やっぱり愛と言えば料理ね。美味しい料理を作ればきっと言葉にできない思いも伝えることができるわ」

委員長「何を作ればいいんでしょうか?」

料理好き「気持ちがこもっていれば何でもいいわよ。とりあえずお弁当を作ってみたらどうかしら?」

委員長「お弁当……よーし頑張るぞー!アドバイスありがとうございます!」






男「え、え~と…………委員長が頑張って作ってくれた弁当………と、とっても美味しいそう……………だな~…………」

委員長「…………魚もお米もニンジンも鶏肉も真っ黒焦げなのに美味しそうなんですか?…………」

男「…………………」

女「まさか委員長がこんなに料理下手だとは…………」

 
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:28:08.00:lI7goqdPO
多種多様なクラスメイトだなw

 
22以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 03:44:46.49:2O6QpmA5O

ロマンチスト「愛はロマン、ロマンは愛、愛を伝えることはロマンを伝えること…………」

委員長「な、なるほど」

ロマンチスト「君の思い描く最高のロマンを伝えればいいのさ…………」

委員長「ロマンチストさんありがとうございます!……………ロマン、ですか…………」






委員長「男さん!今夜、私と一緒に虹色の馬車で旅に出掛けませんか?」

男「な、何言ってるんだ?」

委員長「宝石でできたお城や飴が降ってくる街、妖精さんの住む不思議な森や人の言葉を喋る犬や猫のいる島……………」

女「超メルヘンね」

 
23以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:04:10.91:2O6QpmA5O

エロい先輩「…………愛を伝えるにはね、体を使うのが一番なのよ」

委員長「え、いや、あの、私、そういうのはまだ…………心の準備が…………」

エロい先輩「そんなこと言ってたら気持ちなんて伝えられないわよ?」

委員長「わ、わかりました!ありがとうございます!」




委員長「男………さん………」

男「ん?何?」

委員長「今日、ちょっと暑いからさ…………服………脱がしてくれないかな………?」

男「!?な、何言ってんの!?そういうのはまだ早いって!」

委員長「………でも………私………男さんのことが…………好きすぎて………もうどうにかなっちゃいそうなんですよ………」

男「い、委員長………俺も………委員長のことが………」

女「す、ストップストップストーップ!」

男&委員長「!!!!」



エロい先輩「…………ちっ、もう少しだったのに………」

 
24以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:22:54.60:2O6QpmA5O

先生「ラブレターとかどうかな?」

委員長「あっ、それいいですね!」

先生「いや~、本当に初々しいねえ!」

委員長「頑張って書いてみます!ありがとうございます!」





男「ん?机の中になにかが……………ラ、ラブレター!?」

女「なんて書いてあるの?」


男「え~と……………」

こんにちは男さん。男さんが世界一大好きです。
男さんへの愛は永遠に尽きることは無いでしょう。しかし、文章では上手くこの愛を伝えることができません。
また日を改めて直接私の口から伝えさせていただきます。

委員長より


男&女「何がしたいんだよ…………」

 
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 04:47:32.63:2O6QpmA5O

女「もうこの際男の方からめちゃくちゃ暑い告白すればどうにかなるんじゃないの?」

男「それもそうだな。よし、告白するぞ!」




男「委員長!!!」

委員長「あ、男さん」

男「俺は委員長が好きだ!大好きだ!」

委員長「え、えっ?お、男さんが私のこと、す、す、好き????」

男「そうだよ!俺は委員長のことが世界一大好きなんだよ!!!!!」

委員長「えっ、えっと…………わ、私も男さんのことが、せ、世界で一番………大好き…………ですよ…………」

女「いや~本当に熱いカップルの誕生だね~。だからもう告白はしなくても……………」

委員長「あっ、いや、でも、世界一よりももっと男さんのことが好きです!例えるなら、え~と………………」


男&女「チクショウ!あともう少しだったのに!」

 
26以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:13:32.34:2O6QpmA5O

女「告白する状況も結構大事かもよ?普通に告白するよりも意外なタイミングで告白したほうがいいかも!」

委員長「意外なタイミングですか……………」

 
27以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:18:24.85:2O6QpmA5O

委員長「意外な………タイミング…………」



先生「授業を始めるぞ~。委員長、号令よろしく」

委員長「起立!礼!男さん大好き!」

生徒「!!!!!」

 
28以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:27:44.89:2O6QpmA5O

委員長「意外なタイミング……」



体育祭


体育祭実行委員「それでは、生徒代表の委員長さんの挨拶です」

委員長「みなさん!今日はとても晴れていますね!体育祭にはもってこいの日ですね!私も今日はスポーツマンシップにのっとって、全力で男さんを愛します!」

生徒「!!!!!!!」

 
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 05:39:30.78:2O6QpmA5O

博士(17歳)「やはりわからないことがあれば研究するべきさ!」

委員長「研究………ですか?」

博士(貧乳)「そうだよ!だからまずは男のことを研究するべきなのさ!デートとか誘って!」

委員長「!?デ、デートですか!?わ、わかりました!誘ってみます!」

博士(茶髪)「頑張れ!」

 
36以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 09:10:54.22:2O6QpmA5O

委員長「男さん!こ、今度の日曜日に遊園地に行きましょう!」

男「………つまり、デートしようってこと?」

委員長「デ、デートという名の研究です!」

男「け、研究?まあ、別にいいけど…………」

委員長「ありがとうございます!それじゃあ日曜日の朝九時に駅前に待ち合わせしましょう!」





女「……………日曜日の朝九時に駅前………か」

 
37以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 09:24:20.52:2O6QpmA5O

日曜日の朝九時 駅前

委員長「おはようございます!」

男「お、おはよう(私服の委員長もかわいいな~。私服の委員長と至福の時間をすごす。なんちゃって)」

委員長「それじゃあさっそく遊園地に行きましょう!」

男「そ、そうだな!」








女「…………私服の委員長…………かわいいわね」

ツンデレ「…………女さん?あなた物陰でコソコソ何してるの?」

女「!?ツ、ツンデレさん!?」

 
38以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 09:33:53.79:2O6QpmA5O

ツンデレ「………なるほど、それで委員長の恋を応援してるってわけね。…………でもさ、これって、その、ストーカーっぽくない?」

女「ス、ストーカーじゃなくて尾行よ尾行!……………あの子ちょっと天然っぽいから、ちょっと心配でさ…………つい尾行しちゃってるってわけよ」

ツンデレ「そ、そうなんだ…………あ、委員長がジュースこぼした」

女「!?い、委員長相当緊張してるのね!初デートだし!ああ、あわててる委員長もかわいい………じゃなくて!男はさっさと委員長を落ちつかせなさいよ!」

ツンデレ「………………」

 
40以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 09:58:53.93:2O6QpmA5O

委員長「最初はどのアトラクションに行きましょうか?」

男「じゃあジェットコースター行こうぜ!」







女「いきなりジェットコースター!?委員長はジェットコースター平気なのかしら………それとも男が無理やり誘ったの………?いや、委員長はジェットコースターが好きなのかしら………」

ツンデレ「…………ちょっと心配しすぎじゃない?」

女「そ、そうね」

ツンデレ「………………」

 
42以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 10:16:27.79:2O6QpmA5O

委員長「お化け屋敷行きましょう!お化け屋敷大好きなんです!」

男「よっしゃー!俺も大好きだぜ!」

委員長「あ、でもお化け屋敷よりも男さんの方が何倍も好きですよ!」

男「俺も委員長の方が大好きだ!」






女「……………たのしそう…………やっぱり笑ってる委員長が一番かわいい………」

ツンデレ「…………女さん、ちょっと変よ?」

女「?何が?」

ツンデレ「……………あなたって、もしかして委員長のこと………」

博士(長崎出身)「あれっ?君たちは…………」

女&ツンデレ「!!!!!!!」

 
44以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 10:31:48.88:2O6QpmA5O

女「博士がどうしてここにいるんですか!?」

博士(162cm)「いや~今回のデート提案したの私だからね。ちゃんとラブラブしてるかちょっと気になってね!」

ツンデレ「私達と同じように尾行してるんですね」

博士(趣味は陶芸)「いや~ストーカーだよ!」

女&ツンデレ「!!!!!」

博士(実は双子)「だってさ、委員長って………ちょっと天然で………かわいいでしょ?だから………研究したくなっちゃってね…………二ヒヒ………」

ツンデレ「……………」

女「……………その気持ち………わかるわ」

ツンデレ「!!!(やっぱり女さんは…………!)」

 
45以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 11:05:23.26:2O6QpmA5O

女「…………私ね、最初は普通に委員長の告白を応援するつもりだったの」

ツンデレ「………………」

女「………でもね、応援を続けてる間にね…………」

ツンデレ「………………」

女「…………その………委員長のこと………かわいいなって………」

博士(AB型)「仲間じゃないか!仲間仲間!」

ツンデレ「……………委員長………愛されてるわね……」

 
46以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 11:22:57.06:2O6QpmA5O

お化け屋敷

委員長「こ、怖いですね…………」

男「まあ、お化け屋敷だからな」

委員長「でも、世界で一番大大大好きな男さんと一緒なので平気です!」

男「て、照れるからやめろよ」

お化け「うーらーめーしーやー!!!!!」

委員長&男「うわーーー!!!!!」

 
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 11:36:12.35:2O6QpmA5O

男「お化け怖ー!!」

委員長「キャー!!!!」

お化け「呪ってやるーーー!!!」

男「助けてーー!!!」

委員長「助けてー!!!」

お化け「告白が成功しない呪いをかけてやるーー!!!!」

委員長&男「怖いよーー!!!」

お化け「告白なんてする必要はないのだーーーーー!!!!!」

男「委員長!出口までダッシュだ!」

委員長「わかりました!!」

お化け「告白なんて無駄だーー!!!!」




委員長「あー怖かったです…………」

男「まあ、お化け屋敷だからな!……………(なんか最後に出てきたお化け変なこと言ってたような気がするな………)」

 
48以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 11:43:14.74:2O6QpmA5O

お化け「…………告白なんて…………無駄だよ…………」

お化け「…………どうせ…………いつか別れちゃうんだし…………」

お化け「…………いつか死んじゃうし………」

お化け「……………委員長のこと好きなのは…………」

お化け「…………男くんだけじゃないんだよ…………?」

お化け「…………委員長のバカ……………」

 
49以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 12:05:30.92:2O6QpmA5O

委員長「男さん、お昼なので、何か食べませんか?」

男「そうだな。じゃああの店に入ろう」



料理好き「いらっしゃいませー!」

男「あれっ?料理好きさん!?」

料理好き「私、ここでバイトしてるんですよ」

男「そうなんですか。オススメのメニューとかありますか?」

料理好き「全部オススメよ。ここのメニューは。どんな料理でもね、気持ちを込めて作れば、おいしくできあがるものなのよ」

男「そうなんですか」

料理好き「だから委員長さんの作る弁当は、とってもおいしいはずよ」

委員長「あ、あの………私が作った弁当………真っ黒焦げで………その………」

料理好き「関係ないわ。気持ちがこもっていればね」

委員長「そ、そうですか?」

料理好き「まあ、練習も大事だけどね」
委員長「が、頑張って練習します…………」

 
50以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 12:22:08.62:2O6QpmA5O

委員長「おいしかったですね!」

男「次はどこ行く?」

委員長「そうですね……………」


パンパカパーン!!パレードの時間だよーー!!!!

男「おっ、パレードが始まるみたいだぞ?」

委員長「見に言って見ましょう!」


パンパカパーン!!!!それでは!今日はスペシャルゲストにおこしいただいております!この遊園地次期社長です!どうぞ!


超お金持ち「やあ、今日はこの遊園地の開園50周年記念日だ!次期社長である私の誕生日でもある!遊園地に来てくれたみんな!最後まで超最高級に楽しんでくれると私は嬉しいよ!!」

男「ここ経営してるの超お金持ちの家だったのかよ!」

超お金持ち「あ、それと、委員長告白がんばれ!」

委員長「えっ、あ、はいっ!頑張ります!」

 
57以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:33:15.45:2O6QpmA5O

男「じゃあ次は…………」

委員長「あ、あのっ!」

男「?」

委員長「…………か、観覧車…………乗りませんか…………?」

男「!?よ、よし!そうしよう!」





女「ち、ちょっと!観覧車に乗ろうとしてるわよ!」

博士(右利き)「密室!密室!」

エロい先輩「密室プレイ!」

ツンデレ「エロい先輩!?なんでいるんですか!?」

エロい先輩「エロイベントがあれば私はどこにでも出現するわ。さあ、私達も観覧車に乗るわよ!」

博士(生命線が長い)「了解しました!!」

ツンデレ「…………付き合ってらんないわ………まあ、暇だから付いて行くけどね………暇だから…………」

 
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 15:41:41.49:2O6QpmA5O

委員長「うわー高いですねー!」

男「そ、そうだな。」

委員長「………………」

男「………………」

委員長「…………2人っきり………」

男「…………!」

委員長「……………2人っきり…………ですね………えへへ…………」





エロい先輩「ちょっと、いつエロイベントは始まるわけ?」

ツンデレ「始まらないですよ!」

 
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:02:01.13:2O6QpmA5O

女「あっそうだ。ところでツンデレさん」

ツンデレ「?」

女「ツンデレさんは何か用事があったから駅前にいたんじゃないの?私達に付いてきて大丈夫なの?」

ツンデレ「べ、別に大丈夫!用事はもうすんだから!」

女「そう、それならいいんだけどね。あっ、ツンデレさんって今好きな人がいるらしいね!誰なの?」

ツンデレ「!?べ、別に、誰でもいいでしょ!?」

女「えー教えてよー。何か言えない事情でもあるの?」

ツンデレ「お、女さんが知っても何の得もないから!!」

女「もう、ツンデレさんは恥ずかしがり屋だなあ」

 
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:25:16.20:2O6QpmA5O

博士(ルービックキューブが得意)「…………ねえねえツンデレさん。ちょっと耳かしてよ」

ツンデレ「?何?」

博士(お茶には割とこだわりがある)「ツンデレさんの好きな人ってさ、なんとなくだけどさ、たぶん…………」

ツンデレ「え、えっ、ち、ちょっと待っ……………」

博士(毎朝トマトジュースを飲んでいる)「……………女さんなんじゃあ……………」

ツンデレ「!?!?なななな何意味わかんないこと言ってんの!?べべべ、別に今日駅前に行ったのだって、女さんのことをストーキングしてたわけじゃなくて………」

エロい先輩「おーい、何話してんだよ。もう委員長と男観覧車から降りたぞ。…………結局エロイベントはなしか…………」

 
62以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 16:50:08.05:2O6QpmA5O

ロマンチスト「やあ、男くん&委員長さん。ここで会ったのも何かの縁………いや、数奇な運命………こんな日の夜には流星も掴めそうじゃないか…………そうは思わないかね?」

男「よ、よくわかんないです(相変わらず変わった人だなー)」

委員長「素敵ですね!きっと掴めますよ!(相変わらず幻想的な人です!)」

ロマンチスト「しかし……………この場は立ち去るとしよう。2人っきりの空間に侵入することは、例え磨き上げられたガラスの靴ですら許されない………」

男「そ、そうですか………」

ロマンチスト「ふふっ、さらばだ!またいつか、海色の音符が輝く夜に出会おう!」

男「さ、さようなら」

委員長「さようなら!またいつか、紅のライオンが吼える朝に出会いましょう!」

男「委員長が影響されてる!?」

 
64以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:38:16.52:2O6QpmA5O

エスパー「こんにちは!あなた方がここに来ることはわかっていましたよ?エスパーですから!」

男「それで、なんで待ち伏せしてたんだ?」

エスパー「ちょっと、委員長に話があってね……………委員長、ちょっと耳をかしおくれよ」

委員長「?どうしたんですか?」

エスパー「……………今夜男くんに告白するのなら………少し注意が必要かもしれない」

委員長「!………ど、どうしてですか?」

エスパー「詳しくは覚えてないんだけど、委員長が告白しようとすると誰かが邪魔をしてくる予知夢を見たの」

委員長「だ、誰がそんなことを…………」

エスパー「さあ……とにかく、告白するときは注意するんだよ?」

委員長「わ、わかりました!ありがとうございます!」

 
66以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 17:56:13.24:2O6QpmA5O

委員長「…………………」

男「い、委員長、なんで落ち込んでるの?」

委員長「………………なんでもないです」

ポジティブ「委員長!せっかくのデートなのになんで落ち込んでるの!」

委員長「!ポジティブさんも来てたんですか!?」

ポジティブ「うん!そんなことより委員長、なんで落ち込んでるの?ま、まさか、男に泣かされたのか!?」

委員長「ち、違います!」

ポジティブ「まあ、なんで落ち込んでるかはわかんないけどさ、どうにかなるよ!」

委員長「………そうでしょうか?」

ポジティブ「もちろんだよ!だから委員長元気出して!」

委員長「………そうですね……どうにかなりますよね………!ありがとうございます!」

ポジティブ「2人ともお幸せにー!」

男「委員長を元気づけてくれてありがとう!」

ポジティブ「これからは委員長になにかあったら男が元気づけてあげるんだぞー!!!」

 
68以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 18:12:33.39:2O6QpmA5O

先生「男くん!委員長!」

男「こんにちは!」

委員長「こんにちは!」

先生「こんにちはじゃなくて時間的にはそろそろこんばんはだな…………いい感じの雰囲気が漂ってるよな…………2人とも、キスはした?」

男&委員長「!?………し、してませんよ!?」

先生「初々しいなー!本当に初々しいよ!」

男&委員長「か、からかってるんですか!?」

先生「まあ、さっさとどっかで2人っきりになっていい雰囲気を楽しむんだな!じゃあねー!!!」

委員長「……2人っきりになって………」

男「………いい雰囲気を楽しむ…………」

男&委員長「………………」

 
70以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:04:10.97:2O6QpmA5O

女「ちっ、先生が余計なアドバイスしやがった。男なんかに委員長は渡したくねー!!!」

ツンデレ「最初と比べてキャラ変わりすぎよ……………とりあえず、男くんには絶対に委員長とくっついてもらわないと………女さんとは私がつきあうんだから………!」

エロい先輩「2人っきり……委員長雰囲気…………エロイベントの予感!!!」

博士(獅子座)「エロイベント!?研究研究研究研究!!!!」





体育祭実行委員「あ、あれってクラスのみんなよね…………見なかったことにしとこ…………」

 
73以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:36:41.62:2O6QpmA5O

男「委員長が俺のこと好きってだけで俺はめちゃくちゃ幸せなんだよ!!!」

委員長「で、でも……………」

男「言葉なんていらないんだよ!!!!」

委員長「………男さん…………えへへ、男さんやっぱりかっこいいなあ…………」

男「…………とにかく、もう告白はしなくても…………」

委員長「でも、告白はさせてください!」

男「い、いや、告白はしなくても………」

委員長「…………今日だけではいい言葉は思い浮かばなかったので………」

男「だから告白は別に…………」

委員長「男さんのそばで、一生、考えさせてください!!!」

 
72以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 19:20:09.67:2O6QpmA5O

委員長「……………男さん!」

男「な、何?」

委員長「き、今日はとても楽しかったです!」

男「…………俺もだよ委員長」

委員長「でも…………」

男「…………?」

委員長「…………これだけの時間を男さんと過ごしても………どんな言葉で告白すればいいのか…………わかりませんでした…………」

男「……………」

委員長「…………ですから、告白はまた、後日改めて…………」

男「俺は委員長が好きだ!!!」

委員長「!?い、いきなりなんですか?」

 
76以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:19:34.20:2O6QpmA5O

男「委員長…」

委員長「男さん!私……」

男「何?」

委員長「男さんのことがとっても大好…」

女「絶対言わせねー!!!!」

男&委員長「!!!!!」

 
77以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 20:37:53.77:2O6QpmA5O

女「委員長!!私は委員長を誰よりもあいしてる!!!」

委員長「え、えっ?」

男「な、なんだよいきなり!委員長のことは俺が宇宙一あいしてる!!!」

委員長「わ、私も男さんのことをが世界一大好きです!」

ツンデレ「頑張れ委員長!女さんは男をあきらめて!」

エロい先輩「もう誰でもいいからエロいことしろよ!」







エスパー「心配になって見に来ちゃったけど……わけわかんないわね……」

 
79以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 21:09:17.12:2O6QpmA5O

物陰

ネガティブ「い、委員長のこと、一番好きなのは、私」

博士(低血圧)「君、ネガティブちゃんだよね?物陰でこそこそ何言ってるのかな~?」

ネガティブ「!?は、博士!?私の今の言葉、聴いてた?」

博士(視力6.5)「はっきりとね!」

ネガティブ「そ、そんな…………もう死にたい」

博士(中二病)「ネガティブちゃん、君も結構天然ぽくてかわいいね!」

ネガティブ「な、何?」

博士(素直)「君も、研究、したいな~」

ネガティブ「えっ、ちょっ、な、何?」

博士(ガチレズ)「ちょっと一緒に遊ぼうよー!!!!」

ネガティブ「ちょ、は、博士!?き、きゃー!!!!!」






エスパー「もうどうにでもなるよね」

 
80以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 21:35:12.47:2O6QpmA5O

超お金持ち「いやー開園50周年記念日、我ながら超最高級に盛り上がったと思うよ」

ロマンチスト「いつもより余計に、閉園後の静けさが肌に突き刺さる………」

超お金持ち「閉園後なのになんで君はまだいるんだい?」

ロマンチスト「気にするな。この世界に答えなどないのさ」

超お金持ち「相変わらず意味不明だな君は。超最高級に意味不明だ」

ロマンチスト「ところで、閉園後なのに園内にいる哀れな子羊達がまだいるようだぞ」

超お金持ち「そうだな、そして哀れな子羊達の正体は私達のクラスメートに見えるのだが?超最高級に騒がしい。喧嘩でもしているのか?」

ロマンチスト「いや、彼等は祝ってくれているのさ」

超お金持ち「?何をだ?」





ロマンチスト「君の誕生日だよ」

超お金持ち「ふふっ、そうなのか。………………みんなありがとう、超最高級の誕生日になったよ」


THE END

 
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/17(日) 23:44:21.03:FjQMg1HF0
大層乙であった

 
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Gloomy
志磨遼平 毛皮のマリーズ
sputniklab.inc 2009-04-08
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マイ・ネーム・イズ・ロマンス ビューティフル / 愛する or die Faust C.D. 戦争をしよう 毛皮のマリーズ

by G-Tools , 2010/10/21