五条「貴方が殺せと言うなら神だって殺しますよ」 1 2 3 4 5
五条「願わくば、もう一度貴女をこの手に抱きたい」 1
85:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/15(水) 02:34:19.53:B0lsZUFo0
ルイズ「これがゴジョーの本当の能力なの……? 」
音のない教会でルイズの高い声は停止すること無く、発動者である自分に届く。
それこそが彼女と自分との見えぬ繋がりの証明。
引き付けあう磁石のように、自分たちを離さない。
五条「能力……確かにそうですが、少し語弊がある……! 正しく言えば脳の力……! 『脳力』の解放……!」
人差し指でカツカツとこめかみを叩く。
ルイズ「脳力? 頭の中の力ってこと……?」
五条「そうです……ヴァリエールさん、走馬灯というのをご存知で……?」
ルイズ「死ぬ直前に自分の人生を振り返るってやつ?」
五条「ええ、だが走馬灯は別に人生を振り返り後悔するためにするのではないんです……!」
剥がれた床板がスパイクに当たる。

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
87:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/15(水) 02:42:28.80:B0lsZUFo0
五条「人間の脳は……優秀なものでしてね。それまで生きてきた経験の中から、目の前に迫る『死』を避けようと、取捨選択しているわけですよ。普段では考えられないスピードで、助かろうと足掻くんです……!」
ルイズ「……」
五条「しかし、突然引き上げられた脳の思考速度に身体は……当然ついて来ない。まあ稀に、そのスピードについて来られる人もいます。そのおかげで生き残った人間は、それを火事場の馬鹿力と言いますが……!」
ルイズ「相変わらず回りくどい説明ね……」
しかめっ面をして自分を睨む。
唇を合わせたときの純情さは、爆発によってどこかへ遠くへ飛んでしまったようである。
五条「クックックッ……! 時間はもう少しだけあります……止まった時の中で時間があると言うのもおかしいですが……!」
ルイズ「いいから教えて!」
90:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/15(水) 03:02:13.13:B0lsZUFo0
五条「……つまり故意に走馬灯現象を引き出し、その脳のスピードに身体もついてこられるようにしたのが……『シグマ・ゾーン』」
ルイズ「それがあんたの『脳力』であり『能力』である、ってこと……?」
五条「グフフ……しかしこの能力は自分の秘技の内、表の技です。これを動とするなら今発動中の能力は静……!」
そう、シグマ・ゾーンはヒトの技。
侵してはならない神の領域には到達していない。
その証拠に、脳の高速回転を多用すればすぐにシナプスは焼けつき、筋繊維は千切れてしまう。
地球にいたときに比べ、ルーンで強化された身体にはそれ程負担はかからないとは言え、常に発動し続ければ生命に関わる。
シグマ・ゾーンを使っている内はまだ自分は人間でいられる。
しかしヘブンズ・タイムは違う。
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 03:32:16.90:B0lsZUFo0
五条「ヘブンズ・タイムはオレにとっても禁忌……封印した技でした……」
ルイズ「……どうして? この能力があれば今までの戦いだって簡単に勝てたでしょ……?」
ふと、目線を握りしめた拳に向ける。
五条「オレはまだ……人で在りたかった……!」
この技は帝国で敵を蹴散らしていた時ですら……一度しか使ったことはない。
音のない時間の止まった世界で一人、相手を葬り去ることの恐怖。
人として踏み入れてはならない世界で、神の手からも離れる能力。
届くはずのない時間軸に触れることが出来たとき、自分の背中には十字架が背負わされた。
心をもった生き物には耐えられないこの空間は、自分には重すぎる。
周りは皆、自分を感情のない機械のようだと言うがそんなものまやかしにしか過ぎない。
僅かばかりでも心に憐憫をもっていれば、この空間は獰猛な生き物に変わり精神を蝕んでいくことを知った。
だからこそ封印したのだ。
人であるために。
……心を捨てぬ限りは、ヘブンズ・タイムは使えない。
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 03:58:18.64:B0lsZUFo0
五条「人を人で無くしてしまう技なんです……! これは……!」
ルイズ「え……?」
五条「だからこそ……神は人に時間を操ることをさせなかったんでしょう……!!」
ルイズ「ゴジョー……!?」
五条「食べてはいけない禁断の林檎……!! それがこのヘブンズ・タイム……!!!」
ドクンと心臓が高鳴る。
痛い。これまで受けてきたどんな肉体への痛みよりも鋭く、心を切り裂く。
ゆっくりと消えていく感情。
五条「誰にも見せたくなかった……!!!! ルイズさん……一番貴女に見せたくなかった……!!!!!」
震えが止まらない。
此処から先は自分でもどうなってしまうか分からないのだ。
前回発動の時は能力解除が早かったから……自分に戻れた。
こうなる事を覚悟して使ったはずだったが、最も近いところで変わっていく姿を見られることは誤算……!
五条「神がいるとしたならば……! オレは……オマエを呪う……!!」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 04:23:11.61:p0DHgbBRO
五条「一人で『終わらす』と、決意したはずだ……! なのに何故こんな仕打ちをする……!!?」
ルイズ「ゴジョー……!? どうしたの……?」
五条「……ルイズさん……! 離れてください……! もう……時間がない……!」
全身から止めどないほどの力が沸き上がってくる。
しかしそれと同じくして心臓は温度を奪われ、凍りついていく。
ルイズ「ゴジョー! だめ!! そんなのだめ!! アンタが人じゃなくなるなんて……そんなの嫌よ!!」
自分の異変に気づいた主人が腕に縋りつく。
しかし変化していく身体の氷のような冷たさに、思わず手を引く。
ルイズ「冷たい……!?」
五条「もう後戻りは出来ないんですよ……!」
暗がりは徐々に光を取り戻していく。
せき止められた時間の川は再び、一方向へと流れだそうとする。
空中の鮮血は、停止からコマ送りに移りゆき地面へと近づく。
ヘブンズ・タイムから時間が解き放たれつつあるのを、残り少ない意識で感じる。
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 04:39:13.26:B0lsZUFo0
五条「過ぎたる力は……身をも滅ぼす、か……! 痛みを伴うことでしか……人は理解出来ない」
空間にヒビが入る。
ルイズ「いやっ!! やめてゴジョー!!」
五条「……」
人の暖かさを失った右手でルイズを押す。
ほんの少しの力で押したはずが、彼女は地面を擦り壁際まで飛ばされる。
力が制御出来ない……
ルイズ「きゃ……!」
剥がれ落ちていく暗闇。
消えていたはずの音が動き出す。
ワルドの叫び声が教会内を跳ね返り、全体に響かせる。
五条「ルイズさん……! オレから『最後』のお願いがあります……!」
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 05:11:44.05:B0lsZUFo0
ルイズ「最後……!? いやっ、そんなの聞きたくない!!」
五条「自分勝手な使い魔からの最後の頼みです……」
ルイズ「聞きたくない! 聞きたくない! そんなの絶対にいやよ!!」
駄々っ子の様に頭を振り、拒絶し続ける主人を見るのはつらい。
だが、ほんの僅かな心に彼女を焼きつける。
本当は笑顔の彼女がよかった、と柄にもないことを思う。
五条「なんとか、能力が終わるまで……心を持ててよかった……!」
引きつる顔面を何とか笑顔に変える。
五条「今からオレは……ただの機械になってしまうでしょう……目標を殺すためだけのキリング・マシーンに……!」
時間内にワルドを殺さなかったのには、理由がある。
発動と同時に心を貪り尽くす闇が、アイツには止まった世界で死ぬことも生ぬるいと耳元で囁いたからだ。
命令を拒否する権限は自分にはなかった。
最優先事項。
『殺せ』と。
理性とは別の部分が肯定するのを止められない。
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 05:23:41.09:ZEjDqDsu0
ルイズ「ダメっ!! 命令よ!! そんなのやめて!!」
五条「ヒヒ……出来れば従いたかった……その命令には……!」
ルイズ「ゴジョー!! 心を強く持って! 負けちゃダメ!!」
五条「……」
ルイズ「アンタは私を守ってくれるんでしょ!? 頼っていいんでしょ!!? 約束したはずよっ!!」
ルイズ「私が望むなら……! 神だって殺すって言ったじゃない……!」
ルイズの姿がぼやけていく。
消えてしまう……
ルイズ「支えてくれるって……言ったじゃない……」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 05:43:26.47:B0lsZUFo0
「……グラモンさん、ツェルプストーさん、タバサさんともっと話したかった」
「……もっと魔法学院の皆さんと過ごしたかった」
「……サッカーをもっとたくさんの人に知って欲しかった」
「……貴女の笑う顔をもっと見たかった」
「……貴女の嬉しそうな顔をもっと見たかった」
「……貴女の楽しそうな顔をもっと見たかった」
「……貴女の成長する姿をずっと見守りたかった」
「……貴女を傷つける者から護り抜きたかった」
「貴女の傍に」
「ずっと一緒に……! いたかった……!」
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 05:52:15.37:ZEjDqDsu0
「いかないで……そんなの許さないわ……ゴジョー、お願い……」
言わなくても彼女には伝わってしまっていた。
この数瞬後、自分は遠くに居なくなってしまうことが。
左足のルーンが段々と薄れていく。
オレとルイズの最初の繋がりが、光を失っていく。
「目を瞑っていてください……それだけが、唯一の願いです」
「ゴジョー、嘘よ……こんなの嘘……!」
視界がモノクロに変わった。
それが二人だけの世界に、終わりを告げる合図だった。
ガンダールヴのルーンは役目を果たしたかのように、最後に流れ星のような煌きを見せ、左足から消えた。
「さようなら……『ルイズ』」
止まっていた時は、再び動き出した。
148:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 02:43:42.72:xpgx4RXl0
ワルド「ーーーーー!! ……はっ?」
ワルドが左手を上から下へ振り下ろす。
しかしそこにはウェールズどころか持っていたはずのナイフすらない。
同時に破壊音。
誰もいない椅子を空気の刃が椅子を木っ端微塵に壊す。
ワルド(な……んだ……? どういう……事だ……?)
状況を理解できないワルドは呆然と立ち尽くす。
五条「ワルド……オレは忠告したはずだ……」
ワルド(何故……ウェールズがいない!? エア・カッターはどうして外れた……!?)
五条「やめておけ……と」
149:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 02:57:19.01:xpgx4RXl0
歩くたび存在していた空間が揺らめき、なんとかその形を整えようとする。
ワルド(それに……こいつは誰だ……!? ゴジョー? 違う、姿形はそのままだが……)
五条「こうなったからには……楽に死ねると思うな……」
白黒の世界はよく見える。
カラーだったときの数千倍は鮮明に、相手の挙動が手に取るように分かる。
これが感情をなくした世界。
ワルド(この……禍々しい「圧」……! 対峙するものを……皆葬り去るような……殺意……!)
ようやく今目の前に立っているのがどんなものか分かり始めたらしい。
恐怖に震える唇で、魔法を詠唱しだす。
五条「生まれてきたことを後悔させてやる……! 純粋に……!」
150:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 03:12:55.01:xpgx4RXl0
ワルド(死ぬ……殺らなければ……殺られる……!)
がくがくと照準の定まらぬ杖を自分の胸に向ける。
怯えてはいるが、まだ戦意を喪失してはいない。
そうだ……そのために、オマエを生かしておいた。
死ぬことの恐ろしさを叩き込んでからじゃないと、殺さない。
五条「やってみろ……ライトニング・クラウドだ……!」
ワルド「……な」
五条「もう他の魔法は効かないことが分かっただろう……! オマエに残された魔法はそれしかない」
ワルド(コイツ……正気か? いや、だが……今この目の前の『モノ』に当たるのか……? 効くのか……?)
眼球を忙しなく動かす。
ワルドの動揺は、もう深い部分まで浸透している。
五条「撃たないのならそれはそれでいい……!」
『硬く』握り締められた拳を差し出す。
151:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 03:28:02.14:xpgx4RXl0
五条「先にこの拳が顔面に当たるだけだ……」
ワルド(遊んでいる……!? いや、測っているのか……僕の実力を……)
ワルドの十八番、高速詠唱が始まり、瞬時に魔力が杖に集まっていく。
二歩引いたその背中にステンドグラスの光が当たっているはずだ。
もう自分には分からないが……
五条「そうだ……それならオレを……殺すまではいかぬとも、傷ぐらいはつけられるかもしれない……!」
ワルド「なめるなよ……! この電撃は貴様の心臓くらい……」
五条「止められる……か? だったら撃ってみろ……!」
杖先からほとばしる小さな稲妻。
詠唱完了の合図だろう。
腹の奥からワルドの咆哮が飛び出す。
ワルド「ライトニング・クラウドっっっ!!!」
154:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 03:53:16.25:xpgx4RXl0
自分の心臓を止めた閃光がみたび、眼前へ迫り来る。
一度はラ・ロシェールでの決闘で背中に受け、再起不能にした。
二度はこの教会で四人のワルドが放ち、分身の身体を粉々にした。
不可避と思えるこの稲妻も、今の自分ならば簡単に避けることはできる。
しかし敢えてしない。
ワルドのプライドも生きてきた経験も既成概念も全て破壊するために。
この魔法を受ける。
五条「……」
稲妻は前に出された拳を伝い、心臓までノータイムで到達する。
バチバチとはじける音を出しながら「生命」を奪おうと全身に駆け巡る。
しかしこの冷たい心臓はワルドの魔法では鼓動を止めない。
静かに波を繰り返し、凍った血液を躯に送り続ける。
スパイクから床へ流れだした電撃は埃と木屑を巻き上げる。
そして小さな光を出したと思うと、緩やかにエネルギーの放出を終える。
五条「終わりだ……ワルド。この教会がオマエの人生の終着点だ……!」
156:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 04:09:20.63:xpgx4RXl0
ワルド「あ……あぁ……ああ……! なんで……」
尻餅をつき、後方へ後ずさりするワルド。
それを大股で近づき、左手で襟首ごと持ち上げる。
五条「逃げ場なんてどこにもない……!」
首を必死に振り、逃れようとする姿には何の感慨も湧かない。
ただ機械的に行うだけだ。
ワルド「い……いやだ……! 死にたくない……! 死にたくない!!」
五条「死にたくない……? クックックッ…アーッハッハッハッハ!!」
ワルド「助けてくれ……! ゴジョー!」
五条「……オマエはレコン・キスタだろう……? 死んでも……敵と刺し違えてみせろ……!」
ワルド「ひっ……!」
空中にワルドを放り投げる。
三メイルほどの高さから重力に従い落ちていく敵。
連続写真の様に残像が、網膜へ残る。
157:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 04:28:21.71:xpgx4RXl0
その身体へ即座に距離をつめ、左手を前に出す。
虚空で膨れ上がる右肩の僧帽筋。それに伴い、大きくなる右腕。
振りかぶられた右拳が端正な男の顔へめり込んでいく。
ワルド「ごはっっ!!!」
砕ける頬骨。
折れる前歯。
飛び散る血。
慣性に逆らわずワルドは教会の壁に叩きつけられる。
硬いはずの壁に蜘蛛の巣のようなヒビが入り、ズルリと床に落下するワルド。
衝撃によって内臓が破壊されたのか口から大量に吐血する。
ワルド「お”あ”あ”ぁぁ……」
ヒュルヒュルと消えそうな呼吸を続け、生にしがみつく。
既に杖を握る力などない。
五条「まだ死ぬなよ……? これぐらいでは、まだオマエには足りなすぎる……!」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 04:44:15.98:xpgx4RXl0
ワルドに近づいていくスパイクの音。
なんのことはないその音すら奴には死へのプレリュードに聞こえるはずだ。
ワルド「くる……な……」
五条「……」
何も言わず、ワルドを壁に標本の如く磔にする。
ワルド「あ、あひゃまる……から……」
五条「謝る……?」
ワルド「ぼく…が……まひがっていた……! ひゃから……ゆるひ……」
右膝をワルドの胸に押し付ける。
簡単にへし折れるワルドの肋骨。
ワルド「があ”あ”ぁぁぁっっっっ!!」
五条「そんな命乞いが通じると思っているのか……?」
吐き出される血が床に滴り落ちる。
ワルド「も”う……や”べで……ぐれ”……!」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 04:45:05.68:K2ZHRPv80
五条「言ったはずだ……ワルド……楽に死ねると思うなと……!」
ワルド「あ”ぁぁ……もうひやだ……! ころひてくれ……! い”だい”……からだがぁ……」
倍に膨れ上がった顔面から涙を流し、口から涎を垂らす男。
ふいに聞こえる水音に下を向くと、ワルドは失禁していた。
五条「……」
右腕を可動範囲とは逆に曲げる。
いとも容易にそれは自分の力に従う。
ワルド「ぎゃあ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁぁ!!」
虫の息だと思っていたワルドの喉から断末魔の叫びが上がる。
五条「何故こうなったかわかるか……?」
ワルド「……ころ”ぜ……!」
五条「ああ……当てたら……殺してやろう……!」
冷たい微笑みでワルドに答えてやる。
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 05:19:51.57:xpgx4RXl0
五条「ただし……一回外す毎にオレの拳がオマエを断罪する……!」
ワルド「ひょ……ひょんな……」
五条「これはゲームなんかじゃない……! オマエに罪を刻みこむ裁判だ……!」
青ざめていくワルドの顔。
しかし答えなければもっと陰惨な拷問が続くことを本能的に理解したんだろう。
首は縦にしか振れなかった。
五条「答えろ……!」
恐る恐る、口を開く。
ワルド「ぼ、ぼくが……ひきょうな……ことをひたから……?」
五条「違う……!」
拳が腹を抉る。
それを右に左に回転させ、内臓を痛めつける。
ワルド「お”お”お”ぇぇぇ!」
飛び散るワルドの血と吐瀉物。
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 05:35:34.73:xpgx4RXl0
五条「解答権は……あと二回だ……!」
ワルド「も”う”……や”めひぇぐれぇっ!」
五条「ならば、全身の骨を一本ずつ折っていくだけだ……!」
ワルド「ルイズぅぅぅ! たひゅけでぐでぇぇ!!」
婚約者だった人の名前を叫び、助けを乞う。
必死に前に出すその左手の中指を曲げる。
ワルド「あ”……! があ”あ”あ”っ!」
五条「余計なことを喋るな……!」
ワルド「わ”、わかった……! こたひぇるから! 骨を折らないで……!」
震えることさえしなくなったワルドの首からを依然左手を離さず、回答を促す。
五条「言え……!」
ワルド「と、トリステインの国家転覆を……くわだてひゃから……?」
また、間違えた。
この男は何故今自分にこんな事をされているかすら分からないのか?
ここまで自分にさせた理由が見えていないのか?
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 05:54:45.59:xpgx4RXl0
五条「外れ……だ!」
殴られた左頬と反対。
右頬に向けて拳を振りかぶり、硬いそれを放つ。
ゴキンと砕ける音が響くがワルドは何も言わない。
あまりの痛みに失神したワルドは泡を口から出す。
その姿は醜く、直視に値するものではない。
しかし苦痛から逃れることなど、自分が許すわけがない。
意識が無くては意味が無いのだ。この男に与える罰は。
五条「偏在のように消えることは出来ない……オマエの罪は……!」
『右足』でワルドの足を踏みつけ、グリグリと捻る。
甲の骨は割れ、皮膚から突き出るとともに靴から赤い血が流れ出る。
五条「起きろ……!」
ワルド「……あ”! あぎゃあああああああ!!」
五条「さあ……ラストチャンスだ……!」
ワルド「じぬ”ぅ! いだい”っ! わ”がらない”です! ゴジョー様! どうかお許ひを!!」
左腕を顔の前に持ってくると、ワルドは懇願する。
断罪者に許しを乞う。
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 06:07:29.51:NGnfe87YO
五条「駄目だ……!」
冷たく一刀両断する。
そんなもので許される事ならば、最初からしていない。
四面楚歌。
この裁判から抜け出す術はない。
ただ一つの方法を除いて。
五条「オマエが答えない限り、この裁判は永遠に終わらない」
ワルド「な”ん”へっ! ぼう”じゅう”ぶん”ひたみはあひまひた!」
喋るごとに口から血を撒き散らす。
破壊された顎で話す言葉は、介するのに少し時間がかかる。
五条「……オマエが満足しても、オレはまだ納得していない……!」
ワルド「……あ”あ”……!」
終わらない悪夢に壊されていくワルドの心。
それは髪の毛に如実に現れていた。
艶やかだった灰色の髪は真っ白に変わり、少しづつ抜け落ちていく。
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 06:27:06.32:xpgx4RXl0
五条「よく考えて……答えろ……?」
ワルド「あ”がが……」
五条「これで判決は下される……」
ワルド「ひゅー……ひゅー……!」
五条「言ってみろ、何故オマエはこうなった……!?」
痙攣し始めるワルドの身体。
激痛による死は近い。
だが、終わるまでは死なせない。
ワルド「わ……わだくひが……あ”なだざばの……しゅじんを……うばお”うとじたがらでず……」
聞き取れぬほど小さな声で、そう言うワルド。
瞼は閉じられ意識は薄弱してきている。
五条「……おしかったが……外れ……!」
ビクンと跳ねる血塗れの身体。
死への恐怖と死ねることの幸福。
それが混濁しながら頭の中を支配していることだろう。
五条「裁判は終わりだ……!」
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 06:49:46.14:xpgx4RXl0
ワルド「じゃ……じゃあたひゅけて……!」
瞼が上がり、その目で自分の顔を見つめる。
ほんの僅かな生への希望が窺える。
煉獄の終了を告げる声がさぞ、心地良く聞こえたからか。
しかしそんな甘い話があるわけがない。
首を左右に振り、否定する。
五条「判決は……『死刑』だ……!」
ワルド「え……?」
五条「冥府への手向けとして……教えてやろう……!」
ワルド「なんへ……! や……やめへ……!」
五条「オマエがこうなっているのは……! 他でもない……!」
躯から黒い力が噴出し、最後の一撃へ備える。
心に決めておいた『左足を使わない』こと。
それが……勝手なルイズへの誓約。
ルーンがあったこの足を、汚い血で汚したくはなかった
五条「無垢な我が主人の心を弄んだだけでなく……私欲のために利用し、心に傷を負わせたからだ……!!」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 07:06:17.94:xpgx4RXl0
ワルド「ひ……あ……!」
五条「後は地獄で償え……!」
ワルド「ひょんな”……!」
五条「クックックッ! 心配するな……オマエはオレの様に抜け出せない、無間地獄に落としてやる……!」
右掌を開き、爪を立てる。
狙うのは心臓。
確実にワルドの生命を刈るためには、そこが一番だ。
ワルド「ひや”だ! や”べでぐへ! ほんひょうはまだ……いきたひんだ!」
涙をボロボロと零し、泣き喚くワルド。
五条「オマエがもし……人質を取らなかったら……こんな計画を企てなかったら……レコン・キスタなんかに入らなければ……」
ワルド「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」
五条「死ななかったかもしれないな……! だが、そんな事は今となっては風の前の塵と同じ……」
五条「『死ね』」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 07:34:01.59:xpgx4RXl0
皮膚を貫き、肋骨の間の肉を裂くと、生暖かい血液が手にべっとりとつく。
その奥に一定の間隔で動く心臓を見つける。
難解に絡みついた血液を送る管を力任せに千切り、引き抜く。
本来見えるはずのないピンク色をした筋肉の塊。
ドクン、ドクン、ドクンと三度動いた後、心臓は停止した。
磔にしていた左手を放すとワルドだったものは力なく壁に崩れ落ちていった。
真っ赤に染まった右手から液体がぽつぽつと落ちた。
この手では二度とルイズを抱くことは出来ない。
二度と汚れた自分を見せることは出来ない。
サッカーをすることも出来ない。
外にいる三人を助けに行くことも、今の自分には許されない。
だから最後だったんだ。
「さようなら」
もう一度、そう呟くとオレは教会の屋根に跳び上がり、誰もいない森の奥深くへと姿消した。
別れの言葉は誰に言ったのか分からない。
主人だった人に言ったのかも知れないし、寂しそうに転がるサッカーボールに言ったのかもしれない。
教会から聞こえた誰かの声が響いて、森の中へ飲み込まれていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 07:39:52.20:7y8gMgQ0P
五条「人間の脳は……優秀なものでしてね。それまで生きてきた経験の中から、目の前に迫る『死』を避けようと、取捨選択しているわけですよ。普段では考えられないスピードで、助かろうと足掻くんです……!」
ルイズ「……」
五条「しかし、突然引き上げられた脳の思考速度に身体は……当然ついて来ない。まあ稀に、そのスピードについて来られる人もいます。そのおかげで生き残った人間は、それを火事場の馬鹿力と言いますが……!」
ルイズ「相変わらず回りくどい説明ね……」
しかめっ面をして自分を睨む。
唇を合わせたときの純情さは、爆発によってどこかへ遠くへ飛んでしまったようである。
五条「クックックッ……! 時間はもう少しだけあります……止まった時の中で時間があると言うのもおかしいですが……!」
ルイズ「いいから教えて!」
五条「……つまり故意に走馬灯現象を引き出し、その脳のスピードに身体もついてこられるようにしたのが……『シグマ・ゾーン』」
ルイズ「それがあんたの『脳力』であり『能力』である、ってこと……?」
五条「グフフ……しかしこの能力は自分の秘技の内、表の技です。これを動とするなら今発動中の能力は静……!」
そう、シグマ・ゾーンはヒトの技。
侵してはならない神の領域には到達していない。
その証拠に、脳の高速回転を多用すればすぐにシナプスは焼けつき、筋繊維は千切れてしまう。
地球にいたときに比べ、ルーンで強化された身体にはそれ程負担はかからないとは言え、常に発動し続ければ生命に関わる。
シグマ・ゾーンを使っている内はまだ自分は人間でいられる。
しかしヘブンズ・タイムは違う。
五条「ヘブンズ・タイムはオレにとっても禁忌……封印した技でした……」
ルイズ「……どうして? この能力があれば今までの戦いだって簡単に勝てたでしょ……?」
ふと、目線を握りしめた拳に向ける。
五条「オレはまだ……人で在りたかった……!」
この技は帝国で敵を蹴散らしていた時ですら……一度しか使ったことはない。
音のない時間の止まった世界で一人、相手を葬り去ることの恐怖。
人として踏み入れてはならない世界で、神の手からも離れる能力。
届くはずのない時間軸に触れることが出来たとき、自分の背中には十字架が背負わされた。
心をもった生き物には耐えられないこの空間は、自分には重すぎる。
周りは皆、自分を感情のない機械のようだと言うがそんなものまやかしにしか過ぎない。
僅かばかりでも心に憐憫をもっていれば、この空間は獰猛な生き物に変わり精神を蝕んでいくことを知った。
だからこそ封印したのだ。
人であるために。
……心を捨てぬ限りは、ヘブンズ・タイムは使えない。
五条「人を人で無くしてしまう技なんです……! これは……!」
ルイズ「え……?」
五条「だからこそ……神は人に時間を操ることをさせなかったんでしょう……!!」
ルイズ「ゴジョー……!?」
五条「食べてはいけない禁断の林檎……!! それがこのヘブンズ・タイム……!!!」
ドクンと心臓が高鳴る。
痛い。これまで受けてきたどんな肉体への痛みよりも鋭く、心を切り裂く。
ゆっくりと消えていく感情。
五条「誰にも見せたくなかった……!!!! ルイズさん……一番貴女に見せたくなかった……!!!!!」
震えが止まらない。
此処から先は自分でもどうなってしまうか分からないのだ。
前回発動の時は能力解除が早かったから……自分に戻れた。
こうなる事を覚悟して使ったはずだったが、最も近いところで変わっていく姿を見られることは誤算……!
五条「神がいるとしたならば……! オレは……オマエを呪う……!!」
何事なんだ…五条さん
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 04:23:47.52:B0lsZUFo0五条「一人で『終わらす』と、決意したはずだ……! なのに何故こんな仕打ちをする……!!?」
ルイズ「ゴジョー……!? どうしたの……?」
五条「……ルイズさん……! 離れてください……! もう……時間がない……!」
全身から止めどないほどの力が沸き上がってくる。
しかしそれと同じくして心臓は温度を奪われ、凍りついていく。
ルイズ「ゴジョー! だめ!! そんなのだめ!! アンタが人じゃなくなるなんて……そんなの嫌よ!!」
自分の異変に気づいた主人が腕に縋りつく。
しかし変化していく身体の氷のような冷たさに、思わず手を引く。
ルイズ「冷たい……!?」
五条「もう後戻りは出来ないんですよ……!」
暗がりは徐々に光を取り戻していく。
せき止められた時間の川は再び、一方向へと流れだそうとする。
空中の鮮血は、停止からコマ送りに移りゆき地面へと近づく。
ヘブンズ・タイムから時間が解き放たれつつあるのを、残り少ない意識で感じる。
五条「過ぎたる力は……身をも滅ぼす、か……! 痛みを伴うことでしか……人は理解出来ない」
空間にヒビが入る。
ルイズ「いやっ!! やめてゴジョー!!」
五条「……」
人の暖かさを失った右手でルイズを押す。
ほんの少しの力で押したはずが、彼女は地面を擦り壁際まで飛ばされる。
力が制御出来ない……
ルイズ「きゃ……!」
剥がれ落ちていく暗闇。
消えていたはずの音が動き出す。
ワルドの叫び声が教会内を跳ね返り、全体に響かせる。
五条「ルイズさん……! オレから『最後』のお願いがあります……!」
ルイズ「最後……!? いやっ、そんなの聞きたくない!!」
五条「自分勝手な使い魔からの最後の頼みです……」
ルイズ「聞きたくない! 聞きたくない! そんなの絶対にいやよ!!」
駄々っ子の様に頭を振り、拒絶し続ける主人を見るのはつらい。
だが、ほんの僅かな心に彼女を焼きつける。
本当は笑顔の彼女がよかった、と柄にもないことを思う。
五条「なんとか、能力が終わるまで……心を持ててよかった……!」
引きつる顔面を何とか笑顔に変える。
五条「今からオレは……ただの機械になってしまうでしょう……目標を殺すためだけのキリング・マシーンに……!」
時間内にワルドを殺さなかったのには、理由がある。
発動と同時に心を貪り尽くす闇が、アイツには止まった世界で死ぬことも生ぬるいと耳元で囁いたからだ。
命令を拒否する権限は自分にはなかった。
最優先事項。
『殺せ』と。
理性とは別の部分が肯定するのを止められない。
やばい
やばい
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 05:28:59.04:B0lsZUFo0やばい
ルイズ「ダメっ!! 命令よ!! そんなのやめて!!」
五条「ヒヒ……出来れば従いたかった……その命令には……!」
ルイズ「ゴジョー!! 心を強く持って! 負けちゃダメ!!」
五条「……」
ルイズ「アンタは私を守ってくれるんでしょ!? 頼っていいんでしょ!!? 約束したはずよっ!!」
ルイズ「私が望むなら……! 神だって殺すって言ったじゃない……!」
ルイズの姿がぼやけていく。
消えてしまう……
ルイズ「支えてくれるって……言ったじゃない……」
「……グラモンさん、ツェルプストーさん、タバサさんともっと話したかった」
「……もっと魔法学院の皆さんと過ごしたかった」
「……サッカーをもっとたくさんの人に知って欲しかった」
「……貴女の笑う顔をもっと見たかった」
「……貴女の嬉しそうな顔をもっと見たかった」
「……貴女の楽しそうな顔をもっと見たかった」
「……貴女の成長する姿をずっと見守りたかった」
「……貴女を傷つける者から護り抜きたかった」
「貴女の傍に」
「ずっと一緒に……! いたかった……!」
五条さん;;
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/15(水) 06:04:12.88:B0lsZUFo0「いかないで……そんなの許さないわ……ゴジョー、お願い……」
言わなくても彼女には伝わってしまっていた。
この数瞬後、自分は遠くに居なくなってしまうことが。
左足のルーンが段々と薄れていく。
オレとルイズの最初の繋がりが、光を失っていく。
「目を瞑っていてください……それだけが、唯一の願いです」
「ゴジョー、嘘よ……こんなの嘘……!」
視界がモノクロに変わった。
それが二人だけの世界に、終わりを告げる合図だった。
ガンダールヴのルーンは役目を果たしたかのように、最後に流れ星のような煌きを見せ、左足から消えた。
「さようなら……『ルイズ』」
止まっていた時は、再び動き出した。
ワルド「ーーーーー!! ……はっ?」
ワルドが左手を上から下へ振り下ろす。
しかしそこにはウェールズどころか持っていたはずのナイフすらない。
同時に破壊音。
誰もいない椅子を空気の刃が椅子を木っ端微塵に壊す。
ワルド(な……んだ……? どういう……事だ……?)
状況を理解できないワルドは呆然と立ち尽くす。
五条「ワルド……オレは忠告したはずだ……」
ワルド(何故……ウェールズがいない!? エア・カッターはどうして外れた……!?)
五条「やめておけ……と」
歩くたび存在していた空間が揺らめき、なんとかその形を整えようとする。
ワルド(それに……こいつは誰だ……!? ゴジョー? 違う、姿形はそのままだが……)
五条「こうなったからには……楽に死ねると思うな……」
白黒の世界はよく見える。
カラーだったときの数千倍は鮮明に、相手の挙動が手に取るように分かる。
これが感情をなくした世界。
ワルド(この……禍々しい「圧」……! 対峙するものを……皆葬り去るような……殺意……!)
ようやく今目の前に立っているのがどんなものか分かり始めたらしい。
恐怖に震える唇で、魔法を詠唱しだす。
五条「生まれてきたことを後悔させてやる……! 純粋に……!」
ワルド(死ぬ……殺らなければ……殺られる……!)
がくがくと照準の定まらぬ杖を自分の胸に向ける。
怯えてはいるが、まだ戦意を喪失してはいない。
そうだ……そのために、オマエを生かしておいた。
死ぬことの恐ろしさを叩き込んでからじゃないと、殺さない。
五条「やってみろ……ライトニング・クラウドだ……!」
ワルド「……な」
五条「もう他の魔法は効かないことが分かっただろう……! オマエに残された魔法はそれしかない」
ワルド(コイツ……正気か? いや、だが……今この目の前の『モノ』に当たるのか……? 効くのか……?)
眼球を忙しなく動かす。
ワルドの動揺は、もう深い部分まで浸透している。
五条「撃たないのならそれはそれでいい……!」
『硬く』握り締められた拳を差し出す。
五条「先にこの拳が顔面に当たるだけだ……」
ワルド(遊んでいる……!? いや、測っているのか……僕の実力を……)
ワルドの十八番、高速詠唱が始まり、瞬時に魔力が杖に集まっていく。
二歩引いたその背中にステンドグラスの光が当たっているはずだ。
もう自分には分からないが……
五条「そうだ……それならオレを……殺すまではいかぬとも、傷ぐらいはつけられるかもしれない……!」
ワルド「なめるなよ……! この電撃は貴様の心臓くらい……」
五条「止められる……か? だったら撃ってみろ……!」
杖先からほとばしる小さな稲妻。
詠唱完了の合図だろう。
腹の奥からワルドの咆哮が飛び出す。
ワルド「ライトニング・クラウドっっっ!!!」
自分の心臓を止めた閃光がみたび、眼前へ迫り来る。
一度はラ・ロシェールでの決闘で背中に受け、再起不能にした。
二度はこの教会で四人のワルドが放ち、分身の身体を粉々にした。
不可避と思えるこの稲妻も、今の自分ならば簡単に避けることはできる。
しかし敢えてしない。
ワルドのプライドも生きてきた経験も既成概念も全て破壊するために。
この魔法を受ける。
五条「……」
稲妻は前に出された拳を伝い、心臓までノータイムで到達する。
バチバチとはじける音を出しながら「生命」を奪おうと全身に駆け巡る。
しかしこの冷たい心臓はワルドの魔法では鼓動を止めない。
静かに波を繰り返し、凍った血液を躯に送り続ける。
スパイクから床へ流れだした電撃は埃と木屑を巻き上げる。
そして小さな光を出したと思うと、緩やかにエネルギーの放出を終える。
五条「終わりだ……ワルド。この教会がオマエの人生の終着点だ……!」
ワルド「あ……あぁ……ああ……! なんで……」
尻餅をつき、後方へ後ずさりするワルド。
それを大股で近づき、左手で襟首ごと持ち上げる。
五条「逃げ場なんてどこにもない……!」
首を必死に振り、逃れようとする姿には何の感慨も湧かない。
ただ機械的に行うだけだ。
ワルド「い……いやだ……! 死にたくない……! 死にたくない!!」
五条「死にたくない……? クックックッ…アーッハッハッハッハ!!」
ワルド「助けてくれ……! ゴジョー!」
五条「……オマエはレコン・キスタだろう……? 死んでも……敵と刺し違えてみせろ……!」
ワルド「ひっ……!」
空中にワルドを放り投げる。
三メイルほどの高さから重力に従い落ちていく敵。
連続写真の様に残像が、網膜へ残る。
その身体へ即座に距離をつめ、左手を前に出す。
虚空で膨れ上がる右肩の僧帽筋。それに伴い、大きくなる右腕。
振りかぶられた右拳が端正な男の顔へめり込んでいく。
ワルド「ごはっっ!!!」
砕ける頬骨。
折れる前歯。
飛び散る血。
慣性に逆らわずワルドは教会の壁に叩きつけられる。
硬いはずの壁に蜘蛛の巣のようなヒビが入り、ズルリと床に落下するワルド。
衝撃によって内臓が破壊されたのか口から大量に吐血する。
ワルド「お”あ”あ”ぁぁ……」
ヒュルヒュルと消えそうな呼吸を続け、生にしがみつく。
既に杖を握る力などない。
五条「まだ死ぬなよ……? これぐらいでは、まだオマエには足りなすぎる……!」
ワルドに近づいていくスパイクの音。
なんのことはないその音すら奴には死へのプレリュードに聞こえるはずだ。
ワルド「くる……な……」
五条「……」
何も言わず、ワルドを壁に標本の如く磔にする。
ワルド「あ、あひゃまる……から……」
五条「謝る……?」
ワルド「ぼく…が……まひがっていた……! ひゃから……ゆるひ……」
右膝をワルドの胸に押し付ける。
簡単にへし折れるワルドの肋骨。
ワルド「があ”あ”ぁぁぁっっっっ!!」
五条「そんな命乞いが通じると思っているのか……?」
吐き出される血が床に滴り落ちる。
ワルド「も”う……や”べで……ぐれ”……!」
怖いwwwww
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 04:58:28.28:xpgx4RXl0五条「言ったはずだ……ワルド……楽に死ねると思うなと……!」
ワルド「あ”ぁぁ……もうひやだ……! ころひてくれ……! い”だい”……からだがぁ……」
倍に膨れ上がった顔面から涙を流し、口から涎を垂らす男。
ふいに聞こえる水音に下を向くと、ワルドは失禁していた。
五条「……」
右腕を可動範囲とは逆に曲げる。
いとも容易にそれは自分の力に従う。
ワルド「ぎゃあ”あ”あ”あ”ぁぁぁぁぁ!!」
虫の息だと思っていたワルドの喉から断末魔の叫びが上がる。
五条「何故こうなったかわかるか……?」
ワルド「……ころ”ぜ……!」
五条「ああ……当てたら……殺してやろう……!」
冷たい微笑みでワルドに答えてやる。
五条「ただし……一回外す毎にオレの拳がオマエを断罪する……!」
ワルド「ひょ……ひょんな……」
五条「これはゲームなんかじゃない……! オマエに罪を刻みこむ裁判だ……!」
青ざめていくワルドの顔。
しかし答えなければもっと陰惨な拷問が続くことを本能的に理解したんだろう。
首は縦にしか振れなかった。
五条「答えろ……!」
恐る恐る、口を開く。
ワルド「ぼ、ぼくが……ひきょうな……ことをひたから……?」
五条「違う……!」
拳が腹を抉る。
それを右に左に回転させ、内臓を痛めつける。
ワルド「お”お”お”ぇぇぇ!」
飛び散るワルドの血と吐瀉物。
五条「解答権は……あと二回だ……!」
ワルド「も”う”……や”めひぇぐれぇっ!」
五条「ならば、全身の骨を一本ずつ折っていくだけだ……!」
ワルド「ルイズぅぅぅ! たひゅけでぐでぇぇ!!」
婚約者だった人の名前を叫び、助けを乞う。
必死に前に出すその左手の中指を曲げる。
ワルド「あ”……! があ”あ”あ”っ!」
五条「余計なことを喋るな……!」
ワルド「わ”、わかった……! こたひぇるから! 骨を折らないで……!」
震えることさえしなくなったワルドの首からを依然左手を離さず、回答を促す。
五条「言え……!」
ワルド「と、トリステインの国家転覆を……くわだてひゃから……?」
また、間違えた。
この男は何故今自分にこんな事をされているかすら分からないのか?
ここまで自分にさせた理由が見えていないのか?
五条「外れ……だ!」
殴られた左頬と反対。
右頬に向けて拳を振りかぶり、硬いそれを放つ。
ゴキンと砕ける音が響くがワルドは何も言わない。
あまりの痛みに失神したワルドは泡を口から出す。
その姿は醜く、直視に値するものではない。
しかし苦痛から逃れることなど、自分が許すわけがない。
意識が無くては意味が無いのだ。この男に与える罰は。
五条「偏在のように消えることは出来ない……オマエの罪は……!」
『右足』でワルドの足を踏みつけ、グリグリと捻る。
甲の骨は割れ、皮膚から突き出るとともに靴から赤い血が流れ出る。
五条「起きろ……!」
ワルド「……あ”! あぎゃあああああああ!!」
五条「さあ……ラストチャンスだ……!」
ワルド「じぬ”ぅ! いだい”っ! わ”がらない”です! ゴジョー様! どうかお許ひを!!」
左腕を顔の前に持ってくると、ワルドは懇願する。
断罪者に許しを乞う。
狂ってるな、純粋に
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 06:09:56.27:xpgx4RXl0五条「駄目だ……!」
冷たく一刀両断する。
そんなもので許される事ならば、最初からしていない。
四面楚歌。
この裁判から抜け出す術はない。
ただ一つの方法を除いて。
五条「オマエが答えない限り、この裁判は永遠に終わらない」
ワルド「な”ん”へっ! ぼう”じゅう”ぶん”ひたみはあひまひた!」
喋るごとに口から血を撒き散らす。
破壊された顎で話す言葉は、介するのに少し時間がかかる。
五条「……オマエが満足しても、オレはまだ納得していない……!」
ワルド「……あ”あ”……!」
終わらない悪夢に壊されていくワルドの心。
それは髪の毛に如実に現れていた。
艶やかだった灰色の髪は真っ白に変わり、少しづつ抜け落ちていく。
五条「よく考えて……答えろ……?」
ワルド「あ”がが……」
五条「これで判決は下される……」
ワルド「ひゅー……ひゅー……!」
五条「言ってみろ、何故オマエはこうなった……!?」
痙攣し始めるワルドの身体。
激痛による死は近い。
だが、終わるまでは死なせない。
ワルド「わ……わだくひが……あ”なだざばの……しゅじんを……うばお”うとじたがらでず……」
聞き取れぬほど小さな声で、そう言うワルド。
瞼は閉じられ意識は薄弱してきている。
五条「……おしかったが……外れ……!」
ビクンと跳ねる血塗れの身体。
死への恐怖と死ねることの幸福。
それが混濁しながら頭の中を支配していることだろう。
五条「裁判は終わりだ……!」
ワルド「じゃ……じゃあたひゅけて……!」
瞼が上がり、その目で自分の顔を見つめる。
ほんの僅かな生への希望が窺える。
煉獄の終了を告げる声がさぞ、心地良く聞こえたからか。
しかしそんな甘い話があるわけがない。
首を左右に振り、否定する。
五条「判決は……『死刑』だ……!」
ワルド「え……?」
五条「冥府への手向けとして……教えてやろう……!」
ワルド「なんへ……! や……やめへ……!」
五条「オマエがこうなっているのは……! 他でもない……!」
躯から黒い力が噴出し、最後の一撃へ備える。
心に決めておいた『左足を使わない』こと。
それが……勝手なルイズへの誓約。
ルーンがあったこの足を、汚い血で汚したくはなかった
五条「無垢な我が主人の心を弄んだだけでなく……私欲のために利用し、心に傷を負わせたからだ……!!」
ワルド「ひ……あ……!」
五条「後は地獄で償え……!」
ワルド「ひょんな”……!」
五条「クックックッ! 心配するな……オマエはオレの様に抜け出せない、無間地獄に落としてやる……!」
右掌を開き、爪を立てる。
狙うのは心臓。
確実にワルドの生命を刈るためには、そこが一番だ。
ワルド「ひや”だ! や”べでぐへ! ほんひょうはまだ……いきたひんだ!」
涙をボロボロと零し、泣き喚くワルド。
五条「オマエがもし……人質を取らなかったら……こんな計画を企てなかったら……レコン・キスタなんかに入らなければ……」
ワルド「あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”あ”!!」
五条「死ななかったかもしれないな……! だが、そんな事は今となっては風の前の塵と同じ……」
五条「『死ね』」
皮膚を貫き、肋骨の間の肉を裂くと、生暖かい血液が手にべっとりとつく。
その奥に一定の間隔で動く心臓を見つける。
難解に絡みついた血液を送る管を力任せに千切り、引き抜く。
本来見えるはずのないピンク色をした筋肉の塊。
ドクン、ドクン、ドクンと三度動いた後、心臓は停止した。
磔にしていた左手を放すとワルドだったものは力なく壁に崩れ落ちていった。
真っ赤に染まった右手から液体がぽつぽつと落ちた。
この手では二度とルイズを抱くことは出来ない。
二度と汚れた自分を見せることは出来ない。
サッカーをすることも出来ない。
外にいる三人を助けに行くことも、今の自分には許されない。
だから最後だったんだ。
「さようなら」
もう一度、そう呟くとオレは教会の屋根に跳び上がり、誰もいない森の奥深くへと姿消した。
別れの言葉は誰に言ったのか分からない。
主人だった人に言ったのかも知れないし、寂しそうに転がるサッカーボールに言ったのかもしれない。
教会から聞こえた誰かの声が響いて、森の中へ飲み込まれていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
五条さんマジ怖い
182:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 08:37:35.52:xpgx4RXl0チラ裏な話その1
歯切れ悪くだらだらと2スレに渡り書いてきましたが「たったひとつの冴えたやりかた」編、これで終幕といたします。
ここまでまあアホなミスやら遅い投下やら誤字脱字誤用、数えきれないほどあったと思います。
それを温かく見逃していただき感謝で一杯です。
最初にスレを立てたときはここまで長くなると思いませんでした。
ちょっとした出来心で五条△したいなーと書き始めた稚作でした。
ですが、皆さんの沢山のレスでここまで物語は膨らますことができ、とりあえずの区切りまで到達することが出来たことが堪らなく嬉しいです。
構想、というのもおこがましいほど適当すぎる大筋は、ここまでです。
本当はもっと原作寄りなお話にするつもりはずが大暴れする五条さんを止めることが俺には出来ませんでした。
そしてこんな終わり方にしたのも、もう少しだけ書きたいと思ったからです。
ここからどんな物語にしていくかちょっと分かりません。
こんな終わり方にした以上、五条さんがでてくるのは結構後になるんじゃないかな、と考えています。
しかし逆に言えば、それは五条さんスレとしてどうなんだろうなとも思います。
あくまでも五条さんが物語の主人公で、五条さんが喋るからこそのクロスオーバーです。
五条さん復活までゼロ魔キャラが中心の五条さんスレ……ありですかね?
もしよければ、というか、それでも書いてよいと言っていただけるならば暫し時間を貰えませんでしょうか?
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 08:42:58.19:Wd66beqv0歯切れ悪くだらだらと2スレに渡り書いてきましたが「たったひとつの冴えたやりかた」編、これで終幕といたします。
ここまでまあアホなミスやら遅い投下やら誤字脱字誤用、数えきれないほどあったと思います。
それを温かく見逃していただき感謝で一杯です。
最初にスレを立てたときはここまで長くなると思いませんでした。
ちょっとした出来心で五条△したいなーと書き始めた稚作でした。
ですが、皆さんの沢山のレスでここまで物語は膨らますことができ、とりあえずの区切りまで到達することが出来たことが堪らなく嬉しいです。
構想、というのもおこがましいほど適当すぎる大筋は、ここまでです。
本当はもっと原作寄りなお話にするつもりはずが大暴れする五条さんを止めることが俺には出来ませんでした。
そしてこんな終わり方にしたのも、もう少しだけ書きたいと思ったからです。
ここからどんな物語にしていくかちょっと分かりません。
こんな終わり方にした以上、五条さんがでてくるのは結構後になるんじゃないかな、と考えています。
しかし逆に言えば、それは五条さんスレとしてどうなんだろうなとも思います。
あくまでも五条さんが物語の主人公で、五条さんが喋るからこそのクロスオーバーです。
五条さん復活までゼロ魔キャラが中心の五条さんスレ……ありですかね?
もしよければ、というか、それでも書いてよいと言っていただけるならば暫し時間を貰えませんでしょうか?
一週間くらい休んで来い
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 08:44:57.68:OkRoDHij0かんばれー
個人的に今年一番面白いSSだからな
187:睡眠不足 ◆Uq2i1ARauU :2010/12/16(木) 09:22:23.81:xpgx4RXl0個人的に今年一番面白いSSだからな
チラ裏な話その2
レスありがとうございます!
スレ立て日時ですが12/30にvipにスレ立ていたします。
もうこれはタダの俺の我儘です、批判も当然かと思います。
おせーよカス、vipはもう止めろボケなどと思う方もいらっしゃるでしょう。
ごめんなさい……謝ることしかできません。
なんとか少しでも面白い話を書き、それで贖罪とさせてはくれませんでしょうか?
タイトルは五条「~」です。カギ括弧内は未定ですがとりあえずこれで見つけては頂けるかと
かなり期間が空いてしまうのには
①師走ということもあり私情をさっさと片付け、書きために集中したい
②1スレで尚且つ1~2日以内に完結まで持っていくためにはかなりの量の書きためが必要で遅筆の自分では時間がどうしてもかかってしまう
③正直なところ、睡眠不足で頭を一度リセットしたい
と言った訳があるのです。最後は全く馬鹿な理由でしょうが……
今回のように自転車操業で回していけば、恐らく明日書くことも可能でしょう
ですが結局少しの書き溜め→リアルタイム投下→少しの書き溜め……の繰り返しになることが目に見えています
そうなれば前スレのように微妙なところで終わってしまい、>>1のように突然五条さんが稲妻を食らう所からはじまるというギャグになってしまうでしょう
一番怖いのは期間が空き、皆さんの記憶から消え去ってしまうことです。
しかしそれでも話だけは必ず完結させます。これだけは絶対に約束いたします。
それがせめてものvipにスレ立てした責任だと思っています。
ひとまず、ここまでスレ保守していただいた皆様、こんな遅い投下のスレを潰さないでくださった皆様、そして読んでくださった皆様本当にありがとうございました。
何か抜けていることがございましたらレスください
なければこのままこのスレは落としてください
以上、長文大変失礼いたしました!
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 10:02:43.05:H+5e2N56Oレスありがとうございます!
スレ立て日時ですが12/30にvipにスレ立ていたします。
もうこれはタダの俺の我儘です、批判も当然かと思います。
おせーよカス、vipはもう止めろボケなどと思う方もいらっしゃるでしょう。
ごめんなさい……謝ることしかできません。
なんとか少しでも面白い話を書き、それで贖罪とさせてはくれませんでしょうか?
タイトルは五条「~」です。カギ括弧内は未定ですがとりあえずこれで見つけては頂けるかと
かなり期間が空いてしまうのには
①師走ということもあり私情をさっさと片付け、書きために集中したい
②1スレで尚且つ1~2日以内に完結まで持っていくためにはかなりの量の書きためが必要で遅筆の自分では時間がどうしてもかかってしまう
③正直なところ、睡眠不足で頭を一度リセットしたい
と言った訳があるのです。最後は全く馬鹿な理由でしょうが……
今回のように自転車操業で回していけば、恐らく明日書くことも可能でしょう
ですが結局少しの書き溜め→リアルタイム投下→少しの書き溜め……の繰り返しになることが目に見えています
そうなれば前スレのように微妙なところで終わってしまい、>>1のように突然五条さんが稲妻を食らう所からはじまるというギャグになってしまうでしょう
一番怖いのは期間が空き、皆さんの記憶から消え去ってしまうことです。
しかしそれでも話だけは必ず完結させます。これだけは絶対に約束いたします。
それがせめてものvipにスレ立てした責任だと思っています。
ひとまず、ここまでスレ保守していただいた皆様、こんな遅い投下のスレを潰さないでくださった皆様、そして読んでくださった皆様本当にありがとうございました。
何か抜けていることがございましたらレスください
なければこのままこのスレは落としてください
以上、長文大変失礼いたしました!
>>187
乙なんだぜ
待ってるぜよ!
大晦日前の楽しみが増えた
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 10:59:00.33:bC0ZkBbPO乙なんだぜ
待ってるぜよ!
大晦日前の楽しみが増えた
>>187
乙
待ってるよ
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 12:13:48.63:HECV0wioO乙
待ってるよ
>>187
すげー面白かったよ
続編、毎日五条さんに投票しながら楽しみに待ってる
おつおつ
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 12:37:10.01:GmK25Wmd0すげー面白かったよ
続編、毎日五条さんに投票しながら楽しみに待ってる
おつおつ
>>187
話だけでなくあなたの誠実な態度にも感動した
お疲れ様
ゆっくり休んでくだされ
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 13:23:55.51:5ixy9z7aO話だけでなくあなたの誠実な態度にも感動した
お疲れ様
ゆっくり休んでくだされ
>>187
年末に楽しませてくれるとはありがたい
ゆっくり休んでくれ!
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 20:52:47.17:RtdW1SrZ0年末に楽しませてくれるとはありがたい
ゆっくり休んでくれ!
>>187
待ってるからゆっくり休んでくれ
体調には気をつけてな
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 09:57:36.52:G8Bl7ADtO待ってるからゆっくり休んでくれ
体調には気をつけてな
なんとか五条さんとルイズを再会させてやって欲しい
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/16(木) 14:03:57.87:Qn3ace9F0年の瀬の楽しみができたな
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コメント 5
コメント一覧 (5)
クリスマスなんかほかっといてはやく30日来い!
つーかワルドが可哀想過ぎて読んでて辛かった、
年末が待ち遠しい
にしてもイナズマイレブンを見たことのない俺には彼がどんな男なのか分からん・・・
見ざるをえないか、この格好よさでは