- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:07:10.12:/WWMdBab0
澪「……」カチカチ
唯「澪ちゃん、何してるの?」
澪「ああ、唯。今日のけいおんssをチェックしてるんだよ」
唯「けいおんss? 何それ?」
澪「簡単に言うとけいおんを元にした素人達のなんちゃって小説って感じかな」
唯「へー、てことは私と澪ちゃんのラブラブっぷりがいっぱい描かれてるってこと?」
澪「……いや、どうもそういうわけじゃないみたいなんだ」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:14:14.47:/WWMdBab0
唯「どういうこと?」
澪「けいおんssにも色々あって、特に百合ssって分野では、絡むキャラによって唯澪、とか紬梓みたいなジャンルに分けられるんだけど」
唯「唯澪が一番多いんじゃないの?」
澪「うん。いくつかssをまとめてるサイトを巡ってみたんだけど、一番多いのが唯梓で、その次が律澪って感じかな。とにかく唯澪は凄く少ない」
唯「えー、何で? おかしいよー。現実の私たちはこんなにラブラブで同棲までしてるのに、何で私とあずにゃんや澪ちゃんと律っちゃんの絡みの方が多いの?」
澪「唯がところかまわず梓に抱きつくから、素人達にいらぬ誤解を与えたんだよ」
唯「そんなこと言ったら澪ちゃんだって律っちゃんと仲良くし過ぎだからこういう結果になってるんじゃないの?」
澪「私と律は幼馴染なんだからしょうがないだろ」
唯「あずにゃんだって可愛いんだからしょうがないじゃん」
澪「むぅ」
唯「むぅう~」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:22:18.61:/WWMdBab0
澪「大体唯はいっつも梓、梓って……」
唯「あれ? 澪ちゃんもしかして焼きもち~?」
澪「ばっ馬鹿っ/// そんなんじゃないっ! 幼馴染っていうのは素人からしたら絶好の関係だから律澪ssが増えるのは仕方ないけど
先輩後輩って関係は梓と私達4人全員に成り立つのに、その中でも唯梓がこうも多いのは唯が梓に絡みすぎるからだってことを言いたいんだ!」
唯「でも私と和ちゃんも幼馴染だけど唯和はそんなに多くないんでしょ? やっぱり澪ちゃんと律っちゃんが仲良くし過ぎってのもあるはずだよ」
澪「いや、それは単純に出番の差だろ」
唯「澪ちゃん時々酷いこというね」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:28:49.76:/WWMdBab0
唯「でもじゃああずにゃんに抱きつくなっていうの? 一番大好きなのは確かに澪ちゃんだけど、あずにゃんだって大切な可愛い後輩だし、接し方変えたりはしたくないよ~」
澪「まぁ確かにそういうところが唯のいいところだもんな」
唯「えへへ」
澪「でもやっぱりこれは由々しき事態だよ。唯だって私を差し置いて梓と絡ませられてるssばっかり作られるのは嫌だろ?」
唯「あずにゃんには悪いけどそれは確かに嫌だよ。小説の中でも澪ちゃんといちゃいちゃしたい!!」
澪「だろ? だから何とかして唯澪が至高であり正史であることをssの書き手に伝えなきゃ」
唯「そうだね! でも、どうやって?」
澪「その方法が思いつかないから困ってるんだ」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:36:38.76:/WWMdBab0
唯「私達がssをいっぱい書くっていうのはどう? 私達の日常生活を書けばいいんだからアイデアには困らないし! それで数増やせばきっと皆唯澪の魅力に気付くはずだよ」
澪「いいアイデアだとは思うけど、難しいかもな」
唯「どうして?」
澪「ssっていうのは書くのに結構時間がかかるんだよ。いくら私達が暇な大学生だからって、たった2人の力じゃ数多いる唯梓はにはかなわないよ。
スレ立て規制も怖いし」
唯「むぅ。じゃあ量より質で攻めてみる? この前の誕生日の私と澪ちゃんのあつーい一夜を描くとか! これなら一作でいっぱいファンが増えるかも!」
澪「え、さ、流石に恥ずかしいよ/// それに、よほど目にとまる程数があるならともかく、ちょっと唯澪ssを投下したところで、熱心に読むのはもともと唯澪が好きな人だけで、他の人達は目にもとめないから意味ないよ」
唯「むむむ。中々難しいねぇ」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:46:21.58:/WWMdBab0
唯「うーん、結局諦めるしかないのかなぁ」
澪「まぁ、いくら素人の妄想で唯梓や律澪が流行ろうとも、現実の私達がラブラブなら何の問題もないって考え方もあるけどな」
唯「ラブラブだって~。澪ちゃんの口からそんな言葉が」
澪「か、からかうな/// ……やっぱり、どうしようもないのかな」
唯「あ、分かった! あずにゃんとの接し方を変えるんじゃなくて、澪ちゃんとの皆の前での接し方を変えればいいんだよ!
私がところ構わず澪ちゃんに抱きつけば、皆唯澪の魅力に気付くよ!」
澪「そ、それが恥ずかしいから2人きりの時にしかいちゃいちゃしないことにしてるんだろ///」
唯「でもこうなったら背に腹は変えられないよ澪ちゃん! 明日から実行するからね!」
澪「ええ!? ちょっと唯、考え直さない?」
唯「駄目だよ澪ちゃん! 大体澪ちゃんが言い出したことじゃん! もっと私達のいちゃいちゃっぷりを皆に見せ付けて、唯澪ssを増やすんだよ!」
澪「うう……何でこんなことに」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 05:55:11.84:/WWMdBab0
翌日
律「あ、おーす、澪……、って唯? 何してんだお前ら?」
唯「あ、律ちゃんおはよ。見ての通り腕組みしながらラブラブ登校中だよ! ねー澪ちゃん?」ギュー
澪「う、うん……」(いっそ殺して///)
律「いや、それは見りゃあ分かるけど、いきなりどうしちゃったんだよ」
唯「何言ってるの! 私達は元々こういう関係だよ! それをもっと大っぴらにしただけ!」
律「あ、ああ、そう……。でも大丈夫か?」
唯「何が?」
律「澪の奴、気絶しかけでるけど」
澪「/////」プシュー
唯「ああ、澪ちゃん駄目だよこんなので恥ずかしがってちゃ! これからもっと凄いいちゃいちゃっぷりを見せ付けなきゃいけないのに」
律「どうでもいいけど何がしたいんだお前等は」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:03:33.29:/WWMdBab0
大学入り口
唯「よしっ! 澪ちゃん、ラブラブ登校完了だよ!」
澪「う、うん////」
律「なんか周りの奴らからもの凄い見られてるけどいいのか?」
唯「むしろそれが目的だよ」
律「分からん」
紬「あ、皆~」
唯「あ、ムギちゃん!」
律「おお、ムギ」
紬「おはよう~、って唯ちゃん澪ちゃん、何で腕組んでるの?」
唯「えへへ~、ラブラブ登校中なのです!」
紬「え、どういうこと?」
律「何か良くわからんけど、いちゃいちゃっぷりを周囲に見せ付けたいらしい」
紬「え、そ、そういうことなら応援するわ! 頑張ってね2人とも!」
唯「うん! 頑張るよ!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:14:42.85:/WWMdBab0
いちげん!
教授「であるからして~このような場合には資格融合説は不適切なのであり~」
唯「」スースー
澪(授業中は唯が寝てておとなしいから助かるな。それにしても、唯の寝顔可愛い///)
教授「判例では信義則説の追認不可分説がとられており~」
唯「」スースー
澪(ゆ、唯のほっぺ柔らかそう……。い、いちゃいちゃぶりを見せ付けなきゃいけないんだから、ちょっ、ちょっとぐらい触ってもいいよな)
そ~ プニッ
澪(や、やばい、柔らかすぎる! だ、駄目だ、平常心平常心)
律(澪の奴何にやにやしてるんだ)
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:23:35.10:/WWMdBab0
教授「では今日の講義はここまで。各自今日の内容について復習するように」
澪「おい、唯。授業終わったぞ」ユサユサ
唯「う、う~ん。あれ!? どうしよう澪ちゃん私まるまる寝ちゃってた!」
澪「唯の分のノートも取っておいたから大丈夫だよ」
唯「わぁ、ありがとう澪ちゃん! お礼にチューしてあげる!」
澪「わ、ば、馬鹿、やめ、……んっ///」
唯「」チュー
律「お、おいお前等何やってんだ!」
紬「唯ちゃんったら大胆///」
澪「……ぷはっ! ば、ばか、ゆい/// せ、せめてほっぺにしろ!!」
唯「えへへ、ごめん」
「ねぇ? 今の見た?」
「うんすごかった。せめてほっぺにしろだって、ほっぺならいいんだね~」
「秋山さんって大人しそうに見えて結構大胆なんだね~」
澪「なっ……///」
律「あっ、気絶した」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:33:04.68:/WWMdBab0
澪「……う、うん?」
唯「あ、澪ちゃんやっと気が付いた!?」
澪「あれ、私確か、ゆ、唯にキスされて/// ……って、それより、もう2限が終わってる!」
唯「大丈夫だよ澪ちゃん、はい!」
澪「え、これって、ノート?」
唯「うん。私、澪ちゃんのために頑張って起きてたんだよ!」
澪「あ、ありがとう唯」
唯「ご褒美のチューは?」
澪「ちょ、調子に乗るな///」
唯「えへへ、冗談だよ。それよりお昼ご飯食べに行こ!」
澪「あ、ああ。そうだな」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:39:04.85:/WWMdBab0
がくしょく!
律「あ、唯、澪、こっちこっち」
唯「あ、律っちゃーん」
澪「席取ってくれてたのか」
紬「うん、唯ちゃんが澪ちゃんが起きるまで待ってるっていうから、先に私達2人が席確保しに来たの」
澪「そうだったのか。ありがとな。あと、唯も」
唯「えへへ」
律「はやく注文してきなよ、待ってるから」
澪「うん。唯、行こ!」
唯「うん!」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:46:27.87:/WWMdBab0
唯「ふふ~ん、あ、まくちカレー」
律「あ、来た来た。唯はカレーか。澪は?」
澪「私はご飯と、適当に量り売りの奴取ってきた」
紬「それじゃあ食べよっか」
唯澪律紬「いただきまーす」
唯「……ねぇねぇ澪ちゃん、カレー食べたくない? 甘口だよ~」
澪「え? 何で、私は別にいいけど……」
唯「駄目だよ澪ちゃん! ここは食べたいっていうところなの!」
澪「え? 何で?」
唯「いちゃいちゃっぷりを見せ付けるんだから、定番のあーんイベントは必須だよ! ほら、はい、あーん」
澪「え? ちょっ……あ、あーん///」モグモグ
紬「あらあら♪」
律「めっちゃ周りの視線が痛いんだけど」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 06:54:57.70:/WWMdBab0
唯「澪ちゃん、おいしい?」
澪「う、うん/// ありがと」
唯「……」
澪「……どうした?」
唯「駄目だよ澪ちゃん! こういう時はあーんし返すものなの!」
澪「え、ええ!?」
唯「澪ちゃんにはちょっと積極性が足りないなぁ」
律「お前が積極的過ぎるだけだ」
澪「え、じゃ、じゃあ。唯、あ、あーん///」
唯「あーん。うーんおいしい! 澪ちゃんの愛情が加味されて美味しさ百倍だよ~」
澪「なっなななな///」
唯「澪ちゃん、もう一回! もう一回あーん!」
澪「わ、私はもう、無理///」
律「唯、その辺にしておけよ。澪がもう限界だ」
紬「♪」
律「……こっちはこっちでトリップしてるし」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:02:05.27:/WWMdBab0
しょくご!
唯「あー美味しかった! 澪ちゃんパワーで普段の数倍美味しかったよ。澪ちゃんは美味しかった?」ギュー
澪「う、うん/// 美味しかったから、あんまりくっつくな///」
唯「だって澪ちゃんあったかいんだもん。何か澪ちゃんに抱きついてると、抱きついてるはずなのに守られてる感じがするんだ~。あずにゃんとは違った良さがあるんだよ」ギュー
澪「でも、周りの目が///」
唯「もう、澪ちゃんは恥ずかしがりやだなー」
澪「ゆ、唯の羞恥心がなさすぎるだけだ」
唯「だって好きあってることは別に恥ずかしいことじゃないんだから、堂々といちゃいちゃしてればいいんだよ」
澪「うぅ~」
律「ああいう理論で世に言うバカップルは誕生するんだろうな」
紬「ドントコイデス」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:11:13.05:/WWMdBab0
さんげん!
教授「遺伝子組み換えとはすなわち~」
唯「」スースー
澪(また寝てる。お腹一杯になったら眠くなるなんて、子どもみたいだな)
唯「」スースー
澪(もう大学生なのに、ほんとに変わらないっていうか……。
でも、肝心な時には頼りになって……――さっきのノートだって)
唯「」スースー
澪(いっつも家でも、今日も、抱きつくのは、唯からだけど……たまには)
ギュー
澪(あ、暖かい/// あれ、何だか
――眠く
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:22:12.38:/WWMdBab0
教授「では今日はここまで。質問があったら各自前に来なさい」
澪「……はっ! や、やばい寝ちゃってた! 授業終わってる……って、唯?」
唯「あ、起きた? 澪ちゃん? 澪ちゃん途中で寝ちゃってたから、続きのノート取っておいたよ」
澪「え? でも唯も寝てて……」
唯「えへへ。澪ちゃんに抱きつかれたとき目が覚めちゃった。それにしても澪ちゃんたら大胆~」
澪「えっ、なっ、……あ~っもう! 唯の馬鹿///」
唯「えー、ノート取ったのにそれは無いよー澪ちゃん」
澪「う、うるさい///」(いっつも私が助けてるのに、ほんとに、たまに、私がピンチの時には頼りになるんだから……)
澪「……ずるい」
唯「え、何か言った?」
澪「ううん。何でもない。ノート、ありがと。今日はもう授業もないし、帰ろっか」
唯「そうだね。律っちゃん達は?」
澪「律とムギは確か4限まで入ってたから、2人で帰ろ」
唯「うん。じゃあ、はい。手、つなご!」スッ
澪「う、……うん」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:28:14.51:/WWMdBab0
かえりみち!
唯「どんなに寒くてもぼっくはし、あ、わ、せ」
澪「な、何歌ってるんだよ」
唯「私も、寒くても澪ちゃんといるから幸せだよ」ギュー
澪「な、なんだよいきなり」
唯「えへへ。今日は澪ちゃんといっぱいいちゃいちゃできて嬉しかったんだ」
澪「わ、私は恥ずかしかった///」
唯「もー、澪ちゃんは恥ずかしがりやさんだなー。でも、そこも澪ちゃんの可愛いところだもんね」
澪「も、もう/// からかうなって」
唯「これで今ごろはssは唯澪で溢れてるかな?」
澪「ふふっ、そうだといいな」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:37:29.76:/WWMdBab0
きたく!
唯「たっだいま~よーし早速パソコンチェックだ」
澪「おいおい、どこ見ればいいか分かるのか?」
唯「分からないので調べてください!」
澪「まったく。ふふ」カチカチ
澪「……」
唯「どう? 澪ちゃん?」
澪「まだ、唯梓と律澪のほぼ独走状態だな」
唯「えー! 何でー? おかしいよー、あんなにいちゃいちゃしたのにー。どうなってるの」
澪「確かに、少しくらい増えてもよさそうなのに……って、あ!!」
唯「どうしたの澪ちゃん!?」
澪「そりゃあ、増えないはずだよ! だって、私達の大学生活は、アニメになってないじゃないか!
今日の出来事は、ssの書き手には全く伝わってないんだよ!」
唯「えー、な、何それー」ガクン
澪「アニメ3期に期待するしかないな」
唯「もう我慢できない! こうなったら唯澪の素晴らしさを伝えるスレを立てちゃおう!」
澪「そうだな、あんまり効果なさそうだけどそうするか」
唯「よーし、えーとタイトルは、『けいおんのカップリングは唯澪が至高 それ以外は凡止まり』っと」
澪「そういう排他的なタイトルはやめなさい」
おわり
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:42:29.51:/WWMdBab0
唯「どういうこと?」
澪「けいおんssにも色々あって、特に百合ssって分野では、絡むキャラによって唯澪、とか紬梓みたいなジャンルに分けられるんだけど」
唯「唯澪が一番多いんじゃないの?」
澪「うん。いくつかssをまとめてるサイトを巡ってみたんだけど、一番多いのが唯梓で、その次が律澪って感じかな。とにかく唯澪は凄く少ない」
唯「えー、何で? おかしいよー。現実の私たちはこんなにラブラブで同棲までしてるのに、何で私とあずにゃんや澪ちゃんと律っちゃんの絡みの方が多いの?」
澪「唯がところかまわず梓に抱きつくから、素人達にいらぬ誤解を与えたんだよ」
唯「そんなこと言ったら澪ちゃんだって律っちゃんと仲良くし過ぎだからこういう結果になってるんじゃないの?」
澪「私と律は幼馴染なんだからしょうがないだろ」
唯「あずにゃんだって可愛いんだからしょうがないじゃん」
澪「むぅ」
唯「むぅう~」
澪「大体唯はいっつも梓、梓って……」
唯「あれ? 澪ちゃんもしかして焼きもち~?」
澪「ばっ馬鹿っ/// そんなんじゃないっ! 幼馴染っていうのは素人からしたら絶好の関係だから律澪ssが増えるのは仕方ないけど
先輩後輩って関係は梓と私達4人全員に成り立つのに、その中でも唯梓がこうも多いのは唯が梓に絡みすぎるからだってことを言いたいんだ!」
唯「でも私と和ちゃんも幼馴染だけど唯和はそんなに多くないんでしょ? やっぱり澪ちゃんと律っちゃんが仲良くし過ぎってのもあるはずだよ」
澪「いや、それは単純に出番の差だろ」
唯「澪ちゃん時々酷いこというね」
唯「でもじゃああずにゃんに抱きつくなっていうの? 一番大好きなのは確かに澪ちゃんだけど、あずにゃんだって大切な可愛い後輩だし、接し方変えたりはしたくないよ~」
澪「まぁ確かにそういうところが唯のいいところだもんな」
唯「えへへ」
澪「でもやっぱりこれは由々しき事態だよ。唯だって私を差し置いて梓と絡ませられてるssばっかり作られるのは嫌だろ?」
唯「あずにゃんには悪いけどそれは確かに嫌だよ。小説の中でも澪ちゃんといちゃいちゃしたい!!」
澪「だろ? だから何とかして唯澪が至高であり正史であることをssの書き手に伝えなきゃ」
唯「そうだね! でも、どうやって?」
澪「その方法が思いつかないから困ってるんだ」
唯「私達がssをいっぱい書くっていうのはどう? 私達の日常生活を書けばいいんだからアイデアには困らないし! それで数増やせばきっと皆唯澪の魅力に気付くはずだよ」
澪「いいアイデアだとは思うけど、難しいかもな」
唯「どうして?」
澪「ssっていうのは書くのに結構時間がかかるんだよ。いくら私達が暇な大学生だからって、たった2人の力じゃ数多いる唯梓はにはかなわないよ。
スレ立て規制も怖いし」
唯「むぅ。じゃあ量より質で攻めてみる? この前の誕生日の私と澪ちゃんのあつーい一夜を描くとか! これなら一作でいっぱいファンが増えるかも!」
澪「え、さ、流石に恥ずかしいよ/// それに、よほど目にとまる程数があるならともかく、ちょっと唯澪ssを投下したところで、熱心に読むのはもともと唯澪が好きな人だけで、他の人達は目にもとめないから意味ないよ」
唯「むむむ。中々難しいねぇ」
唯「うーん、結局諦めるしかないのかなぁ」
澪「まぁ、いくら素人の妄想で唯梓や律澪が流行ろうとも、現実の私達がラブラブなら何の問題もないって考え方もあるけどな」
唯「ラブラブだって~。澪ちゃんの口からそんな言葉が」
澪「か、からかうな/// ……やっぱり、どうしようもないのかな」
唯「あ、分かった! あずにゃんとの接し方を変えるんじゃなくて、澪ちゃんとの皆の前での接し方を変えればいいんだよ!
私がところ構わず澪ちゃんに抱きつけば、皆唯澪の魅力に気付くよ!」
澪「そ、それが恥ずかしいから2人きりの時にしかいちゃいちゃしないことにしてるんだろ///」
唯「でもこうなったら背に腹は変えられないよ澪ちゃん! 明日から実行するからね!」
澪「ええ!? ちょっと唯、考え直さない?」
唯「駄目だよ澪ちゃん! 大体澪ちゃんが言い出したことじゃん! もっと私達のいちゃいちゃっぷりを皆に見せ付けて、唯澪ssを増やすんだよ!」
澪「うう……何でこんなことに」
翌日
律「あ、おーす、澪……、って唯? 何してんだお前ら?」
唯「あ、律ちゃんおはよ。見ての通り腕組みしながらラブラブ登校中だよ! ねー澪ちゃん?」ギュー
澪「う、うん……」(いっそ殺して///)
律「いや、それは見りゃあ分かるけど、いきなりどうしちゃったんだよ」
唯「何言ってるの! 私達は元々こういう関係だよ! それをもっと大っぴらにしただけ!」
律「あ、ああ、そう……。でも大丈夫か?」
唯「何が?」
律「澪の奴、気絶しかけでるけど」
澪「/////」プシュー
唯「ああ、澪ちゃん駄目だよこんなので恥ずかしがってちゃ! これからもっと凄いいちゃいちゃっぷりを見せ付けなきゃいけないのに」
律「どうでもいいけど何がしたいんだお前等は」
大学入り口
唯「よしっ! 澪ちゃん、ラブラブ登校完了だよ!」
澪「う、うん////」
律「なんか周りの奴らからもの凄い見られてるけどいいのか?」
唯「むしろそれが目的だよ」
律「分からん」
紬「あ、皆~」
唯「あ、ムギちゃん!」
律「おお、ムギ」
紬「おはよう~、って唯ちゃん澪ちゃん、何で腕組んでるの?」
唯「えへへ~、ラブラブ登校中なのです!」
紬「え、どういうこと?」
律「何か良くわからんけど、いちゃいちゃっぷりを周囲に見せ付けたいらしい」
紬「え、そ、そういうことなら応援するわ! 頑張ってね2人とも!」
唯「うん! 頑張るよ!」
いちげん!
教授「であるからして~このような場合には資格融合説は不適切なのであり~」
唯「」スースー
澪(授業中は唯が寝てておとなしいから助かるな。それにしても、唯の寝顔可愛い///)
教授「判例では信義則説の追認不可分説がとられており~」
唯「」スースー
澪(ゆ、唯のほっぺ柔らかそう……。い、いちゃいちゃぶりを見せ付けなきゃいけないんだから、ちょっ、ちょっとぐらい触ってもいいよな)
そ~ プニッ
澪(や、やばい、柔らかすぎる! だ、駄目だ、平常心平常心)
律(澪の奴何にやにやしてるんだ)
教授「では今日の講義はここまで。各自今日の内容について復習するように」
澪「おい、唯。授業終わったぞ」ユサユサ
唯「う、う~ん。あれ!? どうしよう澪ちゃん私まるまる寝ちゃってた!」
澪「唯の分のノートも取っておいたから大丈夫だよ」
唯「わぁ、ありがとう澪ちゃん! お礼にチューしてあげる!」
澪「わ、ば、馬鹿、やめ、……んっ///」
唯「」チュー
律「お、おいお前等何やってんだ!」
紬「唯ちゃんったら大胆///」
澪「……ぷはっ! ば、ばか、ゆい/// せ、せめてほっぺにしろ!!」
唯「えへへ、ごめん」
「ねぇ? 今の見た?」
「うんすごかった。せめてほっぺにしろだって、ほっぺならいいんだね~」
「秋山さんって大人しそうに見えて結構大胆なんだね~」
澪「なっ……///」
律「あっ、気絶した」
澪「……う、うん?」
唯「あ、澪ちゃんやっと気が付いた!?」
澪「あれ、私確か、ゆ、唯にキスされて/// ……って、それより、もう2限が終わってる!」
唯「大丈夫だよ澪ちゃん、はい!」
澪「え、これって、ノート?」
唯「うん。私、澪ちゃんのために頑張って起きてたんだよ!」
澪「あ、ありがとう唯」
唯「ご褒美のチューは?」
澪「ちょ、調子に乗るな///」
唯「えへへ、冗談だよ。それよりお昼ご飯食べに行こ!」
澪「あ、ああ。そうだな」
がくしょく!
律「あ、唯、澪、こっちこっち」
唯「あ、律っちゃーん」
澪「席取ってくれてたのか」
紬「うん、唯ちゃんが澪ちゃんが起きるまで待ってるっていうから、先に私達2人が席確保しに来たの」
澪「そうだったのか。ありがとな。あと、唯も」
唯「えへへ」
律「はやく注文してきなよ、待ってるから」
澪「うん。唯、行こ!」
唯「うん!」
唯「ふふ~ん、あ、まくちカレー」
律「あ、来た来た。唯はカレーか。澪は?」
澪「私はご飯と、適当に量り売りの奴取ってきた」
紬「それじゃあ食べよっか」
唯澪律紬「いただきまーす」
唯「……ねぇねぇ澪ちゃん、カレー食べたくない? 甘口だよ~」
澪「え? 何で、私は別にいいけど……」
唯「駄目だよ澪ちゃん! ここは食べたいっていうところなの!」
澪「え? 何で?」
唯「いちゃいちゃっぷりを見せ付けるんだから、定番のあーんイベントは必須だよ! ほら、はい、あーん」
澪「え? ちょっ……あ、あーん///」モグモグ
紬「あらあら♪」
律「めっちゃ周りの視線が痛いんだけど」
唯「澪ちゃん、おいしい?」
澪「う、うん/// ありがと」
唯「……」
澪「……どうした?」
唯「駄目だよ澪ちゃん! こういう時はあーんし返すものなの!」
澪「え、ええ!?」
唯「澪ちゃんにはちょっと積極性が足りないなぁ」
律「お前が積極的過ぎるだけだ」
澪「え、じゃ、じゃあ。唯、あ、あーん///」
唯「あーん。うーんおいしい! 澪ちゃんの愛情が加味されて美味しさ百倍だよ~」
澪「なっなななな///」
唯「澪ちゃん、もう一回! もう一回あーん!」
澪「わ、私はもう、無理///」
律「唯、その辺にしておけよ。澪がもう限界だ」
紬「♪」
律「……こっちはこっちでトリップしてるし」
しょくご!
唯「あー美味しかった! 澪ちゃんパワーで普段の数倍美味しかったよ。澪ちゃんは美味しかった?」ギュー
澪「う、うん/// 美味しかったから、あんまりくっつくな///」
唯「だって澪ちゃんあったかいんだもん。何か澪ちゃんに抱きついてると、抱きついてるはずなのに守られてる感じがするんだ~。あずにゃんとは違った良さがあるんだよ」ギュー
澪「でも、周りの目が///」
唯「もう、澪ちゃんは恥ずかしがりやだなー」
澪「ゆ、唯の羞恥心がなさすぎるだけだ」
唯「だって好きあってることは別に恥ずかしいことじゃないんだから、堂々といちゃいちゃしてればいいんだよ」
澪「うぅ~」
律「ああいう理論で世に言うバカップルは誕生するんだろうな」
紬「ドントコイデス」
さんげん!
教授「遺伝子組み換えとはすなわち~」
唯「」スースー
澪(また寝てる。お腹一杯になったら眠くなるなんて、子どもみたいだな)
唯「」スースー
澪(もう大学生なのに、ほんとに変わらないっていうか……。
でも、肝心な時には頼りになって……――さっきのノートだって)
唯「」スースー
澪(いっつも家でも、今日も、抱きつくのは、唯からだけど……たまには)
ギュー
澪(あ、暖かい/// あれ、何だか
――眠く
教授「では今日はここまで。質問があったら各自前に来なさい」
澪「……はっ! や、やばい寝ちゃってた! 授業終わってる……って、唯?」
唯「あ、起きた? 澪ちゃん? 澪ちゃん途中で寝ちゃってたから、続きのノート取っておいたよ」
澪「え? でも唯も寝てて……」
唯「えへへ。澪ちゃんに抱きつかれたとき目が覚めちゃった。それにしても澪ちゃんたら大胆~」
澪「えっ、なっ、……あ~っもう! 唯の馬鹿///」
唯「えー、ノート取ったのにそれは無いよー澪ちゃん」
澪「う、うるさい///」(いっつも私が助けてるのに、ほんとに、たまに、私がピンチの時には頼りになるんだから……)
澪「……ずるい」
唯「え、何か言った?」
澪「ううん。何でもない。ノート、ありがと。今日はもう授業もないし、帰ろっか」
唯「そうだね。律っちゃん達は?」
澪「律とムギは確か4限まで入ってたから、2人で帰ろ」
唯「うん。じゃあ、はい。手、つなご!」スッ
澪「う、……うん」
かえりみち!
唯「どんなに寒くてもぼっくはし、あ、わ、せ」
澪「な、何歌ってるんだよ」
唯「私も、寒くても澪ちゃんといるから幸せだよ」ギュー
澪「な、なんだよいきなり」
唯「えへへ。今日は澪ちゃんといっぱいいちゃいちゃできて嬉しかったんだ」
澪「わ、私は恥ずかしかった///」
唯「もー、澪ちゃんは恥ずかしがりやさんだなー。でも、そこも澪ちゃんの可愛いところだもんね」
澪「も、もう/// からかうなって」
唯「これで今ごろはssは唯澪で溢れてるかな?」
澪「ふふっ、そうだといいな」
きたく!
唯「たっだいま~よーし早速パソコンチェックだ」
澪「おいおい、どこ見ればいいか分かるのか?」
唯「分からないので調べてください!」
澪「まったく。ふふ」カチカチ
澪「……」
唯「どう? 澪ちゃん?」
澪「まだ、唯梓と律澪のほぼ独走状態だな」
唯「えー! 何でー? おかしいよー、あんなにいちゃいちゃしたのにー。どうなってるの」
澪「確かに、少しくらい増えてもよさそうなのに……って、あ!!」
唯「どうしたの澪ちゃん!?」
澪「そりゃあ、増えないはずだよ! だって、私達の大学生活は、アニメになってないじゃないか!
今日の出来事は、ssの書き手には全く伝わってないんだよ!」
唯「えー、な、何それー」ガクン
澪「アニメ3期に期待するしかないな」
唯「もう我慢できない! こうなったら唯澪の素晴らしさを伝えるスレを立てちゃおう!」
澪「そうだな、あんまり効果なさそうだけどそうするか」
唯「よーし、えーとタイトルは、『けいおんのカップリングは唯澪が至高 それ以外は凡止まり』っと」
澪「そういう排他的なタイトルはやめなさい」
おわり
というわけでそろそろ学校があるので終わります
お気づきかもしれませんが
けいおんのカップリングは唯澪が至高 それ以外は凡止まり
いい加減唯澪以外のカプ厨は目を覚ますべき
けいおんのカップリング厨の特徴を派閥ごとにまとめてみたよー
唯澪厨ですが改心しました
唯澪以外のけいおんのカップリング厨は犯罪者予備軍等のスレを建てたものです
本来は唯と澪が唯澪の素晴らしさを伝えるためのスレをvipに建てる、というのを中心に話を展開する予定でしたが
眠気のせいか方向性が大きく変わり結局オチとして使用するだけになってしまいました
唯澪の栄華を願って お休みなさい
見てくださった方ありがとうございました
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:49:20.42:K+US+Hjl0お気づきかもしれませんが
けいおんのカップリングは唯澪が至高 それ以外は凡止まり
いい加減唯澪以外のカプ厨は目を覚ますべき
けいおんのカップリング厨の特徴を派閥ごとにまとめてみたよー
唯澪厨ですが改心しました
唯澪以外のけいおんのカップリング厨は犯罪者予備軍等のスレを建てたものです
本来は唯と澪が唯澪の素晴らしさを伝えるためのスレをvipに建てる、というのを中心に話を展開する予定でしたが
眠気のせいか方向性が大きく変わり結局オチとして使用するだけになってしまいました
唯澪の栄華を願って お休みなさい
見てくださった方ありがとうございました
薄々気付いてたが敢えて言おう、
ま た お ま え か
まぁ、今回は乙。
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:49:42.18:Cft1XLqx0ま た お ま え か
まぁ、今回は乙。
唯澪はカスだな
78点
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 07:58:01.88:lHgINqAs078点
唯澪とか理解しかねるな…
87点
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 08:48:48.08:VRbRQL9X087点
今までのように他のカプを貶すだけでなくSSを書いて布教するという行動をとったのは評価してやる
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/11/29(月) 13:52:47.67:GUoRA13l0中々によかった、乙
コメント 7
コメント一覧 (7)
このSSも百点満点でせいぜい168点くらいだな
もちろん10点満点で、だろ?
ただし、紬梓はゆずれない
ざわ・・・ざわ・・・
以下 「澪に降り注ぐ天災・ウイ」に続く