- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:21:21.66:qLpTaWG60
男「んなわけないだろう」
女同僚「あ・・・パンツ一丁か。」
男「で何。休日に僕の家のインターホンならしやがって」
女同僚「あ。昨日頼まれた資料を。」
男「今日かよ」
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:24:03.04:qLpTaWG60
女同僚「すいません・・・昨日忘れてしまい。しかも私、明日有給で。」
男「いいよもう。連絡くれれば自分でやった。」
女同僚「実は昨日帰りにこの家の近くのカフェいきたいなと思って。」
男「ハナからそう言え」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:26:55.52:qLpTaWG60
女同僚「なんかいつもと雰囲気違いますね。」
男「いつもっていつ。きみと仲良くないよね?」
女同僚「いや仕事のときと。いつも優しい雰囲気でしたので。」
男「家にまで来ておいて文句かよ」
女同僚「すいません。あ」
男「?」ぬぎ
ガラガラ ぺしゃん
女同僚「・・・!!!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:29:05.67:qLpTaWG60
女同僚「えええええ」
男「なんだよ、まだ用?」
女同僚「な、な、なぜ風呂に!?」
男「入ろうとしてたから」
女同僚「見えた・・・」
男「うっさいなー資料置いて帰れよ。」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:31:42.01:qLpTaWG60
女同僚「ま、まだ・・お話があったのに。」
男「そこで話せよ」
女同僚「こういったケースは初めてで。」
男「僕は風呂が人の倍好きなんだよ。」
女同僚「知るかよ・・・。」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:34:20.46:qLpTaWG60
男「ふぃひいい~いいねぇ。」
女同僚「私、少し悩みがあって。」
男「普通に話すのかよ。」
女同僚「もう、収集つかないので、お話だけでも聞いてください。」
男「聞こえづらいから中入れ」
女同僚「・・・!?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:38:46.34:qLpTaWG60
女同僚(・・・なんか、まぁいっか。)
ガラガラ ぺしゃん
男「威勢いいな、で何?」
女同僚「はっきり見えてますが・・・」
男「うざいな、入ってきたんだから当然だろう。早く話せ」
女同僚「実は男さんと立場の近い平社員さんのことで」
男「きもちいなぁ風呂は。」
女同僚「男さんより着実に利益に貢献し、立場を固めてきてるので誰にも言えなくて」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:41:52.78:qLpTaWG60
男「ああアイツね。てかちゃっかり君ぼくのイス持ってきてるのね」
女同僚「すごく言いづらいんですが、脅しに近い形で言い寄られてて。」
男「シャンプー取って。」
女同僚「はい」 渡す
男「で困ってんの?ちっさ」
女同僚「私にはけっこう深刻な悩みで。」
男「人の風呂姿見てる暇あんのにか」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:45:12.06:qLpTaWG60
女同僚「いちいちツッコまないでください。この現状で」
男「君が招いたことだ」
女同僚「なんとか頼まれてもらえないでしょうか」
男「平社員にやめとけって?アホか。」
女同僚「ですよね・・・。」
男「あーやっぱこの湯沸かし機買ってよかったなあ」
女同僚「きもちよさそうですね」
男「本当にいい湯だ」
女同僚「そんな風呂好きでしたか」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:48:25.27:qLpTaWG60
男「で帰らないの?」
女同僚「けっこうひどい人ですね」
男「誰だって自分のお気に入りの時間に他人が割入ってきたら嫌だろう」
女同僚「人の話も聞こうとせずお気に入りに飛び込むから」
男「言い争いは風呂が腐る、わるかったね」
女同僚「いえ・・・。」
・・・
女同僚「わたしもはいろっかな」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:50:32.72:qLpTaWG60
男「は?いま僕が入ってるんだ、出るまで待て」
女同僚「どこに重点置いてるんですか、冗談ですよ。」
男「うざ」
女同僚「よし、入ろう。」
男「は?」
がらがら ぺしゃん
ぬぎぬぎ
がらがら ぺしゃん
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:55:58.44:qLpTaWG60
男「タオル巻きか、さすがに驚いたさ」
女同僚「もう軽い女ですよね」
男「さあ。僕の風呂は気持ちいいから仕方ない」
女同僚「ふぅー私なにやってんだろ・・・」
男「僕が顔洗い終えたら湯船代われよ」
女同僚「たしかにすごく気持ちいいですね、これ特注みたいなものですか?」
男「まあね、給料二ヶ月分だ」
女同僚「世の中色々と高くつくもんですね」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 16:59:21.23:qLpTaWG60
男「あー最高だね」
女同僚「いつも休日は風呂に沢山入るんですか?」
男「いや、起きて一回、寝る前一回の二回。」
女同僚「そんな多いわけでもないんですね」
男「頭悪い考え方だな」
男「人の平均が一日一回なら僕は倍入ってることになる。人の倍好きってのはそういうことだ」
女同僚「なるほど。」」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:05:40.58:qLpTaWG60
男「平社員のことは知ってる、よく君のことを話している」
女同僚「また急に。」
男「が僕にはどうしようもない。どうしようもしたくないし。」
女同僚「素直ですね、少し腹立つほど」
男「湯船入る、少しどけ」
女同僚「おわっ!!」
女同僚「ちかいんですけど」
男「自分で入ってきたんだろ、なに勝手に受動的な顔してんの」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:10:26.78:qLpTaWG60
女同僚「なんか悩んでたんだっけ私。みたいな気分になってきました」
男「癒しというのはえてしてそういうものかもな」
女同僚「石鹸とかもこだわってそうですね」
男「いやまったく。スーパーで買ってきたやつだ」
女同僚「あくまで湯船だけ?」
男「風呂に関することだけな、体を洗うことには凝ってない」
女同僚「不潔というわけではなさそうなので良いか」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:12:42.53:qLpTaWG60
男「さて僕は出る、早く君も出ろよ。」
女同僚「はい、先に着替えてください」
男「なんか違和感あるセリフだけどいいか。」
女同僚「ふうーー」
女同僚(やばい、来てよかった・・・)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:20:16.81:qLpTaWG60
男「上がったか」
女同僚「ちょうだいしました、ありがとうございました」
男「昼間っから君もへんなやつだ、さあ帰れ」
女同僚「・・・お、」
男「う?」
女同僚「お昼どうですか!?」
男「いいよ」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:32:58.42:qLpTaWG60
男「カフェ連れてけよ」
女同僚「え・・・カフェ行きたいんですか?」
男「きみが昼いこうって行ったんだろ」
女同僚「デートみたいじゃないですか」
男「勝手に妄想すんなよ」
女同僚(ここまで完全な脈ナシは初めてだな)
男「美味いコーヒーが呑みたいな」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:53:44.26:qLpTaWG60
女同僚「ここです」
男「あー・・・きたことある」
女同僚「・・・」
女同僚「初めてきたって嘘をつくくらいできませんか・・・?」
男「すごいおいしいコーヒーだぞ、ここ」
女同僚「うっ」
男「ん?」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:57:22.78:qLpTaWG60
女同僚「なんでもないです」
男「まあいい、入ろう」
女同僚「私初めてですここ、外観がいいなぁって」
男「良いセンスしてるんじゃねぇの?」
女同僚「あ、これおいしそう」
男「きみのおごりね」
女同僚「えー・・・」
男「平社員。なんとかするからさ」
女同僚「え、あ、はい」
おわり
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:58:06.71:V9VguWzA0
二部
男「風呂はいい。乳成分からなる泡を体中に塗りたくって体をきれいにするばかりでなく、
40℃ほどのお湯にからだの9割を漬け込むことでリラックスさせることができる。
さらに僕は欲深い。念入りにその環境を整えんとするばかりか、人間関係すら怠惰になるほどに情熱をそそいでいる。」
平社員「薄気味悪いな」
男「きみも温泉くらいは好きだろう?」
平社員「それより聞けよ」
男「ん?」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:27:06.71:qLpTaWG60
平社員「女同僚さんいるだろう?」
男「ああ、いるんじゃないか?」
平社員「いい加減、社交辞令ほどの付き合いはしろよ」
男「僕もきみもそれなりのポジションにはつくだろうしな。考えてはいる」
平社員「男っ気がないわりに良い女だよな」
男「しらん、きみはそういう話ばかりだ、不毛だよ聞く方は。会社の昼飯程度にしか接したくないほどに。」
平社員「よく社会に出れたなお前」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:29:37.58:qLpTaWG60
男「で?口説くのか?」
平社員「まー落としたいね。オフィスラブほど転がりやすい恋愛はない」
男「モテたエテ公だな」
平社員「さあ、食い終わったし行くか」
男「風呂はいりてぇな」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:41:59.59:qLpTaWG60
女同僚「休日ですか?」
平社員「うん、なーにしてるんだろうって思って」
女同僚「友達と買い物行ったり、ですかね」
平社員「へーどこ行ったりする?渋谷?六本木?」
女同僚「まちまちですね」
男(あれか、ギャグか?)
平社員「なるほどねー」
男「女同僚さん、商談先の資料できたらもらえる?」
女同僚「あ、は」平社員「今日ここらへんのメンツで飯いかない?おごるよー」
女「賛成ー!」
男「おごりなら行く」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:45:53.36:qLpTaWG60
平社員「良い居酒屋見つけたからそこ行こうぜー」
男 着信音 「ん」
男「はい、あーきましたか。はい、あと40分ほどなら。はい。失礼します」
男「悪い、客が家にくるみたいだ、また」
平社員「おいおいマジかーまたなー」(よし!!!)
女「おつかれさまです」
女同僚「・・・」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:53:47.41:qLpTaWG60
平社員「うまいよなーここ」
女「はいー」(まぁまぁ、だと思う)
女同僚「はい」
女同僚「あの、わたしそろそろ・・・」
平社員「えーー」
女(ナイスタイミング。食べるもの食べたし、私も。)
女「お開きですかねー」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:03:32.59:qLpTaWG60
平社員「つぎ行こうよー」
女「もう終電も近いですもんねー女同僚さん。」
女同僚「え、あ、はい。」
女「じゃーごちそうさまでしたー」
平社員 がっくし
トコトコ
女「慎重にね。すぐ言い寄られちゃいますよ」
女同僚「え!」
女「なんでもーではまたです!」ニコッ
女同僚「はい!ありがとうございます!」
女同僚(資料・・・謝ろうと思ってきたのに・・・)
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:10:30.20:qLpTaWG60
男「ん・・・?」
業者「ここの管がお湯をきれいなままジャグジーにしたり回転させる役割を果たしているんですが、
ここが外れてしまっていて。」
男「ああ!念入りに掃除しまくっていたら外れてしまったのか!」
業者「ははは。ここをちゃんとここにハメておけばまたお湯が流れますよ」
男「すいませんわざわざこんなことでお手数かけまして。」
業者「いえいえ、ドライブだと思えば」
男「はは、そういう冗談はいいので」
業者「えっ」
男「ありがとうございました、ささお引き取りを」
業者「うええっ、あ、またなにかあったら~」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:13:31.84:qLpTaWG60
男「これで明日はゆっくり入れるぞおおお」
男「ん、メールか」
送信者 平社員
件名 クソ
本文 落とせなかった・・・!今度はおまえもこい
男「無視、無視。」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 19:58:04.23:qLpTaWG60
女同僚「こんな感じかな。できた、資料。」
女同僚(明日は男さん休みだし、どうしよう。家は会社に聞けばわかるよね)
女同僚「・・・行くか。」
女同僚「さて、日課の半身浴して寝ようっと。」
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:02:36.71:qLpTaWG60
男「ふう、良い目覚めだ。」
男「さて風呂だ!!」
ピンポーン
男「ん・・・?」
おわり
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:10:39.97:+/rfeGP+0
第三部
平社員「いやー昨日は楽しかったです女さん、女同僚さん」
女「どうもー」
女同僚「ごちそうさまでした」
平社員「女同僚さん、また日を改めてどうですか?今日でも構わないんですが」
女同僚「あ、すいません。私今日は。」
平社員「そうですか。またさそっても?」
女同僚「あ、ええ。またみなさんと行きたいです。」
平社員「はい・・・。」
女 にやにや
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:30:33.03:qLpTaWG60
平社員「・・・意外とマジなんだけどなぁ。」ボソ
トコトコ 女同僚「あ、すみません部長。男さんのご住所教えていただけますか?」
女「平社員さんって女同僚さんに?」
平社員「気づいてましたか?」
女「さあどうですかね!まったく転がらなそうで楽しく見えます」
平社員「はいはい、良い御身分だな」
女同僚「ありがとうございます。」
女同僚(お昼休みに猛ダッシュでいこう。そのあとは商談で回るし、少しは時間あるかな。)
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:41:39.93:qLpTaWG60
平社員「え、男の家!?なぜ?」
女「知らないわよ、行くんだって。」
平社員「え、え??」
女「いつの間に。ね!」
平社員「え、やだ。アイツに競り負けたのか?」
女「オークション風に言ってやらないの。」
平社員「女、今日寝よ?」
女「いいよ」
平社員「!?」
女「うそよ。最後までがんばんな」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:58:40.38:oq1GlWlF0
平社員「女同僚さん!」
女同僚「はい?」
平社員「男の家行くんだって?」
女同僚「はい。昨日頼まれた資料を渡しに。」
平社員「渡したらすぐ帰った方がいいよ!家上がんないほうが!」
女同僚「そういうのは大丈夫です」
平社員「アイツよくわかんないから家とかはやめたほうが。」
女同僚「失礼ですよ!」プンスカ トコトコ
平社員「・・・」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:08:45.73:qLpTaWG60
女「それは勘違いするよ?」
平社員「だって。悔しくて。」
女「たしかにアンタの方が男前かもしれないけどね。あやまれば?」
平社員「嫌われたなハハ」
女「まあウザいよね、ヤケ酒なら付き合うよ」
平社員「お前は範囲外だけどサンキュ」
女「内面が良い男がほぼ皆無ね、このオフィス」
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:27:36.58:qLpTaWG60
平社員「俺がはじめての大事な商談を任されたときのサポートが女同僚さんで。」
女「どうせ話を美化してるんでしょ」
平社員「いや、女同僚さんまったく使えなかったんだ」
女「あら?」
平社員「内容はすぐ忘れるし、あたふたしまくりで。」
女「私と組んだ男さんはすんなり上手くいったわよ」
平社員「君はそれなりに優秀だったからな。でもなんか頑張ってる感じがよかったんだよ。」
平社員「結果、うまくいったが本当に残業しまくりで。」
女「サラリとこないしてる今の礎になったのね」
平社員「だから女同僚さんには感謝と恋の気持ちを持ったのさ」
女「ふーん、どう転がるのかね」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:31:29.24:qLpTaWG60
女同僚「勢いで来たはいいけど、どうしよう。」
女同僚(平社員さんにも大きな声出して不快にさせちゃったし。また悪く言い寄られるかな。)
女同僚(ここか・・・。)
ピンポーン
おわり
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:22:25.16:AJGP/bvd0
第四部
女(だれが好き?)
女(アイツはあの子が好き。)
女(あの子はあの人が好き?)
女(あの人はあの子が好き?)
女(わたしは・・・?)
女「どうなんだかなぁ・・・。」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:25:28.46:AJGP/bvd0
女同僚「どうなん、ですかねぇ。」
女「惚れられたもん勝ちな気がするけどねぇ・・・。だめなの?」
女同僚「そういう段階になる気がしなくて」
女「意外と面倒ね」
女同僚「真正面から話したことないんですよ」
女「話してるじゃない」
女同僚「なんか作業みたいな会話ばかりで」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:29:22.23:AJGP/bvd0
男「女さん、これコピーお願いできますか」
平社員「あ、じゃ僕のこれお願いできますか女同僚さん」
男「無意味に便乗してくるなよ」
女「出来ますよ、ほら、ね?」
女同僚「あ、はい」
女(いまはなせ)
女同僚「あ、」
男 すたすたすたすた
平社員「なー今日の・・・」 すたすたすたすた
女「だれの間が悪いやら。」
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:35:48.35:AJGP/bvd0
送信者 女
宛先 男
件名 なし
本文 今度女さん交えて平社員とかと飲む機会あったらパスしないこと。
ひとつの取引任されたグループでもあるし、付き合いも大事よ。
女(こんなんでうまくいく気もしないけど、いいか)
着信音
送信者 男
宛先 女
件名 ふむ
本文 確かに君にはサポートで世話にもなった。
さいきん風呂が壊れているし、いいだろう。
女(風呂関係あるのかな?)
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:47:41.36:AJGP/bvd0
女「今度アンタのおごりで女さんや男さんさそって飲みいこうよ」
平社員「なぜ俺のおごりなんだ?」
女「まあまあ、そうすればみんなくるよ」ニコ
平社員(まさか・・・バレ、てる?わけないよな)
平社員(ん、でもあのグループってことなら女さんも来るかも)
平社員「まあそのうちな」
女(扱いやすいな、ラッキー)
翌日
平社員「今日ここらへんのメンツで飯いかない?俺おごるよ」
女(で、即採用なわけね)
女「賛成ー!」
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 14:52:09.37:AJGP/bvd0
女「今日で進展ありそうかな?」
男「悪い客人がきた」
女(あららら??)「良いのか悪いんだか・・・」ボソ
女同僚「悪いような良いような・・・」ボソ
女&女同僚「ん?」
おわり
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 15:46:19.26:U44wSLK00
第五部 最終部
男「美味しいにこしたことはない」
女同僚「私にはコーヒーに生クリームは合うとは思いません」
男「不毛だな、違いが分かれよ」
女同僚「私、半身浴が好きなんです」
男「良い趣味だな」
女同僚「でもあのお風呂は全身浸かってこそ、でした」
男「ふむ」
女同僚「違いくらい分かります風呂ならば」
男「分かってみたいだけなのだろう」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:22:07.12:AJGP/bvd0
女同僚「私が隣で風呂に入って、半身浴だったらどうします」
男「それはタオルを巻いていない場合とするなら多少回答に変化が生ずるような意味合いの話か?」
女同僚「いいえ」
男「きみの好きにしたらいい、うちの風呂は最高だ」
女同僚「それが聞けてうれしい気がします」
男「なぜだ?」
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:24:30.50:AJGP/bvd0
女同僚「わたし、平社員さんが好きなんです」
男「ん?なんの逆転だ?」
女同僚「助けてほしい、と言った記憶はありませんよ?」
男「あまり興味深く聞いてなかったが、迫られていて困ってるんじゃなかったか?」
女同僚「困っているのは事実ですよ」
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:26:23.33:X7Y1OIfEO
女同僚「仕事について初めてがんばった仕事を一緒にして気づいたら」
男「僕相手に自分語りしてくるやつは初めて」
女同僚「精一杯、サポートなのにうまくできない私をサポートしてくれる彼がかっこよくて」
男「いまいちつかめないんだよこの子のキャラ」
女同僚「でも最近はすごくそういう部分が怠惰的で」
男「コンパクトに希望」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:36:17.47:AJGP/bvd0
女同僚「だからあなたとまた女さんも含めて一緒に目指せるような」
男「だいたい分かったから、その真っ直ぐな瞳は僕に向けるな」
女同僚「分かってもらえてよかったです」
男「彼はいま地位を確立するのに緩やかな坂道を上がっている、実に順風満帆だろう」
男「その最初のきっかけを君と作ったんだ」
男「なのに僕に余計なアドバイスもらおうなんてルートをたどるなど頭悪すぎる」
女同僚「ふう」
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:40:28.19:AJGP/bvd0
男「告白して付き合って仕事がんばろ!で早く完結すればいい」
女同僚「あなたの家のお風呂で気づきました」
男「なにをだ」
女同僚「私はずっと全身浸かりたかったんです」
男「そういう例え交えてくるなよ・・・」
女同僚「平社員さんに言い寄られたかったんじゃなくて、私、追いかけたかったんだなって。」
男「暴酔だな」
女同僚「本当にありがとうございました」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:49:37.64:AJGP/bvd0
女同僚「昼休み抜けだしてきたんです、話聞いてくれてありがとうございました」
男「ひとつ良いかな」
女同僚「はい?」
男「平社員は次々に落としたい女をあさってきたエテ公だ」
男「仕事ができればいいって話でもないんだろうし、モテればいいって話でもないのだろうけど」
男「彼はもう全身浸かっているぞ」
女同僚「私も今から浸かりに。」ニコ
たったったったった
男「赤面せずにはいられない一言だ」
男「僕も転がろう」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:53:06.11:AJGP/bvd0
送信者 男
宛先 女
件名 しってるかな
本文 仕事を通じて互いの良さを知った二人がいるらしい
送信者 女
宛先 男
件名 しってるけど?
本文 どの二人か分からないわね
送信者 男
宛先 女
件名 なら話ははやい
本文 結婚しよう
女「ころがりすぎ、だよ」
END
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:55:08.23:bNxzOBmc0
女同僚「すいません・・・昨日忘れてしまい。しかも私、明日有給で。」
男「いいよもう。連絡くれれば自分でやった。」
女同僚「実は昨日帰りにこの家の近くのカフェいきたいなと思って。」
男「ハナからそう言え」
女同僚「なんかいつもと雰囲気違いますね。」
男「いつもっていつ。きみと仲良くないよね?」
女同僚「いや仕事のときと。いつも優しい雰囲気でしたので。」
男「家にまで来ておいて文句かよ」
女同僚「すいません。あ」
男「?」ぬぎ
ガラガラ ぺしゃん
女同僚「・・・!!!」
女同僚「えええええ」
男「なんだよ、まだ用?」
女同僚「な、な、なぜ風呂に!?」
男「入ろうとしてたから」
女同僚「見えた・・・」
男「うっさいなー資料置いて帰れよ。」
女同僚「ま、まだ・・お話があったのに。」
男「そこで話せよ」
女同僚「こういったケースは初めてで。」
男「僕は風呂が人の倍好きなんだよ。」
女同僚「知るかよ・・・。」
男「ふぃひいい~いいねぇ。」
女同僚「私、少し悩みがあって。」
男「普通に話すのかよ。」
女同僚「もう、収集つかないので、お話だけでも聞いてください。」
男「聞こえづらいから中入れ」
女同僚「・・・!?」
女同僚(・・・なんか、まぁいっか。)
ガラガラ ぺしゃん
男「威勢いいな、で何?」
女同僚「はっきり見えてますが・・・」
男「うざいな、入ってきたんだから当然だろう。早く話せ」
女同僚「実は男さんと立場の近い平社員さんのことで」
男「きもちいなぁ風呂は。」
女同僚「男さんより着実に利益に貢献し、立場を固めてきてるので誰にも言えなくて」
男「ああアイツね。てかちゃっかり君ぼくのイス持ってきてるのね」
女同僚「すごく言いづらいんですが、脅しに近い形で言い寄られてて。」
男「シャンプー取って。」
女同僚「はい」 渡す
男「で困ってんの?ちっさ」
女同僚「私にはけっこう深刻な悩みで。」
男「人の風呂姿見てる暇あんのにか」
女同僚「いちいちツッコまないでください。この現状で」
男「君が招いたことだ」
女同僚「なんとか頼まれてもらえないでしょうか」
男「平社員にやめとけって?アホか。」
女同僚「ですよね・・・。」
男「あーやっぱこの湯沸かし機買ってよかったなあ」
女同僚「きもちよさそうですね」
男「本当にいい湯だ」
女同僚「そんな風呂好きでしたか」
男「で帰らないの?」
女同僚「けっこうひどい人ですね」
男「誰だって自分のお気に入りの時間に他人が割入ってきたら嫌だろう」
女同僚「人の話も聞こうとせずお気に入りに飛び込むから」
男「言い争いは風呂が腐る、わるかったね」
女同僚「いえ・・・。」
・・・
女同僚「わたしもはいろっかな」
男「は?いま僕が入ってるんだ、出るまで待て」
女同僚「どこに重点置いてるんですか、冗談ですよ。」
男「うざ」
女同僚「よし、入ろう。」
男「は?」
がらがら ぺしゃん
ぬぎぬぎ
がらがら ぺしゃん
男「タオル巻きか、さすがに驚いたさ」
女同僚「もう軽い女ですよね」
男「さあ。僕の風呂は気持ちいいから仕方ない」
女同僚「ふぅー私なにやってんだろ・・・」
男「僕が顔洗い終えたら湯船代われよ」
女同僚「たしかにすごく気持ちいいですね、これ特注みたいなものですか?」
男「まあね、給料二ヶ月分だ」
女同僚「世の中色々と高くつくもんですね」
男「あー最高だね」
女同僚「いつも休日は風呂に沢山入るんですか?」
男「いや、起きて一回、寝る前一回の二回。」
女同僚「そんな多いわけでもないんですね」
男「頭悪い考え方だな」
男「人の平均が一日一回なら僕は倍入ってることになる。人の倍好きってのはそういうことだ」
女同僚「なるほど。」」
男「平社員のことは知ってる、よく君のことを話している」
女同僚「また急に。」
男「が僕にはどうしようもない。どうしようもしたくないし。」
女同僚「素直ですね、少し腹立つほど」
男「湯船入る、少しどけ」
女同僚「おわっ!!」
女同僚「ちかいんですけど」
男「自分で入ってきたんだろ、なに勝手に受動的な顔してんの」
女同僚「なんか悩んでたんだっけ私。みたいな気分になってきました」
男「癒しというのはえてしてそういうものかもな」
女同僚「石鹸とかもこだわってそうですね」
男「いやまったく。スーパーで買ってきたやつだ」
女同僚「あくまで湯船だけ?」
男「風呂に関することだけな、体を洗うことには凝ってない」
女同僚「不潔というわけではなさそうなので良いか」
男「さて僕は出る、早く君も出ろよ。」
女同僚「はい、先に着替えてください」
男「なんか違和感あるセリフだけどいいか。」
女同僚「ふうーー」
女同僚(やばい、来てよかった・・・)
男「上がったか」
女同僚「ちょうだいしました、ありがとうございました」
男「昼間っから君もへんなやつだ、さあ帰れ」
女同僚「・・・お、」
男「う?」
女同僚「お昼どうですか!?」
男「いいよ」
男「カフェ連れてけよ」
女同僚「え・・・カフェ行きたいんですか?」
男「きみが昼いこうって行ったんだろ」
女同僚「デートみたいじゃないですか」
男「勝手に妄想すんなよ」
女同僚(ここまで完全な脈ナシは初めてだな)
男「美味いコーヒーが呑みたいな」
女同僚「ここです」
男「あー・・・きたことある」
女同僚「・・・」
女同僚「初めてきたって嘘をつくくらいできませんか・・・?」
男「すごいおいしいコーヒーだぞ、ここ」
女同僚「うっ」
男「ん?」
女同僚「なんでもないです」
男「まあいい、入ろう」
女同僚「私初めてですここ、外観がいいなぁって」
男「良いセンスしてるんじゃねぇの?」
女同僚「あ、これおいしそう」
男「きみのおごりね」
女同僚「えー・・・」
男「平社員。なんとかするからさ」
女同僚「え、あ、はい」
おわり
え?
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 17:59:22.01:4uFJw4YU0冗談だよな?
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:07:11.32:qLpTaWG60二部書こうとしてるんだが、そういう構成が厨くさいかな?もとから厨だから構わないと思うんだが
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:07:43.94:V9VguWzA0是非とも頼む
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 18:23:05.36:qLpTaWG60二部
男「風呂はいい。乳成分からなる泡を体中に塗りたくって体をきれいにするばかりでなく、
40℃ほどのお湯にからだの9割を漬け込むことでリラックスさせることができる。
さらに僕は欲深い。念入りにその環境を整えんとするばかりか、人間関係すら怠惰になるほどに情熱をそそいでいる。」
平社員「薄気味悪いな」
男「きみも温泉くらいは好きだろう?」
平社員「それより聞けよ」
男「ん?」
平社員「女同僚さんいるだろう?」
男「ああ、いるんじゃないか?」
平社員「いい加減、社交辞令ほどの付き合いはしろよ」
男「僕もきみもそれなりのポジションにはつくだろうしな。考えてはいる」
平社員「男っ気がないわりに良い女だよな」
男「しらん、きみはそういう話ばかりだ、不毛だよ聞く方は。会社の昼飯程度にしか接したくないほどに。」
平社員「よく社会に出れたなお前」
男「で?口説くのか?」
平社員「まー落としたいね。オフィスラブほど転がりやすい恋愛はない」
男「モテたエテ公だな」
平社員「さあ、食い終わったし行くか」
男「風呂はいりてぇな」
女同僚「休日ですか?」
平社員「うん、なーにしてるんだろうって思って」
女同僚「友達と買い物行ったり、ですかね」
平社員「へーどこ行ったりする?渋谷?六本木?」
女同僚「まちまちですね」
男(あれか、ギャグか?)
平社員「なるほどねー」
男「女同僚さん、商談先の資料できたらもらえる?」
女同僚「あ、は」平社員「今日ここらへんのメンツで飯いかない?おごるよー」
女「賛成ー!」
男「おごりなら行く」
平社員「良い居酒屋見つけたからそこ行こうぜー」
男 着信音 「ん」
男「はい、あーきましたか。はい、あと40分ほどなら。はい。失礼します」
男「悪い、客が家にくるみたいだ、また」
平社員「おいおいマジかーまたなー」(よし!!!)
女「おつかれさまです」
女同僚「・・・」
平社員「うまいよなーここ」
女「はいー」(まぁまぁ、だと思う)
女同僚「はい」
女同僚「あの、わたしそろそろ・・・」
平社員「えーー」
女(ナイスタイミング。食べるもの食べたし、私も。)
女「お開きですかねー」
平社員「つぎ行こうよー」
女「もう終電も近いですもんねー女同僚さん。」
女同僚「え、あ、はい。」
女「じゃーごちそうさまでしたー」
平社員 がっくし
トコトコ
女「慎重にね。すぐ言い寄られちゃいますよ」
女同僚「え!」
女「なんでもーではまたです!」ニコッ
女同僚「はい!ありがとうございます!」
女同僚(資料・・・謝ろうと思ってきたのに・・・)
男「ん・・・?」
業者「ここの管がお湯をきれいなままジャグジーにしたり回転させる役割を果たしているんですが、
ここが外れてしまっていて。」
男「ああ!念入りに掃除しまくっていたら外れてしまったのか!」
業者「ははは。ここをちゃんとここにハメておけばまたお湯が流れますよ」
男「すいませんわざわざこんなことでお手数かけまして。」
業者「いえいえ、ドライブだと思えば」
男「はは、そういう冗談はいいので」
業者「えっ」
男「ありがとうございました、ささお引き取りを」
業者「うええっ、あ、またなにかあったら~」
男「これで明日はゆっくり入れるぞおおお」
男「ん、メールか」
送信者 平社員
件名 クソ
本文 落とせなかった・・・!今度はおまえもこい
男「無視、無視。」
女同僚「こんな感じかな。できた、資料。」
女同僚(明日は男さん休みだし、どうしよう。家は会社に聞けばわかるよね)
女同僚「・・・行くか。」
女同僚「さて、日課の半身浴して寝ようっと。」
男「ふう、良い目覚めだ。」
男「さて風呂だ!!」
ピンポーン
男「ん・・・?」
おわり
第三部期待
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:22:41.73:ZGecCf680時系列が第2部→第1部?
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 20:25:15.20:qLpTaWG60第三部
平社員「いやー昨日は楽しかったです女さん、女同僚さん」
女「どうもー」
女同僚「ごちそうさまでした」
平社員「女同僚さん、また日を改めてどうですか?今日でも構わないんですが」
女同僚「あ、すいません。私今日は。」
平社員「そうですか。またさそっても?」
女同僚「あ、ええ。またみなさんと行きたいです。」
平社員「はい・・・。」
女 にやにや
平社員「・・・意外とマジなんだけどなぁ。」ボソ
トコトコ 女同僚「あ、すみません部長。男さんのご住所教えていただけますか?」
女「平社員さんって女同僚さんに?」
平社員「気づいてましたか?」
女「さあどうですかね!まったく転がらなそうで楽しく見えます」
平社員「はいはい、良い御身分だな」
女同僚「ありがとうございます。」
女同僚(お昼休みに猛ダッシュでいこう。そのあとは商談で回るし、少しは時間あるかな。)
平社員「え、男の家!?なぜ?」
女「知らないわよ、行くんだって。」
平社員「え、え??」
女「いつの間に。ね!」
平社員「え、やだ。アイツに競り負けたのか?」
女「オークション風に言ってやらないの。」
平社員「女、今日寝よ?」
女「いいよ」
平社員「!?」
女「うそよ。最後までがんばんな」
平社員爆発しろ
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/20(月) 21:04:09.96:qLpTaWG60平社員「女同僚さん!」
女同僚「はい?」
平社員「男の家行くんだって?」
女同僚「はい。昨日頼まれた資料を渡しに。」
平社員「渡したらすぐ帰った方がいいよ!家上がんないほうが!」
女同僚「そういうのは大丈夫です」
平社員「アイツよくわかんないから家とかはやめたほうが。」
女同僚「失礼ですよ!」プンスカ トコトコ
平社員「・・・」
女「それは勘違いするよ?」
平社員「だって。悔しくて。」
女「たしかにアンタの方が男前かもしれないけどね。あやまれば?」
平社員「嫌われたなハハ」
女「まあウザいよね、ヤケ酒なら付き合うよ」
平社員「お前は範囲外だけどサンキュ」
女「内面が良い男がほぼ皆無ね、このオフィス」
平社員「俺がはじめての大事な商談を任されたときのサポートが女同僚さんで。」
女「どうせ話を美化してるんでしょ」
平社員「いや、女同僚さんまったく使えなかったんだ」
女「あら?」
平社員「内容はすぐ忘れるし、あたふたしまくりで。」
女「私と組んだ男さんはすんなり上手くいったわよ」
平社員「君はそれなりに優秀だったからな。でもなんか頑張ってる感じがよかったんだよ。」
平社員「結果、うまくいったが本当に残業しまくりで。」
女「サラリとこないしてる今の礎になったのね」
平社員「だから女同僚さんには感謝と恋の気持ちを持ったのさ」
女「ふーん、どう転がるのかね」
女同僚「勢いで来たはいいけど、どうしよう。」
女同僚(平社員さんにも大きな声出して不快にさせちゃったし。また悪く言い寄られるかな。)
女同僚(ここか・・・。)
ピンポーン
おわり
第四部
女(だれが好き?)
女(アイツはあの子が好き。)
女(あの子はあの人が好き?)
女(あの人はあの子が好き?)
女(わたしは・・・?)
女「どうなんだかなぁ・・・。」
女同僚「どうなん、ですかねぇ。」
女「惚れられたもん勝ちな気がするけどねぇ・・・。だめなの?」
女同僚「そういう段階になる気がしなくて」
女「意外と面倒ね」
女同僚「真正面から話したことないんですよ」
女「話してるじゃない」
女同僚「なんか作業みたいな会話ばかりで」
男「女さん、これコピーお願いできますか」
平社員「あ、じゃ僕のこれお願いできますか女同僚さん」
男「無意味に便乗してくるなよ」
女「出来ますよ、ほら、ね?」
女同僚「あ、はい」
女(いまはなせ)
女同僚「あ、」
男 すたすたすたすた
平社員「なー今日の・・・」 すたすたすたすた
女「だれの間が悪いやら。」
送信者 女
宛先 男
件名 なし
本文 今度女さん交えて平社員とかと飲む機会あったらパスしないこと。
ひとつの取引任されたグループでもあるし、付き合いも大事よ。
女(こんなんでうまくいく気もしないけど、いいか)
着信音
送信者 男
宛先 女
件名 ふむ
本文 確かに君にはサポートで世話にもなった。
さいきん風呂が壊れているし、いいだろう。
女(風呂関係あるのかな?)
女「今度アンタのおごりで女さんや男さんさそって飲みいこうよ」
平社員「なぜ俺のおごりなんだ?」
女「まあまあ、そうすればみんなくるよ」ニコ
平社員(まさか・・・バレ、てる?わけないよな)
平社員(ん、でもあのグループってことなら女さんも来るかも)
平社員「まあそのうちな」
女(扱いやすいな、ラッキー)
翌日
平社員「今日ここらへんのメンツで飯いかない?俺おごるよ」
女(で、即採用なわけね)
女「賛成ー!」
女「今日で進展ありそうかな?」
男「悪い客人がきた」
女(あららら??)「良いのか悪いんだか・・・」ボソ
女同僚「悪いような良いような・・・」ボソ
女&女同僚「ん?」
おわり
どういうことだってばよ・・・
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 19:09:28.59:wZQLfUJi0帰ってきてからまた始まるに決まっているだろう
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:18:40.70:AJGP/bvd0第五部 最終部
男「美味しいにこしたことはない」
女同僚「私にはコーヒーに生クリームは合うとは思いません」
男「不毛だな、違いが分かれよ」
女同僚「私、半身浴が好きなんです」
男「良い趣味だな」
女同僚「でもあのお風呂は全身浸かってこそ、でした」
男「ふむ」
女同僚「違いくらい分かります風呂ならば」
男「分かってみたいだけなのだろう」
女同僚「私が隣で風呂に入って、半身浴だったらどうします」
男「それはタオルを巻いていない場合とするなら多少回答に変化が生ずるような意味合いの話か?」
女同僚「いいえ」
男「きみの好きにしたらいい、うちの風呂は最高だ」
女同僚「それが聞けてうれしい気がします」
男「なぜだ?」
女同僚「わたし、平社員さんが好きなんです」
男「ん?なんの逆転だ?」
女同僚「助けてほしい、と言った記憶はありませんよ?」
男「あまり興味深く聞いてなかったが、迫られていて困ってるんじゃなかったか?」
女同僚「困っているのは事実ですよ」
なにこのntr感
大好きです
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:30:09.85:AJGP/bvd0大好きです
女同僚「仕事について初めてがんばった仕事を一緒にして気づいたら」
男「僕相手に自分語りしてくるやつは初めて」
女同僚「精一杯、サポートなのにうまくできない私をサポートしてくれる彼がかっこよくて」
男「いまいちつかめないんだよこの子のキャラ」
女同僚「でも最近はすごくそういう部分が怠惰的で」
男「コンパクトに希望」
女同僚「だからあなたとまた女さんも含めて一緒に目指せるような」
男「だいたい分かったから、その真っ直ぐな瞳は僕に向けるな」
女同僚「分かってもらえてよかったです」
男「彼はいま地位を確立するのに緩やかな坂道を上がっている、実に順風満帆だろう」
男「その最初のきっかけを君と作ったんだ」
男「なのに僕に余計なアドバイスもらおうなんてルートをたどるなど頭悪すぎる」
女同僚「ふう」
男「告白して付き合って仕事がんばろ!で早く完結すればいい」
女同僚「あなたの家のお風呂で気づきました」
男「なにをだ」
女同僚「私はずっと全身浸かりたかったんです」
男「そういう例え交えてくるなよ・・・」
女同僚「平社員さんに言い寄られたかったんじゃなくて、私、追いかけたかったんだなって。」
男「暴酔だな」
女同僚「本当にありがとうございました」
女同僚「昼休み抜けだしてきたんです、話聞いてくれてありがとうございました」
男「ひとつ良いかな」
女同僚「はい?」
男「平社員は次々に落としたい女をあさってきたエテ公だ」
男「仕事ができればいいって話でもないんだろうし、モテればいいって話でもないのだろうけど」
男「彼はもう全身浸かっているぞ」
女同僚「私も今から浸かりに。」ニコ
たったったったった
男「赤面せずにはいられない一言だ」
男「僕も転がろう」
送信者 男
宛先 女
件名 しってるかな
本文 仕事を通じて互いの良さを知った二人がいるらしい
送信者 女
宛先 男
件名 しってるけど?
本文 どの二人か分からないわね
送信者 男
宛先 女
件名 なら話ははやい
本文 結婚しよう
女「ころがりすぎ、だよ」
END
これは二人は付き合っていたってことでいいのかな?
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 21:55:44.95:QA5qwYT504部はちゃんと伏線になってたわけな
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:02:33.94:AJGP/bvd0一部 ぷろろーぐ
二部 男目線
三部 平社員目線
四部 女目線
五部 女同僚目線
っていう設定でしたが、さすがに二日かけてまで引き延ばすSSではなかったのかも
読んでくれたかたありがとうございました
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/21(火) 22:25:58.54:uJS2Kuz60二部 男目線
三部 平社員目線
四部 女目線
五部 女同僚目線
っていう設定でしたが、さすがに二日かけてまで引き延ばすSSではなかったのかも
読んでくれたかたありがとうございました
いやおもしろかったよ
大層乙であった
大層乙であった
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