- 10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 19:38:52.98:HDmve7oz0
そう言いながら糞便をこねる初春。
わたしは、元親友として何を言えば良かったのだろうか。
「佐天さん! このウンコは一昨日出したものなんです! でもこんなにホカホカなんです!」
無垢な笑顔を見せる初春。
しかし、その瞳には理性というものが欠けていた。
「これをこうこねてですね、はい! これ佐天さんです! 似てるでしょう?」
わたしを模して作られた、その糞便人形を、わたしの手に渡そうとする初春。
「さあ、どうぞ! 佐天さん! さあ!」
だけどわたしには受け取れない。
透明なアクリル板の壁に隔てられているから?
違う。
この壁が無かったら、とうに逃げ出していただろう。
認めたくないんだ。
壊れた初春なんて初春じゃない。
この壁の向こうは、現実じゃない。
つけっぱなしのテレビのドラマのように、わたしには関わりの無いことなんだ。
「佐天さん! 佐天さん! うわああああああ!」
アクリル板に糞便が叩きつけられる。
初春が糞便を投げつける。

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 19:52:26.89:HDmve7oz0
わたしには当たらないと分かっていても、気分が良いはずがない。
一言だけ、言う。
「また、来るね。……じゃ」
本当は来たくない。こんな初春を見るのは嫌だ。
わたしは、初春が、元の初春に戻ってくれる事を願っている。
もしかしたら、この壁の向こう側から出してもらえているかもしれない。
そう思って、この部屋に来たのはこれで何度目だろうか。
「帰るのかい」
カエルのような顔の医者が、声をかけてくる。
この人は、学園都市でも腕の良い医者だそうだが、初春を治す事はできない。
「……顔を見るだけで充分ですから。それに」
「親友のこんな姿は見たくない、と?」
当たり前じゃないですか。
初春は、可愛いパンツをはいて、わたしにスカートをめくられて、怒るんです。
糞便まみれになって、涎を垂らして、小便を漏らしっ放しの、こんな生き物は、初春なんかじゃありません。
別の、何かです。
……なんて、口に出せるはずがない。わたしは黙っていた。
「君が何を考えているのか、僕には分からない。けどね」
医者は、わたしの目を見据えて言った。
「彼女を救えるのは、親友である、君だけなのかもしれないよ?」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 20:58:03.24:HDmve7oz0
病院から出て、門に向かって歩く。
そこに、いつものようにツインテールの女の子が俯いて立っていた。
「白井さん」
わたしが声をかけると、ゆっくりとした動きで顔を上げる。
「……どうでしたか」
わたしは首を横に振る。
「わたくし自身で、会いにいければいいだけのことなんですけど」
爪を噛みながら白井さんが言う。
「どうしても。ここから足が動きませんの」
瞬間移動があるじゃないですか、なんて言えない。
爪を噛む事が、すっかり癖になってしまった白井さんの指の先を見てしまう。
以前は白魚のようだった指先が、ボロボロになってしまっている。
「佐天さんには、本当に感謝してますわ。わたくしの代わりに初春に会ってくれているんですから」
透明な壁を隔てて、糞便を投げつけられる事に果たして何の意味があるのだろう。
涎を垂らす初春だったモノに会いに行く事に、意味なんて無い。
「友達じゃないですか、白井さん」
言いたい事を飲み込み、友人確認の言葉をつむぐ。
そう、白井さんは、友達だ。
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:08:08.65:gPSxzzxe0
白井さんが嗚咽を漏らし始めた。
いつもの事だ。
白井さんは、いつも泣く。
以前はそんな事は無かったのに。
わたしと、初春と、白井さんと、……御坂さん。
四人はとても良い感じの、友達、だった。
わたしは白井さんの背中を撫で、落ち着かせる。
こうするのに慣れてきた自分が、少し嫌だ。
「……もう、大丈夫ですの」
白井さんがハンカチで涙を拭く。
「これから、ジャッジメントのお仕事がありますの。
泣き腫らした顔ではまた固法先輩に心配をかけてしまいますわね」
それもいつもの事だろう。
わたしはもう、ジャッジメントの支部には行かなくなった。
初春と言う口実が無くなった事もあるが、白井さんと固法先輩の醸す、御通夜のような雰囲気が嫌で仕方がない。
「そうですか。頑張ってくださいね」
初春の分も……とは言わない。
言えるわけがない。
白井さんは、ぎこちなく笑うと、ゆらゆらとした足取りで歩き出した。
わたしは別方向に歩く。
冷蔵庫には食材が無い。
夕飯をファミレスで済ませていたあの頃が懐かしい。
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:39:29.67:HDmve7oz0
商店街に足を運ぶ。
喧騒が、遠くに聞こえる。
しっかりしないと、日常に戻らなければ。
自分を叱咤する。
知ってる声が聞こえた。
「――だからあんたが」
「そうは言ってもだな、上条さんにも出来る事と出来ないことが――」
わたしはその人をじっと見つめた。
その人が、わたしに気がつく。
「っ、佐天さん! 久しぶりね」
その人が、わたしに声をかける。
サテンサン、ヒサシブリネ?
そうですよね、あの時以来ですもんね。
「何、してるんですか」
「えっ」
「初春が、あんな風になっちゃったのに。男の人と一緒に、楽しそうに」
「これは、ちが――」
「うるさいっ!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:52:03.51:HDmve7oz0
わたしは何をしてるんだろう。
頭の中の、冷静な部分が問いかける。
「よくもまあ、そんなに楽しそうにしていられますね」
「佐天さん、話を聞い――」
「白井さんを見てるんでしょう!? 苦しんでいるの、知ってるんでしょう!?」
いつの間にか、わたしは持っていた鞄でその人を殴りつけていた。
けど、こんなのは痛い部類には入らないだろう。
わたしは、非力だから。
「あなたがそんな風なのは許せないですよ、御坂さんっ!」
鞄を振り回す腕が、掴まれる。
御坂さんと一緒にいた男の人だ。
一緒に、楽しそうにしていた人だ。
「……落ち着いてくれないか」
「あなたは御坂さんの何なんですか? わたしたちの何を知ってるっていうんですか?」
男の人は、わたしの両腕を掴んだ。
鞄が、地面に落ちる。
「御坂とは、ただの知り合いだ。……相談を受けてたんだよ、御坂の友達の事で」
相談? 何を? もしかして初春の事を?
この人に何ができるんですか? ねえ、御坂さん?
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 22:17:34.25:lnONn90UO
「佐天さん、あたしは、あたしなりにこの半年間、初春さんを治す方法を考えてきたの」
御坂さんが、胸に当てた手を握り締めて言った。
「一番悪いのは、あたし。だから、だからこそあたしが何とかしなきゃって」
「御坂さんに何ができるって言うんですか?」
言葉の刃が、わたしの口から飛び出す。
「レベル5、学園都市第三位。
そんな御坂さんだって、壊れた初春をどうにかできるわけないじゃありませんか!」
「佐天さん、聞いて!」
「今日だって、あたしは初春に会いに行きました。
隔離された部屋の中で、涎を垂らして、自分の出した糞をこねて、遊んで」
「佐天、さん……」
「白井さんだって、病院の門の前までは来るんですよ?
でも、そこからは入れない。見たくないから? 違いますね、自分の罪の重さを感じてるんですよ!」
わたしの言葉は、止まらなかった。
この半年、最初の面会でしか、姿を見せなかった御坂さんに、思いっきりぶちまけた。
「今でも夢に見るんですよ! あの時の光景を!
飛び起きて、本当に夢ならばどれほど良かったかって、わたしは毎朝、泣くんですよ!」
半年前の、あの事件。
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 23:38:40.96:HDmve7oz0
いつも通りに、四人で街を歩いていた。
他愛もない会話をして。
白井さんが御坂さんの下着を盗んでクンカクンカしていた事がばれる。
御坂さんが白井さんに電撃を容赦なくあびせる。
もちろん、いつものように、情報を漏らしたのは初春だ。
怒る御坂さん。のた打ち回る白井さん。してやったりの笑顔の初春。
そんな些細な日常が、本当に楽しくって、わたしたちは青春を感じていた。
その時。
白い人影が道路を横切った。
「トッテモトッテモオナカガスイタンダヨ」
そんな声が聞こえた気がした。
でも、それは重要な事じゃなかった。
その白い人影に、初春が背中を押された。
初春は、踏鞴を踏んで前に進んだ。
白井さんが、初春の足を掴んだ。
初春が、一瞬、海老のように反り返った。
そしてその頭が清掃ロボに触れた。
火花が散った。
肉の焼ける匂い。御坂さんの叫び声。白井さんの初春を呼ぶ声。
「ナンダカヤキニクノニオイガシタンダヨ」
初春の脳の一部分が焼失し、初春が健常者でなくなった、あの日の記憶。
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 23:49:13.79:OLqRkmme0
「せめて面会にくらい来られなかったんですか!?
友達だったのにっ! そう思っていたのは、わたしと初春だけだったんですか!?」
「違……佐天さ……あたしは……」
いい気味だ。
あなたの電撃がなければ、初春は壊れずに済んだんだ。
こんな事を考えるわたしも、酷い人間なんだろう。
でも。
本当の事だから。
そこを曲げてまで、御坂さんは悪くないなんて、言えるほどわたしは強くない。
腕が、痛い。
「佐天さん、だったな。御坂を責めないでやってくれ」
今もなお、わたしの両腕を握り抑えている、男の人が言う。
「御坂は、この半年、本当に自分の出来る事を考えて、そして行動してきたんだ」
「……治療能力者でもない御坂さんに、何が出来るっていうんですか」
「直接には何も出来ないだろうさ。けど、学園都市に七人しかいないレベル5、第三位。
その立場を利用して、ようやく初春って子を助けられるかもしれないところまで頑張ってきたんだ」
初春を……助けられる?
「……本当、何ですか、御坂さん」
御坂さんは、涙ぐみながら、それでも力強く頷いた。
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 00:11:35.10:RYKgUJxP0
「ミサカネットワーク?」
病院の廊下で、聞いたのはよく分からない単語。
「詳細は省くけど、一万人の脳が思考や記憶を共有する、そういうものがあるの」
「……なんで御坂さんの名前が入ってるのかとかはあえて聞きませんけど。
それがどうやって初春の為になるんですか?」
男の人――上条さんが代わって答える。
「実際に、そのネットワークに脳の機能を補助させて、普段の生活を送ってる奴がいるんだ。
……そいつも、初春さんみたいに脳をやられてな」
「だったら! もっと早くそれを使えば!」
「それがそうもいかなかったんだ。
現在、その恩恵を受けている奴は、学園都市でも重要人物でな。
それに、ミサカネットワークも結構な機密情報だし……更に言えば、金もかかる」
……レベル1程度の初春には、手の届かない治療法ってわけか。
「しかし御坂は、自分に宛がわれる研究費、その他の補助金を全て今回の治療につぎ込む事にした。
もちろん、ミサカネットワークの使用にも多くの条件が必要だったが、それもほぼクリアした」
「じゃあ、初春は、あの子は、元の初春に戻るんですか?」
「他に後遺症が残るかもしれないけれど、いけると思うわ、佐天さん」
何だ。何もしてなかったのは、結局わたしだけじゃないか。情けなくて、涙が出てくる。
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 00:37:31.63:RYKgUJxP0
白井さんが、駆けつけてきた。
「お姉さま! 初春が、治るって本当ですの!?」
白井さんは、病院の門から先に進む事ができた。
わたしも、先に進まなくっちゃならない。
憎むよりも。人のせいにするよりも。
もっと大切な事を。
カエルのような顔の医者が、上条さん、御坂さんと最終確認の話をしている。
「うん、理論的には、もう一人分くらいできるだろうね」
「もう許可も下りてます。後は……」
「手術と、リハビリだね。しかし、その前に……あの子をあの部屋から連れ出さないとね」
そう。初春は隔離されている。
近づく者には糞便を投げつけ、暴れ、叫ぶ。
大人しくさせて、手術台に運ばなければならない。
「俺がやります」
上条さんが、躊躇いもなく言う。
何でそこまで? 知り合いの、友達の為に、何で!?
自然と、わたしの口は開いた。
「わたしも、やります。やらせてください!」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 00:45:45.63:RYKgUJxP0
初春の部屋に入る。
とてつもない臭気。
糞便と、小便と、涎と、汗と、何やら分からないものが混ざった匂い。
こんなところで半年も暮らしてたんだね、初春。
もう、大丈夫だから。
「あっ、佐天さん! ウンコ! ウンコ、暖かいですよ! ほら!」
初春は、無垢な笑顔を浮かべ、わたしに糞便を見せ付けてくる。
しかし。
「だ、誰ですか! この男の人、誰ですか!」
上条さんを見て、怯え出す。
「初春、大丈夫。この人は……」
「佐天さん! ウンコ! ウンコ! ホカホカウンコ!」
「初春! やめて! ウンコ投げるのやめてぇっ!」
とっさにガードした腕に、初春の暖かい糞便が、ぬとり、とついていた。
そうだ、上条さんは?
「そんな! 上条さん!」
彼の顔面には、糞便がべっとりとついていた。
しかも、初春は糞便を投げつけるのをやめないばかりか、新しく排泄までしている。
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 00:46:37.38:DGjnlj5a0
「上条さん……!」
彼は、糞便などに構うどころか、初春に近づいていく。
何という人なんだろう。信じられない。
「初春さん。俺は君を傷つけに来たんじゃないんだ」
次々と、投げつけられる糞便。
「俺は、モガッ、ペッ、君を助けに来たんだよ」
糞便が、口に入っても、怯む事のない、その人は。
「こんな部屋から早く出て、友達と楽しく過ごす。それが、君にとって、ボフッ、一番良い事なんだ」
わたしと同じ、レベル0の無能力者だ。
「今の初春さんには分からないだろう。けど、手術が済んだら、以前みたいな生活に戻れる、バムッ」
この部屋には、レベル0が二人と、レベル1が一人。
御坂さんと白井さんは、アクリル板の向こう側――。
「初春、お願い! おとなしくして!」
「さあぁぁぁぁぁぁぁてぇぇえぇえぇんんさあぁぁぁぁぁぁんっ! ぎにゃーーーーーーーっ!」
「こんな糞臭い生活が永遠に続く、そんな入院生活なんて本当にくだらねえよ!
いつまでも糞を投げ続ける人生がいいって言うのなら!
まずはその幻想をぶち殺す!」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:03:37.73:mr+Fundl0
上条さんは、初春の顔面をぶん殴り、その動きを止めました。
自分が糞まみれになっても、その初春を背負い、その足で手術室に運んでくれて。
「……わたし、結局何もできなかったなぁ」
手術室の前で、そう呟くと茶色い染みだらけの上条さんが、言いました。
「そんな事、ないだろ」
「え?」
「初春さんの糞を、少しとはいえ引き受けてくれた。
それに、佐天さんが一緒じゃなかったら、俺が初春さんを上手く気絶させられたかどうか。
糞の山に埋もれて死んでたかもしれないぜ」
御坂さん、そして白井さんが頷きました。
「……あたしは、部屋に入る事が出来なかった。汚れたくなかったの」
「でも、わたくしたちとは違い、佐天さんは、あの部屋に入った。初春の為に」
……わたし、役に立ったんだ。
数時間が過ぎ。
手術室のライトが消えた。
そして――。
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:16:18.55:RYKgUJxP0
――
「うーいーはーるー!」
「きゃあああっ! 佐天さん!」
「おっ、今日は縞パンかー」
「もう、佐天さんったら、本当にやめてくださいよ!」
「へっへー」
初春は、元の初春に戻った。
もちろん、綺麗に元通りとはいかなかったけれど。
頭に代理演算システムを搭載した花飾り型デバイスを常につけてなくてはならない。
でも、そんな事は些細な事で。
「今日は白井さんもジャッジメントはお休みなんですよー」
「じゃあ、御坂さんも誘って食べ歩きにでも行こうか?」
「そうですね! メール入れときます!」
懐かしかったあの頃が、戻ってきた。
それだけで、わたしは嬉しくて。
「もっかい、そりゃー!」
「な、何回も確認しないでください!」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:21:44.02:NxO/RsDb0
御坂さんたちと合流したわたしたちは、失った半年間を埋めるように遊んだ。
「聞いてくださいまし。お姉さまったらまぁたこんなお子様パンツをはいてらっしゃって」
「黒子? いつの間にそれを!」
「うわー、御坂さん、パンツの趣味は初春よりお子様ですねー」
「私よりってどういうことですか、佐天さん!」
幸せな時間はとても早く過ぎてゆく。
いつまでも、こんな時間が続けばいいのに。
わたしたちも、いずれは大人になる。
御坂さんや、白井さん、初春とも別れる時が来るのかもしれない。
その時に悔やまないよう、今を思いっきり楽しもう。
青春は、一度しかないのだから。
「オオオオオナカガスイタンダヨヨヨヨヨ」
「今、何か聞こえませんでしたか……って佐天さん!」
「黒子! 佐天さんを!」
「ししし、痺れててう動けませんののの、おおお姉さままま電撃をををおやめになってっ!」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:45:14.01:MMheTBKK0
「プァンツ、ハィティルカァ~ィ?」
そう言いながらマネキンのスカートをめくる佐天さん。
わたしは、元親友として何と言えば良かったのでしょうか。
「ウィハ~ル~! プァンツ、ハィティルカァ~~ィ?」
心底楽しそうな笑顔を見せる佐天さん。
しかし、その瞳には知性というものが欠けていた。
「ココニィモウイハァル、コレモウイハァル、ウイハァル、プァンツ、ハィティルカ~~~ィ?」
わたしを模して作られた、そのマネキンの、スカートをめくっては被る、佐天さん。
「ウィーハァル! パァンツ、ハィティル、カカカィ?」
だけど私には目を合わせない。
佐天さんは、現実の私じゃなく、幻想の中の私と戯れている。
壊れてしまった佐天さん。
あの時、白い人影が佐天さんの背中を押しました。そこに、自行バスがやってきて……。
本来なら、バスは止まるはずでした。 しかし、御坂さんの電撃がバスの回路を一瞬、狂わせて……。
「ウィハァル! ウイハァル! プァンツ、ハァイティルカァ~~ィ?」
マネキンのスカートを、嬉しそうにめくり続ける佐天さん。
せっかく私が治ったのに、佐天さんが壊れちゃ、どうにもならないじゃないですか!
誰かこんな幻想を、ぶち殺してはくれないでしょうか?
- Happy End -
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:48:00.54:Q7RJubNU0
わたしには当たらないと分かっていても、気分が良いはずがない。
一言だけ、言う。
「また、来るね。……じゃ」
本当は来たくない。こんな初春を見るのは嫌だ。
わたしは、初春が、元の初春に戻ってくれる事を願っている。
もしかしたら、この壁の向こう側から出してもらえているかもしれない。
そう思って、この部屋に来たのはこれで何度目だろうか。
「帰るのかい」
カエルのような顔の医者が、声をかけてくる。
この人は、学園都市でも腕の良い医者だそうだが、初春を治す事はできない。
「……顔を見るだけで充分ですから。それに」
「親友のこんな姿は見たくない、と?」
当たり前じゃないですか。
初春は、可愛いパンツをはいて、わたしにスカートをめくられて、怒るんです。
糞便まみれになって、涎を垂らして、小便を漏らしっ放しの、こんな生き物は、初春なんかじゃありません。
別の、何かです。
……なんて、口に出せるはずがない。わたしは黙っていた。
「君が何を考えているのか、僕には分からない。けどね」
医者は、わたしの目を見据えて言った。
「彼女を救えるのは、親友である、君だけなのかもしれないよ?」
病院から出て、門に向かって歩く。
そこに、いつものようにツインテールの女の子が俯いて立っていた。
「白井さん」
わたしが声をかけると、ゆっくりとした動きで顔を上げる。
「……どうでしたか」
わたしは首を横に振る。
「わたくし自身で、会いにいければいいだけのことなんですけど」
爪を噛みながら白井さんが言う。
「どうしても。ここから足が動きませんの」
瞬間移動があるじゃないですか、なんて言えない。
爪を噛む事が、すっかり癖になってしまった白井さんの指の先を見てしまう。
以前は白魚のようだった指先が、ボロボロになってしまっている。
「佐天さんには、本当に感謝してますわ。わたくしの代わりに初春に会ってくれているんですから」
透明な壁を隔てて、糞便を投げつけられる事に果たして何の意味があるのだろう。
涎を垂らす初春だったモノに会いに行く事に、意味なんて無い。
「友達じゃないですか、白井さん」
言いたい事を飲み込み、友人確認の言葉をつむぐ。
そう、白井さんは、友達だ。
スレタイと病状みたいな物はもの凄く下らないのに
謎のシリアス展開www
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 21:29:32.52:HDmve7oz0謎のシリアス展開www
白井さんが嗚咽を漏らし始めた。
いつもの事だ。
白井さんは、いつも泣く。
以前はそんな事は無かったのに。
わたしと、初春と、白井さんと、……御坂さん。
四人はとても良い感じの、友達、だった。
わたしは白井さんの背中を撫で、落ち着かせる。
こうするのに慣れてきた自分が、少し嫌だ。
「……もう、大丈夫ですの」
白井さんがハンカチで涙を拭く。
「これから、ジャッジメントのお仕事がありますの。
泣き腫らした顔ではまた固法先輩に心配をかけてしまいますわね」
それもいつもの事だろう。
わたしはもう、ジャッジメントの支部には行かなくなった。
初春と言う口実が無くなった事もあるが、白井さんと固法先輩の醸す、御通夜のような雰囲気が嫌で仕方がない。
「そうですか。頑張ってくださいね」
初春の分も……とは言わない。
言えるわけがない。
白井さんは、ぎこちなく笑うと、ゆらゆらとした足取りで歩き出した。
わたしは別方向に歩く。
冷蔵庫には食材が無い。
夕飯をファミレスで済ませていたあの頃が懐かしい。
商店街に足を運ぶ。
喧騒が、遠くに聞こえる。
しっかりしないと、日常に戻らなければ。
自分を叱咤する。
知ってる声が聞こえた。
「――だからあんたが」
「そうは言ってもだな、上条さんにも出来る事と出来ないことが――」
わたしはその人をじっと見つめた。
その人が、わたしに気がつく。
「っ、佐天さん! 久しぶりね」
その人が、わたしに声をかける。
サテンサン、ヒサシブリネ?
そうですよね、あの時以来ですもんね。
「何、してるんですか」
「えっ」
「初春が、あんな風になっちゃったのに。男の人と一緒に、楽しそうに」
「これは、ちが――」
「うるさいっ!」
わたしは何をしてるんだろう。
頭の中の、冷静な部分が問いかける。
「よくもまあ、そんなに楽しそうにしていられますね」
「佐天さん、話を聞い――」
「白井さんを見てるんでしょう!? 苦しんでいるの、知ってるんでしょう!?」
いつの間にか、わたしは持っていた鞄でその人を殴りつけていた。
けど、こんなのは痛い部類には入らないだろう。
わたしは、非力だから。
「あなたがそんな風なのは許せないですよ、御坂さんっ!」
鞄を振り回す腕が、掴まれる。
御坂さんと一緒にいた男の人だ。
一緒に、楽しそうにしていた人だ。
「……落ち着いてくれないか」
「あなたは御坂さんの何なんですか? わたしたちの何を知ってるっていうんですか?」
男の人は、わたしの両腕を掴んだ。
鞄が、地面に落ちる。
「御坂とは、ただの知り合いだ。……相談を受けてたんだよ、御坂の友達の事で」
相談? 何を? もしかして初春の事を?
この人に何ができるんですか? ねえ、御坂さん?
>>1もまさかシリアスな話なるとは思わなかったろう
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 23:22:56.17:HDmve7oz0「佐天さん、あたしは、あたしなりにこの半年間、初春さんを治す方法を考えてきたの」
御坂さんが、胸に当てた手を握り締めて言った。
「一番悪いのは、あたし。だから、だからこそあたしが何とかしなきゃって」
「御坂さんに何ができるって言うんですか?」
言葉の刃が、わたしの口から飛び出す。
「レベル5、学園都市第三位。
そんな御坂さんだって、壊れた初春をどうにかできるわけないじゃありませんか!」
「佐天さん、聞いて!」
「今日だって、あたしは初春に会いに行きました。
隔離された部屋の中で、涎を垂らして、自分の出した糞をこねて、遊んで」
「佐天、さん……」
「白井さんだって、病院の門の前までは来るんですよ?
でも、そこからは入れない。見たくないから? 違いますね、自分の罪の重さを感じてるんですよ!」
わたしの言葉は、止まらなかった。
この半年、最初の面会でしか、姿を見せなかった御坂さんに、思いっきりぶちまけた。
「今でも夢に見るんですよ! あの時の光景を!
飛び起きて、本当に夢ならばどれほど良かったかって、わたしは毎朝、泣くんですよ!」
半年前の、あの事件。
いつも通りに、四人で街を歩いていた。
他愛もない会話をして。
白井さんが御坂さんの下着を盗んでクンカクンカしていた事がばれる。
御坂さんが白井さんに電撃を容赦なくあびせる。
もちろん、いつものように、情報を漏らしたのは初春だ。
怒る御坂さん。のた打ち回る白井さん。してやったりの笑顔の初春。
そんな些細な日常が、本当に楽しくって、わたしたちは青春を感じていた。
その時。
白い人影が道路を横切った。
「トッテモトッテモオナカガスイタンダヨ」
そんな声が聞こえた気がした。
でも、それは重要な事じゃなかった。
その白い人影に、初春が背中を押された。
初春は、踏鞴を踏んで前に進んだ。
白井さんが、初春の足を掴んだ。
初春が、一瞬、海老のように反り返った。
そしてその頭が清掃ロボに触れた。
火花が散った。
肉の焼ける匂い。御坂さんの叫び声。白井さんの初春を呼ぶ声。
「ナンダカヤキニクノニオイガシタンダヨ」
初春の脳の一部分が焼失し、初春が健常者でなくなった、あの日の記憶。
おい、インデックスさん・・・
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/01(火) 23:51:22.80:HDmve7oz0「せめて面会にくらい来られなかったんですか!?
友達だったのにっ! そう思っていたのは、わたしと初春だけだったんですか!?」
「違……佐天さ……あたしは……」
いい気味だ。
あなたの電撃がなければ、初春は壊れずに済んだんだ。
こんな事を考えるわたしも、酷い人間なんだろう。
でも。
本当の事だから。
そこを曲げてまで、御坂さんは悪くないなんて、言えるほどわたしは強くない。
腕が、痛い。
「佐天さん、だったな。御坂を責めないでやってくれ」
今もなお、わたしの両腕を握り抑えている、男の人が言う。
「御坂は、この半年、本当に自分の出来る事を考えて、そして行動してきたんだ」
「……治療能力者でもない御坂さんに、何が出来るっていうんですか」
「直接には何も出来ないだろうさ。けど、学園都市に七人しかいないレベル5、第三位。
その立場を利用して、ようやく初春って子を助けられるかもしれないところまで頑張ってきたんだ」
初春を……助けられる?
「……本当、何ですか、御坂さん」
御坂さんは、涙ぐみながら、それでも力強く頷いた。
「ミサカネットワーク?」
病院の廊下で、聞いたのはよく分からない単語。
「詳細は省くけど、一万人の脳が思考や記憶を共有する、そういうものがあるの」
「……なんで御坂さんの名前が入ってるのかとかはあえて聞きませんけど。
それがどうやって初春の為になるんですか?」
男の人――上条さんが代わって答える。
「実際に、そのネットワークに脳の機能を補助させて、普段の生活を送ってる奴がいるんだ。
……そいつも、初春さんみたいに脳をやられてな」
「だったら! もっと早くそれを使えば!」
「それがそうもいかなかったんだ。
現在、その恩恵を受けている奴は、学園都市でも重要人物でな。
それに、ミサカネットワークも結構な機密情報だし……更に言えば、金もかかる」
……レベル1程度の初春には、手の届かない治療法ってわけか。
「しかし御坂は、自分に宛がわれる研究費、その他の補助金を全て今回の治療につぎ込む事にした。
もちろん、ミサカネットワークの使用にも多くの条件が必要だったが、それもほぼクリアした」
「じゃあ、初春は、あの子は、元の初春に戻るんですか?」
「他に後遺症が残るかもしれないけれど、いけると思うわ、佐天さん」
何だ。何もしてなかったのは、結局わたしだけじゃないか。情けなくて、涙が出てくる。
白井さんが、駆けつけてきた。
「お姉さま! 初春が、治るって本当ですの!?」
白井さんは、病院の門から先に進む事ができた。
わたしも、先に進まなくっちゃならない。
憎むよりも。人のせいにするよりも。
もっと大切な事を。
カエルのような顔の医者が、上条さん、御坂さんと最終確認の話をしている。
「うん、理論的には、もう一人分くらいできるだろうね」
「もう許可も下りてます。後は……」
「手術と、リハビリだね。しかし、その前に……あの子をあの部屋から連れ出さないとね」
そう。初春は隔離されている。
近づく者には糞便を投げつけ、暴れ、叫ぶ。
大人しくさせて、手術台に運ばなければならない。
「俺がやります」
上条さんが、躊躇いもなく言う。
何でそこまで? 知り合いの、友達の為に、何で!?
自然と、わたしの口は開いた。
「わたしも、やります。やらせてください!」
初春の部屋に入る。
とてつもない臭気。
糞便と、小便と、涎と、汗と、何やら分からないものが混ざった匂い。
こんなところで半年も暮らしてたんだね、初春。
もう、大丈夫だから。
「あっ、佐天さん! ウンコ! ウンコ、暖かいですよ! ほら!」
初春は、無垢な笑顔を浮かべ、わたしに糞便を見せ付けてくる。
しかし。
「だ、誰ですか! この男の人、誰ですか!」
上条さんを見て、怯え出す。
「初春、大丈夫。この人は……」
「佐天さん! ウンコ! ウンコ! ホカホカウンコ!」
「初春! やめて! ウンコ投げるのやめてぇっ!」
とっさにガードした腕に、初春の暖かい糞便が、ぬとり、とついていた。
そうだ、上条さんは?
「そんな! 上条さん!」
彼の顔面には、糞便がべっとりとついていた。
しかも、初春は糞便を投げつけるのをやめないばかりか、新しく排泄までしている。
想像してワロタwwww
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 00:59:28.09:c0RpQzhC0なんか急に笑える感じになってきたwww
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:01:03.78:RYKgUJxP0「上条さん……!」
彼は、糞便などに構うどころか、初春に近づいていく。
何という人なんだろう。信じられない。
「初春さん。俺は君を傷つけに来たんじゃないんだ」
次々と、投げつけられる糞便。
「俺は、モガッ、ペッ、君を助けに来たんだよ」
糞便が、口に入っても、怯む事のない、その人は。
「こんな部屋から早く出て、友達と楽しく過ごす。それが、君にとって、ボフッ、一番良い事なんだ」
わたしと同じ、レベル0の無能力者だ。
「今の初春さんには分からないだろう。けど、手術が済んだら、以前みたいな生活に戻れる、バムッ」
この部屋には、レベル0が二人と、レベル1が一人。
御坂さんと白井さんは、アクリル板の向こう側――。
「初春、お願い! おとなしくして!」
「さあぁぁぁぁぁぁぁてぇぇえぇえぇんんさあぁぁぁぁぁぁんっ! ぎにゃーーーーーーーっ!」
「こんな糞臭い生活が永遠に続く、そんな入院生活なんて本当にくだらねえよ!
いつまでも糞を投げ続ける人生がいいって言うのなら!
まずはその幻想をぶち殺す!」
どういうノリで読めばいいんだwww
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:06:55.89:DGjnlj5a0はらいてえwwwwww
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:08:55.04:RYKgUJxP0上条さんは、初春の顔面をぶん殴り、その動きを止めました。
自分が糞まみれになっても、その初春を背負い、その足で手術室に運んでくれて。
「……わたし、結局何もできなかったなぁ」
手術室の前で、そう呟くと茶色い染みだらけの上条さんが、言いました。
「そんな事、ないだろ」
「え?」
「初春さんの糞を、少しとはいえ引き受けてくれた。
それに、佐天さんが一緒じゃなかったら、俺が初春さんを上手く気絶させられたかどうか。
糞の山に埋もれて死んでたかもしれないぜ」
御坂さん、そして白井さんが頷きました。
「……あたしは、部屋に入る事が出来なかった。汚れたくなかったの」
「でも、わたくしたちとは違い、佐天さんは、あの部屋に入った。初春の為に」
……わたし、役に立ったんだ。
数時間が過ぎ。
手術室のライトが消えた。
そして――。
――
「うーいーはーるー!」
「きゃあああっ! 佐天さん!」
「おっ、今日は縞パンかー」
「もう、佐天さんったら、本当にやめてくださいよ!」
「へっへー」
初春は、元の初春に戻った。
もちろん、綺麗に元通りとはいかなかったけれど。
頭に代理演算システムを搭載した花飾り型デバイスを常につけてなくてはならない。
でも、そんな事は些細な事で。
「今日は白井さんもジャッジメントはお休みなんですよー」
「じゃあ、御坂さんも誘って食べ歩きにでも行こうか?」
「そうですね! メール入れときます!」
懐かしかったあの頃が、戻ってきた。
それだけで、わたしは嬉しくて。
「もっかい、そりゃー!」
「な、何回も確認しないでください!」
なんてこったい!花飾り型デバイスだったのか
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:28:55.06:RYKgUJxP0御坂さんたちと合流したわたしたちは、失った半年間を埋めるように遊んだ。
「聞いてくださいまし。お姉さまったらまぁたこんなお子様パンツをはいてらっしゃって」
「黒子? いつの間にそれを!」
「うわー、御坂さん、パンツの趣味は初春よりお子様ですねー」
「私よりってどういうことですか、佐天さん!」
幸せな時間はとても早く過ぎてゆく。
いつまでも、こんな時間が続けばいいのに。
わたしたちも、いずれは大人になる。
御坂さんや、白井さん、初春とも別れる時が来るのかもしれない。
その時に悔やまないよう、今を思いっきり楽しもう。
青春は、一度しかないのだから。
「オオオオオナカガスイタンダヨヨヨヨヨ」
「今、何か聞こえませんでしたか……って佐天さん!」
「黒子! 佐天さんを!」
「ししし、痺れててう動けませんののの、おおお姉さままま電撃をををおやめになってっ!」
おい佐天さんに嫌なフラグが・・・
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:46:32.32:RYKgUJxP0「プァンツ、ハィティルカァ~ィ?」
そう言いながらマネキンのスカートをめくる佐天さん。
わたしは、元親友として何と言えば良かったのでしょうか。
「ウィハ~ル~! プァンツ、ハィティルカァ~~ィ?」
心底楽しそうな笑顔を見せる佐天さん。
しかし、その瞳には知性というものが欠けていた。
「ココニィモウイハァル、コレモウイハァル、ウイハァル、プァンツ、ハィティルカ~~~ィ?」
わたしを模して作られた、そのマネキンの、スカートをめくっては被る、佐天さん。
「ウィーハァル! パァンツ、ハィティル、カカカィ?」
だけど私には目を合わせない。
佐天さんは、現実の私じゃなく、幻想の中の私と戯れている。
壊れてしまった佐天さん。
あの時、白い人影が佐天さんの背中を押しました。そこに、自行バスがやってきて……。
本来なら、バスは止まるはずでした。 しかし、御坂さんの電撃がバスの回路を一瞬、狂わせて……。
「ウィハァル! ウイハァル! プァンツ、ハァイティルカァ~~ィ?」
マネキンのスカートを、嬉しそうにめくり続ける佐天さん。
せっかく私が治ったのに、佐天さんが壊れちゃ、どうにもならないじゃないですか!
誰かこんな幻想を、ぶち殺してはくれないでしょうか?
- Happy End -
よくぞまぁここまで起承転結をつけられたなおい
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:51:08.62:MMheTBKK0ハッピー・・・エンド・・・だと?
乙なんだが、
とりあえずインデックスさんにはお仕置きが必要なようだw
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:54:52.90:VcsQq4sE0乙なんだが、
とりあえずインデックスさんにはお仕置きが必要なようだw
すごいスレを見つけてしまった
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 01:54:55.69:RYKgUJxP0のっとりだったけど、ホカホカウンコを四人でほおばるハートフルストーリーでも良かったかな、と思ったり。
まあ、お休み!サンキュー!
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/02(水) 04:05:26.83:L7gqZOcVOまあ、お休み!サンキュー!
限りなくシュールだった
おつおつ
おつおつ










































コメント 21
コメント一覧 (21)
上条さん、まじ池面w
インなんとかさんは、イギリスに帰れよw
佐天さんは、さすが(^O^) 黒子は………………………………………………………………………………………上条さん、見習えw
夜食たべる気なくしたw
初春の反省が全くないww
障害ネタは厳しいぜ
インペリアドラモンさん……
でも初春よりマシじゃん