- 唯「フォールアウト!」律「ニューベガス!」 1 2 3 4
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 20:58:38.71:QA7YQPno0
平沢唯です
えっとね、憂に聞いたんだけど
ずっと昔に核戦争があってね
ほとんどの人が死んじゃったんだって
それで今は、人殺しや泥棒をする恐い人や
放射能でおっきくなった虫やトカゲがウロウロする世界になっちゃったの
わたしは今、元兵隊さんのりっちゃんと
核シェルターで生まれ育って、外に出てきたばかりのあずにゃんと
三人で旅をしてるんだ
憂がいないのは寂しいけど……
わたし、おねえちゃんだからがんばるよ!
梓「唯先輩、何一人でぶつぶつ言ってるんですか?」
唯「えっ?なんでもないよー」

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【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 21:09:11.55:QA7YQPno0
梓「これからどこへ行くんですか?」
唯「そうだねー、どうしよー」
唯「あずにゃん行きたいところないの?」
梓「私ですか?」
梓「私は何も考えずにVaultを飛び出して来ちゃったから……」
梓「私より、律先輩はどうなんですか?」
梓「私や唯先輩と違って、目的があって旅してたんでしょ?」
律「んー?行く場所は決まってるぞー」キョロキョロ
唯「りっちゃん、どこへ行くの?」
律「あ、ちょっと待ってくれ……」
カシャッ
バーンッ バーンッ!
梓「きゃっ!?」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 21:19:43.79:QA7YQPno0
唯「りっちゃん、今度は何やっつけたの?」
律「バークスコルピオン(巨大なサソリ)だ」
梓「えっ、全然気付きませんでした」
律「お前らもちょっとは周りに注意しろよー」
律「こいつは猛毒を持ってってけっこう危険なんだぞ?」
唯「りっちゃんがいるからいいじゃん!」
律「まったくなー」
ゴソゴソ
律「よし、今日の昼飯はこれだな」
梓「へっ?サソリなんて食べられるんですか!?」
唯「憂もたまに獲ってきてくれたけど、身はプリプリして美味しいよー」
梓「えーっ、ホンとですか?」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 21:39:03.15:QA7YQPno0
律「コイツから取った毒腺は加工して武器に塗れるし」
律「売ってもちょっとの足しになるからなー」
唯「サバイバルだよっ、あずにゃん」フンス
梓「なるほどー」(唯先輩は何もしてないけど)
唯「りっちゃん、行く場所は決まってるって言ってたけど」
唯「それってどこなのー?」
律「そりゃー、お前たちが安全に暮らせる場所だよ」
律「こんな放浪生活、いつまでも持たないからな」
唯「えっ?りっちゃんは私達と一緒にいてくれないの?」
律「私はお前たちの安全が確保されたら、また旅を続けるよ」
唯「そんなぁーっ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 21:47:37.36:QA7YQPno0
梓「律先輩は、唯先輩に会う前、何の目的で旅をしてたんですか?」
律「……」
梓「律先輩?」
律「しっ、静かに」
律「あそこの岩の陰に隠れろっ」ササッ
梓「えっ?」
唯「待ってよりっちゃんっ」
唯「どうしたのりっちゃん?」
律「あっちを見てみろ、レイダー(無法者)だ」
律「あいつ等、こっちを見つけたとたんに問答無用で撃って来るぞ!」
律「ここに隠れてやり過ごそう」
唯「うぇーん、怖いよーっ」
梓「……」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 22:00:08.17:QA7YQPno0
律「よし、行ったみたいだな……」
唯「よかったぁー」ホッ
梓「……」
律「さっ、行くぞっ!」
唯「うん!」
梓(律先輩は強いから、レイダーなんて簡単にやっつけちゃうんだろうな)
梓(でも、それをしないのは)
梓(私達を危険に晒したくないから……)
梓(それだけじゃないっ)
梓(私達、特に妹さんを亡くしたばかりの唯先輩に)
梓(人を殺す所を見せたくないから……)
律「まずは、近くの町を目指そう」
梓(律先輩……)
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 22:26:25.25:QA7YQPno0
その日の夜
唯「むにゃむにゃ」スピー
梓「律先輩っ」
律「なんだ梓、まだ寝てないのか?」
律「私が見張りをしてるから、お前は早く寝ろ」
梓「律先輩は、なんで旅をしてるんですか?」
律「……」
律「目的なんてないよ」
梓「目的もなく、NCRっていう大きな組織を抜けたんですか?」
律「……」
律「いいからもう寝ろよ」
梓「……」
梓「おやすみなさい」
律「おやすみ」
律(澪……)
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 22:38:02.45:QA7YQPno0
律(私はお前を助けられなかった)
律(こいつらだって、私を頼ってるけど)
律(私には荷が重過ぎるよ)
律(私には無理なんだ)
律(私は誰かと一緒になんていられないっ)
律(怖いんだよ澪)
律(もう、大切なものを失うのは……)
律「くっ……」
律「はあっ、はあっ」
律(そろそろやばいな)
律(フィクサー、これで最後か……)
ゴソゴソ
梓「……」
梓(律先輩、何してるんだろ?)
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 22:46:41.34:QA7YQPno0
次の日
唯「あははっ、それでねあずにゃん」
梓「ちょっと、唯先輩っ」
唯「律先輩が……」
律「」ハアッハアッ
唯「どうしたのりっちゃん!?」
唯「すごい汗だよ!」
律「なんでもないよ」
梓「どこか具合でも悪いんですか?」
律「なんでもないって言ってるだろ!!?」
梓「きゃっ!?」
律「あっ、ごめんな梓!」
律「もう少ししたら……」
律「よく、なるから……」ハアハア
唯「りっちゃん?」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 22:51:00.49:2rsdFhYm0
律「……っ!?」
律「伏せろっ!!!」
カシャ ドン! カシャ ドン!!!
パンパンパン!
唯「うわぁーんっ!!!」
梓「何ですか!?」
律「敵だっ、遮蔽物に隠れろっ!」ササッ
唯「わぁー、わぁー、どうしよう!?」
律「落ち着け、武器を構えて隠れてろっ」
律「私が何とかするっ!」ハアハア
梓「そんなっ、律先輩っ、体調が悪いのに!?」
バーン バーン バーンッ!
律「くそっ、当たりやがれっ!」ハアハア
梓(だめだ、いつもの律先輩じゃないっ、このままじゃ……)
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 23:08:57.65:QA7YQPno0
律「なっ!!?」
律「伏せろぉぉぉおおおおおおっ!!!」
唯梓「!!?」
ドガーーンッ!!!!!!
律「ダイナマイトかよっ!」
唯「もう嫌だよーっ、ういーっ!!!」
梓「爆発物を投げて来てるんですか!?」
律「さっきは私達が隠れてる岩の前で落ちたから、助かったけど」
律「こっち側に投げ込まれたら終わりだぞっ!」
唯「もうこんな所逃げようよーっ!!!」
カシャ ドン! カシャ ドン!
パンパンパン!
梓「ダメですよっ!ココから出たら狙い撃ちされます!」
唯「そんなぁーっ!?」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 23:26:01.83:QA7YQPno0
律「!?」
律(くそっ、またダイナマイトを投げ込まれるっ!)
律(投げられたら今度こそ終わりだ)
律(その前に撃つっ!!!)
バーンッ バーンッ!
律(くそーっ、当たらない)ハアッハアッ
律(やっぱり私は、ダメなんだ)
律(誰も守れない……)
梓「……っ」
カシャッ
梓(そこっ!)
ビーッ ビーッ!
ドガーーンッ!!!!
律「!!?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 23:38:10.76:QA7YQPno0
唯「うわぁーっ!?」
唯「わっ、ああっ」
唯「何が起こったの!?」
律「……いや、スゴイ」
律「敵は全滅だ」
唯「へっ、私達助かったの?」
唯「なっ、なんで!?」
律「驚いた、梓は敵が投げる直前のダイナマイトを撃ったんだ……」
梓「えへへっ」
唯「ええっ!?」
唯「あずにゃん、本当はすごく強かったの!?」
梓「いえ、私が強いんじゃなくて……」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 23:56:21.37:QA7YQPno0
梓「VATSって言うんです」
唯「ばっつ?」
梓「私の腕についてるピップボーイという端末なんですが」
梓「これが私の神経系統に vyc、gs;tvrpつ30vt9wc。w@:sv」
唯「えっ、あずにゃん何?」
梓「ですから:。;vcjt0rp。:vp、えご;。cちh4うphgc、ぽr4sjtcぷhyhpw4」
唯「???」
解説:唯のINT(知性)が低いため、難しい話は文字化けしてしまうのだ
唯「とにかく、腕につけてる機械のお陰なんだね?」
梓「そうなんです、それで一定時間周りの動きが止まって見えて」
梓「正確で素早い射撃が出来るようになるんです!」
唯「すごいよあずにゃん!」
梓「ですから私がスゴイんじゃなくてmr-えw「xd4・あw」
唯「あっ、説明はもういいよ……」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 00:25:59.10:wfpD8LoN0
梓「他にもほら、ライトが点いたり」
パァッ
唯「わっ、光ったよこれ!」キラキラ
梓「ラジオだって聞けちゃうんですよ!」
『こちらミスターニューベガス、一日中聞いてもらうよ』
唯「あっ、すごーい」キラキラ
律(こいつらっ、持ってないのか?)
ゴソゴソ
律(よし!あるじゃないか、ターボにジェット、バファアウトも!)
律(はっ、早くっ)
律「はっ、はぁっ」
シュウッ
律「……ふぅ」
唯「りっちゃーん、あずにゃんすごいんだよー」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 00:37:56.37:wfpD8LoN0
律「助かったよ梓っ」
律「いやー、ダイナマイトまで出てきた時には」
律「もうダメかと思ったけどなー」ケラケラ
梓「!?」
梓「あの、律先輩……」
梓「気分は、良くなったんですか?」
律「ああ、お前の活躍のお陰で元気になったよ」
唯「えっ、ほんとー?よかったぁー」
梓「そうですか……」
梓(律先輩、やっぱり何かおかしいよ)
梓(まさか……)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 00:53:01.01:wfpD8LoN0
日が暮れて
律「明日には町につくからな」
律「今までの収穫物を売って贅沢しようぜ!」
唯「やったぁー!」
律「まあ、グッドスプリングスっていう小さな町だけど」
律「その先にはカジノがある町もあるんだぞ?」
唯「えー、カジノってなぁに?」
律「あははっ、唯は何にも知らなくて可愛いなー」ギュッ
唯「わあっ、もうりっちゃん、やめてよー///」
梓(律先輩、上機嫌すぎる)
梓「あの、律先輩」
律「ん、なんだ?」
梓「違ったらすいませんが」
梓「律先輩は、ひょっとして……」
律「!?」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 01:02:24.27:wfpD8LoN0
律「おいっ!」
カチャッ
梓「きゃっ!?」
唯「ちょっとりっちゃん、銃を下ろしてよ!」
梓「なっ、何するんですか!?」
律「敵がいるぞ!」
梓「てっ、敵!?」キョロキョロ
梓「誰もいませんけど……」
唯「りっちゃん、私にも見えないよ」
律「いるんだっ、お前ら気をつけろ!」
唯「気をつけろって言われてもぉ……」
梓(律先輩、まさか幻覚が!?)
律「いるっ、いるぞっ、すぐ近くだ!!!」
律「そこかっ!?」
バーンッ バーンッ!
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 01:20:35.16:wfpD8LoN0
???「ぐわぁーーーっ!!!」
唯「わっ、なんなの!?」
梓「きゃーっ!?」
ナイトキン「このっ、ヒューマンめっ」
唯「わっ、わぁー、青い怪物!?」
梓「何ですかこれ!?」
梓「何も無いところから突然怪物が!?」
律「こいつはSM(スーパーミュータント)ナイトキン」
律「ステルスボーイっていう機械で姿を消して忍び寄ってきたんだ」
律「だが、私から隠れようってのは甘かったな!」
バーンッ バーンッ!
ナイトキン「くそっ、ヒューマン、殺すっ!」
律(この武器の火力じゃ簡単には倒せないか?)
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 01:37:44.03:wfpD8LoN0
律「唯っ、撃つんだ!」
律「お前のプラズマディフェンダーなら倒せる!」
唯「あわっ、あわわ」ブルブル
ナイトキン「がぁーっ」ブンブン
ドガンッ!
律「あぶねぇっ!」サッ
梓「はやく唯先輩っ!」
梓「怪物は、ハンマーを振り回してます!」
唯「ううっ……えい!」
バチュン バチュン バチュン!
ナイトキン「がぁーっ!!!」
ジュワーッ
唯「やっ、やった!」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 01:40:48.32:+gyEn6fn0
律「いいぞ唯っ」
梓「!?」
梓「律先輩っ、後ろ!!!」
律「なっ!!?」
ナイトキンB「うぉーっ!」ブン
バキィッ
律「うわぁーっ!」
バタッ
唯「りっちゃーん!」
梓「そんなっ、もう一匹いたなんてっ!?」
ナイトキンB「後はお前らだ!」
梓「やだっ、こっちに来ないでよ!」
梓「唯先輩っ、早く撃ってください!」
唯「りっちゃんっ、りっちゃんがぁー」ガタガタ
梓(だめだ、パニックになってるっ)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 02:17:24.37:wfpD8LoN0
梓(私のレーザーピストルじゃ、あいつを倒せない)
梓(でも、VATSならっ)
カシャッ
ビーッ ビーッ ビーッ!
ナイトキンB「おうっ、武器がっ!?」
梓「敵がハンマーを落としました!」
梓「今です、唯先輩っ」
唯「あわわわ……」ガクガク
梓「唯先輩っ!」
ナイトキンB「殺すっ、殺すっ!」
梓「ああっ、また来る!」
梓(だめっ、VATSは連続で使えないよ)
ナイトキンB「死ねっ!」
唯「わぁーっ!!!?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 02:36:15.79:/CjkpczW0
バーンッ バーンッ バーンッ バーンッ!
ナイトキンB「ぐうっ」
律「お前の相手はこの私だっ」
梓「律先輩っ!?」
梓「私だってっ!」
ビーッ ビーッ ビーッ!
ナイトキンB「がぁーっ」
バタリッ
梓「やったぁ!」
梓「律先輩、無事だったんですね?」
律「当たり前だ、私があんなのの一撃でやられる訳ないだろ?」
唯「はぁ、よかったぁ……」ホッ
律「へへっ……」クラッ
バタリッ
梓「律先輩っ!?」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 02:50:05.82:/CjkpczW0
梓「やっぱり大丈夫なはずないよね」
唯「りっちゃん、しっかりーっ」
梓「スティムパック(治療薬)はありますか?」
唯「一個だけあるよ」
梓「これだけじゃ全然足りないよ」
梓「早くお医者さんに見せないと」
梓「律先輩は……っ」
唯「そんなっ、りっちゃんまでっ」
唯「りっちゃんまで私のために死んじゃやだよっ!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 03:20:53.59:/CjkpczW0
唯「たしか、町まではもうすぐだったよね?」
唯「りっちゃを背負っていくよっ」
梓「わっ、私も手伝いますっ!」
唯達はグッドスプリングスに向けて歩き出す
二人はそこで、律の過去と旅の目的を知ることになるのだった
そして同じ頃、紬の運命もまた動き出す
唯「フォールアウト!」律「ニューベガス!」 第三話 完
次へ
梓「これからどこへ行くんですか?」
唯「そうだねー、どうしよー」
唯「あずにゃん行きたいところないの?」
梓「私ですか?」
梓「私は何も考えずにVaultを飛び出して来ちゃったから……」
梓「私より、律先輩はどうなんですか?」
梓「私や唯先輩と違って、目的があって旅してたんでしょ?」
律「んー?行く場所は決まってるぞー」キョロキョロ
唯「りっちゃん、どこへ行くの?」
律「あ、ちょっと待ってくれ……」
カシャッ
バーンッ バーンッ!
梓「きゃっ!?」
唯「りっちゃん、今度は何やっつけたの?」
律「バークスコルピオン(巨大なサソリ)だ」
梓「えっ、全然気付きませんでした」
律「お前らもちょっとは周りに注意しろよー」
律「こいつは猛毒を持ってってけっこう危険なんだぞ?」
唯「りっちゃんがいるからいいじゃん!」
律「まったくなー」
ゴソゴソ
律「よし、今日の昼飯はこれだな」
梓「へっ?サソリなんて食べられるんですか!?」
唯「憂もたまに獲ってきてくれたけど、身はプリプリして美味しいよー」
梓「えーっ、ホンとですか?」
律「コイツから取った毒腺は加工して武器に塗れるし」
律「売ってもちょっとの足しになるからなー」
唯「サバイバルだよっ、あずにゃん」フンス
梓「なるほどー」(唯先輩は何もしてないけど)
唯「りっちゃん、行く場所は決まってるって言ってたけど」
唯「それってどこなのー?」
律「そりゃー、お前たちが安全に暮らせる場所だよ」
律「こんな放浪生活、いつまでも持たないからな」
唯「えっ?りっちゃんは私達と一緒にいてくれないの?」
律「私はお前たちの安全が確保されたら、また旅を続けるよ」
唯「そんなぁーっ」
梓「律先輩は、唯先輩に会う前、何の目的で旅をしてたんですか?」
律「……」
梓「律先輩?」
律「しっ、静かに」
律「あそこの岩の陰に隠れろっ」ササッ
梓「えっ?」
唯「待ってよりっちゃんっ」
唯「どうしたのりっちゃん?」
律「あっちを見てみろ、レイダー(無法者)だ」
律「あいつ等、こっちを見つけたとたんに問答無用で撃って来るぞ!」
律「ここに隠れてやり過ごそう」
唯「うぇーん、怖いよーっ」
梓「……」
律「よし、行ったみたいだな……」
唯「よかったぁー」ホッ
梓「……」
律「さっ、行くぞっ!」
唯「うん!」
梓(律先輩は強いから、レイダーなんて簡単にやっつけちゃうんだろうな)
梓(でも、それをしないのは)
梓(私達を危険に晒したくないから……)
梓(それだけじゃないっ)
梓(私達、特に妹さんを亡くしたばかりの唯先輩に)
梓(人を殺す所を見せたくないから……)
律「まずは、近くの町を目指そう」
梓(律先輩……)
その日の夜
唯「むにゃむにゃ」スピー
梓「律先輩っ」
律「なんだ梓、まだ寝てないのか?」
律「私が見張りをしてるから、お前は早く寝ろ」
梓「律先輩は、なんで旅をしてるんですか?」
律「……」
律「目的なんてないよ」
梓「目的もなく、NCRっていう大きな組織を抜けたんですか?」
律「……」
律「いいからもう寝ろよ」
梓「……」
梓「おやすみなさい」
律「おやすみ」
律(澪……)
律(私はお前を助けられなかった)
律(こいつらだって、私を頼ってるけど)
律(私には荷が重過ぎるよ)
律(私には無理なんだ)
律(私は誰かと一緒になんていられないっ)
律(怖いんだよ澪)
律(もう、大切なものを失うのは……)
律「くっ……」
律「はあっ、はあっ」
律(そろそろやばいな)
律(フィクサー、これで最後か……)
ゴソゴソ
梓「……」
梓(律先輩、何してるんだろ?)
次の日
唯「あははっ、それでねあずにゃん」
梓「ちょっと、唯先輩っ」
唯「律先輩が……」
律「」ハアッハアッ
唯「どうしたのりっちゃん!?」
唯「すごい汗だよ!」
律「なんでもないよ」
梓「どこか具合でも悪いんですか?」
律「なんでもないって言ってるだろ!!?」
梓「きゃっ!?」
律「あっ、ごめんな梓!」
律「もう少ししたら……」
律「よく、なるから……」ハアハア
唯「りっちゃん?」
りっちゃん中毒か…
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 22:53:41.78:njZDIatg0この世界観って元ネタなに?気になる・・・
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 23:10:12.17:zaN4kMWK0>>16
falloutシリーズ
核戦争で荒廃した200年後のアメリカが舞台のゲーム
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/04(金) 22:59:47.25:QA7YQPno0falloutシリーズ
核戦争で荒廃した200年後のアメリカが舞台のゲーム
律「……っ!?」
律「伏せろっ!!!」
カシャ ドン! カシャ ドン!!!
パンパンパン!
唯「うわぁーんっ!!!」
梓「何ですか!?」
律「敵だっ、遮蔽物に隠れろっ!」ササッ
唯「わぁー、わぁー、どうしよう!?」
律「落ち着け、武器を構えて隠れてろっ」
律「私が何とかするっ!」ハアハア
梓「そんなっ、律先輩っ、体調が悪いのに!?」
バーン バーン バーンッ!
律「くそっ、当たりやがれっ!」ハアハア
梓(だめだ、いつもの律先輩じゃないっ、このままじゃ……)
律「なっ!!?」
律「伏せろぉぉぉおおおおおおっ!!!」
唯梓「!!?」
ドガーーンッ!!!!!!
律「ダイナマイトかよっ!」
唯「もう嫌だよーっ、ういーっ!!!」
梓「爆発物を投げて来てるんですか!?」
律「さっきは私達が隠れてる岩の前で落ちたから、助かったけど」
律「こっち側に投げ込まれたら終わりだぞっ!」
唯「もうこんな所逃げようよーっ!!!」
カシャ ドン! カシャ ドン!
パンパンパン!
梓「ダメですよっ!ココから出たら狙い撃ちされます!」
唯「そんなぁーっ!?」
律「!?」
律(くそっ、またダイナマイトを投げ込まれるっ!)
律(投げられたら今度こそ終わりだ)
律(その前に撃つっ!!!)
バーンッ バーンッ!
律(くそーっ、当たらない)ハアッハアッ
律(やっぱり私は、ダメなんだ)
律(誰も守れない……)
梓「……っ」
カシャッ
梓(そこっ!)
ビーッ ビーッ!
ドガーーンッ!!!!
律「!!?」
唯「うわぁーっ!?」
唯「わっ、ああっ」
唯「何が起こったの!?」
律「……いや、スゴイ」
律「敵は全滅だ」
唯「へっ、私達助かったの?」
唯「なっ、なんで!?」
律「驚いた、梓は敵が投げる直前のダイナマイトを撃ったんだ……」
梓「えへへっ」
唯「ええっ!?」
唯「あずにゃん、本当はすごく強かったの!?」
梓「いえ、私が強いんじゃなくて……」
梓「VATSって言うんです」
唯「ばっつ?」
梓「私の腕についてるピップボーイという端末なんですが」
梓「これが私の神経系統に vyc、gs;tvrpつ30vt9wc。w@:sv」
唯「えっ、あずにゃん何?」
梓「ですから:。;vcjt0rp。:vp、えご;。cちh4うphgc、ぽr4sjtcぷhyhpw4」
唯「???」
解説:唯のINT(知性)が低いため、難しい話は文字化けしてしまうのだ
唯「とにかく、腕につけてる機械のお陰なんだね?」
梓「そうなんです、それで一定時間周りの動きが止まって見えて」
梓「正確で素早い射撃が出来るようになるんです!」
唯「すごいよあずにゃん!」
梓「ですから私がスゴイんじゃなくてmr-えw「xd4・あw」
唯「あっ、説明はもういいよ……」
梓「他にもほら、ライトが点いたり」
パァッ
唯「わっ、光ったよこれ!」キラキラ
梓「ラジオだって聞けちゃうんですよ!」
『こちらミスターニューベガス、一日中聞いてもらうよ』
唯「あっ、すごーい」キラキラ
律(こいつらっ、持ってないのか?)
ゴソゴソ
律(よし!あるじゃないか、ターボにジェット、バファアウトも!)
律(はっ、早くっ)
律「はっ、はぁっ」
シュウッ
律「……ふぅ」
唯「りっちゃーん、あずにゃんすごいんだよー」
律「助かったよ梓っ」
律「いやー、ダイナマイトまで出てきた時には」
律「もうダメかと思ったけどなー」ケラケラ
梓「!?」
梓「あの、律先輩……」
梓「気分は、良くなったんですか?」
律「ああ、お前の活躍のお陰で元気になったよ」
唯「えっ、ほんとー?よかったぁー」
梓「そうですか……」
梓(律先輩、やっぱり何かおかしいよ)
梓(まさか……)
日が暮れて
律「明日には町につくからな」
律「今までの収穫物を売って贅沢しようぜ!」
唯「やったぁー!」
律「まあ、グッドスプリングスっていう小さな町だけど」
律「その先にはカジノがある町もあるんだぞ?」
唯「えー、カジノってなぁに?」
律「あははっ、唯は何にも知らなくて可愛いなー」ギュッ
唯「わあっ、もうりっちゃん、やめてよー///」
梓(律先輩、上機嫌すぎる)
梓「あの、律先輩」
律「ん、なんだ?」
梓「違ったらすいませんが」
梓「律先輩は、ひょっとして……」
律「!?」
律「おいっ!」
カチャッ
梓「きゃっ!?」
唯「ちょっとりっちゃん、銃を下ろしてよ!」
梓「なっ、何するんですか!?」
律「敵がいるぞ!」
梓「てっ、敵!?」キョロキョロ
梓「誰もいませんけど……」
唯「りっちゃん、私にも見えないよ」
律「いるんだっ、お前ら気をつけろ!」
唯「気をつけろって言われてもぉ……」
梓(律先輩、まさか幻覚が!?)
律「いるっ、いるぞっ、すぐ近くだ!!!」
律「そこかっ!?」
バーンッ バーンッ!
???「ぐわぁーーーっ!!!」
唯「わっ、なんなの!?」
梓「きゃーっ!?」
ナイトキン「このっ、ヒューマンめっ」
唯「わっ、わぁー、青い怪物!?」
梓「何ですかこれ!?」
梓「何も無いところから突然怪物が!?」
律「こいつはSM(スーパーミュータント)ナイトキン」
律「ステルスボーイっていう機械で姿を消して忍び寄ってきたんだ」
律「だが、私から隠れようってのは甘かったな!」
バーンッ バーンッ!
ナイトキン「くそっ、ヒューマン、殺すっ!」
律(この武器の火力じゃ簡単には倒せないか?)
律「唯っ、撃つんだ!」
律「お前のプラズマディフェンダーなら倒せる!」
唯「あわっ、あわわ」ブルブル
ナイトキン「がぁーっ」ブンブン
ドガンッ!
律「あぶねぇっ!」サッ
梓「はやく唯先輩っ!」
梓「怪物は、ハンマーを振り回してます!」
唯「ううっ……えい!」
バチュン バチュン バチュン!
ナイトキン「がぁーっ!!!」
ジュワーッ
唯「やっ、やった!」
この唯には [Int 1]アイスクリーム の奇跡をおこしてもらいたい
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/05(土) 01:51:04.06:wfpD8LoN0律「いいぞ唯っ」
梓「!?」
梓「律先輩っ、後ろ!!!」
律「なっ!!?」
ナイトキンB「うぉーっ!」ブン
バキィッ
律「うわぁーっ!」
バタッ
唯「りっちゃーん!」
梓「そんなっ、もう一匹いたなんてっ!?」
ナイトキンB「後はお前らだ!」
梓「やだっ、こっちに来ないでよ!」
梓「唯先輩っ、早く撃ってください!」
唯「りっちゃんっ、りっちゃんがぁー」ガタガタ
梓(だめだ、パニックになってるっ)
梓(私のレーザーピストルじゃ、あいつを倒せない)
梓(でも、VATSならっ)
カシャッ
ビーッ ビーッ ビーッ!
ナイトキンB「おうっ、武器がっ!?」
梓「敵がハンマーを落としました!」
梓「今です、唯先輩っ」
唯「あわわわ……」ガクガク
梓「唯先輩っ!」
ナイトキンB「殺すっ、殺すっ!」
梓「ああっ、また来る!」
梓(だめっ、VATSは連続で使えないよ)
ナイトキンB「死ねっ!」
唯「わぁーっ!!!?」
バーンッ バーンッ バーンッ バーンッ!
ナイトキンB「ぐうっ」
律「お前の相手はこの私だっ」
梓「律先輩っ!?」
梓「私だってっ!」
ビーッ ビーッ ビーッ!
ナイトキンB「がぁーっ」
バタリッ
梓「やったぁ!」
梓「律先輩、無事だったんですね?」
律「当たり前だ、私があんなのの一撃でやられる訳ないだろ?」
唯「はぁ、よかったぁ……」ホッ
律「へへっ……」クラッ
バタリッ
梓「律先輩っ!?」
梓「やっぱり大丈夫なはずないよね」
唯「りっちゃん、しっかりーっ」
梓「スティムパック(治療薬)はありますか?」
唯「一個だけあるよ」
梓「これだけじゃ全然足りないよ」
梓「早くお医者さんに見せないと」
梓「律先輩は……っ」
唯「そんなっ、りっちゃんまでっ」
唯「りっちゃんまで私のために死んじゃやだよっ!」
唯「たしか、町まではもうすぐだったよね?」
唯「りっちゃを背負っていくよっ」
梓「わっ、私も手伝いますっ!」
唯達はグッドスプリングスに向けて歩き出す
二人はそこで、律の過去と旅の目的を知ることになるのだった
そして同じ頃、紬の運命もまた動き出す
唯「フォールアウト!」律「ニューベガス!」 第三話 完










































コメント 10
コメント一覧 (10)
要塞でヒッキーしてるよ
どちらが正しいのか
そう思いました!
記事番号1で2話分まとめて掲載されているからどちらも正しい
面白いのに。
唯はウエストランドの英雄になりそうな予感
中々面白かったのになぁ…