- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:00:54.69:ohClArge0
まどか「テwwwティロ・フィナーレってやつwww」
マミさん「何を笑ってるのかしら鹿目さん」ピキピキ
さやか「マミさん落ち着いて!まどかが笑っちゃうのも仕方ないです!」
マミさん「仕方ないって何よ!」
ID:A+DUDcZ7O
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:08:29.08:A+DUDcZ7O
マミさん「鹿目さん、美樹さん、ちょっといいかしら?」
まどか&さやか『?』
マミさん「最近、あなたたちの私に対する尊敬の念が足りないような気がするんだけど」
まどかとさやかは顔を見合わせる
マミさん「も、もちろん、先輩として後輩に無理やりリスペクトを求めるなんてやってはいけないことだと思うわ
でも、最近の鹿目さんはちょっと目に余るというか……」
まどか「私ですか?」
マミさん「そう、あなたよ
鹿目さん、あなた、休み時間に友だちの前で私の物真似してたでしょう?」
まどか「あ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:14:13.36:A+DUDcZ7O
マミさん「なぁにあれ?」
まどか「みてらしたんですか……」
マミさん「みてたわよ
とっても好評だったみたいね
特に『ティロ・フィナーレ』の部分」
さやか「あー
あそこは傑作だったね
皆、大爆笑」パンパン
まどか「えへへ///」
マミさん「……」
さやか「まどか、もう一回やってもう一回!」
まどか「えー?ここでやるのー?」
さやか「マミさんも見ててくださいよ
爆笑必至ですよ」
マミさん「……」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:20:02.28:A+DUDcZ7O
まどか「『ティロ!フィナーレ!』」
さやか「あはははは!やっぱりウケるwww
最高だよぉwwwまどかwww」パンパン
マミさん「……」
まどか「もー///大げさに笑いすぎだよさやかちゃん///」
さやか「いやいや、本ッ当に面白いから
マミさんも見ました!?見ました!?
傑作でしたよね!」
マミさん「……」ふるふる
まどか「///」
さやか「『ティロフィナーレ』のときのまどかのカオwww似すぎてwww
あはっ……あはっ……腹筋いたい……」
マミさん「鹿目さん、美樹さん」
まどか&さやか『?』
マミさん「あなたたち2人私のことなめてるでしょ?」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:27:54.24:A+DUDcZ7O
さやか「いや、べつに舐めてるとかそういうわけじゃないです……ねぇ、まどか」
まどか「うん
私たち、マミさんのこと尊敬してますよ」
マミさん「本当かしら?」
さやか「だって、まどかなんてこの間授業で」
マミさん「?授業で?」
まどか「さやかちゃん///いいよ、あの話は」
マミさん「美樹さん、続けて」
さやか「はい
……この間、現代社会の授業でスピーチの課題があって、そのときのテーマが『私の尊敬する人物』だったんです
そこでまどか、尊敬する人物にマミさんの名前を挙げたんですよ」
マミさん「……へぇ~」←ちょっと嬉しそう
まどか「もー///さやかちゃんったら~
マミさんの前で言わないでよ~」
さやか「いいじゃん!いいじゃん!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:34:02.72:A+DUDcZ7O
マミさん「たとえ、お世辞だとしても嬉しいわ
ありがとう鹿目さん」
まどか「そんな///お礼を言われるほどのことじゃ……ないです///」
さやか「そのときのまどかのスピーチがまた好評だったんだよね!」
まどか「そ、それほどのものじゃないよ~
いちいち、大げさだなぁさやかちゃんは」
マミさん「へぇ~、それはちょっと興味があるわね
どんな感じだったの?」
さやか「もう教室中が爆笑の渦ですよ」
マミさん「そう、爆笑の渦ね………………え?」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:34:34.91:qo9UhsIc0
マミさん「この際だからはっきり言っておきます!」
まどか&さやか『はい』
マミさん「私は、後輩にネタにされるような覚えはないし!」
まどか&さやか『ないし?』
マミさん「ぼっちでもありません!」
まどか&さやか『えっ?』
マミさん「友だちくらいいるから!」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:43:09.31:A+DUDcZ7O
さやか「失礼ですがマミさん」しゅたっ
マミさん「はい、美樹さん」
さやか「先ほどのマミさんに友だちがいるという話ですが!」
マミさん「どうぞ」
さやか「えーっと、具体的には?」
マミさん「……まず、鹿目さんと美樹さんでしょ?」
まどか「えーっ?いきなり私たち?」
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:48:30.74:A+DUDcZ7O
さやか「私たち以外には?」
マミさん「………………キュウべぇでしょ?」
まどか「もはや、人ですらないね」
マミさん「……」
さやか「…………3人だけ?」
マミさん「……」
まどか「正確には、2人と一匹だけどね」
マミさん「……」
さやか「マミさん……」
マミさん「……………分かったわよ
連れてくればいいんでしょう?」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:54:47.77:A+DUDcZ7O
ーーマミさん宅
マミさん「ーーということで、今日もさっそく優雅なひとときTwitterタイム」カタカタ
マミさん「ふー
やっぱり、現実で嫌なことがあったときはネットに限るわ」カタカタ
マミさん「ん?なにこれ?さくらあんさんからリプがきてる」カタカタ
マミさん「なになに?オフ会のお誘い?」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:02:17.43:A+DUDcZ7O
マミさん「オフ会ね……気はすすまないけど、普段からお世話になってるネット界の大御所さくらあんさんからの頼みじゃ断りにくいなぁ」カタカタ
マミさん「ん?オフ会?
……そっか
さくらあんさんを友だちとしてあの2人の前に連れてけばいいじゃない
『@sakura_an オフ会のお誘いありがとう喜んで参加させていただきます』と」カタカタ
マミさん「さくらあんさんがどんな人か気になるけど
まぁ、あの2人も文句ないでしょ
ふふ、2人の驚く顔が目に浮かぶわ」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:09:38.60:A+DUDcZ7O
杏子「おっ、ティロフィナーレさんからリプライがきてるな
なになに?
『オフ会のお誘いありがとうございます!ぜひ参加させていただきます』
よっしゃ!ティロフィナーレさんは出席と……」
杏子「ん?まだ続きが、えーっと
『つきましては、私のかわいい後輩二名の同席を許して欲しいのです
2人をさくらあんさんに紹介したいなと思いまして』なるほどね~」
杏子「まぁ、酒の席は人数がいたほうが盛り上がるしな!
この分だと出席は、ティロフィナーレさんとタカハシ名人さんだけだし
『構いませんよ
ぜひ呼んでください』と」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:12:47.20:A+DUDcZ7O
ーー後日
マミさん「今日は2人に私の友だちを紹介しようと思います」
まどか&さやか『!?』
まどか「マミさん?」
マミさん「はい、鹿目さん」
まどか「紹介って……キュウべぇを?」
マミさん「ぶっぶー!キュウべぇじゃありません
ちゃんと人間です」
まどか&さやか『いたんだ友だち……』
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:14:06.70:aSwG1aiA0
マミさん「それは、私にも友だちの1人や2人くらいいるわよ」
さやか「いいんですかマミさん
そんな大口たたいちゃって、ダッチワイフを取り出して
『じゃーん!これが私の友だちです!』なんて言っても認めませんよ?」
マミさん「美樹さん、あなたが私を普段どんな目で見ているかじっくり話しあう必要があるわね」
まどか「友だちって本当に友だちなんですか?」
マミさん「そうよ?」
まどか「マミさんが一方的に友だちと思ってるわけじゃなくて?」
マミさん「………………私ってそんなに寂しい人間に見える?」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:22:31.93:A+DUDcZ7O
マミさん「着いたわここよ」
まどか&さやか『ここにマミさんの友だちが……』
マミさん「えぇ、友だち」ガラッ
店員「いらっしゃいませ!ご予約の方でしょうか?」
マミさん「はい……さくらあんさんの」
店員「ご予約のさくらあんさまご一行ですね、奥になります
すでに一名いらしてますよ」
マミさん「ふふ、だってさ」
まどか「マミさんの友だちが」
さやか「この店の奥に」ごくり
マミさん「さぁ、2人とも入って!入って!」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:27:13.48:A+DUDcZ7O
杏子「……」ポリポリ
マミさん「あのぅ?」
杏子「?」
マミさん「さくらあんさんですか?」
杏子「!……えーっと、どっちかな?」
マミさん「ティロ……フィナーレです」
杏子「ティロフィナーレさんのほうか!
ようこそ!いらっしゃい!
今日は楽しんでってよ!」
マミさん「いやぁ、こちらこそよろしくお願いします」
杏子「ところでさ、後ろの2人が言ってたツレかい?」
マミさん「はい、私の後輩です
ほら、鹿目さん、美樹さん、あいさつして」
まどか&さやか『……』
杏子「……」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:32:52.75:A+DUDcZ7O
杏子「あーっ!おまえらーっ!」
まどか「あなたは!」
さやか「さくらあんこ!」
杏子「きょうこだーっ!」
マミさん「!?」
杏子「……どういうことだよ!
ティロフィナーレさんの言ってた後輩2人ってこいつらだったのか!」
マミさん「えーっと、お知り合い?」
まどか「さやかちゃんの変態ガチレズストーカーさんです」
杏子「違うっ!」
さやか「私、こいつに朝から晩までストーカーされて!」
マミさん「!……さくらあんさんがそんな人だったなんて!」
杏子「誤解だーっ!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:34:17.87:6T9DQ20YO
さやか「誤解なわけあるもんか!
アンタ、私の下着盗んだじゃん!」
杏子「な!……あれは」
まどか「盗んだパンツをマスク代わりにもしてた!」
杏子「それは否定しない」
マミさん「……えーっと」←状況がいまいち呑み込めない
杏子「とりあえず!今までの確執はいったん忘れてくれ!」
まどか&さやか『えー』
杏子「あと1人くるんだよ……久しぶりのオフ会なんだ……
それに」チラッ
マミさん「……」
杏子「ティロフィナーレさんとも今まで以上に仲良くなりたいしさ///」
マミさん「私、友だちといっても肉体関係は……」
杏子「ちがうっ!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:46:36.01:A+DUDcZ7O
杏子「とにかく、今までのことは水に流して欲しい」
まどか&さやか『えーっ』
杏子「謝るから
……ほら、この通りだ
さやか、ごめん」
さやか「むぅ……仕方ないなぁ」
杏子「というわけだ
今日は日頃の確執を忘れてパーッとやろうぜ」
マミさん「そうね」
杏子「あともう一人くるはずなんだが……ちょっと連絡してみるかな」
ほむほむ「それには及ばないわ」
まどか&さやか&マミさん&杏子『!?』
ほむほむ「この場に……まどかがいることに運命を感じずにはいられない
タカハシ名人、ただいま参上!」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:47:55.29:6T9DQ20YO
まどか「……」
さやか「……」
マミさん「……」
ほむほむ「……」
杏子「……なんだ、この空気」
まどか「結局、いつものメンバーだなぁと思って」
さやか「こちとらマミさんの友だちが拝めると思ってウキウキしてきたのに……転校生とアンタだし」
杏子「アンタとは何だよ!」
ほむほむ「私はまどかがいればそれでいいわ」
マミさん「ま、まぁ、今日はパーッと飲みましょう?」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:54:34.81:A+DUDcZ7O
さやか「……待ってください、マミさん」
マミさん「?なにかしら美樹さん」
さやか「今日はマミさんの友だちを紹介してもらう約束でまどかと私はここにいます」
ほむほむ「!……そうなの?」
まどか「コクコク」
ほむほむ「だとしたら、巴マミ……いいえ、ティロフィナーレ氏グッジョブでござるよ」グッ
さやか「転校生は黙ってて……要するに、マミさん」
マミさん「はい」びくびく
さやか「まだ、マミさんには友だちが4人しか確認されてないんですよ」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:56:57.67:Naznrct0O
さやか「しかも……私と転校生、あと、あんこは魔法少女です
人間じゃありません」
杏子「さやか、私の名前きょうこな
あんこじゃなくてきょうこ」
さやか「つまり、マミさんには人間の友だちがまどかしかいないんです」
マミさん「……何が言いたいの美樹さん」
さやか「この広い世界に……友だちが一人だけっておかしくないですか?」
マミさん「!!」
さやか「1人なんて0人と殆ど変わらない……やっぱり、マミさんには友だちがいないんだ!」びしぃ
マミさん「……ッ!」
ほむほむ「美樹さやか……今日のあなたは攻めるわね」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:03:20.41:OwJ1WS8m0
マミさん「……るわよ」ふるふる
さやか「?」
マミさん「私にはっ!友だちがいないことくらいっ!分かってたわよ!」
まどか「ついに認めたね……」ポリポリ
杏子「……」ポリポリ
マミさん「でも……それを認めるのが怖かったの……
なのに、いじめることないじゃない……」ふるふる
まどか「マミさんかわいそう……」
杏子「……」ポリポリ
マミさん「同情はやめてよ、鹿目さん
余計、惨めになる」
杏子「なぁ、ちょっといいかい?」
さやか「なにさ?」
杏子「さっきからティロさんばかり糾弾されてるけど、さやか、おまえはどうなのさ?」
さやか「は?私?」
一同の視線がさやかに集中する
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:12:57.04:ZVyravDvO
さやか「アタシは……まず、まどかでしょ?」
まどか「えーっ!いきなり……」
さやか「あと、マミさん」
マミさん「いきなりね」
さやか「あ!あと、転校生!」
ほむほむ「あなたと友だちになった覚えはないけど?」
さやか「ぐぅ……それと、アンタ」びしぃ
杏子「は?アタシ?
……友だち以上の関係のつもりなんだけど」
ほむほむ「……志築仁美は?」
さやか「……」ぴく
まどか「ほむらちゃん、仁美ちゃんとさやかちゃんはこの間絶交したんだよ」
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:18:55.02:A+DUDcZ7O
マミさん「へぇ~www絶交したのねwww」ニヤニヤ
さやか「ま、まぁ仁美のことはおいといて!
後は恭介かな?」
杏子「……恭介は幼なじみだから違うんじゃねーの?」
まどか「うん
それに、お互いメルアドも知らないなんて恋人とも友だちとも言えないような気がする」
杏子「え!?さやか、メルアドも交換してないのか!?」
ほむほむ「それはないわね」
マミさん「ないわねwww」ニヤニヤ
さやか「うぐ……」
杏子「さやか……お前、ひょっとして恭介に嫌われ……」
さやか「わー!わー!何も聞こえませーん!」
ほむほむ「ここにきて日頃の人間関係の希薄さが露呈しだしたわね美樹さやか」
マミさん「……」ニヤニヤ
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:24:14.27:A+DUDcZ7O
まどか「なんだぁ
結局、さやかちゃんもぼっちじゃん」
さやか「……正直、自分がここまで寂しい人間だとは気づかなかった」
マミさん「そういうものよね」ニヤニヤ
杏子「アタシも普段ぼっちだけど、それを苦に思ったことはあんまないな」
ほむほむ「私もよ
私はまどかがいればそれでいいから」
まどか「とするとここにいる皆、友だちがいないんだね!
ぼっちオフ会だ!」
一同『!』
杏子「なんか……すげー嫌な集まりだな……」
しかし、妙に納得してしまう一同であった
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:31:18.29:A+DUDcZ7O
QB「今日はオフ会と称し、この近隣の魔法少女が一同に集う素晴らしいイベントがある日だったね
ボクが呼ばれていないのがしゃくだけど魔法少女を一網打尽にするチャンスだ」
刺客魔女「……」
QB「どうしたんだい?
あの5人が油断してる今、絶交のチャンスだよ」
刺客魔女「無理でさぁキュウべぇ兄貴」
QB「?」
刺客魔女「見てくださいあの子たちを」
まどか・さやか・マミさん・ほむほむ・杏子『いっちねんせーいになったーらー
いっちねんせーいになったーらー』
QB「うわぁ」
刺客魔女「とてつもない負のオーラを発しているでしょう?
そんじょそこらの魔女じゃ逆にとりこまれますわ」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:36:33.45:A+DUDcZ7O
さやか「僕は!」
まどか「友達が!」
ほむほむ「少ない!」
杏子「はがない!」
マミさん「よく言えました~」パチパチ
QB「終わりだよ
お疲れ様」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:37:32.50:A+DUDcZ7O
マミさん「鹿目さん、美樹さん、ちょっといいかしら?」
まどか&さやか『?』
マミさん「最近、あなたたちの私に対する尊敬の念が足りないような気がするんだけど」
まどかとさやかは顔を見合わせる
マミさん「も、もちろん、先輩として後輩に無理やりリスペクトを求めるなんてやってはいけないことだと思うわ
でも、最近の鹿目さんはちょっと目に余るというか……」
まどか「私ですか?」
マミさん「そう、あなたよ
鹿目さん、あなた、休み時間に友だちの前で私の物真似してたでしょう?」
まどか「あ」
マミさん「なぁにあれ?」
まどか「みてらしたんですか……」
マミさん「みてたわよ
とっても好評だったみたいね
特に『ティロ・フィナーレ』の部分」
さやか「あー
あそこは傑作だったね
皆、大爆笑」パンパン
まどか「えへへ///」
マミさん「……」
さやか「まどか、もう一回やってもう一回!」
まどか「えー?ここでやるのー?」
さやか「マミさんも見ててくださいよ
爆笑必至ですよ」
マミさん「……」
まどか「『ティロ!フィナーレ!』」
さやか「あはははは!やっぱりウケるwww
最高だよぉwwwまどかwww」パンパン
マミさん「……」
まどか「もー///大げさに笑いすぎだよさやかちゃん///」
さやか「いやいや、本ッ当に面白いから
マミさんも見ました!?見ました!?
傑作でしたよね!」
マミさん「……」ふるふる
まどか「///」
さやか「『ティロフィナーレ』のときのまどかのカオwww似すぎてwww
あはっ……あはっ……腹筋いたい……」
マミさん「鹿目さん、美樹さん」
まどか&さやか『?』
マミさん「あなたたち2人私のことなめてるでしょ?」
さやか「いや、べつに舐めてるとかそういうわけじゃないです……ねぇ、まどか」
まどか「うん
私たち、マミさんのこと尊敬してますよ」
マミさん「本当かしら?」
さやか「だって、まどかなんてこの間授業で」
マミさん「?授業で?」
まどか「さやかちゃん///いいよ、あの話は」
マミさん「美樹さん、続けて」
さやか「はい
……この間、現代社会の授業でスピーチの課題があって、そのときのテーマが『私の尊敬する人物』だったんです
そこでまどか、尊敬する人物にマミさんの名前を挙げたんですよ」
マミさん「……へぇ~」←ちょっと嬉しそう
まどか「もー///さやかちゃんったら~
マミさんの前で言わないでよ~」
さやか「いいじゃん!いいじゃん!」
マミさん「たとえ、お世辞だとしても嬉しいわ
ありがとう鹿目さん」
まどか「そんな///お礼を言われるほどのことじゃ……ないです///」
さやか「そのときのまどかのスピーチがまた好評だったんだよね!」
まどか「そ、それほどのものじゃないよ~
いちいち、大げさだなぁさやかちゃんは」
マミさん「へぇ~、それはちょっと興味があるわね
どんな感じだったの?」
さやか「もう教室中が爆笑の渦ですよ」
マミさん「そう、爆笑の渦ね………………え?」
ティロフィナーレネタ何度目だよ。オリジナリティのある作品を書け
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:38:13.92:A+DUDcZ7O>>17
じゃあ方向性変えるわ
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 01:40:21.98:A+DUDcZ7Oじゃあ方向性変えるわ
マミさん「この際だからはっきり言っておきます!」
まどか&さやか『はい』
マミさん「私は、後輩にネタにされるような覚えはないし!」
まどか&さやか『ないし?』
マミさん「ぼっちでもありません!」
まどか&さやか『えっ?』
マミさん「友だちくらいいるから!」
さやか「失礼ですがマミさん」しゅたっ
マミさん「はい、美樹さん」
さやか「先ほどのマミさんに友だちがいるという話ですが!」
マミさん「どうぞ」
さやか「えーっと、具体的には?」
マミさん「……まず、鹿目さんと美樹さんでしょ?」
まどか「えーっ?いきなり私たち?」
さやか「私たち以外には?」
マミさん「………………キュウべぇでしょ?」
まどか「もはや、人ですらないね」
マミさん「……」
さやか「…………3人だけ?」
マミさん「……」
まどか「正確には、2人と一匹だけどね」
マミさん「……」
さやか「マミさん……」
マミさん「……………分かったわよ
連れてくればいいんでしょう?」
ーーマミさん宅
マミさん「ーーということで、今日もさっそく優雅なひとときTwitterタイム」カタカタ
マミさん「ふー
やっぱり、現実で嫌なことがあったときはネットに限るわ」カタカタ
マミさん「ん?なにこれ?さくらあんさんからリプがきてる」カタカタ
マミさん「なになに?オフ会のお誘い?」
マミさん「オフ会ね……気はすすまないけど、普段からお世話になってるネット界の大御所さくらあんさんからの頼みじゃ断りにくいなぁ」カタカタ
マミさん「ん?オフ会?
……そっか
さくらあんさんを友だちとしてあの2人の前に連れてけばいいじゃない
『@sakura_an オフ会のお誘いありがとう喜んで参加させていただきます』と」カタカタ
マミさん「さくらあんさんがどんな人か気になるけど
まぁ、あの2人も文句ないでしょ
ふふ、2人の驚く顔が目に浮かぶわ」
杏子「おっ、ティロフィナーレさんからリプライがきてるな
なになに?
『オフ会のお誘いありがとうございます!ぜひ参加させていただきます』
よっしゃ!ティロフィナーレさんは出席と……」
杏子「ん?まだ続きが、えーっと
『つきましては、私のかわいい後輩二名の同席を許して欲しいのです
2人をさくらあんさんに紹介したいなと思いまして』なるほどね~」
杏子「まぁ、酒の席は人数がいたほうが盛り上がるしな!
この分だと出席は、ティロフィナーレさんとタカハシ名人さんだけだし
『構いませんよ
ぜひ呼んでください』と」
ーー後日
マミさん「今日は2人に私の友だちを紹介しようと思います」
まどか&さやか『!?』
まどか「マミさん?」
マミさん「はい、鹿目さん」
まどか「紹介って……キュウべぇを?」
マミさん「ぶっぶー!キュウべぇじゃありません
ちゃんと人間です」
まどか&さやか『いたんだ友だち……』
wktk
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:17:12.31:A+DUDcZ7Oマミさん「それは、私にも友だちの1人や2人くらいいるわよ」
さやか「いいんですかマミさん
そんな大口たたいちゃって、ダッチワイフを取り出して
『じゃーん!これが私の友だちです!』なんて言っても認めませんよ?」
マミさん「美樹さん、あなたが私を普段どんな目で見ているかじっくり話しあう必要があるわね」
まどか「友だちって本当に友だちなんですか?」
マミさん「そうよ?」
まどか「マミさんが一方的に友だちと思ってるわけじゃなくて?」
マミさん「………………私ってそんなに寂しい人間に見える?」
マミさん「着いたわここよ」
まどか&さやか『ここにマミさんの友だちが……』
マミさん「えぇ、友だち」ガラッ
店員「いらっしゃいませ!ご予約の方でしょうか?」
マミさん「はい……さくらあんさんの」
店員「ご予約のさくらあんさまご一行ですね、奥になります
すでに一名いらしてますよ」
マミさん「ふふ、だってさ」
まどか「マミさんの友だちが」
さやか「この店の奥に」ごくり
マミさん「さぁ、2人とも入って!入って!」
杏子「……」ポリポリ
マミさん「あのぅ?」
杏子「?」
マミさん「さくらあんさんですか?」
杏子「!……えーっと、どっちかな?」
マミさん「ティロ……フィナーレです」
杏子「ティロフィナーレさんのほうか!
ようこそ!いらっしゃい!
今日は楽しんでってよ!」
マミさん「いやぁ、こちらこそよろしくお願いします」
杏子「ところでさ、後ろの2人が言ってたツレかい?」
マミさん「はい、私の後輩です
ほら、鹿目さん、美樹さん、あいさつして」
まどか&さやか『……』
杏子「……」
杏子「あーっ!おまえらーっ!」
まどか「あなたは!」
さやか「さくらあんこ!」
杏子「きょうこだーっ!」
マミさん「!?」
杏子「……どういうことだよ!
ティロフィナーレさんの言ってた後輩2人ってこいつらだったのか!」
マミさん「えーっと、お知り合い?」
まどか「さやかちゃんの変態ガチレズストーカーさんです」
杏子「違うっ!」
さやか「私、こいつに朝から晩までストーカーされて!」
マミさん「!……さくらあんさんがそんな人だったなんて!」
杏子「誤解だーっ!」
あんこ何したんだwww
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:38:23.35:A+DUDcZ7Oさやか「誤解なわけあるもんか!
アンタ、私の下着盗んだじゃん!」
杏子「な!……あれは」
まどか「盗んだパンツをマスク代わりにもしてた!」
杏子「それは否定しない」
マミさん「……えーっと」←状況がいまいち呑み込めない
杏子「とりあえず!今までの確執はいったん忘れてくれ!」
まどか&さやか『えー』
杏子「あと1人くるんだよ……久しぶりのオフ会なんだ……
それに」チラッ
マミさん「……」
杏子「ティロフィナーレさんとも今まで以上に仲良くなりたいしさ///」
マミさん「私、友だちといっても肉体関係は……」
杏子「ちがうっ!」
杏子「とにかく、今までのことは水に流して欲しい」
まどか&さやか『えーっ』
杏子「謝るから
……ほら、この通りだ
さやか、ごめん」
さやか「むぅ……仕方ないなぁ」
杏子「というわけだ
今日は日頃の確執を忘れてパーッとやろうぜ」
マミさん「そうね」
杏子「あともう一人くるはずなんだが……ちょっと連絡してみるかな」
ほむほむ「それには及ばないわ」
まどか&さやか&マミさん&杏子『!?』
ほむほむ「この場に……まどかがいることに運命を感じずにはいられない
タカハシ名人、ただいま参上!」
ほむほむも痛いww
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:48:37.68:jL36zN940痛いwwww子がwwwwwwwwww増えたwwwwwwwwwwwwww
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:50:18.78:A+DUDcZ7Oまどか「……」
さやか「……」
マミさん「……」
ほむほむ「……」
杏子「……なんだ、この空気」
まどか「結局、いつものメンバーだなぁと思って」
さやか「こちとらマミさんの友だちが拝めると思ってウキウキしてきたのに……転校生とアンタだし」
杏子「アンタとは何だよ!」
ほむほむ「私はまどかがいればそれでいいわ」
マミさん「ま、まぁ、今日はパーッと飲みましょう?」
さやか「……待ってください、マミさん」
マミさん「?なにかしら美樹さん」
さやか「今日はマミさんの友だちを紹介してもらう約束でまどかと私はここにいます」
ほむほむ「!……そうなの?」
まどか「コクコク」
ほむほむ「だとしたら、巴マミ……いいえ、ティロフィナーレ氏グッジョブでござるよ」グッ
さやか「転校生は黙ってて……要するに、マミさん」
マミさん「はい」びくびく
さやか「まだ、マミさんには友だちが4人しか確認されてないんですよ」
ほむほむすでに酒入ってないかw
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 02:59:45.21:A+DUDcZ7Oさやか「しかも……私と転校生、あと、あんこは魔法少女です
人間じゃありません」
杏子「さやか、私の名前きょうこな
あんこじゃなくてきょうこ」
さやか「つまり、マミさんには人間の友だちがまどかしかいないんです」
マミさん「……何が言いたいの美樹さん」
さやか「この広い世界に……友だちが一人だけっておかしくないですか?」
マミさん「!!」
さやか「1人なんて0人と殆ど変わらない……やっぱり、マミさんには友だちがいないんだ!」びしぃ
マミさん「……ッ!」
ほむほむ「美樹さやか……今日のあなたは攻めるわね」
んなこといったら全員友達いないよね
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:05:05.99:jL36zN940>>67
気づいてしまったか…
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:08:05.49:A+DUDcZ7O気づいてしまったか…
>>67
おいwww着地点をwww
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:06:58.37:A+DUDcZ7Oおいwww着地点をwww
マミさん「……るわよ」ふるふる
さやか「?」
マミさん「私にはっ!友だちがいないことくらいっ!分かってたわよ!」
まどか「ついに認めたね……」ポリポリ
杏子「……」ポリポリ
マミさん「でも……それを認めるのが怖かったの……
なのに、いじめることないじゃない……」ふるふる
まどか「マミさんかわいそう……」
杏子「……」ポリポリ
マミさん「同情はやめてよ、鹿目さん
余計、惨めになる」
杏子「なぁ、ちょっといいかい?」
さやか「なにさ?」
杏子「さっきからティロさんばかり糾弾されてるけど、さやか、おまえはどうなのさ?」
さやか「は?私?」
一同の視線がさやかに集中する
ティロさんwww
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:12:32.13:A+DUDcZ7Oさやか「アタシは……まず、まどかでしょ?」
まどか「えーっ!いきなり……」
さやか「あと、マミさん」
マミさん「いきなりね」
さやか「あ!あと、転校生!」
ほむほむ「あなたと友だちになった覚えはないけど?」
さやか「ぐぅ……それと、アンタ」びしぃ
杏子「は?アタシ?
……友だち以上の関係のつもりなんだけど」
ほむほむ「……志築仁美は?」
さやか「……」ぴく
まどか「ほむらちゃん、仁美ちゃんとさやかちゃんはこの間絶交したんだよ」
マミさん「へぇ~www絶交したのねwww」ニヤニヤ
さやか「ま、まぁ仁美のことはおいといて!
後は恭介かな?」
杏子「……恭介は幼なじみだから違うんじゃねーの?」
まどか「うん
それに、お互いメルアドも知らないなんて恋人とも友だちとも言えないような気がする」
杏子「え!?さやか、メルアドも交換してないのか!?」
ほむほむ「それはないわね」
マミさん「ないわねwww」ニヤニヤ
さやか「うぐ……」
杏子「さやか……お前、ひょっとして恭介に嫌われ……」
さやか「わー!わー!何も聞こえませーん!」
ほむほむ「ここにきて日頃の人間関係の希薄さが露呈しだしたわね美樹さやか」
マミさん「……」ニヤニヤ
まどか「なんだぁ
結局、さやかちゃんもぼっちじゃん」
さやか「……正直、自分がここまで寂しい人間だとは気づかなかった」
マミさん「そういうものよね」ニヤニヤ
杏子「アタシも普段ぼっちだけど、それを苦に思ったことはあんまないな」
ほむほむ「私もよ
私はまどかがいればそれでいいから」
まどか「とするとここにいる皆、友だちがいないんだね!
ぼっちオフ会だ!」
一同『!』
杏子「なんか……すげー嫌な集まりだな……」
しかし、妙に納得してしまう一同であった
QB「今日はオフ会と称し、この近隣の魔法少女が一同に集う素晴らしいイベントがある日だったね
ボクが呼ばれていないのがしゃくだけど魔法少女を一網打尽にするチャンスだ」
刺客魔女「……」
QB「どうしたんだい?
あの5人が油断してる今、絶交のチャンスだよ」
刺客魔女「無理でさぁキュウべぇ兄貴」
QB「?」
刺客魔女「見てくださいあの子たちを」
まどか・さやか・マミさん・ほむほむ・杏子『いっちねんせーいになったーらー
いっちねんせーいになったーらー』
QB「うわぁ」
刺客魔女「とてつもない負のオーラを発しているでしょう?
そんじょそこらの魔女じゃ逆にとりこまれますわ」
さやか「僕は!」
まどか「友達が!」
ほむほむ「少ない!」
杏子「はがない!」
マミさん「よく言えました~」パチパチ
QB「終わりだよ
お疲れ様」
いや、皆、お疲れ様
序盤、あまりに不評だったんでヒヤヒヤしたわ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:38:44.08:iQlR/t1E0序盤、あまりに不評だったんでヒヤヒヤしたわ
ほむほむ分が足りない
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:39:58.74:1sZXMw0l0おつかれさま
平和的でよかった、
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/03/28(月) 03:40:46.71:RPoLMkSn0平和的でよかった、
お疲れ様
序盤の流れでも個人的には全然良かったです
マミさんはティロ・フィナーレ可愛い
序盤の流れでも個人的には全然良かったです
マミさんはティロ・フィナーレ可愛い
コメント 8
コメント一覧 (8)
あとあんこちゃんの友達に俺もいれとけ
友達、いないわけじゃない
でも卒業してばらばらになって
とりあえず時間があれば後輩のいる部室へ向かうそんな私は大学院生
もしかして、技名叫ばない魔法少女の方がホントは少数派なんじゃ…w
それを言うなら、あっちは7人でパーティー組んでるからぼっちでもない
(ここから虚淵的に友情確かめ合って独り立ちするのかもしれないが)
マミさんは技名のつもりで言ったんじゃないと思う