- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 14:36:39.50:HpVh9/C50
律「何やってんだ澪」
澪「雪だるまってる」
律「何でだよ」
澪「分からない、どうしてだろう」
律「私もわからん」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 14:42:53.33:HpVh9/C50
律「寒くないか?」
澪「いや、大して寒くない」
律「そうか」
澪「むしろ顔だけ野ざらしだから寒い」
律「じゃあ顔も雪で覆えばいいじゃん」
澪「そうしたらそれはもはや私じゃない」
律「そうか」
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 14:54:43.63:HpVh9/C50
律「で、いつまでそうしてるんだ?」
澪「春になるまで……かな?」
律「長いな」
澪「と言っても立春は超えてるんだけどな」
律「じゃあもういいだろ」
澪「いや、もうちょっと……雪解けまで我慢してくれ」
律「我慢するのはお前じゃないのか?」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 15:11:23.64:HpVh9/C50
律「で」
澪「?」ゾゾゾ
律「移動できるんかい!」ボスッ
澪「雪バリアー」ポフッ
律「ぎゃあ! 冷たい!」
澪「へへーん」
律「……ったく、移動できるんなら室内に行こうぜ、寒いだろ」
澪「室内に行くと融けちゃうからダメなんだ」
律「いや、融かそうぜ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 15:25:18.98:HpVh9/C50
澪「律は酷い事を言う」
律「どれだよ」
澪「律は私が融けても何も感じないって言うのか」
律「いや、融けたら元の澪に戻るだろ?」
澪「……」
律「え……?」
澪「……ソ、ソウダヨ!」ニコォ
律「嘘だ、嘘をついてる顔だ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 15:35:44.00:HpVh9/C50
澪「つまり」
律「澪は雪だるまになったから、融けたら死んでしまう」
澪「と言うわけだ」
律「何か不服だ」
澪「だから融かさないでね」
律「どこまでが本当なのかさっぱり」
澪「全部本当だよ」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 15:49:41.61:HpVh9/C50
唯「あ、りっちゃんと……澪ちゃん!?」
律「おっす唯」
澪「唯、実は私……」
唯「大変! 澪ちゃん、今助けるよ!」ザクザク
律「おいやめろ!」
澪「あ、ゆ、唯……そこは……ダメ……」
律「お前もエロい声出すな」ボスッ
澪「雪バリアー」ポフッ
律「冷たっ!」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 16:00:57.83:HpVh9/C50
唯「ど、どういうこと……?」
律「見事に開通したな」
澪「エロいこと言うな」
律「いや、現状を正確に表現しただけだぞ」
唯「これってマジックだよね!? タネも仕掛けもあるんだよね!?」
澪「ないんだな、それが」
唯「そんな……そんな……」
律「埋めとくぞ」ウメウメ
澪「すまんな」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 16:03:57.64:rrvDQm4KO
律「じゃあな澪、また明日」
澪「明日は吹雪くといいな」
律「私は嫌だよ」
律「ほら唯も」
唯「うっ……ぐすっ……」
澪「唯、大丈夫だ、私が雪だるまっただけじゃないか」
唯「……」
澪「ほらほら、いつまでも泣いてないで」ナデナデ
唯「……冷たい」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 16:27:38.50:HpVh9/C50
澪「ヒマだなぁ」
澪「ベース置いて来ちゃったし」
澪「ぶぶんぶんぶんぶん♪」
澪「ヒマだなぁ」
梓「澪先輩!」
澪「あ、梓」
梓「本当に雪だるまなんですね」
澪「ああ、律に聞いたのか?」
梓「はい、今さっき」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 16:39:35.29:HpVh9/C50
律「どうだ、見事な雪だるまだろ」
梓「はい、交じりっけない真っ白な雪でできてます」
澪「恥ずかしい」
梓「あ、ごめんなさい」
澪「恥ずかしさでちょっと融けちゃった」
律「今日は暑いしな」
梓「大丈夫ですか?」
澪「ヤバくなったら転がってそこら中の雪をかき集めるさ」
律「シュールだな」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 17:02:45.72:HpVh9/C50
律「そういえば」
澪「なんだ? お腹でも壊したか?」
律「何でだよ……ムギがな、卒業旅行しないかって言っててさ」
澪「卒業旅行?」
梓「私はぼっちですか?」
律「いや、梓もついてこいよ」
律「……で、どこ行こうかって話してたんだけど」
澪「ハワイが良い」
律「融けるだろ」
澪「ふふ、冗談だよ」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 17:15:03.01:HpVh9/C50
律「で、澪のためにスキーか何かへ行こうかなって」
澪「寒そう」
律「お前は大丈夫だろ」
梓「私寒いの苦手です」
律「お前のことは聞いてない」
澪「でもタイミングを間違ったら大変だったな」
律「?」
澪「受験生に滑るはご法度だろ」
律「ああ、そう言う意味か」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 17:29:44.33:HpVh9/C50
律「じゃあまたな」
澪「……ありがとう」
律「ん?」
澪「いや、こ、こんぺいとうみたいな雪だなって!」
律「そうかなぁ」
梓「さようなら」
澪「あ、ちょっと待って」
律「何だ?」
澪「次来る時はベース持ってきて、一人だとヒマなんだ」
律「なるほど、じゃあ持ってくるよ」
澪「ありがとうな」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 17:45:35.06:HpVh9/C50
澪「ぶぶんぶんぶんぶん♪」
紬「澪ちゃんいる?」
澪「おおムギ久しぶり」
紬「りっちゃんから聞いてるわよ、大変そうね」
澪「いや、慣れれば大したことないよ」
紬「それよりさっき口ずさんでたのはベース?」
澪「聞いてたのか」
紬「うふふ♪」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 18:04:09.97:HpVh9/C50
紬「はい、ベースよ」
澪「あ、ありがとう」
紬「りっちゃんがこれ持ってけって」
澪「あ、その……律は?」
紬「風邪引いちゃったらしいわ」
澪「……」
紬「澪ちゃんのせいじゃないわよ」
澪「ごめんな、気を遣わせて」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 18:17:11.58:HpVh9/C50
紬「……卒業旅行だけど」
澪「ああ、スキーだっけ」
紬「うん、別荘の手配もできたし、そこまで澪ちゃんを運んであげるわよ」
澪「ありがとう、ムギには世話になってばっかりだ」
紬「いいのよ、世話を焼くのも私の趣味だから」
澪「変わってるよな」
紬「そうかしら?」
澪「ああ、ムギはすごく優しくて素敵だ」
紬「うふふ、そんなこと言ってりっちゃんが嫉妬しないかしら♪」
澪「それはないない」
紬「あらそう?」
澪(あいつは鈍感だからなぁ……)
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 18:34:03.04:HpVh9/C50
紬「じゃあ私はこれで」
澪「うん、またな」
紬「あ、忘れるところだった!」
澪「?」
紬「はい、イチゴショート」
澪「真っ白で赤いのがぽつんとしてて……雪だるまみたいだな」
紬「食べられる?」
澪「うん、ありがとう、後で食べるよ」
紬「じゃあね」
澪「……」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 18:45:33.81:HpVh9/C50
澪「今日は吹雪か」
澪「寒くて気持ちいいな」
澪「でもヒマだなぁ」
澪「ベース弾こうか」
澪「……」
澪「ケーキ」
澪「……」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 18:55:50.52:HpVh9/C50
澪「ポツリ心コロリ恋ぬけがら~♪」
律「おう澪、久しぶり!」
澪「おお律、風邪治ったのか」
律「ああ、おかげさまでな」
澪「何がおかげさまなのやら」
律「それより、ベースは?」
澪「ああ、ベースは……弾けなかった」
律「?」
澪「弦で指が裂けちゃうんだよな」
律「そうかー……」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 19:08:46.49:HpVh9/C50
澪「ところで、私は今日実に機嫌が良い」
律「昨日吹雪だったからか」
澪「うん、それと……」
律「それと?」
澪「いや、何も考えてなかった」
律「おいおい」
澪(本当は律が来てくれたからなんだけどね)
律「今恥ずかしいこと考えなかったか?」
澪「何言ってるんだ、殴るぞ?」
律「冷たいのは勘弁だ」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 19:21:15.00:HpVh9/C50
澪「そういえば旅行の件はどうなった?」
律「ああ、卒業式とかあるから早めがいいよな」
澪「というか早くしないと雪なくなるぞ」
律「……そうだな、早くしないとな」
澪「決まったら教えて」
律「ああ、必ずメール……はできないのか」
澪「うん、だから来て報告してくれ」
律「分かった、必ず言いにくるよ」
澪「……きっかけきっかけ」
律「ん?」
澪「ゆ、ゆきかけゆきかけ! 新しい技!」
律「意味分からん」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 19:32:32.90:HpVh9/C50
澪「キミを見てるといつもハートDOKI☆DOKI~♪」
律「おっす澪」
澪「ひゃう!」
律「何だよ変な声出して」
澪「キコエテナイキコエテナイ……」
律「歌の練習ぐらいで恥ずかしがるなよ」
澪「雪ぱーんち!」ポフッ
律「うわっ! 冷たっ!」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 19:44:20.73:HpVh9/C50
律「件のスキーだけど」
澪「うん」
律「今日行くことに決まりました」
澪「なんと唐突な!」
律「と言う訳でみなさんご入場~」
唯「久しぶり~」
梓「ご無沙汰です」
紬「準備はできてるわ」
憂「お姉ちゃんが心配で……」
和「唯が心配で……」
純「みんなが行くと言うので」
澪「後ろの動機がなんともいえない」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 19:56:10.60:HpVh9/C50
紬「じゃあ澪ちゃんはこのトラックに乗ってね」
澪「トラックの生もの運ぶところで搬送される経験なんてなかなかできないな」
律「一人で寂しいかもしれないけど、ちょっと我慢しろよ」
澪「そのくらい全然大丈夫だよ」
律「そうか、それは良かった」
唯「じゃあいこっか」
憂「うん!」
梓「では雪山で」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 20:12:56.91:HpVh9/C50
律「冬だ―!」
唯「雪だ―!」
律「滑るぞー!」
梓「はしゃぎ過ぎです」
紬「澪ちゃんが運ばれてくるまで我慢よー」
純「スキーとか初めて!」
憂「私が教えてあげるね」
和「あのトラック、澪のよね」
紬「本当だ」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 20:24:15.38:HpVh9/C50
澪「みんな先についてたのか」
律「おうよ、一足お先に」
唯「結局スキーの準備に手間取ってたからあんまり待たなかったけどね」
澪「それは良かった」
和「で、澪はスキーできるの?」
澪「ああ、板付けなくても雪の上なら自由に滑れるんだ」ススー
純「わぁ、便利!」
憂「純ちゃん板外れてるよー」
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 20:38:27.16:HpVh9/C50
唯「ひゃー」ススー
紬「しゃらんら~」ススー
和「じゃあ私麓まで行くね」ススー
律「あいつら上手すぎだろ」
憂「私とお姉ちゃんはよく旅行で行ってましたから」
純「憂羨ましいー」
梓「全くだよ」
澪「私達は私達で滑ろうか」
律「ああ」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 20:50:24.61:HpVh9/C50
唯「ちょっかっこー!」ススー
紬「私も!」ススー
和「私は普通に滑るわね」
澪「もっと姿勢をまっすぐにして」
律「うぬぬ」
純「ぐはぁ!」ステーン
憂「初めは転んで慣れるしかないよね」
梓「純は転び過ぎだけどね」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:01:10.70:HpVh9/C50
澪「なんだか楽しいな」
律「ん?」
澪「みんな一緒になって雪遊び、まさに青春じゃないか」
律「あれ、風が強くなってきたかな」
澪「寒くないって」
律「あはは、ごめんごめん」
澪「……春、か」
律「ん?」
澪「あ、ああ、遥か彼方までこの想い届けってな感じで」
律「意味分からん」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:13:35.88:HpVh9/C50
唯「スキーと言えばカレーだよね!」
律「いや、ラーメンだろ!」
唯「ビギナーのくせに!」グヌヌ
律「子供舌のくせに!」グヌヌ
和「じゃあ私うどんにするね」
梓「全く……子供ですか!」
紬「澪ちゃん、暖かいものしか無くてごめんね」
澪「あ、ああ、私は……お腹減ってないから!」
律「むしろ滑ってて増えたんじゃないのー?」ニマニマ
澪「太ってない!」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:27:39.24:HpVh9/C50
律「あれ? あれってさわちゃんじゃね?」
澪「本当だ」
律「ははは、八の字だ!」
澪「人のこと言えないだろ」
律「でも意外だな、さわちゃんならもっとぐぉんぐぉん速度出してるイメージが」
澪「私はスノボー派だと思ってた」
律「わかるわかる」
澪「あ、転んだ」
律「その勢いで雪だるまになれば面白かったのに」
澪「律は酷いことを言う」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:43:20.75:HpVh9/C50
澪「……」
律「どうした、澪」
澪「ごろごろー」
律「!?」
澪「……」チラッ
律「お前はもう雪だるまだし」
澪「やっぱりダメか」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:54:15.30:HpVh9/C50
憂「純ちゃん大分上手くなったね!」スイー
純「ふふーん、私はやればできる子だからね」スイー
梓「どの口が言うか」スイー
律「なぁ澪」
澪「ん?」
律「来て良かったか?」
澪「ああ、良かった」
律「そうか、それなら良かった」
澪「うん、大分大きくなったし」
律「雪の話かよ」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:08:29.67:HpVh9/C50
紬「じゃあまたねー」ブロロロー
唯「はぁ、スキーすると汗かいちゃうよねー」
憂「帰ったら一緒にお風呂だね、一緒に♪」
唯「うん!」
純「ああ、疲れた……普段使わない筋肉使ったわ」
梓「ぷっ……純ババ臭い」
純「笑うなぁ!」
和「じゃあ私先に帰るね」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:23:43.27:HpVh9/C50
澪「律、今日はありがとうな」
律「なんだよ改まって、だいたいそれはみんなに言ってくれよな」
澪「じゃあ律から伝えてくれ」
律「何だよそれ、私達いつだって会えるだろ?」
澪「……ああ、そうだけどさ、何だろ……恥ずかしいから」
律「ああそうか、じゃあみんなには恥ずかしがり屋の澪がみんなに
ありがとう、またスキー行こうな、って言ってたって伝えるよ」
澪「そこまで言ってないだろ」
律「いいじゃんいいじゃん、編集としてさ」
澪「殴るよ?」
律「冷たいのはやめて」
澪「雪ぱーんち」ポフッ
律「やめてって言ったのに!」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:34:27.84:HpVh9/C50
律「おっす澪」
澪「おっす律」
律「最近暖かいけど体は大丈夫か?」
澪「ああ、大分雪山で大きくなったからな」
律「見るからにお腹が大きくなったようで」
澪「雪ぱーんち」ポフッ
律「ごめんなさい冷たいです」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:47:27.85:HpVh9/C50
澪「お腹と言えば」
律「?」
澪「外国では雪だるまは3段がスタンダードらしい」
律「どこからそんな話になる」
澪「腹、3段腹、3段みたいな」
律「複雑だな」
澪「私も3段が良いな」
律「何でだ?」
澪「3段あればボンキュッボンになれる」
律「元々そうだった人に言われたくはない」
澪「そうだ、律も雪だるまになろうよ、そうすれば……」
律「それは暗に私がまな板だって言いたいのかい澪さん」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:56:21.90:HpVh9/C50
澪「もし3段になったら会話も英語だな」
律「私英語聞いただけで発狂するよ」
澪「あー、アイアムスノーマン」
律「きょええええええええええ!」
澪「!」
律「発狂した」
澪「あー、びっくりした」
律「へへへ」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:04:34.55:HpVh9/C50
律「そういえば英語だと雪だるまってスノーマンなのか」
澪「そうだな」
律「女の雪だるまは前例がないのか」
澪「今の時代男だろうが女だろうが名前は統一するもんだ」
律「男女平等社会?」
澪「うん、よくわからないけど」
律「じゃあスノーミオでいいや」
澪「名前じゃん」
律「名前だな」
澪「日本語にしたら」
律「ゆきみおだな」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:21:35.20:HpVh9/C50
澪「そういえば一生のうちで言ってみたい台詞があるんだ」
律「なんだい言ってごらんなさい」
澪「さよならなのだ」
律「うわぁ縁起悪い」
澪「この台詞は勇敢な雪だるまによるカッコいい台詞なんだぞ」
律「実際は言ってないんだけどな」
澪「え、そうなの?」
律「だから澪も言わなくていいのだ」
澪「そうか、じゃあ言わないのだ」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:25:07.59:/9X31OHm0
澪「じゃあこんなのはどうかな」
律「今度は何だ」
澪「ぼくのことをおぼえててくれてありがとう」
澪「ぼく、きみがむかしすきだったおんなのこのなまえしってるよ」
律「誰に対して言ってるんだ」
澪「一応律に、他人の好きだった女の子の名前とか知らないし」
律「私のは知ってるって言うのか」
澪「言わせんな恥ずかしい」
律「一応言っておくけど好きな女の子とかいないからな」
澪「がーん……」
律「?」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:42:30.53:HpVh9/C50
澪「あ、そろそろ暗くなるぞ」
律「おお、悪いな心配かけて」
澪「いや、私は律と話す時間は長いほうがいいと思ってるから」
律「にくいこと言ってくれるじゃないの」
澪「一人だと寂しいしヒマ」
律「おいおい」ボスッ
澪「雪バリアー」
律「なんの、雪クロスカウンター」ボスッ
澪「雪バリアーが破られた!」
律「冷たっ」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:57:21.51:HpVh9/C50
澪「……もうすぐは~るですね~♪」
澪「……」
澪「暖かいなぁ」
澪「眠くなってきた」
澪「何だっけこういうの」
澪「春はあけぼの?」
澪「……」
澪「あ、春眠暁を覚えずか」
澪「……」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 00:05:41.91:FHymJXOj0
律「ふぅ、今日はいっそう暖かいなぁ」
律「あ、雪融けかかってら」
律「……!」
律「澪!」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 00:18:59.13:FHymJXOj0
澪「……」
律「おい澪、大丈夫か」
澪「……」
律「まさか死んだりとかしてないよな」
澪「……」
律「おい!」
澪「……ん、寝てた」
律「驚かすなよな……」
澪「どうした律、目が赤いぞ」
律「花粉症だよ!」
澪「もうそんな時期かぁ……」
おわり
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 00:26:53.52:RsCX8ysO0
律「寒くないか?」
澪「いや、大して寒くない」
律「そうか」
澪「むしろ顔だけ野ざらしだから寒い」
律「じゃあ顔も雪で覆えばいいじゃん」
澪「そうしたらそれはもはや私じゃない」
律「そうか」
律「で、いつまでそうしてるんだ?」
澪「春になるまで……かな?」
律「長いな」
澪「と言っても立春は超えてるんだけどな」
律「じゃあもういいだろ」
澪「いや、もうちょっと……雪解けまで我慢してくれ」
律「我慢するのはお前じゃないのか?」
律「で」
澪「?」ゾゾゾ
律「移動できるんかい!」ボスッ
澪「雪バリアー」ポフッ
律「ぎゃあ! 冷たい!」
澪「へへーん」
律「……ったく、移動できるんなら室内に行こうぜ、寒いだろ」
澪「室内に行くと融けちゃうからダメなんだ」
律「いや、融かそうぜ」
澪「律は酷い事を言う」
律「どれだよ」
澪「律は私が融けても何も感じないって言うのか」
律「いや、融けたら元の澪に戻るだろ?」
澪「……」
律「え……?」
澪「……ソ、ソウダヨ!」ニコォ
律「嘘だ、嘘をついてる顔だ」
澪「つまり」
律「澪は雪だるまになったから、融けたら死んでしまう」
澪「と言うわけだ」
律「何か不服だ」
澪「だから融かさないでね」
律「どこまでが本当なのかさっぱり」
澪「全部本当だよ」
唯「あ、りっちゃんと……澪ちゃん!?」
律「おっす唯」
澪「唯、実は私……」
唯「大変! 澪ちゃん、今助けるよ!」ザクザク
律「おいやめろ!」
澪「あ、ゆ、唯……そこは……ダメ……」
律「お前もエロい声出すな」ボスッ
澪「雪バリアー」ポフッ
律「冷たっ!」
唯「ど、どういうこと……?」
律「見事に開通したな」
澪「エロいこと言うな」
律「いや、現状を正確に表現しただけだぞ」
唯「これってマジックだよね!? タネも仕掛けもあるんだよね!?」
澪「ないんだな、それが」
唯「そんな……そんな……」
律「埋めとくぞ」ウメウメ
澪「すまんな」
なんだこれは
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 16:14:04.88:HpVh9/C50律「じゃあな澪、また明日」
澪「明日は吹雪くといいな」
律「私は嫌だよ」
律「ほら唯も」
唯「うっ……ぐすっ……」
澪「唯、大丈夫だ、私が雪だるまっただけじゃないか」
唯「……」
澪「ほらほら、いつまでも泣いてないで」ナデナデ
唯「……冷たい」
澪「ヒマだなぁ」
澪「ベース置いて来ちゃったし」
澪「ぶぶんぶんぶんぶん♪」
澪「ヒマだなぁ」
梓「澪先輩!」
澪「あ、梓」
梓「本当に雪だるまなんですね」
澪「ああ、律に聞いたのか?」
梓「はい、今さっき」
律「どうだ、見事な雪だるまだろ」
梓「はい、交じりっけない真っ白な雪でできてます」
澪「恥ずかしい」
梓「あ、ごめんなさい」
澪「恥ずかしさでちょっと融けちゃった」
律「今日は暑いしな」
梓「大丈夫ですか?」
澪「ヤバくなったら転がってそこら中の雪をかき集めるさ」
律「シュールだな」
律「そういえば」
澪「なんだ? お腹でも壊したか?」
律「何でだよ……ムギがな、卒業旅行しないかって言っててさ」
澪「卒業旅行?」
梓「私はぼっちですか?」
律「いや、梓もついてこいよ」
律「……で、どこ行こうかって話してたんだけど」
澪「ハワイが良い」
律「融けるだろ」
澪「ふふ、冗談だよ」
律「で、澪のためにスキーか何かへ行こうかなって」
澪「寒そう」
律「お前は大丈夫だろ」
梓「私寒いの苦手です」
律「お前のことは聞いてない」
澪「でもタイミングを間違ったら大変だったな」
律「?」
澪「受験生に滑るはご法度だろ」
律「ああ、そう言う意味か」
律「じゃあまたな」
澪「……ありがとう」
律「ん?」
澪「いや、こ、こんぺいとうみたいな雪だなって!」
律「そうかなぁ」
梓「さようなら」
澪「あ、ちょっと待って」
律「何だ?」
澪「次来る時はベース持ってきて、一人だとヒマなんだ」
律「なるほど、じゃあ持ってくるよ」
澪「ありがとうな」
澪「ぶぶんぶんぶんぶん♪」
紬「澪ちゃんいる?」
澪「おおムギ久しぶり」
紬「りっちゃんから聞いてるわよ、大変そうね」
澪「いや、慣れれば大したことないよ」
紬「それよりさっき口ずさんでたのはベース?」
澪「聞いてたのか」
紬「うふふ♪」
紬「はい、ベースよ」
澪「あ、ありがとう」
紬「りっちゃんがこれ持ってけって」
澪「あ、その……律は?」
紬「風邪引いちゃったらしいわ」
澪「……」
紬「澪ちゃんのせいじゃないわよ」
澪「ごめんな、気を遣わせて」
紬「……卒業旅行だけど」
澪「ああ、スキーだっけ」
紬「うん、別荘の手配もできたし、そこまで澪ちゃんを運んであげるわよ」
澪「ありがとう、ムギには世話になってばっかりだ」
紬「いいのよ、世話を焼くのも私の趣味だから」
澪「変わってるよな」
紬「そうかしら?」
澪「ああ、ムギはすごく優しくて素敵だ」
紬「うふふ、そんなこと言ってりっちゃんが嫉妬しないかしら♪」
澪「それはないない」
紬「あらそう?」
澪(あいつは鈍感だからなぁ……)
紬「じゃあ私はこれで」
澪「うん、またな」
紬「あ、忘れるところだった!」
澪「?」
紬「はい、イチゴショート」
澪「真っ白で赤いのがぽつんとしてて……雪だるまみたいだな」
紬「食べられる?」
澪「うん、ありがとう、後で食べるよ」
紬「じゃあね」
澪「……」
澪「今日は吹雪か」
澪「寒くて気持ちいいな」
澪「でもヒマだなぁ」
澪「ベース弾こうか」
澪「……」
澪「ケーキ」
澪「……」
澪「ポツリ心コロリ恋ぬけがら~♪」
律「おう澪、久しぶり!」
澪「おお律、風邪治ったのか」
律「ああ、おかげさまでな」
澪「何がおかげさまなのやら」
律「それより、ベースは?」
澪「ああ、ベースは……弾けなかった」
律「?」
澪「弦で指が裂けちゃうんだよな」
律「そうかー……」
澪「ところで、私は今日実に機嫌が良い」
律「昨日吹雪だったからか」
澪「うん、それと……」
律「それと?」
澪「いや、何も考えてなかった」
律「おいおい」
澪(本当は律が来てくれたからなんだけどね)
律「今恥ずかしいこと考えなかったか?」
澪「何言ってるんだ、殴るぞ?」
律「冷たいのは勘弁だ」
澪「そういえば旅行の件はどうなった?」
律「ああ、卒業式とかあるから早めがいいよな」
澪「というか早くしないと雪なくなるぞ」
律「……そうだな、早くしないとな」
澪「決まったら教えて」
律「ああ、必ずメール……はできないのか」
澪「うん、だから来て報告してくれ」
律「分かった、必ず言いにくるよ」
澪「……きっかけきっかけ」
律「ん?」
澪「ゆ、ゆきかけゆきかけ! 新しい技!」
律「意味分からん」
澪「キミを見てるといつもハートDOKI☆DOKI~♪」
律「おっす澪」
澪「ひゃう!」
律「何だよ変な声出して」
澪「キコエテナイキコエテナイ……」
律「歌の練習ぐらいで恥ずかしがるなよ」
澪「雪ぱーんち!」ポフッ
律「うわっ! 冷たっ!」
律「件のスキーだけど」
澪「うん」
律「今日行くことに決まりました」
澪「なんと唐突な!」
律「と言う訳でみなさんご入場~」
唯「久しぶり~」
梓「ご無沙汰です」
紬「準備はできてるわ」
憂「お姉ちゃんが心配で……」
和「唯が心配で……」
純「みんなが行くと言うので」
澪「後ろの動機がなんともいえない」
紬「じゃあ澪ちゃんはこのトラックに乗ってね」
澪「トラックの生もの運ぶところで搬送される経験なんてなかなかできないな」
律「一人で寂しいかもしれないけど、ちょっと我慢しろよ」
澪「そのくらい全然大丈夫だよ」
律「そうか、それは良かった」
唯「じゃあいこっか」
憂「うん!」
梓「では雪山で」
律「冬だ―!」
唯「雪だ―!」
律「滑るぞー!」
梓「はしゃぎ過ぎです」
紬「澪ちゃんが運ばれてくるまで我慢よー」
純「スキーとか初めて!」
憂「私が教えてあげるね」
和「あのトラック、澪のよね」
紬「本当だ」
澪「みんな先についてたのか」
律「おうよ、一足お先に」
唯「結局スキーの準備に手間取ってたからあんまり待たなかったけどね」
澪「それは良かった」
和「で、澪はスキーできるの?」
澪「ああ、板付けなくても雪の上なら自由に滑れるんだ」ススー
純「わぁ、便利!」
憂「純ちゃん板外れてるよー」
唯「ひゃー」ススー
紬「しゃらんら~」ススー
和「じゃあ私麓まで行くね」ススー
律「あいつら上手すぎだろ」
憂「私とお姉ちゃんはよく旅行で行ってましたから」
純「憂羨ましいー」
梓「全くだよ」
澪「私達は私達で滑ろうか」
律「ああ」
唯「ちょっかっこー!」ススー
紬「私も!」ススー
和「私は普通に滑るわね」
澪「もっと姿勢をまっすぐにして」
律「うぬぬ」
純「ぐはぁ!」ステーン
憂「初めは転んで慣れるしかないよね」
梓「純は転び過ぎだけどね」
澪「なんだか楽しいな」
律「ん?」
澪「みんな一緒になって雪遊び、まさに青春じゃないか」
律「あれ、風が強くなってきたかな」
澪「寒くないって」
律「あはは、ごめんごめん」
澪「……春、か」
律「ん?」
澪「あ、ああ、遥か彼方までこの想い届けってな感じで」
律「意味分からん」
唯「スキーと言えばカレーだよね!」
律「いや、ラーメンだろ!」
唯「ビギナーのくせに!」グヌヌ
律「子供舌のくせに!」グヌヌ
和「じゃあ私うどんにするね」
梓「全く……子供ですか!」
紬「澪ちゃん、暖かいものしか無くてごめんね」
澪「あ、ああ、私は……お腹減ってないから!」
律「むしろ滑ってて増えたんじゃないのー?」ニマニマ
澪「太ってない!」
律「あれ? あれってさわちゃんじゃね?」
澪「本当だ」
律「ははは、八の字だ!」
澪「人のこと言えないだろ」
律「でも意外だな、さわちゃんならもっとぐぉんぐぉん速度出してるイメージが」
澪「私はスノボー派だと思ってた」
律「わかるわかる」
澪「あ、転んだ」
律「その勢いで雪だるまになれば面白かったのに」
澪「律は酷いことを言う」
澪「……」
律「どうした、澪」
澪「ごろごろー」
律「!?」
澪「……」チラッ
律「お前はもう雪だるまだし」
澪「やっぱりダメか」
憂「純ちゃん大分上手くなったね!」スイー
純「ふふーん、私はやればできる子だからね」スイー
梓「どの口が言うか」スイー
律「なぁ澪」
澪「ん?」
律「来て良かったか?」
澪「ああ、良かった」
律「そうか、それなら良かった」
澪「うん、大分大きくなったし」
律「雪の話かよ」
紬「じゃあまたねー」ブロロロー
唯「はぁ、スキーすると汗かいちゃうよねー」
憂「帰ったら一緒にお風呂だね、一緒に♪」
唯「うん!」
純「ああ、疲れた……普段使わない筋肉使ったわ」
梓「ぷっ……純ババ臭い」
純「笑うなぁ!」
和「じゃあ私先に帰るね」
澪「律、今日はありがとうな」
律「なんだよ改まって、だいたいそれはみんなに言ってくれよな」
澪「じゃあ律から伝えてくれ」
律「何だよそれ、私達いつだって会えるだろ?」
澪「……ああ、そうだけどさ、何だろ……恥ずかしいから」
律「ああそうか、じゃあみんなには恥ずかしがり屋の澪がみんなに
ありがとう、またスキー行こうな、って言ってたって伝えるよ」
澪「そこまで言ってないだろ」
律「いいじゃんいいじゃん、編集としてさ」
澪「殴るよ?」
律「冷たいのはやめて」
澪「雪ぱーんち」ポフッ
律「やめてって言ったのに!」
律「おっす澪」
澪「おっす律」
律「最近暖かいけど体は大丈夫か?」
澪「ああ、大分雪山で大きくなったからな」
律「見るからにお腹が大きくなったようで」
澪「雪ぱーんち」ポフッ
律「ごめんなさい冷たいです」
澪「お腹と言えば」
律「?」
澪「外国では雪だるまは3段がスタンダードらしい」
律「どこからそんな話になる」
澪「腹、3段腹、3段みたいな」
律「複雑だな」
澪「私も3段が良いな」
律「何でだ?」
澪「3段あればボンキュッボンになれる」
律「元々そうだった人に言われたくはない」
澪「そうだ、律も雪だるまになろうよ、そうすれば……」
律「それは暗に私がまな板だって言いたいのかい澪さん」
澪「もし3段になったら会話も英語だな」
律「私英語聞いただけで発狂するよ」
澪「あー、アイアムスノーマン」
律「きょええええええええええ!」
澪「!」
律「発狂した」
澪「あー、びっくりした」
律「へへへ」
律「そういえば英語だと雪だるまってスノーマンなのか」
澪「そうだな」
律「女の雪だるまは前例がないのか」
澪「今の時代男だろうが女だろうが名前は統一するもんだ」
律「男女平等社会?」
澪「うん、よくわからないけど」
律「じゃあスノーミオでいいや」
澪「名前じゃん」
律「名前だな」
澪「日本語にしたら」
律「ゆきみおだな」
澪「そういえば一生のうちで言ってみたい台詞があるんだ」
律「なんだい言ってごらんなさい」
澪「さよならなのだ」
律「うわぁ縁起悪い」
澪「この台詞は勇敢な雪だるまによるカッコいい台詞なんだぞ」
律「実際は言ってないんだけどな」
澪「え、そうなの?」
律「だから澪も言わなくていいのだ」
澪「そうか、じゃあ言わないのだ」
なんかこのりっちゃんはずっと優しそうな顔で澪と接してそうだな
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:31:43.45:HpVh9/C50澪「じゃあこんなのはどうかな」
律「今度は何だ」
澪「ぼくのことをおぼえててくれてありがとう」
澪「ぼく、きみがむかしすきだったおんなのこのなまえしってるよ」
律「誰に対して言ってるんだ」
澪「一応律に、他人の好きだった女の子の名前とか知らないし」
律「私のは知ってるって言うのか」
澪「言わせんな恥ずかしい」
律「一応言っておくけど好きな女の子とかいないからな」
澪「がーん……」
律「?」
澪「あ、そろそろ暗くなるぞ」
律「おお、悪いな心配かけて」
澪「いや、私は律と話す時間は長いほうがいいと思ってるから」
律「にくいこと言ってくれるじゃないの」
澪「一人だと寂しいしヒマ」
律「おいおい」ボスッ
澪「雪バリアー」
律「なんの、雪クロスカウンター」ボスッ
澪「雪バリアーが破られた!」
律「冷たっ」
澪「……もうすぐは~るですね~♪」
澪「……」
澪「暖かいなぁ」
澪「眠くなってきた」
澪「何だっけこういうの」
澪「春はあけぼの?」
澪「……」
澪「あ、春眠暁を覚えずか」
澪「……」
律「ふぅ、今日はいっそう暖かいなぁ」
律「あ、雪融けかかってら」
律「……!」
律「澪!」
澪「……」
律「おい澪、大丈夫か」
澪「……」
律「まさか死んだりとかしてないよな」
澪「……」
律「おい!」
澪「……ん、寝てた」
律「驚かすなよな……」
澪「どうした律、目が赤いぞ」
律「花粉症だよ!」
澪「もうそんな時期かぁ……」
おわり
おつおつ
雪とけたのか…?
すごく好きな空気感だった
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 01:10:55.16:3lIy8X0v0雪とけたのか…?
すごく好きな空気感だった
いやいやいや終わらんといて
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 01:31:48.73:SFUsWDSvP雪澪とは何だったのか。
- けいおん!! TVアニメ公式ガイドブック~桜高軽音部メモリアルアルバム~ (まんがタイムKRコミックス)
- 原作:かきふらい まんがタイムきらら編集部
- 芳文社 2011-02-18
by G-Tools , 2011/02/21
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なんだろう。理解できない状況なのになごんじゃうのは