- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:06:39.43:r7AhNrQU0
アスカ「ねえシンジ、何か面白いこと無い?」
シンジ「え? いや、特になにもないけど」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:08:56.78:r7AhNrQU0
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「あーもー。退屈~。退屈~」
シンジ「そう言われても・・・・・・今、晩ご飯作ってるから後にしてよ」
アスカ「あ、私ヒヤ・・・、ヒヤッコが食べたい!」
シンジ「冷奴?」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:13:40.03:r7AhNrQU0
アスカ「まだ~」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「まったく、とろいんだから」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「そんなだからバカシンジって呼ばれるのよ」
シンジ「はぁ」
アスカ「ばーかーしーんーじー」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:16:44.67:r7AhNrQU0
シンジ「アスカ、ちょっと静かにしててよ。飴あげるからさ」
アスカ「飴って。あんたねえ、私をいくつだと思ってんのよ」
シンジ「はい、これ」
アスカ「もう・・・・・・。ン」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・(コロコロ)」
シンジ(よし、大人しくなった)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:22:07.01:r7AhNrQU0
アスカ「シンジぃ。飴なくなっちゃった」
シンジ「ご飯の前だからそれ以上はダメだよ」
アスカ「なによケチ」
シンジ「ほら、もうすぐ出来上がるから」
アスカ「・・・・・・あと何分?」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「ひま~。ひま~」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:28:27.55:r7AhNrQU0
シンジ「・・・・・・ちゃんと待ってたら、後でいい子いい子してあげるから。ね?」
アスカ「あっ、あんたバカぁ? ガキじゃないんだから」
シンジ「はい、椅子に座って」
アスカ「もう・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」チョコン
シンジ(よし。これでしばらく大丈夫)
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:31:25.97:r7AhNrQU0
シンジ「はい、お箸」
アスカ「ん」
シンジ「じゃ、食べよっか」
アスカ「え?」
シンジ「ん?」
アスカ「・・・・・・え?・・・・・・だって・・・・・・あれ?」
シンジ「??」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:36:45.94:r7AhNrQU0
シンジ「ごめん、アスカ。ねぇ、機嫌直してよ」
アスカ「ふんっ」
シンジ「ちょっと忘れてたんだって」
アスカ「別にぃ・・・・・この歳にもなって、いい子いい子なんてして欲しかったわけじゃないしさー」
シンジ「アスカぁ」
アスカ「けど、約束は約束でしょ?! 自分で言い出しといて、うっかりで忘れるなんてサイテー!」
シンジ「ごめん。ほら、今からするから」
アスカ「いいわよっ、もう」
シンジ「・・・・・・」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:37:13.19:r7AhNrQU0
アスカ「あ~あ、こんな風にして、女はいつも男のウソに泣かされるんだわ・・・・・・」
シンジ「そんな大げさな」
アスカ「・・・・・・ぷぃっ」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「いい子いい子」ナデナデ
アスカ「ニャー」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:40:59.33:r7AhNrQU0
アスカ「ごちそーさま」
シンジ「お粗末さま。お茶淹れてくるね」
アスカ「うむ、苦しゅうない」
シンジ「あ。マヤさんに貰ったブドウあるけど、いる?」
アスカ「?! なんでマヤがそんなのくれるのよっ」
シンジ「え、なんでって言われても・・・・・・知り合いの大人、だから?」
アスカ「ブドウだなんて、いやらしい」
シンジ「いやワケわかんないよそれ。いらないの? ブドウ」
アスカ「え?」
シンジ「だから、ブドウ」
アスカ「食べるけど」
シンジ「食べるんじゃないか」
アスカ「・・・・・・あっ、やっぱ待って」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:42:33.55:r7AhNrQU0
アスカ「今日はアイス食べたい」
シンジ「アイスは無いよ」
アスカ「じゃあ買ってきなさいよ」
シンジ「ええ!? 今から?」
アスカ「いいじゃないそれくらい。私も一緒に行ってあげるから」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:52:39.26:r7AhNrQU0
シンジ「アスカ一人で行ってきなよ」
アスカ「あんたバカァ!? 夜道をこーんな美しい少女一人で歩かせる気?」
シンジ「すぐそこだし、外に出ればガードが付くんだから大丈夫だって」
アスカ「むぅぅ~」
シンジ「黒服の人達だって、人生で一度くらいは役に立ちたいだろうし」
アスカ「…・・・シンジのカイショナシー」
シンジ「ね?」
アスカ「ちんどんやー」
シンジ「・・・・・・」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 15:48:57.09:r7AhNrQU0
コンビニ店員「1575円ちょうどいただきます。ありがとうございました」
シンジ「買い込みすぎだよ、アスカ」
アスカ「どうせミサトのお金じゃない」
シンジ「そうだけど、やりくりしてるのは僕だから・・・・・・」
アスカ「もうっ、男が小さい事言ってるとモテないわよ。あんたにも一本くらいはあげるから」
シンジ「・・・・・・どうも」
アスカ「―――さっきの店員にさ」
シンジ「?」
アスカ「私たちみたいなのって、どう見えるのかな」
シンジ「どうって・・・・・・ああぁ、夜だし、不良とか家出とかに間違われるかも」
アスカ「そーいうんじゃないわよバカシンジ」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:03:32.74:r7AhNrQU0
アスカ「ただいまぁ」
シンジ「ただいま。さてっと。アスカ、洗濯機回すから、洗うモノあったら出しといて」
アスカ「んー、別にない。シンジ、それ終わったらゲームしよ」
シンジ「ダメだよ」
アスカ「なんでよ」
シンジ「スイッチ入れて、その間にお弁当の下準備したり食器洗ったりしなきゃ」
アスカ「じゃあそれも終わったら」
シンジ「終わったら、洗濯物を干さなきゃ」
アスカ「えー・・・・・・。また私がヒマになるじゃない。どうすんのよ」
シンジ「そんな事言われても・・・・・・」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:10:21.27:r7AhNrQU0
ペンペン「クエェ」
シンジ「あ、ペンペン・・・・・・そうだ。しばらくペンペンに遊んでもらいなよ」
アスカ「私が遊んであげるのよ!」
シンジ「それはどっちでもいいけど」
アスカ「で、ペンギンとなにしろってーのよ」
シンジ「なにって―――あの。実はその、ペンペンって凄い芸があるんだよ」
ペンペン「クェ!?」
アスカ「芸? ホント?」
シンジ「ホントだよ、うん。多分きっと」
アスカ「へー(キラキラ)」
シンジ「というわけで、ペンペン、後よろしく」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:11:30.94:r7AhNrQU0
ペンペン「クェェ・・・・・・」
アスカ「(ワクワク)」
ペンペン「・・・・・・」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:11:31.57:2RUwOJ1XP
シンジ「・・・・・・」カチャカチャ
アスカ「シンジ~?」
シンジ「うっ」
アスカ「・・・・・・温泉ペンギンって凄いのね!」
シンジ「え」
アスカ「私、6個お手玉する鳥なんて初めて見た!!」
シンジ「え? お手玉・・・・・6個? え?」
ペンペン「クエ!」
アスカ「びっくりしちゃった」
シンジ「うん。え。うん」
ペンペン「クエエエ!」
アスカ「ね。ところでまたヒマなんだけど」
シンジ「あの・・・・・・・・・・・・宿題するとか?」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:27:27.27:r7AhNrQU0
―――
シンジ(よし、これで最後の一枚っと)
アスカ「シンジ、宿題も終わったわよ。さあゲームしましょ」
シンジ「僕はこれから宿題だから」
アスカ「え、なにそれ。時間差攻撃?」
シンジ「攻撃ではないと思うけど」
アスカ「・・・・・・騙したわね」
シンジ「騙してもないって」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:34:26.96:r7AhNrQU0
シンジ「それじゃ、また後でね」
ガラガラ
ガラガラ、パタン
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・・なんでアスカも入ってくるの?」
アスカ「べっつにー」
シンジ「もう、何言ったって僕は宿題するからね」
アスカ「はいはい」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:38:12.86:r7AhNrQU0
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「うーん・・・・・・」
アスカ「32」
シンジ「ぅわ?! アスカ、先に答え言わないでよ」
アスカ「いいじゃないその方が早く終わるし。あ、次5よ」
シンジ「ダメだって。ただでさえ第三に来てから成績落ちてるんだからさ」
アスカ「そんでその次が44~」
シンジ「ちょ・・・っ、ああ、ほら、くっつくから胸が当たってるって!」
アスカ「シンジのすけべー。すけべー。ほれほれ」
シンジ「ああああぁ」
アスカ「51~」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:00:13.98:r7AhNrQU0
アスカ「よし! 宿題終了っ!」
シンジ「うぅぅ・・・・・・汚されちゃった・・・・・・汚されちゃったよぅ・・・・・・」
アスカ「なにイジけてんのよ。さ、リビングに戻るわよ」
シンジ「ひどいや、アスカぁ」
アスカ「ふふーんだ、ちょっと喜んでたくせに。やっぱ対戦ゲーは人と戦わないとねー」
シンジ「・・・・・・この前録画してたドラマ、まだ続き見てないんじゃない? ゲームよりあれ見たら?」
アスカ「あれはもういいわ。俳優がカッコイイから途中まで見てみたけど、お話つまんなかったし」
シンジ「俳優?」
アスカ「そ。少し粗野で、若い頃の加持さんってこんな感じかも♥って雰囲気の」
シンジ「へぇ・・・・・・そういえばいたような・・・・・・。共演の女の子も可愛かったよね」
アスカ「むっ」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:12:32.38:r7AhNrQU0
アスカ「シンジあんた、あんなのが趣味なの?」
シンジ「趣味ってほどじゃないけど。ただ可愛いなって」
アスカ「フン・・・・・・あんたと一緒に住んでる女の子のほうが可愛いわよ」
シンジ「え」
アスカ「なによー。文句あんの?」
シンジ「いや、別に。・・・・・・うん、まぁ、そうかもね」
アスカ「え」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:24:12.55:r7AhNrQU0
シンジ「? なに?」
アスカ「な、なんでもないわよっ。ほら、今度こそゲームするわよ!」
―――
ミサト「ただいま~っと」
シンジ「おかえりなさい」
アスカ「おかえり」
ミサト「それ、こないだ買ったゲーム? あんたたち、ちゃんと宿題は終わってるの?」
シンジ「ええ」
アスカ「ばっちりよ。シンジの宿題も私が教えてあげたんだから! ね、シンジ」
シンジ「あ、うん」
ミサト「へえ。でもシンちゃん、宿題はちゃんと自分でしないとダメよ」
シンジ「ごめんなさい、今日は忙しくて。―――ビール呑みます?」
ミサト「そうね。おつまみある?」
シンジ「はい」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:29:57.62:r7AhNrQU0
ミサト「あ~。仕事帰りの一杯はキクわ~」
シンジ「それじゃ僕、お風呂の用意してきますね」
アスカ「えー、ちょっとシンジ、負け逃げする気?」
シンジ「・・・・・・負けて逃げるなら普通じゃないの? ちょっとの間だし、ペンペンと対戦しててよ」
ペンペン「クェ!?」
シンジ「ペンペンならできると思う。僕より強いよ。なんとなくきっと」
アスカ「そうなの? おーし、じゃあ行くわよっペンペン!!」
ペンペン「・・・・・・」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:33:08.40:6QU8GttM0
―――
ガラガラッ パタン
アスカ「―――シンジ。まだ起きてる?」
シンジ「ン・・・・・・なに?」
アスカ「私も一緒に寝る」
シンジ「? まぁ・・・・・・いいけど」
アスカ「こっち見たらコロすわよ」
シンジ「うん」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:43:18.35:r7AhNrQU0
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・・・・・・・シンジ」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「私ってさ、あんたの邪魔? 迷惑?」
シンジ「――――――うん・・・・・・まあ。おおむね迷惑だけど」
アスカ「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:52:08.40:r7AhNrQU0
シンジ「でも、いいんだ。独りじゃないって思えるから」
アスカ「・・・・・・いいの?」
シンジ「少しくらい、迷惑かけてくれる相手がいたほうがいい」
アスカ「イヤじゃない?」
シンジ「イヤじゃないよ」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・料理教えてくれたら、私もちょっとくらい手伝うから」
シンジ「うん。ありがと」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・・・・・・・眠くなくて、退屈ね」
シンジ「え?」
アスカ「退屈だから―――キスしよっか?」
おわる
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:53:53.58:XzvIJO2oO
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「あーもー。退屈~。退屈~」
シンジ「そう言われても・・・・・・今、晩ご飯作ってるから後にしてよ」
アスカ「あ、私ヒヤ・・・、ヒヤッコが食べたい!」
シンジ「冷奴?」
アスカ「まだ~」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「まったく、とろいんだから」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「そんなだからバカシンジって呼ばれるのよ」
シンジ「はぁ」
アスカ「ばーかーしーんーじー」
シンジ「アスカ、ちょっと静かにしててよ。飴あげるからさ」
アスカ「飴って。あんたねえ、私をいくつだと思ってんのよ」
シンジ「はい、これ」
アスカ「もう・・・・・・。ン」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・(コロコロ)」
シンジ(よし、大人しくなった)
アスカ「シンジぃ。飴なくなっちゃった」
シンジ「ご飯の前だからそれ以上はダメだよ」
アスカ「なによケチ」
シンジ「ほら、もうすぐ出来上がるから」
アスカ「・・・・・・あと何分?」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「ひま~。ひま~」
シンジ「・・・・・・ちゃんと待ってたら、後でいい子いい子してあげるから。ね?」
アスカ「あっ、あんたバカぁ? ガキじゃないんだから」
シンジ「はい、椅子に座って」
アスカ「もう・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」チョコン
シンジ(よし。これでしばらく大丈夫)
シンジ「はい、お箸」
アスカ「ん」
シンジ「じゃ、食べよっか」
アスカ「え?」
シンジ「ん?」
アスカ「・・・・・・え?・・・・・・だって・・・・・・あれ?」
シンジ「??」
シンジ「ごめん、アスカ。ねぇ、機嫌直してよ」
アスカ「ふんっ」
シンジ「ちょっと忘れてたんだって」
アスカ「別にぃ・・・・・この歳にもなって、いい子いい子なんてして欲しかったわけじゃないしさー」
シンジ「アスカぁ」
アスカ「けど、約束は約束でしょ?! 自分で言い出しといて、うっかりで忘れるなんてサイテー!」
シンジ「ごめん。ほら、今からするから」
アスカ「いいわよっ、もう」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「あ~あ、こんな風にして、女はいつも男のウソに泣かされるんだわ・・・・・・」
シンジ「そんな大げさな」
アスカ「・・・・・・ぷぃっ」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「いい子いい子」ナデナデ
アスカ「ニャー」
アスカ「ごちそーさま」
シンジ「お粗末さま。お茶淹れてくるね」
アスカ「うむ、苦しゅうない」
シンジ「あ。マヤさんに貰ったブドウあるけど、いる?」
アスカ「?! なんでマヤがそんなのくれるのよっ」
シンジ「え、なんでって言われても・・・・・・知り合いの大人、だから?」
アスカ「ブドウだなんて、いやらしい」
シンジ「いやワケわかんないよそれ。いらないの? ブドウ」
アスカ「え?」
シンジ「だから、ブドウ」
アスカ「食べるけど」
シンジ「食べるんじゃないか」
アスカ「・・・・・・あっ、やっぱ待って」
アスカ「今日はアイス食べたい」
シンジ「アイスは無いよ」
アスカ「じゃあ買ってきなさいよ」
シンジ「ええ!? 今から?」
アスカ「いいじゃないそれくらい。私も一緒に行ってあげるから」
シンジ「アスカ一人で行ってきなよ」
アスカ「あんたバカァ!? 夜道をこーんな美しい少女一人で歩かせる気?」
シンジ「すぐそこだし、外に出ればガードが付くんだから大丈夫だって」
アスカ「むぅぅ~」
シンジ「黒服の人達だって、人生で一度くらいは役に立ちたいだろうし」
アスカ「…・・・シンジのカイショナシー」
シンジ「ね?」
アスカ「ちんどんやー」
シンジ「・・・・・・」
コンビニ店員「1575円ちょうどいただきます。ありがとうございました」
シンジ「買い込みすぎだよ、アスカ」
アスカ「どうせミサトのお金じゃない」
シンジ「そうだけど、やりくりしてるのは僕だから・・・・・・」
アスカ「もうっ、男が小さい事言ってるとモテないわよ。あんたにも一本くらいはあげるから」
シンジ「・・・・・・どうも」
アスカ「―――さっきの店員にさ」
シンジ「?」
アスカ「私たちみたいなのって、どう見えるのかな」
シンジ「どうって・・・・・・ああぁ、夜だし、不良とか家出とかに間違われるかも」
アスカ「そーいうんじゃないわよバカシンジ」
アスカ「ただいまぁ」
シンジ「ただいま。さてっと。アスカ、洗濯機回すから、洗うモノあったら出しといて」
アスカ「んー、別にない。シンジ、それ終わったらゲームしよ」
シンジ「ダメだよ」
アスカ「なんでよ」
シンジ「スイッチ入れて、その間にお弁当の下準備したり食器洗ったりしなきゃ」
アスカ「じゃあそれも終わったら」
シンジ「終わったら、洗濯物を干さなきゃ」
アスカ「えー・・・・・・。また私がヒマになるじゃない。どうすんのよ」
シンジ「そんな事言われても・・・・・・」
ペンペン「クエェ」
シンジ「あ、ペンペン・・・・・・そうだ。しばらくペンペンに遊んでもらいなよ」
アスカ「私が遊んであげるのよ!」
シンジ「それはどっちでもいいけど」
アスカ「で、ペンギンとなにしろってーのよ」
シンジ「なにって―――あの。実はその、ペンペンって凄い芸があるんだよ」
ペンペン「クェ!?」
アスカ「芸? ホント?」
シンジ「ホントだよ、うん。多分きっと」
アスカ「へー(キラキラ)」
シンジ「というわけで、ペンペン、後よろしく」
ペンペン「クェェ・・・・・・」
アスカ「(ワクワク)」
ペンペン「・・・・・・」
ムチャぶりすぎるだろwww
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 16:22:00.67:r7AhNrQU0シンジ「・・・・・・」カチャカチャ
アスカ「シンジ~?」
シンジ「うっ」
アスカ「・・・・・・温泉ペンギンって凄いのね!」
シンジ「え」
アスカ「私、6個お手玉する鳥なんて初めて見た!!」
シンジ「え? お手玉・・・・・6個? え?」
ペンペン「クエ!」
アスカ「びっくりしちゃった」
シンジ「うん。え。うん」
ペンペン「クエエエ!」
アスカ「ね。ところでまたヒマなんだけど」
シンジ「あの・・・・・・・・・・・・宿題するとか?」
―――
シンジ(よし、これで最後の一枚っと)
アスカ「シンジ、宿題も終わったわよ。さあゲームしましょ」
シンジ「僕はこれから宿題だから」
アスカ「え、なにそれ。時間差攻撃?」
シンジ「攻撃ではないと思うけど」
アスカ「・・・・・・騙したわね」
シンジ「騙してもないって」
シンジ「それじゃ、また後でね」
ガラガラ
ガラガラ、パタン
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・・なんでアスカも入ってくるの?」
アスカ「べっつにー」
シンジ「もう、何言ったって僕は宿題するからね」
アスカ「はいはい」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「うーん・・・・・・」
アスカ「32」
シンジ「ぅわ?! アスカ、先に答え言わないでよ」
アスカ「いいじゃないその方が早く終わるし。あ、次5よ」
シンジ「ダメだって。ただでさえ第三に来てから成績落ちてるんだからさ」
アスカ「そんでその次が44~」
シンジ「ちょ・・・っ、ああ、ほら、くっつくから胸が当たってるって!」
アスカ「シンジのすけべー。すけべー。ほれほれ」
シンジ「ああああぁ」
アスカ「51~」
アスカ「よし! 宿題終了っ!」
シンジ「うぅぅ・・・・・・汚されちゃった・・・・・・汚されちゃったよぅ・・・・・・」
アスカ「なにイジけてんのよ。さ、リビングに戻るわよ」
シンジ「ひどいや、アスカぁ」
アスカ「ふふーんだ、ちょっと喜んでたくせに。やっぱ対戦ゲーは人と戦わないとねー」
シンジ「・・・・・・この前録画してたドラマ、まだ続き見てないんじゃない? ゲームよりあれ見たら?」
アスカ「あれはもういいわ。俳優がカッコイイから途中まで見てみたけど、お話つまんなかったし」
シンジ「俳優?」
アスカ「そ。少し粗野で、若い頃の加持さんってこんな感じかも♥って雰囲気の」
シンジ「へぇ・・・・・・そういえばいたような・・・・・・。共演の女の子も可愛かったよね」
アスカ「むっ」
アスカ「シンジあんた、あんなのが趣味なの?」
シンジ「趣味ってほどじゃないけど。ただ可愛いなって」
アスカ「フン・・・・・・あんたと一緒に住んでる女の子のほうが可愛いわよ」
シンジ「え」
アスカ「なによー。文句あんの?」
シンジ「いや、別に。・・・・・・うん、まぁ、そうかもね」
アスカ「え」
シンジ「? なに?」
アスカ「な、なんでもないわよっ。ほら、今度こそゲームするわよ!」
―――
ミサト「ただいま~っと」
シンジ「おかえりなさい」
アスカ「おかえり」
ミサト「それ、こないだ買ったゲーム? あんたたち、ちゃんと宿題は終わってるの?」
シンジ「ええ」
アスカ「ばっちりよ。シンジの宿題も私が教えてあげたんだから! ね、シンジ」
シンジ「あ、うん」
ミサト「へえ。でもシンちゃん、宿題はちゃんと自分でしないとダメよ」
シンジ「ごめんなさい、今日は忙しくて。―――ビール呑みます?」
ミサト「そうね。おつまみある?」
シンジ「はい」
ミサト「あ~。仕事帰りの一杯はキクわ~」
シンジ「それじゃ僕、お風呂の用意してきますね」
アスカ「えー、ちょっとシンジ、負け逃げする気?」
シンジ「・・・・・・負けて逃げるなら普通じゃないの? ちょっとの間だし、ペンペンと対戦しててよ」
ペンペン「クェ!?」
シンジ「ペンペンならできると思う。僕より強いよ。なんとなくきっと」
アスカ「そうなの? おーし、じゃあ行くわよっペンペン!!」
ペンペン「・・・・・・」
やだこのシンちゃんなんて女の扱いが上手いのかしら
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:36:17.75:r7AhNrQU0―――
ガラガラッ パタン
アスカ「―――シンジ。まだ起きてる?」
シンジ「ン・・・・・・なに?」
アスカ「私も一緒に寝る」
シンジ「? まぁ・・・・・・いいけど」
アスカ「こっち見たらコロすわよ」
シンジ「うん」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・・・・・・・シンジ」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「私ってさ、あんたの邪魔? 迷惑?」
シンジ「――――――うん・・・・・・まあ。おおむね迷惑だけど」
アスカ「ガ━━(゚Д゚;)━━ン!」
シンジ「でも、いいんだ。独りじゃないって思えるから」
アスカ「・・・・・・いいの?」
シンジ「少しくらい、迷惑かけてくれる相手がいたほうがいい」
アスカ「イヤじゃない?」
シンジ「イヤじゃないよ」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・料理教えてくれたら、私もちょっとくらい手伝うから」
シンジ「うん。ありがと」
アスカ「・・・・・・」
シンジ「・・・・・・」
アスカ「・・・・・・・・・・・・眠くなくて、退屈ね」
シンジ「え?」
アスカ「退屈だから―――キスしよっか?」
おわる
非常に良
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 17:55:11.23:T3zpb6wn0おわるな
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 18:12:16.00:qEq2aHCX0おいつづけてください
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 18:16:41.06:Q00kxMh+Pシンジさんもアスカさんも素直や
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 18:47:48.30:9toW9eFW0おわる?え?
この先が一番重要じゃないか…
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/16(水) 19:26:03.16:cxujiTg70この先が一番重要じゃないか…
ポジティブなアスカとシンジの関係はこんな感じなのかね
コメント 8
コメント一覧 (8)
幸せなSS乙
最近ミサトさんが藤和さんちの女々さんにしか見えない
面白かった!