- 1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:12:52.08:CQL7Jma6O
学園都市の病院
天皇陛下「お久しぶりです先生」
ゲコ太先生「どうしました陛下?また気になることでも?」
天皇「はい、この一週間で状況が変わりまして、私が自ら早急に手を打たなければならなくなりました、事情はおいおい説明します」
ゲコ太「そうですか…しかし陛下自ら学園都市に来るということにどんな関係が?」
天皇「是非力を借りたい人がいましてね」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:14:54.19:CQL7Jma6O
上条当麻「やった!おいインデックス!また宝くじ当たったぞ!」
インデックス「すごい!すごいんだよとーま!」
上条「ふふふ二万円か、当分食には困らないぞ」
インデックス「パフェ!パフェたべたいんだよ」
上条「しょうがないなー今日だけだかんな!ふふふ」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:16:51.28:CQL7Jma6O
ふぁみれす
ゲコ太「陛下、その、力を借りたいという人物ですが、だれなんです?」
天皇「幻想殺し、上条当麻さんです、先生に連絡をとってもらおうと思いまして、あ、わたしチョコレートパフェで」
ゲコ太「たやすいご用ですが、一体何が起ころうとしてるんです?この学園都市に…」
天皇「学園都市…ではなく、日本全土が危機に陥っているのです、よからぬ者によって」
ゲコ太「日本全土…ですか」
上条「あっ」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:19:04.21:CQL7Jma6O
上条「あっあの御方は!天皇陛下!」
インデックス「ほんとだ!へいかだ!へーいかー」
上条「こっコラァ静かにしなさい!」
天皇「おやおや、どうやら手間が省けたようですね先生」
上条「陛下に先生、どうも」
天皇「まぁまぁどうぞお座りに、今日はね君に会いに来たんですよ」
上条「えっ僕にですか?」
インデックス「すっすごいんだよとーま!」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:22:43.16:CQL7Jma6O
上条「しかし、陛下がわざわざ会いに来てくださるなんて…なにかあったんですか?」
ゲコ太「話が早くて助かるよ、どうやら日本を救う為に君の力が必要らしいんだ」
上条「日本を救う?確かに地震とか原発とか大変だけど…」
天皇「…実はいま、日本の結界が弱まっていまして、結界を新たに張り直す必要があるのです」
ゲコ太「天皇家は代々日本を結界で守護してきたんだ、前回学園都市に来た時も実は、君の幻想殺しの確認だったんだよ、学園都市だけ守護が及ばないもんだから」
上条「そ、そうだったんですか…しらぬ内にご迷惑をかけてしまいまして」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:28:53.16:CQL7Jma6O
上条「ええっと…もちろん喜んで協力させていただきますが、具体的に何をすれば…」
天皇「まずは…そうですね、わたしの旅に同行してください」
上条「……ええっ!」
インデックス「わくわく」
天皇「まずは四国、香川です、お友達を誘っていただいてもいいですよ」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:32:04.25:CQL7Jma6O
新幹線
土御門「かみやん…だからって俺を誘うなんてないにゃー」
上条「いやぁなんか不安でさぁ、お前ならいろいろ詳しいから」
土御門「世界最強の魔術師との四国の旅にぁ、やばいにゃー」
インデックス「うどーんうどーん」
土御門「お気楽にゃー」
上条「…なぁ…陛下って、魔術師としてもすごいの?」
土御門「まぁ知らないのは無理ないけどにゃ、世界最古世界唯一の皇帝、最強なんて言葉がかすむぐらい最強にゃ」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:39:08.74:CQL7Jma6O
上条「世界最強…ゴクリ、そりゃ日本全土を結界で護るくらいだからな…そりゃすごいよなぁ」
土御門「たぶん今回の四国の旅は、地震の被害を少なくするための旅にゃ」
上条「地震?またくるの!」
土御門「おそらく四国の守り神である崇徳天皇の力をより強くするための儀式をしにいくんだにゃ、今の日本はそれほど不安定なんだにゃ」
上条「崇徳天皇…?」
土御門「血で書いた経による呪術で有名にゃ、いまでいうデスノートだにゃ」
土御門「おれが行くのもたぶん偶然じゃないにゃ……」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:46:26.82:CQL7Jma6O
香川県坂出市
天皇「ここです、土御門さんは魔術や呪術にお詳しいようで、助かります、手伝っていただけますか?」
土御門「はい、しかし陛下、お連れの方達が一人もおられないのはなぜです」
天皇「この旅は皇室の記録に残すわけにはいかないのです、あくまでプライベートに近い行動です、今回は儀式だけですから…問題はその後です」
土御門「では、始めますにゃ」
インデックス「なんか空気が変わったんだよ……」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:51:28.89:CQL7Jma6O
上条「どうやら儀式は終わったみたいだな、ご苦労様、土御門」
土御門「ああ、すごいにゃ…終わった瞬間、大地の不安定だったのが落ち着いたにゃ、インデックスちゃんは始まった瞬間に感じ取ったみたいだけどにゃ」
天皇「異国の方は敏感に感じ取れるようですね、この国に生まれた方は慣れてしまっていますから」
インデックス「でもへいか、すこしよくないものも感じるんだよ」
天皇「ええ、ここからは上条さんの出番です、少し説明しましょう」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:53:37.00:CQL7Jma6O
天皇「崇徳天皇の怨霊伝説はご存じですか?」
上条「ええ先ほど土御門から少し聞きました、血で書いた経?ですよね」
天皇「はい、今でこそ崇徳天皇は四国の守り神として奉られていますが、崇徳天皇の呪術、つまり呪い自体は継続中なのです」
上条「はぁ…?」
土御門「呪術ってのは、完全には消すことができないんだにゃ、時間をかけて薄まるのを待つしかないんだにゃ」
天皇「では如何にして薄まるかといえば、人にその力が分散し、少しずつ消化されていくのです、インデックスさんが感じたよからぬものの正体がそれです」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 00:57:49.33:CQL7Jma6O
天皇「しかし、沢山の人に分散し消えていくはずの呪いの力が、数年前からひとつに集まり、ひとりの人間により吸収されているようなのです」
土御門「吸収…にゃ、恐ろしいにゃ、でもそんな事できる呪術師や魔術師は限られてるにゃ」
天皇「ええ、心当たりを探しましたが該当する者は見つけられませんでした、おそらく無自覚で特異体質の人物でしょう、上条さんにはその人に触れてほしいのです」
上条「悪用しようとしてるわけではないんですね、しかしどこから探せばよいのやら」
土御門「しかし無自覚とはいえ確実に周辺に害はあるはずにゃ」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:03:51.55:CQL7Jma6O
上条「崇徳天皇の呪力を吸収してしまって起こり得る迷惑なこと……」
インデックス「…デスノート!」
土御門「インちゃんあれは漫画にゃよ、でも他にヒントは無しかにゃ」
上条「わかんねーけど、とりあえず詳しそうな奴にデスノートについて聞いてみるか」
プルルルル
上条「もしもし御坂か、突然だがデスノートって実在すんの?」
御坂「なにいってんのバカじゃない?」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:09:30.91:CQL7Jma6O
上条「あるわけないよなぁーああ悪かったな、そんだけだ、じゃあな」
土御門「女の子相手の電話とは思えないにゃ」
御坂「なんなのよあいつ!ひとをバカにして!」
初春「なんて電話だったんですー?」
佐天「きになるなー」
黒子「キィー」
御坂「デスノートが実在するか?だって!バカじゃない?」
初春「…デスブログなら実在しますよ」
御坂「えっ」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:10:23.86:QDkwsKwA0
プルルルル
上条「おっ?御坂か、もしもし?」
御坂「デスノートはないけど!デスブログならあるらしいわよ!」
上条「まじかよ!サンキュー御坂!ありがとな!」
御坂「ふっ、ふん、私にかかればチョロいもんよ!もっと感謝しなさいよね」
上条「おう、じゃっ、急いでるからまたな」
御坂「えっ」
上条「ん?」
御坂「いやべつに、じゃあね」
上条「おうっ」
土御門「…。」
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:20:21.63:CQL7Jma6O
上条「陛下、情報ありました、どうやらデスブログとやらが実在するらしいです」
天皇「ぶろぐ…ですか」
土御門「そういえば聞いたことあるにゃー、さっそく調べてみるにゃ」
上条「これは…すごいな」
土御門「こわいにゃ…死に神と呼ばれても仕方ないにゃ…」
上条「西原亜季さん…芸能人か…」
天皇「ほぼ…間違いないでしょう」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:25:25.38:CQL7Jma6O
天皇「てっきり四国にいると思っていました、東京という離れたとこからでも力を吸収するとは、よほどの人物ですね」
土御門「うっ…陛下、どうやら一箇所結界の要所が破壊されていますにゃ無自覚とはいえ恐ろしいにゃ」
天皇「鎌倉…ですか、しかしもう夜になります、うどんでも食べて明日に備えましょう」
インデックス「うどんうっどーん」
土御門「デスブログか…なんかかわいそうだにゃー」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:32:53.60:CQL7Jma6O
金比羅山の麓の旅館
土御門「相変わらずテレビじゃ地震の話で持ちきりにゃ」
上条「しかたないさ、今なら日本中いつ地震起きてもおかしくないからな、みんな不安だから情報が欲しいんだ」
土御門「首相が頼りないのも不安の要因にゃー」
インデックス「ふあん!ふあん!」
上条「内閣総理大臣、菅原直人か」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:38:25.88:CQL7Jma6O
朝
天皇「まずは鎌倉へ行き倒壊した神木、大銀杏の場所に行きましょう」
上条「いざ!鎌倉!鶴岡八幡宮へ!」
新幹線
土御門「陛下…気になることがあるんですが、今回の旅、東北には行かれないのですか?」
天皇「いえ…五月に正式に訪問します、私は災害があった場所によくいきますが、あれは被災者を見舞うためだけではない、とても重要なことなのです」
上条「土地を鎮めるってことですか?」
天皇「はい…そしてこの度の地震では多くの方が亡くなられました、念入りに祈祷を捧げなければなりません」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:42:46.26:CQL7Jma6O
鎌倉 鶴岡八幡宮
上条「ここかぁ」
土御門「確かに穴があいているように結界の力が弱まってるにゃ」
天皇「ふむ……」
インデックス「どうかした?へいかー」
天皇「もしかしたら、この御神木は身代わりになって倒れたのかもしれません…わたしにもよくわかりませんが」
土御門「たしかにおかしな力の流れがあるにゃ、あの芸能人にはこんな力はないにゃ」
天皇「気になるところですが、地脈の流れを戻し、力の起点を置き結界を張り直します」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:52:54.21:CQL7Jma6O
土御門「すごい仕組みの結界だにゃ」
天皇「もともとは源氏が作り上げた結界です、幕府が変わり、都が変わる度にこうして結界が作られたのです」
土御門「またそれを利用しさらに大きな結界を作る、そして現在、日本全土を護る結界が完成した…」
インデックス「にほんすごいんだよ」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:57:46.08:CQL7Jma6O
上条「へぇー…東京もそんな感じで護られてるのか?」
インデックス「わたしはじめて東京に来たときビリビリッとすごい力を感じたんだよ」
土御門「東京は他の都市とは比べものになんないにゃいくつもの結界が複雑に絡み合ってるにゃ…そろそろ始めますにゃ」
天皇「いまさらですが土御門さんが来てくれてよかった、ひとりでは時間がかかりすぎますねこれは…」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:04:13.76:CQL7Jma6O
土御門「なんとか元通りにゃ…土地が鎮まったにゃ」
インデックス「でもなんかいやな感じはすこしだけどするんだよ…」
天皇「結界を張り直してわかりました、よくない者が、第三者が関与しています、これからの旅は少し危険になるかもしれませんね…」
土御門「とにかく今はかみやんとあの芸能人との接触が最優先だにゃ」
上条「やっと出番が来たぜ!ぶん殴ればいいんだよな!」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:09:53.40:CQL7Jma6O
天皇「お殴りになられるとすこし困りますね」
土御門「かみやん…西原亜季の旦那はオリンピック金メダリストだにゃ、ムチャはやめにゃ」
上条「冗談なんだよっ!握手してもらうんだからね!ついでに写真集買ってサインしてもらうもん!」
土御門「ブログチェックして場所をみてみるにゃ」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:15:45.04:CQL7Jma6O
土御門「ふむふむ、なになに?『今日は家族でスカイツリーを見に行きまーす、三時頃なら私に会えちゃうぞっ』だとさ、なんて幸運にゃさっそくいくにゃ」
上条「いゃ、もう二時半だ、間に合うかな」
天皇「…すぐに行きましょう、間に合わなければ大変なことになります」
土御門「まさか…スカイツリーも結界の一部にゃ?」
天皇「………………はい」
インデックス「まずいよまずいんだよ!」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:19:45.87:r7QGizbw0
移動中
上条「陛下…そんなにやばいんですか?」
天皇「ブログに書いた場所が不幸に見舞われるなら…とてもまずいことになります」
土御門「唯一の救いは速効性がないことにゃ、どうやら効果が現れるのは早くても一、二ヶ月必要にゃ」
上条「いや、それがだな土御門」
土御門「んあ?」
上条「ここ最近は早いらしい、効果が現れるのが…」
土御門「…………にゃ」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:28:47.60:CQL7Jma6O
天皇「スカイツリーは東京結界の要として重要な建造物です、東京タワーと二つでひとつ、鬼門と裏鬼門の防御に欠かせません」
上条「でもそれなら今回の地震で倒れなくてよかった、流石は日本の建築」
天皇「地震はある意味、スカイツリー完成間近に起こることは予測されていましたから」
上条「えっ」
天皇「ここまでの被害は想定外でしたが…」
土御門「…まさか、将門の?」
天皇「……………はい」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:37:06.37:CQL7Jma6O
インデックス「まさかど?だれ?」
天皇「その昔東で皇帝を名乗ろうとした人物です、死後は怨霊となり朝廷を苦しめました」
土御門「たしか江戸幕府がその強大な霊力を封じて利用しこれまた結界を作り上げたんだにゃ」
天皇「1860年代、東に都を移すとき、天皇家は将門を恐れました、そして英霊の力を借り幾重にも結界をはりました」
土御門「その結界をつなぐと正確に四角で囲まれ、中心には靖国神社があるにゃ」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:42:16.08:CQL7Jma6O
上条「すごいんだな…想像がつかん…でも地震とどんな関係が?」
天皇「封印をより確実にするためには、鉄を使うのが最も効果があります」
上条「鉄…ですか」
土御門「ヒント、今乗ってるにゃ」
上条「ぐるっと一周山手線?まさかぁ…まじ?」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:50:40.31:CQL7Jma6O
天皇「そして山手線完成間近の1923年…」
上条「…関東大震災……なんか怖くなってきたんですけど」
天皇「その地震で英霊の力を借りた結界がずれてしまいまして、やむを得ぬ事情があったんですけどね、その穴のあいた所から第二次大戦中に米軍、B29の侵入を許してしまいました」
土御門「とにかく結界が乱れるとろくなことがないんだにゃ」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:00:09.84:CQL7Jma6O
天皇「そして東京はいま光のない都市になってしまいました」
土御門「まるで天岩戸神話にゃ」
上条「えっ、それもなんか関係あんの?」
土御門「まず天照大神が洞窟に引きこもって世の中が暗闇に包まれたにゃ、それを女神が裸で踊ってみんなが大爆笑、気になって出てきた天照大神を力士が引きずり出した」
上条「ほうほう」
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:06:20.06:CQL7Jma6O
土御門「これを教訓に東京には三つの街がつくられたのにゃ」
インデックス「アマテラスをあきさせないためにだね!」
土御門「芸の浅草、力士の両国、そして吉原、共通することがあるにゃ」
上条「不祥事?」
土御門「歌舞伎役者は灰皿テキーラ、力士は賭博に八百長、石原は規制」
インデックス「それでアマテラスがまた引きこもってしまったんだよ!」
上条「ポルノ万歳!」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:12:55.45:CQL7Jma6O
上条「なんか…今の日本ってタイミング悪くね?」
土御門「最悪な事にも、それを利用してよからぬ事考えてる奴もいるようだにゃ」
上条「さっき言ってた第三者ってやつか…」
天皇「しかしいまは一つ一つ片づけていかなければなりません」
上条「あれが…スカイツリーか」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:16:58.05:CQL7Jma6O
インデックス「すごいたかーい!すごいよとーまー」
上条「はいはい高いね、600メートルぐらいだよねたしか」
土御門「とにかく二手に分かれて探すにゃ」
上条「よしっまかせろ」
インデックス「がんばろー」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:22:23.68:CQL7Jma6O
天皇「今のところスカイツリーに異変はありませんが…」
土御門「すこし変な空気にゃ」
上条「どこかな、インデックスーあんま遠くにいくなよー」
インデックス「だいじょぶたいじょぶー」
上条「なんか天気が悪くなってきたな…」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:27:46.67:CQL7Jma6O
ゴロゴロ ゴロゴロ
土御門「様子がおかしいにゃ…」
天皇「明らかに自然の雲の流れではないですね…」
ピシャ ドカーン
インデックス「わぁ!かみなりかみなりこわいんだよ!」
上条「ああビックリした!いまのスカイツリーに落ちたな」
ゴロゴロ ゴロゴロ
天皇「…………」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:33:15.37:CQL7Jma6O
ピシャ! ドッカーン!
上条「何回も何回もなんだよ!こえーよかみなり、これがデスブログの力なのか?」
土御門「デスブログの力を利用して別のやつが雷を落としてるにゃ…」
天皇「増幅しあい、さらにひどくなる前に手を打ちます…」
スッ
土御門「それ…は…」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:45:31.75:CQL7Jma6O
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
天皇「…ヤタノカガミ」
土御門「三種の神器、にゃ」
天皇「さすがにレプリカですが、十分です」
ピカァ ピカァチュアアア
土御門「…かざしただけで雲が消えたにゃ」
天皇「正確には跳ね返した…ですね、コレは疲れなくてね重宝してます」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:50:32.33:CQL7Jma6O
上条「なんとかおさまったなあ、インデックス大丈夫か?」
インデックス「とうま、トイレ」
上条「はやくいってきなさい」
インデックス「……はい」
上条「それにしても見つからないなぁ、やっぱりおそかったのかな」
インデックス「とーまーいたよーブログのひとー連れてきたよ!」
上条「グッジョブなんだよインデックスー!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 03:56:42.03:CQL7Jma6O
西原亜季「あっあなたがわたしのファン?ありがと、わざわざブログ見て来てくれたんだよね!」
上条「はいっ!鎌倉から急いできたんです!」
西原「まぁ!うれしい!ありがとね!チューしてあげる!」
井上康生「ちょっ」
西原「冗談ですーウフフ」
上条「あのっ握手いいですか?」
西原「もちろん!オっケーだよ!」
パリーン ニギニギ ニギニギ
上条「ありがとうございます!」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:00:19.61:CQL7Jma6O
西原「またねーウフフ」
上条「応援してます!がんばってください!」
上条「美人でいい人だったなぁ…」
インデックス「とーまー!にやにやするなぁ!」
土御門「かみやん、うまくいったようだにゃー」
天皇「ご苦労様です上条さん」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:04:47.25:CQL7Jma6O
土御門「これで一段落ついたにゃ」
上条「やっとおうちに帰れますね」
天皇「あの、もうしわけない、最後に大仕事があるんです」
上条「なんなりと!」
土御門「もちろん、最後までつきあいますにゃ!」
インデックス「あたしもだよー」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:12:52.71:CQL7Jma6O
天皇「先ほど…雷雲を跳ね返しましたが、それがどういうことかわかりますか?」
上条「あの雷やはり陛下が退けてくださったのですね」
土御門「うーん跳ね返すってことは単純に呪術をおこなった呪術者に返るってことでいいのかにゃ」
インデックス「つまり今から雷が落ちるとこがその悪い奴のいるとこなんだよ、だよねへーか!」
天皇「ええ、そこが旅の終点です」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:18:35.41:CQL7Jma6O
上条「でも雷おとす奴なんて一人しか思い浮かばんなぁ」
土御門「レールガン、だにゃ」
上条「お前はどんなやつだと思うんだ土御門」
土御門「ここまできたらあいつしかいないにゃー」
上条「えっ」
土御門「そのうちわかるにゃ」
上条「?」
土御門「念のため呼んどくにゃ」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:26:17.93:CQL7Jma6O
天皇「夜になりますし今日は私の家で休んでいってください」
上条「あっいいんですか………えっ!」
土御門「皇居にご招待されてしまったにゃ…」
上条「いっいいんですか?」
天皇「はい、もちろん、こんなに速やかにことが運んだのもあなた方のおかげですから」
インデックス「すごいすごいんだよとーま!」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:32:50.72:CQL7Jma6O
皇居
テレビのニュース「本日午後四時頃、スカイツリーに落雷…うんたらかんたら…けが人はおらず…うんたらかんたら…損傷も無いとの事です」
上条「おーやってるやってる」
土御門「このあとにゃ」
ニュース「五時頃には国会議事堂にも…うんたらかんたら」
上条「まじかよ」
土御門「きまりだにゃー」
天皇「悩ましいことです」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:33:57.89:todtriNq0
ナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
,. -─- 、._ ,. -─v─- 、._ _
,. ‐'´ `‐、 __, ‐'´ ヽ, ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/)ノ ≦ ヽ‐'´ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ ≦ ≦ ヽ
i. /  ̄l 7 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 i
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 │
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
/`゙i u ´ ヽ ! !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! ゙! ヽ ' .゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / !、 ‐=ニ⊃ /! `ヽ" u ;-‐i´
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.___,./ //ヽ、 ー
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:39:39.09:CQL7Jma6O
土御門「菅原道真の子孫なんて信じてなかったんだがにゃー」
上条「菅原直人か…よりによって総理大臣が日本を狂わせた呪術者とは」
天皇「気づけなかったわたしの責任もあります、政治家としてはどうあれ、呪術者としては優秀なようですね」
インデックス「みちざねってまさかどやすとくよりこわいの?」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:49:15.48:CQL7Jma6O
土御門「菅原道真の怨霊伝説はすさまじいにゃ、あの将門をたぶらかしたのも道真にゃ」
天皇「いまでは学問の神として有名ですが、崇徳天皇、平将門と同じく、まだ怨みは消えてないようです」
土御門「日本三大怨霊がそろいもそろって…」
上条「つまり!菅原直人をぶん殴ればいいんだな!」
土御門「そうだにゃ!かみやんやってやるにゃ」
天皇「ええ、日本の未来はあなたにかかってます、ぶん殴ってやってください」
上条「っ!」
土御門「っ!」
インデックス「っ!」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:50:19.20:todtriNq0
菅原直人「いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑいもせす…」
枝野「総理?」
直人「あぁすまない」
枝野「おつかれでは?」
直人「こんなときに休んでられんよ」
枝野「そうですね」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:06:27.49:CQL7Jma6O
朝
チュンチュン ピヨピヨ
上条「朝だなぁ」
土御門「きもちいい森にゃー」
上条「都会の真ん中とは思えないな」
土御門「ここほど神聖な場所は世界中探しても見あたらないにゃ」
インデックス「ここにすみたいんだよとーま!」
上条「無理言っちゃいけません」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:12:54.37:CQL7Jma6O
直人「枝野くん、今日はちょっと用事ができてしまってね、あとは任せたよ」
枝野「えっ困りますよ、用事ってなんですか、あなた総理なんですよ?」
直人「天皇陛下から直々にお会いしたいと連絡があってね、すまないな」
枝野「嘘おっしゃい、聞いてません、無理です」
直人「うーん、ほんとなんだが…どうしても無理かね?」
枝野「はい無理です」
直人「しかないな」
バチッバチッ
枝野「ううっ」
ポポポポーン バタリ
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:17:35.63:CQL7Jma6O
東京湾あたりの倉庫
土御門「きた」
上条「菅原直人…」
直人「総理大臣を呼び捨てかね、ちかごろの若いもんはしょうがないね」
上条「説教か?あんたのやってることはまるっとお見通しなんだよ!」
インデックス「なんだよ!」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:23:43.70:CQL7Jma6O
天皇「菅原直人総理大臣、あなたの目的はいったい何なんですか?」
直人「さぁ?自分でもよくわからないんです、なぜ勉強して、政治家になり、総理になったのかも…」
上条「こんなやつが総理やってていいのかよ」
土御門「だめに決まってるにゃ」
直人「選んだのは君たち国民だが?といってもまだ選挙権はないか…」
インデックス「あのひとからすごくいやな物を感じるんだよ」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:29:51.40:CQL7Jma6O
上条「あぁ、インデックス、おまえだけじゃないさ、みんな感じてる!これは理屈じゃない!あいつはいやな奴だ!」
直人「君が…幻想殺しの使い手、なかなかの逸材を揃えましたな陛下」
天皇「ええ、とても強く、優しく、素敵な若者です」
インデックス「とーまはつよいんだ、おまえなんかにまけないんだよ!」
直人「うるさい小娘だ、異国の人間がしゃしゃりでるな」
93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:36:20.02:CQL7Jma6O
直人「君たちは何か勘違いしてないか?私がただの呪術者だと、勝てる見込みがあると」
…………ブツブツブツブツブツブツ
天皇「気をつけて、すでに始まっています」
上条「おまえが陛下の護ってきた日本をどうにかできると思ってるなら!まずはその幻想を!ぶち殺す!」
土御門「かみやん!!気をつけろ!電撃にゃ!」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:43:07.83:CQL7Jma6O
直人「…神の殺し火」
ドガガガガピュピーン
上条「ぐっつつつ、なんだ…レールガンの比じゃねぇ」
直人「たかがレベル5なんぞと一緒にするなよ小僧」
土御門「なんて威力…竜の息吹に匹敵するにゃ」
天皇「これでは近づけませんね…」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:50:49.01:CQL7Jma6O
土御門「あれが菅原道真の…菅原直人の力」
天皇「あれは…明らかな禁じ手を使っていますね…」
土御門「禁じ手?」
天皇「わかりやすくいうと……転生です、おそらくは道真が死ぬ間際に残した最後の呪法のひとつ」
土御門「つまり…道真と戦ってるも同然ってことかにゃ」
天皇「それよりもたちが悪い、直人は能力開発もしている…あるいは…原石」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:59:02.21:CQL7Jma6O
上条「っ、それでも!上条さんは!あきらめないんだからぁ!」
直人「まだわからんのかバカが」
上条「うぉぉぉらぁぁあああ!!」
直人「レベル5はコレを一発ずつしか打てんらしいな」
ジャラジャラ
バシュンバシュンバシュンバシュンバシュンバシュンバシュン
土御門「レールガンを同時打ち…!」
上条「きかねぇっつてんだろ!」
直人「なるほど…ほんとに効かんらしい、こまったな」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:02:08.98:todtriNq0
直人「……援軍か?」
御坂「ちょっと!私の技パクってんじゃないわよオッサン!」
上条「えっ?御坂さん?」
インデックス「短髪?」
土御門「遅いにゃー」
上条「どゆこと?」
土御門「菅原直人がおそらく電撃使いってことで呼んどいたにゃ」
直人「レベル5か…ただの足手まといじゃないか?」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:14:49.89:CQL7Jma6O
御坂「言ってくれるじゃない…わざわざ呼ばれて来てみれば、ちょっと喜んだ私がバカみたいじゃない!」
天皇「土御門さん…これをあの子に渡してください」
土御門「勾玉に…剣」
インデックス「神器じゃなイカ!」
直人「…ふっ所詮レプリカの偽物で何ができる」
天皇「……」
御坂「なに…これすごいわ…いまならなんでも出来ちゃうかも私」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:17:11.04:todtriNq0
上条「いくぞ御坂!」
御坂「う、うんっ///」
土御門「剣がビームサーベルみたいになってるにゃ」
天皇「彼女らしい使い方ですね、あれならこの世に斬れぬ物はないでしょう」
御坂「とーま!盾になって!」
上条「お?おう!まかせろ」
御坂「突っ込むわよ!」
直人「無駄だ…そんなものでは私は斬れん!」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:31:44.76:CQL7Jma6O
直人「フン!!」
アシモトドガンッ
上条「ぐわあっ!…!飛べぇぇぇ!!御坂アアアア!」
御坂「うおりゃゃゃゃゃ!!!」
直人「その刃では、私には届かんよ!!」
ズババババーン
ブシュゥゥ
直人「なん…だと……!」
天皇「その剣はレプリカではありませんから」
直人「ぐぬぅぅ」
土御門「いまだ!かみやん!!」
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:38:06.44:CQL7Jma6O
上条「うおらぁぁぁぁ!!平和な日本を返せぇぇぇぇぇ!!!」
バキッメリメリメリメリ ドガッ
パリーン
上条「ハァハァ…やった…か」
直人「ぐぬぬぬ!」
御坂「まだ抵抗するってなら容赦しないわよオッサン」
天皇「彼にはもう長年かけて作り上げた力はありません…菅原直人総理大臣、観念なさい」
御坂「そうよ!じいさんのいう通りよ!……えっ」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:44:07.64:CQL7Jma6O
御坂「オッサンあんた総理大臣なの!?いったい何やってんのよ!」
直人「だまれぃ!!ハァハァ」
上条「ちなみにそちらの方は天皇陛下だ」
御坂「ええっなによこれどうなってんの?」
土御門「簡単にゃ!日本を救ったのにゃ」
インデックス「そうなんだよみんなすごいんだよ」
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:54:11.71:CQL7Jma6O
直人「…ハァハァ…くそっ…これで、終いか…ハァハァ」
ヨロヨロ
御坂「ちょっと!どこ行くのよ!その傷じゃ死ぬわよ!!待ちなさいってば!」
上条「いい…御坂、追うな」
直人「…いろはにほへとちりぬる……わかよたれそ……ゑいもせす…東…京…」
バタリ
ピーポーピーポー
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 07:02:17.09:CQL7Jma6O
ニュース「総理は病院に運ばれ一命を取り留めたとのことです…」
上条「ふぅ生きててくれたか…よかった」
御坂「追うなって言ったやつのせりふじゃないわね、それにしても…疲れたわ」
天皇「神器を二つも使用したのですから無理もありません、本当にありがとう御坂さん」
御坂「いえいえそれほどでも」
上条「いやほんと、御坂来てくんなきゃあぶなかったよな」
土御門「ナイスコンビネーション!だったにゃ」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 07:11:46.00:CQL7Jma6O
次の日
インデックス「これにて一件落着なんだよ!」
天皇「ええ、みなさん、本当にありがとう、あとは私に任せてください」
土御門「陛下にはまだ被災地に行くっていう大仕事があるのにゃ大変だにゃ」
上条「陛下!いつまでも慕っております!どうかお元気で!」
土御門「またいつでも呼んでください、にゃん」
御坂「それではまたー」
インデックス「ばいばいへーか!」
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 07:15:59.69:CQL7Jma6O
上条「ふぅ…おわったぁ」
土御門「ハードだったにゃ」
上条「にゃにゃにゃ」
土御門「にゃ」
上条「にゃにゃにゃにゃ」
御坂「なにやってんの気持ち悪い」
インデックス「にゃにゃ!」
土御門「にゃ…にゃにゃ!」
御坂「……にゃ…にゃにゃ」
上条「っ!」
土御門「っ!」
インデックス「っ!」
おわり
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 07:17:58.48:todtriNq0
上条当麻「やった!おいインデックス!また宝くじ当たったぞ!」
インデックス「すごい!すごいんだよとーま!」
上条「ふふふ二万円か、当分食には困らないぞ」
インデックス「パフェ!パフェたべたいんだよ」
上条「しょうがないなー今日だけだかんな!ふふふ」
ふぁみれす
ゲコ太「陛下、その、力を借りたいという人物ですが、だれなんです?」
天皇「幻想殺し、上条当麻さんです、先生に連絡をとってもらおうと思いまして、あ、わたしチョコレートパフェで」
ゲコ太「たやすいご用ですが、一体何が起ころうとしてるんです?この学園都市に…」
天皇「学園都市…ではなく、日本全土が危機に陥っているのです、よからぬ者によって」
ゲコ太「日本全土…ですか」
上条「あっ」
上条「あっあの御方は!天皇陛下!」
インデックス「ほんとだ!へいかだ!へーいかー」
上条「こっコラァ静かにしなさい!」
天皇「おやおや、どうやら手間が省けたようですね先生」
上条「陛下に先生、どうも」
天皇「まぁまぁどうぞお座りに、今日はね君に会いに来たんですよ」
上条「えっ僕にですか?」
インデックス「すっすごいんだよとーま!」
上条「しかし、陛下がわざわざ会いに来てくださるなんて…なにかあったんですか?」
ゲコ太「話が早くて助かるよ、どうやら日本を救う為に君の力が必要らしいんだ」
上条「日本を救う?確かに地震とか原発とか大変だけど…」
天皇「…実はいま、日本の結界が弱まっていまして、結界を新たに張り直す必要があるのです」
ゲコ太「天皇家は代々日本を結界で守護してきたんだ、前回学園都市に来た時も実は、君の幻想殺しの確認だったんだよ、学園都市だけ守護が及ばないもんだから」
上条「そ、そうだったんですか…しらぬ内にご迷惑をかけてしまいまして」
上条「ええっと…もちろん喜んで協力させていただきますが、具体的に何をすれば…」
天皇「まずは…そうですね、わたしの旅に同行してください」
上条「……ええっ!」
インデックス「わくわく」
天皇「まずは四国、香川です、お友達を誘っていただいてもいいですよ」
新幹線
土御門「かみやん…だからって俺を誘うなんてないにゃー」
上条「いやぁなんか不安でさぁ、お前ならいろいろ詳しいから」
土御門「世界最強の魔術師との四国の旅にぁ、やばいにゃー」
インデックス「うどーんうどーん」
土御門「お気楽にゃー」
上条「…なぁ…陛下って、魔術師としてもすごいの?」
土御門「まぁ知らないのは無理ないけどにゃ、世界最古世界唯一の皇帝、最強なんて言葉がかすむぐらい最強にゃ」
上条「世界最強…ゴクリ、そりゃ日本全土を結界で護るくらいだからな…そりゃすごいよなぁ」
土御門「たぶん今回の四国の旅は、地震の被害を少なくするための旅にゃ」
上条「地震?またくるの!」
土御門「おそらく四国の守り神である崇徳天皇の力をより強くするための儀式をしにいくんだにゃ、今の日本はそれほど不安定なんだにゃ」
上条「崇徳天皇…?」
土御門「血で書いた経による呪術で有名にゃ、いまでいうデスノートだにゃ」
土御門「おれが行くのもたぶん偶然じゃないにゃ……」
香川県坂出市
天皇「ここです、土御門さんは魔術や呪術にお詳しいようで、助かります、手伝っていただけますか?」
土御門「はい、しかし陛下、お連れの方達が一人もおられないのはなぜです」
天皇「この旅は皇室の記録に残すわけにはいかないのです、あくまでプライベートに近い行動です、今回は儀式だけですから…問題はその後です」
土御門「では、始めますにゃ」
インデックス「なんか空気が変わったんだよ……」
上条「どうやら儀式は終わったみたいだな、ご苦労様、土御門」
土御門「ああ、すごいにゃ…終わった瞬間、大地の不安定だったのが落ち着いたにゃ、インデックスちゃんは始まった瞬間に感じ取ったみたいだけどにゃ」
天皇「異国の方は敏感に感じ取れるようですね、この国に生まれた方は慣れてしまっていますから」
インデックス「でもへいか、すこしよくないものも感じるんだよ」
天皇「ええ、ここからは上条さんの出番です、少し説明しましょう」
天皇「崇徳天皇の怨霊伝説はご存じですか?」
上条「ええ先ほど土御門から少し聞きました、血で書いた経?ですよね」
天皇「はい、今でこそ崇徳天皇は四国の守り神として奉られていますが、崇徳天皇の呪術、つまり呪い自体は継続中なのです」
上条「はぁ…?」
土御門「呪術ってのは、完全には消すことができないんだにゃ、時間をかけて薄まるのを待つしかないんだにゃ」
天皇「では如何にして薄まるかといえば、人にその力が分散し、少しずつ消化されていくのです、インデックスさんが感じたよからぬものの正体がそれです」
天皇「しかし、沢山の人に分散し消えていくはずの呪いの力が、数年前からひとつに集まり、ひとりの人間により吸収されているようなのです」
土御門「吸収…にゃ、恐ろしいにゃ、でもそんな事できる呪術師や魔術師は限られてるにゃ」
天皇「ええ、心当たりを探しましたが該当する者は見つけられませんでした、おそらく無自覚で特異体質の人物でしょう、上条さんにはその人に触れてほしいのです」
上条「悪用しようとしてるわけではないんですね、しかしどこから探せばよいのやら」
土御門「しかし無自覚とはいえ確実に周辺に害はあるはずにゃ」
上条「崇徳天皇の呪力を吸収してしまって起こり得る迷惑なこと……」
インデックス「…デスノート!」
土御門「インちゃんあれは漫画にゃよ、でも他にヒントは無しかにゃ」
上条「わかんねーけど、とりあえず詳しそうな奴にデスノートについて聞いてみるか」
プルルルル
上条「もしもし御坂か、突然だがデスノートって実在すんの?」
御坂「なにいってんのバカじゃない?」
上条「あるわけないよなぁーああ悪かったな、そんだけだ、じゃあな」
土御門「女の子相手の電話とは思えないにゃ」
御坂「なんなのよあいつ!ひとをバカにして!」
初春「なんて電話だったんですー?」
佐天「きになるなー」
黒子「キィー」
御坂「デスノートが実在するか?だって!バカじゃない?」
初春「…デスブログなら実在しますよ」
御坂「えっ」
>>22
おいやめろ
あれは細木数子でも抑制できなかったのだぞ
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 01:14:30.97:CQL7Jma6Oおいやめろ
あれは細木数子でも抑制できなかったのだぞ
プルルルル
上条「おっ?御坂か、もしもし?」
御坂「デスノートはないけど!デスブログならあるらしいわよ!」
上条「まじかよ!サンキュー御坂!ありがとな!」
御坂「ふっ、ふん、私にかかればチョロいもんよ!もっと感謝しなさいよね」
上条「おう、じゃっ、急いでるからまたな」
御坂「えっ」
上条「ん?」
御坂「いやべつに、じゃあね」
上条「おうっ」
土御門「…。」
上条「陛下、情報ありました、どうやらデスブログとやらが実在するらしいです」
天皇「ぶろぐ…ですか」
土御門「そういえば聞いたことあるにゃー、さっそく調べてみるにゃ」
上条「これは…すごいな」
土御門「こわいにゃ…死に神と呼ばれても仕方ないにゃ…」
上条「西原亜季さん…芸能人か…」
天皇「ほぼ…間違いないでしょう」
天皇「てっきり四国にいると思っていました、東京という離れたとこからでも力を吸収するとは、よほどの人物ですね」
土御門「うっ…陛下、どうやら一箇所結界の要所が破壊されていますにゃ無自覚とはいえ恐ろしいにゃ」
天皇「鎌倉…ですか、しかしもう夜になります、うどんでも食べて明日に備えましょう」
インデックス「うどんうっどーん」
土御門「デスブログか…なんかかわいそうだにゃー」
金比羅山の麓の旅館
土御門「相変わらずテレビじゃ地震の話で持ちきりにゃ」
上条「しかたないさ、今なら日本中いつ地震起きてもおかしくないからな、みんな不安だから情報が欲しいんだ」
土御門「首相が頼りないのも不安の要因にゃー」
インデックス「ふあん!ふあん!」
上条「内閣総理大臣、菅原直人か」
朝
天皇「まずは鎌倉へ行き倒壊した神木、大銀杏の場所に行きましょう」
上条「いざ!鎌倉!鶴岡八幡宮へ!」
新幹線
土御門「陛下…気になることがあるんですが、今回の旅、東北には行かれないのですか?」
天皇「いえ…五月に正式に訪問します、私は災害があった場所によくいきますが、あれは被災者を見舞うためだけではない、とても重要なことなのです」
上条「土地を鎮めるってことですか?」
天皇「はい…そしてこの度の地震では多くの方が亡くなられました、念入りに祈祷を捧げなければなりません」
鎌倉 鶴岡八幡宮
上条「ここかぁ」
土御門「確かに穴があいているように結界の力が弱まってるにゃ」
天皇「ふむ……」
インデックス「どうかした?へいかー」
天皇「もしかしたら、この御神木は身代わりになって倒れたのかもしれません…わたしにもよくわかりませんが」
土御門「たしかにおかしな力の流れがあるにゃ、あの芸能人にはこんな力はないにゃ」
天皇「気になるところですが、地脈の流れを戻し、力の起点を置き結界を張り直します」
土御門「すごい仕組みの結界だにゃ」
天皇「もともとは源氏が作り上げた結界です、幕府が変わり、都が変わる度にこうして結界が作られたのです」
土御門「またそれを利用しさらに大きな結界を作る、そして現在、日本全土を護る結界が完成した…」
インデックス「にほんすごいんだよ」
上条「へぇー…東京もそんな感じで護られてるのか?」
インデックス「わたしはじめて東京に来たときビリビリッとすごい力を感じたんだよ」
土御門「東京は他の都市とは比べものになんないにゃいくつもの結界が複雑に絡み合ってるにゃ…そろそろ始めますにゃ」
天皇「いまさらですが土御門さんが来てくれてよかった、ひとりでは時間がかかりすぎますねこれは…」
土御門「なんとか元通りにゃ…土地が鎮まったにゃ」
インデックス「でもなんかいやな感じはすこしだけどするんだよ…」
天皇「結界を張り直してわかりました、よくない者が、第三者が関与しています、これからの旅は少し危険になるかもしれませんね…」
土御門「とにかく今はかみやんとあの芸能人との接触が最優先だにゃ」
上条「やっと出番が来たぜ!ぶん殴ればいいんだよな!」
天皇「お殴りになられるとすこし困りますね」
土御門「かみやん…西原亜季の旦那はオリンピック金メダリストだにゃ、ムチャはやめにゃ」
上条「冗談なんだよっ!握手してもらうんだからね!ついでに写真集買ってサインしてもらうもん!」
土御門「ブログチェックして場所をみてみるにゃ」
土御門「ふむふむ、なになに?『今日は家族でスカイツリーを見に行きまーす、三時頃なら私に会えちゃうぞっ』だとさ、なんて幸運にゃさっそくいくにゃ」
上条「いゃ、もう二時半だ、間に合うかな」
天皇「…すぐに行きましょう、間に合わなければ大変なことになります」
土御門「まさか…スカイツリーも結界の一部にゃ?」
天皇「………………はい」
インデックス「まずいよまずいんだよ!」
そうか・・・東京タワーが傾いたのはスカイツリーに結界が移行したからか・・・
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 02:22:11.46:CQL7Jma6O移動中
上条「陛下…そんなにやばいんですか?」
天皇「ブログに書いた場所が不幸に見舞われるなら…とてもまずいことになります」
土御門「唯一の救いは速効性がないことにゃ、どうやら効果が現れるのは早くても一、二ヶ月必要にゃ」
上条「いや、それがだな土御門」
土御門「んあ?」
上条「ここ最近は早いらしい、効果が現れるのが…」
土御門「…………にゃ」
天皇「スカイツリーは東京結界の要として重要な建造物です、東京タワーと二つでひとつ、鬼門と裏鬼門の防御に欠かせません」
上条「でもそれなら今回の地震で倒れなくてよかった、流石は日本の建築」
天皇「地震はある意味、スカイツリー完成間近に起こることは予測されていましたから」
上条「えっ」
天皇「ここまでの被害は想定外でしたが…」
土御門「…まさか、将門の?」
天皇「……………はい」
インデックス「まさかど?だれ?」
天皇「その昔東で皇帝を名乗ろうとした人物です、死後は怨霊となり朝廷を苦しめました」
土御門「たしか江戸幕府がその強大な霊力を封じて利用しこれまた結界を作り上げたんだにゃ」
天皇「1860年代、東に都を移すとき、天皇家は将門を恐れました、そして英霊の力を借り幾重にも結界をはりました」
土御門「その結界をつなぐと正確に四角で囲まれ、中心には靖国神社があるにゃ」
上条「すごいんだな…想像がつかん…でも地震とどんな関係が?」
天皇「封印をより確実にするためには、鉄を使うのが最も効果があります」
上条「鉄…ですか」
土御門「ヒント、今乗ってるにゃ」
上条「ぐるっと一周山手線?まさかぁ…まじ?」
天皇「そして山手線完成間近の1923年…」
上条「…関東大震災……なんか怖くなってきたんですけど」
天皇「その地震で英霊の力を借りた結界がずれてしまいまして、やむを得ぬ事情があったんですけどね、その穴のあいた所から第二次大戦中に米軍、B29の侵入を許してしまいました」
土御門「とにかく結界が乱れるとろくなことがないんだにゃ」
天皇「そして東京はいま光のない都市になってしまいました」
土御門「まるで天岩戸神話にゃ」
上条「えっ、それもなんか関係あんの?」
土御門「まず天照大神が洞窟に引きこもって世の中が暗闇に包まれたにゃ、それを女神が裸で踊ってみんなが大爆笑、気になって出てきた天照大神を力士が引きずり出した」
上条「ほうほう」
土御門「これを教訓に東京には三つの街がつくられたのにゃ」
インデックス「アマテラスをあきさせないためにだね!」
土御門「芸の浅草、力士の両国、そして吉原、共通することがあるにゃ」
上条「不祥事?」
土御門「歌舞伎役者は灰皿テキーラ、力士は賭博に八百長、石原は規制」
インデックス「それでアマテラスがまた引きこもってしまったんだよ!」
上条「ポルノ万歳!」
上条「なんか…今の日本ってタイミング悪くね?」
土御門「最悪な事にも、それを利用してよからぬ事考えてる奴もいるようだにゃ」
上条「さっき言ってた第三者ってやつか…」
天皇「しかしいまは一つ一つ片づけていかなければなりません」
上条「あれが…スカイツリーか」
インデックス「すごいたかーい!すごいよとーまー」
上条「はいはい高いね、600メートルぐらいだよねたしか」
土御門「とにかく二手に分かれて探すにゃ」
上条「よしっまかせろ」
インデックス「がんばろー」
天皇「今のところスカイツリーに異変はありませんが…」
土御門「すこし変な空気にゃ」
上条「どこかな、インデックスーあんま遠くにいくなよー」
インデックス「だいじょぶたいじょぶー」
上条「なんか天気が悪くなってきたな…」
ゴロゴロ ゴロゴロ
土御門「様子がおかしいにゃ…」
天皇「明らかに自然の雲の流れではないですね…」
ピシャ ドカーン
インデックス「わぁ!かみなりかみなりこわいんだよ!」
上条「ああビックリした!いまのスカイツリーに落ちたな」
ゴロゴロ ゴロゴロ
天皇「…………」
ピシャ! ドッカーン!
上条「何回も何回もなんだよ!こえーよかみなり、これがデスブログの力なのか?」
土御門「デスブログの力を利用して別のやつが雷を落としてるにゃ…」
天皇「増幅しあい、さらにひどくなる前に手を打ちます…」
スッ
土御門「それ…は…」
ゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロゴロ
天皇「…ヤタノカガミ」
土御門「三種の神器、にゃ」
天皇「さすがにレプリカですが、十分です」
ピカァ ピカァチュアアア
土御門「…かざしただけで雲が消えたにゃ」
天皇「正確には跳ね返した…ですね、コレは疲れなくてね重宝してます」
上条「なんとかおさまったなあ、インデックス大丈夫か?」
インデックス「とうま、トイレ」
上条「はやくいってきなさい」
インデックス「……はい」
上条「それにしても見つからないなぁ、やっぱりおそかったのかな」
インデックス「とーまーいたよーブログのひとー連れてきたよ!」
上条「グッジョブなんだよインデックスー!」
西原亜季「あっあなたがわたしのファン?ありがと、わざわざブログ見て来てくれたんだよね!」
上条「はいっ!鎌倉から急いできたんです!」
西原「まぁ!うれしい!ありがとね!チューしてあげる!」
井上康生「ちょっ」
西原「冗談ですーウフフ」
上条「あのっ握手いいですか?」
西原「もちろん!オっケーだよ!」
パリーン ニギニギ ニギニギ
上条「ありがとうございます!」
西原「またねーウフフ」
上条「応援してます!がんばってください!」
上条「美人でいい人だったなぁ…」
インデックス「とーまー!にやにやするなぁ!」
土御門「かみやん、うまくいったようだにゃー」
天皇「ご苦労様です上条さん」
土御門「これで一段落ついたにゃ」
上条「やっとおうちに帰れますね」
天皇「あの、もうしわけない、最後に大仕事があるんです」
上条「なんなりと!」
土御門「もちろん、最後までつきあいますにゃ!」
インデックス「あたしもだよー」
天皇「先ほど…雷雲を跳ね返しましたが、それがどういうことかわかりますか?」
上条「あの雷やはり陛下が退けてくださったのですね」
土御門「うーん跳ね返すってことは単純に呪術をおこなった呪術者に返るってことでいいのかにゃ」
インデックス「つまり今から雷が落ちるとこがその悪い奴のいるとこなんだよ、だよねへーか!」
天皇「ええ、そこが旅の終点です」
上条「でも雷おとす奴なんて一人しか思い浮かばんなぁ」
土御門「レールガン、だにゃ」
上条「お前はどんなやつだと思うんだ土御門」
土御門「ここまできたらあいつしかいないにゃー」
上条「えっ」
土御門「そのうちわかるにゃ」
上条「?」
土御門「念のため呼んどくにゃ」
天皇「夜になりますし今日は私の家で休んでいってください」
上条「あっいいんですか………えっ!」
土御門「皇居にご招待されてしまったにゃ…」
上条「いっいいんですか?」
天皇「はい、もちろん、こんなに速やかにことが運んだのもあなた方のおかげですから」
インデックス「すごいすごいんだよとーま!」
皇居
テレビのニュース「本日午後四時頃、スカイツリーに落雷…うんたらかんたら…けが人はおらず…うんたらかんたら…損傷も無いとの事です」
上条「おーやってるやってる」
土御門「このあとにゃ」
ニュース「五時頃には国会議事堂にも…うんたらかんたら」
上条「まじかよ」
土御門「きまりだにゃー」
天皇「悩ましいことです」
あの野朗w
77: 忍法帖【Lv=7,xxxP】 :2011/04/17(日) 04:35:55.52:sfBsPR1t0国会ww
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 04:45:56.37:XlAyh0DePナ ゝ ナ ゝ / 十_" ー;=‐ |! |!
cト cト /^、_ノ | 、.__ つ (.__  ̄ ̄ ̄ ̄ ・ ・
,. -─- 、._ ,. -─v─- 、._ _
,. ‐'´ `‐、 __, ‐'´ ヽ, ‐''´~ `´ ̄`‐、
/ ヽ、_/)ノ ≦ ヽ‐'´ `‐、
/ / ̄~`'''‐- 、.._ ノ ≦ ≦ ヽ
i. /  ̄l 7 1 イ/l/|ヘ ヽヘ ≦ , ,ヘ 、 i
,!ヘ. / ‐- 、._ u |/ l |/ ! ! | ヾ ヾ ヽ_、l イ/l/|/ヽlヘト、 │
. |〃、!ミ: -─ゝ、 __ .l レ二ヽ、 、__∠´_ |/ | ! | | ヾ ヾヘト、 l
!_ヒ; L(.:)_ `ー'"〈:)_,` / riヽ_(:)_i '_(:)_/ ! ‐;-、 、__,._-─‐ヽ. ,.-'、
/`゙i u ´ ヽ ! !{ ,! ` ( } ' (:)〉 ´(.:)`i |//ニ !
_/:::::::! ,,..ゝ! ゙! ヽ ' .゙! 7  ̄ | トy'/
_,,. -‐ヘ::::::::::::::ヽ、 r'´~`''‐、 / !、 ‐=ニ⊃ /! `ヽ" u ;-‐i´
! \::::::::::::::ヽ `ー─ ' / ヽ ‐- / ヽ ` ̄二) /ヽト、
i、 \:::::::::::::::..、 ~" / ヽ.___,./ //ヽ、 ー
土御門「菅原道真の子孫なんて信じてなかったんだがにゃー」
上条「菅原直人か…よりによって総理大臣が日本を狂わせた呪術者とは」
天皇「気づけなかったわたしの責任もあります、政治家としてはどうあれ、呪術者としては優秀なようですね」
インデックス「みちざねってまさかどやすとくよりこわいの?」
土御門「菅原道真の怨霊伝説はすさまじいにゃ、あの将門をたぶらかしたのも道真にゃ」
天皇「いまでは学問の神として有名ですが、崇徳天皇、平将門と同じく、まだ怨みは消えてないようです」
土御門「日本三大怨霊がそろいもそろって…」
上条「つまり!菅原直人をぶん殴ればいいんだな!」
土御門「そうだにゃ!かみやんやってやるにゃ」
天皇「ええ、日本の未来はあなたにかかってます、ぶん殴ってやってください」
上条「っ!」
土御門「っ!」
インデックス「っ!」
陛下w
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 05:01:28.55:CQL7Jma6O菅原直人「いろはにほへとちりぬるをわかよたれそつねならむうゐのおくやまけふこえてあさきゆめみしゑいもせす…」
枝野「総理?」
直人「あぁすまない」
枝野「おつかれでは?」
直人「こんなときに休んでられんよ」
枝野「そうですね」
朝
チュンチュン ピヨピヨ
上条「朝だなぁ」
土御門「きもちいい森にゃー」
上条「都会の真ん中とは思えないな」
土御門「ここほど神聖な場所は世界中探しても見あたらないにゃ」
インデックス「ここにすみたいんだよとーま!」
上条「無理言っちゃいけません」
直人「枝野くん、今日はちょっと用事ができてしまってね、あとは任せたよ」
枝野「えっ困りますよ、用事ってなんですか、あなた総理なんですよ?」
直人「天皇陛下から直々にお会いしたいと連絡があってね、すまないな」
枝野「嘘おっしゃい、聞いてません、無理です」
直人「うーん、ほんとなんだが…どうしても無理かね?」
枝野「はい無理です」
直人「しかないな」
バチッバチッ
枝野「ううっ」
ポポポポーン バタリ
東京湾あたりの倉庫
土御門「きた」
上条「菅原直人…」
直人「総理大臣を呼び捨てかね、ちかごろの若いもんはしょうがないね」
上条「説教か?あんたのやってることはまるっとお見通しなんだよ!」
インデックス「なんだよ!」
天皇「菅原直人総理大臣、あなたの目的はいったい何なんですか?」
直人「さぁ?自分でもよくわからないんです、なぜ勉強して、政治家になり、総理になったのかも…」
上条「こんなやつが総理やってていいのかよ」
土御門「だめに決まってるにゃ」
直人「選んだのは君たち国民だが?といってもまだ選挙権はないか…」
インデックス「あのひとからすごくいやな物を感じるんだよ」
上条「あぁ、インデックス、おまえだけじゃないさ、みんな感じてる!これは理屈じゃない!あいつはいやな奴だ!」
直人「君が…幻想殺しの使い手、なかなかの逸材を揃えましたな陛下」
天皇「ええ、とても強く、優しく、素敵な若者です」
インデックス「とーまはつよいんだ、おまえなんかにまけないんだよ!」
直人「うるさい小娘だ、異国の人間がしゃしゃりでるな」
直人「君たちは何か勘違いしてないか?私がただの呪術者だと、勝てる見込みがあると」
…………ブツブツブツブツブツブツ
天皇「気をつけて、すでに始まっています」
上条「おまえが陛下の護ってきた日本をどうにかできると思ってるなら!まずはその幻想を!ぶち殺す!」
土御門「かみやん!!気をつけろ!電撃にゃ!」
直人「…神の殺し火」
ドガガガガピュピーン
上条「ぐっつつつ、なんだ…レールガンの比じゃねぇ」
直人「たかがレベル5なんぞと一緒にするなよ小僧」
土御門「なんて威力…竜の息吹に匹敵するにゃ」
天皇「これでは近づけませんね…」
土御門「あれが菅原道真の…菅原直人の力」
天皇「あれは…明らかな禁じ手を使っていますね…」
土御門「禁じ手?」
天皇「わかりやすくいうと……転生です、おそらくは道真が死ぬ間際に残した最後の呪法のひとつ」
土御門「つまり…道真と戦ってるも同然ってことかにゃ」
天皇「それよりもたちが悪い、直人は能力開発もしている…あるいは…原石」
上条「っ、それでも!上条さんは!あきらめないんだからぁ!」
直人「まだわからんのかバカが」
上条「うぉぉぉらぁぁあああ!!」
直人「レベル5はコレを一発ずつしか打てんらしいな」
ジャラジャラ
バシュンバシュンバシュンバシュンバシュンバシュンバシュン
土御門「レールガンを同時打ち…!」
上条「きかねぇっつてんだろ!」
直人「なるほど…ほんとに効かんらしい、こまったな」
菅の癖につええな
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:05:55.51:CQL7Jma6O直人「……援軍か?」
御坂「ちょっと!私の技パクってんじゃないわよオッサン!」
上条「えっ?御坂さん?」
インデックス「短髪?」
土御門「遅いにゃー」
上条「どゆこと?」
土御門「菅原直人がおそらく電撃使いってことで呼んどいたにゃ」
直人「レベル5か…ただの足手まといじゃないか?」
御坂「言ってくれるじゃない…わざわざ呼ばれて来てみれば、ちょっと喜んだ私がバカみたいじゃない!」
天皇「土御門さん…これをあの子に渡してください」
土御門「勾玉に…剣」
インデックス「神器じゃなイカ!」
直人「…ふっ所詮レプリカの偽物で何ができる」
天皇「……」
御坂「なに…これすごいわ…いまならなんでも出来ちゃうかも私」
おいイカwww
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 06:22:08.08:CQL7Jma6O上条「いくぞ御坂!」
御坂「う、うんっ///」
土御門「剣がビームサーベルみたいになってるにゃ」
天皇「彼女らしい使い方ですね、あれならこの世に斬れぬ物はないでしょう」
御坂「とーま!盾になって!」
上条「お?おう!まかせろ」
御坂「突っ込むわよ!」
直人「無駄だ…そんなものでは私は斬れん!」
直人「フン!!」
アシモトドガンッ
上条「ぐわあっ!…!飛べぇぇぇ!!御坂アアアア!」
御坂「うおりゃゃゃゃゃ!!!」
直人「その刃では、私には届かんよ!!」
ズババババーン
ブシュゥゥ
直人「なん…だと……!」
天皇「その剣はレプリカではありませんから」
直人「ぐぬぅぅ」
土御門「いまだ!かみやん!!」
上条「うおらぁぁぁぁ!!平和な日本を返せぇぇぇぇぇ!!!」
バキッメリメリメリメリ ドガッ
パリーン
上条「ハァハァ…やった…か」
直人「ぐぬぬぬ!」
御坂「まだ抵抗するってなら容赦しないわよオッサン」
天皇「彼にはもう長年かけて作り上げた力はありません…菅原直人総理大臣、観念なさい」
御坂「そうよ!じいさんのいう通りよ!……えっ」
御坂「オッサンあんた総理大臣なの!?いったい何やってんのよ!」
直人「だまれぃ!!ハァハァ」
上条「ちなみにそちらの方は天皇陛下だ」
御坂「ええっなによこれどうなってんの?」
土御門「簡単にゃ!日本を救ったのにゃ」
インデックス「そうなんだよみんなすごいんだよ」
直人「…ハァハァ…くそっ…これで、終いか…ハァハァ」
ヨロヨロ
御坂「ちょっと!どこ行くのよ!その傷じゃ死ぬわよ!!待ちなさいってば!」
上条「いい…御坂、追うな」
直人「…いろはにほへとちりぬる……わかよたれそ……ゑいもせす…東…京…」
バタリ
ピーポーピーポー
ニュース「総理は病院に運ばれ一命を取り留めたとのことです…」
上条「ふぅ生きててくれたか…よかった」
御坂「追うなって言ったやつのせりふじゃないわね、それにしても…疲れたわ」
天皇「神器を二つも使用したのですから無理もありません、本当にありがとう御坂さん」
御坂「いえいえそれほどでも」
上条「いやほんと、御坂来てくんなきゃあぶなかったよな」
土御門「ナイスコンビネーション!だったにゃ」
次の日
インデックス「これにて一件落着なんだよ!」
天皇「ええ、みなさん、本当にありがとう、あとは私に任せてください」
土御門「陛下にはまだ被災地に行くっていう大仕事があるのにゃ大変だにゃ」
上条「陛下!いつまでも慕っております!どうかお元気で!」
土御門「またいつでも呼んでください、にゃん」
御坂「それではまたー」
インデックス「ばいばいへーか!」
上条「ふぅ…おわったぁ」
土御門「ハードだったにゃ」
上条「にゃにゃにゃ」
土御門「にゃ」
上条「にゃにゃにゃにゃ」
御坂「なにやってんの気持ち悪い」
インデックス「にゃにゃ!」
土御門「にゃ…にゃにゃ!」
御坂「……にゃ…にゃにゃ」
上条「っ!」
土御門「っ!」
インデックス「っ!」
おわり
感染してんじゃねーよww乙
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 07:18:11.19:CQL7Jma6O111で終わるとは……
くわばらくわばら
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 09:41:51.81:qYAJIS+Z0くわばらくわばら
面白かった
>>1乙!
>>1乙!
コメント 10
コメント一覧 (10)
道真って崇徳とかより高位の怨霊って本当?
この作品だけの解釈?
ところどころガチじゃね?
道真が最強の怨霊だってのは有名だし、山手線が結界ってのも聞いたことがあるし。
洒落怖かなんかで山手線の線路上の盛り塩ふざけ半分で崩した奴が死んだってのもあったよな。
もし怨霊だとしても崇徳天皇より上ってことはない。
道真自身もあくが強い人物だったため藤原氏と比べどちらが悪いとは判断が難しい。
ただ宇多上皇とは仲が良かっし、宇多上皇自身も道真救済に動いた(醍醐天皇に阻まれ失敗に終わったが)等
天皇家には恨みはないと思われるし、清涼殿の落雷の犠牲者も藤原氏だけと恨みの対象は限定的。
と思ったが、よく考えると神話の類いって案外こんなノリなのかもね
作者マジチャレンジャー