- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:42:48.21:hUWTjWFA0
唯「今までほんとにありがとね、憂」
憂「うん……お姉ちゃん、元気でね」
唯「憂もね。私、ぜったいちゃんとやっていくから」
憂「うん」
唯「ういがいなくても、ちゃんと一人で……」
憂「うん」
唯「ひと、りで………」
憂「お姉ちゃん?」
唯「いやだ」
憂「え……」
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5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:44:51.85:hUWTjWFA0
唯「やだよ……憂がいなきゃいやだよお!」
憂「おねえちゃん、わがまま言わないで」
唯「ひっぐ、憂がいなきゃやだやだやだやだうええええええええ」
憂「……そんなこと言ったら、私だって」
憂「私だってお姉ちゃんがいなきゃいやだよおおおおお」
唯「ういいいいいいいいいい」
憂「お姉ちゃん!」ダキッ
和「下駄箱でいつまでも馬鹿やってないで自分の教室にいきなさい、ばか姉妹!」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:44:55.74:PblOoeKK0
唯「ごろごろー」
唯「ごろごろー」
唯「ごろごろー」
唯「ごろごろー」
憂「お姉ちゃん、そんなところでごろごろしてたらお洋服にほこりがつくよ?」
唯「ういー」
憂「なあに?」
唯「おトイレ行きたいよお」
憂「行っといで。(あっ、しまった、今の『行っトイレ』みたいに聞こえちゃったかも)」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:54:52.92:hUWTjWFA0
唯「めんどくさい!」
憂「でも我慢するとからだに悪いよ?」
唯「トイレまで行きたくないよお」
憂「うーん……あっ、そうだ私が代わりに行ってあげるよ!」
唯「憂、気持ちはありがたいんだけど……」
憂「お姉ちゃんのためならなんでもできるよ」にこにこ
唯「憂が行っても意味ないというか…ひょっとして憂はばかなの?」
憂「大丈夫、ちゃんと作戦があるの」
唯「やっぱり憂は頼りになるよー」
憂「あのね、まず私がここでお姉ちゃんのおしっこを飲むでしょ」
唯「ばか!」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:05:15.56:520/tLWo0
憂「ねえねえ、梓ちゃん、純ちゃん!」
梓「はい、なんですか」
憂「昨日ね、お姉ちゃんがね!」
純「はいはい」
憂「私のことぎゅーっ、って抱きしめてね、ぎゅーって!」
梓「うんうん」
憂「それでね、私のこと……私のこと大好きだって!きゃっ!」
純「うん、それさっきも聞いた」
梓「昨日も同じようなこと聞いた」
純「ていうか毎日だよね」
憂「それでね、私もお姉ちゃんのこと大好きだよ!って、そしたらお姉ちゃんが」
純「聞いちゃいねえ」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:13:51.92:520/tLWo0
梓「もう、姉妹で仲良しはいいけどさあ。そんなにお姉ちゃんのこと大好きでどうするのさ、憂」
憂「どうするのって……残念ながら女の子同士では子どもはつくれないんだよ。何言ってるの梓ちゃん」
純「お前が何言ってるんだ」
梓「じゃなくって、いつまでもお姉ちゃんといっしょにいられるわけじゃないでしょ」
憂「え……」
梓「唯先輩だっていつかひとり暮らしするだろうし、そうしたら」
純「ちょ、ちょっと梓」
憂「ひっぐ……ぐすっ」
梓「あ」
憂「うわあああああああん!やだやだやだあ!」
梓「ご、ごめん憂!あやまるから泣かないで!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:17:25.54:520/tLWo0
<ダーレダー……ダーレダー……!
純「遠くから聴こえるこの声は……」
ガチャ バタン!
唯「ういを泣かすのはだーれだー!!」
純「うわあ!なまはげ、じゃなかった憂のお姉ちゃん!」
憂「おねえちゃあん、うえええええん!」ぎゅー
梓「やったのは純です!」
純「おい貴様!あんたと私は、仲間じゃなかったんで……」
唯「純ちゃん。めっ!!!」
純「えっ」
憂「……ひっく、……まいったか!」
純「な、なにが!?」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:31:19.46:520/tLWo0
律「お昼休みだぞ、いえーい」
唯「いえーい!」ぱしん
紬「いえーい!唯ちゃんは元気ねー」
澪「ついさっきまで寝てたのにな」
唯「だって憂のお弁当が食べられるんだよー、寝てるわけにはいかないよお」
澪「それがなかったら放課後まで寝てるんだな」
唯「さーて、今日のお弁当はなにかな~。………あ、グリンピース」
律「なんだあ、唯、グリンピース嫌いなのか?」
唯「うん……」せっせ
澪「おい、私のお弁当に無言でグリンピースを運ぶな」
唯「憂って時々グリンピース使うんだよね……昨日の夕飯も今日の朝もグリンピースだったし。なんで?」せっせ
律「グリンピースがたまたま安かったんじゃねーの」
唯「そうかあ」せっせ
澪「おいきさま」
唯「今晩もグリンピースかなあ」せっせ
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:41:41.96:520/tLWo0
純「……憂のお弁当すごいね」
梓「うわっ、緑色!」
憂「ちょっとグリンピース買い過ぎちゃって」
純「もう、それ既にリビアの国旗みたいじゃん。どうしてこんなことに?」
憂「実はお姉ちゃんのことなんだけどね」
純「わかった。よく分かんないけど、なんか分かったからもういいよ言わなくて」
憂「うちのお姉ちゃん、グリンピースがあまり好きじゃないんだ」
梓「聞いちゃいねえ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:42:28.02:520/tLWo0
憂「それでね、夕御飯の時とかに私がグリンピースのおかず作ってだすとね、
私がよそ向いてる間にお箸で私のお皿に自分のグリンピースを乗っけてるの!」
梓「うん」
憂「だから私ついついグリンピースのおかずを出したくなっちゃうんだ」
純「……なんで?」
憂「お姉ちゃんのお箸は、さっきまでお姉ちゃんが口にくわえてたお箸なんだよ?」
純「うん。それが?」
憂「はあ……こんなこと純ちゃんに言っても無駄だったか……」
純「わたしもためいきつきたい」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:52:08.52:520/tLWo0
唯「えへへー、あずにゃーん」
梓「ナズェミテルンデス」
唯「あずにゃんってかわいいねえ」
梓「なんですか藪から棒に」
憂「お姉ちゃんもかわいいよ!」
唯「もちろん憂もかわいいよお」
憂「お、お姉ちゃん……」てれてれ
唯「ういー」てれてれ
律「うるわしい姉妹愛ですこと」
澪「うん、そうだな。なぜ憂ちゃんが部室にいるのかがすごく気になるけど」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 00:58:18.37:520/tLWo0
憂「なに言ってるんですか澪さん、ここにはお姉ちゃんがいるんですよ?
私が存在する理由なんてそれだけで充分じゃないですか」
澪「ここ部室なんだけど」
律「諦めろ。たぶん何を言っても無駄だ、澪」
梓「そうですよ澪」
澪「おい貴様」
紬「あの、実は、ケーキ五人分しか用意してなくて……」
憂「大丈夫です、私はお姉ちゃんさえいればかすみでも食べて生きてますから!」
律「なにもそんなにへりくだらなくても」
澪「へりくだってるのか、これは」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:03:57.73:520/tLWo0
唯「しょうがない、ここは私が人肌脱ぐよ!」
憂「お姉ちゃん?」
唯「澪ちゃん、じゃんけんしよ!」
澪「なんでだよ」
唯「私か澪ちゃん、負けた方が憂にケーキをあげるのです」
澪「なんでだよ」
唯「皆からケーキを取っちゃうわけにはいかないし、私は憂のためならケーキがなくても平気だから……
だからじゃんけんしよ、澪ちゃん」
澪「だからなんでだよ」
憂「お姉ちゃん……」
紬「憂ちゃんったら感動のあまり泣いてるわ」
澪「だからなんでなんだよ」
律「ここはもう従った方がよさそうだぞ、澪」
梓「そうですよ、澪」
澪「なんでだ!」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:19:42.96:za+cc+p60
唯「あ、和ちゃーん!」
憂「和ちゃーん!」
和「あら、憂に唯」
唯「えへへ、一緒にかえろー」
憂「帰ろう、和ちゃん」
和「相変わらず仲良いわねえ」
唯「そうだよお」
憂「いつも一緒だもんね、お風呂も一緒、トイレも一緒!」
和「うん」スタスタ
唯「ほんとはトイレについてくるのはやめてほしいんだあ」
和「そうね」スタスタ
律「……和ってなんかすごいな」
梓「完全に慣れてますね」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:31:23.49:520/tLWo0
和「はあ……まあトイレ一緒はいいんだけど」
澪「いいのか」
和「あなたたち、いつまでも姉妹一緒にいられるわけじゃないのよ。わかってる?」
憂「(……こないだ梓ちゃんにも同じこと言われた)」
唯「うう、和ちゃんどうしてそんなかなしいこと言うのっ!」
和「だって事実だもの、仕方ないじゃない」
唯「そんなことないもん!」
梓「唯先輩、そこはウソダドンドコ……」
澪「真剣なシーンだから黙っていような」
梓「ごめん、澪」
澪「ついに敬語が消えた!」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:38:37.22:520/tLWo0
和「唯だってほんとはわかってるんでしょ」
唯「そんな、そんな……」
憂「おねえちゃあん……」ウルッ
唯「和ちゃん、めっ!」
和「…………めっ返し」
唯「ひいっ」
憂「うわああん!」
紬「い、今のが伝説のめっ返し……!」
澪「急に何を言いだしたんだムギ」
和「無様ね……その時が来たらどうするのか、宿題にしとくからよく考えておきなさい」スタスタ
唯「うええええん!」
律「和、行っちゃったな」
澪「ああ、和の家あっちじゃないけどな」
和「…………道を間違えたわ」
澪「…………。」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:44:54.94:520/tLWo0
憂「ぼー……」
純「憂、元気ないねえ」
梓「昨日、ちょっとね……」
憂「ぼー……」
純「おーい、憂げんきだしなよー。いつもうるさい憂が元気ないと教室が300ルクスくらい暗くなるんだから」
憂「うん……」
ヴーヴー
憂「あっ、お姉ちゃんからメールだ!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:50:05.08:520/tLWo0
『憂へ
パンはパンでも食べられないパンはパンパカパーン!』
梓「な、なにこれ」
純「どういうことなの」
憂「くすっ、お姉ちゃんたら面白い!」
純「えっ」
梓「純……よくわかんないけど、ここは笑っといた方がよさそうだよ」
純「うん……あ、あははー。パンパカパンだなんて憂のお姉ちゃんは面白いなあ」
憂「お姉ちゃんを笑うなっ!」
純「えっ!?」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:59:53.51:520/tLWo0
澪「唯、今日はお弁当ないの?」
唯「そうなんだ。澪ちゃん、パン買ってきて」
澪「さすがに怒るぞ」
唯「嘘だよお、もう休み時間に買ってきたよお。ゴールデンチョコパン三つ」
澪「さすがに豪華過ぎないか」
紬「唯ちゃん、どうして今日はお弁当ないの?」
唯「うん……昨日のことで憂、すごく落ち込んでるみたいで……」モグモグ
紬「そうなの……」
和「そうなのね……」
澪「和は元凶じゃないか……」
唯「私も心配でご飯がのどを通らない」モグモグ
澪「月並みだけど、そう言いながら食べてるぞ」
唯「やだなあ、これはパンだよ」モグモグ
澪「だからどうした」
唯「はあ、私このままじゃだめなのかなあ……」モグモグ
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 02:04:41.17:520/tLWo0
律「ゆーい、元気だしな。唯が元気ないと教室が五十億光年くらい暗くなるんだぞ」
紬「そうよ、唯ちゃん!」
澪「光年は距離だけどな」
唯「りっちゃん、ムギちゃん!」モグモグ
和「唯、食べながら喋るのはよしなさい」モグモグ
澪「……すごく残念だけど和もだ」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 02:14:37.96:520/tLWo0
唯「ういー、私出かけてくるねー」トテトテトテ
憂「うん!」トテトテ
唯「……」
憂「どうしたのお姉ちゃん小首をかしげて。かわいい!」
唯「なんでついてくるの?」
憂「お姉ちゃん、でかけるんでしょ?」
唯「そうだよ、お姉ちゃんは出かけるんだよ。」
憂「うん!」
唯「……」トテトテ
憂「~♪」トテトテ
唯「……」ピタッ
唯「もおー、憂はついてきちゃだめっ!」
憂「ちぇー……」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 02:18:59.20:520/tLWo0
憂「お姉ちゃんほんとにひとりで行っちゃった……」
憂「私のこと嫌いになっちゃったのかな……」
憂「ひょ、ひょっとして昨日のおかずが辛すぎたのかも」
憂「それでお姉ちゃん怒ったんだ!」
憂「どどど、どうしよう……!もしお姉ちゃんが帰ってこなかったりしたら」
憂「電話、電話しよう!今すぐ謝らなくちゃ!」
憂「……」ドキドキ
ミンナガダイスキッ♪
憂「あれ、お姉ちゃんの携帯がこんなところに……」
憂「くすっ、お姉ちゃんったら忘れてったんだ。相変わらずドジだなあ」
憂「メールしといてあげよう。『けいたい忘れてるよ』っと」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 02:25:41.55:520/tLWo0
純「ふう……静かな部屋でひとり瞑想するのもまたよし。私ったら最高にイケてる女子高生ね」
純「けして退屈なわけではない」
純「……ごほん」
純「咳をしてもひとり」
I wanna be a cool bassist girl♪
純「お、憂から電話だ。もしもーし」
憂『じゅんぢゃあああああん、おねえちゃんがあああああ』
純「な、なになにどうしたの落ち着いて!」
憂『うええええええええ、じゅじゅじゅじゅんぢゃああああ』
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 02:35:46.06:520/tLWo0
純「要するに、昨日作ったキムチ鍋があまりにもキムチ大盛り過ぎたのでお姉ちゃんが家出してしまったと」
憂『うえ、うえええええん』
純「そんなことあるわけねえだろ……」
憂『でも、だっでええええ、おねえぢゃんがああ、携帯があああああ』
純「はいはい。唯先輩きっとすぐに帰ってくるよ」
憂『うえうえええええ』
純「あんまり泣いてると録音して校内放送するからね。気をしっかりもちなさい」
憂『うん、うえっうえっ……ぐじぐじ』
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 02:38:01.85:520/tLWo0
純「はい、深呼吸深呼吸」
憂『すーはー』
純「落ち着いた?」
憂『うん。ごめんね、純ちゃん……ぐすっ』
純「なんのなんの」
憂『私、純ちゃんが友達でよかった』
純「な、なによう急に」
憂『本当だよお、純ちゃんいつもありが……』
『おーい、ういー!』
憂『あっ、お姉ちゃんが帰ってきた!ばいばい!』ブツッ
純「えっ」
純「………………」
純「………………やるせない」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 02:58:20.67:520/tLWo0
憂「ううっ、お姉ちゃーん!」ぎゅっ
唯「ういー」ぎゅー
憂「お姉ちゃんがひとりでお出かけしちゃってすごくさびしかったよー」
唯「ういー」ぎゅー
憂「すっごくさびしかったさびしかったさびしかったお姉ちゃんがいなくてさびしかったさびし」
唯「ごめんねえ。でもこのお出かけは私一人で行かなくちゃダメだったんだ」
憂「どういうこと?」
唯「うーん、少し早いけど、はい、これ!」
憂「これは……」
唯「誕生日プレゼント!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 03:11:11.66:520/tLWo0
憂「お姉ちゃん、ありがとう!」
唯「でへへ」
憂「私の誕生日昨日だったのに何も言わないから、ひょっとして忘れてるのかと思っちゃった。ごめんね」
唯「え?」
憂「ちゃんと覚えてくれてたんだね、うれしい!」
唯「ももももちろんだよお」
憂「開けていい?ていうか開けるね!」ビシュンビシュン!
唯「うい、はやっ!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 03:14:10.72:520/tLWo0
憂「これなあに?クマのぬいぐるみだ!」
唯「そうだよ、クマだよー」
憂「すっごくかわいいね、ブタさんみたい!」
唯「クマさんだよ」
憂「えへへー」
唯「……ほら見て、お揃いで私の分も買ったんだ。あのね、お店の人が言ってたけどね、このクマさんたちは夫婦なんだって。
だから絶対に離れられないんだよ」
憂「お姉ちゃん」
唯「そしてこれを持ってれば、私と憂も一緒だからね!」
憂「お姉ちゃあああん!」ぎゅー
唯「ういー!」ぎゅー
憂「お姉ちゃん、私もお姉ちゃんにお返しあげる!」
唯「ええー?なにくれるのー?」
憂「あのね、わたしのおしっ」
唯「めっ!」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 03:22:29.08:520/tLWo0
憂「えへへー」にこにこ
梓「憂、今日はすっごくうれしそうだね」
純「憂なんかもう知らん」
憂「純ちゃん、梓ちゃーんあのね、あのね」
純「知らん」
憂「お姉ちゃんがねえ、うふふ」
純「聞いちゃいねえ」
憂「私のこと大好きだよって、うふふふふふ」
純「はいはいよござんした」
梓「純、しっと?」
純「だれが!」
憂「えへへえへえへへえへえ」にこにこ
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 03:31:03.67:520/tLWo0
憂「お姉ちゃん、あーん」
唯「うーい」もぐもぐ
紬「唯ちゃんたちは仲良くってすてきねえ」
澪「例によってここは部室だけどな」
憂「あ、これは私の持参のケーキですから気にしないでください。私とお姉ちゃんの分だけですけど。澪さんの分はありません」にこにこ
澪「うん、色々とつっこみたいことはあるけど取りあえずいい根性だね、憂ちゃん」
律「ま、二人とも元気になったみたいでよかったな」
梓「それがなによりですね」
澪「お前らもっと色々と気にした方がいいぞ」
梓「お前は細かいこと気にしすぎなんだよ」
澪「おい貴様!」
唯「はい、次は憂の番」
憂「あ、あーん///」
紬「みんな仲良いわねー」にこにこ
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 03:37:05.32:520/tLWo0
唯「あ、和ちゃーん!」
憂「和ちゃあああああん!」
和「あら、憂に唯」
唯「えへへ、一緒にかえろー」
憂「帰ろっ、和ちゃん!」
和「いつにもまして仲良いわね」
唯「和ちゃん、こないだの宿題、答えみつけたよ!」
和「へえ、聞かせてもらおうかしら」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 03:48:00.69:520/tLWo0
唯「私たちが一緒にいられなくなる時が、離れ離れにならなくちゃいけない時が来たらどうするか、って宿題だったよね」
和「……ええ」
紬「唯ちゃん、ついに和ちゃんと決着をつけるのね」
律「ああ」
梓「ケッチャコ……」
澪「もうつっこまないぞ」
唯「その時が来たら、会いに行けばいいんだよ!
たとえ離れ離れになっても、またすぐに一緒になればいいと思うんだ!ねっ、うい」
憂「ねー」
和「やれやれ、それがあなたたちの答えなのね。いいわ、私の負けよ」
澪「ああ、勝負事だったのか……」
梓「ぐすっ……」
澪「え、なんで泣いてるんだ梓」
律「野暮なこと言うなよ、みおー」
梓「そうですよ、これは汗です!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 03:54:25.01:520/tLWo0
澪「そんな目から滝のような汗を流す人間はいない」
梓「も、もうっ、空気読んでください!これだからみおみおは……」
澪「みっ……いや、もうそれでいい」
唯「うーい!」
憂「お姉ちゃん!」
唯憂「だーいすき!」
和「ふふ、雨が降ってきたようね。眼鏡の撥水レンズがとめどなく雨を弾いてるわ」
澪「和……」
和「気にしないでちょうだい、みおみお」
澪「いや、やっぱりお前らもっといろんなことを気にするべきだ。ていうかしろ!」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 04:02:49.62:520/tLWo0
唯「君を見てるといつもハートドキドキ♪」カラカラ
唯「んお?」
唯「おーい、ういー!」
憂「なあに、お姉ちゃん」トテトテ
唯「トイレの紙無くなったよお。新しいのください」
憂「いやです」
唯「紙、ください」
憂「いやです」
唯「えっ。えっ…………えっ!?」
憂「大丈夫、紙を持ってこなくても私に良い作戦があるから」
唯「念のため聞くけど、どんな?」
憂「あのね、まず私がお姉ちゃんのそこをペロペロとなめるでしょ」
唯「もおっ、ういのばか!」
憂「えへへー。お姉ちゃん、大好き!」
HAPPY END!
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 04:23:00.50:KFVoqm6YO
唯「やだよ……憂がいなきゃいやだよお!」
憂「おねえちゃん、わがまま言わないで」
唯「ひっぐ、憂がいなきゃやだやだやだやだうええええええええ」
憂「……そんなこと言ったら、私だって」
憂「私だってお姉ちゃんがいなきゃいやだよおおおおお」
唯「ういいいいいいいいいい」
憂「お姉ちゃん!」ダキッ
和「下駄箱でいつまでも馬鹿やってないで自分の教室にいきなさい、ばか姉妹!」
これはwktk
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 23:49:52.36:hUWTjWFA0唯「ごろごろー」
唯「ごろごろー」
唯「ごろごろー」
唯「ごろごろー」
憂「お姉ちゃん、そんなところでごろごろしてたらお洋服にほこりがつくよ?」
唯「ういー」
憂「なあに?」
唯「おトイレ行きたいよお」
憂「行っといで。(あっ、しまった、今の『行っトイレ』みたいに聞こえちゃったかも)」
唯「めんどくさい!」
憂「でも我慢するとからだに悪いよ?」
唯「トイレまで行きたくないよお」
憂「うーん……あっ、そうだ私が代わりに行ってあげるよ!」
唯「憂、気持ちはありがたいんだけど……」
憂「お姉ちゃんのためならなんでもできるよ」にこにこ
唯「憂が行っても意味ないというか…ひょっとして憂はばかなの?」
憂「大丈夫、ちゃんと作戦があるの」
唯「やっぱり憂は頼りになるよー」
憂「あのね、まず私がここでお姉ちゃんのおしっこを飲むでしょ」
唯「ばか!」
憂「ねえねえ、梓ちゃん、純ちゃん!」
梓「はい、なんですか」
憂「昨日ね、お姉ちゃんがね!」
純「はいはい」
憂「私のことぎゅーっ、って抱きしめてね、ぎゅーって!」
梓「うんうん」
憂「それでね、私のこと……私のこと大好きだって!きゃっ!」
純「うん、それさっきも聞いた」
梓「昨日も同じようなこと聞いた」
純「ていうか毎日だよね」
憂「それでね、私もお姉ちゃんのこと大好きだよ!って、そしたらお姉ちゃんが」
純「聞いちゃいねえ」
梓「もう、姉妹で仲良しはいいけどさあ。そんなにお姉ちゃんのこと大好きでどうするのさ、憂」
憂「どうするのって……残念ながら女の子同士では子どもはつくれないんだよ。何言ってるの梓ちゃん」
純「お前が何言ってるんだ」
梓「じゃなくって、いつまでもお姉ちゃんといっしょにいられるわけじゃないでしょ」
憂「え……」
梓「唯先輩だっていつかひとり暮らしするだろうし、そうしたら」
純「ちょ、ちょっと梓」
憂「ひっぐ……ぐすっ」
梓「あ」
憂「うわあああああああん!やだやだやだあ!」
梓「ご、ごめん憂!あやまるから泣かないで!」
<ダーレダー……ダーレダー……!
純「遠くから聴こえるこの声は……」
ガチャ バタン!
唯「ういを泣かすのはだーれだー!!」
純「うわあ!なまはげ、じゃなかった憂のお姉ちゃん!」
憂「おねえちゃあん、うえええええん!」ぎゅー
梓「やったのは純です!」
純「おい貴様!あんたと私は、仲間じゃなかったんで……」
唯「純ちゃん。めっ!!!」
純「えっ」
憂「……ひっく、……まいったか!」
純「な、なにが!?」
律「お昼休みだぞ、いえーい」
唯「いえーい!」ぱしん
紬「いえーい!唯ちゃんは元気ねー」
澪「ついさっきまで寝てたのにな」
唯「だって憂のお弁当が食べられるんだよー、寝てるわけにはいかないよお」
澪「それがなかったら放課後まで寝てるんだな」
唯「さーて、今日のお弁当はなにかな~。………あ、グリンピース」
律「なんだあ、唯、グリンピース嫌いなのか?」
唯「うん……」せっせ
澪「おい、私のお弁当に無言でグリンピースを運ぶな」
唯「憂って時々グリンピース使うんだよね……昨日の夕飯も今日の朝もグリンピースだったし。なんで?」せっせ
律「グリンピースがたまたま安かったんじゃねーの」
唯「そうかあ」せっせ
澪「おいきさま」
唯「今晩もグリンピースかなあ」せっせ
純「……憂のお弁当すごいね」
梓「うわっ、緑色!」
憂「ちょっとグリンピース買い過ぎちゃって」
純「もう、それ既にリビアの国旗みたいじゃん。どうしてこんなことに?」
憂「実はお姉ちゃんのことなんだけどね」
純「わかった。よく分かんないけど、なんか分かったからもういいよ言わなくて」
憂「うちのお姉ちゃん、グリンピースがあまり好きじゃないんだ」
梓「聞いちゃいねえ」
憂「それでね、夕御飯の時とかに私がグリンピースのおかず作ってだすとね、
私がよそ向いてる間にお箸で私のお皿に自分のグリンピースを乗っけてるの!」
梓「うん」
憂「だから私ついついグリンピースのおかずを出したくなっちゃうんだ」
純「……なんで?」
憂「お姉ちゃんのお箸は、さっきまでお姉ちゃんが口にくわえてたお箸なんだよ?」
純「うん。それが?」
憂「はあ……こんなこと純ちゃんに言っても無駄だったか……」
純「わたしもためいきつきたい」
唯「えへへー、あずにゃーん」
梓「ナズェミテルンデス」
唯「あずにゃんってかわいいねえ」
梓「なんですか藪から棒に」
憂「お姉ちゃんもかわいいよ!」
唯「もちろん憂もかわいいよお」
憂「お、お姉ちゃん……」てれてれ
唯「ういー」てれてれ
律「うるわしい姉妹愛ですこと」
澪「うん、そうだな。なぜ憂ちゃんが部室にいるのかがすごく気になるけど」
憂「なに言ってるんですか澪さん、ここにはお姉ちゃんがいるんですよ?
私が存在する理由なんてそれだけで充分じゃないですか」
澪「ここ部室なんだけど」
律「諦めろ。たぶん何を言っても無駄だ、澪」
梓「そうですよ澪」
澪「おい貴様」
紬「あの、実は、ケーキ五人分しか用意してなくて……」
憂「大丈夫です、私はお姉ちゃんさえいればかすみでも食べて生きてますから!」
律「なにもそんなにへりくだらなくても」
澪「へりくだってるのか、これは」
唯「しょうがない、ここは私が人肌脱ぐよ!」
憂「お姉ちゃん?」
唯「澪ちゃん、じゃんけんしよ!」
澪「なんでだよ」
唯「私か澪ちゃん、負けた方が憂にケーキをあげるのです」
澪「なんでだよ」
唯「皆からケーキを取っちゃうわけにはいかないし、私は憂のためならケーキがなくても平気だから……
だからじゃんけんしよ、澪ちゃん」
澪「だからなんでだよ」
憂「お姉ちゃん……」
紬「憂ちゃんったら感動のあまり泣いてるわ」
澪「だからなんでなんだよ」
律「ここはもう従った方がよさそうだぞ、澪」
梓「そうですよ、澪」
澪「なんでだ!」
さっきからあずにゃんがオンドゥル星の王子になってるんだが
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/23(水) 01:22:24.12:520/tLWo0唯「あ、和ちゃーん!」
憂「和ちゃーん!」
和「あら、憂に唯」
唯「えへへ、一緒にかえろー」
憂「帰ろう、和ちゃん」
和「相変わらず仲良いわねえ」
唯「そうだよお」
憂「いつも一緒だもんね、お風呂も一緒、トイレも一緒!」
和「うん」スタスタ
唯「ほんとはトイレについてくるのはやめてほしいんだあ」
和「そうね」スタスタ
律「……和ってなんかすごいな」
梓「完全に慣れてますね」
和「はあ……まあトイレ一緒はいいんだけど」
澪「いいのか」
和「あなたたち、いつまでも姉妹一緒にいられるわけじゃないのよ。わかってる?」
憂「(……こないだ梓ちゃんにも同じこと言われた)」
唯「うう、和ちゃんどうしてそんなかなしいこと言うのっ!」
和「だって事実だもの、仕方ないじゃない」
唯「そんなことないもん!」
梓「唯先輩、そこはウソダドンドコ……」
澪「真剣なシーンだから黙っていような」
梓「ごめん、澪」
澪「ついに敬語が消えた!」
和「唯だってほんとはわかってるんでしょ」
唯「そんな、そんな……」
憂「おねえちゃあん……」ウルッ
唯「和ちゃん、めっ!」
和「…………めっ返し」
唯「ひいっ」
憂「うわああん!」
紬「い、今のが伝説のめっ返し……!」
澪「急に何を言いだしたんだムギ」
和「無様ね……その時が来たらどうするのか、宿題にしとくからよく考えておきなさい」スタスタ
唯「うええええん!」
律「和、行っちゃったな」
澪「ああ、和の家あっちじゃないけどな」
和「…………道を間違えたわ」
澪「…………。」
憂「ぼー……」
純「憂、元気ないねえ」
梓「昨日、ちょっとね……」
憂「ぼー……」
純「おーい、憂げんきだしなよー。いつもうるさい憂が元気ないと教室が300ルクスくらい暗くなるんだから」
憂「うん……」
ヴーヴー
憂「あっ、お姉ちゃんからメールだ!」
『憂へ
パンはパンでも食べられないパンはパンパカパーン!』
梓「な、なにこれ」
純「どういうことなの」
憂「くすっ、お姉ちゃんたら面白い!」
純「えっ」
梓「純……よくわかんないけど、ここは笑っといた方がよさそうだよ」
純「うん……あ、あははー。パンパカパンだなんて憂のお姉ちゃんは面白いなあ」
憂「お姉ちゃんを笑うなっ!」
純「えっ!?」
澪「唯、今日はお弁当ないの?」
唯「そうなんだ。澪ちゃん、パン買ってきて」
澪「さすがに怒るぞ」
唯「嘘だよお、もう休み時間に買ってきたよお。ゴールデンチョコパン三つ」
澪「さすがに豪華過ぎないか」
紬「唯ちゃん、どうして今日はお弁当ないの?」
唯「うん……昨日のことで憂、すごく落ち込んでるみたいで……」モグモグ
紬「そうなの……」
和「そうなのね……」
澪「和は元凶じゃないか……」
唯「私も心配でご飯がのどを通らない」モグモグ
澪「月並みだけど、そう言いながら食べてるぞ」
唯「やだなあ、これはパンだよ」モグモグ
澪「だからどうした」
唯「はあ、私このままじゃだめなのかなあ……」モグモグ
律「ゆーい、元気だしな。唯が元気ないと教室が五十億光年くらい暗くなるんだぞ」
紬「そうよ、唯ちゃん!」
澪「光年は距離だけどな」
唯「りっちゃん、ムギちゃん!」モグモグ
和「唯、食べながら喋るのはよしなさい」モグモグ
澪「……すごく残念だけど和もだ」
唯「ういー、私出かけてくるねー」トテトテトテ
憂「うん!」トテトテ
唯「……」
憂「どうしたのお姉ちゃん小首をかしげて。かわいい!」
唯「なんでついてくるの?」
憂「お姉ちゃん、でかけるんでしょ?」
唯「そうだよ、お姉ちゃんは出かけるんだよ。」
憂「うん!」
唯「……」トテトテ
憂「~♪」トテトテ
唯「……」ピタッ
唯「もおー、憂はついてきちゃだめっ!」
憂「ちぇー……」
憂「お姉ちゃんほんとにひとりで行っちゃった……」
憂「私のこと嫌いになっちゃったのかな……」
憂「ひょ、ひょっとして昨日のおかずが辛すぎたのかも」
憂「それでお姉ちゃん怒ったんだ!」
憂「どどど、どうしよう……!もしお姉ちゃんが帰ってこなかったりしたら」
憂「電話、電話しよう!今すぐ謝らなくちゃ!」
憂「……」ドキドキ
ミンナガダイスキッ♪
憂「あれ、お姉ちゃんの携帯がこんなところに……」
憂「くすっ、お姉ちゃんったら忘れてったんだ。相変わらずドジだなあ」
憂「メールしといてあげよう。『けいたい忘れてるよ』っと」
純「ふう……静かな部屋でひとり瞑想するのもまたよし。私ったら最高にイケてる女子高生ね」
純「けして退屈なわけではない」
純「……ごほん」
純「咳をしてもひとり」
I wanna be a cool bassist girl♪
純「お、憂から電話だ。もしもーし」
憂『じゅんぢゃあああああん、おねえちゃんがあああああ』
純「な、なになにどうしたの落ち着いて!」
憂『うええええええええ、じゅじゅじゅじゅんぢゃああああ』
純「要するに、昨日作ったキムチ鍋があまりにもキムチ大盛り過ぎたのでお姉ちゃんが家出してしまったと」
憂『うえ、うえええええん』
純「そんなことあるわけねえだろ……」
憂『でも、だっでええええ、おねえぢゃんがああ、携帯があああああ』
純「はいはい。唯先輩きっとすぐに帰ってくるよ」
憂『うえうえええええ』
純「あんまり泣いてると録音して校内放送するからね。気をしっかりもちなさい」
憂『うん、うえっうえっ……ぐじぐじ』
純「はい、深呼吸深呼吸」
憂『すーはー』
純「落ち着いた?」
憂『うん。ごめんね、純ちゃん……ぐすっ』
純「なんのなんの」
憂『私、純ちゃんが友達でよかった』
純「な、なによう急に」
憂『本当だよお、純ちゃんいつもありが……』
『おーい、ういー!』
憂『あっ、お姉ちゃんが帰ってきた!ばいばい!』ブツッ
純「えっ」
純「………………」
純「………………やるせない」
憂「ううっ、お姉ちゃーん!」ぎゅっ
唯「ういー」ぎゅー
憂「お姉ちゃんがひとりでお出かけしちゃってすごくさびしかったよー」
唯「ういー」ぎゅー
憂「すっごくさびしかったさびしかったさびしかったお姉ちゃんがいなくてさびしかったさびし」
唯「ごめんねえ。でもこのお出かけは私一人で行かなくちゃダメだったんだ」
憂「どういうこと?」
唯「うーん、少し早いけど、はい、これ!」
憂「これは……」
唯「誕生日プレゼント!」
憂「お姉ちゃん、ありがとう!」
唯「でへへ」
憂「私の誕生日昨日だったのに何も言わないから、ひょっとして忘れてるのかと思っちゃった。ごめんね」
唯「え?」
憂「ちゃんと覚えてくれてたんだね、うれしい!」
唯「ももももちろんだよお」
憂「開けていい?ていうか開けるね!」ビシュンビシュン!
唯「うい、はやっ!」
憂「これなあに?クマのぬいぐるみだ!」
唯「そうだよ、クマだよー」
憂「すっごくかわいいね、ブタさんみたい!」
唯「クマさんだよ」
憂「えへへー」
唯「……ほら見て、お揃いで私の分も買ったんだ。あのね、お店の人が言ってたけどね、このクマさんたちは夫婦なんだって。
だから絶対に離れられないんだよ」
憂「お姉ちゃん」
唯「そしてこれを持ってれば、私と憂も一緒だからね!」
憂「お姉ちゃあああん!」ぎゅー
唯「ういー!」ぎゅー
憂「お姉ちゃん、私もお姉ちゃんにお返しあげる!」
唯「ええー?なにくれるのー?」
憂「あのね、わたしのおしっ」
唯「めっ!」
憂「えへへー」にこにこ
梓「憂、今日はすっごくうれしそうだね」
純「憂なんかもう知らん」
憂「純ちゃん、梓ちゃーんあのね、あのね」
純「知らん」
憂「お姉ちゃんがねえ、うふふ」
純「聞いちゃいねえ」
憂「私のこと大好きだよって、うふふふふふ」
純「はいはいよござんした」
梓「純、しっと?」
純「だれが!」
憂「えへへえへえへへえへえ」にこにこ
憂「お姉ちゃん、あーん」
唯「うーい」もぐもぐ
紬「唯ちゃんたちは仲良くってすてきねえ」
澪「例によってここは部室だけどな」
憂「あ、これは私の持参のケーキですから気にしないでください。私とお姉ちゃんの分だけですけど。澪さんの分はありません」にこにこ
澪「うん、色々とつっこみたいことはあるけど取りあえずいい根性だね、憂ちゃん」
律「ま、二人とも元気になったみたいでよかったな」
梓「それがなによりですね」
澪「お前らもっと色々と気にした方がいいぞ」
梓「お前は細かいこと気にしすぎなんだよ」
澪「おい貴様!」
唯「はい、次は憂の番」
憂「あ、あーん///」
紬「みんな仲良いわねー」にこにこ
唯「あ、和ちゃーん!」
憂「和ちゃあああああん!」
和「あら、憂に唯」
唯「えへへ、一緒にかえろー」
憂「帰ろっ、和ちゃん!」
和「いつにもまして仲良いわね」
唯「和ちゃん、こないだの宿題、答えみつけたよ!」
和「へえ、聞かせてもらおうかしら」
唯「私たちが一緒にいられなくなる時が、離れ離れにならなくちゃいけない時が来たらどうするか、って宿題だったよね」
和「……ええ」
紬「唯ちゃん、ついに和ちゃんと決着をつけるのね」
律「ああ」
梓「ケッチャコ……」
澪「もうつっこまないぞ」
唯「その時が来たら、会いに行けばいいんだよ!
たとえ離れ離れになっても、またすぐに一緒になればいいと思うんだ!ねっ、うい」
憂「ねー」
和「やれやれ、それがあなたたちの答えなのね。いいわ、私の負けよ」
澪「ああ、勝負事だったのか……」
梓「ぐすっ……」
澪「え、なんで泣いてるんだ梓」
律「野暮なこと言うなよ、みおー」
梓「そうですよ、これは汗です!」
澪「そんな目から滝のような汗を流す人間はいない」
梓「も、もうっ、空気読んでください!これだからみおみおは……」
澪「みっ……いや、もうそれでいい」
唯「うーい!」
憂「お姉ちゃん!」
唯憂「だーいすき!」
和「ふふ、雨が降ってきたようね。眼鏡の撥水レンズがとめどなく雨を弾いてるわ」
澪「和……」
和「気にしないでちょうだい、みおみお」
澪「いや、やっぱりお前らもっといろんなことを気にするべきだ。ていうかしろ!」
唯「君を見てるといつもハートドキドキ♪」カラカラ
唯「んお?」
唯「おーい、ういー!」
憂「なあに、お姉ちゃん」トテトテ
唯「トイレの紙無くなったよお。新しいのください」
憂「いやです」
唯「紙、ください」
憂「いやです」
唯「えっ。えっ…………えっ!?」
憂「大丈夫、紙を持ってこなくても私に良い作戦があるから」
唯「念のため聞くけど、どんな?」
憂「あのね、まず私がお姉ちゃんのそこをペロペロとなめるでしょ」
唯「もおっ、ういのばか!」
憂「えへへー。お姉ちゃん、大好き!」
HAPPY END!
おいちょっと待てw
- けいおん!! TVアニメ公式ガイドブック~桜高軽音部メモリアルアルバム~ (まんがタイムKRコミックス)
- 原作:かきふらい まんがタイムきらら編集部
- 芳文社 2011-02-18
by G-Tools , 2011/02/23
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日常 って漫画思い出したわ
どこをどう見たら扱い酷いになるのかわけわからん