- 幼女「しゃれこうべ」
妹「あしきぽえ?」
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:14:48.21:ugnx45xQO
男「ん?君はだれ?」
幼女「んーー?ちーたーきこりほしぃ!」
男「ちーたきこり?よくわからないけど……どうしてここにいるの?」
幼女「よくわからないけどどうしてここにいるの」
男「ちょ…お母さんは?それともお友達と一緒かな?」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:16:14.07:ugnx45xQO
幼女「お母さんは友達といっしょ!ちーたーきこり!ちーたーきこり!」
男「ん?」
幼女「てふてふがとんでる」
男「てふてふ?蝶蝶のがどうかしたの?」
幼女「てふてふがぶんぶんとんでる!」
男「え!どこに?」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:17:26.47:ugnx45xQO
幼女「ここ!ここ!」
男「ここはお店の中だよ?それにここはお菓子売り場だし、蝶蝶がいるとしたらお花屋さんくらいで
幼女「いるの!いるの!いるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるの!
ここにいるの!ちーたーきこり!いるの!いるの!」
男「大声出さないでくれよ…変な人に見られちゃうじゃんか…」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:18:52.63:ugnx45xQO
幼女「いるの!いるの!いるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるの!
ここにいるの!いるの!いるの!」
男「うぅ……。あっ!店員さん!この子迷子みたいなんですけど」
店員「………」スタスタ
男「あれ…結構大きな声かけたのになぁ…スルーか。忙しいのかな…」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:20:20.38:ugnx45xQO
幼女「いるの!いるの!てふてふいるのいるのいるのちりぬるをはいるのいるのいるのいるのいるのいるの!
ここにいるの!いるの!いるの!」
男「……ごめんねーお兄さんちょっと急いでいるんだ…お母さんかお友達が早く見つかるといいね」スタスタ
幼女「いるの!いるの!てふてふはみてる!てふてふはわらっておこってる!てふてふはここ!ここなの!てふてふは!
てふてふころされた!てふてふははねてもたべてた!てふてふからは逃げられない!てふてふは逃がさない!てふてふは……」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:22:58.33:ugnx45xQO
―――――――――――
男「ふぅ……」スタスタ
男(全く面倒なガキにからまれたもんだ…)
男(素直にコンビニで済ませばよかったんだ。そうすりゃスムーズに買い物が終わったのに…)スタスタ
トラック「……」ブーン
男(こんな狭い道にトラックかよ…けっ!非常識だなぁまったく…)スタスタ
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:25:35.22:ugnx45xQO
トラック「……………」ブゥーン!
男(たくよ…ちっとは減速しろよ…こちとら重い荷物かかえてんだぞ…)
トラック「…………」ブゥゥゥーン!
男(うわっ!あぶね!こっちにくるって!!)サササ
トラック「…………」キキー!
男「はぁ……はぁ…あぶね…もう少しで直撃だったし…おい!あんた!どこみて運転してるんだ!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:28:38.45:ugnx45xQO
運転手「あ……ああ…すまねぇ…なんだか意識がもうろうとしてて」あたふたあたふた
男「酒気帯び運転なら警察につきだしますよ!」
運転手「いやぢがいます…。つい何だかボーッとしちゃいまして……
男「たくさー非常識にも程があるだろ!だいたい」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:31:17.94:ugnx45xQO
運転手「…………」じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
男「おい!無視すんなよ!」
運転手「てふてふはみてる」にやにや
男「…え」
トラック「…………」ブーン
男(…………)
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:34:50.33:ugnx45xQO
――――自宅アパート―――――――
男「どっこいしょっと……あー麦茶がきれてやがる…つくりなおさないと…」
男(………気分わりぃなぁ……)
男(あれはなんだったんだ?)
男(幼女といいトラックといい……)
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:38:12.68:ugnx45xQO
男(うう…気持ちわり……ひとまず夕飯だけでも作るか)
ぴんぽーん
男「ん、誰かな?…はいはい今行きます」
ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!
ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!
ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:41:52.54:ugnx45xQO
――――玄関にて――――――
男「はいはいどちらさま……」
女「よっ!」
男「うお!友じゃんか!久しぶりだな!どうしたんだよ急にさぁ…ドアを開けるからちょっと待ってくれ」ガチャガチャガチャリ
女「おー本物だ!」
男「本物っておまえ……知っててきたんだろ?」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:44:10.50:ugnx45xQO
女「うん。ほら先月の同窓会で男くんが近くに住んでる事実が発覚したしさ!ちょっとだけ会おうかなって///」
男「あーそうかそうか……夕飯食べたのか?」
女「いや、まだだよ~♪」
男「じゃあさ!今夜はうちで鍋パーティーしようぜ!そんでゆっくりしゃべろうぜー。…独り暮らしどうしなんだし別にいいだろ?」
女「おお……、まさかお誘いがくるとは…////」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:48:03.89:ugnx45xQO
男「なんだよそれ…」
女「え?あははは!……うん構わないよ全然。独りでご飯食べるの結構寂しいしさ!でも具材は……ある?」
男「あー…買い出しに行かないとないな…」
女「はいよー。じゃあこのまま買いに行ってくるよ」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:52:24.52:ugnx45xQO
男「おー任したー。まぁてきとうに買ってきてくれ。気を付けろよー」
女「うん!………」てくてく
ガチャリ
男(いやー久しぶりだなぁー高校が懐かしい…それに私服姿の女は案外可愛いという……)
男「ふっふー♪さてさて準備をせねば…」てくてく
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:55:13.19:ugnx45xQO
―――――台所にて―――――
男(最近レトルトとお値打ち品の惣菜ばかり食ってるからなぁ………包丁とか全然使ってないから錆びてたりして…)ごくり
男(引き扉の金具がえらいぐらぐらしてるなぁ…また今度直せばいいか)がさごそ
男(えーと包丁包丁包丁包丁包丁包丁包丁包丁包丁っと………これか)
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 15:59:31.62:ugnx45xQO
男(うわぁー見た目から切れ味わるそー……。
とりあえず錆びた包丁はおいといてっと……研ぎ石はどこだどこだ…)ゴソゴソゴソゴソ
男(おおあったあった!こんな奥にあるとは…埃被ってるけど洗えば問題ないな)
男「えーとーあれ?包丁はどこだ?」キョロキョロ
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:03:32.48:ugnx45xQO
男「あれぇー?俺って確かまな板に置いたはずだよな…」
男(なんでまた流しに浸かってるんだ?落ちたのか?
……まぁ、砥石も洗わないといけないからちょうどいいのか……)ヒョイッ
男「さーて研いてーと」ショリショリショリショリ
男「…………」ショリショリショリショリショリショリ
男「…………」ショリショリショリショリショリショリ
男「なかなか疲れるなぁ…」ショリショリショリショリショリショリショリショリ
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:07:10.24:ugnx45xQO
男「あっ」
ゴトリ!
男「砥石が落ちた……床大丈夫かなぁ…」
ぴんぽーん
男「ん。今度はだれだ?」
ぴんぽーん
男「いまいきますー!」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:11:08.19:ugnx45xQO
―――――玄関にて――――――――
ガチャリ
隣人「…………」じろじろ
男「隣人さんですか…どうしたんですか?」
隣人「…………」じろじろじろじろ
男「あーもしかして砥石を落としたのがうるさかったですか?」
隣人「…………」じろじろじろじろじろじろじろ
じろじろじろじろじろじろじろじろじろ
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:17:09.35:ugnx45xQO
男「あのー……隣人さん?」
隣人「あっああ…ごめんなさいね…」
男「……ご用件はなんでしょうか?」
隣人「今夜は鍋かしら?」
男「えっ、ええそうですよ」
男(何で知ってるんだろう……)
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:18:54.20:ugnx45xQO
隣人「よかったら白菜はいかが?」ヒョイ
男「あ!すみません…こんなにたくさん……ありがとうございます」ぺこり
隣人「…………」じー
男「あっあの」
隣人「…………ミテル…」てくてく
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:24:51.11:ugnx45xQO
男「……………」
ガチャリ
男(なんだなんだ今のは…というか今日はなんか気味が悪いなぁ)
?「~~♪」
男「ん!?なんで君がこんなところに!?」
幼女「んぱ~♪」にぱー
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:30:05.64:ugnx45xQO
男(もしかして隣人さんがじろじろ見てたのって、玄関からこの子が見えたからかな?……)
幼女「にゃん!にゃん!わんわん!きーきーごーごー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」キャッキャ
男「ねぇ君?一体どこから入ってきたの?」
幼女「…………」ピタリ
男「え」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:34:26.79:ugnx45xQO
幼女「………ちなきこり」
男「えっえ」
幼女「ちなきこり!きーきーごーごー!わんわん!わんわん!」
男「えっええ……」
男(なにそれ……わけがわからん)
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:40:13.58:ugnx45xQO
ガチャリ
男「………」ビクリ
女「具材買ってきたよ~………あれ?その子は誰?」
男「わ、わからないんだ…知らぬ間にここにいて」
女「てふてふだね」
男「えっ?」
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:44:23.38:ugnx45xQO
女「うん?どうしたの?」ニコニコ
男「えっ、いや…鍵しめてたはずなんだけど開いてたみたい……だな。いやなんでもない…」
女「変なの~」ニコニコ
男「この子どうしようか?実はさっきスーパーにいたんだけどさ………女?」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:49:14.66:ugnx45xQO
女「………」てくてく
ヒョイッ
女「ほーら高いたかーい♪」
幼女「きゃっきゃ♪♪」
女「とりあえず警察に連絡しとけばいいんじゃないかな?」
男「…それもそうだな。………あれ?携帯がない………女ー携帯貸してくれよ」
女「…………」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 16:56:34.63:ugnx45xQO
男「?」
女「………ごめーん家に忘れてきちゃったみたい!ちょっとだけ出かけるつもりだったから、持って行かなくてもいいかなあーって」
男「そ、そうなのか」
男(さっき携帯をもってたような……)
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:04:30.87:ugnx45xQO
男「じゃあ隣人さんに電話をかり」
幼女「いないよ」
男「え、どうして君は」
幼女「いないっていったらいないの!ないの!もうないの!」うぇーん
女「あ!男が泣かした~…それ、よしよし♪」なでなで
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:09:09.77:ugnx45xQO
男「で、どもさ警察…」
女「とりあえず一緒に食べてから呼べばいいんじゃない?」
男「でもさ」
女「はやくたべよ」
男「…………」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:15:09.03:ugnx45xQO
女「野菜とお肉切ってくるね~。台所借りるよ?」
男「あ、ああ…」
女「………」てくてく
幼女「………」じー
男「………お兄さんと少し遊ぼうか?」
幼女「…………」コクリ
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:17:05.50:ugnx45xQO
―――――――――――――――
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:23:16.13:ugnx45xQO
女「男ー」
男「ん?なに?」
女「ゴム手袋ってどこにあるのー?」
男「ゴム手袋と急に言われても……トイレ掃除のやつしか……」
女「ふーん。じゃあ小さいビニル袋と色付きのポリ袋はある?」
男「それなら左上の引き出しに袋専用のコーナーがあるぞー」
女「えーと……あったあった!ありがとねー///」
男「おう」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:26:04.18:ugnx45xQO
男「でも何でポリ袋なんか必要なんだ?」
女「食べられない箇所は捨てないといけないから」
男「まったく……何を買ってき」
女「こないで」
男「え」ビクッ
女「男くんはその子と遊んでいて」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:28:53.87:ugnx45xQO
男「そうか……?」
女「そうなの!」
男「わ、わかった…」
女「待っててね男くん///今日はおいしいお肉がたくさん手に入ったから////」
男「あー、楽しみに待つことにする」
女「うんうん」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:33:54.13:ugnx45xQO
ぴんぽーん
男「あ。誰かきた」
女「私今手が話せないからなるべくこっち見ないで出てあげて////」
男「わかった……ん?床がびちょびちょだな」
女「ごめんなさい。たぶんそれはあちこちに飛んだ油だと思うの…」
女「必ず掃除するから気にしないで///」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:36:40.56:ugnx45xQO
男「そっか。つーか結構大きな肉買ってきたんだな。何だか血もあちこちにあるし……」
女「血抜きがめんどうだったのよ」
男「血……抜き?鶏でも買ってきた」
女「いいから早く出てあげて」
男「お、おう」てくてく
―――――――――
女「…………ちっ」ざくざくズチュピッピッ
ぺちぺちベチベチざくざくズチュズチュ
―――――――――
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:41:27.11:ugnx45xQO
――――――玄関にて――――――
男「はい。どなたですか?」
「……………」
男(?)
ガチャリ
男(あれ……おっかしいな誰もいないぞ…)
「…………」
男(いたずらかな………)
幼女「……………」すっ
男「ぬわっ!忍び足でくるなよ!びっくりした…」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:44:21.36:ugnx45xQO
幼女「だれ」にやにや
男「いや……誰もいない…ピンポンダッシュかな」
幼女「ふーん」にやにや
男「……なんでそんなににやにやしてるんだ?」
幼女「きのせい」にたにた
男「そうか……ん?なんだこの封筒は」
幼女「…………」じー
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:48:51.62:ugnx45xQO
男「宛名もないし差出人もないし……」
幼女「あしきぽえ」じろじろ
男「………」
男(さっきからこの子は何を言ってるんだか全くわからん……。
スーパーのちたきナントカってのもわからんし…)
幼女「あけて」にやにや
男「ああ……」びりびり
男「……なんだこれ?」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 17:55:15.30:ugnx45xQO
―――――
あなたがこのテガミをよむときスデに
ししのすべてがマヒしてしんでいる
キニシナイで
ポニーはもうとまらない●ちなきこりもとまらない
枝(?)わかれはオワッタ
てふてふはころされた
とまらないのもタシカだよ?
ねぇ
もうトマラナイよ●●?
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 18:00:18.90:ugnx45xQO
男「な、なんだこれ!?」ぶるぶる
幼女「たのしい?」にやにや
男「楽しいどころか気味が悪くて吐きそうだ」ぶるぶる
幼女「ふーん。たのしくないのね」シュン…
男「どこのどいつだよ!?あああ!被害届けだけでも出さないと………っ!」
幼女「あしきぽえ」にやにや
男「………」
男(嫌な予感がする……怖いって……」
女「おーい!出来たよー!!」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 18:08:01.35:ugnx45xQO
女「何だか顔色悪いね」
男「まぁちょっとな……」
男(女を不安がらせても何だから黙っておくか……)
幼女「…………」にたにた
――――――――――――――
女「どう?この出来は?」
男「おお!すげぇ豪勢!肉も野菜もどれもうまそうだ!」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 18:23:39.48:3mDV/5xfO
女「うん!しっかり骨から出汁をとったし!」
男「手間かけてるなぁー……でも案外早く出来たんだな料理。」
女「私料理得意だから!」ニコニコ
男「でもさいくらなんでも骨からダシを取るなんて作業はすごく時間がかからないか?」
女「それは…………男くんの家にくる前に準備してたから……」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 18:51:52.03:ugnx45xQO
男「準備って……えっ、だって夕飯誘ったのはついさっきだし、そもそもうちで鍋なんか作る予定じゃなかったろ?」
女「…………」
男「………女?」
女「男くんは何を疑っているの?」じろり
男「えっいや特に……」ビクッ
女「せっかく頑張ってつくったのに…」
幼女「つくったのに」にやにや
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 18:56:13.25:ugnx45xQO
男「えっ…ああすまん…ちょっと俺どうかしてたみたいだ…」
幼女「ふーん」にやにや
女「……そっか…じゃあこれでおしまいね!この話は終わり!」ニコニコ
幼女「おー」ニコニコ
男「………」
男(…そうは言ってもやっぱ腑に落ちないなぁ…どう考えたってこんな短時間で出汁をとるなんて無理だろ……)
幼女「…………」じー―ーーーーーーーー
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:02:46.77:ugnx45xQO
―――――鍋を挟んで――――
女「鍋の独り占めはだめだぞー」
男「わかってるって!………じゃあ熱いから君はこの小皿に分けようね」
幼女「うん!」にぱー
男(おーなかなか、かっ、かわいいな………」
女「じゃあいただきまーす!」ササッ
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:07:32.22:ugnx45xQO
男「あ!ちょ待てって!たくよ~フライングは無しだっての…」
女「もー男くんってケチだね」プンプン
幼女「けち」
男「すまんすまん」
女「まったくぅー。じゃあ男くんからどうぞ!“お肉”を先に食べる権利をあげちゃいます!」ニコニコ
幼女「おにく!」にやにや
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:13:23.94:ugnx45xQO
男「いいのか?」
女「いいよいいよ」ニコニコ
幼女「いいよいいよ」にたにた
男「なんだよ二人揃って真似なんかしてさ~…嬉しいよありがとう」
男(なんか異常に優しいな……どうしてだろ…)
女「さっさ♪どうぞどうぞ!」ニコニコ
幼女「ささどうぞどうぞ」にたにた
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:21:14.72:ugnx45xQO
男「……野菜はだめなのか?」
女「だめ!」
幼女「だめ」にたにた
男「んーそうか……じゃあいただきまーす」ぱくり
女「……………」じろじろ
幼女「………………」じろじろ
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:24:05.72:ugnx45xQO
男「……………………」もぐもぐ
女「………………」じろじろじろじろ
幼女「……………」じろじろじろじろ
男「……」もぐもぐ
女「………………」じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
幼女「……………」じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:31:35.25:ugnx45xQO
男(なんか視線が気になるなぁ……それに肉が変に酸っぱい。スジも結構あるみたいだし…一体これは何の肉なんだろう……)もぐもぐ
女「おいしい?」
幼女「おいしい?」にたにた
男「………おう!それなりにおいしいぞ!」
女「…………ほんとう?/////」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:39:21.60:ugnx45xQO
幼女「それなり?」じろじろじろじろ
男「……………」
男「ほんとうだって……ていうかなんでお前らはじろじろ見てくるんだ…?俺がなんかしたのか?」
女「…………きのせいよ」
幼女「………おまえのせいよ」
男「………えっ?」
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:41:12.59:ugnx45xQO
女「私ダイエット中だから野菜中心に食べるね!」もぐもぐ
幼女「こんにゃくとちなきこりたべる!」もぐもぐ
男「………………」
――――――――――――
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:47:49.72:ugnx45xQO
女「食べたよねー♪」
男「おまえは野菜だけだろ……」
女「だって”お肉”なんか体に悪いだけだし、第一ちなきこりのちーたーきこりなんか食べたくない死ね」
男「ちなきこりの……なんだって?」
女「?」
幼女「てふてふぶんぶん」にやにや
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:54:32.41:RJvy7bfiO
男「………」
男「………そういえば君はこんにゃくばかり食べてたね。嫌いでも野菜たくさん食べないと大きくなれないぞ?」
幼女「ちがうもん!こんにゃくだけじゃないもん!ちなきこりも食べてたもん!」ぷんぷん
男「なぁ……だからちなきこりってなんだ?」
女「さぁ後片付けしよっか~」ニコニコ
幼女「……おかたづけ!おかたづけ!ちーたーきこりのおかたづけ!にゃんにゃんわんわん!きーきーごーごー♪♪♪……」ぼそぼそ
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:04:27.35:ugnx45xQO
男「……女ー俺も洗うのてつだ」
女「こないで」じろり
男「いやぁでもさ、せめて洗い物くらいはしないと、か」
女「こないで。男くんがけがれる。まだちなきこりが残ってる」じろじろ
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:05:48.37:ugnx45xQO
男「なぁ…女ぁ。さすがにそろそろ悪ふざけはやめようぜ……”ちなきこり”だか”ちたきこり”だか、俺にはよく分からないけ」
女「分からないならこないで!」
男「わ、わかったよ……」
女「…………ちっ…」ぼそぼそ
スタスタ
男「……………」
幼女「てふてふぶんぶん」にやにやにやにや
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:11:57.27:ugnx45xQO
男(………おかしい…絶対おかしい……)
男(普段穏和な女があんな恐い顔して怒鳴りつけるなんて………)
男(…おそらく関係ないとは思うけど靴下に付着したこの赤黒いのはなんだろう…肉の血?…あいつは一体何を買ってきたんだ?)
幼女「………………」じー
男(それにさっきからあの子は何を考えてこっちを見てるんだ?…なんだろう…………すごくこわい)
幼女「……………」じろじろじろじろじろじろ
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:15:39.67:ugnx45xQO
男「な、なぁ君」
幼女「なに」
男(無表情で片言を言われるとさ……まぁいいや……)
男「名前はなんていうんだい?」
幼女「なまえ?」きょとん
男「そうそう。君の名前」
幼女「なまえはねー」にやにや
男「うん」
幼女「なまえはねー」にやにや
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:20:28.76:ugnx45xQO
男「うん、なまえは?」
幼女「なまえはねー」にやにや
男「そんな勿体ぶらずにさ!君の名前」
幼女「なまえは”ねぇー”」にたにた
男「ふざけないで教えてくれよー…近くに住んでいるんだったら、お家まで送ってあげるよ?」
幼女「なまえは”ねぇー”」にたにたにたにた
男「………わかった。やっぱり警察行こう」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:25:17.76:ugnx45xQO
幼女「けいさつだめ」びくびく
男(ん?なんでだ?)
男「え?どうして……」
幼女「おまわりさんわからない」びくびく
男「大丈夫だよー。お巡りさんは君の味方してくれるよ?」
幼女「おまわりさんわからないわたし」びくびく
男「?」
幼女「おまわりさんわたしわからない」ぶるぶる
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:28:04.86:ugnx45xQO
男「………じゃあ自分のお家はわかる?名前は教えてくれなくてもいいから一緒に帰ろう?」
幼女「やだここがいい」ぶるぶる
男「なんで?」
幼女「あたたかいここ」ぶるぶる
幼女「おそとさむい」ぶるぶる
男「…………」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:33:10.33:ugnx45xQO
男(はぁ………わからん全くわからん…警察が恐い?となると家出か?でもこんな薄手の格好となると………)
男(はっ!まさか誘拐か!?…誘拐から逃げ出したってことか!?………でもそうならば早く家に帰りたいだろうし……)
男(それとも虐待か?…両親に強く警察に対する何かを洗脳させられた……とか)
幼女「……………」じー
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:41:16.43:ugnx45xQO
男「な、なんだい?」
幼女「いっしょにいて」じー
男「一緒に?」
幼女「ずーっとずーっといっしょにいて」じー
男(ひとまず今夜は遅いし、明日改めて警察署まで相談しにいけばいいか……つーか行かないと俺が捕まる……まぁ例え一夜くらい多目に見てくれる………だろう……きっとこの子も証言してくれるはず)
男「んー………わかった。今夜くらいは家に泊まっても”いいよ”」
幼女「わーい」にこにこ
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:47:57.05:ugnx45xQO
女「男くーん!お皿洗い終わったよー!」
男「おーありがっ………ておい!何だよその血だらけのエプロンは!?顔にも血が跳び跳ねてるぞ!?」
女「やだなあ~男くん。これは単に料理で穢れただけだよ////洗えばすぐとれるよ!
ちょっとゴミを棄ててくるついでに一旦家に戻るね///」
男「あぁ…わざわざすまん…でもゴミくらい俺が出してきてもいいんだけどな」
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:52:32.34:ugnx45xQO
女「ん~。じゃあお願いしようかな?」
男「なんのゴミなんだ?」
女「生物(なまもの)だったもの……」
男「つまり残飯だろ?」
女「そうそう。ちょっと重いけど…」
男「お前……もしかしてしっかり水きりして捨てなかったのか?」
女「えへへ/////調理するのは得意なんだけどね~////ちょっと液切りするのが恐くて恐くて……」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:56:07.95:luXstXfJ0
男「ったくしっかり水切らないと、ただゴミが重くなるだけだぞ……まぁいいや。明日ちょうど生ゴミの回収日だし今のうちに捨ててくるか」
女「あのー男くん//////」
男「な、なんだよ」
女「今夜、男くんの家に泊まっていい?」
――――――――――――――――
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:04:27.11:ugnx45xQO
―――――――――――――
男(ヒャーッ!!!!!お泊まりきたああああ!!ふ、ふとんは、、、ひっひとつしかないかららら!これはもしかするともしかすると………)
男「イヒッ………」にやにや
スタスタ
男(あー。でもあの子がいるわけだから三人でひとつの布団か………。俺は雑魚寝でいいや…)
男「つーか本当に重いなぁこれ」スタスタ
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:08:02.29:ugnx45xQO
――――――ゴミ置き場――――」
男「どっこいしょ」ドサッ
男「……………」
男(気になる…やっぱ気になる……。あれは何の肉だったんだろう……やっぱ気になる)
がさごそがさごそ
男(ひどく固く結んであるせいで、破かないと中身がみれない………。
でも破いたら水がたくさん溢れてきそうだし、何より衛生上よくない……でも)
男(…………ちょっとくらいなら………)
がさご…
女「………男くん!」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:13:02.42:ugnx45xQO
男「お、女!」ビクッ
女「…ねー!はやく……帰ろう?」ゼーゼーハーハー
男「……えっでも一旦帰らないといけ」
女「大丈夫……だよ!もう…一回帰った…から!」ゼーゼーハーハー
男「なんでそんなに息かいてるんだ…?」
ぴたり
女「なにが?」ニコニコ
男「えっでも今確かにめちゃくちゃ疲れて……」
女「早くか~えろ♪」ニコニコ
男「あ、ああ」
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:20:01.56:ugnx45xQO
―――――――自宅アパート―――――
幼女「ぶんぶんふん♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
男「あ!こら!夜中なんだから静かにしろって!下の人の迷惑になるぞ」
幼女「いっぴきとんだ♪にひきめたべた♪さんびきめしんだ♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
女「元気いっぱいだね/////」
男「元気ったってこれじゃ注意されても」
ぴんぽーん
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:23:00.13:ugnx45xQO
ぴんぽーん
男「ほらきた」
女「…………」
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:24:20.43:ugnx45xQO
男「はいはい!今行くんでそんなに押さないでくださーい!」
男「じゃあ出てくるからアイツを静かにさせておいてくれ」
女「わかった」じろり
男(……………)
幼女「ちなきこりふえた♪にひきめとんだ♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:47:08.42:ugnx45xQO
――――玄関にて―――――
男「はい男ですけど………」
「………………」
男「もしかして下に住んでる方ですか?」
「………………」
男(………?)
ガチャガチャガチャリ
「………………」
男「あれー。誰もいない………またピンポンダッシュかな………?」
132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:51:20.96:ugnx45xQO
男(夕方の事といい……同じやつの犯行か?)
女「ねーねー」スッ
男「うお!足音たてずになんだよ急に!」ビクッ
女「これ///」
男「ん?封筒?……………どこにあった?」
女「あそこ」
男「台所の窓か…」
男「確かにあの窓は外の廊下に面してるから開けられなくもないけど………」
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:55:21.91:ugnx45xQO
男(あそこは一応簡易的な鉄格子があるし、外からは開けられない構造なんだけどな……いつも閉めてるし……)
女「差出人がないね」ぼそ
男「ああ……夕方にもこれと同じ封筒にはいったやつが届いたんだが」
女「早く開けようよ////」
男「あー。でももしかしたら恐い内容かもよ?」
女「え?なんで?」
134:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 21:58:43.01:ugnx45xQO
男「夕方に届いた手紙はやけに気持ちわるい内容だったんだよ……つーかとにかく意味不明な文章でさ」
女「どれ」ニコニコ
男「えー……みたいのか?何度もいうが気持ちわるいぞ?」
女「どれ」ニコニコ
男「…………あそこ。テレビ台の上(>>59)のはず」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:01:40.71:ugnx45xQO
女「じゃああっちを見てくるね」
男「ああ」
女「……………」スタスタ
幼女「にひきめしんだ♪じゃましてしんだ♪ぶんぶんぶんふえた♪」ドタドタ
男(どこのどいつがあんな気持ち悪い歌を作ったんだか………)
ビリビリ
男「………………またか」
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:04:53.58:ugnx45xQO
――――――●●●号室の男様――――
あ●たにたくすものはも●ナイ
ショウヒするモノもウみダすモノもナ●
キョウキとなった●●はキエテ
ぽりあめのハナはカレた
枝先はふえたけど、もう●はキエルダ●
血はタエ、ノコスモのはちたきこりだけ
フえたゴミをケスのはカミサ●だけ
笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
ジャマならケス
それだけ
てふてふはきらうだけ
てふてふははねるだけ
クビを
―――――――――――
※●は読めない箇所
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:09:02.43:ugnx45xQO
男(わけがわからん…………ただなんとなしに怖いってだけはわかる)
男(誰がこんないたずらをしたんだ…)
男「…………」フッ
男「今は夜中の22時19………20分か」
女「~~♪」ドタドタ
幼女「~~♪」ドタドタ
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:12:18.19:ugnx45xQO
男「あ゛ーもう!静かにしてくれ!」
幼女「たのしいたのしい♪ぶんぶんぶん♪てふてふはねる♪にひきめふえた♪じゃまものきえた♪てふてふぶんぶんぶん♪」ドタドタ
女「楽しいね~。邪魔者消えて楽しいね~♪」ドタドタ
幼女「なかまふえた♪ふえたちたきこり♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
男「………………」
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:16:05.17:ugnx45xQO
―――――25時――――
幼女「………」すーすー
女「…………」すーすー
男「……………」
男(………ようやく…寝たか…。結局2時間くらい騒ぎ通してようやく静かになった…)
男(あんだけ騒がしくしたのに下に住む人は文句1つ言ってこない………もしかしてでかけてるのかな………)
幼女「かえらない」
男「!?」
幼女「…………」すーすー
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:18:32.85:ugnx45xQO
男(ね、寝言か………だよな…)
男(…よし。明日は警察署に行こう…。とりあえず嫌がっても連れていこう………)
男(よし!ねる!)
男「………ふぅ…」すーすー
女「………………」じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:21:35.60:ugnx45xQO
――――次の日の11時くらい――――
男「ほら…もう少しでつくからさぁ……」
幼女「かえる!おまわりさんわからないわたし」グイグイ
男「そうはいっても……ほらもう少しで着くから…」
幼女「やーだ。かえるかえるおうちにかえる」グイグイ
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:26:06.10:ugnx45xQO
通行人「…………」じろじろ
男「ほっ!ほらまるで俺が不審な男にみられるじゃん!だからお願い!静かについてきて」グイグイ
幼女「やーだ。やーだ。やーだ。みえない!みえない!ぶんぶんぶんみえない!」グイグイ
男「………………」
男(………車は壊れてるし、そうでなくても女から車借りて一緒に連れて行こうとも考えていたけど……。朝起きたらいないんだもんなぁ……)
男「はぁ……」
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:27:58.57:ugnx45xQO
幼女「…………」ぴたり
男「……ん?」
幼女「…………」じー
男「何見てるんだ?」
幼女「…………」じー
男「駄菓子屋?」
幼女「…………」スタスタ
男「あっ!こら!勝手にいくな!」スタスタ
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 22:30:34.85:ugnx45xQO
幼女「…………」じー
男「…はぁはぁ……お前って思った以上に走るの早いんだな……」
幼女「これ」ヒョイッ
男「はぁ…はぁ………ん?あめ?」
幼女「これ」ズイズイ
男「うお!そんな詰め寄られなくても分かるっての!」
幼女「…………」じー
男「…た、たべたいのか?」
幼女「…………」こくり
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:22:57.63:ugnx45xQO
男「10円か………まぁ買えなくはないが……」
幼女「…………」じー
男「……買ったらついてきてくれるか?」
幼女「…………」こくり
男「よしわかった!買うか!」
―――――――――――――
男「すみませーん」
「………………」しーん
男「あの~飴を買いたいのですが」
婆「………はいはい少しまっとくれ」ノシノシ
男「…………」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:25:33.74:ugnx45xQO
婆「で、どれだい?欲しいのは」
男「これなんですけど……」
婆「10円だね」
男「はい。これで…」
婆「はいはい。ちょうどだね………しかし、よくめまぁこんなボロくさい駄菓子屋なんて見つけたね?」ケッケッケ
男「えっ」
婆「飴なんて今の時代じゃどこでも買えるだろう?こんびにえんす……とかすーぱーまっけっつとか」
男「え、いえ大した理由はないんです」
婆「ほぉ……わたしゃあ、ちとその理由とやらが気になるね」
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:28:11.42:ugnx45xQO
男(なんだこの婆さん……)
男「あー連れに小さな女の子がいるんです………えーとほらあそこで3色ラムネを眺めてる…」
婆「…………なるほどなるほど」
男「あの子がここを見つけたんですよ」
婆「ふむふむ………そうかそうか………おい兄ちゃん」
男「なんでしょうか…」ビクッ
婆「こいつを持ってお行きなさい。…飴だよ飴」どっさり
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:31:33.50:ugnx45xQO
男「えっとー……おいくらですか?」
婆「”ただ“だよタダ」
男「でも…」
婆「久々に可愛い子どもの顔が見れたんだ。お礼だよお礼」ケッケッケ
男「でも」
婆「いいから。早くあの子に欲しがってた飴をあげなさい」
男「…………ありがとうございます」
婆「はいはい。それでいいんだよ。毎度ありがとうございまし、た」ペコリ
男「………」ペコリ
―――――――――――――
婆「久々だねぇ………実に久々だ」
―――――――――――――
170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:34:28.88:ugnx45xQO
男「おーい。買ってきたぞ」
幼女「………」てってって
男「ほら。飴もたんまりもらったし」どっさり
幼女「………」にこにこ
男「よし、じゃあ行こうか…」
幼女「………♪」スタスタ
―――●●警察署総合案内にて―――
警察「どうなされましたか?」
男「家出と見られる未成年の女の子を保護したのですが………」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:38:27.27:ugnx45xQO
警察「今その保護なされた子はどちらにいますか?」
男「えっここにいますよ?ほら」
幼女「……………」じー
警察「あ……もしかして自宅の方にいるのでしょうか?」
男「いやいや。だからここにいますって!」
警察「…………なるほどわかりました。それではあなたの身分が証明できるものと、現在の住所、緊急連絡先を教えてください」
男「あっはい。身分証明は……こちらです。住所は―」
幼女「…………」ぺろぺろ
男「えーとそれから連絡先なんですが、私ただ今携帯電話を無くしておりまして」
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:41:12.60:ugnx45xQO
警察「………分かりました。後日署の者が参ります」
男「後日って……早くこの子の親を探さないと」
警察「男さん」
男「え?」
警察「まずは落ち着いてください。この場には私とあなたしかおりませんよ……」
男「………え」
警察「……どこか病院には通院なされていますか?」
男「びょ、病院……なんでそんな話が…」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:44:23.67:ugnx45xQO
警察「ちょっとした悩みや相談事は専門のアドバイザーにおりますので、どうぞそちらへ」
男「でっ、でも確かにこの子は…」
警察「…………はぁ……」
男(なんだよ……まるで俺が狂ってるみたいじゃんか……なんで?ここにいるじゃんか)
幼女「いったのに」ぺろぺろ
男(え?)
警察「――――。………――――。―――」
幼女「わからないおまわりさんわたし。むだむだしらないてふてふしらない」ぺろぺろ
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 23:49:50.51:ugnx45xQO
―――自宅アパートにて―――
ガチャガチャガチャリ
男「ん?あいてる?」
女「男くんお帰り/////」
男「!?なんで女が…」
幼女「…………」ぺろぺろ
女「え!ちょっと寄り道しただけ////えへへ//」
男「寄り道したって………鍵は?」
女「開いてた////」ニコニコ
男「?いや、おれは閉めたはずだぞ」
女「開いてた」
幼女「………」ぺろぺろ
男「そ、そうか……」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:04:21.83:OeqHOrctO
女「今日はすき焼きだよ/////」
男「じゅ、準備早いな……具材は買わないと」
女「んーん。ほらこんなにあるよ!」
男「おー。なんだこの量は……」
女「親戚の人がくれたんだよ////」
男「そりゃあ新鮮な野菜だな…」
女「でしょー?/////」
幼女「ちたきこりいっぱい!」じー
男「でも季節的に考えてなんで今送られてくるんだ?気になるが…」
女「気にしないで」
男「ああ…」
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:08:29.00:OeqHOrctO
女「じゃあこれから暖めるから待っててね///」スタスタ
男「おう…………」
幼女「…………」じー
男「なんだよ」
幼女「あめ」じー
男「今日はもうだめだ」
幼女「……ふーん」じー
男「なぁ……さっきの話だけど、お前は……その……見えないのか?」
幼女「…………」じー
男「なぁ…知ってたのか?」
幼女「みーんなしんだ」
男「ん?」
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:15:26.59:OeqHOrctO
幼女「てふてふこわれたきえたしんだころされた」シュン
男「……?」
幼女「かみさまころしたみんなころした。てふてふぶんぶんぶんきえたしんだじゃましてしんだ」
幼女「だからてふてふはみてる」じー
男(………)
女「できたよー!」
男「旨そうだな……牛肉とは豪華な…」
女「おいしいぎゅうにくだよ」
男「なら最高じゃねーか!早くくいてー」
女「おいしいおいしいぎゅうにくだよ」
幼女「ちなきこりのかたまり!」バタバタ
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:19:32.09:OeqHOrctO
女「さっさ♪どうぞどうぞ////」
幼女「……………」じー
男「またいいのか?肉を先に食べちゃって…」
女「いいんだよ!男くんのために作ったの////」
幼女「の」じー
男「そ、そうか……じゃあいただきます」モグモグ
女「っーーーーー」じろじろじろじろ
男(味付けが変なのかな……?やけに癖があるし……羊肉?…とも違うし何なんだ?)
男「………」モグモグ
女「ねぇ………お い し い」
男「昨日みたいにちょっと甘酸っぱいけど、まぁおいしいぞ!」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:24:16.95:OeqHOrctO
女「やったー!大成功だよ///」ニコニコ
男「なにが……」
女「いいのいいの♪」
幼女「てふてふはみてる」
女「ところでさ……これは一体なんだったの?」
男「これって………おまえその子を指してるのか?」
女「うん。こいつ。警察は何だって?」
男「いや……結局分からずまいだった」
女「ふーん………」
男「あっ!そうだ。これやるよ」
女「あめ?」
男「そうそう。実は警察署に行く途中で駄菓子屋があってさー!気のいい婆さんがくれたんだ」ニコニコ
女「ふーん……」
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:28:50.80:OeqHOrctO
男「だからほら…あげるよ」ぽん
女「……っ!」バシッ
男「えっ?」
女「いらない」
男「いいじゃんかー昨日今日お世話になってるわけだし……」
女「い ら な い。こんな汚れた食べ物口にしたくない」
男「汚れたっておまえ……それは無いだろ…せっかく好意で頂いたのに…」
幼女「わーいあめあめ」てってって
女「たべて」
男「この飴を?」
女「たべて!にく!ぜんぶ!あぶらも!ちも!ぜんぶ!」
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:32:36.71:OeqHOrctO
男「おっ、落ち着けって……わかった全部食べるからさ」ヒョイッモグモグモグモグ
幼女「………♪」ぺろぺろ
女「じゃあ私は野菜食べないと////」モグモグ
男(……汚れたって…お前そりゃないだろ…受け取らないなら受け取らないなりの言い方があるもんだろ……)モグモグ
幼女「あしきぽえー」ぐいぐい
男「ん?なんだ?」
幼女「…………」ぺろぺろ
男「ん……………」モグモグ
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:42:35.96:OeqHOrctO
男「あー結構食べたなぁ…」げっぷ
幼女「あめありがと」じー
男「お!なんか初めてまともに話してきたな!あめおいしいか?」
幼女「うん!てふてふいきる!ぶんぶん!ぶんぶん!」バタバタ
男「よくわからんが……警察はいつくるんだろうなぁ……明日かな?」
女「!」
男「ん?どうした?」
女「いや、ちょっと目的思い出しただけ」
男「目的?」
女「骨の後片付けと脂肪の片付け」
男「どういうこと?」
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:48:11.16:OeqHOrctO
女「汚い人間どもの生ゴミ」
男「は?」
女「いいの。男くんは黙っていればいいの……」
男「………ちょっと台所みせろ」ドタドタ
幼女「…………♪」ぺろぺろ
女「いや………こないで!」じろり
男「……どけ!」
ガバッ
女「キャア!」
―――――――――――――
男「なんだよ……この有り様は……」
男「なんだよ……これは………」
男「なんだよ……なんだよ………」
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 00:54:50.10:OeqHOrctO
女「見ちゃったね」じー
男「おい…説明しろよ……」
女「えっとー♪1日目のメニューは“隣人さんの”鍋料理♪」ニコニコ
男「お、おいまさ」
女「今日のすき焼き肉は下に住む巨乳のむね肉♪」
男「」
女「でもおいしかったんだよね?」
女「言ったよね」
女「おいしいって言ったよね」
男「あああ……どうやら俺は悪い夢を見てるみたいだ……」よろよろ
幼女「…………」じー
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:01:19.24:OeqHOrctO
男「あれ……なんでお前が俺の携帯持ってるんだ?」
幼女「…………」スッ
男「ああ……ありがとう……女は?」
女「…………えへへ……」しゃりしゃりしゃり
男(なにやってんだあいつ……まぁいい電話を)ぴぽぱ
男「あっ警察ですか!はい事件です!昼間に●●警察署に来た男で――いってー!!」バシッ!
幼女「……………」じー
男「おいおい…携帯が壊れたらどうするんだよ…」
幼女「こわれるのはおまえだ」
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:05:08.08:OeqHOrctO
男「…え??お前…」ビクッ
女「どうしたの」
男「こいつが……っ!?なぁなぁ…なんで包丁にぎってんだ」
女「いけないの」にたにた
男「声に抑揚つけないとマジで怖いって…とりあえず危ないからこっち向けるなって!」びくびく
女「でも研ぎたてだよ」にたにた
男「」
女「きらいなんだ」
男「好きとか嫌いとかそういう問題じゃないだろ……っうわっ!」ヒョイッ!
男「ばかやろー!振り回すな!あぶねーって!」
女「…………」にやにや
ぶんぶんぶんぶんぶんぶん
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:10:35.24:OeqHOrctO
男「うわっ!ひっ!ほあぁ!………」ぜーぜー
女「人間はいつも僕たちをいじめるくせして、いざ自分は痛め付けられるとすぐ必死になるよね」ニコニコ
幼女「ちたきこりとちなきこりふえた!さんびきめふーえた♪しんだ!しんだ!
しんだしんだ♪しんだしんだしんだしんだ♪てふてふぶんぶん!てふてふぶんぶん♪」きゃっきゃ
男「けっけいさつ呼ぶぞ!マジで呼ぶぞ!」
女「よべば」じー
男「………!でんわでんわ!そばに……っ!?」がさごそ
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:13:48.42:OeqHOrctO
男(良かったまだ壊れてない……それに通話は繋がったままだ!…よかった!助かる!逃げ切れば……え?)
携帯電話「――――――
――――てふてふをしんだ。てふてふにねててふてふから血がでて、てふてふはこわれた。ぶんぶんとんでるてふてふだよ?
てふてふははねてしんだ。ちたきこりがこわれてこわれてしんだ。
でもちなきこりはちがうもん。ちたきこりはただようもん!ずっと!ずっとね
てふてふはちがうもん!
てふてふちりぬるを?てふてふは笑った。てふてふは笑った。てふてふはわらっておこってる。てふてふはみてるだけ
てふてふはみてるだけ―――――――」
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:22:51.03:OeqHOrctO
男「てふてふは………みて…るだ……け」
幼女「そう。てふてふはしにそうなにんげんをみてるだけ!ちなきこりをみてるだけ!」ぺろぺろ
―――――――――――――――――
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:29:44.02:OeqHOrctO
刑事「ひっでー有り様だなこりゃ…」
部下「えぇ。総勢2名の遺体とこの部屋からは大量の骨が見つかりました。
この部屋の被害者は独り暮らしの大学生。先日、警察署に来たみたいですが取り合った担当者によると終始意味不明なことを話していたそうです」
刑事「意味不明なこと?」
部下「なんでも自分は『未成年の女の子を保護してる』と話したそうで……」
刑事「保護したとされる女の子は?」
部下「いやぁそれがですね、被害者の男性によると相談窓口まで一緒にきたらしいんですよ」
刑事「なら」
部下「でも担当者によると、被害者の男性指差した空間は何もなかった…………おかしな話ですよね…」
216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:38:58.51:OeqHOrctO
刑事「精神科などへの通院履歴や精神疾患はは?」
部下「いずれも全くないそうです。といっても詳しいことは捜査が進んでからでないと」
刑事「ふーん。で、加害者か」
部下「ええ。被害者男性の死因は腹部や首、足、性器を多数刺されたための失血死です。
凶器とされる包丁はあれが持っていました……」
刑事「……んなバカなことがあってたまるか…」
部下「ですよね…まさかぬいぐるみが犯人なわけありません………しかし大量の血液がぬいぐるみに染み込んでるのも確かです。
致死量と考えられる血液も十分に染み込んでいます。
犯人は返り血を浴びるのに恐れたのかもしれません」
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:43:30.68:OeqHOrctO
刑事「で……この部屋下に住む女性は?」
部下「捜査員が駆けつけた時にはもう遅く、居間の中央で体から内臓が“引き抜かれた”ように散乱していました…まるで綿が広がったみたいで」
刑事「見たのか………まぁいい。そんで?両胸が鋭利な刃物で切り取られて…」
部下「はいおぞましい状態でした……」
刑事「……まぁまだまだ駆け出しなんだ。そのうち慣れるさ」
部下「あっはい!」
刑事「あとは隣宅か」
部下「隣に住んでいたとされる男性は惨殺された男性被害者宅から骨が見つかったことにより、この事件の第三被害者と断定づけられました。
また簡易血液検査の結果、隣人男性がこの部屋で殺されたことも判明しました…」
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 01:51:56.06:OeqHOrctO
刑事「隣人男性宅の様子は?」
部下「残されていたのは大量の飴と蝶でした」
刑事「飴?蝶?」
部下「飴については完全な手作りで、製造元を調べることは困難です。
ただ信憑性に欠けますが、このアパートに住む大家が証言していました」
刑事「なんて?」
部下「何でも昔このあたりには駄菓子屋があったそうで、そこで売っていたがと………」
刑事「まぁ確かにそれは証拠にはならんな。人間の記憶など曖昧ですぐに騙される。
今はもうその店はないのか?」
部下「捜査員に建物はあっても、とても店としては成り立たない位に古びているらしいです」
226:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:10:35.16:OeqHOrctO
刑事「…………んで、蝶か」
部下「はい。といっても一匹だけですし既に死んでいました。
まぁ…普通この季節まで生きることは考えられませんので気がかりと言えば気がかりでしたので………一応念のため、蝶に対して検査を行いました。
結果は部屋に残された飴と同じ成分のものが検出されました。関連性は不明です」
刑事「死にかけの蝶のことだ。人間みたく想像するのは馬鹿馬鹿しいが、死ぬ間際にせめて最後にと舐めたかったんじゃねーか?
蜜の代わりになるのかは知らんが……まぁ考えるだけ本当に馬鹿馬鹿しいけどな」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:15:28.76:OeqHOrctO
部下「…………それから第一発見者ですが」
刑事「レコーダーによると錯綜したこの部屋の男性…めた刺しにされた…そいつなんだよな?」
部下「はい。通報したのは紛れもなくこの男性でした。声帯周波数も男声でしたし。
ただ…」
刑事「テープが伸びたせいじゃないんだよな?」
部下「刑事……時代はもうデジタルが当たり前ですよ…。記録に間違いはありません。
疑うようならば、後程音声ファイルをお見せします」
刑事「わかったわかった…おっさんなんだ許してくれ。……で続きは」
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:30:34.22:OeqHOrctO
部下「そして17秒間の男の声のあと31秒間に渡って音量レベルが0になりまして、通報から58秒後に通話が途切れました」
刑事「えーと…残りの10秒間は?」
部下「若い女性の声でした…内容が意味不明でしたけど」
刑事「どんな?」
部下「てふてふがどうのこうのと……詳しいことは…………あっダメだよこんなところに入ってきちゃ」てくてく
幼女「…………」じー
部下「あっ。外の連中はなにやってんだか……」てくてく
刑事「ダメだよー入って来ちゃダメだって外のお巡りさんが注意したでしょ」
幼女「…………」じー
刑事「……っち!おい!部下、こいつを外にだせ」
部下「はっはい!……よーしこっちにこようね」
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:35:31.88:OeqHOrctO
―――――――――――――
刑事(蝶か……。うろ覚えだが蝶は人間の生死に何ら関わりがあったされたと……昔本で読んだ気がする。
まぁ曖昧な記憶に頼るのはあいつに言った通り、話としては面白くとも現実味のある確かなものにはならん)
刑事(………血まみれのぬいぐるみは下の階に住んでいた女性が趣味でたくさん作っていたもののうちの一つらしい。
返り血はともかく破損状態が酷かったことも私自身みた。
……ナイフで切ったり刺したり足や腕を引きちぎった跡もあった)
刑事(もしかしてぬいぐるみの怨念が撒き散らした悲劇か?
だとしたらこの死んだ蝶は、何かを見ていた?
じゃあ被害にあった男性はいったいなにをしたんだ?
…………まぁこんなファンシーな話で終わるならこれでもいいが)
刑事「だがだ、真相はそんなふざけた話で済むはずがない。これは殺人事件に違いはない」
239:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:42:59.70:OeqHOrctO
――――――――――――――
幼女「てふてふはみてる」ぼそぼそ
部下「ん?」
幼女「……………」てってって
てふてふはみてるよ
ずっとみてる
このさきずっと
はるになれば また おかあさんやおともだちにあえるもん
だからきにしない わたしはひとりでみてるの
たましいのゆらぎ
おんねんのそんざい
いきものの死
ずーっとみてるよ
ずーっとみてるよ
ずーっとみてるの!
あめはまだある はるまでいきられる
幼女「あめあめ……………てふてふぶんぶん」ぺろぺろ
終わり
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:43:49.28:DlhnkDzf0
――――とある駄菓子屋―――
「……………」
「あらあなたはあのときの………どうしたんだい?」
「…………」じー
「あの男の人は一緒じゃないの?」
「…………」じー
「ああ…もう死んでしまったのかい……まだ若かったのに」
「…………」じー
「今度は彼、何に生まれるのかしら…あららごめんなさいね」
「…………」じー
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:57:13.11:OeqHOrctO
「あらそうそうあめですね…えーっと確か上から二番目の棚に……」
「…………」じー
「ああ、これだわ。最後に飴をあげたのはあの人が来てから40年も昔の事だから場所なんて忘れてたわ……。はいどうぞ」ケッケッケ
「ありがと」ぺろぺろ
「……春が近づいて来たのね」
「…………」こくり
「…行ってらっしゃい。そしてまたこのお店においでなさいな……。
私はずーっとここで待ってるわ…お客さんがくるまでずーっとね」ケッケッケ
「てふてふぶんぶん♪」ぺろぺろ
256:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:05:45.17:OeqHOrctO
幼女「お母さんは友達といっしょ!ちーたーきこり!ちーたーきこり!」
男「ん?」
幼女「てふてふがとんでる」
男「てふてふ?蝶蝶のがどうかしたの?」
幼女「てふてふがぶんぶんとんでる!」
男「え!どこに?」
幼女「ここ!ここ!」
男「ここはお店の中だよ?それにここはお菓子売り場だし、蝶蝶がいるとしたらお花屋さんくらいで
幼女「いるの!いるの!いるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるの!
ここにいるの!ちーたーきこり!いるの!いるの!」
男「大声出さないでくれよ…変な人に見られちゃうじゃんか…」
幼女「いるの!いるの!いるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるのいるの!
ここにいるの!いるの!いるの!」
男「うぅ……。あっ!店員さん!この子迷子みたいなんですけど」
店員「………」スタスタ
男「あれ…結構大きな声かけたのになぁ…スルーか。忙しいのかな…」
幼女「いるの!いるの!てふてふいるのいるのいるのちりぬるをはいるのいるのいるのいるのいるのいるの!
ここにいるの!いるの!いるの!」
男「……ごめんねーお兄さんちょっと急いでいるんだ…お母さんかお友達が早く見つかるといいね」スタスタ
幼女「いるの!いるの!てふてふはみてる!てふてふはわらっておこってる!てふてふはここ!ここなの!てふてふは!
てふてふころされた!てふてふははねてもたべてた!てふてふからは逃げられない!てふてふは逃がさない!てふてふは……」
―――――――――――
男「ふぅ……」スタスタ
男(全く面倒なガキにからまれたもんだ…)
男(素直にコンビニで済ませばよかったんだ。そうすりゃスムーズに買い物が終わったのに…)スタスタ
トラック「……」ブーン
男(こんな狭い道にトラックかよ…けっ!非常識だなぁまったく…)スタスタ
トラック「……………」ブゥーン!
男(たくよ…ちっとは減速しろよ…こちとら重い荷物かかえてんだぞ…)
トラック「…………」ブゥゥゥーン!
男(うわっ!あぶね!こっちにくるって!!)サササ
トラック「…………」キキー!
男「はぁ……はぁ…あぶね…もう少しで直撃だったし…おい!あんた!どこみて運転してるんだ!」
運転手「あ……ああ…すまねぇ…なんだか意識がもうろうとしてて」あたふたあたふた
男「酒気帯び運転なら警察につきだしますよ!」
運転手「いやぢがいます…。つい何だかボーッとしちゃいまして……
男「たくさー非常識にも程があるだろ!だいたい」
運転手「…………」じーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
男「おい!無視すんなよ!」
運転手「てふてふはみてる」にやにや
男「…え」
トラック「…………」ブーン
男(…………)
――――自宅アパート―――――――
男「どっこいしょっと……あー麦茶がきれてやがる…つくりなおさないと…」
男(………気分わりぃなぁ……)
男(あれはなんだったんだ?)
男(幼女といいトラックといい……)
男(うう…気持ちわり……ひとまず夕飯だけでも作るか)
ぴんぽーん
男「ん、誰かな?…はいはい今行きます」
ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!
ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!
ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!ぴんぽーん!
――――玄関にて――――――
男「はいはいどちらさま……」
女「よっ!」
男「うお!友じゃんか!久しぶりだな!どうしたんだよ急にさぁ…ドアを開けるからちょっと待ってくれ」ガチャガチャガチャリ
女「おー本物だ!」
男「本物っておまえ……知っててきたんだろ?」
女「うん。ほら先月の同窓会で男くんが近くに住んでる事実が発覚したしさ!ちょっとだけ会おうかなって///」
男「あーそうかそうか……夕飯食べたのか?」
女「いや、まだだよ~♪」
男「じゃあさ!今夜はうちで鍋パーティーしようぜ!そんでゆっくりしゃべろうぜー。…独り暮らしどうしなんだし別にいいだろ?」
女「おお……、まさかお誘いがくるとは…////」
男「なんだよそれ…」
女「え?あははは!……うん構わないよ全然。独りでご飯食べるの結構寂しいしさ!でも具材は……ある?」
男「あー…買い出しに行かないとないな…」
女「はいよー。じゃあこのまま買いに行ってくるよ」
男「おー任したー。まぁてきとうに買ってきてくれ。気を付けろよー」
女「うん!………」てくてく
ガチャリ
男(いやー久しぶりだなぁー高校が懐かしい…それに私服姿の女は案外可愛いという……)
男「ふっふー♪さてさて準備をせねば…」てくてく
―――――台所にて―――――
男(最近レトルトとお値打ち品の惣菜ばかり食ってるからなぁ………包丁とか全然使ってないから錆びてたりして…)ごくり
男(引き扉の金具がえらいぐらぐらしてるなぁ…また今度直せばいいか)がさごそ
男(えーと包丁包丁包丁包丁包丁包丁包丁包丁包丁っと………これか)
男(うわぁー見た目から切れ味わるそー……。
とりあえず錆びた包丁はおいといてっと……研ぎ石はどこだどこだ…)ゴソゴソゴソゴソ
男(おおあったあった!こんな奥にあるとは…埃被ってるけど洗えば問題ないな)
男「えーとーあれ?包丁はどこだ?」キョロキョロ
男「あれぇー?俺って確かまな板に置いたはずだよな…」
男(なんでまた流しに浸かってるんだ?落ちたのか?
……まぁ、砥石も洗わないといけないからちょうどいいのか……)ヒョイッ
男「さーて研いてーと」ショリショリショリショリ
男「…………」ショリショリショリショリショリショリ
男「…………」ショリショリショリショリショリショリ
男「なかなか疲れるなぁ…」ショリショリショリショリショリショリショリショリ
男「あっ」
ゴトリ!
男「砥石が落ちた……床大丈夫かなぁ…」
ぴんぽーん
男「ん。今度はだれだ?」
ぴんぽーん
男「いまいきますー!」
―――――玄関にて――――――――
ガチャリ
隣人「…………」じろじろ
男「隣人さんですか…どうしたんですか?」
隣人「…………」じろじろじろじろ
男「あーもしかして砥石を落としたのがうるさかったですか?」
隣人「…………」じろじろじろじろじろじろじろ
じろじろじろじろじろじろじろじろじろ
男「あのー……隣人さん?」
隣人「あっああ…ごめんなさいね…」
男「……ご用件はなんでしょうか?」
隣人「今夜は鍋かしら?」
男「えっ、ええそうですよ」
男(何で知ってるんだろう……)
隣人「よかったら白菜はいかが?」ヒョイ
男「あ!すみません…こんなにたくさん……ありがとうございます」ぺこり
隣人「…………」じー
男「あっあの」
隣人「…………ミテル…」てくてく
男「……………」
ガチャリ
男(なんだなんだ今のは…というか今日はなんか気味が悪いなぁ)
?「~~♪」
男「ん!?なんで君がこんなところに!?」
幼女「んぱ~♪」にぱー
男(もしかして隣人さんがじろじろ見てたのって、玄関からこの子が見えたからかな?……)
幼女「にゃん!にゃん!わんわん!きーきーごーごー♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪」キャッキャ
男「ねぇ君?一体どこから入ってきたの?」
幼女「…………」ピタリ
男「え」
幼女「………ちなきこり」
男「えっえ」
幼女「ちなきこり!きーきーごーごー!わんわん!わんわん!」
男「えっええ……」
男(なにそれ……わけがわからん)
ガチャリ
男「………」ビクリ
女「具材買ってきたよ~………あれ?その子は誰?」
男「わ、わからないんだ…知らぬ間にここにいて」
女「てふてふだね」
男「えっ?」
女「うん?どうしたの?」ニコニコ
男「えっ、いや…鍵しめてたはずなんだけど開いてたみたい……だな。いやなんでもない…」
女「変なの~」ニコニコ
男「この子どうしようか?実はさっきスーパーにいたんだけどさ………女?」
女「………」てくてく
ヒョイッ
女「ほーら高いたかーい♪」
幼女「きゃっきゃ♪♪」
女「とりあえず警察に連絡しとけばいいんじゃないかな?」
男「…それもそうだな。………あれ?携帯がない………女ー携帯貸してくれよ」
女「…………」
男「?」
女「………ごめーん家に忘れてきちゃったみたい!ちょっとだけ出かけるつもりだったから、持って行かなくてもいいかなあーって」
男「そ、そうなのか」
男(さっき携帯をもってたような……)
男「じゃあ隣人さんに電話をかり」
幼女「いないよ」
男「え、どうして君は」
幼女「いないっていったらいないの!ないの!もうないの!」うぇーん
女「あ!男が泣かした~…それ、よしよし♪」なでなで
男「で、どもさ警察…」
女「とりあえず一緒に食べてから呼べばいいんじゃない?」
男「でもさ」
女「はやくたべよ」
男「…………」
女「野菜とお肉切ってくるね~。台所借りるよ?」
男「あ、ああ…」
女「………」てくてく
幼女「………」じー
男「………お兄さんと少し遊ぼうか?」
幼女「…………」コクリ
―――――――――――――――
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
男「……………」
幼女「……………」じー
女「男ー」
男「ん?なに?」
女「ゴム手袋ってどこにあるのー?」
男「ゴム手袋と急に言われても……トイレ掃除のやつしか……」
女「ふーん。じゃあ小さいビニル袋と色付きのポリ袋はある?」
男「それなら左上の引き出しに袋専用のコーナーがあるぞー」
女「えーと……あったあった!ありがとねー///」
男「おう」
男「でも何でポリ袋なんか必要なんだ?」
女「食べられない箇所は捨てないといけないから」
男「まったく……何を買ってき」
女「こないで」
男「え」ビクッ
女「男くんはその子と遊んでいて」
男「そうか……?」
女「そうなの!」
男「わ、わかった…」
女「待っててね男くん///今日はおいしいお肉がたくさん手に入ったから////」
男「あー、楽しみに待つことにする」
女「うんうん」
ぴんぽーん
男「あ。誰かきた」
女「私今手が話せないからなるべくこっち見ないで出てあげて////」
男「わかった……ん?床がびちょびちょだな」
女「ごめんなさい。たぶんそれはあちこちに飛んだ油だと思うの…」
女「必ず掃除するから気にしないで///」
男「そっか。つーか結構大きな肉買ってきたんだな。何だか血もあちこちにあるし……」
女「血抜きがめんどうだったのよ」
男「血……抜き?鶏でも買ってきた」
女「いいから早く出てあげて」
男「お、おう」てくてく
―――――――――
女「…………ちっ」ざくざくズチュピッピッ
ぺちぺちベチベチざくざくズチュズチュ
―――――――――
――――――玄関にて――――――
男「はい。どなたですか?」
「……………」
男(?)
ガチャリ
男(あれ……おっかしいな誰もいないぞ…)
「…………」
男(いたずらかな………)
幼女「……………」すっ
男「ぬわっ!忍び足でくるなよ!びっくりした…」
幼女「だれ」にやにや
男「いや……誰もいない…ピンポンダッシュかな」
幼女「ふーん」にやにや
男「……なんでそんなににやにやしてるんだ?」
幼女「きのせい」にたにた
男「そうか……ん?なんだこの封筒は」
幼女「…………」じー
男「宛名もないし差出人もないし……」
幼女「あしきぽえ」じろじろ
男「………」
男(さっきからこの子は何を言ってるんだか全くわからん……。
スーパーのちたきナントカってのもわからんし…)
幼女「あけて」にやにや
男「ああ……」びりびり
男「……なんだこれ?」
―――――
あなたがこのテガミをよむときスデに
ししのすべてがマヒしてしんでいる
キニシナイで
ポニーはもうとまらない●ちなきこりもとまらない
枝(?)わかれはオワッタ
てふてふはころされた
とまらないのもタシカだよ?
ねぇ
もうトマラナイよ●●?
男「な、なんだこれ!?」ぶるぶる
幼女「たのしい?」にやにや
男「楽しいどころか気味が悪くて吐きそうだ」ぶるぶる
幼女「ふーん。たのしくないのね」シュン…
男「どこのどいつだよ!?あああ!被害届けだけでも出さないと………っ!」
幼女「あしきぽえ」にやにや
男「………」
男(嫌な予感がする……怖いって……」
女「おーい!出来たよー!!」
女「何だか顔色悪いね」
男「まぁちょっとな……」
男(女を不安がらせても何だから黙っておくか……)
幼女「…………」にたにた
――――――――――――――
女「どう?この出来は?」
男「おお!すげぇ豪勢!肉も野菜もどれもうまそうだ!」
何これ………。
意味不明に怖いけど目が離せない………。
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 18:40:32.49:+eBvz3qC0意味不明に怖いけど目が離せない………。
>>67
あしきぽえ
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 18:47:07.57:ugnx45xQOあしきぽえ
女「うん!しっかり骨から出汁をとったし!」
男「手間かけてるなぁー……でも案外早く出来たんだな料理。」
女「私料理得意だから!」ニコニコ
男「でもさいくらなんでも骨からダシを取るなんて作業はすごく時間がかからないか?」
女「それは…………男くんの家にくる前に準備してたから……」
男「準備って……えっ、だって夕飯誘ったのはついさっきだし、そもそもうちで鍋なんか作る予定じゃなかったろ?」
女「…………」
男「………女?」
女「男くんは何を疑っているの?」じろり
男「えっいや特に……」ビクッ
女「せっかく頑張ってつくったのに…」
幼女「つくったのに」にやにや
男「えっ…ああすまん…ちょっと俺どうかしてたみたいだ…」
幼女「ふーん」にやにや
女「……そっか…じゃあこれでおしまいね!この話は終わり!」ニコニコ
幼女「おー」ニコニコ
男「………」
男(…そうは言ってもやっぱ腑に落ちないなぁ…どう考えたってこんな短時間で出汁をとるなんて無理だろ……)
幼女「…………」じー―ーーーーーーーー
―――――鍋を挟んで――――
女「鍋の独り占めはだめだぞー」
男「わかってるって!………じゃあ熱いから君はこの小皿に分けようね」
幼女「うん!」にぱー
男(おーなかなか、かっ、かわいいな………」
女「じゃあいただきまーす!」ササッ
男「あ!ちょ待てって!たくよ~フライングは無しだっての…」
女「もー男くんってケチだね」プンプン
幼女「けち」
男「すまんすまん」
女「まったくぅー。じゃあ男くんからどうぞ!“お肉”を先に食べる権利をあげちゃいます!」ニコニコ
幼女「おにく!」にやにや
男「いいのか?」
女「いいよいいよ」ニコニコ
幼女「いいよいいよ」にたにた
男「なんだよ二人揃って真似なんかしてさ~…嬉しいよありがとう」
男(なんか異常に優しいな……どうしてだろ…)
女「さっさ♪どうぞどうぞ!」ニコニコ
幼女「ささどうぞどうぞ」にたにた
男「……野菜はだめなのか?」
女「だめ!」
幼女「だめ」にたにた
男「んーそうか……じゃあいただきまーす」ぱくり
女「……………」じろじろ
幼女「………………」じろじろ
男「……………………」もぐもぐ
女「………………」じろじろじろじろ
幼女「……………」じろじろじろじろ
男「……」もぐもぐ
女「………………」じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
幼女「……………」じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
男(なんか視線が気になるなぁ……それに肉が変に酸っぱい。スジも結構あるみたいだし…一体これは何の肉なんだろう……)もぐもぐ
女「おいしい?」
幼女「おいしい?」にたにた
男「………おう!それなりにおいしいぞ!」
女「…………ほんとう?/////」
幼女「それなり?」じろじろじろじろ
男「……………」
男「ほんとうだって……ていうかなんでお前らはじろじろ見てくるんだ…?俺がなんかしたのか?」
女「…………きのせいよ」
幼女「………おまえのせいよ」
男「………えっ?」
女「私ダイエット中だから野菜中心に食べるね!」もぐもぐ
幼女「こんにゃくとちなきこりたべる!」もぐもぐ
男「………………」
――――――――――――
女「食べたよねー♪」
男「おまえは野菜だけだろ……」
女「だって”お肉”なんか体に悪いだけだし、第一ちなきこりのちーたーきこりなんか食べたくない死ね」
男「ちなきこりの……なんだって?」
女「?」
幼女「てふてふぶんぶん」にやにや
なにこれこわい
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 19:56:48.46:ugnx45xQO男「………」
男「………そういえば君はこんにゃくばかり食べてたね。嫌いでも野菜たくさん食べないと大きくなれないぞ?」
幼女「ちがうもん!こんにゃくだけじゃないもん!ちなきこりも食べてたもん!」ぷんぷん
男「なぁ……だからちなきこりってなんだ?」
女「さぁ後片付けしよっか~」ニコニコ
幼女「……おかたづけ!おかたづけ!ちーたーきこりのおかたづけ!にゃんにゃんわんわん!きーきーごーごー♪♪♪……」ぼそぼそ
男「……女ー俺も洗うのてつだ」
女「こないで」じろり
男「いやぁでもさ、せめて洗い物くらいはしないと、か」
女「こないで。男くんがけがれる。まだちなきこりが残ってる」じろじろ
男「なぁ…女ぁ。さすがにそろそろ悪ふざけはやめようぜ……”ちなきこり”だか”ちたきこり”だか、俺にはよく分からないけ」
女「分からないならこないで!」
男「わ、わかったよ……」
女「…………ちっ…」ぼそぼそ
スタスタ
男「……………」
幼女「てふてふぶんぶん」にやにやにやにや
男(………おかしい…絶対おかしい……)
男(普段穏和な女があんな恐い顔して怒鳴りつけるなんて………)
男(…おそらく関係ないとは思うけど靴下に付着したこの赤黒いのはなんだろう…肉の血?…あいつは一体何を買ってきたんだ?)
幼女「………………」じー
男(それにさっきからあの子は何を考えてこっちを見てるんだ?…なんだろう…………すごくこわい)
幼女「……………」じろじろじろじろじろじろ
男「な、なぁ君」
幼女「なに」
男(無表情で片言を言われるとさ……まぁいいや……)
男「名前はなんていうんだい?」
幼女「なまえ?」きょとん
男「そうそう。君の名前」
幼女「なまえはねー」にやにや
男「うん」
幼女「なまえはねー」にやにや
男「うん、なまえは?」
幼女「なまえはねー」にやにや
男「そんな勿体ぶらずにさ!君の名前」
幼女「なまえは”ねぇー”」にたにた
男「ふざけないで教えてくれよー…近くに住んでいるんだったら、お家まで送ってあげるよ?」
幼女「なまえは”ねぇー”」にたにたにたにた
男「………わかった。やっぱり警察行こう」
幼女「けいさつだめ」びくびく
男(ん?なんでだ?)
男「え?どうして……」
幼女「おまわりさんわからない」びくびく
男「大丈夫だよー。お巡りさんは君の味方してくれるよ?」
幼女「おまわりさんわからないわたし」びくびく
男「?」
幼女「おまわりさんわたしわからない」ぶるぶる
男「………じゃあ自分のお家はわかる?名前は教えてくれなくてもいいから一緒に帰ろう?」
幼女「やだここがいい」ぶるぶる
男「なんで?」
幼女「あたたかいここ」ぶるぶる
幼女「おそとさむい」ぶるぶる
男「…………」
男(はぁ………わからん全くわからん…警察が恐い?となると家出か?でもこんな薄手の格好となると………)
男(はっ!まさか誘拐か!?…誘拐から逃げ出したってことか!?………でもそうならば早く家に帰りたいだろうし……)
男(それとも虐待か?…両親に強く警察に対する何かを洗脳させられた……とか)
幼女「……………」じー
男「な、なんだい?」
幼女「いっしょにいて」じー
男「一緒に?」
幼女「ずーっとずーっといっしょにいて」じー
男(ひとまず今夜は遅いし、明日改めて警察署まで相談しにいけばいいか……つーか行かないと俺が捕まる……まぁ例え一夜くらい多目に見てくれる………だろう……きっとこの子も証言してくれるはず)
男「んー………わかった。今夜くらいは家に泊まっても”いいよ”」
幼女「わーい」にこにこ
女「男くーん!お皿洗い終わったよー!」
男「おーありがっ………ておい!何だよその血だらけのエプロンは!?顔にも血が跳び跳ねてるぞ!?」
女「やだなあ~男くん。これは単に料理で穢れただけだよ////洗えばすぐとれるよ!
ちょっとゴミを棄ててくるついでに一旦家に戻るね///」
男「あぁ…わざわざすまん…でもゴミくらい俺が出してきてもいいんだけどな」
女「ん~。じゃあお願いしようかな?」
男「なんのゴミなんだ?」
女「生物(なまもの)だったもの……」
男「つまり残飯だろ?」
女「そうそう。ちょっと重いけど…」
男「お前……もしかしてしっかり水きりして捨てなかったのか?」
女「えへへ/////調理するのは得意なんだけどね~////ちょっと液切りするのが恐くて恐くて……」
表現が直接的になってきたな
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/24(木) 20:57:50.40:ugnx45xQO男「ったくしっかり水切らないと、ただゴミが重くなるだけだぞ……まぁいいや。明日ちょうど生ゴミの回収日だし今のうちに捨ててくるか」
女「あのー男くん//////」
男「な、なんだよ」
女「今夜、男くんの家に泊まっていい?」
――――――――――――――――
―――――――――――――
男(ヒャーッ!!!!!お泊まりきたああああ!!ふ、ふとんは、、、ひっひとつしかないかららら!これはもしかするともしかすると………)
男「イヒッ………」にやにや
スタスタ
男(あー。でもあの子がいるわけだから三人でひとつの布団か………。俺は雑魚寝でいいや…)
男「つーか本当に重いなぁこれ」スタスタ
――――――ゴミ置き場――――」
男「どっこいしょ」ドサッ
男「……………」
男(気になる…やっぱ気になる……。あれは何の肉だったんだろう……やっぱ気になる)
がさごそがさごそ
男(ひどく固く結んであるせいで、破かないと中身がみれない………。
でも破いたら水がたくさん溢れてきそうだし、何より衛生上よくない……でも)
男(…………ちょっとくらいなら………)
がさご…
女「………男くん!」
男「お、女!」ビクッ
女「…ねー!はやく……帰ろう?」ゼーゼーハーハー
男「……えっでも一旦帰らないといけ」
女「大丈夫……だよ!もう…一回帰った…から!」ゼーゼーハーハー
男「なんでそんなに息かいてるんだ…?」
ぴたり
女「なにが?」ニコニコ
男「えっでも今確かにめちゃくちゃ疲れて……」
女「早くか~えろ♪」ニコニコ
男「あ、ああ」
―――――――自宅アパート―――――
幼女「ぶんぶんふん♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
男「あ!こら!夜中なんだから静かにしろって!下の人の迷惑になるぞ」
幼女「いっぴきとんだ♪にひきめたべた♪さんびきめしんだ♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
女「元気いっぱいだね/////」
男「元気ったってこれじゃ注意されても」
ぴんぽーん
ぴんぽーん
男「ほらきた」
女「…………」
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
ぴんぽーん
男「はいはい!今行くんでそんなに押さないでくださーい!」
男「じゃあ出てくるからアイツを静かにさせておいてくれ」
女「わかった」じろり
男(……………)
幼女「ちなきこりふえた♪にひきめとんだ♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
――――玄関にて―――――
男「はい男ですけど………」
「………………」
男「もしかして下に住んでる方ですか?」
「………………」
男(………?)
ガチャガチャガチャリ
「………………」
男「あれー。誰もいない………またピンポンダッシュかな………?」
男(夕方の事といい……同じやつの犯行か?)
女「ねーねー」スッ
男「うお!足音たてずになんだよ急に!」ビクッ
女「これ///」
男「ん?封筒?……………どこにあった?」
女「あそこ」
男「台所の窓か…」
男「確かにあの窓は外の廊下に面してるから開けられなくもないけど………」
男(あそこは一応簡易的な鉄格子があるし、外からは開けられない構造なんだけどな……いつも閉めてるし……)
女「差出人がないね」ぼそ
男「ああ……夕方にもこれと同じ封筒にはいったやつが届いたんだが」
女「早く開けようよ////」
男「あー。でももしかしたら恐い内容かもよ?」
女「え?なんで?」
男「夕方に届いた手紙はやけに気持ちわるい内容だったんだよ……つーかとにかく意味不明な文章でさ」
女「どれ」ニコニコ
男「えー……みたいのか?何度もいうが気持ちわるいぞ?」
女「どれ」ニコニコ
男「…………あそこ。テレビ台の上(>>59)のはず」
女「じゃああっちを見てくるね」
男「ああ」
女「……………」スタスタ
幼女「にひきめしんだ♪じゃましてしんだ♪ぶんぶんぶんふえた♪」ドタドタ
男(どこのどいつがあんな気持ち悪い歌を作ったんだか………)
ビリビリ
男「………………またか」
――――――●●●号室の男様――――
あ●たにたくすものはも●ナイ
ショウヒするモノもウみダすモノもナ●
キョウキとなった●●はキエテ
ぽりあめのハナはカレた
枝先はふえたけど、もう●はキエルダ●
血はタエ、ノコスモのはちたきこりだけ
フえたゴミをケスのはカミサ●だけ
笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑笑
ジャマならケス
それだけ
てふてふはきらうだけ
てふてふははねるだけ
クビを
―――――――――――
※●は読めない箇所
男(わけがわからん…………ただなんとなしに怖いってだけはわかる)
男(誰がこんないたずらをしたんだ…)
男「…………」フッ
男「今は夜中の22時19………20分か」
女「~~♪」ドタドタ
幼女「~~♪」ドタドタ
男「あ゛ーもう!静かにしてくれ!」
幼女「たのしいたのしい♪ぶんぶんぶん♪てふてふはねる♪にひきめふえた♪じゃまものきえた♪てふてふぶんぶんぶん♪」ドタドタ
女「楽しいね~。邪魔者消えて楽しいね~♪」ドタドタ
幼女「なかまふえた♪ふえたちたきこり♪ぶんぶんぶん♪」ドタドタ
男「………………」
―――――25時――――
幼女「………」すーすー
女「…………」すーすー
男「……………」
男(………ようやく…寝たか…。結局2時間くらい騒ぎ通してようやく静かになった…)
男(あんだけ騒がしくしたのに下に住む人は文句1つ言ってこない………もしかしてでかけてるのかな………)
幼女「かえらない」
男「!?」
幼女「…………」すーすー
男(ね、寝言か………だよな…)
男(…よし。明日は警察署に行こう…。とりあえず嫌がっても連れていこう………)
男(よし!ねる!)
男「………ふぅ…」すーすー
女「………………」じろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろじろ
――――次の日の11時くらい――――
男「ほら…もう少しでつくからさぁ……」
幼女「かえる!おまわりさんわからないわたし」グイグイ
男「そうはいっても……ほらもう少しで着くから…」
幼女「やーだ。かえるかえるおうちにかえる」グイグイ
通行人「…………」じろじろ
男「ほっ!ほらまるで俺が不審な男にみられるじゃん!だからお願い!静かについてきて」グイグイ
幼女「やーだ。やーだ。やーだ。みえない!みえない!ぶんぶんぶんみえない!」グイグイ
男「………………」
男(………車は壊れてるし、そうでなくても女から車借りて一緒に連れて行こうとも考えていたけど……。朝起きたらいないんだもんなぁ……)
男「はぁ……」
幼女「…………」ぴたり
男「……ん?」
幼女「…………」じー
男「何見てるんだ?」
幼女「…………」じー
男「駄菓子屋?」
幼女「…………」スタスタ
男「あっ!こら!勝手にいくな!」スタスタ
幼女「…………」じー
男「…はぁはぁ……お前って思った以上に走るの早いんだな……」
幼女「これ」ヒョイッ
男「はぁ…はぁ………ん?あめ?」
幼女「これ」ズイズイ
男「うお!そんな詰め寄られなくても分かるっての!」
幼女「…………」じー
男「…た、たべたいのか?」
幼女「…………」こくり
男「10円か………まぁ買えなくはないが……」
幼女「…………」じー
男「……買ったらついてきてくれるか?」
幼女「…………」こくり
男「よしわかった!買うか!」
―――――――――――――
男「すみませーん」
「………………」しーん
男「あの~飴を買いたいのですが」
婆「………はいはい少しまっとくれ」ノシノシ
男「…………」
婆「で、どれだい?欲しいのは」
男「これなんですけど……」
婆「10円だね」
男「はい。これで…」
婆「はいはい。ちょうどだね………しかし、よくめまぁこんなボロくさい駄菓子屋なんて見つけたね?」ケッケッケ
男「えっ」
婆「飴なんて今の時代じゃどこでも買えるだろう?こんびにえんす……とかすーぱーまっけっつとか」
男「え、いえ大した理由はないんです」
婆「ほぉ……わたしゃあ、ちとその理由とやらが気になるね」
男(なんだこの婆さん……)
男「あー連れに小さな女の子がいるんです………えーとほらあそこで3色ラムネを眺めてる…」
婆「…………なるほどなるほど」
男「あの子がここを見つけたんですよ」
婆「ふむふむ………そうかそうか………おい兄ちゃん」
男「なんでしょうか…」ビクッ
婆「こいつを持ってお行きなさい。…飴だよ飴」どっさり
男「えっとー……おいくらですか?」
婆「”ただ“だよタダ」
男「でも…」
婆「久々に可愛い子どもの顔が見れたんだ。お礼だよお礼」ケッケッケ
男「でも」
婆「いいから。早くあの子に欲しがってた飴をあげなさい」
男「…………ありがとうございます」
婆「はいはい。それでいいんだよ。毎度ありがとうございまし、た」ペコリ
男「………」ペコリ
―――――――――――――
婆「久々だねぇ………実に久々だ」
―――――――――――――
男「おーい。買ってきたぞ」
幼女「………」てってって
男「ほら。飴もたんまりもらったし」どっさり
幼女「………」にこにこ
男「よし、じゃあ行こうか…」
幼女「………♪」スタスタ
―――●●警察署総合案内にて―――
警察「どうなされましたか?」
男「家出と見られる未成年の女の子を保護したのですが………」
警察「今その保護なされた子はどちらにいますか?」
男「えっここにいますよ?ほら」
幼女「……………」じー
警察「あ……もしかして自宅の方にいるのでしょうか?」
男「いやいや。だからここにいますって!」
警察「…………なるほどわかりました。それではあなたの身分が証明できるものと、現在の住所、緊急連絡先を教えてください」
男「あっはい。身分証明は……こちらです。住所は―」
幼女「…………」ぺろぺろ
男「えーとそれから連絡先なんですが、私ただ今携帯電話を無くしておりまして」
警察「………分かりました。後日署の者が参ります」
男「後日って……早くこの子の親を探さないと」
警察「男さん」
男「え?」
警察「まずは落ち着いてください。この場には私とあなたしかおりませんよ……」
男「………え」
警察「……どこか病院には通院なされていますか?」
男「びょ、病院……なんでそんな話が…」
警察「ちょっとした悩みや相談事は専門のアドバイザーにおりますので、どうぞそちらへ」
男「でっ、でも確かにこの子は…」
警察「…………はぁ……」
男(なんだよ……まるで俺が狂ってるみたいじゃんか……なんで?ここにいるじゃんか)
幼女「いったのに」ぺろぺろ
男(え?)
警察「――――。………――――。―――」
幼女「わからないおまわりさんわたし。むだむだしらないてふてふしらない」ぺろぺろ
―――自宅アパートにて―――
ガチャガチャガチャリ
男「ん?あいてる?」
女「男くんお帰り/////」
男「!?なんで女が…」
幼女「…………」ぺろぺろ
女「え!ちょっと寄り道しただけ////えへへ//」
男「寄り道したって………鍵は?」
女「開いてた////」ニコニコ
男「?いや、おれは閉めたはずだぞ」
女「開いてた」
幼女「………」ぺろぺろ
男「そ、そうか……」
女「今日はすき焼きだよ/////」
男「じゅ、準備早いな……具材は買わないと」
女「んーん。ほらこんなにあるよ!」
男「おー。なんだこの量は……」
女「親戚の人がくれたんだよ////」
男「そりゃあ新鮮な野菜だな…」
女「でしょー?/////」
幼女「ちたきこりいっぱい!」じー
男「でも季節的に考えてなんで今送られてくるんだ?気になるが…」
女「気にしないで」
男「ああ…」
女「じゃあこれから暖めるから待っててね///」スタスタ
男「おう…………」
幼女「…………」じー
男「なんだよ」
幼女「あめ」じー
男「今日はもうだめだ」
幼女「……ふーん」じー
男「なぁ……さっきの話だけど、お前は……その……見えないのか?」
幼女「…………」じー
男「なぁ…知ってたのか?」
幼女「みーんなしんだ」
男「ん?」
幼女「てふてふこわれたきえたしんだころされた」シュン
男「……?」
幼女「かみさまころしたみんなころした。てふてふぶんぶんぶんきえたしんだじゃましてしんだ」
幼女「だからてふてふはみてる」じー
男(………)
女「できたよー!」
男「旨そうだな……牛肉とは豪華な…」
女「おいしいぎゅうにくだよ」
男「なら最高じゃねーか!早くくいてー」
女「おいしいおいしいぎゅうにくだよ」
幼女「ちなきこりのかたまり!」バタバタ
女「さっさ♪どうぞどうぞ////」
幼女「……………」じー
男「またいいのか?肉を先に食べちゃって…」
女「いいんだよ!男くんのために作ったの////」
幼女「の」じー
男「そ、そうか……じゃあいただきます」モグモグ
女「っーーーーー」じろじろじろじろ
男(味付けが変なのかな……?やけに癖があるし……羊肉?…とも違うし何なんだ?)
男「………」モグモグ
女「ねぇ………お い し い」
男「昨日みたいにちょっと甘酸っぱいけど、まぁおいしいぞ!」
女「やったー!大成功だよ///」ニコニコ
男「なにが……」
女「いいのいいの♪」
幼女「てふてふはみてる」
女「ところでさ……これは一体なんだったの?」
男「これって………おまえその子を指してるのか?」
女「うん。こいつ。警察は何だって?」
男「いや……結局分からずまいだった」
女「ふーん………」
男「あっ!そうだ。これやるよ」
女「あめ?」
男「そうそう。実は警察署に行く途中で駄菓子屋があってさー!気のいい婆さんがくれたんだ」ニコニコ
女「ふーん……」
男「だからほら…あげるよ」ぽん
女「……っ!」バシッ
男「えっ?」
女「いらない」
男「いいじゃんかー昨日今日お世話になってるわけだし……」
女「い ら な い。こんな汚れた食べ物口にしたくない」
男「汚れたっておまえ……それは無いだろ…せっかく好意で頂いたのに…」
幼女「わーいあめあめ」てってって
女「たべて」
男「この飴を?」
女「たべて!にく!ぜんぶ!あぶらも!ちも!ぜんぶ!」
男「おっ、落ち着けって……わかった全部食べるからさ」ヒョイッモグモグモグモグ
幼女「………♪」ぺろぺろ
女「じゃあ私は野菜食べないと////」モグモグ
男(……汚れたって…お前そりゃないだろ…受け取らないなら受け取らないなりの言い方があるもんだろ……)モグモグ
幼女「あしきぽえー」ぐいぐい
男「ん?なんだ?」
幼女「…………」ぺろぺろ
男「ん……………」モグモグ
男「あー結構食べたなぁ…」げっぷ
幼女「あめありがと」じー
男「お!なんか初めてまともに話してきたな!あめおいしいか?」
幼女「うん!てふてふいきる!ぶんぶん!ぶんぶん!」バタバタ
男「よくわからんが……警察はいつくるんだろうなぁ……明日かな?」
女「!」
男「ん?どうした?」
女「いや、ちょっと目的思い出しただけ」
男「目的?」
女「骨の後片付けと脂肪の片付け」
男「どういうこと?」
女「汚い人間どもの生ゴミ」
男「は?」
女「いいの。男くんは黙っていればいいの……」
男「………ちょっと台所みせろ」ドタドタ
幼女「…………♪」ぺろぺろ
女「いや………こないで!」じろり
男「……どけ!」
ガバッ
女「キャア!」
―――――――――――――
男「なんだよ……この有り様は……」
男「なんだよ……これは………」
男「なんだよ……なんだよ………」
女「見ちゃったね」じー
男「おい…説明しろよ……」
女「えっとー♪1日目のメニューは“隣人さんの”鍋料理♪」ニコニコ
男「お、おいまさ」
女「今日のすき焼き肉は下に住む巨乳のむね肉♪」
男「」
女「でもおいしかったんだよね?」
女「言ったよね」
女「おいしいって言ったよね」
男「あああ……どうやら俺は悪い夢を見てるみたいだ……」よろよろ
幼女「…………」じー
男「あれ……なんでお前が俺の携帯持ってるんだ?」
幼女「…………」スッ
男「ああ……ありがとう……女は?」
女「…………えへへ……」しゃりしゃりしゃり
男(なにやってんだあいつ……まぁいい電話を)ぴぽぱ
男「あっ警察ですか!はい事件です!昼間に●●警察署に来た男で――いってー!!」バシッ!
幼女「……………」じー
男「おいおい…携帯が壊れたらどうするんだよ…」
幼女「こわれるのはおまえだ」
男「…え??お前…」ビクッ
女「どうしたの」
男「こいつが……っ!?なぁなぁ…なんで包丁にぎってんだ」
女「いけないの」にたにた
男「声に抑揚つけないとマジで怖いって…とりあえず危ないからこっち向けるなって!」びくびく
女「でも研ぎたてだよ」にたにた
男「」
女「きらいなんだ」
男「好きとか嫌いとかそういう問題じゃないだろ……っうわっ!」ヒョイッ!
男「ばかやろー!振り回すな!あぶねーって!」
女「…………」にやにや
ぶんぶんぶんぶんぶんぶん
男「うわっ!ひっ!ほあぁ!………」ぜーぜー
女「人間はいつも僕たちをいじめるくせして、いざ自分は痛め付けられるとすぐ必死になるよね」ニコニコ
幼女「ちたきこりとちなきこりふえた!さんびきめふーえた♪しんだ!しんだ!
しんだしんだ♪しんだしんだしんだしんだ♪てふてふぶんぶん!てふてふぶんぶん♪」きゃっきゃ
男「けっけいさつ呼ぶぞ!マジで呼ぶぞ!」
女「よべば」じー
男「………!でんわでんわ!そばに……っ!?」がさごそ
男(良かったまだ壊れてない……それに通話は繋がったままだ!…よかった!助かる!逃げ切れば……え?)
携帯電話「――――――
――――てふてふをしんだ。てふてふにねててふてふから血がでて、てふてふはこわれた。ぶんぶんとんでるてふてふだよ?
てふてふははねてしんだ。ちたきこりがこわれてこわれてしんだ。
でもちなきこりはちがうもん。ちたきこりはただようもん!ずっと!ずっとね
てふてふはちがうもん!
てふてふちりぬるを?てふてふは笑った。てふてふは笑った。てふてふはわらっておこってる。てふてふはみてるだけ
てふてふはみてるだけ―――――――」
男「てふてふは………みて…るだ……け」
幼女「そう。てふてふはしにそうなにんげんをみてるだけ!ちなきこりをみてるだけ!」ぺろぺろ
―――――――――――――――――
刑事「ひっでー有り様だなこりゃ…」
部下「えぇ。総勢2名の遺体とこの部屋からは大量の骨が見つかりました。
この部屋の被害者は独り暮らしの大学生。先日、警察署に来たみたいですが取り合った担当者によると終始意味不明なことを話していたそうです」
刑事「意味不明なこと?」
部下「なんでも自分は『未成年の女の子を保護してる』と話したそうで……」
刑事「保護したとされる女の子は?」
部下「いやぁそれがですね、被害者の男性によると相談窓口まで一緒にきたらしいんですよ」
刑事「なら」
部下「でも担当者によると、被害者の男性指差した空間は何もなかった…………おかしな話ですよね…」
刑事「精神科などへの通院履歴や精神疾患はは?」
部下「いずれも全くないそうです。といっても詳しいことは捜査が進んでからでないと」
刑事「ふーん。で、加害者か」
部下「ええ。被害者男性の死因は腹部や首、足、性器を多数刺されたための失血死です。
凶器とされる包丁はあれが持っていました……」
刑事「……んなバカなことがあってたまるか…」
部下「ですよね…まさかぬいぐるみが犯人なわけありません………しかし大量の血液がぬいぐるみに染み込んでるのも確かです。
致死量と考えられる血液も十分に染み込んでいます。
犯人は返り血を浴びるのに恐れたのかもしれません」
刑事「で……この部屋下に住む女性は?」
部下「捜査員が駆けつけた時にはもう遅く、居間の中央で体から内臓が“引き抜かれた”ように散乱していました…まるで綿が広がったみたいで」
刑事「見たのか………まぁいい。そんで?両胸が鋭利な刃物で切り取られて…」
部下「はいおぞましい状態でした……」
刑事「……まぁまだまだ駆け出しなんだ。そのうち慣れるさ」
部下「あっはい!」
刑事「あとは隣宅か」
部下「隣に住んでいたとされる男性は惨殺された男性被害者宅から骨が見つかったことにより、この事件の第三被害者と断定づけられました。
また簡易血液検査の結果、隣人男性がこの部屋で殺されたことも判明しました…」
刑事「隣人男性宅の様子は?」
部下「残されていたのは大量の飴と蝶でした」
刑事「飴?蝶?」
部下「飴については完全な手作りで、製造元を調べることは困難です。
ただ信憑性に欠けますが、このアパートに住む大家が証言していました」
刑事「なんて?」
部下「何でも昔このあたりには駄菓子屋があったそうで、そこで売っていたがと………」
刑事「まぁ確かにそれは証拠にはならんな。人間の記憶など曖昧ですぐに騙される。
今はもうその店はないのか?」
部下「捜査員に建物はあっても、とても店としては成り立たない位に古びているらしいです」
刑事「…………んで、蝶か」
部下「はい。といっても一匹だけですし既に死んでいました。
まぁ…普通この季節まで生きることは考えられませんので気がかりと言えば気がかりでしたので………一応念のため、蝶に対して検査を行いました。
結果は部屋に残された飴と同じ成分のものが検出されました。関連性は不明です」
刑事「死にかけの蝶のことだ。人間みたく想像するのは馬鹿馬鹿しいが、死ぬ間際にせめて最後にと舐めたかったんじゃねーか?
蜜の代わりになるのかは知らんが……まぁ考えるだけ本当に馬鹿馬鹿しいけどな」
部下「…………それから第一発見者ですが」
刑事「レコーダーによると錯綜したこの部屋の男性…めた刺しにされた…そいつなんだよな?」
部下「はい。通報したのは紛れもなくこの男性でした。声帯周波数も男声でしたし。
ただ…」
刑事「テープが伸びたせいじゃないんだよな?」
部下「刑事……時代はもうデジタルが当たり前ですよ…。記録に間違いはありません。
疑うようならば、後程音声ファイルをお見せします」
刑事「わかったわかった…おっさんなんだ許してくれ。……で続きは」
部下「そして17秒間の男の声のあと31秒間に渡って音量レベルが0になりまして、通報から58秒後に通話が途切れました」
刑事「えーと…残りの10秒間は?」
部下「若い女性の声でした…内容が意味不明でしたけど」
刑事「どんな?」
部下「てふてふがどうのこうのと……詳しいことは…………あっダメだよこんなところに入ってきちゃ」てくてく
幼女「…………」じー
部下「あっ。外の連中はなにやってんだか……」てくてく
刑事「ダメだよー入って来ちゃダメだって外のお巡りさんが注意したでしょ」
幼女「…………」じー
刑事「……っち!おい!部下、こいつを外にだせ」
部下「はっはい!……よーしこっちにこようね」
―――――――――――――
刑事(蝶か……。うろ覚えだが蝶は人間の生死に何ら関わりがあったされたと……昔本で読んだ気がする。
まぁ曖昧な記憶に頼るのはあいつに言った通り、話としては面白くとも現実味のある確かなものにはならん)
刑事(………血まみれのぬいぐるみは下の階に住んでいた女性が趣味でたくさん作っていたもののうちの一つらしい。
返り血はともかく破損状態が酷かったことも私自身みた。
……ナイフで切ったり刺したり足や腕を引きちぎった跡もあった)
刑事(もしかしてぬいぐるみの怨念が撒き散らした悲劇か?
だとしたらこの死んだ蝶は、何かを見ていた?
じゃあ被害にあった男性はいったいなにをしたんだ?
…………まぁこんなファンシーな話で終わるならこれでもいいが)
刑事「だがだ、真相はそんなふざけた話で済むはずがない。これは殺人事件に違いはない」
――――――――――――――
幼女「てふてふはみてる」ぼそぼそ
部下「ん?」
幼女「……………」てってって
てふてふはみてるよ
ずっとみてる
このさきずっと
はるになれば また おかあさんやおともだちにあえるもん
だからきにしない わたしはひとりでみてるの
たましいのゆらぎ
おんねんのそんざい
いきものの死
ずーっとみてるよ
ずーっとみてるよ
ずーっとみてるの!
あめはまだある はるまでいきられる
幼女「あめあめ……………てふてふぶんぶん」ぺろぺろ
終わり
おわった・・・だと
243:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:44:32.28:ZAh9j98e0後書き希望
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 02:55:08.44:OeqHOrctO――――とある駄菓子屋―――
「……………」
「あらあなたはあのときの………どうしたんだい?」
「…………」じー
「あの男の人は一緒じゃないの?」
「…………」じー
「ああ…もう死んでしまったのかい……まだ若かったのに」
「…………」じー
「今度は彼、何に生まれるのかしら…あららごめんなさいね」
「…………」じー
「あらそうそうあめですね…えーっと確か上から二番目の棚に……」
「…………」じー
「ああ、これだわ。最後に飴をあげたのはあの人が来てから40年も昔の事だから場所なんて忘れてたわ……。はいどうぞ」ケッケッケ
「ありがと」ぺろぺろ
「……春が近づいて来たのね」
「…………」こくり
「…行ってらっしゃい。そしてまたこのお店においでなさいな……。
私はずーっとここで待ってるわ…お客さんがくるまでずーっとね」ケッケッケ
「てふてふぶんぶん♪」ぺろぺろ
これで終わりです
明日が試験なので何を血迷ったのか
わけのわからない想像を働かせた結果がこれです
実際
“ちたきこり”“ちなきこり”“あしきぽえ”なんて単語はこの世に存在するわけがないし、期待するほど深い意味もないです(残念ながら)
こんな夜遅くまで便所の落書きに付き合ってくれた人には大感謝するね☆
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:07:57.44:ttBMs1Uf0明日が試験なので何を血迷ったのか
わけのわからない想像を働かせた結果がこれです
実際
“ちたきこり”“ちなきこり”“あしきぽえ”なんて単語はこの世に存在するわけがないし、期待するほど深い意味もないです(残念ながら)
こんな夜遅くまで便所の落書きに付き合ってくれた人には大感謝するね☆
特に意味もなくその単語を使ってたってこと?
もしくは何らかの意味を意識してたんならそれを教えてくれるとすっきりする
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:18:00.38:OeqHOrctOもしくは何らかの意味を意識してたんならそれを教えてくれるとすっきりする
>>259
あしきぽえはほんとーに意味がないです
ただ奇妙な単語に見えればと思って
ちなきこりとちたきこりも基本的には意味が無かったんだけど、途中で精神・魂やら肉体的な意味で勝手に分け隔てて使ってますた☆
ほんとーーに意味がないからほんとーーに気にしないで、まじまじと俺の公開オナニーを見てくれとしか……
―――――
あーでも手紙の縦読みは作るの苦労したかな…
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:08:23.88:YOIDeUkK0あしきぽえはほんとーに意味がないです
ただ奇妙な単語に見えればと思って
ちなきこりとちたきこりも基本的には意味が無かったんだけど、途中で精神・魂やら肉体的な意味で勝手に分け隔てて使ってますた☆
ほんとーーに意味がないからほんとーーに気にしないで、まじまじと俺の公開オナニーを見てくれとしか……
―――――
あーでも手紙の縦読みは作るの苦労したかな…
じゃあtanasinnにまかせて書いたらこうなった、と?
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:22:08.70:OeqHOrctO>>261
わからない……もしかするとtanasinnは俺で、俺はtanasinnが怖くてこんなのを書いたのかもしれません……
今、tanasinnがそこにいた気がする
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:27:22.74:OeqHOrctOわからない……もしかするとtanasinnは俺で、俺はtanasinnが怖くてこんなのを書いたのかもしれません……
今、tanasinnがそこにいた気がする
もしもし
改めて書きますが
読んでくれた人ありがとー
それではさようなら
がちゃ
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:29:28.03:fYLBbtXw0改めて書きますが
読んでくれた人ありがとー
それではさようなら
がちゃ
じつにあしきぽえなスレだな
277:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 03:31:28.25:fbv4WOB00悪しき吠え・悪しき歩餌・足鬼歩衛・・・・
うーん・・・・
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/02/25(金) 04:08:15.40:cTgtdbbQOうーん・・・・
スレタイがしようやすけべに見えたのって俺だけ?
コメント 8
コメント一覧 (8)
何が言いたいかっつーと解決編は勿論あるんだよな?
殺されるまでは物凄く怖かった
何とも言えない不気味さがある。