- 2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 02:41:02.50:1digDa0r0
夏
とある公園 下校中
美琴「あっついわねえ…黒子」
黒子「そうですわねお姉さま……なんせ今年の夏
は特に暑い、って評判ですものね…」
美琴「あーもう、なんか私のど渇いてきちゃった…
ね、黒子。あそこの自販機のベンチで休憩しない??
アンタの分の飲み物も私がおごってあげるからさ」
黒子「結構ですの!!」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 02:45:46.92:1digDa0r0
美琴「な、なによアンタ…なに急に怒ってんの??」
黒子「お姉さま…!あれは普段、お姉さまが蹴り飛ばして
ただで飲み物を盗っている自販機…!!
今もおごってやるとか言って…どーせまた自販機をちぇいさー、
とかなんとか言って蹴り飛ばして、飲み物を盗るつもりなんですのね!」
美琴「え……あははは…、ばれちゃった?
け、けど黒子。元はといえばあの自販機が悪いのよ
昔、私の万札を…」
黒子「問答無用ですの!!そのような行為、ジャッジメントとして
見過ごすわけにはいかないんですの!!!
…ほら、お姉さま……
飲み物なら朝、黒子が寮から持参したのがありますから、
これをお飲みになってくださいまし!」
美琴「わ、わかったわよもう……、さんきゅー黒子」
美琴「」ごくごく…
黒子「………」
黒子「(計 画 通 り)」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 02:47:41.43:BDcMsa6A0
黒子「(もう一度言いますわ……計画通り…ですの!!)」
黒子「(お姉さま……今、お姉さまがおのみなった飲み物の中には…
以前、黒子が通販で頼んだ媚薬が入っていたんですの…
ふふふ……普段、カンのいいお姉さまも…
さすがに今の自然の会話の流れの中では警戒心も薄れていたんですのね…)」
美琴「ふー、あ、ごめん黒子…私、ほとんど飲み干しちゃった…」
黒子「いえいえ、いいんですのよお姉さま…
黒子は黒子の分を持参しておりますから…」
黒子「(だ…駄目ですの…まだ笑っちゃだめですの…
…こらえなければ……で…で、ですけど…)」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 02:52:31.98:1digDa0r0
黒子「(媚薬の効き目は、飲んでから約40秒後…それまでに
感づかれてしまったら、お姉さまの電撃で気絶させられてしまう可能性もまだ…
い、いえ……35秒…35秒で勝ちを宣言するんですの…!!)」
黒子「30秒……31、32、33…」ぶつぶつ…
美琴「って、黒子…アンタ何さっきからぶつぶつ言って……」
黒子「34…35……ワタクシの勝ちですわ!!お姉さま!!!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:03:11.75:1digDa0r0
美琴「はあ…?か、勝ちって、一体何の話を……
……って、あ、あれ?…なんか…私……
頭がぼー、っとして…///……あ、あれ…?」ぼー…
黒子「……あらあらまあまあ…お姉さま?お顔が真っ赤ですのよぉ??…
ご気分が優れないのでしたら……さ、お姉さま、
黒子と、とぉっても静かな場所に…」
上条「あれ、白井に御坂じゃねーか。おっす、何やってんだこんなところで…」
黒子「」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:03:59.93:BDcMsa6A0
美琴「あ、あれ……アンタ……////なんで、こんな所に……//////」
黒子「」
上条「って、お、おいどうしたんだ、御坂…!?そんなに顔真っ赤にして…
なんか目もトローン、ってしてるし……!」
黒子「」わなわな……
上条「どっか気分でも悪いのか?それだったら、俺が常盤台の寮まで送っ…」
黒子「きえええええええええーーーーーーーー!!!!!!!!」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:14:54.95:1digDa0r0
上条「な、なんだよ白井!!??なに急に奇声をあげて…!!」
黒子「やかましいんですのこの類人猿がああああ!!!!
何ふざけたタイミングで登場してるんですの!!かんっぜんに邪魔なんですの!!!!」
上条「んな……!!なんだよその言い方は俺が何したっていうんだよ!!
いや、そんなことより、御坂を早く、病院にでも連れてったほうが……」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:20:10.40:1digDa0r0
黒子「そんな心配なさらなくても、ちょうどこれからお姉さまを、
とってもゆっくりと休憩できる場所へ案内する予定でしたのよ!!
上条さんが気にかける必要なんてこれっぽっちもないんですの!!」
上条「そ、そうなのか……??……けど、なんだか心配だから俺もついて…」
黒子「来るんじゃねええーーーーー!!!!!!」
上条「は、はいいい!!!!」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:25:58.42:1digDa0r0
黒子「さあさお姉さま!!とっととワタクシと約束の地へ……
って、お、お姉さま??」
美琴「……////」ぼー…
上条「な、なんだ、御坂…??」
黒子「(って、ちょ……!!おおおお姉さま!!??な、なにさっきから
上条さんのことを物欲しそうな目つきで見つめているんですのぉぉぉ!!!
…ちょ……ここここ、これはまさか……嫌な予感がするんですの…!!!)」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:31:12.78:1digDa0r0
黒子「(一刻も早く、この場所を離れなければ……!!)」
黒子「さあさ、お姉さま、そんなお猿さんのことはほっといて
早く約束の地へ……ん?」ぷるるる……
初春『あ、もしもし白井さんですか!?実は第○学区で事件が
おきたみたいなんです!!至急、現場に向かってくだ…』
黒子「て、てめぇーーーー!!!ういはるううううううう!!!
あなたまでワタクシを邪魔するんですのおおおおおおお!!!!!!」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:40:07.04:1digDa0r0
初春『な、なんですか白井さん!?そんな大声だして!!
事件ですよ事件!!一人の女生徒が数人のガラの悪い男子生徒
に取り囲まれてるって……いいから至急現場に向かってください!!!』
黒子「(く……ですけど、この状態のお姉さまとこのサルを放っておくわけには…
かといって……ジャッジメントの業務をおろそかにするわけにも……!!」
黒子「………」
上条「お、おい白井…。どーしたんだよ、急に固まって…
なんかよくわかんないけど、ジャッジメントの仕事っていうんなら
、俺が御坂を見といてやるからお前はそっちに…」
黒子「10分……」
上条「……え?」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:48:17.39:1digDa0r0
ガシィ!(上条の胸ぐらをつかむ黒子)
黒子「10分ですのよ、上条さん!!黒子は、
10分でここに戻ってくるんですの!!
その間、上条さんはお姉さまと、そこのベンチにでも座って
おとなーしく、待っているんですの!!」
上条「は、はあ…」
黒子「(この人畜無害なお猿さんなら、10分程度二人きりにしたところで
間違いは起こらないはず……!!)」
上条「け、けど白井…御坂はその、お前が言う約束の地とかいう場所
に連れて行く予定だったんじゃねえのか…?場所さえ教えてくれれば
俺がお前の代わりに御坂を約束の地へ……」
黒子「連れて行くんじゃねえええええーーーー!!!!
アホかお前はあああああーーーー!!!!!」
上条「ひいいいい!!!」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:54:20.09:1digDa0r0
黒子「いいから!!上条さんは、ほんの10分間、そこのベンチで
お姉さまを看とくだけでいいんですの!!!」
上条「わ、わかったよ…」
美琴「……////」ぼー…
黒子「(お姉さまのこの様子……まずいですわ……
一刻も早く仕事を終えて戻ってこなくては……!!)」
シュン!!(テレポートで事件現場へ向かう黒子)
上条「……白井のやつ、行ったみたいだな…
よし、御坂…白井の言われたとおり、あそこのベンチで休んどくか」
美琴「…………え、え、…ええ……////」ぼー…
上条「(ほ…ほんとに大丈夫かな…御坂のやつ…)」
……………
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:59:21.65:1digDa0r0
公園のベンチに腰掛ける2人
上条「…………」
美琴「………////」じー…
上条「…………」
美琴「………////」じー…
上条「……………あ、あの御坂さん……
そ、そんなにさっきから見つめられると…なんていうか、その…
対応に困るんですけど……」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:08:01.97:1digDa0r0
上条「っていうか御坂!!やっぱ、今日のお前、とっても
変なんですけど!??いったい何があって……!!?」
美琴「ね、ねえ……///」
上条「な、なんだよ…」
美琴「……ご、ごめん……わ、私なんか……///」ずいっ
(上条につめよる美琴)
上条「……え?み、御坂さん……?」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:12:30.43:1digDa0r0
美琴「もう……がまんできない……かも…///」
上条「え??……我慢できない、って……な、なにが……??」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「…………え、あ、あの御」
美琴「あああーーーーもう!!!我慢できないいーーー!!!!」
ガバァ!!!
上条「ちょ、ええええ!!!!」
………………
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:20:16.19:1digDa0r0
そのころの白井
第○学区の郊外
ガラの悪い男A「へへへ…姉ちゃん、俺たちとイイコトしようぜ?」
女生徒「い、いやあ…、だ、誰かー!」
ガラの悪い男B「へへ、泣き叫んだって誰も来やしねーって…」
ガラの悪い男C「そーそー、いいからさっさと観念して俺たちと……ん?」
シュン!!(テレポートで突如現れる白井)
黒子「そこまでですのジャッジメントですの連絡にあった暴漢というのは
あなたたちですわねどりゃあああーーーーー!!!!!!!!!!」
ガラの悪い男ABC「うぎゃあああああーーーー!!!!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:27:24.07:1digDa0r0
初春「ええーと、ああ、いたいた白井さん!!……って、ええ!!
も、もう犯人を倒しちゃったんですか!?すごいなあ、さっすが白井さ」
黒子「それでは初春!!ワタクシはもう行きますので、後はよろしく
お願いいたしますの!!」
初春「って、は、はやぁぁぁ!!
も、もう行っちゃうんですか白井さん!!」
黒子「あったりまえですのよ初春!!!早くしないと……お姉さまが…
お姉さまがあのサルと何かあったらどーするんですの!!」シュン!!
初春「え、御坂さんが何ですって……?って、ああ、行っちゃった…」
…………
黒子「(お姉さま……今行くんですのよぉぉぉ!!!待っていて
おくんなましいい!!!)」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:31:56.31:1digDa0r0
そして、とある公園のベンチ……
黒子「お姉さまぁぁーーーーー!!今戻りましたのよぉ!!
さあ、とっとと黒子と約束の地へ……って、えええええ!!!!!」
………………
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:35:53.39:1digDa0r0
上条「…………」
美琴「………///」
上条「……あ、あの御坂さん……」
美琴「…………な、何よ……///」
上条「………い、痛いんですけど…」
美琴「い、痛いってなにが……///////」
上条「い、いやだから………
さっきからそんなに強く手を握られるとものすごーく痛いんですけど……」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:36:24.21:qc+WeQioO
ぎゅうううう……
(ベンチに腰掛けたまま、上条の手を握る美琴)
美琴「な……なな…なによ……////べ、べつ…たし…そんな
……強く握っ……ないし……/////」ぶつぶつ…
上条「……はあ……さっきからこの調子なんだぜ白井……
おい、白井。どーなってんだよ今日の御坂は…
どーいうことかそろそろ説明……」
白井「そ、そんな、おおおお姉さま、び、媚薬飲んでそれええ!??
媚薬飲んでも手つなぐのが精一杯とか、どんだけ純情ですのおおお!!!
てか可愛い、可愛いすぎですのよぉぉぉぉ
……って、感心してる場合じゃねえええええーーー!!!
とっととお姉さまの手を離せサル野郎がああああーーーー!!!!」
上条「ぶべら!!!」バキィ!!!!
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:51:01.88:1digDa0r0
上条「な、なにすんだよ、白井!!いったい何が…」
白井「さあさ、お姉さま。そんなお猿さんと純情な恋愛ごっこなど
おやめになって黒子と約束の地へ行きますわよ」
上条「え、ちょ、えええええーーーー!!!これだけの仕打ちしといて
無視なのぉぉぉーーーー!!??」
美琴「あ、アンタ!!!」
上条「え……?」
黒子「ちょ、お、お姉さま……!??」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:54:51.65:1digDa0r0
上条「な、なんですか御坂さん……?」
黒子「お姉さま!!!そんなサル野郎ほっといて、とっととワタクシと…」
美琴「あ、ああああああの…………//////」
上条「だ、だからなんだよ…」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 05:11:38.67:1digDa0r0
美琴「きょ、きょうのところは手をつなぐだけで許してやるけど……
つ、次にあったときには……こうは行かないんだから……////」
黒子「え、ちょ、お、お姉さま……!??」
上条「な、なだよ…!?なんだっていうんだよ…!??」
美琴「つ、次に会ったときには、きょ、今日の応用で
手をつないだ状態で一緒に下校するのよ///!!!
……あ、け、けけけどちょっと待って!!もし下校中に
同じクラスの子とかに見られたらちょっとだけ恥ずかしいから、
いつもと違う帰宅ルートを通って…」
黒子「うわあああああーーーーー!!!中2!!中2ですのよお姉さまあああーーー!!
媚薬飲んでそれとか、ちょ、もおおおおおおーーーーー!!!!!!
てか可愛い、可愛いすぎですのよぉぉぉぉ……
……って、感心してる場合じゃねえええええーーー!!!
だれがお姉さまと下校なんかさせるかこの腐れ類人猿がああああーーーー!!!!」
上条「ちょ、もう、なにがなんだか……ぎゃああああああーーーー
不幸だああああーーーーー!!!!」
眠いからおしまい
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 05:17:16.86:X5fjOuSV0
美琴「な、なによアンタ…なに急に怒ってんの??」
黒子「お姉さま…!あれは普段、お姉さまが蹴り飛ばして
ただで飲み物を盗っている自販機…!!
今もおごってやるとか言って…どーせまた自販機をちぇいさー、
とかなんとか言って蹴り飛ばして、飲み物を盗るつもりなんですのね!」
美琴「え……あははは…、ばれちゃった?
け、けど黒子。元はといえばあの自販機が悪いのよ
昔、私の万札を…」
黒子「問答無用ですの!!そのような行為、ジャッジメントとして
見過ごすわけにはいかないんですの!!!
…ほら、お姉さま……
飲み物なら朝、黒子が寮から持参したのがありますから、
これをお飲みになってくださいまし!」
美琴「わ、わかったわよもう……、さんきゅー黒子」
美琴「」ごくごく…
黒子「………」
黒子「(計 画 通 り)」
飲み物に何か入れただろ
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 02:49:02.15:1digDa0r0黒子「(もう一度言いますわ……計画通り…ですの!!)」
黒子「(お姉さま……今、お姉さまがおのみなった飲み物の中には…
以前、黒子が通販で頼んだ媚薬が入っていたんですの…
ふふふ……普段、カンのいいお姉さまも…
さすがに今の自然の会話の流れの中では警戒心も薄れていたんですのね…)」
美琴「ふー、あ、ごめん黒子…私、ほとんど飲み干しちゃった…」
黒子「いえいえ、いいんですのよお姉さま…
黒子は黒子の分を持参しておりますから…」
黒子「(だ…駄目ですの…まだ笑っちゃだめですの…
…こらえなければ……で…で、ですけど…)」
黒子「(媚薬の効き目は、飲んでから約40秒後…それまでに
感づかれてしまったら、お姉さまの電撃で気絶させられてしまう可能性もまだ…
い、いえ……35秒…35秒で勝ちを宣言するんですの…!!)」
黒子「30秒……31、32、33…」ぶつぶつ…
美琴「って、黒子…アンタ何さっきからぶつぶつ言って……」
黒子「34…35……ワタクシの勝ちですわ!!お姉さま!!!」
美琴「はあ…?か、勝ちって、一体何の話を……
……って、あ、あれ?…なんか…私……
頭がぼー、っとして…///……あ、あれ…?」ぼー…
黒子「……あらあらまあまあ…お姉さま?お顔が真っ赤ですのよぉ??…
ご気分が優れないのでしたら……さ、お姉さま、
黒子と、とぉっても静かな場所に…」
上条「あれ、白井に御坂じゃねーか。おっす、何やってんだこんなところで…」
黒子「」
上条さんwww
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 03:10:29.87:1digDa0r0美琴「あ、あれ……アンタ……////なんで、こんな所に……//////」
黒子「」
上条「って、お、おいどうしたんだ、御坂…!?そんなに顔真っ赤にして…
なんか目もトローン、ってしてるし……!」
黒子「」わなわな……
上条「どっか気分でも悪いのか?それだったら、俺が常盤台の寮まで送っ…」
黒子「きえええええええええーーーーーーーー!!!!!!!!」
上条「な、なんだよ白井!!??なに急に奇声をあげて…!!」
黒子「やかましいんですのこの類人猿がああああ!!!!
何ふざけたタイミングで登場してるんですの!!かんっぜんに邪魔なんですの!!!!」
上条「んな……!!なんだよその言い方は俺が何したっていうんだよ!!
いや、そんなことより、御坂を早く、病院にでも連れてったほうが……」
黒子「そんな心配なさらなくても、ちょうどこれからお姉さまを、
とってもゆっくりと休憩できる場所へ案内する予定でしたのよ!!
上条さんが気にかける必要なんてこれっぽっちもないんですの!!」
上条「そ、そうなのか……??……けど、なんだか心配だから俺もついて…」
黒子「来るんじゃねええーーーーー!!!!!!」
上条「は、はいいい!!!!」
黒子「さあさお姉さま!!とっととワタクシと約束の地へ……
って、お、お姉さま??」
美琴「……////」ぼー…
上条「な、なんだ、御坂…??」
黒子「(って、ちょ……!!おおおお姉さま!!??な、なにさっきから
上条さんのことを物欲しそうな目つきで見つめているんですのぉぉぉ!!!
…ちょ……ここここ、これはまさか……嫌な予感がするんですの…!!!)」
黒子「(一刻も早く、この場所を離れなければ……!!)」
黒子「さあさ、お姉さま、そんなお猿さんのことはほっといて
早く約束の地へ……ん?」ぷるるる……
初春『あ、もしもし白井さんですか!?実は第○学区で事件が
おきたみたいなんです!!至急、現場に向かってくだ…』
黒子「て、てめぇーーーー!!!ういはるううううううう!!!
あなたまでワタクシを邪魔するんですのおおおおおおお!!!!!!」
初春『な、なんですか白井さん!?そんな大声だして!!
事件ですよ事件!!一人の女生徒が数人のガラの悪い男子生徒
に取り囲まれてるって……いいから至急現場に向かってください!!!』
黒子「(く……ですけど、この状態のお姉さまとこのサルを放っておくわけには…
かといって……ジャッジメントの業務をおろそかにするわけにも……!!」
黒子「………」
上条「お、おい白井…。どーしたんだよ、急に固まって…
なんかよくわかんないけど、ジャッジメントの仕事っていうんなら
、俺が御坂を見といてやるからお前はそっちに…」
黒子「10分……」
上条「……え?」
ガシィ!(上条の胸ぐらをつかむ黒子)
黒子「10分ですのよ、上条さん!!黒子は、
10分でここに戻ってくるんですの!!
その間、上条さんはお姉さまと、そこのベンチにでも座って
おとなーしく、待っているんですの!!」
上条「は、はあ…」
黒子「(この人畜無害なお猿さんなら、10分程度二人きりにしたところで
間違いは起こらないはず……!!)」
上条「け、けど白井…御坂はその、お前が言う約束の地とかいう場所
に連れて行く予定だったんじゃねえのか…?場所さえ教えてくれれば
俺がお前の代わりに御坂を約束の地へ……」
黒子「連れて行くんじゃねえええええーーーー!!!!
アホかお前はあああああーーーー!!!!!」
上条「ひいいいい!!!」
黒子「いいから!!上条さんは、ほんの10分間、そこのベンチで
お姉さまを看とくだけでいいんですの!!!」
上条「わ、わかったよ…」
美琴「……////」ぼー…
黒子「(お姉さまのこの様子……まずいですわ……
一刻も早く仕事を終えて戻ってこなくては……!!)」
シュン!!(テレポートで事件現場へ向かう黒子)
上条「……白井のやつ、行ったみたいだな…
よし、御坂…白井の言われたとおり、あそこのベンチで休んどくか」
美琴「…………え、え、…ええ……////」ぼー…
上条「(ほ…ほんとに大丈夫かな…御坂のやつ…)」
……………
公園のベンチに腰掛ける2人
上条「…………」
美琴「………////」じー…
上条「…………」
美琴「………////」じー…
上条「……………あ、あの御坂さん……
そ、そんなにさっきから見つめられると…なんていうか、その…
対応に困るんですけど……」
上条「っていうか御坂!!やっぱ、今日のお前、とっても
変なんですけど!??いったい何があって……!!?」
美琴「ね、ねえ……///」
上条「な、なんだよ…」
美琴「……ご、ごめん……わ、私なんか……///」ずいっ
(上条につめよる美琴)
上条「……え?み、御坂さん……?」
美琴「もう……がまんできない……かも…///」
上条「え??……我慢できない、って……な、なにが……??」
美琴「…………」
上条「…………」
美琴「…………」
上条「…………え、あ、あの御」
美琴「あああーーーーもう!!!我慢できないいーーー!!!!」
ガバァ!!!
上条「ちょ、ええええ!!!!」
………………
そのころの白井
第○学区の郊外
ガラの悪い男A「へへへ…姉ちゃん、俺たちとイイコトしようぜ?」
女生徒「い、いやあ…、だ、誰かー!」
ガラの悪い男B「へへ、泣き叫んだって誰も来やしねーって…」
ガラの悪い男C「そーそー、いいからさっさと観念して俺たちと……ん?」
シュン!!(テレポートで突如現れる白井)
黒子「そこまでですのジャッジメントですの連絡にあった暴漢というのは
あなたたちですわねどりゃあああーーーーー!!!!!!!!!!」
ガラの悪い男ABC「うぎゃあああああーーーー!!!!」
初春「ええーと、ああ、いたいた白井さん!!……って、ええ!!
も、もう犯人を倒しちゃったんですか!?すごいなあ、さっすが白井さ」
黒子「それでは初春!!ワタクシはもう行きますので、後はよろしく
お願いいたしますの!!」
初春「って、は、はやぁぁぁ!!
も、もう行っちゃうんですか白井さん!!」
黒子「あったりまえですのよ初春!!!早くしないと……お姉さまが…
お姉さまがあのサルと何かあったらどーするんですの!!」シュン!!
初春「え、御坂さんが何ですって……?って、ああ、行っちゃった…」
…………
黒子「(お姉さま……今行くんですのよぉぉぉ!!!待っていて
おくんなましいい!!!)」
そして、とある公園のベンチ……
黒子「お姉さまぁぁーーーーー!!今戻りましたのよぉ!!
さあ、とっとと黒子と約束の地へ……って、えええええ!!!!!」
………………
上条「…………」
美琴「………///」
上条「……あ、あの御坂さん……」
美琴「…………な、何よ……///」
上条「………い、痛いんですけど…」
美琴「い、痛いってなにが……///////」
上条「い、いやだから………
さっきからそんなに強く手を握られるとものすごーく痛いんですけど……」
ヘwwwタwwwレwww
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 04:45:26.94:1digDa0r0ぎゅうううう……
(ベンチに腰掛けたまま、上条の手を握る美琴)
美琴「な……なな…なによ……////べ、べつ…たし…そんな
……強く握っ……ないし……/////」ぶつぶつ…
上条「……はあ……さっきからこの調子なんだぜ白井……
おい、白井。どーなってんだよ今日の御坂は…
どーいうことかそろそろ説明……」
白井「そ、そんな、おおおお姉さま、び、媚薬飲んでそれええ!??
媚薬飲んでも手つなぐのが精一杯とか、どんだけ純情ですのおおお!!!
てか可愛い、可愛いすぎですのよぉぉぉぉ
……って、感心してる場合じゃねえええええーーー!!!
とっととお姉さまの手を離せサル野郎がああああーーーー!!!!」
上条「ぶべら!!!」バキィ!!!!
上条「な、なにすんだよ、白井!!いったい何が…」
白井「さあさ、お姉さま。そんなお猿さんと純情な恋愛ごっこなど
おやめになって黒子と約束の地へ行きますわよ」
上条「え、ちょ、えええええーーーー!!!これだけの仕打ちしといて
無視なのぉぉぉーーーー!!??」
美琴「あ、アンタ!!!」
上条「え……?」
黒子「ちょ、お、お姉さま……!??」
上条「な、なんですか御坂さん……?」
黒子「お姉さま!!!そんなサル野郎ほっといて、とっととワタクシと…」
美琴「あ、ああああああの…………//////」
上条「だ、だからなんだよ…」
美琴「きょ、きょうのところは手をつなぐだけで許してやるけど……
つ、次にあったときには……こうは行かないんだから……////」
黒子「え、ちょ、お、お姉さま……!??」
上条「な、なだよ…!?なんだっていうんだよ…!??」
美琴「つ、次に会ったときには、きょ、今日の応用で
手をつないだ状態で一緒に下校するのよ///!!!
……あ、け、けけけどちょっと待って!!もし下校中に
同じクラスの子とかに見られたらちょっとだけ恥ずかしいから、
いつもと違う帰宅ルートを通って…」
黒子「うわあああああーーーーー!!!中2!!中2ですのよお姉さまあああーーー!!
媚薬飲んでそれとか、ちょ、もおおおおおおーーーーー!!!!!!
てか可愛い、可愛いすぎですのよぉぉぉぉ……
……って、感心してる場合じゃねえええええーーー!!!
だれがお姉さまと下校なんかさせるかこの腐れ類人猿がああああーーーー!!!!」
上条「ちょ、もう、なにがなんだか……ぎゃああああああーーーー
不幸だああああーーーーー!!!!」
眠いからおしまい
>>47
ハ _
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/ 聞 え | ||:::::::|| ||:::||
| こ ? | |{:::::∥. . .||:::||
| え | _」ゝ/'--―- 、|{::ノ!
| な 何 | / __ `'〈
| い ? ! /´ /´ ● __ ヽ
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49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 05:13:00.53:bdoNiDGZ0ハ _
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最後の1行が見えない
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 05:18:03.91:1digDa0r0昔、vipに禁書のSSが蔓延してたころによく便乗して
投下してたものです。
暇なんで久しぶりに短いのを投下してみました。
短くてごめん、おやすみなさい。
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 05:21:17.21:6OwkCoX80投下してたものです。
暇なんで久しぶりに短いのを投下してみました。
短くてごめん、おやすみなさい。
今でも結構多いけどな。
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/11(金) 06:13:28.34:jD0QP/jI0おつでした
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学園都市第3位・御坂美琴の策恐るべしですの