- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:15:52.29:KmvEZnXMO
魔王「よく来たな勇者よ! だがお前の命もここまでだ! 覚悟するがよい!」
勇者「…えーと、あのさ。 悪いんだけど俺死なないんだよね。 やられても自動で復活するんだよ」
魔王「…え? なにそれ? ズルくね?」
勇者「いや、まあズルいっちゃズルいんだけど…。 でもそう言う決まりになってるんだよね」
魔王「…じゃあ俺のやってる事ってなんなの? 全部無駄って事なん? マジで?」
勇者「あー。 まあそうだね。 いつか必ず倒される訳だしw」
魔王「いやいや、おかしいだろそれ! 普通はラストバトルなんだしやるかやられるかじゃねーの?」
勇者「うーん…。 いや、昔はそう言うのも多少は有ったらしいよ? けどそれだと難しすぎて勇者やる気出ないじゃん?」
魔王「…俺は魔王やる気無くなったわ…」
勇者「本当、悪いねw …って事で死んでくれるかな?」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:19:24.76:KmvEZnXMO
魔王「いやいやw そこはちょっと待とうよ。 いきなり一方的に死ねとか酷すぎだろ?」
勇者「まあ確かにそうだね」
魔王「でしょ? そうでしょ? さすが勇者は話が分かるね!」
勇者「よし。 じゃあ可哀想だしまた明日来るわ。 それまでに覚悟決めといてよね?」
魔王「…え? う、うん…」
ー夜半過ぎー
魔王「…明日とか早すぎだろjk…。 1日じゃ何も出来ねーじゃん…」
側近A「魔王様。 お話しは伺いました。 私に考えが有るのですが…」
魔王「マジで? 何か上手い方法とか有んの?」
側近A「はい。 ………と言うのはどうでしょうか?」
魔王「さすが側近A、やるじゃんw それなら死ななくて済むかも!」
側近A「有り難きお言葉…!」
魔王「よし! では、さっそく準備に掛かるのだ側近Aよっ! 勇者に目にもの見せてくれようぞっ!」
側近A「は! 命に変えましても成功させてみせまする!」
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:23:57.57:KmvEZnXMO
ー翌日ー
魔王「再びよく来たな勇者よ! だがお前の命もここまでだ! 覚悟するがよい!」
勇者「…え? 何その強気w 魔王がおかしくなったw」
魔王「ククク…! 馬鹿め! お前は罠にハマったのだ!」
勇者「なん…だと!?」
魔王「ククク! 貴様の命は風前の灯火! しかしいきなりと言うのはさすがに私も寝覚めが悪い。 最後に一緒に晩餐などどうだ?」
勇者「いや、俺死な…」
魔王「そうか! 良かろう! 側近Aよ! 晩餐会の準備をせい!」
側近A「はは! お任せあれ!」
勇者「いや、だから俺死なな…」
側近A「さあ、勇者様こちらへ!」
ー晩餐会ー
勇者「うわ、すげぇ豪華だし!」
魔王「ふはは…! まあ魔王だしね! この程度の晩餐など当たり前なのだよ!」
勇者「いや~なんか悪いね。 これから殺しちゃうのにこんなもてなしとかw」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:26:47.81:KmvEZnXMO
魔王「ま、まあ気にするな。 今日は無礼講じゃ! 側近Aよ、 呼んで参れ!」
側近A「はは! さあ勇者様。 魔族自慢のもてなしを存分にどうぞ!」
サキュバスA「キャー! 勇者様恰好良い~!」ピト♪
女妖精B「さあさあ勇者様いっぱい食べて飲んで下さいね☆」ピト♪
勇者「うひょw なにこの天国w 俺張り切っちゃうよw」
魔王「うむ勇者よ、好きなだけ楽しむが良い! ふははははっ!」
ー数刻後ー
魔王「ふう…。 どうだ? 勇者は酔い潰れたか?」
側近A「はい。 完全に夢の中でございます」
勇者「…ふひひw もう食べれにゃいよ…むにゃむにゃ…」
魔王「…しかし側近Aよ。 今気付いたんだがな。 これってその場しのぎじゃね?」
側近A「まあそうですね。 しかし他に方法も有りませんし…」
魔王「毎回こんな晩餐会とかさすがに勇者も引っ掛からないだろ? どうしようか…」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:29:58.91:KmvEZnXMO
側近A「と、取り敢えず晩餐会で誤魔化しつつ次の策を考えましょう魔王様」
魔王「そうだな。 取り敢えずそうしようか…」
ー2週間後ー
勇者「おらぁ! もっと酒持ってこいやぁ! 勇者様をなめんなよぉっ! うひひひw」
魔王「あ、あの…そろそろお酒は控えた方が…」
勇者「あ? なんか言ったか? 必ず殺される魔王の分際で勇者様に楯突くってのw なんなら今からやっちゃうか?w」
魔王「ひぃっ…! いや、お好きなだけお召し上がり下さい! 側近A! 早くもっと酒を持て!」
側近A「は、はは! 勇者様少々お待ち下さい!」
サキュバスA「…魔王様チョーダサイ(笑)」
女妖精「勇者様凄いです…アンッ…///」モミモミ…
勇者「ふひひw 最高w 勇者やめれんわw」
魔王「……」
側近A「(許さんぞ勇者め…!)
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:33:32.35:KmvEZnXMO
ー夜半過ぎー
魔王「なあ側近A。 なんか俺悪い事したか? こんな目に遭うとか酷すぎじゃね?」
側近A「…魔王様」
魔王「勇者も絶対分かっててやってるだろあれ…。 きっと飽きた頃にサクッとやられちゃうんだよな…」
側近A「…そ、そんな事は! 魔王様は命に変えましても守ってみせます!」
魔王「ありがとう。 でも勇者死なないしどうしようも無いんだよ…」
側近A「…そ、そんな…」
ー2ヶ月後ー
勇者「なんかさ~。 そろそろ晩餐会も飽きてきたよねw なんか他に無いの?」
魔王「そ、そう言われましても…」
勇者「あーなんか無性に戦いたくなってきたなぁ! そろそろやっちゃおうかなぁ~?」
魔王「ひっ…! い、いやまだ新しい催しを考えてございますよ!」
勇者「マジで? 嘘だったらサクッとやっちゃうよ?w」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:36:21.85:KmvEZnXMO
魔王「じゅ、準備に明日まで掛かりますので少々お待ちを…!」
勇者「チッ…。 役に立たねー奴だな。 仕方ねー。 じゃあ明日また来るからちゃんと用意しとけよ?」
魔王「は、はい!」
側近A「……」
ー夜半過ぎー
魔王「…うぅ。 もう嫌だ…。 何で俺がこんな目に合うんだよ…!」
側近A「…魔王様。 明日は私に全てをお任せ頂けませんか?」
魔王「…え? 側近Aそんな事して大丈夫…なのか…?」
側近A「はい。 私は魔王様の為に居ます。 必ずや魔王様の望み通りにしてみせますとも」
魔王「…分かった。 けど無理はするなよ? 駄目なら…俺が犠牲になれば済むんだから…」
側近A「はい。 有り難きお言葉。 (…だが命に変えてでも魔王様を助けてみせる…!)」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:39:18.45:KmvEZnXMO
ー翌日ー
魔王(側近A)「ふははっ! よく来たな勇者よ! だがお前の命もここまでだ! 覚悟するがよい!」
勇者「…え? 何こいつ調子に乗ってんのw 死なない俺に勝てると思ってんのかよw」
魔王(側近A)「ふん! そんな事はやってみなければ分かるまい!」
勇者「ははw 面白い事言うねぇw 新しい催しってこれの事? …つまんねーんだよボケが。 もう良いや、死んじゃえよお前!」
………。
……。
…。
ー戦闘終了後ー
勇者「はぁ…はぁ…。 けっ! 偉そうにほざいててこれかよ。 前より弱くなってんじゃねーの?w」
魔王(側近A)「…いいや。 これで…良いん……だよ…。 きさまの…負けだ…」
勇者「は? 何言ってんの?w どう見てもお前の負けだーがァッ?!」ドシュッ…!
魔王「油断したな勇者よ。 お前の負けだ」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:42:24.37:KmvEZnXMO
勇者「偽物…だとぉ!? はは…やってくれるじゃねーかw まあ…今回は負けといてや…ぐふっ…。」
魔王「…側近Aよ。 これで良かったのか? これでは次にまた勇者が来たら終わりではないのか…?」
勇者「よく…分かってんじゃねーか…w 次来た時…おぼ…え……て…」ガク…
魔王「また明日か…」
側近A「ふぅ…。 魔王様御安心を。 勇者は復活いたしません」
魔王「な、なんだってー!? ど、どう言う事か説明して貰おうか?」
側近A「そうですね。 簡単に言うと勇者の死体を見て貰えば分かるかと…」
魔王「勇者の死体だと…? …ば、馬鹿な! いったいこれは…!」
普通の戦士「……」
側近A「魔王様。 私は勇者をもてなす傍ら時間を引き伸ばしました。 そしてその間にある噂を町に流したのです。 勇者は魔王と手を組んだと…」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:44:24.41:KmvEZnXMO
魔王「…それがどうしてこうなったのだ?」
側近A「はい。 当然勇者は勇者です。 噂如きでは変わりません。 しかし、王はそうは考えなかったでしょう」
魔王「…そ、そうか! 新しい勇者が誕生したんだな!?」
側近A「はい。 昨夜、部下からその報告が入ったのです」
魔王「そうだったのか…。 どうして昨日言ってくれなかったのだ? そうすれば自ら勇者を倒したのに…」
側近A「それでは万が一にも魔王様が負ける可能性も有ります。 実際、あの勇者はかなりのレベルでしたので。 だから確実に葬る必要が有ったのです」
魔王「…しかし、次の勇者がいつかまた来るのだろう? こんな事をしてもあまり変わらないのではないのか?」
側近A「御安心を魔王様。 勇者が死なないと聞いては今まで通りにはさせません。 すでに手は打ってあります」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:47:25.26:KmvEZnXMO
魔王「マジで? (側近すげぇな…) で、どうしたのだ?」
側近A「はい。 まず魔物を全て入れ替えてひたすら弱くしました。 ただし中ボスクラスはそのままです。 また高経験値なメタル系は全て撤退させて有ります」
魔王「い、いつの間にそれだけの事を…!?」
側近A「魔王様の為ならば寝る間など惜しくも有りません」
魔王「(…俺よりよっぽど有能じゃね…?)」
側近A「これにより勇者が魔王様のレベルに到達するのに約132年掛かります。 つまり実質的に勇者はもう来ませんね」
魔王「そ、そうか。 じゃあもう安心して暮らせるんだな?」
側近A「はい。 しかし、王が勇者以外の手を打ってこないとも限りません。 まあそこら辺は様子見ですね」
魔王「まあ勇者みたいに死なないって事は無いだろうから何とかなるだろ。 ありがとう側近A」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:50:31.98:KmvEZnXMO
側近A「いえ。 私は魔王様の為に存在しております。 魔王様が安心して頂けるならこれ位は当たり前の事です」
魔王「(やっぱりこいつの方が有能じゃ…)」
…そして、時は流れて魔王と魔族は安穏と暮らしましたとさ。
めでたしめでたし…。
いや、短くてすまんこw
何となく書いただけなんだよね。
おしまいw
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:08:15.61:KmvEZnXMO
ー翌日ー
バーン!
勇者「おらぁ! 昨日はよくもやってくれたな魔王! 覚悟しやがれ!」
魔王「ば、馬鹿な!? ゆ、勇者だとぉっ!?」
側近A「まさか!? もう復活は出来ないはず!」
勇者「はい、残念でしたーw こんな事も有ろうかと毎日セーブしてたもんね~w」
魔王「ちょw 狡過ぎだろw」
側近A「やっとられんわw」
ーーーー糸冬ーーーー
魔王「いやいやw そこはちょっと待とうよ。 いきなり一方的に死ねとか酷すぎだろ?」
勇者「まあ確かにそうだね」
魔王「でしょ? そうでしょ? さすが勇者は話が分かるね!」
勇者「よし。 じゃあ可哀想だしまた明日来るわ。 それまでに覚悟決めといてよね?」
魔王「…え? う、うん…」
ー夜半過ぎー
魔王「…明日とか早すぎだろjk…。 1日じゃ何も出来ねーじゃん…」
側近A「魔王様。 お話しは伺いました。 私に考えが有るのですが…」
魔王「マジで? 何か上手い方法とか有んの?」
側近A「はい。 ………と言うのはどうでしょうか?」
魔王「さすが側近A、やるじゃんw それなら死ななくて済むかも!」
側近A「有り難きお言葉…!」
魔王「よし! では、さっそく準備に掛かるのだ側近Aよっ! 勇者に目にもの見せてくれようぞっ!」
側近A「は! 命に変えましても成功させてみせまする!」
ー翌日ー
魔王「再びよく来たな勇者よ! だがお前の命もここまでだ! 覚悟するがよい!」
勇者「…え? 何その強気w 魔王がおかしくなったw」
魔王「ククク…! 馬鹿め! お前は罠にハマったのだ!」
勇者「なん…だと!?」
魔王「ククク! 貴様の命は風前の灯火! しかしいきなりと言うのはさすがに私も寝覚めが悪い。 最後に一緒に晩餐などどうだ?」
勇者「いや、俺死な…」
魔王「そうか! 良かろう! 側近Aよ! 晩餐会の準備をせい!」
側近A「はは! お任せあれ!」
勇者「いや、だから俺死なな…」
側近A「さあ、勇者様こちらへ!」
ー晩餐会ー
勇者「うわ、すげぇ豪華だし!」
魔王「ふはは…! まあ魔王だしね! この程度の晩餐など当たり前なのだよ!」
勇者「いや~なんか悪いね。 これから殺しちゃうのにこんなもてなしとかw」
魔王「ま、まあ気にするな。 今日は無礼講じゃ! 側近Aよ、 呼んで参れ!」
側近A「はは! さあ勇者様。 魔族自慢のもてなしを存分にどうぞ!」
サキュバスA「キャー! 勇者様恰好良い~!」ピト♪
女妖精B「さあさあ勇者様いっぱい食べて飲んで下さいね☆」ピト♪
勇者「うひょw なにこの天国w 俺張り切っちゃうよw」
魔王「うむ勇者よ、好きなだけ楽しむが良い! ふははははっ!」
ー数刻後ー
魔王「ふう…。 どうだ? 勇者は酔い潰れたか?」
側近A「はい。 完全に夢の中でございます」
勇者「…ふひひw もう食べれにゃいよ…むにゃむにゃ…」
魔王「…しかし側近Aよ。 今気付いたんだがな。 これってその場しのぎじゃね?」
側近A「まあそうですね。 しかし他に方法も有りませんし…」
魔王「毎回こんな晩餐会とかさすがに勇者も引っ掛からないだろ? どうしようか…」
側近A「と、取り敢えず晩餐会で誤魔化しつつ次の策を考えましょう魔王様」
魔王「そうだな。 取り敢えずそうしようか…」
ー2週間後ー
勇者「おらぁ! もっと酒持ってこいやぁ! 勇者様をなめんなよぉっ! うひひひw」
魔王「あ、あの…そろそろお酒は控えた方が…」
勇者「あ? なんか言ったか? 必ず殺される魔王の分際で勇者様に楯突くってのw なんなら今からやっちゃうか?w」
魔王「ひぃっ…! いや、お好きなだけお召し上がり下さい! 側近A! 早くもっと酒を持て!」
側近A「は、はは! 勇者様少々お待ち下さい!」
サキュバスA「…魔王様チョーダサイ(笑)」
女妖精「勇者様凄いです…アンッ…///」モミモミ…
勇者「ふひひw 最高w 勇者やめれんわw」
魔王「……」
側近A「(許さんぞ勇者め…!)
ー夜半過ぎー
魔王「なあ側近A。 なんか俺悪い事したか? こんな目に遭うとか酷すぎじゃね?」
側近A「…魔王様」
魔王「勇者も絶対分かっててやってるだろあれ…。 きっと飽きた頃にサクッとやられちゃうんだよな…」
側近A「…そ、そんな事は! 魔王様は命に変えましても守ってみせます!」
魔王「ありがとう。 でも勇者死なないしどうしようも無いんだよ…」
側近A「…そ、そんな…」
ー2ヶ月後ー
勇者「なんかさ~。 そろそろ晩餐会も飽きてきたよねw なんか他に無いの?」
魔王「そ、そう言われましても…」
勇者「あーなんか無性に戦いたくなってきたなぁ! そろそろやっちゃおうかなぁ~?」
魔王「ひっ…! い、いやまだ新しい催しを考えてございますよ!」
勇者「マジで? 嘘だったらサクッとやっちゃうよ?w」
魔王「じゅ、準備に明日まで掛かりますので少々お待ちを…!」
勇者「チッ…。 役に立たねー奴だな。 仕方ねー。 じゃあ明日また来るからちゃんと用意しとけよ?」
魔王「は、はい!」
側近A「……」
ー夜半過ぎー
魔王「…うぅ。 もう嫌だ…。 何で俺がこんな目に合うんだよ…!」
側近A「…魔王様。 明日は私に全てをお任せ頂けませんか?」
魔王「…え? 側近Aそんな事して大丈夫…なのか…?」
側近A「はい。 私は魔王様の為に居ます。 必ずや魔王様の望み通りにしてみせますとも」
魔王「…分かった。 けど無理はするなよ? 駄目なら…俺が犠牲になれば済むんだから…」
側近A「はい。 有り難きお言葉。 (…だが命に変えてでも魔王様を助けてみせる…!)」
ー翌日ー
魔王(側近A)「ふははっ! よく来たな勇者よ! だがお前の命もここまでだ! 覚悟するがよい!」
勇者「…え? 何こいつ調子に乗ってんのw 死なない俺に勝てると思ってんのかよw」
魔王(側近A)「ふん! そんな事はやってみなければ分かるまい!」
勇者「ははw 面白い事言うねぇw 新しい催しってこれの事? …つまんねーんだよボケが。 もう良いや、死んじゃえよお前!」
………。
……。
…。
ー戦闘終了後ー
勇者「はぁ…はぁ…。 けっ! 偉そうにほざいててこれかよ。 前より弱くなってんじゃねーの?w」
魔王(側近A)「…いいや。 これで…良いん……だよ…。 きさまの…負けだ…」
勇者「は? 何言ってんの?w どう見てもお前の負けだーがァッ?!」ドシュッ…!
魔王「油断したな勇者よ。 お前の負けだ」
勇者「偽物…だとぉ!? はは…やってくれるじゃねーかw まあ…今回は負けといてや…ぐふっ…。」
魔王「…側近Aよ。 これで良かったのか? これでは次にまた勇者が来たら終わりではないのか…?」
勇者「よく…分かってんじゃねーか…w 次来た時…おぼ…え……て…」ガク…
魔王「また明日か…」
側近A「ふぅ…。 魔王様御安心を。 勇者は復活いたしません」
魔王「な、なんだってー!? ど、どう言う事か説明して貰おうか?」
側近A「そうですね。 簡単に言うと勇者の死体を見て貰えば分かるかと…」
魔王「勇者の死体だと…? …ば、馬鹿な! いったいこれは…!」
普通の戦士「……」
側近A「魔王様。 私は勇者をもてなす傍ら時間を引き伸ばしました。 そしてその間にある噂を町に流したのです。 勇者は魔王と手を組んだと…」
魔王「…それがどうしてこうなったのだ?」
側近A「はい。 当然勇者は勇者です。 噂如きでは変わりません。 しかし、王はそうは考えなかったでしょう」
魔王「…そ、そうか! 新しい勇者が誕生したんだな!?」
側近A「はい。 昨夜、部下からその報告が入ったのです」
魔王「そうだったのか…。 どうして昨日言ってくれなかったのだ? そうすれば自ら勇者を倒したのに…」
側近A「それでは万が一にも魔王様が負ける可能性も有ります。 実際、あの勇者はかなりのレベルでしたので。 だから確実に葬る必要が有ったのです」
魔王「…しかし、次の勇者がいつかまた来るのだろう? こんな事をしてもあまり変わらないのではないのか?」
側近A「御安心を魔王様。 勇者が死なないと聞いては今まで通りにはさせません。 すでに手は打ってあります」
魔王「マジで? (側近すげぇな…) で、どうしたのだ?」
側近A「はい。 まず魔物を全て入れ替えてひたすら弱くしました。 ただし中ボスクラスはそのままです。 また高経験値なメタル系は全て撤退させて有ります」
魔王「い、いつの間にそれだけの事を…!?」
側近A「魔王様の為ならば寝る間など惜しくも有りません」
魔王「(…俺よりよっぽど有能じゃね…?)」
側近A「これにより勇者が魔王様のレベルに到達するのに約132年掛かります。 つまり実質的に勇者はもう来ませんね」
魔王「そ、そうか。 じゃあもう安心して暮らせるんだな?」
側近A「はい。 しかし、王が勇者以外の手を打ってこないとも限りません。 まあそこら辺は様子見ですね」
魔王「まあ勇者みたいに死なないって事は無いだろうから何とかなるだろ。 ありがとう側近A」
側近A「いえ。 私は魔王様の為に存在しております。 魔王様が安心して頂けるならこれ位は当たり前の事です」
魔王「(やっぱりこいつの方が有能じゃ…)」
…そして、時は流れて魔王と魔族は安穏と暮らしましたとさ。
めでたしめでたし…。
いや、短くてすまんこw
何となく書いただけなんだよね。
おしまいw
ー翌日ー
バーン!
勇者「おらぁ! 昨日はよくもやってくれたな魔王! 覚悟しやがれ!」
魔王「ば、馬鹿な!? ゆ、勇者だとぉっ!?」
側近A「まさか!? もう復活は出来ないはず!」
勇者「はい、残念でしたーw こんな事も有ろうかと毎日セーブしてたもんね~w」
魔王「ちょw 狡過ぎだろw」
側近A「やっとられんわw」
ーーーー糸冬ーーーー
コメント 3
コメント一覧 (3)
普通にハッピーエンドで良かったのに。
それにしてもスレタイ関係ねぇ…。