-
スライム娘「あの…あまり触らないでもらえます?」男「え?」
ラミア「人間がおちてる」男「ん…うぅ…」
ハーピー「何こっちみてんだよ」男「……」
スフィンクス「お主答えられるか?」男「…どなた?」
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:14:44.47:cYRUWCB00
男「……やば」
男「これ道に迷っただろ、だって方角とかぜんぜんわかんないもん」
男「来た方向もよく覚えてないし…暖かくなって来たかからって調子にのったなぁ」
男「テンションで山菜採りとか来るんじゃ無かったよ…」
「そこのお人、何かお困りかな?」
男「あ、道に迷っ…て」
スフィンクス「それは大変だな」
男「未知に遭遇…」
スフィンクス「未知とな?」

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:16:30.94:cYRUWCB00
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:20:18.02:cYRUWCB00
スフィンクス「お主は今困っておるのか?」
男「えと…困っていると言えば困ってるのですが…対応とか」
スフィンクス「なになに気にしなくてもよい、楽にすると良い」
男「いやぁ…無理だろ」
スフィンクス「道に迷っているとの事だったな」
男「あ、はぁ…まぁ」
スフィンクス「私の謎かけに答える事が出来たら帰りの道を案内してやろう」
男「え~…なんか信用できない」
スフィンクス「ならばよい、一生そこで迷っているがよいのだ」
スフィンクス「……そう言えば先ほど熊をみたな…」
男「やっぱりなぞなぞお願いします」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:24:12.23:IJSxQMEO0
スフィンクス「ころころと意見の変わる奴じゃ」
男「だって熊は…」
スフィンクス「それでは第一問じゃ」
男「え?なん問もある…んですか?」
スフィンクス「一問だけじゃが」
男「って言うか…あなたは…生き物?」
スフィンクス「それ以外に何に見えるというのかの?」
男「いや、そもそもこんな生き物をみた事が…」
スフィンクス「第一問!」
男「は、はい!」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:25:49.96:cYRUWCB00
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:31:14.39:cYRUWCB00
スフィンクス「これは今まで何人たりとも答える事ができなかった至高の問題」
男「……」ゴクリ
スフィンクス「朝は四本、昼は二本、夜は三本足の生き物とはなんじゃ?」
男「……え?人間」
スフィンクス「!?なぜわかった!?」
スフィンクス「貴様実は天才か」
男「子供でもわかる位有名ななぞなぞなんだけどな」
スフィンクス「この山の者達に問うてもみなガウーしか言わなかったと言うのに…」
男「言葉がしゃべれ無いんじゃそうなるよね」
スフィンクス「うぅ…」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:36:33.43:cYRUWCB00
スフィンクス「恥ずかしい…そんな事にも気づかず意気揚々と問題を出していた自分が恥ずかしい」
男(気づかなかった…だと…?)
スフィンクス「恥ずかしい、どうすればこの恥ずかしさを埋められるかの…」
スフィンクス「そうだ死のう、死んでしまえばこんな事で悩む必要もなくなるのじゃ」
男「あの」
スフィンクス「なんじゃ、私は今忙しい。どのようにして痛みが無いまま死ぬか考えておるのだ」
男「その前に帰り道教えて貰っていい…かな?」
スフィンクス「なんでじゃ?」
男「え、教えてくれるんじゃ無いの!?」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:40:25.05:cYRUWCB00
スフィンクス「そう言えばそんな話しもしたの…」
男「そうだろ?だから早く帰り道を…」
スフィンクス「知らぬ」
男「え!?」
スフィンクス「答えられると思っておらなかったゆえ、知らぬ」
男「それじゃオレは…」
スフィンクス「草臥れ損じゃの」
男「…おれは熊の餌か…熊って人間食うのかな…」
スフィンクス「何をそんなに落ち込んでおるのじゃ」
男「だって、だってさ…」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:44:04.02:cYRUWCB00
スフィンクス「これこれ、泣くな人間。泣きたいのはこっちじゃ」
男「………」
スフィンクス「無視か?無視するのかの?」
男「……」
スフィンクス「一緒に探してやるからそう落ちこむな人間」ポンポン
男「はぁ…肉球が気持ちいい」
スフィンクス「むにむにじゃぞ?」
22:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 13:49:48.39:cYRUWCB00
獣道
男「所でお前はなんなの?」
スフィンクス「なんなのとは?」
男「どうみても地球の生き物じゃないよね」
男「アメリカの生物兵器?それとも錬金術の被害者?」
スフィンクス「スフィンクスじゃ、こっちでは割と有名だと聞いたんだがの」
男「スフィンクス!?あのエジプトで座ってるやつ!?」
スフィンクス「なんじゃそれ、私も話を聞いただけだから良くはわからぬ」
男「いや、でもオレが知ってるのは岩で出来ててもっとデカくて」
スフィンクス「そんな生き物がおるのか!?」
23:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 13:54:09.28:cYRUWCB00
男「生き物じゃなくて石像?なんだが」
スフィンクス「石像が生きておるのか、ガーゴイルみたいな物かの?」
男「いや、違うけど…」
スフィンクス「よくわからぬ」
男「はぁ」
スフィンクス「?」
男「何処から来たんだ?」
スフィンクス「亜人の世界からじゃ」
男「なんだそれは…」
27:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 13:59:40.45:cYRUWCB00
。
。
。
スフィンクス「…と言うわけじゃ」
男「おぉうファンタジー…」
男「ところでさ」
スフィンクス「なんじゃ?」
男「その、亜人ってのは人間の事…食べるのか?」
スフィンクス「食えない事も無いんじゃないかの?」
男「ひぃっ……」ザザッ
スフィンクス「逃げるな、…少し傷つく」
男「で、でも」
スフィンクス「いきなり襲ったりはし無いから安心すると良い」
男「ホントかよ…」
30:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:09:44.95:cYRUWCB00
一時間後
スフィンクス「疲れた」
男「ふざけんな」
スフィンクス「疲れた物は疲れたのじゃ、仕方ないであろう」
男「はぁ…じゃあもうついて来なくていい、正直怖いし」
スフィンクス「それは嫌じゃ」
スフィンクス「負けたままでは終われぬ」
男「えぇ~」
スフィンクス「それでは気分転換に第二問!」
男「…外したらどうなるんだ?」
スフィンクス「?どうしようかの?昔は食べていたらしいがの」
男「……」ダダッ
スフィンクス「あ、急に走るで…」
スフィンクス「いってしまった…」
32:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:15:24.62:cYRUWCB00
翌日
男「体じゅう痛え…筋肉痛か…」
男「なんとか帰って来れたけど…」
男「昨日のあれ、夢じゃないよな」
男「それとも幻覚?」
男「いや、良いんだ、忘れよう。触らぬ神にたたり無しって言うし」
33:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:19:59.24:cYRUWCB00
ピンポーン
男「誰か来た?」
男「はいはーい、今あけまーす」ガチャ
スフィンクス「おぉ、出てきた」
男「」バタン
スフィンクス「なぜじゃ!なぜ閉める!」
男「え?え?なんで!?」
スフィンクス「ここを開けるのじゃー!」
男「……マジかよ」
35:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:25:28.44:cYRUWCB00
家の中
スフィンクス「さっきはなぜ閉めたのだ?」
男「いや…ビックリして」
スフィンクス「折角探し出したと言うのに」
男「なんでわざわざ」
スフィンクス「負けたままは嫌じゃ」
男「子供かよ」
男「なんで負けたら食べられるのにそんな事やんなきゃいけないんだよ!」
スフィンクス「私は辱めを受けたのだ、このままでは終われぬ」
男「は、辱め?」
スフィンクス「謎かけに答えられてしまった」
男「それだけだろ!」
36:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:32:54.59:cYRUWCB00
スフィンクス「むぅ…」ショボン
男「そ、そんなあからさまに凹んでもだめだぞ!」
スフィンクス「それではこうしよう、もしお前が答える事が出来たらなんでも言う事を聞いてやる!」
男「そんなになぞなぞしたいのかよ…」
スフィンクス「負けたままが嫌だと言っておるだろう!」
男「はいはい…だったら早く問題だせよ」
スフィンクス「わかった!そうだな…」
スフィンクス「座っている時は見えるのに立つと見えなくなってしまう物はなんぞ?」
男「はぁ…」
37:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:38:43.28:cYRUWCB00
スフィンクス「難しいだろう難しいだろう?」
男「足の裏」
スフィンクス「!?なぜわかる!?」
男「お前なぞなぞの才能は無いな…」
スフィンクス「……うぅ」
男「な、泣くなよ!出された問題に答えただけだろ!?」
スフィンクス「だって…」グス
男(めんどくせぇ…)
男「ほらほら泣きやめ泣きやめ」ナデナデ
スフィンクス「そんな事で私の期限が治るとでも」ゴロゴロ
男「喉ならしながら言ってもな…」
39:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:44:29.58:cYRUWCB00
男「それで言う事聞くんだっけ?」パッ
スフィンクス「あ、やめるのか…そうだ一つだけ言う事をきいてやろう」
男「そうだな…」
スフィンクス「人間は欲深い生き物だと聞いている、覚悟はしているのじゃ」
男「やはりこれが一番良いか?」
スフィンクス「なんなのだ?」
40:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 14:50:57.28:cYRUWCB00
男「帰れ」
スフィンクス「え!?」
男「え?じゃないだろ、なんでもだろ?」
スフィンクス「だが断るのじゃ」
男「ふざけんなよ!そんな身の危険に晒されながらいれるかよ」
スフィンクス「負けたままは嫌なのじゃ」
男「オレも食われるのは嫌なんだよ!」
50:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 16:03:27.98:cYRUWCB00
三日後
男「…いつになったらでてくんだよ」
スフィンクス「ん~?なんじゃ、まだそんな事を言っておるのかの?」
男「逆になんで普通に居ついてるんだよ」
スフィンクス「ここは良いの、雨風が凌げる上に食事も出てくる、日当たりも良いのじゃ」
男「あんまり窓際にいくなよ!誰かに見られたらどうすんだよ!」
スフィンクス「気にしないのじゃ」ゴロニャン
男「オレは気にするんだよ」
スフィンクス「細かい事は気にするとまけてしまうのじゃ」ゴロゴロ
男「まったく…日向ぼっこって猫かよ」
スフィンクス「猫では泣く獅子じゃ」
男「そうは見えないけどな…」
52:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 16:11:35.01:cYRUWCB00
スフィンクス「さて、それじゃ今日も行くかの」
男「またか、次はどんな問題だ?」
スフィンクス「それでは第八十二問、パンはパンでも食べられないパンとはなんぞ?」
男「フライパン」
スフィンクス「…なっ!昨日思いついた新しい謎かけだったのに」
男「こっちの世界じゃ幼稚園児でもわかるよ…」
スフィンクス「こちらの世界には天才がたくさんいるのじゃ…」
男「寧ろそっちの世界はみんな頭が軽いのか…」
スフィンクス「失礼な奴じゃ」
54:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 16:14:57.05:cYRUWCB00
スフィンクス「しかし、また負けてしまったのじゃ…」
スフィンクス「褒美として私の腹を撫でる権利をやるのじゃ」
男「お前が撫でて欲しいだけだろ?」
スフィンクス「うむ」ゴロン
スフィンクス「さぁ来るのじゃ」
男「はいはい」
スフィンクス「~♪」ゴロゴロ
男「はぁ…」
55:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 16:26:00.38:cYRUWCB00
男「これいつまで続くの?」ナデナデ
スフィンクス「?」
男「このなぞなぞはいつまで続けるんだよ」
スフィンクス「わからぬ」
スフィンクス「嫌か?もうお主を食べる気もないぞ?」
男「食べられるは嫌だけどそういう問題でもないからな…」
スフィンクス「人間は難しいのじゃ」
63:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 16:51:02.30:cYRUWCB00
スフィンクス「わざわざ動かなくてもご飯を出してくれるのにその人間を食べる必要はないのじゃ」
男「立派なニートだな…」
スフィンクス「にーと?なんじゃそれは」
男「お前みたいな奴の事だよ」
スフィンクス「なぞなぞが好きなのかの?」
男「違うけどさ…」
スフィンクス「なかなか強そうな響きの名前じゃの」
男「はいはい、そうだな」
64:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 16:53:57.31:cYRUWCB00
夜
男「そう言えば今日はクイズ番組あったな」
スフィンクス「クイズ?」
男「なぞなぞだ」
スフィンクス「ほう、謎かけがあの箱でやるのか」
男「箱じゃなくてテレビな」
スフィンクス「さっそく見るのじゃ」
男(これで暫く大人しいだろ…)
67:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 16:58:56.72:cYRUWCB00
テレビ
スイドウバシクンノコタエ!
チガイマス
スフィンクス「あぁ…外してしまったのじゃ」
男「面白いか?」
スフィンクス「うむ、面白い顔じゃ」
男「そうじゃなくてさ」
スフィンクス「う~む…疑問に思ったのじゃが」
男「なんだ?」
スフィンクス「これはなぞかけか?」
男「あぁ~確かにお前が想像してたのとは違うかもな」
スフィンクス「まったくわからなかったのじゃ」
73:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:22:56.48:cYRUWCB00
次の日
男「ただいま~…ってまた昼寝中か」
スフィンクス「ん、おはようなのじゃ。何処か行っておったのか?」
男「GW中っても買い物とかはしなきゃダメだからな」
スフィンクス「そうかそうか」
男「よくわかってないだろ?」
スフィンクス「わからぬのじゃ」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:21:21.72:74ihV38I0
74:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:26:47.19:cYRUWCB00
>>72
やべ…可愛い、鼻汁出てきた
男「ほら土産だ」
スフィンクス「土産?食べ物かの?」
男「違うけど、多分喜ぶかなぁって」ハイ
スフィンクス「…見た事ない食べものじゃの」
男「だから違うって!これは本だよ、
なぞなぞとか乗ってる本」
スフィンクス「ほう、謎かけとな?」
男「小学生向けだけど、おまえならこれで十分だろ」
スフィンクス「?いまバカにされた気がしたのだが」
76:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:31:03.10:cYRUWCB00
男「気のせいだよ気のせい」
スフィンクス「しかしだの…」
男「どうした?」
スフィンクス「私は人間の文字が読めないんじゃが」
男「はぁ…読み聞かせるしかないのか」
スフィンクス「ほれ早く読むのじゃ!」
男「はいはい…」
78:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:35:30.62:cYRUWCB00
一時間後
スフィンクス「こちらの世界の子供はこんな難しい問題を解くのか」
男「なぞなぞ得意なんじゃ無かったのかよ…」
スフィンクス「驕りだったようじゃ」
男「……」
スフィンクス「わ、わからぬものは仕方ないのじゃ、わからぬ事をそのままにしておく事が恥なのじゃ!」
男「そうだな」ナデナデ
スフィンクス「~♪」ゴロゴロ
男「もうこれ猫だよね、喋る猫だよね」
スフィンクス「猫じゃないのじゃ~♪」
79:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:39:21.47:cYRUWCB00
スフィンクス「頭を使ったら疲れたのじゃ」
男「…使ったか?」
スフィンクス「まだ日もでているしお昼寝なのじゃ」
男「はいはい」
スフィンクス「よっこらせ」トン
男「膝の上にのるな」
スフィンクス「あったかいのじゃ」
男「重いのじゃ」
スフィンクス「真似をするでない」
男「お前さ」
スフィンクス「なんじゃ?」
80:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:43:25.99:cYRUWCB00
男「なんかもう普通に居心地よくなってるだろ」
スフィンクス「なってるのじゃ、ここは良いとこなのじゃ」
男「帰る気あるか?」
スフィンクス「無いのじゃ」
男「だよなぁ…正直なぞなぞどうでも良くなってるだろ」
スフィンクス「諦めてはいないのじゃ」
スフィンクス「ただそれよりもここでゴロゴロしてる方が良くなってるだけなのじゃ」
男「オレは猫より犬派なんだけどな…」
スフィンクス「だから猫じゃないのじゃ」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 17:44:50.60:uVvqFptBO
スフィンクス「ゴロゴロ」
男「まぁこれはこれで良いか…」ナデナデ
スフィンクス「もっと撫でるのじゃ」
男「はいはい」ナデナデ
85:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:57:03.38:cYRUWCB00
ケイローン「へっくし…あぁ」
ケイローン「誰かが私の噂をしていた気がする」
ケイローン「気のせいか」
89:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 18:06:55.67:cYRUWCB00
スフィンクス「男よ、謎かけなのじゃ」
男「またかよ、好きだなおまえも」
スフィンクス「私が勝ったらずっとここに住み着くのじゃ」
男「オレが勝ったら?」
スフィンクス「男の望み通りでて行くのじゃ」
男「……そっか」
男「このままいても良いんだけどな」
スフィンクス「それでは謎かけをする意味がなくなるのじゃ、ダメなのじゃ」
男「え?オレが勝った後の約束事守った事あったか?」
スフィンクス「それはそれなのじゃ!」
90:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 18:11:36.83:cYRUWCB00
スフィンクス「私は持っていて男は持っていないものとはなんぞ?」
男「……なんだそれ?」
スフィンクス「これは難しいのじゃ」
男「え?ホントにわからないんだけど」
スフィンクス「制限時間まであと10秒なのじゃ」
男「尻尾とか、動物っぽいとことかじゃないよな…」
スフィンクス「違うのじゃ」
男「ヒントヒント」
92:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 18:14:03.08:cYRUWCB00
スフィンクス「ふふふ、仕方ないの~」
スフィンクス「目には見えないものなのじゃ」
男「目には見えない…見えない…」
スフィンクス「9....10!時間切れなのじゃわ!」
男「マジかよ…答えは?」
スフィンクス「教えないのじゃ」
男「おい!そんなのありかよ!」
スフィンクス「そのうち、男もわかってくれると嬉しいのじゃ」
男「なんだよそれ」
93:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 18:17:54.81:cYRUWCB00
男「問題出して答え教えないってズルくないか?」
スフィンクス「答えは口では伝えにくい事だからの」
男「はぁ~?」
スフィンクス「頑張って答えをみつけるのじゃ!」
男「納得いかない」
スフィンクス「それより男よ、お腹が空いたのじゃ」
男「…はいはい」
スフィンクス「これからも一緒にいるのじゃ」
男「ん…」
FIN
95:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 18:21:35.60:cYRUWCB00
樹海
男「はぁ…はぁ…何処かに、あるはずなんだ…」
男「何処かに…」
男「くそっ…もう、動けない…」
男「樹海に入ってからもう三日か」
男「探し物は見つからない、変える道もわからない、夜は獣に怯えて安心して眠れない…」
男「もうダメなのか…なにも出来なかったな」
女「お兄さん、お困りですか?」
男「え?こんな所に人…?」
女「人間に…見えませんか?」
144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:41:47.89:cYRUWCB00
男「いや、人間に見えるけど。なんでこんな所に?」
女「私はここに住んでおりますので」
男「住んでる!?樹海に!?」
女「はい、そうでございます」
男「え、そんな…嘘だろ?」
女「本当でございます、もしよろしければいらっしゃいますか?何もおもてなし出来ませんが」
男「いや…」グルグルグル
男「お願いして良いかな…///」
女「ふふふ、はい」
男「それと、悪いんだけどさ…肩貸して貰えないかな?」
女「かしこまりました」
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:45:12.19:cYRUWCB00
女の庵
男「樹海にこんな場所があるのか…」
女「富士山は霊峰ですから、うちの一族はそれの防人なのです」
男「日本の神秘って奴か…」グルグルグル
男「……///」
女「すぐに食事を用意いたしますね」
男「…お願いします」
女「こちらでお寛ぎくださいな、すみません大したおもてなしもできず」
男「いえいえ…」
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:57:10.35:cYRUWCB00
男「それにしてもお淑やかな人だな…」
男「古き良き女性っていうか…」
男「……この家もすごいな、日本庭園っていうのか?」
男「…………」ウトウト
男「やばい、ねむくなって来た…」
151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:00:58.06:cYRUWCB00
男「ん…」
女「お目覚めですか?」
男「あ、すいません…寝てしまって…」
女「お疲れだったのでしょう、お気になさらないでください」
男「はぁ、ありがとうございます…」
女「そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ?」
男「あ、はい…」
女「正座になってますよ?」
男「面目ないです…」ソソクサ
女「あらあら、ふふふ」
152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:08:22.16:cYRUWCB00
男「ここにはお一人ですんでいるんですか?」
女「はい、私一人です」
男「寂しく無いんですか?」
女「時たま客人が来てくれますし、それが役割ですから」
女「そんなことより、ささ。お食事が出来ております、どうぞこちらへ」
男「かしこまりまし…た?」
女「ふふ、楽にしてくださいませ」
男「…綺麗な言葉ってのは難しいもんだな」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:11:33.50:cYRUWCB00
男「うわぁ…凄い…これ一人でつくったんですか!?」
女「はい、どの位お食べになるのかもわからなかったので少し多めに作らせて頂きました」
男「結構大きいテーブルなのに食べもので隙間が見えない…」
女「お気に召しませんでしたか?」
男「いえ、そんな事は」
女「どうぞ召し上がれ」
男「はい!」パク
男「美味い…こんな美味いの食ったの初めてだ…」
女「それは良かったです」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:12:34.75:ybIE4Ugu0
食後
男「げぷ…お腹いっぱいだ…」
女「あらあら、あんなに作ったのに。なかなか男らしい食べっぷりでしたね」
男「すみません…」
女「いえいえ、作ったかいが有りましたわ」
男「ホントに美味かったです」
女「それと湯浴みの準備が出来ておりますが、どう致しますか?」
男「そんな!悪いですよ!」
女「かなり汚れるているようでしたので、もしよろしければお着替えも用意いたしますが」
男「もしかして臭いですか?」
女「……少し…」
男「お風呂お借りします…」
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:25:19.43:cYRUWCB00
お風呂
男「お風呂場も広いな…こんなお風呂時代劇でしか見た事ねぇよ」
男「一体どのぐらい古いんだろ、もしかしたら法隆寺を遥かにしの…がないか」
女「お湯加減はいかがですか?」
男「あ、丁度良いです」
女「もしよろしければおせなかお流ししましょうか?」
男「それは…遠慮しておきます…」
女「お気になさらなくても宜しいですのに、それではお着替えここに置いておきますね」
男「はい」
男「……流してもらえばよかったー!」
160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:33:02.69:cYRUWCB00
男「ふぅ…お風呂ありがとうございました」
女「それでは次は私が失礼しますね」
女「覗いても良いですが恥ずかしいのでバレないようにしてくださいね?」
男「そそそそんなことしませんよ!」
女「ふふふ、そうですね。私のなんか見ても楽しく無いですものね」
男「そういう事ではないですけど…」
女「それではその前にお部屋にご案内いたしますわ」
男「ホント何から何まで…」
女「いえいえ、好きでやっている事ですから」
女「お布団の用意はもうして有りますので、お疲れでしたら先に寝ても大丈夫です」
男「や、やんごとねぇ?」
女「だから、楽にしてくださいませ」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:35:17.68:cYRUWCB00
男「眠い…あの人には悪いけど先に寝かせてもらうか…」
男「明日もまた探さないと…」
男「おや…すみ…」
男「………兄さん」
男「……」zzz
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:37:43.77:cYRUWCB00
深夜
男「ん…」
男「今何時だろう…外はまだ暗いな…」
男「変な時間に起きちまったな」
男「水貰おう」
男「…まさか井戸とかじゃないよな?」
男「この家ならありそうで怖い」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:44:35.22:cYRUWCB00
男「あの部屋灯りついてる」
男「女さん?」ソー
「え!?」
男「え!?」
女郎蜘蛛「あ…あ……」
男「女…さん?」
女郎蜘蛛「……はい」
男「そ、その姿は…?」
172:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 21:21:21.98:cYRUWCB00
女「騙すつもりは無かったのですが…」
男「…コスプレ趣味があると?」
女「こすぷれ?がよくわかりませんが、見ての通りです」
男「蜘蛛の化け物…」
女「化けっ…はい、そうですね」
女「人間の方からすればそうかも知れませんが私達も亜人という立派な種族です」
男「亜人…亜人かぁ…」
女「怖がらせてしまい申し訳ありません…」
174:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 21:32:34.10:cYRUWCB00
男「いや、それは良いんだけど…」
女郎蜘蛛「意外と冷静ですね…?」
男「なんとなく…いるのはわかってたから」
女郎蜘蛛「あら…人間の方なのに珍しいですね」
女郎蜘蛛「普通の方は取り乱すのに…」
男「兄貴が言ってたから」
女郎蜘蛛「お兄様?」
男「もう死んじゃったんだけどさ、兄貴」
男「この場所で神話の生き物を見た事があるって言ってたから」
女郎蜘蛛「それは本当ですか!?」
男「あぁ、だれも信じて無かったけど」
176:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 21:37:56.97:cYRUWCB00
男「昔、樹海に…自殺しようとした事があったらしくて」
男「その時に見たって、ケンタロスが卵を抱えているところ」
男「それに驚いて逃げ帰っちゃったらしいんだけど、それから兄貴その話ばっかりでさ」
男「と言っても俺しかまとも聞いてなかったし、医者からも頭がおかしいって言われちまったけどな」
女郎蜘蛛「それを探すためにここに?」
男「あぁ、姿は見えなくても証拠ぐらいは見つかるかなって思って…」
男「兄貴の言ってた事は本当なんだって確かめたかったから」
男「そしたら、証拠どころか本物みつけちまった…」
177:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 21:42:47.72:cYRUWCB00
女郎蜘蛛「私を捕まえるんですか?」
男「そうしたいのは山々だけど…流石に生命の恩人を晒し者にする趣味はないからなぁ…」
女郎蜘蛛「そうですか…それなら良いのですが」
男「安心しろって、そんな外道じゃないよ」
女郎蜘蛛「人間は嘘をつく生き物ですから信用は出来ません」
男「……否定はできない、でも本当だって」
女郎蜘蛛「取り合えずお休み下さいませ、そこから先のお話しは明日ゆっくりいたしましょう」
男「あ、あぁ…その前に水もらって良いかな?」
女郎蜘蛛「はい、お待ちください」
178:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 21:47:42.70:cYRUWCB00
次の日
樹海
男「あれ…オレはこんな所でなにしてんだ…?」
男「なんかとても幸せな夢を見ていた気がした」
男「なんか体も軽いし…いやいや、そんな事よりも探さなきゃ!」
男「……なにを?」
男「……………思い出せない」
男「何か探すためにここに来たはずなんだけどな…」
179:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 21:53:45.95:cYRUWCB00
男「と言っても帰り道もわからないし…」
男「とりあえずこっちか」
。
。
。
男「やべぇ…やべぇよ」
男「完全に道にまよったよ…」
男「本当ここ何処だよ!?」
男「助け…なんて来ないよなぁ…」
男「暗くなってきたし今日は野宿か…はら減ったなぁ…」
184:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:00:24.91:cYRUWCB00
男「怖えなぁ…絶対動物とかいるってここ…」
女「……なんでここにいるんですか?」
男「え?…君誰?」
女「そうでしたね、忘れているんですもんね」
女「もしよろしかったらウチに来ませんか?たいしたおもてなしも出来ませんが」
男「え。いいんですか?」
女「はい、男さんが嫌でなければ」
男「あれ?オレ名前教えたっけ?」
女「先ほどもうしておりました」
男「あれぇー?呆けたのかな…」
185:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:06:46.02:cYRUWCB00
夜
女「それではこのお部屋をお使い下さい」
男「なにから何までホントにありがとうございます」
女「いえいえお気になさらず、知人が死んでしまったら目覚めが悪いですから」
男「知人?」
女「私はもう男さんと出会ったのですから知人ですよ?」
男「あ、あぁ、そうだね」
186:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:09:31.30:cYRUWCB00
男「なんだろうこの部屋、見た事がある気がする」
男「あの人も、あの料理も…」
男「気のせいなのか?」
男「寝よ…」
。
。
。
深夜
男「うぅ~今夜は冷えるな…トイレトイレ…」
男「あれ…あの部屋電気ついてる…」
187:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:11:51.62:cYRUWCB00
男「いや、電気って言うか灯りか」
男「この科学の時代にこんな所に住めるって凄いなよな」
男「女さん?」ソロー
女郎蜘蛛「え!?」
男「え!?」
。
。
。
次の日
樹海
男「あれ…何処だここ…」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 22:12:41.43:Rtn5Shc90
そんなこんなで八回目
男「やぁ」
女「またですか」
男「また?」
女「なんでもないですよ、なんでこんな所にいるんですか?」
男「ここにいれば誰かがむかえに来てくれる気がしてさ」
女「せっかく帰り道まで糸を垂らしてあげたのに…」
男「糸?あ、ほんとだ」
男「でもこんな糸見えないよ」
女「そうですか?」
男「うん」
女「とりあえずウチに来ませんか?」
男「なんかそんな気がしてた」
192:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:27:55.37:cYRUWCB00
夜
男「なにから何まで悪いね…」
女「もう良いですよ気にしなくて」
男「でもこの家なんか見た事ある気がするんだよな…」
女「気のせいじゃないですか?ささ、こちらのお部屋をお使い下さい」
男「うん、ありがとう」
女「夜中起きないように気をつけてくださいね?」
男「ん?ああ」
193:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:34:05.57:cYRUWCB00
深夜
男「でも起きてしまった…水飲みたいな…」
男「この家なら普通に井戸とかありそうだな…」
男「起きるなって言われたしソロ~っと…」
ドンッ
男「痛っ…なんだ?」
「なぜ人間の少年がこんな所に…」
男「ででででででたぁ~~!?」
ケイローン「人のことを化け物のように…失礼な少年だ」
194:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:38:24.77:cYRUWCB00
男「どうみても化けも…」
女郎蜘蛛「ど、どうしました!?」
男「女さん、実…は…あれ」
女郎蜘蛛「あ…」
ケイローン「ドジだな」
女郎蜘蛛「人間に姿を変える気も無い人に言われたくないです!」
男「そっか…オレは死ぬのか。いや…死んだのか?」
女郎蜘蛛「ちち違うんです、これには深いわけがあるんです」
男「…わけ?」
195:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:41:28.34:cYRUWCB00
ケイローン「まずはこちらに説明してもらえないだろうか?何故ここに人間の少年がいるのか」
女郎蜘蛛「……はい」
。
。
。
ケイローン「なるほど」
男「そっか…オレはこいつらがいる証拠を探して…」
女郎蜘蛛「はい」
ケイローン「ようするに一回目は見逃して二回目以降は情が移ってしまったと?」
女郎蜘蛛「…はい」
女郎蜘蛛「やはりここで消さなければダメでしょうか…?」
ケイローン「うむ…」
196:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:48:45.79:cYRUWCB00
男「オレ、死ぬのかな…」
ケイローン「少年が話さないと言うのならそれで良いと思う」
女郎蜘蛛「…え?」
ケイローン「最近あっちの世界でもこっちの世界でも色々あってな、考えが変わってきたのだよ」
女郎蜘蛛「で、でも」
ケイローン「それで信用が出来ないならば手元に置いておけば良い」
ケイローン「人間の男を手篭めにするのは得意だろう?」
女郎蜘蛛「確かに私達の種族は人間に近い種族ですが…」
ケイローン「少年はどうだ?」
男「え、何が?」
197:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:54:06.90:qfgejJK9i
ケイローン「この事を話したいと思うか?」
男「どうせ話しても信じて貰えないよ…」
ケイローン「ほら、こう言っている」
女郎蜘蛛「でもしかしですね…」
ケイローン「なら殺すか?」
女郎蜘蛛「それも…」
ケイローン「なら良いでは無いか、段々と少年も忘却に対して耐性を持ち始めたようだしな」
ケイローン「これ以上はむりだろう」
男「……」
女郎蜘蛛「……」
ケイローン「黙っていたら話し合いにならないぞ?」
201:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:01:15.24:qfgejJK9i
ケイローン「少年はどうしたい?」
男「出来れば帰りたい」
ケイローン「女郎蜘蛛は?」
女郎蜘蛛「……私は…」
ケイローン「殺したいか?」
女郎蜘蛛「いえ…出来れば帰してあげたいけど信用は出来ません」
ケイローン「少年、ここにいる気はないか?私が言うのもなんだが、女郎蜘蛛は出来た女だとおもうぞ?」
少年「でも…やっぱり姿が…」
ケイローン「ふむ、少年は器が小さいな」
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:06:49.69:iGlgFFd20
205:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:13:47.91:cYRUWCB00
男「確かにいい人なんだと思うけど、記憶消されてるみたいだしよくわからないけど…」
男「でも、オレは人間だし女さんは…その…」
ケイローン「…少しだけ話しをしよう」
ケイローン「少年と同じく人間の話だ」
男「?」
207:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:22:35.38:cYRUWCB00
ケイローン「という話しだったのさ」
男「それホントの話しなのか…?」
女郎蜘蛛「私がそちらにいない間にそんな事が…」
ケイローン「これがホントにここ最近の話しだから困る」
ケイローン「だからと言ってすぐに受け入れられるとは思っていないが」
男「でも、やっぱり…」
ケイローン「まぁ考えてみると良い、もし本当に嫌なら私が責任をもって送り届けてやろう」
男「えぇ~?なんかオレに選択肢が無いんだけど…」
ケイローン「殺すと言う一番楽な選択肢を復活させたいなら」
209:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:25:54.56:cYRUWCB00
男「それにいきなりいなくなったら両親も心配するし!」
ケイローン「同棲するとでも言えば良いだろう」
男「でも…」
ケイローン「……普通はそういう反応だよな」
女郎蜘蛛「え?」
ケイローン「いや、最近あっさりと受け入れる人間が多かったからな」
ケイローン「普通ならそうなるなと思って」
男「そんなに簡単に受け入れられるかよ…」
女郎蜘蛛「私もです」
210:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:31:24.88:cYRUWCB00
ケイローン「とりあえず二人とももう少し考えてみると良い」
女郎蜘蛛「はい…」
男「おう…」
ケイローン「お互いの考えがまとまるまではここにいる事になるが諦めてくれ少年」
男「仕方ないか」
女郎蜘蛛「それまで身の回りのお世話は私がやらせて頂きます」
男「悪いな」
ケイローン「それと女郎蜘蛛は出来るだけその姿でいること」
ケイローン「慣れも大事だろう」
女郎蜘蛛「わかりました」
212:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:36:16.43:cYRUWCB00
翌日
男「って言ってもな…」
女郎蜘蛛「そうですね…とりあえず朝ごはんの支度しますね」
男「あ、あぁ」
男(記憶は無いけど慣れてるせいかそこまで不気味には思わないんだよな)
女郎蜘蛛「和食しか作れないのですけど大丈夫でしたか?」
男「日本人は黙って和食」
女郎蜘蛛「ふふふ、はいかしこまりました」
男「…なるほどなぁ」
217:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:42:54.75:cYRUWCB00
二日後
ケイローン「そろそろ決まったか?」
男「うん」
女郎蜘蛛「はい」
ケイローン「それで結果は」
男「亜人も人間とたいして変わらないなぁって」
女郎蜘蛛「人間は割と信用出来る生き物だと思いました」
ケイローン「それでは…」
男「帰りますよ」
ケイローン「え?」
219:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:52:12.36:cYRUWCB00
ケイローン「でもいまの流れって…」
男「うん、帰る」
女郎蜘蛛「けれど時々遊びにきて頂く事にしました」
ケイローン「恋愛的な感情は…?」
女郎蜘蛛「それはまだわかりません、可能性はあるかも知れませんが」
男「そんなにポンポン恋が芽生えてたまるかよ」
女郎蜘蛛「男さんが恋愛的な目で見れるかも含めてこれから考えて行けば良いと思います」
ケイローン「よくわからないよ…」
男「おっさんともこれから長い付き合いになりそうだし、よろしくな」
ケイローン「……あぁ、人間は不思議な生き物だな」
FIN
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 23:53:14.33:ZhfNWEWg0
進め!一角ウサギ娘ちゃん!
勇者「ここがオレの俺たちの冒険の始まった街だ、まずはここで情報を集める」
一角ウサギ娘「にんげんが一杯いる」
勇者「小さいな街だけどな、もっと大きい街も沢山あるぞ」
一角ウサギ娘「もっと大きいの?」
勇者「あぁ、うちの国は貧しい方だからな」
勇者「なんてったって国をあげての勇者にひのきのぼうとかよこしやがるからな」
一角ウサギ娘「ひのきのぼう?」
勇者「一番弱い武器だ」
一角ウサギ娘「でも棒で殴られたら痛いよ?」
勇者「まぁ…そうなんだが、それでも剣とかに比べるとゴミだからな」
一角ウサギ娘「剣?」
勇者「そっか、あの世界には剣とか無さそうだな」
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:05:51.20:5YTdqEu30
関係無いけど
兄「これから拳で語る事にする」ってのも書いた、忘れてたけど
勇者「さてとまずは…お邪魔しまーす」ガチャ
一角ウサギ娘「おじゃまします?ここが勇者の家」
勇者「いや、違うが…ちっ…しけた言えだな」ガサゴソ
一角ウサギ娘「なにやってるの?」
勇者「一種の勇者の儀式かな」ヤクソウヲテニイレタ
勇者「ほら、次いくぞ」
一角ウサギ娘「おじゃましました」
勇者「あと二~三件回るか」
一角ウサギ娘「まわるか」
245:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:14:08.12:Mp6kCDOy0
勇者「やっぱり最初の街はダメだな良いものが全然無い」
勇者「次はお前の装備を揃える、たいしたものは無いけど、裸装備よりはいいだろ」
一角ウサギ娘「装備?」
勇者「裸で殴られたら痛いだろ?」
一角ウサギ娘「うん、痛い」
勇者「だから装備をするんだ、お前なら…そうだな革鎧が良いかな」
一角ウサギ娘「むー、ごわごわする」
勇者「痛いよりは良いだろ」
一角ウサギ娘「でもごわごわは嫌」
246:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:21:57.07:Mp6kCDOy0
勇者「次は酒場だ、ここで情報を集める」
一角ウサギ娘「う…変な匂いする」
勇者「お前も飲んでみるか?酒は良いぞ?」
一角ウサギ娘「いらない」
勇者「まぁ暫くここで待っててくれ」
。
。
。
勇者「ただいま~、ってうぉっ!?」
男A「ねぇ彼女~その装備可愛いね?見たこと無いけど何処の子?」
男B「もし良かったら俺と冒険しない?色々教えてあげるよ」
男C「角!耳!コスプレきたこれ!!」
勇者「なんかめっちゃ囲まれてる…」
248:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:28:09.59:Mp6kCDOy0
一角ウサギ娘「たくさん声かけられた」
勇者「そっかぁ、良かったな。でもホイホイついて行っちゃダメだからな?」
一角ウサギ娘「?わかった」
勇者「それと…俺の昔の仲間の情報は手に入らなかった」
勇者「やっぱり魔王の城に近い村まで行かないとダメだな」
一角ウサギ娘「うん、わかった」
勇者「でもなぁ…船も飛行艇も遠くに乗り捨てちゃったんだよな…遠いけど歩きか…」
勇者「くそっ…移動系の魔法を覚えていれば…っ」
一角ウサギ娘「いそぐの?走る?」
勇者「それはオレがついて行け無いからダメだな」
250:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:31:18.02:Mp6kCDOy0
勇者「まぁ気長に歩いて行こうぜ」
一角ウサギ娘「ん」
街の外
勇者「でもレベル上げとかは必要性無さそうだし最短ルートで行きたいな」
勇者「とりあえず北にある港町を目指す」
一角ウサギ娘「みなとまち?」
勇者「あぁ、海があって食い物美味いところだ」
一角ウサギ娘「美味しい食べ物」ピクピク
勇者(耳動いてる)
勇者「…楽しみだな」
一角ウサギ娘「うん!」
251:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:36:04.46:Mp6kCDOy0
道中
モンスターが現れた
なんか強そうな奴ABC
勇者「街で聞いたうわさは本当だったのか…最近みた事無い魔物とエンカウントする事があるって」
一角ウサギ娘「強いの?」
勇者「わからないが、そこら辺の魔物よりは強そうだ…」
一角ウサギ娘「わるいやつ?」
勇者「そうだ、行くぞ!」
一角ウサギ娘「でも、攻撃したら痛いよ?」
勇者「そうだけど…でもあいつをほっといたらそれだけ人々が苦しむんだ」
一角ウサギ娘「…それはだめ」
254:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:41:16.05:Mp6kCDOy0
一角ウサギ娘「わかった、頑張る」
一角ウサギ娘「ゴメンね」
一角ウサギ娘の攻撃
メキョッ
なんか強そうな奴Aを倒した
勇者「容赦ねぇ…」
一角ウサギ娘「倒した」
勇者「まだ来るぞ!」
一角ウサギ娘「えい!」
メキョッ
なんか強そうな奴Bを倒した
勇者「常時隼の剣だと…?」
なんか強そうな奴Cは逃げ出した
256:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:47:04.92:Mp6kCDOy0
勇者「経験値からすると魔王の城周辺と同じぐらいの強さか…」
一角ウサギ娘「強いの?」
勇者「多分な…」
一角ウサギ娘「ふーん、勇者さん早く次いこ」
勇者「お、おう」
勇者(次の街でパーティー募集するつもりだったけど要らなそうだな…)
これから先も強い敵が沢山いるだろう、それでも負けるな一角ウサギ娘!
そして一角ウサギ娘に負けるな勇者!
勇者達のぼうけんは続く!
FIN
258:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:54:33.47:LlW6JDoV0
スキュラと男の闘病生活
スキュラ「男さんお加減は如何ですか?」
男「そうだね、凄く体が軽いよ」
スキュラ「それならば良かったです」
男「今まで経験した事が無いほど体が軽いんだけど…逆にこれだいじょうぶかな…?」
スキュラ「さぁ、どうなんでしょう」
男「えぇ~何それ…」
スキュラ「自然治癒力を高めてくれるらしいって話しを聞いただけですからね」
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:29:26.00:Mp6kCDOy0
スキュラ「そんなに心配なら詳しい方に聴きに行きましょうか?」
男「あぁ~そうだね、そうしようか」
男「今ないくら動いても平気な気がするし」
スキュラ「でもちょっと遠いんですよね、本当にいけます?」
男「…ちょっと自信ないかも」
男「でも行こう」
スキュラ「はい、わかりました」
男「その人ってどんな人なの?」
スキュラ「そうですね、半人半馬の亜人の方なのですが、とても厳格で頭の良い方です」
スキュラ「とある村の村長さんもやってますよ」
男「うわぁ…凄い固そう」
262:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:33:11.42:w+v3vT+70
スキュラ「そうですね、実は私も少し苦手です…」
男「でも話し聞かないのも怖いしな…」
男「その人ってこっちに人間がいても怒らないのかな?」
スキュラ「あ…それはかんがえて無かったです」
男「本当に大丈夫なのかよ…」
スキュラ「えぇ、多分?」
男「そこで疑問系つけないで欲しいな」
スキュラ「あ、歩いてる途中辛くなった言ってくださいね?私が背負ってあげますから」
男「…理解」
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:40:40.84:Mp6kCDOy0
スキュラ「理解?」
男「了解って事だよ」
スキュラ「そう…なんですか?」
男「他にも把握とかあるぞ」
スキュラ「人間の言葉は難しいですね」
男「所でどの位かかるんだ?半日くらいか?」
スキュラ「二日くらいですかね?」
男「おぉぅ…想像以上にとおかった」
スキュラ「そうですか?」
男「こっちの世界はなんかおかしい…」
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:45:15.10:Mp6kCDOy0
二日後
男「ここかま、その村か」
男「なんにもねぇな…」
スキュラ「確かに人間界に比べると本当になにも無いですよね」
男「山梨の田舎の爺婆のいえでももっと都会だぞ…?」
スキュラ「私に言われてもこまりますが」
266:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:50:45.19:Mp6kCDOy0
男「それでその村長って言うのは…?」
スキュラ「あ、いましたあちらの方です」
男「ほうほうアレが…」
ケイローン「スキュラか珍しいな、そしてそちらは…人間か?」
男「昆虫?」
スキュラ「しっ!」
ケイローン「何故人間がこんな所に?」
スキュラ「そ、それはですね…」
男「あれ…ヤバイ?」
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:53:36.03:7FZ6TU/2O
スキュラ「と、言うわけでして…私が勝手に連れてきてしまったんです!男さんは悪くないんです!」
ケイローン「またか…」
スキュラ「え?」
ケイローン「なんでこう人間の行き来が多いのだ…」
スキュラ「???」
ケイローン「気にするなこちらの話しだ」
スキュラ「お咎めは…」
ケイローン「無いから安心すると良い」
スキュラ「よかったぁ…」
270:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:59:49.16:EOqU8/Sz0
276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 03:11:57.50:7FZ6TU/2O
ケイローン「それでそちらの人間の事だったか?」
スキュラ「はい」
ケイローン「正直わからない」
ケイローン「怪我の場合は治癒力が高くなるらしいが、病気の事は聞いた事がないからな」
スキュラ「そう…ですか」
ケイローン「こちらに来てからどの位に、なる?」
スキュラ「えーと、五日目です」
ケイローン「それなら身体に悪いという事は無いだろう、通常ならば二日と持たないはずだからな」
273:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 03:07:17.45:Mp6kCDOy0
ケイローン「しかし先ほども言ったが前例が無い事だからな、定期的に報告してくれると有難い」
スキュラ「はい、わかりました」
ケイローン「少年もあまり意地を張らずに素直に話してくれると助かる」
ケイローン「あまり心配をかけてやるなよ?」
男「わかりました、爺ちゃんにも女泣かせるのはプロポーズの時だけで充分だって言われてますから」
ケイローン「なかなかたくましい言葉だな」
男「そうですかね?」
ケイローン「こちらの世界にいるのも良いが、あちらの家族を蔑ろにしてはダメだぞ?」
男「はい!」
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 03:11:53.83:Mp6kCDOy0
スキュラ「だってさ、良かったですね」
男「あぁ、そうだな」
ケイローン「骨折が二日で治ったらしいがきみの場合は生まれてから今までの分長い事かかるのだろう」
ケイローン「焦らずに気長に行くといい、また何かあれば私の所にきなさい」
男「流石にまた二日歩くのはキツいんですけどね…」
スキュラ「グダグダ言わないの!」
男「軽口が叩けるくらい元気って事だよ」
ケイローン「うむ、元気なのはいい事だ」
男「ほら馬型の昆虫もこう言ってるし」
ケイローン「…昆虫……」
277:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 03:19:36.88:Mp6kCDOy0
男「でも良かったよ、これなら泣かせないですみそうだ」
スキュラ「別に泣かないですけどね」
男「オレの前で泣くのは一回で良いから、後はいらない」
スキュラ「…え?」
男「泣かせるかはまだわからないけどね」
スキュラ「…ばか!!」
ケイローン「…今までにいなかったタイプの人間だな」
男「ははは」
FIN
278:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 03:23:24.44:Mp6kCDOy0
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:20:18.02:cYRUWCB00
スフィンクス「お主は今困っておるのか?」
男「えと…困っていると言えば困ってるのですが…対応とか」
スフィンクス「なになに気にしなくてもよい、楽にすると良い」
男「いやぁ…無理だろ」
スフィンクス「道に迷っているとの事だったな」
男「あ、はぁ…まぁ」
スフィンクス「私の謎かけに答える事が出来たら帰りの道を案内してやろう」
男「え~…なんか信用できない」
スフィンクス「ならばよい、一生そこで迷っているがよいのだ」
スフィンクス「……そう言えば先ほど熊をみたな…」
男「やっぱりなぞなぞお願いします」
なぞなぞに答えられたらショックで自殺するんだよな
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:24:14.47:wM9TtmPiO
画像のスフィンクスがテラアルカイックスマイルwww
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:24:42.26:cYRUWCB00スフィンクス「ころころと意見の変わる奴じゃ」
男「だって熊は…」
スフィンクス「それでは第一問じゃ」
男「え?なん問もある…んですか?」
スフィンクス「一問だけじゃが」
男「って言うか…あなたは…生き物?」
スフィンクス「それ以外に何に見えるというのかの?」
男「いや、そもそもこんな生き物をみた事が…」
スフィンクス「第一問!」
男「は、はい!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 13:31:14.39:cYRUWCB00
スフィンクス「これは今まで何人たりとも答える事ができなかった至高の問題」
男「……」ゴクリ
スフィンクス「朝は四本、昼は二本、夜は三本足の生き物とはなんじゃ?」
男「……え?人間」
スフィンクス「!?なぜわかった!?」
スフィンクス「貴様実は天才か」
男「子供でもわかる位有名ななぞなぞなんだけどな」
スフィンクス「この山の者達に問うてもみなガウーしか言わなかったと言うのに…」
男「言葉がしゃべれ無いんじゃそうなるよね」
スフィンクス「うぅ…」
スフィンクス「恥ずかしい…そんな事にも気づかず意気揚々と問題を出していた自分が恥ずかしい」
男(気づかなかった…だと…?)
スフィンクス「恥ずかしい、どうすればこの恥ずかしさを埋められるかの…」
スフィンクス「そうだ死のう、死んでしまえばこんな事で悩む必要もなくなるのじゃ」
男「あの」
スフィンクス「なんじゃ、私は今忙しい。どのようにして痛みが無いまま死ぬか考えておるのだ」
男「その前に帰り道教えて貰っていい…かな?」
スフィンクス「なんでじゃ?」
男「え、教えてくれるんじゃ無いの!?」
スフィンクス「そう言えばそんな話しもしたの…」
男「そうだろ?だから早く帰り道を…」
スフィンクス「知らぬ」
男「え!?」
スフィンクス「答えられると思っておらなかったゆえ、知らぬ」
男「それじゃオレは…」
スフィンクス「草臥れ損じゃの」
男「…おれは熊の餌か…熊って人間食うのかな…」
スフィンクス「何をそんなに落ち込んでおるのじゃ」
男「だって、だってさ…」
スフィンクス「これこれ、泣くな人間。泣きたいのはこっちじゃ」
男「………」
スフィンクス「無視か?無視するのかの?」
男「……」
スフィンクス「一緒に探してやるからそう落ちこむな人間」ポンポン
男「はぁ…肉球が気持ちいい」
スフィンクス「むにむにじゃぞ?」
獣道
男「所でお前はなんなの?」
スフィンクス「なんなのとは?」
男「どうみても地球の生き物じゃないよね」
男「アメリカの生物兵器?それとも錬金術の被害者?」
スフィンクス「スフィンクスじゃ、こっちでは割と有名だと聞いたんだがの」
男「スフィンクス!?あのエジプトで座ってるやつ!?」
スフィンクス「なんじゃそれ、私も話を聞いただけだから良くはわからぬ」
男「いや、でもオレが知ってるのは岩で出来ててもっとデカくて」
スフィンクス「そんな生き物がおるのか!?」
男「生き物じゃなくて石像?なんだが」
スフィンクス「石像が生きておるのか、ガーゴイルみたいな物かの?」
男「いや、違うけど…」
スフィンクス「よくわからぬ」
男「はぁ」
スフィンクス「?」
男「何処から来たんだ?」
スフィンクス「亜人の世界からじゃ」
男「なんだそれは…」
。
。
。
スフィンクス「…と言うわけじゃ」
男「おぉうファンタジー…」
男「ところでさ」
スフィンクス「なんじゃ?」
男「その、亜人ってのは人間の事…食べるのか?」
スフィンクス「食えない事も無いんじゃないかの?」
男「ひぃっ……」ザザッ
スフィンクス「逃げるな、…少し傷つく」
男「で、でも」
スフィンクス「いきなり襲ったりはし無いから安心すると良い」
男「ホントかよ…」
一時間後
スフィンクス「疲れた」
男「ふざけんな」
スフィンクス「疲れた物は疲れたのじゃ、仕方ないであろう」
男「はぁ…じゃあもうついて来なくていい、正直怖いし」
スフィンクス「それは嫌じゃ」
スフィンクス「負けたままでは終われぬ」
男「えぇ~」
スフィンクス「それでは気分転換に第二問!」
男「…外したらどうなるんだ?」
スフィンクス「?どうしようかの?昔は食べていたらしいがの」
男「……」ダダッ
スフィンクス「あ、急に走るで…」
スフィンクス「いってしまった…」
翌日
男「体じゅう痛え…筋肉痛か…」
男「なんとか帰って来れたけど…」
男「昨日のあれ、夢じゃないよな」
男「それとも幻覚?」
男「いや、良いんだ、忘れよう。触らぬ神にたたり無しって言うし」
ピンポーン
男「誰か来た?」
男「はいはーい、今あけまーす」ガチャ
スフィンクス「おぉ、出てきた」
男「」バタン
スフィンクス「なぜじゃ!なぜ閉める!」
男「え?え?なんで!?」
スフィンクス「ここを開けるのじゃー!」
男「……マジかよ」
家の中
スフィンクス「さっきはなぜ閉めたのだ?」
男「いや…ビックリして」
スフィンクス「折角探し出したと言うのに」
男「なんでわざわざ」
スフィンクス「負けたままは嫌じゃ」
男「子供かよ」
男「なんで負けたら食べられるのにそんな事やんなきゃいけないんだよ!」
スフィンクス「私は辱めを受けたのだ、このままでは終われぬ」
男「は、辱め?」
スフィンクス「謎かけに答えられてしまった」
男「それだけだろ!」
スフィンクス「むぅ…」ショボン
男「そ、そんなあからさまに凹んでもだめだぞ!」
スフィンクス「それではこうしよう、もしお前が答える事が出来たらなんでも言う事を聞いてやる!」
男「そんなになぞなぞしたいのかよ…」
スフィンクス「負けたままが嫌だと言っておるだろう!」
男「はいはい…だったら早く問題だせよ」
スフィンクス「わかった!そうだな…」
スフィンクス「座っている時は見えるのに立つと見えなくなってしまう物はなんぞ?」
男「はぁ…」
スフィンクス「難しいだろう難しいだろう?」
男「足の裏」
スフィンクス「!?なぜわかる!?」
男「お前なぞなぞの才能は無いな…」
スフィンクス「……うぅ」
男「な、泣くなよ!出された問題に答えただけだろ!?」
スフィンクス「だって…」グス
男(めんどくせぇ…)
男「ほらほら泣きやめ泣きやめ」ナデナデ
スフィンクス「そんな事で私の期限が治るとでも」ゴロゴロ
男「喉ならしながら言ってもな…」
男「それで言う事聞くんだっけ?」パッ
スフィンクス「あ、やめるのか…そうだ一つだけ言う事をきいてやろう」
男「そうだな…」
スフィンクス「人間は欲深い生き物だと聞いている、覚悟はしているのじゃ」
男「やはりこれが一番良いか?」
スフィンクス「なんなのだ?」
男「帰れ」
スフィンクス「え!?」
男「え?じゃないだろ、なんでもだろ?」
スフィンクス「だが断るのじゃ」
男「ふざけんなよ!そんな身の危険に晒されながらいれるかよ」
スフィンクス「負けたままは嫌なのじゃ」
男「オレも食われるのは嫌なんだよ!」
三日後
男「…いつになったらでてくんだよ」
スフィンクス「ん~?なんじゃ、まだそんな事を言っておるのかの?」
男「逆になんで普通に居ついてるんだよ」
スフィンクス「ここは良いの、雨風が凌げる上に食事も出てくる、日当たりも良いのじゃ」
男「あんまり窓際にいくなよ!誰かに見られたらどうすんだよ!」
スフィンクス「気にしないのじゃ」ゴロニャン
男「オレは気にするんだよ」
スフィンクス「細かい事は気にするとまけてしまうのじゃ」ゴロゴロ
男「まったく…日向ぼっこって猫かよ」
スフィンクス「猫では泣く獅子じゃ」
男「そうは見えないけどな…」
スフィンクス「さて、それじゃ今日も行くかの」
男「またか、次はどんな問題だ?」
スフィンクス「それでは第八十二問、パンはパンでも食べられないパンとはなんぞ?」
男「フライパン」
スフィンクス「…なっ!昨日思いついた新しい謎かけだったのに」
男「こっちの世界じゃ幼稚園児でもわかるよ…」
スフィンクス「こちらの世界には天才がたくさんいるのじゃ…」
男「寧ろそっちの世界はみんな頭が軽いのか…」
スフィンクス「失礼な奴じゃ」
スフィンクス「しかし、また負けてしまったのじゃ…」
スフィンクス「褒美として私の腹を撫でる権利をやるのじゃ」
男「お前が撫でて欲しいだけだろ?」
スフィンクス「うむ」ゴロン
スフィンクス「さぁ来るのじゃ」
男「はいはい」
スフィンクス「~♪」ゴロゴロ
男「はぁ…」
男「これいつまで続くの?」ナデナデ
スフィンクス「?」
男「このなぞなぞはいつまで続けるんだよ」
スフィンクス「わからぬ」
スフィンクス「嫌か?もうお主を食べる気もないぞ?」
男「食べられるは嫌だけどそういう問題でもないからな…」
スフィンクス「人間は難しいのじゃ」
スフィンクス「わざわざ動かなくてもご飯を出してくれるのにその人間を食べる必要はないのじゃ」
男「立派なニートだな…」
スフィンクス「にーと?なんじゃそれは」
男「お前みたいな奴の事だよ」
スフィンクス「なぞなぞが好きなのかの?」
男「違うけどさ…」
スフィンクス「なかなか強そうな響きの名前じゃの」
男「はいはい、そうだな」
夜
男「そう言えば今日はクイズ番組あったな」
スフィンクス「クイズ?」
男「なぞなぞだ」
スフィンクス「ほう、謎かけがあの箱でやるのか」
男「箱じゃなくてテレビな」
スフィンクス「さっそく見るのじゃ」
男(これで暫く大人しいだろ…)
テレビ
スイドウバシクンノコタエ!
チガイマス
スフィンクス「あぁ…外してしまったのじゃ」
男「面白いか?」
スフィンクス「うむ、面白い顔じゃ」
男「そうじゃなくてさ」
スフィンクス「う~む…疑問に思ったのじゃが」
男「なんだ?」
スフィンクス「これはなぞかけか?」
男「あぁ~確かにお前が想像してたのとは違うかもな」
スフィンクス「まったくわからなかったのじゃ」
次の日
男「ただいま~…ってまた昼寝中か」
スフィンクス「ん、おはようなのじゃ。何処か行っておったのか?」
男「GW中っても買い物とかはしなきゃダメだからな」
スフィンクス「そうかそうか」
男「よくわかってないだろ?」
スフィンクス「わからぬのじゃ」
74:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:26:47.19:cYRUWCB00
>>72
やべ…可愛い、鼻汁出てきた
男「ほら土産だ」
スフィンクス「土産?食べ物かの?」
男「違うけど、多分喜ぶかなぁって」ハイ
スフィンクス「…見た事ない食べものじゃの」
男「だから違うって!これは本だよ、
なぞなぞとか乗ってる本」
スフィンクス「ほう、謎かけとな?」
男「小学生向けだけど、おまえならこれで十分だろ」
スフィンクス「?いまバカにされた気がしたのだが」
男「気のせいだよ気のせい」
スフィンクス「しかしだの…」
男「どうした?」
スフィンクス「私は人間の文字が読めないんじゃが」
男「はぁ…読み聞かせるしかないのか」
スフィンクス「ほれ早く読むのじゃ!」
男「はいはい…」
一時間後
スフィンクス「こちらの世界の子供はこんな難しい問題を解くのか」
男「なぞなぞ得意なんじゃ無かったのかよ…」
スフィンクス「驕りだったようじゃ」
男「……」
スフィンクス「わ、わからぬものは仕方ないのじゃ、わからぬ事をそのままにしておく事が恥なのじゃ!」
男「そうだな」ナデナデ
スフィンクス「~♪」ゴロゴロ
男「もうこれ猫だよね、喋る猫だよね」
スフィンクス「猫じゃないのじゃ~♪」
スフィンクス「頭を使ったら疲れたのじゃ」
男「…使ったか?」
スフィンクス「まだ日もでているしお昼寝なのじゃ」
男「はいはい」
スフィンクス「よっこらせ」トン
男「膝の上にのるな」
スフィンクス「あったかいのじゃ」
男「重いのじゃ」
スフィンクス「真似をするでない」
男「お前さ」
スフィンクス「なんじゃ?」
男「なんかもう普通に居心地よくなってるだろ」
スフィンクス「なってるのじゃ、ここは良いとこなのじゃ」
男「帰る気あるか?」
スフィンクス「無いのじゃ」
男「だよなぁ…正直なぞなぞどうでも良くなってるだろ」
スフィンクス「諦めてはいないのじゃ」
スフィンクス「ただそれよりもここでゴロゴロしてる方が良くなってるだけなのじゃ」
男「オレは猫より犬派なんだけどな…」
スフィンクス「だから猫じゃないのじゃ」
ケイローンまだー
84:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 17:56:18.94:cYRUWCB00スフィンクス「ゴロゴロ」
男「まぁこれはこれで良いか…」ナデナデ
スフィンクス「もっと撫でるのじゃ」
男「はいはい」ナデナデ
ケイローン「へっくし…あぁ」
ケイローン「誰かが私の噂をしていた気がする」
ケイローン「気のせいか」
スフィンクス「男よ、謎かけなのじゃ」
男「またかよ、好きだなおまえも」
スフィンクス「私が勝ったらずっとここに住み着くのじゃ」
男「オレが勝ったら?」
スフィンクス「男の望み通りでて行くのじゃ」
男「……そっか」
男「このままいても良いんだけどな」
スフィンクス「それでは謎かけをする意味がなくなるのじゃ、ダメなのじゃ」
男「え?オレが勝った後の約束事守った事あったか?」
スフィンクス「それはそれなのじゃ!」
スフィンクス「私は持っていて男は持っていないものとはなんぞ?」
男「……なんだそれ?」
スフィンクス「これは難しいのじゃ」
男「え?ホントにわからないんだけど」
スフィンクス「制限時間まであと10秒なのじゃ」
男「尻尾とか、動物っぽいとことかじゃないよな…」
スフィンクス「違うのじゃ」
男「ヒントヒント」
スフィンクス「ふふふ、仕方ないの~」
スフィンクス「目には見えないものなのじゃ」
男「目には見えない…見えない…」
スフィンクス「9....10!時間切れなのじゃわ!」
男「マジかよ…答えは?」
スフィンクス「教えないのじゃ」
男「おい!そんなのありかよ!」
スフィンクス「そのうち、男もわかってくれると嬉しいのじゃ」
男「なんだよそれ」
男「問題出して答え教えないってズルくないか?」
スフィンクス「答えは口では伝えにくい事だからの」
男「はぁ~?」
スフィンクス「頑張って答えをみつけるのじゃ!」
男「納得いかない」
スフィンクス「それより男よ、お腹が空いたのじゃ」
男「…はいはい」
スフィンクス「これからも一緒にいるのじゃ」
男「ん…」
FIN
ゴメンなさい調子にのって立てた癖に投げっぱなしにしてしまいました
昨日モン娘スレを3つも見つけてテンションが上がったからです…後悔しかしてないです
最後の問題の答えは依存心とか恋心とかそんな感じのつもりでした
やっぱりSSは愛が無いとかけないとあらためて実感しました
スフィンクスも嫌いじゃ無いけど、他のモン娘に比べると愛が足りなかったか…
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:23:33.29:xz8aLbvt0昨日モン娘スレを3つも見つけてテンションが上がったからです…後悔しかしてないです
最後の問題の答えは依存心とか恋心とかそんな感じのつもりでした
やっぱりSSは愛が無いとかけないとあらためて実感しました
スフィンクスも嫌いじゃ無いけど、他のモン娘に比べると愛が足りなかったか…
おつであります
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:24:23.40:kcueel+oO
スフィンクスなんてエジプトのあれのイメージしかないからなあ
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 18:54:50.23:cYRUWCB00
過去作ひっぱり出して見た
知らない人いたらこっちも見てくれるとありがたいです
恥ずかしいしつまらないけど、モン娘を広めるのがオレの使命だから!
苦情は受け付けない
モン娘系
スライム娘「あの…あまり触らないでもらえます?」男「え?」
ラミア「あれ?人間が落ちてる」男「ん…うぅ…」
ハーピー「なにこっち見てんだよ」男「……」
その他
女「私の骨まで愛してくれるか?」男「…え?」
姉「弟が最近構ってくれない」妹「彼女でも出来たんじゃない?」
ハム太郎「馴れ合いはもううんざりなのだ」
って事でなんか書こうと思うんだが、何がいいかな?
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:01:11.82:pbwdNyBK0知らない人いたらこっちも見てくれるとありがたいです
恥ずかしいしつまらないけど、モン娘を広めるのがオレの使命だから!
苦情は受け付けない
モン娘系
スライム娘「あの…あまり触らないでもらえます?」男「え?」
ラミア「あれ?人間が落ちてる」男「ん…うぅ…」
ハーピー「なにこっち見てんだよ」男「……」
その他
女「私の骨まで愛してくれるか?」男「…え?」
姉「弟が最近構ってくれない」妹「彼女でも出来たんじゃない?」
ハム太郎「馴れ合いはもううんざりなのだ」
って事でなんか書こうと思うんだが、何がいいかな?
>>119
モン娘のその3つ書いてたのあなただったのか
そういえば昨日何かしら書くかもって言ってたね、これだったのか
143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 19:36:12.23:cYRUWCB00モン娘のその3つ書いてたのあなただったのか
そういえば昨日何かしら書くかもって言ってたね、これだったのか
樹海
男「はぁ…はぁ…何処かに、あるはずなんだ…」
男「何処かに…」
男「くそっ…もう、動けない…」
男「樹海に入ってからもう三日か」
男「探し物は見つからない、変える道もわからない、夜は獣に怯えて安心して眠れない…」
男「もうダメなのか…なにも出来なかったな」
女「お兄さん、お困りですか?」
男「え?こんな所に人…?」
女「人間に…見えませんか?」
男「いや、人間に見えるけど。なんでこんな所に?」
女「私はここに住んでおりますので」
男「住んでる!?樹海に!?」
女「はい、そうでございます」
男「え、そんな…嘘だろ?」
女「本当でございます、もしよろしければいらっしゃいますか?何もおもてなし出来ませんが」
男「いや…」グルグルグル
男「お願いして良いかな…///」
女「ふふふ、はい」
男「それと、悪いんだけどさ…肩貸して貰えないかな?」
女「かしこまりました」
女の庵
男「樹海にこんな場所があるのか…」
女「富士山は霊峰ですから、うちの一族はそれの防人なのです」
男「日本の神秘って奴か…」グルグルグル
男「……///」
女「すぐに食事を用意いたしますね」
男「…お願いします」
女「こちらでお寛ぎくださいな、すみません大したおもてなしもできず」
男「いえいえ…」
男「それにしてもお淑やかな人だな…」
男「古き良き女性っていうか…」
男「……この家もすごいな、日本庭園っていうのか?」
男「…………」ウトウト
男「やばい、ねむくなって来た…」
男「ん…」
女「お目覚めですか?」
男「あ、すいません…寝てしまって…」
女「お疲れだったのでしょう、お気になさらないでください」
男「はぁ、ありがとうございます…」
女「そんなにかしこまらなくても大丈夫ですよ?」
男「あ、はい…」
女「正座になってますよ?」
男「面目ないです…」ソソクサ
女「あらあら、ふふふ」
男「ここにはお一人ですんでいるんですか?」
女「はい、私一人です」
男「寂しく無いんですか?」
女「時たま客人が来てくれますし、それが役割ですから」
女「そんなことより、ささ。お食事が出来ております、どうぞこちらへ」
男「かしこまりまし…た?」
女「ふふ、楽にしてくださいませ」
男「…綺麗な言葉ってのは難しいもんだな」
男「うわぁ…凄い…これ一人でつくったんですか!?」
女「はい、どの位お食べになるのかもわからなかったので少し多めに作らせて頂きました」
男「結構大きいテーブルなのに食べもので隙間が見えない…」
女「お気に召しませんでしたか?」
男「いえ、そんな事は」
女「どうぞ召し上がれ」
男「はい!」パク
男「美味い…こんな美味いの食ったの初めてだ…」
女「それは良かったです」
化かされてる予感・・・!
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/01(日) 20:18:15.59:cYRUWCB00食後
男「げぷ…お腹いっぱいだ…」
女「あらあら、あんなに作ったのに。なかなか男らしい食べっぷりでしたね」
男「すみません…」
女「いえいえ、作ったかいが有りましたわ」
男「ホントに美味かったです」
女「それと湯浴みの準備が出来ておりますが、どう致しますか?」
男「そんな!悪いですよ!」
女「かなり汚れるているようでしたので、もしよろしければお着替えも用意いたしますが」
男「もしかして臭いですか?」
女「……少し…」
男「お風呂お借りします…」
お風呂
男「お風呂場も広いな…こんなお風呂時代劇でしか見た事ねぇよ」
男「一体どのぐらい古いんだろ、もしかしたら法隆寺を遥かにしの…がないか」
女「お湯加減はいかがですか?」
男「あ、丁度良いです」
女「もしよろしければおせなかお流ししましょうか?」
男「それは…遠慮しておきます…」
女「お気になさらなくても宜しいですのに、それではお着替えここに置いておきますね」
男「はい」
男「……流してもらえばよかったー!」
男「ふぅ…お風呂ありがとうございました」
女「それでは次は私が失礼しますね」
女「覗いても良いですが恥ずかしいのでバレないようにしてくださいね?」
男「そそそそんなことしませんよ!」
女「ふふふ、そうですね。私のなんか見ても楽しく無いですものね」
男「そういう事ではないですけど…」
女「それではその前にお部屋にご案内いたしますわ」
男「ホント何から何まで…」
女「いえいえ、好きでやっている事ですから」
女「お布団の用意はもうして有りますので、お疲れでしたら先に寝ても大丈夫です」
男「や、やんごとねぇ?」
女「だから、楽にしてくださいませ」
男「眠い…あの人には悪いけど先に寝かせてもらうか…」
男「明日もまた探さないと…」
男「おや…すみ…」
男「………兄さん」
男「……」zzz
深夜
男「ん…」
男「今何時だろう…外はまだ暗いな…」
男「変な時間に起きちまったな」
男「水貰おう」
男「…まさか井戸とかじゃないよな?」
男「この家ならありそうで怖い」
男「あの部屋灯りついてる」
男「女さん?」ソー
「え!?」
男「え!?」
女郎蜘蛛「あ…あ……」
男「女…さん?」
女郎蜘蛛「……はい」
男「そ、その姿は…?」
女「騙すつもりは無かったのですが…」
男「…コスプレ趣味があると?」
女「こすぷれ?がよくわかりませんが、見ての通りです」
男「蜘蛛の化け物…」
女「化けっ…はい、そうですね」
女「人間の方からすればそうかも知れませんが私達も亜人という立派な種族です」
男「亜人…亜人かぁ…」
女「怖がらせてしまい申し訳ありません…」
男「いや、それは良いんだけど…」
女郎蜘蛛「意外と冷静ですね…?」
男「なんとなく…いるのはわかってたから」
女郎蜘蛛「あら…人間の方なのに珍しいですね」
女郎蜘蛛「普通の方は取り乱すのに…」
男「兄貴が言ってたから」
女郎蜘蛛「お兄様?」
男「もう死んじゃったんだけどさ、兄貴」
男「この場所で神話の生き物を見た事があるって言ってたから」
女郎蜘蛛「それは本当ですか!?」
男「あぁ、だれも信じて無かったけど」
男「昔、樹海に…自殺しようとした事があったらしくて」
男「その時に見たって、ケンタロスが卵を抱えているところ」
男「それに驚いて逃げ帰っちゃったらしいんだけど、それから兄貴その話ばっかりでさ」
男「と言っても俺しかまとも聞いてなかったし、医者からも頭がおかしいって言われちまったけどな」
女郎蜘蛛「それを探すためにここに?」
男「あぁ、姿は見えなくても証拠ぐらいは見つかるかなって思って…」
男「兄貴の言ってた事は本当なんだって確かめたかったから」
男「そしたら、証拠どころか本物みつけちまった…」
女郎蜘蛛「私を捕まえるんですか?」
男「そうしたいのは山々だけど…流石に生命の恩人を晒し者にする趣味はないからなぁ…」
女郎蜘蛛「そうですか…それなら良いのですが」
男「安心しろって、そんな外道じゃないよ」
女郎蜘蛛「人間は嘘をつく生き物ですから信用は出来ません」
男「……否定はできない、でも本当だって」
女郎蜘蛛「取り合えずお休み下さいませ、そこから先のお話しは明日ゆっくりいたしましょう」
男「あ、あぁ…その前に水もらって良いかな?」
女郎蜘蛛「はい、お待ちください」
次の日
樹海
男「あれ…オレはこんな所でなにしてんだ…?」
男「なんかとても幸せな夢を見ていた気がした」
男「なんか体も軽いし…いやいや、そんな事よりも探さなきゃ!」
男「……なにを?」
男「……………思い出せない」
男「何か探すためにここに来たはずなんだけどな…」
男「と言っても帰り道もわからないし…」
男「とりあえずこっちか」
。
。
。
男「やべぇ…やべぇよ」
男「完全に道にまよったよ…」
男「本当ここ何処だよ!?」
男「助け…なんて来ないよなぁ…」
男「暗くなってきたし今日は野宿か…はら減ったなぁ…」
男「怖えなぁ…絶対動物とかいるってここ…」
女「……なんでここにいるんですか?」
男「え?…君誰?」
女「そうでしたね、忘れているんですもんね」
女「もしよろしかったらウチに来ませんか?たいしたおもてなしも出来ませんが」
男「え。いいんですか?」
女「はい、男さんが嫌でなければ」
男「あれ?オレ名前教えたっけ?」
女「先ほどもうしておりました」
男「あれぇー?呆けたのかな…」
夜
女「それではこのお部屋をお使い下さい」
男「なにから何までホントにありがとうございます」
女「いえいえお気になさらず、知人が死んでしまったら目覚めが悪いですから」
男「知人?」
女「私はもう男さんと出会ったのですから知人ですよ?」
男「あ、あぁ、そうだね」
男「なんだろうこの部屋、見た事がある気がする」
男「あの人も、あの料理も…」
男「気のせいなのか?」
男「寝よ…」
。
。
。
深夜
男「うぅ~今夜は冷えるな…トイレトイレ…」
男「あれ…あの部屋電気ついてる…」
男「いや、電気って言うか灯りか」
男「この科学の時代にこんな所に住めるって凄いなよな」
男「女さん?」ソロー
女郎蜘蛛「え!?」
男「え!?」
。
。
。
次の日
樹海
男「あれ…何処だここ…」
無限ループって(ry
191:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 22:25:13.40:cYRUWCB00そんなこんなで八回目
男「やぁ」
女「またですか」
男「また?」
女「なんでもないですよ、なんでこんな所にいるんですか?」
男「ここにいれば誰かがむかえに来てくれる気がしてさ」
女「せっかく帰り道まで糸を垂らしてあげたのに…」
男「糸?あ、ほんとだ」
男「でもこんな糸見えないよ」
女「そうですか?」
男「うん」
女「とりあえずウチに来ませんか?」
男「なんかそんな気がしてた」
夜
男「なにから何まで悪いね…」
女「もう良いですよ気にしなくて」
男「でもこの家なんか見た事ある気がするんだよな…」
女「気のせいじゃないですか?ささ、こちらのお部屋をお使い下さい」
男「うん、ありがとう」
女「夜中起きないように気をつけてくださいね?」
男「ん?ああ」
深夜
男「でも起きてしまった…水飲みたいな…」
男「この家なら普通に井戸とかありそうだな…」
男「起きるなって言われたしソロ~っと…」
ドンッ
男「痛っ…なんだ?」
「なぜ人間の少年がこんな所に…」
男「ででででででたぁ~~!?」
ケイローン「人のことを化け物のように…失礼な少年だ」
男「どうみても化けも…」
女郎蜘蛛「ど、どうしました!?」
男「女さん、実…は…あれ」
女郎蜘蛛「あ…」
ケイローン「ドジだな」
女郎蜘蛛「人間に姿を変える気も無い人に言われたくないです!」
男「そっか…オレは死ぬのか。いや…死んだのか?」
女郎蜘蛛「ちち違うんです、これには深いわけがあるんです」
男「…わけ?」
ケイローン「まずはこちらに説明してもらえないだろうか?何故ここに人間の少年がいるのか」
女郎蜘蛛「……はい」
。
。
。
ケイローン「なるほど」
男「そっか…オレはこいつらがいる証拠を探して…」
女郎蜘蛛「はい」
ケイローン「ようするに一回目は見逃して二回目以降は情が移ってしまったと?」
女郎蜘蛛「…はい」
女郎蜘蛛「やはりここで消さなければダメでしょうか…?」
ケイローン「うむ…」
男「オレ、死ぬのかな…」
ケイローン「少年が話さないと言うのならそれで良いと思う」
女郎蜘蛛「…え?」
ケイローン「最近あっちの世界でもこっちの世界でも色々あってな、考えが変わってきたのだよ」
女郎蜘蛛「で、でも」
ケイローン「それで信用が出来ないならば手元に置いておけば良い」
ケイローン「人間の男を手篭めにするのは得意だろう?」
女郎蜘蛛「確かに私達の種族は人間に近い種族ですが…」
ケイローン「少年はどうだ?」
男「え、何が?」
ケイローン「この事を話したいと思うか?」
男「どうせ話しても信じて貰えないよ…」
ケイローン「ほら、こう言っている」
女郎蜘蛛「でもしかしですね…」
ケイローン「なら殺すか?」
女郎蜘蛛「それも…」
ケイローン「なら良いでは無いか、段々と少年も忘却に対して耐性を持ち始めたようだしな」
ケイローン「これ以上はむりだろう」
男「……」
女郎蜘蛛「……」
ケイローン「黙っていたら話し合いにならないぞ?」
ケイローン「少年はどうしたい?」
男「出来れば帰りたい」
ケイローン「女郎蜘蛛は?」
女郎蜘蛛「……私は…」
ケイローン「殺したいか?」
女郎蜘蛛「いえ…出来れば帰してあげたいけど信用は出来ません」
ケイローン「少年、ここにいる気はないか?私が言うのもなんだが、女郎蜘蛛は出来た女だとおもうぞ?」
少年「でも…やっぱり姿が…」
ケイローン「ふむ、少年は器が小さいな」
205:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/01(日) 23:13:47.91:cYRUWCB00
男「確かにいい人なんだと思うけど、記憶消されてるみたいだしよくわからないけど…」
男「でも、オレは人間だし女さんは…その…」
ケイローン「…少しだけ話しをしよう」
ケイローン「少年と同じく人間の話だ」
男「?」
ケイローン「という話しだったのさ」
男「それホントの話しなのか…?」
女郎蜘蛛「私がそちらにいない間にそんな事が…」
ケイローン「これがホントにここ最近の話しだから困る」
ケイローン「だからと言ってすぐに受け入れられるとは思っていないが」
男「でも、やっぱり…」
ケイローン「まぁ考えてみると良い、もし本当に嫌なら私が責任をもって送り届けてやろう」
男「えぇ~?なんかオレに選択肢が無いんだけど…」
ケイローン「殺すと言う一番楽な選択肢を復活させたいなら」
男「それにいきなりいなくなったら両親も心配するし!」
ケイローン「同棲するとでも言えば良いだろう」
男「でも…」
ケイローン「……普通はそういう反応だよな」
女郎蜘蛛「え?」
ケイローン「いや、最近あっさりと受け入れる人間が多かったからな」
ケイローン「普通ならそうなるなと思って」
男「そんなに簡単に受け入れられるかよ…」
女郎蜘蛛「私もです」
ケイローン「とりあえず二人とももう少し考えてみると良い」
女郎蜘蛛「はい…」
男「おう…」
ケイローン「お互いの考えがまとまるまではここにいる事になるが諦めてくれ少年」
男「仕方ないか」
女郎蜘蛛「それまで身の回りのお世話は私がやらせて頂きます」
男「悪いな」
ケイローン「それと女郎蜘蛛は出来るだけその姿でいること」
ケイローン「慣れも大事だろう」
女郎蜘蛛「わかりました」
翌日
男「って言ってもな…」
女郎蜘蛛「そうですね…とりあえず朝ごはんの支度しますね」
男「あ、あぁ」
男(記憶は無いけど慣れてるせいかそこまで不気味には思わないんだよな)
女郎蜘蛛「和食しか作れないのですけど大丈夫でしたか?」
男「日本人は黙って和食」
女郎蜘蛛「ふふふ、はいかしこまりました」
男「…なるほどなぁ」
二日後
ケイローン「そろそろ決まったか?」
男「うん」
女郎蜘蛛「はい」
ケイローン「それで結果は」
男「亜人も人間とたいして変わらないなぁって」
女郎蜘蛛「人間は割と信用出来る生き物だと思いました」
ケイローン「それでは…」
男「帰りますよ」
ケイローン「え?」
ケイローン「でもいまの流れって…」
男「うん、帰る」
女郎蜘蛛「けれど時々遊びにきて頂く事にしました」
ケイローン「恋愛的な感情は…?」
女郎蜘蛛「それはまだわかりません、可能性はあるかも知れませんが」
男「そんなにポンポン恋が芽生えてたまるかよ」
女郎蜘蛛「男さんが恋愛的な目で見れるかも含めてこれから考えて行けば良いと思います」
ケイローン「よくわからないよ…」
男「おっさんともこれから長い付き合いになりそうだし、よろしくな」
ケイローン「……あぁ、人間は不思議な生き物だな」
FIN
乙
236:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 00:55:22.10:Mp6kCDOy0
じゃぁちょっと番外編みたいなの書く
知らない人いるかもしれないけどそんな事知らない
237:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:00:11.41:4+ajxOn+0知らない人いるかもしれないけどそんな事知らない
支援
240:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:04:17.82:Mp6kCDOy0進め!一角ウサギ娘ちゃん!
勇者「ここがオレの俺たちの冒険の始まった街だ、まずはここで情報を集める」
一角ウサギ娘「にんげんが一杯いる」
勇者「小さいな街だけどな、もっと大きい街も沢山あるぞ」
一角ウサギ娘「もっと大きいの?」
勇者「あぁ、うちの国は貧しい方だからな」
勇者「なんてったって国をあげての勇者にひのきのぼうとかよこしやがるからな」
一角ウサギ娘「ひのきのぼう?」
勇者「一番弱い武器だ」
一角ウサギ娘「でも棒で殴られたら痛いよ?」
勇者「まぁ…そうなんだが、それでも剣とかに比べるとゴミだからな」
一角ウサギ娘「剣?」
勇者「そっか、あの世界には剣とか無さそうだな」
無駄に強いうさぎちゃん
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:05:55.85:w+v3vT+70
これかww
243:モン娘普及委員会 ◆cLaieAbL7Q :2011/05/02(月) 01:09:23.31:Mp6kCDOy0関係無いけど
兄「これから拳で語る事にする」ってのも書いた、忘れてたけど
勇者「さてとまずは…お邪魔しまーす」ガチャ
一角ウサギ娘「おじゃまします?ここが勇者の家」
勇者「いや、違うが…ちっ…しけた言えだな」ガサゴソ
一角ウサギ娘「なにやってるの?」
勇者「一種の勇者の儀式かな」ヤクソウヲテニイレタ
勇者「ほら、次いくぞ」
一角ウサギ娘「おじゃましました」
勇者「あと二~三件回るか」
一角ウサギ娘「まわるか」
勇者「やっぱり最初の街はダメだな良いものが全然無い」
勇者「次はお前の装備を揃える、たいしたものは無いけど、裸装備よりはいいだろ」
一角ウサギ娘「装備?」
勇者「裸で殴られたら痛いだろ?」
一角ウサギ娘「うん、痛い」
勇者「だから装備をするんだ、お前なら…そうだな革鎧が良いかな」
一角ウサギ娘「むー、ごわごわする」
勇者「痛いよりは良いだろ」
一角ウサギ娘「でもごわごわは嫌」
勇者「次は酒場だ、ここで情報を集める」
一角ウサギ娘「う…変な匂いする」
勇者「お前も飲んでみるか?酒は良いぞ?」
一角ウサギ娘「いらない」
勇者「まぁ暫くここで待っててくれ」
。
。
。
勇者「ただいま~、ってうぉっ!?」
男A「ねぇ彼女~その装備可愛いね?見たこと無いけど何処の子?」
男B「もし良かったら俺と冒険しない?色々教えてあげるよ」
男C「角!耳!コスプレきたこれ!!」
勇者「なんかめっちゃ囲まれてる…」
一角ウサギ娘「たくさん声かけられた」
勇者「そっかぁ、良かったな。でもホイホイついて行っちゃダメだからな?」
一角ウサギ娘「?わかった」
勇者「それと…俺の昔の仲間の情報は手に入らなかった」
勇者「やっぱり魔王の城に近い村まで行かないとダメだな」
一角ウサギ娘「うん、わかった」
勇者「でもなぁ…船も飛行艇も遠くに乗り捨てちゃったんだよな…遠いけど歩きか…」
勇者「くそっ…移動系の魔法を覚えていれば…っ」
一角ウサギ娘「いそぐの?走る?」
勇者「それはオレがついて行け無いからダメだな」
勇者「まぁ気長に歩いて行こうぜ」
一角ウサギ娘「ん」
街の外
勇者「でもレベル上げとかは必要性無さそうだし最短ルートで行きたいな」
勇者「とりあえず北にある港町を目指す」
一角ウサギ娘「みなとまち?」
勇者「あぁ、海があって食い物美味いところだ」
一角ウサギ娘「美味しい食べ物」ピクピク
勇者(耳動いてる)
勇者「…楽しみだな」
一角ウサギ娘「うん!」
道中
モンスターが現れた
なんか強そうな奴ABC
勇者「街で聞いたうわさは本当だったのか…最近みた事無い魔物とエンカウントする事があるって」
一角ウサギ娘「強いの?」
勇者「わからないが、そこら辺の魔物よりは強そうだ…」
一角ウサギ娘「わるいやつ?」
勇者「そうだ、行くぞ!」
一角ウサギ娘「でも、攻撃したら痛いよ?」
勇者「そうだけど…でもあいつをほっといたらそれだけ人々が苦しむんだ」
一角ウサギ娘「…それはだめ」
一角ウサギ娘「わかった、頑張る」
一角ウサギ娘「ゴメンね」
一角ウサギ娘の攻撃
メキョッ
なんか強そうな奴Aを倒した
勇者「容赦ねぇ…」
一角ウサギ娘「倒した」
勇者「まだ来るぞ!」
一角ウサギ娘「えい!」
メキョッ
なんか強そうな奴Bを倒した
勇者「常時隼の剣だと…?」
なんか強そうな奴Cは逃げ出した
勇者「経験値からすると魔王の城周辺と同じぐらいの強さか…」
一角ウサギ娘「強いの?」
勇者「多分な…」
一角ウサギ娘「ふーん、勇者さん早く次いこ」
勇者「お、おう」
勇者(次の街でパーティー募集するつもりだったけど要らなそうだな…)
これから先も強い敵が沢山いるだろう、それでも負けるな一角ウサギ娘!
そして一角ウサギ娘に負けるな勇者!
勇者達のぼうけんは続く!
FIN
一角ウサギ娘が勇者達の世界に馴染めるのかを短編でやりたかったんだ
ちょっと短すぎた気がするけど反省はしてない
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 01:55:44.05:w+v3vT+70ちょっと短すぎた気がするけど反省はしてない
これは毎回短編が望めそうだ乙華麗
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:20:02.72:Mp6kCDOy0スキュラと男の闘病生活
スキュラ「男さんお加減は如何ですか?」
男「そうだね、凄く体が軽いよ」
スキュラ「それならば良かったです」
男「今まで経験した事が無いほど体が軽いんだけど…逆にこれだいじょうぶかな…?」
スキュラ「さぁ、どうなんでしょう」
男「えぇ~何それ…」
スキュラ「自然治癒力を高めてくれるらしいって話しを聞いただけですからね」
スキュラ「そんなに心配なら詳しい方に聴きに行きましょうか?」
男「あぁ~そうだね、そうしようか」
男「今ないくら動いても平気な気がするし」
スキュラ「でもちょっと遠いんですよね、本当にいけます?」
男「…ちょっと自信ないかも」
男「でも行こう」
スキュラ「はい、わかりました」
男「その人ってどんな人なの?」
スキュラ「そうですね、半人半馬の亜人の方なのですが、とても厳格で頭の良い方です」
スキュラ「とある村の村長さんもやってますよ」
男「うわぁ…凄い固そう」
敬老ん…
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:34:17.58:Mp6kCDOy0スキュラ「そうですね、実は私も少し苦手です…」
男「でも話し聞かないのも怖いしな…」
男「その人ってこっちに人間がいても怒らないのかな?」
スキュラ「あ…それはかんがえて無かったです」
男「本当に大丈夫なのかよ…」
スキュラ「えぇ、多分?」
男「そこで疑問系つけないで欲しいな」
スキュラ「あ、歩いてる途中辛くなった言ってくださいね?私が背負ってあげますから」
男「…理解」
スキュラ「理解?」
男「了解って事だよ」
スキュラ「そう…なんですか?」
男「他にも把握とかあるぞ」
スキュラ「人間の言葉は難しいですね」
男「所でどの位かかるんだ?半日くらいか?」
スキュラ「二日くらいですかね?」
男「おぉぅ…想像以上にとおかった」
スキュラ「そうですか?」
男「こっちの世界はなんかおかしい…」
二日後
男「ここかま、その村か」
男「なんにもねぇな…」
スキュラ「確かに人間界に比べると本当になにも無いですよね」
男「山梨の田舎の爺婆のいえでももっと都会だぞ…?」
スキュラ「私に言われてもこまりますが」
男「それでその村長って言うのは…?」
スキュラ「あ、いましたあちらの方です」
男「ほうほうアレが…」
ケイローン「スキュラか珍しいな、そしてそちらは…人間か?」
男「昆虫?」
スキュラ「しっ!」
ケイローン「何故人間がこんな所に?」
スキュラ「そ、それはですね…」
男「あれ…ヤバイ?」
スキュラってものすごい足遅そうなイメージ
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:55:31.10:Mp6kCDOy0
>>267
犬にもなれるんだぜあいつ
268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 02:54:08.90:Mp6kCDOy0犬にもなれるんだぜあいつ
スキュラ「と、言うわけでして…私が勝手に連れてきてしまったんです!男さんは悪くないんです!」
ケイローン「またか…」
スキュラ「え?」
ケイローン「なんでこう人間の行き来が多いのだ…」
スキュラ「???」
ケイローン「気にするなこちらの話しだ」
スキュラ「お咎めは…」
ケイローン「無いから安心すると良い」
スキュラ「よかったぁ…」
スキュラって言われてもガンパレしか出てこない
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 03:02:25.50:Mp6kCDOy0276:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 03:11:57.50:7FZ6TU/2O
>>272
おー、これなら確かに速そう
ただ船頭多くして船山な気もちょっとするwww
271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 03:01:36.66:Mp6kCDOy0おー、これなら確かに速そう
ただ船頭多くして船山な気もちょっとするwww
ケイローン「それでそちらの人間の事だったか?」
スキュラ「はい」
ケイローン「正直わからない」
ケイローン「怪我の場合は治癒力が高くなるらしいが、病気の事は聞いた事がないからな」
スキュラ「そう…ですか」
ケイローン「こちらに来てからどの位に、なる?」
スキュラ「えーと、五日目です」
ケイローン「それなら身体に悪いという事は無いだろう、通常ならば二日と持たないはずだからな」
ケイローン「しかし先ほども言ったが前例が無い事だからな、定期的に報告してくれると有難い」
スキュラ「はい、わかりました」
ケイローン「少年もあまり意地を張らずに素直に話してくれると助かる」
ケイローン「あまり心配をかけてやるなよ?」
男「わかりました、爺ちゃんにも女泣かせるのはプロポーズの時だけで充分だって言われてますから」
ケイローン「なかなかたくましい言葉だな」
男「そうですかね?」
ケイローン「こちらの世界にいるのも良いが、あちらの家族を蔑ろにしてはダメだぞ?」
男「はい!」
スキュラ「だってさ、良かったですね」
男「あぁ、そうだな」
ケイローン「骨折が二日で治ったらしいがきみの場合は生まれてから今までの分長い事かかるのだろう」
ケイローン「焦らずに気長に行くといい、また何かあれば私の所にきなさい」
男「流石にまた二日歩くのはキツいんですけどね…」
スキュラ「グダグダ言わないの!」
男「軽口が叩けるくらい元気って事だよ」
ケイローン「うむ、元気なのはいい事だ」
男「ほら馬型の昆虫もこう言ってるし」
ケイローン「…昆虫……」
男「でも良かったよ、これなら泣かせないですみそうだ」
スキュラ「別に泣かないですけどね」
男「オレの前で泣くのは一回で良いから、後はいらない」
スキュラ「…え?」
男「泣かせるかはまだわからないけどね」
スキュラ「…ばか!!」
ケイローン「…今までにいなかったタイプの人間だな」
男「ははは」
FIN
後日談です、前のみてない人はわからないと思うけど
それでも書きたかったから仕方ないよね
完全にスキュラのキャラが迷子です
寝ます、もうちょっと書きたかったけど寝ますおやすみなさい
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/02(月) 03:40:01.73:46aw/Bd20それでも書きたかったから仕方ないよね
完全にスキュラのキャラが迷子です
寝ます、もうちょっと書きたかったけど寝ますおやすみなさい
乙々

コメント 9
コメント一覧 (9)
よみたい
とりあえずスフィンクスの原型初めて見た…。
今までで一番ヒドい扱いwケイローンェ…
次は女&人外のストーリーで頼む。