- 4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:36:33.12:TGGZ+9wY0
ハルヒ「…へ?」
キョン「結婚してくれ!」
古泉「なんと」
長門「!?」
朝比奈「ふぇぇ」
ハルヒ「なな、なに言ってんのよ!」
キョン「ハルヒと結婚したいんだ!」
ハルヒ「じょ、冗談言ってんじゃないわよ!」
キョン「俺は本気だ!結婚してくれ!」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:37:28.31:TGGZ+9wY0
ハルヒ「結婚なんて無理にきまってるじゃない!」
キョン「何故だ!?」
ハルヒ「あ、あ、あたしたちまだ学生よ!?それにあんたが結婚できる年齢じゃないでしょ!」
キョン「そういうことか…なら婚約してくれ!」
ハルヒ「きょ、婚約!?」
キョン「ああ、それなら俺たちでもできるだろう!」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:38:46.87:TGGZ+9wY0
ハルヒ「そ、それは…」
キョン「どうだ!?」
ハルヒ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!結婚とか婚約とかいきなりどうしたのよ!」
キョン「…」
ハルヒ「何か訳でもあるの?」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:40:15.56:TGGZ+9wY0
キョン「気づいたんだよ…」
ハルヒ「何に?」
キョン「もしかしたら俺は今、モテ期なんじゃないかってな…」
ハルヒ「…は?」
キョン「俺の周りには美少女が多い…ハルヒに朝比奈さんに長門…鶴屋さんに佐々木に橘にetc.」
ハルヒ「…」
キョン「そんな人たちが俺に優しくしてくれる…これをモテ期と言わず何と言う!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:41:40.65:TGGZ+9wY0
キョン「俺は冴えない男だ…この時期を逃したら結婚どころか彼女すらできないかもしれない!」
ハルヒ「だ、だからって…」
キョン「幸せな家庭を築くのが夢なんだ!ハルヒ!婚約してくれ!」
ハルヒ「そ、そんなこと、いきなり言われても無理よ…」
キョン「…そうか…なんかすまなかったな」
ハルヒ「べ、別にあんたが嫌いってわけじゃないのよ…ただ
キョン「じゃあ佐々木に求婚してくるわ」
ハルヒ「は?」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:43:00.11:TGGZ+9wY0
ハルヒ「ちょっと待ちなさい」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「佐々木さんに求婚ってどういうことよ」
キョン「だって俺今ハルヒに振られたじゃん」
ハルヒ「…だからってすぐ別の女に行くわけ?」
キョン「ああ」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:45:12.87:TGGZ+9wY0
ハルヒ「…あたしのことが好きなんじゃないの?」
キョン「もちろんハルヒのことは好きだ。だが振られた以上、次に進まなければな」
ハルヒ「…」
キョン「と言うことで、俺はもう行くぞ」
ハルヒ「待って」
キョン「なんだ?」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:47:23.90:TGGZ+9wY0
ハルヒ「な、なんで佐々木さんなの?」
キョン「それは俺がハルヒの次に佐々木を好きだからだ」
ハルヒ「佐々木さんよりあたしの方が好きなんだ…」
キョン「ああ。だがそこまで差はないがな」
ハルヒ「…」
キョン「じゃあ俺はもう行くぞ」
ハルヒ「待ちなさい」
キョン「なんだ?」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:49:30.76:INOKsYwHO
ハルヒ「け、結婚とかはまだ、無理だけど…その、普通につ、付き合うのなら、いいわよ…」
キョン「…それだと弱いな」
ハルヒ「…弱い?」
キョン「ああ、ただ付き合うだけじゃ別れる可能性もあるじゃないか」
ハルヒ「そりゃそうだけど…」
キョン「結婚や婚約ならそう簡単に別れることもないだろ?」
ハルヒ「そ、そうね…」
キョン「そう考えるとただ付き合うだけってのは弱いんだよ」
ハルヒ「…」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:51:35.94:TGGZ+9wY0
キョン「だから付き合うのはごめんなさい」
ハルヒ「あたし、振られた!?」
キョン「じゃあ佐々木のとこ行ってくる」
ハルヒ「ちょちょちょ!待ちなさい!!」
キョン「なんだ?」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:53:15.16:TGGZ+9wY0
ハルヒ「わかったわよ!婚約してあげる!」
キョン「ホントか!?」
ハルヒ「ホントよ!婚約でも結婚でもなんでもしてあげるわよ!」
キョン「おお…!ハルヒ、ありがとう!愛しているぞ!」
ハルヒ「あ、あたしもよ…あ、ああ愛してるわ…」
古泉「おめでとうございます」
長門「…おめでとう」
朝比奈「おめでとうございますぅ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:54:48.24:TGGZ+9wY0
キョン「ありがとう!」
ハルヒ「みんなありがとう!」
キョン「じゃあ佐々木に電話する」
ハルヒ「は?」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:56:44.21:TGGZ+9wY0
キョン「ちゃんと佐々木にもハルヒとの婚約を報告しないとな」
ハルヒ「そ、そういうことね。それならいいわ」
キョン「すまんな。じゃあちょっと待っててくれ」
Pi Pi Pi Prrr Prrr Prr ガチャ
キョン「よう」
キョン「佐々木に報告したいことがあってな」
キョン「実は俺とハルヒは婚約することにしたんだ!」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:57:58.90:TGGZ+9wY0
キョン「いや、俺からだ」
キョン「ああ、そうだ」
キョン「そういうわけじゃないぞ」
キョン「な!何を言ってる!」
ハルヒ「…」
古泉「なんだか様子がおかしいですね」
朝比奈「ふぇぇ」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:59:50.80:TGGZ+9wY0
キョン「待て!そうじゃない!」
キョン「やめろ!バカなことは考えるな!」
ハルヒ「ちょっとキョン!どうしたっていうの!?」
キョン「…佐々木が…俺がハルヒと結婚するのなら命を絶つと…」
ハルヒ「なっ!ちょっと電話よこしなさい!」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:00:59.45:TGGZ+9wY0
ハルヒ「佐々木さん!?アナタいったい何を考えてるの!」
ハルヒ「だからって!」
ハルヒ「そういう問題じゃないでしょ!」
ハルヒ「電話じゃラチがあかないわ!今から会って話し合いましょ!」
ハルヒ「ええ、ええ、わかったわ」
ハルヒ「じゃあ駅前の喫茶店ね」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:03:33.61:TGGZ+9wY0
ハルヒ「それじゃあ行くわよ」
キョン「俺もか?」
ハルヒ「当たり前でしょ」
キョン「わかった」
ハルヒ「そういうことだから、あたしとキョンは先に帰らせてもらうわ」
長門「そう」
朝比奈「ふぇぇ」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:05:27.79:TGGZ+9wY0
古泉「話し合いの結果が出たら教えてくださいよ」
キョン「ああ、わかった。もしかしたら閉鎖空間を発生させるようなことになるかもしれないな」
古泉「そちらの方は任せてください」
キョン「すまんな」
古泉「大丈夫です。あなたも頑張ってくださいね」
キョン「ああ」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:06:42.30:TGGZ+9wY0
ハルヒ「ちょっとキョン!何やってんの、行くわよ!」
キョン「オーケー」
古泉「御武運を」
長門「行ってらっしゃい」
朝比奈「いってらっしゃーい」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:08:14.79:TGGZ+9wY0
次の日
キョン「昨日は大丈夫だったか?」
古泉「いくつか閉鎖空間は発生しましたが、なんとか処理できましたよ」
キョン「そうか…すまなかったな」
古泉「いえ、いいんです」
キョン「こっちも大変だったよ…一晩中続きそうな勢いだったからな」
古泉「お疲れ様でした」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:10:38.13:TGGZ+9wY0
古泉「それで昨日の話し合いはどうなったんですか?」
キョン「それなんだが…ハルヒは正妻、佐々木は妾、橘はペットということで落ち着いたよ」
古泉「…はい?」
バァァン!
ハルヒ「キョン!指輪買いに行くわよ!」
キョン「へいへい」
おわり
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:11:30.19:HmJ/fDPBO
橘「しかし佐々木さんも役者ですね…」
佐々木「いったい何のことかな?」
橘「とぼけないでください、昨日のキョンさんとの電話や話し合いのことですよ」
佐々木「ああ、あれか」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:24:21.54:TGGZ+9wY0
佐々木「別にすべてが演技というわけではないよ」
橘「まあそうでしょうけど…」
佐々木「キョンから突然あんな報告を受けて動揺していたことは確かだったし」
橘「あれは珍しい佐々木さんでしたね」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:29:14.42:TGGZ+9wY0
佐々木「それよりも橘さんはこれでよかったのかな?」
橘「はい…私は佐々木さんと一緒にいられればなんだっていいんです!」
佐々木「そうか…じゃあキョンと一緒にたっぷり可愛がってあげるよ」
橘「は、はいっ!」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:32:04.54:TGGZ+9wY0
佐々木「でも涼宮さんにはいじめられるかもね」
橘「そ、そんなぁ…」
佐々木「くっくっ、もしそんなことになったら、ちゃんと守ってあげるから安心するといい」
橘「はいっ!よろしくお願いします!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:34:50.46:TGGZ+9wY0
佐々木「そういえばキョンと涼宮さんは、今日指輪を買いに行くらしいよ」
橘「え?買ってなかったんですか?」
佐々木「そうみたいだ…まったくキョンらしいというかなんと言うか…」
橘「アハハ…」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:36:30.22:TGGZ+9wY0
橘「でも、いいですねぇ」
佐々木「指輪かい?」
橘「はいっ!」
佐々木「そうだね…」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:38:48.42:TGGZ+9wY0
佐々木「私たちもキョンに何か買ってもらおうか」
橘「そうですね!」
佐々木「じゃあ橘さんは首輪だね」
橘「えー!
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:40:06.43:TGGZ+9wY0
佐々木「くっくっ、冗談だよ」
橘「もー!」
佐々木「まあ、後でキョンに聞いてみるよ」
橘「はい!お願いします!」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:43:42.13:TGGZ+9wY0
次の日
キョン「よう、待ったか?」
佐々木「やあキョン」
橘「いっぱい待ちましたよ」
キョン「それはスマンかった」
佐々木「橘さん、嘘はいけないよ」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:46:06.34:TGGZ+9wY0
キョン「それでおまえたちも何か買ってほしいんだって?」
佐々木「涼宮さんばかりじゃ不公平だと思ってね」
橘「妾とペットにも愛情をそそぐべきです!」
キョン「もちろん愛情を持って接するつもりだ」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:50:34.82:TGGZ+9wY0
佐々木「高価な物じゃなくたっていいんだ、僕はキョンからの贈り物ならなんだってうれしいよ」
橘「でも高い物の方がもっとうれしいです!」
キョン「そうか…そのことなんだが…」
佐々木「…どうかしたのかい?」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:52:59.79:TGGZ+9wY0
キョン「実はもう用意してあるんだ」
佐々木「へ?」
橘「え?」
キョン「昨日佐々木から連絡もらう前には買ってあったんだ」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:55:20.42:TGGZ+9wY0
キョン「佐々木にはこれだ」
佐々木「これは…指輪」
キョン「俺が選んだやつだから、気に入らなかったらすまん…」
佐々木「っ…うれしいよキョン…ありがとう…グスッ」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:56:12.09:TGGZ+9wY0
キョン「橘には首輪だ」
橘「なんで私だけ!?」
おわり
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:57:44.76:TGGZ+9wY0
この後きょこたんはちゃんとした物も買ってもらいました
そして3人と1匹は末永く幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 23:19:25.22:GP9BbeNu0
ハルヒ「結婚なんて無理にきまってるじゃない!」
キョン「何故だ!?」
ハルヒ「あ、あ、あたしたちまだ学生よ!?それにあんたが結婚できる年齢じゃないでしょ!」
キョン「そういうことか…なら婚約してくれ!」
ハルヒ「きょ、婚約!?」
キョン「ああ、それなら俺たちでもできるだろう!」
ハルヒ「そ、それは…」
キョン「どうだ!?」
ハルヒ「ちょ、ちょっと待ちなさいよ!結婚とか婚約とかいきなりどうしたのよ!」
キョン「…」
ハルヒ「何か訳でもあるの?」
キョン「気づいたんだよ…」
ハルヒ「何に?」
キョン「もしかしたら俺は今、モテ期なんじゃないかってな…」
ハルヒ「…は?」
キョン「俺の周りには美少女が多い…ハルヒに朝比奈さんに長門…鶴屋さんに佐々木に橘にetc.」
ハルヒ「…」
キョン「そんな人たちが俺に優しくしてくれる…これをモテ期と言わず何と言う!」
キョン「俺は冴えない男だ…この時期を逃したら結婚どころか彼女すらできないかもしれない!」
ハルヒ「だ、だからって…」
キョン「幸せな家庭を築くのが夢なんだ!ハルヒ!婚約してくれ!」
ハルヒ「そ、そんなこと、いきなり言われても無理よ…」
キョン「…そうか…なんかすまなかったな」
ハルヒ「べ、別にあんたが嫌いってわけじゃないのよ…ただ
キョン「じゃあ佐々木に求婚してくるわ」
ハルヒ「は?」
ハルヒ「ちょっと待ちなさい」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「佐々木さんに求婚ってどういうことよ」
キョン「だって俺今ハルヒに振られたじゃん」
ハルヒ「…だからってすぐ別の女に行くわけ?」
キョン「ああ」
ハルヒ「…あたしのことが好きなんじゃないの?」
キョン「もちろんハルヒのことは好きだ。だが振られた以上、次に進まなければな」
ハルヒ「…」
キョン「と言うことで、俺はもう行くぞ」
ハルヒ「待って」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「な、なんで佐々木さんなの?」
キョン「それは俺がハルヒの次に佐々木を好きだからだ」
ハルヒ「佐々木さんよりあたしの方が好きなんだ…」
キョン「ああ。だがそこまで差はないがな」
ハルヒ「…」
キョン「じゃあ俺はもう行くぞ」
ハルヒ「待ちなさい」
キョン「なんだ?」
強い決断力と過去を引きずらない最強のキョン
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 21:49:49.83:TGGZ+9wY0ハルヒ「け、結婚とかはまだ、無理だけど…その、普通につ、付き合うのなら、いいわよ…」
キョン「…それだと弱いな」
ハルヒ「…弱い?」
キョン「ああ、ただ付き合うだけじゃ別れる可能性もあるじゃないか」
ハルヒ「そりゃそうだけど…」
キョン「結婚や婚約ならそう簡単に別れることもないだろ?」
ハルヒ「そ、そうね…」
キョン「そう考えるとただ付き合うだけってのは弱いんだよ」
ハルヒ「…」
キョン「だから付き合うのはごめんなさい」
ハルヒ「あたし、振られた!?」
キョン「じゃあ佐々木のとこ行ってくる」
ハルヒ「ちょちょちょ!待ちなさい!!」
キョン「なんだ?」
ハルヒ「わかったわよ!婚約してあげる!」
キョン「ホントか!?」
ハルヒ「ホントよ!婚約でも結婚でもなんでもしてあげるわよ!」
キョン「おお…!ハルヒ、ありがとう!愛しているぞ!」
ハルヒ「あ、あたしもよ…あ、ああ愛してるわ…」
古泉「おめでとうございます」
長門「…おめでとう」
朝比奈「おめでとうございますぅ」
キョン「ありがとう!」
ハルヒ「みんなありがとう!」
キョン「じゃあ佐々木に電話する」
ハルヒ「は?」
キョン「ちゃんと佐々木にもハルヒとの婚約を報告しないとな」
ハルヒ「そ、そういうことね。それならいいわ」
キョン「すまんな。じゃあちょっと待っててくれ」
Pi Pi Pi Prrr Prrr Prr ガチャ
キョン「よう」
キョン「佐々木に報告したいことがあってな」
キョン「実は俺とハルヒは婚約することにしたんだ!」
キョン「いや、俺からだ」
キョン「ああ、そうだ」
キョン「そういうわけじゃないぞ」
キョン「な!何を言ってる!」
ハルヒ「…」
古泉「なんだか様子がおかしいですね」
朝比奈「ふぇぇ」
キョン「待て!そうじゃない!」
キョン「やめろ!バカなことは考えるな!」
ハルヒ「ちょっとキョン!どうしたっていうの!?」
キョン「…佐々木が…俺がハルヒと結婚するのなら命を絶つと…」
ハルヒ「なっ!ちょっと電話よこしなさい!」
ハルヒ「佐々木さん!?アナタいったい何を考えてるの!」
ハルヒ「だからって!」
ハルヒ「そういう問題じゃないでしょ!」
ハルヒ「電話じゃラチがあかないわ!今から会って話し合いましょ!」
ハルヒ「ええ、ええ、わかったわ」
ハルヒ「じゃあ駅前の喫茶店ね」
ハルヒ「それじゃあ行くわよ」
キョン「俺もか?」
ハルヒ「当たり前でしょ」
キョン「わかった」
ハルヒ「そういうことだから、あたしとキョンは先に帰らせてもらうわ」
長門「そう」
朝比奈「ふぇぇ」
古泉「話し合いの結果が出たら教えてくださいよ」
キョン「ああ、わかった。もしかしたら閉鎖空間を発生させるようなことになるかもしれないな」
古泉「そちらの方は任せてください」
キョン「すまんな」
古泉「大丈夫です。あなたも頑張ってくださいね」
キョン「ああ」
ハルヒ「ちょっとキョン!何やってんの、行くわよ!」
キョン「オーケー」
古泉「御武運を」
長門「行ってらっしゃい」
朝比奈「いってらっしゃーい」
次の日
キョン「昨日は大丈夫だったか?」
古泉「いくつか閉鎖空間は発生しましたが、なんとか処理できましたよ」
キョン「そうか…すまなかったな」
古泉「いえ、いいんです」
キョン「こっちも大変だったよ…一晩中続きそうな勢いだったからな」
古泉「お疲れ様でした」
古泉「それで昨日の話し合いはどうなったんですか?」
キョン「それなんだが…ハルヒは正妻、佐々木は妾、橘はペットということで落ち着いたよ」
古泉「…はい?」
バァァン!
ハルヒ「キョン!指輪買いに行くわよ!」
キョン「へいへい」
おわり
おい
ふざけるな
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 22:20:53.45:TGGZ+9wY0ふざけるな
橘「しかし佐々木さんも役者ですね…」
佐々木「いったい何のことかな?」
橘「とぼけないでください、昨日のキョンさんとの電話や話し合いのことですよ」
佐々木「ああ、あれか」
佐々木「別にすべてが演技というわけではないよ」
橘「まあそうでしょうけど…」
佐々木「キョンから突然あんな報告を受けて動揺していたことは確かだったし」
橘「あれは珍しい佐々木さんでしたね」
佐々木「それよりも橘さんはこれでよかったのかな?」
橘「はい…私は佐々木さんと一緒にいられればなんだっていいんです!」
佐々木「そうか…じゃあキョンと一緒にたっぷり可愛がってあげるよ」
橘「は、はいっ!」
佐々木「でも涼宮さんにはいじめられるかもね」
橘「そ、そんなぁ…」
佐々木「くっくっ、もしそんなことになったら、ちゃんと守ってあげるから安心するといい」
橘「はいっ!よろしくお願いします!」
佐々木「そういえばキョンと涼宮さんは、今日指輪を買いに行くらしいよ」
橘「え?買ってなかったんですか?」
佐々木「そうみたいだ…まったくキョンらしいというかなんと言うか…」
橘「アハハ…」
橘「でも、いいですねぇ」
佐々木「指輪かい?」
橘「はいっ!」
佐々木「そうだね…」
佐々木「私たちもキョンに何か買ってもらおうか」
橘「そうですね!」
佐々木「じゃあ橘さんは首輪だね」
橘「えー!
佐々木「くっくっ、冗談だよ」
橘「もー!」
佐々木「まあ、後でキョンに聞いてみるよ」
橘「はい!お願いします!」
次の日
キョン「よう、待ったか?」
佐々木「やあキョン」
橘「いっぱい待ちましたよ」
キョン「それはスマンかった」
佐々木「橘さん、嘘はいけないよ」
キョン「それでおまえたちも何か買ってほしいんだって?」
佐々木「涼宮さんばかりじゃ不公平だと思ってね」
橘「妾とペットにも愛情をそそぐべきです!」
キョン「もちろん愛情を持って接するつもりだ」
佐々木「高価な物じゃなくたっていいんだ、僕はキョンからの贈り物ならなんだってうれしいよ」
橘「でも高い物の方がもっとうれしいです!」
キョン「そうか…そのことなんだが…」
佐々木「…どうかしたのかい?」
キョン「実はもう用意してあるんだ」
佐々木「へ?」
橘「え?」
キョン「昨日佐々木から連絡もらう前には買ってあったんだ」
キョン「佐々木にはこれだ」
佐々木「これは…指輪」
キョン「俺が選んだやつだから、気に入らなかったらすまん…」
佐々木「っ…うれしいよキョン…ありがとう…グスッ」
キョン「橘には首輪だ」
橘「なんで私だけ!?」
おわり
この後きょこたんはちゃんとした物も買ってもらいました
そして3人と1匹は末永く幸せに暮らしましたとさ
めでたしめでたし
お願いします
続けて下さい
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/22(金) 23:40:28.09:P7QDIADe0続けて下さい
むしろこの適当さがいい
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