1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 21:29:10.37:a1PZRXhC0
コナン「学祭ライブ?」
蘭「うん。私の友達が桜高の生徒なんだけどね、その子の友達がライブするから見に来ないかって誘われて」
コナン(友達の友達…。要は他人じゃねーか…)
蘭「お父さんもそのバンドのファンなんだよ」
コナン「え?」
小五郎「あぁ!今から澪ちゃんのベース捌きを見るのが楽しみだぜ」
蘭「コナンくんも行こうよ」
コナン「え、え~?いやぁ~ぼくは…」
小五郎「へっ!このガキにロックのなんたるかなんてわかるわけねーだろ。お前は留守番してろ」
コナン「」ピク
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- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 21:35:32.94:a1PZRXhC0
コナン「ぼくもいく!ライブ行きたい!」
小五郎「あぁ?女子高の文化祭に行くなんて100年早いわ!」
蘭「もう、お父さんとコナンくんを一緒にしないで」
コナン「蘭姉ちゃん!ぼくも行きたい!」
蘭「もちろんコナンくんも一緒よ」
コナン「わーい!」
コナン(おっちゃんめ…俺が実は最近ボンジョヴィを聴き始めた生粋のロック好きと知らずに偉そうに言いやがって…。本物のオーディエンスってやつを見せてやるぜ)
小五郎「ちっ、しょーがねーな。あんまはしゃぐんじゃねーぞ?」
学祭当日 桜高
蘭「えーと、このへんで待ち合わせのはずなんだけど…」
コナン「ねーねーおじさん。おじさんはどうしてそのバンドの事知ってるの?」
小五郎「あん?去年たまたまこの辺通りかかった時が学祭の日でな。なんとなく立ち寄ってなんとなく講堂に入ったんだ」
小五郎「そこでたまたまライブを見てファンになったんだ」
コナン「へ~」
蘭「あっ、いたいた。おーい」
純「久しぶりー。あれ?お父さんも一緒なの?」
小五郎「どーも」
蘭「うん。えーと…放課後ティータイムだっけ?なんかそのバンドのファンなんだって」
純「へー、けっこう有名だったんだねー…ってこの子誰?弟いたっけ?」
蘭「この子は居候の江戸川コナン君。ほら、コナンくん挨拶して」
コナン「江戸川コナンです」
純「よろしくー」
純「あ、そろそろ始まるから講堂行こ!」
講堂
純「うわ…もう席ほとんど埋まっちゃってるし…」
コナン「ここ空いてるよー?」
純「三人分か…。いいよ、私後ろで見てるから、三人とも座りなよ」
蘭「え?でも…」
純「いいっていいって。んじゃ、楽しんでってねー」スタスタ
小五郎「じゃ、お言葉に甘えますか」スチャ
『次は、軽音楽部によるバンド演奏です』
ワーワー
小五郎「うおおおおお!」ガタン
コナン(うるせっ)
そういや、蘭と純って年齢的にも同じだよな
蘭の方が大人びとる
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 21:55:55.34:a1PZRXhC0蘭の方が大人びとる
パチパチパチ
律「……」
コナン(……園子?)
律「ワンツー!」
チャーラーラーララーラーララララー♪
澪「ふでぺーんふっふー♪」
小五郎「うおおおおおおおお!!澪ちゃあああああん!!」
蘭「お、お父さん!恥かしいからやめてよ!」
小五郎「ふおおおおおおおおおおおおおおお!!」
澪「待っててふでぺーんごーめんねボールペンはー♪」
コナン(こ、こいつはロックだぜ…!)ゴクリ
この組み合わせはwwww
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:01:47.71:a1PZRXhC0ジャーン♪
小五郎「ぬぅおおおおおおおおおお!さいっこおおおおおおおお!!」
蘭「はぁ……」
コナン(すげぇ…。こんなに心躍らされたのはボンジョヴィのイッツマイライフ以来だぜ…)
コナン「…ん?」
唯「はぁ、はぁ」タタタ
澪律紬梓「…」
小五郎「お、おい!ステージに不審者が!くんんのやろ!とっつかまえてやる!」
蘭「もう!お父さん静かにしてて!」
唯「今思えば…いつもいつもご迷惑を…」グスッ
唯「こんな…大事な時まで…」ヒグッ
澪「…タイくらい結べ」
律「みんな唯が大好きだよ」
唯「……!」
ユイー!ガンバッテー!
小五郎「くぅぅ…泣かせるじゃねぇか…」ポロポロ
コナン(態度変わりすぎだろおっちゃん…)
蘭「あの子、バンドのメンバーみたいね」
唯「それじゃあ聴いて下さい!ふわふわタイム!!」
小五郎「っしゃああああああああ!!ふわふわきたぁぁぁぁぁ!!」
ジャカジャカジャッジャジャカジャカジャカジャカ♪
唯「きみをみてるとーいつもハートどきどき~♪」
小五郎「うおおおおおおお!!」
唯「あーあー!カーミサーマおねーがいーふたりーだーけーの♪」
コナン(うおおお…こ、こいつは…ボンジョヴィのリビンオンアプレイヤー以来の…!)
唯「ふわふわターイム♪」
小五郎「ふわっふわっターーイム♪」
蘭「うぅ…周りの視線が痛い…」
ジャジャッジャジャッジャーン♪
唯「ふぅ…」
ジャージャージャージャージャージャージャージャー♪
唯「えっ?」
紬「」ドヤ
律澪梓「」ドヤ
唯「…!もう一回!」
小五郎「あーあーカーミサーマおねーがいー!!」
コナン「ふたりーだーけーの!」
蘭「コ、コナンくん…?」
小五郎コナン「ふわふわっタァァアイム!!」
唯「けいおん大好きー!!」
なんでBON JOVIファンなんだよwww
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 22:19:48.23:a1PZRXhC0ライブ終了後
小五郎「いやー最高のライブだったな」
蘭「もう…お父さんのせいで本当に恥かしかったんだからね!」
コナン(マジで最高だった…。あれはボンジョヴィの…えーと……とにかくボンジョヴィ以来のロックだったぜ…)
小五郎「よし、楽屋に挨拶しに行くか!」
蘭「ええっ?迷惑よそんなの!それに高校なんだから楽屋なんてあるわけないでしょ」
小五郎「カタい事言うなよ。お前の友達の友達なんだろ?ちょっとくらいいいじゃねーか」
蘭「ダメよ」
コナン「蘭姉ちゃん!ぼくも挨拶に行きたい!」
小五郎「おっ?お前話がわかるじゃねーか」
蘭「ええ…?まぁコナンくんが言うなら…。ちょっと純に連絡してみるね」ピポパ
蘭「うん、うん。わかった、ありがとう。うん。じゃあね」ピッ
蘭「今は音楽室にいるんじゃないかって」
小五郎「おーし!音楽室に行くぞ!」
コナン「わーい!」
蘭「本当にちょっとだけだからね!私だってあの人達に面識があるわけじゃないんだから」
小五郎「わーかってるって。ほら、行くぞ!」
小五郎「えーと、音楽室はこのへんか?」
コナン「さっきのお姉さんはこの階段の上って言ってたよ~」
小五郎「よーし…じゃあいっちょ澪ちゃんに挨拶してくるか!」
小五郎「ってまずいぞ!俺達手ぶらじゃねーか!これじゃ澪ちゃんに失礼だ!」
蘭「出店で買ったクレープじゃダメかな?」
小五郎「ダメに決まってんだろ!ちっきしょ、どーする?おいどーする?」
コナン「う~ん…」
キャアアアアアアア!!
コナン小五郎蘭「!?」
小五郎「悲鳴!?」
コナン「チッ!」タタタ
蘭「あっ!コナンくん!?」
コナン「」ガチャガチャ
小五郎「」ドンドン
小五郎「ちっ、カギがかかってやがる!」
小五郎「おーい!ここを開けてくれ!大丈夫か!?」
小五郎「…くそっ、返事がないぞ!」
蘭「二人ともちょっとどいてて!」
蘭「はぁっ!!」ドコーン
バコーーーン
コナン「開いたっ!」
小五郎「おい!一体何が……」
コナン小五郎「…~っ!?」
唯「え…」裸
律「ちょ…」裸
紬「えっ…?」裸
梓「な、なななな…」裸
小五郎「あ、いや…これは…その……」
澪「き…きゃああああああああっ!!」裸
二時間後
律「ったく、ドアを蹴破ってノゾキとはとんでもねーおっさんだな」
小五郎「ち、違うんだ!悲鳴が聞こえたからてっきり殺人事件かと…」縄
梓「言い訳は聞きたくないです。もうすぐ警察がくるんでここで大人しくしててください」
蘭「あ、あの…本当に違うんです」
律「おまけに子供二人連れての犯行とは…世も末だな」
小五郎「違うっつってんだろ!話を聞けこのデコ娘!」縄
律「なにぃ~…?」
唯「あっ、警察の人が来たよー」
目暮「ここか、暴漢の通報があったのは。……ん?」
小五郎「め、目暮警部殿…!?」
目暮「毛利くん!?一体なんだねその格好は!」
小五郎「いいところに来てくださった!いや、私痴漢」と間違われてしまいまして…」縄
律「間違いじゃねーし」
小五郎「警部殿!ここはひとつこいつらに説明してやってください!」縄
目暮「…はぁ。わかったわかった。それともうひとつ。私はもう警部じゃない」
小五郎「へ…?そ、そういえば、殺人課の目暮警部がどうして痴漢の現場に…」縄
目暮「先日、供述調書の改ざんをしているのが上にバレてしまってな。課を追いやられ、巡査に格下げになったんだ」
小五郎「な、なんと……」
目暮「まぁとにかく、この男は見た目は怪しいが、痴漢をするような男じゃない。縄をほどいてやってくれないかね?」
律「い、いや…でも思いっきりドア蹴破って着替えを…」
紬「りっちゃん、多分この人は本当に殺人があったと思って飛び込んできたんだと思うよ」
律「ムギ…?」
紬「眠りの小五郎……ですよね?」
小五郎「…!お、おお…。いかにも。私がかの有名な名探偵毛利小五郎である!」縄
紬「やっぱり!私、ファンなんです!」
澪「知ってるのか?ムギ」
紬「うん!私の憧れの探偵さんなの!」
唯「えっ?た、たたたたたたたたんたん探偵さん?」アセアセ
律「ふーん…。じゃあこのおっさん、マジで殺人があったと思って入ってきたんだな」
小五郎「だからさっきからそう言ってんだろが!」縄
梓「疑ってすみませんでした。今縄をほどきますね」スルリ
小五郎「ふぅ…ひどい目に合ったぜ…」
澪「でも探偵さんが来たんならもう安心だな」
唯「そ、そそそそそそそそそうだね~」アセアセアセ
コナン「そう言えばさっきの悲鳴はなんだったの~?」
律「あぁ、実は…」
梓「り、律先輩!」
律「ん?」
梓「いや…その…」モジモジ
律「恥かしがってても仕方ないだろ。せっかく警察と探偵さんがいるんだし、さっさと解決してもらおーぜ」
梓「…はい」
小五郎「ほう。何か事件でも?」
澪「はい。実は…梓の…あ、この子、梓っていうんですけど、梓のパンツが無くなったんです」
小五郎「パンツが?」
紬「はい!音楽室に置いてあったんですけど、私達がライブをしてる間になくなってしまったんです!」
唯「あ、あわ!あわわわわわわわわわ…」アセアセアセアセ
コナン(こいつ怪しすぎるだろjk)
小五郎「ふぅむ…」
梓「……ライブ前に衣装に着替えてたんですけど…その…下着が汚れてたので…」
律「梓はノーパンでライブをやってたってわけさ」
梓「うぅ…」モジモジ
目暮「その間、音楽室にカギは?」
澪「いえ…開けっ放しでした」
紬「ですから、外から入ろうと思えば誰でも入れたんです。特に今日は学祭で学校外の人も校舎内にたくさんいましたし…」
唯「が、がががががが外部の犯行だね!」アセアセアセアセアセ
コナン(いやどう考えてもこいつだろ)
目暮「ふ~む。どうかね毛利くん。何かわかったかね?」
毛利「こいつは自殺で決まりですなぁ」
蘭「なくしちゃったって事はないの?」
梓「ありえないです!ちゃんと袋に入れてしまってましたし」
律「まぁそういう事なんだ。私達もお手上げでさぁ」
紬「毛利さん!お願いです!梓ちゃんのパンツを盗んだ犯人を捕まえてください!」
毛利「うーん、そう言われても…」
唯「き、ききききききききっと風に飛ばされちゃったんだよ~」アセアセアセアセアセアセ
梓「いやここ室内ですから。風なんて吹いてないですから」
唯「あ、あわわわわわわわわわ」アセアセアセアセアセアセアセ
毛利「うぅむ。まぁ念には念をという事で校内を探してみますかな」
目暮「え?じょ…女子高の中でパンツを探すのかね…?」
毛利「ええ。まずはその線から探ってみましょう」
目暮「いや、でも女子高ということはそこらじゅうにパンツがあるからその中から見つけるのは大変じゃないかね?」
律「ねーよ」
紬「毛利さんが言うんなら間違いないわ。探してみましょう!」
澪「そうだな。まずは可能性をひとつずつ探っていくしかないな」
律「うーん…じゃあ手分けして探すか?梓、一緒に探そうぜ」
梓「すいません、私ちょっと具合悪いんでここで休んでます…」
澪「ん?唯の風邪がうつったか?」
梓「そういうわけじゃないんですけど…」
蘭「じゃあ私が園子…じゃなくて…えーと、律さんでしたっけ?一緒に探します」
唯「そ、そそそそそそそそうだね~。じゃあ私はムギちゃんとさがさがさが探すよ~」アセアセアセアセアセアセアセアセ
コナン(いやこいつだろ。犯人こいつだろ)
コナン(でも証拠がないな……)
コナン「……ん?あれは……」トトト
唯「ほ、ほらほらあずにゃん、横になってたほうがいいよ~」アセアセアセアセアセアセアセアセアセ
梓「はい…。すみません…」
唯「きょ、きょきょきょきょ今日はあずにゃん大変なんだから」アセアセアセアセアセアセアセアセアセアセ
律「今日は?どゆこと?」
唯「へっ?あ、いや、ライブあったしこんな事件もあったしあははははは…」アセアセアセアセアセアセアセアセアセアセアセ
コナン(こんなところに血痕が……)
コナン(一体なぜ…?)
コナン()ペロ
コナン(こ、これは経血…!!)
小五郎「くぉらっ!このクソガキ!ウロチョロすんな!」ボカ
コナン「いでっ!」
^^^^^
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/23(土) 23:35:24.34:a1PZRXhC0律「んじゃー私は蘭さんと。唯はムギと一緒に、澪は刑事さんとおっさんの三人と一緒に梓のパンツを探してくれ」
小五郎「澪ちゃん、この俺がついていればも~う大丈夫だ!」
澪「は、はぁ…」
コナン「待って~!ぼくも一緒に探すよ~」
小五郎「あん?」
コナン「ぼくもパンツ探すの手伝うよ!」
コナン「…唯お姉ちゃんと一緒にね」キラーン
唯「あ…あわわわわわわわわ…」ガクガクガクガク
律「ん…じゃあ唯はそこのチビッコと一緒に探してくれ。ムギは私達と一緒に行くか?」
紬「うん!よろしくお願いします!」
蘭「こちらこそよろしく」
律「じゃあそうだな、一時間後にまた音楽室に集合な。捜索開始~!」
わらわらわらわら
唯「…」
コナン「…」
唯「わ、私達も探しにいこっか…?」
コナン「ねぇ唯お姉ちゃん…。どうしてさっきからそんなに汗かいてるの~?」
唯「へぇっ!?あ、汗!?汗なんてかいてないよ~?」ダラダラダラダラダラダ
コナン「何か隠し事でもしてるの?」
唯「ギク!」
唯「あ、あはははははは~そんな事な、なななななないよ~」アセアセアセアセアセアセダラダラダラダラダラ
コナン「ふ~ん?」
コナン「…あれれ~?こんなところにお弁当箱があるよ~?」
唯「ギクギクッ!」
コナン「紙?それとも布かなぁ?変なお弁当箱だねぇ」ガサゴソ
唯「コ、コナンくん!ごみ箱漁っちゃだめだよ~」ドックンドックンドックンドックン
コナン「あっ!お弁当箱の中はゼリーとケチャップしか入ってないや~。もしかしてこれお弁当箱じゃないのかなぁ?」
唯「あ、あうううううう」ドキドキドキドキドキドキ
コナン「これ、CMでよくやってる昼用なんとかっていう女の人が使うものだよね…?」キラーン
唯「ギクギクギク!」
コナン「ねぇ唯お姉ちゃん…これって何に使うものなの…?」
唯「あ、あ~…コナンくんに教えるのはまだちょ~っと早いかなぁ…なんて」ドキドキドキドキドキドキドキ
コナン「ナプキン…だよね?」キラキラーン
唯「!?」
唯「……き、キミ…一体何者なの…?」
コナン「フッ」
コナン「江戸川コナン…。探偵さ」
唯「た…探偵…!」ゴクリ
梓「あの、私いるんですけど…」
コナン「フフフ…」
唯「あわわわわわわ…」ドキドキドキドキアセアセアセアセダラダラダラダラギクギクギク
ガチャッ!
毛利「うおー危ねえ危ねえ!ケータイ忘れていっちまったぜ!」
毛利「ん?なんだお前ら。まだいたのか。早くパンツ探しに行けよ」
コナン(おっちゃん、いいタイミングで戻ってきてくれたぜ!)
コナン(後はいつも通りこの時計型麻酔銃でおっちゃんを眠らせて、事件解決だ)
コナン(よーく狙いを定めて…)
コナン「」ピシュン!
唯「あっ!おじさん危ないっ!」バッ
コナン「え」
プスリ
唯「」ガクッ
コナン(ちょっ…)
小五郎「さーてパンツ探しにいくか!待っててくれ澪ちゃん!」スタコラ
コナン「え!?ちょ、おっちゃん待っ…」
バタン
コナン「…」
唯「」スヤスヤ
コナン「え、えーと…」
コナン(やっべー!犯人眠らせるとかこんなん初めてだっつの!ど、どーしよ…)
コナン(と、とりあえずこいつの携帯電話使って他の連中呼ぶか…)
コナン「」ゴソゴソ
唯「ん…」
コナン「」ゴソゴソ
唯「ん…んっ…///」
コナン「あった!携帯電話!」
唯「ん…うーん…」ムニャムニャ
コナン「……」
コナン「」ゴソゴソ
唯「ふ…うん…っ…///」ピクン
おいなにやってんだバーロー
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:10:31.67:X63EsC0S0コナン「よし、じゃあまずは園…律とかいう人に電話するか」
コナン「えーと、唯の声に合わせて…と」チキチキ
ピポパ
律『もしもし、どうした唯?』
コナン「あっ、もしもしりっちゃん?事件の真相がわかったんだ!今から音楽室に戻ってきて!」
律『はぁ?ふざけてないで梓のパンツちゃんと探せよ。じゃーな』ピッ
コナン「え…」
コナン「なんだあのデコ!…ったく、じゃあ澪タソに電話するか」
ピポパ
え?ずっと見られて…
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:17:08.18:X63EsC0S0澪『はい、もしもし』
コナン「澪ちゃん!犯人がわかったよ!音楽室に戻ってきて!」
澪『ええ?今パンツ探しで忙しいんだ。冗談は後で聞くよ。もう切るぞ』ピッ
コナン「」
コナン「くそっ!じゃあ次はあの眉毛に…」ピポパ
紬『はーい!唯ちゃんどうしたの?』
コナン「ムギちゃん!犯人を突き止めたよ!今から音楽室に…」
紬『えっ?ず、ずるいわ唯ちゃん!探偵役は私なのに!よーし、私も犯人見つけてくるね!』ピッ
ツー…ツー…ツー…
コナン「んな…」
コナン「なんだよこいつら!?つーかこいつどんだけ信用ないんだよ!みんな唯が大好きだよって大嘘じゃねーか!!」
コナン「くそ…まずいな。集合時間まで待ってたんじゃこいつが起きちまう…」
唯「…」スヤスヤ
コナン「万事休すか…」
唯「…」スヤスヤ
コナン「…」
コナン「」ゴソゴソ
唯「ん…あ…ぁん…///」ビクン
梓「あ、あのー…」
コナン「うおっ!?」
梓「私がみなさんに電話して呼び戻しましょうか…?」
コナン「え?あ、あぁ…うん…。お願いします…」
~~~~~~~~~~~~
律「なんだよ梓。犯人がわかったってどういう事だ?」
梓「いや、私にもよくわからないんですけど…」
澪「え?」
紬「どういう事?」
蘭「あら?コナンくんが見当たらないわ」
小五郎「あんのガキ、またウロチョロと…」
目暮「特に何もないなら我々はまたパンツ捜索に戻りますぞ?」
唯『待って!』
一同「!」
唯『あのね…実はこの事件の犯人は…』
律「は?また唯のボケかよ。もういいって」
唯『りっちゃん違うよ!聞いて!』
澪「はいはい。今はそれより梓のパンツだろ?」
唯『澪ちゃん待って!犯人は…』
紬「犯人はこの人です!」ビシィ
コナン(は…?)
律「…って誰もいないぞ」
紬「えへへ…これやってみたくて」
毛利「困りますなぁ。素人がそんな事しちゃ」
紬「あ、ごめんなさい…」
コナン(あああああ!こいつらめんどくせえええええ!!)
唯『犯人は私なの!』
一同「…」
一同「は?」
唯『私がパンツを盗んだの…』
澪「な…」
紬「なん…」
律「なんだってー!?」
小五郎「ど、どういう事だぁ一体…」
唯『私が…パンツが欲しくて…盗んじゃったんだ…』
律「しょ、証拠は…証拠はあるのかよ!?」
コナン(あれ、なんで犯人じゃないやつがそのセリフ言うわけ?)
唯『順を追って話すよ…』
唯『パンツはみんながライブをしている間になくなったんだよね』
澪「そうだ」
唯『よく考えてみて。音楽室にパンツが置きっぱなしである事を知っているのは、私達軽音部だけ…。外部の人が物盗り目的でわざわざ音楽室に入ってくるなんてまずないよね?』
紬「言われてみれば…」
自白じゃん
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 00:47:11.79:X63EsC0S0澪「でもそれなら、唯じゃなくて私達全員に犯人である可能性があるんじゃないか?」
唯『ううん。だってみんなはライブをしてたんだもん。あずにゃんのおパンツを盗む時間なんてないでしょ?』
紬「あっ!わかったわ!さわ子先生が犯人なのね?」
コナン(誰だよそれ)
唯『…いや、違うよ。だって先生は登場してないもん』
紬「あ、そっか…」シュン
毛利「困りますなぁ。素人が推理なんてしちゃぁ」
紬「ごめんなさい…」
コナン(あーもーこの眉毛ちょっと黙っててくれ)
唯『でも、私はライブに遅れて行った…。講堂に入る前に音楽室に行き、おパンツを盗んでから、ライブに向かったんだよ』
澪「…なるほど」
律「ギター取りに戻ってただけじゃなかったんだな…」
紬「でも…あくまでも推測に過ぎないわ!証拠は?証拠はあるの!?」
コナン(なんでこいつさっきからこんなグイグイくるんだよ)
唯『証拠ならあるよ…』
紬「じゃあ見せてもらいましょうか!その証拠とやらを!」
唯『証拠は…』
唯「うう~ん、アイス~」
コナン(!?)
律「え?アイス?」
唯「アイス食べたい…」ムニャムニャ
澪「アイス?アイスが証拠なのか?」
唯「んん~…うい~…」ムニャムニャ
澪「まさか憂ちゃんも共犯!?」
律「マジかよ…。まさか姉妹揃って…。悲劇だぜこれは…」
コナン(え、ちょ…ちが……っていうか誰だよ憂って)
唯「うぅ…ん…」ムニャムニャ
唯「…」スゥスゥ
紬「唯ちゃんどういう事!?アイスの何が証拠なの!?憂ちゃんも共犯なの!?」
唯『あ、あ~…ごめん、今のなし!今の忘れて!』
律「くっ…!なんて難解な事件なんだ…」
唯『証拠は…あずにゃん…。あずにゃんだよ』
澪「え?梓が?」
唯『あずにゃん、みんなに隠してる事があるよね?』
梓「…」
律「あ、梓…?何だよ隠し事って…」
梓「うぅ…」
唯『あずにゃんはおパンツを盗まれたから、今はノーパンだよね?』
梓「…はい」
唯『ちょっとスカートを捲くってくれる?』
梓「そ、それは…!」
小五郎「ほうほう」
目暮「ほうほう」
蘭「ちょ…ちょっと二人とも…」
澪「…梓。唯の言うとおりにしてくれないか?」
梓「……」
梓「……はい」
ペロン
一同「!!」
律「こっ…これは…」
澪「そんな…」
紬「なんて事…」
小五郎目暮「ほほ~ぅ」
蘭「いい加減にして」ボカッ
梓「うぅ……」ツー
唯『あずにゃん…今日は生理だったんだよね?』
澪「なんで…」
律「なんで隠してたんだよっ!?同じ女だろ!?」
梓「ごめんなさい…。今日は大事なライブだったから…みなさんに心配かけたくなくて…」ポロポロ
唯『これはさっきゴミ箱で拾ったナプキンだよ』スッ
唯『あずにゃんは生理だったから、さっきも具合が悪くて音楽室に残ってたんだよ。ちなみにあそこの窓の近くに経血の滴り落ちた痕跡もあります』
紬「…梓ちゃんが生理だったのはわかったわ。でもそれが唯ちゃんの犯行の証拠になるの?」
律「そ、そーだそーだ!梓の生理と唯の犯行は何の関係もないじゃないか!デタラメ言うな!」
唯『最後まで聞いて。実はその証拠…みんなもずっと見てきたんだよ?』
澪「どういう事だ?」
律「ずっと見てきた?」
唯『そうよーく思い出して。いや、よーく見て』
小五郎目暮「ふむふむ」ジー
梓「え、あ、あの…///」サッ
唯『あ、いや、あずにゃんじゃなくて』
律「??」
唯「私達の行動をよーく思い返してみて」
紬「うーん、パンツを探して…」
目暮「毛利くんが捕まって…」
小五郎「ライブを見て…」
蘭「私がライブにお父さんとコナンくんを誘って……あっ!」
唯『そう…。私は一番最初に、「あずにゃんの経血つきおパンツ」と言っている!パンツに経血がついている事を知っているのはあずにゃん本人と、おパンツを盗んだ犯人だけなんだよ!!』
チャラチャーチャー チャラチャーチャーチャチャー♪
くそっ、BGMまで再生されるwww
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 01:20:01.21:X63EsC0S0紬「そんな…スレタイが証拠だったなんて!」
澪「す、すれたい…?」
律「何を言ってるんだこいつは…」
唯『これが私が犯人だと言う証拠!!』
唯『フフ…まだ言い逃れしますか?』
律「いや、言い逃れも何もお前が犯人なんだろ?」
コナン(あ、そーだった)
澪「そうか、なんかよくわからないけど唯が犯人だったのか…」
唯『うん。そうなんだ…』
目暮「ふぅむ。稀に見る難事件だ」
小五郎「さすがの私も犯人の自供なしでは解決できませんでしたな」
紬「さすがです毛利さん!」キラキラ
律「まぁこれで一件落着かな?」
唯『そうだね~』
蘭「待って」
コナン(ん?)
蘭「動機は?」
コナン(え…)
蘭「どうして唯さんはあずにゃんさんのパンツが欲しかったんですか?」
コナン(…)
コナン(やべ、犯人眠らせちゃったから動機までわかんねー!)
蘭「教えてください!どうして同じ女の子なのにパンツを盗まなくちゃいけなかったんですか!?」
律「いや、なんでってそりゃあ…」
律「……」
律「あれ?なんでだ?」
澪「なぜか今まで疑問に思わなかったな」
律「なんか色々感覚マヒしてるな私達」
蘭「教えてください…唯さん」
唯『そ、それは…え、え~っと…』
コナン(うわやべえマジでわかんねえどうするよ。いや落ち着け。俺の推理力ならなんとかなるはず。えーとパンツパンツパンツを盗む動機…)グルグル
梓「私が説明します」
コナン(はい?)
梓「ていうかその前に一つ。唯先輩は犯人じゃありません」
コナン(なにィ!?)
ルールルールー…ルルルールールルー…♪
梓「私が唯先輩の制服のポケットに自分でパンツを入れたんです」
コナン(は!?)
梓「私と唯先輩は愛し合っていました。いえ、ていうかけっこう前から付き合ってました。
交際が始まったのは夏合宿の夜の事…。私と唯先輩はスタジオでギターの練習をしていました。練習が終わると、唯先輩は私に抱きついてきました。
その時、まぁ今にして思えばものの弾みでしたね。私と先輩はあっさり一線を越えました。愛が先か肉体関係が先かと言われれば、まぁ肉体関係です。
でもすぐに私達の間には愛が芽生えました。それから今日まで私達はみなさんに関係を隠しながら交際を続けてきました。
ほら、NANAってマンガあるじゃないですか、ギターとボーカルが付き合っちゃうやつ。あれみたいに痴情のもつれがバンド崩壊に繋がりかねないので隠す事にしたんです。
でまぁそんな感じで今日に至るわけなんですけど、正直言って私は関係を隠し続けることに疲れきっていました。
おりもの…じゃなくて折りしも、今日は生理でしたし、もうほんと私は不機嫌でした。だから唯先輩のポケットにパンツを突っ込んだんです。
唯先輩のことだからすぐにそれがバレて、「なんでそんなの持ってるんだお前!」ってなるのを見越して。
そうなれば私達の関係は明るみになり、もう隠す必要もなくなる…私はそう考えたんです。
だから言ってしまえば私の自作自演ですね。おまけに探偵さんまで現れて、うん、ほんとラッキーでした。勝った!と思いました。
でも予想外だったのは唯先輩がそれに気づいて今みたいに私を庇ってくれた事です。自分が犯人だと唯先輩が言い出すなんて…。
すいませんでした。唯先輩のその愛が、私は嬉しいです。唯先輩、一緒に暮らしましょう。愛しています。
あ、余談ですけど、私ボンジョヴィみたいな商業ロックはあんまり好きじゃないんですよね。ほんと全然この場に関係ないですけど」
律澪紬蘭小五郎目暮「…あ、う、うん…」
唯『…あ、あ……』
唯『ラーーーーーーーーーーーン!!!!』
犯人眠らせるのはやってないな確かにw
笑劇過ぎだ面白かった乙www
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/10/24(日) 02:08:33.52:xT7pfNFe0笑劇過ぎだ面白かった乙www
乙!こんなに笑ったの久しぶりだわw
コメント 4
コメント一覧 (4)
コナンは舐めた訳だろ?ア…アレを///
さすが毛利探偵、すごい推理です!