- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:33:11.44:f2uISMAMO
唯「うい~さむいよ~」
憂「寒いねー」
唯「抱きつきの刑だー!」だきっ
憂「わっ!」
唯「あったかあったか~」スリスリ
憂「お姉ちゃん歩きにくいよー」

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【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:38:11.85:f2uISMAMO
唯「あっあずにゃん!」パッ
憂「あ…」
唯「あずにゃーん!おはよ~」だきっ
梓「うわっ!?」
唯「寒いよ~」スリスリ
梓「お、おはようございます…ちょ、やめてください」
唯「え~いいじゃ~ん」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:39:12.66:f2uISMAMO
お姉ちゃんは梓ちゃんが大好きです
梓ちゃんは小さくて可愛いし、抱き着きたくなる気持ちも分かります
でもやっぱりちょっぴり寂しいです
憂「私も梓ちゃんみたいに小さくて可愛ければなぁ…」
唯「憂~早く早く~!」
憂「お姉ちゃん待ってー」たたっ
梓「あ、憂おはよー」
憂「おはよう梓ちゃん」
梓「また朝っぱらから抱き着かれたよ…」
憂「あはは、お姉ちゃんあったかいでしょ~」
梓「まあ…あったかいけど」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:40:30.00:f2uISMAMO
唯「あったかあったか!」だきっ
梓「にゃ!」
唯「にゃ!だってかわい~」
梓「もう!やめてください!」
憂「…」ニコニコ
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:41:51.61:f2uISMAMO
梓ちゃんは贅沢だなぁ
私ならお姉ちゃんにあんなにいっぱい抱き着かれたらすっごく嬉しいのに
でも小さい頃から数えたら私の方が抱き着かれた回数多いよね
梓「もぅ~憂も笑ってないで唯先輩をとめてよー」
唯「あずにゃーんムチュチュ~」
憂「お姉ちゃんそろそろ離してあげなよ」クスクス
唯「む~」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:43:26.95:f2uISMAMO
梓「ほ…ありがと憂」
憂「私ならずっと抱き着かれてたら嬉しいけどなー」
梓「え…そりゃ憂はね」
唯「じゃあ二人ともまたねー」
お姉ちゃんが自分の教室に行ってしまった
梓「私達も自分の教室に行こう」
憂「うん」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:47:10.82:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~
純「二人共おはよ!」
梓「おはよー」
憂「純ちゃんおはよー」
純「梓見てたよー、また唯先輩に抱き着かれてたじゃん」
梓「見てたの!?」
純「ラブラブですなー」
梓「やめてよもー」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:49:03.24:f2uISMAMO
純「でも唯先輩の梓好きは尋常じゃないっしょー」
梓「そんなことないってば。それを言うなら憂だって抱き着かれててるよ」
憂「えへへ…」
純「いやー、憂は姉妹だからねー。梓ぁー唯先輩と付き合うことになったら教えてね」
梓「やめてってば…私と唯先輩はそういうんじゃないの」
純「またまたー…憂?」
憂「え?」
純「ずっと黙ってどうしたの?」
憂「えっ?な、なんでもないよー」
梓「?」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:50:24.98:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~
律「んでーそんとき澪はパンツの中にスカート挟まっててさー」
澪「言うな!」バシッ
律「ぎゃふん!」
唯「それでそれで?」
紬「気になるわ~」
梓「あの…そろそろ練習しませんか」
澪「そ、そうだな!」
律「じゃーやるかー」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 22:51:51.38:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~
唯律「ちゅかれたー」
澪「寒いと楽器が弾きにくいな…」
梓「そうですね」
律「じゃあ帰るか!」
唯「あ、あずにゃんに話があるから皆先に帰ってて」
梓「?」
律「おー、じゃあなー」
紬「唯ちゃん梓ちゃん、ばいばい」
唯「ばいば~い」
梓「さよなら」
バタン…
梓「話ってなんですか?」
唯「あ…あのね…」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:01:12.82:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~
純憂「え…?」
梓「…」
純「唯先輩と付き…もがっ」
梓「大声出さないで!!」カアァァ
純「唯先輩と付き合うことになった?」コソコソ
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:02:42.25:f2uISMAMO
梓「…う、うん…」
嘘嘘
純「えっ、マジで?昨日の今日じゃん…」
嘘嘘嘘
梓「私もビックリしてる…」
嘘嘘嘘嘘
梓「一応憂には言っておいた方がいいと思って…」
嘘嘘嘘嘘嘘
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:03:33.43:f2uISMAMO
純「あれ?私は?」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘
梓「純は…ついで」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
純「ひどっ」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
憂「嘘だよね…?」
梓「えっ?」
憂「何かの冗談でしょ?梓ちゃん」
梓「私自身信じられないけど…本当だよ」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘うそうそうそウソウソ
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:06:23.28:f2uISMAMO
憂「そうなんだ…」
純「ねっ、詳しく聞かせてよ!」
梓「純…なんかおもしろがってない?」
純「え?そんなことないってー」ニヤニヤ
憂「…」
憂「私も詳しく聞きたいな…」
梓「え?えー?」カアァァ
梓「じゃあ…今日の放課後ね」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:07:42.59:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~
梓ちゃんと純ちゃんの部活が終わるまで、私は家で待つことにしました
お姉ちゃんのご飯も用意しないといけないし
お姉ちゃんは私のご飯を楽しみにしてくれてるから
今日はお姉ちゃんの好きなカレーです
カレーが出来上がってしばらくして純ちゃんからメールが届きました
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:10:51.46:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~~
純「さあさあ詳しく聞かせなさい!」
梓「う、うん…」
私達は周りを気にしなくていいカラオケボックスに来ています
梓「なんか…部活終わったあと…話があるからって二人で残って…」
純「うんうんうん」
そういえばお姉ちゃん昨日帰りが15分くらい遅かったな
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:12:37.36:f2uISMAMO
梓「好きだから…付き合ってって…」
純「ズコー!あっさりー!!」
梓「い、いいでしょ別に!」
純「だってレ…女同士なんだしもっとなんやかんやあるのかと…」
梓「んん…」
純「で?で?梓はなんて?」
梓「いいですよって…」
純「ズコー!ズッコー!!!ロマンのカケラもない!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:13:45.25:f2uISMAMO
梓「唯先輩のあんなに真剣な顔初めて見たなぁ…」
どうして
純「で?唯先輩今日どんなだった?」
梓「別に…普通だったよ」
どうして
純「え~つまんなーい」
どうしてどうして
梓「やっぱりおもしろがってんじゃん…」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:14:44.14:f2uISMAMO
憂「どうして!!??」
梓純「!」ビクッ
憂「どうして私じゃなくて梓ちゃんなの!?」
純「う、うい…?」
憂「私はずっとお姉ちゃんが好きだった!!でも!!」ガシャン!
あ、コップ割れちゃった
憂「叶わないことが分かってたから!姉妹だから!!」
梓「憂…?」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:16:20.87:f2uISMAMO
憂「だから私はお姉ちゃんに彼氏ができたらおめでとうって諦めるつもりだった!なのに!」
憂「なんで梓ちゃんはいいの!?女の子同士でしょ!?何でそんなアッサリ付き合えちゃうの!?女の子同士がいいなら姉妹…私でもいいでしょ!?」
憂「ねえ梓ちゃん」
梓「な、何?」ビクッ
憂「梓ちゃんはほんとにお姉ちゃんが好きなの?」
梓「え…」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:23:46.05:f2uISMAMO
憂「優しくて自分のことを好きって言ってくれたから付き合っただけじゃないの?女子校で男の人との出会いがないからって血迷っちゃっただけじゃないの?」
梓「ちが…」
憂「でも私は違う!!お姉ちゃんが好き!お姉ちゃんじゃなきゃ駄目なの!!」
ダンッ!
憂「どうしてぇ…ぐすっ…うぅ…」
純「憂…」
梓「…」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:36:35.38:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~
それから私達は何も話すことなく別れました
私は家に帰って、お姉ちゃんと顔を合わす前にお風呂に入りました
お姉ちゃんに心配をかけたくありません
唯「あっ憂~帰ってすぐお風呂なんてどうしたの?」
憂「梓ちゃん達とバッティングセンターに行って汗かいちゃったんだー」
唯「そうなんだ~」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:37:56.49:f2uISMAMO
唯「早くご飯食べよ!待ってたんだよ~」ぐぅ
憂「ごめんね、早く食べよう」
唯「今日は~カレー♪」
お鍋からカレーが三口分減っていました
きっとお姉ちゃんがつまみ食いしたのでしょう
お腹ペコペコだったんでしょう
それなのに私の帰りを待っていてくれたのです
憂「お姉ちゃんおまたせー」
唯「わ~い!」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:39:37.56:f2uISMAMO
~~~~~~~~~~~~~~
唯「おいし~♪」
お姉ちゃんは本当に美味しそうに私の作ったご飯を食べてくれます
私はこの笑顔を見るためにお料理をしていると言っても過言ではありません
唯「ねぇ憂」
憂「なあにお姉ちゃん」
唯「憂はさー…女の子同士が付き合うってどう思う?」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:40:57.41:f2uISMAMO
これを聞かれたのが昨日だったら、私は私がお姉ちゃんに告白されるのではないかと思っていたところです
なんて答えようかな「女の子同士なんておかしいよ」って言えばお姉ちゃんは梓ちゃんと別れるのでしょうか
憂「うーん…本人達がよければいいんじゃないかな?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:43:32.79:f2uISMAMO
やっぱり言えません
そんなことを言うとお姉ちゃんが悲しむからです
唯「そっか!」パァ
次にお姉ちゃんが何を言うのかもう分かってます
唯「憂…実はね」
やめて、言わないで
全身の毛穴が広がってる気がします
心臓が痛いです
憂「あ、今日アイス買ってるよお姉ちゃん!」
唯「あ…そ、そうなんだ!わ~い!」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:45:48.10:f2uISMAMO
駄目です
お姉ちゃんの口から聞いたら泣いてしまいます
泣いたらお姉ちゃんに心配をかけてしまいます
憂「お姉ちゃんお風呂入ってきなよ」
唯「う、うん、ごちそうさま!」カチャ
憂「ふぅ…」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:49:33.49:f2uISMAMO
ちゃらら~♪
憂「…梓ちゃんからだ」
『今から○○公園に来れる?』
憂「…」
お姉ちゃんは今お風呂に入ったばかりだ
あと30分は出てこない
○○公園までは自転車で三分
憂『15分くらいなら大丈夫。今から行くね』
音を立てないように玄関まで行き、急いで公園へ向かう
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:51:57.29:f2uISMAMO
憂「梓ちゃん」
梓「憂…急にごめんね」
憂「ううん…」
梓「唯先輩、私のこと言ってた?」
憂「ううん、まだ」
梓「そっか」
憂「うん」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/21(日) 23:55:03.18:f2uISMAMO
梓「憂は言ったよね『私が本当に唯先輩を好きなのかって』」
憂「…」
梓「大好きだよ」
梓「唯先輩の垂れた目も茶色くてふわふわした髪も声も笑顔も大好き」
梓「私、唯先輩じゃなきゃ駄目だよ」
憂「そっか…」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:00:04.62:7YK1m7NJO
良かった
梓ちゃんが本当にお姉ちゃんのことを好きでいてくれて
お姉ちゃんが傷つかないで良かった
憂「梓ちゃん…」
梓ちゃんになら、お姉ちゃ
梓「ごめんね、憂」ドスッ
憂「え…?」
梓「ごめんね、こうするしかないの、ごめんね…」ぐりっぐりっ
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:02:36.76:7YK1m7NJO
え?え?
憂「あ…ずさちゃ…?」ドサッ
梓「私…唯先輩じゃなきゃ駄目なの」ポロポロ
ごめんねお姉ちゃん
髪の毛乾かしてあげられないみたい
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:03:41.06:jROAvQFf0
~~~~~~~~~~~~~~~
梓「話ってなんですか?」
唯「あ…あのね…」
唯「あずにゃんは女の子同士が付き合うのってどう思う?」
梓「え…っ」ドキッ
唯「…」
梓「…」ドキドキ
梓「な、何で私にそんなこと聞くんですか?」
唯「え、えっと…」カアァ
梓「わ、私は…いいと思います、本人達がよければ」
唯「ほ、ほんと?」パァ
梓「はい…」ドキドキ
唯「じゃあ…家族同士が付き合うのはどうかな?」
梓「え…?」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:04:55.44:kQ5VjyaK0
唯「女の子同士で…その子が家族っていうのは…」
梓「…」
唯「あずにゃん…?」
梓「…い、いいんじゃないでしょうか」
唯「そ、そっか!」パァ
梓「…」
唯「あずにゃんありがと~!じゃ、帰ろ!」
梓「はい…」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:08:23.39:7YK1m7NJO
~~~~~~~~~~~~~~~
ガチャ
唯「ふ~あったまった~」
唯「アイス~♪アイス~♪」
唯「あれ?憂?トイレかな?」
唯「憂?うーいー?」
おわり
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:06:20.01:+wIlSJvGP
唯「あっあずにゃん!」パッ
憂「あ…」
唯「あずにゃーん!おはよ~」だきっ
梓「うわっ!?」
唯「寒いよ~」スリスリ
梓「お、おはようございます…ちょ、やめてください」
唯「え~いいじゃ~ん」
お姉ちゃんは梓ちゃんが大好きです
梓ちゃんは小さくて可愛いし、抱き着きたくなる気持ちも分かります
でもやっぱりちょっぴり寂しいです
憂「私も梓ちゃんみたいに小さくて可愛ければなぁ…」
唯「憂~早く早く~!」
憂「お姉ちゃん待ってー」たたっ
梓「あ、憂おはよー」
憂「おはよう梓ちゃん」
梓「また朝っぱらから抱き着かれたよ…」
憂「あはは、お姉ちゃんあったかいでしょ~」
梓「まあ…あったかいけど」
唯「あったかあったか!」だきっ
梓「にゃ!」
唯「にゃ!だってかわい~」
梓「もう!やめてください!」
憂「…」ニコニコ
梓ちゃんは贅沢だなぁ
私ならお姉ちゃんにあんなにいっぱい抱き着かれたらすっごく嬉しいのに
でも小さい頃から数えたら私の方が抱き着かれた回数多いよね
梓「もぅ~憂も笑ってないで唯先輩をとめてよー」
唯「あずにゃーんムチュチュ~」
憂「お姉ちゃんそろそろ離してあげなよ」クスクス
唯「む~」
梓「ほ…ありがと憂」
憂「私ならずっと抱き着かれてたら嬉しいけどなー」
梓「え…そりゃ憂はね」
唯「じゃあ二人ともまたねー」
お姉ちゃんが自分の教室に行ってしまった
梓「私達も自分の教室に行こう」
憂「うん」
~~~~~~~~~~~~~~
純「二人共おはよ!」
梓「おはよー」
憂「純ちゃんおはよー」
純「梓見てたよー、また唯先輩に抱き着かれてたじゃん」
梓「見てたの!?」
純「ラブラブですなー」
梓「やめてよもー」
純「でも唯先輩の梓好きは尋常じゃないっしょー」
梓「そんなことないってば。それを言うなら憂だって抱き着かれててるよ」
憂「えへへ…」
純「いやー、憂は姉妹だからねー。梓ぁー唯先輩と付き合うことになったら教えてね」
梓「やめてってば…私と唯先輩はそういうんじゃないの」
純「またまたー…憂?」
憂「え?」
純「ずっと黙ってどうしたの?」
憂「えっ?な、なんでもないよー」
梓「?」
~~~~~~~~~~~~~~
律「んでーそんとき澪はパンツの中にスカート挟まっててさー」
澪「言うな!」バシッ
律「ぎゃふん!」
唯「それでそれで?」
紬「気になるわ~」
梓「あの…そろそろ練習しませんか」
澪「そ、そうだな!」
律「じゃーやるかー」
~~~~~~~~~~~~~~
唯律「ちゅかれたー」
澪「寒いと楽器が弾きにくいな…」
梓「そうですね」
律「じゃあ帰るか!」
唯「あ、あずにゃんに話があるから皆先に帰ってて」
梓「?」
律「おー、じゃあなー」
紬「唯ちゃん梓ちゃん、ばいばい」
唯「ばいば~い」
梓「さよなら」
バタン…
梓「話ってなんですか?」
唯「あ…あのね…」
~~~~~~~~~~~~~~
純憂「え…?」
梓「…」
純「唯先輩と付き…もがっ」
梓「大声出さないで!!」カアァァ
純「唯先輩と付き合うことになった?」コソコソ
梓「…う、うん…」
嘘嘘
純「えっ、マジで?昨日の今日じゃん…」
嘘嘘嘘
梓「私もビックリしてる…」
嘘嘘嘘嘘
梓「一応憂には言っておいた方がいいと思って…」
嘘嘘嘘嘘嘘
純「あれ?私は?」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘
梓「純は…ついで」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
純「ひどっ」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘
憂「嘘だよね…?」
梓「えっ?」
憂「何かの冗談でしょ?梓ちゃん」
梓「私自身信じられないけど…本当だよ」
嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘嘘うそうそうそウソウソ
憂「そうなんだ…」
純「ねっ、詳しく聞かせてよ!」
梓「純…なんかおもしろがってない?」
純「え?そんなことないってー」ニヤニヤ
憂「…」
憂「私も詳しく聞きたいな…」
梓「え?えー?」カアァァ
梓「じゃあ…今日の放課後ね」
~~~~~~~~~~~~~~
梓ちゃんと純ちゃんの部活が終わるまで、私は家で待つことにしました
お姉ちゃんのご飯も用意しないといけないし
お姉ちゃんは私のご飯を楽しみにしてくれてるから
今日はお姉ちゃんの好きなカレーです
カレーが出来上がってしばらくして純ちゃんからメールが届きました
~~~~~~~~~~~~~~~
純「さあさあ詳しく聞かせなさい!」
梓「う、うん…」
私達は周りを気にしなくていいカラオケボックスに来ています
梓「なんか…部活終わったあと…話があるからって二人で残って…」
純「うんうんうん」
そういえばお姉ちゃん昨日帰りが15分くらい遅かったな
梓「好きだから…付き合ってって…」
純「ズコー!あっさりー!!」
梓「い、いいでしょ別に!」
純「だってレ…女同士なんだしもっとなんやかんやあるのかと…」
梓「んん…」
純「で?で?梓はなんて?」
梓「いいですよって…」
純「ズコー!ズッコー!!!ロマンのカケラもない!」
梓「唯先輩のあんなに真剣な顔初めて見たなぁ…」
どうして
純「で?唯先輩今日どんなだった?」
梓「別に…普通だったよ」
どうして
純「え~つまんなーい」
どうしてどうして
梓「やっぱりおもしろがってんじゃん…」
憂「どうして!!??」
梓純「!」ビクッ
憂「どうして私じゃなくて梓ちゃんなの!?」
純「う、うい…?」
憂「私はずっとお姉ちゃんが好きだった!!でも!!」ガシャン!
あ、コップ割れちゃった
憂「叶わないことが分かってたから!姉妹だから!!」
梓「憂…?」
憂「だから私はお姉ちゃんに彼氏ができたらおめでとうって諦めるつもりだった!なのに!」
憂「なんで梓ちゃんはいいの!?女の子同士でしょ!?何でそんなアッサリ付き合えちゃうの!?女の子同士がいいなら姉妹…私でもいいでしょ!?」
憂「ねえ梓ちゃん」
梓「な、何?」ビクッ
憂「梓ちゃんはほんとにお姉ちゃんが好きなの?」
梓「え…」
憂「優しくて自分のことを好きって言ってくれたから付き合っただけじゃないの?女子校で男の人との出会いがないからって血迷っちゃっただけじゃないの?」
梓「ちが…」
憂「でも私は違う!!お姉ちゃんが好き!お姉ちゃんじゃなきゃ駄目なの!!」
ダンッ!
憂「どうしてぇ…ぐすっ…うぅ…」
純「憂…」
梓「…」
~~~~~~~~~~~~~~
それから私達は何も話すことなく別れました
私は家に帰って、お姉ちゃんと顔を合わす前にお風呂に入りました
お姉ちゃんに心配をかけたくありません
唯「あっ憂~帰ってすぐお風呂なんてどうしたの?」
憂「梓ちゃん達とバッティングセンターに行って汗かいちゃったんだー」
唯「そうなんだ~」
唯「早くご飯食べよ!待ってたんだよ~」ぐぅ
憂「ごめんね、早く食べよう」
唯「今日は~カレー♪」
お鍋からカレーが三口分減っていました
きっとお姉ちゃんがつまみ食いしたのでしょう
お腹ペコペコだったんでしょう
それなのに私の帰りを待っていてくれたのです
憂「お姉ちゃんおまたせー」
唯「わ~い!」
~~~~~~~~~~~~~~
唯「おいし~♪」
お姉ちゃんは本当に美味しそうに私の作ったご飯を食べてくれます
私はこの笑顔を見るためにお料理をしていると言っても過言ではありません
唯「ねぇ憂」
憂「なあにお姉ちゃん」
唯「憂はさー…女の子同士が付き合うってどう思う?」
これを聞かれたのが昨日だったら、私は私がお姉ちゃんに告白されるのではないかと思っていたところです
なんて答えようかな「女の子同士なんておかしいよ」って言えばお姉ちゃんは梓ちゃんと別れるのでしょうか
憂「うーん…本人達がよければいいんじゃないかな?」
やっぱり言えません
そんなことを言うとお姉ちゃんが悲しむからです
唯「そっか!」パァ
次にお姉ちゃんが何を言うのかもう分かってます
唯「憂…実はね」
やめて、言わないで
全身の毛穴が広がってる気がします
心臓が痛いです
憂「あ、今日アイス買ってるよお姉ちゃん!」
唯「あ…そ、そうなんだ!わ~い!」
駄目です
お姉ちゃんの口から聞いたら泣いてしまいます
泣いたらお姉ちゃんに心配をかけてしまいます
憂「お姉ちゃんお風呂入ってきなよ」
唯「う、うん、ごちそうさま!」カチャ
憂「ふぅ…」
ちゃらら~♪
憂「…梓ちゃんからだ」
『今から○○公園に来れる?』
憂「…」
お姉ちゃんは今お風呂に入ったばかりだ
あと30分は出てこない
○○公園までは自転車で三分
憂『15分くらいなら大丈夫。今から行くね』
音を立てないように玄関まで行き、急いで公園へ向かう
憂「梓ちゃん」
梓「憂…急にごめんね」
憂「ううん…」
梓「唯先輩、私のこと言ってた?」
憂「ううん、まだ」
梓「そっか」
憂「うん」
梓「憂は言ったよね『私が本当に唯先輩を好きなのかって』」
憂「…」
梓「大好きだよ」
梓「唯先輩の垂れた目も茶色くてふわふわした髪も声も笑顔も大好き」
梓「私、唯先輩じゃなきゃ駄目だよ」
憂「そっか…」
良かった
梓ちゃんが本当にお姉ちゃんのことを好きでいてくれて
お姉ちゃんが傷つかないで良かった
憂「梓ちゃん…」
梓ちゃんになら、お姉ちゃ
梓「ごめんね、憂」ドスッ
憂「え…?」
梓「ごめんね、こうするしかないの、ごめんね…」ぐりっぐりっ
え?え?
憂「あ…ずさちゃ…?」ドサッ
梓「私…唯先輩じゃなきゃ駄目なの」ポロポロ
ごめんねお姉ちゃん
髪の毛乾かしてあげられないみたい
えっ
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:04:05.28:7YK1m7NJO~~~~~~~~~~~~~~~
梓「話ってなんですか?」
唯「あ…あのね…」
唯「あずにゃんは女の子同士が付き合うのってどう思う?」
梓「え…っ」ドキッ
唯「…」
梓「…」ドキドキ
梓「な、何で私にそんなこと聞くんですか?」
唯「え、えっと…」カアァ
梓「わ、私は…いいと思います、本人達がよければ」
唯「ほ、ほんと?」パァ
梓「はい…」ドキドキ
唯「じゃあ…家族同士が付き合うのはどうかな?」
梓「え…?」
あ……ぁぁ……ああああああああああああああああああああああああああああああ
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:05:58.79:7YK1m7NJO唯「女の子同士で…その子が家族っていうのは…」
梓「…」
唯「あずにゃん…?」
梓「…い、いいんじゃないでしょうか」
唯「そ、そっか!」パァ
梓「…」
唯「あずにゃんありがと~!じゃ、帰ろ!」
梓「はい…」
~~~~~~~~~~~~~~~
ガチャ
唯「ふ~あったまった~」
唯「アイス~♪アイス~♪」
唯「あれ?憂?トイレかな?」
唯「憂?うーいー?」
おわり
うわ待てこれちょっとやばいやばい完全にミスリードだった
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:12:10.57:0ENNRoJn0なんてこったい
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:13:01.56:PjYZyY+i0なんということでしょう
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:13:08.30:kQ5VjyaK0うあああああああああああああああああああああああああああああああ
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:14:14.99:Fx/WwQ6J0これは予想外
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:17:22.90:3/Rrq+B60いいミスリードだった、面白かったよ乙
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:25:03.85:DvGS64ic0これはびっくりした
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 00:39:08.01:vBaQs8YX0いやだああーーー!!
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/22(月) 01:00:10.12:/PKEN/XS0うっひゃあこりゃ後味悪い
コメント 15
コメント一覧 (15)
やっぱり叙述は面白いね
悔やまれる結末
今更こんな事説明するまでもないが、憂のヤンデレ化というのはけいおんSSに古くより存在する鉄板ネタであって、この手のスレに群がる面々にとっては憂の狂いっぷりがどれほどのものになるのかに主眼が置かれる
言わばこのSSはその状況を逆手に取って誰も予想しなかった境地に辿り着いた、革新的な作品なのである
まさかのオチにびっくりしました。
結局梓は唯に一生恨まれるだけだろ。
ミスリードまで行かないレベル
憂は最後まで唯の幸せを、梓は唯の気持ちより自分の欲望を優先したところが…また拍車をかけて良いね