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碇シンジが調子にのった模様。直ちに害は無いと思われる。
碇シンジが調子に乗った模様。長時間共にいれば身体への影響ありうる
碇シンジが調子に乗った模様。急発進の可能性ありリコール対象
碇シンジが調子に乗った模様。寒冷前線接近中
碇シンジが調子に乗った模様。「渚カヲルがやってきた!ヤァヤァヤァ!」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 11:53:34.34:0FVvqif70
~綾波宅~
レイ「……」
レイ「そろそろシャワーを浴びて寝ましょう」
ピコピコ
レイ「? 留守電が入ってるわ」
カチッ
『91件のメッセージが保存されています』
レイ「……」

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 11:56:54.19:0FVvqif70
『一件目から再生します』
『えーあーもしもし碇です、あのーその、なんだったかな。
えーよく分かんないな。えーーとここまで出かかってるんだけど…(プツン)』
『二件目のメッセージです』
『あー留守電って時間制限あるんだね。知らなかった。あーそうそう。
時間制限っていえば、人生も永遠ではないんだよね。人生も留守電も…同じってこと…か』
『三件目のメッセージです』
『ねぇ今の言葉深くなかった?』
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:01:09.43:0FVvqif70
『四件目のメッセージです』
『ねぇったら』
『五件目のメッセージです』
『なぁ言ってみ?ジーンとなったろ?ん?』
『六件目のメッセージです』
『ヘイヘイバッター目ぇ潤んでるーwwww』
『七件目のメッセージです』
『おいどうした!?号泣のあまり部屋に洪水が起こって電話に出れないのかwww?』
レイ「……」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:03:16.26:Sz+siMHH0
~三十分後~
『あ、チクワっていえばチクワの穴の中に小さいチクワが。その小さいチクワの穴にまたチクワが…
っていうマトリョーチクワってのを考えたんだけどさ…』
『八十八件目のメッセージです』
『これイケなくね?商品化間近くね?二十一世紀最大のビッグヒットきた系じゃね?』
『八十九件目のメッセージです』
『綾波の家って情報管理大丈夫?この話、世界の食品加工会社に傍受されてないかな…。』
『九十件目のメッセージです』
『もしこれが商品化されてガッポガッポになったら分け前は綾波と半々な。
僕が紙幣。綾波は小銭のフィフティーフィフティーな』
『九十一件目のメッセージです』
『あ!!最初に言いたいこと思い出した!やっと思い出したわー!
あーーマジなんか頭がスッキリした。ほんと気分いいわー。よかったよかっ(プツン)』
『メッセージは以上です』
レイ「……」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:10:05.71:0FVvqif70
第七部 慣れない、電話
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:11:18.10:HLVm3a5t0
ピンポーン
「碇でーす。綾波いるー?」
レイ「あ…碇君…」
がちゃっ
レイ「どうしたの…こんな夜中に」
シンジ「ごめん…言い忘れてたことがあって…」
レイ「そう。私もそう思ってたの」
シンジ「あのさ」
レイ「ええ」
シンジ「マトリョーチクワの分け前だけど、いくらなんでも不公平だと思ったから、
二千円札は綾波にあげる代わりに500円玉は僕の分ってことでいいよ」
レイ「……そう」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:20:36.30:0FVvqif70
シンジ「じゃっ、僕帰るね」
レイ「…他に何か言うことは無かったの」
シンジ「こんにちワンダーランドへようこそ」
レイ「…他に」
シンジ「こんばんワンダーランドは青髪来園禁止です」
レイ「他に。ワンダーランド以外で」
シンジ「さようなライジングハート」
レイ「そう。もういいわ。それじゃあ」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:25:02.97:0FVvqif70
レイ「…随分遅くなってしまったわ。シャワー浴びないと」
~30分後~
レイ「ふぅ…早く寝ましょう」
ピコピコ
レイ「…留守番電話が」
カチッ
『約200件のメッセージが保存されています』
レイ「……約」
26: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/04/17(日) 12:29:13.44:Dju5ZoJh0
『一件目のメッセージです』
『どうも、いつもあなたのそばにいる。碇シンジです。
……あー、名前の前につける一言、もうちょいかっこいいのがよかったかな。
考え直してみる。それじゃあ』
『二件目のメッセージです』
『あなたのココロにヘッドスライディング!碇シンジです!
……いやヘッドスライディングの意味が分からないな…。これボツね。ボツ』
『三件目のメッセージです』
『イエス!あなたの心の裏表紙に潜む笑顔の天使!碇シンジです!
……これイケてるよね?採用だね、これ採用。今度からこれでイくわ』
『四件目のメッセージです』
『イエス!あなたの心の裏表紙に潜む笑顔の天使!碇シンジです!
そうそう最初に話そうとした件なんだけどさ、最近あやな(プツン)』
レイ「……」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:37:03.60:0FVvqif70
『百十二件目のメッセージです』
『綾波にも通り名をつけてあげなきゃね。今の『青い泥沼』っていうのじゃ不満だろうし。
一応考えてるのは『青い泥相撲大会 in桑名』ってやつなんだけど』
レイ「……」うとうと
『百十三件目のメッセージです』
『おい!!!寝てんなよ!!!!』
レイ「! は、はい」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:39:12.59:GzcCR3Nt0
『二百二件目のメッセージです』
『あのさ綾波、これが最初に言いたかったことなんだけどさ、
ちゃんと規則正しい生活しなきゃダメだよ?
早寝早起き、これ大事。こんなに夜更かしだから目が赤いんだよ』
レイ「……」
レイ「寝ましょう」
ピンポーン
レイ「また…」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:45:40.40:0FVvqif70
レイ「はい、どなたですか」
シンジ「おっす!グッモーニン綾波!ライジングサンと共に現れる暁の使者!
碇シンジちゃんだよ!!」
レイ「…まだ2時だけど」
シンジ「綾波、世界は必ずどこかが朝なんだよ。
そういう日本中心、自己中心的な考え方、嫌われるよ」
レイ「…ドア、開けた方がいいの?」
シンジ「閉めたままでもいいけど、その場合僕が一晩中ここで綾波のモノマネをすることになるよ」
レイ「…開けるわ」
がちゃっ
シンジ「どっせいどっせーい!家宅捜索!家宅捜索!
カギがあいたらコッチのもんじゃーい!!
戸棚という戸棚を御開帳なんじゃーい!」ずかずかずか
レイ「ちょっ…」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:51:01.36:0FVvqif70
シンジ「おや。壁紙が辞書のページだ。どういう呪われた趣味をしてるんだ一体」
レイ「あなたがそうしろって」
シンジ「なるほどアイデンティティーの喪失だな」
レイ「……」
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:56:00.53:0FVvqif70
シンジ「わーいわーい!」ギシッギシッ
レイ「ベッドの上で跳ねないで」
シンジ「よし綾波!まくら投げをしよう!!」
レイ「えっ…」
シンジ「知ってるだろ?まくら投げ!やろうよ!」
レイ「まくら一つしかないけど」
シンジ「いいよ、どうせ僕と綾波の二人だけだし」
レイ「そう。じゃあやってみましょう」
シンジ「よーしじゃ、まず僕の番ね!いっくぞぉーーーーー……」
ガラッ
シンジ「どっせぇぇーーーーい!!!」
ポーーーーーーーー……ン
レイ「 」
シンジ「ふむ、向こうのマンションまでは届かなかったか。碇選手記録およそ12メートルでやんす」
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:00:31.45:0FVvqif70
レイ「何しに来たの」
シンジ「ノーリーズン。それが碇シンジの人生哲学」
レイ「そう…」
シンジ「まぁどうしても理由が聞きたいなら教えてあげてもいいけどね」
レイ「どうしてなの」
シンジ「それが人にものを頼む態度か?」
レイ「どうすればいいの」
シンジ「最低限ダンシング土下座くらいしてもらわないと」
レイ「…どうすればいいの…」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:05:38.47:0FVvqif70
シンジ「まぁコトのあらましはこうだ…」
~3時間前~
アスカ「ちょっとシンジ!あ、アンタ、人のブラジャーで何やってんのよ!?」
シンジ「俗に言うブラジェンガだね」
アスカ「ただのブラの山と化してるじゃないの!」
シンジ「そう。それがこのブラジェンガの奥深さだね。
何がゲームの基準なのか今一つハッキリしない。
何が勝ちでどこで終わりなのか。そして時間を無駄にしたことに気づく。
おかげで競技人口二人だよ」
アスカ「アンタと?」
シンジ「吉沢君」
アスカ「そんなことやってるから!!」
シンジ「いやこれは一年生の吉沢君だよ」
アスカ「吉沢姓デンジャラス過ぎない?」
41: 忍法帖【Lv=20,xxxPT】 :2011/04/17(日) 13:08:37.46:+SyDgj+30
アスカ「…ホラもう片付けるわよ。触らないで気色悪い」
シンジ「ああ!まだ終わってないのに!」
アスカ「アンタ、基準がハッキリしないって言ってなかったっけ?」
シンジ「一応シンジ・オリジナル・ブラジェンガ・ルール、略してシルがあるんだよ」
アスカ「略しすぎじゃない?」
シンジ「ちょっとさじ加減を間違え過ぎた。
で、シルっていうのは…」
アスカ「うんうん」
シンジ「この山の中からミサトさんのブラをひいたら負け」
アスカ「プッwwそれはジェンガじゃなくて婆抜きじゃないのw」
ミサト「へぇー…」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:16:10.70:0FVvqif70
アスカ「あ、あらミサト…」
シンジ「あ!婆だ婆!」
ミサト「…」
シンジ「さあさやっちゃいな!地獄の果てまでやっちゃいな!
この傍若無人なドイツ娘を奈落の底まで速達だ!!」
シンジ「そーれそれそれ婆の怒りが爆発だー!
婆が婆と言われた憎しみのあまり婆パワーをさく裂させるぞ!!」
シンジ「ばーばぁ!ばーばぁ!ばーばぁ!ばーばぁ!」
シンジ「一撃必殺ミサティアン婆スープレックス爆発だい!!」
ミサト「シンジ君、出ていってちょうだい」
シンジ「信じがたい怒りの矛先ミスだ」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:19:35.84:YIhcw0awO
シンジ「…という悲劇が起こったわけなのだよ」
レイ「そう…それでなぜ私の所に?」
シンジ「うん…それを説明するためにはアダムとイヴの過ちから話さなければならないね…」
レイ「その必要は無いと思うわ」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:22:11.78:0FVvqif70
レイ「それで、私はあなたにどうしたらいいの」
シンジ「気にしないで良いよ。僕は窒素のように無益無害だから」
レイ「……」
シンジ「とりあえずミサトさんの機嫌が直るまでここに置いてほしいんだよね」
レイ「大丈夫かしら…」
シンジ「大丈夫僕40キロ台だから」
レイ「床が抜ける心配はしていないの」
シンジ「まぁぶつかり稽古の相手としては貧弱が過ぎるかもしれないけど…」
レイ「体重関連の心配じゃないの」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:27:40.40:0FVvqif70
レイ「とりあえず私、寝ていいかしら」
シンジ「いや、寝なくていいよ。僕は眠くないから」
レイ「……。私は眠いから寝ていいかしら」
シンジ「でも僕眠くないよ?」
レイ「うんだから、私は眠いの」
シンジ「…話が全然かみ合わないな」
レイ「……えーと」
シンジ「そう言う時は『こっちの台詞だ』って言うんだよ」
レイ「……こっちの台詞だわ」
シンジ「言われたことしかできないのか
そういうのがサラリーマンとして一番自覚に欠けるんだよ」
レイ「……」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:30:00.98:GjoRqYJf0
レイ「……」スースー
シンジ(綾波よく眠ってるなぁ)
レイ「……」スースー
シンジ(もっと深く眠れるように子守唄を歌ってあげよう。それが日本の和の心)
シンジ「♪旅立てー旅立てー関西方面にー♪」
レイ「」ピク
シンジ「♪おもにー奈良方面にー♪」
レイ「…」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:37:32.35:0FVvqif70
シンジ「♪奈良ではー挨拶をする度にー
頭の中で金剛力士像を思い浮かべる風習がーあるー♪」
レイ「…」
シンジ「♪背いた者はー財布いっぱいに奈良漬けをー詰められるー♪」
シンジ「♪それも週三のペースでー♪」
レイ「…あの」
シンジ「なんだ綾波もっと寝てていいよ」
レイ「眠れないのよ」
52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:40:43.87:tnlyeMoW0
シンジ「そうか不眠症って辛いよね」
レイ「違う…」
シンジ「でも眠れないときに無理に寝ようとするとよくないよ」
レイ「…」
シンジ「よっしゃネルフ行こうネルフ。ネルフ行ってメシ食おう」
レイ「…そんな軽い気持ちで行くところなの…」
シンジ「ひょっとしたら青木さん、おごってくれるかもしれないよ」
レイ「青葉さんよ」
シンジ「素で間違えた」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:48:31.02:0FVvqif70
~ネルフ本部~
青葉「ふわぁ~、いくら世界を守る大事な職務だからって、
こんな真夜中まで残らなきゃいけないなんて割に会わないよなぁ」
レイ「…」
青葉「ん?レイ?どうしたんだこんな時間に」
レイ「…」うとうと
青葉「…。眠そうだな」
シンジ「青菜さんおっすおっす」
青葉「うわぁ!シ、シンジ君もいたのか」
シンジ「青菜さんおはざーーっス!」
青葉「青葉な」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:53:10.22:0FVvqif70
シンジ「え?青野?」
青葉「青葉!」
シンジ「ああ、青谷さんね」
青葉「ア・オ・バ!」
シンジ「ア・オ・タ?」
青葉「ああああもう!青葉だよ!青葉シゲル!分かりやすいだろ?
子供のころから『青葉が茂るだってーww』なんてからかわれたもんさ!
まず俺のシゲルという名前を覚えると、おのずと苗字も覚えられるぞ!」
シンジ「ところでロン毛さん」
青葉「俺の熱弁を無にするなよ!!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:59:12.48:0FVvqif70
シンジ「綾波がせわしなく僕のほほに張り手を食らわしながら
『おいどん腹が減り申した!』と四股を踏み狂うのでネルフにつれてきました」
青葉「なぜそんな定食屋みたいなノリで国連特務機関へ…」
レイ「…」うとうと
青葉「それにそんな風には見えないぞ」
シンジ「まぁマゲをまだ結ってませんからね」
青葉「いや力士の風貌について言ってるんじゃないよ!
それに『まだ』ってなんだよ!
いずれ角界入りする未来が待ち構えてるみたいな言い方やめろよ!」
シンジ「ロン毛さんツッコミ長いですね。
キャラ薄いからってツッコミ長いキャラの座を狙ってるんですか」
青葉「いやそんなニッチな座はないよ!あっても狙わないよ!
俺どんだけ狙うキャラのセンス悪いんだよ!…っていうかキャラは薄くないよ!」
シンジ「…まさにツッコミ弾幕…。キャラへの執着は凄まじい…」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:07:00.73:0FVvqif70
シンジ「で、ロン毛さんのお悩みはキャラを濃くしたいということでよろしいですか」
青葉「なんでお悩み相談室みたくなってんだよ!?」
シンジ「まぁ確かにロン毛だけでネルフにしがみつくのも無理が来てますからね」
青葉「俺ロン毛一つでネルフにいられてたの!?」
青葉「っていうか俺はロン毛だけじゃないよ!ベースがうまいってのもあるだろ!」
シンジ「いやそれは地味な奴が地味な楽器を弾いてる、で終わる話です」
青葉「ベースは地味じゃないよ!
……。
あ、俺も地味じゃないよ!」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:13:33.63:0FVvqif70
シンジ「とにかくツッコミ長いキャラは未来がないので辞めた方がいいと思いますよ」
青葉「最初から狙ってないよ!」
シンジ「というわけで僕がいいのを見つくろってきましたから」
青葉「えっ?」
シンジ「まず『いつもスクワットしてるキャラ』っていうのはどうでしょう」
青葉「どう考えてもそっちのが未来ないだろ!」
シンジ「そうですかね。常に上下運動してるので目立ちますよ。
なにせリツコさんや冬月さんと話してる時も上下運動ですからね」
青葉「そんな人の視界にしきりに出入りするキャラは嫌だよ!
どれほど下半身鍛えるんだよ!」
シンジ「まぁ垂直跳びで司令の場所までジャンプできるくらいですかね」
青葉「たくましいにもほどがあるだろ!」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:19:10.08:0FVvqif70
シンジ「じゃあ次、『語尾になんかつける』」
青葉「語尾に手を出すのは最終手段だろ!二番目は早すぎるよ!
あと『なんか』って何だよ!?」
シンジ「まぁ『~スクワット』とかでいいんじゃないですか」
青葉「いや俺スクワットキャラじゃないよ!?
君の出した提案飲む前提で話進んでない!?」
シンジ「じゃあ『~マッスル』とか」
青葉「鍛えねーっつってんだろ!!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:25:10.07:0FVvqif70
シンジ「最後に、『さらにロン毛を鍛える』」
青葉「どういうことだよ…」
シンジ「もう、もっとこう…未曾有のロン毛に」
青葉「未曾有のロン毛!?」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:31:36.58:0FVvqif70
シンジ「それじゃあイメージしてみましょう。新しい自分を」
青葉「新しい自分…」
~イメージ~
ミサト「来たわね!?情報を!」
青葉「はい!目標は現在西北西から接近していまスクワット!
このままではあと30分で接触しマッスル!」もっさもっさ
リツコ「使徒なのね!?」
青葉「ハァハァ…。はい!パターン青!使徒でスクワット!」もっさもっさ
冬月「…ふむ。敵のデータを分析したいところだな」
青葉「はい!持っていきマッスル!」
グッ……ビューーン!もささささささ……
青葉「はい!副指令!もってあがりました!」
冬月「うむ早い。さすがの大腿筋だな」
青葉「ハァハァ…ありがとうございまスクワット!」もっさもっさ
~イメージ終わり~
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:38:30.57:0FVvqif70
青葉「……これはナシだろ…」
シンジ「そうですかね。結構目立ってますよ」
青葉「いやこれは浮いてるって言うんだろ…」
シンジ「えぇー…これでダメならどうしたらいいんだ…
あとは常にダンベル小脇に抱えてるキャラぐらいしかないよ…」
青葉「どうして君は俺を筋骨隆々にしたいんだよ!?」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:39:12.50:0FVvqif70
シンジ「さてそろそろあのおねんね聞かん坊をたたき起こさなければなりません」
レイ「…」うとうと
青葉「朝の5時に眠いのは仕方ないと思うんだが…」
シンジ「いつどこに使徒が来るのか分からない現状で、
緊急事態にうとうとしていたのでは話になりませんよ!」
青葉「今は緊急事態じゃないよ」
シンジ「いやあと二時間でリツコさんが出勤する時間ですよ」
青葉「それは日常だよ」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:45:55.45:0FVvqif70
青葉「とにかく、今は大丈夫だから、むしろゆっくり寝させてあげた方がいいよ」
シンジ「なるほど、いいこと言いますね。
さすが大腿筋鍛えてるだけありますね」
青葉「いやまだ太かないよ!
……いや未来永劫鍛えないよ!」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:46:54.53:0FVvqif70
クスクス…ザワザワ…
レイ「……?…」
レイ「朝……?」
クスクス…
レイ「何かしら…」
レイ「なんだか苦しい…気分も悪い…」
レイ「!? これは…」
青葉「なぁシンジ君…。レイを通路にぶら下げるのはひどくないか…?」
シンジ「いやアイツああ見えて相当のぶら下がりマニアですよ。
あれが綾波のベストポーズなんですよ」
青葉(九分九厘ウソだろうが…でも俺もレイのこと知らないしなぁ…
案外変わったフェチをもってるのかもしれないし…)
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:49:47.80:0FVvqif70
~通学路~
レイ「……おかげであまり寝られなかった…」
アスカ「……ファースト、あんたどうしたの?
白目まで赤くて、恐ろしい顔になってるわよ…」
レイ「昨日あまり寝られなくて…」
シンジ「おっす御両人!どうしたんだい二足歩行なんてしちゃって!」
アスカ「あ、シンジ。アンタ昨日は追い出された後どこ行ったのよ」
シンジ「いや普通に綾波の部屋に行ったけど」
アスカ「!!?」
レイ「ふわ……眠い…」
アスカ「……!!」
ゲシッ
シンジ「うわっ!腰の回転をうまく生かしたローキック」
アスカ「…不潔!」
だだだっ
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 14:53:07.13:0FVvqif70
~休み時間~
アスカ「さっきはなんか短絡的に考えちゃったけど…」
アスカ「よくよく考えたらアイツをマトモに考えちゃ駄目なのよ」
アスカ「きっと一晩中ファーストを稽古につきあわせたりしたに違いないわ…」
アスカ「あ、シンジ!」
シンジ「なんでおじゃる」
アスカ「あんたファーストの家にいって何をしたの?
正直に答えなさい。ウソついたらブン殴るから」
シンジ「おまけつきなんてウソつくしかないじゃないか!」
アスカ「今まで言わなかったけど、アンタMなの?」
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 17:54:50.05:0FVvqif70
アスカ「で、よ。どうなの?ファーストの家で何をしたのよ?」
シンジ「確かに梅の花の香りは僕という美少年を連想させるよね」
アスカ「そんな話は一切していないわ」
シンジ「でも今一番話し合わなければならないissueじゃないかな?」
アスカ「アンタのイメージが何のにおいなんかなんてとてつもなくどうでもいいわ。
それにアンタは間違いなくそんな爽やかなモンじゃないわよ。
ドブに漬けた魚肉ソーセージの臭いみたいなイメージよ」
シンジ「さすがアスカ選手相当コアな所をついてきましたねぇ。さすがアスカ選手…」
アスカ「私は臭いフェチじゃないったら!」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:00:29.70:0FVvqif70
アスカ「ははん、分かったわ。話したくないんでしょう。
話せないよーなコトをしたってコトじゃないの!」
シンジ「話してもいいけど…」
アスカ「何よ!?」
シンジ「アスカには刺激が強すぎるんじゃないかな…」
アスカ「!!
い、いいわよ!私だってもう大人なんだから!話してみなさいよ!」
シンジ「まず森羅万象に宿る霊力をいかに崇めるかということなんだけど…」
アスカ「もう少し簡単な所から話はじまらないかしら」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:07:16.03:0FVvqif70
~授業中~
レイ「……」うとうと
アスカ(あのファーストがあんなに眠そうにしてるなんて絶対おかしいわ)
アスカ(でも、あの変態だもの。きっと訳の分からないことして眠れなかったんだわ。きっとそうよ)
アスカ(そもそもファーストはあいつのことどう思ってるのかしら?)
先生「じゃあ、次、惣流」
アスカ「ヘ!?」
シンジ「アスカ!徳川家茂!徳川家茂!」
アスカ「あ、その。徳川家茂…です!」
先生「いや出席とってるだけだよ」
アスカ「……!」
トウジ「なんやなんや?アスカ様は徳川家茂の生まれ変わりなんかいな!?」
シンジ「ハッハー!まるでお笑いだぜ!!」
アハハハハハハ…
アスカ「……!!!」ビキビキ
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:19:12.89:0FVvqif70
~昼休み~
アスカ「ちょっとファースト、来なさいよ」
レイ「え…」
アスカ「話があんのよ」
レイ「……分かったわ」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:22:06.34:0FVvqif70
~屋上~
アスカ「あの馬鹿のこと、どう思ってんの?」
レイ「碇君のことね」
アスカ「そう。で、どう思ってんのよ?」
レイ「…不思議な人」
アスカ「どういうこと?」
レイ「碇君といっしょにいると…なんだか心がモヤモヤするの。
モヤモヤするのは嫌なようだけど…嫌じゃないような気もする」
アスカ「あんな奴なのに、嫌いとは断言しないわけね」
レイ「…うーん…」
アスカ「どうなのよ!?ハッキリしなさいよ!好きなの!?嫌いなの!?」
シンジ「フラダンス天狗のことが?」
アスカ「シンジのことがよ…ってキャアアアアア!!」
シンジ「どうした鏡に映った自分の顔でも見たのか」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:23:34.93:DvMJ2Qc20
シンジ「しかしアスカどん、このワタクシめの評価を気にしてるとは…」
アスカ「ち、違うわ!そういうんじゃ…違うったら!」
シンジ「ヘイヘーーイ!恥じらいキター?乙女の恥じらいキチャッター?」
アスカ「違…違う!違うわよ!誰がアンタのことなんか…」/////
シンジ「大丈夫大丈夫、そういう繊細な問題にはソフトに対応。
これがイギリス本国で認められたジェントル碇の紳士的対応」
アスカ「違うったら!何勘違いしてんのよ!!」/////
シンジ「ほら、これをやろう。僕のへその緒だ」
アスカ「何勘違いしてんのよ!??」
105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:36:41.95:0FVvqif70
シンジ「え?異臭フェチの二人が僕の臭いのする物の所有権をめぐって
血みどろの争いを繰り広げてたんじゃないのか」
レイ「…私は異臭フェチじゃないわ」
アスカ「私も違うわよ!」
シンジ「え?じゃあ一体なぜ僕のへその緒をめぐって争いを…」
アスカ「めぐってないわよ誰も!」
シンジ「マジかよ…そんな人間がこの世界にいるなんて…」
アスカ「万人欲しがってないわよ」
シンジ「じゃあ何の話をしてたって言うんだ…
まさか心に芽生えた微妙な感情に戸惑い、これを恋と認めたくない気持ちもあるけど
どうしても気になってしまって、他の親しくしている女の気持ちを確かめようとしたわけじゃないだろうし…」
アスカ「 」
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:38:01.90:VjiiQXC00
アスカ「ちっが…違う違う違う!そんなんじゃない!私には加持さんが…!!」
シンジ「素直になれよ、アスカ」
アスカ「!!」
シンジ「そんな自分を守るための言葉が聞きたいんじゃないよ」
アスカ「……」
アスカ「あんたは…覚えてないかもしれないけど、あんたが私に優しい言葉をかけてくれた時…
嬉しかったのよ」
アスカ「でもアンタはそれきりそんな風にしてくれなくて…
ひょっとしたら他の人にはそういう一面を見せてるのかなって思ったら胸がざわざわして…」
アスカ「でもそれが恋だなんて…違うと…思うわ」
シンジ「それは二人で答えを見つけたらいいじゃないか」
アスカ「……!! そう、かしら……?
私なんかと、一緒に答えを探してくれるの…?それなら、嬉しく、なくもない、わ…」
シンジ「……フッ。だってさ。応えてやれよ、リツコ」
リツコ(子リス)「チィー…」
アスカ「ちょっと待って」
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:01:55.07:0FVvqif70
シンジ「大丈夫、リツコこんなおぞましげな名前だけどおいおい確認してみたら♂だったからコレ」
アスカ「いやいやいや!アンタ話をどう理解してたのよ!?」
シンジ「ただリスのくせにジャンガリアンハムスターに欲情しちゃうような一面もあるんだけど」
リツコ(子リス)「チィ」///
シンジ「でもげっ歯目と霊長類の禁断のアバンチュールに比べたらどうってことないから」
アスカ「ちょっと待てっつってんでしょ!」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:07:08.94:0FVvqif70
シンジ「で、どうする?」
アスカ「何が?」
シンジ「式の日時」
アスカ「早すぎるわよ!っていうかまず挙げる予定は無いわよ!」
シンジ「ああ、そういう内縁的な…」
アスカ「何的でもなく!」
シンジ「確かにリツコの親類を集めるのは大変だからね。
森の木々をめぐって手紙出さないといけないから」
アスカ「結ばれねーっつてんでしょ!」
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:12:03.97:0FVvqif70
ギャーギャー
レイ(楽しそう…)
レイ(私はあの人といっしょにいるだけでいっぱいいっぱいなのに…
弐号機パイロットは凄いわね…)
レイ(…眠くなってきた)
レイ「……」うつらうつら
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:17:32.30:0FVvqif70
キキィーーーッ
アスカ「? 何の音!?」
ミサト「アスカ!シンジ君!」
アスカ「ミサト?どうしたの学校なんかに」
ミサト「使徒よ!レイも呼んで降りてきて!ネルフに行くわよ!」
アスカ「ファーストならここにいるわよ」
シンジ「よっしゃ、まず綾波から行きますからミサトさん受けとめて下さい」
ぶら~ん
ミサト「階段から降りてきて!!」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:25:56.38:0FVvqif70
~車内~
レイ「…」スースー
ミサト「さっきは三人とも屋上でなにしてたの?」
シンジ「アスカの一世一代の告白大作戦を」
ミサト「え!?マジ!?」
アスカ「違うわよ!」
シンジ「まぁコクられた側はアスカに聞こえないようにお断りしたい旨を僕に伝えてきましたけどね」
アスカ(私リスにまでフラれたの…?)
シンジ「そいつはミサトさんが好みだそうです」
ミサト「あら!ホント!?やっぱ分かる人には分かるのよねー♪
いい男はいい女を見分けられるのよ!年齢に関係なくね!」
アスカ(リスだってことは言わない方がよさそうね…)
シンジ(リスに好かれてここまで狂喜乱舞とは…)
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:35:00.17:0FVvqif70
~ネルフ本部~
ミサト「さてレイ!アスカ!シンジ君!準備はいいわね?」
シンジ「なぜ僕が最後に呼ばれたのか1200文字以内で説明していただきたい」
ミサト「私の心の中での評価順よ」
シンジ「どういうものさしを使ったらそんな順序になるんだ…」
アスカ「ちょっとミサト!私がファースト以下ってどういうことよ!?」
ミサト「ええいもううるさいわねぇ!今はとにかく使徒に集中!
文句は後から聞くわ……って青葉君何してんの!?」
青葉「あっ、いえ、いやその…ハァハァ…ちょっとスクワットを…」
リツコ「…ふざけてるなら出ていってちょうだい」
冬月「今の行動は給与評価に関わるな」
青葉「……」
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:42:48.76:0FVvqif70
アルミサエル「……」
アスカ「何アレ。あんなのどう攻撃しろっての?」
ミサト「ライフルやデュアルソーはじめ各種武器を用意したわ。
それを使ってダメージを与えることを試みて頂戴」
レイ「…」ぼーっ
シンジ「おい!!綾波!!!」
レイ「ふぁっ、はい」ビクッ
シンジ「何ボンヤリしてるんだよ!!俺達の双肩には人類の希望がかかってるんだぜ!??
なんでそんな気を抜けた顔ができるんだよ!もっとシャキっとしろよ!!!」
レイ「…ごめんなさい」
リツコ「あらシンジ君、今日はちゃんとしたこと言うじゃない」
ミサト「そうかしら…どうしてもシンジ君が裏で余計なことしてたようにしか思えないわ」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:46:59.49:qqBBf6K7P
アルミサエル「……ヒューーン!」
ビューッ!
レイ「!?」
ビキビキビキ…
ミサト「あれは!?」
リツコ「浸食型ね!?」
ミサト「シンジ君!支援して!」
シンジ「え、どっちをですか」
ミサト「レイよ!まだアスカは襲われてないでしょ!?」
シンジ「いや使徒とレイのどっちかなって」
ミサト「なぜ使徒に味方する選択肢があるのよ!?」
136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 21:28:09.41:0FVvqif70
シンジ「分かりました。レイを支援すればいいんですね」
ミサト「そうよ!物分かりのいい子ね!」
シンジ「なでなでして下さい」
ミサト「は!?」
シンジ「なでなで!レッツなでなで!」
ミサト「画面越しなんだけど」
シンジ「エアなでなで!猛然たる勢いでエアなでなで!」
ミサト「エ、エアなでなで…」なでなで
シンジ「そして僕はエアなでられ!エアなでられ!」
ミサト「…そろそろいいかしら」
シンジ「よしこれで気力満タン!エア支援にいってきまストローハット」
ミサト「実際の支援でお願い!」
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 21:43:59.86:0FVvqif70
シンジ「見せてやろう吾輩のエアにこだわり続けた人生を」
ミサト「アスカ!シンジ君に変わって支援お願い!」
シンジ「まずはシンジさん危機一髪、伝説のエア分娩の再現VTRから」
ミサト「距離を縮めてライフルで射撃!良いわね!」
シンジ「しかしさすがのシンジさん、ここでもまさかのエアVTR」
アスカ「OK!行くわよ!」
シンジ「オゥケーーーイ!!エアVTRイコールただの音声!!
驚愕のステレオ音声でお送りいたしやんす」
ミサト「お願いねアスカ!」
139:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 21:46:48.15:0FVvqif70
シンジ「見ろよ!聞けよ!そして驚けよ!
シンジさんエア分娩からの直接エアハイハイまでの軌跡を!」
シンジ「エアハイハイとは!?説明しよう!それはハイハイすることを考えることである!」
シンジ「エアハイハイ!エアハイハイ!シンジさん14の齢を重ねて今もなおエアハイハイ中!」
シンジ「……」
シンジ「さーて今は何をしたでしょうか!?」
シンジ「答えはエア紅葉狩り!」
シンジ「エアハイハイだと思ったか!?ざーーーんねん!これはエア残念ではなくリアル残念」
ミサト「頑張るのよアスカ!」
アスカ「うおぉーーー!!」
シンジ「うーんシンジさん絶賛エア空回り中!!」
シンジ「…」
シンジ「つっこまんかーーーい!!今のはエア空回りではなくリアル空回りだとつっこまんかーーーい!!!」
シンジ「ちなみにエア空回りを英訳するとエアエアスピン」
シンジ「へぇへぇへぇ…」
シンジ「3へぇ!!! しかし逆転一発本日のマイフェーバリットエアトリビア!!」
140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 21:48:24.32:sEvVlaOIO
アスカ「うおおおおおお!!!」
ガガガガガガガ…
アルミサエル「…」
日向「ダメです!ライフルではダメージを与えられません!」
ミサト「シンジ君!エア分娩の話は後で聞くから支援に参加して!」
シンジ「おっとっとぉい、もしや僕の力を借りたいとおっしゃるのかな?」
ミサト「そうよ!」
シンジ「申し訳ございマシーン!!申し訳ございマシーンとは!!?
それは毎秒78回のペースでお辞儀をする悲哀の機械戦士である!!
しかもお辞儀が速過ぎて謝罪の念が伝わらない!!ますます悲哀!!」
ミサト「マシンの説明はいいから!どうして謝るの!?」
シンジ「シンジさん、略してシンジんの力は絶賛貸し出し中でござい」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:02:24.84:9M5z58gX0
ミサト「…誰にレンタルしてるの?」
シンジ「レンタル社会!レンタル社会!カードを作ってレンタル社会!」
シンジ「いーちねーんせーになったーらー いーちねーんせーになったーらー
レンタル友だち百人でーきるーかなー」
シンジ「よしおくん、一年生にならなくても三百万あればレンタル友達百人できるわよ」
シンジ「哀しい!!これがレンタル社会の哀しき現実!!!」
シンジ「現実逃避!現実逃避!デュークズウォークで現実逃避!」
『デュークズウォークを実行できません』
シンジ「オウフ!逃避すら許されない僕はどうすればいいんだ!!」
ミサト「…誰にレンタルしてるの?」
シンジ「顧客の名前は企業のマナーとして明かせませんが、仮名でいうところのゲンドウという方に
『一週間ペットボトルのふたを開ける手助けをする』という契約でレンタル中でございやんす」
冬月「碇、お前はそんな契約を」
ゲンドウ「してない」
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:10:03.70:0FVvqif70
レイ「くっ…使徒が私の中に入ってくる…!」
日向「!? 使徒が変形していきます!」
ミサト「これは…!?」
マヤ「目標!綾波レイと思われる人間の形に姿を変えていきます!」
アルミサエル「…」スゥッ
青葉「ハァハァ…目標!初号機に接近!!」
シンジ「!? これは…」
アルミサエル「…」
シンジ「綾波えらく大きくなったなぁ!!」
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:13:24.68:0FVvqif70
ミサト「シンジ君!それは使徒よ!騙されないで!」
シンジ「えぇー…リツコさんが人間ならこれも十中八九人間だと思うけど…」
ミサト「そんな大きい人間いないでしょ!?」
シンジ「いやレイは骨盤がしっかりしてたから…」
ミサト「骨盤いかんでそんな急成長遂げないでしょ!?」
シンジ「まぁカルシウムも結構安定して摂ってたみたいだし…」
ミサト「カルシウムにそこまでの効果はないわよ!」
シンジ「いやでもこの妙な色白さはカルシウム由来の可能性も…」
ミサト「いいから戦って!」
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:14:14.87:Ve4Q8xpz0
レイ「くっ…ダメ…」
アルミシエル「……」スッ…
シンジ「おやっ?」
日向「目標!ファイティングポーズをとりました!」
レイ「これが私の気持ち…!碇君に一言文句を言いたい…!」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:17:01.46:ouVFOkYy0
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:17:30.34:1cZZF14c0
アルミサエル「…」
シンジ「ほう…綾波…。お前最近調子に乗りきってると思ったら…
まさかそんな謀反を企てておったとはな…」
シンジ「だが!この南海の黒潮現象と恐れられた俺に勝てるかな!!」
アルミサエル「シュッシュッ」
日向「目標!鋭いジャブを二発!」
シンジ「ほほう…、おぬしなかなかやりおる。蝶のように舞いハチのように刺すとはまさにこのこと」
シンジ「だが!リツコのように地を這いリツコのように嬲ると恐れられる俺にはまだまだ敵わん!」
シンジ「つまりリツコ無敵説!!」
シンジ「ちなみにリツコ無敵説をとなえたドナ・サマー博士は
口いっぱいに赤い口紅をつめられて窒息死という謎の死を遂げた」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:33:23.12:0FVvqif70
シンジ「まずドナサマー博士の壮絶な11年の人生を振り返る」
シンジ「ドナサマー、福井県敦賀市に生まれる。幼名は源五郎丸」
アルミサエル「シュッシュッ」
ガガーン!!
シンジ「何をするんだ綾波!ドナサマー博士の人生に何の興味もないってのか!」
シンジ「そんなノンインタレストなお前にこの技を食らわせてやろう!」
シンジ「デュークズウォーク!!」
『デュークズウォークを実行できません』
シンジ「あああああーーーーーーっ!!!
あまりの俺の記憶力の乏しさよ!!!!」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:38:37.24:0FVvqif70
レイ「ダメ…私の気持ちは一言文句くらいではすまない…」
アルミサエル「シュッシュッシュッシュ!!」
バキバキバキバキィ!!
シンジ「うわぁ!なんて鋭いジャブとフックのコンビネーション!!」
日向「初号機、頭部破損!!」
マヤ「目標、さらに止まる気配がありません!」
ミサト「やっちゃえやっちゃえ」
リツコ「ミサト、あなた今なんて」
ミサト「何も言ってないわ」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:45:01.32:0FVvqif70
アルミサエル「シュッシュッシュ!!シュッシュッシュッ!!」
ガガーン!ガガーン!
シンジ「なんて重い攻撃!なんて激しいパンチ!しかしダウンできない!!チョムチョム!まさにチョムチョム!!」
ミサト「なんで14歳のあんたがあしたのジョーの東洋太平洋バンタム級王者金竜飛の必殺技を!?」
リツコ「29歳のあんたが知ってるのもどうかと思うわ」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:49:48.19:0FVvqif70
バキィ! ガギィ! ドスゥ!
日向「目標、怒涛の攻撃が続きます!」
リツコ「レイ…それほどシンジ君のことが…」
シンジ「ぐわああああ!!」
アスカ「シンジ!大丈夫!?」
シンジ「ああ…なんかいい汗かいちまった」
アスカ「このタイミングでいい汗を!?どういう了見なのよ!?」
シンジ「アスカ…ご名答だったぜ…」
アスカ「なにが?」
シンジ「俺は!! 問答無用のMだ!!」
アスカ「いらないわよそんなカミングアウト!」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:00:17.40:0FVvqif70
シンジ「ヘイセーーーイ!!!
カミングアウトと同時に全てが吹っ切れたシンジさん!
これぞ完全無欠200パーセントシンジ果汁!」
シンジ「もう何も恥じらわない!もう何も恥じらわない!
恥骨もむしろ誇骨(ほこりぼね)に改名したいくらいのこの勢い!」
シンジ「そーれそれそれーーー!この恥を捨てた人類最終兵器の変な勢いのついた動きについてこれるかなー!?」
アルミサエル「……!」
シンジ「どっせいどっせーい!回転張り手!回転張り手!」
ビシビシビシ
アルミサエル「……!!」
シンジ「さらに逆回転張り手!」
ビシビシビシビシ
シンジ「オウケェーーーイ!!おんしの両頬に合計28000ダメージ!!」
シンジ「ヘイヘイ綾波ー!お前をおたふく患者と見まがう風貌にしてくれようぞ!」
アルミサエル「……!!!」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:09:13.73:0FVvqif70
シンジ「お前の両頬が腫れに腫れてこぶとりじいさんのような姿になったとしても…」
シンジ「俺はお前を可哀そうだとは思わん!!」
シンジ「なぜなら土俵を捨てボクサー気取ったお前など…」
シンジ「俺の知る綾波レイではないからだ!!」
シンジ「さてはお前…ニセモノだな!!」
ミサト「最初からそう言ってるけど」
レイ「……碇君…」
177:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:16:05.21:0FVvqif70
シンジ「俺の知ってる綾波はなぁ!!」
バシィ!!
シンジ「ドラえもんに激似で!!」
ビキ!
シンジ「ぶらさがりマニアで!!」
バギィ!
シンジ「四六時中に塩を撒いている迷惑力士だ!!」
ゴスゥ!
シンジ「そんなボクサー気取ってヘラヘラしてるようなチャラ女じゃねーんだよぉ!!!」
ビッキィィン!!
レイ「碇君…そんなに私のことを見てくれていたの…?」
レイ「……!」
レイ「これがモヤモヤの正体…!私が彼を嫌いになれないわけ…!!」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:16:51.46:GOpp1xtb0
レイ「彼は…曲がりなりにも私を理解しようとしてくれている…!」
レイ「私も…彼を理解しないと…!」
アルミサエル「…」もにゅにゅ
日向「! 目標にさらに変質発生!」
マヤ「! これは…!!」
アルミサエル「イエーーーイ!おーーーーれーーーのーーーなーーーはーーーー?
碇ッシィィーーーーーーーンジ!!!」
シンジ「なんだこの三船敏郎に酷似した男は…」
185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:43:21.97:Gb4j5k4g0
アルミサエル「そーれそれそれー!吾輩の限界突破についてこれるかなー!?」
シンジ「なんのなんのー!おにぎり投げの世界記録保持者碇シンジ様のお通りだーい!」
アルミサエル「おにぎり投げとは!?」
シンジ「説明しよう!おにぎり投げとは!!」
アルミ・シンジ「「おにぎりを食べて中の具を当てる遊び!」」
シンジ「投げてなーーーーーい!!!」
アルミサエル「信じがたいネーミングミスが今ここに!!」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:49:24.78:4JsfEklX0
シンジ「よーし第一問!」
アルミサエル「よしきたよしきたー!
クイズチャンピオンの顔を舐めたことのあるシンジ様にクイズで勝てるかなー?」
シンジ「このエアおにぎりのエア具は!?」
アルミサエル「ふーむこのエアーな風味…これはまさに!」
アルミサエル「マーマレード!!」
シンジ「正解!!」
アルミサエル「てってれーーーー♪
シンジ選手、ハワイペア旅行券をもらった人の前で引き裂く権利獲得!!」
シンジ「すっげすっげすっげ!うーーらーーやーーまーーーーしーーい!!」
アスカ「何なのこれ…」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:59:24.34:0FVvqif70
アルミサエル「よーし今度はわんぱくなオイラからの第二問だい!!」
シンジ「ばっちこんかーーい!サンバのリズムで出してこんかーーーい!!」
アルミサエル「このエアおにぎりのエア具は!?」
シンジ「ふぅむこのエアーな歯触り…これはやはり!」
シンジ「LEGO!」
アルミサエル「正解!」
シンジ「イエーーーース!!
シンジ選手、ハワイ七万八千日の旅を嫌いな奴に強制的に参加させる権利獲得!!」
アルミサエル「イエーーーイ!追放!追放!嫌いなアイツをキラウエア火山に送りこめ!!」
日向「これ、どうしましょう…」
マヤ「こんなのマニュアルにありませんでしたよ」
ミサト「当たり前だわ」
194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:00:02.89:YkPbS8yE0
シンジ「ちょっぴり真面目に第三問」
アルミサエル「ゴクリ…」
シンジ「大切にしている子供こそ、甘やかさずに社会に出して勉強させるべきだという意味のことわざは?」
アルミサエル「かわいい子に綿をあげろ!」
シンジ「正解!」
アルミサエル「お父さん!持てないよ!2トンもの綿なんて持てないよ!」
シンジ「お母さん!食べられないよ!白米の代わりに綿一膳なんて食べられないよ!」
200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:08:12.27:J7HnhReb0
アルミサエル「では問題、青菜に塩、の意味は?」
シンジ「ロン毛に塩をかけると怒られる!」
アルミサエル「正解!」
青葉「青葉だって言ってるだろ!」ガバッ
ミサト「ど、どうしたの急に青葉君…」
青葉「い、いや別になんでもないんでスクワット」
ミサト「どうしたの本当に!?」
201:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:10:20.82:XG+zgUSc0
アルミサエル「どうもクイズ対決では決着がつかないようだな…」
シンジ「こうなったら手段は一つ…」
アルミサエル「相撲…か…」
シンジ「どっせいどっせーーーい!!
猫だましをするかと見せかけて一気にまわしを取りに行く!これがシンジ独特の立ち会い法じゃーーい!」
ガバッ
アルミサエル「なんてこった!」
ベキベキベキ…
ミサト「何の音?」
日向「まわしをとった初号機!そのまま使徒を零号機から引き剥がして行きます!」
203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:16:26.50:VeeiiK/20
シンジ「今だ!アスカ!」
アスカ「えっ!?」
シンジ「零号機と今立ち会ってる相手との間にあるコアを狙うんだ!」
アスカ「…!確かに零号機に張り付いている部分にコアが…!」
アスカ「変態…あんたまさかコレを狙って奇行を…!?」
シンジ「いいから!早くするんだアスカ!」
アスカ「分かったわ!」
チャキィン
日向「弐号機、プログナイフ装備!」
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:24:18.57:FrZakFpY0
アスカ「どりゃああああああ!!」
ガギィィィィン!!
アルミサエル「ぐっ…やられたぜ…まさか…これを狙っているとはな…」
シンジ「悪いな兄弟、俺はそんなに優しくはないのさ。碇シンジは地球の宝。二つも要らないのさ」
アルミサエル「へっ…まだ甘かった…ってこと…か」
シンジ「最後に言っておきたいことがある」
アルミサエル「なん…だ…?」
シンジ「お前は俺の真似をしていたようだが…」
アルミサエル「…」
シンジ「俺はそこまで変な奴じゃない」
アルミサエル「それは…」
バゴォォォォォォォォーーーーーン!!
日向「目標消失!!」
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:25:52.52:SC6GxS6R0
???A「16番目の使徒が倒されたようだな…」
???A「これで我々の計画を前倒しするにはお前しかいなくなった」
???B「なかなか面白い子なんだってね?エヴァの操縦者は。会うのが楽しみだよ」
???A「どうかな。だがお前がやらねばならないのだぞ」
???B「構わないよ。人格への愛着が、その死への導きの妨げになるほど子供じゃないさ」
210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:34:25.37:J7HnhReb0
???A「お前こそが我らの最後の希望、人類の贖罪を照らすプロメテウスの火なのだ」
???A「頼んだぞ。タブリス、いや、渚カヲル」
カヲル「さて、僕の番、か。君のラストステージだよ、碇シンジ君」
第七部 慣れない、電話 ~完~
第八部 サイコのシ者 今週末開始予定
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:35:33.90:EITr8IqS0
次へ
『一件目から再生します』
『えーあーもしもし碇です、あのーその、なんだったかな。
えーよく分かんないな。えーーとここまで出かかってるんだけど…(プツン)』
『二件目のメッセージです』
『あー留守電って時間制限あるんだね。知らなかった。あーそうそう。
時間制限っていえば、人生も永遠ではないんだよね。人生も留守電も…同じってこと…か』
『三件目のメッセージです』
『ねぇ今の言葉深くなかった?』
『四件目のメッセージです』
『ねぇったら』
『五件目のメッセージです』
『なぁ言ってみ?ジーンとなったろ?ん?』
『六件目のメッセージです』
『ヘイヘイバッター目ぇ潤んでるーwwww』
『七件目のメッセージです』
『おいどうした!?号泣のあまり部屋に洪水が起こって電話に出れないのかwww?』
レイ「……」
来たな
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:04:09.86:1grvb3s+Pああ
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:04:30.74:eJQYuHU+O間違いない
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:05:45.44:0FVvqif70~三十分後~
『あ、チクワっていえばチクワの穴の中に小さいチクワが。その小さいチクワの穴にまたチクワが…
っていうマトリョーチクワってのを考えたんだけどさ…』
『八十八件目のメッセージです』
『これイケなくね?商品化間近くね?二十一世紀最大のビッグヒットきた系じゃね?』
『八十九件目のメッセージです』
『綾波の家って情報管理大丈夫?この話、世界の食品加工会社に傍受されてないかな…。』
『九十件目のメッセージです』
『もしこれが商品化されてガッポガッポになったら分け前は綾波と半々な。
僕が紙幣。綾波は小銭のフィフティーフィフティーな』
『九十一件目のメッセージです』
『あ!!最初に言いたいこと思い出した!やっと思い出したわー!
あーーマジなんか頭がスッキリした。ほんと気分いいわー。よかったよかっ(プツン)』
『メッセージは以上です』
レイ「……」
第七部 慣れない、電話
慣れないとか言うレベルじゃねえwwwwwwwww
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:14:44.32:0FVvqif70※第六部以前は『碇シンジが調子に乗った模様』で検索すれば出てくるんじゃないかと思います。
※別に第一~六部を読んだからといって何も人生においては得をしません。
※第七部についても同じくです。
人生を有意義に過ごしたい人はこんな自己満足スレは即刻閉じましょう。
※いつも1スレに二部書いてますが、今日はひとつだけかなーと思ってます。
※途中で抜ける可能性が多分にあります。
自分も携帯から投下するか保守しますが、よければご協力ください。
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:16:04.83:0FVvqif70※別に第一~六部を読んだからといって何も人生においては得をしません。
※第七部についても同じくです。
人生を有意義に過ごしたい人はこんな自己満足スレは即刻閉じましょう。
※いつも1スレに二部書いてますが、今日はひとつだけかなーと思ってます。
※途中で抜ける可能性が多分にあります。
自分も携帯から投下するか保守しますが、よければご協力ください。
ピンポーン
「碇でーす。綾波いるー?」
レイ「あ…碇君…」
がちゃっ
レイ「どうしたの…こんな夜中に」
シンジ「ごめん…言い忘れてたことがあって…」
レイ「そう。私もそう思ってたの」
シンジ「あのさ」
レイ「ええ」
シンジ「マトリョーチクワの分け前だけど、いくらなんでも不公平だと思ったから、
二千円札は綾波にあげる代わりに500円玉は僕の分ってことでいいよ」
レイ「……そう」
シンジ「じゃっ、僕帰るね」
レイ「…他に何か言うことは無かったの」
シンジ「こんにちワンダーランドへようこそ」
レイ「…他に」
シンジ「こんばんワンダーランドは青髪来園禁止です」
レイ「他に。ワンダーランド以外で」
シンジ「さようなライジングハート」
レイ「そう。もういいわ。それじゃあ」
レイ「…随分遅くなってしまったわ。シャワー浴びないと」
~30分後~
レイ「ふぅ…早く寝ましょう」
ピコピコ
レイ「…留守番電話が」
カチッ
『約200件のメッセージが保存されています』
レイ「……約」
ひどい嫌がらせwwwwww
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:31:02.52:0FVvqif70『一件目のメッセージです』
『どうも、いつもあなたのそばにいる。碇シンジです。
……あー、名前の前につける一言、もうちょいかっこいいのがよかったかな。
考え直してみる。それじゃあ』
『二件目のメッセージです』
『あなたのココロにヘッドスライディング!碇シンジです!
……いやヘッドスライディングの意味が分からないな…。これボツね。ボツ』
『三件目のメッセージです』
『イエス!あなたの心の裏表紙に潜む笑顔の天使!碇シンジです!
……これイケてるよね?採用だね、これ採用。今度からこれでイくわ』
『四件目のメッセージです』
『イエス!あなたの心の裏表紙に潜む笑顔の天使!碇シンジです!
そうそう最初に話そうとした件なんだけどさ、最近あやな(プツン)』
レイ「……」
『百十二件目のメッセージです』
『綾波にも通り名をつけてあげなきゃね。今の『青い泥沼』っていうのじゃ不満だろうし。
一応考えてるのは『青い泥相撲大会 in桑名』ってやつなんだけど』
レイ「……」うとうと
『百十三件目のメッセージです』
『おい!!!寝てんなよ!!!!』
レイ「! は、はい」
シンジさんすげぇwwww
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:39:19.26:ZBFGweIxO健気だな(´・ω・`)
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 12:40:48.89:0FVvqif70『二百二件目のメッセージです』
『あのさ綾波、これが最初に言いたかったことなんだけどさ、
ちゃんと規則正しい生活しなきゃダメだよ?
早寝早起き、これ大事。こんなに夜更かしだから目が赤いんだよ』
レイ「……」
レイ「寝ましょう」
ピンポーン
レイ「また…」
レイ「はい、どなたですか」
シンジ「おっす!グッモーニン綾波!ライジングサンと共に現れる暁の使者!
碇シンジちゃんだよ!!」
レイ「…まだ2時だけど」
シンジ「綾波、世界は必ずどこかが朝なんだよ。
そういう日本中心、自己中心的な考え方、嫌われるよ」
レイ「…ドア、開けた方がいいの?」
シンジ「閉めたままでもいいけど、その場合僕が一晩中ここで綾波のモノマネをすることになるよ」
レイ「…開けるわ」
がちゃっ
シンジ「どっせいどっせーい!家宅捜索!家宅捜索!
カギがあいたらコッチのもんじゃーい!!
戸棚という戸棚を御開帳なんじゃーい!」ずかずかずか
レイ「ちょっ…」
シンジ「おや。壁紙が辞書のページだ。どういう呪われた趣味をしてるんだ一体」
レイ「あなたがそうしろって」
シンジ「なるほどアイデンティティーの喪失だな」
レイ「……」
シンジ「わーいわーい!」ギシッギシッ
レイ「ベッドの上で跳ねないで」
シンジ「よし綾波!まくら投げをしよう!!」
レイ「えっ…」
シンジ「知ってるだろ?まくら投げ!やろうよ!」
レイ「まくら一つしかないけど」
シンジ「いいよ、どうせ僕と綾波の二人だけだし」
レイ「そう。じゃあやってみましょう」
シンジ「よーしじゃ、まず僕の番ね!いっくぞぉーーーーー……」
ガラッ
シンジ「どっせぇぇーーーーい!!!」
ポーーーーーーーー……ン
レイ「 」
シンジ「ふむ、向こうのマンションまでは届かなかったか。碇選手記録およそ12メートルでやんす」
レイ「何しに来たの」
シンジ「ノーリーズン。それが碇シンジの人生哲学」
レイ「そう…」
シンジ「まぁどうしても理由が聞きたいなら教えてあげてもいいけどね」
レイ「どうしてなの」
シンジ「それが人にものを頼む態度か?」
レイ「どうすればいいの」
シンジ「最低限ダンシング土下座くらいしてもらわないと」
レイ「…どうすればいいの…」
シンジ「まぁコトのあらましはこうだ…」
~3時間前~
アスカ「ちょっとシンジ!あ、アンタ、人のブラジャーで何やってんのよ!?」
シンジ「俗に言うブラジェンガだね」
アスカ「ただのブラの山と化してるじゃないの!」
シンジ「そう。それがこのブラジェンガの奥深さだね。
何がゲームの基準なのか今一つハッキリしない。
何が勝ちでどこで終わりなのか。そして時間を無駄にしたことに気づく。
おかげで競技人口二人だよ」
アスカ「アンタと?」
シンジ「吉沢君」
アスカ「そんなことやってるから!!」
シンジ「いやこれは一年生の吉沢君だよ」
アスカ「吉沢姓デンジャラス過ぎない?」
吉沢君ktkr
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:10:45.04:0FVvqif70アスカ「…ホラもう片付けるわよ。触らないで気色悪い」
シンジ「ああ!まだ終わってないのに!」
アスカ「アンタ、基準がハッキリしないって言ってなかったっけ?」
シンジ「一応シンジ・オリジナル・ブラジェンガ・ルール、略してシルがあるんだよ」
アスカ「略しすぎじゃない?」
シンジ「ちょっとさじ加減を間違え過ぎた。
で、シルっていうのは…」
アスカ「うんうん」
シンジ「この山の中からミサトさんのブラをひいたら負け」
アスカ「プッwwそれはジェンガじゃなくて婆抜きじゃないのw」
ミサト「へぇー…」
アスカ「あ、あらミサト…」
シンジ「あ!婆だ婆!」
ミサト「…」
シンジ「さあさやっちゃいな!地獄の果てまでやっちゃいな!
この傍若無人なドイツ娘を奈落の底まで速達だ!!」
シンジ「そーれそれそれ婆の怒りが爆発だー!
婆が婆と言われた憎しみのあまり婆パワーをさく裂させるぞ!!」
シンジ「ばーばぁ!ばーばぁ!ばーばぁ!ばーばぁ!」
シンジ「一撃必殺ミサティアン婆スープレックス爆発だい!!」
ミサト「シンジ君、出ていってちょうだい」
シンジ「信じがたい怒りの矛先ミスだ」
シンジさんひどいwww
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:20:55.19:0FVvqif70シンジ「…という悲劇が起こったわけなのだよ」
レイ「そう…それでなぜ私の所に?」
シンジ「うん…それを説明するためにはアダムとイヴの過ちから話さなければならないね…」
レイ「その必要は無いと思うわ」
レイ「それで、私はあなたにどうしたらいいの」
シンジ「気にしないで良いよ。僕は窒素のように無益無害だから」
レイ「……」
シンジ「とりあえずミサトさんの機嫌が直るまでここに置いてほしいんだよね」
レイ「大丈夫かしら…」
シンジ「大丈夫僕40キロ台だから」
レイ「床が抜ける心配はしていないの」
シンジ「まぁぶつかり稽古の相手としては貧弱が過ぎるかもしれないけど…」
レイ「体重関連の心配じゃないの」
レイ「とりあえず私、寝ていいかしら」
シンジ「いや、寝なくていいよ。僕は眠くないから」
レイ「……。私は眠いから寝ていいかしら」
シンジ「でも僕眠くないよ?」
レイ「うんだから、私は眠いの」
シンジ「…話が全然かみ合わないな」
レイ「……えーと」
シンジ「そう言う時は『こっちの台詞だ』って言うんだよ」
レイ「……こっちの台詞だわ」
シンジ「言われたことしかできないのか
そういうのがサラリーマンとして一番自覚に欠けるんだよ」
レイ「……」
レイがんばれ
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:31:24.16:0FVvqif70レイ「……」スースー
シンジ(綾波よく眠ってるなぁ)
レイ「……」スースー
シンジ(もっと深く眠れるように子守唄を歌ってあげよう。それが日本の和の心)
シンジ「♪旅立てー旅立てー関西方面にー♪」
レイ「」ピク
シンジ「♪おもにー奈良方面にー♪」
レイ「…」
シンジ「♪奈良ではー挨拶をする度にー
頭の中で金剛力士像を思い浮かべる風習がーあるー♪」
レイ「…」
シンジ「♪背いた者はー財布いっぱいに奈良漬けをー詰められるー♪」
シンジ「♪それも週三のペースでー♪」
レイ「…あの」
シンジ「なんだ綾波もっと寝てていいよ」
レイ「眠れないのよ」
奈良KOEEEEEEEEEEEEE
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 13:43:16.13:0FVvqif70シンジ「そうか不眠症って辛いよね」
レイ「違う…」
シンジ「でも眠れないときに無理に寝ようとするとよくないよ」
レイ「…」
シンジ「よっしゃネルフ行こうネルフ。ネルフ行ってメシ食おう」
レイ「…そんな軽い気持ちで行くところなの…」
シンジ「ひょっとしたら青木さん、おごってくれるかもしれないよ」
レイ「青葉さんよ」
シンジ「素で間違えた」
~ネルフ本部~
青葉「ふわぁ~、いくら世界を守る大事な職務だからって、
こんな真夜中まで残らなきゃいけないなんて割に会わないよなぁ」
レイ「…」
青葉「ん?レイ?どうしたんだこんな時間に」
レイ「…」うとうと
青葉「…。眠そうだな」
シンジ「青菜さんおっすおっす」
青葉「うわぁ!シ、シンジ君もいたのか」
シンジ「青菜さんおはざーーっス!」
青葉「青葉な」
シンジ「え?青野?」
青葉「青葉!」
シンジ「ああ、青谷さんね」
青葉「ア・オ・バ!」
シンジ「ア・オ・タ?」
青葉「ああああもう!青葉だよ!青葉シゲル!分かりやすいだろ?
子供のころから『青葉が茂るだってーww』なんてからかわれたもんさ!
まず俺のシゲルという名前を覚えると、おのずと苗字も覚えられるぞ!」
シンジ「ところでロン毛さん」
青葉「俺の熱弁を無にするなよ!!」
シンジ「綾波がせわしなく僕のほほに張り手を食らわしながら
『おいどん腹が減り申した!』と四股を踏み狂うのでネルフにつれてきました」
青葉「なぜそんな定食屋みたいなノリで国連特務機関へ…」
レイ「…」うとうと
青葉「それにそんな風には見えないぞ」
シンジ「まぁマゲをまだ結ってませんからね」
青葉「いや力士の風貌について言ってるんじゃないよ!
それに『まだ』ってなんだよ!
いずれ角界入りする未来が待ち構えてるみたいな言い方やめろよ!」
シンジ「ロン毛さんツッコミ長いですね。
キャラ薄いからってツッコミ長いキャラの座を狙ってるんですか」
青葉「いやそんなニッチな座はないよ!あっても狙わないよ!
俺どんだけ狙うキャラのセンス悪いんだよ!…っていうかキャラは薄くないよ!」
シンジ「…まさにツッコミ弾幕…。キャラへの執着は凄まじい…」
シンジ「で、ロン毛さんのお悩みはキャラを濃くしたいということでよろしいですか」
青葉「なんでお悩み相談室みたくなってんだよ!?」
シンジ「まぁ確かにロン毛だけでネルフにしがみつくのも無理が来てますからね」
青葉「俺ロン毛一つでネルフにいられてたの!?」
青葉「っていうか俺はロン毛だけじゃないよ!ベースがうまいってのもあるだろ!」
シンジ「いやそれは地味な奴が地味な楽器を弾いてる、で終わる話です」
青葉「ベースは地味じゃないよ!
……。
あ、俺も地味じゃないよ!」
シンジ「とにかくツッコミ長いキャラは未来がないので辞めた方がいいと思いますよ」
青葉「最初から狙ってないよ!」
シンジ「というわけで僕がいいのを見つくろってきましたから」
青葉「えっ?」
シンジ「まず『いつもスクワットしてるキャラ』っていうのはどうでしょう」
青葉「どう考えてもそっちのが未来ないだろ!」
シンジ「そうですかね。常に上下運動してるので目立ちますよ。
なにせリツコさんや冬月さんと話してる時も上下運動ですからね」
青葉「そんな人の視界にしきりに出入りするキャラは嫌だよ!
どれほど下半身鍛えるんだよ!」
シンジ「まぁ垂直跳びで司令の場所までジャンプできるくらいですかね」
青葉「たくましいにもほどがあるだろ!」
シンジ「じゃあ次、『語尾になんかつける』」
青葉「語尾に手を出すのは最終手段だろ!二番目は早すぎるよ!
あと『なんか』って何だよ!?」
シンジ「まぁ『~スクワット』とかでいいんじゃないですか」
青葉「いや俺スクワットキャラじゃないよ!?
君の出した提案飲む前提で話進んでない!?」
シンジ「じゃあ『~マッスル』とか」
青葉「鍛えねーっつってんだろ!!」
シンジ「最後に、『さらにロン毛を鍛える』」
青葉「どういうことだよ…」
シンジ「もう、もっとこう…未曾有のロン毛に」
青葉「未曾有のロン毛!?」
シンジ「それじゃあイメージしてみましょう。新しい自分を」
青葉「新しい自分…」
~イメージ~
ミサト「来たわね!?情報を!」
青葉「はい!目標は現在西北西から接近していまスクワット!
このままではあと30分で接触しマッスル!」もっさもっさ
リツコ「使徒なのね!?」
青葉「ハァハァ…。はい!パターン青!使徒でスクワット!」もっさもっさ
冬月「…ふむ。敵のデータを分析したいところだな」
青葉「はい!持っていきマッスル!」
グッ……ビューーン!もささささささ……
青葉「はい!副指令!もってあがりました!」
冬月「うむ早い。さすがの大腿筋だな」
青葉「ハァハァ…ありがとうございまスクワット!」もっさもっさ
~イメージ終わり~
青葉「……これはナシだろ…」
シンジ「そうですかね。結構目立ってますよ」
青葉「いやこれは浮いてるって言うんだろ…」
シンジ「えぇー…これでダメならどうしたらいいんだ…
あとは常にダンベル小脇に抱えてるキャラぐらいしかないよ…」
青葉「どうして君は俺を筋骨隆々にしたいんだよ!?」
シンジ「さてそろそろあのおねんね聞かん坊をたたき起こさなければなりません」
レイ「…」うとうと
青葉「朝の5時に眠いのは仕方ないと思うんだが…」
シンジ「いつどこに使徒が来るのか分からない現状で、
緊急事態にうとうとしていたのでは話になりませんよ!」
青葉「今は緊急事態じゃないよ」
シンジ「いやあと二時間でリツコさんが出勤する時間ですよ」
青葉「それは日常だよ」
青葉「とにかく、今は大丈夫だから、むしろゆっくり寝させてあげた方がいいよ」
シンジ「なるほど、いいこと言いますね。
さすが大腿筋鍛えてるだけありますね」
青葉「いやまだ太かないよ!
……いや未来永劫鍛えないよ!」
クスクス…ザワザワ…
レイ「……?…」
レイ「朝……?」
クスクス…
レイ「何かしら…」
レイ「なんだか苦しい…気分も悪い…」
レイ「!? これは…」
青葉「なぁシンジ君…。レイを通路にぶら下げるのはひどくないか…?」
シンジ「いやアイツああ見えて相当のぶら下がりマニアですよ。
あれが綾波のベストポーズなんですよ」
青葉(九分九厘ウソだろうが…でも俺もレイのこと知らないしなぁ…
案外変わったフェチをもってるのかもしれないし…)
~通学路~
レイ「……おかげであまり寝られなかった…」
アスカ「……ファースト、あんたどうしたの?
白目まで赤くて、恐ろしい顔になってるわよ…」
レイ「昨日あまり寝られなくて…」
シンジ「おっす御両人!どうしたんだい二足歩行なんてしちゃって!」
アスカ「あ、シンジ。アンタ昨日は追い出された後どこ行ったのよ」
シンジ「いや普通に綾波の部屋に行ったけど」
アスカ「!!?」
レイ「ふわ……眠い…」
アスカ「……!!」
ゲシッ
シンジ「うわっ!腰の回転をうまく生かしたローキック」
アスカ「…不潔!」
だだだっ
~休み時間~
アスカ「さっきはなんか短絡的に考えちゃったけど…」
アスカ「よくよく考えたらアイツをマトモに考えちゃ駄目なのよ」
アスカ「きっと一晩中ファーストを稽古につきあわせたりしたに違いないわ…」
アスカ「あ、シンジ!」
シンジ「なんでおじゃる」
アスカ「あんたファーストの家にいって何をしたの?
正直に答えなさい。ウソついたらブン殴るから」
シンジ「おまけつきなんてウソつくしかないじゃないか!」
アスカ「今まで言わなかったけど、アンタMなの?」
アスカ「で、よ。どうなの?ファーストの家で何をしたのよ?」
シンジ「確かに梅の花の香りは僕という美少年を連想させるよね」
アスカ「そんな話は一切していないわ」
シンジ「でも今一番話し合わなければならないissueじゃないかな?」
アスカ「アンタのイメージが何のにおいなんかなんてとてつもなくどうでもいいわ。
それにアンタは間違いなくそんな爽やかなモンじゃないわよ。
ドブに漬けた魚肉ソーセージの臭いみたいなイメージよ」
シンジ「さすがアスカ選手相当コアな所をついてきましたねぇ。さすがアスカ選手…」
アスカ「私は臭いフェチじゃないったら!」
アスカ「ははん、分かったわ。話したくないんでしょう。
話せないよーなコトをしたってコトじゃないの!」
シンジ「話してもいいけど…」
アスカ「何よ!?」
シンジ「アスカには刺激が強すぎるんじゃないかな…」
アスカ「!!
い、いいわよ!私だってもう大人なんだから!話してみなさいよ!」
シンジ「まず森羅万象に宿る霊力をいかに崇めるかということなんだけど…」
アスカ「もう少し簡単な所から話はじまらないかしら」
~授業中~
レイ「……」うとうと
アスカ(あのファーストがあんなに眠そうにしてるなんて絶対おかしいわ)
アスカ(でも、あの変態だもの。きっと訳の分からないことして眠れなかったんだわ。きっとそうよ)
アスカ(そもそもファーストはあいつのことどう思ってるのかしら?)
先生「じゃあ、次、惣流」
アスカ「ヘ!?」
シンジ「アスカ!徳川家茂!徳川家茂!」
アスカ「あ、その。徳川家茂…です!」
先生「いや出席とってるだけだよ」
アスカ「……!」
トウジ「なんやなんや?アスカ様は徳川家茂の生まれ変わりなんかいな!?」
シンジ「ハッハー!まるでお笑いだぜ!!」
アハハハハハハ…
アスカ「……!!!」ビキビキ
~昼休み~
アスカ「ちょっとファースト、来なさいよ」
レイ「え…」
アスカ「話があんのよ」
レイ「……分かったわ」
~屋上~
アスカ「あの馬鹿のこと、どう思ってんの?」
レイ「碇君のことね」
アスカ「そう。で、どう思ってんのよ?」
レイ「…不思議な人」
アスカ「どういうこと?」
レイ「碇君といっしょにいると…なんだか心がモヤモヤするの。
モヤモヤするのは嫌なようだけど…嫌じゃないような気もする」
アスカ「あんな奴なのに、嫌いとは断言しないわけね」
レイ「…うーん…」
アスカ「どうなのよ!?ハッキリしなさいよ!好きなの!?嫌いなの!?」
シンジ「フラダンス天狗のことが?」
アスカ「シンジのことがよ…ってキャアアアアア!!」
シンジ「どうした鏡に映った自分の顔でも見たのか」
モヤモヤwwwww
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:28:24.79:0FVvqif70シンジ「しかしアスカどん、このワタクシめの評価を気にしてるとは…」
アスカ「ち、違うわ!そういうんじゃ…違うったら!」
シンジ「ヘイヘーーイ!恥じらいキター?乙女の恥じらいキチャッター?」
アスカ「違…違う!違うわよ!誰がアンタのことなんか…」/////
シンジ「大丈夫大丈夫、そういう繊細な問題にはソフトに対応。
これがイギリス本国で認められたジェントル碇の紳士的対応」
アスカ「違うったら!何勘違いしてんのよ!!」/////
シンジ「ほら、これをやろう。僕のへその緒だ」
アスカ「何勘違いしてんのよ!??」
シンジ「え?異臭フェチの二人が僕の臭いのする物の所有権をめぐって
血みどろの争いを繰り広げてたんじゃないのか」
レイ「…私は異臭フェチじゃないわ」
アスカ「私も違うわよ!」
シンジ「え?じゃあ一体なぜ僕のへその緒をめぐって争いを…」
アスカ「めぐってないわよ誰も!」
シンジ「マジかよ…そんな人間がこの世界にいるなんて…」
アスカ「万人欲しがってないわよ」
シンジ「じゃあ何の話をしてたって言うんだ…
まさか心に芽生えた微妙な感情に戸惑い、これを恋と認めたくない気持ちもあるけど
どうしても気になってしまって、他の親しくしている女の気持ちを確かめようとしたわけじゃないだろうし…」
アスカ「 」
シンジひでえww
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 18:55:30.63:0FVvqif70アスカ「ちっが…違う違う違う!そんなんじゃない!私には加持さんが…!!」
シンジ「素直になれよ、アスカ」
アスカ「!!」
シンジ「そんな自分を守るための言葉が聞きたいんじゃないよ」
アスカ「……」
アスカ「あんたは…覚えてないかもしれないけど、あんたが私に優しい言葉をかけてくれた時…
嬉しかったのよ」
アスカ「でもアンタはそれきりそんな風にしてくれなくて…
ひょっとしたら他の人にはそういう一面を見せてるのかなって思ったら胸がざわざわして…」
アスカ「でもそれが恋だなんて…違うと…思うわ」
シンジ「それは二人で答えを見つけたらいいじゃないか」
アスカ「……!! そう、かしら……?
私なんかと、一緒に答えを探してくれるの…?それなら、嬉しく、なくもない、わ…」
シンジ「……フッ。だってさ。応えてやれよ、リツコ」
リツコ(子リス)「チィー…」
アスカ「ちょっと待って」
シンジ「大丈夫、リツコこんなおぞましげな名前だけどおいおい確認してみたら♂だったからコレ」
アスカ「いやいやいや!アンタ話をどう理解してたのよ!?」
シンジ「ただリスのくせにジャンガリアンハムスターに欲情しちゃうような一面もあるんだけど」
リツコ(子リス)「チィ」///
シンジ「でもげっ歯目と霊長類の禁断のアバンチュールに比べたらどうってことないから」
アスカ「ちょっと待てっつってんでしょ!」
シンジ「で、どうする?」
アスカ「何が?」
シンジ「式の日時」
アスカ「早すぎるわよ!っていうかまず挙げる予定は無いわよ!」
シンジ「ああ、そういう内縁的な…」
アスカ「何的でもなく!」
シンジ「確かにリツコの親類を集めるのは大変だからね。
森の木々をめぐって手紙出さないといけないから」
アスカ「結ばれねーっつてんでしょ!」
ギャーギャー
レイ(楽しそう…)
レイ(私はあの人といっしょにいるだけでいっぱいいっぱいなのに…
弐号機パイロットは凄いわね…)
レイ(…眠くなってきた)
レイ「……」うつらうつら
キキィーーーッ
アスカ「? 何の音!?」
ミサト「アスカ!シンジ君!」
アスカ「ミサト?どうしたの学校なんかに」
ミサト「使徒よ!レイも呼んで降りてきて!ネルフに行くわよ!」
アスカ「ファーストならここにいるわよ」
シンジ「よっしゃ、まず綾波から行きますからミサトさん受けとめて下さい」
ぶら~ん
ミサト「階段から降りてきて!!」
~車内~
レイ「…」スースー
ミサト「さっきは三人とも屋上でなにしてたの?」
シンジ「アスカの一世一代の告白大作戦を」
ミサト「え!?マジ!?」
アスカ「違うわよ!」
シンジ「まぁコクられた側はアスカに聞こえないようにお断りしたい旨を僕に伝えてきましたけどね」
アスカ(私リスにまでフラれたの…?)
シンジ「そいつはミサトさんが好みだそうです」
ミサト「あら!ホント!?やっぱ分かる人には分かるのよねー♪
いい男はいい女を見分けられるのよ!年齢に関係なくね!」
アスカ(リスだってことは言わない方がよさそうね…)
シンジ(リスに好かれてここまで狂喜乱舞とは…)
~ネルフ本部~
ミサト「さてレイ!アスカ!シンジ君!準備はいいわね?」
シンジ「なぜ僕が最後に呼ばれたのか1200文字以内で説明していただきたい」
ミサト「私の心の中での評価順よ」
シンジ「どういうものさしを使ったらそんな順序になるんだ…」
アスカ「ちょっとミサト!私がファースト以下ってどういうことよ!?」
ミサト「ええいもううるさいわねぇ!今はとにかく使徒に集中!
文句は後から聞くわ……って青葉君何してんの!?」
青葉「あっ、いえ、いやその…ハァハァ…ちょっとスクワットを…」
リツコ「…ふざけてるなら出ていってちょうだい」
冬月「今の行動は給与評価に関わるな」
青葉「……」
アルミサエル「……」
アスカ「何アレ。あんなのどう攻撃しろっての?」
ミサト「ライフルやデュアルソーはじめ各種武器を用意したわ。
それを使ってダメージを与えることを試みて頂戴」
レイ「…」ぼーっ
シンジ「おい!!綾波!!!」
レイ「ふぁっ、はい」ビクッ
シンジ「何ボンヤリしてるんだよ!!俺達の双肩には人類の希望がかかってるんだぜ!??
なんでそんな気を抜けた顔ができるんだよ!もっとシャキっとしろよ!!!」
レイ「…ごめんなさい」
リツコ「あらシンジ君、今日はちゃんとしたこと言うじゃない」
ミサト「そうかしら…どうしてもシンジ君が裏で余計なことしてたようにしか思えないわ」
綾波可愛い
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 19:53:12.86:0FVvqif70アルミサエル「……ヒューーン!」
ビューッ!
レイ「!?」
ビキビキビキ…
ミサト「あれは!?」
リツコ「浸食型ね!?」
ミサト「シンジ君!支援して!」
シンジ「え、どっちをですか」
ミサト「レイよ!まだアスカは襲われてないでしょ!?」
シンジ「いや使徒とレイのどっちかなって」
ミサト「なぜ使徒に味方する選択肢があるのよ!?」
シンジ「分かりました。レイを支援すればいいんですね」
ミサト「そうよ!物分かりのいい子ね!」
シンジ「なでなでして下さい」
ミサト「は!?」
シンジ「なでなで!レッツなでなで!」
ミサト「画面越しなんだけど」
シンジ「エアなでなで!猛然たる勢いでエアなでなで!」
ミサト「エ、エアなでなで…」なでなで
シンジ「そして僕はエアなでられ!エアなでられ!」
ミサト「…そろそろいいかしら」
シンジ「よしこれで気力満タン!エア支援にいってきまストローハット」
ミサト「実際の支援でお願い!」
シンジ「見せてやろう吾輩のエアにこだわり続けた人生を」
ミサト「アスカ!シンジ君に変わって支援お願い!」
シンジ「まずはシンジさん危機一髪、伝説のエア分娩の再現VTRから」
ミサト「距離を縮めてライフルで射撃!良いわね!」
シンジ「しかしさすがのシンジさん、ここでもまさかのエアVTR」
アスカ「OK!行くわよ!」
シンジ「オゥケーーーイ!!エアVTRイコールただの音声!!
驚愕のステレオ音声でお送りいたしやんす」
ミサト「お願いねアスカ!」
シンジ「見ろよ!聞けよ!そして驚けよ!
シンジさんエア分娩からの直接エアハイハイまでの軌跡を!」
シンジ「エアハイハイとは!?説明しよう!それはハイハイすることを考えることである!」
シンジ「エアハイハイ!エアハイハイ!シンジさん14の齢を重ねて今もなおエアハイハイ中!」
シンジ「……」
シンジ「さーて今は何をしたでしょうか!?」
シンジ「答えはエア紅葉狩り!」
シンジ「エアハイハイだと思ったか!?ざーーーんねん!これはエア残念ではなくリアル残念」
ミサト「頑張るのよアスカ!」
アスカ「うおぉーーー!!」
シンジ「うーんシンジさん絶賛エア空回り中!!」
シンジ「…」
シンジ「つっこまんかーーーい!!今のはエア空回りではなくリアル空回りだとつっこまんかーーーい!!!」
シンジ「ちなみにエア空回りを英訳するとエアエアスピン」
シンジ「へぇへぇへぇ…」
シンジ「3へぇ!!! しかし逆転一発本日のマイフェーバリットエアトリビア!!」
シンジさん絶好調だな
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:00:37.07:0FVvqif70アスカ「うおおおおおお!!!」
ガガガガガガガ…
アルミサエル「…」
日向「ダメです!ライフルではダメージを与えられません!」
ミサト「シンジ君!エア分娩の話は後で聞くから支援に参加して!」
シンジ「おっとっとぉい、もしや僕の力を借りたいとおっしゃるのかな?」
ミサト「そうよ!」
シンジ「申し訳ございマシーン!!申し訳ございマシーンとは!!?
それは毎秒78回のペースでお辞儀をする悲哀の機械戦士である!!
しかもお辞儀が速過ぎて謝罪の念が伝わらない!!ますます悲哀!!」
ミサト「マシンの説明はいいから!どうして謝るの!?」
シンジ「シンジさん、略してシンジんの力は絶賛貸し出し中でござい」
碇ングの流行って00年代前半で止まってるんじゃね?
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:04:05.53:0FVvqif70ミサト「…誰にレンタルしてるの?」
シンジ「レンタル社会!レンタル社会!カードを作ってレンタル社会!」
シンジ「いーちねーんせーになったーらー いーちねーんせーになったーらー
レンタル友だち百人でーきるーかなー」
シンジ「よしおくん、一年生にならなくても三百万あればレンタル友達百人できるわよ」
シンジ「哀しい!!これがレンタル社会の哀しき現実!!!」
シンジ「現実逃避!現実逃避!デュークズウォークで現実逃避!」
『デュークズウォークを実行できません』
シンジ「オウフ!逃避すら許されない僕はどうすればいいんだ!!」
ミサト「…誰にレンタルしてるの?」
シンジ「顧客の名前は企業のマナーとして明かせませんが、仮名でいうところのゲンドウという方に
『一週間ペットボトルのふたを開ける手助けをする』という契約でレンタル中でございやんす」
冬月「碇、お前はそんな契約を」
ゲンドウ「してない」
レイ「くっ…使徒が私の中に入ってくる…!」
日向「!? 使徒が変形していきます!」
ミサト「これは…!?」
マヤ「目標!綾波レイと思われる人間の形に姿を変えていきます!」
アルミサエル「…」スゥッ
青葉「ハァハァ…目標!初号機に接近!!」
シンジ「!? これは…」
アルミサエル「…」
シンジ「綾波えらく大きくなったなぁ!!」
ミサト「シンジ君!それは使徒よ!騙されないで!」
シンジ「えぇー…リツコさんが人間ならこれも十中八九人間だと思うけど…」
ミサト「そんな大きい人間いないでしょ!?」
シンジ「いやレイは骨盤がしっかりしてたから…」
ミサト「骨盤いかんでそんな急成長遂げないでしょ!?」
シンジ「まぁカルシウムも結構安定して摂ってたみたいだし…」
ミサト「カルシウムにそこまでの効果はないわよ!」
シンジ「いやでもこの妙な色白さはカルシウム由来の可能性も…」
ミサト「いいから戦って!」
早く消毒用アルコールを持ってここい!
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:16:24.52:0FVvqif70レイ「くっ…ダメ…」
アルミシエル「……」スッ…
シンジ「おやっ?」
日向「目標!ファイティングポーズをとりました!」
レイ「これが私の気持ち…!碇君に一言文句を言いたい…!」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:17:30.34:1cZZF14c0
レイさんやっと言い返すのか
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 22:24:33.05:0FVvqif70アルミサエル「…」
シンジ「ほう…綾波…。お前最近調子に乗りきってると思ったら…
まさかそんな謀反を企てておったとはな…」
シンジ「だが!この南海の黒潮現象と恐れられた俺に勝てるかな!!」
アルミサエル「シュッシュッ」
日向「目標!鋭いジャブを二発!」
シンジ「ほほう…、おぬしなかなかやりおる。蝶のように舞いハチのように刺すとはまさにこのこと」
シンジ「だが!リツコのように地を這いリツコのように嬲ると恐れられる俺にはまだまだ敵わん!」
シンジ「つまりリツコ無敵説!!」
シンジ「ちなみにリツコ無敵説をとなえたドナ・サマー博士は
口いっぱいに赤い口紅をつめられて窒息死という謎の死を遂げた」
シンジ「まずドナサマー博士の壮絶な11年の人生を振り返る」
シンジ「ドナサマー、福井県敦賀市に生まれる。幼名は源五郎丸」
アルミサエル「シュッシュッ」
ガガーン!!
シンジ「何をするんだ綾波!ドナサマー博士の人生に何の興味もないってのか!」
シンジ「そんなノンインタレストなお前にこの技を食らわせてやろう!」
シンジ「デュークズウォーク!!」
『デュークズウォークを実行できません』
シンジ「あああああーーーーーーっ!!!
あまりの俺の記憶力の乏しさよ!!!!」
レイ「ダメ…私の気持ちは一言文句くらいではすまない…」
アルミサエル「シュッシュッシュッシュ!!」
バキバキバキバキィ!!
シンジ「うわぁ!なんて鋭いジャブとフックのコンビネーション!!」
日向「初号機、頭部破損!!」
マヤ「目標、さらに止まる気配がありません!」
ミサト「やっちゃえやっちゃえ」
リツコ「ミサト、あなた今なんて」
ミサト「何も言ってないわ」
アルミサエル「シュッシュッシュ!!シュッシュッシュッ!!」
ガガーン!ガガーン!
シンジ「なんて重い攻撃!なんて激しいパンチ!しかしダウンできない!!チョムチョム!まさにチョムチョム!!」
ミサト「なんで14歳のあんたがあしたのジョーの東洋太平洋バンタム級王者金竜飛の必殺技を!?」
リツコ「29歳のあんたが知ってるのもどうかと思うわ」
バキィ! ガギィ! ドスゥ!
日向「目標、怒涛の攻撃が続きます!」
リツコ「レイ…それほどシンジ君のことが…」
シンジ「ぐわああああ!!」
アスカ「シンジ!大丈夫!?」
シンジ「ああ…なんかいい汗かいちまった」
アスカ「このタイミングでいい汗を!?どういう了見なのよ!?」
シンジ「アスカ…ご名答だったぜ…」
アスカ「なにが?」
シンジ「俺は!! 問答無用のMだ!!」
アスカ「いらないわよそんなカミングアウト!」
シンジ「ヘイセーーーイ!!!
カミングアウトと同時に全てが吹っ切れたシンジさん!
これぞ完全無欠200パーセントシンジ果汁!」
シンジ「もう何も恥じらわない!もう何も恥じらわない!
恥骨もむしろ誇骨(ほこりぼね)に改名したいくらいのこの勢い!」
シンジ「そーれそれそれーーー!この恥を捨てた人類最終兵器の変な勢いのついた動きについてこれるかなー!?」
アルミサエル「……!」
シンジ「どっせいどっせーい!回転張り手!回転張り手!」
ビシビシビシ
アルミサエル「……!!」
シンジ「さらに逆回転張り手!」
ビシビシビシビシ
シンジ「オウケェーーーイ!!おんしの両頬に合計28000ダメージ!!」
シンジ「ヘイヘイ綾波ー!お前をおたふく患者と見まがう風貌にしてくれようぞ!」
アルミサエル「……!!!」
シンジ「お前の両頬が腫れに腫れてこぶとりじいさんのような姿になったとしても…」
シンジ「俺はお前を可哀そうだとは思わん!!」
シンジ「なぜなら土俵を捨てボクサー気取ったお前など…」
シンジ「俺の知る綾波レイではないからだ!!」
シンジ「さてはお前…ニセモノだな!!」
ミサト「最初からそう言ってるけど」
レイ「……碇君…」
シンジ「俺の知ってる綾波はなぁ!!」
バシィ!!
シンジ「ドラえもんに激似で!!」
ビキ!
シンジ「ぶらさがりマニアで!!」
バギィ!
シンジ「四六時中に塩を撒いている迷惑力士だ!!」
ゴスゥ!
シンジ「そんなボクサー気取ってヘラヘラしてるようなチャラ女じゃねーんだよぉ!!!」
ビッキィィン!!
レイ「碇君…そんなに私のことを見てくれていたの…?」
レイ「……!」
レイ「これがモヤモヤの正体…!私が彼を嫌いになれないわけ…!!」
ここで綾波も落とすのかwww
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:37:22.59:0FVvqif70レイ「彼は…曲がりなりにも私を理解しようとしてくれている…!」
レイ「私も…彼を理解しないと…!」
アルミサエル「…」もにゅにゅ
日向「! 目標にさらに変質発生!」
マヤ「! これは…!!」
アルミサエル「イエーーーイ!おーーーーれーーーのーーーなーーーはーーーー?
碇ッシィィーーーーーーーンジ!!!」
シンジ「なんだこの三船敏郎に酷似した男は…」
なんでだよwww
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:47:27.90:0FVvqif70アルミサエル「そーれそれそれー!吾輩の限界突破についてこれるかなー!?」
シンジ「なんのなんのー!おにぎり投げの世界記録保持者碇シンジ様のお通りだーい!」
アルミサエル「おにぎり投げとは!?」
シンジ「説明しよう!おにぎり投げとは!!」
アルミ・シンジ「「おにぎりを食べて中の具を当てる遊び!」」
シンジ「投げてなーーーーーい!!!」
アルミサエル「信じがたいネーミングミスが今ここに!!」
アルミサエルがかわいくなっちまった!www
188: 忍法帖【Lv=22,xxxPT】 :2011/04/17(日) 23:50:10.63:l0yCy0TL0なんだこれwww
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/17(日) 23:51:26.09:0FVvqif70シンジ「よーし第一問!」
アルミサエル「よしきたよしきたー!
クイズチャンピオンの顔を舐めたことのあるシンジ様にクイズで勝てるかなー?」
シンジ「このエアおにぎりのエア具は!?」
アルミサエル「ふーむこのエアーな風味…これはまさに!」
アルミサエル「マーマレード!!」
シンジ「正解!!」
アルミサエル「てってれーーーー♪
シンジ選手、ハワイペア旅行券をもらった人の前で引き裂く権利獲得!!」
シンジ「すっげすっげすっげ!うーーらーーやーーまーーーーしーーい!!」
アスカ「何なのこれ…」
アルミサエル「よーし今度はわんぱくなオイラからの第二問だい!!」
シンジ「ばっちこんかーーい!サンバのリズムで出してこんかーーーい!!」
アルミサエル「このエアおにぎりのエア具は!?」
シンジ「ふぅむこのエアーな歯触り…これはやはり!」
シンジ「LEGO!」
アルミサエル「正解!」
シンジ「イエーーーース!!
シンジ選手、ハワイ七万八千日の旅を嫌いな奴に強制的に参加させる権利獲得!!」
アルミサエル「イエーーーイ!追放!追放!嫌いなアイツをキラウエア火山に送りこめ!!」
日向「これ、どうしましょう…」
マヤ「こんなのマニュアルにありませんでしたよ」
ミサト「当たり前だわ」
どう収拾つけんだコレwwww
198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:04:55.89:J7HnhReb0シンジ「ちょっぴり真面目に第三問」
アルミサエル「ゴクリ…」
シンジ「大切にしている子供こそ、甘やかさずに社会に出して勉強させるべきだという意味のことわざは?」
アルミサエル「かわいい子に綿をあげろ!」
シンジ「正解!」
アルミサエル「お父さん!持てないよ!2トンもの綿なんて持てないよ!」
シンジ「お母さん!食べられないよ!白米の代わりに綿一膳なんて食べられないよ!」
アルミサエル「では問題、青菜に塩、の意味は?」
シンジ「ロン毛に塩をかけると怒られる!」
アルミサエル「正解!」
青葉「青葉だって言ってるだろ!」ガバッ
ミサト「ど、どうしたの急に青葉君…」
青葉「い、いや別になんでもないんでスクワット」
ミサト「どうしたの本当に!?」
綾波もレム睡眠とかで耳にはしてたんだな。
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:14:36.52:J7HnhReb0アルミサエル「どうもクイズ対決では決着がつかないようだな…」
シンジ「こうなったら手段は一つ…」
アルミサエル「相撲…か…」
シンジ「どっせいどっせーーーい!!
猫だましをするかと見せかけて一気にまわしを取りに行く!これがシンジ独特の立ち会い法じゃーーい!」
ガバッ
アルミサエル「なんてこった!」
ベキベキベキ…
ミサト「何の音?」
日向「まわしをとった初号機!そのまま使徒を零号機から引き剥がして行きます!」
これは突起か…?
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:17:18.73:xu27L5lG0突起www
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:19:30.14:J7HnhReb0シンジ「今だ!アスカ!」
アスカ「えっ!?」
シンジ「零号機と今立ち会ってる相手との間にあるコアを狙うんだ!」
アスカ「…!確かに零号機に張り付いている部分にコアが…!」
アスカ「変態…あんたまさかコレを狙って奇行を…!?」
シンジ「いいから!早くするんだアスカ!」
アスカ「分かったわ!」
チャキィン
日向「弐号機、プログナイフ装備!」
突起のほうが強いのに…
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:25:16.47:J7HnhReb0アスカ「どりゃああああああ!!」
ガギィィィィン!!
アルミサエル「ぐっ…やられたぜ…まさか…これを狙っているとはな…」
シンジ「悪いな兄弟、俺はそんなに優しくはないのさ。碇シンジは地球の宝。二つも要らないのさ」
アルミサエル「へっ…まだ甘かった…ってこと…か」
シンジ「最後に言っておきたいことがある」
アルミサエル「なん…だ…?」
シンジ「お前は俺の真似をしていたようだが…」
アルミサエル「…」
シンジ「俺はそこまで変な奴じゃない」
アルミサエル「それは…」
バゴォォォォォォォォーーーーーン!!
日向「目標消失!!」
最後の一言ぐらい言わせてやれよアスカァアアアアアア!!!!
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:30:06.51:J7HnhReb0???A「16番目の使徒が倒されたようだな…」
???A「これで我々の計画を前倒しするにはお前しかいなくなった」
???B「なかなか面白い子なんだってね?エヴァの操縦者は。会うのが楽しみだよ」
???A「どうかな。だがお前がやらねばならないのだぞ」
???B「構わないよ。人格への愛着が、その死への導きの妨げになるほど子供じゃないさ」
???A「お前こそが我らの最後の希望、人類の贖罪を照らすプロメテウスの火なのだ」
???A「頼んだぞ。タブリス、いや、渚カヲル」
カヲル「さて、僕の番、か。君のラストステージだよ、碇シンジ君」
第七部 慣れない、電話 ~完~
第八部 サイコのシ者 今週末開始予定
カヲルktkr
214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:42:02.36:FrZakFpY0カヲルを仲間にするか、躊躇い無く倒すか、そのどちらでもない何かか…
次回も楽しみだ
215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 00:58:08.64:lYvGbtZAO次回も楽しみだ
アスカ元気、綾波生存…
ハッピーエンドまっしぐらじゃねーかwwww
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:09:14.38:Dn6NtHCb0ハッピーエンドまっしぐらじゃねーかwwww
ああ...本当に面白かった
乙!
続きも待ってます
219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/04/18(月) 01:32:33.58:ZJ8CsiMsO乙!
続きも待ってます
なんだこれは…
次へ

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コメント一覧 (8)
綾波がひたすら可哀想なんだがwwwwww
シンジの言葉を、もう一度復唱してみるんだ
カヲル君登場で次も期待ww
それと何故かリツコが好きになってきたわw