- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:09:32.62:g7zgNfcD0
し、知ってるんだからねっ!////
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:43:11.82:ihudAuU4O
キョン「人を勝手に変態認定するなよ」
ハルヒ「嗅いでるったら嗅いでるの! だ、だから……あんたの体操服を出しなさい!!」
キョン「……いや、この流れで唐突すぎんだろ」
ハルヒ「えっ? ………えっ?」
キョン「その、何言ってんのこいつ?って顔は止めろ」
ハルヒ「何言ってんの?」
キョン「口に出しちゃったよちくしょうめ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 16:50:19.94:ihudAuU4O
ハルヒ「あんたがあたしの体操服を嗅いでる。あたしもあんたの体操服を嗅ぐ。これが不自然だとしたら、
この世界は不自然だらけよっ」
キョン「この世界ってのは、お前の頭の中にしか存在しない白昼夢だろ」
ハルヒ「いいから出しなさいよ。さもないと乱れた服装で『キョンに相撲勝負を挑まれたの!』って、
校内中を走り回るわよ!?」
キョン「へぇ、で終わると思うんだ」
ハルヒ「わかったなら早く出しなさいよ」
キョン「せめて会話をしてくれ」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:48:33.78:ihudAuU4O
キョン「大前提として、俺がお前の服を嗅いだ証拠はあんのか?」
ハルヒ「あたしの体操服からキョンの匂いがするもん。これはあんたが体操服に顔をうずめて、
クンカクンカしたからでしょ!?」
キョン「俺の匂いを嗅ぎ分けられることに引っかかりを感じるが……。それはお前が、体育終わりに
抱きついてきたからだろ?」
ハルヒ「あ、あたしそんなはしたない真似してないわっ! それこそ証拠があるの!?」
キョン「なんならクラス全員が証人だよ死にたい」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 17:43:21.82:ihudAuU4O
ハルヒ「ぐぬぬ……」
キョン「もういいか?」
ハルヒ「まだ……まだよっ! 有希!」
長門「……ヨーダ?」
ハルヒ「あれを出しなさい!」
長門「……」スッ
キョン「なんだそりゃ?」
ハルヒ「キョンが教室で体操服を嗅いでる映像をおさめたデータよ!」
キョン「とうとう捏造できやがったよ」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:19:04.25:ihudAuU4O
ハルヒ「こんな証拠があるのにまだしらを切るってぇたぁ、とんだ悪党だよ!」
キョン「もう、誰だよお前」
ハルヒ「さぁ、出しなさい!」
キョン「……長門」
長門「……なに?」
キョン「今度、駅前にできた洋菓子店にでも行くk」
長門「バックアップもろとも消去した」
キョン「決断の早さよ」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:31:10.31:ihudAuU4O
キョン「ハルヒ、もう一度それの中身確かめてみろ」
ハルヒ「ふん、往生際の悪い……」カチカチ
ハルヒ「なん……だと…?」
キョン「どうだ?」
ハルヒ「みくるちゃんの着替えシーンに替わってる……」
キョン「なるほど、俺も改めようじゃないか」
長門「うなー」シャランラ
ボスン!
キョン「PCが古典的な音を立ててぶっ壊れた……だと…?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:46:14.70:ihudAuU4O
キョン「……まぁいい、これで話は終わりだな」
ハルヒ「うっく……ぐふぉうえぇ……ぉうふ」
キョン「どんだけ泣いてんだよ」
ハルヒ「なんでよぉ……あたしはただキョンの体操服を嗅ぎたいだけなのにぃ…」
キョン「とうとうぶっちゃけちゃったよ」
ハルヒ「あんたもあたしの体操服嗅いでいいからぁ……」
キョン「話の発端どこいった」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 19:53:47.06:ihudAuU4O
長門「……」ナデナデ
ハルヒ「ぐす……有希、慰めなんていらないわよ…」
長門「慰めるは自分自身」スッ
ハルヒ「……? これって…」
長門「そう、彼の体操服」
ハルヒ「なん……だと…?」ゴクリ
キョン「……んっ?」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:05:22.10:ihudAuU4O
長門「だからもう泣くのはやめて。今から下の方を泣かせるのだから」キリッ
キョン「真顔で何言ってんの? なぁ、何やってんの?」
ハルヒ「あ……ありがとう! ありがとう有希!」グワシッ
キョン「おい、ハルヒ。その鷲掴みにした体操服を返せ」
ハルヒ「じゃああたし、家に帰ってナニするね」ニパッ
キョン「良い笑顔で何宣ってんの?」
長門「健闘を祈る」グッ
キョン「なぁ、その親指折っていいか?」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:06:17.81:w1xVif/l0
キョン「……いやいやいや」
長門「良いことをした」
キョン「……なぁ、長門? なんで俺の体操服持ってたんだ?」
長門「……? わたしもクンカクンカしてたから」
キョン「当然のようにキョトンとするな。変態しか居ないのかここは」
長門「約束は守った。ケーキを所望する」
キョン「自由かっ」スパンッ
おわり
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:21:40.33:w1xVif/l0
キョン「……なあ、楽しいか?」
長門「……」 スンスン
朝比奈「キョン君もどうですか?……涼宮さんの体操服いい匂いですよ……」 クンクン
古泉「ええ、流石は涼宮さんですね、僕も興奮してきました」 スーッ
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:11:03.79:A/ypZj+80
ハルヒ「ぎゃーっ!!何してんのよあんた達!!それ一ヶ月以上持ち帰ってないの!!」
長門「……匂いを嗅いでいる」
ハルヒ「こ、こらッ!みくるちゃんも!!は、恥ずかしいから今すぐ返しなさい!!」
朝比奈「い、嫌ですぅ~!古泉君ほらっ!!」 ヒュッ
ハルヒ「あぁっ」
古泉「おおっと、この腋汗の臭いたまりません!」
長門「……同意」 クンクン
ハルヒ「ちょっとぉぉぉぉ///////有希もなんてとこ嗅いでるのよ!!」
長門「股の部分、癖になる」
ハルヒ「うぅ…返して!」
長門「乳牛ヘイパス」 ヒュッ
ハルヒ「あっ」
朝比奈「あ、ほんとだぁ……ちょっと臭いかもだけどたまらないです」
ハルヒ「や、やだ!!っていうかバカキョン!!見てないで助けなさいよ!!」
キョン「嗅がれたって別に減るもんじゃないんだから好きにさせてやれよ……」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 21:52:49.62:A/ypZj+80
カエシテ!!オオット!ヤメテヨォ!ソレッ!アァッ!!ポイッ!!キャー!!バタバタ!!キャー!!バタバタ
キョン「お前ら狭いんだから暴れるなよ……」
ハルヒ「はぁはぁ……いい加減返してよ……完全にいじめじゃない……うぅっ……」
長門「申し訳ない、しかし手放せない」
古泉「すみません、性欲には勝てませんので」
朝比奈「ごめんなさいですぅ」
ハルヒ「グスッ……何なのよこの変態どもは……ねぇキョン」
キョン「ああ、臭いだけだろ、どう考えても。あんなもん嗅ぎたくもない……」
ハルヒ「……」
キョン「あんな臭い体操服なんざ誰が好き好んで」
ハルヒ「何よ!!」
キョン「な、何だよ」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:05:40.28:A/ypZj+80
ハルヒ「あたしが臭いって言いたいわけ!!?」
キョン「そうは言ってねぇだろ……」
ハルヒ「失礼ね!!そんなに臭くないわよ!!ちょっと有希、キョン抑えてて頂戴!!」
長門「合点承知之助」
キョン「おい長門、痛い、離してくれ!…ハルヒ馬鹿おいそんなもん近づけるなって!」
ハルヒ「……古泉君、それも貸して」
古泉「はい」
キョン「悪かった、お前は臭くない、臭くないよお前は!!やめr……モゴ」
ハルヒ「……嫌がりすぎよキョン」
キョン「……」
ハルヒ「そんなに臭くないでしょ?」
キョン「……」 コクコク
ハルヒ「あんた息止めてるでしょ……時間はたっぷりあるからそんなことしても無駄よ?」 ニコッ
キョン「…………うぅ……っぐ……ウェッ!!ゲホッ!!」
ハルヒ「……バカキョン」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 22:33:52.82:OaY7yyz/0
キョン「なぁ、古泉」
古泉「なんでしょうか?」
キョン「お前ってフェチとかあったりするのか?」
古泉「なるほど、いわゆる猥談ですか」
キョン「改めて言われるとアレだが……」
古泉「そうですね……僕はうなじでしょうか?」
キョン「またテンプレートな回答だな。安心した」
古泉「おや、安心とは?」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:44:02.39:ihudAuU4O
キョン「身体的特徴に惹かれるのが普通だよな?」
古泉「はあ、断言は出来ませんが……」
キョン「一般論でいいさ。それでな……この部室内には、少しばかりズレを持った人間が二人居るんだよ」
古泉「ズレですか?」
キョン「どうにも、匂いフェチらしい」
古泉「えー……つまり、女性陣の内の二人が体臭に興奮を覚えると?」
キョン「はっきり言えばそうなる」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:52:12.48:ihudAuU4O
古泉「わかりました。これは相談だったんですね?」
キョン「ああ。巻き込みを図ったわけだ」
古泉「んっふ、一人で抱えるには重すぎたと言うわけですか」
キョン「正直、どう対応すりゃいいのかわからん……」
古泉「貴方が知ったということは、その二人は貴方の体臭に惹かれている、と」
キョン「体臭って言われるとなんか気分悪いな」
古泉「申し訳ありません。……しかし、好かれているなら悪いことではないのでは?」
キョン「いや、人の服を嬉々として持って帰られ、尚且つ家で発散されると聞かされた俺の心境よ」
古泉「それは……確かに複雑ですね」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:58:50.43:ihudAuU4O
キョン「んで、どうすりゃいい?」
古泉「丸投げですか」
キョン「お前ならどう対処する?」
古泉「そうですね……。やはり、見て見ぬふりでしょうか」
キョン「目の前でクンカクンカされてもか?」
古泉「が、我慢しましょう……」
キョン「ひっそり後ろに近づかれて、直接嗅ぎに来られてもか?」
古泉「それは……もう諦めるしかないのでは?」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:02:35.62:b91IDQlgO
キョン「……なんかイヤに肯定的だな」
古泉「フェチとは人それぞれですから…」
キョン「どうせお前も気づいてんだろ? 誰が匂いフェチなのか。だから否定しないんだろ?」
古泉「分かってるなら聞かないで下さいよ……」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:08:13.27:b91IDQlgO
キョン「お前から、それとなく注意してみてくれないか?」
古泉「また無茶を言いますね」
キョン「もうカミングアウトを受けてから、日に日に物が無くなるのはウンザリなんだよ……」
古泉「なるほど、開き直りですね」
キョン「もうシューズが下駄箱から煙の様に消えてる光景は見たくない……っ」
古泉「ちょっとしたイジメですね」
キョン「あのフェチを飛び越えた変態達から助けてくれ……」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:15:40.06:b91IDQlgO
古泉「ふむ……それでは、貴方も同じことをしてみてはいかがでしょう?」
キョン「……それによってどんな変化が起きるんだ?」
古泉「簡単に言えば、どれだけ迷惑かと伝えればいいんですよ」
キョン「目には目を……か」
古泉「しかし、これは両刃の剣でもあります」
キョン「皆まで言わなくてもわかる。というより、最悪な結末の方しか浮かばん」
古泉「何故です?」
キョン「先に本人が提案してきたからな。罪悪感が消えて悪化しかねん」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:22:51.99:b91IDQlgO
古泉「……それでも、やるべきかと」
キョン「他人事だと思って…」
古泉「止めろと言って止める人ではないでしょう。だからこそ、僕に相談を持ちかけた」
キョン「その通りだよちくしょう」
古泉「大丈夫、僕も協力しますから」
キョン「あ? それはつまり……」
古泉「全力で嗅ぎにいきましょう!」
キョン「お、俺の為に変態の汚名を受けるつもりかっ?」
古泉「んっふ……仲間、でしょう?」
キョン「古泉……お前って奴は…」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:29:06.09:b91IDQlgO
キョン「――ハルヒ!」
ハルヒ「あら、キョン。どうしたの?」スンスン
キョン「一旦、俺の消しゴムを嗅ぐのを止めろ。話はそれからだ」
ハルヒ「えぇ? 仕方ないわね……」
キョン「よし。……ハルヒ」
ハルヒ「な、なに? 急に真剣な顔しないでよ」テレテレ
キョン「お前の体操服を渡せ」
ハルヒ「……えっ?」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 00:59:53.63:b91IDQlgO
キョン「お前が俺の私物を嗅ぐなら、代わりにお前の物を嗅がせろ」
ハルヒ「きょ、興味無いんじゃなかったの?」
キョン「いいから。渡すのか渡さないのか、どっちなんだ?」
ハルヒ「え、あ……うん。キョンが嗅ぎたいなら」カァ
キョン(照れんなよぉおおおお! 気持ちが鈍るだろうがっ!!)
―物陰―
古泉(頑張ってください! ここで引いては負けです!)
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:05:51.62:b91IDQlgO
ハルヒ「じゃ、じゃあ、後で部室で渡すから」
キョン「お、おう、わかった」
古泉「――大丈夫ですか?」
キョン「今凄い死にたい」
古泉「勝負の前に力尽きないで下さいよ? それにしても、あの様子だと自身の匂いを嗅がれるのは、
少々抵抗があるようですね」
キョン「もう羞恥心なんぞ、ドブに捨てたもんだと思ってたから焦ったぜ……」
古泉「これなら、上手くいくのでは?」
キョン「そう信じたいね……」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:11:10.89:b91IDQlgO
―部室―
キョン「……古泉はまだ来ないのか?」
ガチャ
キョン「……!」ビクッ
ハルヒ「お、お待たせ」
キョン「おう……」
ハルヒ「はい、これ」スッ
キョン「……おい、なんでブルマだ?」
ハルヒ「そ、そっちの方が喜ぶかと思ったのよ」カァ
キョン(……なぁ、誰でもいいから代わってくれ。失うものの方が多すぎる…)
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:16:47.99:b91IDQlgO
ハルヒ「かっ、嗅ぐなら早くしなさいよ…」
キョン「ああ、わかってる……」
キョン(ええい、ままよ!)ガバッ
――パシャッ
キョン「……んっ? 今の音はなんだ?」
ガチャ
長門「わたしだ」
キョン「長門!? なんで用具入れに!?」
ハルヒ「掛かったわねキョン!」
キョン「なん……だと…?」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:22:37.05:b91IDQlgO
ガチャ
古泉「申し訳ありません…」
キョン「古泉!?」
ハルヒ「ふっふーん、あたしがキョンをクンカクンカするのを止めるとでも?」
キョン「まさか……」
ハルヒ「そう、最初から古泉くんはあたしの協力者だったのよ!」
キョン「古泉テメエ……っ」
古泉「すみません、世界と天秤に賭けたら仕方なく……」
ハルヒ「これでキョンも世間から見れば間違いなく変態ねっ」
長門「証拠はバッチリ」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:31:17.02:5fc3n7m40
キョン「……何が目的だ」
ハルヒ「だってキョンったら、最近こまめに体操服やシューズを洗ってるでしょ? 匂いが足りないのよ!
匂いが!」
キョン「せめてもの抵抗だよちくしょう……」
ハルヒ「だから、これをバラまきたくなかったらちゃんと一週間は使い続けなさい!」
キョン「ちゃんとって何!? おかしいから!! 当たり前じゃないからな!?」
長門「我々にとっては必然」
キョン「自分本意にも程があんだろ!?」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:40:18.65:b91IDQlgO
ハルヒ「約束を破ったら社会的にアウトだからねっ」
キョン「お前らは人としてアウトだよ」
長門「残念、わたしは宇宙人」
国木田「まぁまぁ、それで満足する人がいるんだから」
谷口「くよくよすんなよ」
鶴屋「さっそく上履きを頂くにょろ」
森「では私はブレザーで…」
佐々木「えっと、僕はパンツを貰えるかな……?」
橘「最初からクライマックスなのです!」
九曜「──クンカ───クンカ────」
古泉「ハハッ カオス」
おわり
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 03:05:21.38:gi59/6yvP
キョン「人を勝手に変態認定するなよ」
ハルヒ「嗅いでるったら嗅いでるの! だ、だから……あんたの体操服を出しなさい!!」
キョン「……いや、この流れで唐突すぎんだろ」
ハルヒ「えっ? ………えっ?」
キョン「その、何言ってんのこいつ?って顔は止めろ」
ハルヒ「何言ってんの?」
キョン「口に出しちゃったよちくしょうめ」
ハルヒ「あんたがあたしの体操服を嗅いでる。あたしもあんたの体操服を嗅ぐ。これが不自然だとしたら、
この世界は不自然だらけよっ」
キョン「この世界ってのは、お前の頭の中にしか存在しない白昼夢だろ」
ハルヒ「いいから出しなさいよ。さもないと乱れた服装で『キョンに相撲勝負を挑まれたの!』って、
校内中を走り回るわよ!?」
キョン「へぇ、で終わると思うんだ」
ハルヒ「わかったなら早く出しなさいよ」
キョン「せめて会話をしてくれ」
キョン「大前提として、俺がお前の服を嗅いだ証拠はあんのか?」
ハルヒ「あたしの体操服からキョンの匂いがするもん。これはあんたが体操服に顔をうずめて、
クンカクンカしたからでしょ!?」
キョン「俺の匂いを嗅ぎ分けられることに引っかかりを感じるが……。それはお前が、体育終わりに
抱きついてきたからだろ?」
ハルヒ「あ、あたしそんなはしたない真似してないわっ! それこそ証拠があるの!?」
キョン「なんならクラス全員が証人だよ死にたい」
ハルヒ「ぐぬぬ……」
キョン「もういいか?」
ハルヒ「まだ……まだよっ! 有希!」
長門「……ヨーダ?」
ハルヒ「あれを出しなさい!」
長門「……」スッ
キョン「なんだそりゃ?」
ハルヒ「キョンが教室で体操服を嗅いでる映像をおさめたデータよ!」
キョン「とうとう捏造できやがったよ」
ハルヒ「こんな証拠があるのにまだしらを切るってぇたぁ、とんだ悪党だよ!」
キョン「もう、誰だよお前」
ハルヒ「さぁ、出しなさい!」
キョン「……長門」
長門「……なに?」
キョン「今度、駅前にできた洋菓子店にでも行くk」
長門「バックアップもろとも消去した」
キョン「決断の早さよ」
キョン「ハルヒ、もう一度それの中身確かめてみろ」
ハルヒ「ふん、往生際の悪い……」カチカチ
ハルヒ「なん……だと…?」
キョン「どうだ?」
ハルヒ「みくるちゃんの着替えシーンに替わってる……」
キョン「なるほど、俺も改めようじゃないか」
長門「うなー」シャランラ
ボスン!
キョン「PCが古典的な音を立ててぶっ壊れた……だと…?」
キョン「……まぁいい、これで話は終わりだな」
ハルヒ「うっく……ぐふぉうえぇ……ぉうふ」
キョン「どんだけ泣いてんだよ」
ハルヒ「なんでよぉ……あたしはただキョンの体操服を嗅ぎたいだけなのにぃ…」
キョン「とうとうぶっちゃけちゃったよ」
ハルヒ「あんたもあたしの体操服嗅いでいいからぁ……」
キョン「話の発端どこいった」
長門「……」ナデナデ
ハルヒ「ぐす……有希、慰めなんていらないわよ…」
長門「慰めるは自分自身」スッ
ハルヒ「……? これって…」
長門「そう、彼の体操服」
ハルヒ「なん……だと…?」ゴクリ
キョン「……んっ?」
長門「だからもう泣くのはやめて。今から下の方を泣かせるのだから」キリッ
キョン「真顔で何言ってんの? なぁ、何やってんの?」
ハルヒ「あ……ありがとう! ありがとう有希!」グワシッ
キョン「おい、ハルヒ。その鷲掴みにした体操服を返せ」
ハルヒ「じゃああたし、家に帰ってナニするね」ニパッ
キョン「良い笑顔で何宣ってんの?」
長門「健闘を祈る」グッ
キョン「なぁ、その親指折っていいか?」
wktk
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:12:58.20:ihudAuU4Oキョン「……いやいやいや」
長門「良いことをした」
キョン「……なぁ、長門? なんで俺の体操服持ってたんだ?」
長門「……? わたしもクンカクンカしてたから」
キョン「当然のようにキョトンとするな。変態しか居ないのかここは」
長門「約束は守った。ケーキを所望する」
キョン「自由かっ」スパンッ
おわり
面白かった。早速だが続きを所望する。
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 20:45:07.10:A/ypZj+80キョン「……なあ、楽しいか?」
長門「……」 スンスン
朝比奈「キョン君もどうですか?……涼宮さんの体操服いい匂いですよ……」 クンクン
古泉「ええ、流石は涼宮さんですね、僕も興奮してきました」 スーッ
ハルヒ「ぎゃーっ!!何してんのよあんた達!!それ一ヶ月以上持ち帰ってないの!!」
長門「……匂いを嗅いでいる」
ハルヒ「こ、こらッ!みくるちゃんも!!は、恥ずかしいから今すぐ返しなさい!!」
朝比奈「い、嫌ですぅ~!古泉君ほらっ!!」 ヒュッ
ハルヒ「あぁっ」
古泉「おおっと、この腋汗の臭いたまりません!」
長門「……同意」 クンクン
ハルヒ「ちょっとぉぉぉぉ///////有希もなんてとこ嗅いでるのよ!!」
長門「股の部分、癖になる」
ハルヒ「うぅ…返して!」
長門「乳牛ヘイパス」 ヒュッ
ハルヒ「あっ」
朝比奈「あ、ほんとだぁ……ちょっと臭いかもだけどたまらないです」
ハルヒ「や、やだ!!っていうかバカキョン!!見てないで助けなさいよ!!」
キョン「嗅がれたって別に減るもんじゃないんだから好きにさせてやれよ……」
カエシテ!!オオット!ヤメテヨォ!ソレッ!アァッ!!ポイッ!!キャー!!バタバタ!!キャー!!バタバタ
キョン「お前ら狭いんだから暴れるなよ……」
ハルヒ「はぁはぁ……いい加減返してよ……完全にいじめじゃない……うぅっ……」
長門「申し訳ない、しかし手放せない」
古泉「すみません、性欲には勝てませんので」
朝比奈「ごめんなさいですぅ」
ハルヒ「グスッ……何なのよこの変態どもは……ねぇキョン」
キョン「ああ、臭いだけだろ、どう考えても。あんなもん嗅ぎたくもない……」
ハルヒ「……」
キョン「あんな臭い体操服なんざ誰が好き好んで」
ハルヒ「何よ!!」
キョン「な、何だよ」
ハルヒ「あたしが臭いって言いたいわけ!!?」
キョン「そうは言ってねぇだろ……」
ハルヒ「失礼ね!!そんなに臭くないわよ!!ちょっと有希、キョン抑えてて頂戴!!」
長門「合点承知之助」
キョン「おい長門、痛い、離してくれ!…ハルヒ馬鹿おいそんなもん近づけるなって!」
ハルヒ「……古泉君、それも貸して」
古泉「はい」
キョン「悪かった、お前は臭くない、臭くないよお前は!!やめr……モゴ」
ハルヒ「……嫌がりすぎよキョン」
キョン「……」
ハルヒ「そんなに臭くないでしょ?」
キョン「……」 コクコク
ハルヒ「あんた息止めてるでしょ……時間はたっぷりあるからそんなことしても無駄よ?」 ニコッ
キョン「…………うぅ……っぐ……ウェッ!!ゲホッ!!」
ハルヒ「……バカキョン」
どうした。続けていいのですよ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/24(金) 23:36:45.63:ihudAuU4Oキョン「なぁ、古泉」
古泉「なんでしょうか?」
キョン「お前ってフェチとかあったりするのか?」
古泉「なるほど、いわゆる猥談ですか」
キョン「改めて言われるとアレだが……」
古泉「そうですね……僕はうなじでしょうか?」
キョン「またテンプレートな回答だな。安心した」
古泉「おや、安心とは?」
キョン「身体的特徴に惹かれるのが普通だよな?」
古泉「はあ、断言は出来ませんが……」
キョン「一般論でいいさ。それでな……この部室内には、少しばかりズレを持った人間が二人居るんだよ」
古泉「ズレですか?」
キョン「どうにも、匂いフェチらしい」
古泉「えー……つまり、女性陣の内の二人が体臭に興奮を覚えると?」
キョン「はっきり言えばそうなる」
古泉「わかりました。これは相談だったんですね?」
キョン「ああ。巻き込みを図ったわけだ」
古泉「んっふ、一人で抱えるには重すぎたと言うわけですか」
キョン「正直、どう対応すりゃいいのかわからん……」
古泉「貴方が知ったということは、その二人は貴方の体臭に惹かれている、と」
キョン「体臭って言われるとなんか気分悪いな」
古泉「申し訳ありません。……しかし、好かれているなら悪いことではないのでは?」
キョン「いや、人の服を嬉々として持って帰られ、尚且つ家で発散されると聞かされた俺の心境よ」
古泉「それは……確かに複雑ですね」
キョン「んで、どうすりゃいい?」
古泉「丸投げですか」
キョン「お前ならどう対処する?」
古泉「そうですね……。やはり、見て見ぬふりでしょうか」
キョン「目の前でクンカクンカされてもか?」
古泉「が、我慢しましょう……」
キョン「ひっそり後ろに近づかれて、直接嗅ぎに来られてもか?」
古泉「それは……もう諦めるしかないのでは?」
キョン「……なんかイヤに肯定的だな」
古泉「フェチとは人それぞれですから…」
キョン「どうせお前も気づいてんだろ? 誰が匂いフェチなのか。だから否定しないんだろ?」
古泉「分かってるなら聞かないで下さいよ……」
キョン「お前から、それとなく注意してみてくれないか?」
古泉「また無茶を言いますね」
キョン「もうカミングアウトを受けてから、日に日に物が無くなるのはウンザリなんだよ……」
古泉「なるほど、開き直りですね」
キョン「もうシューズが下駄箱から煙の様に消えてる光景は見たくない……っ」
古泉「ちょっとしたイジメですね」
キョン「あのフェチを飛び越えた変態達から助けてくれ……」
古泉「ふむ……それでは、貴方も同じことをしてみてはいかがでしょう?」
キョン「……それによってどんな変化が起きるんだ?」
古泉「簡単に言えば、どれだけ迷惑かと伝えればいいんですよ」
キョン「目には目を……か」
古泉「しかし、これは両刃の剣でもあります」
キョン「皆まで言わなくてもわかる。というより、最悪な結末の方しか浮かばん」
古泉「何故です?」
キョン「先に本人が提案してきたからな。罪悪感が消えて悪化しかねん」
古泉「……それでも、やるべきかと」
キョン「他人事だと思って…」
古泉「止めろと言って止める人ではないでしょう。だからこそ、僕に相談を持ちかけた」
キョン「その通りだよちくしょう」
古泉「大丈夫、僕も協力しますから」
キョン「あ? それはつまり……」
古泉「全力で嗅ぎにいきましょう!」
キョン「お、俺の為に変態の汚名を受けるつもりかっ?」
古泉「んっふ……仲間、でしょう?」
キョン「古泉……お前って奴は…」
キョン「――ハルヒ!」
ハルヒ「あら、キョン。どうしたの?」スンスン
キョン「一旦、俺の消しゴムを嗅ぐのを止めろ。話はそれからだ」
ハルヒ「えぇ? 仕方ないわね……」
キョン「よし。……ハルヒ」
ハルヒ「な、なに? 急に真剣な顔しないでよ」テレテレ
キョン「お前の体操服を渡せ」
ハルヒ「……えっ?」
キョン「お前が俺の私物を嗅ぐなら、代わりにお前の物を嗅がせろ」
ハルヒ「きょ、興味無いんじゃなかったの?」
キョン「いいから。渡すのか渡さないのか、どっちなんだ?」
ハルヒ「え、あ……うん。キョンが嗅ぎたいなら」カァ
キョン(照れんなよぉおおおお! 気持ちが鈍るだろうがっ!!)
―物陰―
古泉(頑張ってください! ここで引いては負けです!)
ハルヒ「じゃ、じゃあ、後で部室で渡すから」
キョン「お、おう、わかった」
古泉「――大丈夫ですか?」
キョン「今凄い死にたい」
古泉「勝負の前に力尽きないで下さいよ? それにしても、あの様子だと自身の匂いを嗅がれるのは、
少々抵抗があるようですね」
キョン「もう羞恥心なんぞ、ドブに捨てたもんだと思ってたから焦ったぜ……」
古泉「これなら、上手くいくのでは?」
キョン「そう信じたいね……」
―部室―
キョン「……古泉はまだ来ないのか?」
ガチャ
キョン「……!」ビクッ
ハルヒ「お、お待たせ」
キョン「おう……」
ハルヒ「はい、これ」スッ
キョン「……おい、なんでブルマだ?」
ハルヒ「そ、そっちの方が喜ぶかと思ったのよ」カァ
キョン(……なぁ、誰でもいいから代わってくれ。失うものの方が多すぎる…)
ハルヒ「かっ、嗅ぐなら早くしなさいよ…」
キョン「ああ、わかってる……」
キョン(ええい、ままよ!)ガバッ
――パシャッ
キョン「……んっ? 今の音はなんだ?」
ガチャ
長門「わたしだ」
キョン「長門!? なんで用具入れに!?」
ハルヒ「掛かったわねキョン!」
キョン「なん……だと…?」
ガチャ
古泉「申し訳ありません…」
キョン「古泉!?」
ハルヒ「ふっふーん、あたしがキョンをクンカクンカするのを止めるとでも?」
キョン「まさか……」
ハルヒ「そう、最初から古泉くんはあたしの協力者だったのよ!」
キョン「古泉テメエ……っ」
古泉「すみません、世界と天秤に賭けたら仕方なく……」
ハルヒ「これでキョンも世間から見れば間違いなく変態ねっ」
長門「証拠はバッチリ」
嵌められとるw
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 01:31:30.12:b91IDQlgOキョン「……何が目的だ」
ハルヒ「だってキョンったら、最近こまめに体操服やシューズを洗ってるでしょ? 匂いが足りないのよ!
匂いが!」
キョン「せめてもの抵抗だよちくしょう……」
ハルヒ「だから、これをバラまきたくなかったらちゃんと一週間は使い続けなさい!」
キョン「ちゃんとって何!? おかしいから!! 当たり前じゃないからな!?」
長門「我々にとっては必然」
キョン「自分本意にも程があんだろ!?」
ハルヒ「約束を破ったら社会的にアウトだからねっ」
キョン「お前らは人としてアウトだよ」
長門「残念、わたしは宇宙人」
国木田「まぁまぁ、それで満足する人がいるんだから」
谷口「くよくよすんなよ」
鶴屋「さっそく上履きを頂くにょろ」
森「では私はブレザーで…」
佐々木「えっと、僕はパンツを貰えるかな……?」
橘「最初からクライマックスなのです!」
九曜「──クンカ───クンカ────」
古泉「ハハッ カオス」
おわり
これはひどい
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2010/12/25(土) 10:50:07.61:TIwZ3P600すごいおっきした
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