- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:47:17.25:Dl6Aj80V0
ネコバァ「そうじゃ。今ハンターの間でアイルーをお供に連れてくのが流行ってるんじゃよ」
ハンター「そりゃ面白いな」
ネコバァ「ハンターちゃんもどうかねぇ」
ハンター「よし。一匹貰おうかな」
ネコバァ「ささ、好きな子を選んでおくれ」
ハンター「どれどれ」
ハンター「ん?」
梓「私はアイルーとかいうのじゃありません!!」ムキー
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:51:43.53:Dl6Aj80V0
ハンター「この子は?」
ネコバァ「あぁ、その子はいつの間にか紛れ込んでいてねぇ・・・」
梓「私はけいおん部の中野梓です!」
ネコバァ「アイルーなのにやたら反抗的で困っとるんじゃ」
梓「先輩達をどこにやったんですか!」
ネコバァ「貰い手がいなくてどうしようかと思っとったんじゃが・・・半額でもいいから貰ってくれないかねぇ」
ハンター「半額か・・・よし!この子にしようかな」
梓「ちょっと!!」ムキー
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 21:57:04.62:Dl6Aj80V0
ネコバァ「う~ん・・・勧めておいてあれなんだが、ハンターは命懸けの仕事だからねぇ。ちゃんとした子のほうが・・・」
梓「何勝手に話進めてるんですか!」
ハンター「はは、そこは安心してくれ。俺は新米ハンターだから危険なクエストはまだ行かないよ」
梓「も、もしかして私を売る気ですか!?」
ネコバァ「そうかい。そりゃよかった」
梓「人身売買は違法です!犯罪ですよ!」プンプン
ネコバァ「大変かもしれんが、この子をよろしく頼むよ」
梓「通報しますよ!」
ハンター「あぁ。さ、行こうか」
梓「わわ!放してください!!」ジタバタ
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:04:37.71:Dl6Aj80V0
ハンター「ここが今日から君の家だ」
梓「こ、こんなところ連れ込んで何する気ですか!」
ハンター「明日から忙しくなるし今日はゆっくり休んでよあずにゃん」
梓「なんでその名前を知ってるんですか!!」
ハンター「ニックネームさ。気に入ってくれた?」
梓「その名前で呼んでいいのは唯先輩だけです!」
ハンター「ユイ先輩?へぇ、アイルーにも先輩後輩があるんだな」
梓「だから私はアイルーじゃありません!けいおん部の中野梓です!」プンスカ
ハンター「ケイオンブ?何それ」
梓「お菓子食べたり、たまに楽器を演奏するところです」
ハンター「演奏・・・あ~狩猟笛ね。俺あれ使えないんだよなぁ」
梓「違いますって!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:12:32.45:Dl6Aj80V0
ハンター「つまり・・・あずにゃんは違う世界からきたっての?」
梓「そうです。あとあずにゃんってのやめてください」
ハンター「それは置いといて明日の話なんだけど・・・」
梓「信じてないでしょ!」キー
ハンター「いいやそんなことないさ。俺もそういう妄想したことあるし」
梓「もういいです!!帰る!!」
ハンター「帰るってどこに?」
梓「そ、それは・・・」
ハンター「とにかくわけありってのは分かったからさ、行くあてがないならしばらくここにいたらどう?」
梓「むぅ・・・」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:21:52.09:Dl6Aj80V0
梓「分かりました・・・元の世界に帰るまで世話になってやってもいいです」
ハンター「はは、よろしく」
梓「で、何をすればいいんですか?」
ハンター「そうだな・・・まずは一緒にお風呂入ろうか」
梓「な!オトモってそういう意味ですか!!ふざけんな変態!!!」ガォー
ハンター「?」
梓「そんなのはオヨメアイルーにでも頼んでください!」
ハンター「よくわからないけどクエスト前に風呂入るのは常識だろ?」
梓「どこの常識ですか!!」
ハンター「風呂は命の洗濯って誰かが言ってたし。ほら、行こう」ヒョイ
梓「うわ!放せ!放せぇェェ!!」ジタバタ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:32:20.93:Dl6Aj80V0
~集会浴場~
ハンター「いい湯だなぁ。あずにゃんもっとこっちに来なよ」
梓「寄らないでください。あずにゃんって呼ぶのもやめてください」
梓「(なんでこんなことに・・・)」
梓「(確かテスト明けにみんなで唯先輩の家に遊びに行って・・・)」
梓「(何したんだっけ・・・)」
梓「ってあれ?私の着替えは?」
ハンター「着替えはそれだよ。特典でついてきたマフモフシリーズ」
梓「人の着替えを勝手に!」
ハンター「酒場で飯食って帰ろう。おいで」ヒョイ
梓「自分で歩きますからぁ!」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:37:40.91:Dl6Aj80V0
梓「(やっと帰ってきた・・・)」
ハンター「じゃあおやすみ」
梓「(先輩達もこんな目にあってるのかな)」
ハンター「zzZ」
梓「(どうすれば元の世界に帰れるのかな・・・)」
梓「(まずはみんなを見つけないと)」
梓「(色々考えてたら全然眠れないよぉ)」
梓「・・・」グゥグゥ
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 22:51:05.39:Dl6Aj80V0
ハンター「さぁ朝だ!さっそくクエストにいくぞ!」
梓「眠いです・・・」フワァ
ハンター「どれにしようかな」
梓「私家で寝てますから頑張ってください・・・」
ハンター「いやいやちゃんと働いてもらわないと困るよ」
梓「私みんなを探さないといけないので・・・」
ハンター「さっき家で寝てますとかいってたよね?」
ハンター「なぁあずにゃん」
梓「だからあずにゃんって呼ばないでください」
ハンター「昨日酒場で食べたアプトノスのステーキどうだった?」
梓「そりゃっもうジューシーでおいしかったです。あ、よだれが」ジュルリ
ハンター「また・・・食べたいよね・・・?」
梓「!」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:06:05.16:Dl6Aj80V0
梓「食べ物で釣る気ですか・・・」グヌヌ
ハンター「いや別に」ニヤニヤ
梓「私は絶対に行きませんから!」
ハンター「『ハチミツ集めのお手伝い』ロイヤルハ二―7つ採取。これにしようかな」
梓「そもそも女の子を食べ物で釣るなんて失礼です!」
ハンター「すいません。このクエストお願いします」
受付「かしこまりました。すぐにガーグァ便を手配しますのでそれでフィールドに向かってください」
ハンター「は~い」
梓「絶対に行きませんからね!!」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:12:27.02:Dl6Aj80V0
ハンター「ガーグァ便の乗り心地はなかなかだな」
梓「ずるいです・・・食べ物で釣るのはずるいです・・・」
ハンター「あずにゃんはかわいいな~」ケラケラ
梓「バカにするなぁぁぁ」グォォ
ハンター「でもちょっと高級なハチミツ採ってくるだけだからさ。危険はないよ」
梓「それよりあずにゃんって呼ぶのはいい加減やめてください」
ハンター「そんなに嫌なの・・・?」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:15:45.75:Dl6Aj80V0
梓「そういえばあなたのことはなんて呼べばいいですか?」
ハンター「う~ん・・・旦那さんで」
梓「ふ、ふざけないでください!!」
ハンター「?アイルーは普通そう呼んでくれるけど」
梓「だから私はアイルーじゃ・・」
ハンター「じゃあご主人様でもいいや」
梓「もういいです!呼びませんから!」プンプン
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:24:59.86:Dl6Aj80V0
~渓流~
ハンター「やっと着いたな」
梓「そーですね」ダリー
ハンター「まずはハチの巣を探さないと」
梓「そーですね」カエリテー
ハンター「やる気だしてよ」
梓「ふんだ」ツン
ジャギィ「・・・」
梓「え?」
ジャギィ「アッアッオーウ!!」
梓「なんかでたぁぁぁぁぁぁ!!!!」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:33:57.52:Dl6Aj80V0
梓「こっちくるなぁぁぁぁ!!」ブンブン
ハンター「ちゃんと狙って武器振らないと!!」
ジャギィ「ヘーイ!!」
梓「きゃああああああああ!!」
ハンター「そら!」ザシュ
ジャギィ「・・・」チーン
梓「あ・・・ありごとござます・・・」ガクガク
ハンター「いやぁ危なかったな」
梓「っていうか危険はないって言ったじゃないですか!!もう帰ります!!」プンスカプー
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/18(金) 23:48:29.05:Dl6Aj80V0
ハンター「でもクエストクリアしないと迎えはこないよ」
梓「えぇ!?」
ハンター「早く帰りたいなら手伝って」
梓「うぅ・・・仕方ないですね・・・」
ハンター「じゃあハチの巣を見つけてくれ」
梓「どうやって見つければ・・・そうだ!!」ピコーン
ハンター「どした」
梓「ハチを捕まえて糸かなんかで目印付ければハチの巣を見つけられますよ!!」
ハンター「?とりあえずハチを捕まえてくればいいんだね?」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 00:02:49.68:9nQg2e5S0
ハンター「捕まえたぞい」
梓「じゃあ目印付けます。でわ逃がしてください」
ハンター「!なるほど!これでハチの後を追えばいいのか!」
梓「そのとおりです」エヘンプイ
ハンター「こんな裏技知ってるなんてあずにゃんは博識だなぁ」
梓「えへへ。テレビで見たんです。それとあずにゃんはやめてください」
ハンター「テレビ?なんだいそれは」
梓「知らないんですか?それよりハチ見失わないようにしないと」
ハンター「おう分かった・・・」
梓「あ、降りていきましたよ!きっとあそこに巣があります!」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 00:09:02.97:mlDFG3G20
ハンター「おぉ・・・本当にあった」
梓「えへん!」
ハンター「えらいぞあずにゃん!」
梓「だからあずにゃんって・・・あ!これがロイヤルハニーですか!」
ハンター「お!それだ!どんどん採れぃ!」
梓「よーし!」
ハンター「なんかノリノリだなぁ」
梓「ち、ちがいます。早く帰りたいだけで別に楽しくなんかないです」
ハンター「へぇ?」ニヤニヤ
梓「んもうっ。からかわないでください!」プイッ
ハンター「さて俺も探すか」
???「・・・」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 00:33:39.78:9nQg2e5S0
梓「いっぱい採れますね」
ハンター「穴場なのかな」
梓「・・・」ジュルリ
ハンター「食べたいの?」
梓「そそそんなわけ・・・」
ハンター「たくさんあるし一個くらい食べちゃえば?」
梓「え!?じゃあさっそく・・・」ペロペロ(^ω^)
ハンター「あずにゃんは食いしん坊だなぁ」ニヤニヤ
梓「う、うるさぁぁぁい///」カァァァァァァ
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 00:51:51.02:9nQg2e5S0
ハンター「さて残りのロイヤルハニーを採りますか」
梓「あれ?」
ハンター「えぇとさっきあずにゃんが一個食べたから・・・」
梓「あ・・・あぁ・・・あ・・・」ガクガク
ハンター「あと一個か。ん?あずにゃんどうしたよ」
梓「う・・・うぅ後ろに・・・」ブルブル
ハンター「え?」
ジンオウガ「ウオォー-------------------------ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 00:55:51.97:RZOiMp+PO
ハンター「ジ・・・ジンオウガ・・・なんでこんなところに・・・」
梓「あわわ・・・早く倒してください」ガクガク
ハンター「無理だ・・・訓練所を卒業したばかりの俺には・・・」
梓「それじゃあどうするんですか!!」
ジンオウガ「・・・」ガルルル
ハンター「・・・」ゴクリ
梓「ひぃぃぃぃ」ガタガタ
ハンター「・・・」チラッ
梓「も、もう終わりです・・・」グスッ
ハンター「・・・」
ハンター「逃げろあずにゃん」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 01:35:21.24:9nQg2e5S0
梓「え?」
ハンター「おれがこいつを足止めする。その間に逃げろ」
梓「で、でも!」
ハンター「それでベースキャンプに戻って救援部隊を呼んでくれ」
梓「それなら一緒に逃げましょうよ!」
ハンター「こいつからはまともに逃げられない。一緒に逃げたら共倒れになる」
梓「でも・・・でもぉ・・・」
ハンター「なに、俺でも時間稼ぎくらいできる。二人共助かるにはこれしかない」
梓「嫌です!私だけ逃げるなんて絶対に嫌です!!」
ハンター「わがまま言うな。主人の命令に従え」
梓「グスッ・・・ヒッグ・・・」
ハンター「逃げろ!!!!!!!」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 02:00:30.10:9nQg2e5S0
梓「じゃぁ約束してぐだざい・・・村に戻ったらまた一緒に温泉に入るって・・・」グスッ
ハンター「ああ」
梓「ぅ・・・死なないで・・・」タタタタタタ…
ハンター「死なねえよ・・・」
ジンオウガ「・・・」ガルルル
ハンター「へぇ、追わねえのか。なかなか男気のある奴だな」
ジンオウガ「・・・」バチバチ
ハンター「だったら・・・俺も男魅せねえとなぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」ダッ
ジンオウガ「オォー-------------------------ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」バリバリバリ
ハンター「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 02:58:30.78:9nQg2e5S0
~ベースキャンプ~
梓「はぁ・・・はぁ・・・着いた・・・」
梓「早く助けを呼ばないと」
梓「これが電話・・・かな」
電伝虫「ぷるるるるる」
ギルド「はいこちらギルドユクモ村支部」
梓「助けてください!来たんです!いきなり来たんです!」
ギルド「落着いてください」
梓「ジ・・・ジンオウガが・・・急にジンオウガが!!」
ギルド「わかりました。すぐに救援部隊を派遣します」
梓「助けてください・・・ご主人様を助けてください!!!!!」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 03:04:44.03:9nQg2e5S0
梓「・・・」
梓「大丈夫かな・・・」
梓「・・・」
ガサッ
梓「!」ビクッ
ジャギィ「ヘーイ」
梓「なんだジャギィか・・・」ホッ
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 03:08:27.30:9nQg2e5S0
梓「・・・」
梓「(お願い・・・)」
ガサッ
梓「!」
アイルー「ニャー」
梓「ご主人様!!!!!」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 03:13:36.02:9nQg2e5S0
ハンター「く・・・」
梓「しっかりしてください!!」
ハンター「すまん・・・一発もらっちまった・・・」
アイルー「じゃあお代は報酬からもらっとくにゃ。バイニャラ」
梓「はは早く手当てを!!」
ハンター「大丈夫だ・・・このくらい寝れば治る・・・」
梓「救援部隊呼びました!あとちょっとの辛抱です!」
ハンター「zzZ」
梓「そうだ・・・薬草を採っておこう・・・」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 03:18:03.88:9nQg2e5S0
ハンター「う・・・」
梓「目覚めましたか?」
ハンター「痛っ!」
梓「大丈夫ですか?これ、薬草です」ハイッ
ハンター「あずにゃんが採ってきてくれたの?」
梓「はい。薬草塗りますよ」ヌリヌリ
ハンター「ありがとな。頼もしいよ」
梓「いえ、そんな」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 03:24:07.42:9nQg2e5S0
梓「これからどうするんですか?」
ハンター「俺は・・・また行くよ」
梓「どうして!?逃げましょうよ!」
ハンター「クリアしないと報酬がもらえない。生活がかかってるんだ」
梓「そんな・・・」
ハンター「それにロイヤルハ二―あと一個だから」
梓「私が一個食べたせいですね・・・グスッ」
ハンター「周囲の安全確認を怠った俺の責任だ。気にするな」
梓「うぅ・・・」
ハンター「それに、ついてきてくれなんて言わないから安心してくれ」
梓「え?」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 03:34:04.28:9nQg2e5S0
ハンター「さて、俺はもう行く。あずにゃんはここで救援部隊を待っててくれ」
梓「ちょっと待ってください!」
ハンター「ん?」
梓「私も行きます!」
ハンター「でも危険なのは嫌だって・・・」
梓「ご主人様怪我してるじゃないですか!そんな状態で行ったら死んじゃいます!」
ハンター「だからこそ残れって言ってんだ。俺はあずにゃんを守れない」
梓「嫌です!」
ハンター「主人の命令を・・・」
梓「・・・」キッ
ハンター「はぁ・・・分かった。一緒に戦おう」ヤレヤレ
梓「はい!!」
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 14:55:26.48:9nQg2e5S0
~数時間後~
ハンター「採ってきてくれた?」
梓「はい。これですよね」ハイッ
ハンター「サンキュ。あとはこれを調合して・・・」
梓「なんですか?それ」
ハンター「閃光玉さ。目くらましするアイテムだよ」
梓「ふむふむ」
ハンター「これを投げつけてジンオウガの目をくらましてる間にスラッシュアックスで一気に首を落とす」
梓「上手くいきますかね・・・」
ハンター「・・・」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 15:17:12.26:9nQg2e5S0
梓「いた・・・」ソロリ
ハンター「いくぞ・・・」
ジンオウガ「・・・」クルリ
ハンター「今だ!!」ヒュッ
ピカ!
ジンオウガ「グオオオオ!!」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 15:19:40.24:9nQg2e5S0
ハンター「うおおおおおおおおお!!!!!!」
梓「おおおおおおおおおおおおおお!!」
ハンター「おらぁ!!」ブンッ
ガキィイン!!
ハンター「く、はじかれた!!」
ジンオウガ「・・・」バチバチバチ
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 15:37:47.96:9nQg2e5S0
ハンター「くる!離れろ!」
梓「うわあ!」
ジンオウガ「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」ズギャシャァァァン
ハンター「なんてこった・・・超帯電状態になりやがった・・・」
梓「チョウタイデンジョウタイ?」
ハンター「あずにゃん」
梓「嫌です。逃げません」
ハンター「元の世界に帰るんだろ?こんなところで死」
梓「ご主人様と一緒に村に戻ってその後元の世界に帰ります」
ハンター「まったく・・・」ヤレヤレ
ハンター「分かったよ・・・やるか!!」
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 15:47:30.87:9nQg2e5S0
ジンオウガ「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」バチバチ
ハンター「きた!よけろ!」
梓「うわっ!で、どうすればいいんですか!?」
ハンター「まず逃げまくって電気をすべて放電させて帯電状態を解除させる!」
梓「おわぁっ!わ分かりました!!」
ハンター「あずにゃん上だ!!」
ジンオウガ「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
梓「ひいいいいいい!!!!」ピョン
ハンター「いける・・・いけるぞ!」
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:01:21.64:9nQg2e5S0
梓「もうクタクタです・・・」ヒィヒィ
ハンター「あと少しだ、頑張れ!おっと」サッ
ジンオウガ「グオオオオオオオオ!!!!」
梓「へぇあ!!」サッ
ハンター「なんかジンオウガの動きにも慣れてきたな」ヒョイッ
梓「ですね・・・ひゃぁっ!!」
ハンター「しまった!あずにゃん!後ろだ!!!!!」
梓「え?」
ジャギィ「アッアッオーウ!!」ヘーイ
梓「きゃあ!!!!!!」
ジンオウガ「オォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!」ゴッ
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:12:49.21:9nQg2e5S0
梓「やられ・・・」
梓「・・・あれ・・・?」
ハンター「く・・・」
梓「ご主人様!」
ハンター「今だ!俺がこいつを抑えてる内に攻撃だ!」ギリギリ
梓「え?」
ハンター「スラッシュアックスは本来ガード機能ないからもう持たない!早く!」ピキピキ
梓「私が・・・攻撃・・・?」
ハンター「早く!!あずにゃん!!!!!!!」バキ
梓「くっ、てぃやああああああああ!!!!!!!」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:20:13.18:9nQg2e5S0
ジンオウガ「アォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!」バリン
ハンター「帯電状態が解けた!」
梓「やった・・・やりました・・・」
ハンター「チャンスだ!」ザシュ
ジンオウガ「アォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!」バキッ
梓「やった・・・?」
ハンター「角折っただけか・・・」フラッ
梓「ご主人様!!」
ハンター「あれ・・・意識が・・・」バタリ
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:26:32.43:9nQg2e5S0
ハンター「ん・・・」
梓「おはようございます」
ハンター「ここは・・」
梓「もう家です。あの後すぐに救援部隊の飛行船が来て助けてくれたんですよ」
ハンター「ジンオウガは?」
梓「何故かおとなしく帰っていきました」
ハンター「そっか」
梓「ほんと、ばかですよ・・・」
ハンター「なんだよ急に」
梓「救援部隊の人が言ってました・・・オトモをかばうハンターなんて見たことないって」
ハンター「はは、確かに俺はバカかもな」
梓「でもそんなおバカさん私嫌いじゃないですよ」
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:32:44.31:+bf7GLOM0
ハンター「そりゃどーも。あ、そーだ。温泉行こうか」
梓「温泉?」
ハンター「したろ?約束」
梓「・・・」
梓「はい!!」
梓(こっちの世界にきて数日経ちました)
梓(まだ元の世界に帰る手がかりもないし)
梓(先輩達もこの世界にいるのかどうかすら見当もつかないけど・・・)
梓「今はゆっくり温泉を楽しんでもいいよね」
ハンター「何言ってんの?早く行こうよ」ヒョイ
梓「あわわ、自分で歩きますからぁぁぁぁぁぁぁ」
つづく
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:40:12.81:9nQg2e5S0
, -───- 、
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,へ、_ ノ::::::::::::::::::::::::::,-‐-.、:::\,
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| i ヽ `ヽ、:::::::::::::::::::i,__ _ ヽ:::|
.l ` ー‐-‐ | U::丁 | |:::::|
l .|、__丿 | |::::| ここまでが第一章ってことで
ヽ ヽ、 ノ| |::::|
ヽ ノ  ̄ | |::::|
\ `ー-‐' .ノ .ノ::/
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.ノ-──-.リ:::::::V ノ
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:57:14.76:9nQg2e5S0
――――――――――――――――――――
梓「どうも中野梓です」
梓「あれからずいぶん月日が流れた気がします」
梓「こっちの生活にはすっかり慣れました」
梓「でも元の世界に帰る手がかりは相変わらずで・・・」
梓「みんな元気にしてるかなあ」
梓「あ、ちなみにご主人様はメキメキ成長して今やHR4です」
梓「私もいろんなスキル覚えちゃったりして成長してます」
梓「ちなみになつき度は・・・って何言わせるんですか!」
ハンター「なにやってんの」
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 17:06:06.67:9nQg2e5S0
梓「な、なんでもないです」
ハンター「まぁいいや。実は頼みがあるんだけどいいかな」
梓「なんですか?」
ハンター「いやぁ、ニャンタークエストに行ってもらいたいんだけど」
梓「ニャンタークエスト?」
ハンター「ま、アイルーのバイトみたいなものさ」
梓「私はご主人様と狩りに・・・」ゴニョゴニョ
ハンター「実は俺欲しい素材あるんだけどHR4じゃ採れないんだよね」
梓「だ、だったら一緒に頑張ってHRあげましょうよ!」
ハンター「あげるためにはその素材の装備が必要なんだ」
梓「う」
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 17:19:07.56:9nQg2e5S0
ハンター「とか悩んでたらこんなチラシが」
梓「『炭鉱夫募集中!初心者大歓迎ニャ』・・・なんなんすかこれ」
ハンター「頼む!これで素材をとってきて欲しいんだ!」
梓「火山って・・・私暑いの苦手なんですよね」
ハンター「そこをなんとか!条件はなつき度5のアイルーだから問題ないし!」
梓「え~」メンドクサイナー
ハンター「ご褒美にステーキ食わしてあげるよ!」
梓「しょ、しょうがないなぁ」ジュルリ
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 17:28:00.74:9nQg2e5S0
梓「簡単に釣られてしまった・・・」
梓「集合場所は火山か・・・」
梓「ガーグァ便のチケットとらなきゃ」
梓「肉球のスタンプもったいないなぁ。これで温泉卵買おうとおもってたのに」
梓「交通費支給されるのかな」
梓「なんかめんどくさくなってきた・・・のんびり行こう」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 17:59:32.13:9nQg2e5S0
梓「集合時間があるの忘れてた!!!」アセアセ
梓「次の便逃したら遅刻しちゃうよぉ!」
アイルー「火山行き出発しますニャ」
梓「あ!待ってください!乗ります!」
梓「間に合った・・・隣いいですか?」
唯「どぞぉ~」
梓「・・・」
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 18:09:48.27:9nQg2e5S0
唯「いやぁ危なかったねぇ」
梓「ちょっとぉぉぉ!!!!唯先輩じゃないですか!!!」
唯「え?私のこと知ってるの?」
梓「今・・・なんて・・・」
唯「私はあなたみたいなかわいい子しらないなぁ」
梓「そんな・・・覚えてない・・・?もしかして人違いなのかな・・・?」
唯「それにしてもペロペロしたくなる可愛さだねぇ♪」ウヒョー
梓「やっぱり唯先輩だ・・・」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 18:18:25.88:9nQg2e5S0
梓「本当に忘れちゃったんですか?からかってるなら怒りますよ」
唯「えぇ・・・知らないよぉ。もしかしてナンパかな?」
梓「違いますよ!!!」ムキャー
唯「怒らないでよあずにゃぁぁん」
梓「 ! 何で私の名前を・・・?」
唯「あれ?そういえば」
梓(嘘ついてるようには見えないし、本当に忘れちゃったみたい)
梓(でも断片的な記憶は残ってる・・・)
唯「あなたも炭鉱夫のバイト?」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 18:29:39.05:9nQg2e5S0
梓「そうですけど」
唯「そうなんだ!私もなんだ。お願いされてさぁ」
梓「へぇ」
唯「普段ご主人様にお世話になってるからねぇ。少しでも役に立たないと!」キリッ
梓「いい人なんですね」
唯「そりゃもう!いつもご飯作ってくれるし!朝も起こしてくれるし」
梓「・・・」
唯「ほんっと憂は頼りになるよ!」
梓「おぉぉぉい!!!!」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 18:51:09.86:9nQg2e5S0
梓「憂もこっち来てたの!?ってかハンターやってるの!?」
唯「憂のこともご存じなの?エスパー?」
梓「唯先輩!いい加減思い出してください!私達同じ軽音部じゃないですか!」
唯「ケイオンブ・・・ってなに?」
梓「軽音部っていうのはお菓子食べたり!」
唯「お菓子食べたり?」
梓「お、お、お菓子食べたりするとこです・・・」
唯「わぁ!楽しそう!」
梓「あれ?そうだっけ?」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 19:05:13.18:9nQg2e5S0
梓「とにかく!私達は仲間だったんですよ!」
唯「もちろんだよ!今から私達友達だよぉ~」
梓「そうじゃなくて!こことは違う世界で既に仲間だったんですよ!」
唯「ココトハチガウセカイ?お菓子の話かな」
梓「違あああああああう!」ドカーン
唯「よくわからないけど機嫌直してよあずにゃん」ナデナデ
梓「も、もう。そういうのはしっかり覚えてるんだから・・・」プシュー
唯「鎮火完了だよ!」
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 19:15:42.57:9nQg2e5S0
梓「そういえば私の他にお友達いますか?」
唯「友達?いっぱいいるよ!近所のアイルーのティガ君とか」
梓「他には?」
唯「レウス君とか」
梓「ミオちゃんとかリツちゃんとかツムギちゃんはいない?」
唯「いないなぁ・・・あとはジンオウガのジンちゃんとかかな」
梓「はい?」
唯「だからジンオウガのジンちゃん」
梓「アイルーのニックネームとかじゃなくて・・・?」
唯「うん。立派なジンオウガだよ。怪我してるとこ助けたら仲良くなって」
梓(唯先輩のコミュニケーション能力って一体・・・)
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 19:30:12.02:9nQg2e5S0
唯「憂もジンちゃんと仲いいんだよっ」
梓「憂もですか・・・」
唯「憂は救援部隊に所属しててねぇ~すごいんだよこれが」
梓「え」
唯「ずっと前に新米ハンターがジンちゃんに襲われたことがあってねぇ」
梓「!」
唯「いやジンちゃん本人はそんなつもりなかったと思うんだけど大変だったよ」
梓「もしかして前に私達を助けてくれたのって・・・」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 19:36:05.05:9nQg2e5S0
唯「説得したら分かってくれたからよかったけど」
梓「残りのロイヤルハニー採るのに夢中で気付かなかった・・・」
梓(そういえばあのジンオウガ最初逃げる時私のこと見逃してくれたな・・)
梓(そっか。アイルーの唯先輩と友達だったから・・・)
梓(きっとジンオウガは自分の身を守るために戦ってたのかも)
梓(なんか悪いことしちゃったな)
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 19:54:54.38:9nQg2e5S0
唯「でもジンちゃんはいつも渓流の奥の方に住んでるんだけど・・・どうしたのかな」
梓「そうなんですか?」
唯「うん。で、ジンちゃんがユクモ村付近に出没するようになって村が困ってるっていうから・・・」
唯「私達がポッケ村から派遣されたってわけ!」エヘン
梓「そうだったんですか・・・」
梓(ジンちゃんがこっちに来てくれなかったら私達は会えなかったってことか)
梓「よぉし!運が向いてきたぞぉ!」
アイルー「お客さんすいませんニャ。ガーグァの調子が良くないみたいで到着時刻大幅に遅れてしまったニャ」
アイルー「遅延証明書発行しとくニャ」
梓「・・・」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 20:34:08.99:9nQg2e5S0
梓「ついてるって思った瞬間これだよ!」タタタタ
唯「あずにゃん待ってぇ」ゼェゼェ
梓「急いでください!もう完っ全に遅刻ですよ!」トタタタタタ
唯「だったらむしろゆっくり行こうよぉ。どうせ遅刻だしぃ」ヒィヒィ
梓「そんなこと言ってる場合ですか!」タタタタタ
唯「あずにゃぁぁぁぁぁぁん!」
澪「遅いぞ新入り!」
律「はは、重役出勤か?」ニヤニヤ
梓「やっぱりついてた・・・」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 20:50:36.88:9nQg2e5S0
唯「すんませんっ!ガーグァ便が遅れたので!」
澪「まったく・・・」
律「ま、いいじゃんかよ。初日だしさ」
澪「律も遅刻したしな・・・」
梓「ちょっと待ってください!お二人はもう知り合いなんですか!?」
澪「そうだけど」
律「腐れ縁ってやつさ」
梓(でもこの様子だと私達のことはやっぱり覚えてないみたい・・・)
梓(これで4人・・・あとムギ先輩さえそろえばきっと何か起こる!)
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 21:11:37.52:9nQg2e5S0
梓「澪先輩、律先輩!聞きたいことがあるんですが!」
律「あれ?なんでもうあたしらの名前を知ってるの?」
唯「やっぱしあずにゃんエスパーだよ!すごい!」
律「お前エスパーなんか!なんか予言してくれよ!」
唯「私も予言聞きたい!よ・げ・ん!よ・げ・ん!」
梓「あの・・・ちょっと」
律・唯「よ・げ・ん!よ・げ・ん!よ・げ・ん!」
澪「うるさい!!!」バチコーン
律・唯「痛っつーーーー!!!」
澪「ただでさえ時間遅れてるんだ!急いで現場に向かうぞ!」
律・唯「あい」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 21:43:13.23:9nQg2e5S0
梓「わぁ・・・懐かしいなこの感じ」クスクス
律「なに笑ってんだよぉ~新入りのくせに~」
唯「新入りのくせに~」
律「お前も新入りだろ!」ペシッ
唯「ありゃ!」
澪「早く行くぞ」
律・唯「は~い」
梓(聞きたいことあったのに・・・)
ウラガンキン「・・・」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 21:45:10.16:2BmrN13A0
唯「おや・・あれは」
梓「ウラガンキン!」
梓(ど、どうしよう・・・ご主人様と倒したことあるけど・・・)
梓(アイルーの私達だけじゃ全滅しちゃう・・・)
梓「みなさん!逃げま」
澪「遅れてすみません主任!」
律「新入りが遅れましてねぇ」
ウラガンキン「いや困るよ~!うちは効率が命なんだからさ!」ガキンガキン
梓「あり?」ポカーン
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 22:16:42.71:9nQg2e5S0
澪「申し訳ありません」
ウラガンキン「そのかわり今日はうんと働いてもらうからね!」ガキンガキン
律「まじかよ」
ウラガンキン「そちらが新人君?」ガキンガキン
唯「はい!」
梓「ど、ども」
ウラガンキン「じゃあ澪と律、二人の教育係ね」ガキンガキン
澪「はい」
ウラガンキン「残りの人はさっそく作業に取り掛かってください。後でまた来るから」ゴロゴロゴロゴロ
梓「行っちゃった・・・」
律「よ~しお前らこっち来い」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 22:24:25.98:2BmrN13A0
梓「あの、今のなんなんですか?」
澪「主任のこと?」
律「あの人は昔ハンターだったんだ」
唯「えぇ!?人間っだったの!?」
律「だがレアアイテムのために山に籠りっきりになり」
律「気がつけばウラガンキンに・・・」
澪「ひいいいいいいい」ブルブル
梓「嘘くさ・・・」
澪「そ、それより作業の説明するぞ!」
唯・梓「は~い」
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 22:35:57.85:9nQg2e5S0
梓「ただカンカンやってればいいだけじゃないですか・・・」
律「おい!この仕事を甘く見るな!単純作業の恐ろしさが分からんのか!」クワッ
唯「でもなんか楽しいねぇ♪」カンカン
澪「お、君なかなか上手いね」
唯「えへへ。ありゃっぁす」シャキーン
梓「本当に澪先輩も律先輩も私達のこと覚えていないんですか?」カンカン
澪「知らないけど・・・どこかで会ったかな」カンカン
律「でもなんか懐かしい気はするよな」カンカン
梓「本当ですか!?あ、なんか掘れた」
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 22:42:48.77:9nQg2e5S0
澪「確かに。初めて会ったとは思えないほど気が合うよな」カンカン
唯「うぇ~・・・なんかぼろっちぃお守りが掘れたよ・・・」
梓「そうなんですよ!私達以前軽音部の仲間だったんです!」カンカン
律「ケイオンブ?なんだそれ?」カンカン
唯「あずにゃんのお守りはキラキラ光ってていいなぁ」ジー
梓「お菓子食べるところです!!」キッパリ
律「あ~そう言われるとなんかそうだった気がする」カンカン
澪「私もそんなことしてた気がする」カンカン
梓「本当ですか!?(あともう一息だ!)」カンカン
唯「こ、こっそり交換しちゃおうかな・・・」ソー
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 22:45:48.25:4A0560P80
梓「そういえばお二人の主人はどんな人なんですか?」カンカン
唯「わぁい、ピッカピカだぁ~」ウェーハハハ
澪「私達の主人は共通でさ」カンカン
律「すっごいんだぜ!ブルジョワハンターで!」カンカン
梓「ブルジョワ?」
澪「毎日お菓子たくさん食べさせてくれるし」
律「持ち物いっぱいになったら迷わず力の護符とか捨てるんだぜ!」
澪「とにかく金持ちなんだよ」
梓「なるほど・・・よ~く分かりました」
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 23:07:03.85:9nQg2e5S0
梓(やっぱりムギ先輩もこっちに来てたか・・・)
澪「ムギは私達の装備もいっぱい作ってくれるよな」
律「そうそう!どこからともなく端材が湧いてくるんだよな!」
梓「あの!仕事終わったら会わせてくれませんか!?」
澪「飲み会か?」
律「はは、まさか歓迎会を新人が提案してくるなんてな!気にいったぞ!」
唯「え!?飲み会!?行く行く!!」
梓「いや・・・そうじゃなくてですね・・・」
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 23:20:14.38:9nQg2e5S0
梓(ちょっと違うけど・・・まぁいいや)
梓(これでとうとう5人揃う・・きっと何か起こるはず!)
ウラガンキン「ちゃんとやれやてめぇら!!炭鉱夫舐めてんのかコラ!!」ガキンガキン
律「やべっ!主任がきたぞ!」カンカン
澪「早く作業しないと!」カンカン
唯「めっちゃ怒られたぁ~」カンカン
梓(あれ?私のお守りこんなにぼろかったっけ)
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 23:31:11.60:9nQg2e5S0
~ユクモ村酒場~
澪「ムギはもうすぐ来るから。好きなの食べてて良いってさ」
唯「太もも~」
律「肉もっと持ってこ~い!」
梓「みなさんはしゃぎ過ぎですよ」
梓(もしかしたら全員揃った時点で帰れるかもしれない)
梓(でもそしたら・・・)
ハンター「あれ、あずにゃんじゃん」
梓「んにゃ!?」
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 23:33:34.12:9nQg2e5S0
唯「誰?この人」
澪「知り合いか?」
梓「えぇと・・・」
ハンター「そっか。友達出来たんだな(温かい目)」ジーン
梓「その目やめてください!その親みたいな目!」
ハンター「報酬はまた後でな。楽しんでこいよ」スタスタ
律「もしかして主人か?」
梓「そ、そうですけど・・・」
紬「あらあら、みんなお揃いで」
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 23:40:20.92:9nQg2e5S0
澪「ムギ!!」
律「遅いぞ!!」
唯「わぁ、きれいな人だねぇ・・・」ウットリ
梓「本当にきた・・・ムギ先輩・・・」
紬「唯ちゃん、梓ちゃん。久しぶりね」ニコ
梓「!」
唯「あれれ?なんで私の名前を」
律「まさかムギもエスパーなのか!」
梓「覚えてるんですか!?」
紬「覚えてるんですか・・・ってことはあなたも覚えてるのね」
222:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 23:51:01.54:9nQg2e5S0
梓「よかった!覚えててくれたんですね!」
紬「私も梓ちゃんが覚えててくれてうれしいわ」
律「おいおいなんの話だ」
澪「なんで二人共もう知り合いなんだよ」
梓「ムギ先輩・・・どうしましょう・・・」
紬「まずみんなの記憶を取り戻せればいいんだけど・・・」
唯「あずにゃんさぁ、前から気になってたんだけど・・・」
梓「なんですか?」
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:02:35.96:lk1wUPeQ0
唯「防具についてるその『ぶ』ってキーホルダーなに?」
梓「これは・・・なんだっけ」
梓(すごく大切なものな気がする・・・)
梓(確か・・・確か・・・)
梓(思い出せ思い出せ思い出せ!)
梓(・・・・・・・・・)
梓(ダメだ・・・思い出せな(ry)
律「それ私も持ってるけど」
梓「え?」
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:14:22.69:lk1wUPeQ0
律「ほら」
梓「『け』・・・?」
紬「あ、それなら私も」
梓「『い』」
澪「私も持ってるぞ」
梓「『お』」
唯「なんでみんな持って・・・あ、私も持ってたよ」
梓「『ん』」
梓「そして・・・」
『け』『い』『お』『ん』『ぶ』
全員「あ~~~~~!!!!!!!」
230:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:29:03.92:lk1wUPeQ0
澪「思い出した!これ修学旅行のお土産に買ってきた奴だ!」
律「そうだ!全部並べると軽音部になるように買ったんだよな!」
唯「そ、そうだったね!これは修学旅行のお土産に買ってきた奴で、全部並べると軽音部になるように買ったんだよね!」
紬「懐かしいわ」
梓「みなさん記憶が戻ったようですね・・・」ホッ
律「なんでいろんなこと忘れてたんだろう」
澪「でも梓とムギは結構記憶あったよな」
紬「それは多分梓ちゃんだけみんなとバラバラだったからよ」
唯「な、なるほどなるほど」フムフム
234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:39:09.63:lk1wUPeQ0
梓「そういえば私だけ一人だ・・・唯先輩には憂がいたし」
律「憂もいるのか」
紬「この世界はちょっと気を抜くとすぐに以前の記憶を失くしてしまうのよ」
紬「唯ちゃんと澪ちゃんと律ちゃんは一人じゃなかったから安心して気が抜けたのね」
律「澪は狩りに行くと叫びまくって気を抜きまくりだもんな」ケラケラ
澪「私は平和主義なんだ!」
紬「一方梓ちゃんは一人だったから・・・ずっと私達のこと心配してくれてたのね・・・」
唯「あずにゃん・・・ごめんね心配かけて・・・」ナデナデ
梓「べ、別に心配なんか///」
梓「あれ?でもじゃあ・・・」
梓「じゃあなんでムギ先輩は記憶を失ってないんですか?」
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:47:45.25:lk1wUPeQ0
澪「そういえば・・・ムギの言うとおりなら私達と一緒にいたムギに記憶が残ってるのはおかしいな」
律「頭いいからじゃないか?」
唯「それなら澪ちゃんも覚えていられるはずだよ!律ちゃんと違って」
律「っておい」
澪「そもそもなんでこんなことになったんだ?」
律「私達こっちの世界にくる直前ってなにしてたっけ」
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 00:53:29.28:lk1wUPeQ0
梓「確かテストが終ったからみんなで遊ぼうってことになって」
唯「私も思い出した!私は軽音部で、私の家にみんな遊びにきたんだよ!」
澪「そして確かムギの用意してくれたゲームで遊んで・・・」
律「そのゲームを始めた途端に頭がクラクラして・・・」
梓「ムギ・・・先輩・・・?」
紬「・・・」
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:10:15.74:lk1wUPeQ0
紬「ごめんなさいっ!全部私のせいなの!」
律「ムギ・・・どういうことだ?」
紬「実はみんなに貸したゲーム、うちの企業が開発した携帯型仮想体感ゲーム機なの!」
唯「携帯仮想・・・え何?」
紬「携帯型仮想体感ゲーム機!コクーンポータブルよ!」
澪「あぁ、某探偵アニメ映画にでてきたあれか」
紬「このゲームは起動した瞬間からバーチャルリアリティの世界を楽しめるの!」
唯「バ、バーチャン???」
梓「簡単にいえばゲームの中に入って実際に遊べるってことですね?」
紬「そう。発売前にみんなに楽しんでもらいたくて内緒にしてたんだけど・・・」
紬「どうやら重大なバグがあったらしいの・・・」
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:17:09.48:lk1wUPeQ0
律「そのバグってのが・・・」
紬「うん・・・記憶障害を起こしてしまったと思うの」
紬「ごめんなさい!これまでのテストでは問題なかったから」
澪「そうだったのか・・・」
紬「ビックリさせようと思ったのにかえって迷惑かけてしまったわね・・・」ショボン
唯「でも楽しかったよ!ね、みんな」
律「まぁな~初めて大型モンスターを倒した時は本当に興奮したし」
澪「あの時は感動したなぁ」シンミリ
梓「そうですね・・・」ウンウン
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:25:50.93:lk1wUPeQ0
澪「怖いこともいっぱいあったけど楽しかったよ!ありがとなムギ!」
律「ありがと!最高だったぜ!」(b^ー゜)
唯「ちょぉエキサイティングだったよ!」アイテノゴールニシュー
梓「貴重な体験でした!」
紬「みんな・・・」ジーン
澪「でもこれで一安心だな」
律「だな。不思議的なパワーが発動してたなら絶望的だけど、ゲームだからな」
唯「セーブしてやめればいいもんね」
梓「またみんなでやりましょう!」
249:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:33:24.15:lk1wUPeQ0
唯「で、どうやってやめればいいの?」
紬「・・・ごめんなさい・・・」
澪「へ?今なんて」
紬「言ったでしょ?記憶障害のバグがあるって・・・」
梓「まさか・・・忘れちゃったんですか!?」
紬「ごめんなさい・・・みんなとの思い出は思い出したんだけど・・・」ショボン
律「まじで!?」
唯「じゃあ私達ずっとゲームの中・・・」
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:44:13.81:lk1wUPeQ0
紬「で、でも安心して!?私ずっと考えてたんだけど所詮ゲームだから全クリすればここから出れると思うの!」
律「そりゃゲームだもんな・・・」
澪「某映画でもそうだったよな」
唯「そっか!じゃあみんなで協力してクリアすればいいんだね!」
梓「なるほど」
紬「だから私今まで頑張ってきたの!お金たくさんあるから!端材も!」
律「現実でもゲームでも金持ちってなんかなぁ・・・」
梓「前世でよっぽどいいことしたんですね・・・」
255:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:56:11.33:lk1wUPeQ0
澪「とにかく!これでゲームから脱出できる手立てが見つかったんだ」
律「解散して各々準備を整えないとな」
唯「憂にも報告しなきゃ」
梓「私はご主人様に・・・あっ」
紬「これから忙しくなるわよ!」
唯「ムギちゃんなんか楽しそう」ウキウキ
澪「唯もな・・・」
紬「まぁ、なにがともあれ・・・」
梓「そうですね!」
全員「私達の戦いはこれからだ!!!!」
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 01:58:03.74:ekICl5LZ0
~家~
梓「ただいま帰りました・・・あぁ疲れた~」
ハンター「おかえり。バイト仲間との飲み会楽しかった?」
梓「はいまぁ」
ハンター「そりゃよかった」
梓(そっか・・・ご主人様はゲームの住人だったんだ・・・)
ハンター「どした?しょぼくれちゃって。素材手に入らなかった?別に気にしなくても」
梓「いえ!なんでもないです。あ、これ報酬です」
ハンター「おぉありがとう!・・・こ、これは・・・」
梓「どうしました?」
ハンター「匠 4 達人 10・・・だと・・・?」
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 19:47:39.02:lk1wUPeQ0
ハンター「ありがとあずにゃん!最高だ!」
梓「ひ、ひっつかないでください!」シッシッ
ハンター「これで炭鉱夫にならなくて済むぞ!」
梓「はぁ・・そっすか」
ハンター「?やっぱり元気ないぞ?なんかあった?」
梓「え、えっと」
ハンター「まさかバイトの先輩にいじめられたか!?」
梓「はい!?」
ハンター「ゆ、許せん!うちのあずにゃんをよくも!文句言ってくる!」
梓「ち、違います!違いますから落着いてください!」
ハンター「放してくれ!モンペはこうやって出来あがるんだ!」
梓「話を聞いてくださいぃぃぃぃ!!!!!」
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 20:03:53.30:lk1wUPeQ0
ハンター「この世界ゲームなのか・・・」
梓「はい・・・」
ハンター「それで全クリすれば出られるんだね・・・?」
梓「そうです・・・でもそうしたらご主人様が・・・」
ハンター「・・・」
梓「あと、このゲームはバグが致命的なので発売禁止になるかもだそうです・・・」
ハンター「・・・!」
梓「クリアしたらもう会えなくなっちゃいますね・・・」
ハンター「実は俺もあずにゃんと同じようにゲームのプレイヤーなんだ!」
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 20:20:45.80:lk1wUPeQ0
梓「えぇ!?」
ハンター「あずにゃんの話聞いて思い出したよ。俺はゲームの関係者だった」
梓「そ、そうだったんですか!」
ハンター「だから、協力するよ。全クリ出来るように協力する」
梓「ありがとうございます!」
ハンター「そして一緒にこの世界から脱出しよう」
梓「はい!」
ハンター「そうと決まったら今日は早く寝てさっそくナルガ倒すぞ!」
梓「そうですね。でもその前に」
ハンター「ん?」
梓「ご褒美のステーキは?」
つづく
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:19:51.56:lk1wUPeQ0
~数週間後~
梓「シビレ罠設置しました!」
ハンター「ナイスあずにゃん!」
ナルガクルガ「ギャァァァァァァァオオオオ!!!」
ハンター「よし!そっちに追い込むぞ!」
梓「来ました!」
ナルガクルガ「グギャァァァァァァ!!!」ビリビリ
ハンター「今だ!捕獲用麻酔玉」ヒュ
ジャギィ「ヘーイ!」
梓「あぁ!ジャギィに当たった!」
311:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:22:14.58:lk1wUPeQ0
ナルガクルガ「ギャォォォォォォォォォォォォォォォス!!!!!」テメェラマジブッコロス
梓「怒ちゃった!!!」
ハンター「くそ、もう罠ないぞ!」
梓「どうしましょう!捕獲できませんよ!」
ハンター「一度引くしかないな・・・目をつむれ!」ヒュ
閃光玉「ピカッ!!!!」
ナルガクルガ「グギャオオオオオオオウ!!!」
ハンター「逃げるぞ!」
梓「はい!」スタコラサッサ
314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:24:15.27:lk1wUPeQ0
梓「はぁはぁ・・・」
ハンター「まいったな・・・」
梓「せっかくターゲット捕獲できたのに乱入されるなんて・・・」
ハンター「もうアイテムもほとんど残ってないぞ・・・」
梓「私もです・・・」
ハンター「ちくしょう・・・こっちはイビルジョ―と死闘やった後でボロボロだってのに」
梓「ってかイビルジョーに勝ったのも奇跡ですよね」
ハンター「あぁ。あずにゃんの珍プレーがなければやられてたかもしれないな」
梓「珍プレーじゃないですっ」プンスカ
315:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:26:38.41:lk1wUPeQ0
ハンター『やばいブレスだ!』
梓『うわぁ!』ゴロゴロ
ハンター『起き上がれあずにゃん!追撃がくるぞ!』
イビルジョ―『ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』
梓『あぁ!おやつに持ってきた生肉が!!』ポロッ
ハンター『なんでおやつに生肉!?しかもそれシビレ生肉だし!!』
イビルジョ―『!!』ウホッ!
イビルジョ―『ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』ムシャムシャ
イビルジョ―『!グオオオオオオオオオオ・・・』ビリビリ
ハンター『おぉ、なんか痺れたぞ!攻撃だ捕獲だああ!!』
─────────
ハンター「これが珍プレーじゃなきゃなんなのさ」ケラケラ
梓「き、奇跡ですよ!!」
316:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:28:27.10:lk1wUPeQ0
ハンター「ははは、笑ってたらなんか冷静になってきたぞ」
梓「全然面白くないです・・・」
ハンター「もう一回アイテムを確認しよう。俺はもう回復薬グレート2個だけしかない」
梓「私も途中で拾った薬草と何故か持ってきた音爆弾しかありません」
ハンター「そうか・・・って音爆弾!?」
梓「はい。きっと間違えて持ってきたんでしょうね」
ハンター「いいのがあるじゃん!」
梓「へ?ナルにゃんって音爆弾効くんですか?」
ハンター「バッチリ効くよ!ナイスだ!ナイスドジっ娘!」
梓「ドジじゃないです!!!」キー
318:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:30:49.84:lk1wUPeQ0
ハンター「さて、じゃあ作戦を言うよ」
梓「はい・・・」ムスッ
ハンター「音爆弾を当てるチャンスは一度。飛びかかり前の溜めの間だけだ」
梓「ふむふむ」
ハンター「もしも溜め時間が短かった場合はそのまま攻撃を直撃してしまう可能性が高い」
梓「え・・・それ運ゲーじゃないですか!」
ハンター「うむ。だからこの役目は俺がやる」
梓「そんな!危険です!」
ハンター「あずにゃんは音爆で転倒したナルガを追撃してくれ。こっちだって危険さ」
梓「そんなに危険じゃないですよ・・・」ボソッ
ハンター「大丈夫!絶対成功するって!安心してドジにゃん!」ポンポン
梓「ドジじゃないですからっ!!」ムキー
ハンター「よし行くか」
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:32:08.96:lk1wUPeQ0
ナルガクルガ「・・・」キョロキョロ
ハンター「いた・・・じゃあまず俺が囮に」
梓「ダメです!私が行きます!ご主人様に危険なことばかりさせるわけにはいきません!」ダッ
ハンター「おい!」
梓「や、やーいこっちだこっちだカモンカモン!」ピーヒャラリー
ハンター「鬼人笛で挑発とはまた斬新な・・・」
ナルガクルガ「グギャアアアアアアアアアアアア!!!」ピキピキ
梓「き、来たーーーー」ヒィィィィィ
ハンター「今だ!後ろから騙し討ち!」ザシュ
ナルガクルガ「ヒギャアアアアアアアア!!!!!」
梓「よし!尻尾切れた!」
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:34:16.40:lk1wUPeQ0
ナルガクルガ「ギャオオオオオオオオオオオオオス!!!!」
ハンター「さぁこい・・・」
梓(失敗したらどうしよう・・・)
ナルガクルガ「・・・」ガバッ
梓「きた!」
ハンター「ここだ!」
ジャギィ「アッアッオーウ!!」マタキタヨ
梓「またジャギィが!」
ハンター「しまった!間に合わ・・・」
梓「危ない!」ドンッ
ハンター「おわっ」
ナルガクルガ「ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」ザシュ
321:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:36:10.24:lk1wUPeQ0
ハンター「た、助かった・・・ってもう一発くる!音爆弾は」
梓「てぇぇぇぇぇぇい!」シュ
キィィィィィィィィィィン
ナルガクルガ「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ハンター「なんであずにゃんが!?でもナイスだ!離れてろ!」
スラッシュアックス「フィィィィィィィィィィィィィィン」
ハンター「くらえ、属性解放!!!」ドコオオオオオオオオオオオオオオオオン
ナルガクルガ「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
梓「やった!?」
322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 21:38:16.21:lk1wUPeQ0
ナルガクルガ「・・・」ギロ
ハンター「なん・・・だと・・・?」
ナルガクルガ「ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」ザシュ
梓「あひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ハンター「やられる・・・!」
シュパパパパパパパパパパパパ
ナルガクルガ「ギャアアアアアアアアアアアア………」チーン
梓「あれ?生きてる・・・」
ハンター「これは・・・矢?」
324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:01:25.88:lk1wUPeQ0
憂「危なかったですね」
ハンター「君は・・・」
梓「憂!」
唯「私もいるよっ」オイッス
ハンター「ありがとう助かったよ」
梓「どうしてここに?ムギ先輩とパーティ組んだんじゃ」
憂「私達もここに狩りにきたんだよ」
唯「ムギちゃんとははぐれちゃって・・・」
ジンオウガ「・・・」ガルルルルル
梓「わっ!後ろに!」
唯「ジンちゃん!」
325:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:29:32.58:lk1wUPeQ0
ジンオウガ「クゥ~ン」ペロペロ
唯「あひゃひゃ、くすぐったいってぇ~」
ハンター「な、なんだこりゃぁ・・・」
梓「ジンオウガが子犬みたい・・・」
憂「さすがお姉ちゃん!」
ハンター「ムギさんと合流しなくていいの?」
憂「はい。私達がいなくても(ry」
バキバキバキバキ
紬「おらぁぁぁぁぁぁ!!」バコーン
ティガレックス「ギャァァァァァァァァァ!!!!」
330:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:44:05.72:lk1wUPeQ0
紬「ふぅ、いい汗かいた」
律「私達にもなんか仕事させろよな~」
澪「終わった?終わった?」ヒイイイ
ハンター「どっちがモンスターかわからなかったぞ・・・」
梓「ムギ先輩すごいです!ハンマー凄いです!」
紬「あ、みんな!ハンターさんまで」
ハンター「どうも」ペコッ
律「調子はどうだい」
梓「今終わったところです」
澪「終わった?終わったのか?」ヒイイイイイイ
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 22:50:47.34:lk1wUPeQ0
紬「順調のようね」
憂「そうですね」
唯「お~よしよし」ナデナデ
ジンオウガ「クゥンクゥン」ハッハッ
ハンター「これでキークエストやらはほぼ消化したんじゃないですか?」
紬「そうね・・・」
梓「なんでムギ先輩には敬語なんですか?」ヒソヒソ
ハンター「なんかお嬢様っぽい感じがしてさ・・・」ヒソヒソ
梓「まぁ・・・そうなんですけど」
紬「ってハンターさん聞いてる?」
ハンター「す、すみません!聞いてませんでした!」
梓「ビビり過ぎですよ」ヤレヤレ
334:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:06:56.09:lk1wUPeQ0
律「キークエストを全部クリアすれば全クリってことでいいのか?あっ澪もう終わったぞ」
澪「良かった」ホッ
ジンオウガ「キャンキャン」
澪「ひいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
紬「多分・・・私もこのゲーム初めてだから」
憂「きっと大丈夫ですよ!信じましょう」
唯「憂が言うなら間違いないよ!ね、ジンちゃん?」
ジンオウガ「?」
ハンター「なんか天気も悪くなってきましたし帰りますか」
梓「ですね」
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:22:27.98:lk1wUPeQ0
ハンター「え?一緒に帰らないんですか?」
紬「ごめんね。私は別の村から派遣されてるの」
憂「ポッケ村ってところです」
ハンター「あぁ、雪国の・・・でも大変でしょう、遠くて」
憂「そんなことないですよ。お姉ちゃんお願い」
唯「任せて!!」ピーヒャラリー
ヒュォォォォォォォォォォォォォォ……
リオレウス「ギャァァァァァァァァァァァオ!!!!!!!!!!!」
梓「リ、リオレウスだ!」
ハンター「また乱入クエストかよ!」
澪「助けてえええええええ!!!」
338:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:41:56.81:lk1wUPeQ0
唯「お~レウス君!」
ハンター「は?」
リオレウス「ギャオ♪ギャオ♪」
梓「あの・・・それって・・・」
唯「友達だよ!レウス君の子供助けてあげたら仲良くなっちゃって♪」
梓「仲良くなっちゃって♪、じゃないでしょう!」
憂「お姉ちゃんは誰とでも仲良くなれるから」
ハンター「誰とでもってもはや人間じゃないよ・・・」
339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 23:50:26.23:lk1wUPeQ0
梓「そういえば前に・・・」
~回想~
梓『そういえば私の他にお友達いますか?』
唯『友達?いっぱいいるよ!近所のアイルーのティガ君とか』
梓『他には?』
唯『レウス君とか』
梓「このレウス君ってのも本物のリオレウスだったんだ・・・」
梓「アイルーのニックネームかと思った・・・」
342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 00:05:28.91:w2V1secj0
律「私も最初はビビったけどさ、最高だぜこいつの乗り心地は!」
澪「私は高いとこもダメなんだぁ~助けて~」ブルブル
ハンター「こ、これに乗ってきたのか・・・」
紬「ポッケ村は雪山だからね。空からいくのが一番早いの」
リオレウス「・・・」グォォォォ…
ジンオウガ「・・・」ガルルルル…
唯「こらこら!喧嘩はダメだよ!」
梓「ジンちゃんが嫉妬してるよ・・・」
憂「お姉ちゃんは人気者だから♪」
343:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 00:23:45.37:w2V1secj0
紬「じゃ、私達はユクモ村と反対方向だから」
ハンター「一応気をつけて帰ってくださいね」
澪「やだぁぁぁぁ高いのいやぁぁぁぁ」
律「ほら行くぞぉ~」ズルズル
唯「あずにゃんもじゃあね・・・」
梓「唯先ぱ・・・」
ジンオウガ「クゥンクゥン……」スリスリ
唯「大丈夫だよジンちゃん、また会えるからそんな顔しないで」
梓「ジンオウガめぇ・・・」グヌヌ
345:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 00:42:45.67:w2V1secj0
唯「じゃあ行こう!レウス君!」
リオレウス「ギャオ!」バサッバサッ
憂「じゃあお二人も気をつけて!」
紬「次会う時は元の世界だったらいいわね!」
澪「うわあああああ!高い、高いよぉぉぉぉぉ」ヒイイイイイイ
律「そこのバカハンター、梓をよろしく頼むぞ!」
ヒュオオオオオオオオォォォォォ……
ハンター「行っちゃったな・・・」
梓「ふふ、私達も帰りましょう。迎えの便ももうきてますし」
347:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 00:54:31.83:w2V1secj0
アイルー「ユクモ村行き出発しますニャ」
ガーグァ「ガーグァ」
ハンター「ふう、疲れた」
梓「いつになったら帰れるんでしょうね・・・」
ハンター「え?今帰ってるだろ?」
梓「現実世界のことですよ」
ハンター「あぁ・・・でももうすぐでしょ。俺達頑張ったし」
梓「そ、そうですよね!みんなで頑張りましたもんね!」パアアア
ポツ…ポツ… ザァァァァァァァァァァァ
ハンター「おっと、とうとう降ってきたか」
349:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 01:15:13.31:w2V1secj0
梓「どうしよう・・・風邪ひいちゃうよ」
ハンター「お、こんなところに落し物の傘が」
梓「うわ、なんかラッキーですね!でも一本しかない・・・」
ハンター「一緒に入ればいいじゃんか」
梓「い、一緒に!?そ、それじゃあいあいあいあいあい・・・///」
ハンター「?風邪ひくよ早く」
梓「うぅ~・・・」
ピシャァァァァァァァン!!!!!!!
ハンター「うわ!」ビクッ
梓「あれ?もしかして雷苦手なんですか?」ニヤニヤ
ハンター「・・・・・・もはや嵐だな」
351:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 01:30:04.71:w2V1secj0
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオ
梓「はぁ、こういう日は家でゆっくりテレビ見たいのにな」
ハンター「テレビ?」
梓「そうです。やっと地デジにしたのに」
ハンター「・・・」
梓「どうしたんですか?」
ハンター「いや、雨やまないかなって思って」
梓「この嵐ですからね・・・簡単にはやみませんよきっと」
ハンター「そっか」
梓「私、分かってますから・・・」
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 01:36:23.62:w2V1secj0
ハンター「ふぅ、気がつけば雨もやんだね」
梓「はい。あ、村が見えてきましたよ!」
ハンター「よぉし・・・とりあえずゆっくり休もう」
梓「私はご飯食べたいです。ステーキ食べたいです」
ハンター「肉食系だなぁ」
梓「う、うるさいです///」
354:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 01:53:03.61:w2V1secj0
アイルー「ご乗車ありゃあした」
梓「温泉でも行きましょう・・・ってどうしたんですか?」
ハンター「なんかやたら騒がしいなって思って・・・」
ネコバァ「ありゃありゃ、ハンターちゃん!大変だよ!」
ハンター「おばあちゃん!どうしたの一体。村中大騒ぎじゃないか」
ネコバァ「どうやら村にアマツマガツチが近づいてるようなんじゃよ!」
梓「アマツマガツチ?」
ネコバァ「おやあずにゃんちゃん。相変わらず主人にべったりで」
梓「うるさいなもう!」カァァァァァァ
ハンター「で、アマツマガツチってなんだい?」
356:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 02:03:21.61:w2V1secj0
ネコバァ「アマツマガツチとは別名嵐龍と言われる古龍のことじゃ」
ハンター「嵐龍・・・」
ネコバァ「その子は嵐に乗って移動し、嵐を纏い、嵐を操るといわれておってねぇ」
梓「ご主人様!あの嵐ってもしかして・・・」
ハンター「こいつだろうな・・・」
ネコバァ「ジンオウガがこの村付近に出るようになったのもこの子せいなんじゃ」
梓「ジンちゃんが?」
ネコバァ「おやおや、ジンオウガに名前もつけるなんて相変わらずかわいいねぇ」
梓「なんなんですかもう!」プンスカ
ハンター「いいから話を続けてくれ・・・」
梓「ジンちゃ・・・ジンオウガが何で村の近くに出たかってところからお願いします・・・」
358:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 02:18:41.59:w2V1secj0
ネコバァ「ジンオウガは本来霊峰に住んでおったんじゃが、この子がきちゃってねぇ」
梓「追い出されたってことですか・・・」
ネコバァ「そうじゃ。霊峰にアマツマガツチがいる限りジンオウガも帰ってはくれぬ」
ハンター「ちょっと待ってくれ。俺達村に帰る途中に嵐に遭ったんだが」
ネコバァ「なんと・・・霊峰、渓流を通過してもうそこまで来ておったか・・・」
梓「ここに来るのは時間の問題ですね・・・」
ハンター「あずにゃん」ガシッ
梓「な、なんですか急に」
ハンター「恐らくこいつがラスボスだ」
梓「そ、そうか」
ハンター「アマツマガツチを倒せばきっと現実世界に帰れる」
梓「はい・・・」
ハンター「絶対に倒すぞ」
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 20:07:52.92:w2V1secj0
ハンター「そうと決まれば助けを呼ぼうよ」
梓「そうですね!みんなに報告しないと」
電伝虫「ぷるるるるるるる」
律『もしもし!』
梓「律先輩ですか?ユクモ村にラスボスらしきものが・・・」
律『今それどころじゃないんだ!なんかでっかい奴が近づいてきてて!』
梓「どういうことですか?」
401:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 20:13:38.87:w2V1secj0
唯『もしもしあずにゃん?すっごいんだよ!蟹だよ蟹!』ワクワク
梓「蟹?」
唯『蟹味噌いっぱい詰まってるんだろうな・・・楽しみだよ・・・』ジュルリ
律『ってなわけでそっちに行けそうもない!終わり次第行くからしばらく待っててくれ!』
梓「ちょっと待ってくださ・・・」
律『おい澪逃げるなよ!回復笛くらい吹け!』プツ
梓「切れちゃった・・・」
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 20:31:16.49:w2V1secj0
ハンター「なんだって?」
梓「なんかでっかい蟹が来てるからちょっと待ってって・・・」
ハンター「どうやらあっちにもラスボスが出たようだな」
梓「どうしましょう・・・」
ハンター「アマツはもう村付近にいるんだ。待ってられない」
梓「でも!危険です!」
ハンター「もしも、万が一アマツがラスボスじゃなかったらどうなる?」
梓「え?」
ハンター「そしたら俺達はまたこの村でクエストをこなさなくてはいけない」
ハンター「アマツがこの村を壊滅させたら俺達は依頼を受けることすらできなくなってしまう」
ハンター「そうなったら完全にゲームオーバーだ」
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 20:35:55.52:w2V1secj0
ハンター「それにさ、俺はゲームとはいえこの村の人が好きなんだ」
梓「それは・・・私もです・・・」
ハンター「だからさ、守ってやりたいんだよ」
梓「・・・」
梓「わかりました。私もいきます!」
ハンター「ありがとう。あずにゃんのことも守ってあげるから安心して」
梓「いいえ!逆に私が守ってあげますよ」ニカッ
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 20:50:24.04:w2V1secj0
梓「で、どうやって行きましょう・・・村付近と言ってもそれなりに距離ありますよ」
ハンター「問題はそこなんだよな・・・唯ちゃんのレウス君をあてにしてたんだけど・・・」
ネコバァ「どうやら戦いにいくようだねぇ」
ハンター「おばあちゃん・・・」
梓「でも移動手段がなくて・・・ガーグァじゃ遅いし」
ネコバァ「ギルドの飛行船を使いなさい」
ハンター「でも勝手に使ったらまずいよ」
ネコバァ「あんたら絶対に行くと思って許可だしておいたよ」
ハンター「許可って・・・あなたは一体何者なんだ」
ネコバァ「ほほ、ただのしょぼくれたババァじゃよ」
梓「そうですね」
408:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 20:51:08.50:ux8NE5FZ0
ネコバァ「ほら、行った行った!嵐はもうそこまできとるよ!」
ハンター「ありがとう。おばあちゃん」
梓「一応礼は言ってやるです・・・」
ネコバァ「礼を言うのはこっちじゃよ。ユクモ村を頼んだよぉ!」
ハンター「はい!」
梓「任せてください!」エヘン
412:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 21:14:39.37:w2V1secj0
~飛行船~
梓「さすがに速いですね。村がもう小さく見える」
ハンター「レウス君の速さには劣るだろうがな」
梓「あ、見てください!モンスターがいっぱい!」
ハンター「みんなアマツマガツチに追い出されたんだろうな」
梓「このままじゃ村に・・・」
ハンター「村には腕の立つハンターがいるからこいつら程度なら大丈夫だ。それより」
梓「?」
ハンター「アマツのせいで村だけでなくこの世界の生態系もめちゃめちゃになってしまう」
ハンター「一秒でも早く倒さないと」
梓「嵐が見えて来ましたよ」
414:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 21:25:00.36:w2V1secj0
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
ハンター「すごい嵐だ・・・さっきのとは比べ物にならないぞ・・・」
梓「飛行船が揺れます~~~!」アワワ
ハンター「一旦離れて着陸した方がよさそうだ・・・舵を取ってくれ!」
梓「ダメです!舵が効きません!」
ハンター「なんだって!?」
梓「むしろ吸い寄せられて・・・」
ハンター・梓「うわあああああああああああ!!!」
415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 21:37:11.87:w2V1secj0
ハンター「いてて・・・大丈夫か・・・!」
梓「はい・・・猫は高いところから落ちても大丈夫なので」
ハンター「良かった。で、ここはどこだ?」
梓「ご主人様・・・後ろ・・・」
ハンター「まさか」
アマツマガツチ「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 21:45:35.13:w2V1secj0
ハンター「さっそくお出ましか・・・」
梓「風が・・・すごい・・・」
アマツマガツチ「・・・」ヒュオオオオオオオオオオオオ
梓「はぁ・・・はぁ・・・」
ハンター「・・・」ゴクリ
アマツマガツチ「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 22:13:21.78:w2V1secj0
アマツマガツチ「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」ゴッ
梓「と、突進が来ました!」
ハンター「く!と、とりあえず隙を見て攻撃だ!」
梓「はい!」
ハンター「おらぁ!」ダッ
梓「うぉぉ!!」タタタ
アマツマガツチ「………………」フィユォォォォォォォォ
梓「うわ!はね返された!」
ハンター「くそ、あいつの周りの風か!」
425:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 22:29:16.30:w2V1secj0
梓「どうしますか!これじゃ近づけませんよ」
ハンター「とにかく逃げろ!なんかくるぞ!」
アマツマガツチ「………………」バシュッ
梓「ひいい!水ブレス!」
ハンター「くっ、避けるので精いっぱいだ!」
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォ!!!!!!!」バシュバシュバユ
ハンター「今度は竜巻か!気をつけろ3つ出たぞ!」
梓「あれ?」
ハンター「くそ、触れることさえできないのか・・・」
梓「ご主人様!私気づいちゃいました!」ピコーン
ハンター「何に・・・おわっ!きた!」
梓「おっと。弱点ですよ!あいつの!」ヒョイ
426:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 22:39:21.52:w2V1secj0
ハンター「弱点?」
梓「はい!あの子の周りの風、竜巻出したあと消えてたんですよ!」
ハンター「なに?」
梓「つまりあの竜巻は周りの風を操っていたわけです!」
ハンター「なるほど。じゃあその間は無防備というわけだ・・・な!」ヒョイ
梓「きゃ!そ、そうです!」サッ
アマツマガツチ「………………」フィユォォォォォォォォ
ハンター「さっそく竜巻くるぞ!」
梓「空気読んでるっ!!!!」
430:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 23:02:09.30:w2V1secj0
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」バシュバシュバシュ
ハンター「今だ!突っ込め!」ダッ
梓「とぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ピョンピョン
アマツマガツチ「…………………」
梓「・・・」ピタッ
梓「なんだ・・・この感じ・・・怖い」
ハンター「くらええええええええ!」
梓「ダメです!!」
ハンター「うおおおおおおおお!!!」
梓「後ろ!竜巻が戻ってきました!!!!」
ハンター「え・・・」
ブオゴオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!
431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 23:15:21.64:w2V1secj0
ハンター「ぐはっ!!!!」
梓「大丈夫ですか!?」
ハンター「く、落下の衝撃で腕が・・・」
アマツマガツチ「…………………」フィユゥゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
梓「また竜巻・・・違う!」
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!
梓「うわあ!吸い込まれる!!!!!!」
ハンター「あずにゃん!!!!!」
432:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 23:31:20.59:w2V1secj0
梓「う・・・」
ハンター「・・・俺の手ぇ離すなよ・・・」ビキ
梓「ご主人様!」
ハンター「く・・・」ビキビキ
梓「ダメです!離してください!このままだと二人共吸い込まれます!」
ハンター「う・・・」ビキビキビキ
梓「腕だって折れちゃいます!離して!」
ハンター「お・・・」ビキビキビキ
梓「この攻撃はきっと飛行船を吸い込んだ攻撃です!耐えるなんて無理です!だから」
ハンター「俺は・・・!」ビキビキビキビキ
435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 23:50:45.99:w2V1secj0
ハンター「俺は・・・オトモアイルーをただの囮だなんて思っちゃいない・・・」
梓「え?」
ハンター「世間じゃオトリアイルーだかオジャマアイルーだか言ってる奴がいるが・・・」
ハンター「俺は絶対に回復するためだけにオトモを囮に使ったり・・・」
ハンター「ましてやただ武器を研ぐためだけに囮に使ったりはしない!!!」
梓「ご主人様・・・」
ハンター「オトモアイルーだって大切なパートナーだ・・・だから絶対に見捨てない」
ハンター「絶対に俺が元の世界に送り返してやる!!!!」
梓「グス…ばか…」
???「よく言いました!!」
438:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 00:09:36.25:LZ6N+fUR0
梓「!?」
ハンター「なんだ!?」
シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
ハンター「曲射・・・集中・・・まさか」
憂「今のすごくよかったですよ」
梓「憂!」
439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 00:15:40.51:LZ6N+fUR0
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」バシュバシュバシュ
ハンター「また竜巻攻撃が!」
紬「でいやああああああ!!!」バチコーン!!!
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
梓「律先輩、ムギ先輩まで!」
律「ごめんな待たせちまって」
紬「ハンターさん、はいこれ秘薬よ。これで怪我も全快だわ」
ハンター「ありがとうございます。でもどうして」
紬「シェンガオレンを5分針で討伐して飛行船で飛んできたの」
憂「ネコバァさんに全部聞きました」
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 00:24:16.06:LZ6N+fUR0
ハンター「そうだったんですか」
梓「あれ?唯先輩と澪先輩の姿が見えませんけど」
律「澪は逃げたんじゃないか。唯は蟹味噌もってどっかいった」
紬「それより何何?やっと私を楽しませてくれそうな敵じゃない!」
ハンター「楽しそうっすね・・・」
アマツマガツチ「ゴォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」
律「あり?天気がさらに悪くなったぞ」
梓「さっきのムギ先輩の一撃で怒ったんですよ!」
ハンター「一撃で・・・どんだけ強いんだ・・・」
441:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 00:33:50.38:LZ6N+fUR0
律「よし!私は笛で援護する!行って来い!」
梓「ずるいですよ!ちゃんと戦いましょうよ!」
ハンター「いや、あずにゃんもそこで笛吹いてろ!」ダッ
紬「さぁ、ちょっとは私を楽しませて!!」ヒュン
憂「援護射撃は任せてください!」
梓「み、みんな」
律「頼もしいだろ?みんな揃うと」
梓「はい・・・やっぱり仲間っていいですね・・・」
律「しんみりしてる暇があったら吹け!あ笛をふけ~」ピーヒャラリー
梓「っ~~~~~」ピロピロリー
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 00:41:27.47:LZ6N+fUR0
ハンター「ムギさん後ろ竜巻!」
紬「しゃらくせぇ!」バコーン
ハンター「竜巻を斬った・・・いや叩いたのか・・・」
紬「ていやぁ!」バコーン
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
ハンター「よし俺も!」ザシュ
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!
梓「また吸引竜巻攻撃!」
紬「しまった!」
443:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 00:50:26.59:0aXHZ6vbO
ハンター「ムギさん!」
シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「ヒィィィィン!!!!!」
憂「頭ががら空きです!」
律「すげぇ・・・まるで矢が頭に吸い寄せられてるようだ」
憂「もう一発!集中曲射!」バシュ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアアオ!!!!」ピヨピヨ
梓「スタンだ!」
445:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 01:00:16.45:LZ6N+fUR0
紬「よし!みんな決めるわよ!」
憂・ハンター「はい!」
紬「おぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」グルグルグルグル
ハンター「くらえ・・・」フィィィィィィィィィィィィィィン
憂「集中・・・」キン キン!
紬「ホームラン!!!!!」ズギャシャアアアアアン
ハンター「属性解放ぉ!!!!」ドコオオオオオオオオオオオオオオオオン
憂「曲射!!!」シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
446:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 01:05:09.97:LZ6N+fUR0
梓「やった!」
ハンター「いや、まだ生きてる・・・!」
紬「楽しい・・・楽しいわ・・・!」
アマツマガツチ「ナァンナンダヨォォォォォォォォォォォォォォォォ……………」
律「敵ながら同情するわ・・・」
憂「あ、飛びましたよ!」
紬「何をする気?」ワクワク
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 01:20:55.12:LZ6N+fUR0
アマツマガツチ「フォォォォォォォォォン……………!!!!!!」バシュ バシュ
ハンター「まずい!避けろ!!!!」
憂「え」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!
紬「グランドクロス!!!」
憂「きゃああああああああああああ!!!!!」
律・梓「憂!!!!」
453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 01:32:56.59:LZ6N+fUR0
憂「う・・・」
律「大丈夫か!?息してるか!?」
梓「もう虫の息です!あんなのをガンナ―装備でくらったらひとたまりもありませんよ!」
憂「だ、大丈夫・・・ネコのど根性が発動したみたい・・・」
紬「良かった。はいこれ最後の秘薬よ」
憂(ありがとう・・・お姉ちゃんのドリンクのおかげだよ)
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 01:49:35.01:LZ6N+fUR0
梓「ふぅ、よかった・・・」ホッ
紬「でもやっかいね・・・空中でこれを連発されたらさすがにきついわ」
律「ちっくしょう!降りてこい卑怯者!お前はどこぞの空の王者か!卑怯者の空の王者か!」
アマツマガツチ「フォォォォォォォォォ………」
ハンター「やばい!また来る!」
唯「そうはさせないよ!」
482:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 18:26:20.18:LZ6N+fUR0
唯「レウス君かえんほうしゃ!」
リオレウス「ギャァァァァァァァァァァァオ!!!!!!!!!!!」ゴォ
アマツマガツチ「フィギャ……」
唯「ち、こうかはいまひとつか!でも攻撃は止まった!じゃ澪ちゃん!」
澪「ひぃぃぃぃぃ!か、かみなりぃぃぃ!」
ジンオウガ「オォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!」ゴロゴロピシャァン!!
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
唯「やりぃっ!こうかはばつぐんだぁっ!!」
梓「唯先輩!澪先輩!」
483:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 18:34:09.72:LZ6N+fUR0
唯「ふぅ、間に合った!」
リオレウス「ギャイ」バサッバサッ
澪「はぁ、はぁ・・・ありがとうジンちゃん」
ジンオウガ「クゥン」
梓「何してたんですか!?」
唯「えへへ、ジンちゃんとレウス君に助けを求めてたんだ!蟹味噌を手土産に」
律「いやぁ、空中ブレスで攻撃とめて、かみなりで撃墜とかやるな!」
律「さすが空の王者だぜ!」
リオレウス「……………」ギロ
律「さーせんしたぁっ!」
ハンター「アマツが落ちてきた!」
486:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 18:46:31.03:LZ6N+fUR0
ハンター「ムギさん!」
紬「えぇ、今度こそこれで決めるわ!!」
憂「いきます!」
紬「おぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」グルグルグルグル
ハンター「くらえ・・・」フィィィィィィィィィィィィィィン
憂「集中・・・」キン キン!
アマツマガツチ「ヒィィィィィィィィィィィィィィィ………………」
紬「ホームラン!!!!!」ズギャシャアアアアアン
ハンター「属性解放ぉ!!!!」ドコオオオオオオオオオオオオオオオオン
憂「曲射!!!」シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
487:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 18:46:54.71:1EaFQTEBO
梓「やった!今度こそやった!」
唯「わーいわーい!!」
律「よっしゃぁぁぁ!!」ガッツ
澪「疲れた・・・」
アマツマガツチ「………………」チーン
ハンター「ふぅ・・・手こずらせやがって」
憂「やりました!」バンザーイ
紬「ナイスファイトだったわ」
パァァァァァァァァァァァァァ
梓「あ、空が・・・晴れていく」
493:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:02:44.13:LZ6N+fUR0
唯「わ,!みんな見て見て!虹だ虹だよぉ!」
澪「きれい・・・」ウットリ
律「これで・・・終わったのか?クリアしたのか?」
紬「どうやらそのようだわ。見て、体が」スゥゥゥゥゥ
憂「あ、だんだん消えていきます」スゥゥゥゥゥ
澪「え?なになに何で消えてくの!?」スゥゥゥゥゥ
唯「うわぁ面白い!体が消える!」スゥゥゥゥゥ
律「ここまで長かったぜ・・・」スゥゥゥゥゥ
梓「良かった・・・これで終わりですね・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「本当に良かったよ・・・無事帰れて」
495:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:13:35.77:LZ6N+fUR0
律「あれ?なんでお前は消えてないんだ?」スゥゥゥゥゥ
ハンター「・・・」
唯「え?どうして?一緒に帰ろうよ!」スゥゥゥゥゥ
紬「あなた・・・まさか・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「・・・」
憂「この世界の人なんですね・・・」スゥゥゥゥゥ
澪「そんな・・・」スゥゥゥゥゥ
梓「!」スゥゥゥゥゥ
497:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:20:46.23:LZ6N+fUR0
梓「嘘・・・ですよね?だって一緒に帰るって・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「あぁ、嘘さ!俺も帰る!だから先に」
梓「嘘・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「体が消えないのはあれかな、時間差でもあるのかな」
梓「それが嘘です!!」スゥゥゥゥゥ
澪「梓・・・」スゥゥゥゥゥ
唯「お、落着いてあずにゃん」スゥゥゥゥゥ
梓「嘘ついてたんですね・・・ずっと騙してたんですね・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「あずにゃん・・・」
梓「ひどい!ひどいです!グスッ…信じてたのに…ヒグッ」スゥゥゥゥゥ
ハンター「・・・」
梓「なぁ~んちゃって」ニコ
500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:34:15.36:LZ6N+fUR0
ハンター「へ?」
梓「私が気付いてないと思ってたんですか?」
ハンター「き、気づいてたの?俺が嘘ついてたって!一体いつから」
梓「ヒントはたくさんありましたよ」
梓「ゲームの関係者とか言ってた割に具体的な話はしてくれなかったし」
梓「テレビの話題についてこれなかったり」
梓「アマツの戦闘でも」
ハンター『絶対に俺が元の世界に送り返してやる!!!!』
梓「かっこつけてこんなセリフ言っちゃって。『送り返す』って自分は帰らない気満々じゃないですか」
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:41:56.30:LZ6N+fUR0
ハンター「まじか・・・じゃあ俺の演技は無駄だったってわけか」
梓「だから言ったじゃないですか。『私、分かってますから・・・』って」
ハンター「あれはそういう意味だったのか・・・」
梓「でも正直いうと一番最初から疑ってました」
梓「だって・・・ご主人様すっごく優しい人だから、私のために嘘ついてるのかなって」
ハンター「まいったねこりゃ」トホホ
梓「そうとも知らず、すっかり騙されちゃって!」ニヤニヤ
梓「ビックリしました?」ポロポロ
梓「あれ?」ポロポロ
504:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:46:02.18:LZ6N+fUR0
梓「おかしいな、何で」ポロポロ
唯「あずにゃん・・・」ギュゥゥゥ
梓「ウッ…グス…何で・・・笑って別れようと思ってたのに」ポロポロ
唯「ちょっと!ハンター君!」
ハンター「は、はいっ!」
唯「これはあなたの役目だよ?」
梓「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:53:42.49:LZ6N+fUR0
ハンター「じゃあみんな、ありがとな。みんながいなければきっと村を救えなかった」
律「そうかもな!もっと感謝しなさい!」ニシシ
澪「調子に乗るな」
憂「そんなことないですよ。ハンターさん一人でも上手くやってましたよ」
紬「それにお礼を言うのはこっちのほう。協力してくれてありがとう」
唯「楽しかったよ~」
ハンター「あとあずにゃんもありがとな。俺についてきてくれて」
梓「べ、別に普通ですよ」
ハンター「俺が危ないところも何度も助けてくれた。本当に感謝してる」
梓「・・・」ウルウル
律「こらこら!そこまで!また梓が泣いちゃうだろ?」
506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 19:58:10.69:LZ6N+fUR0
澪「なぁ、ムギ・・・なんとかこのゲーム発売出来ないのか?」
紬「バグが致命的だから・・・でも私がなんとかする!」
ハンター「ムギさんが言うのは頼もしいな」ハハ
――――――――
ハンター「じゃみんな、さよなら」
律「さよならとか陰気臭いこと言うな!」
憂「そうですよ!『またね』が正解です」
澪「またね、ハンターさん」
唯「ジンちゃん・・・レウス君・・・またね・・・」グスッ
ジンオウガ「クゥンクゥン」
リオレウス「ギャオ…」
511:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:02:38.13:LZ6N+fUR0
ハンター「あずにゃん・・・」
梓「待っててください!」
ハンター「・・・!」
梓「きっとムギ先輩がこのゲーム完成させますから!」
梓「そしたら私絶対に買いますから!どんなに高くても絶対!」
ハンター「・・・分かった。待ってる」
紬「あ、そろそろ完全に消える・・・」
梓「そしたらまた温泉入りましょう!あ、あとステーキ」
スゥッ
ハンター「・・・」
ハンター「またね・・・みんな・・・あずにゃん・・・」
513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:06:24.00:LZ6N+fUR0
――――――――――――――
梓「一緒に食べま・・・あれ?」
澪「ここは・・・」
唯「私の部屋だ」
律「戻ってきた・・・のか」
紬「どうやらそのようね」
憂「今何時・・・っというか何日ですか?何年ですか?」
律「午後8時だ。ゲーム始めてから5時間しか経ってない」
澪「ゲームの中じゃずいぶんと経ってた気がするのに・・・」
紬「どうやら時空間にもバグが発生していたようね・・・このバグは逆に助かったけど」
514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:10:15.90:LZ6N+fUR0
憂「なんか夢見てたみたいです・・・」
唯「そうか!夢だったんだよこれわ!」
澪「こら!」ペシッ
唯「あ、あずにゃん・・・」
梓「・・・」
唯「ゆ、夢じゃないよあずにゃん!ハンター君はちゃんと・・・」
梓「全部終わっちゃったんですよね・・・」
紬「そんなことないわ梓ちゃん」
律「そうだぞ!ムギの会社がこのゲームを完成させたらまた新たな冒険が始まるんだ!」
515:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:14:34.29:LZ6N+fUR0
澪「発売まで何年かかるか分からないけど・・・」
紬「絶対発売させてみせるわ!」
律「となると金が必要になるな」
憂「ゲーム買うためにちゃんとお金溜めとかないとね、お姉ちゃん!」
唯「そだね!」
憂「アイスも我慢しないとっ!節約節約!」
唯「うへぇ・・・そんなぁ」トホホ
梓「クスッ、そうですね!ムギ先輩、私楽しみにしてますから!」
516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:21:18.93:LZ6N+fUR0
~2年後~
アナウンサー「今日、話題の次世代携帯ゲーム機『コクーンポータブル』が発売されました」
アナウンサー「このゲームは最新のテクノロジーを駆使し、ゲーム界だけでなく様々な分野に多大なる影響を与えるとされ・・・」
アナウンサー「日本はもちろん、世界各地でも家電量販店に3日前からから行列ができ・・・」
客「関係ねぇよ列なんかよ!」
アナウンサー「あ、今客と店員が揉めておりま・・きゃっ!」
律「ありゃ~とんでもないことになってんな」
紬「十分出荷したから慌てなくてもいいのに・・・」
澪「ムギのコネがなかったら大変なことになってたな」
律「そのコネがあるのに寝坊してパーにした奴がいるけどな」シシシシ
憂「お姉ちゃんと梓ちゃん大丈夫かな・・・」
517:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:25:45.71:LZ6N+fUR0
唯「はぁ、あずにゃん!あずにゃんはどこ!?」
梓「こ、こっちです!きゃあ!押さないでください!」
客「店員なんとかしろよマジでよ~!」
客「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」
店員「お・か・ゆを守ってください!おさない!かけない!夢をあきらめない!」
店員「辛い事があっても立ち止まらないでください!」
梓「もうやだ・・・」
519:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:33:13.34:LZ6N+fUR0
唯「ただいま帰りました・・・」ハヒイイイイ
律「遅いぞ~」
澪「ちゃんと買えたか?」
梓「はい・・・なんとか」グッタリ
憂「良かった」ホッ
唯「ふひぃぃぃぃ・・・まいったよ・・・」
澪「唯はともかく梓まで寝坊とはな」
律「楽しみで眠れなかったんだろ!小学生か!」
紬「さ、全員揃ったところだし!さっそく始めましょ!」
梓「そうですね!」
せーのっ
全員「モンスターハンター!!!!」
520:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:35:33.08:LZ6N+fUR0
梓「・・・」スゥゥゥゥゥゥ
梓「・・・」キョロキョロ
梓「!」
梓「・・・」
梓「・・・」クスッ
梓「ただいま」ニコ
おわり
522:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:37:04.73:fHA1LTkEO
ハンター「この子は?」
ネコバァ「あぁ、その子はいつの間にか紛れ込んでいてねぇ・・・」
梓「私はけいおん部の中野梓です!」
ネコバァ「アイルーなのにやたら反抗的で困っとるんじゃ」
梓「先輩達をどこにやったんですか!」
ネコバァ「貰い手がいなくてどうしようかと思っとったんじゃが・・・半額でもいいから貰ってくれないかねぇ」
ハンター「半額か・・・よし!この子にしようかな」
梓「ちょっと!!」ムキー
ネコバァ「う~ん・・・勧めておいてあれなんだが、ハンターは命懸けの仕事だからねぇ。ちゃんとした子のほうが・・・」
梓「何勝手に話進めてるんですか!」
ハンター「はは、そこは安心してくれ。俺は新米ハンターだから危険なクエストはまだ行かないよ」
梓「も、もしかして私を売る気ですか!?」
ネコバァ「そうかい。そりゃよかった」
梓「人身売買は違法です!犯罪ですよ!」プンプン
ネコバァ「大変かもしれんが、この子をよろしく頼むよ」
梓「通報しますよ!」
ハンター「あぁ。さ、行こうか」
梓「わわ!放してください!!」ジタバタ
ハンター「ここが今日から君の家だ」
梓「こ、こんなところ連れ込んで何する気ですか!」
ハンター「明日から忙しくなるし今日はゆっくり休んでよあずにゃん」
梓「なんでその名前を知ってるんですか!!」
ハンター「ニックネームさ。気に入ってくれた?」
梓「その名前で呼んでいいのは唯先輩だけです!」
ハンター「ユイ先輩?へぇ、アイルーにも先輩後輩があるんだな」
梓「だから私はアイルーじゃありません!けいおん部の中野梓です!」プンスカ
ハンター「ケイオンブ?何それ」
梓「お菓子食べたり、たまに楽器を演奏するところです」
ハンター「演奏・・・あ~狩猟笛ね。俺あれ使えないんだよなぁ」
梓「違いますって!」
ハンター「つまり・・・あずにゃんは違う世界からきたっての?」
梓「そうです。あとあずにゃんってのやめてください」
ハンター「それは置いといて明日の話なんだけど・・・」
梓「信じてないでしょ!」キー
ハンター「いいやそんなことないさ。俺もそういう妄想したことあるし」
梓「もういいです!!帰る!!」
ハンター「帰るってどこに?」
梓「そ、それは・・・」
ハンター「とにかくわけありってのは分かったからさ、行くあてがないならしばらくここにいたらどう?」
梓「むぅ・・・」
梓「分かりました・・・元の世界に帰るまで世話になってやってもいいです」
ハンター「はは、よろしく」
梓「で、何をすればいいんですか?」
ハンター「そうだな・・・まずは一緒にお風呂入ろうか」
梓「な!オトモってそういう意味ですか!!ふざけんな変態!!!」ガォー
ハンター「?」
梓「そんなのはオヨメアイルーにでも頼んでください!」
ハンター「よくわからないけどクエスト前に風呂入るのは常識だろ?」
梓「どこの常識ですか!!」
ハンター「風呂は命の洗濯って誰かが言ってたし。ほら、行こう」ヒョイ
梓「うわ!放せ!放せぇェェ!!」ジタバタ
~集会浴場~
ハンター「いい湯だなぁ。あずにゃんもっとこっちに来なよ」
梓「寄らないでください。あずにゃんって呼ぶのもやめてください」
梓「(なんでこんなことに・・・)」
梓「(確かテスト明けにみんなで唯先輩の家に遊びに行って・・・)」
梓「(何したんだっけ・・・)」
梓「ってあれ?私の着替えは?」
ハンター「着替えはそれだよ。特典でついてきたマフモフシリーズ」
梓「人の着替えを勝手に!」
ハンター「酒場で飯食って帰ろう。おいで」ヒョイ
梓「自分で歩きますからぁ!」
梓「(やっと帰ってきた・・・)」
ハンター「じゃあおやすみ」
梓「(先輩達もこんな目にあってるのかな)」
ハンター「zzZ」
梓「(どうすれば元の世界に帰れるのかな・・・)」
梓「(まずはみんなを見つけないと)」
梓「(色々考えてたら全然眠れないよぉ)」
梓「・・・」グゥグゥ
ハンター「さぁ朝だ!さっそくクエストにいくぞ!」
梓「眠いです・・・」フワァ
ハンター「どれにしようかな」
梓「私家で寝てますから頑張ってください・・・」
ハンター「いやいやちゃんと働いてもらわないと困るよ」
梓「私みんなを探さないといけないので・・・」
ハンター「さっき家で寝てますとかいってたよね?」
ハンター「なぁあずにゃん」
梓「だからあずにゃんって呼ばないでください」
ハンター「昨日酒場で食べたアプトノスのステーキどうだった?」
梓「そりゃっもうジューシーでおいしかったです。あ、よだれが」ジュルリ
ハンター「また・・・食べたいよね・・・?」
梓「!」
梓「食べ物で釣る気ですか・・・」グヌヌ
ハンター「いや別に」ニヤニヤ
梓「私は絶対に行きませんから!」
ハンター「『ハチミツ集めのお手伝い』ロイヤルハ二―7つ採取。これにしようかな」
梓「そもそも女の子を食べ物で釣るなんて失礼です!」
ハンター「すいません。このクエストお願いします」
受付「かしこまりました。すぐにガーグァ便を手配しますのでそれでフィールドに向かってください」
ハンター「は~い」
梓「絶対に行きませんからね!!」
ハンター「ガーグァ便の乗り心地はなかなかだな」
梓「ずるいです・・・食べ物で釣るのはずるいです・・・」
ハンター「あずにゃんはかわいいな~」ケラケラ
梓「バカにするなぁぁぁ」グォォ
ハンター「でもちょっと高級なハチミツ採ってくるだけだからさ。危険はないよ」
梓「それよりあずにゃんって呼ぶのはいい加減やめてください」
ハンター「そんなに嫌なの・・・?」
梓「そういえばあなたのことはなんて呼べばいいですか?」
ハンター「う~ん・・・旦那さんで」
梓「ふ、ふざけないでください!!」
ハンター「?アイルーは普通そう呼んでくれるけど」
梓「だから私はアイルーじゃ・・」
ハンター「じゃあご主人様でもいいや」
梓「もういいです!呼びませんから!」プンプン
~渓流~
ハンター「やっと着いたな」
梓「そーですね」ダリー
ハンター「まずはハチの巣を探さないと」
梓「そーですね」カエリテー
ハンター「やる気だしてよ」
梓「ふんだ」ツン
ジャギィ「・・・」
梓「え?」
ジャギィ「アッアッオーウ!!」
梓「なんかでたぁぁぁぁぁぁ!!!!」
梓「こっちくるなぁぁぁぁ!!」ブンブン
ハンター「ちゃんと狙って武器振らないと!!」
ジャギィ「ヘーイ!!」
梓「きゃああああああああ!!」
ハンター「そら!」ザシュ
ジャギィ「・・・」チーン
梓「あ・・・ありごとござます・・・」ガクガク
ハンター「いやぁ危なかったな」
梓「っていうか危険はないって言ったじゃないですか!!もう帰ります!!」プンスカプー
ハンター「でもクエストクリアしないと迎えはこないよ」
梓「えぇ!?」
ハンター「早く帰りたいなら手伝って」
梓「うぅ・・・仕方ないですね・・・」
ハンター「じゃあハチの巣を見つけてくれ」
梓「どうやって見つければ・・・そうだ!!」ピコーン
ハンター「どした」
梓「ハチを捕まえて糸かなんかで目印付ければハチの巣を見つけられますよ!!」
ハンター「?とりあえずハチを捕まえてくればいいんだね?」
ハンター「捕まえたぞい」
梓「じゃあ目印付けます。でわ逃がしてください」
ハンター「!なるほど!これでハチの後を追えばいいのか!」
梓「そのとおりです」エヘンプイ
ハンター「こんな裏技知ってるなんてあずにゃんは博識だなぁ」
梓「えへへ。テレビで見たんです。それとあずにゃんはやめてください」
ハンター「テレビ?なんだいそれは」
梓「知らないんですか?それよりハチ見失わないようにしないと」
ハンター「おう分かった・・・」
梓「あ、降りていきましたよ!きっとあそこに巣があります!」
wktk
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 00:15:56.40:9nQg2e5S0ハンター「おぉ・・・本当にあった」
梓「えへん!」
ハンター「えらいぞあずにゃん!」
梓「だからあずにゃんって・・・あ!これがロイヤルハニーですか!」
ハンター「お!それだ!どんどん採れぃ!」
梓「よーし!」
ハンター「なんかノリノリだなぁ」
梓「ち、ちがいます。早く帰りたいだけで別に楽しくなんかないです」
ハンター「へぇ?」ニヤニヤ
梓「んもうっ。からかわないでください!」プイッ
ハンター「さて俺も探すか」
???「・・・」
梓「いっぱい採れますね」
ハンター「穴場なのかな」
梓「・・・」ジュルリ
ハンター「食べたいの?」
梓「そそそんなわけ・・・」
ハンター「たくさんあるし一個くらい食べちゃえば?」
梓「え!?じゃあさっそく・・・」ペロペロ(^ω^)
ハンター「あずにゃんは食いしん坊だなぁ」ニヤニヤ
梓「う、うるさぁぁぁい///」カァァァァァァ
ハンター「さて残りのロイヤルハニーを採りますか」
梓「あれ?」
ハンター「えぇとさっきあずにゃんが一個食べたから・・・」
梓「あ・・・あぁ・・・あ・・・」ガクガク
ハンター「あと一個か。ん?あずにゃんどうしたよ」
梓「う・・・うぅ後ろに・・・」ブルブル
ハンター「え?」
ジンオウガ「ウオォー-------------------------ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ジンオウガ
キタ────────────────(°Д°)──────────────────
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 01:12:40.80:9nQg2e5S0キタ────────────────(°Д°)──────────────────
ハンター「ジ・・・ジンオウガ・・・なんでこんなところに・・・」
梓「あわわ・・・早く倒してください」ガクガク
ハンター「無理だ・・・訓練所を卒業したばかりの俺には・・・」
梓「それじゃあどうするんですか!!」
ジンオウガ「・・・」ガルルル
ハンター「・・・」ゴクリ
梓「ひぃぃぃぃ」ガタガタ
ハンター「・・・」チラッ
梓「も、もう終わりです・・・」グスッ
ハンター「・・・」
ハンター「逃げろあずにゃん」
梓「え?」
ハンター「おれがこいつを足止めする。その間に逃げろ」
梓「で、でも!」
ハンター「それでベースキャンプに戻って救援部隊を呼んでくれ」
梓「それなら一緒に逃げましょうよ!」
ハンター「こいつからはまともに逃げられない。一緒に逃げたら共倒れになる」
梓「でも・・・でもぉ・・・」
ハンター「なに、俺でも時間稼ぎくらいできる。二人共助かるにはこれしかない」
梓「嫌です!私だけ逃げるなんて絶対に嫌です!!」
ハンター「わがまま言うな。主人の命令に従え」
梓「グスッ・・・ヒッグ・・・」
ハンター「逃げろ!!!!!!!」
梓「じゃぁ約束してぐだざい・・・村に戻ったらまた一緒に温泉に入るって・・・」グスッ
ハンター「ああ」
梓「ぅ・・・死なないで・・・」タタタタタタ…
ハンター「死なねえよ・・・」
ジンオウガ「・・・」ガルルル
ハンター「へぇ、追わねえのか。なかなか男気のある奴だな」
ジンオウガ「・・・」バチバチ
ハンター「だったら・・・俺も男魅せねえとなぁぁぁぁぁあああああ!!!!!!!」ダッ
ジンオウガ「オォー-------------------------ン!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」バリバリバリ
ハンター「うおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!!!!!!!!!!」
~ベースキャンプ~
梓「はぁ・・・はぁ・・・着いた・・・」
梓「早く助けを呼ばないと」
梓「これが電話・・・かな」
電伝虫「ぷるるるるる」
ギルド「はいこちらギルドユクモ村支部」
梓「助けてください!来たんです!いきなり来たんです!」
ギルド「落着いてください」
梓「ジ・・・ジンオウガが・・・急にジンオウガが!!」
ギルド「わかりました。すぐに救援部隊を派遣します」
梓「助けてください・・・ご主人様を助けてください!!!!!」
梓「・・・」
梓「大丈夫かな・・・」
梓「・・・」
ガサッ
梓「!」ビクッ
ジャギィ「ヘーイ」
梓「なんだジャギィか・・・」ホッ
梓「・・・」
梓「(お願い・・・)」
ガサッ
梓「!」
アイルー「ニャー」
梓「ご主人様!!!!!」
ハンター「く・・・」
梓「しっかりしてください!!」
ハンター「すまん・・・一発もらっちまった・・・」
アイルー「じゃあお代は報酬からもらっとくにゃ。バイニャラ」
梓「はは早く手当てを!!」
ハンター「大丈夫だ・・・このくらい寝れば治る・・・」
梓「救援部隊呼びました!あとちょっとの辛抱です!」
ハンター「zzZ」
梓「そうだ・・・薬草を採っておこう・・・」
ハンター「う・・・」
梓「目覚めましたか?」
ハンター「痛っ!」
梓「大丈夫ですか?これ、薬草です」ハイッ
ハンター「あずにゃんが採ってきてくれたの?」
梓「はい。薬草塗りますよ」ヌリヌリ
ハンター「ありがとな。頼もしいよ」
梓「いえ、そんな」
梓「これからどうするんですか?」
ハンター「俺は・・・また行くよ」
梓「どうして!?逃げましょうよ!」
ハンター「クリアしないと報酬がもらえない。生活がかかってるんだ」
梓「そんな・・・」
ハンター「それにロイヤルハ二―あと一個だから」
梓「私が一個食べたせいですね・・・グスッ」
ハンター「周囲の安全確認を怠った俺の責任だ。気にするな」
梓「うぅ・・・」
ハンター「それに、ついてきてくれなんて言わないから安心してくれ」
梓「え?」
ハンター「さて、俺はもう行く。あずにゃんはここで救援部隊を待っててくれ」
梓「ちょっと待ってください!」
ハンター「ん?」
梓「私も行きます!」
ハンター「でも危険なのは嫌だって・・・」
梓「ご主人様怪我してるじゃないですか!そんな状態で行ったら死んじゃいます!」
ハンター「だからこそ残れって言ってんだ。俺はあずにゃんを守れない」
梓「嫌です!」
ハンター「主人の命令を・・・」
梓「・・・」キッ
ハンター「はぁ・・・分かった。一緒に戦おう」ヤレヤレ
梓「はい!!」
~数時間後~
ハンター「採ってきてくれた?」
梓「はい。これですよね」ハイッ
ハンター「サンキュ。あとはこれを調合して・・・」
梓「なんですか?それ」
ハンター「閃光玉さ。目くらましするアイテムだよ」
梓「ふむふむ」
ハンター「これを投げつけてジンオウガの目をくらましてる間にスラッシュアックスで一気に首を落とす」
梓「上手くいきますかね・・・」
ハンター「・・・」
梓「いた・・・」ソロリ
ハンター「いくぞ・・・」
ジンオウガ「・・・」クルリ
ハンター「今だ!!」ヒュッ
ピカ!
ジンオウガ「グオオオオ!!」
ハンター「うおおおおおおおおお!!!!!!」
梓「おおおおおおおおおおおおおお!!」
ハンター「おらぁ!!」ブンッ
ガキィイン!!
ハンター「く、はじかれた!!」
ジンオウガ「・・・」バチバチバチ
ハンター「くる!離れろ!」
梓「うわあ!」
ジンオウガ「オオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!」ズギャシャァァァン
ハンター「なんてこった・・・超帯電状態になりやがった・・・」
梓「チョウタイデンジョウタイ?」
ハンター「あずにゃん」
梓「嫌です。逃げません」
ハンター「元の世界に帰るんだろ?こんなところで死」
梓「ご主人様と一緒に村に戻ってその後元の世界に帰ります」
ハンター「まったく・・・」ヤレヤレ
ハンター「分かったよ・・・やるか!!」
ジンオウガ「グオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」バチバチ
ハンター「きた!よけろ!」
梓「うわっ!で、どうすればいいんですか!?」
ハンター「まず逃げまくって電気をすべて放電させて帯電状態を解除させる!」
梓「おわぁっ!わ分かりました!!」
ハンター「あずにゃん上だ!!」
ジンオウガ「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!」
梓「ひいいいいいい!!!!」ピョン
ハンター「いける・・・いけるぞ!」
梓「もうクタクタです・・・」ヒィヒィ
ハンター「あと少しだ、頑張れ!おっと」サッ
ジンオウガ「グオオオオオオオオ!!!!」
梓「へぇあ!!」サッ
ハンター「なんかジンオウガの動きにも慣れてきたな」ヒョイッ
梓「ですね・・・ひゃぁっ!!」
ハンター「しまった!あずにゃん!後ろだ!!!!!」
梓「え?」
ジャギィ「アッアッオーウ!!」ヘーイ
梓「きゃあ!!!!!!」
ジンオウガ「オォオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!」ゴッ
梓「やられ・・・」
梓「・・・あれ・・・?」
ハンター「く・・・」
梓「ご主人様!」
ハンター「今だ!俺がこいつを抑えてる内に攻撃だ!」ギリギリ
梓「え?」
ハンター「スラッシュアックスは本来ガード機能ないからもう持たない!早く!」ピキピキ
梓「私が・・・攻撃・・・?」
ハンター「早く!!あずにゃん!!!!!!!」バキ
梓「くっ、てぃやああああああああ!!!!!!!」
ジンオウガ「アォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!」バリン
ハンター「帯電状態が解けた!」
梓「やった・・・やりました・・・」
ハンター「チャンスだ!」ザシュ
ジンオウガ「アォォォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!」バキッ
梓「やった・・・?」
ハンター「角折っただけか・・・」フラッ
梓「ご主人様!!」
ハンター「あれ・・・意識が・・・」バタリ
ハンター「ん・・・」
梓「おはようございます」
ハンター「ここは・・」
梓「もう家です。あの後すぐに救援部隊の飛行船が来て助けてくれたんですよ」
ハンター「ジンオウガは?」
梓「何故かおとなしく帰っていきました」
ハンター「そっか」
梓「ほんと、ばかですよ・・・」
ハンター「なんだよ急に」
梓「救援部隊の人が言ってました・・・オトモをかばうハンターなんて見たことないって」
ハンター「はは、確かに俺はバカかもな」
梓「でもそんなおバカさん私嫌いじゃないですよ」
そのうちクエスト終了後にひたすら蹴られたり切られたりするようになるのか
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 04:53:35.27:WBYrrnGM0>>145
ひでえwwwwww
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 16:34:07.84:9nQg2e5S0ひでえwwwwww
ハンター「そりゃどーも。あ、そーだ。温泉行こうか」
梓「温泉?」
ハンター「したろ?約束」
梓「・・・」
梓「はい!!」
梓(こっちの世界にきて数日経ちました)
梓(まだ元の世界に帰る手がかりもないし)
梓(先輩達もこの世界にいるのかどうかすら見当もつかないけど・・・)
梓「今はゆっくり温泉を楽しんでもいいよね」
ハンター「何言ってんの?早く行こうよ」ヒョイ
梓「あわわ、自分で歩きますからぁぁぁぁぁぁぁ」
つづく
, -───- 、
/::::::::::::::::::::::::::::::\
,へ、_ ノ::::::::::::::::::::::::::,-‐-.、:::\,
/ \:::::::::::::::::::::::::::::::/ \:::::ヽ
| i ヽ `ヽ、:::::::::::::::::::i,__ _ ヽ:::|
.l ` ー‐-‐ | U::丁 | |:::::|
l .|、__丿 | |::::| ここまでが第一章ってことで
ヽ ヽ、 ノ| |::::|
ヽ ノ  ̄ | |::::|
\ `ー-‐' .ノ .ノ::/
\ ///
`-、 ///,´
\ //´:/´./⌒入
〉 |.|::::〈 / /⌒`
.ノ-──-.リ:::::::V ノ
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梓「どうも中野梓です」
梓「あれからずいぶん月日が流れた気がします」
梓「こっちの生活にはすっかり慣れました」
梓「でも元の世界に帰る手がかりは相変わらずで・・・」
梓「みんな元気にしてるかなあ」
梓「あ、ちなみにご主人様はメキメキ成長して今やHR4です」
梓「私もいろんなスキル覚えちゃったりして成長してます」
梓「ちなみになつき度は・・・って何言わせるんですか!」
ハンター「なにやってんの」
梓「な、なんでもないです」
ハンター「まぁいいや。実は頼みがあるんだけどいいかな」
梓「なんですか?」
ハンター「いやぁ、ニャンタークエストに行ってもらいたいんだけど」
梓「ニャンタークエスト?」
ハンター「ま、アイルーのバイトみたいなものさ」
梓「私はご主人様と狩りに・・・」ゴニョゴニョ
ハンター「実は俺欲しい素材あるんだけどHR4じゃ採れないんだよね」
梓「だ、だったら一緒に頑張ってHRあげましょうよ!」
ハンター「あげるためにはその素材の装備が必要なんだ」
梓「う」
ハンター「とか悩んでたらこんなチラシが」
梓「『炭鉱夫募集中!初心者大歓迎ニャ』・・・なんなんすかこれ」
ハンター「頼む!これで素材をとってきて欲しいんだ!」
梓「火山って・・・私暑いの苦手なんですよね」
ハンター「そこをなんとか!条件はなつき度5のアイルーだから問題ないし!」
梓「え~」メンドクサイナー
ハンター「ご褒美にステーキ食わしてあげるよ!」
梓「しょ、しょうがないなぁ」ジュルリ
梓「簡単に釣られてしまった・・・」
梓「集合場所は火山か・・・」
梓「ガーグァ便のチケットとらなきゃ」
梓「肉球のスタンプもったいないなぁ。これで温泉卵買おうとおもってたのに」
梓「交通費支給されるのかな」
梓「なんかめんどくさくなってきた・・・のんびり行こう」
梓「集合時間があるの忘れてた!!!」アセアセ
梓「次の便逃したら遅刻しちゃうよぉ!」
アイルー「火山行き出発しますニャ」
梓「あ!待ってください!乗ります!」
梓「間に合った・・・隣いいですか?」
唯「どぞぉ~」
梓「・・・」
唯「いやぁ危なかったねぇ」
梓「ちょっとぉぉぉ!!!!唯先輩じゃないですか!!!」
唯「え?私のこと知ってるの?」
梓「今・・・なんて・・・」
唯「私はあなたみたいなかわいい子しらないなぁ」
梓「そんな・・・覚えてない・・・?もしかして人違いなのかな・・・?」
唯「それにしてもペロペロしたくなる可愛さだねぇ♪」ウヒョー
梓「やっぱり唯先輩だ・・・」
梓「本当に忘れちゃったんですか?からかってるなら怒りますよ」
唯「えぇ・・・知らないよぉ。もしかしてナンパかな?」
梓「違いますよ!!!」ムキャー
唯「怒らないでよあずにゃぁぁん」
梓「 ! 何で私の名前を・・・?」
唯「あれ?そういえば」
梓(嘘ついてるようには見えないし、本当に忘れちゃったみたい)
梓(でも断片的な記憶は残ってる・・・)
唯「あなたも炭鉱夫のバイト?」
梓「そうですけど」
唯「そうなんだ!私もなんだ。お願いされてさぁ」
梓「へぇ」
唯「普段ご主人様にお世話になってるからねぇ。少しでも役に立たないと!」キリッ
梓「いい人なんですね」
唯「そりゃもう!いつもご飯作ってくれるし!朝も起こしてくれるし」
梓「・・・」
唯「ほんっと憂は頼りになるよ!」
梓「おぉぉぉい!!!!」
梓「憂もこっち来てたの!?ってかハンターやってるの!?」
唯「憂のこともご存じなの?エスパー?」
梓「唯先輩!いい加減思い出してください!私達同じ軽音部じゃないですか!」
唯「ケイオンブ・・・ってなに?」
梓「軽音部っていうのはお菓子食べたり!」
唯「お菓子食べたり?」
梓「お、お、お菓子食べたりするとこです・・・」
唯「わぁ!楽しそう!」
梓「あれ?そうだっけ?」
梓「とにかく!私達は仲間だったんですよ!」
唯「もちろんだよ!今から私達友達だよぉ~」
梓「そうじゃなくて!こことは違う世界で既に仲間だったんですよ!」
唯「ココトハチガウセカイ?お菓子の話かな」
梓「違あああああああう!」ドカーン
唯「よくわからないけど機嫌直してよあずにゃん」ナデナデ
梓「も、もう。そういうのはしっかり覚えてるんだから・・・」プシュー
唯「鎮火完了だよ!」
梓「そういえば私の他にお友達いますか?」
唯「友達?いっぱいいるよ!近所のアイルーのティガ君とか」
梓「他には?」
唯「レウス君とか」
梓「ミオちゃんとかリツちゃんとかツムギちゃんはいない?」
唯「いないなぁ・・・あとはジンオウガのジンちゃんとかかな」
梓「はい?」
唯「だからジンオウガのジンちゃん」
梓「アイルーのニックネームとかじゃなくて・・・?」
唯「うん。立派なジンオウガだよ。怪我してるとこ助けたら仲良くなって」
梓(唯先輩のコミュニケーション能力って一体・・・)
唯「憂もジンちゃんと仲いいんだよっ」
梓「憂もですか・・・」
唯「憂は救援部隊に所属しててねぇ~すごいんだよこれが」
梓「え」
唯「ずっと前に新米ハンターがジンちゃんに襲われたことがあってねぇ」
梓「!」
唯「いやジンちゃん本人はそんなつもりなかったと思うんだけど大変だったよ」
梓「もしかして前に私達を助けてくれたのって・・・」
唯「説得したら分かってくれたからよかったけど」
梓「残りのロイヤルハニー採るのに夢中で気付かなかった・・・」
梓(そういえばあのジンオウガ最初逃げる時私のこと見逃してくれたな・・)
梓(そっか。アイルーの唯先輩と友達だったから・・・)
梓(きっとジンオウガは自分の身を守るために戦ってたのかも)
梓(なんか悪いことしちゃったな)
唯「でもジンちゃんはいつも渓流の奥の方に住んでるんだけど・・・どうしたのかな」
梓「そうなんですか?」
唯「うん。で、ジンちゃんがユクモ村付近に出没するようになって村が困ってるっていうから・・・」
唯「私達がポッケ村から派遣されたってわけ!」エヘン
梓「そうだったんですか・・・」
梓(ジンちゃんがこっちに来てくれなかったら私達は会えなかったってことか)
梓「よぉし!運が向いてきたぞぉ!」
アイルー「お客さんすいませんニャ。ガーグァの調子が良くないみたいで到着時刻大幅に遅れてしまったニャ」
アイルー「遅延証明書発行しとくニャ」
梓「・・・」
梓「ついてるって思った瞬間これだよ!」タタタタ
唯「あずにゃん待ってぇ」ゼェゼェ
梓「急いでください!もう完っ全に遅刻ですよ!」トタタタタタ
唯「だったらむしろゆっくり行こうよぉ。どうせ遅刻だしぃ」ヒィヒィ
梓「そんなこと言ってる場合ですか!」タタタタタ
唯「あずにゃぁぁぁぁぁぁん!」
澪「遅いぞ新入り!」
律「はは、重役出勤か?」ニヤニヤ
梓「やっぱりついてた・・・」
唯「すんませんっ!ガーグァ便が遅れたので!」
澪「まったく・・・」
律「ま、いいじゃんかよ。初日だしさ」
澪「律も遅刻したしな・・・」
梓「ちょっと待ってください!お二人はもう知り合いなんですか!?」
澪「そうだけど」
律「腐れ縁ってやつさ」
梓(でもこの様子だと私達のことはやっぱり覚えてないみたい・・・)
梓(これで4人・・・あとムギ先輩さえそろえばきっと何か起こる!)
梓「澪先輩、律先輩!聞きたいことがあるんですが!」
律「あれ?なんでもうあたしらの名前を知ってるの?」
唯「やっぱしあずにゃんエスパーだよ!すごい!」
律「お前エスパーなんか!なんか予言してくれよ!」
唯「私も予言聞きたい!よ・げ・ん!よ・げ・ん!」
梓「あの・・・ちょっと」
律・唯「よ・げ・ん!よ・げ・ん!よ・げ・ん!」
澪「うるさい!!!」バチコーン
律・唯「痛っつーーーー!!!」
澪「ただでさえ時間遅れてるんだ!急いで現場に向かうぞ!」
律・唯「あい」
梓「わぁ・・・懐かしいなこの感じ」クスクス
律「なに笑ってんだよぉ~新入りのくせに~」
唯「新入りのくせに~」
律「お前も新入りだろ!」ペシッ
唯「ありゃ!」
澪「早く行くぞ」
律・唯「は~い」
梓(聞きたいことあったのに・・・)
ウラガンキン「・・・」
ガンキンwwww
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 21:58:34.80:9nQg2e5S0唯「おや・・あれは」
梓「ウラガンキン!」
梓(ど、どうしよう・・・ご主人様と倒したことあるけど・・・)
梓(アイルーの私達だけじゃ全滅しちゃう・・・)
梓「みなさん!逃げま」
澪「遅れてすみません主任!」
律「新入りが遅れましてねぇ」
ウラガンキン「いや困るよ~!うちは効率が命なんだからさ!」ガキンガキン
梓「あり?」ポカーン
澪「申し訳ありません」
ウラガンキン「そのかわり今日はうんと働いてもらうからね!」ガキンガキン
律「まじかよ」
ウラガンキン「そちらが新人君?」ガキンガキン
唯「はい!」
梓「ど、ども」
ウラガンキン「じゃあ澪と律、二人の教育係ね」ガキンガキン
澪「はい」
ウラガンキン「残りの人はさっそく作業に取り掛かってください。後でまた来るから」ゴロゴロゴロゴロ
梓「行っちゃった・・・」
律「よ~しお前らこっち来い」
ガンキン主任www
196:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 22:29:43.30:9nQg2e5S0梓「あの、今のなんなんですか?」
澪「主任のこと?」
律「あの人は昔ハンターだったんだ」
唯「えぇ!?人間っだったの!?」
律「だがレアアイテムのために山に籠りっきりになり」
律「気がつけばウラガンキンに・・・」
澪「ひいいいいいいい」ブルブル
梓「嘘くさ・・・」
澪「そ、それより作業の説明するぞ!」
唯・梓「は~い」
梓「ただカンカンやってればいいだけじゃないですか・・・」
律「おい!この仕事を甘く見るな!単純作業の恐ろしさが分からんのか!」クワッ
唯「でもなんか楽しいねぇ♪」カンカン
澪「お、君なかなか上手いね」
唯「えへへ。ありゃっぁす」シャキーン
梓「本当に澪先輩も律先輩も私達のこと覚えていないんですか?」カンカン
澪「知らないけど・・・どこかで会ったかな」カンカン
律「でもなんか懐かしい気はするよな」カンカン
梓「本当ですか!?あ、なんか掘れた」
澪「確かに。初めて会ったとは思えないほど気が合うよな」カンカン
唯「うぇ~・・・なんかぼろっちぃお守りが掘れたよ・・・」
梓「そうなんですよ!私達以前軽音部の仲間だったんです!」カンカン
律「ケイオンブ?なんだそれ?」カンカン
唯「あずにゃんのお守りはキラキラ光ってていいなぁ」ジー
梓「お菓子食べるところです!!」キッパリ
律「あ~そう言われるとなんかそうだった気がする」カンカン
澪「私もそんなことしてた気がする」カンカン
梓「本当ですか!?(あともう一息だ!)」カンカン
唯「こ、こっそり交換しちゃおうかな・・・」ソー
せっかくの古おまを…
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/19(土) 22:54:47.27:9nQg2e5S0梓「そういえばお二人の主人はどんな人なんですか?」カンカン
唯「わぁい、ピッカピカだぁ~」ウェーハハハ
澪「私達の主人は共通でさ」カンカン
律「すっごいんだぜ!ブルジョワハンターで!」カンカン
梓「ブルジョワ?」
澪「毎日お菓子たくさん食べさせてくれるし」
律「持ち物いっぱいになったら迷わず力の護符とか捨てるんだぜ!」
澪「とにかく金持ちなんだよ」
梓「なるほど・・・よ~く分かりました」
梓(やっぱりムギ先輩もこっちに来てたか・・・)
澪「ムギは私達の装備もいっぱい作ってくれるよな」
律「そうそう!どこからともなく端材が湧いてくるんだよな!」
梓「あの!仕事終わったら会わせてくれませんか!?」
澪「飲み会か?」
律「はは、まさか歓迎会を新人が提案してくるなんてな!気にいったぞ!」
唯「え!?飲み会!?行く行く!!」
梓「いや・・・そうじゃなくてですね・・・」
梓(ちょっと違うけど・・・まぁいいや)
梓(これでとうとう5人揃う・・きっと何か起こるはず!)
ウラガンキン「ちゃんとやれやてめぇら!!炭鉱夫舐めてんのかコラ!!」ガキンガキン
律「やべっ!主任がきたぞ!」カンカン
澪「早く作業しないと!」カンカン
唯「めっちゃ怒られたぁ~」カンカン
梓(あれ?私のお守りこんなにぼろかったっけ)
~ユクモ村酒場~
澪「ムギはもうすぐ来るから。好きなの食べてて良いってさ」
唯「太もも~」
律「肉もっと持ってこ~い!」
梓「みなさんはしゃぎ過ぎですよ」
梓(もしかしたら全員揃った時点で帰れるかもしれない)
梓(でもそしたら・・・)
ハンター「あれ、あずにゃんじゃん」
梓「んにゃ!?」
唯「誰?この人」
澪「知り合いか?」
梓「えぇと・・・」
ハンター「そっか。友達出来たんだな(温かい目)」ジーン
梓「その目やめてください!その親みたいな目!」
ハンター「報酬はまた後でな。楽しんでこいよ」スタスタ
律「もしかして主人か?」
梓「そ、そうですけど・・・」
紬「あらあら、みんなお揃いで」
澪「ムギ!!」
律「遅いぞ!!」
唯「わぁ、きれいな人だねぇ・・・」ウットリ
梓「本当にきた・・・ムギ先輩・・・」
紬「唯ちゃん、梓ちゃん。久しぶりね」ニコ
梓「!」
唯「あれれ?なんで私の名前を」
律「まさかムギもエスパーなのか!」
梓「覚えてるんですか!?」
紬「覚えてるんですか・・・ってことはあなたも覚えてるのね」
梓「よかった!覚えててくれたんですね!」
紬「私も梓ちゃんが覚えててくれてうれしいわ」
律「おいおいなんの話だ」
澪「なんで二人共もう知り合いなんだよ」
梓「ムギ先輩・・・どうしましょう・・・」
紬「まずみんなの記憶を取り戻せればいいんだけど・・・」
唯「あずにゃんさぁ、前から気になってたんだけど・・・」
梓「なんですか?」
唯「防具についてるその『ぶ』ってキーホルダーなに?」
梓「これは・・・なんだっけ」
梓(すごく大切なものな気がする・・・)
梓(確か・・・確か・・・)
梓(思い出せ思い出せ思い出せ!)
梓(・・・・・・・・・)
梓(ダメだ・・・思い出せな(ry)
律「それ私も持ってるけど」
梓「え?」
律「ほら」
梓「『け』・・・?」
紬「あ、それなら私も」
梓「『い』」
澪「私も持ってるぞ」
梓「『お』」
唯「なんでみんな持って・・・あ、私も持ってたよ」
梓「『ん』」
梓「そして・・・」
『け』『い』『お』『ん』『ぶ』
全員「あ~~~~~!!!!!!!」
澪「思い出した!これ修学旅行のお土産に買ってきた奴だ!」
律「そうだ!全部並べると軽音部になるように買ったんだよな!」
唯「そ、そうだったね!これは修学旅行のお土産に買ってきた奴で、全部並べると軽音部になるように買ったんだよね!」
紬「懐かしいわ」
梓「みなさん記憶が戻ったようですね・・・」ホッ
律「なんでいろんなこと忘れてたんだろう」
澪「でも梓とムギは結構記憶あったよな」
紬「それは多分梓ちゃんだけみんなとバラバラだったからよ」
唯「な、なるほどなるほど」フムフム
梓「そういえば私だけ一人だ・・・唯先輩には憂がいたし」
律「憂もいるのか」
紬「この世界はちょっと気を抜くとすぐに以前の記憶を失くしてしまうのよ」
紬「唯ちゃんと澪ちゃんと律ちゃんは一人じゃなかったから安心して気が抜けたのね」
律「澪は狩りに行くと叫びまくって気を抜きまくりだもんな」ケラケラ
澪「私は平和主義なんだ!」
紬「一方梓ちゃんは一人だったから・・・ずっと私達のこと心配してくれてたのね・・・」
唯「あずにゃん・・・ごめんね心配かけて・・・」ナデナデ
梓「べ、別に心配なんか///」
梓「あれ?でもじゃあ・・・」
梓「じゃあなんでムギ先輩は記憶を失ってないんですか?」
澪「そういえば・・・ムギの言うとおりなら私達と一緒にいたムギに記憶が残ってるのはおかしいな」
律「頭いいからじゃないか?」
唯「それなら澪ちゃんも覚えていられるはずだよ!律ちゃんと違って」
律「っておい」
澪「そもそもなんでこんなことになったんだ?」
律「私達こっちの世界にくる直前ってなにしてたっけ」
梓「確かテストが終ったからみんなで遊ぼうってことになって」
唯「私も思い出した!私は軽音部で、私の家にみんな遊びにきたんだよ!」
澪「そして確かムギの用意してくれたゲームで遊んで・・・」
律「そのゲームを始めた途端に頭がクラクラして・・・」
梓「ムギ・・・先輩・・・?」
紬「・・・」
紬「ごめんなさいっ!全部私のせいなの!」
律「ムギ・・・どういうことだ?」
紬「実はみんなに貸したゲーム、うちの企業が開発した携帯型仮想体感ゲーム機なの!」
唯「携帯仮想・・・え何?」
紬「携帯型仮想体感ゲーム機!コクーンポータブルよ!」
澪「あぁ、某探偵アニメ映画にでてきたあれか」
紬「このゲームは起動した瞬間からバーチャルリアリティの世界を楽しめるの!」
唯「バ、バーチャン???」
梓「簡単にいえばゲームの中に入って実際に遊べるってことですね?」
紬「そう。発売前にみんなに楽しんでもらいたくて内緒にしてたんだけど・・・」
紬「どうやら重大なバグがあったらしいの・・・」
律「そのバグってのが・・・」
紬「うん・・・記憶障害を起こしてしまったと思うの」
紬「ごめんなさい!これまでのテストでは問題なかったから」
澪「そうだったのか・・・」
紬「ビックリさせようと思ったのにかえって迷惑かけてしまったわね・・・」ショボン
唯「でも楽しかったよ!ね、みんな」
律「まぁな~初めて大型モンスターを倒した時は本当に興奮したし」
澪「あの時は感動したなぁ」シンミリ
梓「そうですね・・・」ウンウン
澪「怖いこともいっぱいあったけど楽しかったよ!ありがとなムギ!」
律「ありがと!最高だったぜ!」(b^ー゜)
唯「ちょぉエキサイティングだったよ!」アイテノゴールニシュー
梓「貴重な体験でした!」
紬「みんな・・・」ジーン
澪「でもこれで一安心だな」
律「だな。不思議的なパワーが発動してたなら絶望的だけど、ゲームだからな」
唯「セーブしてやめればいいもんね」
梓「またみんなでやりましょう!」
唯「で、どうやってやめればいいの?」
紬「・・・ごめんなさい・・・」
澪「へ?今なんて」
紬「言ったでしょ?記憶障害のバグがあるって・・・」
梓「まさか・・・忘れちゃったんですか!?」
紬「ごめんなさい・・・みんなとの思い出は思い出したんだけど・・・」ショボン
律「まじで!?」
唯「じゃあ私達ずっとゲームの中・・・」
紬「で、でも安心して!?私ずっと考えてたんだけど所詮ゲームだから全クリすればここから出れると思うの!」
律「そりゃゲームだもんな・・・」
澪「某映画でもそうだったよな」
唯「そっか!じゃあみんなで協力してクリアすればいいんだね!」
梓「なるほど」
紬「だから私今まで頑張ってきたの!お金たくさんあるから!端材も!」
律「現実でもゲームでも金持ちってなんかなぁ・・・」
梓「前世でよっぽどいいことしたんですね・・・」
澪「とにかく!これでゲームから脱出できる手立てが見つかったんだ」
律「解散して各々準備を整えないとな」
唯「憂にも報告しなきゃ」
梓「私はご主人様に・・・あっ」
紬「これから忙しくなるわよ!」
唯「ムギちゃんなんか楽しそう」ウキウキ
澪「唯もな・・・」
紬「まぁ、なにがともあれ・・・」
梓「そうですね!」
全員「私達の戦いはこれからだ!!!!」
打ち切りみたいな事言うの止めろ!!
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/20(日) 19:25:54.87:lk1wUPeQ0~家~
梓「ただいま帰りました・・・あぁ疲れた~」
ハンター「おかえり。バイト仲間との飲み会楽しかった?」
梓「はいまぁ」
ハンター「そりゃよかった」
梓(そっか・・・ご主人様はゲームの住人だったんだ・・・)
ハンター「どした?しょぼくれちゃって。素材手に入らなかった?別に気にしなくても」
梓「いえ!なんでもないです。あ、これ報酬です」
ハンター「おぉありがとう!・・・こ、これは・・・」
梓「どうしました?」
ハンター「匠 4 達人 10・・・だと・・・?」
ハンター「ありがとあずにゃん!最高だ!」
梓「ひ、ひっつかないでください!」シッシッ
ハンター「これで炭鉱夫にならなくて済むぞ!」
梓「はぁ・・そっすか」
ハンター「?やっぱり元気ないぞ?なんかあった?」
梓「え、えっと」
ハンター「まさかバイトの先輩にいじめられたか!?」
梓「はい!?」
ハンター「ゆ、許せん!うちのあずにゃんをよくも!文句言ってくる!」
梓「ち、違います!違いますから落着いてください!」
ハンター「放してくれ!モンペはこうやって出来あがるんだ!」
梓「話を聞いてくださいぃぃぃぃ!!!!!」
ハンター「この世界ゲームなのか・・・」
梓「はい・・・」
ハンター「それで全クリすれば出られるんだね・・・?」
梓「そうです・・・でもそうしたらご主人様が・・・」
ハンター「・・・」
梓「あと、このゲームはバグが致命的なので発売禁止になるかもだそうです・・・」
ハンター「・・・!」
梓「クリアしたらもう会えなくなっちゃいますね・・・」
ハンター「実は俺もあずにゃんと同じようにゲームのプレイヤーなんだ!」
梓「えぇ!?」
ハンター「あずにゃんの話聞いて思い出したよ。俺はゲームの関係者だった」
梓「そ、そうだったんですか!」
ハンター「だから、協力するよ。全クリ出来るように協力する」
梓「ありがとうございます!」
ハンター「そして一緒にこの世界から脱出しよう」
梓「はい!」
ハンター「そうと決まったら今日は早く寝てさっそくナルガ倒すぞ!」
梓「そうですね。でもその前に」
ハンター「ん?」
梓「ご褒美のステーキは?」
つづく
~数週間後~
梓「シビレ罠設置しました!」
ハンター「ナイスあずにゃん!」
ナルガクルガ「ギャァァァァァァァオオオオ!!!」
ハンター「よし!そっちに追い込むぞ!」
梓「来ました!」
ナルガクルガ「グギャァァァァァァ!!!」ビリビリ
ハンター「今だ!捕獲用麻酔玉」ヒュ
ジャギィ「ヘーイ!」
梓「あぁ!ジャギィに当たった!」
ナルガクルガ「ギャォォォォォォォォォォォォォォォス!!!!!」テメェラマジブッコロス
梓「怒ちゃった!!!」
ハンター「くそ、もう罠ないぞ!」
梓「どうしましょう!捕獲できませんよ!」
ハンター「一度引くしかないな・・・目をつむれ!」ヒュ
閃光玉「ピカッ!!!!」
ナルガクルガ「グギャオオオオオオオウ!!!」
ハンター「逃げるぞ!」
梓「はい!」スタコラサッサ
梓「はぁはぁ・・・」
ハンター「まいったな・・・」
梓「せっかくターゲット捕獲できたのに乱入されるなんて・・・」
ハンター「もうアイテムもほとんど残ってないぞ・・・」
梓「私もです・・・」
ハンター「ちくしょう・・・こっちはイビルジョ―と死闘やった後でボロボロだってのに」
梓「ってかイビルジョーに勝ったのも奇跡ですよね」
ハンター「あぁ。あずにゃんの珍プレーがなければやられてたかもしれないな」
梓「珍プレーじゃないですっ」プンスカ
ハンター『やばいブレスだ!』
梓『うわぁ!』ゴロゴロ
ハンター『起き上がれあずにゃん!追撃がくるぞ!』
イビルジョ―『ゴオオオオオオオオオオオオオ!!!!!』
梓『あぁ!おやつに持ってきた生肉が!!』ポロッ
ハンター『なんでおやつに生肉!?しかもそれシビレ生肉だし!!』
イビルジョ―『!!』ウホッ!
イビルジョ―『ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!!!』ムシャムシャ
イビルジョ―『!グオオオオオオオオオオ・・・』ビリビリ
ハンター『おぉ、なんか痺れたぞ!攻撃だ捕獲だああ!!』
─────────
ハンター「これが珍プレーじゃなきゃなんなのさ」ケラケラ
梓「き、奇跡ですよ!!」
ハンター「ははは、笑ってたらなんか冷静になってきたぞ」
梓「全然面白くないです・・・」
ハンター「もう一回アイテムを確認しよう。俺はもう回復薬グレート2個だけしかない」
梓「私も途中で拾った薬草と何故か持ってきた音爆弾しかありません」
ハンター「そうか・・・って音爆弾!?」
梓「はい。きっと間違えて持ってきたんでしょうね」
ハンター「いいのがあるじゃん!」
梓「へ?ナルにゃんって音爆弾効くんですか?」
ハンター「バッチリ効くよ!ナイスだ!ナイスドジっ娘!」
梓「ドジじゃないです!!!」キー
ハンター「さて、じゃあ作戦を言うよ」
梓「はい・・・」ムスッ
ハンター「音爆弾を当てるチャンスは一度。飛びかかり前の溜めの間だけだ」
梓「ふむふむ」
ハンター「もしも溜め時間が短かった場合はそのまま攻撃を直撃してしまう可能性が高い」
梓「え・・・それ運ゲーじゃないですか!」
ハンター「うむ。だからこの役目は俺がやる」
梓「そんな!危険です!」
ハンター「あずにゃんは音爆で転倒したナルガを追撃してくれ。こっちだって危険さ」
梓「そんなに危険じゃないですよ・・・」ボソッ
ハンター「大丈夫!絶対成功するって!安心してドジにゃん!」ポンポン
梓「ドジじゃないですからっ!!」ムキー
ハンター「よし行くか」
ナルガクルガ「・・・」キョロキョロ
ハンター「いた・・・じゃあまず俺が囮に」
梓「ダメです!私が行きます!ご主人様に危険なことばかりさせるわけにはいきません!」ダッ
ハンター「おい!」
梓「や、やーいこっちだこっちだカモンカモン!」ピーヒャラリー
ハンター「鬼人笛で挑発とはまた斬新な・・・」
ナルガクルガ「グギャアアアアアアアアアアアア!!!」ピキピキ
梓「き、来たーーーー」ヒィィィィィ
ハンター「今だ!後ろから騙し討ち!」ザシュ
ナルガクルガ「ヒギャアアアアアアアア!!!!!」
梓「よし!尻尾切れた!」
ナルガクルガ「ギャオオオオオオオオオオオオオス!!!!」
ハンター「さぁこい・・・」
梓(失敗したらどうしよう・・・)
ナルガクルガ「・・・」ガバッ
梓「きた!」
ハンター「ここだ!」
ジャギィ「アッアッオーウ!!」マタキタヨ
梓「またジャギィが!」
ハンター「しまった!間に合わ・・・」
梓「危ない!」ドンッ
ハンター「おわっ」
ナルガクルガ「ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」ザシュ
ハンター「た、助かった・・・ってもう一発くる!音爆弾は」
梓「てぇぇぇぇぇぇい!」シュ
キィィィィィィィィィィン
ナルガクルガ「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
ハンター「なんであずにゃんが!?でもナイスだ!離れてろ!」
スラッシュアックス「フィィィィィィィィィィィィィィン」
ハンター「くらえ、属性解放!!!」ドコオオオオオオオオオオオオオオオオン
ナルガクルガ「ギャァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
梓「やった!?」
ナルガクルガ「・・・」ギロ
ハンター「なん・・・だと・・・?」
ナルガクルガ「ゴオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!」ザシュ
梓「あひゃぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
ハンター「やられる・・・!」
シュパパパパパパパパパパパパ
ナルガクルガ「ギャアアアアアアアアアアアア………」チーン
梓「あれ?生きてる・・・」
ハンター「これは・・・矢?」
憂「危なかったですね」
ハンター「君は・・・」
梓「憂!」
唯「私もいるよっ」オイッス
ハンター「ありがとう助かったよ」
梓「どうしてここに?ムギ先輩とパーティ組んだんじゃ」
憂「私達もここに狩りにきたんだよ」
唯「ムギちゃんとははぐれちゃって・・・」
ジンオウガ「・・・」ガルルルルル
梓「わっ!後ろに!」
唯「ジンちゃん!」
ジンオウガ「クゥ~ン」ペロペロ
唯「あひゃひゃ、くすぐったいってぇ~」
ハンター「な、なんだこりゃぁ・・・」
梓「ジンオウガが子犬みたい・・・」
憂「さすがお姉ちゃん!」
ハンター「ムギさんと合流しなくていいの?」
憂「はい。私達がいなくても(ry」
バキバキバキバキ
紬「おらぁぁぁぁぁぁ!!」バコーン
ティガレックス「ギャァァァァァァァァァ!!!!」
紬「ふぅ、いい汗かいた」
律「私達にもなんか仕事させろよな~」
澪「終わった?終わった?」ヒイイイ
ハンター「どっちがモンスターかわからなかったぞ・・・」
梓「ムギ先輩すごいです!ハンマー凄いです!」
紬「あ、みんな!ハンターさんまで」
ハンター「どうも」ペコッ
律「調子はどうだい」
梓「今終わったところです」
澪「終わった?終わったのか?」ヒイイイイイイ
紬「順調のようね」
憂「そうですね」
唯「お~よしよし」ナデナデ
ジンオウガ「クゥンクゥン」ハッハッ
ハンター「これでキークエストやらはほぼ消化したんじゃないですか?」
紬「そうね・・・」
梓「なんでムギ先輩には敬語なんですか?」ヒソヒソ
ハンター「なんかお嬢様っぽい感じがしてさ・・・」ヒソヒソ
梓「まぁ・・・そうなんですけど」
紬「ってハンターさん聞いてる?」
ハンター「す、すみません!聞いてませんでした!」
梓「ビビり過ぎですよ」ヤレヤレ
律「キークエストを全部クリアすれば全クリってことでいいのか?あっ澪もう終わったぞ」
澪「良かった」ホッ
ジンオウガ「キャンキャン」
澪「ひいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!!」
紬「多分・・・私もこのゲーム初めてだから」
憂「きっと大丈夫ですよ!信じましょう」
唯「憂が言うなら間違いないよ!ね、ジンちゃん?」
ジンオウガ「?」
ハンター「なんか天気も悪くなってきましたし帰りますか」
梓「ですね」
ハンター「え?一緒に帰らないんですか?」
紬「ごめんね。私は別の村から派遣されてるの」
憂「ポッケ村ってところです」
ハンター「あぁ、雪国の・・・でも大変でしょう、遠くて」
憂「そんなことないですよ。お姉ちゃんお願い」
唯「任せて!!」ピーヒャラリー
ヒュォォォォォォォォォォォォォォ……
リオレウス「ギャァァァァァァァァァァァオ!!!!!!!!!!!」
梓「リ、リオレウスだ!」
ハンター「また乱入クエストかよ!」
澪「助けてえええええええ!!!」
唯「お~レウス君!」
ハンター「は?」
リオレウス「ギャオ♪ギャオ♪」
梓「あの・・・それって・・・」
唯「友達だよ!レウス君の子供助けてあげたら仲良くなっちゃって♪」
梓「仲良くなっちゃって♪、じゃないでしょう!」
憂「お姉ちゃんは誰とでも仲良くなれるから」
ハンター「誰とでもってもはや人間じゃないよ・・・」
梓「そういえば前に・・・」
~回想~
梓『そういえば私の他にお友達いますか?』
唯『友達?いっぱいいるよ!近所のアイルーのティガ君とか』
梓『他には?』
唯『レウス君とか』
梓「このレウス君ってのも本物のリオレウスだったんだ・・・」
梓「アイルーのニックネームかと思った・・・」
律「私も最初はビビったけどさ、最高だぜこいつの乗り心地は!」
澪「私は高いとこもダメなんだぁ~助けて~」ブルブル
ハンター「こ、これに乗ってきたのか・・・」
紬「ポッケ村は雪山だからね。空からいくのが一番早いの」
リオレウス「・・・」グォォォォ…
ジンオウガ「・・・」ガルルルル…
唯「こらこら!喧嘩はダメだよ!」
梓「ジンちゃんが嫉妬してるよ・・・」
憂「お姉ちゃんは人気者だから♪」
紬「じゃ、私達はユクモ村と反対方向だから」
ハンター「一応気をつけて帰ってくださいね」
澪「やだぁぁぁぁ高いのいやぁぁぁぁ」
律「ほら行くぞぉ~」ズルズル
唯「あずにゃんもじゃあね・・・」
梓「唯先ぱ・・・」
ジンオウガ「クゥンクゥン……」スリスリ
唯「大丈夫だよジンちゃん、また会えるからそんな顔しないで」
梓「ジンオウガめぇ・・・」グヌヌ
唯「じゃあ行こう!レウス君!」
リオレウス「ギャオ!」バサッバサッ
憂「じゃあお二人も気をつけて!」
紬「次会う時は元の世界だったらいいわね!」
澪「うわあああああ!高い、高いよぉぉぉぉぉ」ヒイイイイイイ
律「そこのバカハンター、梓をよろしく頼むぞ!」
ヒュオオオオオオオオォォォォォ……
ハンター「行っちゃったな・・・」
梓「ふふ、私達も帰りましょう。迎えの便ももうきてますし」
アイルー「ユクモ村行き出発しますニャ」
ガーグァ「ガーグァ」
ハンター「ふう、疲れた」
梓「いつになったら帰れるんでしょうね・・・」
ハンター「え?今帰ってるだろ?」
梓「現実世界のことですよ」
ハンター「あぁ・・・でももうすぐでしょ。俺達頑張ったし」
梓「そ、そうですよね!みんなで頑張りましたもんね!」パアアア
ポツ…ポツ… ザァァァァァァァァァァァ
ハンター「おっと、とうとう降ってきたか」
梓「どうしよう・・・風邪ひいちゃうよ」
ハンター「お、こんなところに落し物の傘が」
梓「うわ、なんかラッキーですね!でも一本しかない・・・」
ハンター「一緒に入ればいいじゃんか」
梓「い、一緒に!?そ、それじゃあいあいあいあいあい・・・///」
ハンター「?風邪ひくよ早く」
梓「うぅ~・・・」
ピシャァァァァァァァン!!!!!!!
ハンター「うわ!」ビクッ
梓「あれ?もしかして雷苦手なんですか?」ニヤニヤ
ハンター「・・・・・・もはや嵐だな」
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオ
梓「はぁ、こういう日は家でゆっくりテレビ見たいのにな」
ハンター「テレビ?」
梓「そうです。やっと地デジにしたのに」
ハンター「・・・」
梓「どうしたんですか?」
ハンター「いや、雨やまないかなって思って」
梓「この嵐ですからね・・・簡単にはやみませんよきっと」
ハンター「そっか」
梓「私、分かってますから・・・」
ハンター「ふぅ、気がつけば雨もやんだね」
梓「はい。あ、村が見えてきましたよ!」
ハンター「よぉし・・・とりあえずゆっくり休もう」
梓「私はご飯食べたいです。ステーキ食べたいです」
ハンター「肉食系だなぁ」
梓「う、うるさいです///」
アイルー「ご乗車ありゃあした」
梓「温泉でも行きましょう・・・ってどうしたんですか?」
ハンター「なんかやたら騒がしいなって思って・・・」
ネコバァ「ありゃありゃ、ハンターちゃん!大変だよ!」
ハンター「おばあちゃん!どうしたの一体。村中大騒ぎじゃないか」
ネコバァ「どうやら村にアマツマガツチが近づいてるようなんじゃよ!」
梓「アマツマガツチ?」
ネコバァ「おやあずにゃんちゃん。相変わらず主人にべったりで」
梓「うるさいなもう!」カァァァァァァ
ハンター「で、アマツマガツチってなんだい?」
ネコバァ「アマツマガツチとは別名嵐龍と言われる古龍のことじゃ」
ハンター「嵐龍・・・」
ネコバァ「その子は嵐に乗って移動し、嵐を纏い、嵐を操るといわれておってねぇ」
梓「ご主人様!あの嵐ってもしかして・・・」
ハンター「こいつだろうな・・・」
ネコバァ「ジンオウガがこの村付近に出るようになったのもこの子せいなんじゃ」
梓「ジンちゃんが?」
ネコバァ「おやおや、ジンオウガに名前もつけるなんて相変わらずかわいいねぇ」
梓「なんなんですかもう!」プンスカ
ハンター「いいから話を続けてくれ・・・」
梓「ジンちゃ・・・ジンオウガが何で村の近くに出たかってところからお願いします・・・」
ネコバァ「ジンオウガは本来霊峰に住んでおったんじゃが、この子がきちゃってねぇ」
梓「追い出されたってことですか・・・」
ネコバァ「そうじゃ。霊峰にアマツマガツチがいる限りジンオウガも帰ってはくれぬ」
ハンター「ちょっと待ってくれ。俺達村に帰る途中に嵐に遭ったんだが」
ネコバァ「なんと・・・霊峰、渓流を通過してもうそこまで来ておったか・・・」
梓「ここに来るのは時間の問題ですね・・・」
ハンター「あずにゃん」ガシッ
梓「な、なんですか急に」
ハンター「恐らくこいつがラスボスだ」
梓「そ、そうか」
ハンター「アマツマガツチを倒せばきっと現実世界に帰れる」
梓「はい・・・」
ハンター「絶対に倒すぞ」
ハンター「そうと決まれば助けを呼ぼうよ」
梓「そうですね!みんなに報告しないと」
電伝虫「ぷるるるるるるる」
律『もしもし!』
梓「律先輩ですか?ユクモ村にラスボスらしきものが・・・」
律『今それどころじゃないんだ!なんかでっかい奴が近づいてきてて!』
梓「どういうことですか?」
唯『もしもしあずにゃん?すっごいんだよ!蟹だよ蟹!』ワクワク
梓「蟹?」
唯『蟹味噌いっぱい詰まってるんだろうな・・・楽しみだよ・・・』ジュルリ
律『ってなわけでそっちに行けそうもない!終わり次第行くからしばらく待っててくれ!』
梓「ちょっと待ってくださ・・・」
律『おい澪逃げるなよ!回復笛くらい吹け!』プツ
梓「切れちゃった・・・」
ハンター「なんだって?」
梓「なんかでっかい蟹が来てるからちょっと待ってって・・・」
ハンター「どうやらあっちにもラスボスが出たようだな」
梓「どうしましょう・・・」
ハンター「アマツはもう村付近にいるんだ。待ってられない」
梓「でも!危険です!」
ハンター「もしも、万が一アマツがラスボスじゃなかったらどうなる?」
梓「え?」
ハンター「そしたら俺達はまたこの村でクエストをこなさなくてはいけない」
ハンター「アマツがこの村を壊滅させたら俺達は依頼を受けることすらできなくなってしまう」
ハンター「そうなったら完全にゲームオーバーだ」
ハンター「それにさ、俺はゲームとはいえこの村の人が好きなんだ」
梓「それは・・・私もです・・・」
ハンター「だからさ、守ってやりたいんだよ」
梓「・・・」
梓「わかりました。私もいきます!」
ハンター「ありがとう。あずにゃんのことも守ってあげるから安心して」
梓「いいえ!逆に私が守ってあげますよ」ニカッ
梓「で、どうやって行きましょう・・・村付近と言ってもそれなりに距離ありますよ」
ハンター「問題はそこなんだよな・・・唯ちゃんのレウス君をあてにしてたんだけど・・・」
ネコバァ「どうやら戦いにいくようだねぇ」
ハンター「おばあちゃん・・・」
梓「でも移動手段がなくて・・・ガーグァじゃ遅いし」
ネコバァ「ギルドの飛行船を使いなさい」
ハンター「でも勝手に使ったらまずいよ」
ネコバァ「あんたら絶対に行くと思って許可だしておいたよ」
ハンター「許可って・・・あなたは一体何者なんだ」
ネコバァ「ほほ、ただのしょぼくれたババァじゃよ」
梓「そうですね」
そうですねwwwwwwww
411:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/21(月) 20:59:22.22:w2V1secj0ネコバァ「ほら、行った行った!嵐はもうそこまできとるよ!」
ハンター「ありがとう。おばあちゃん」
梓「一応礼は言ってやるです・・・」
ネコバァ「礼を言うのはこっちじゃよ。ユクモ村を頼んだよぉ!」
ハンター「はい!」
梓「任せてください!」エヘン
~飛行船~
梓「さすがに速いですね。村がもう小さく見える」
ハンター「レウス君の速さには劣るだろうがな」
梓「あ、見てください!モンスターがいっぱい!」
ハンター「みんなアマツマガツチに追い出されたんだろうな」
梓「このままじゃ村に・・・」
ハンター「村には腕の立つハンターがいるからこいつら程度なら大丈夫だ。それより」
梓「?」
ハンター「アマツのせいで村だけでなくこの世界の生態系もめちゃめちゃになってしまう」
ハンター「一秒でも早く倒さないと」
梓「嵐が見えて来ましたよ」
ヒュゴオオオオオオオオオオオオオオオオ
ハンター「すごい嵐だ・・・さっきのとは比べ物にならないぞ・・・」
梓「飛行船が揺れます~~~!」アワワ
ハンター「一旦離れて着陸した方がよさそうだ・・・舵を取ってくれ!」
梓「ダメです!舵が効きません!」
ハンター「なんだって!?」
梓「むしろ吸い寄せられて・・・」
ハンター・梓「うわあああああああああああ!!!」
ハンター「いてて・・・大丈夫か・・・!」
梓「はい・・・猫は高いところから落ちても大丈夫なので」
ハンター「良かった。で、ここはどこだ?」
梓「ご主人様・・・後ろ・・・」
ハンター「まさか」
アマツマガツチ「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
ハンター「さっそくお出ましか・・・」
梓「風が・・・すごい・・・」
アマツマガツチ「・・・」ヒュオオオオオオオオオオオオ
梓「はぁ・・・はぁ・・・」
ハンター「・・・」ゴクリ
アマツマガツチ「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
アマツマガツチ「フオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!」ゴッ
梓「と、突進が来ました!」
ハンター「く!と、とりあえず隙を見て攻撃だ!」
梓「はい!」
ハンター「おらぁ!」ダッ
梓「うぉぉ!!」タタタ
アマツマガツチ「………………」フィユォォォォォォォォ
梓「うわ!はね返された!」
ハンター「くそ、あいつの周りの風か!」
梓「どうしますか!これじゃ近づけませんよ」
ハンター「とにかく逃げろ!なんかくるぞ!」
アマツマガツチ「………………」バシュッ
梓「ひいい!水ブレス!」
ハンター「くっ、避けるので精いっぱいだ!」
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォ!!!!!!!」バシュバシュバユ
ハンター「今度は竜巻か!気をつけろ3つ出たぞ!」
梓「あれ?」
ハンター「くそ、触れることさえできないのか・・・」
梓「ご主人様!私気づいちゃいました!」ピコーン
ハンター「何に・・・おわっ!きた!」
梓「おっと。弱点ですよ!あいつの!」ヒョイ
ハンター「弱点?」
梓「はい!あの子の周りの風、竜巻出したあと消えてたんですよ!」
ハンター「なに?」
梓「つまりあの竜巻は周りの風を操っていたわけです!」
ハンター「なるほど。じゃあその間は無防備というわけだ・・・な!」ヒョイ
梓「きゃ!そ、そうです!」サッ
アマツマガツチ「………………」フィユォォォォォォォォ
ハンター「さっそく竜巻くるぞ!」
梓「空気読んでるっ!!!!」
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」バシュバシュバシュ
ハンター「今だ!突っ込め!」ダッ
梓「とぉぉぉぉぉぉぉ!!!」ピョンピョン
アマツマガツチ「…………………」
梓「・・・」ピタッ
梓「なんだ・・・この感じ・・・怖い」
ハンター「くらええええええええ!」
梓「ダメです!!」
ハンター「うおおおおおおおお!!!」
梓「後ろ!竜巻が戻ってきました!!!!」
ハンター「え・・・」
ブオゴオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!!!!!!!
ハンター「ぐはっ!!!!」
梓「大丈夫ですか!?」
ハンター「く、落下の衝撃で腕が・・・」
アマツマガツチ「…………………」フィユゥゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
梓「また竜巻・・・違う!」
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!
梓「うわあ!吸い込まれる!!!!!!」
ハンター「あずにゃん!!!!!」
梓「う・・・」
ハンター「・・・俺の手ぇ離すなよ・・・」ビキ
梓「ご主人様!」
ハンター「く・・・」ビキビキ
梓「ダメです!離してください!このままだと二人共吸い込まれます!」
ハンター「う・・・」ビキビキビキ
梓「腕だって折れちゃいます!離して!」
ハンター「お・・・」ビキビキビキ
梓「この攻撃はきっと飛行船を吸い込んだ攻撃です!耐えるなんて無理です!だから」
ハンター「俺は・・・!」ビキビキビキビキ
ハンター「俺は・・・オトモアイルーをただの囮だなんて思っちゃいない・・・」
梓「え?」
ハンター「世間じゃオトリアイルーだかオジャマアイルーだか言ってる奴がいるが・・・」
ハンター「俺は絶対に回復するためだけにオトモを囮に使ったり・・・」
ハンター「ましてやただ武器を研ぐためだけに囮に使ったりはしない!!!」
梓「ご主人様・・・」
ハンター「オトモアイルーだって大切なパートナーだ・・・だから絶対に見捨てない」
ハンター「絶対に俺が元の世界に送り返してやる!!!!」
梓「グス…ばか…」
???「よく言いました!!」
梓「!?」
ハンター「なんだ!?」
シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
ハンター「曲射・・・集中・・・まさか」
憂「今のすごくよかったですよ」
梓「憂!」
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」バシュバシュバシュ
ハンター「また竜巻攻撃が!」
紬「でいやああああああ!!!」バチコーン!!!
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
梓「律先輩、ムギ先輩まで!」
律「ごめんな待たせちまって」
紬「ハンターさん、はいこれ秘薬よ。これで怪我も全快だわ」
ハンター「ありがとうございます。でもどうして」
紬「シェンガオレンを5分針で討伐して飛行船で飛んできたの」
憂「ネコバァさんに全部聞きました」
ハンター「そうだったんですか」
梓「あれ?唯先輩と澪先輩の姿が見えませんけど」
律「澪は逃げたんじゃないか。唯は蟹味噌もってどっかいった」
紬「それより何何?やっと私を楽しませてくれそうな敵じゃない!」
ハンター「楽しそうっすね・・・」
アマツマガツチ「ゴォォォォォォォォォォォォォォォ!!!!!!!!!!!」
律「あり?天気がさらに悪くなったぞ」
梓「さっきのムギ先輩の一撃で怒ったんですよ!」
ハンター「一撃で・・・どんだけ強いんだ・・・」
律「よし!私は笛で援護する!行って来い!」
梓「ずるいですよ!ちゃんと戦いましょうよ!」
ハンター「いや、あずにゃんもそこで笛吹いてろ!」ダッ
紬「さぁ、ちょっとは私を楽しませて!!」ヒュン
憂「援護射撃は任せてください!」
梓「み、みんな」
律「頼もしいだろ?みんな揃うと」
梓「はい・・・やっぱり仲間っていいですね・・・」
律「しんみりしてる暇があったら吹け!あ笛をふけ~」ピーヒャラリー
梓「っ~~~~~」ピロピロリー
ハンター「ムギさん後ろ竜巻!」
紬「しゃらくせぇ!」バコーン
ハンター「竜巻を斬った・・・いや叩いたのか・・・」
紬「ていやぁ!」バコーン
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
ハンター「よし俺も!」ザシュ
アマツマガツチ「フィユォォォォォォォォン!!!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!
梓「また吸引竜巻攻撃!」
紬「しまった!」
オトモにデコイなんて名前つけてごめんね、防御ばっかり上げてごめんね
444:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 00:51:52.26:LZ6N+fUR0ハンター「ムギさん!」
シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「ヒィィィィン!!!!!」
憂「頭ががら空きです!」
律「すげぇ・・・まるで矢が頭に吸い寄せられてるようだ」
憂「もう一発!集中曲射!」バシュ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアアオ!!!!」ピヨピヨ
梓「スタンだ!」
紬「よし!みんな決めるわよ!」
憂・ハンター「はい!」
紬「おぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」グルグルグルグル
ハンター「くらえ・・・」フィィィィィィィィィィィィィィン
憂「集中・・・」キン キン!
紬「ホームラン!!!!!」ズギャシャアアアアアン
ハンター「属性解放ぉ!!!!」ドコオオオオオオオオオオオオオオオオン
憂「曲射!!!」シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
梓「やった!」
ハンター「いや、まだ生きてる・・・!」
紬「楽しい・・・楽しいわ・・・!」
アマツマガツチ「ナァンナンダヨォォォォォォォォォォォォォォォォ……………」
律「敵ながら同情するわ・・・」
憂「あ、飛びましたよ!」
紬「何をする気?」ワクワク
アマツマガツチ「フォォォォォォォォォン……………!!!!!!」バシュ バシュ
ハンター「まずい!避けろ!!!!」
憂「え」
ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオン!!!!!!!!!!
紬「グランドクロス!!!」
憂「きゃああああああああああああ!!!!!」
律・梓「憂!!!!」
憂「う・・・」
律「大丈夫か!?息してるか!?」
梓「もう虫の息です!あんなのをガンナ―装備でくらったらひとたまりもありませんよ!」
憂「だ、大丈夫・・・ネコのど根性が発動したみたい・・・」
紬「良かった。はいこれ最後の秘薬よ」
憂(ありがとう・・・お姉ちゃんのドリンクのおかげだよ)
梓「ふぅ、よかった・・・」ホッ
紬「でもやっかいね・・・空中でこれを連発されたらさすがにきついわ」
律「ちっくしょう!降りてこい卑怯者!お前はどこぞの空の王者か!卑怯者の空の王者か!」
アマツマガツチ「フォォォォォォォォォ………」
ハンター「やばい!また来る!」
唯「そうはさせないよ!」
唯「レウス君かえんほうしゃ!」
リオレウス「ギャァァァァァァァァァァァオ!!!!!!!!!!!」ゴォ
アマツマガツチ「フィギャ……」
唯「ち、こうかはいまひとつか!でも攻撃は止まった!じゃ澪ちゃん!」
澪「ひぃぃぃぃぃ!か、かみなりぃぃぃ!」
ジンオウガ「オォォォォォォォォォォォォォォン!!!!!!!!!!!!!!」ゴロゴロピシャァン!!
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアア!!!!」
唯「やりぃっ!こうかはばつぐんだぁっ!!」
梓「唯先輩!澪先輩!」
唯「ふぅ、間に合った!」
リオレウス「ギャイ」バサッバサッ
澪「はぁ、はぁ・・・ありがとうジンちゃん」
ジンオウガ「クゥン」
梓「何してたんですか!?」
唯「えへへ、ジンちゃんとレウス君に助けを求めてたんだ!蟹味噌を手土産に」
律「いやぁ、空中ブレスで攻撃とめて、かみなりで撃墜とかやるな!」
律「さすが空の王者だぜ!」
リオレウス「……………」ギロ
律「さーせんしたぁっ!」
ハンター「アマツが落ちてきた!」
ハンター「ムギさん!」
紬「えぇ、今度こそこれで決めるわ!!」
憂「いきます!」
紬「おぉぉぉぉぉぉぉぉ・・・」グルグルグルグル
ハンター「くらえ・・・」フィィィィィィィィィィィィィィン
憂「集中・・・」キン キン!
アマツマガツチ「ヒィィィィィィィィィィィィィィィ………………」
紬「ホームラン!!!!!」ズギャシャアアアアアン
ハンター「属性解放ぉ!!!!」ドコオオオオオオオオオオオオオオオオン
憂「曲射!!!」シュパパパパパパパパパパパパ
アマツマガツチ「フィギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!!!」
本当は炎弱点なんだがな
491:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 18:51:22.58:LZ6N+fUR0しまった。弱点炎か
ポケモンが混ざった
490:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 18:50:22.01:LZ6N+fUR0ポケモンが混ざった
梓「やった!今度こそやった!」
唯「わーいわーい!!」
律「よっしゃぁぁぁ!!」ガッツ
澪「疲れた・・・」
アマツマガツチ「………………」チーン
ハンター「ふぅ・・・手こずらせやがって」
憂「やりました!」バンザーイ
紬「ナイスファイトだったわ」
パァァァァァァァァァァァァァ
梓「あ、空が・・・晴れていく」
唯「わ,!みんな見て見て!虹だ虹だよぉ!」
澪「きれい・・・」ウットリ
律「これで・・・終わったのか?クリアしたのか?」
紬「どうやらそのようだわ。見て、体が」スゥゥゥゥゥ
憂「あ、だんだん消えていきます」スゥゥゥゥゥ
澪「え?なになに何で消えてくの!?」スゥゥゥゥゥ
唯「うわぁ面白い!体が消える!」スゥゥゥゥゥ
律「ここまで長かったぜ・・・」スゥゥゥゥゥ
梓「良かった・・・これで終わりですね・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「本当に良かったよ・・・無事帰れて」
律「あれ?なんでお前は消えてないんだ?」スゥゥゥゥゥ
ハンター「・・・」
唯「え?どうして?一緒に帰ろうよ!」スゥゥゥゥゥ
紬「あなた・・・まさか・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「・・・」
憂「この世界の人なんですね・・・」スゥゥゥゥゥ
澪「そんな・・・」スゥゥゥゥゥ
梓「!」スゥゥゥゥゥ
梓「嘘・・・ですよね?だって一緒に帰るって・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「あぁ、嘘さ!俺も帰る!だから先に」
梓「嘘・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「体が消えないのはあれかな、時間差でもあるのかな」
梓「それが嘘です!!」スゥゥゥゥゥ
澪「梓・・・」スゥゥゥゥゥ
唯「お、落着いてあずにゃん」スゥゥゥゥゥ
梓「嘘ついてたんですね・・・ずっと騙してたんですね・・・」スゥゥゥゥゥ
ハンター「あずにゃん・・・」
梓「ひどい!ひどいです!グスッ…信じてたのに…ヒグッ」スゥゥゥゥゥ
ハンター「・・・」
梓「なぁ~んちゃって」ニコ
ハンター「へ?」
梓「私が気付いてないと思ってたんですか?」
ハンター「き、気づいてたの?俺が嘘ついてたって!一体いつから」
梓「ヒントはたくさんありましたよ」
梓「ゲームの関係者とか言ってた割に具体的な話はしてくれなかったし」
梓「テレビの話題についてこれなかったり」
梓「アマツの戦闘でも」
ハンター『絶対に俺が元の世界に送り返してやる!!!!』
梓「かっこつけてこんなセリフ言っちゃって。『送り返す』って自分は帰らない気満々じゃないですか」
ハンター「まじか・・・じゃあ俺の演技は無駄だったってわけか」
梓「だから言ったじゃないですか。『私、分かってますから・・・』って」
ハンター「あれはそういう意味だったのか・・・」
梓「でも正直いうと一番最初から疑ってました」
梓「だって・・・ご主人様すっごく優しい人だから、私のために嘘ついてるのかなって」
ハンター「まいったねこりゃ」トホホ
梓「そうとも知らず、すっかり騙されちゃって!」ニヤニヤ
梓「ビックリしました?」ポロポロ
梓「あれ?」ポロポロ
梓「おかしいな、何で」ポロポロ
唯「あずにゃん・・・」ギュゥゥゥ
梓「ウッ…グス…何で・・・笑って別れようと思ってたのに」ポロポロ
唯「ちょっと!ハンター君!」
ハンター「は、はいっ!」
唯「これはあなたの役目だよ?」
梓「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁん!!!!!!」
ハンター「じゃあみんな、ありがとな。みんながいなければきっと村を救えなかった」
律「そうかもな!もっと感謝しなさい!」ニシシ
澪「調子に乗るな」
憂「そんなことないですよ。ハンターさん一人でも上手くやってましたよ」
紬「それにお礼を言うのはこっちのほう。協力してくれてありがとう」
唯「楽しかったよ~」
ハンター「あとあずにゃんもありがとな。俺についてきてくれて」
梓「べ、別に普通ですよ」
ハンター「俺が危ないところも何度も助けてくれた。本当に感謝してる」
梓「・・・」ウルウル
律「こらこら!そこまで!また梓が泣いちゃうだろ?」
澪「なぁ、ムギ・・・なんとかこのゲーム発売出来ないのか?」
紬「バグが致命的だから・・・でも私がなんとかする!」
ハンター「ムギさんが言うのは頼もしいな」ハハ
――――――――
ハンター「じゃみんな、さよなら」
律「さよならとか陰気臭いこと言うな!」
憂「そうですよ!『またね』が正解です」
澪「またね、ハンターさん」
唯「ジンちゃん・・・レウス君・・・またね・・・」グスッ
ジンオウガ「クゥンクゥン」
リオレウス「ギャオ…」
ハンター「あずにゃん・・・」
梓「待っててください!」
ハンター「・・・!」
梓「きっとムギ先輩がこのゲーム完成させますから!」
梓「そしたら私絶対に買いますから!どんなに高くても絶対!」
ハンター「・・・分かった。待ってる」
紬「あ、そろそろ完全に消える・・・」
梓「そしたらまた温泉入りましょう!あ、あとステーキ」
スゥッ
ハンター「・・・」
ハンター「またね・・・みんな・・・あずにゃん・・・」
――――――――――――――
梓「一緒に食べま・・・あれ?」
澪「ここは・・・」
唯「私の部屋だ」
律「戻ってきた・・・のか」
紬「どうやらそのようね」
憂「今何時・・・っというか何日ですか?何年ですか?」
律「午後8時だ。ゲーム始めてから5時間しか経ってない」
澪「ゲームの中じゃずいぶんと経ってた気がするのに・・・」
紬「どうやら時空間にもバグが発生していたようね・・・このバグは逆に助かったけど」
憂「なんか夢見てたみたいです・・・」
唯「そうか!夢だったんだよこれわ!」
澪「こら!」ペシッ
唯「あ、あずにゃん・・・」
梓「・・・」
唯「ゆ、夢じゃないよあずにゃん!ハンター君はちゃんと・・・」
梓「全部終わっちゃったんですよね・・・」
紬「そんなことないわ梓ちゃん」
律「そうだぞ!ムギの会社がこのゲームを完成させたらまた新たな冒険が始まるんだ!」
澪「発売まで何年かかるか分からないけど・・・」
紬「絶対発売させてみせるわ!」
律「となると金が必要になるな」
憂「ゲーム買うためにちゃんとお金溜めとかないとね、お姉ちゃん!」
唯「そだね!」
憂「アイスも我慢しないとっ!節約節約!」
唯「うへぇ・・・そんなぁ」トホホ
梓「クスッ、そうですね!ムギ先輩、私楽しみにしてますから!」
~2年後~
アナウンサー「今日、話題の次世代携帯ゲーム機『コクーンポータブル』が発売されました」
アナウンサー「このゲームは最新のテクノロジーを駆使し、ゲーム界だけでなく様々な分野に多大なる影響を与えるとされ・・・」
アナウンサー「日本はもちろん、世界各地でも家電量販店に3日前からから行列ができ・・・」
客「関係ねぇよ列なんかよ!」
アナウンサー「あ、今客と店員が揉めておりま・・きゃっ!」
律「ありゃ~とんでもないことになってんな」
紬「十分出荷したから慌てなくてもいいのに・・・」
澪「ムギのコネがなかったら大変なことになってたな」
律「そのコネがあるのに寝坊してパーにした奴がいるけどな」シシシシ
憂「お姉ちゃんと梓ちゃん大丈夫かな・・・」
唯「はぁ、あずにゃん!あずにゃんはどこ!?」
梓「こ、こっちです!きゃあ!押さないでください!」
客「店員なんとかしろよマジでよ~!」
客「物売るっていうレベルじゃねぇぞ!」
店員「お・か・ゆを守ってください!おさない!かけない!夢をあきらめない!」
店員「辛い事があっても立ち止まらないでください!」
梓「もうやだ・・・」
唯「ただいま帰りました・・・」ハヒイイイイ
律「遅いぞ~」
澪「ちゃんと買えたか?」
梓「はい・・・なんとか」グッタリ
憂「良かった」ホッ
唯「ふひぃぃぃぃ・・・まいったよ・・・」
澪「唯はともかく梓まで寝坊とはな」
律「楽しみで眠れなかったんだろ!小学生か!」
紬「さ、全員揃ったところだし!さっそく始めましょ!」
梓「そうですね!」
せーのっ
全員「モンスターハンター!!!!」
梓「・・・」スゥゥゥゥゥゥ
梓「・・・」キョロキョロ
梓「!」
梓「・・・」
梓「・・・」クスッ
梓「ただいま」ニコ
おわり
乙!
525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:38:00.44:LZ6N+fUR0保守してくれた人、ここまで読んでくれた人ありがとう
おかげで最後まで終わらせることができました
ところで俺まだアマツ狩ったことないんだよね
だから今から行ってくる
もちろんオトモと一緒に
529:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 20:41:42.55:5eqWKZwjOおかげで最後まで終わらせることができました
ところで俺まだアマツ狩ったことないんだよね
だから今から行ってくる
もちろんオトモと一緒に
乙
面白かった
537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/22(火) 21:06:53.60:0tW0olK60面白かった
乙!
楽しかった!
楽しかった!
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この前の遊戯王とのクロス、金持ちイケメンの社長になら梓を託す事も認められたが…。
澪→ロマン砲
律→双剣
紬→ハンマー
梓→片手剣
憂→弓
和→ライトボウガン沢子→狩猟笛
純→スラッシュアックス
でけいおんとモンハンの妄想してる
梓所々可愛い杉w
ペロペロしたいぉwww
なんでだ それまで凄い面白かったから温度差があんのか
このあずにゃんはきっとでぶにゃんだな、かわいすぎる
(・◇・)?
十分ラスボスだろ