- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:02:11.66:egrRUR470
一方「…ハァ?」
美琴「ぬいぐるみが欲しいの。私、中2だから」
一方「…だからって、なーンで俺がお前にぬいぐるみを買ってやンなくちゃいけねェンだよ?」
美琴「私、今日誕生日なのよ」
一方「マジか。おめでてェな」
美琴「ウソだけど」
一方「おォィ!?」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:06:12.54:d0rFfeU40
一方「なンでウソついた?」
美琴「中2だからわかんない」
一方「多分中2だから反抗期ってところだな…」
美琴「なら仕方ないね」
一方「でも、中2だからってウソは良くねェ」
美琴「そうなの?」
一方「あァ、だからもうウソはつくな」
美琴「ホントは妹の誕生日なの」
一方「マジか、めでてェな」
美琴「ごめん、ウソついた」
一方「そりゃ参ったなァ…」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:10:46.35:d0rFfeU40
一方「よし、わかった」
美琴「なにが?」
一方「お前にぬいぐるみを買ってやる」
美琴「ホント?わぁい」
一方「でも1つ条件がある」
美琴「なぁに?」
一方「ぬいぐるみを買ってやる代わりにお前はもうウソはつくな」
一方「俺はお前にウソをつくをようなダメな大人になって欲しくねェンだわ」
美琴「わかった。もうウソつかない」
一方「よし、良い子だ。そンじゃあぬいぐるみ買いに行くか」
美琴「わかった」
一方「今からぬいぐるみを買いに行くから今日の実験は中止な」
御坂妹「お前が一番ダメな大人だろ。とミサカはry」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:14:11.48:d0rFfeU40
一方「どンなぬいぐるみが欲しいンだ?」
美琴「中2だからかわいいのが欲しい」
一方「俺は中2じゃねェから何がかわいいのかわかンねェなァ…」
美琴「困った」
一方「あァ…俺だけの力じゃとてもかわいいぬいぐるみを購入するのは…」
一方「情けねェぜ…かわいいの定義もわからねェくせに何が最強だ…」
美琴「落ち込まないで。そんな姿見てると中2だから悲しくなっちゃう」
一方「すまねェ」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:17:23.25:d0rFfeU40
麦野「…ん?」
一方「…あん?」
美琴「あっ、むぎのんだ」
麦野「どこのモヤシとションベン臭いガキかと思ったら第一位様と中2のお嬢様じゃないのさ」
麦野「今日は何して遊んでんの?」
美琴「お買い物!」
一方「今日はコイツの誕生日だから一緒にプレゼントを選びにな」
麦野「あっ、誕生日なの?おめでとー」
美琴「ありがとー」
一方「ウソだけどな」
麦野「ええっ!?」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:21:58.98:d0rFfeU40
麦野「…ウソなの?」
美琴「ウソなの」
麦野「……」
一方「ウソついたらダメだって言っただろォが?」
美琴「ごめんなさい」
麦野「テメェだよ、ロリモヤシ!」
一方「第四位は今、何歳だっけか?」
麦野「えっ?18歳の高3だけど?」
一方「お前だってサバ読んでンじゃねェか、ババア」
麦野「あぁっ!?」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:25:14.60:d0rFfeU40
麦野「…第一位様は私にケンカ売ってるわけね?」
一方「そンな暇はねェよ。それに…」
美琴「ケンカはダメだよ」
一方「そうだな。その通りだ」
麦野「くっ…!」
一方「それによォ、全部が全部ウソなワケじゃねェ」
一方「今日はコイツにかわいいぬいぐるみを買ってやるンだ」
麦野「誕生日じゃないのに買ってあげるの?」
一方「中2だからな」
麦野「そっか、仕方ないわね」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:29:06.41:d0rFfeU40
麦野「しかし第一位様のセンスで中2にかわいいぬいぐるみを買ってあげるなんてことが出来るの?」
一方「正直、自信ねェ」
美琴「自信無いの?」
一方「あァ…」
美琴「……」
美琴「中2だから悲しい…」
一方「うっ…」
麦野「…ハッ!最強とは名ばかりねー」
一方「ぐっ…くそったれがァ…!!」
麦野「しょうがないわねー。そんな無様な第一位様に代わって、この第四位の私が中2にぬいぐるみを買ってあげるわよ」
美琴「ホント?」
麦野「ウ・ソ」
美琴「…!?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:33:42.13:d0rFfeU40
美琴「……」
麦野「ふふーん。さっきのお返しよん」
麦野「大丈夫よ。ちゃんと買って…」
美琴「…ふぇっ」
麦野「えっ」
美琴「…ふぇぇぇん」
一方「テメェェェェェ!!!原子崩しァァァァァァ!!!!」
麦野「ご…ごめん…まさかマジ泣きするなんて…」オロオロ…
一方「いたいけな中2相手にタチの悪いウソをつくなンて命いらねェンだなァ、オイ!?」
垣根「そんなレベル5の品格を落とすような奴は粛正してやんねぇとなぁ…!」
一方「……」
麦野「……」
美琴「ていとくん!」
垣根「よう中2」
一方&麦野「どっからわいてきた、クソメルヘン」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:38:26.20:d0rFfeU40
垣根「いやなに、中二の泣き声が聞こえたもんでな」
垣根「急いで駆けつけてみたらテメェらがいたってわけだ」
一方「ロリコンじゃねェか」
垣根「テメェにだけは言われたくねぇな!?」
美琴「ていとくん、もふもふ!」
垣根「あぁ?またか?しょうがねぇな…」
美琴「わぁ、翼だ」
麦野「でも、ロリコンにしか見えないよ今のアンタ」
垣根「…心配するな。だんだん自覚してきてる…」
美琴「もふもふ」サワサワ…
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:42:19.82:d0rFfeU40
垣根「で、テメェらは今日は何して遊んでたんだ?」
麦野「あぁ、中2にぬいぐるみを買ってあげようって話でさ」
垣根「はぁ?ぬいぐるみだぁ?」
美琴「誕生日なの」
垣根「ほう。そりゃめでたいな」
美琴「ウソだけど」
垣根「…!?」
一方「あァ、そうだメルヘン。お前も買い物に付き合えよ」
麦野「あぁ、それ良いかも。メルヘンだし」
垣根「ナチュラルにウソつかれた上にフォロー無しってヒドくねぇか!?」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:46:11.81:d0rFfeU40
麦野「つーか思ったんだけどさ」
一方「なンだよ?」
麦野「第二位の能力ならわざわざ買いに行かなくても、かわいいぬいぐるみ作れるんじゃね?」
一方「むぎのン、それグーッドアイディアだァ!」
麦野「でしょでしょ!」
垣根「しかも勝手に話を進めてんじゃねぇよ!?」
麦野「えっ?まさか出来ないの?」
垣根「…んだと?」
一方「オイオイ、マジですかァ?」
一方「『常識は通用しねぇ』なンて大口を叩いてたわりには案外規模の小せェ能力なンだなァ?」
垣根「…!!」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:50:35.48:d0rFfeU40
垣根「ハッ…テメェらさっきから好き勝手言ってくれんじゃねぇかよ」
垣根「俺を誰だと思ってやがる…!」
垣根「『未元物質』の垣根帝督だろうが…!」
垣根「俺の『未元物質』に」
垣根「超能力じゃぬいぐるみは作れない。なんて」
垣根「そんな常識は通用しねぇ!」
垣根「今から常識を外れたかわいさのぬいぐるみを作り出してやるから待ってやがれ!」
一方「いや、常識的にかわいい方が良いだろ」
麦野「常識から外れたかわいさって、つまり一般的に見たら不細工ってことじゃないの?」
美琴「中2でもかわいいと思えるのが良いな」
垣根「そうか…じゃあそうするわ…」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:55:21.34:d0rFfeU40
垣根「んじゃあ、始めるぞ」
美琴「うんっ」
垣根「……」
垣根「(…しかし一般的な中2が喜ぶかわいいってどんなのだ?)」
垣根「(第三位は俺の翼を見て喜ぶぐらいだから鳥とかが良いのか?)」
垣根「(…鳥ってかわいいか?)」
垣根「(…いや、待てよ?)」
垣根「(…そうか!そういうことか!)」
垣根「(コイツなら中2が喜ぶのも頷ける!)」
一方「おォ、ホントに作ってやがる」
麦野「便利な能力ね『未元物質』」
一方「ホント一番ワケわかンねェ能力だよな」
美琴「もふもふする能力じゃないの?」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:02:22.11:d0rFfeU40
垣根「…よし!出来たぞ!」パァァァッ…!
一方「…おォ!?」
麦野「なによ…常識的にかわいいじゃない…」
美琴「ペンギンさん!」
垣根「どうだ?丸みを帯びててかわいいだろ?」
麦野「なかなか良いセンスじゃない。さすがはメルヘンね」
一方「オイ、メルヘン。俺にもなンか作ってくれ」
垣根「ふっ…当然の反応だな」
垣根「ほら、第三位。これやるよ」ハイッ
美琴「わぁい。ありがとう」ヒョィ
美琴「…!!」
麦野「ん?どうしたの?」
美琴「手触りがもふもふ…」モフモフ…
麦野「職人技!?」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:07:02.14:d0rFfeU40
垣根「…ふっ。これが常識を越えた技術だぜ」
美琴「もふもふもふもふ…」モフモフ…
麦野「…ちょっと触らせて?」
美琴「いいよ」ハイッ
麦野「…!!」ヒョィ
麦野「すげぇ『未元物質』すげぇ」モフモフ…
垣根「ふっ…」
一方「オイ、なンか俺にも作れって」
垣根「あぁ?こんな使い方は今回で仕舞いだ。自分で買えよ」
一方「この顔で買うのは恥ずかしいだろォが…」
垣根「似合わねぇ自覚はあんのな」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:12:59.76:d0rFfeU40
美琴「えへへ。ありがとう、ていとくん」
垣根「なぁに、これぐらい構わねぇよ」
美琴「でもね」
垣根「あん?」
美琴「カエルだったらもっと良かったな」
垣根「…!?」
美琴「あっ、もう暗くなってきちゃった」
麦野「あぁ、中2はそろそろ帰らないとか」
美琴「うん、かえるね。バイバイ」
一方「気ィつけてなァ」
垣根「……」ポカーン
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:14:34.06:7h1pT+7B0
麦野「さてと私も…って何呆然としてんの第二位?」
垣根「常識的にペンギンよりもカエルの方がかわいいのか…」
垣根「俺は…常識知らず…だったのか…」
麦野「…ねぇ、これどうする?」
一方「ほっとけ。コイツ案外バカだからどうしようもねェよ」
麦野「それもそうね」
一方「オイ、メルヘン。今度会った時には俺にもぬいぐるみ作れよ?」
垣根「カエル…確かにケロロ軍曹とかあるが…いやペンギンだってピングーとか…」ブツブツ…
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:20:01.06:d0rFfeU40
美琴「ただいま」
上条「おぉ、おかえり」
美琴「ねぇ、見て見て」
上条「ん?ペンギンの人形?どうしたんだ、これ?」
美琴「ていとくんに貰ったの」
上条「あぁ、あのホスト風味の人か」
美琴「良い人」
上条「良い人だなぁ。今度会ったらお礼言わないとな」
美琴「うん、そうする」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:25:36.05:d0rFfeU40
美琴「このペンギン凄いもふもふするの」
上条「へぇ、どれどれ…」パシュンッ…!
美琴「……」
上条「……」
美琴「消えた…」
上条「消えちゃったな…」
美琴「なんで消えたの?中2だからわかんない」
上条「多分右手の能力が効いたんだと思うけど…」
美琴「なんで右手で消えちゃったの?」
上条「なんでだろうな?」
美琴「中2だからわかんない」
上条「だよな」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:26:37.25:7h1pT+7B0
上条「……」
美琴「……」
上条「…新しいの買いに行こうか?」
美琴「そうする」
上条「ペンギンにしとくか?」
美琴「カエルが良いな」
上条「カエルか…カエルってかわいいか?」
美琴「うんっ」
上条「そっか。じゃあカエルにするか!」
美琴「わぁい」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:31:46.70:m5N5N8MU0
垣根「なるほどな…ゲコ太ってキャラクターが今、学園都市では流行してるのか…」
一方「オイ、早く俺にもぬいぐるみ作れよ」
垣根「もう少し待ってろ。今、常識的にかわいいカエルのぬいぐるみの研究をだな…」
一方「しゃーねェなァ…」
御坂妹「おい、実験のこと忘れてるだろ?とミサカはry」
美琴「ペンギンよりもやっぱりゲコ太。学園都市は今日も平和です」
上条「おわり?」
美琴「おわり。バイバイ」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:33:52.37:d0rFfeU40
一方「なンでウソついた?」
美琴「中2だからわかんない」
一方「多分中2だから反抗期ってところだな…」
美琴「なら仕方ないね」
一方「でも、中2だからってウソは良くねェ」
美琴「そうなの?」
一方「あァ、だからもうウソはつくな」
美琴「ホントは妹の誕生日なの」
一方「マジか、めでてェな」
美琴「ごめん、ウソついた」
一方「そりゃ参ったなァ…」
一方「よし、わかった」
美琴「なにが?」
一方「お前にぬいぐるみを買ってやる」
美琴「ホント?わぁい」
一方「でも1つ条件がある」
美琴「なぁに?」
一方「ぬいぐるみを買ってやる代わりにお前はもうウソはつくな」
一方「俺はお前にウソをつくをようなダメな大人になって欲しくねェンだわ」
美琴「わかった。もうウソつかない」
一方「よし、良い子だ。そンじゃあぬいぐるみ買いに行くか」
美琴「わかった」
一方「今からぬいぐるみを買いに行くから今日の実験は中止な」
御坂妹「お前が一番ダメな大人だろ。とミサカはry」
一方「どンなぬいぐるみが欲しいンだ?」
美琴「中2だからかわいいのが欲しい」
一方「俺は中2じゃねェから何がかわいいのかわかンねェなァ…」
美琴「困った」
一方「あァ…俺だけの力じゃとてもかわいいぬいぐるみを購入するのは…」
一方「情けねェぜ…かわいいの定義もわからねェくせに何が最強だ…」
美琴「落ち込まないで。そんな姿見てると中2だから悲しくなっちゃう」
一方「すまねェ」
麦野「…ん?」
一方「…あん?」
美琴「あっ、むぎのんだ」
麦野「どこのモヤシとションベン臭いガキかと思ったら第一位様と中2のお嬢様じゃないのさ」
麦野「今日は何して遊んでんの?」
美琴「お買い物!」
一方「今日はコイツの誕生日だから一緒にプレゼントを選びにな」
麦野「あっ、誕生日なの?おめでとー」
美琴「ありがとー」
一方「ウソだけどな」
麦野「ええっ!?」
麦野「…ウソなの?」
美琴「ウソなの」
麦野「……」
一方「ウソついたらダメだって言っただろォが?」
美琴「ごめんなさい」
麦野「テメェだよ、ロリモヤシ!」
一方「第四位は今、何歳だっけか?」
麦野「えっ?18歳の高3だけど?」
一方「お前だってサバ読んでンじゃねェか、ババア」
麦野「あぁっ!?」
麦野「…第一位様は私にケンカ売ってるわけね?」
一方「そンな暇はねェよ。それに…」
美琴「ケンカはダメだよ」
一方「そうだな。その通りだ」
麦野「くっ…!」
一方「それによォ、全部が全部ウソなワケじゃねェ」
一方「今日はコイツにかわいいぬいぐるみを買ってやるンだ」
麦野「誕生日じゃないのに買ってあげるの?」
一方「中2だからな」
麦野「そっか、仕方ないわね」
麦野「しかし第一位様のセンスで中2にかわいいぬいぐるみを買ってあげるなんてことが出来るの?」
一方「正直、自信ねェ」
美琴「自信無いの?」
一方「あァ…」
美琴「……」
美琴「中2だから悲しい…」
一方「うっ…」
麦野「…ハッ!最強とは名ばかりねー」
一方「ぐっ…くそったれがァ…!!」
麦野「しょうがないわねー。そんな無様な第一位様に代わって、この第四位の私が中2にぬいぐるみを買ってあげるわよ」
美琴「ホント?」
麦野「ウ・ソ」
美琴「…!?」
美琴「……」
麦野「ふふーん。さっきのお返しよん」
麦野「大丈夫よ。ちゃんと買って…」
美琴「…ふぇっ」
麦野「えっ」
美琴「…ふぇぇぇん」
一方「テメェェェェェ!!!原子崩しァァァァァァ!!!!」
麦野「ご…ごめん…まさかマジ泣きするなんて…」オロオロ…
一方「いたいけな中2相手にタチの悪いウソをつくなンて命いらねェンだなァ、オイ!?」
垣根「そんなレベル5の品格を落とすような奴は粛正してやんねぇとなぁ…!」
一方「……」
麦野「……」
美琴「ていとくん!」
垣根「よう中2」
一方&麦野「どっからわいてきた、クソメルヘン」
垣根「いやなに、中二の泣き声が聞こえたもんでな」
垣根「急いで駆けつけてみたらテメェらがいたってわけだ」
一方「ロリコンじゃねェか」
垣根「テメェにだけは言われたくねぇな!?」
美琴「ていとくん、もふもふ!」
垣根「あぁ?またか?しょうがねぇな…」
美琴「わぁ、翼だ」
麦野「でも、ロリコンにしか見えないよ今のアンタ」
垣根「…心配するな。だんだん自覚してきてる…」
美琴「もふもふ」サワサワ…
垣根「で、テメェらは今日は何して遊んでたんだ?」
麦野「あぁ、中2にぬいぐるみを買ってあげようって話でさ」
垣根「はぁ?ぬいぐるみだぁ?」
美琴「誕生日なの」
垣根「ほう。そりゃめでたいな」
美琴「ウソだけど」
垣根「…!?」
一方「あァ、そうだメルヘン。お前も買い物に付き合えよ」
麦野「あぁ、それ良いかも。メルヘンだし」
垣根「ナチュラルにウソつかれた上にフォロー無しってヒドくねぇか!?」
麦野「つーか思ったんだけどさ」
一方「なンだよ?」
麦野「第二位の能力ならわざわざ買いに行かなくても、かわいいぬいぐるみ作れるんじゃね?」
一方「むぎのン、それグーッドアイディアだァ!」
麦野「でしょでしょ!」
垣根「しかも勝手に話を進めてんじゃねぇよ!?」
麦野「えっ?まさか出来ないの?」
垣根「…んだと?」
一方「オイオイ、マジですかァ?」
一方「『常識は通用しねぇ』なンて大口を叩いてたわりには案外規模の小せェ能力なンだなァ?」
垣根「…!!」
垣根「ハッ…テメェらさっきから好き勝手言ってくれんじゃねぇかよ」
垣根「俺を誰だと思ってやがる…!」
垣根「『未元物質』の垣根帝督だろうが…!」
垣根「俺の『未元物質』に」
垣根「超能力じゃぬいぐるみは作れない。なんて」
垣根「そんな常識は通用しねぇ!」
垣根「今から常識を外れたかわいさのぬいぐるみを作り出してやるから待ってやがれ!」
一方「いや、常識的にかわいい方が良いだろ」
麦野「常識から外れたかわいさって、つまり一般的に見たら不細工ってことじゃないの?」
美琴「中2でもかわいいと思えるのが良いな」
垣根「そうか…じゃあそうするわ…」
垣根「んじゃあ、始めるぞ」
美琴「うんっ」
垣根「……」
垣根「(…しかし一般的な中2が喜ぶかわいいってどんなのだ?)」
垣根「(第三位は俺の翼を見て喜ぶぐらいだから鳥とかが良いのか?)」
垣根「(…鳥ってかわいいか?)」
垣根「(…いや、待てよ?)」
垣根「(…そうか!そういうことか!)」
垣根「(コイツなら中2が喜ぶのも頷ける!)」
一方「おォ、ホントに作ってやがる」
麦野「便利な能力ね『未元物質』」
一方「ホント一番ワケわかンねェ能力だよな」
美琴「もふもふする能力じゃないの?」
垣根「…よし!出来たぞ!」パァァァッ…!
一方「…おォ!?」
麦野「なによ…常識的にかわいいじゃない…」
美琴「ペンギンさん!」
垣根「どうだ?丸みを帯びててかわいいだろ?」
麦野「なかなか良いセンスじゃない。さすがはメルヘンね」
一方「オイ、メルヘン。俺にもなンか作ってくれ」
垣根「ふっ…当然の反応だな」
垣根「ほら、第三位。これやるよ」ハイッ
美琴「わぁい。ありがとう」ヒョィ
美琴「…!!」
麦野「ん?どうしたの?」
美琴「手触りがもふもふ…」モフモフ…
麦野「職人技!?」
垣根「…ふっ。これが常識を越えた技術だぜ」
美琴「もふもふもふもふ…」モフモフ…
麦野「…ちょっと触らせて?」
美琴「いいよ」ハイッ
麦野「…!!」ヒョィ
麦野「すげぇ『未元物質』すげぇ」モフモフ…
垣根「ふっ…」
一方「オイ、なンか俺にも作れって」
垣根「あぁ?こんな使い方は今回で仕舞いだ。自分で買えよ」
一方「この顔で買うのは恥ずかしいだろォが…」
垣根「似合わねぇ自覚はあんのな」
美琴「えへへ。ありがとう、ていとくん」
垣根「なぁに、これぐらい構わねぇよ」
美琴「でもね」
垣根「あん?」
美琴「カエルだったらもっと良かったな」
垣根「…!?」
美琴「あっ、もう暗くなってきちゃった」
麦野「あぁ、中2はそろそろ帰らないとか」
美琴「うん、かえるね。バイバイ」
一方「気ィつけてなァ」
垣根「……」ポカーン
中二らしい可愛さでカエルは出てこねえww
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:16:11.01:d0rFfeU40麦野「さてと私も…って何呆然としてんの第二位?」
垣根「常識的にペンギンよりもカエルの方がかわいいのか…」
垣根「俺は…常識知らず…だったのか…」
麦野「…ねぇ、これどうする?」
一方「ほっとけ。コイツ案外バカだからどうしようもねェよ」
麦野「それもそうね」
一方「オイ、メルヘン。今度会った時には俺にもぬいぐるみ作れよ?」
垣根「カエル…確かにケロロ軍曹とかあるが…いやペンギンだってピングーとか…」ブツブツ…
美琴「ただいま」
上条「おぉ、おかえり」
美琴「ねぇ、見て見て」
上条「ん?ペンギンの人形?どうしたんだ、これ?」
美琴「ていとくんに貰ったの」
上条「あぁ、あのホスト風味の人か」
美琴「良い人」
上条「良い人だなぁ。今度会ったらお礼言わないとな」
美琴「うん、そうする」
美琴「このペンギン凄いもふもふするの」
上条「へぇ、どれどれ…」パシュンッ…!
美琴「……」
上条「……」
美琴「消えた…」
上条「消えちゃったな…」
美琴「なんで消えたの?中2だからわかんない」
上条「多分右手の能力が効いたんだと思うけど…」
美琴「なんで右手で消えちゃったの?」
上条「なんでだろうな?」
美琴「中2だからわかんない」
上条「だよな」
あちゃーw
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:28:30.56:d0rFfeU40上条「……」
美琴「……」
上条「…新しいの買いに行こうか?」
美琴「そうする」
上条「ペンギンにしとくか?」
美琴「カエルが良いな」
上条「カエルか…カエルってかわいいか?」
美琴「うんっ」
上条「そっか。じゃあカエルにするか!」
美琴「わぁい」
ていとくん涙目w
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:32:37.43:d0rFfeU40垣根「なるほどな…ゲコ太ってキャラクターが今、学園都市では流行してるのか…」
一方「オイ、早く俺にもぬいぐるみ作れよ」
垣根「もう少し待ってろ。今、常識的にかわいいカエルのぬいぐるみの研究をだな…」
一方「しゃーねェなァ…」
御坂妹「おい、実験のこと忘れてるだろ?とミサカはry」
美琴「ペンギンよりもやっぱりゲコ太。学園都市は今日も平和です」
上条「おわり?」
美琴「おわり。バイバイ」
おわりです
今度はSS速報でひっそりやるかもしれません
バイバイ
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:34:00.01:SEepqJeyP今度はSS速報でひっそりやるかもしれません
バイバイ
乙
バイバイ
バイバイ
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