
唯「ジャイアンにタケコプターを投げつけたら大変なことになった」 前編
唯「ジャイアンにタケコプターを投げつけたら大変なことになった」 後編
唯「ジャイアンにタケコプターを投げつけたら大変なことになった」 おまけ(完結)
1:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:04:05.33:NUbtlVc0
唯「どうしよう」
ドラ「やっちゃったね唯ちゃん」
唯「でもジャイアンがイジワルしてきたから……」
澪「た、大変なことってどうなったんだ?」
唯「今、空き地に行ったら一年間はハンバーグ食べられないよ」
澪「ひぃぃぃい」
ドラ「とにかく回収しに行かなきゃ」
澪「な、なにをだよ!?」
唯「うぅ…やだなぁ…」

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
2:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:05:08.53:NUbtlVco
─空き地─
唯「右手見つかった?」
澪「うわあああああもう帰るうううううう!!」
ドラ「ショックガン」ズバ
澪「ギャ!!」パタン
ドラ「騒ぎになるとまずい」
唯「そうだね、ごめんね澪ちゃん」
ドラ「いったん澪ちゃんを土管に隠しておこう」
「唯ちゃん、足をもって」
唯「うぅ…重たいなぁ…」
3:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:06:04.34:NUbtlVco
ドラ「大体 集まったかなぁ。ジャイアン」
唯「あと何が足りないの?」
ドラ「ろっ骨が一本と脾臓が無いね」
唯「ひぞう?」
ドラ「古くなった赤血球を破壊してくれる臓器なんだよ」
唯「え~、破壊しちゃうの?なんか怖いなぁ…」
「いらないんじゃない?見つからないし」
ドラ「大事なものなんだよ?」
「脾臓を摘出した人がマラリアにかかると命にかかわるんだ」
唯「そっかぁマラリャだもんねぇ…」ブニ
「わっ、なんか気持ち悪いモノふんだ!!うんち!?」
ドラ「あっ、それが脾臓だよ」
4:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:06:35.62:NUbtlVco
唯「これで直せるね」
ドラ「ろっ骨が足りないけど、まぁいいか」
「復元光線」パー
ジャイアン「……ん?」
「オレ、なにしてたんだっけ」
唯「わぁ、よかった!!元通りだよ!!」
「ジャイアンよかったねぇ!!」スリスリ
ジャイアン「わっ、なんだよコイツ!!」
「気安く抱きつくな!!」ドンッ
唯「わぁあ~」コテン
「や、やったなぁ~!!」
「タケコプター!!」ブルルルrィン
ブシャアアアアブバババッバババババb
5:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:07:48.22:NUbtlVco
澪「う~ん……ハッ」
「わっ!?暗くて狭いよぉ!?」
「わぁぁぁああああ!?」ジタバタ
澪「…ん?あぁ、なんだ。ここ土缶の中じゃないか」
「唯たちのしわざだな…くそ、狭くて出にくいなぁ」ガサゴソ
コツッ
澪「あれ?何だろう何かカタイものが指にあたったぞ」
「細長いけど、この感触は木の枝とかじゃないよなぁ…」モゾモゾ
「まぁいいや。ふぅ、やっと出られたぞ」
6:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:09:08.00:NUbtlVco
唯「左手見つかった?」
ドラ「こっちにあったよ」
唯「あっ、澪ちゃんだ!!」
「またやっちゃったから手伝ってくれる?」
澪「ひいいいいぃい赤いいぃぃいいぃぃぃ!?」
ドラ「ショックガン」ズバ
澪「ギャ!!」パタン
唯「騒ぎになるとまずいって言ったのにね」
ドラ「バカだなぁ。本当にバカだなぁ」
7:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:10:05.14:NUbtlVco
唯「あれっ、澪ちゃんが持っているのって…」
ドラ「あっ、ろっ骨」
「さっき見つからなかったヤツかな」
唯「わぁ、よかった~!!これで今度は完全に治るね!!」
「結果オーライだね!!」
ドラ「調子いいなぁ」
唯「えへへ~」
ドラ「じゃあ復元光線で直すけど
もう人に回転させたタケコプターを投げつけちゃダメだよ?」
唯「は~い」
8:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:11:52.75:NUbtlVco
スネ夫「わぁぁぁっぁぁぁぁあああ!!!!」
唯「あっ、スネ夫くん」
スネ夫「あ…空き地が血まみれ…!!!」
ドラ「ショックガン」ズバ
スネ夫「」シュゥゥゥ…
ドラ「あれ?スネ夫くんがなくなった」
唯「それ、ショックガンと違うよ?」
ドラ「あっ、鉄筋コンクリートのビルを
一瞬で煙に変えるほどの威力を持つ
熱線銃だった」
唯「わぁああダメだよ~」
ドラ「大丈夫、死体が見つからないなら
警察は動かないよ」
第1話 おわり
9:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:13:01.75:NUbtlVco
─第2話─
10:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:13:28.67:NUbtlVco
紬「夏休みはフィンランドに行くの~」
唯「わぁ、いいな!!連れてって!!」
紬「えっ、ごめんね唯ちゃん」
「これは家族旅行だから唯ちゃんは連れて行けないの…」
唯「そ、そんなぁ~」
澪「わがまま言っちゃダメだぞ唯」
律「ムギが困ってるだろ」
唯「ぶ~」
11:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:14:35.30:NUbtlVco
唯「ドラちゃん、私もフィンランドに行きたいよ~」
ドラ「なんだい、やぶからぼうに」
唯「ムギちゃんたら、家族でフィンランドに行くのに
私を連れていってくれないんだ…」
ドラ「そりゃそうだろうね」
唯「えっ、そうかな」
ドラ「そうだよ」
「むしろ何故キミが人ん家の家族旅行に
連れていってもらえると思ったのかを知りたいよ」
唯「あっ…そういえばそうだなぁ」
12:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:15:18.37:NUbtlVco
唯「よく考えると恥ずかしいカン違いだったよー」
ドラ「21世紀のカン違いはレベルが違うなぁ」
唯「それはそうとハワイに行く道具出して~」
ドラ「フィンランドじゃなかったの?」
唯「よく考えたらフィンランドなんか大して興味がなかった」
ドラ「そうだね。名前がフィンファンネルと似てるだけだもんね」
「じゃあ、どこでもドアを出してもいいんだけど…」
唯「いいんだけど?」
ドラ「なんだかドラ焼きが食べたくなったなぁ」
唯「? 買ってくれば?」
ドラ「唯ちゃんは駆け引きというモノを知らないんだね」
13:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:15:57.15:NUbtlVco
ドラ「ドラ焼きを買いたいけれど お金がないんだ」
唯「ドラえもんの道具でお金を作れないの?」
ドラ「あまり好き勝手に動くと
タイムパトロールが 黙っちゃいない」
唯「そっかぁ」
ドラ「唯ちゃんは おこづかい持ってないの?」
唯「持ってるよ!」
ドラ「じゃあ…」
唯「?」
ドラ「ドラ焼きを買ってほしいって言いづらいなぁ」
「あっ、言っちゃった」
唯「あっ、ドラ焼きを買ってほしかったんだね!!」
ドラ「よかった、伝わった」
14:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:16:54.66:NUbtlVco
ドラ「むしゃむしゃむしゃ」
唯「おいしそうだねぇ」
ドラ「脳がとろけるようだよ」
唯「あはは、ドラちゃんって脳みそ空っぽなのに~」
ドラ「ロボットだから脳はないけど
心に痛みを感じる機能はあるんだよ」
唯「ごめんね…」
15:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:17:33.31:NUbtlVco
ドラ「じゃあ、お腹もいっぱいになったし
ハワイに行こうか」
唯「やったー!!ハワイハワイ~♪」
テケテテン♪
ドラ「どこでもドア~」
「さぁ唯ちゃん、ドアを開けば憧れのハワイだよ」
唯「よぉーし、れっつごー!!」
ガチャ
ドッボオォォオォォン
唯「わぁ!?海!?海の真ん中!?」
16:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:18:15.72:NUbtlVco
バチャバチャ
唯「あっぷあっぷ」ガバゴボ
ドラ「ちょっと場所がズレちゃったみたいだなぁ」
「唯ちゃん、いったん戻って。そのままだと溺れちゃうよ」
唯「で、でも…ガバゲボ、ドアの位置が高くて手が届かないよぉぉ」
「ドラちゃん、助けて~」ゴボゴボ
ドラ「なんだかドラ焼きが食べたくなったなぁ」
唯「? 買ってくれば?」バシャバチャ
ドラ「唯ちゃんは学習しないんだね」
唯「あっ、買ってくるよ!!だって私おこづかい持ってるから!!」バチャバチャ
ドラ「よくできました」
第2話 完
17:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:19:10.18:NUbtlVco
─第3話─
18:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:19:47.86:NUbtlVco
梓「唯先輩、そこっ!」
唯「えっ、敵が見えたの?」
「あずにゃんニュータイプだったんだ!!」
梓「なに言ってんですか。今のはギターの間違いを指摘したんです」
唯「なんだ、そうなんだ~」ホッ
梓「なにホッとしてるんですか」
「新歓ライブも近いんだから、ちゃんと練習しておいてください!!」
唯「うぅ…ごめんね…」グスッ
19:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:20:38.94:NUbtlVco
─平沢邸─
唯「ドラちゃ~ん、練習しないでもギターが上手になる道具出して~」
ドラ「唯ちゃんはそうやって、すぐラクして解決しようとする」
唯「私だって一生懸命やってるよ~…」
「でも横で あずにゃんが怖い目で見張ってるかと思うと
頭が真っ白になっちゃって…」
ドラ「ははぁ、唯ちゃんはプレッシャーに弱いんだね。それなら…」ゴソゴソ
テケテテン♪
ドラ「どくさいスイッチ~」
唯「なぁに、それ?」
ドラ「じゃまな者は消してしまえ」
「すみごこちのいい世界にしようじゃないか」
唯「ドラえもんはそうやって、すぐラクして解決をしようとする」
20:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:21:24.94:NUbtlVco
唯「苦手だからってなんでも消してちゃ
いつまでも立派な大人になれないよ!!」
ドラ「えらい!!そこによく気がついたね」
唯「だからギターが上手くなる道具出して~」
ドラ「唯ちゃんはそうやって、すぐラクして解決しようとする」
唯「なんだかデジャブを感じるね」
ドラ「そうだね」
唯「なにか時間を操作する道具を使ったんでしょ」
ドラ「使ってないよ」
21:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:22:40.90:NUbtlVco
ドラ「ようは思いこみだよ」
「練習に対しても梓ちゃんに対しても
苦手意識をなくしちゃえばいいんだ」ゴソゴソ
テケテテン♪
ドラ「オモイコミン~」
唯「えっ」
ドラ「これを一粒飲んで
『梓ちゃんなんか怖くない、梓ちゃんは子猫』と思いこめば
本当に子猫のように見えるんだ」
唯「で、でも…ドラちゃんがポケットから出したのは
ネズミの死体だよね…」フルフル
ドラ「あっ、間違えた」サッ
22:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:23:48.30:NUbtlVco
唯「間違えるにしたって
なんでそんなもの出てきたの?」
ドラ「ボクは殺したネズミを次々と
四次元ポケットに放り込むクセがあるんだ」
唯「わあああ!!怖いよおお!!」ウヒャー
ドラ「はい、これが本物のオモイコミン」ホレ
唯「手!!さっき、その手でネズミの死体をさわってたよ!!」
ドラ「それがどうした? ぼくドラえ~も~ん」
「奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用」
唯「ドラちゃんが狂ったよ!!」
「でも、これに比べればあずにゃんなんて怖くないかも!!」ワーッ
憂「よかったね お姉ちゃん!!」
第3話 完
23:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:24:29.85:NUbtlVco
─第4話─
24:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:25:10.29:NUbtlVco
憂「お姉ちゃん、この前のテストどうだった?」
唯「テストなんかないよ。 なかったよ」
憂「中間テストがなかったってことはないよね」
唯「そんなことわからないよ」
憂「お姉ちゃん」
唯「本当になかったんだよー!!」
「ウソだったら私、この家から出ていくよ!!」
25:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:26:20.11:NUbtlVco
唯「というワケで、家から出ていくかどうかの瀬戸際になっちゃった」
ドラ「なぜそんなことになっちゃったの?」
唯「だって私は ばか だから…」グスッ
ドラ「おぉよしよし」ナデナデ
唯「うぅ、分かってくれるのはドラちゃんだけだよ~」ウェ~ン
ドラ「ごめん、何も分からないよ」
26:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:26:50.46:NUbtlVco
ドラ「つまり憂ちゃんにテストを見せたくなくて
ウソをついたと」
唯「私が0点とった愚かな姉だと知るやいなや
きっと憂は侮蔑の眼差しを向けてくることは必至だよ~」
ドラ「危険があぶないね」
「というか0点とっちゃったの?」
唯「ハンパなことがキライだからね」
ドラ「終わりだね」
27:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:27:32.34:NUbtlVco
唯「追試があるから、それでいい点とって
それを中間テストだったって事にして
それを憂に見せようと思うんだ、それそれ」
ドラ「一つの文章に『それ』が多いなぁ」
「既に国語は絶望的だね」
唯「でも国語が0点でも、他の4教科で100点とれば
平均点90点はいくよ!!」
ドラ「数学も絶望的だね」
「しかも国語で0点とっちゃうくらい日本語不自由な子が
他の教科で100点とれるのかしら」
28:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:28:20.68:NUbtlVco
唯「いいから追試で100点満点とれる道具を出してください」
「お願いします」
ドラ「ぼく なんだかドラ焼きが食べたくなっちゃったなぁ」
唯「ところで 最近、私のパンツが3枚なくなったんだけど…」
ドラ「災難だね」
唯「そしてドラちゃんは最近、よくドラ焼きを食べていたよね」
ドラ「きっと臨時収入があったんじゃないかな」
唯「ムギちゃんに監視カメラを借りて部屋にセットしておいたんだけど
今から2人で見ようか」
ドラ「ぼく なんだか ただで唯ちゃんの手助けをしたくなってきちゃったなぁ」
唯「次はないからね」
ドラ「うん」
29:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:28:59.86:NUbtlVco
テケテテン
ドラ「アンキパン~」
「これを使えば どんな問題もスラスラ頭に入っていくんだよ」
唯「でも それってどう見ても注射器だよね」
ドラ「この時代では 覚せい剤というらしいね」
唯「未来のひみつ道具じゃないじゃん!!」
ドラ「ごめん……実はアンキパンはドラ焼きを買うために
売っちゃったんだ」
唯「売るなら覚せい剤を売ったらよかったのに」
ドラ「クスリを売るのは犯罪だよ」
唯「あっ、そっか。ごめんね変なこと言って」
ドラ「しょうがないなぁ唯ちゃんは」
30:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:29:30.57:NUbtlVco
唯「コンピューターペンシルってなかったっけ」
「勝手に問題を解いてくれる便利なエンピツが」
ドラ「あれは総理大臣に貸してるから今は手元にないね」
唯「えっ、総理大臣に?」
ドラ「日本が抱えている問題をスラスラと解き続けているってことさ」
唯「でもあんまり日本という国はよくない状態らしいよ?」
ドラ「コンピューターペンシルにも解けない問題はあるんだよ」
唯「そっかぁ」
31:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 12:30:37.44:NUbtlVco
ドラ「ようするにテストで0点とるより
憂ちゃんに怒られることが問題なんだよね」
唯「うん、この国の将来があぶないんじゃ
私の将来を憂いても仕方ないからね」
ドラ「よーし、それじゃ…」モゾモゾ
テケテテン
ドラ「ヘソリンスタンド~」
唯「なぁに それ?」
ドラ「このヘソリンガスをおヘソから注入すると
辛いことや痛みを感じなくなるんだ」
唯「それなら憂に叱られてもへっちゃらだね!!」
ドラ「トラックにはねられても幸福感に浸ることができるんだよ」
「体はボロボロになっていくんだけど」
唯「なんか結局、麻薬みたいだよ」
第4話 完
35:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 13:57:01.98:UPbDCc2o
─第5話─
40:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:29:56.88:NUbtlVco
唯「明日、マラソン大会があります!!」
ドラ「がんばってね」
唯「そんなワケあるか!!」ウギー!!
ドラ「なにか怒らせるようなこと言ったかなぁ」
唯「42キロも走ってられないよ!!」
「死ぬぜ!?いいの!?」フンス -3
ドラ「落ち着いて、ほらアイスだよ」
唯「わぁい~、あまいの好き~♪」
41:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:34:11.67:NUbtlVco
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
唯「あ~おいしかった!」
ドラ「よかったねぇ」
唯「ふんふ~ん♪」
ドラ「話をそらしておいてなんだけど
キミの将来が心配になってきたよ」
42:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:34:52.85:NUbtlVco
唯「ああっマラソン!!」
「アイスなんかでダマされるもんか!!」
ドラ「すごい忘れてたよね」
唯「ドラえも~ん;;」ビェ~ン
ドラ「わかったわかった」
「ようするに走っても疲れない道具とか出せばいいかな」
唯「私が苦痛を感じることなくマラソン大会を終えることができれば
なんでもいいよ~」
ドラ「ようし、それじゃ…」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「ヘソリンスタンド~」
「このヘソリンガスをおヘソから注入すると
辛いことや痛みを感じなくなるんだ」
唯「またか」
43:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:35:28.92:NUbtlVco
ドラ「そうはいうけどね、そんなに都合のいい道具はないんだよ」
唯「え~、なんか速く走れる道具とか いっぱいありそうだけど」
ドラ「例えばチーター並のスピードで走れるチーターローションがあるけど…」
唯「それそれ!!そういうの!!」
ドラ「実際、唯ちゃんがチーター並のスピードで走ってたら
みんなどう思う?」
唯「……唯ちゃん、がんばってるなぁって」
ドラ「思わないよ!!キミのまわりにはトンマしかいないの!?」
「チーターのトップスピードは時速100キロなんだから大騒ぎになっちゃうよ!!」
唯「それってボルトより速いの?」 ※タイムパトロールに捕まる
ドラ「すごく速いよ!!」
唯「そっかぁ」
44:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:37:02.87:NUbtlVco
唯「仕方ないや」
「そのヘソリンガスっていうのを使ってみるね」
ドラ「じゃあ、おヘソ出して」
唯「はい」メクリ…
プシュ
ドラ「…どう?気分は」
唯「ん~、わかんない」
ドラ「試しに唯ちゃんのお腹をパンチするよ」
唯「え~、おそろしい事を言うロボットだね」
ボスッ
唯「ぐぇあっ」
ドラ「…どう?気分は」
唯「ぅ……あれ?なんか気持ちE~!!」
ドラ「ボクも興奮してきたよ」
「女の子を殴るのがこんなに快感だったなんて」
45:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:37:54.55:NUbtlVco
ボカボカッ
憂「なんだろうこの音、お姉ちゃんの部屋からなんか聞こえる」
ガチャ
憂「お姉ちゃん、ドラちゃん、なにやってるの~?」
ドラ「フヒ~ヒヒヒヒwwww」ボカドスッ
唯「すっげえ痛いけど!!面白いから、イイィィッ!!!!」ヒッヒヒwwww
憂「わあああ!?何やってるの!?」
「ドラちゃん、お姉ちゃんを叩かないで!!」
ドラ「ハァハァ、か、カン違いしないでよね!?」
「これは唯ちゃんに頼まれたからやってるだけなんだからね!?」
憂「そんなツンデレ風に言われても…」
唯「う、うぃいいいぃぃwwww、憂も蹴ってええぇぇええwwww」
憂「狂ってるお姉ちゃんかわいいぃぃ!!」バギィィィッ
唯「あひぁ!?私の足がっwwwwww!?」
ドラ「すげぇえwwwwwwローキック一発で折ったwwww」
46:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:38:20.85:NUbtlVco
─マラソン大会当日─
澪「唯は?」
律「足が折れたから休むらしい」
第5話 完
49:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 00:19:12.24:92ptaMAO
─第6話─
55:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:06:46.96:86zUia2o
※まねきねこダック調
梓「唯先輩と♪あずにゃんが♪」
「力を合わせて♪みんなの幸せを~♪」
唯「その結果、澪ちゃんのベースがバラバラになりました」
梓「ごめんねこダック」
澪「みんなの幸せは どこに消えたんだ」
梓「いや、ヒマだから澪先輩のベースで
ジグソーパズルしようぜって話になって……」
澪「その発想がまずおかしい」
唯「でもパズルって頭の体操になるんだよ!」
澪「狂った頭を体操させてもエンジン全開で暴走するだけだった」
56:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:07:55.95:86zUia2o
─平沢邸─
唯「そういうワケで澪ちゃんがスチームみたいにカンカンなんだ」
梓「なんか ほとぼりを冷ます道具を出してください」
ドラ「キミたち、まったく反省してないよね」
梓「いいから出せよロボット」
ドラ「ショックガン」ズバ
梓「ギャア!!痛い!!痛い!!」ゴロゴロ
ドラ「きけんがあぶない」
梓「危ないのはお前だよ!?耳無し糞ダヌキ!!」
ドラ「ショックガ
唯「待って!!それ ショックガンじゃないヤツだよ!!」
57:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:08:42.35:86zUia2o
ドラ「バラバラになったベースはどこにあるの?」
「タイムふろしきで簡単に直せるけど」
梓「燃やしたのち、念のため灰は海に捨てました」
ドラ「澪ちゃんのベースは吸血鬼かなにかなの?」
唯「バレないように証拠隠滅しようとしたんだよ」
梓「中途半端はキライですからね」フフン
ドラ「シャックガン」ズバ
梓「ギャア!!痛い!!熱い!!」ゴロゴロ
ドラ「顔が気に入らなかった」
唯「怖いロボットだなぁ」
58:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:09:50.95:86zUia2o
ドラ「澪ちゃんはなんて言ってるの?」
梓「よく分からないけど弁償しろと言っているんですよ」
ドラ「ぼくはキミの思考回路の方がよく分からないよ」
唯「澪ちゃんのベースも お高いものだから
弁償したら こづかいなしの高校生活になっちゃうよ~」
ドラ「人として このクズ2人に弁償させるべきだと思うけど
それを待っていたら澪ちゃんは
いつまで経ってもベースが弾けなくて気の毒だなぁ」
59:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:10:45.70:86zUia2o
テケテテン
ドラ「とりよせバッグ~」
唯「有名なヤツだね」
ドラ「え~っと、澪ちゃんのベースと同じヤツは…」ゴソゴソ
ニュウッ
ドラ「これかな?」ジャジャーン
唯「あっ、澪ちゃんが持ってたのとおんなじベースだ~!!」
梓「このベースってどういう仕組みで出てくるんですか?」
ドラ「どっかの楽器屋から盗んだのさ」
梓「泥棒だ!!どろぼうロボット!!」ワー
唯「上から読んでも下から読んでも
どろぼうろぼっとだね!!」
ドラ「下から読んだら『とっぼろうぼろど』だよ」ズババ
梓「ギャア!!痛い!!気持ちいい!!」ゴロゴロ
唯「あずにゃんが ついに何かに目覚めちゃった」
60:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:11:43.75:86zUia2o
梓「でもコレ、右利き用ですよ」
ドラ「それがどうした」
唯「澪ちゃんは左利きなんだよ~」
ドラ「ふふ、あんぽんたんだなぁ」
「こうやってフエルミラーにうつせば…」カカッ
唯「あっ、左右あべこべのベースが鏡の中から出てきたよー!!」
梓「レフティ仕様ですね、たぶん」
61:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:12:32.13:86zUia2o
ドラ「そして右利き用のギターは元の店に戻しておくってワケさ」
唯「なるほど~」
ドラ「謝ってよ」
梓「ん?」
ドラ「ぼくのこと、泥棒ロボット呼ばわりしたことを謝ってよ」
唯「めんどうくさいロボットだね」
梓「お前が『楽器屋から盗んだ』って言ったんだろ この機械が」
ドラ「俺達は機械じゃねぇ!!」
「100度の熱湯~」バシャッ
梓「ギャア!!熱い!!それ 未来の道具じゃないし!!」ジタバタゴロゴロ
唯「でもあずにゃん 気持ちよかったんでしょ?」
梓「はい」
62:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:14:27.62:86zUia2o
唯「とりあえず澪ちゃんにベースは返したので一件落着です」
「あずにゃんは今回の件で何かに目覚めたようです」
「私も実は 悶えるあずにゃんを見て何かに目覚めそうになりました」
「みんなが幸せです」
「よかった~」
第6話 完
63:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:21:52.17:XhKyNVIo
─第7話─
77:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:16:23.20:86zUia2o
律「夏だ!!暑いぜ!!クーラーつけようぜー!!」ヒャッhaー
ピッ ピッ
ゴオオオオォォ
唯「やめて……クーラー苦手…」クラクラ
澪「しかし唯、こう暑くちゃ演奏に身が入らないんだ」
「練習の間だけガマンしてくれないか?」
唯「え~、私だけガマンするなんて不公平だよぉ」
「みんなが心頭滅却すればいいじゃん~」
律「さぁ練習だあー!!」ドンドコドン♪
唯「わあああありっちゃんが無視したあああ!!」
梓「だまれ」
79:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:17:38.87:86zUia2o
─平沢邸─
唯「りっちゃんの精神をズタズタに引き裂く道具ないかなぁ」
「今年1年間、二度と笑えなくなるくらい…」
ドラ「やりすぎだよ」
唯「そうかなぁ」
「私が受けた精神的ショックは相当なものだよ?」
ドラ「それよりクーラーが苦手なのを克服したらいいじゃない」
「このままじゃ彼氏が出来ても夏場にセックスできないよ」
唯「最低だこのロボット」カァッ
ドラ「でも汗まみれで ただれたセックスをする唯ちゃんもいいのかなぁ」
唯「このウチから出てけ!!」
80:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:18:21.20:86zUia2o
ドラ「けっ、わかったよ」
「それじゃ…」モゾモゾ
テケテテン♪
ドラ「テキオー灯~」
ピカッ
唯「わっ、なにそれ」
ドラ「この光を浴びればどんな環境でも適応できるんだ」
「これで唯ちゃんは暑いのも寒いのも平気になったんだよ」
唯「えっ、りっちゃんへの復讐の道具じゃなかったの?」
ドラ「女の子は怖いなぁ」
81:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:19:02.88:86zUia2o
ドラ「じゃあ りっちゃんへの仕返しコース、松竹梅どれがいい?」
唯「松と梅って どっちがカッコイイんだっけ」
ドラ「じゃあ松から説明するね」
唯「ドラえもんも私の話を聞いてくれない」
ドラ「りっちゃんに仕返し松コースは
運動神経コントローラーであやつった狂犬病の犬に
りっちゃんをレイプさせるんだ。着床はしないけど犬の精子でも
受精はするからね」
「りっちゃんに将来、愛する子供が生まれても
かつて狂犬病の犬の精子で受精した子宮から生まれた子供になるんだよ」
唯「やりすぎだよ」
ドラ「えっ」
83:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:20:38.59:86zUia2o
唯「じゃあ、りっちゃん仕返し梅コースは?」
ドラ「えーっと…」
「ボクが孫の手を使ってスカートめくりをしてくるよ」
唯「えぇ~、それはぬる過ぎないかなぁ」
ドラ「松がやりすぎって言われたから
急きょ調整してみたんだけど」
唯「ギャラリーの反応を気にしすぎるのはよくないと思うなぁ」
ドラ「肝に銘じておくよ」
84:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:21:33.95:86zUia2o
唯「じゃあ、りっちゃん仕返し竹コースは?」
ドラ「う~ん、もう田井中家に火を放ってくるよ」
唯「やりすぎだよ」
ドラ「えぇっ、加減が難しいなぁ」
唯「そもそも もう22世紀の道具と関係ないじゃん」
「なんなの?ドラえもんは怨み屋本舗なの?」
ドラ「ボクは怨み屋みたいに綿密な計画を立てなくても
透明マントをかぶってガソリンまいて火をつけるだけだから
もっとスマートだよ」
唯「雑だなぁ。ドラえもんって未来から来たのに逆に雑だよね」
ドラ「くそっ」
85:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:23:19.17:86zUia2o
ドラ「じゃあ1年間、笑えなくなるくらい精神的ダメージを与えつつ
それでいて やり過ぎじゃないラインってどこなのさ」
唯「オバケの格好して バアァ~ッ!!って驚かしたらどうかな!?」ワクワク
ドラ「キミは幼稚園児なの?」
唯「なんで!?だってオバケだよ!?」フンス -3
「私だったら、それで1年間はトラウマを負っちゃう事は必至だよ~!!」ギャアアア
ドラ「分かった。キミはかわいそうな子だったんだね 頭が」ペッ
唯「くそー!!ドラえもんがバカにしたー!!」超フンス -3
86:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:24:11.90:86zUia2o
─翌日─
オバケの格好をした唯「バアァ~ッ!!」
律「うわああああ!?怖ええぇえぇぇぇえっ!?」ガシッ
ガツンッ
唯「痛っ!?石!?」
律「来るな!!氏ね!!おばけ!!」ブンッ
ガツッ
唯「あぅあっ!?」
ガツッ
唯「やめて…ごめ…」
ガツッ
律「うわあああああああああっ」ブンッ
ガツッ
唯「りっ…ちゃ…」
ガツッ
ガツッ
ガツンッ
グシャッ
第7話 完
87:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:25:01.35:86zUia2o
唯「テキオー灯のおかげで
石で殴られても平気だったよー!!」パンパカパーン!!
律「よかったな」
ドラ「本当はそんな道具じゃなかったハズだけど
そういうことにしておこう」
続 第7話 完
88:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:25:21.72:KGu1Gogo
─第8話─
93:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:42:27.17:ChaPdT.o
─午前5時 唯の部屋─
唯「ドラえもん」
クローゼット「…」
唯「ドラえもん!!ドラえもん!!ドラえもん!!」ワァァァア
ガチャ
ドラ「うるさいなぁ…」 ※唯の部屋のクローゼットがドラえもんの寝床
「唯ちゃん、こんな時間に大声出しちゃ迷惑だよ」
唯「ごめんね」
94:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:45:09.55:ChaPdT.o
ドラ「で、どうしたの?怖い夢でも見たの?」
唯「うんち したい」
ドラ「あ?」
唯「フトンから出ないで
うんちをトイレにテレポーテーションさせる道具出して」
ドラ「寝言は寝て言え」
「あっ、寝てるのか」
95:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:47:10.30:ChaPdT.o
ドラ「人間の体内にあるものを
移動させる道具なんてあったかなぁ」ゴソゴソ
唯「未来のお医者さんは、病気の人とかに そういう道具使ってないの?」
ドラ「22世紀じゃ大抵の病気は
お医者さんカバンの薬で治っちゃうからね」
唯「あっ!」
「じゃあ、私のうんちもお医者さんカバンの薬を飲んだら治る?」
ドラ「ウンコは病気じゃないよ…」
「あっ、でも唯ちゃんの腐った脳は治るかも知れないなぁ」
96:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:48:09.82:ChaPdT.o
ドラ「念のため、飲ませてみよう」
チューッ (※お医者さんカバンの薬を飲ませる音)
唯「ゴクゴク」
ドラ「どう?」
唯「あたまがよくなった気がする」
ドラ「本当かなぁ」
「じゃあ頭が良くなった人は
ウンコがしたくなったらどうする?」
唯「まずドラえもんがトイレに行くんだよ~」
ドラ「えっ?」
「まさか『かわりにトイレ行ってきて』とか言うんじゃないだろうね」
97:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:50:29.67:ChaPdT.o
唯「トイレについたら、とりよせバッグを取り出しまして」
ドラ「取り出しまして?」
唯「私がふとんの中で うんちをどんどん出すから
ドラえもんはうんちが そこら中に飛び散る前に
すかさずバッグで取りよせて便器に捨ててほしいんだよ」
ドラ「悪魔的発想だね」
唯「じゃあ5分後にミッションスタートだよー!!」
ドラ「もうイヤだ」
98:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:51:37.79:ChaPdT.o
─トイレ前─
ドラ「目標をセンターに入れてスイッチ
目標をセンターに入れてスイッチ、
目標をセンターに入れてスイッチ、
目標をセンターに入れてスイッチ……」
憂「あっ、ドラちゃんおはよう~。何をつぶやいているの?」
ドラ「ちょっと心を無にしたくてね」
憂「そうなんだ~」
ドラ「憂ちゃんは毎日、早起きで大変だね」
憂「えへへ」
「お姉ちゃんが朝ごはんやお弁当を食べて
幸せな笑顔を見せてくれれば、それが私の幸せだから」
ドラ「そんな健気な憂ちゃんを見るのがボクの幸せだよ」
99:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:52:47.37:ChaPdT.o
憂「ねぇドラちゃん、トイレの前にいるけど…
私、入っていいかな?」テレッ
ドラ「えっ」
憂「ドラちゃんはトイレに行く必要ないんだよね?」
ドラ「そうだけど…いや、でも、えっと唯ちゃんが…」
憂「お姉ちゃんがどうかしたの?」
ドラ(姉の人類うんち計画を知ったら憂ちゃん、悲しむだろうなぁ)
ドラ「唯ちゃん、かわいいよね」
憂「うん、お姉ちゃんかわいい!!」
ドラ「じゃあトイレに行っといれ」
憂「うん、行ってくるね!!」
パタン
100:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:53:46.65:ChaPdT.o
ドラ「さぁ、トイレに憂ちゃんが入ってしまった今
ボクに出来ることは このとりよせバッグを持って
ここから出来るだけ遠くに行って自爆することだけ…
ぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶrびrびbりbりrびr
ぼたぼたぼたぼちゃぼちゃぼたぼたb
ドラ「手遅れだった」
「逃げよう」
101:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:55:05.96:ChaPdT.o
ジャア~
憂「あ~すっきりしたなぁ」
ガチャ
憂「えっ!?」
「トイレの前にうんこがあらわれた!?」
「きっと、お姉ちゃんのだ!!」
「サンタさんありがとう!!」
「どうする!?」
「 ⇒たたかう
にげる
ほぞんする
たべる
第8話 完
103:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 01:27:34.31:Tzv90.AO
─第9話─
123:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:37:55.59:X/olOrMo
唯「あいすあいす~♪」ペロペロ
梓「あっ、唯先輩だ」
唯「あっ。あずにゃんだ」
梓「おや?ちょっとそのアイス貸してみてくださいよ」
唯「どうするの?」ハイ
梓「べろべろべろべろべろべろべろはもはもはもはもちゅ」
唯「わぁっ、汚いよ~!?」
梓「そら、お返しします」ヌポッ
唯「そ、そんなのいらないよ~」
梓「そうですか。では、このアイスは いただいてゆきますね」ペロペロレロレロ
唯「わ~ん、くやしい~!!」ウェ~ン
124:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:39:41.24:X/olOrMo
─平沢邸─
唯「あぅあぅあ~~~」ビェ~ン
ドラ「なるほど、梓ちゃんの傍若無人ぶりにも困ったものだね」
唯「ぇぅあぉおあぇあ~」ウェ~~ン
ドラ「それにしても唯ちゃんも唯ちゃんだよ」
唯「へァっ!?」
ドラ「後輩に舐められっぱなしで恥ずかしくないの?」
唯「うぅ…」
ドラ「ぼくはイジメられる側にも問題はあると思うんだ」
唯「わ~ん、うい~」ウェ~ン
憂「お姉ちゃんになんの問題があるの?」ア?
ドラ「梓ちゃんを殺そう」
唯「切り替えが早いところが機械のいいところだよね」
125:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:40:26.43:X/olOrMo
唯「でも人を殺した日のごはんは本当においしくないんだよ…?」
ドラ「経験者は語るね」
唯「私はちゃんと生き返らせたからセーフだもんね~!!」フフ~ン
憂「さすがお姉ちゃん!!あたまいい!!」
唯「あずにゃんを生かさず殺さず
こらしめる道具はないかなぁ」
ドラ「ショックガンがあるけど…」
唯「それは あずにゃんにとってご褒美だよ」
ドラ「そうなんだよね」
126:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:43:39.85:X/olOrMo
テケテテン
ドラ「マジックおしり~」
憂「は?」
ドラ「いや、コミックス13巻に本当に載ってる道具でして…」ヘヘ…
唯「なぁにこれ?おしりのカタチをしてるね」
憂「ケツだけダッチワイフ?」
ドラ「これを梓ちゃんとシンクロさせることで
呪いのワラ人形みたいな効果が生まれるんだ」
唯「つまり?」
ドラ「例えばこのオシリを叩くと
梓ちゃんもオシリを叩かれたような痛みを感じるよ」
唯「こう?」パシーン
ドラ「そうそう」
憂「でもこれじゃ梓ちゃんのオシリを叩いているって実感が湧かないね」
ドラ「う~ん、それじゃ…」ゴソゴソ
127:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:44:22.21:X/olOrMo
テケテテン
ドラ「監視カメラ~」
唯「なにこれ?監視カメラのカタチをしているね」
ドラ「ボクが梓ちゃんの家に忍び込んで仕掛けたカメラで
盗撮中の動画がこのパソコン画面に映し出されるんだ」
憂「ただの犯罪だね」
唯「あっ、あずにゃんがカメラに映ったよ!!」
「こうやって観るとかわいいよね~」
憂「」バゴーンバゴーン
ドラ「憂ちゃん、バットでオシリを殴らないで」
梓『痛い!?オシリが痛い!!』ジタバタ
憂「ハァハァ、梓ちゃんめ~」
128:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:45:21.90:X/olOrMo
唯「おもしろそうだから私も叩いてみよう」パシンパシーン
梓『あっ、なんか唯センパイにオシリを叩かれているみたい!!』ワァァァ
『ウッ!?イク!?』ビクビク
ドラ「イッちゃったね」
唯「気持ち悪いなぁ」
憂「」ドスドスドス
ドラ「憂ちゃん、ナイフをオシリに突き立てないで」
梓『ウギャアア!?痛い!!さすがに痛い!!』ゴロゴロ
憂「ハァハァ、梓ちゃんめ~」ドスドスドスドスドス
梓『ア
プツッ
唯「あっ、ドラえもん。どうしてカメラを切るの?」
ドラ「これ以上はテレ朝で放送できなくなるよ」
129:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:52:08.96:X/olOrMo
─外─
唯「このおしりを犬さんにあげよう」
犬「ハッハッ」カクカク
憂「すごい勢いで腰を振ってる……喜んでるねお姉ちゃん!!」
唯「うん!!」
犬「ハッハッハッハ」ビュルビュル
唯「わぁああ、なんかいっぱい出てる」
憂「ふふ、梓ちゃん、今頃どんな気分かなぁ!!」
ドラ「悪いのは人を殺せる能力だ 」
「そんな能力を持ってしまった人間は不幸だね」
L「私もそう思います」
第9話 完
130:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 01:48:37.02:NTZth.DO
─第10話─
132:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:22:16.84:X/olOrMo
唯「うぅ…」
和「あら、どうしたの唯」
「具合でも悪いの?」
唯「うん、ちょっと頭イタイかも…」ズキズキ
和「そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね」
唯「ぇあっ?」
「ちょ、ちょっと待ってよ」
和「なに?」
唯「今、私 頭イタイって伝えたよね」
和「伝えたわね」
唯「そうしたら和ちゃんは?」
和「生徒会に行くわよね」
唯「どうして!?」
和「なにがよ」
133:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:23:09.50:X/olOrMo
唯「和ちゃんは私のおさなななじみだよね?」
和「おさなななじみじゃないけど幼馴染だとは思っているわ」
唯「だったらおさなななじみが頭を痛がってたら どうするの?」
和「必ず生徒会に行くしかないわ」
唯「どうして!?」
和「なにがよ」
唯「和ちゃんは私の事が大事じゃないの?」
和「大事よ。私は唯のことを誰よりも愛しているし
唯が私の家で居眠りしている間に
唇を奪ったのはもちろんのこと、指を入れたこともあるし
その証拠にその時の写真もあるわ」
唯「出てけ!!」
和「じゃあ私、生徒会行くね」
134:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:23:49.32:X/olOrMo
─平沢邸─
唯「どうすればいいのかな」
ドラ「笑えばいいと思うよ」
唯「えへへ~」
ドラ「よかったよかった」
唯「ところで私は何を悩んでいたんだっけ」
ドラ「知るもんか」
唯「私が何を悩んでいたか思い出す道具ない?」
ドラ「思い出さない方がいいことも世の中にはあると思うよ」
135:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:24:43.94:X/olOrMo
唯「ここにドラ焼きが3つもあるよ」
ドラ「タイムテレビ~。これで時間をさかのぼって
唯ちゃんの記憶を辿っていこう」
唯「話が早いなぁ」ムシャムシャ
ドラ「え~っと」カチャカチャ
唯「むしゃむしゃむしゃ」
ドラ「あっ、これじゃない?」
「学校で和ちゃんに頭痛を訴えたのに
無視されて唯ちゃん怒っているよ」
唯「あっ、そうだったよー」ムシャムシャ
ドラ「それでドラ焼きは?」
唯「今、食べ終わったよ」ゲップ
ドラ「えっ、なんで!?」
唯「あれっ、なんで私、ドラ焼き食べてたんだっけ」
ドラ「知るもんか」
136:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:25:54.62:X/olOrMo
ドラ「唯ちゃん、お腹をちょっとパンチするよ」
唯「えっ、なんで」
ドラ「セィッ」
ゴボオォオン
唯「ぉえぐぁ!?」
「おええろろろろろろr」トシャトシャトシャ
ドラ「よし、この唯ゲロにタイムフロシキをかけて…」
パサッ
バッ
ドラ「復活!!ドラ焼き!!……と、
あとなんか焼きそばパンとかカレーパンも復活しちゃった」
唯「あっ、今日のお昼ご飯だ…」グスッ
「おいしそうだねぇ」ゴクリ
137:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:26:48.25:X/olOrMo
唯「そういうワケで私も和ちゃんみたいに
メガネをかけたいんだよ~」ムシャムシャムシャ
ドラ「???」
唯「どうしたの?」
ドラ「そんな悩みだっけ」
唯「違ったっけ」
ドラ「もう なんでもいいよ」
唯「どうすればメガネをかけられるかな~」
ドラ「暗いところで本を読めばいいんじゃない?」
唯「なんでそんな事しなきゃいけないの?」
ドラ「そうすれば目が悪くなってメガネがかけられる」
唯「なんでメガネなんか かけなきゃいけないの?」
ドラ「ァアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アアアァァ!?」ボーン
唯「ドラえもんが狂った」
138:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:27:42.19:X/olOrMo
─翌日─
唯「おはよう和ちゃん!!」
和「おはよう唯、頭痛は治ったの?」
唯「頭痛って何が?」
和「アンタ、昨日 頭が痛いって言ってたじゃない」
唯「そうだっけ」
和「そうよ」
唯「言ってないよ」
和「言った」
唯「言ってないよ」
和「絶対に言ったわ」
唯「絶対にイッてないもん!!」
和「ハァハァ」
唯「何が?」
紬「今の会話は録音させてもらったわ」
和「そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね」
第10話 完
139:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:33:02.27:/Kv0gEAO
─第11話─
167:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:19:42.49:.oTS5OQo
唯「ドラえも~ん」
ドラ「どうしたの唯ちゃん」
唯「世の中が滅びる道具出して~」
ドラ「あるけど出さないよ」
唯「英断だね」
ドラ「世の中を滅ぼしたいなんて
なにかイヤなことでもあったの?」
唯「そりゃ生きていれば
イヤな事の2つ3つはあるもんだよー」
ドラ「唯ちゃんのくせに聞いた風なことを言うなぁ」
168:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:20:51.00:.oTS5OQo
唯「今日ね、ムギちゃんが風邪で学校を休んだの」
ドラ「そうなんだ。ムギちゃん、大丈夫なのかなぁ」
唯「機械が心配するフリしなくてもいいんだよ」
ドラ「唯ちゃんはよく心のデッドボールを投げるね」
唯「それでね、放課後になったんだけど、どうなったと思う?」
ドラ「今の会話の流れで正解が分かるヤツは神様か変態しかいない」
唯「なんと、ムギちゃんが居なかったことで、ティータイムが消滅しちゃったんだよー!!」
ドラ「マズイなぁ。ボクは変態だったみたいだ」
169:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:22:34.79:.oTS5OQo
唯「ムギちゃんが休みだったことで気がついたんだ」
唯「今までは当たり前のように毎日、おいしいお菓子が食べられたけど
年月が流れ、私とムギちゃんが別々の道を歩み始めたとき、
私はもう好きなようにケーキが食べられないんだって事に……」
ドラ「当たり前だ」
唯「でも私にとっては、毎日ケーキを食べられるのが
既に当たり前になっちゃったんだよ~!!」
ドラ「厄介だね」
唯「だから世の中を滅ぼす道具出して~」
ドラ「飛躍しすぎだよ」
170:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:23:32.26:.oTS5OQo
ドラ「唯ちゃんがケーキを食べられない事と
世界を滅ぼす事とはなんの関係もないように思えるけど」
唯「分からないかなぁ」
ドラ「キミが何を言っているのか分らないよ」
唯「例えば、私がトラックに撥ねられて片腕を一本失くしたら
すごく悲しいし落ち込むと思うんだ」
「『なんて私は不幸なんだろう!!』って」
ドラ「片腕を一本失くしたら…って、
片腕を二本失くしたらそれは両腕って言えばいいんじゃないの?」
唯「今そんな話をしてるんじゃないよー!!」
ドラ「ごめんね」
唯「それでなんの話だっけ?」
ドラ「おいしいハーゲンダッツがあるよ」
唯「え、ホント?」
テケテテン
ドラ『グルメテーブルかけ~』
唯「わぁ!!おいしそうなアイスがいっぱい出てきたよ~!!」
171:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:24:35.52:.oTS5OQo
ペロペロ
唯「おいしかった!!」
ドラ「よかったね」
唯「とっても大好きドラえもん♪」
ドラ「ふふふ」
唯「ドラえ門ってどんな門なの?」
ドラ「また妙なことを言い出したぞ」
唯「憂に聞いてこようっと!!」
「うい~!!うい~!!」ドタパタ
憂「なぁに、お姉ちゃん」
唯「何か用?」
憂「えっ」
172:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:25:59.26:.oTS5OQo
憂「また何を話そうとしてたか忘れちゃったの?」
唯「そうなのかなぁ」
憂「ひょっとして、私のことが好きって伝えようとしてたとか?」
唯「えっ、う~ん……どうなんだろう」
憂「よく思い出して!!」
唯「う~ん、う~ん」
憂「ドラちゃん。お姉ちゃんの記憶を呼び覚ます道具を出して」
ドラ「よし来た」
テケテテン
ドラ『わすれとんかち~』
173:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:27:08.94:.oTS5OQo
憂「これは……?」
ドラ「このとんかちで頭を叩くと、目から記憶の一部が映写機のように映し出されるんだ」
憂「もしかして、これでお姉ちゃんの頭を叩けって
言うかなこのメカたぬきうどん野郎」
ドラ「言ってないです」
憂「私の頭がハンバーグみたいだと?」
ドラ「言ってないです」
憂「どうしようか」
ドラ「このとんかちでボクを殴ってください」
憂「」ガン ガン ガン
ドラ「ウボァー」
第11話 完
178:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 08:12:44.87:E8WhIEAO
─第12話─
180:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:32:18.74:.oTS5OQo
─部室前─
唯「あれっ、さわちゃんだー」
澪「部室の前で どうしたんですか?」
さわ子「あぁ、あなたたち。今日は部室使えないわよ」
「今、工事中だから」
律「工事って?」
さわ子「なんとなくラブホテル風に改造してみようと思って…個人的に」
紬「Satisfaction」
澪「いやいやいや」
梓「なんで部室をラブホテルに改造しようとしてんですか男もいねぇくせに」
さわ子「なんだとコラァアアア!?」
澪「ひぃぃいい」
唯「負けるもんか!!」
梓「殺ってやるです!!」
181:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:36:19.59:.oTS5OQo
─平沢邸─
唯「さわちゃんに5人がかりで対抗したら
途中から集団レイプみたいになってしまった」
ドラ「さわ子先生どうなったの?」
唯「私がギー太で牽制しているスキに
ムギちゃんに裸締めされて梓ちゃんに口にパンツ突っ込まれて
りっちゃんにトンちゃんをお股に突っ込まれてさすがに泣いてた」
ドラ「やるなぁ」
唯「最初は『やめろコラァァ!!あとで殺してやるからな!!』とか怖いさわちゃんモードだったのに
途中から『やめてぇぇやめてぇぇいやぁぁ』しか言わなくなってゾクゾクしちゃった」
ドラ「澪ちゃんは?」
唯「なぜだか分らないけど、泣き叫ぶさわちゃんを見つめながら自分のお股をさすってたよ」
ドラ「ふふふ、なんでだろうね」
唯「えへへ、なんでかなぁ~」
ドラ「それでボクに頼みたい事とは…」
唯「部室が使えないから練習場所を用意してほしいんだ」
ドラ「先生は ほったらかしなんだね」
182:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:37:41.46:.oTS5OQo
ドラ「練習場所ならアレがいいなぁ」モゾモゾ
テケテテン
ドラ「スモールライト~」
唯「えっ」
ドラ「何か?」
唯「いや…なんか『かべ紙ハウス』的な
秘密基地っぽい道具を出すんじゃないの?」
ドラ「むしゃむしゃ」
唯「あっ、ドラえもんが1つ120円の栗ドラ焼きを3つも食べてる…!!」
「きっとまた未来の道具を売ったんだ」
183:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:39:40.47:.oTS5OQo
ドラ「スモールライトで小さくなれば、大きな音を立てても迷惑にならない」
唯「……?」
ドラ「どうしたの?」
唯「体が小さくなったら音も小さくなるんだっけ?」
ドラ「そりゃなるよ……たぶん」
唯「でもホイッスルって結構小さいのに、結構大きな音がするよ」
ドラ「そうだね」
唯「本当に体が小さくなったら、音も小さくなるの?」
ドラ「知るもんか」
唯「機械の分際でいい加減だなぁ」
ドラ「21世紀の女子高生はバットで3回殴れば
静かになるって21世紀ミシュランガイドブックに書いてあったっけ」
唯「ご、ごめんなさい」
184:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:40:21.23:.oTS5OQo
────────────
──────────
────────
唯「というワケでスモールライトで小さくなって練習しようよ」
澪「体が小さくなったら音も小さくなるんだっけ」
唯「なるよ」
澪「なんで?」
唯「うるさいなぁ。バットで殴れば静かになるかなぁ」
澪「ひぃいいい」
唯「じゃあスモールライトを浴びせるね」
パ~~~
澪「ぁ、ちぃさくなった」
唯(どこまで小さくなるんだろう…)ワクワク
パ~~~~~~~~~
185:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:41:34.17:.oTS5OQo
唯「澪ちゃんをスモールライトで極限まで小さくしたら見失った」
「どうしよう」
ドラ「その辺にいたんじゃないの?」
唯「窓を開けてたし、風で飛ばされたかも知れない」
ドラ「終わりだね」
唯「もう澪ちゃんには会えないの?」
ドラ「どれだけかしたら自動的に元の大きさに戻るけど
結構、日数を要するんだ」
唯「それまで澪ちゃん無事だといいねぇ」
186:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:42:31.14:.oTS5OQo
唯「探す方法はないの?」
ドラ「そうだねぇ」モゾモゾ
テケテテン
ドラ「たずね人ステッキ~」
「探している人がいる方向に、倒れてくれるステッキだよ」
「距離までは分からないんだけどね」
唯「すごいすごい!!早速、澪ちゃんのいる方向に倒してみようよ!!」
ドラ「じゃあ倒すよ」
コロン
プチャ
澪「ェァッ」
唯「あっ」
187:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:44:03.87:.oTS5OQo
唯「どうしよう」
ドラ「まさかこんな近くにいるなんて…」
唯「ドラえもんが倒したんだからね」
ドラ「唯ちゃんがステッキを倒せ倒せって言うから…」
唯「私、『倒せ』って2回も言ってないよ!!2回言ったのは『すごい』だよ!!」
ドラ「この際、どっちでもいいよ」
唯「だめだよ、謝って!!」
ドラ「21世紀の女子高生はとりよせバッグで子宮を取りだしたら静かになるって
22世紀のNHK教育で言ってたっけ」
唯「22世紀の日本は核の炎に包まれているの?」
ガチャ
律「おーす唯!!練習する方法が見つかったんだって?」
ブチグチャ
澪「ゲァ」
唯「あっ」
188:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:45:28.52:.oTS5OQo
唯「どうしよう」
ドラ「まさかトドメをさすなんて…」
律「なになに、なんの話?」
ドラ「りっちゃんに罪をなすりつけよう」
唯「そうしよう」
律「ナス律だって?どんなジャンルだよww」
唯「ところでりっちゃん、ちょっと足の裏を見せてくれる?」
律「なになに?りっちゃんの意外と色っぽい足裏が見たいワケ?」ハイ
ドラ「スモールライト解除モード」
パ~
ムクムク
律「澪おおおぉぉおおぉお!?」
189:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:46:26.49:.oTS5OQo
唯「りっちゃんがやったんだよ」
律「わ、私が何したっていうんだ!?」
ドラ「澪ちゃんを小さくして遊んでいたら
りっちゃんが突然、部屋に入ってきて踏みつぶしたんだ」
律「そ、そんな…」
唯「やっちゃったね」
律「おい、10円やるから警察には黙っててくれ」
唯「やった!!5円ずつ山ワケしようよ!!」
ドラ「ばか!!もっと とれるよ!!」
190:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:47:17.20:.oTS5OQo
ドラ「秘密を守って欲しければ360円欲しいなぁ」
唯(また栗ドラ焼きを3つも買う気だ……)
(1つ私に くれないかなぁ)
律「360円?高い」
ドラ「でも刑務所に行くよりマシだと思うけど」
律「いや、もっといい考えがある」
唯「え、なになに~?」
律「お前らを殺せばタダでバレないぞ」
ドラ「ショックガン」ズバ
律「グェぁッ」バタ
唯「りっちゃん!!」
ドラ「いいこと思いついた」
「りっちゃんを殺して財布を巻き上げれば、もっとドラ焼きが食べられるよ」
唯「やった~!!」パチパチ
191:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:48:14.87:.oTS5OQo
ゴソゴソ
唯「あ」
ドラ「財布あった?」
唯「あったけど、りっちゃん 3円しか持ってないや……」
ドラ「」ズバ ズバ ズバ
律「」ビクン ビクン ビクン
唯「ショックガン連射しないで~!!りっちゃんが死んじゃうよ~!!」
ドラ「ごめん、ボクのファイティングコンピューターが何かを囁いたんだ」
唯「怖いなぁ」
ドラ「だけど、いい事を思いついたからファイティングコンピューターもムダじゃなかった」
唯「いい事ってなぁに?」
ドラ「ドラ焼き屋を殺せばドラ焼き食べ放題だぞ!!いそげ!!」カチャ ブルルル ギュアァーン
唯「あっ、待って!!」
192:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:49:08.81:.oTS5OQo
唯「タケコプターと透明マントでショックガンを装備して
窓から飛び出して行ったドラえもんを止める術はないなぁ」
ドッガァアアァン
唯「あっ、外で大爆発が」
紬「大丈夫よ、唯ちゃん」
唯「あっ、ムギちゃん!!」
紬「監視カメラで一部始終を見ていたわ」
「外からドラちゃんが飛び出した瞬間を見計らって、ロケットランチャーで撃ち落としたわ」
唯「さすがだね!!」
紬「さぁ、私のポケットマネーでスタジオを借りたから
そこで練習しましょう。ドラ焼きもあるから~」
唯「やったー!!」パチパチパチ
193:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:50:14.11:.oTS5OQo
唯「でもりっちゃんと澪ちゃんはもういないんだよ」
紬「梓ちゃんもいなくなったわ」
唯「えっ、なにがあったのかなぁ」
紬「とにかく練習しましょう」
「わたしと唯ちゃんで、ずっと……2人きりで……はだかで……ウッフフッフ♪」
唯「助けてドラえもん!!助けてドラえもん!!」
憂「私がいるよ!!」ザッ
唯「あっ、うい~」
紬「全艦隊、火炎放射用意」
194:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:51:20.60:.oTS5OQo
ドラミ「収拾がつかなくなるので、私がなんとかします!!」
唯「どうするの?」
ドラミ「まず全員、殺します」ピカッ
紬「ウァァ」パタ
憂「グォォ」パタ
唯「あっ、リモコンを押したらみんな死んだ」
ドラミ「そして全員にタイムフロシキをかけて……」パサ
律「ん?」
澪「私は何を…」
紬「唯ちゃんハァハァ」
梓「唯先輩ハァハァ」
憂「お姉ちゃんハァハァ」
ドラミ「これで万事解決ですね」
唯「そうかなぁ」
195:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:51:51.19:.oTS5OQo
唯「あれっ、ドラえもんは?」
ドラミ「みなさんが借りるスタジオ代を稼がせるためにアルバイトに行かせました」
唯「すごいなぁ」
「でも機械がバイトで雇ってもらえるの?」
ドラミ「恐竜ハンターのバイトなので大丈夫です」
唯「じゃあこれで、全部解決だね!!」
憂「やったね、お姉ちゃん!!」
196:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:54:12.19:.oTS5OQo
唯「その後、恐竜ハントで稼いだお金で
不正にドラ焼きを買い込んだドラえもんは
ドラミちゃんにバラバラにされたあと
マグネットコーティングが施されて帰ってきました」
唯「反応が早くなったけど、ネズミを殺しまくるので大迷惑です」
「というか私の家はなぜこんなにネズミがいるんだろう」
唯「あとさわちゃんの記憶もドラミちゃんが変なクスリで消してくれたので
私達は訴えられることもなく平和な毎日です」
12話 完
197:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:56:25.91:3GByLeAo
─第13話─
207:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:46:11.39:1ge5hUIo
─学校─
純「おはよ~、梓ー」
梓「チッ」
純「なんで今、舌打ちしたの?」
梓「ん?舌打ちなんかしてないよ」
純「してたよ、絶対」
梓「じゃあ多分、無意識にしちゃったんだよ」
純「なんで私に挨拶されたら無意識に舌打ちするのさ!!」
梓「無意識だから分かんないよ」
純「くぅう~、確かに」
憂「おはよう鈍ちゃん」
純「鈍ちゃんって誰!?すごく鈍そうな子だよ!?」
憂「チッ」
純「また舌打ちされた!?」
208:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:47:14.61:1ge5hUIo
梓「そういえば唯先輩たち、今日は修学旅行だけど
無事に京都へ着いたのかな」
憂「うん!!修学旅行に行くお姉ちゃん、とっても かわいかったよ~」
純「修学旅行に行くお姉ちゃんがカワイイってどういう絵空なんだろう」
憂「まぁ修学旅行に行かなくてもお姉ちゃんはかわいいけどね!!」
梓「昨日、部室で修学旅行に行きたくてウズウズしてた唯先輩もかわいかったよ」
純「ようするに唯先輩はなにやってもカワイイって事かね」
梓「分かってきたねモップ頭」
憂「ワックス食べる?」
純「食べないよ!!」
209:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:50:18.11:1ge5hUIo
純「しかし、そんなに唯先輩のことが大好きだと
今晩、さみしいんじゃないの?」
憂「ぇあ?」
梓「唯先輩、修学旅行で3泊4日家に帰ってこないもんね」
憂「しまった!!そうか!?お姉ちゃんを家に監禁しておくべきだった!?」
梓「狂った憂に監禁されて脅え戸惑う唯先輩も愛らしいなぁ」
憂「アッ!!そのシチュエーションいい!!」
「ちょっとおトイレに行ってくるね」ガタ
梓「私も」ガタ
純「私の友人は変質者ばかりでまいっちゃうよ」
210:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:51:12.54:1ge5hUIo
純「ねぇねぇ!!」
「もし寂しいなら今日、私がお泊りに行ってあげようか」
憂「純ちゃんがウチに来て私になんの得があるの?」
「ハッキリ言って1粒で2度ガッカリだよ?」
純「ウッ…」
梓「じゃあ私が泊まりに行ってあげるよ」
憂「お姉ちゃんの下着を盗むつもりだね」
梓「スキが無いなぁ」
211:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:52:20.29:1ge5hUIo
─平沢邸─
憂「お姉ちゃんが今すぐ帰ってくる道具出して」
「いや、もう四次元ポケットからお姉ちゃんを出して!!」
「いっぱいおっぱい沢山100人くらい!!」
ドラ「ムチャクチャだ」
憂「京都をうまく消し飛ばせば、修学旅行が中止にならないかな~」
「名づけてハイパーおねえちゃん奪還ミサイル作戦」
ドラ「それじゃ上手くいったとしても旅行が中止になった唯ちゃんがかわいそうだし
ボクがタイムパトロールに捕まる」
憂「後半はどうでもいいけど前半は大事なことだったね」
ドラ「思いとどまってくれたなら それでいいよ」
212:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:53:13.88:1ge5hUIo
ドラ「そんなことより早くごはんにしようよ」
「ロボットだけど お腹は減るからね」
憂「ネズミの丸焼き食べる?」
ドラ「ボク、ネズミは嫌いなんだ」
憂「お姉ちゃんに迷惑をかけないで
私とお姉ちゃんが早く巡り合える道具を出さないと
夕食はネズミの刺身とドブネズミの活け作りだから」
ドラ「それって憂ちゃんにとっても苦痛じゃないの?」
憂「やると言ったら本当にやるから」
ドラ「皿の上で暴れ続ける上半身だけのネズミを見るのはトラウマになりそうだなぁ」
213:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:55:08.96:1ge5hUIo
テケテテン
ドラ『ツモリガン~』
憂「そんなこと言いながら出したのはただの拳銃なんだね」
ドラ「違うよ未来の道具だよ。これで撃たれた人は睡眠状態に陥り
今やろうと考えていた事を夢で見る」
憂「夢を見られる銃…」
ドラ「そして撃たれた本人は夢だと気付かずに実際にやったつもりになるんだ」
憂「じゃあいいことがあっても幻に過ぎないんだね」
ドラ「後ろ向きに考えるとそうなる」
憂「じゃあ夢の中のお姉ちゃんなら何をしても拳を突っ込んでも頭を突っ込んでもいいんだよね」
ドラ「前向きに考えるとそうなる」
214:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:55:59.45:1ge5hUIo
ドラ「じゃあ行くよ」カチャ
憂「待って」
ドラ「どうしたの?」
憂「その道具、先にドラちゃんで試してみていい?」
ドラ「ダメだよ」
憂「どうして?」
ドラ「ロボットは夢なんか見ないからね」
憂「じゃあ純ちゃんで試してみようかな」
ドラ「試す必要はないよ、このツモリガンはとてもいい道具なんだ」
憂「でも私、その銃、バイオハザードで見たことあるような気がするの」
「ベレッタじゃない方」
ドラ「気のせいだよ」
憂「じゃあ夢を見なくてもいいからドラちゃんを撃ってみようよ」
ドラ「あっ、間違えたな~。これはツモリガンじゃなかったな~」サッ
215:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:58:09.27:1ge5hUIo
憂「どうしてウソついてマグナム出したの?」
ドラ「ウソじゃないよ。機械が誤作動しただけだよ」
憂「ドラちゃんは私を殺したいの?」
ドラ「憂ちゃんを殺したいワケじゃない」
「ただ時々、誰でもいいから殺したくなる衝動がこみ上げてくるだけなんだ」
憂「大問題だよね」
ドラ「でも憂ちゃんの声で正常に戻ったから、これからのボクは憂ちゃんの心強い味方だよ」
憂「ガタガタ言わないで どこでもドアを出して」
ドラ「チッ、わかったよ」
216:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:59:18.08:1ge5hUIo
テケテテン
ドラ『どこでもドア~』
ドラ「さぁ、このドアをくぐれば唯ちゃんのいる京都だよ!!」
憂「ドラちゃん、先にくぐってみて」
ドラ「いやだ」
憂「……」
ドラ「いや、違うんですよ」
憂「くぐって」ドンッ
ガチャ
ドラ「うわあぁあああああ」
ドドドオオォォォォ
こうしてドラえもんはナイアガラの滝に落ちていった
217:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:59:45.16:1ge5hUIo
憂「そうだ、お姉ちゃんが帰ってくるまで眠り続ければ
目が覚めればすぐにお姉ちゃんに会えるよね」
憂「スヤスヤ……」
────────────
──────────
────────
ぴんぽーんぴんぽーん♪
憂「はっ、チャイムだ!!」
「お姉ちゃんが帰ってきた!!」
ガチャ
純「こんばんわー、ドーナッツ持ってきたよー!!」
憂「チッ」
13話 前篇 完
218:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:05:10.86:1ge5hUIo
─14話─
219:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:05:37.09:1ge5hUIo
純「へへ。憂が寂しがってると思って来ちゃった」
憂「お姉ちゃんがいなくて落ち込んでる
私の心のスキマに入り込んでハチャメチャに犯す気だ!!」
「朝、起きてオシッコしたら子宮からオタマジャクシがウジャウジャ出てくるんだ!!怖いなぁ」
純「怖いのはソッチだよ」
「まったく……これを聞いても そんな事を言ってられるかな?」
憂「え?」
純「うい~、あいす~あいす~」
憂「!?」
「純ちゃんからお姉ちゃんの声が!!」
純「ふっふっふ、どう?これで少しは寂しさも
憂「お姉ちゃんを返せッ!!」ボゴォン
純「ぐはっ!?」ガク
220:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:06:31.94:1ge5hUIo
憂「純ちゃんの中からお姉ちゃんの声が聞こえたので
お腹を殴ってみたけれど、文明開化の音がしただけだった」
純「私のお腹はザンギリ頭じゃないよ!!」
憂「お姉ちゃんを小さくして飲み込んだんじゃないの?」
純「私は魔法使いでもないから!!」
「唯先輩の声マネをしただけだよ」
「うい~」
憂「あっ、お姉ちゃん」
「目を閉じると、そこにお姉ちゃんがいるみたい」
純「ふふ、よしよし」ナデナデ
憂「あっ、でも純ちゃん臭がしてダメだ」ォェェエエッ
純「私のニオイは そんなにダメなのか」
221:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:07:29.38:1ge5hUIo
ガチャ
ドラ「帰ってきたドラえもん」
憂「帰れよ」
ドラ「お願いします!!ボクを家に置いてください!!」
純「うわぁ、本物のロボだ」
ドラ「ボク、ドラえもん。ちなみにケツから出てるのは尻尾じゃなくて
ゲームセンターの十字レバーを肛門に突き刺してるだけなんだよ」ピコピコ
純「そ、そんな事を私に話すことになんの意図があるんだろう」
憂「そうだ、ドラちゃん。純ちゃんをお姉ちゃんにする道具出して」
純「へぁっ?」
ドラ「そんなこと言われても、この子と唯ちゃんの共通点と言えば
ドーナッツと同じレベルでしかないよ」
純「ドーナッツ?」
憂「ドーナッツにも純ちゃんにも穴はあるけど
お姉ちゃんの穴は神聖なるホワイトホールだから一緒にしないで」
222:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:08:47.79:1ge5hUIo
憂「純ちゃんはお姉ちゃんの声マネができるから、お姉ちゃん補完計画まであともうちょっと」
「でも外見は心の眼で見ることでカバーできるけど
ニオイはいかんともしがたい」
純「そんなに私ってニオうかなぁ」クンクン
ドラ「コカインとマリファナくらい違うね」
純「なんなの その例え」
ドラ「まぁ、ようするに唯ちゃんのように
いいニオイなら文句はないだろう」ゴソゴソ
223:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:09:25.32:1ge5hUIo
テケテテン
ドラ『味のもとのもと~』
純「調味料?」
ドラ「これをかければどんなマズイ料理もおいしくなるし
悪臭も食欲をそそるニオイに早変わり」
パッパッ
純「わぷっ、私は料理じゃないよ!!」
憂「あっ、純ちゃんから いいニオイが」クンクン ゴクリ
224:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:10:36.81:1ge5hUIo
憂「純ちゃん、あいすって言って!!」
純「うい~、あいす~」
憂「ワホッ!?お姉ちゃんアイス、おいしそう!!」ペロペロ
「おいしそうなお姉ちゃん、かわいい!!」ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
純「やっと喜んでもらえて何よりだけど、体中を舐めるのはやめてくれないかなぁ」
憂「おねえちゃん、耳たぶでいいから食べさせて」
純「えっ、絶対に食べさせるもんか」
憂「どうして!?耳たぶがあったって、なんの役に立つの!?」
純「じゃあ憂の耳たぶ食べさせてよ!!」
憂「なぁんだ、そんなことならお安いご用……」
純「わぁあ!?やっぱり いらないよ!!!!」
225:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 04:12:01.00:1ge5hUIo
憂「やっぱり純ちゃんでは、お姉ちゃんの足元にも及ばないよ」
純「悪かったね」
憂「でも、お姉ちゃんとしては不合格だけど
純ちゃんとしてはギリギリ合格かな」
純「それってどういうこと?」
憂「ありがとう、わざわざ来てくれて、って事だよ」
純「えっ。て、照れるぜ!!」
ドラ「しまった、このままじゃいい話になってしまう」
「どこでもドアで唯ちゃんを召喚しよう」
ガチャ
唯「あれ~?トイレだと思ったら私の家だ~」
憂「ぅぅぉお姉ちゃん~!!」ダッ
純「あっ、うい」
憂「どけ!!偽お姉ちゃんがッ!!」ド ン ッ
純「わぁああ~」コテン
ドラ「めでたしめでたし」
14話 後篇 完
228:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 13:27:12.20:5tpfeAAO
梓「13話 後篇にすべきだったみたいですよ」
澪「いや、ドラえもん 13話『お姉ちゃんの修学旅行 前篇』
ドラえもん 14話『お姉ちゃんの修学旅行 後篇』と考えれば
間違っているとは言い切れないぞ」
梓「でも>>229さんの言い分は筋が通っています」
律「つまりどういうことなんだ?」
ドラ「ボクのコンピューターが誤作動したんだ」
唯「これが有名な2000年問題なんだね」
ドラ「間違いないね」
紬「よかったよかった」
236:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 23:41:56.88:Q4KynA6o
─第15話くらい─
240:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:34:50.73:mX.cnSwo
ドラ「ヒゲがピクピクする」
「こういうときは、唯ちゃんが何かロクでもない事を頼みに来るぞ」
ドタバタ ガチャ
唯「ドラえも~ん!!」
ドラ「そら来た」
唯「何が来たの?」
ドラ「春が来たんだよ」
唯「わぁ!!ぽかぽかして気分爽快だね!!」
ドラ「そうかい」
唯「謝って!!」
ドラ「えっ、なんで」
241:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:36:01.74:mX.cnSwo
ドラ「それで今日はどんなマヌケなことをボクに頼むつもりなんだい?」
唯「うん、実はね、消しゴムを出してほしいんだよ~」
ドラ「消しゴム?」
唯「消しゴム~」
ドラ「それって人間の命を消してしまうとか、そういう意味合いの消しゴム?」
唯「そんな怖いのじゃないよー。シャーペンで書いた文字を消す消しゴムだよー」
「言うなればMONO消しだよ~」
ドラ「そんなものはない」
唯「えっ、空飛ぶ道具や瞬間移動できる道具を持ってるのに
どうして消しゴムは持っていないの?変態なの?」
ドラ「まぁね」
唯「認めちゃった」
242:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:37:42.48:mX.cnSwo
ドラ「実はギー太をオチンチンと同じ柔らかさの素材に改造してみた」
唯「わっ、ギー太に変な弾力があるよ!!」ムニムニ
「消しゴムは出さないくせに、どうしてそんな余計なことはするの?」
ドラ「変態だからね」
唯「くそぅ」
ドラ「でもボクもただの変態だと思われたくはないから
タケコプターで消しゴムを買いに行ってあげるよ」
唯「やったー!!」
ドラ「じゃあ、お金ちょうだい」
唯「信じてたのに結局お金目当てなんだ」
ドラ「いや、消しゴム代が欲しいだけなんだけどな」
243:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:38:53.95:mX.cnSwo
唯「それっておかしくない?」
ドラ「そうかなぁ」
唯「確かに私は消しゴムが欲しいと言ったけど、買いたいとは言ってないよね?」
ドラ「確かに言ってないね」
唯「そして買いに行くって言いだしたのはドラえもんの方だよね」
ドラ「そうだね」
唯「じゃあ お金はドラえもんが払うべきでしょ」
ドラ「その理屈はおかしい」
唯「おかしくないよ」
ドラ「じゃあ唯ちゃんの頭がおかしいんだ」
唯「まぁね」
ドラ「認めちゃった」
244:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:39:49.26:mX.cnSwo
唯「実はドラえもんのとっておきのドラ焼きを
ただのホットケーキに改良してみたよ」
ドラ「あっ!!アンコがなくなっている!!」
唯「おいしく舐めとりました」
ドラ「どうしてこんなヒドイ事をするの?」
唯「頭がおかしいからね」
ドラ「あっ、なるほど」
唯「ふふ~ん♪」
ドラ「殴りたいなぁ」
245:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:40:17.93:mX.cnSwo
ドラ「それでどうして消しゴムが欲しいの?」
「ひょっとしてゴムつながりで
コンドームと間違えているんじゃないの?」
唯「コンドームってなぁに?」
ドラ「……おいしいお菓子だよ。今度、ムギちゃんにおねだりしてごらん」
唯「うん、わかったー!!」
ドラ「それでどうして消しゴムが欲しいの?」
唯「宿題するんだよ」
ドラ「至極マトモな理由だった」
246:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:41:01.97:mX.cnSwo
唯「ほら、こんなにいっぱい間違えてるから全部消さなきゃならないんだよ」
ドラ「本当だね」
「ところで1+1=5って書いてあるけど正気なの?あっ、頭がおかしいんだった」
唯「わたし達けいおん部は1+1が5にも10にもなるんだよ!!」
ドラ「素晴らしい考え方だけど、社会じゃ通用しないなぁ」
唯「せちがらいね」
ドラ「というより高校の宿題で何故1+1=なんて問題が出るの?」
唯「私は特別だからって、さわちゃんが私用の宿題を作ってくれたんだ~」
ドラ「かわいそうに」
247:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:42:55.89:mX.cnSwo
ドラ「そういえば芸術家きどりのゴミどもが
スケッチで、食パンを消しゴムがわりに使っていると聞いたことがある」
唯「そっか。消しゴムのかわりになるものを探せばいいんだ」
「ドラえもん、食パン出して」
ドラ「そんなものはない」
唯「ドラえもんはいつになったら役に立つつもりなの?」
ドラ「ボクなりに一生懸命がんばってるつもりだよ」
唯「ドラえもんの手ってゴムマリみたいで柔らかそうだね」
ドラ「あっ、やめて」
ゴシゴシゴシ ゴシゴシゴシ
248:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:43:36.31:mX.cnSwo
唯「あっ、シャーペンで書いた文字が消えたよ~」
「ドラえもんの手は消しゴムがわりに使えるね」ゴシゴシ
ドラ「やめてやめて!!うわぁあ!!手が真っ黒だ!!」
唯「ブラックドラえもんだね」
「いや、ドラえもんブラックだよ!!」
ドラ「なんでブラックの位置を変えたの?」
唯「仮面ライダーBLACKみたいでカッコイイかなって」
ドラ「ふうむ、確かにかっこいい」
249:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:45:05.94:mX.cnSwo
唯「じゃあ、ドンドン消しゴムとして使って
かっこいいドラえもんブラックRXにするよー」ゴシゴシ
ドラ「あっ、待って!!ボクの手がすり減ってきたぞ!!」
唯「わぁ、大変だ!!」
「私の宿題が先に終わるか、ドラえもんの体が先に消滅するか
イチかバチかの大バクチだね!!」ゴシゴシ
ドラ「くっ、がんばって宿題を終わらせるんだ!!」
唯「え~と、3+4は…………よん?」
ドラ「何故、その結論に至ったか理由を聞きたいなぁ」
唯「あてずっぽうだよ」ゴシゴシ
ドラ「唯ちゃん、ものごとには全て理屈というものがあってね」
唯「わが拳は我流!! 我流は無型!! 無型ゆえにだれにも読めぬよー!」
ドラ「雲の唯ちゃんだね」
「よ-し、殺 すぞ」
251:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:47:47.21:mX.cnSwo
唯「そうか、死 ねば宿題で苦労する必要もないんだ」
ドラ「変な方向に悟っちゃったぞ」
唯「ドラえもん、苦しまずに死 ねる道具出して~」
ドラ「ボクは人を殺 すのが好きなんじゃない」
「まだ生きたいと思っている人間の未来を奪うのが好きなんだ」
唯「最低だね」
ドラ「そうだね」
唯「おかげで私はまだ生き続けなきゃいけなくなったよ」
ドラ「そうだね」
唯「人はなぜ生きるんだろう」
ドラ「おいしいドラ焼きを食べるためだよ」
唯「そっか~」
「ドラ焼き買ってこようっと!!」
ドラ「MONO消しを買ってくればいいのに」
15話くらい 完
269:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:07:56.35:cVK2Rsko
─16話─
270:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:08:38.48:cVK2Rsko
─部室─
律「焼き芋つくろっぜー!!」
唯「じゃあサツマイモを燃やさなきゃね!!」
紬「私、ガソリンもってきたの~」
律「ヒャッホオオォォオオオア!?燃やせ燃やせwwww」
唯「ファイヤーwww」
ドボドボ ゴオォォオオォォ
澪「わぁ、こいつら部室で何やってんだ」
梓「気がくるっとる」
271:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:09:44.92:cVK2Rsko
─あそこ─
唯「そういうワケで学校が燃えちゃったんだよー」
ドラ「バカかコイツ」
梓「それは最初から分かってたことですよ」
ドラ「そうだね」
律「とにかく学校を直す道具出せよ、というか学校直してこいよ」
ドラ「人にモノを頼む態度じゃないね」
唯「相手はロボだからね!」
ドラ「チクショウ、ボクがロボットで悔しいなぁ」
272:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:10:59.44:cVK2Rsko
ドラ「そうだ、ショックガンで撃とう」ズバ
律「ギャ!!」パタリ
唯「あぁっ、りっちゃん」
ドラ「ワハハwwwすっきりしたぞ!!」
紬「だけどコッチにはまだ4人もいるわ」
澪「いや、私は学校を燃やしたテロリスト集団とは関係ないから頭数に入れてほしくない」
梓「私もです」
唯「でも、学校が燃えたせいで和ちゃんや頭がモップの子も燃えちゃったんだよ!!」
紬「さながらバーベキューパーティね」
273:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:14:30.30:cVK2Rsko
唯「えへへ、やきにくたべたいぃい~」
紬「うふふ~、唯ちゃんかわゆい♪」
澪「だからなんなんだ」
紬「焼き肉になっちゃった友達をほったらかしの知らんぷりでも平気なの澪ちゃんは?」
唯「そうだよ!!澪ちゃんの悪魔オニ!!」
澪「え?なにこの流れ、私が悪いのか?」
ドラ「そうだ、ショックガンで撃とう」ズバ
澪「ギャ!!」ビリビリ
ドラ「そしてシビれて動けなくなった澪ちゃんのお尻の穴に銃口を突っ込んで」ズバ
澪「きゃぅんっ!?」ビクン
ドラ「内側から効くでしょ」
梓「す、すごいww」
274:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:15:44.26:cVK2Rsko
ドラ「これであと3人だ」
梓「は、はやく私も撃ってくださいww」ハァハァ
唯「ビョウキ頭のあずにゃんにゃんにはショックガンは効かないよー!!」
紬「だったらバットで頭をスイカ割り」メッシ
梓「ぎゃぼー」
バタリ
紬「これであと2人……」
唯「るぁっ?ムギちゃんは味方じゃなかったの?」
紬「ごめんなさい、ノリで梓ちゃんの後頭部を陥没させたくなっただけで
今すぐ唯ちゃんの味方に戻ったわ」
唯「やったー!!」パチパチ
ドラ「めでたいなぁ」
275:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:16:37.44:cVK2Rsko
ドラ「それで焼き芋でガンダムを作るんだっけ」
唯「うん」
紬「違うわ。燃えてしまった学校と死んでしまった人たちを生き返らせてほしいの」
ドラ「ボクはシェンロンじゃないんだから」
唯「できないの?」
ドラ「できるけど、50万円欲しいなぁ」
唯「ついにドラ焼きじゃなくて現金を要求してきたよ」
ドラ「ムギちゃんがいるからね」
紬「私の両親がお金持ちなのであって、私自身はお金持ちじゃないのだけれど」
唯「でも、おぼっちゃまくんみたいにお父さんと顔をベロベロなめ合いながら
現金がお茶の間をバンバン飛び交っているんじゃないの?」
紬「唯ちゃんが『ともだま○こ』させてくれるなら
50万円くらい払える気がする」
唯「ともだまんこってなぁに?」
紬「まず服を脱ぎます」
276:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:17:53.23:cVK2Rsko
唯「なんだか ふわふわして変な感じ……」
紬「これが ともだま○こなのよ……」
唯「ふぁ……」
憂「」チャッコチャッコチャッコチャッコ
紬「はい、50万円」
唯「やったぁ!!これでみんなで温泉行って焼肉食べよう!!」
紬「いいわね!」
ドラ「えっ、ドラ焼きは?じゃなくて学校は?」
277:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:18:57.38:cVK2Rsko
唯「あやうく忘れるところだったよ」
紬「私は覚えていたけど おもしろいから黙っていたわ」
ドラ「でもこのままじゃ唯ちゃんたち、警察に捕まるからね」
唯「やだな~」
憂「大丈夫だよお姉ちゃん。犯行現場に『ドラえもん参上』って紙を
いっぱいバラまいてきたから!」
ドラ「ショックガン」ズバ
憂「けぇっ!!」
バシューン
ドラ「き、気合でかき消した……」
紬「とにかく50万円あげるから、学校を直してもらえないかしら」
ドラ「う~ん、50万円もらえるならいいか」
278:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:20:55.08:cVK2Rsko
唯「学校に着いたよー」
ドラ「見事に学校が焼けちゃってるね」
紬「そして、いたるところに『ドラえもん参上』ってスプレーで書いてあるわ」
唯「ドラえもんが校舎に火を放っている合成写真まであるよ」
「やるなぁ憂」
ドラ「しかもボクがストレス解消で
犬小屋に火を放っている本物の写真まであるからタチが悪い」
唯「ワンコちゃんに恨みでもあるの?」
ドラ「ボク、ネコ派だから」
279:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:22:16.67:cVK2Rsko
ドラ「学校を直したいけど、警察や消防士がたくさんいて近付けないね」
唯「遠くから復元光線を学校に浴びせればいいんじゃないの?」
ドラ「そんなことしたら大騒ぎになるよ」
紬「どうみても既に大騒ぎなんだから、別にいいんじゃないかしら」
さわ子「あらっ、あなたたち……」
唯「あっ、さわちゃん」
けいさつかん「ん?あの青タヌキは放火現場にあった写真の…」
ドラ「ボクはタヌキじゃない」
ボォオオン
さわ子「きゃああぁああっ!?」
唯「おまわりさんの頭がコナゴナに吹っ飛んだ」
紬「デザートイーグルね」
けいさつかんたち「わっ、凶悪だぞ。銃で応戦しろ!!」
バキューン バキューン
唯「昔の刑事ドラマみたいに、なんのためらいもなく発砲してきたよー!!」
ドラ「よし、みんなも大長編みたいに空気砲とショックガンで反撃するんだ」カチャ
紬「どうみてもグレネードランチャーとガトリンガンです。ありがとうございました」
ダダダダダダダダダダダダダダダ ボカーン ボカーン
280:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:24:35.72:cVK2Rsko
────────────────
─────────────
──────────
ドラ「そして誰もいなくなった」
唯「殺っちゃったね」
ドラ「さぁ復元光線で何もかも戻そう」
紬「ちょっと待って」
バラバラバラバラバラ
紬「ヘリの音だわ」
「自衛隊ね」
ドラ「まずいなぁ、アイツらの前で学校を直したら未来のヒミツがバレてしまう」
唯「どうするの?」
ドラ「皆殺しだ」
紬「わたしたち3人であの軍勢を相手にしなくてはいけないの……?」
唯「いつもどおり部室で楽しくおしゃべりしてただけなのに
どうしてこんなことになっちゃんだろう……」
281:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:27:33.55:cVK2Rsko
紬「私、琴吹紬は命を狙われています」
「なぜ、命を狙われる事になったのか、事の発端は今となってはわかりません」
「ただひとつ判る事は、焼き芋と関係があると言う事です」
「りっちゃんと澪ちゃんは犯人の一味」
「他にも警察と自衛隊が200人以上」
「どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません」
「これをあなたが読んだなら、その時 私は死んでいるでしょう」
「これを読んだあなた。真相を暴いてください」
「それだけが 私の望みです」
琴吹 紬
16話 完
ドラ「お前がガソリンを部室にバラまいたのが事の発端だろうが」
紬「そうね」
唯「二人とも、どいて!そいつ殺せない!!」
ドォーン ドォーン
じえいたい「ウワァァア」
ドラ「唯ちゃん、すっかり順応しちゃったなぁ」
282:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:28:16.94:cVK2Rsko
唯「勝った」
紬「全員、じょうずにころせたわね」
ドラ「やってみるもんだなぁ」
唯「じゃあ、さっそく復元光線でぜんぶ元に戻そうよー」
ドラ「そうだね」ゴソゴソ
ドラ「あっ」
紬「どうしたの?」
ドラ「復元光線がない」
唯「終わりだね」
ドラ「でも500万円あれば見つかるかも知れない」
唯「えぃっ」
ボォオオン
ドラ「あっ、ボクの左腕が吹っ飛んだよ」
紬「次は頭を吹っ飛ばすわ」
ドラ「たかがメインカメラがやられただけだ」
紬「これで終わりにするか、続けるか、シャア!」
ドラ「終わりにしよう」
16話 完
283:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:29:54.10:pPpDuMAO
澪「ほら見ろ!!澪ちゃんかわいそうという意見がこんなに!!」
梓「1レスだけですけどね」
唯「でもこれっばかりはしょうがないよね」
律「そうそう」
澪「なんでだよ、たまにはドラえもんとコラボした澪ちゃん感動話もいいハズだよ」
唯「めんどうくさいなあ」
紬「じゃあたまには違う書き手さんに書いてもらうというのはどうかしら」
梓「というワケで─17話─でも─18話─でも何話でも勝手に書きたい
書き手さんがいたらいつでも書いてみてください」
律「VIPの保守がわりの乗っ取りみたいな軽い感覚でね」
唯「ドラえもんの道具を使っていかに人を殺すかしか考えてない人じゃない人が書いた
けいおんドラえもんSSを読んでみたいよね」
梓「なんかワンパターン化しちゃいますからね」
紬「ドラえもんの道具を使って、友情を深める話やガチ百合の話を見たいわ」
澪「そういうのを見れば、何か新しいネタが思い浮かぶかもしれないし」
律「そんなこといって、誰も書かない可能性の方が高いぞ」
梓「まぁそれはそれで」
紬「ここを>>1のスレだと思わず気軽に短編でも長編でも投下してみてください」
律「そんなこといって、調子に乗ってるとか荒れるんじゃないの?」
澪「うるさいよ!!ウンコ喰え!!」ブリバリブリ
律「おっしゃああ!!」パクパク
梓「澪先輩はこんなんばっかりだ」
288:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:48:40.72:cVK2Rsko
─17話─
289:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:50:24.39:cVK2Rsko
律「練習したくないな」
唯「うん、絶対にしたくないよね」
梓「ここまで練習を拒否するなんて
何か深い理由があるか、あるいは 人間のクズに違いない」
紬「唯ちゃん達が練習したら人質になっている子供たちが殺されるとか?」
律「へへっ、分かってないなぁ」
唯「私達は単にやる気が無い……ただ それだけなんだよー」
澪「やっぱり ただのクソ野郎だった」
290:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:51:30.84:cVK2Rsko
紬「まぁまあ、みんなお茶でも飲んで~」
梓「ムギ先輩がそうやって甘やかすから唯先輩とハゲが つけあがるんですよ」
律「中野。おい、中野よ。お前、今なにか暴言吐かなかった?」
梓「おやおや、変な言葉が聞こえましたか?」
「それは律先輩が内心、気にしていることが
幻聴になって聞こえたのかも知れませんね」
律「……」パラリ
紬「あらっ、どうしたのハゲ?カチューシャを外して」
律「幻聴だ幻聴だ幻聴だ」
291:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:55:04.03:cVK2Rsko
澪「おいハゲ、練習するぞ」
律「分かったぞ、お前ら全員 友達のいないアタシの生み出した幻覚なんだろ」
「本当のアタシは部屋に引きこもって楽しいけいおん部生活を妄想する不登校少女なんだ」
梓「何か面倒くさいこと言いだしましたよ」
澪「お前のせいだろ」
唯「りっちゃん、私は幻覚なんかじゃないよ」
「ほら、あったかいでしょ?」ギュ
律「ゆ、唯…」ドキドキ
唯「でも、あずにゃんは怪しいよ」
律「やっぱりか」
紬「新入部員が欲しいという私達の願望が生み出したマボロシだったのね」
梓「まさか私が幻覚だったとは思いもしませんでした」
292:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:56:47.38:cVK2Rsko
律「そうと分かれば絶対に練習なんかしないぜ!!」
澪「なんでだよ、梓が本物だろうが幻覚だろうがどうでもいいだろ」
梓「なんだと」
紬「ねぇ、いいからお茶にしましょう」
澪「ムギはなんですぐそんなにお茶を淹れたがるんだ!?」
「おばあちゃんかよ!?」
律「いや、別におばあちゃんじゃなくてもお茶くらい淹れるだろ」
唯「憂もよくお茶を淹れてくれるよ!」
梓「バーカ」
澪「最後の声は幻聴だよな」
梓「死ね」
293:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:58:17.28:cVK2Rsko
唯「ところで あずにゃんは幻覚だからケーキいらないよね」
紬「そうね」
梓「私は質量をもった残像なのでケーキも食べます」ムシャムシャ
唯「わぁあぁあぁあああ!?この残像、私のケーキ食べちゃった!!」
梓「フハハハハ!!怖かろう!!」
唯「残像だからギー太で殴っても犯罪じゃないよね」
梓「残像だから効きませゴシャぐぇあ」
律「大変だぁ~。梓を保健室に運ばなきゃ~」ニヤニヤ
澪「こうして今日も練習ができずに終わるのか」
294:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:58:55.38:cVK2Rsko
─秋山邸─
澪「というワケでアイツらが真面目に生きる道具を出してほしいんだ」
ドラ「澪ちゃんのパンツは高く売れるからドラ焼きがいっぱい食べれていいなぁ」ムシャムシャ
澪「あっ、また私の下着を売っちゃったの!?」
ドラ「唯ちゃんのパンツを売るとうるさいからね」
澪「私のを売ってもうるさいよ!?」
ドラ「ショックガン」カチャ
澪「ひぃいい!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
ドラ「いい反応だね」
295:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 02:59:39.95:cVK2Rsko
ドラ「女の子の泣き顔を見たらテンションが上がってきたから
道具を出してあげるよ」
澪「…本当?」パァ~ッ
ドラ「え~っと、唯ちゃんたちがマジメになる道具は…」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「ジキルハイド~」
澪「わぁ、なんだか知らないけどすごそうだぞ!」パチパチパチ
ドラ「ふふふ」
296:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:00:24.48:cVK2Rsko
ドラ「この薬を飲むと性格が逆転するんだ」
「気弱な人は強気な性格になるし、グータラな人はシャキッとする」
澪「結構まともな道具じゃないか」
ドラ「まぁ効果は10分間なんだけどね」
澪「10分か……」
「でも、いったん練習を始めれば、アイツらもすぐにやめるとは言わないだろう」
「10分もあれば十分さ!!」
297:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:04:20.70:cVK2Rsko
─翌日 放課後 部室─
ザアアアーーーーーーーー
梓「今日は一日中、すごい雨ですよね」
律「あぁ。こんなに雨ばっかり降ってると確実に練習したくないぜ」
唯「まさにその通りだね」
澪「雨と練習となんの関係があるんだ?」
梓「しかしマジメな話、大雨警報とか出てましたから
今日は早めに帰った方がいいかも知れませんよ」
紬「そうねぇ」
律「ほらな?」
澪「なにがだよ」
律「雨と練習しない事と ちょっと関係あっただろ?」
澪「ん、まぁ…」
律「謝れよ」
298:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:05:27.39:cVK2Rsko
澪「なんで貴様みたいな貧乳に謝らなきゃいけないんだ」
律「そうやってお前は永遠に他人を見下すことしか しないんだッ!!」
梓「お、落ち着いてください律貧乳先輩。いや、がっかりオッパイセンパイ」
律「中野が寝ている間にツインテールを片方ずつ二匹の犬の肛門にねじ込んでやるぞ」
紬「ガチャガチャうるさ~い」ガシャーン
澪「わぁ、ムギ!!机を蹴っ飛ばすなよ~!!」
唯「りっちゃんの叫び声は私達の耳の中に不快なモノを残すんだよ」
律「すまん」
紬「謝って」
律「今 謝ったよな」
299:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:06:24.34:cVK2Rsko
紬「りっちゃんは私達に一度、心をこめて
『ごめんなさい』しないといけないわよね?」
律「なぜだ?」
唯「りっちゃんは何かバカな事をやっても
『実は場をなごませるためにワザとバカをやってる』的な
解釈が歯がゆいんだよー!!」
梓「そうですよ。唯先輩なんてバカなことやってたら
ガチでキチガイ扱いされて常に精神病院送りのスタンバイはOKですからね」
唯「謝れ!!」
梓「ほら、律先輩謝ってください」
唯「りっちゃんじゃなくて あずにゃんが謝れ!!」
梓「Why?」
唯「あっ、なんか英語だ!!くそー!!分かんないと思ってバカにして!!」グスッ
澪「お前、Whyが分からんのか。本物のバカだな」
300:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:08:34.72:cVK2Rsko
紬「どうやら『謝らなくていい王』は私と唯ちゃんの2人に絞られたようね」
唯「やったね!!」
澪「今そんなことを競いあっていたとは」
唯「よーし、ムギちゃん!!最後の決戦だよー!!」
紬「えぇ!!面倒だから唯ちゃんに勝利を譲るわ」
唯「優勝!!」フンス -3
梓「おめでとうございます」
紬「これで唯ちゃんは悪い事をしても2度と謝ることは出来なくなったわ」
唯「え、そうなの?」
澪「うっかり人を怒らせちゃっても謝れないって
結構、嫌われそうな設定だな」
律「最後には憂ちゃんにも愛想をつかされ孤独死か」
唯「わ~ん、やだよ~!!さみしいよ~!!」ウワーン
紬「唯ちゃん、謝って!!」
唯「ごめんなさいいぃ~!!」ワ~ン
澪「あっ、真のチャンピオンはムギだった」
301:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:14:01.73:cVK2Rsko
梓「よしよし」ナデナデ
唯「えへへ、あずにゃん…」
律「よし、唯も からかったし帰るか」
澪「いやいや、少しくらい練習しようよマジで」
律「お前はどこまで練習したいんだ、いい加減にしろよ このクズ野郎」
紬「澪ちゃん、変態じゃないの?」
梓「見損ないましたよ!!」
澪「なんで練習しようって言っただけでこの扱いなんだ!!」
(やはり昨日ドラえもんに借りた道具を使うしかないな)
ドポン
澪「さぁ、突然だけど このなんでもない紅茶を飲んでくれ」
唯「なんかあきらかに変な丸薬が入ってるんだけど」
律「アメ玉くらいのデカさがあるのにバレないと思ってんのか」
澪「あやしくないよ!!絶対にあやしくないよ!!」
唯「本当?じゃあ飲んじゃおうっと」
梓「おい、待てこのバカ」
紬「この薬を飲んだらきっと私達に何か異変が起きるのよ」
唯「あぶないところだった!!」
澪「くそっ、なぜバレたんだ」
302:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:16:10.09:cVK2Rsko
律「わかったよ、澪がそこまで言うなら練習するよ」
澪「え? り、律……いいのか?」
律「まぁアタシだって本気で練習したくないワケじゃないしさ」
唯「いや、私は本気で練習したくないよ」
澪「律……」
梓「じゃあ律先輩が気の迷いで やる気を出しているうちに
始めちゃいましょう!!」
紬「そうね」
唯「えぇ~っ?」
澪「よ、よーし!!まずは『ふわふわ時間』だ!!行くぞー!!」
律「あ、ちょっと待って」
澪「ん、どうした?」
律「なんで澪が仕切ってんの?」
唯「ヒヒッw信じてたよ りっちゃんww」
303:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:16:53.14:cVK2Rsko
澪「えっ…」
律「いやほら、なんかそういう『行くぞー』とかって
部長であるアタシの役割じゃん?」
澪「べ、別にいいだろ、誰が言ったって…」
唯「いや、これは大事なことだよ澪ちゃん」
律「あ~……なんかやる気なくしちゃったな~」
澪「お前……」
律「これは練習どころじゃないな~」
澪「くそっ、罠だったのか…」
304:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:17:30.54:cVK2Rsko
律「さぁ練習してほしかったら どうやってお願いするんだ?」
梓「まずは土下座ですよ土下座」
澪「くっ」
紬「そして りっちゃんの陰毛を歯で全部ひき抜かなければいけないわ」
律「えっ」
澪「い、いいのか!?」ガバッ
律「いや、今のは違うよ」
唯「りっちゃんは間違ってないよ!!」
紬「そうよ、私達はりっちゃんを信じる」ガシ
律「おい、離せバカ怪力眉毛ゴリラ」
澪「くそ~、律め~」ウキウキ
律「お前もウキウキしてんじゃないよ」
305:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:18:25.18:cVK2Rsko
唯「それそれ~~」ズルッ
律「こ、こらあああ~~~パンツを脱がすなぁああ」
梓「さぁ準備OKですよ澪先輩!!」
澪「陰毛サラダいっただきマンモスwww」
律「くそっ、こうなったらゲロと屁と小便とクソを
4つ同時に発射するしかない!!」
梓「し、しかしネモ船長!!それではノーチラス号もタダではすみません!!」
律「死中に活を見出す!!」
「パーッパーッパーッパーッパーパパパパッ!!
ピーピピッピーピーピーp----------‐―-―-――――--―ッ!! 」
「さらば恥丘よ!!ヤマト波動砲発射あああああああああああああ!!」グググググググググ
ブチ
306:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:19:14.21:cVK2Rsko
紬「北斗神拳奥義!! 天破活殺!!」カンチョー!!
ずぶっ
律「うぐぁぁあ!?」ヌプププゥ
唯「7本の指が根本まで入ってるよ!!」
律「だ・・・出せぬ!! ケ・・・ケツが!!アナルが!!うっく!!」ウゥッ
紬「鳳凰すでに翔ばず!! りっちゃんは翼をも もがれたのよ!! 」グググ
律「フッ、ククそうか……オナラもはがれウンコまで もがれたというわけか!!」
梓「この人 頭おかしい」
307:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:20:04.15:cVK2Rsko
律「だが!! アタシは聖帝りっちゃん!!」
「けいおん部の部長!!」
「退かぬ!!」
「媚びぬ!!」
「省みぬ!!」
「部長に逃走はないムグーー!?」カポッ
唯「さっき脱がしたパンツを口に突っ込んだからゲロも吐かせないよ~!!」
律「んん~~~~~ッ!?」ジタバタ
梓「なんかもうレイプみたいな光景ですね」
308:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:21:38.24:cVK2Rsko
律(さよなら天さん……)ジョロ
紬「ハッ、いけない!!自爆オシッコする気よ!!」
澪「させるか!!私のタンポンを…抜いて……」ヌポッ
「…突っ込むッッ!!」
ぐぽっ
律「!?」
梓「み、澪先輩、そこは尿道じゃ……なくてマンk…」
澪「えっ」
律「」ジョロロロロ
紬「悟空~~~~~~~~~~ッ!!」
しょろろろろろろろろろろろろろろろろ
澪「ぬくもり……」ピチャパチャピチャパチャ
309:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:22:30.67:cVK2Rsko
梓「結局、被害は澪先輩がオシッコまみれになっただけで済みました」
澪「よかったよかった」
律「澪がいいなら それでいいよ。だって、お前の人生だから」
梓「それにしても いい加減に練習したいところですが、いつのまにか6時です」
唯「雨も どしゃ降りになってきたし帰ろっか~」
律「どしゃ降りなのに帰っちゃうのかよ!!」
紬「でも、さっきから全然 弱まりそうにないし…」
ドドドドドザザザザアアアアアアーーーーー
唯「本当にすごい雨だねぇ」
梓「あっ、さわ子先生を恐喝して車で送ってもらいましょう!!」
紬「いいわね」
澪「いや、別に恐喝せんでいいだろ」
310:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:24:47.16:cVK2Rsko
─職員室─
ガラッ
唯「失礼しまーす」
さわ子「あら、あなた達」
「どうしたの?」
律「いや~、すんごい雨降ってるから
さわちゃんの車で送ってもらえないかなぁ~って」
さわ子「教師をアッシー君がわりに使おうなんていい度胸じゃない」
紬「アッシマー?」
澪「アッシーだよ。おもに1990年から91年にかけて
移動手段としての男性をそう呼ぶことが定着したんだ」
梓「さすがババ子先生。ロクでもない」
さわ子「ぶっ殺すわよ?」
梓「やれるもんなら殺ってみろよ!!」ヘイ カモンカモン!!
さわ子「」バチコーン
梓「へぶぁっ!?」バゴーン ガシャドシャガシャーン
澪「あの教師、体罰禁止の今のご時世で本気で生徒を殴ったぞ」
紬「時代錯誤だわ」
唯「おばあちゃんだからね、さわちゃんは」
律「というか梓はなんで挑発したんだ?」
唯「アホなんだよ」
紬「唯ちゃんに言われると重いわね…」
311:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:25:33.88:cVK2Rsko
さわ子「まぁ別にいいわよ、車で送るくらい」
「ちょうど仕事も終わるとこだしね」
唯「やったぁー!」
さわ子「だけど私の車は4人乗りだから あと3人しか乗れないわ」
律「なんだ、じゃあ澪と梓が歩いて帰ればいいだけの話じゃんか」
紬「そうね」
さわ子「なるほど」
唯「けって~~い!!」
澪「おいちょっと待てよキュアドリーム」
梓「夢も希望もあったもんじゃない」
312:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:26:35.94:cVK2Rsko
梓「なぜ私が雨の中ゴキブリと歩いて帰らなきゃいけないんですか」
澪「そりゃこっちのセリフだよリアルゴキブリ怪物モンスターが」
律「みにくいヤツらだなぁ」
澪「お前だよ!!」
梓「本当ですよ、 勝手にチャチャッと決めちゃって」
「こういうときはジャンケンでしょうよ」
唯「仕方ないよ、あずにゃんは後輩なんだから」
紬「そうよ、そのかわり唯ちゃんが指を挿入れさせてくれるって」
梓「私、歩いて帰ります」
唯「わぁ、あずにゃんカッコイイ!!」
「ところで指を入れるってどこに?」キョトン
梓「くわしく優しく教えてさしあげますよ」
「さぁ女子トイレへどうぞ」
唯「わぁ、どんな事なんだろ~」トコトコトコ
ガチャ
バタン
313:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:27:35.81:cVK2Rsko
紬「これでよし」
澪「おい律」
「梓は後輩だから歩いて帰るのは当然として なんで私まで…」
律「だって唯やムギに歩いて帰れなんて言えないよ」
「幼馴染の澪だからこそ、遠慮なく頼めるんだ」
澪「え?」ドキッ
さわ子「信頼の証ってワケね」
紬「ふふ、りっちゃんと澪ちゃんみたいになんでも言い合える仲が羨ましいわ」
澪「そうか…」
律「分かってくれたか」
澪「っていうか私じゃなくて律が歩いて帰ればいいんじゃないの?」
律「あ?なんで?」
澪「やっぱり ただのクソ野郎だった」
314:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:28:33.99:cVK2Rsko
ザアアアァアァッァァァ
唯『わぁああああ~~~ん!!』バシャバシャバシャ
律「ん?」
さわ子「どこからか唯ちゃんの声が聞こえたような…」
紬「あっ、窓の外を唯ちゃんと梓ちゃんが駆け抜けてゆくわ!!」
梓『指一本でも人参ですよ!!人参妊娠!!』バシャバシャバシャ
さわ子「なに言ってんだあのガキ」
澪「よし!!唯が出てったなら私も車に乗って帰れるね!!」
律「さわちゃん、アタシのドラムセット
何故か車に乗せていい?」
さわ子「そうしたら澪ちゃんが乗れなくなるわね」
紬「しかたありません」
澪「しかたあるよ!!なんでドラム持って帰る必要があるんだよ!?」
律「わからん」
315:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:29:22.08:cVK2Rsko
ザアアアアア
澪「なぁ本当にドラムセット持って帰るの?」
「冗談だよね?」
律「アタシはやると決めたらやる女だぜ」
さわ子「じゃあ出るわよ」
紬「はやく いってください」
ブロロロロバシャシャシャシャシャシャ
澪「わぁあ!!本当に行っちゃった!!」
「アイツらの机に皮を剥いだネズミの死体を突っ込んでおいてやる…!!」
316:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 03:31:06.43:cVK2Rsko
─秋山邸─
澪「ただいま……」
ドラ「やぁ澪ちゃん、ズブ濡れだね」
澪「ドラえもん、ネズミの死体出して」
ドラ「はい」ボトボト
澪「本当に持ってるとは思わなかったよ」
ドラ「ふふ、それよりジキルハイドはどうだった?」
澪「トンちゃんにあげちゃった」
ドラ「えっ、なんで?」
澪「ムシャクシャしててつい」
ドラ「スッポンモドキの性格が逆転したらどうなるんだろう」
澪「なんかすごいスピードで泳ぎだして水槽に頭を激突させて死んじゃった」
ドラ「残念だね」
澪「明日また新しいのを飼って入れておくよ」
ドラ「五代目トンちゃんだね」
澪「うん」
17話 完
323:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 19:28:39.67:.DLWgW20
─18話─
326:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:42:37.95:cVK2Rsko
─平沢邸─
唯「だだ~いま~」
憂「おかえりなさい、お姉ちゃん…」
「わぁ、ずぶ濡れだね!!カサのさし方、分からなくなっちゃったの?」
唯「そんなにバカじゃないよ!!」プンプン
憂「ごめんね。それでどうしてズブ濡れなの?」
唯「え~っと…………あれ?なんだっけ?」
「走ってるうちに忘れちゃったー!!」
憂「ニワトリみたいに3歩 歩いたら全部忘れちゃうお姉ちゃんかわいい!!」ヒャッホッホー!!
唯「わぁい!!喜んでる憂を見ると私も嬉しいよ~!!」ウンタン♪ウンタン♪
憂「あっ、うんたんしてるお姉ちゃん超かわいい!!」ウヒョッヒョヒョー!!
唯「嬉しいなぁ~」ウンタンタン♪
327:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:43:21.86:cVK2Rsko
憂「お姉ちゃん、はやく私とお風呂に入らないと風邪ひいちゃうよ」
唯「ん? 憂と入るの?」
憂「ひょっとして私が お風呂で襲っても
お姉ちゃんは3歩歩いたら忘れちゃうかも知れないね!!」ワクワク
唯「忘れないよ~」
憂「それって私(憂)との思い出は忘れるワケないよ!!ってこと!?」キャハ~!!
唯「そんなに深い意味じゃないよ」
憂「じゃあ、一緒にお風呂入ろっか!!」キラキラキラ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
唯「入らないよ~」
憂「それって私のことなんかキライってこと…?」グスッ
唯「そんなワケないよ!!」
憂「お、お姉ちゃ~ん!!」ダキッ
唯「うい~!!」ギュッ
憂「じゃあ、一緒にお風呂入ろっか!!」
唯「入らないよ」
328:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:44:58.65:cVK2Rsko
唯「ふぃ~、あったかあったか♪」ポカポカ
憂「あ、お姉ちゃん!!お風呂どうだった~?」
唯「気持ちかったよ!!」ヤッター
憂「気持ちかったんだ~!!」エヘヘ~
唯「それで今日の晩ご飯は何かな~?」
憂「私の汗と涙から塩分を抽出して作った妹塩ラーメンだよ~♪」
ゴ┣ッ
唯「私、マクドナルド行ってくるね」
憂「わああぁああおあああマクドナルドの野郎!?」ドガシャーン
「マクドナルドブッ殺す!!」ガタン
唯「わぁあ、ダメだよ~!!マクドナルド殺しちゃだめぇええ~!!」ドタバタ
329:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:45:35.93:cVK2Rsko
─マクドナルド─
店員「いらっしゃいませ!!マクドナルドへようこそ!!」
憂「マクドナルドを出してください」ゼェゼェハァハァ
店員「えっ」
憂「マク
唯「チーズバーガーとフライドポテトSを2つずつください」
店員「かしこまりました、席についてお待ちください」
憂「あの!!」
店員「は、はい?」
憂「マクドナルドはどこですか?」
店員「マクドナルドはここですが」
憂「お前がマクドナルドだったのか!?」ウオォォォッ
店員「ひぃぃいい!?」
唯「どうどう。ほら、うい~。ノドの下、ごろごろしてあげるよ~」ゴロゴロ
憂「わぁい、えへへ~」ゴロゴロ
330:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:46:18.38:cVK2Rsko
─橋の下─
ピチョーン ピチョーン
唯「そういうワケで憂がちょっとアレなのをなんとかしてほしいんだよー」
ドラ「憂ちゃんは唯ちゃんが大好きだからね」
唯「ところでドラえもん、澪ちゃんの家にいたんじゃないの?」
ドラ「追い出された」
唯「なにかやらかしたんだね」
ドラ「やらかした、というより何もやらかさない日の方が珍しいからね。ボクの場合は」
唯「そうだったね」
ドラ「そうだ、久しぶりに唯ちゃんの家に
唯「二度と敷居をまたがせるもんか」
331:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:47:03.54:cVK2Rsko
唯「だけど、ここでポイントを上げれば私の家に戻れるかも知れないね」
ドラ「よーし、ここはおふざけぬきで」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「まあまあ棒~」
唯「先っちょに×印のついた棒だね」
ドラ「この×印の部分でボルテージがMAX状態の人の口を押さえて
『まぁまぁ』と言うと、興奮が鎮まるんだ」
「原作では怒りを鎮める道具なんだけどそういう解釈とする」
ドラ「憂ちゃんが暴れ出したら、すかさずこれで制御するといいよ」
唯「やればできるじゃん!!」
ドラ「ふふふ、じゃあ唯ちゃんの家に戻っていいよね!!」
唯「だめだよ」
332:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:48:04.86:cVK2Rsko
─平沢邸─
唯「ただいま~」
憂「あっ、お姉ちゃんだ!!お姉ちゃんが私の家にやってきた!!」ヤッター!!
唯「そりゃ私の家だからね」
憂「ここは私の家なのにお姉ちゃんにとっても私の家?」ウォォォ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
「じゃあ私はお姉ちゃんでお姉ちゃんは私なの!?わたしたわしとぁいs」キャッホォォォオオ!?
ピタ
唯「まぁまぁ」
憂「……」フゥ
憂「あれ……私、なんで騒いでたんだろう」
唯「まるで賢者タイムだ」
333:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:48:57.62:cVK2Rsko
憂「じゃあ、先に寝るからあとは勝手にしてて」ファ~ァ
唯「うん、おやすみ~」
憂「うぎゃああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッツ!?」
唯「!?」ビクッ
憂「お姉ちゃん寝るの!?一緒にパンツ脱いでいい!?イグザクトリィイイィィィイイ!?」
(そのとおりでございます)
ピタ
唯「まぁまぁ」
憂「……」フゥ
憂「おやすみ」
唯「おやすみなさい」
唯「いつもは あの状態になったら1時間は収まらなかったうえに
結局私のパンツを剥ぎとっていったのに……まあまあ棒は便利だなぁ」
334:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:50:09.91:cVK2Rsko
─朝─
憂「おはようぅおおおおオオオォォオ!?おおおおお姉ちゃん今日も超!絶!!かわゆイイィイイィイィィイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
「早く起きないと舌を入れちゃうよ!?さぁどうするの!?どうするのお姉ちゃんねぇ!?ねぇねぇおねえちゃぁああn」レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
唯「はっ、く……」
「まあまあ」
憂「シュン」
憂「おはようお姉ちゃん、朝ごはんの準備できてるから」
唯「うん……」
唯「いつもあそこまでヒドかったっけ……?」
335:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:51:25.00:cVK2Rsko
─ゴミ捨て場─
ドラ「えっ、昨日から2000回も まあまあ棒を使ったの?」
唯「なんかいつも以上に反応が過剰で
私と目があっただけで股からなにかがびぴゅっと飛び出してたよ」
ドラ「潮吹きだね」
唯「憂の身になにが起こっているの?」
ドラ「あれは興奮を消滅させる道具じゃなくて
お腹の中にためこんでガマンさせるだけの道具だからね」
「今、憂ちゃんはオナ禁200年の囚人状態で
憂ちゃんの頭の中では常に唯ちゃんの子宮風呂につかっている桃源郷だ」
唯「理解のはんちゅうを超えているね」
ドラ「このままじゃ憂ちゃんの危険が危ない」
唯「私じゃなくて憂が危ないの?いや、そりゃ脳はあぶないけど」
ドラ「なにせ、まあまあ棒で溜めこんだエネルギーは火山の噴火に匹敵するからね」
「もし次に唯ちゃんが憂ちゃんを興奮させたら大変なことになる」
唯「どうなるの?」
ドラ「いにしえの生命は滅びてサードインパクトが始まる」
唯「大変だね」
336:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:53:39.83:cVK2Rsko
憂「あっ、お姉ちゃんだー」ブシュウウウ
唯「股からまたなんか噴き出した」
ドラ「その勢いで20センチは浮きあがったね」
憂「お姉ちゃんとすごいスピードで激突すれば骨肉砕けグッチャグッチョハンバーグになって真の意味で一つになれるよー!!」ダダッ
ドラ「憂ちゃんの股間から月光蝶が」
唯「なんか妄言を吐きながらものすごいスピードで突進してくるよ~ッ!!」
ドラ「ヒラリマント~!!」
ヒラリ
唯「かわした!?」
憂「えっ!?」
純「今日はポキポキ☆ポッキキー日和だな~♪」トコトコ
憂「くぁっ!?このままだと、気色悪いことをほざきながら通りがかった純ちゃんとフュージョンしてしまう!!」
「かぁっ!!」
純「
ドラ「純ちゃんを気合いでかき消した」
337:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:54:28.60:cVK2Rsko
憂「ふぅぅ、気合いを吐きだしたら なんだかスッキリしちゃった!」
唯「やっぱりなんでも溜めこむのはよくないんだね」
ドラ「これからは憂ちゃんに定期的におっぱいを揉ませるようにするといいよ」
「憂ちゃんはスッキリするし、唯ちゃんはおっぱいが大きくなる」
憂「一石ニ鳥だよ、お姉ちゃん!!」
唯「揉ませないよー」
憂「ウワァアアアアアアアアァァァ!?」
┣″カアアァアアアアアン
唯「妹が爆発した」
ドラ「それを聞きたかった」
18話 完
346:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/04(木) 19:54:02.95:HXfMRZ.o
─19話─
353:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:13:15.06:QQJ0ju6o
唯「翼をください」
梓「はい」
唯「あれって誰に喋ってるの?」
梓「さぁ……神様とかじゃないですか」
唯「あぶない人なんだね」
梓「あれっ、唯先輩は夢いっぱいそうだけど神様信じない派ですか」
唯「99パーセントは信じてないけど
いたらおもしろいなぁという期待を込めて
1パーセントくらいは脳にスペースを空けてある程度だね」
梓「ははぁ」
唯「あずにゃんは信じているの?」
梓「私は自分しか信じてませんよ」
唯「清々しいね」
354:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:14:15.83:QQJ0ju6o
唯「でも、翼を下さいって歌自体は名曲だよね」
梓「そうですねー」
律「それにくらべてアタシらの歌ときたら」
紬「おねがい!アツアツお皿のカレー
スパイスひとさじ刺激ちょーだい☆」
唯「うぎゃあああああ」
梓「やめてください!!」
律「甘口じゃなく今日は中辛なのwww」
「大人ww味WWWなのwwWWwwwwwWWW☆」
澪「なんだよなんなんだよ」
355:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:15:27.47:QQJ0ju6o
律「お前、どういう精神状態で歌詞書いてるワケ?」
唯「きっとタバコがわりにクスリを打っているんだ」
紬「ダメ、ゼッタイ」
梓「見そこないましたよ」
澪「でも、いい歌だろ?」
唯「いやいやいや」
律「そりゃアタシら、見た目がそこそこだから受け入れられてるだけで」
梓「こんなもんブッサイクが歌ったら生卵 必ずぶつけられるで!!に、2個はぶつけられるで!!」
唯「でも生卵をうまく受け止めれば働かなくても毎日、卵を得られるよ!!」
律「そうか、カレーのちライスはサバイバルの歌だったのか」
梓「見なおしましたよ」
紬「お肉お野菜ひみつの隠し味
育ち盛りの欲張り恋心」
唯「うぎゃあああああ」
律「やめろwwWWWww」
梓「耳がww腐るwwWWちはやぶるwwWW」
澪「おまえら、おまえら!!おまえらぁああッ!!」
356:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:16:17.74:QQJ0ju6o
─秋山邸─
澪「友達をブッ殺す道具を出してくれ」
ドラ「それは既に友達じゃないよね」
澪「落ち着け私」
ドラ「そうそう、深呼吸して」
澪「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」
「しまった、うんこが
「ねぇドラえもん。私の作った歌詞っておしゃまさんだよね?」
ドラ「お、おしゃま?」
澪「少女が年齢の割りに大人びた格好や感覚を身につけていることなんだよ」
ドラ「なぁケツの穴からアルコール摂取してるんだろ?」
澪「そんなことしてないよ!!」
357:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:16:57.80:QQJ0ju6o
澪「私の歌詞ってそんなに変かな?」
ドラ「ボクは精神病患者に『オイ!!お前、変だぜ!!』なんて言えないよ」
澪「それと私と関係あるの?」
ドラ「さぁね」
澪「もういいから律たちが私を見直す道具出してほしいな」
ドラ「これ以上、会話を続けるとボクのコンピュータが汚染されるので
大人しく道具を出そう」ゴソゴソ
358:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:17:35.57:QQJ0ju6o
ドラ「え~っと」ゴソゴソ
「なんかチヤホヤされる道具とかあったハズだけど……」ゴソゴソ
澪「結構、時間がかかるね」
ドラ「ウィキペディアで探してるんだけど、なかなか該当する道具が見つからないんだ」
澪「苦労をかけるなぁ」
ドラ「もう、これでいいや」
テケテテン
ドラ「ニクメナイン~」
澪「わぁ、どんな道具?」
ドラ「この薬を一錠飲めば、一回だけ どんなヒドイ最悪な事をしても憎まれなくなる」
澪「ふむ」
ドラ「だから澪ちゃんの歌詞を披露しても大丈夫だよ」
澪「なにが大丈夫なんだ」
359:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:18:19.52:QQJ0ju6o
澪「考えてみれば、そんな道具に頼って支持を得ようだなんて
負けを認めているようなものじゃないか!!」
ドラ「もう負けを認めたら?」
澪「負けないもん!!」
ドラ「そうは言うがな、大佐」
澪「明日は新曲の歌詞を披露して絶対にチヤホヤされるぞ!!」
360:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:18:55.23:QQJ0ju6o
─明日─
澪「甘い匂いのするお菓子の森で小鳥さんとおしゃべり」
「湖から私をいざなう声が聞こえるよ」
「なんだ幻聴か」
「白い粉がもっとほしいよマンドリル」
「三羽そろえばやらないか」
「わたしの恋に白黒つけてよ、パンダみたいに」
「赤黒い挽き肉ハンバーグパラダイスロストセクハラダイスハンバーグ」
「生まれたてのパンダのベィビーグッチャグチャグチョグッチャチャン」
「わたしの恋はどうなった」
「大体甘い匂いのするお菓子の森ってなんだよただのお菓子工場だろ」
「この世には夢も希望もないけれどアルコールだけがオアシスさ」
「へっぼぼぼへあwアヘヘヘアアヘヘヘヘぼあいksbふぃsbwwww」
「わらしの恋にひろくおつけれよwランバダみたいにww」
「ヒッヒヒヒヒヒwwあべしばえいsびあbにsびべいおぼんsぶぁいおはずぁぁぁどとぅううう」
唯「
律「
紬「
梓「
19話 完
363:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 18:46:29.83:LxnRaEDO
梓「じゃあ澪先輩を置き去りにして、おいしいラーメン食べに行きましょうか」
唯「賛成賛成!!」
澪「えっ、なんで私を置き去りにしちゃうの?」
「おいしいラーメンなら私も食べたいよ!!」
律「なんとなくそんな気分かなって」
紬「私、熱々の紅茶を浴びせられるのが夢だとでも思ったのかしら」
澪「だってムギは以前、叩かれたい願望があるって言ってたじゃないか」
律「あれは、澪がアタシを殴るのがスキンシップっぽくて羨ましかっただけだろ」
梓「冷静に聞くと殴る事がスキンシップって恐ろしい女ですね澪先輩は」
澪「う、うるさいっ!!」
ゴォン
梓「びぇええ~、澪先輩に殴られた~!!」ウェ~ン
唯「よしよし」ナデナデ
梓「ひひっ」
423:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:43:55.02:YjFVl3co
紬「じゃ澪ちゃんをのぞく4人でラーメンを食べに行きましょうか」
梓「ちょっと待って下さい」
唯「どうしたの?」
梓「たまには趣向をかえてムギ先輩を置き去りにしましょう」
紬「えっ」
澪「や、やったww」
律「確かにムギは、いいポジションにいるのが当たり前って感じがして不公平だよな」
紬「えっ」
唯「でもムギちゃんはいつも紅茶を淹れてくれてお菓子もくれて
優しくてあったかくてほわ~っとしてて、いい待遇なのは当然と言えるよ~」
紬「ゆ、唯ちゃん!!」ムギュウゥゥン
澪「じゃあ唯を置いて4人で行くか」
唯「嫌だよ。ムギちゃんはいつも家でおいしいモノ食べてるから
おいしいラーメン食べなくていいよね」
紬「えっ」
424:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:44:42.22:YjFVl3co
─公園 ホームレス支援炊き出し行列─
ドラ「今日の炊き出しは量が多くていいなぁ」ムシャムシャ
紬「ドラちゃ~ん!!」
ドラ「やぁ、お金ちゃん。じゃなくてムギちゃん」
「お金ちょうだい。じゃなくてどうしたの?」
紬「本音が見え隠れしてるわね」
ドラ「お金が無いからね」
紬「今、誰の家にいるの?」
ドラ「公園のベンチの下で寝泊りしているよ」
「長年、狭い押入れに住んでいたスキルがこんなカタチで役に立つなんて」
紬「キャンプ用の道具とかいっぱいありそうだけど……」
ドラ「最近、パチンコにハマっちゃって……」
紬「全部、売ったのね」
425:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:45:26.74:YjFVl3co
ドラ「ムギちゃんほどのお嬢様がボクみたいなクズになんのようだい?」
紬「梓ちゃんをバラバラにする道具を出してほしいの~」
ドラ「何か複雑な事情がありそうだけど、梓ちゃんをバラバラにすれば済む話なの?」
紬「梓ちゃんが変なことを思いつかなければ
私は今頃みんなと楽しくラーメンを食べられたのに!!」
ドラ「ふぅん」ホジホジ
紬「なんで今、花クソをほじったの?」
ドラ「生理現象だよ」
紬「ロボットなのに?」
「本当は私の話なんかくだらない、
世間知らずのお嬢様のわがままだって思っているんでしょう?」
「くやしいくやしいくやしい!!」
ドラ「面倒くさいなぁ」
ドラ「さっさと道具を渡して追い払おう」ゴソゴソ
426:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:46:23.49:YjFVl3co
テケテテン
ドラ「分かいドライバ~」
紬「ただのマイナスドライバーに見えるわ」
ドラ「ところがどっこい!!これで触れば、なんでもバラバラに分解できるんだ」
チョン
ホームレス「うわぁぁあああぁああ!!!!」ボタボタッ
紬「人間がバラバラになった」
ドラ「ね?」
紬「これ、元に戻るの?」
ドラ「知るもんか」
紬「まぁ梓ちゃんに使うんだから、どうでもいいわね」
ドラ「それよりムギさん……」ヘヘ
紬「はい、10万円」ハイ
ドラ「やった!!これでまたパチンコが打てるよ!!」
427:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:47:24.28:YjFVl3co
─ラーメン屋─
梓「おいしいなぁ、トンコツチャーシューハイメガ盛りラーメン」モグモグムシャムシャズルズル
唯「あずにゃん、よく食べるねぇ」
梓「育ち盛りですから!!」ズルルルルルr
澪「だからって食べ過ぎだろ!!」
ゴォン
梓「びぇええ~、澪先輩にまた殴られた~!!」ウェ~ン
律「お前、そんなことでいちいち後輩を殴るなよ……」
澪「う、うるさいっ!!」
ゴオォン
律「うげぁ!?は、鼻血が」ボタボタ
澪「うわぁあああ!?血だ!?ひぃぃいいい怖いいぃいい!?」
ゴオォオン
律「ぐぇあ」
唯「み、澪ちゃんやめてぇえええ!!」
澪「う、うるさいっ!!」
ボゴォオオン
唯「はぐぅ!?あう、は、鼻血が」ボタボタ
澪「うわぁあああ!?血だ!?ひぃぃいいい怖いいぃいい!?」
ドゴゴオォオン
唯「い、いだいよぉおおおお」
梓「やっぱり澪先輩なんか置き去りにすればよかっだぁああああ」ウェーンビェーン
澪「なんだとっ!?」
ゴチン ゴチン ゴチンッッ
梓「あぎゃぁあああ」
428:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:48:10.11:YjFVl3co
ガラララ
紬「誰でもいいからバラバラにしたいわ」
唯「あっ、物騒なことを言いながらムギちゃんがやってきたよ~」
律「ム、ムギ、助けてくれwww」
紬「どうして鼻血出しながら笑ってるの?」
律「な、なんか殴られ過ぎておもしろくなってきたww」
澪「あぶないヤツだなぁ」
律「お前に言われたくないんだよ」
429:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:48:39.90:YjFVl3co
唯「もういいからムギちゃんも一緒にラーメン食べようよ」
紬「えっ、いいの?」
唯「もちろんだよー」
紬「じゃあこのドライバーはどうすればいいのかしら」
プップー キキキィィ ドゴォオオン
唯「あっ、ラーメン屋にトラックが突撃してきたよ!!」
紬「分かいドライバー!!」
ドガァアアアアアンン
こうしてムギちゃんの機転によりトラックは私達を撥ね殺す前に
バラバラになったので助かったよ。
ドラえもんのおかげだね!!
おわり
※ホームレスの人はちゃんと元に戻したよ!
443:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 23:38:33.27:bzD6hR.o
─20話─
447:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:23:11.04:oX0hRkco
澪「ゲホゲホ」
唯「どうしたの澪ちゃん、咳が出てるよ」
梓「死ぬんですか!?もうすぐ死ぬんですか!?」ソワソワ
律「なにを期待してるんだお前は」
澪「まったく、ゲホゲホ」
律「で、いつ死ぬの?」
澪「命を大事にしないヤツなんて大嫌いだ!死ねっ!」
紬「あなたは すごい人ね」
448:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:24:00.91:oX0hRkco
澪「唯のことを思ってアイスばっかり食べてたら風邪ひいちゃって」
唯「今さりげなく薄気味悪いことを言ったよね」
律「澪と電話してると、ハァハァとだんだん息使いが荒くなってきて
そのうちクチュクチュ聞こえるから気をつけろよ」
澪「してないよそんなこと!!」
紬「そんなことって どんなこと?」
澪「とにかく風邪をひいたんだ」
梓「きっと全裸でやってたんですね」
澪「やってないよ あんなこと!!ゲホゲホ!!」
紬「あんなことって どんなこと?」
梓「早く くたばればいいのに」
449:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:25:04.41:oX0hRkco
紬「残念だわ。今週末はみんなでウチの別荘で楽しい合宿を開こうと思ってたのに」
梓「じゃあ澪先輩はお留守番ですね」
澪「えっ、聞いていないよ?そんな話いつ決めたんだ」
紬「今」
唯「ときどきムギちゃんが怖い」
紬「私も唯ちゃんを見ているとときどきドキドキするわ」
唯「あっ、ときどきドキドキ!!」
紬「うふふ、ときどき♪」
唯「ドキドキ♪」
紬「ときどき♪」
唯「ドキドキ♪」
律「なんだこいつら」
450:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:27:08.32:oX0hRkco
澪「でも合宿だろ。ということは演奏の練習もするんだよな?」
唯「あっ、澪ちゃんがいないとベースの音が無くなるよ!!」
澪「よく気づいたな、えらいぞ~唯~」ナデナデ
唯「わぁい」キャッキャ
梓「大丈夫ですよ、私の知り合いにベースが弾けるモップがいますから」
唯「あずにゃんは魔法使いなの?」
梓「はい」
澪「テキトーな相槌打つんじゃないよ」
律「それじゃ絶対に澪を置いてけぼりにするしかないな」
澪「なんでだよ、私もみんなと合宿に行きたいよゲホゲホガハゲヘ」
律「今回はやめとけって」
「お前マジで顔が変だぞ、いや変なのは顔色か、もしくは頭おかしいんだよ」
澪「くそっ梓め」
梓「なんで私ばかり憎むのですか。あっ、かわいいからですね」
澪「うぎぎ」
451:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:28:29.43:oX0hRkco
─パチンコ屋─
チーン ジャラジャラ
とみおばあちゃん「クソッ!!クソがッ!!マリンちゃん死ねッ」ガンッ ガンッ
澪「ドラえも~ん」
ドラ「やぁ澪ちゃん、調子はどうだい?玉 出てる?」
澪「いや、私はパチンコを打ちにきたワケじゃないんだけど……」
「ドラえもん、いっぱい玉を積み上げてるけど、コレって儲けてるの?」
ドラ「ボク、北斗の拳と相性がいいみたい」
澪「知らないよ」
「それより梓をバラバラにしたいんだけど何かいい道具ない?」
ドラ「キミたちはすぐ梓ちゃんをバラバラにしたがるんだね」
452:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:29:42.24:oX0hRkco
ドラ「今日は確実に7万円以上は勝てそうで気持ちいいから
快く道具を出してあげるよ」ゴソゴソ
澪「ありがとう!!」
テケテテン
ドラ「分かいドラ…あれ?」
「無いなぁ」
澪「テケテテンって言ったのに無いの?」
ドラ「あっ、そういえばムギちゃんに返してもらってないなぁ」
「借りた物を返さないなんて、お嬢様のくせに根性は盗っ人のように汚れているよね」
澪「そんな!!じゃあ梓をバラバラに出来ないじゃないか!!」
ドラ「必死だね」
453:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:30:23.57:oX0hRkco
澪「梓をバラバラに出来た暁には、ドラえもんをまた
私の部屋に住まわせてあげようと思ったのに」
ドラ「ホント?」
「いくらギャンブルで勝っても
ホテルや健康ランド暮らしじゃお金がもたないからね」
澪「でも、その分かいドラなんとかは無いんだろ?」
ドラ「あるよ」
澪「えっ、でも無いって」
ドラ「ボクが分かいドラえもんだ」
澪「そうだったのか」
ドラ「よーし、ボクの力で梓ちゃんをバラバラにするぞー!!」
澪「両手にもってるノコギリは未来の道具なの?」
ドラ「公園で拾ったんだ」
454:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:32:05.90:oX0hRkco
─山の中の合宿所─
ジャンジャン♪ジャカジャカ♪
唯「エム・ユー・エス・イー・エル・イー・マッスル!!」
律「M・U・S・C・L・E!! muscle!」
紬「スリー!!トゥー!!ワン!! ファイアアアアアアアアアアア!!!」
純「なんなの この歌」
梓「炎のキン肉マンだよ」
純「ふわふわタイムとか練習してきたのになぁ」
梓「言っておくけど澪先輩がいなかったら、この人たちアニメタルざんまいだからね」
純「私の週末を返せ」
455:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:32:48.89:oX0hRkco
純「やっぱり私が澪先輩じゃないから
真面目に練習する気にならないんだ…」
律「おい、純ちゃんがなんか落ち込んでるぞ」
紬「そんなつもりは無かったのだけれど」
唯「大丈夫だよ純ちゃん、はい ドーナッツ!!」
純「え、いいんですか?」パァ~ッ
紬「ふふ、純ちゃんはなんだか可愛いわね」ナデナデ
唯「まるで孫ができたみたいだよ~」ナデナデ
純「あっ、えへへ。なんか照れるなぁ」
456:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:33:40.63:oX0hRkco
梓「先輩!!先輩!!私もナデナデしてください!!」
紬「この鬼嫁、私を置いてラーメン食べに行ったのよ」
唯「私なんてこの間、ギー太をヨダレでベトベトにされたんだから」
梓「そんなことしてませんよ!!あれはヨダレじゃなくて別の体液です!!」
律「梓を全裸で外に放り出そうぜー!!」
唯「やろうやろう!!」
梓「わぁああぁあああ」
紬「ほら、純ちゃんも服を剥ぎとって」
純「で、でも梓が……あ、嬉しそうな顔をしてる?」
梓「やめてくださいよー、服を脱がさないでくださいよー」ヘヘエヘヘ
紬「彼女はもう手遅れなのよ」
457:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:34:28.36:oX0hRkco
─山の中の合宿所の外─
ピュウウ~~~~~(さむそうな風)
梓「あれっ、寒い」
「まさか本当に全裸で外に放り出されるなんて」
「どうしよう……人は誰もいないし気持ちいいなぁ」
ガサゴソ
梓「ん?茂みがガサゴソと音を立てている」
「まさか、熊……!?」
ザッ
熊「グルルルル」
梓「熊に見せかけた澪先輩というベタなオチかと思わせておいて
本当に熊だった」
458:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:35:54.15:oX0hRkco
熊「ウォフ」ザッ ザッ
梓「ヤバイ近づいてくる、熊に噛まれたら気持ち良さそうだけど
死んだらまたレベル1からやり直しなのは面倒だなぁ(人生を)」
熊「ウォオオ!!」のっし のっし
梓「開けてください!!中に入れてください!!」
「熊に襲われそうなんです!!」
ドンドンドン!
唯『誰?』
梓「あずにゃんですよ!!先輩の後輩のあずにゃんですよ!!」
唯『ほんとに私の後輩の先輩のあずにゃん?』
梓「ほんとにあずにゃんですよ、先輩じゃないですけど」
唯『それじゃあ、私の質問に答えてみてよ』
『結婚して25年目は銀婚式、50年目は金婚式、それじゃあ、80年目は?』
梓「お葬式」
唯『やっぱり、あずにゃんだ!』
梓「じゃあ開けてください!!」
唯『開けないよ~♪』
梓「開けろ!!」ドンドンッ
熊「フゥフゥ」
459:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:37:47.82:oX0hRkco
ガサガサッ
ドラ「あれっ、梓ちゃんをバラバラにしようと思ったら いい所に来たなぁ」
澪「いい所ってなんだい」
「あっ、熊!!」
熊「がるる」ハッ ハッ
梓「み、澪先輩、助けてください!!」
澪「あ?」
梓「澪さま!!かわいいかっこいい!!シビれる! あこがれるゥ! 」
澪「ふふん、仕方が無いなぁ」
「ドラえもん、まずは熊をバラバラにするんだ」
ドラ「えっ、死ぬぜ? おもにボクが」
澪「分かいドラえもんは、なんでもバラバラに分解しちゃう
危険な 分かいドラえもんじゃなかったのか」
ドラ「ボクはバッタとかアマガエルとか弱いものしか分解しない主義なんだ」
澪「最低だな」
ドラ「へへ…」
460:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:38:17.65:oX0hRkco
律「おい!!澪たちが熊に襲われているぞ!!」
純「あわわ!!」
紬「大変!!」
「録画しなきゃ」
律「そうだな」
461:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:38:43.71:oX0hRkco
唯『あずにゃんあずにゃん!!』
梓「あっ、唯先輩!!中に入れてくれるんですか!?」
唯『ばーか』
梓「お前みたいなバカに付き合ってるヒマは無いんだよ!!」
462:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:39:35.23:oX0hRkco
熊「ぐるるるるr」
ドラ「さすがにノコギリだけで生きた熊を分解するのは難しいなぁ」
澪「分解にこだわらなければ勝てるんじゃないのか」
「ショックガンとか空気砲とか無いの?」
ドラ「全部、ヤクザに売ったよ」
梓「ヤクザ界のテクノロジーが大変なことに」
ドラ「そうだ、アレがあった」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「桃太郎印のきびだんご~」
唯「うまい」ムシャムシャ
梓「なに全部食べてんだコイツ」
463:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:40:58.44:oX0hRkco
唯「あっ、本当に熊がいる」
熊「がるる」
梓「だからさっきから言ってたじゃないですか」
唯「わぁ、怖い!!中に入ろうっと!!」
ガチャガチャ
澪「おい、開かないぞ」
唯「わぁん、りっちゃん開けてよ~!!」
ドンドン!!
律『誰だぁ~?』
唯「私だよ~。りっちゃんの唯ちゃんだよ~」
律『ほんとにりっちゃんの唯ちゃんか?』
唯「ほんとに唯ちゃんだよ~」
律『それじゃあ、アタシの質問に答えてみろ』
『君がここにいます。さて誰が何人ここにいるでしょうか?』
唯「えぁっ?私は誰だっけ」
律『ぁえっ?アタシこそ誰だっけ?』
梓「いいから開けろボケども」
464:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:42:07.24:oX0hRkco
熊「がるるるる」
澪「この熊、いつまで唸ってんだ」
「ちょっと気の毒になってきた」
ドラ「じゃあ、そろそろ本気のヤツで行くよ」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「正義ロープ~」
ドラ「このロープは悪いヤツを見つけて自動的に縛り上げるサイボーグロープなんだ」
梓「本当に本気のヤツですね!!」
唯「よし、いっけ~!!」
シュルシュル
465:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:43:42.65:oX0hRkco
梓「わぁああ!?このロープ、私を縛りあげちゃいましたよ!?」
唯「でも、感じてるんでしょ?」
梓「はい」
ドラ「どうやら、この場で一番、邪悪な梓ちゃんにロープが反応しちゃったみたいだね」
唯「全裸だもんね」
梓「お前らが剥いたんだろうが!!」
澪「でも感じてるんだろ?」
梓「はい」
シュルシュル
澪「とか言いながら私も縛りあげられているんだが」ギュウ
唯「わあぁ~、私もドラえもんも縛りあげられちゃった」ギュウ
律「何故か外に出てきたアタシもいるぜ!!」ギュウ
紬「私も~」ギュウ
梓「よかった。私達、全員、邪悪だったんですね」
466:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:48:22.76:oX0hRkco
熊「クマ~」ギュウ
唯「あっ、最後にはクマさんも縛りあげられちゃった」
「これでみんな、仲良しだね!!」
ドラ「でも、この道具は罪が重ければ重いほど、縛られる時間が長くなるんだ」
「たぶん、縛られるのが一番遅かった熊が、一番解放されるのも早い」
律「じゃあ、アタシら、身動きできないウチに食われちゃうじゃん!!」
紬「さすがの熊もこれだけの人数を一瞬で食べることはできないだろうから
誰か一人が犠牲になるのね♪」
澪「なんでそんな嬉しそうなんだ」
紬「命は もっと・・・粗末に扱うべきなのよっ・・・!!」
「命は・・・ 生命は・・・丁寧に扱いすぎると澱み腐る・・・!!」ざわ・・・ ざわ・・・
唯「たすけて~」
紬「最近の連中はみんな もう やりすぎ・・・自分を大事にしすぎなのよ・・・」ざわ・・・ ざわ・・・
梓「じゃあお前が喰われろよ!!」
467:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:50:51.58:oX0hRkco
純「わぁッ!!みんな、縛られちゃったの!?」
唯「あっ、純ちゃんは無事だ」
澪「人畜無害というか存在感そのものが薄いというか」
ドラ「正義ロープにもスルーされたんだね」
紬「きっと純ちゃんのことを書いた超人予言書は灰になる寸前なのよ」
梓「モップに善悪は無いんだなぁ」
純「なんだかヒドイこと言われている気がするけど、今、助けてあげるね」
ギュウウウウ
純「だめだ、このロープ、固くてほどけない」
ドラ「正義ロープが入っていた瓶の底にあるロープ呼び戻しボタンを押すんだ!!」
「そうすればロープは種の状態に戻る」
純「瓶の底のボタンって……食べるラー油の空きビンしか転がってないけど…」
ドラ「あっ」
澪「また売っちゃったのか」
ドラ「また売っちゃいました」
468:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:53:35.56:oX0hRkco
熊「グルルウr」モゾモゾ
梓「あっ、熊のロープが ほどけかけています!!」
紬「こうなったら純ちゃん、そこに転がっているノコギリで
熊の首を切り落として!!」
純「えぇえええぇぇぇ!?」
熊「ク、クマ~!?」
ドラ「熊が身動きできない今しかないよ!!」
唯「熊を始末しないと私が殺されちゃうよ~」
律「殺れえええッ!!熊の野郎を殺るんだああああぁッ!!」
澪「こ・ろ・せ!!こ・ろ・せ!!」
梓「こ・ろ・せ!!こ・ろ・せ!!」
唯「こ・ろ・せ!!こ・ろ・せ!!」
純「えぇえええ?!」
熊「クマ……」
澪「大丈夫!!死んだ熊はあとでドラゴンボールで生き返る!!」
純「う、ぅぅ、ごめんね」
熊「ぁぐ」
469:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:54:13.16:oX0hRkco
ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ
ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷち
ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ
ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷゴリゴリ、ゴリッゴリッ
熊「ヒュッ…」
ギコギコギコギコぎこぎこギコギコぎこギコ
ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷち
ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ
ゴトッ
純「うあわぁああああぁああぁっぁぁぁぁ」
梓「熊肉はみんなで おいしくいただきました」
20話 完
471:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 02:07:19.90:Ufj45.AO
─空き地─
唯「右手見つかった?」
澪「うわあああああもう帰るうううううう!!」
ドラ「ショックガン」ズバ
澪「ギャ!!」パタン
ドラ「騒ぎになるとまずい」
唯「そうだね、ごめんね澪ちゃん」
ドラ「いったん澪ちゃんを土管に隠しておこう」
「唯ちゃん、足をもって」
唯「うぅ…重たいなぁ…」
ドラ「大体 集まったかなぁ。ジャイアン」
唯「あと何が足りないの?」
ドラ「ろっ骨が一本と脾臓が無いね」
唯「ひぞう?」
ドラ「古くなった赤血球を破壊してくれる臓器なんだよ」
唯「え~、破壊しちゃうの?なんか怖いなぁ…」
「いらないんじゃない?見つからないし」
ドラ「大事なものなんだよ?」
「脾臓を摘出した人がマラリアにかかると命にかかわるんだ」
唯「そっかぁマラリャだもんねぇ…」ブニ
「わっ、なんか気持ち悪いモノふんだ!!うんち!?」
ドラ「あっ、それが脾臓だよ」
唯「これで直せるね」
ドラ「ろっ骨が足りないけど、まぁいいか」
「復元光線」パー
ジャイアン「……ん?」
「オレ、なにしてたんだっけ」
唯「わぁ、よかった!!元通りだよ!!」
「ジャイアンよかったねぇ!!」スリスリ
ジャイアン「わっ、なんだよコイツ!!」
「気安く抱きつくな!!」ドンッ
唯「わぁあ~」コテン
「や、やったなぁ~!!」
「タケコプター!!」ブルルルrィン
ブシャアアアアブバババッバババババb
澪「う~ん……ハッ」
「わっ!?暗くて狭いよぉ!?」
「わぁぁぁああああ!?」ジタバタ
澪「…ん?あぁ、なんだ。ここ土缶の中じゃないか」
「唯たちのしわざだな…くそ、狭くて出にくいなぁ」ガサゴソ
コツッ
澪「あれ?何だろう何かカタイものが指にあたったぞ」
「細長いけど、この感触は木の枝とかじゃないよなぁ…」モゾモゾ
「まぁいいや。ふぅ、やっと出られたぞ」
唯「左手見つかった?」
ドラ「こっちにあったよ」
唯「あっ、澪ちゃんだ!!」
「またやっちゃったから手伝ってくれる?」
澪「ひいいいいぃい赤いいぃぃいいぃぃぃ!?」
ドラ「ショックガン」ズバ
澪「ギャ!!」パタン
唯「騒ぎになるとまずいって言ったのにね」
ドラ「バカだなぁ。本当にバカだなぁ」
唯「あれっ、澪ちゃんが持っているのって…」
ドラ「あっ、ろっ骨」
「さっき見つからなかったヤツかな」
唯「わぁ、よかった~!!これで今度は完全に治るね!!」
「結果オーライだね!!」
ドラ「調子いいなぁ」
唯「えへへ~」
ドラ「じゃあ復元光線で直すけど
もう人に回転させたタケコプターを投げつけちゃダメだよ?」
唯「は~い」
スネ夫「わぁぁぁっぁぁぁぁあああ!!!!」
唯「あっ、スネ夫くん」
スネ夫「あ…空き地が血まみれ…!!!」
ドラ「ショックガン」ズバ
スネ夫「」シュゥゥゥ…
ドラ「あれ?スネ夫くんがなくなった」
唯「それ、ショックガンと違うよ?」
ドラ「あっ、鉄筋コンクリートのビルを
一瞬で煙に変えるほどの威力を持つ
熱線銃だった」
唯「わぁああダメだよ~」
ドラ「大丈夫、死体が見つからないなら
警察は動かないよ」
第1話 おわり
─第2話─
紬「夏休みはフィンランドに行くの~」
唯「わぁ、いいな!!連れてって!!」
紬「えっ、ごめんね唯ちゃん」
「これは家族旅行だから唯ちゃんは連れて行けないの…」
唯「そ、そんなぁ~」
澪「わがまま言っちゃダメだぞ唯」
律「ムギが困ってるだろ」
唯「ぶ~」
唯「ドラちゃん、私もフィンランドに行きたいよ~」
ドラ「なんだい、やぶからぼうに」
唯「ムギちゃんたら、家族でフィンランドに行くのに
私を連れていってくれないんだ…」
ドラ「そりゃそうだろうね」
唯「えっ、そうかな」
ドラ「そうだよ」
「むしろ何故キミが人ん家の家族旅行に
連れていってもらえると思ったのかを知りたいよ」
唯「あっ…そういえばそうだなぁ」
唯「よく考えると恥ずかしいカン違いだったよー」
ドラ「21世紀のカン違いはレベルが違うなぁ」
唯「それはそうとハワイに行く道具出して~」
ドラ「フィンランドじゃなかったの?」
唯「よく考えたらフィンランドなんか大して興味がなかった」
ドラ「そうだね。名前がフィンファンネルと似てるだけだもんね」
「じゃあ、どこでもドアを出してもいいんだけど…」
唯「いいんだけど?」
ドラ「なんだかドラ焼きが食べたくなったなぁ」
唯「? 買ってくれば?」
ドラ「唯ちゃんは駆け引きというモノを知らないんだね」
ドラ「ドラ焼きを買いたいけれど お金がないんだ」
唯「ドラえもんの道具でお金を作れないの?」
ドラ「あまり好き勝手に動くと
タイムパトロールが 黙っちゃいない」
唯「そっかぁ」
ドラ「唯ちゃんは おこづかい持ってないの?」
唯「持ってるよ!」
ドラ「じゃあ…」
唯「?」
ドラ「ドラ焼きを買ってほしいって言いづらいなぁ」
「あっ、言っちゃった」
唯「あっ、ドラ焼きを買ってほしかったんだね!!」
ドラ「よかった、伝わった」
ドラ「むしゃむしゃむしゃ」
唯「おいしそうだねぇ」
ドラ「脳がとろけるようだよ」
唯「あはは、ドラちゃんって脳みそ空っぽなのに~」
ドラ「ロボットだから脳はないけど
心に痛みを感じる機能はあるんだよ」
唯「ごめんね…」
ドラ「じゃあ、お腹もいっぱいになったし
ハワイに行こうか」
唯「やったー!!ハワイハワイ~♪」
テケテテン♪
ドラ「どこでもドア~」
「さぁ唯ちゃん、ドアを開けば憧れのハワイだよ」
唯「よぉーし、れっつごー!!」
ガチャ
ドッボオォォオォォン
唯「わぁ!?海!?海の真ん中!?」
バチャバチャ
唯「あっぷあっぷ」ガバゴボ
ドラ「ちょっと場所がズレちゃったみたいだなぁ」
「唯ちゃん、いったん戻って。そのままだと溺れちゃうよ」
唯「で、でも…ガバゲボ、ドアの位置が高くて手が届かないよぉぉ」
「ドラちゃん、助けて~」ゴボゴボ
ドラ「なんだかドラ焼きが食べたくなったなぁ」
唯「? 買ってくれば?」バシャバチャ
ドラ「唯ちゃんは学習しないんだね」
唯「あっ、買ってくるよ!!だって私おこづかい持ってるから!!」バチャバチャ
ドラ「よくできました」
第2話 完
─第3話─
梓「唯先輩、そこっ!」
唯「えっ、敵が見えたの?」
「あずにゃんニュータイプだったんだ!!」
梓「なに言ってんですか。今のはギターの間違いを指摘したんです」
唯「なんだ、そうなんだ~」ホッ
梓「なにホッとしてるんですか」
「新歓ライブも近いんだから、ちゃんと練習しておいてください!!」
唯「うぅ…ごめんね…」グスッ
─平沢邸─
唯「ドラちゃ~ん、練習しないでもギターが上手になる道具出して~」
ドラ「唯ちゃんはそうやって、すぐラクして解決しようとする」
唯「私だって一生懸命やってるよ~…」
「でも横で あずにゃんが怖い目で見張ってるかと思うと
頭が真っ白になっちゃって…」
ドラ「ははぁ、唯ちゃんはプレッシャーに弱いんだね。それなら…」ゴソゴソ
テケテテン♪
ドラ「どくさいスイッチ~」
唯「なぁに、それ?」
ドラ「じゃまな者は消してしまえ」
「すみごこちのいい世界にしようじゃないか」
唯「ドラえもんはそうやって、すぐラクして解決をしようとする」
唯「苦手だからってなんでも消してちゃ
いつまでも立派な大人になれないよ!!」
ドラ「えらい!!そこによく気がついたね」
唯「だからギターが上手くなる道具出して~」
ドラ「唯ちゃんはそうやって、すぐラクして解決しようとする」
唯「なんだかデジャブを感じるね」
ドラ「そうだね」
唯「なにか時間を操作する道具を使ったんでしょ」
ドラ「使ってないよ」
ドラ「ようは思いこみだよ」
「練習に対しても梓ちゃんに対しても
苦手意識をなくしちゃえばいいんだ」ゴソゴソ
テケテテン♪
ドラ「オモイコミン~」
唯「えっ」
ドラ「これを一粒飲んで
『梓ちゃんなんか怖くない、梓ちゃんは子猫』と思いこめば
本当に子猫のように見えるんだ」
唯「で、でも…ドラちゃんがポケットから出したのは
ネズミの死体だよね…」フルフル
ドラ「あっ、間違えた」サッ
唯「間違えるにしたって
なんでそんなもの出てきたの?」
ドラ「ボクは殺したネズミを次々と
四次元ポケットに放り込むクセがあるんだ」
唯「わあああ!!怖いよおお!!」ウヒャー
ドラ「はい、これが本物のオモイコミン」ホレ
唯「手!!さっき、その手でネズミの死体をさわってたよ!!」
ドラ「それがどうした? ぼくドラえ~も~ん」
「奇妙奇天烈摩訶不思議奇想天外四捨五入出前迅速落書無用」
唯「ドラちゃんが狂ったよ!!」
「でも、これに比べればあずにゃんなんて怖くないかも!!」ワーッ
憂「よかったね お姉ちゃん!!」
第3話 完
─第4話─
憂「お姉ちゃん、この前のテストどうだった?」
唯「テストなんかないよ。 なかったよ」
憂「中間テストがなかったってことはないよね」
唯「そんなことわからないよ」
憂「お姉ちゃん」
唯「本当になかったんだよー!!」
「ウソだったら私、この家から出ていくよ!!」
唯「というワケで、家から出ていくかどうかの瀬戸際になっちゃった」
ドラ「なぜそんなことになっちゃったの?」
唯「だって私は ばか だから…」グスッ
ドラ「おぉよしよし」ナデナデ
唯「うぅ、分かってくれるのはドラちゃんだけだよ~」ウェ~ン
ドラ「ごめん、何も分からないよ」
ドラ「つまり憂ちゃんにテストを見せたくなくて
ウソをついたと」
唯「私が0点とった愚かな姉だと知るやいなや
きっと憂は侮蔑の眼差しを向けてくることは必至だよ~」
ドラ「危険があぶないね」
「というか0点とっちゃったの?」
唯「ハンパなことがキライだからね」
ドラ「終わりだね」
唯「追試があるから、それでいい点とって
それを中間テストだったって事にして
それを憂に見せようと思うんだ、それそれ」
ドラ「一つの文章に『それ』が多いなぁ」
「既に国語は絶望的だね」
唯「でも国語が0点でも、他の4教科で100点とれば
平均点90点はいくよ!!」
ドラ「数学も絶望的だね」
「しかも国語で0点とっちゃうくらい日本語不自由な子が
他の教科で100点とれるのかしら」
唯「いいから追試で100点満点とれる道具を出してください」
「お願いします」
ドラ「ぼく なんだかドラ焼きが食べたくなっちゃったなぁ」
唯「ところで 最近、私のパンツが3枚なくなったんだけど…」
ドラ「災難だね」
唯「そしてドラちゃんは最近、よくドラ焼きを食べていたよね」
ドラ「きっと臨時収入があったんじゃないかな」
唯「ムギちゃんに監視カメラを借りて部屋にセットしておいたんだけど
今から2人で見ようか」
ドラ「ぼく なんだか ただで唯ちゃんの手助けをしたくなってきちゃったなぁ」
唯「次はないからね」
ドラ「うん」
テケテテン
ドラ「アンキパン~」
「これを使えば どんな問題もスラスラ頭に入っていくんだよ」
唯「でも それってどう見ても注射器だよね」
ドラ「この時代では 覚せい剤というらしいね」
唯「未来のひみつ道具じゃないじゃん!!」
ドラ「ごめん……実はアンキパンはドラ焼きを買うために
売っちゃったんだ」
唯「売るなら覚せい剤を売ったらよかったのに」
ドラ「クスリを売るのは犯罪だよ」
唯「あっ、そっか。ごめんね変なこと言って」
ドラ「しょうがないなぁ唯ちゃんは」
唯「コンピューターペンシルってなかったっけ」
「勝手に問題を解いてくれる便利なエンピツが」
ドラ「あれは総理大臣に貸してるから今は手元にないね」
唯「えっ、総理大臣に?」
ドラ「日本が抱えている問題をスラスラと解き続けているってことさ」
唯「でもあんまり日本という国はよくない状態らしいよ?」
ドラ「コンピューターペンシルにも解けない問題はあるんだよ」
唯「そっかぁ」
ドラ「ようするにテストで0点とるより
憂ちゃんに怒られることが問題なんだよね」
唯「うん、この国の将来があぶないんじゃ
私の将来を憂いても仕方ないからね」
ドラ「よーし、それじゃ…」モゾモゾ
テケテテン
ドラ「ヘソリンスタンド~」
唯「なぁに それ?」
ドラ「このヘソリンガスをおヘソから注入すると
辛いことや痛みを感じなくなるんだ」
唯「それなら憂に叱られてもへっちゃらだね!!」
ドラ「トラックにはねられても幸福感に浸ることができるんだよ」
「体はボロボロになっていくんだけど」
唯「なんか結局、麻薬みたいだよ」
第4話 完
シュールww
39:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/01(金) 21:29:13.25:NUbtlVco─第5話─
唯「明日、マラソン大会があります!!」
ドラ「がんばってね」
唯「そんなワケあるか!!」ウギー!!
ドラ「なにか怒らせるようなこと言ったかなぁ」
唯「42キロも走ってられないよ!!」
「死ぬぜ!?いいの!?」フンス -3
ドラ「落ち着いて、ほらアイスだよ」
唯「わぁい~、あまいの好き~♪」
ぺろぺろぺろぺろぺろぺろ
唯「あ~おいしかった!」
ドラ「よかったねぇ」
唯「ふんふ~ん♪」
ドラ「話をそらしておいてなんだけど
キミの将来が心配になってきたよ」
唯「ああっマラソン!!」
「アイスなんかでダマされるもんか!!」
ドラ「すごい忘れてたよね」
唯「ドラえも~ん;;」ビェ~ン
ドラ「わかったわかった」
「ようするに走っても疲れない道具とか出せばいいかな」
唯「私が苦痛を感じることなくマラソン大会を終えることができれば
なんでもいいよ~」
ドラ「ようし、それじゃ…」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「ヘソリンスタンド~」
「このヘソリンガスをおヘソから注入すると
辛いことや痛みを感じなくなるんだ」
唯「またか」
ドラ「そうはいうけどね、そんなに都合のいい道具はないんだよ」
唯「え~、なんか速く走れる道具とか いっぱいありそうだけど」
ドラ「例えばチーター並のスピードで走れるチーターローションがあるけど…」
唯「それそれ!!そういうの!!」
ドラ「実際、唯ちゃんがチーター並のスピードで走ってたら
みんなどう思う?」
唯「……唯ちゃん、がんばってるなぁって」
ドラ「思わないよ!!キミのまわりにはトンマしかいないの!?」
「チーターのトップスピードは時速100キロなんだから大騒ぎになっちゃうよ!!」
唯「それってボルトより速いの?」 ※タイムパトロールに捕まる
ドラ「すごく速いよ!!」
唯「そっかぁ」
唯「仕方ないや」
「そのヘソリンガスっていうのを使ってみるね」
ドラ「じゃあ、おヘソ出して」
唯「はい」メクリ…
プシュ
ドラ「…どう?気分は」
唯「ん~、わかんない」
ドラ「試しに唯ちゃんのお腹をパンチするよ」
唯「え~、おそろしい事を言うロボットだね」
ボスッ
唯「ぐぇあっ」
ドラ「…どう?気分は」
唯「ぅ……あれ?なんか気持ちE~!!」
ドラ「ボクも興奮してきたよ」
「女の子を殴るのがこんなに快感だったなんて」
ボカボカッ
憂「なんだろうこの音、お姉ちゃんの部屋からなんか聞こえる」
ガチャ
憂「お姉ちゃん、ドラちゃん、なにやってるの~?」
ドラ「フヒ~ヒヒヒヒwwww」ボカドスッ
唯「すっげえ痛いけど!!面白いから、イイィィッ!!!!」ヒッヒヒwwww
憂「わあああ!?何やってるの!?」
「ドラちゃん、お姉ちゃんを叩かないで!!」
ドラ「ハァハァ、か、カン違いしないでよね!?」
「これは唯ちゃんに頼まれたからやってるだけなんだからね!?」
憂「そんなツンデレ風に言われても…」
唯「う、うぃいいいぃぃwwww、憂も蹴ってええぇぇええwwww」
憂「狂ってるお姉ちゃんかわいいぃぃ!!」バギィィィッ
唯「あひぁ!?私の足がっwwwwww!?」
ドラ「すげぇえwwwwwwローキック一発で折ったwwww」
─マラソン大会当日─
澪「唯は?」
律「足が折れたから休むらしい」
第5話 完
これ良いなあwwww
51:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 02:38:19.16:Wdnj6USOやばいこれ面白い
54:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:06:06.26:86zUia2o─第6話─
※まねきねこダック調
梓「唯先輩と♪あずにゃんが♪」
「力を合わせて♪みんなの幸せを~♪」
唯「その結果、澪ちゃんのベースがバラバラになりました」
梓「ごめんねこダック」
澪「みんなの幸せは どこに消えたんだ」
梓「いや、ヒマだから澪先輩のベースで
ジグソーパズルしようぜって話になって……」
澪「その発想がまずおかしい」
唯「でもパズルって頭の体操になるんだよ!」
澪「狂った頭を体操させてもエンジン全開で暴走するだけだった」
─平沢邸─
唯「そういうワケで澪ちゃんがスチームみたいにカンカンなんだ」
梓「なんか ほとぼりを冷ます道具を出してください」
ドラ「キミたち、まったく反省してないよね」
梓「いいから出せよロボット」
ドラ「ショックガン」ズバ
梓「ギャア!!痛い!!痛い!!」ゴロゴロ
ドラ「きけんがあぶない」
梓「危ないのはお前だよ!?耳無し糞ダヌキ!!」
ドラ「ショックガ
唯「待って!!それ ショックガンじゃないヤツだよ!!」
ドラ「バラバラになったベースはどこにあるの?」
「タイムふろしきで簡単に直せるけど」
梓「燃やしたのち、念のため灰は海に捨てました」
ドラ「澪ちゃんのベースは吸血鬼かなにかなの?」
唯「バレないように証拠隠滅しようとしたんだよ」
梓「中途半端はキライですからね」フフン
ドラ「シャックガン」ズバ
梓「ギャア!!痛い!!熱い!!」ゴロゴロ
ドラ「顔が気に入らなかった」
唯「怖いロボットだなぁ」
ドラ「澪ちゃんはなんて言ってるの?」
梓「よく分からないけど弁償しろと言っているんですよ」
ドラ「ぼくはキミの思考回路の方がよく分からないよ」
唯「澪ちゃんのベースも お高いものだから
弁償したら こづかいなしの高校生活になっちゃうよ~」
ドラ「人として このクズ2人に弁償させるべきだと思うけど
それを待っていたら澪ちゃんは
いつまで経ってもベースが弾けなくて気の毒だなぁ」
テケテテン
ドラ「とりよせバッグ~」
唯「有名なヤツだね」
ドラ「え~っと、澪ちゃんのベースと同じヤツは…」ゴソゴソ
ニュウッ
ドラ「これかな?」ジャジャーン
唯「あっ、澪ちゃんが持ってたのとおんなじベースだ~!!」
梓「このベースってどういう仕組みで出てくるんですか?」
ドラ「どっかの楽器屋から盗んだのさ」
梓「泥棒だ!!どろぼうロボット!!」ワー
唯「上から読んでも下から読んでも
どろぼうろぼっとだね!!」
ドラ「下から読んだら『とっぼろうぼろど』だよ」ズババ
梓「ギャア!!痛い!!気持ちいい!!」ゴロゴロ
唯「あずにゃんが ついに何かに目覚めちゃった」
梓「でもコレ、右利き用ですよ」
ドラ「それがどうした」
唯「澪ちゃんは左利きなんだよ~」
ドラ「ふふ、あんぽんたんだなぁ」
「こうやってフエルミラーにうつせば…」カカッ
唯「あっ、左右あべこべのベースが鏡の中から出てきたよー!!」
梓「レフティ仕様ですね、たぶん」
ドラ「そして右利き用のギターは元の店に戻しておくってワケさ」
唯「なるほど~」
ドラ「謝ってよ」
梓「ん?」
ドラ「ぼくのこと、泥棒ロボット呼ばわりしたことを謝ってよ」
唯「めんどうくさいロボットだね」
梓「お前が『楽器屋から盗んだ』って言ったんだろ この機械が」
ドラ「俺達は機械じゃねぇ!!」
「100度の熱湯~」バシャッ
梓「ギャア!!熱い!!それ 未来の道具じゃないし!!」ジタバタゴロゴロ
唯「でもあずにゃん 気持ちよかったんでしょ?」
梓「はい」
唯「とりあえず澪ちゃんにベースは返したので一件落着です」
「あずにゃんは今回の件で何かに目覚めたようです」
「私も実は 悶えるあずにゃんを見て何かに目覚めそうになりました」
「みんなが幸せです」
「よかった~」
第6話 完
なにもいえねぇ・・・
64:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 10:42:15.34:vGLc2mg0色々ひどいな
いや、いい意味で
66:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 11:18:54.90:cGuhYVgoいや、いい意味で
おおむね原作どおりだな
75:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/02(土) 18:15:40.37:86zUia2o─第7話─
律「夏だ!!暑いぜ!!クーラーつけようぜー!!」ヒャッhaー
ピッ ピッ
ゴオオオオォォ
唯「やめて……クーラー苦手…」クラクラ
澪「しかし唯、こう暑くちゃ演奏に身が入らないんだ」
「練習の間だけガマンしてくれないか?」
唯「え~、私だけガマンするなんて不公平だよぉ」
「みんなが心頭滅却すればいいじゃん~」
律「さぁ練習だあー!!」ドンドコドン♪
唯「わあああありっちゃんが無視したあああ!!」
梓「だまれ」
─平沢邸─
唯「りっちゃんの精神をズタズタに引き裂く道具ないかなぁ」
「今年1年間、二度と笑えなくなるくらい…」
ドラ「やりすぎだよ」
唯「そうかなぁ」
「私が受けた精神的ショックは相当なものだよ?」
ドラ「それよりクーラーが苦手なのを克服したらいいじゃない」
「このままじゃ彼氏が出来ても夏場にセックスできないよ」
唯「最低だこのロボット」カァッ
ドラ「でも汗まみれで ただれたセックスをする唯ちゃんもいいのかなぁ」
唯「このウチから出てけ!!」
ドラ「けっ、わかったよ」
「それじゃ…」モゾモゾ
テケテテン♪
ドラ「テキオー灯~」
ピカッ
唯「わっ、なにそれ」
ドラ「この光を浴びればどんな環境でも適応できるんだ」
「これで唯ちゃんは暑いのも寒いのも平気になったんだよ」
唯「えっ、りっちゃんへの復讐の道具じゃなかったの?」
ドラ「女の子は怖いなぁ」
ドラ「じゃあ りっちゃんへの仕返しコース、松竹梅どれがいい?」
唯「松と梅って どっちがカッコイイんだっけ」
ドラ「じゃあ松から説明するね」
唯「ドラえもんも私の話を聞いてくれない」
ドラ「りっちゃんに仕返し松コースは
運動神経コントローラーであやつった狂犬病の犬に
りっちゃんをレイプさせるんだ。着床はしないけど犬の精子でも
受精はするからね」
「りっちゃんに将来、愛する子供が生まれても
かつて狂犬病の犬の精子で受精した子宮から生まれた子供になるんだよ」
唯「やりすぎだよ」
ドラ「えっ」
唯「じゃあ、りっちゃん仕返し梅コースは?」
ドラ「えーっと…」
「ボクが孫の手を使ってスカートめくりをしてくるよ」
唯「えぇ~、それはぬる過ぎないかなぁ」
ドラ「松がやりすぎって言われたから
急きょ調整してみたんだけど」
唯「ギャラリーの反応を気にしすぎるのはよくないと思うなぁ」
ドラ「肝に銘じておくよ」
唯「じゃあ、りっちゃん仕返し竹コースは?」
ドラ「う~ん、もう田井中家に火を放ってくるよ」
唯「やりすぎだよ」
ドラ「えぇっ、加減が難しいなぁ」
唯「そもそも もう22世紀の道具と関係ないじゃん」
「なんなの?ドラえもんは怨み屋本舗なの?」
ドラ「ボクは怨み屋みたいに綿密な計画を立てなくても
透明マントをかぶってガソリンまいて火をつけるだけだから
もっとスマートだよ」
唯「雑だなぁ。ドラえもんって未来から来たのに逆に雑だよね」
ドラ「くそっ」
ドラ「じゃあ1年間、笑えなくなるくらい精神的ダメージを与えつつ
それでいて やり過ぎじゃないラインってどこなのさ」
唯「オバケの格好して バアァ~ッ!!って驚かしたらどうかな!?」ワクワク
ドラ「キミは幼稚園児なの?」
唯「なんで!?だってオバケだよ!?」フンス -3
「私だったら、それで1年間はトラウマを負っちゃう事は必至だよ~!!」ギャアアア
ドラ「分かった。キミはかわいそうな子だったんだね 頭が」ペッ
唯「くそー!!ドラえもんがバカにしたー!!」超フンス -3
─翌日─
オバケの格好をした唯「バアァ~ッ!!」
律「うわああああ!?怖ええぇえぇぇぇえっ!?」ガシッ
ガツンッ
唯「痛っ!?石!?」
律「来るな!!氏ね!!おばけ!!」ブンッ
ガツッ
唯「あぅあっ!?」
ガツッ
唯「やめて…ごめ…」
ガツッ
律「うわあああああああああっ」ブンッ
ガツッ
唯「りっ…ちゃ…」
ガツッ
ガツッ
ガツンッ
グシャッ
第7話 完
唯「テキオー灯のおかげで
石で殴られても平気だったよー!!」パンパカパーン!!
律「よかったな」
ドラ「本当はそんな道具じゃなかったハズだけど
そういうことにしておこう」
続 第7話 完
wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
92:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/03(日) 00:41:57.15:ChaPdT.o乙wwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
─第8話─
─午前5時 唯の部屋─
唯「ドラえもん」
クローゼット「…」
唯「ドラえもん!!ドラえもん!!ドラえもん!!」ワァァァア
ガチャ
ドラ「うるさいなぁ…」 ※唯の部屋のクローゼットがドラえもんの寝床
「唯ちゃん、こんな時間に大声出しちゃ迷惑だよ」
唯「ごめんね」
ドラ「で、どうしたの?怖い夢でも見たの?」
唯「うんち したい」
ドラ「あ?」
唯「フトンから出ないで
うんちをトイレにテレポーテーションさせる道具出して」
ドラ「寝言は寝て言え」
「あっ、寝てるのか」
ドラ「人間の体内にあるものを
移動させる道具なんてあったかなぁ」ゴソゴソ
唯「未来のお医者さんは、病気の人とかに そういう道具使ってないの?」
ドラ「22世紀じゃ大抵の病気は
お医者さんカバンの薬で治っちゃうからね」
唯「あっ!」
「じゃあ、私のうんちもお医者さんカバンの薬を飲んだら治る?」
ドラ「ウンコは病気じゃないよ…」
「あっ、でも唯ちゃんの腐った脳は治るかも知れないなぁ」
ドラ「念のため、飲ませてみよう」
チューッ (※お医者さんカバンの薬を飲ませる音)
唯「ゴクゴク」
ドラ「どう?」
唯「あたまがよくなった気がする」
ドラ「本当かなぁ」
「じゃあ頭が良くなった人は
ウンコがしたくなったらどうする?」
唯「まずドラえもんがトイレに行くんだよ~」
ドラ「えっ?」
「まさか『かわりにトイレ行ってきて』とか言うんじゃないだろうね」
唯「トイレについたら、とりよせバッグを取り出しまして」
ドラ「取り出しまして?」
唯「私がふとんの中で うんちをどんどん出すから
ドラえもんはうんちが そこら中に飛び散る前に
すかさずバッグで取りよせて便器に捨ててほしいんだよ」
ドラ「悪魔的発想だね」
唯「じゃあ5分後にミッションスタートだよー!!」
ドラ「もうイヤだ」
─トイレ前─
ドラ「目標をセンターに入れてスイッチ
目標をセンターに入れてスイッチ、
目標をセンターに入れてスイッチ、
目標をセンターに入れてスイッチ……」
憂「あっ、ドラちゃんおはよう~。何をつぶやいているの?」
ドラ「ちょっと心を無にしたくてね」
憂「そうなんだ~」
ドラ「憂ちゃんは毎日、早起きで大変だね」
憂「えへへ」
「お姉ちゃんが朝ごはんやお弁当を食べて
幸せな笑顔を見せてくれれば、それが私の幸せだから」
ドラ「そんな健気な憂ちゃんを見るのがボクの幸せだよ」
憂「ねぇドラちゃん、トイレの前にいるけど…
私、入っていいかな?」テレッ
ドラ「えっ」
憂「ドラちゃんはトイレに行く必要ないんだよね?」
ドラ「そうだけど…いや、でも、えっと唯ちゃんが…」
憂「お姉ちゃんがどうかしたの?」
ドラ(姉の人類うんち計画を知ったら憂ちゃん、悲しむだろうなぁ)
ドラ「唯ちゃん、かわいいよね」
憂「うん、お姉ちゃんかわいい!!」
ドラ「じゃあトイレに行っといれ」
憂「うん、行ってくるね!!」
パタン
ドラ「さぁ、トイレに憂ちゃんが入ってしまった今
ボクに出来ることは このとりよせバッグを持って
ここから出来るだけ遠くに行って自爆することだけ…
ぶりぶりぶりぶりぶりぶりぶrびrびbりbりrびr
ぼたぼたぼたぼちゃぼちゃぼたぼたb
ドラ「手遅れだった」
「逃げよう」
ジャア~
憂「あ~すっきりしたなぁ」
ガチャ
憂「えっ!?」
「トイレの前にうんこがあらわれた!?」
「きっと、お姉ちゃんのだ!!」
「サンタさんありがとう!!」
「どうする!?」
「 ⇒たたかう
にげる
ほぞんする
たべる
第8話 完
エスパー魔美は自分のお小水を友達の膀胱にテレポートしたよな
120:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/04(月) 21:54:34.73:DuItfPk0糞面白いww
唯ってドラと相性いいよなww
続き期待
122:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 00:36:28.35:X/olOrMo唯ってドラと相性いいよなww
続き期待
─第9話─
唯「あいすあいす~♪」ペロペロ
梓「あっ、唯先輩だ」
唯「あっ。あずにゃんだ」
梓「おや?ちょっとそのアイス貸してみてくださいよ」
唯「どうするの?」ハイ
梓「べろべろべろべろべろべろべろはもはもはもはもちゅ」
唯「わぁっ、汚いよ~!?」
梓「そら、お返しします」ヌポッ
唯「そ、そんなのいらないよ~」
梓「そうですか。では、このアイスは いただいてゆきますね」ペロペロレロレロ
唯「わ~ん、くやしい~!!」ウェ~ン
─平沢邸─
唯「あぅあぅあ~~~」ビェ~ン
ドラ「なるほど、梓ちゃんの傍若無人ぶりにも困ったものだね」
唯「ぇぅあぉおあぇあ~」ウェ~~ン
ドラ「それにしても唯ちゃんも唯ちゃんだよ」
唯「へァっ!?」
ドラ「後輩に舐められっぱなしで恥ずかしくないの?」
唯「うぅ…」
ドラ「ぼくはイジメられる側にも問題はあると思うんだ」
唯「わ~ん、うい~」ウェ~ン
憂「お姉ちゃんになんの問題があるの?」ア?
ドラ「梓ちゃんを殺そう」
唯「切り替えが早いところが機械のいいところだよね」
唯「でも人を殺した日のごはんは本当においしくないんだよ…?」
ドラ「経験者は語るね」
唯「私はちゃんと生き返らせたからセーフだもんね~!!」フフ~ン
憂「さすがお姉ちゃん!!あたまいい!!」
唯「あずにゃんを生かさず殺さず
こらしめる道具はないかなぁ」
ドラ「ショックガンがあるけど…」
唯「それは あずにゃんにとってご褒美だよ」
ドラ「そうなんだよね」
テケテテン
ドラ「マジックおしり~」
憂「は?」
ドラ「いや、コミックス13巻に本当に載ってる道具でして…」ヘヘ…
唯「なぁにこれ?おしりのカタチをしてるね」
憂「ケツだけダッチワイフ?」
ドラ「これを梓ちゃんとシンクロさせることで
呪いのワラ人形みたいな効果が生まれるんだ」
唯「つまり?」
ドラ「例えばこのオシリを叩くと
梓ちゃんもオシリを叩かれたような痛みを感じるよ」
唯「こう?」パシーン
ドラ「そうそう」
憂「でもこれじゃ梓ちゃんのオシリを叩いているって実感が湧かないね」
ドラ「う~ん、それじゃ…」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「監視カメラ~」
唯「なにこれ?監視カメラのカタチをしているね」
ドラ「ボクが梓ちゃんの家に忍び込んで仕掛けたカメラで
盗撮中の動画がこのパソコン画面に映し出されるんだ」
憂「ただの犯罪だね」
唯「あっ、あずにゃんがカメラに映ったよ!!」
「こうやって観るとかわいいよね~」
憂「」バゴーンバゴーン
ドラ「憂ちゃん、バットでオシリを殴らないで」
梓『痛い!?オシリが痛い!!』ジタバタ
憂「ハァハァ、梓ちゃんめ~」
唯「おもしろそうだから私も叩いてみよう」パシンパシーン
梓『あっ、なんか唯センパイにオシリを叩かれているみたい!!』ワァァァ
『ウッ!?イク!?』ビクビク
ドラ「イッちゃったね」
唯「気持ち悪いなぁ」
憂「」ドスドスドス
ドラ「憂ちゃん、ナイフをオシリに突き立てないで」
梓『ウギャアア!?痛い!!さすがに痛い!!』ゴロゴロ
憂「ハァハァ、梓ちゃんめ~」ドスドスドスドスドス
梓『ア
プツッ
唯「あっ、ドラえもん。どうしてカメラを切るの?」
ドラ「これ以上はテレ朝で放送できなくなるよ」
─外─
唯「このおしりを犬さんにあげよう」
犬「ハッハッ」カクカク
憂「すごい勢いで腰を振ってる……喜んでるねお姉ちゃん!!」
唯「うん!!」
犬「ハッハッハッハ」ビュルビュル
唯「わぁああ、なんかいっぱい出てる」
憂「ふふ、梓ちゃん、今頃どんな気分かなぁ!!」
ドラ「悪いのは人を殺せる能力だ 」
「そんな能力を持ってしまった人間は不幸だね」
L「私もそう思います」
第9話 完
獣姦wwww
131:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/05(火) 02:21:20.09:X/olOrMo─第10話─
唯「うぅ…」
和「あら、どうしたの唯」
「具合でも悪いの?」
唯「うん、ちょっと頭イタイかも…」ズキズキ
和「そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね」
唯「ぇあっ?」
「ちょ、ちょっと待ってよ」
和「なに?」
唯「今、私 頭イタイって伝えたよね」
和「伝えたわね」
唯「そうしたら和ちゃんは?」
和「生徒会に行くわよね」
唯「どうして!?」
和「なにがよ」
唯「和ちゃんは私のおさなななじみだよね?」
和「おさなななじみじゃないけど幼馴染だとは思っているわ」
唯「だったらおさなななじみが頭を痛がってたら どうするの?」
和「必ず生徒会に行くしかないわ」
唯「どうして!?」
和「なにがよ」
唯「和ちゃんは私の事が大事じゃないの?」
和「大事よ。私は唯のことを誰よりも愛しているし
唯が私の家で居眠りしている間に
唇を奪ったのはもちろんのこと、指を入れたこともあるし
その証拠にその時の写真もあるわ」
唯「出てけ!!」
和「じゃあ私、生徒会行くね」
─平沢邸─
唯「どうすればいいのかな」
ドラ「笑えばいいと思うよ」
唯「えへへ~」
ドラ「よかったよかった」
唯「ところで私は何を悩んでいたんだっけ」
ドラ「知るもんか」
唯「私が何を悩んでいたか思い出す道具ない?」
ドラ「思い出さない方がいいことも世の中にはあると思うよ」
唯「ここにドラ焼きが3つもあるよ」
ドラ「タイムテレビ~。これで時間をさかのぼって
唯ちゃんの記憶を辿っていこう」
唯「話が早いなぁ」ムシャムシャ
ドラ「え~っと」カチャカチャ
唯「むしゃむしゃむしゃ」
ドラ「あっ、これじゃない?」
「学校で和ちゃんに頭痛を訴えたのに
無視されて唯ちゃん怒っているよ」
唯「あっ、そうだったよー」ムシャムシャ
ドラ「それでドラ焼きは?」
唯「今、食べ終わったよ」ゲップ
ドラ「えっ、なんで!?」
唯「あれっ、なんで私、ドラ焼き食べてたんだっけ」
ドラ「知るもんか」
ドラ「唯ちゃん、お腹をちょっとパンチするよ」
唯「えっ、なんで」
ドラ「セィッ」
ゴボオォオン
唯「ぉえぐぁ!?」
「おええろろろろろろr」トシャトシャトシャ
ドラ「よし、この唯ゲロにタイムフロシキをかけて…」
パサッ
バッ
ドラ「復活!!ドラ焼き!!……と、
あとなんか焼きそばパンとかカレーパンも復活しちゃった」
唯「あっ、今日のお昼ご飯だ…」グスッ
「おいしそうだねぇ」ゴクリ
唯「そういうワケで私も和ちゃんみたいに
メガネをかけたいんだよ~」ムシャムシャムシャ
ドラ「???」
唯「どうしたの?」
ドラ「そんな悩みだっけ」
唯「違ったっけ」
ドラ「もう なんでもいいよ」
唯「どうすればメガネをかけられるかな~」
ドラ「暗いところで本を読めばいいんじゃない?」
唯「なんでそんな事しなきゃいけないの?」
ドラ「そうすれば目が悪くなってメガネがかけられる」
唯「なんでメガネなんか かけなきゃいけないの?」
ドラ「ァアアア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙アアアァァ!?」ボーン
唯「ドラえもんが狂った」
─翌日─
唯「おはよう和ちゃん!!」
和「おはよう唯、頭痛は治ったの?」
唯「頭痛って何が?」
和「アンタ、昨日 頭が痛いって言ってたじゃない」
唯「そうだっけ」
和「そうよ」
唯「言ってないよ」
和「言った」
唯「言ってないよ」
和「絶対に言ったわ」
唯「絶対にイッてないもん!!」
和「ハァハァ」
唯「何が?」
紬「今の会話は録音させてもらったわ」
和「そうなんだ。じゃあ私、生徒会行くね」
第10話 完
なんだこの狂気は
147:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/11(月) 19:22:13.10:SAe9b62o精神汚染されそうだ
166:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 04:19:02.47:.oTS5OQo─第11話─
唯「ドラえも~ん」
ドラ「どうしたの唯ちゃん」
唯「世の中が滅びる道具出して~」
ドラ「あるけど出さないよ」
唯「英断だね」
ドラ「世の中を滅ぼしたいなんて
なにかイヤなことでもあったの?」
唯「そりゃ生きていれば
イヤな事の2つ3つはあるもんだよー」
ドラ「唯ちゃんのくせに聞いた風なことを言うなぁ」
唯「今日ね、ムギちゃんが風邪で学校を休んだの」
ドラ「そうなんだ。ムギちゃん、大丈夫なのかなぁ」
唯「機械が心配するフリしなくてもいいんだよ」
ドラ「唯ちゃんはよく心のデッドボールを投げるね」
唯「それでね、放課後になったんだけど、どうなったと思う?」
ドラ「今の会話の流れで正解が分かるヤツは神様か変態しかいない」
唯「なんと、ムギちゃんが居なかったことで、ティータイムが消滅しちゃったんだよー!!」
ドラ「マズイなぁ。ボクは変態だったみたいだ」
唯「ムギちゃんが休みだったことで気がついたんだ」
唯「今までは当たり前のように毎日、おいしいお菓子が食べられたけど
年月が流れ、私とムギちゃんが別々の道を歩み始めたとき、
私はもう好きなようにケーキが食べられないんだって事に……」
ドラ「当たり前だ」
唯「でも私にとっては、毎日ケーキを食べられるのが
既に当たり前になっちゃったんだよ~!!」
ドラ「厄介だね」
唯「だから世の中を滅ぼす道具出して~」
ドラ「飛躍しすぎだよ」
ドラ「唯ちゃんがケーキを食べられない事と
世界を滅ぼす事とはなんの関係もないように思えるけど」
唯「分からないかなぁ」
ドラ「キミが何を言っているのか分らないよ」
唯「例えば、私がトラックに撥ねられて片腕を一本失くしたら
すごく悲しいし落ち込むと思うんだ」
「『なんて私は不幸なんだろう!!』って」
ドラ「片腕を一本失くしたら…って、
片腕を二本失くしたらそれは両腕って言えばいいんじゃないの?」
唯「今そんな話をしてるんじゃないよー!!」
ドラ「ごめんね」
唯「それでなんの話だっけ?」
ドラ「おいしいハーゲンダッツがあるよ」
唯「え、ホント?」
テケテテン
ドラ『グルメテーブルかけ~』
唯「わぁ!!おいしそうなアイスがいっぱい出てきたよ~!!」
ペロペロ
唯「おいしかった!!」
ドラ「よかったね」
唯「とっても大好きドラえもん♪」
ドラ「ふふふ」
唯「ドラえ門ってどんな門なの?」
ドラ「また妙なことを言い出したぞ」
唯「憂に聞いてこようっと!!」
「うい~!!うい~!!」ドタパタ
憂「なぁに、お姉ちゃん」
唯「何か用?」
憂「えっ」
憂「また何を話そうとしてたか忘れちゃったの?」
唯「そうなのかなぁ」
憂「ひょっとして、私のことが好きって伝えようとしてたとか?」
唯「えっ、う~ん……どうなんだろう」
憂「よく思い出して!!」
唯「う~ん、う~ん」
憂「ドラちゃん。お姉ちゃんの記憶を呼び覚ます道具を出して」
ドラ「よし来た」
テケテテン
ドラ『わすれとんかち~』
憂「これは……?」
ドラ「このとんかちで頭を叩くと、目から記憶の一部が映写機のように映し出されるんだ」
憂「もしかして、これでお姉ちゃんの頭を叩けって
言うかなこのメカたぬきうどん野郎」
ドラ「言ってないです」
憂「私の頭がハンバーグみたいだと?」
ドラ「言ってないです」
憂「どうしようか」
ドラ「このとんかちでボクを殴ってください」
憂「」ガン ガン ガン
ドラ「ウボァー」
第11話 完
※わすれとんかちは叩きすぎると気狂いを起こします!
179:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 11:31:29.42:.oTS5OQo─第12話─
─部室前─
唯「あれっ、さわちゃんだー」
澪「部室の前で どうしたんですか?」
さわ子「あぁ、あなたたち。今日は部室使えないわよ」
「今、工事中だから」
律「工事って?」
さわ子「なんとなくラブホテル風に改造してみようと思って…個人的に」
紬「Satisfaction」
澪「いやいやいや」
梓「なんで部室をラブホテルに改造しようとしてんですか男もいねぇくせに」
さわ子「なんだとコラァアアア!?」
澪「ひぃぃいい」
唯「負けるもんか!!」
梓「殺ってやるです!!」
─平沢邸─
唯「さわちゃんに5人がかりで対抗したら
途中から集団レイプみたいになってしまった」
ドラ「さわ子先生どうなったの?」
唯「私がギー太で牽制しているスキに
ムギちゃんに裸締めされて梓ちゃんに口にパンツ突っ込まれて
りっちゃんにトンちゃんをお股に突っ込まれてさすがに泣いてた」
ドラ「やるなぁ」
唯「最初は『やめろコラァァ!!あとで殺してやるからな!!』とか怖いさわちゃんモードだったのに
途中から『やめてぇぇやめてぇぇいやぁぁ』しか言わなくなってゾクゾクしちゃった」
ドラ「澪ちゃんは?」
唯「なぜだか分らないけど、泣き叫ぶさわちゃんを見つめながら自分のお股をさすってたよ」
ドラ「ふふふ、なんでだろうね」
唯「えへへ、なんでかなぁ~」
ドラ「それでボクに頼みたい事とは…」
唯「部室が使えないから練習場所を用意してほしいんだ」
ドラ「先生は ほったらかしなんだね」
ドラ「練習場所ならアレがいいなぁ」モゾモゾ
テケテテン
ドラ「スモールライト~」
唯「えっ」
ドラ「何か?」
唯「いや…なんか『かべ紙ハウス』的な
秘密基地っぽい道具を出すんじゃないの?」
ドラ「むしゃむしゃ」
唯「あっ、ドラえもんが1つ120円の栗ドラ焼きを3つも食べてる…!!」
「きっとまた未来の道具を売ったんだ」
ドラ「スモールライトで小さくなれば、大きな音を立てても迷惑にならない」
唯「……?」
ドラ「どうしたの?」
唯「体が小さくなったら音も小さくなるんだっけ?」
ドラ「そりゃなるよ……たぶん」
唯「でもホイッスルって結構小さいのに、結構大きな音がするよ」
ドラ「そうだね」
唯「本当に体が小さくなったら、音も小さくなるの?」
ドラ「知るもんか」
唯「機械の分際でいい加減だなぁ」
ドラ「21世紀の女子高生はバットで3回殴れば
静かになるって21世紀ミシュランガイドブックに書いてあったっけ」
唯「ご、ごめんなさい」
────────────
──────────
────────
唯「というワケでスモールライトで小さくなって練習しようよ」
澪「体が小さくなったら音も小さくなるんだっけ」
唯「なるよ」
澪「なんで?」
唯「うるさいなぁ。バットで殴れば静かになるかなぁ」
澪「ひぃいいい」
唯「じゃあスモールライトを浴びせるね」
パ~~~
澪「ぁ、ちぃさくなった」
唯(どこまで小さくなるんだろう…)ワクワク
パ~~~~~~~~~
唯「澪ちゃんをスモールライトで極限まで小さくしたら見失った」
「どうしよう」
ドラ「その辺にいたんじゃないの?」
唯「窓を開けてたし、風で飛ばされたかも知れない」
ドラ「終わりだね」
唯「もう澪ちゃんには会えないの?」
ドラ「どれだけかしたら自動的に元の大きさに戻るけど
結構、日数を要するんだ」
唯「それまで澪ちゃん無事だといいねぇ」
唯「探す方法はないの?」
ドラ「そうだねぇ」モゾモゾ
テケテテン
ドラ「たずね人ステッキ~」
「探している人がいる方向に、倒れてくれるステッキだよ」
「距離までは分からないんだけどね」
唯「すごいすごい!!早速、澪ちゃんのいる方向に倒してみようよ!!」
ドラ「じゃあ倒すよ」
コロン
プチャ
澪「ェァッ」
唯「あっ」
唯「どうしよう」
ドラ「まさかこんな近くにいるなんて…」
唯「ドラえもんが倒したんだからね」
ドラ「唯ちゃんがステッキを倒せ倒せって言うから…」
唯「私、『倒せ』って2回も言ってないよ!!2回言ったのは『すごい』だよ!!」
ドラ「この際、どっちでもいいよ」
唯「だめだよ、謝って!!」
ドラ「21世紀の女子高生はとりよせバッグで子宮を取りだしたら静かになるって
22世紀のNHK教育で言ってたっけ」
唯「22世紀の日本は核の炎に包まれているの?」
ガチャ
律「おーす唯!!練習する方法が見つかったんだって?」
ブチグチャ
澪「ゲァ」
唯「あっ」
唯「どうしよう」
ドラ「まさかトドメをさすなんて…」
律「なになに、なんの話?」
ドラ「りっちゃんに罪をなすりつけよう」
唯「そうしよう」
律「ナス律だって?どんなジャンルだよww」
唯「ところでりっちゃん、ちょっと足の裏を見せてくれる?」
律「なになに?りっちゃんの意外と色っぽい足裏が見たいワケ?」ハイ
ドラ「スモールライト解除モード」
パ~
ムクムク
律「澪おおおぉぉおおぉお!?」
唯「りっちゃんがやったんだよ」
律「わ、私が何したっていうんだ!?」
ドラ「澪ちゃんを小さくして遊んでいたら
りっちゃんが突然、部屋に入ってきて踏みつぶしたんだ」
律「そ、そんな…」
唯「やっちゃったね」
律「おい、10円やるから警察には黙っててくれ」
唯「やった!!5円ずつ山ワケしようよ!!」
ドラ「ばか!!もっと とれるよ!!」
ドラ「秘密を守って欲しければ360円欲しいなぁ」
唯(また栗ドラ焼きを3つも買う気だ……)
(1つ私に くれないかなぁ)
律「360円?高い」
ドラ「でも刑務所に行くよりマシだと思うけど」
律「いや、もっといい考えがある」
唯「え、なになに~?」
律「お前らを殺せばタダでバレないぞ」
ドラ「ショックガン」ズバ
律「グェぁッ」バタ
唯「りっちゃん!!」
ドラ「いいこと思いついた」
「りっちゃんを殺して財布を巻き上げれば、もっとドラ焼きが食べられるよ」
唯「やった~!!」パチパチ
ゴソゴソ
唯「あ」
ドラ「財布あった?」
唯「あったけど、りっちゃん 3円しか持ってないや……」
ドラ「」ズバ ズバ ズバ
律「」ビクン ビクン ビクン
唯「ショックガン連射しないで~!!りっちゃんが死んじゃうよ~!!」
ドラ「ごめん、ボクのファイティングコンピューターが何かを囁いたんだ」
唯「怖いなぁ」
ドラ「だけど、いい事を思いついたからファイティングコンピューターもムダじゃなかった」
唯「いい事ってなぁに?」
ドラ「ドラ焼き屋を殺せばドラ焼き食べ放題だぞ!!いそげ!!」カチャ ブルルル ギュアァーン
唯「あっ、待って!!」
唯「タケコプターと透明マントでショックガンを装備して
窓から飛び出して行ったドラえもんを止める術はないなぁ」
ドッガァアアァン
唯「あっ、外で大爆発が」
紬「大丈夫よ、唯ちゃん」
唯「あっ、ムギちゃん!!」
紬「監視カメラで一部始終を見ていたわ」
「外からドラちゃんが飛び出した瞬間を見計らって、ロケットランチャーで撃ち落としたわ」
唯「さすがだね!!」
紬「さぁ、私のポケットマネーでスタジオを借りたから
そこで練習しましょう。ドラ焼きもあるから~」
唯「やったー!!」パチパチパチ
唯「でもりっちゃんと澪ちゃんはもういないんだよ」
紬「梓ちゃんもいなくなったわ」
唯「えっ、なにがあったのかなぁ」
紬「とにかく練習しましょう」
「わたしと唯ちゃんで、ずっと……2人きりで……はだかで……ウッフフッフ♪」
唯「助けてドラえもん!!助けてドラえもん!!」
憂「私がいるよ!!」ザッ
唯「あっ、うい~」
紬「全艦隊、火炎放射用意」
ドラミ「収拾がつかなくなるので、私がなんとかします!!」
唯「どうするの?」
ドラミ「まず全員、殺します」ピカッ
紬「ウァァ」パタ
憂「グォォ」パタ
唯「あっ、リモコンを押したらみんな死んだ」
ドラミ「そして全員にタイムフロシキをかけて……」パサ
律「ん?」
澪「私は何を…」
紬「唯ちゃんハァハァ」
梓「唯先輩ハァハァ」
憂「お姉ちゃんハァハァ」
ドラミ「これで万事解決ですね」
唯「そうかなぁ」
唯「あれっ、ドラえもんは?」
ドラミ「みなさんが借りるスタジオ代を稼がせるためにアルバイトに行かせました」
唯「すごいなぁ」
「でも機械がバイトで雇ってもらえるの?」
ドラミ「恐竜ハンターのバイトなので大丈夫です」
唯「じゃあこれで、全部解決だね!!」
憂「やったね、お姉ちゃん!!」
唯「その後、恐竜ハントで稼いだお金で
不正にドラ焼きを買い込んだドラえもんは
ドラミちゃんにバラバラにされたあと
マグネットコーティングが施されて帰ってきました」
唯「反応が早くなったけど、ネズミを殺しまくるので大迷惑です」
「というか私の家はなぜこんなにネズミがいるんだろう」
唯「あとさわちゃんの記憶もドラミちゃんが変なクスリで消してくれたので
私達は訴えられることもなく平和な毎日です」
12話 完
何が起きているというんだ……
199:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/23(土) 13:30:05.51:eefGDvcoワロタwwwwww
203:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/24(日) 15:22:58.21:mS8AmIAO漫画のドラは結構ブラックなんだよね
205:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/28(木) 13:59:03.44:JFyJt32oこれはひどいwwww
206:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 03:45:12.90:1ge5hUIo─第13話─
─学校─
純「おはよ~、梓ー」
梓「チッ」
純「なんで今、舌打ちしたの?」
梓「ん?舌打ちなんかしてないよ」
純「してたよ、絶対」
梓「じゃあ多分、無意識にしちゃったんだよ」
純「なんで私に挨拶されたら無意識に舌打ちするのさ!!」
梓「無意識だから分かんないよ」
純「くぅう~、確かに」
憂「おはよう鈍ちゃん」
純「鈍ちゃんって誰!?すごく鈍そうな子だよ!?」
憂「チッ」
純「また舌打ちされた!?」
梓「そういえば唯先輩たち、今日は修学旅行だけど
無事に京都へ着いたのかな」
憂「うん!!修学旅行に行くお姉ちゃん、とっても かわいかったよ~」
純「修学旅行に行くお姉ちゃんがカワイイってどういう絵空なんだろう」
憂「まぁ修学旅行に行かなくてもお姉ちゃんはかわいいけどね!!」
梓「昨日、部室で修学旅行に行きたくてウズウズしてた唯先輩もかわいかったよ」
純「ようするに唯先輩はなにやってもカワイイって事かね」
梓「分かってきたねモップ頭」
憂「ワックス食べる?」
純「食べないよ!!」
純「しかし、そんなに唯先輩のことが大好きだと
今晩、さみしいんじゃないの?」
憂「ぇあ?」
梓「唯先輩、修学旅行で3泊4日家に帰ってこないもんね」
憂「しまった!!そうか!?お姉ちゃんを家に監禁しておくべきだった!?」
梓「狂った憂に監禁されて脅え戸惑う唯先輩も愛らしいなぁ」
憂「アッ!!そのシチュエーションいい!!」
「ちょっとおトイレに行ってくるね」ガタ
梓「私も」ガタ
純「私の友人は変質者ばかりでまいっちゃうよ」
純「ねぇねぇ!!」
「もし寂しいなら今日、私がお泊りに行ってあげようか」
憂「純ちゃんがウチに来て私になんの得があるの?」
「ハッキリ言って1粒で2度ガッカリだよ?」
純「ウッ…」
梓「じゃあ私が泊まりに行ってあげるよ」
憂「お姉ちゃんの下着を盗むつもりだね」
梓「スキが無いなぁ」
─平沢邸─
憂「お姉ちゃんが今すぐ帰ってくる道具出して」
「いや、もう四次元ポケットからお姉ちゃんを出して!!」
「いっぱいおっぱい沢山100人くらい!!」
ドラ「ムチャクチャだ」
憂「京都をうまく消し飛ばせば、修学旅行が中止にならないかな~」
「名づけてハイパーおねえちゃん奪還ミサイル作戦」
ドラ「それじゃ上手くいったとしても旅行が中止になった唯ちゃんがかわいそうだし
ボクがタイムパトロールに捕まる」
憂「後半はどうでもいいけど前半は大事なことだったね」
ドラ「思いとどまってくれたなら それでいいよ」
ドラ「そんなことより早くごはんにしようよ」
「ロボットだけど お腹は減るからね」
憂「ネズミの丸焼き食べる?」
ドラ「ボク、ネズミは嫌いなんだ」
憂「お姉ちゃんに迷惑をかけないで
私とお姉ちゃんが早く巡り合える道具を出さないと
夕食はネズミの刺身とドブネズミの活け作りだから」
ドラ「それって憂ちゃんにとっても苦痛じゃないの?」
憂「やると言ったら本当にやるから」
ドラ「皿の上で暴れ続ける上半身だけのネズミを見るのはトラウマになりそうだなぁ」
テケテテン
ドラ『ツモリガン~』
憂「そんなこと言いながら出したのはただの拳銃なんだね」
ドラ「違うよ未来の道具だよ。これで撃たれた人は睡眠状態に陥り
今やろうと考えていた事を夢で見る」
憂「夢を見られる銃…」
ドラ「そして撃たれた本人は夢だと気付かずに実際にやったつもりになるんだ」
憂「じゃあいいことがあっても幻に過ぎないんだね」
ドラ「後ろ向きに考えるとそうなる」
憂「じゃあ夢の中のお姉ちゃんなら何をしても拳を突っ込んでも頭を突っ込んでもいいんだよね」
ドラ「前向きに考えるとそうなる」
ドラ「じゃあ行くよ」カチャ
憂「待って」
ドラ「どうしたの?」
憂「その道具、先にドラちゃんで試してみていい?」
ドラ「ダメだよ」
憂「どうして?」
ドラ「ロボットは夢なんか見ないからね」
憂「じゃあ純ちゃんで試してみようかな」
ドラ「試す必要はないよ、このツモリガンはとてもいい道具なんだ」
憂「でも私、その銃、バイオハザードで見たことあるような気がするの」
「ベレッタじゃない方」
ドラ「気のせいだよ」
憂「じゃあ夢を見なくてもいいからドラちゃんを撃ってみようよ」
ドラ「あっ、間違えたな~。これはツモリガンじゃなかったな~」サッ
憂「どうしてウソついてマグナム出したの?」
ドラ「ウソじゃないよ。機械が誤作動しただけだよ」
憂「ドラちゃんは私を殺したいの?」
ドラ「憂ちゃんを殺したいワケじゃない」
「ただ時々、誰でもいいから殺したくなる衝動がこみ上げてくるだけなんだ」
憂「大問題だよね」
ドラ「でも憂ちゃんの声で正常に戻ったから、これからのボクは憂ちゃんの心強い味方だよ」
憂「ガタガタ言わないで どこでもドアを出して」
ドラ「チッ、わかったよ」
テケテテン
ドラ『どこでもドア~』
ドラ「さぁ、このドアをくぐれば唯ちゃんのいる京都だよ!!」
憂「ドラちゃん、先にくぐってみて」
ドラ「いやだ」
憂「……」
ドラ「いや、違うんですよ」
憂「くぐって」ドンッ
ガチャ
ドラ「うわあぁあああああ」
ドドドオオォォォォ
こうしてドラえもんはナイアガラの滝に落ちていった
憂「そうだ、お姉ちゃんが帰ってくるまで眠り続ければ
目が覚めればすぐにお姉ちゃんに会えるよね」
憂「スヤスヤ……」
────────────
──────────
────────
ぴんぽーんぴんぽーん♪
憂「はっ、チャイムだ!!」
「お姉ちゃんが帰ってきた!!」
ガチャ
純「こんばんわー、ドーナッツ持ってきたよー!!」
憂「チッ」
13話 前篇 完
─14話─
純「へへ。憂が寂しがってると思って来ちゃった」
憂「お姉ちゃんがいなくて落ち込んでる
私の心のスキマに入り込んでハチャメチャに犯す気だ!!」
「朝、起きてオシッコしたら子宮からオタマジャクシがウジャウジャ出てくるんだ!!怖いなぁ」
純「怖いのはソッチだよ」
「まったく……これを聞いても そんな事を言ってられるかな?」
憂「え?」
純「うい~、あいす~あいす~」
憂「!?」
「純ちゃんからお姉ちゃんの声が!!」
純「ふっふっふ、どう?これで少しは寂しさも
憂「お姉ちゃんを返せッ!!」ボゴォン
純「ぐはっ!?」ガク
憂「純ちゃんの中からお姉ちゃんの声が聞こえたので
お腹を殴ってみたけれど、文明開化の音がしただけだった」
純「私のお腹はザンギリ頭じゃないよ!!」
憂「お姉ちゃんを小さくして飲み込んだんじゃないの?」
純「私は魔法使いでもないから!!」
「唯先輩の声マネをしただけだよ」
「うい~」
憂「あっ、お姉ちゃん」
「目を閉じると、そこにお姉ちゃんがいるみたい」
純「ふふ、よしよし」ナデナデ
憂「あっ、でも純ちゃん臭がしてダメだ」ォェェエエッ
純「私のニオイは そんなにダメなのか」
ガチャ
ドラ「帰ってきたドラえもん」
憂「帰れよ」
ドラ「お願いします!!ボクを家に置いてください!!」
純「うわぁ、本物のロボだ」
ドラ「ボク、ドラえもん。ちなみにケツから出てるのは尻尾じゃなくて
ゲームセンターの十字レバーを肛門に突き刺してるだけなんだよ」ピコピコ
純「そ、そんな事を私に話すことになんの意図があるんだろう」
憂「そうだ、ドラちゃん。純ちゃんをお姉ちゃんにする道具出して」
純「へぁっ?」
ドラ「そんなこと言われても、この子と唯ちゃんの共通点と言えば
ドーナッツと同じレベルでしかないよ」
純「ドーナッツ?」
憂「ドーナッツにも純ちゃんにも穴はあるけど
お姉ちゃんの穴は神聖なるホワイトホールだから一緒にしないで」
憂「純ちゃんはお姉ちゃんの声マネができるから、お姉ちゃん補完計画まであともうちょっと」
「でも外見は心の眼で見ることでカバーできるけど
ニオイはいかんともしがたい」
純「そんなに私ってニオうかなぁ」クンクン
ドラ「コカインとマリファナくらい違うね」
純「なんなの その例え」
ドラ「まぁ、ようするに唯ちゃんのように
いいニオイなら文句はないだろう」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ『味のもとのもと~』
純「調味料?」
ドラ「これをかければどんなマズイ料理もおいしくなるし
悪臭も食欲をそそるニオイに早変わり」
パッパッ
純「わぷっ、私は料理じゃないよ!!」
憂「あっ、純ちゃんから いいニオイが」クンクン ゴクリ
憂「純ちゃん、あいすって言って!!」
純「うい~、あいす~」
憂「ワホッ!?お姉ちゃんアイス、おいしそう!!」ペロペロ
「おいしそうなお姉ちゃん、かわいい!!」ペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロペロ
純「やっと喜んでもらえて何よりだけど、体中を舐めるのはやめてくれないかなぁ」
憂「おねえちゃん、耳たぶでいいから食べさせて」
純「えっ、絶対に食べさせるもんか」
憂「どうして!?耳たぶがあったって、なんの役に立つの!?」
純「じゃあ憂の耳たぶ食べさせてよ!!」
憂「なぁんだ、そんなことならお安いご用……」
純「わぁあ!?やっぱり いらないよ!!!!」
憂「やっぱり純ちゃんでは、お姉ちゃんの足元にも及ばないよ」
純「悪かったね」
憂「でも、お姉ちゃんとしては不合格だけど
純ちゃんとしてはギリギリ合格かな」
純「それってどういうこと?」
憂「ありがとう、わざわざ来てくれて、って事だよ」
純「えっ。て、照れるぜ!!」
ドラ「しまった、このままじゃいい話になってしまう」
「どこでもドアで唯ちゃんを召喚しよう」
ガチャ
唯「あれ~?トイレだと思ったら私の家だ~」
憂「ぅぅぉお姉ちゃん~!!」ダッ
純「あっ、うい」
憂「どけ!!偽お姉ちゃんがッ!!」ド ン ッ
純「わぁああ~」コテン
ドラ「めでたしめでたし」
14話 後篇 完
このキチガイSSの中でもオレの純ちゃんは天使だった
229:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 15:37:56.30:cNkRJ6Qo13話の前篇が終わったかと思ったら14話が始まっていた
そしてその14話も読み終わったと思ったら14話の後篇だった…
何を言ってるのか、わからねーと思うが
このSS自体が狂っているのできっとそういうことだろうと思い俺は考えることをやめた…
233:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/29(金) 19:54:26.88:1ge5hUIoそしてその14話も読み終わったと思ったら14話の後篇だった…
何を言ってるのか、わからねーと思うが
このSS自体が狂っているのできっとそういうことだろうと思い俺は考えることをやめた…
梓「13話 後篇にすべきだったみたいですよ」
澪「いや、ドラえもん 13話『お姉ちゃんの修学旅行 前篇』
ドラえもん 14話『お姉ちゃんの修学旅行 後篇』と考えれば
間違っているとは言い切れないぞ」
梓「でも>>229さんの言い分は筋が通っています」
律「つまりどういうことなんだ?」
ドラ「ボクのコンピューターが誤作動したんだ」
唯「これが有名な2000年問題なんだね」
ドラ「間違いないね」
紬「よかったよかった」
さわちゃんは
さわちゃんは何処
239:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/10/31(日) 03:33:51.23:mX.cnSwoさわちゃんは何処
─第15話くらい─
ドラ「ヒゲがピクピクする」
「こういうときは、唯ちゃんが何かロクでもない事を頼みに来るぞ」
ドタバタ ガチャ
唯「ドラえも~ん!!」
ドラ「そら来た」
唯「何が来たの?」
ドラ「春が来たんだよ」
唯「わぁ!!ぽかぽかして気分爽快だね!!」
ドラ「そうかい」
唯「謝って!!」
ドラ「えっ、なんで」
ドラ「それで今日はどんなマヌケなことをボクに頼むつもりなんだい?」
唯「うん、実はね、消しゴムを出してほしいんだよ~」
ドラ「消しゴム?」
唯「消しゴム~」
ドラ「それって人間の命を消してしまうとか、そういう意味合いの消しゴム?」
唯「そんな怖いのじゃないよー。シャーペンで書いた文字を消す消しゴムだよー」
「言うなればMONO消しだよ~」
ドラ「そんなものはない」
唯「えっ、空飛ぶ道具や瞬間移動できる道具を持ってるのに
どうして消しゴムは持っていないの?変態なの?」
ドラ「まぁね」
唯「認めちゃった」
ドラ「実はギー太をオチンチンと同じ柔らかさの素材に改造してみた」
唯「わっ、ギー太に変な弾力があるよ!!」ムニムニ
「消しゴムは出さないくせに、どうしてそんな余計なことはするの?」
ドラ「変態だからね」
唯「くそぅ」
ドラ「でもボクもただの変態だと思われたくはないから
タケコプターで消しゴムを買いに行ってあげるよ」
唯「やったー!!」
ドラ「じゃあ、お金ちょうだい」
唯「信じてたのに結局お金目当てなんだ」
ドラ「いや、消しゴム代が欲しいだけなんだけどな」
唯「それっておかしくない?」
ドラ「そうかなぁ」
唯「確かに私は消しゴムが欲しいと言ったけど、買いたいとは言ってないよね?」
ドラ「確かに言ってないね」
唯「そして買いに行くって言いだしたのはドラえもんの方だよね」
ドラ「そうだね」
唯「じゃあ お金はドラえもんが払うべきでしょ」
ドラ「その理屈はおかしい」
唯「おかしくないよ」
ドラ「じゃあ唯ちゃんの頭がおかしいんだ」
唯「まぁね」
ドラ「認めちゃった」
唯「実はドラえもんのとっておきのドラ焼きを
ただのホットケーキに改良してみたよ」
ドラ「あっ!!アンコがなくなっている!!」
唯「おいしく舐めとりました」
ドラ「どうしてこんなヒドイ事をするの?」
唯「頭がおかしいからね」
ドラ「あっ、なるほど」
唯「ふふ~ん♪」
ドラ「殴りたいなぁ」
ドラ「それでどうして消しゴムが欲しいの?」
「ひょっとしてゴムつながりで
コンドームと間違えているんじゃないの?」
唯「コンドームってなぁに?」
ドラ「……おいしいお菓子だよ。今度、ムギちゃんにおねだりしてごらん」
唯「うん、わかったー!!」
ドラ「それでどうして消しゴムが欲しいの?」
唯「宿題するんだよ」
ドラ「至極マトモな理由だった」
唯「ほら、こんなにいっぱい間違えてるから全部消さなきゃならないんだよ」
ドラ「本当だね」
「ところで1+1=5って書いてあるけど正気なの?あっ、頭がおかしいんだった」
唯「わたし達けいおん部は1+1が5にも10にもなるんだよ!!」
ドラ「素晴らしい考え方だけど、社会じゃ通用しないなぁ」
唯「せちがらいね」
ドラ「というより高校の宿題で何故1+1=なんて問題が出るの?」
唯「私は特別だからって、さわちゃんが私用の宿題を作ってくれたんだ~」
ドラ「かわいそうに」
ドラ「そういえば芸術家きどりのゴミどもが
スケッチで、食パンを消しゴムがわりに使っていると聞いたことがある」
唯「そっか。消しゴムのかわりになるものを探せばいいんだ」
「ドラえもん、食パン出して」
ドラ「そんなものはない」
唯「ドラえもんはいつになったら役に立つつもりなの?」
ドラ「ボクなりに一生懸命がんばってるつもりだよ」
唯「ドラえもんの手ってゴムマリみたいで柔らかそうだね」
ドラ「あっ、やめて」
ゴシゴシゴシ ゴシゴシゴシ
唯「あっ、シャーペンで書いた文字が消えたよ~」
「ドラえもんの手は消しゴムがわりに使えるね」ゴシゴシ
ドラ「やめてやめて!!うわぁあ!!手が真っ黒だ!!」
唯「ブラックドラえもんだね」
「いや、ドラえもんブラックだよ!!」
ドラ「なんでブラックの位置を変えたの?」
唯「仮面ライダーBLACKみたいでカッコイイかなって」
ドラ「ふうむ、確かにかっこいい」
唯「じゃあ、ドンドン消しゴムとして使って
かっこいいドラえもんブラックRXにするよー」ゴシゴシ
ドラ「あっ、待って!!ボクの手がすり減ってきたぞ!!」
唯「わぁ、大変だ!!」
「私の宿題が先に終わるか、ドラえもんの体が先に消滅するか
イチかバチかの大バクチだね!!」ゴシゴシ
ドラ「くっ、がんばって宿題を終わらせるんだ!!」
唯「え~と、3+4は…………よん?」
ドラ「何故、その結論に至ったか理由を聞きたいなぁ」
唯「あてずっぽうだよ」ゴシゴシ
ドラ「唯ちゃん、ものごとには全て理屈というものがあってね」
唯「わが拳は我流!! 我流は無型!! 無型ゆえにだれにも読めぬよー!」
ドラ「雲の唯ちゃんだね」
「よ-し、殺 すぞ」
唯「そうか、死 ねば宿題で苦労する必要もないんだ」
ドラ「変な方向に悟っちゃったぞ」
唯「ドラえもん、苦しまずに死 ねる道具出して~」
ドラ「ボクは人を殺 すのが好きなんじゃない」
「まだ生きたいと思っている人間の未来を奪うのが好きなんだ」
唯「最低だね」
ドラ「そうだね」
唯「おかげで私はまだ生き続けなきゃいけなくなったよ」
ドラ「そうだね」
唯「人はなぜ生きるんだろう」
ドラ「おいしいドラ焼きを食べるためだよ」
唯「そっか~」
「ドラ焼き買ってこようっと!!」
ドラ「MONO消しを買ってくればいいのに」
15話くらい 完
─16話─
─部室─
律「焼き芋つくろっぜー!!」
唯「じゃあサツマイモを燃やさなきゃね!!」
紬「私、ガソリンもってきたの~」
律「ヒャッホオオォォオオオア!?燃やせ燃やせwwww」
唯「ファイヤーwww」
ドボドボ ゴオォォオオォォ
澪「わぁ、こいつら部室で何やってんだ」
梓「気がくるっとる」
─あそこ─
唯「そういうワケで学校が燃えちゃったんだよー」
ドラ「バカかコイツ」
梓「それは最初から分かってたことですよ」
ドラ「そうだね」
律「とにかく学校を直す道具出せよ、というか学校直してこいよ」
ドラ「人にモノを頼む態度じゃないね」
唯「相手はロボだからね!」
ドラ「チクショウ、ボクがロボットで悔しいなぁ」
ドラ「そうだ、ショックガンで撃とう」ズバ
律「ギャ!!」パタリ
唯「あぁっ、りっちゃん」
ドラ「ワハハwwwすっきりしたぞ!!」
紬「だけどコッチにはまだ4人もいるわ」
澪「いや、私は学校を燃やしたテロリスト集団とは関係ないから頭数に入れてほしくない」
梓「私もです」
唯「でも、学校が燃えたせいで和ちゃんや頭がモップの子も燃えちゃったんだよ!!」
紬「さながらバーベキューパーティね」
唯「えへへ、やきにくたべたいぃい~」
紬「うふふ~、唯ちゃんかわゆい♪」
澪「だからなんなんだ」
紬「焼き肉になっちゃった友達をほったらかしの知らんぷりでも平気なの澪ちゃんは?」
唯「そうだよ!!澪ちゃんの悪魔オニ!!」
澪「え?なにこの流れ、私が悪いのか?」
ドラ「そうだ、ショックガンで撃とう」ズバ
澪「ギャ!!」ビリビリ
ドラ「そしてシビれて動けなくなった澪ちゃんのお尻の穴に銃口を突っ込んで」ズバ
澪「きゃぅんっ!?」ビクン
ドラ「内側から効くでしょ」
梓「す、すごいww」
ドラ「これであと3人だ」
梓「は、はやく私も撃ってくださいww」ハァハァ
唯「ビョウキ頭のあずにゃんにゃんにはショックガンは効かないよー!!」
紬「だったらバットで頭をスイカ割り」メッシ
梓「ぎゃぼー」
バタリ
紬「これであと2人……」
唯「るぁっ?ムギちゃんは味方じゃなかったの?」
紬「ごめんなさい、ノリで梓ちゃんの後頭部を陥没させたくなっただけで
今すぐ唯ちゃんの味方に戻ったわ」
唯「やったー!!」パチパチ
ドラ「めでたいなぁ」
ドラ「それで焼き芋でガンダムを作るんだっけ」
唯「うん」
紬「違うわ。燃えてしまった学校と死んでしまった人たちを生き返らせてほしいの」
ドラ「ボクはシェンロンじゃないんだから」
唯「できないの?」
ドラ「できるけど、50万円欲しいなぁ」
唯「ついにドラ焼きじゃなくて現金を要求してきたよ」
ドラ「ムギちゃんがいるからね」
紬「私の両親がお金持ちなのであって、私自身はお金持ちじゃないのだけれど」
唯「でも、おぼっちゃまくんみたいにお父さんと顔をベロベロなめ合いながら
現金がお茶の間をバンバン飛び交っているんじゃないの?」
紬「唯ちゃんが『ともだま○こ』させてくれるなら
50万円くらい払える気がする」
唯「ともだまんこってなぁに?」
紬「まず服を脱ぎます」
唯「なんだか ふわふわして変な感じ……」
紬「これが ともだま○こなのよ……」
唯「ふぁ……」
憂「」チャッコチャッコチャッコチャッコ
紬「はい、50万円」
唯「やったぁ!!これでみんなで温泉行って焼肉食べよう!!」
紬「いいわね!」
ドラ「えっ、ドラ焼きは?じゃなくて学校は?」
唯「あやうく忘れるところだったよ」
紬「私は覚えていたけど おもしろいから黙っていたわ」
ドラ「でもこのままじゃ唯ちゃんたち、警察に捕まるからね」
唯「やだな~」
憂「大丈夫だよお姉ちゃん。犯行現場に『ドラえもん参上』って紙を
いっぱいバラまいてきたから!」
ドラ「ショックガン」ズバ
憂「けぇっ!!」
バシューン
ドラ「き、気合でかき消した……」
紬「とにかく50万円あげるから、学校を直してもらえないかしら」
ドラ「う~ん、50万円もらえるならいいか」
唯「学校に着いたよー」
ドラ「見事に学校が焼けちゃってるね」
紬「そして、いたるところに『ドラえもん参上』ってスプレーで書いてあるわ」
唯「ドラえもんが校舎に火を放っている合成写真まであるよ」
「やるなぁ憂」
ドラ「しかもボクがストレス解消で
犬小屋に火を放っている本物の写真まであるからタチが悪い」
唯「ワンコちゃんに恨みでもあるの?」
ドラ「ボク、ネコ派だから」
ドラ「学校を直したいけど、警察や消防士がたくさんいて近付けないね」
唯「遠くから復元光線を学校に浴びせればいいんじゃないの?」
ドラ「そんなことしたら大騒ぎになるよ」
紬「どうみても既に大騒ぎなんだから、別にいいんじゃないかしら」
さわ子「あらっ、あなたたち……」
唯「あっ、さわちゃん」
けいさつかん「ん?あの青タヌキは放火現場にあった写真の…」
ドラ「ボクはタヌキじゃない」
ボォオオン
さわ子「きゃああぁああっ!?」
唯「おまわりさんの頭がコナゴナに吹っ飛んだ」
紬「デザートイーグルね」
けいさつかんたち「わっ、凶悪だぞ。銃で応戦しろ!!」
バキューン バキューン
唯「昔の刑事ドラマみたいに、なんのためらいもなく発砲してきたよー!!」
ドラ「よし、みんなも大長編みたいに空気砲とショックガンで反撃するんだ」カチャ
紬「どうみてもグレネードランチャーとガトリンガンです。ありがとうございました」
ダダダダダダダダダダダダダダダ ボカーン ボカーン
────────────────
─────────────
──────────
ドラ「そして誰もいなくなった」
唯「殺っちゃったね」
ドラ「さぁ復元光線で何もかも戻そう」
紬「ちょっと待って」
バラバラバラバラバラ
紬「ヘリの音だわ」
「自衛隊ね」
ドラ「まずいなぁ、アイツらの前で学校を直したら未来のヒミツがバレてしまう」
唯「どうするの?」
ドラ「皆殺しだ」
紬「わたしたち3人であの軍勢を相手にしなくてはいけないの……?」
唯「いつもどおり部室で楽しくおしゃべりしてただけなのに
どうしてこんなことになっちゃんだろう……」
紬「私、琴吹紬は命を狙われています」
「なぜ、命を狙われる事になったのか、事の発端は今となってはわかりません」
「ただひとつ判る事は、焼き芋と関係があると言う事です」
「りっちゃんと澪ちゃんは犯人の一味」
「他にも警察と自衛隊が200人以上」
「どうしてこんなことになったのか、私にはわかりません」
「これをあなたが読んだなら、その時 私は死んでいるでしょう」
「これを読んだあなた。真相を暴いてください」
「それだけが 私の望みです」
琴吹 紬
16話 完
ドラ「お前がガソリンを部室にバラまいたのが事の発端だろうが」
紬「そうね」
唯「二人とも、どいて!そいつ殺せない!!」
ドォーン ドォーン
じえいたい「ウワァァア」
ドラ「唯ちゃん、すっかり順応しちゃったなぁ」
唯「勝った」
紬「全員、じょうずにころせたわね」
ドラ「やってみるもんだなぁ」
唯「じゃあ、さっそく復元光線でぜんぶ元に戻そうよー」
ドラ「そうだね」ゴソゴソ
ドラ「あっ」
紬「どうしたの?」
ドラ「復元光線がない」
唯「終わりだね」
ドラ「でも500万円あれば見つかるかも知れない」
唯「えぃっ」
ボォオオン
ドラ「あっ、ボクの左腕が吹っ飛んだよ」
紬「次は頭を吹っ飛ばすわ」
ドラ「たかがメインカメラがやられただけだ」
紬「これで終わりにするか、続けるか、シャア!」
ドラ「終わりにしよう」
16話 完
澪ちゃんこんなんばっかね
286:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 01:50:49.02:cVK2Rsko澪「ほら見ろ!!澪ちゃんかわいそうという意見がこんなに!!」
梓「1レスだけですけどね」
唯「でもこれっばかりはしょうがないよね」
律「そうそう」
澪「なんでだよ、たまにはドラえもんとコラボした澪ちゃん感動話もいいハズだよ」
唯「めんどうくさいなあ」
紬「じゃあたまには違う書き手さんに書いてもらうというのはどうかしら」
梓「というワケで─17話─でも─18話─でも何話でも勝手に書きたい
書き手さんがいたらいつでも書いてみてください」
律「VIPの保守がわりの乗っ取りみたいな軽い感覚でね」
唯「ドラえもんの道具を使っていかに人を殺すかしか考えてない人じゃない人が書いた
けいおんドラえもんSSを読んでみたいよね」
梓「なんかワンパターン化しちゃいますからね」
紬「ドラえもんの道具を使って、友情を深める話やガチ百合の話を見たいわ」
澪「そういうのを見れば、何か新しいネタが思い浮かぶかもしれないし」
律「そんなこといって、誰も書かない可能性の方が高いぞ」
梓「まぁそれはそれで」
紬「ここを>>1のスレだと思わず気軽に短編でも長編でも投下してみてください」
律「そんなこといって、調子に乗ってるとか荒れるんじゃないの?」
澪「うるさいよ!!ウンコ喰え!!」ブリバリブリ
律「おっしゃああ!!」パクパク
梓「澪先輩はこんなんばっかりだ」
─17話─
律「練習したくないな」
唯「うん、絶対にしたくないよね」
梓「ここまで練習を拒否するなんて
何か深い理由があるか、あるいは 人間のクズに違いない」
紬「唯ちゃん達が練習したら人質になっている子供たちが殺されるとか?」
律「へへっ、分かってないなぁ」
唯「私達は単にやる気が無い……ただ それだけなんだよー」
澪「やっぱり ただのクソ野郎だった」
紬「まぁまあ、みんなお茶でも飲んで~」
梓「ムギ先輩がそうやって甘やかすから唯先輩とハゲが つけあがるんですよ」
律「中野。おい、中野よ。お前、今なにか暴言吐かなかった?」
梓「おやおや、変な言葉が聞こえましたか?」
「それは律先輩が内心、気にしていることが
幻聴になって聞こえたのかも知れませんね」
律「……」パラリ
紬「あらっ、どうしたのハゲ?カチューシャを外して」
律「幻聴だ幻聴だ幻聴だ」
澪「おいハゲ、練習するぞ」
律「分かったぞ、お前ら全員 友達のいないアタシの生み出した幻覚なんだろ」
「本当のアタシは部屋に引きこもって楽しいけいおん部生活を妄想する不登校少女なんだ」
梓「何か面倒くさいこと言いだしましたよ」
澪「お前のせいだろ」
唯「りっちゃん、私は幻覚なんかじゃないよ」
「ほら、あったかいでしょ?」ギュ
律「ゆ、唯…」ドキドキ
唯「でも、あずにゃんは怪しいよ」
律「やっぱりか」
紬「新入部員が欲しいという私達の願望が生み出したマボロシだったのね」
梓「まさか私が幻覚だったとは思いもしませんでした」
律「そうと分かれば絶対に練習なんかしないぜ!!」
澪「なんでだよ、梓が本物だろうが幻覚だろうがどうでもいいだろ」
梓「なんだと」
紬「ねぇ、いいからお茶にしましょう」
澪「ムギはなんですぐそんなにお茶を淹れたがるんだ!?」
「おばあちゃんかよ!?」
律「いや、別におばあちゃんじゃなくてもお茶くらい淹れるだろ」
唯「憂もよくお茶を淹れてくれるよ!」
梓「バーカ」
澪「最後の声は幻聴だよな」
梓「死ね」
唯「ところで あずにゃんは幻覚だからケーキいらないよね」
紬「そうね」
梓「私は質量をもった残像なのでケーキも食べます」ムシャムシャ
唯「わぁあぁあぁあああ!?この残像、私のケーキ食べちゃった!!」
梓「フハハハハ!!怖かろう!!」
唯「残像だからギー太で殴っても犯罪じゃないよね」
梓「残像だから効きませゴシャぐぇあ」
律「大変だぁ~。梓を保健室に運ばなきゃ~」ニヤニヤ
澪「こうして今日も練習ができずに終わるのか」
─秋山邸─
澪「というワケでアイツらが真面目に生きる道具を出してほしいんだ」
ドラ「澪ちゃんのパンツは高く売れるからドラ焼きがいっぱい食べれていいなぁ」ムシャムシャ
澪「あっ、また私の下着を売っちゃったの!?」
ドラ「唯ちゃんのパンツを売るとうるさいからね」
澪「私のを売ってもうるさいよ!?」
ドラ「ショックガン」カチャ
澪「ひぃいい!?ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!」
ドラ「いい反応だね」
ドラ「女の子の泣き顔を見たらテンションが上がってきたから
道具を出してあげるよ」
澪「…本当?」パァ~ッ
ドラ「え~っと、唯ちゃんたちがマジメになる道具は…」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「ジキルハイド~」
澪「わぁ、なんだか知らないけどすごそうだぞ!」パチパチパチ
ドラ「ふふふ」
ドラ「この薬を飲むと性格が逆転するんだ」
「気弱な人は強気な性格になるし、グータラな人はシャキッとする」
澪「結構まともな道具じゃないか」
ドラ「まぁ効果は10分間なんだけどね」
澪「10分か……」
「でも、いったん練習を始めれば、アイツらもすぐにやめるとは言わないだろう」
「10分もあれば十分さ!!」
─翌日 放課後 部室─
ザアアアーーーーーーーー
梓「今日は一日中、すごい雨ですよね」
律「あぁ。こんなに雨ばっかり降ってると確実に練習したくないぜ」
唯「まさにその通りだね」
澪「雨と練習となんの関係があるんだ?」
梓「しかしマジメな話、大雨警報とか出てましたから
今日は早めに帰った方がいいかも知れませんよ」
紬「そうねぇ」
律「ほらな?」
澪「なにがだよ」
律「雨と練習しない事と ちょっと関係あっただろ?」
澪「ん、まぁ…」
律「謝れよ」
澪「なんで貴様みたいな貧乳に謝らなきゃいけないんだ」
律「そうやってお前は永遠に他人を見下すことしか しないんだッ!!」
梓「お、落ち着いてください律貧乳先輩。いや、がっかりオッパイセンパイ」
律「中野が寝ている間にツインテールを片方ずつ二匹の犬の肛門にねじ込んでやるぞ」
紬「ガチャガチャうるさ~い」ガシャーン
澪「わぁ、ムギ!!机を蹴っ飛ばすなよ~!!」
唯「りっちゃんの叫び声は私達の耳の中に不快なモノを残すんだよ」
律「すまん」
紬「謝って」
律「今 謝ったよな」
紬「りっちゃんは私達に一度、心をこめて
『ごめんなさい』しないといけないわよね?」
律「なぜだ?」
唯「りっちゃんは何かバカな事をやっても
『実は場をなごませるためにワザとバカをやってる』的な
解釈が歯がゆいんだよー!!」
梓「そうですよ。唯先輩なんてバカなことやってたら
ガチでキチガイ扱いされて常に精神病院送りのスタンバイはOKですからね」
唯「謝れ!!」
梓「ほら、律先輩謝ってください」
唯「りっちゃんじゃなくて あずにゃんが謝れ!!」
梓「Why?」
唯「あっ、なんか英語だ!!くそー!!分かんないと思ってバカにして!!」グスッ
澪「お前、Whyが分からんのか。本物のバカだな」
紬「どうやら『謝らなくていい王』は私と唯ちゃんの2人に絞られたようね」
唯「やったね!!」
澪「今そんなことを競いあっていたとは」
唯「よーし、ムギちゃん!!最後の決戦だよー!!」
紬「えぇ!!面倒だから唯ちゃんに勝利を譲るわ」
唯「優勝!!」フンス -3
梓「おめでとうございます」
紬「これで唯ちゃんは悪い事をしても2度と謝ることは出来なくなったわ」
唯「え、そうなの?」
澪「うっかり人を怒らせちゃっても謝れないって
結構、嫌われそうな設定だな」
律「最後には憂ちゃんにも愛想をつかされ孤独死か」
唯「わ~ん、やだよ~!!さみしいよ~!!」ウワーン
紬「唯ちゃん、謝って!!」
唯「ごめんなさいいぃ~!!」ワ~ン
澪「あっ、真のチャンピオンはムギだった」
梓「よしよし」ナデナデ
唯「えへへ、あずにゃん…」
律「よし、唯も からかったし帰るか」
澪「いやいや、少しくらい練習しようよマジで」
律「お前はどこまで練習したいんだ、いい加減にしろよ このクズ野郎」
紬「澪ちゃん、変態じゃないの?」
梓「見損ないましたよ!!」
澪「なんで練習しようって言っただけでこの扱いなんだ!!」
(やはり昨日ドラえもんに借りた道具を使うしかないな)
ドポン
澪「さぁ、突然だけど このなんでもない紅茶を飲んでくれ」
唯「なんかあきらかに変な丸薬が入ってるんだけど」
律「アメ玉くらいのデカさがあるのにバレないと思ってんのか」
澪「あやしくないよ!!絶対にあやしくないよ!!」
唯「本当?じゃあ飲んじゃおうっと」
梓「おい、待てこのバカ」
紬「この薬を飲んだらきっと私達に何か異変が起きるのよ」
唯「あぶないところだった!!」
澪「くそっ、なぜバレたんだ」
律「わかったよ、澪がそこまで言うなら練習するよ」
澪「え? り、律……いいのか?」
律「まぁアタシだって本気で練習したくないワケじゃないしさ」
唯「いや、私は本気で練習したくないよ」
澪「律……」
梓「じゃあ律先輩が気の迷いで やる気を出しているうちに
始めちゃいましょう!!」
紬「そうね」
唯「えぇ~っ?」
澪「よ、よーし!!まずは『ふわふわ時間』だ!!行くぞー!!」
律「あ、ちょっと待って」
澪「ん、どうした?」
律「なんで澪が仕切ってんの?」
唯「ヒヒッw信じてたよ りっちゃんww」
澪「えっ…」
律「いやほら、なんかそういう『行くぞー』とかって
部長であるアタシの役割じゃん?」
澪「べ、別にいいだろ、誰が言ったって…」
唯「いや、これは大事なことだよ澪ちゃん」
律「あ~……なんかやる気なくしちゃったな~」
澪「お前……」
律「これは練習どころじゃないな~」
澪「くそっ、罠だったのか…」
律「さぁ練習してほしかったら どうやってお願いするんだ?」
梓「まずは土下座ですよ土下座」
澪「くっ」
紬「そして りっちゃんの陰毛を歯で全部ひき抜かなければいけないわ」
律「えっ」
澪「い、いいのか!?」ガバッ
律「いや、今のは違うよ」
唯「りっちゃんは間違ってないよ!!」
紬「そうよ、私達はりっちゃんを信じる」ガシ
律「おい、離せバカ怪力眉毛ゴリラ」
澪「くそ~、律め~」ウキウキ
律「お前もウキウキしてんじゃないよ」
唯「それそれ~~」ズルッ
律「こ、こらあああ~~~パンツを脱がすなぁああ」
梓「さぁ準備OKですよ澪先輩!!」
澪「陰毛サラダいっただきマンモスwww」
律「くそっ、こうなったらゲロと屁と小便とクソを
4つ同時に発射するしかない!!」
梓「し、しかしネモ船長!!それではノーチラス号もタダではすみません!!」
律「死中に活を見出す!!」
「パーッパーッパーッパーッパーパパパパッ!!
ピーピピッピーピーピーp----------‐―-―-――――--―ッ!! 」
「さらば恥丘よ!!ヤマト波動砲発射あああああああああああああ!!」グググググググググ
ブチ
紬「北斗神拳奥義!! 天破活殺!!」カンチョー!!
ずぶっ
律「うぐぁぁあ!?」ヌプププゥ
唯「7本の指が根本まで入ってるよ!!」
律「だ・・・出せぬ!! ケ・・・ケツが!!アナルが!!うっく!!」ウゥッ
紬「鳳凰すでに翔ばず!! りっちゃんは翼をも もがれたのよ!! 」グググ
律「フッ、ククそうか……オナラもはがれウンコまで もがれたというわけか!!」
梓「この人 頭おかしい」
律「だが!! アタシは聖帝りっちゃん!!」
「けいおん部の部長!!」
「退かぬ!!」
「媚びぬ!!」
「省みぬ!!」
「部長に逃走はないムグーー!?」カポッ
唯「さっき脱がしたパンツを口に突っ込んだからゲロも吐かせないよ~!!」
律「んん~~~~~ッ!?」ジタバタ
梓「なんかもうレイプみたいな光景ですね」
律(さよなら天さん……)ジョロ
紬「ハッ、いけない!!自爆オシッコする気よ!!」
澪「させるか!!私のタンポンを…抜いて……」ヌポッ
「…突っ込むッッ!!」
ぐぽっ
律「!?」
梓「み、澪先輩、そこは尿道じゃ……なくてマンk…」
澪「えっ」
律「」ジョロロロロ
紬「悟空~~~~~~~~~~ッ!!」
しょろろろろろろろろろろろろろろろろ
澪「ぬくもり……」ピチャパチャピチャパチャ
梓「結局、被害は澪先輩がオシッコまみれになっただけで済みました」
澪「よかったよかった」
律「澪がいいなら それでいいよ。だって、お前の人生だから」
梓「それにしても いい加減に練習したいところですが、いつのまにか6時です」
唯「雨も どしゃ降りになってきたし帰ろっか~」
律「どしゃ降りなのに帰っちゃうのかよ!!」
紬「でも、さっきから全然 弱まりそうにないし…」
ドドドドドザザザザアアアアアアーーーーー
唯「本当にすごい雨だねぇ」
梓「あっ、さわ子先生を恐喝して車で送ってもらいましょう!!」
紬「いいわね」
澪「いや、別に恐喝せんでいいだろ」
─職員室─
ガラッ
唯「失礼しまーす」
さわ子「あら、あなた達」
「どうしたの?」
律「いや~、すんごい雨降ってるから
さわちゃんの車で送ってもらえないかなぁ~って」
さわ子「教師をアッシー君がわりに使おうなんていい度胸じゃない」
紬「アッシマー?」
澪「アッシーだよ。おもに1990年から91年にかけて
移動手段としての男性をそう呼ぶことが定着したんだ」
梓「さすがババ子先生。ロクでもない」
さわ子「ぶっ殺すわよ?」
梓「やれるもんなら殺ってみろよ!!」ヘイ カモンカモン!!
さわ子「」バチコーン
梓「へぶぁっ!?」バゴーン ガシャドシャガシャーン
澪「あの教師、体罰禁止の今のご時世で本気で生徒を殴ったぞ」
紬「時代錯誤だわ」
唯「おばあちゃんだからね、さわちゃんは」
律「というか梓はなんで挑発したんだ?」
唯「アホなんだよ」
紬「唯ちゃんに言われると重いわね…」
さわ子「まぁ別にいいわよ、車で送るくらい」
「ちょうど仕事も終わるとこだしね」
唯「やったぁー!」
さわ子「だけど私の車は4人乗りだから あと3人しか乗れないわ」
律「なんだ、じゃあ澪と梓が歩いて帰ればいいだけの話じゃんか」
紬「そうね」
さわ子「なるほど」
唯「けって~~い!!」
澪「おいちょっと待てよキュアドリーム」
梓「夢も希望もあったもんじゃない」
梓「なぜ私が雨の中ゴキブリと歩いて帰らなきゃいけないんですか」
澪「そりゃこっちのセリフだよリアルゴキブリ怪物モンスターが」
律「みにくいヤツらだなぁ」
澪「お前だよ!!」
梓「本当ですよ、 勝手にチャチャッと決めちゃって」
「こういうときはジャンケンでしょうよ」
唯「仕方ないよ、あずにゃんは後輩なんだから」
紬「そうよ、そのかわり唯ちゃんが指を挿入れさせてくれるって」
梓「私、歩いて帰ります」
唯「わぁ、あずにゃんカッコイイ!!」
「ところで指を入れるってどこに?」キョトン
梓「くわしく優しく教えてさしあげますよ」
「さぁ女子トイレへどうぞ」
唯「わぁ、どんな事なんだろ~」トコトコトコ
ガチャ
バタン
紬「これでよし」
澪「おい律」
「梓は後輩だから歩いて帰るのは当然として なんで私まで…」
律「だって唯やムギに歩いて帰れなんて言えないよ」
「幼馴染の澪だからこそ、遠慮なく頼めるんだ」
澪「え?」ドキッ
さわ子「信頼の証ってワケね」
紬「ふふ、りっちゃんと澪ちゃんみたいになんでも言い合える仲が羨ましいわ」
澪「そうか…」
律「分かってくれたか」
澪「っていうか私じゃなくて律が歩いて帰ればいいんじゃないの?」
律「あ?なんで?」
澪「やっぱり ただのクソ野郎だった」
ザアアアァアァッァァァ
唯『わぁああああ~~~ん!!』バシャバシャバシャ
律「ん?」
さわ子「どこからか唯ちゃんの声が聞こえたような…」
紬「あっ、窓の外を唯ちゃんと梓ちゃんが駆け抜けてゆくわ!!」
梓『指一本でも人参ですよ!!人参妊娠!!』バシャバシャバシャ
さわ子「なに言ってんだあのガキ」
澪「よし!!唯が出てったなら私も車に乗って帰れるね!!」
律「さわちゃん、アタシのドラムセット
何故か車に乗せていい?」
さわ子「そうしたら澪ちゃんが乗れなくなるわね」
紬「しかたありません」
澪「しかたあるよ!!なんでドラム持って帰る必要があるんだよ!?」
律「わからん」
ザアアアアア
澪「なぁ本当にドラムセット持って帰るの?」
「冗談だよね?」
律「アタシはやると決めたらやる女だぜ」
さわ子「じゃあ出るわよ」
紬「はやく いってください」
ブロロロロバシャシャシャシャシャシャ
澪「わぁあ!!本当に行っちゃった!!」
「アイツらの机に皮を剥いだネズミの死体を突っ込んでおいてやる…!!」
─秋山邸─
澪「ただいま……」
ドラ「やぁ澪ちゃん、ズブ濡れだね」
澪「ドラえもん、ネズミの死体出して」
ドラ「はい」ボトボト
澪「本当に持ってるとは思わなかったよ」
ドラ「ふふ、それよりジキルハイドはどうだった?」
澪「トンちゃんにあげちゃった」
ドラ「えっ、なんで?」
澪「ムシャクシャしててつい」
ドラ「スッポンモドキの性格が逆転したらどうなるんだろう」
澪「なんかすごいスピードで泳ぎだして水槽に頭を激突させて死んじゃった」
ドラ「残念だね」
澪「明日また新しいのを飼って入れておくよ」
ドラ「五代目トンちゃんだね」
澪「うん」
17話 完
澪ちゃんの扱いひどいと思ったが
よく考えたら全員ひどかった
325:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/03(水) 23:42:06.19:cVK2Rskoよく考えたら全員ひどかった
─18話─
─平沢邸─
唯「だだ~いま~」
憂「おかえりなさい、お姉ちゃん…」
「わぁ、ずぶ濡れだね!!カサのさし方、分からなくなっちゃったの?」
唯「そんなにバカじゃないよ!!」プンプン
憂「ごめんね。それでどうしてズブ濡れなの?」
唯「え~っと…………あれ?なんだっけ?」
「走ってるうちに忘れちゃったー!!」
憂「ニワトリみたいに3歩 歩いたら全部忘れちゃうお姉ちゃんかわいい!!」ヒャッホッホー!!
唯「わぁい!!喜んでる憂を見ると私も嬉しいよ~!!」ウンタン♪ウンタン♪
憂「あっ、うんたんしてるお姉ちゃん超かわいい!!」ウヒョッヒョヒョー!!
唯「嬉しいなぁ~」ウンタンタン♪
憂「お姉ちゃん、はやく私とお風呂に入らないと風邪ひいちゃうよ」
唯「ん? 憂と入るの?」
憂「ひょっとして私が お風呂で襲っても
お姉ちゃんは3歩歩いたら忘れちゃうかも知れないね!!」ワクワク
唯「忘れないよ~」
憂「それって私(憂)との思い出は忘れるワケないよ!!ってこと!?」キャハ~!!
唯「そんなに深い意味じゃないよ」
憂「じゃあ、一緒にお風呂入ろっか!!」キラキラキラ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
唯「入らないよ~」
憂「それって私のことなんかキライってこと…?」グスッ
唯「そんなワケないよ!!」
憂「お、お姉ちゃ~ん!!」ダキッ
唯「うい~!!」ギュッ
憂「じゃあ、一緒にお風呂入ろっか!!」
唯「入らないよ」
唯「ふぃ~、あったかあったか♪」ポカポカ
憂「あ、お姉ちゃん!!お風呂どうだった~?」
唯「気持ちかったよ!!」ヤッター
憂「気持ちかったんだ~!!」エヘヘ~
唯「それで今日の晩ご飯は何かな~?」
憂「私の汗と涙から塩分を抽出して作った妹塩ラーメンだよ~♪」
ゴ┣ッ
唯「私、マクドナルド行ってくるね」
憂「わああぁああおあああマクドナルドの野郎!?」ドガシャーン
「マクドナルドブッ殺す!!」ガタン
唯「わぁあ、ダメだよ~!!マクドナルド殺しちゃだめぇええ~!!」ドタバタ
─マクドナルド─
店員「いらっしゃいませ!!マクドナルドへようこそ!!」
憂「マクドナルドを出してください」ゼェゼェハァハァ
店員「えっ」
憂「マク
唯「チーズバーガーとフライドポテトSを2つずつください」
店員「かしこまりました、席についてお待ちください」
憂「あの!!」
店員「は、はい?」
憂「マクドナルドはどこですか?」
店員「マクドナルドはここですが」
憂「お前がマクドナルドだったのか!?」ウオォォォッ
店員「ひぃぃいい!?」
唯「どうどう。ほら、うい~。ノドの下、ごろごろしてあげるよ~」ゴロゴロ
憂「わぁい、えへへ~」ゴロゴロ
─橋の下─
ピチョーン ピチョーン
唯「そういうワケで憂がちょっとアレなのをなんとかしてほしいんだよー」
ドラ「憂ちゃんは唯ちゃんが大好きだからね」
唯「ところでドラえもん、澪ちゃんの家にいたんじゃないの?」
ドラ「追い出された」
唯「なにかやらかしたんだね」
ドラ「やらかした、というより何もやらかさない日の方が珍しいからね。ボクの場合は」
唯「そうだったね」
ドラ「そうだ、久しぶりに唯ちゃんの家に
唯「二度と敷居をまたがせるもんか」
唯「だけど、ここでポイントを上げれば私の家に戻れるかも知れないね」
ドラ「よーし、ここはおふざけぬきで」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「まあまあ棒~」
唯「先っちょに×印のついた棒だね」
ドラ「この×印の部分でボルテージがMAX状態の人の口を押さえて
『まぁまぁ』と言うと、興奮が鎮まるんだ」
「原作では怒りを鎮める道具なんだけどそういう解釈とする」
ドラ「憂ちゃんが暴れ出したら、すかさずこれで制御するといいよ」
唯「やればできるじゃん!!」
ドラ「ふふふ、じゃあ唯ちゃんの家に戻っていいよね!!」
唯「だめだよ」
─平沢邸─
唯「ただいま~」
憂「あっ、お姉ちゃんだ!!お姉ちゃんが私の家にやってきた!!」ヤッター!!
唯「そりゃ私の家だからね」
憂「ここは私の家なのにお姉ちゃんにとっても私の家?」ウォォォ*・゜゚・*:.。..。.:*・゜
「じゃあ私はお姉ちゃんでお姉ちゃんは私なの!?わたしたわしとぁいs」キャッホォォォオオ!?
ピタ
唯「まぁまぁ」
憂「……」フゥ
憂「あれ……私、なんで騒いでたんだろう」
唯「まるで賢者タイムだ」
憂「じゃあ、先に寝るからあとは勝手にしてて」ファ~ァ
唯「うん、おやすみ~」
憂「うぎゃああああアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアッツ!?」
唯「!?」ビクッ
憂「お姉ちゃん寝るの!?一緒にパンツ脱いでいい!?イグザクトリィイイィィィイイ!?」
(そのとおりでございます)
ピタ
唯「まぁまぁ」
憂「……」フゥ
憂「おやすみ」
唯「おやすみなさい」
唯「いつもは あの状態になったら1時間は収まらなかったうえに
結局私のパンツを剥ぎとっていったのに……まあまあ棒は便利だなぁ」
─朝─
憂「おはようぅおおおおオオオォォオ!?おおおおお姉ちゃん今日も超!絶!!かわゆイイィイイィイィィイイ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!?」
「早く起きないと舌を入れちゃうよ!?さぁどうするの!?どうするのお姉ちゃんねぇ!?ねぇねぇおねえちゃぁああn」レロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロレロ
唯「はっ、く……」
「まあまあ」
憂「シュン」
憂「おはようお姉ちゃん、朝ごはんの準備できてるから」
唯「うん……」
唯「いつもあそこまでヒドかったっけ……?」
─ゴミ捨て場─
ドラ「えっ、昨日から2000回も まあまあ棒を使ったの?」
唯「なんかいつも以上に反応が過剰で
私と目があっただけで股からなにかがびぴゅっと飛び出してたよ」
ドラ「潮吹きだね」
唯「憂の身になにが起こっているの?」
ドラ「あれは興奮を消滅させる道具じゃなくて
お腹の中にためこんでガマンさせるだけの道具だからね」
「今、憂ちゃんはオナ禁200年の囚人状態で
憂ちゃんの頭の中では常に唯ちゃんの子宮風呂につかっている桃源郷だ」
唯「理解のはんちゅうを超えているね」
ドラ「このままじゃ憂ちゃんの危険が危ない」
唯「私じゃなくて憂が危ないの?いや、そりゃ脳はあぶないけど」
ドラ「なにせ、まあまあ棒で溜めこんだエネルギーは火山の噴火に匹敵するからね」
「もし次に唯ちゃんが憂ちゃんを興奮させたら大変なことになる」
唯「どうなるの?」
ドラ「いにしえの生命は滅びてサードインパクトが始まる」
唯「大変だね」
憂「あっ、お姉ちゃんだー」ブシュウウウ
唯「股からまたなんか噴き出した」
ドラ「その勢いで20センチは浮きあがったね」
憂「お姉ちゃんとすごいスピードで激突すれば骨肉砕けグッチャグッチョハンバーグになって真の意味で一つになれるよー!!」ダダッ
ドラ「憂ちゃんの股間から月光蝶が」
唯「なんか妄言を吐きながらものすごいスピードで突進してくるよ~ッ!!」
ドラ「ヒラリマント~!!」
ヒラリ
唯「かわした!?」
憂「えっ!?」
純「今日はポキポキ☆ポッキキー日和だな~♪」トコトコ
憂「くぁっ!?このままだと、気色悪いことをほざきながら通りがかった純ちゃんとフュージョンしてしまう!!」
「かぁっ!!」
純「
ドラ「純ちゃんを気合いでかき消した」
憂「ふぅぅ、気合いを吐きだしたら なんだかスッキリしちゃった!」
唯「やっぱりなんでも溜めこむのはよくないんだね」
ドラ「これからは憂ちゃんに定期的におっぱいを揉ませるようにするといいよ」
「憂ちゃんはスッキリするし、唯ちゃんはおっぱいが大きくなる」
憂「一石ニ鳥だよ、お姉ちゃん!!」
唯「揉ませないよー」
憂「ウワァアアアアアアアアァァァ!?」
┣″カアアァアアアアアン
唯「妹が爆発した」
ドラ「それを聞きたかった」
18話 完
なにこれひどいwwwwww
351:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/05(金) 02:12:09.78:QQJ0ju6o─19話─
唯「翼をください」
梓「はい」
唯「あれって誰に喋ってるの?」
梓「さぁ……神様とかじゃないですか」
唯「あぶない人なんだね」
梓「あれっ、唯先輩は夢いっぱいそうだけど神様信じない派ですか」
唯「99パーセントは信じてないけど
いたらおもしろいなぁという期待を込めて
1パーセントくらいは脳にスペースを空けてある程度だね」
梓「ははぁ」
唯「あずにゃんは信じているの?」
梓「私は自分しか信じてませんよ」
唯「清々しいね」
唯「でも、翼を下さいって歌自体は名曲だよね」
梓「そうですねー」
律「それにくらべてアタシらの歌ときたら」
紬「おねがい!アツアツお皿のカレー
スパイスひとさじ刺激ちょーだい☆」
唯「うぎゃあああああ」
梓「やめてください!!」
律「甘口じゃなく今日は中辛なのwww」
「大人ww味WWWなのwwWWwwwwwWWW☆」
澪「なんだよなんなんだよ」
律「お前、どういう精神状態で歌詞書いてるワケ?」
唯「きっとタバコがわりにクスリを打っているんだ」
紬「ダメ、ゼッタイ」
梓「見そこないましたよ」
澪「でも、いい歌だろ?」
唯「いやいやいや」
律「そりゃアタシら、見た目がそこそこだから受け入れられてるだけで」
梓「こんなもんブッサイクが歌ったら生卵 必ずぶつけられるで!!に、2個はぶつけられるで!!」
唯「でも生卵をうまく受け止めれば働かなくても毎日、卵を得られるよ!!」
律「そうか、カレーのちライスはサバイバルの歌だったのか」
梓「見なおしましたよ」
紬「お肉お野菜ひみつの隠し味
育ち盛りの欲張り恋心」
唯「うぎゃあああああ」
律「やめろwwWWWww」
梓「耳がww腐るwwWWちはやぶるwwWW」
澪「おまえら、おまえら!!おまえらぁああッ!!」
─秋山邸─
澪「友達をブッ殺す道具を出してくれ」
ドラ「それは既に友達じゃないよね」
澪「落ち着け私」
ドラ「そうそう、深呼吸して」
澪「ヒッヒッフー、ヒッヒッフー」
「しまった、うんこが
「ねぇドラえもん。私の作った歌詞っておしゃまさんだよね?」
ドラ「お、おしゃま?」
澪「少女が年齢の割りに大人びた格好や感覚を身につけていることなんだよ」
ドラ「なぁケツの穴からアルコール摂取してるんだろ?」
澪「そんなことしてないよ!!」
澪「私の歌詞ってそんなに変かな?」
ドラ「ボクは精神病患者に『オイ!!お前、変だぜ!!』なんて言えないよ」
澪「それと私と関係あるの?」
ドラ「さぁね」
澪「もういいから律たちが私を見直す道具出してほしいな」
ドラ「これ以上、会話を続けるとボクのコンピュータが汚染されるので
大人しく道具を出そう」ゴソゴソ
ドラ「え~っと」ゴソゴソ
「なんかチヤホヤされる道具とかあったハズだけど……」ゴソゴソ
澪「結構、時間がかかるね」
ドラ「ウィキペディアで探してるんだけど、なかなか該当する道具が見つからないんだ」
澪「苦労をかけるなぁ」
ドラ「もう、これでいいや」
テケテテン
ドラ「ニクメナイン~」
澪「わぁ、どんな道具?」
ドラ「この薬を一錠飲めば、一回だけ どんなヒドイ最悪な事をしても憎まれなくなる」
澪「ふむ」
ドラ「だから澪ちゃんの歌詞を披露しても大丈夫だよ」
澪「なにが大丈夫なんだ」
澪「考えてみれば、そんな道具に頼って支持を得ようだなんて
負けを認めているようなものじゃないか!!」
ドラ「もう負けを認めたら?」
澪「負けないもん!!」
ドラ「そうは言うがな、大佐」
澪「明日は新曲の歌詞を披露して絶対にチヤホヤされるぞ!!」
─明日─
澪「甘い匂いのするお菓子の森で小鳥さんとおしゃべり」
「湖から私をいざなう声が聞こえるよ」
「なんだ幻聴か」
「白い粉がもっとほしいよマンドリル」
「三羽そろえばやらないか」
「わたしの恋に白黒つけてよ、パンダみたいに」
「赤黒い挽き肉ハンバーグパラダイスロストセクハラダイスハンバーグ」
「生まれたてのパンダのベィビーグッチャグチャグチョグッチャチャン」
「わたしの恋はどうなった」
「大体甘い匂いのするお菓子の森ってなんだよただのお菓子工場だろ」
「この世には夢も希望もないけれどアルコールだけがオアシスさ」
「へっぼぼぼへあwアヘヘヘアアヘヘヘヘぼあいksbふぃsbwwww」
「わらしの恋にひろくおつけれよwランバダみたいにww」
「ヒッヒヒヒヒヒwwあべしばえいsびあbにsびべいおぼんsぶぁいおはずぁぁぁどとぅううう」
唯「
律「
紬「
梓「
19話 完
安心の澪作詞
422:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/06(土) 13:43:05.75:YjFVl3co梓「じゃあ澪先輩を置き去りにして、おいしいラーメン食べに行きましょうか」
唯「賛成賛成!!」
澪「えっ、なんで私を置き去りにしちゃうの?」
「おいしいラーメンなら私も食べたいよ!!」
律「なんとなくそんな気分かなって」
紬「私、熱々の紅茶を浴びせられるのが夢だとでも思ったのかしら」
澪「だってムギは以前、叩かれたい願望があるって言ってたじゃないか」
律「あれは、澪がアタシを殴るのがスキンシップっぽくて羨ましかっただけだろ」
梓「冷静に聞くと殴る事がスキンシップって恐ろしい女ですね澪先輩は」
澪「う、うるさいっ!!」
ゴォン
梓「びぇええ~、澪先輩に殴られた~!!」ウェ~ン
唯「よしよし」ナデナデ
梓「ひひっ」
紬「じゃ澪ちゃんをのぞく4人でラーメンを食べに行きましょうか」
梓「ちょっと待って下さい」
唯「どうしたの?」
梓「たまには趣向をかえてムギ先輩を置き去りにしましょう」
紬「えっ」
澪「や、やったww」
律「確かにムギは、いいポジションにいるのが当たり前って感じがして不公平だよな」
紬「えっ」
唯「でもムギちゃんはいつも紅茶を淹れてくれてお菓子もくれて
優しくてあったかくてほわ~っとしてて、いい待遇なのは当然と言えるよ~」
紬「ゆ、唯ちゃん!!」ムギュウゥゥン
澪「じゃあ唯を置いて4人で行くか」
唯「嫌だよ。ムギちゃんはいつも家でおいしいモノ食べてるから
おいしいラーメン食べなくていいよね」
紬「えっ」
─公園 ホームレス支援炊き出し行列─
ドラ「今日の炊き出しは量が多くていいなぁ」ムシャムシャ
紬「ドラちゃ~ん!!」
ドラ「やぁ、お金ちゃん。じゃなくてムギちゃん」
「お金ちょうだい。じゃなくてどうしたの?」
紬「本音が見え隠れしてるわね」
ドラ「お金が無いからね」
紬「今、誰の家にいるの?」
ドラ「公園のベンチの下で寝泊りしているよ」
「長年、狭い押入れに住んでいたスキルがこんなカタチで役に立つなんて」
紬「キャンプ用の道具とかいっぱいありそうだけど……」
ドラ「最近、パチンコにハマっちゃって……」
紬「全部、売ったのね」
ドラ「ムギちゃんほどのお嬢様がボクみたいなクズになんのようだい?」
紬「梓ちゃんをバラバラにする道具を出してほしいの~」
ドラ「何か複雑な事情がありそうだけど、梓ちゃんをバラバラにすれば済む話なの?」
紬「梓ちゃんが変なことを思いつかなければ
私は今頃みんなと楽しくラーメンを食べられたのに!!」
ドラ「ふぅん」ホジホジ
紬「なんで今、花クソをほじったの?」
ドラ「生理現象だよ」
紬「ロボットなのに?」
「本当は私の話なんかくだらない、
世間知らずのお嬢様のわがままだって思っているんでしょう?」
「くやしいくやしいくやしい!!」
ドラ「面倒くさいなぁ」
ドラ「さっさと道具を渡して追い払おう」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「分かいドライバ~」
紬「ただのマイナスドライバーに見えるわ」
ドラ「ところがどっこい!!これで触れば、なんでもバラバラに分解できるんだ」
チョン
ホームレス「うわぁぁあああぁああ!!!!」ボタボタッ
紬「人間がバラバラになった」
ドラ「ね?」
紬「これ、元に戻るの?」
ドラ「知るもんか」
紬「まぁ梓ちゃんに使うんだから、どうでもいいわね」
ドラ「それよりムギさん……」ヘヘ
紬「はい、10万円」ハイ
ドラ「やった!!これでまたパチンコが打てるよ!!」
─ラーメン屋─
梓「おいしいなぁ、トンコツチャーシューハイメガ盛りラーメン」モグモグムシャムシャズルズル
唯「あずにゃん、よく食べるねぇ」
梓「育ち盛りですから!!」ズルルルルルr
澪「だからって食べ過ぎだろ!!」
ゴォン
梓「びぇええ~、澪先輩にまた殴られた~!!」ウェ~ン
律「お前、そんなことでいちいち後輩を殴るなよ……」
澪「う、うるさいっ!!」
ゴオォン
律「うげぁ!?は、鼻血が」ボタボタ
澪「うわぁあああ!?血だ!?ひぃぃいいい怖いいぃいい!?」
ゴオォオン
律「ぐぇあ」
唯「み、澪ちゃんやめてぇえええ!!」
澪「う、うるさいっ!!」
ボゴォオオン
唯「はぐぅ!?あう、は、鼻血が」ボタボタ
澪「うわぁあああ!?血だ!?ひぃぃいいい怖いいぃいい!?」
ドゴゴオォオン
唯「い、いだいよぉおおおお」
梓「やっぱり澪先輩なんか置き去りにすればよかっだぁああああ」ウェーンビェーン
澪「なんだとっ!?」
ゴチン ゴチン ゴチンッッ
梓「あぎゃぁあああ」
ガラララ
紬「誰でもいいからバラバラにしたいわ」
唯「あっ、物騒なことを言いながらムギちゃんがやってきたよ~」
律「ム、ムギ、助けてくれwww」
紬「どうして鼻血出しながら笑ってるの?」
律「な、なんか殴られ過ぎておもしろくなってきたww」
澪「あぶないヤツだなぁ」
律「お前に言われたくないんだよ」
唯「もういいからムギちゃんも一緒にラーメン食べようよ」
紬「えっ、いいの?」
唯「もちろんだよー」
紬「じゃあこのドライバーはどうすればいいのかしら」
プップー キキキィィ ドゴォオオン
唯「あっ、ラーメン屋にトラックが突撃してきたよ!!」
紬「分かいドライバー!!」
ドガァアアアアアンン
こうしてムギちゃんの機転によりトラックは私達を撥ね殺す前に
バラバラになったので助かったよ。
ドラえもんのおかげだね!!
おわり
※ホームレスの人はちゃんと元に戻したよ!
最初の頃はジャイアンとかいたのにすっかりけいおんになったな
446:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 00:22:35.02:oX0hRkco─20話─
澪「ゲホゲホ」
唯「どうしたの澪ちゃん、咳が出てるよ」
梓「死ぬんですか!?もうすぐ死ぬんですか!?」ソワソワ
律「なにを期待してるんだお前は」
澪「まったく、ゲホゲホ」
律「で、いつ死ぬの?」
澪「命を大事にしないヤツなんて大嫌いだ!死ねっ!」
紬「あなたは すごい人ね」
澪「唯のことを思ってアイスばっかり食べてたら風邪ひいちゃって」
唯「今さりげなく薄気味悪いことを言ったよね」
律「澪と電話してると、ハァハァとだんだん息使いが荒くなってきて
そのうちクチュクチュ聞こえるから気をつけろよ」
澪「してないよそんなこと!!」
紬「そんなことって どんなこと?」
澪「とにかく風邪をひいたんだ」
梓「きっと全裸でやってたんですね」
澪「やってないよ あんなこと!!ゲホゲホ!!」
紬「あんなことって どんなこと?」
梓「早く くたばればいいのに」
紬「残念だわ。今週末はみんなでウチの別荘で楽しい合宿を開こうと思ってたのに」
梓「じゃあ澪先輩はお留守番ですね」
澪「えっ、聞いていないよ?そんな話いつ決めたんだ」
紬「今」
唯「ときどきムギちゃんが怖い」
紬「私も唯ちゃんを見ているとときどきドキドキするわ」
唯「あっ、ときどきドキドキ!!」
紬「うふふ、ときどき♪」
唯「ドキドキ♪」
紬「ときどき♪」
唯「ドキドキ♪」
律「なんだこいつら」
澪「でも合宿だろ。ということは演奏の練習もするんだよな?」
唯「あっ、澪ちゃんがいないとベースの音が無くなるよ!!」
澪「よく気づいたな、えらいぞ~唯~」ナデナデ
唯「わぁい」キャッキャ
梓「大丈夫ですよ、私の知り合いにベースが弾けるモップがいますから」
唯「あずにゃんは魔法使いなの?」
梓「はい」
澪「テキトーな相槌打つんじゃないよ」
律「それじゃ絶対に澪を置いてけぼりにするしかないな」
澪「なんでだよ、私もみんなと合宿に行きたいよゲホゲホガハゲヘ」
律「今回はやめとけって」
「お前マジで顔が変だぞ、いや変なのは顔色か、もしくは頭おかしいんだよ」
澪「くそっ梓め」
梓「なんで私ばかり憎むのですか。あっ、かわいいからですね」
澪「うぎぎ」
─パチンコ屋─
チーン ジャラジャラ
とみおばあちゃん「クソッ!!クソがッ!!マリンちゃん死ねッ」ガンッ ガンッ
澪「ドラえも~ん」
ドラ「やぁ澪ちゃん、調子はどうだい?玉 出てる?」
澪「いや、私はパチンコを打ちにきたワケじゃないんだけど……」
「ドラえもん、いっぱい玉を積み上げてるけど、コレって儲けてるの?」
ドラ「ボク、北斗の拳と相性がいいみたい」
澪「知らないよ」
「それより梓をバラバラにしたいんだけど何かいい道具ない?」
ドラ「キミたちはすぐ梓ちゃんをバラバラにしたがるんだね」
ドラ「今日は確実に7万円以上は勝てそうで気持ちいいから
快く道具を出してあげるよ」ゴソゴソ
澪「ありがとう!!」
テケテテン
ドラ「分かいドラ…あれ?」
「無いなぁ」
澪「テケテテンって言ったのに無いの?」
ドラ「あっ、そういえばムギちゃんに返してもらってないなぁ」
「借りた物を返さないなんて、お嬢様のくせに根性は盗っ人のように汚れているよね」
澪「そんな!!じゃあ梓をバラバラに出来ないじゃないか!!」
ドラ「必死だね」
澪「梓をバラバラに出来た暁には、ドラえもんをまた
私の部屋に住まわせてあげようと思ったのに」
ドラ「ホント?」
「いくらギャンブルで勝っても
ホテルや健康ランド暮らしじゃお金がもたないからね」
澪「でも、その分かいドラなんとかは無いんだろ?」
ドラ「あるよ」
澪「えっ、でも無いって」
ドラ「ボクが分かいドラえもんだ」
澪「そうだったのか」
ドラ「よーし、ボクの力で梓ちゃんをバラバラにするぞー!!」
澪「両手にもってるノコギリは未来の道具なの?」
ドラ「公園で拾ったんだ」
─山の中の合宿所─
ジャンジャン♪ジャカジャカ♪
唯「エム・ユー・エス・イー・エル・イー・マッスル!!」
律「M・U・S・C・L・E!! muscle!」
紬「スリー!!トゥー!!ワン!! ファイアアアアアアアアアアア!!!」
純「なんなの この歌」
梓「炎のキン肉マンだよ」
純「ふわふわタイムとか練習してきたのになぁ」
梓「言っておくけど澪先輩がいなかったら、この人たちアニメタルざんまいだからね」
純「私の週末を返せ」
純「やっぱり私が澪先輩じゃないから
真面目に練習する気にならないんだ…」
律「おい、純ちゃんがなんか落ち込んでるぞ」
紬「そんなつもりは無かったのだけれど」
唯「大丈夫だよ純ちゃん、はい ドーナッツ!!」
純「え、いいんですか?」パァ~ッ
紬「ふふ、純ちゃんはなんだか可愛いわね」ナデナデ
唯「まるで孫ができたみたいだよ~」ナデナデ
純「あっ、えへへ。なんか照れるなぁ」
梓「先輩!!先輩!!私もナデナデしてください!!」
紬「この鬼嫁、私を置いてラーメン食べに行ったのよ」
唯「私なんてこの間、ギー太をヨダレでベトベトにされたんだから」
梓「そんなことしてませんよ!!あれはヨダレじゃなくて別の体液です!!」
律「梓を全裸で外に放り出そうぜー!!」
唯「やろうやろう!!」
梓「わぁああぁあああ」
紬「ほら、純ちゃんも服を剥ぎとって」
純「で、でも梓が……あ、嬉しそうな顔をしてる?」
梓「やめてくださいよー、服を脱がさないでくださいよー」ヘヘエヘヘ
紬「彼女はもう手遅れなのよ」
─山の中の合宿所の外─
ピュウウ~~~~~(さむそうな風)
梓「あれっ、寒い」
「まさか本当に全裸で外に放り出されるなんて」
「どうしよう……人は誰もいないし気持ちいいなぁ」
ガサゴソ
梓「ん?茂みがガサゴソと音を立てている」
「まさか、熊……!?」
ザッ
熊「グルルルル」
梓「熊に見せかけた澪先輩というベタなオチかと思わせておいて
本当に熊だった」
熊「ウォフ」ザッ ザッ
梓「ヤバイ近づいてくる、熊に噛まれたら気持ち良さそうだけど
死んだらまたレベル1からやり直しなのは面倒だなぁ(人生を)」
熊「ウォオオ!!」のっし のっし
梓「開けてください!!中に入れてください!!」
「熊に襲われそうなんです!!」
ドンドンドン!
唯『誰?』
梓「あずにゃんですよ!!先輩の後輩のあずにゃんですよ!!」
唯『ほんとに私の後輩の先輩のあずにゃん?』
梓「ほんとにあずにゃんですよ、先輩じゃないですけど」
唯『それじゃあ、私の質問に答えてみてよ』
『結婚して25年目は銀婚式、50年目は金婚式、それじゃあ、80年目は?』
梓「お葬式」
唯『やっぱり、あずにゃんだ!』
梓「じゃあ開けてください!!」
唯『開けないよ~♪』
梓「開けろ!!」ドンドンッ
熊「フゥフゥ」
ガサガサッ
ドラ「あれっ、梓ちゃんをバラバラにしようと思ったら いい所に来たなぁ」
澪「いい所ってなんだい」
「あっ、熊!!」
熊「がるる」ハッ ハッ
梓「み、澪先輩、助けてください!!」
澪「あ?」
梓「澪さま!!かわいいかっこいい!!シビれる! あこがれるゥ! 」
澪「ふふん、仕方が無いなぁ」
「ドラえもん、まずは熊をバラバラにするんだ」
ドラ「えっ、死ぬぜ? おもにボクが」
澪「分かいドラえもんは、なんでもバラバラに分解しちゃう
危険な 分かいドラえもんじゃなかったのか」
ドラ「ボクはバッタとかアマガエルとか弱いものしか分解しない主義なんだ」
澪「最低だな」
ドラ「へへ…」
律「おい!!澪たちが熊に襲われているぞ!!」
純「あわわ!!」
紬「大変!!」
「録画しなきゃ」
律「そうだな」
唯『あずにゃんあずにゃん!!』
梓「あっ、唯先輩!!中に入れてくれるんですか!?」
唯『ばーか』
梓「お前みたいなバカに付き合ってるヒマは無いんだよ!!」
熊「ぐるるるるr」
ドラ「さすがにノコギリだけで生きた熊を分解するのは難しいなぁ」
澪「分解にこだわらなければ勝てるんじゃないのか」
「ショックガンとか空気砲とか無いの?」
ドラ「全部、ヤクザに売ったよ」
梓「ヤクザ界のテクノロジーが大変なことに」
ドラ「そうだ、アレがあった」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「桃太郎印のきびだんご~」
唯「うまい」ムシャムシャ
梓「なに全部食べてんだコイツ」
唯「あっ、本当に熊がいる」
熊「がるる」
梓「だからさっきから言ってたじゃないですか」
唯「わぁ、怖い!!中に入ろうっと!!」
ガチャガチャ
澪「おい、開かないぞ」
唯「わぁん、りっちゃん開けてよ~!!」
ドンドン!!
律『誰だぁ~?』
唯「私だよ~。りっちゃんの唯ちゃんだよ~」
律『ほんとにりっちゃんの唯ちゃんか?』
唯「ほんとに唯ちゃんだよ~」
律『それじゃあ、アタシの質問に答えてみろ』
『君がここにいます。さて誰が何人ここにいるでしょうか?』
唯「えぁっ?私は誰だっけ」
律『ぁえっ?アタシこそ誰だっけ?』
梓「いいから開けろボケども」
熊「がるるるる」
澪「この熊、いつまで唸ってんだ」
「ちょっと気の毒になってきた」
ドラ「じゃあ、そろそろ本気のヤツで行くよ」ゴソゴソ
テケテテン
ドラ「正義ロープ~」
ドラ「このロープは悪いヤツを見つけて自動的に縛り上げるサイボーグロープなんだ」
梓「本当に本気のヤツですね!!」
唯「よし、いっけ~!!」
シュルシュル
梓「わぁああ!?このロープ、私を縛りあげちゃいましたよ!?」
唯「でも、感じてるんでしょ?」
梓「はい」
ドラ「どうやら、この場で一番、邪悪な梓ちゃんにロープが反応しちゃったみたいだね」
唯「全裸だもんね」
梓「お前らが剥いたんだろうが!!」
澪「でも感じてるんだろ?」
梓「はい」
シュルシュル
澪「とか言いながら私も縛りあげられているんだが」ギュウ
唯「わあぁ~、私もドラえもんも縛りあげられちゃった」ギュウ
律「何故か外に出てきたアタシもいるぜ!!」ギュウ
紬「私も~」ギュウ
梓「よかった。私達、全員、邪悪だったんですね」
熊「クマ~」ギュウ
唯「あっ、最後にはクマさんも縛りあげられちゃった」
「これでみんな、仲良しだね!!」
ドラ「でも、この道具は罪が重ければ重いほど、縛られる時間が長くなるんだ」
「たぶん、縛られるのが一番遅かった熊が、一番解放されるのも早い」
律「じゃあ、アタシら、身動きできないウチに食われちゃうじゃん!!」
紬「さすがの熊もこれだけの人数を一瞬で食べることはできないだろうから
誰か一人が犠牲になるのね♪」
澪「なんでそんな嬉しそうなんだ」
紬「命は もっと・・・粗末に扱うべきなのよっ・・・!!」
「命は・・・ 生命は・・・丁寧に扱いすぎると澱み腐る・・・!!」ざわ・・・ ざわ・・・
唯「たすけて~」
紬「最近の連中はみんな もう やりすぎ・・・自分を大事にしすぎなのよ・・・」ざわ・・・ ざわ・・・
梓「じゃあお前が喰われろよ!!」
純「わぁッ!!みんな、縛られちゃったの!?」
唯「あっ、純ちゃんは無事だ」
澪「人畜無害というか存在感そのものが薄いというか」
ドラ「正義ロープにもスルーされたんだね」
紬「きっと純ちゃんのことを書いた超人予言書は灰になる寸前なのよ」
梓「モップに善悪は無いんだなぁ」
純「なんだかヒドイこと言われている気がするけど、今、助けてあげるね」
ギュウウウウ
純「だめだ、このロープ、固くてほどけない」
ドラ「正義ロープが入っていた瓶の底にあるロープ呼び戻しボタンを押すんだ!!」
「そうすればロープは種の状態に戻る」
純「瓶の底のボタンって……食べるラー油の空きビンしか転がってないけど…」
ドラ「あっ」
澪「また売っちゃったのか」
ドラ「また売っちゃいました」
熊「グルルウr」モゾモゾ
梓「あっ、熊のロープが ほどけかけています!!」
紬「こうなったら純ちゃん、そこに転がっているノコギリで
熊の首を切り落として!!」
純「えぇえええぇぇぇ!?」
熊「ク、クマ~!?」
ドラ「熊が身動きできない今しかないよ!!」
唯「熊を始末しないと私が殺されちゃうよ~」
律「殺れえええッ!!熊の野郎を殺るんだああああぁッ!!」
澪「こ・ろ・せ!!こ・ろ・せ!!」
梓「こ・ろ・せ!!こ・ろ・せ!!」
唯「こ・ろ・せ!!こ・ろ・せ!!」
純「えぇえええ?!」
熊「クマ……」
澪「大丈夫!!死んだ熊はあとでドラゴンボールで生き返る!!」
純「う、ぅぅ、ごめんね」
熊「ぁぐ」
ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ
ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷち
ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ
ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷゴリゴリ、ゴリッゴリッ
熊「ヒュッ…」
ギコギコギコギコぎこぎこギコギコぎこギコ
ぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷちぷち
ギコギコギコギコギコギコギコギコギコギコ
ゴトッ
純「うあわぁああああぁああぁっぁぁぁぁ」
梓「熊肉はみんなで おいしくいただきました」
20話 完
パチンコ屋のおばあちゃんでフイタ
477:VIPにかわりましてGEPPERがお送りします:2010/11/07(日) 10:35:11.26:sMr6QwDO確かに正当防衛だけどきっついなあこれ
純ちゃんが病みませんように
次へ 純ちゃんが病みませんように
コメント 15
コメント一覧 (15)
突っ込みどころが多すぎるwwww
まだ最初の方だけど続きが楽しみ
けど長げえwww
名台詞kmstw
まあ欲を言えばクロスオーバー物じゃない方が良かったけど
ありがとう、何かに目覚めた。
梓「さわ子先生のメガネのレンズを叩き割ったら泣いた」
つまりは可哀想なポジだ。
ここまでカオスっぷりが突き抜けたら逆に気持ちいいわw
ヘラクレスおおあずにゃんの人?そうだったのかぁ