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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:09:29.83:CAvnJeK70
まどか「…ティヒwwww」カタカタ
ほむら「まどか…」ハァ

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:12:14.95:CAvnJeK70
ほむら「まどか、私はパート行って来るからお昼は冷蔵庫のチンして食べてね…?」
まどか「…うん、ありがとう」カタカタカタ
ほむら「いってきます…」ガチャ、バタン
まどか「…やっとほむらちゃん出かけたね!はー、開放された気分だよ!」ゴロン、ゴロゴロ
…
ほむら(まどか、私は信じてるからね…?)
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:16:49.08:ZI9QAr1G0
ほむら(まどかと同棲してもう2年が経った…)
ほむら(最初は共働きだったけど1年後にでまどかがリストラ、それ以来職探しが続いている)
ほむら(私もパートをしながら正社員を探しているけれど不況のせいか、なかなか定職につけない)
ほむら(…私にまどかを責める資格はないわね)
…
まどか「げ、いつのまにかこのスレ落ちてるじゃん!こんなの絶対おかしいよ!」カタカタ
まどか「どっか出かけようかなー、ほむらちゃんからもらったお小遣いはまだあるし」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:20:55.23:CAvnJeK70
ほむら『はいまどか、今月のお金よ?交通費、美容院代、就職費用として大事に使ってね…』スッ
まどか『ありがとうほむらちゃん!すぐにでも就職してほむらちゃんの負担を減らすね!』
ほむら『ええ、がんばってね…』
まどか「…」
まどか「少しは疑ってよ…」ボソ
まどか「さぁてショッピングにでもいこうかな!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:25:08.88:CAvnJeK70
夜
ガチャ、バタン
ほむら「ただいま…、まどかは出かけてるのかしら?」
ほむら「流石にパートをしつつ魔女狩りはちょっときついわね…」ゴロン
ほむら「…」
ほむら「さて夕食を作りましょう…」ガバ
まどか「ただいまー!」ガチャ
ほむら「おかえりなさい…」
まどか「今日も面接大変だったよーwwww」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:29:55.29:CAvnJeK70
ほむら「そう…、いつも面接に行ってまどかは偉いわね」
まどか「うん、ほむらちゃんのためだもん、がんばるよ!」
ほむら「…」ズキン
まどか「ところで晩御飯は?」
ほむら「ごめんなさい…、いまから作るところよ」
まどか「えー…、せっかくほむらちゃんのためにがんばってるのにやりがいがないなぁ…」
ほむら「…すぐ終わるから先にお風呂に入っててもらえるかしら」
まどか「うんそうするね。つかれたなー」
ほむら「…」
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:34:58.05:CAvnJeK70
寝室
まどか「ティヒヒヒwwwwwwwwワロタwwwwwww」カタカタカタ
ほむら「…」モジモジ
ほむら「あ、あの、まどか…」モジモジ
まどか「(ちっ…)何?ほむらちゃん…」
ほむら「私、明日パートお休みなの…」モジモジ
まどか「うん、それで?」
ほむら「最近ご無沙汰だったし…、しましょう?」モジ
まどか「ごめん、今仕事探しがいいところだから今度ね!」カタカタ
ほむら「そ、そんな…!」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:41:01.59:CAvnJeK70
深夜
ほむら「まどか…好きよ…」スヤスヤ、ホムホム…
まどか「ふぅ、眠くなってきちゃった…、すっきりして寝るかな」チラッ
まどか「…肝心なときに寝てるんだもんなぁ、ほむらちゃんは」クチュクチュ
…
まどか「…んん!」ビクンビクン
まどか「…じゃあおやすみ、明日もVIP楽しみだなー」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:46:58.08:CAvnJeK70
翌日
ほむら「まどか、たまには息抜きにデートしましょう…?」
まどか「忙しいんだけど…ティヒwwwww」カタカタ
ほむら「そんなこと言わずに、ね?まどかと久しぶりにお買い物にも行きたいし…」
まどか(私は昨日行ったけどね)
まどか「私はいいや、ほむらちゃんだけで行くといいよ…」カタカタ
ほむら「そう…、それじゃあ今日は家事に専念するわね?色々たまってるし」
まどか(家にいるの…、息がつまるよー)
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:53:27.60:CAvnJeK70
ほむら「よいしょ…ふぅ…」テキパキ
まどか(ほむホームは狭くてすぐ視界にほむらちゃん入って気になるよー)イラッ
まどか(そうだ!こういうときは安価スレを立てちゃおうwwwww天才だよwwwww)カタカタ
まどか(安価は>>29でいいかな?)
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:55:07.34:CCPee6w00
まどか「犬のうんこwwwww消防乙wwwwww」カタカタ
ほむら「まどか?どうかしたかしら…」
まどか「んんwwwwwなんでもないよwwwww」
ほむら「? そう、がんばりすぎないでね…」
まどか「わかってるよー」
まどか「さて、ウンコ拾いにいってこようかな…」
…
まどか「ほむらちゃん、ちょっと証明写真撮ってくるからお金もらえるかな?」
ほむら「わかったわ、はい1000円。お釣りは返してね?」
まどか「うん!いってきまーす」ガチャ
まどか(お小遣いもゲットだよ!)
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 09:04:06.91:CAvnJeK70
…
まどか「ビニール袋持ってき忘れたからコンビニでお菓子買ってもらってきたよ…」
まどか「とりあえず適当にウンコ集めようかな!」
ヒョイヒョイヒョイ…
まどか「袋半分は溜まったね、これは酷いwwww」
まどか「さっそくほむらちゃんに投げよう!」
ほむホーム
まどか「ただいまー!」
ほむら「おかえりなさい、いい写真は撮れたかしら?」
まどか「うん!あとほむらちゃんにお土産だよ!」
ほむら「…?なにかしら」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 09:23:23.31:CAvnJeK70
まどか「いつも私のために頑張ってくれてるほむらちゃんへのご褒美だよ♪」
まどか「目、つむってもらえるかな?」
ほむら「まどか…、わかったわ」トジ
ほむら(ご褒美ってキス、かしら…?それでも嬉しいよまどか…)ドキドキ
まどか「それじゃあほむらちゃん!受け取って!」ブン
ベチャ
ほむら「…え?」スッ
まどか「ほむらちゃんwwwwwうんこまみれwwwwwえんがちょwwwww」
ほむら「え、え?ま、まどか…これって…?」
まどか「うん、今拾ってきたわんちゃんのウンチだよ!」
ほむら「ま、まどか…」プルプル
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 09:30:25.19:CAvnJeK70
まどか「…ほむらちゃん?」
ほむら「ご、ごめん…なさいぃ…、わ、私がよくできてないからストレス溜まってるんだよね…?」グスグス
まどか(マジ泣きしちゃったよ…、1:0で私が悪いのに謝られてるしwwww)
まどか「ご、ごめんね…、就職できないストレスでほむらちゃんに当たっちゃったよ…」シュン
ほむら「い、いいのよ…、こんなことでまどかのストレスがとれるなら…」グスグス
まどか「やっぱりほむらちゃんは私の最高の友達だね!」
ほむら「まどか…」
まどか「それじゃあ部屋でまたお仕事探してくるね!」
ほむら「え、ええ頑張って…」
ほむら「…シャワー浴びてきましょう」トボトボ
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 09:34:07.34:CAvnJeK70
まどか「ふぅ、流石にほむらちゃんをもういじれないよねー」カタカタ
まどか「追い出されても困るし、実家戻ってもママにしごかれるしなー」
まどか「なんかつまんないな…」
まどか「…」
まどか「たまには求人でも見ようっと…」カタカタ
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 09:41:24.59:CAvnJeK70
まどか「前見たときたくさんあったし、もっと増えてるよね!」カタカタ
…
まどか「…え、前の条件で検索して2件…?」
まどか「ティヒヒヒ…、たまたまだよね!きっと来週ころには20件くらいは…」
まどか「…」
まどか「ま、まずいよ…、大学卒業するときはあんなにあったのに…」ガタガタ
まどか「し、しかももう私とっくに既卒だよ…、絶対まずいって…」ガタガタ
ほむら「どうしたのまどか?顔色が悪いけど…」
まどか「ほ、ほほほむらちゃん!な、なんでもないよ…ティヒヒヒ…」
ほむら「そう?ならいいんだけど…」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 09:48:46.61:CAvnJeK70
まどか(やばいやばいやばいよぉ…)ソワソワ
まどか「とりあえずこの2件に電話入れよう!」バッ
…
まどか「も、も、もしもし!きゅ、求人を見たんですけど…」
まどか「え、あ、はい…、24歳です…、前職は…はい、…ありがとうございました」ガチャ
まどか「…」
まどか「も、もう一件あるし!」
…
まどか「…募集締め切ってた」ドヨーン
まどか「こんなの絶対おかしいよ…」
QB「…」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 09:58:25.66:CAvnJeK70
QB「まどか…」
まどか「きゅ、QB!?」
QB「しずかにしてくれないかな、余りほむらに見つかりたくないんだよ」
まどか「う、うん久しぶりだね…、中2以来かな?」
QB「そうだね、キミの知人の魔法少女にはちょくちょく会っているけど」
まどか「それで今日はどうしたの?」
QB「ボクと契約して魔法少女になってほしいんだ!」
まどか「魔法少女って…、私もう24だよ?」
QB「キミほどの才能なら年齢の壁くらい超越できるさ!」
まどか「でも…」
QB「なんでも好きな願い事を叶えてあげられるよ?」
まどか「う…」ドキ
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:09:28.69:CAvnJeK70
まどか「記憶を持ったまま大学の就職活動時期まで戻ることってできないかな…」
まどか「そこまでやり直せればどうにでもなると思うの…」
QB「キミの力なら十分可能だと思うよ、当然過去に戻った段階で魔法少女になってるだろうけど」
まどか「仕事しながら魔女狩りかぁ…、ちょっと悩むな…」
まどか「…」
まどか「少し考える時間もらえるかな?」
QB「うん、その気になるまでいつまでも待ってるよ!それじゃあね」
まどか「バイバイ…」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:15:10.59:CAvnJeK70
ほむら「まどか、お昼ご飯できたよ、いっしょに食べましょう?」
まどか「うん、そうだね…」トボ
ほむら(まどかに元気がない…、大丈夫かしら)
…
まどか「ごちそうさま…」
ほむら「おそまつさまでした」
TV音声『それではそろそろお友達を…』
ほむら「明日のゲストはだれかしら…」
まどか「ほむらちゃん、いいとも観てるんだね…」
ほむら「職場のお昼休みの楽しみなのよ?」ホム
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:21:23.99:CAvnJeK70
ゲスト『お友達はマミ・フィナーレさんです!』わー!
まどか「ま、マミさん!?」ブッ
ほむら「巴マミも出世したものね…」
まどか「え?え?どうしてマミさんがいいともに…」
ほむら「まどか知らないのかしら、あの人は今売れっ子女優なのよ?」
まどか「え、うそ…マミさんからそんな話一度も…」
ほむら「あなたに気を使ってたんじゃないかしら…」
まどか「そんな…」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:26:30.76:CAvnJeK70
タモリ『明日だいじょうですか?』
マミ『いいともー!』
タモリ『お待ちしてます』
ほむら「流石に堂々としてたわね」
まどか「ま、マミさんってぼっちじゃなかったっけ…」
ほむら「それは中学までのお話でしょう?高校では華やかな生活を送ってたわ」
ほむら「学祭ではバンドも組んでたし…」
まどか「…私学祭なんて呼ばれてないよ」
ほむら「魔法少女との付き合いが疎遠になっていったものね…」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:30:28.52:a1n+ToHQO
まどか「…さやかちゃんとも高校が別になって以来ほとんどあってないし」
まどか「杏子ちゃんなんてワルプルギスの夜までの付き合いだよ…」
まどか「あれ…そういえば私って高校生になってから友達できた覚えがないや…」
ほむら「…」
まどか「大学でもほむらちゃんに会えないときはおトイレでご飯食べてたし…」ポロ
ほむら「まどか…」
まどか「あ、あれおかしいなぁ…なんで涙が出るんだろう…?」ポロポロ
まどか「私はほむらちゃんだけいればいいはずなのに…」グスグス
ほむら(私と『ネット』でしょう、あなたの場合…)
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:36:15.43:UWp1yl5f0
まどか「私、あの頃に戻りたいな…」ボソ
ほむら「まどか…?」
まどか「『魔法少女になった私がいる』あの頃に戻りたいよ…」
ほむら「時間はもう巻き戻せないわ…」
まどか「…奇跡なんてないんだね」
??「あるよ…」
ほむら「!?」バッ
まどか「あっ…!」
QB「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
まどか「QB…」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:46:41.56:CAvnJeK70
ほむら「インキュベーター、懲りずにまた契約をせまるつもりかしら?」カチャ
まどか「やめて!ほむらちゃん!」バッ(QBの盾になる
ほむら「ま、まどか!?どきなさい!そいつの言葉に耳を傾けては…!」
QB「…きゅっぷい」
まどか「私、魔法少女になりたかったんだよ?」
ほむら「まどか…?」
まどか「マミさんが首を何針も縫う大怪我を負ったときや、さやかちゃんがドン引きするくらい凹んでた時期…」
まどか「そんなとき支えになれたら嬉しいなって…」
まどか「そうしたら今の私だってニートじゃなかったかもしれない…」
まどか「QB、私魔法少女になる」
ほむら「だめええええええええええええええええ」
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:52:09.58:CAvnJeK70
まどか「願いはさっき言ったように「『魔法少女になった私がいる中学2年生に戻ること』」
QB「キミの力なら10年程度の巻き戻しも余裕だろうね、その時間軸でエネルギーノルマを達成させてもらうとするよ」
まどか「…ほむらちゃん、ごめんね?」
ほむら「まどかああああああああああああああ」
ガチン
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:54:17.81:vh9Hyck90
鹿目家
チュンチュン…
まどか「ふにゅ?…夢落ち~?」
チャリッ
まどか「ううん、夢じゃないや。このソウルジェムがその証…」
まどか「私、がんばるからね…?」
~~~~~~~~~~
病院
ほむら「ナンテコッタ」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:57:56.81:HVDeAn8I0
…
まどか「うわ、私の魔法強すぎ…?」
まどか「10年分時間停止できるとか…」
ほむら「納得いかないけど他の地域からグリーフシード狩ってきたからワルプルギス戦では頼りにしてるわ…」
まどか「まっかせてよ!日本中の兵器を集めてくるよ!」
ほむら(調子に乗りすぎよまどか…、1周目みたいに自信に溢れてるのは嬉しいけど)
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:10:30.76:CAvnJeK70
ほむら「前の世界では偶然ティロ・フィナーレでワルプルギスの装甲を貫いてフルボッコにできたわ」
ほむら「もうあんなこと二度と起こらない気もするからあなたに頼るしかないわ…」
まどか「私だけで十分だよ!他の子に頼るまでもないよ!」
マミ「鹿目さん、そんなこと言わないでほしいわ…」ションボリ
さやか「あたしらだって精一杯やるよ…」
杏子「あたしはどっちでも…、あんたの態度は気に食わないけどな…」
ほむら「…」
ほむら(まどか、あなたの人間関係がまずい方向へ向かってるわよ…)
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:12:10.83:jP1HAILfO
ワルプルギスの夜到来…!
マミ「鹿目さん…やっぱり手伝うわ…」
まどか「いえ、時止めて日本中の兵器乱発するんでマミさんいらないです」
まどか「同じ時止めできるほむらちゃんならお手伝いくらいできるけど…」
さやか「あたしってホントいらない子…?」
ほむら「いらない子じゃないわ、さやか…。私たちがついてるから」
ほむら(結局私が美樹さやかを救ってしまった…)
さやか「ありがと、ほむら…。あんたがいなかったら恭介のこと吹っ切れなかったよ…」
ほむら「そして杏子は隣町へ帰ってしまったわ」
まどか「流石にワルプル相手に接近キャラはいらないよ!」
さやか「」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:20:28.37:LGDzAULR0
まどか「これでとどめ!報道関係には内緒だよ!」
ドカーン
ワルプル「ウギャー」
…
マミ「終わったのね…」
さやか「時間止めてるらしいからあたしたちには一瞬に見えましてけど」
まどか「あー、疲れたー!3ヶ月分は時間止めちゃってたよ!」
ほむら「…おつかれさま、ストックしておいたグリーフシードよ」スッ
まどか「ありがとう!ほむらちゃん」シュー
ほむら(なんとかワルプルギスは越えれた、これでまどかの理想とする未来へいけるのね…)
95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:34:23.45:CAvnJeK70
1年後…
まどか「さやかちゃん、高校決めた?」
さやか「あたしは進学しないよ」
まどか「え?」
ほむら「…」
さやか「あたしは魔法少女で人間じゃないから…、杏子みたいな生き方で人知れず魔女でも刈っていきたいの」
さやか「あたしって馬鹿だからさ!こういう不器用なことしかできないよ」
まどか(えー…、今回はさやかちゃんと同じ高校行こうとしてたのに)
さやか「ほむら、あんたには本当に助けられたね!ありがと」
ほむら「お礼には及ばないわ…」ファサッ
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:38:51.35:CAvnJeK70
まどか「さ、寂しくなんかないよ!マミさんと遊ぼう!」
prrrrrrr
マミ『もしもし鹿目さん?どうかしたかしら』
まどか「マミさんあそぼーよー!」
マミ(鹿目さんって中学のころ私のこと舐めまくってたのよね…)
マミ『…ごめんなさい、今日は先客がいるからまた今度誘ってね?それじゃあ…』ブチッ
まどか「あ、マミさん…」
ほむら(まどかが魔法少女になったことで未来が変わってきてるのね…)
ほむら(あとVIPで身に着けた煽り体質も…)
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:44:37.56:CAvnJeK70
ほむら(そして色々あって更に9年経ちました…)
ほむホーム
ほむら「ただいま、まどか…」ガチャ、バタン
まどか「ティヒヒヒwwwwおかえりwwwww」カタカタカタ
ほむら「…今日の収穫のグリーフシードよ、ここに置いておくわね」スッ
まどか「ありがとうwwwwww糞吹いたwwwwww」カタカタカタ
ほむら「…」
ほむら「まどか、仕事見つかったかしら?」
まどか「今探してる」
おしまい
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:48:19.81:4IVXsqHK0
ほむら(結局まどかは何も変わらなかった)
ほむら(むしろ魔法少女になってしまった分、状況はより悪化している)
ほむら(ただひとつ、変わったこと。それは……)
まどか「ほむらちゃん……シよ……?」
ほむら(体を使って私の機嫌を取るようになった)
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:24:20.69:+aX/zgdhO
まどか「ティヒヒwwwほむらちゃん、気持ち良い?」
まどか「ココ……好きだもんね?ほむらちゃん……」クチュクチュ
ほむら(今のまどかは理解している)
ほむら(私を失えば生きていけないことを……)
まどか「あ、あれ?気持ち良くなかった?」アセアセ
まどか「ごめんね!もっと頑張るね!」
117:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:29:13.65:+aX/zgdhO
まどか「んっ……あむっ……」ペロペロ
ほむら「………」
ほむら「ハァ……」
ほむら「もういいわ」
まどか「!?」
ほむら「おやすみなさい」
まどか「え?え?わたし下手だった……?」
ほむら「別に」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:34:13.06:+aX/zgdhO
まどか「ほ、ほむらちゃぁん……」
ほむら「もういいかしら。明日も“仕事”なの」
まどか「!?」
まどか「あ、あぁ……そうだよねぇ……」
ほむら「………」
まどか「ティヒヒ……」
ほむら「………」
まどか「あ、あの……」
ほむら「何?」
まどか「が、頑張って……ね……?」
ほむら「………」バタン!!
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:35:47.84:CAvnJeK70
>>121
断りなく始めてごめん
まどか「ああああああああああ」
まどか「ヤバい……ヤバいよぉ……」
まどか「最近のほむらちゃん、明らかにわたしを邪魔者扱いしてる……」
まどか「甘えてもエッチしても反応薄いし……」
まどか「もしかして出ていけ……」
まどか「なんて……ない……よね?」
まどか「ヤバいよぉ、ヤバいよぉ」
まどか「ほむらちゃん家追い出されたら行くとこないよぉ……!」
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:47:40.05:MuGNvZi+O
翌朝
まどか「あっ……お、おはよう……ほむらちゃん……」
ほむら「……おはよう」
まどか「今日もいい天気だね……ティヒヒ……」
ほむら「別にまどかには関係無いことでしょう?」
まどか「そ、そうだねぇ……ティヒヒ……」
ほむら「まどか」
まどか「え!?な、何かな?ほむらちゃん!」
まどか(今日はおこづかい日だよぉ!!)
ほむら「今日は遅くなるから、晩御飯は一人で食べて頂戴」
まどか「え……ぅ、うん、分かったよ……」
ほむら「それじゃ、いってきます」
まどか(え!!それだけ!?)
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:59:35.70:+aX/zgdhO
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「何?時間が無いのだけど」
まどか「あっ……ごめん……」
ほむら「それで?何なの?」
まどか「い、いやぁ~……今日って何の日か覚えてる?」
ほむら「今日って……」
ほむら「!?」
ほむら「もしかして!?」
まどか「うんうん」
ほむら「まどか……」
ほむら「私の誕生日覚えていてくれた……!」
まどか「わたしのおこづかい日だよぉ!!」
141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:07:54.82:+aX/zgdhO
まどか「あっ……」
ほむら「………」ヒンヤリ
まどか「い、いや!もちろんほむらちゃんの誕生日も覚えてるよ!!」アセアセ
まどか「おめでとう!!ほむらちゃん!!」
ほむら「三万円でよかったかしら?」
まどか「え!?あ、うん……」
ほむら「どうぞ」
まどか「あ、ありがとう……」
ほむら「………」タタタッ
まどか「あ!いってら」
ほむら「………」バタン!!!!
まどか「っ……しゃい……」
142:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:09:17.33:CAvnJeK70
ほむら(何だろう)
ほむら(かつては命よりも大切だったのに)
ほむら(今朝の会話で)
ほむら(私の中の何かが終わった気がする)
???「あ、ほむらさん……」
ほむら「……たっくん?」
たっくん「おはようございます……」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:23:51.34:+aX/zgdhO
たっくん「あの、ホントに時間大丈夫ですか……?」
ほむら「えぇ。実は出勤までまだ時間あるの」
ほむら「だから大丈夫よ」
たっくん「すいません……」
「「………………」」
たっくん「あの……お姉ちゃんのことなんですけど……」
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:27:43.77:+aX/zgdhO
ほむら「……何かしら?」
たっくん「あ……その……えっと……」
たっくん「いつもお世話になってます……」
ほむら「……」
たっくん「それで……その……」
たっくん「……」
たっくん「……まだ」
たっくん「働いてないんですよね?」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:32:00.77:+aX/zgdhO
ほむら「うん……」
たっくん「すいません!!」
ほむら「たっくんが謝ることじゃないわ」
ほむら「まどかがこうなったのは私にも責任があるもの」
たっくん「すいません!!すいません!!」
ほむら「たっくん……」
たっくん「……それで実は……」
たっくん「近いうちに父さんたちがお姉ちゃんと話がしたいって」
166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:37:42.16:+aX/zgdhO
ほむら「それは……私もそうした方がいいと思う……」
たっくん「ありがとうございます……」
ほむら「でも……多分まどかは会いたくないと思う」
たっくん「……」
ほむら「前にも一度ご両親に来て頂いたことがあったけど」
ほむら「結局部屋に閉じ籠って出てこなかったわ」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:45:03.18:+aX/zgdhO
たっくん「くそ……何やってんだよ……!」
ほむら「……でも今回は私が何とかする」
たっくん「すいません……」
ほむら「ご両親はいついらっしゃるの?」
たっくん「ほむらさんの都合もあるだろうから、週末はどうかって言ってました」
ほむら「分かったわ。それじゃ、今週の日曜日に」
たっくん「伝えておきます」
ほむら「お願い。私もまどかに話しておくから」
172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:50:26.75:+aX/zgdhO
まどか「ティヒヒヒヒヒwwwwwwwクソワロタwwwwwwwwww」
ほむら「……ただいま」
まどか「あっ……お、おかえりなさい……」ビクビク
まどか「あ、あの……今朝のこと、怒ってる?」
ほむら「……」
まどか「ごめんなさい!!」ガバッ
ほむら「まどか……」
ほむら「話があるの」
176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:59:04.41:+aX/zgdhO
まどか(話……やっぱりキタね)
まどか「……その前にいいかな?」
ほむら「何?」
まどか「うん……」
まどか「……」ポロ
まどか「ほむらちゃん……ごめん……ごめんね……」ポロポロ
まどか「わたし……ほむらちゃんの……ヒグッ……誕生日なのに……」ポロポロ
まどか「忘れて……自分の……おこづかいを……」ポロポロ
まどか「最低だよぉ……」ポロポロ
ほむら「………」
まどか「ごめん……ほむらちゃん……ごめん……」ポロポロ
ほむら「!?」
ほむら「これは……!」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 14:05:49.38:+aX/zgdhO
ほむら「誕生日……ケーキ……」
まどか「うん……」
まどか「わたし……許してもらえるかわかんないけど……」
まどか「ほむらちゃんと仲直りする方法……これしか思い浮かばなくて……」
ほむら「ま、まどかぁ……」ブルブル
まどか「ティヒヒ!」
ほむら(あれ……今朝終わったと思ったのに)
ほむら(目の前のまどかがたまらなく愛しい……!)
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 14:14:40.00:+aX/zgdhO
ほむら(そうだ……)
ほむら(リストラされて無気力になって……)
ほむら(そこで更にネットに毒されて一時的にこうなっただけで)
ほむら(元々まどかはこういう子じゃない!)
ほむら(それを私は……一時の感情でまどかのこと……見限ろうとして……)
~ループ時のまどかとの思い出が蘇る~
ほむら(私は……私は……)
ほむら(とんでもないことを!!)
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 14:25:46.82:+aX/zgdhO
ほむら「まどか!ごめんね!」ダキッ
ほむら「私!まどかの気持ちも考えないで勝手に終わらせてた!」ギュウウウ
ほむら「まどかが居たから、今の私が居るのに……!」
まどか「ううん……わたしこそごめん」
まどか「ほむらちゃんのお陰で生きていけるのに……」
まどか「一番大切な人の誕生日忘れちゃうなんて最低だよ」
ほむら「まどかぁ!まどかぁ!」ミシミシ
まどか(八千円分の効果はあったみたいだね)
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 14:33:43.46:+aX/zgdhO
まどか(ここで確実に堕とす)
まどか「ほむらちゃん……もう一つ、プレゼントあるんだ」
ほむら「え?」
まどか「受け取って……くれるかな?」シュルシュル
ほむら「ま、まどか……」ハァハァ
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「まどかああああああああ!!」
208:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 14:41:23.00:+aX/zgdhO
ほむら「まどか……良かった……」
まどか「うん。わたしも……最近ほむらちゃん、冷たかったから……」
ほむら「うっ……ごめんなさい……」
まどか「ティヒヒwwwどうしよっかなぁ~」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「ウソだよっ!ほむらちゃん大好き!」
ほむら「まどかぁ……まどかぁ……」
まどか(主導権が戻ってきたね……)
まどか「ほむらちゃん、わたし頑張るから……」
まどか「ちゃんと就職して、ほむらちゃんの迷惑にならないように」
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 14:48:23.10:+aX/zgdhO
ほむら「えぇ!私も手伝うわ!」
ほむら「二人で頑張りましょう!」
まどか「うん!ありがとう!」
まどか(今回は結構危なかったな)
まどか(でも、これでしばらくは……)
ほむら「……あ、そうだ」
ほむら「これからのことなのだけれど」
まどか「うん?」
ほむら「日曜日にまどかのご両親がいらっしゃることになったの」
まどか「……は?」
ほむら「良い機会だし、そこで改めて話し合いましょう?」
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 14:59:22.37:+aX/zgdhO
まどか「……ちょっと待って」
まどか「聞いてないよ?」
ほむら「ごめんなさい。今朝たっくんに会って、それで」
まどか「……そういうことじゃなくてさぁ……」
まどか「何でわたしに言わないで勝手に決めてるの?」
ほむら「……ごめんなさい。でも」
まどか「でもじゃねぇよ!!!!」ガシャーン!!
ほむら「きゃあっ!?」
ほむら「ま、まどか……」
まどか「前にも言ったよね!?そういうのが一番ムカつくんだよ!!」
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:01:24.24:gRRF6LXa0
ほむら「まどか……これから一緒に頑張るって言ったじゃない……」
まどか「ハァ!?頑張るわけないじゃん!!」
まどか「そんなの嘘に決まってるじゃん!!何回騙されてるの!?バカなの!?死ぬの!?」
ほむら「そんな……」
まどか「あーあーあー!!せっかくケーキまで用意したのにさ!!」
まどか「全部無駄だよ!!無駄ボーンだよ!!」
ほむら「………」グズッ
まどか「出てけ……」
ほむら「まどか……」
まどか「目障りなんだよ!!さっさと出てけ!!」
246:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:12:20.67:CNlhnSes0
ほむら「ごめんなさい……」
ほむら「勘違いしちゃって……バカみたいだよね……私……」
ほむら「ごめんなさい……」
まどか「!?」
まどか「待ってよ!!何ホントに出ていこうとしてるの!!」
ほむら「……でも」
まどか「逃がすわけないじゃん。ほむらちゃんは一生わたしの為に働いてもらうんだから……」
ほむら「………」
まどか「……!」カッ
まどか「何だよ!!その目!!見下してんじゃねぇよ!!」
まどか「当然でしょ!?わたしが居なかったらほむらちゃん死んでるんだから!!」
まどか「命の恩人だよ!?分かってるの!!」
264:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:23:38.36:CzJ6D1mP0
まどか「どいつもこいつも……働いてないだけでバカにしやがって!!」パリーン!!
ほむら「まどか!落ち着いて!」
まどか「あのクズ親も!!昔はまどかはいい子だ、まどかはいい子だって言って……」
まどか「就職出来ないだけでコレかよ!!」ガシャン!!
まどか「さやかも!!マミも!!ほむらも!!みんな!!みんな!!」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「死ねええええええええ!!!!」ドカーン!!
まどか「ハァ……ハァ……」
ほむら「うっ……うっ……」
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:37:36.72:lUxD3i+g0
隣人「おい!!大丈夫か!?」
ほむら「あっ……」
まどか「ちっ……」
隣人「アンタ、怪我ないか!?」
ほむら「は、はい……」
隣人「警察呼んどいたから、もう来るぞ」
まどか「!?」ダッ
隣人「あ!?待ちやがれ!!」
ほむら「まどか!待って!」
ほむら「まどかーーーーーー!!!!」
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:42:13.04:VeWXTlYm0
まどか「………」チラッ
まどか「まだ(パトカー)いる……」
まどか「何なの……こんなの友達同士のちょっとしたいさかいじゃない……」
まどか「大袈裟過ぎるよ」イライラ
まどか「ほむらちゃんも何やってるの?」
まどか「一言説明すれば終わりじゃん」
まどか「これだから日本の警察は無能なんだよ」イライラ
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:59:11.25:+aX/zgdhO
まどか「やっと帰った……」
まどか「………」
まどか「何て言って入ろっかなぁ……」
まどか「さすがにやり過ぎたと思うけど……」
まどか「元々ほむらちゃんが悪いんだ……勝手に親を呼ぶなんて言うから」
まどか「だからつい、カッとなって……」
まどか「………」
まどか「まぁ、手を出した方が正しくて負けだしね」
まどか「今回は謝ってあげる……うん……」
まどか「……ただいま」
まどか「!?」
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:07:03.46:+aX/zgdhO
まどか「あ、あれ?」
まどか「ドアが開かない……」ガチャガチャ
まどか「電気も消えてる……」
まどか「………」ピンポーン
まどか「……は?」イラッ
まどか「ほむらちゃん!居るんでしょ!」ピンポンピンポン
まどか「わたしが悪かったから開けてよ!!」ピンポンピンポンピンポン
まどか「ほむらちゃん!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポン
まどか「くっ……開けろ!!開けろよ!!」ドンドンドンドン
ID:/FA5k8PR0「ん?お前は!!」
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:09:19.88:zyLCCXvQ0
まどか「あ!」ダッ
ID:/FA5k8PR0「待ちやがれ!!もう逃がさないぞ!!」ガッ
まどか「やめて!離して!」
ID:/FA5k8PR0「今警察呼んでやるよ!!」
まどか「ううっ!」バキィッ
ID:/FA5k8PR0「痛てえ!!」
まどか「ハァ……ハァ……」
ID:/FA5k8PR0「ぐあ……っ……」
まどか「ううっ……」ダッダッ
320:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:14:10.02:dv22Ua4q0
まどか「人殴っちゃった……」
まどか「あの人……絶対警察に言うよね……?」
まどか「そしたら……わたし……逮捕されるね……」
まどか「ニュースにもなって……」
まどか「無職で犯罪者……ティヒヒ……」
まどか「……笑えないよ」
まどか「………」
まどか「何でこんなことになったのかな……」
まどか「何でわたしだけ……」
339:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:32:34.73:+aX/zgdhO
「あれ?まどかじゃない?」
「おーーーーーーい!!」
まどか「え?」
まどか(さ、さやかちゃん!?)
さやか「やっぱりまどかだ」
さやか「久しぶり!」
まどか「ぁ……ぅ……」
さやか「どうした?久しぶりに会ったから忘れちゃった?」
さやか「まどかの親友で、魔法少女さやかちゃんですよ!」
348:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:40:18.90:+aX/zgdhO
さやか「いやー、懐かしいねー」
さやか「ワルプルギスの夜以来かなー」
まどか「………」ビクビク
さやか「ん?寒いの?」
まどか「ぁ……ゃ……」
さやか「おいおい、顔色悪いよ?大丈夫?」
まどか「……ぃ……」
さやか「そうだ!今暇?ちょっと付き合ってよ!」
355:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:46:49.44:+aX/zgdhO
さやか「いやー!遅れてごめん!!」
杏子「おせーよ」
マミ「もう……遅れるなら連絡しなさい」
まどか(マミに杏子!?)
杏子「……ん?誰だい?ソイツ」
さやか「おいおい、忘れたの?まどかだよ!まどか!」
杏子「……は?まどかってまさか……」
マミ「………」
365:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:55:53.62:+aX/zgdhO
さやか「ほら!覚えてるでしょ?マミさんと杏子」
まどか「………」コクリ
さやか「ほらほら!挨拶!挨拶!」
杏子「あ、あぁ……えーっと……久しぶり」
まどか「はい……」
マミ「………」
さやか「マミさんも!」
マミ「……あ、うん。久しぶり」
369:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:59:52.92:DlxYgY3o0
さやか「実はさー、毎年この時期に集まってんだよねー」
まどか「へ、へぇ……」
さやか「あれ?まどかにもほむらを通して知らせてあったよね?」
まどか「え!?」
さやか「聞いてない?去年はほむらがまどかも不参加って言ってたけど」
まどか「……あ、あぁ!思い出した!思い出したよ……うん……」
さやか「一緒に住んでんでしょ?相変わらず仲良いね!」
まどか「ティヒヒ……」
379:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 17:13:30.62:+aX/zgdhO
さやか「何だよ!緊張してんの?らしくないなー!もっと絡みなさい!」
杏子「い、いや……そういうわけじゃねーけど……」
杏子(ぶっちゃけ嫌いだったんだよ、コイツ)
杏子(さやかは元々親友だし、もう忘れてんだろーけど……)
杏子(マミやあたしは……)
杏子(特にマミなんて相当バカにされてたからな……)
マミ「………」
杏子(うわぁ……超不機嫌……)
杏子(去年も鹿目が来るなら、自分は行かないって言ってたし)
杏子(何てやつ連れてきたんだよ、さやか……)
386:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 17:26:48.23:+aX/zgdhO
さやか「かんぱーい!!」
さやか「グビグビ……くはぁ!美味い!」
さやか「そういや、まどかって今なにしてんの?」
まどか「!!?」
さやか「ほむらに聞いても教えてくれなくてさー」
まどか「い、今は……今は……今は……適当に……やってるよ……」アセアセ
さやか「適当って何やってんの?」
まどか「は……さ……」
さやか「え?何?」
まどか「さ、栽培……とか……」
さやか「栽培?栽培って何栽培してんの?」
まどか「……て……適当に……かぼちゃ……とか……」
さやか「????」
まどか「さ、さやかちゃんたちは!!何……やってるの……?」
387:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 17:27:55.78:IJTzJmhoO
さやか「あたしと杏子はあの頃と変わんないかな」
さやか「流浪の魔法少女ってとこ」
まどか「え!?それで生活出来るの!?」
さやか「まぁ、大変だけどねー」
さやか「行く先々で仕事見つけてさー」
まどか「へ、へぇ……」
さやか「定職に就いてるアンタたちが羨ましいよ。今は中卒、小卒なんて何処も雇ってくれないし」
さやか「ましてや正社員なんてね」
まどか「ティ、ティヒヒヒ……」
さやか「マミさんなんか大女優ですからね!」
403:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 17:45:40.92:+aX/zgdhO
さやか「ちくしょー!あんな高級マンションに住んでて羨ましいぞー!」
マミ「あら?そんなことないわよ」
まどか(調子に乗るな……ぼっちが)
まどか(お前が成功出来たのなんて偶然なんだよ)
まどか(わたしだって……芸能界に入ってれば今頃は……)
423:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 17:56:47.94:+aX/zgdhO
まどか(そうだ……今から芸能人になるっていうのは……)
マミ「苦労も多い世界だから……美樹さんたちの生活も憧れちゃうな」
さやか「いやいや~!それはないでしょ~!」
杏子「マジで一回代わってみろって。そんなこと言えねーから」
マミ「そうかしら?そういえば鹿目さんはかぼちゃの栽培だったかしらw」
まどか「うぇ!?い、いや……はい……まぁ……」
マミ「それがお仕事なの?w」
まどか「し、仕事って言うか……趣味の延長上っていうか……そんな感じで……」
431:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 18:06:26.47:+aX/zgdhO
さやか「仕事じゃないのかよ!信じちゃったじゃんか!」
まどか「ティヒ…」
さやか「ホントは何やってんの?」
まどか「そ、それは……」
杏子「……ハッキリしろよ。何で隠すんだよ。アタシらに比べたら立派なモンだろ」
まどか「は、ハイパーメディアクリエーター……」
マミ「ぐふwwwww」
杏子「……は?」
さやか「え?何それ?はいぱーくりえいたー?」
マミ「無職でしょwww」
435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 18:08:03.27:CNlhnSes0
さや杏「「え………」」
まどか「ち、違います!」
マミ「wwwwww」
まどか「……!」カッ
まどか「違うって言ってるでしょ!!!!」
シーン……
さやか「ま、まどか……落ち着いて……」
マミ「暁美さんから聞いたわ」
マミ「貴女、ずっと無職なんですってね」
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 18:19:10.91:RzSZNIwW0
マミ「高校、大学はずっとぼっち」
マミ「卒業して就いた職もすぐにリストラ」
マミ「以来ずっと暁美さんに寄生して生きてる」
マミ「分かり易く言ったらヒモね」
さやか「ひ、ヒモ……」
杏子「リストラ、ぼっち、無職……」
マミ「解り易い負け犬の典型ね」
さやか「マミさん!」
さやか「ま、まどか……ホントなの?」
まどか「カアアアァァァ//////」
465:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 18:35:26.80:+aX/zgdhO
マミ「まだ続きがあるわよ」
マミ「しかもこれは一回目の話」
さやか「一回目?」
マミ「えぇ。実はこの結果に絶望した鹿目さんはQBと契約したの」
マミ「時を戻して中学生からやり直したいと」
マミ「この時の鹿目さんが私たちの知ってる鹿目さん」
さやか「そ、そんな……」
杏子「待てよ……それなのに今も無職ってことは……」
まどか「!?」ダッ
さやか「あ!ちょ!まどか!」
さやか「待って!!」
マミ「惨めなものね……」
472:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 18:44:44.61:+aX/zgdhO
マミ「目の前の現実から逃げて逃げて」
さやか「マミさん!!言い過ぎですよ!!」
マミ「言い過ぎ?私があの頃鹿目さんにされた扱いに比べれば可愛いものよ」
杏子(さすがに可哀想になってきた)
さやか「あたし、まどかを探してきます!」
マミ「放っておきなさい」
さやか「でも!!」
マミ「今度はあなたが寄生されるわよ」
さやか「マミさん……」
マミ「あれはそういう生き物なの」
マミ「一度でも甘やかしたら最後」
マミ「その人の善意を裏切り続けながら生きていく」
536:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 20:25:11.99:NKH2QnVD0
537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 20:37:24.07:RvK8KQw/0
ほむら「まどか……まだ帰ってこない……」
ほむら「プライドの高いまどかが実家に戻るわけがない」
ほむら「じゃあ、何処に……」
ほむら「ここ以外に行く所はないはずなのに……」
ピンポーン
ほむら「まどか!?」ガチャ
さやか「よう。久しぶり」
550:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:06:55.94:+aX/zgdhO
ほむら「美樹さやか……」
さやか「まどか居る?」
ほむら「いえ……今は……」
さやか「……何かあったの?」
ほむら「………」
さやか「実はさっきまどかに会ったんだ」
ほむら「え!?」
さやか「で、アンタが隠してきたこと全部聞いちゃったんだ……」
ほむら「!?」
ほむら「何てことを……」
さやか「ごめん……」
554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:15:01.93:+aX/zgdhO
さやか「ホントにまどか居ないの?」
ほむら「居ないわ!もう帰って!」
さやか「そっか……」
ほむら「まどかぁ……ごめんなさい……」
さやか「……ねぇ」
さやか「アンタ、今のままでいいと思ってるの?」
ほむら「……それは」
さやか「マミさんの言い方はひどかったけど、ある意味正しいと思うんだ」
さやか「アンタがまどかをますますダメにしてる」
560:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:20:45.03:gtP16RUU0
574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:31:44.01:/UPzUoENO
ほむら「でも……仕方ないじゃない……」
ほむら「私がまどかを見捨てたら、まどかはどうなるの?」
さやか「なるようになるでしょ」
ほむら「なっ」
ほむら「あなた、それでもまどかの友達なの!?」
ほむら「まどかに死ねと言うの!?」
さやか「まどかももう子供じゃないでしょ。自分で自分の責任を持たないといけない年だよ」
さやか「あたしやアンタのように」
ほむら「でも!でも!」
564:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:26:17.83:wCUPsGIA0
さやか「今のままじゃ何も変わらないと思う」
ほむら「………」
さやか「一度まどかと距離を取ってみたらどうかな?」
ほむら「ダメよ……そんなことしたら、まどかが生きていけない……」
さやか「……さっきからまどかがまどかがって言ってるけど」
さやか「結局全部自分の為じゃん」
ほむら「!?」
さやか「アンタが嫌われたくないだけでしょ?」
577:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:35:23.87:+aX/zgdhO
さやか「それってホントの愛情なの?」
さやか「例え相手に嫌われても、間違いを正してあげられる」
さやか「それがホントの愛情じゃないの?」
ほむら「………」
さやか「甘やかすだけなの?」
さやか「まどかはアンタのペットなの?」
ほむら「………」
583:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:41:35.05:+aX/zgdhO
ほむら「考えて……みるわ……」
さやか「そっか」
ほむら「……ありがとう、美樹さやか」
まどか「………」トボトボ
まどか「………」キョロキョロ
まどか「あの人は……居ないね……」
まどか「!!」
まどか「灯りがついてる……!」
584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:43:48.60:gRRF6LXa0
まどか「……ただいま」コソコソ
ほむら「おかえりなさい」
まどか「う、うん……」
まどほむ「「…………」」
まどか「あ、あの……」
ほむら「何?」
まどか「さ、さっき帰った時、居なかったけど……何処に……」
ほむら「警察署に行ってたの」
まどか「あ……そうなんだ……」
ほむら「………」
まどか「ほ、ほむらちゃん……」
まどか「ごめんなさい!!」
592:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:56:45.49:+aX/zgdhO
まどか「さっきは言い過ぎたの!!反省してます!!」
ほむら(………)
まどか「ホントはあんなこと言うつもりなかったんだ……」
まどか「ついカッとなっちゃって……」
まどか「ティヒヒ!最低だよね……」
ほむら「そうね。最低だわ」
まどか「えっ!?」
ほむら「今度のことで改めてあなたとの付き合い方を考えさせられたわ」
まどか「ちょ、ちょっと待ってよ……」
ほむら「私たち、一度距離を置きましょう?」
まどか「待ってよ!!」
594:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:58:55.81:r/+jIQxhP
ほむら「そういう訳だから、今週中に出て行って頂戴」
まどか「冗談でしょ?ねぇ……」
ほむら「これがあなたの荷物。まとめて置いたわ」
まどか「ほむらちゃん……ねぇ……」
ほむら「ネットも必要ないわね」
まどか「ほむらちゃん!!!!」
597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 22:03:24.78:i/ioxg3t0
まどか「ねぇ!何で!?謝ってるよ!わたし!!」
ほむら「謝れば何でも許されると思うの?子供じゃないのよ」
まどか「だって……それは……ほむらちゃんだし……」
ほむら「甘えないで頂戴」
ほむら「これだけ騙されて、まだあなたの世話を焼いてあげる程、バカでもお人好しでもないの」
まどか「そんな……そんな!!」
ほむら「いい加減愛想が尽きたわ」
625:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 22:23:53.33:+aX/zgdhO
まどか「待ってよ!ほむらちゃん!ほむらちゃん家追い出されたら、行く所ないよ!!!!」
ほむら「実家に帰ればいいじゃない。別に絶縁されてる訳じゃないでしょう?」
まどか「そうだけど……嫌だよ!!」
ほむら「……嫌だ嫌だってワガママばかり言わないで頂戴。うんざりするわ」
まどか「お願いします!明日から絶対心を入れ替えますから!」
まどか「だから見捨てないで!!お願いします!!」
まどか「わたしにはほむらちゃんしか居ないの!」
まどか「お願いします……お願いします……どうか見捨てないで下さい……お願いします……」
ほむら(まどかぁ……!)グッ
640:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 22:36:55.60:+aX/zgdhO
まどか「お願いします……何でもします……だから追い出さないで……」
ほむら(ここで許しては今までと同じ繰り返し……)
ほむら(でも……でも!)
ほむら(今すぐ甘い言葉を掛けて安心させてあげたい!)
ほむら(そのまま抱きしめてベッドに連れ込みたい!)
ほむら(でも……)
ほむら(私のエゴが欲望が……まどかをダメにする……)
ほむら(このままじゃ、ホントにまどかの人生が終わってしまう)
ほむら(………)
ほむら「……聞こえなかったかしら?愛想が尽きたと言ったのよ」
655:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 22:48:47.31:+aX/zgdhO
まどか「ヤダ!ヤダ!ヤダ!ヤダ!」
ほむら「……おやすみなさい。なるべく早く出て行って」
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「………」パタン
まどか「……ッッ!!」
まどか「ふざけるな!!!!」
まどか「何だよ!!それは!!!!」
まどか「自分で勝手に面倒見ておいて、飽きたら捨てるのかよ!!!!」
まどか「私はお前のペットかよ!?何とか言えよ!!!!」
ほむら(まどか……)
まどか「ちくしょう!!出てこい!!出てこいよ!!!!」バンバン
679:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 23:02:57.97:+aX/zgdhO
まどか「……ご希望通り出て行ってあげるよ」
まどか「嬉しい?」
ほむら「……そう」
まどか「……それだけ?」
ほむら「さようなら」
まどか「ッッッ!!!」ブォンッ!
ほむら「きゃっ!?」ガシャン
まどか「死ね!!お前なんか死んじゃえ!!!!」ダッダッダッ
ほむら「うっ……うっ……」
ほむら「まどかぁ……ごめんね……」
739:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:10:12.92:4WWz49r0O
まどか「もうほむらちゃんの所には戻れない」
まどか「かと言って実家は絶対無理……」
まどか「さやかちゃんは……もう居ないだろうな……」
まどか「どうしよう……お金も無いし……」
たっくん「あ!お姉ちゃん!」
まどか「た、タツヤ……」
「まどか……」
まどか「パパ……」
748:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:16:35.77:4WWz49r0O
知久「まどか……ほむらちゃんから聞いたよ」
まどか「………」
知久「何処か行く宛はあるのかい?」
まどか「………」
知久「まどか、ウチに帰っておいで」
まどか「でも……」
知久「ママのことなら僕に任せて」
まどか「……うん」
749:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:17:47.00:tYx/lWeG0
まどか(実家に戻って数日が過ぎた)
まどか(パパのとりなしでわたしはママに怒られることもなかった)
たっくん「………」
まどか(弟の視線が痛いが、あとは腫れ物扱いで)
まどか(概ね実家生活もほむらちゃんの家と変わらないレベルになった)
まどか「ティヒヒwwww」
765:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:28:41.66:4iRnrsAr0
まどか「あとはおこづかいだよね」
まどか「どうやって切り出そう……ママは絶対怒るし……」
まどか「パパにこっそりお願いしよ」
まどか「パパなら絶対断らないし」
まどか「パパ……ちょっといいかな?」
知久「何だい?まどか」
783:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:40:40.59:4WWz49r0O
まどか「うん……あのね……」
まどか「わたし、おこづかいが欲しいんだ」
知久「おこづかい?」
まどか「うん!ダメ?」
知久「………」
まどか「パパぁ……お願い……」
まどか(ティヒヒwwww)
知久「……それは僕には出来ない相談だね」
まどか「……え?」
知久「ウチのお金は全部ママが稼いでるんだ」
知久「だからお金のことはママに相談しなさい」
790:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:48:35.32:4WWz49r0O
まどか「ハァ!?ママがくれる訳ないじゃん!」
まどか「だからパパに相談してるの!!」
知久「なら諦めなさい」
まどか「たった三万円も出せないの!?わたしパパの娘だよ!?」
知久「たったって……十分大金だよ」
まどか「信じられないよ!娘が困ってるのに!」
知久「……ごめんね」
まどか「これだから働いてない男は……」
知久「………」
807:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:58:51.69:4WWz49r0O
たっくん「自分だって働いてないだろ」
まどか「……は?」
たっくん「父さんは家事してるだろ」
たっくん「自分のことは棚上げかよ」
まどか「……わたしはいいの。まだ若いし、女の子だし」
たっくん「信じられねぇ……恥を知れよ」
まどか「……タツヤ……さっきから誰に向かって口利いてるか……分かってる?」ガタッ
知久「まどか!やめるんだ!」
知久「僕のおこづかいから少しだけど……」
821:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 01:06:54.89:4WWz49r0O
たっくん「やめろよ!何の為にほむらさんが決断したと思ってんだよ!」
知久「ハッ」
知久「そうだったね……ありがとう、タツヤ」
まどか「え?ぱ、パパ?くれないの?」
知久「あぁ。どうしてもお金が欲しかったらママに言うか……」
知久「働きなさい」
まどか「!?」
まどか「くっ……」ダダダ
832:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 01:17:30.36:4WWz49r0O
まどか「ああああああああああ」
まどか「イライラするよぉ!タツヤが余計なこと言わなきゃ……!」
ドン!ドン!
知久「まどか……」
知久「酷なようだけど……これで働いてくれれば……」
たっくん「ちくしょう……何であんなクズなんだよ……ほむらさん……」
844:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 01:25:30.21:4WWz49r0O
一ヶ月後
まどか「ティヒヒヒヒヒwwwwwクソワロタwwwwww」カタカタカタ
知久「まどか、入るよ」
まどか「………」
まどか「……何の用ですか?」
知久「あ……いや……」
知久「今日はまどかの誕生日だろ?」
知久「久しぶりに皆で食事でも行かないかい?」
まどか「行かない」
知久「そう言わずに……ね?」
まどか「食事なんていいからお金頂戴」
850:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 01:29:20.99:Gowk1tnc0
まどか「誕生日プレゼントだよ。頂戴」
知久「まどか……」
詢子「もういいよ。放っときな」
知久「でも……」
まどか「……用が済んだら出ていってもらっていいですか?」
まどか「わたし、忙しいんで」
詢子「ちっ……」
知久「……行こう」
知久「邪魔したね……まどか……」パタン
873:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 01:43:53.38:4WWz49r0O
まどか「バカばっかり……」
まどか「あ……ソウルジェム真っ黒だ……」
まどか「……これって放っといたらどうなるんだっけ?」
まどか「忘れちゃった……どうでもいいや」
まどか「このまま死ねるのかな?」
まどか「ティヒヒ……むしろ歓迎だよ」
まどか「生きてたってどーせ酸素の無駄遣いだし」
まどか「わたしが死んでもだーれも悲しまないよね」
まどか「誰も……」
まどか「………」
まどか「ほむらちゃん……」
884:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 01:56:10.16:4WWz49r0O
まどか「ティヒヒ……とっくに見捨てられてるのに……」
まどか「おかしいなぁ……」
まどか「頭の中……ほむらちゃんのことしか浮かんでこない……」
まどか「……そういえば最初は純粋に好きだったんだよね……」
まどか「それが……結局は……」
まどか「………」
まどか「……これが報いか……」
894:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:03:23.86:4WWz49r0O
まどか「うーん……」
まどか「あれ……?ここは?わたしの部屋……?」
まどか「あのまま寝ちゃったのか……」
まどか「あっ……ソウルジェムは……」
まどか「………」
まどか「キレイになってる……」
903:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:08:32.83:4WWz49r0O
まどか「一体誰が……」
まどか「……まさか」
まどか「ほむらちゃん……!」
まどか「どうして……愛想が尽きたんじゃなかったの……」
まどか「何で……こんなの絶対おかしいよ……」
906:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:14:51.59:4WWz49r0O
まどか「ハァ……ハァ……ハァ……」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「まどか……?」
まどか「ハァ……ハァ……ハァ……」
まどか「ほむらちゃん!!」ダキッ
ほむら「どうしたの……?」
まどか「ごめんね!ほむらちゃん!ごめんね!」
913:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:22:32.91:4WWz49r0O
まどか「ぐひゅう……わたし……わたし……」
ほむら「まどか……」
まどか「ぎゅぐ……ぎゅぐ……!」
ほむら「………」
ほむら「よく分からないけど……」
ほむら「何となく分かったわ」
まどか「ぐぎゅうううううううう!!!!」
ほむら「もう……泣かないの」
918:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:32:24.10:4WWz49r0O
まどか「ごめんね……ほむらちゃん……」
まどか「わたし、ほむらちゃんの優しさを利用してた」
まどか「最初はすぐに働くからって思ってたのに」
まどか「気付いたらそんな気全然なくなってて」
まどか「この生活から抜け出せなくなってた……」
923:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:40:20.97:4WWz49r0O
まどか「どうやったらほむらちゃんを騙してこの生活を維持出来るか」
まどか「それしか考えてなかったの……」
ほむら「………」
まどか「ホントに……最低だよね……」
ほむら「………」
ほむら「私も……」
ほむら「実は知ってたの……」
ほむら「でも……騙されたフリをしていれば、まどかの傍に居られるから……」
ほむら「エッチ出来るから……」
924:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:41:09.74:p9hnUT/t0
ほむら「ごめんなさい……」
まどか「ううん!ほむらちゃんは悪くないよ!」
まどか「悪いの全部わたしの方だよ……」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「今更虫が良いよね……」
ほむら「そんなことないわ!!」
ほむら「まどか……」
まどか「あっ……ココじゃダメだよぉ……」
ほむら「まどかぁ……まどかぁ!」
まどか「おウチに帰ってから……ね?」
ほむら「まどか……!」
937:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:59:16.11:4WWz49r0O
ほむら「でもどうしていきなり謝ってくれたの?」
ほむら「昨日までは正直……今までと変わらない生活を送ってたって聞いていたのだけど……」
まどか「昨日、わたしのソウルジェム、キレイにしてくれたでしょ?」
まどか「もうダメだって思ったときにほむらちゃんの顔が浮かんできたの……それで……」
ほむら「ソウルジェム?」
まどか「うん?」
ほむら「待って頂戴。私は昨日まどかの家には行ってないし、グリーフシードも使ってないわ」
まどか「……え?」
945:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:06:02.92:4WWz49r0O
まどか「ウソ……」
ほむら「ウソじゃないわ」
まどか「え?え?てっきりほむらちゃんがキレイにしてくれたのかと……」
ほむら「……残念だけど、私じゃないわ」
ほむら「他の魔法少女でしょうね……」
まどか「他の魔法少女って……」
まどか「まさか!?」
ほむら「……恐らくね」
まどか「さやかちゃん……」
949:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:11:56.08:4WWz49r0O
さやか「良いとこあるじゃないですか」
さやか「まどかのこと、嫌ってたんじゃなかったんですか?」
マミ「……ただの気まぐれよ」
さやか「またまたー」
マミ「……まぁ、あの時は少し言い過ぎたしね」
マミ「それに……確かにバカにはされたけど」
マミ「なんだかんだ言って憎めない子だったし」
マミ「あれで水に流してあげるわ」
952:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:17:21.24:4WWz49r0O
一年後
まどか「ティヒヒヒヒwwwwwwwクソワロタwwwwwwww」カタカタカタ
ほむら「………」
ほむら「……またにちゃんねるなの?」
まどか「良いじゃん!これが唯一の楽しみなんだから!」
ほむら(結局ネット依存症は治らなかったわね)
959:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:23:19.45:4WWz49r0O
ほむら「ところで」
ほむら「まどか、仕事見つかったかしら?」まどか「今探してる」
ティロ・フィナーレ
961:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:24:06.25:2IJQut2C0
ほむら「まどか、私はパート行って来るからお昼は冷蔵庫のチンして食べてね…?」
まどか「…うん、ありがとう」カタカタカタ
ほむら「いってきます…」ガチャ、バタン
まどか「…やっとほむらちゃん出かけたね!はー、開放された気分だよ!」ゴロン、ゴロゴロ
…
ほむら(まどか、私は信じてるからね…?)
ウェヒヒヒwwwwwwwwwww
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:17:27.37:CAvnJeK70ほむら(まどかと同棲してもう2年が経った…)
ほむら(最初は共働きだったけど1年後にでまどかがリストラ、それ以来職探しが続いている)
ほむら(私もパートをしながら正社員を探しているけれど不況のせいか、なかなか定職につけない)
ほむら(…私にまどかを責める資格はないわね)
…
まどか「げ、いつのまにかこのスレ落ちてるじゃん!こんなの絶対おかしいよ!」カタカタ
まどか「どっか出かけようかなー、ほむらちゃんからもらったお小遣いはまだあるし」
ほむら『はいまどか、今月のお金よ?交通費、美容院代、就職費用として大事に使ってね…』スッ
まどか『ありがとうほむらちゃん!すぐにでも就職してほむらちゃんの負担を減らすね!』
ほむら『ええ、がんばってね…』
まどか「…」
まどか「少しは疑ってよ…」ボソ
まどか「さぁてショッピングにでもいこうかな!」
夜
ガチャ、バタン
ほむら「ただいま…、まどかは出かけてるのかしら?」
ほむら「流石にパートをしつつ魔女狩りはちょっときついわね…」ゴロン
ほむら「…」
ほむら「さて夕食を作りましょう…」ガバ
まどか「ただいまー!」ガチャ
ほむら「おかえりなさい…」
まどか「今日も面接大変だったよーwwww」
ほむら「そう…、いつも面接に行ってまどかは偉いわね」
まどか「うん、ほむらちゃんのためだもん、がんばるよ!」
ほむら「…」ズキン
まどか「ところで晩御飯は?」
ほむら「ごめんなさい…、いまから作るところよ」
まどか「えー…、せっかくほむらちゃんのためにがんばってるのにやりがいがないなぁ…」
ほむら「…すぐ終わるから先にお風呂に入っててもらえるかしら」
まどか「うんそうするね。つかれたなー」
ほむら「…」
寝室
まどか「ティヒヒヒwwwwwwwwワロタwwwwwww」カタカタカタ
ほむら「…」モジモジ
ほむら「あ、あの、まどか…」モジモジ
まどか「(ちっ…)何?ほむらちゃん…」
ほむら「私、明日パートお休みなの…」モジモジ
まどか「うん、それで?」
ほむら「最近ご無沙汰だったし…、しましょう?」モジ
まどか「ごめん、今仕事探しがいいところだから今度ね!」カタカタ
ほむら「そ、そんな…!」
深夜
ほむら「まどか…好きよ…」スヤスヤ、ホムホム…
まどか「ふぅ、眠くなってきちゃった…、すっきりして寝るかな」チラッ
まどか「…肝心なときに寝てるんだもんなぁ、ほむらちゃんは」クチュクチュ
…
まどか「…んん!」ビクンビクン
まどか「…じゃあおやすみ、明日もVIP楽しみだなー」
翌日
ほむら「まどか、たまには息抜きにデートしましょう…?」
まどか「忙しいんだけど…ティヒwwwww」カタカタ
ほむら「そんなこと言わずに、ね?まどかと久しぶりにお買い物にも行きたいし…」
まどか(私は昨日行ったけどね)
まどか「私はいいや、ほむらちゃんだけで行くといいよ…」カタカタ
ほむら「そう…、それじゃあ今日は家事に専念するわね?色々たまってるし」
まどか(家にいるの…、息がつまるよー)
ほむら「よいしょ…ふぅ…」テキパキ
まどか(ほむホームは狭くてすぐ視界にほむらちゃん入って気になるよー)イラッ
まどか(そうだ!こういうときは安価スレを立てちゃおうwwwww天才だよwwwww)カタカタ
安価で嫁に悪戯するわwwwwwww
1 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2011/05/10(火) 08:09:29.83 ID:kuzumado
たのむぞwwwww
まどか(安価は>>29でいいかな?)
ほむらに犬のうんこ投げる
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 08:58:49.52:CAvnJeK70まどか「犬のうんこwwwww消防乙wwwwww」カタカタ
ほむら「まどか?どうかしたかしら…」
まどか「んんwwwwwなんでもないよwwwww」
ほむら「? そう、がんばりすぎないでね…」
まどか「わかってるよー」
まどか「さて、ウンコ拾いにいってこようかな…」
…
まどか「ほむらちゃん、ちょっと証明写真撮ってくるからお金もらえるかな?」
ほむら「わかったわ、はい1000円。お釣りは返してね?」
まどか「うん!いってきまーす」ガチャ
まどか(お小遣いもゲットだよ!)
…
まどか「ビニール袋持ってき忘れたからコンビニでお菓子買ってもらってきたよ…」
まどか「とりあえず適当にウンコ集めようかな!」
ヒョイヒョイヒョイ…
まどか「袋半分は溜まったね、これは酷いwwww」
まどか「さっそくほむらちゃんに投げよう!」
ほむホーム
まどか「ただいまー!」
ほむら「おかえりなさい、いい写真は撮れたかしら?」
まどか「うん!あとほむらちゃんにお土産だよ!」
ほむら「…?なにかしら」
まどか「いつも私のために頑張ってくれてるほむらちゃんへのご褒美だよ♪」
まどか「目、つむってもらえるかな?」
ほむら「まどか…、わかったわ」トジ
ほむら(ご褒美ってキス、かしら…?それでも嬉しいよまどか…)ドキドキ
まどか「それじゃあほむらちゃん!受け取って!」ブン
ベチャ
ほむら「…え?」スッ
まどか「ほむらちゃんwwwwwうんこまみれwwwwwえんがちょwwwww」
ほむら「え、え?ま、まどか…これって…?」
まどか「うん、今拾ってきたわんちゃんのウンチだよ!」
ほむら「ま、まどか…」プルプル
まどか「…ほむらちゃん?」
ほむら「ご、ごめん…なさいぃ…、わ、私がよくできてないからストレス溜まってるんだよね…?」グスグス
まどか(マジ泣きしちゃったよ…、1:0で私が悪いのに謝られてるしwwww)
まどか「ご、ごめんね…、就職できないストレスでほむらちゃんに当たっちゃったよ…」シュン
ほむら「い、いいのよ…、こんなことでまどかのストレスがとれるなら…」グスグス
まどか「やっぱりほむらちゃんは私の最高の友達だね!」
ほむら「まどか…」
まどか「それじゃあ部屋でまたお仕事探してくるね!」
ほむら「え、ええ頑張って…」
ほむら「…シャワー浴びてきましょう」トボトボ
60 名前: 以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 投稿日: 2011/05/10(火) ID:kuzumado
嫁まじ泣きで家族会議wwwwwww
ちょっと突撃してくるわwwwwwwwww
まどか「ふぅ、流石にほむらちゃんをもういじれないよねー」カタカタ
まどか「追い出されても困るし、実家戻ってもママにしごかれるしなー」
まどか「なんかつまんないな…」
まどか「…」
まどか「たまには求人でも見ようっと…」カタカタ
まどか「前見たときたくさんあったし、もっと増えてるよね!」カタカタ
…
まどか「…え、前の条件で検索して2件…?」
まどか「ティヒヒヒ…、たまたまだよね!きっと来週ころには20件くらいは…」
まどか「…」
まどか「ま、まずいよ…、大学卒業するときはあんなにあったのに…」ガタガタ
まどか「し、しかももう私とっくに既卒だよ…、絶対まずいって…」ガタガタ
ほむら「どうしたのまどか?顔色が悪いけど…」
まどか「ほ、ほほほむらちゃん!な、なんでもないよ…ティヒヒヒ…」
ほむら「そう?ならいいんだけど…」
まどか(やばいやばいやばいよぉ…)ソワソワ
まどか「とりあえずこの2件に電話入れよう!」バッ
…
まどか「も、も、もしもし!きゅ、求人を見たんですけど…」
まどか「え、あ、はい…、24歳です…、前職は…はい、…ありがとうございました」ガチャ
まどか「…」
まどか「も、もう一件あるし!」
…
まどか「…募集締め切ってた」ドヨーン
まどか「こんなの絶対おかしいよ…」
QB「…」
QB「まどか…」
まどか「きゅ、QB!?」
QB「しずかにしてくれないかな、余りほむらに見つかりたくないんだよ」
まどか「う、うん久しぶりだね…、中2以来かな?」
QB「そうだね、キミの知人の魔法少女にはちょくちょく会っているけど」
まどか「それで今日はどうしたの?」
QB「ボクと契約して魔法少女になってほしいんだ!」
まどか「魔法少女って…、私もう24だよ?」
QB「キミほどの才能なら年齢の壁くらい超越できるさ!」
まどか「でも…」
QB「なんでも好きな願い事を叶えてあげられるよ?」
まどか「う…」ドキ
まどか「記憶を持ったまま大学の就職活動時期まで戻ることってできないかな…」
まどか「そこまでやり直せればどうにでもなると思うの…」
QB「キミの力なら十分可能だと思うよ、当然過去に戻った段階で魔法少女になってるだろうけど」
まどか「仕事しながら魔女狩りかぁ…、ちょっと悩むな…」
まどか「…」
まどか「少し考える時間もらえるかな?」
QB「うん、その気になるまでいつまでも待ってるよ!それじゃあね」
まどか「バイバイ…」
ほむら「まどか、お昼ご飯できたよ、いっしょに食べましょう?」
まどか「うん、そうだね…」トボ
ほむら(まどかに元気がない…、大丈夫かしら)
…
まどか「ごちそうさま…」
ほむら「おそまつさまでした」
TV音声『それではそろそろお友達を…』
ほむら「明日のゲストはだれかしら…」
まどか「ほむらちゃん、いいとも観てるんだね…」
ほむら「職場のお昼休みの楽しみなのよ?」ホム
ゲスト『お友達はマミ・フィナーレさんです!』わー!
まどか「ま、マミさん!?」ブッ
ほむら「巴マミも出世したものね…」
まどか「え?え?どうしてマミさんがいいともに…」
ほむら「まどか知らないのかしら、あの人は今売れっ子女優なのよ?」
まどか「え、うそ…マミさんからそんな話一度も…」
ほむら「あなたに気を使ってたんじゃないかしら…」
まどか「そんな…」
タモリ『明日だいじょうですか?』
マミ『いいともー!』
タモリ『お待ちしてます』
ほむら「流石に堂々としてたわね」
まどか「ま、マミさんってぼっちじゃなかったっけ…」
ほむら「それは中学までのお話でしょう?高校では華やかな生活を送ってたわ」
ほむら「学祭ではバンドも組んでたし…」
まどか「…私学祭なんて呼ばれてないよ」
ほむら「魔法少女との付き合いが疎遠になっていったものね…」
女優のマミさん素敵だ
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:33:53.97:CAvnJeK70まどか「…さやかちゃんとも高校が別になって以来ほとんどあってないし」
まどか「杏子ちゃんなんてワルプルギスの夜までの付き合いだよ…」
まどか「あれ…そういえば私って高校生になってから友達できた覚えがないや…」
ほむら「…」
まどか「大学でもほむらちゃんに会えないときはおトイレでご飯食べてたし…」ポロ
ほむら「まどか…」
まどか「あ、あれおかしいなぁ…なんで涙が出るんだろう…?」ポロポロ
まどか「私はほむらちゃんだけいればいいはずなのに…」グスグス
ほむら(私と『ネット』でしょう、あなたの場合…)
ほむほむ案外冷静
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:37:02.80:4IVXsqHK0
ほむほむ見破ってたのか
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:39:53.86:CAvnJeK70まどか「私、あの頃に戻りたいな…」ボソ
ほむら「まどか…?」
まどか「『魔法少女になった私がいる』あの頃に戻りたいよ…」
ほむら「時間はもう巻き戻せないわ…」
まどか「…奇跡なんてないんだね」
??「あるよ…」
ほむら「!?」バッ
まどか「あっ…!」
QB「奇跡も、魔法も、あるんだよ」
まどか「QB…」
ほむら「インキュベーター、懲りずにまた契約をせまるつもりかしら?」カチャ
まどか「やめて!ほむらちゃん!」バッ(QBの盾になる
ほむら「ま、まどか!?どきなさい!そいつの言葉に耳を傾けては…!」
QB「…きゅっぷい」
まどか「私、魔法少女になりたかったんだよ?」
ほむら「まどか…?」
まどか「マミさんが首を何針も縫う大怪我を負ったときや、さやかちゃんがドン引きするくらい凹んでた時期…」
まどか「そんなとき支えになれたら嬉しいなって…」
まどか「そうしたら今の私だってニートじゃなかったかもしれない…」
まどか「QB、私魔法少女になる」
ほむら「だめええええええええええええええええ」
まどか「願いはさっき言ったように「『魔法少女になった私がいる中学2年生に戻ること』」
QB「キミの力なら10年程度の巻き戻しも余裕だろうね、その時間軸でエネルギーノルマを達成させてもらうとするよ」
まどか「…ほむらちゃん、ごめんね?」
ほむら「まどかああああああああああああああ」
ガチン
どうしようもねぇなぁまどかは
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 10:55:49.97:CAvnJeK70鹿目家
チュンチュン…
まどか「ふにゅ?…夢落ち~?」
チャリッ
まどか「ううん、夢じゃないや。このソウルジェムがその証…」
まどか「私、がんばるからね…?」
~~~~~~~~~~
病院
ほむら「ナンテコッタ」
ほむほむ覚えてんのかよwwww
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:00:40.73:CAvnJeK70…
まどか「うわ、私の魔法強すぎ…?」
まどか「10年分時間停止できるとか…」
ほむら「納得いかないけど他の地域からグリーフシード狩ってきたからワルプルギス戦では頼りにしてるわ…」
まどか「まっかせてよ!日本中の兵器を集めてくるよ!」
ほむら(調子に乗りすぎよまどか…、1周目みたいに自信に溢れてるのは嬉しいけど)
ほむら「前の世界では偶然ティロ・フィナーレでワルプルギスの装甲を貫いてフルボッコにできたわ」
ほむら「もうあんなこと二度と起こらない気もするからあなたに頼るしかないわ…」
まどか「私だけで十分だよ!他の子に頼るまでもないよ!」
マミ「鹿目さん、そんなこと言わないでほしいわ…」ションボリ
さやか「あたしらだって精一杯やるよ…」
杏子「あたしはどっちでも…、あんたの態度は気に食わないけどな…」
ほむら「…」
ほむら(まどか、あなたの人間関係がまずい方向へ向かってるわよ…)
マミさんパネェwww
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:19:40.81:CAvnJeK70ワルプルギスの夜到来…!
マミ「鹿目さん…やっぱり手伝うわ…」
まどか「いえ、時止めて日本中の兵器乱発するんでマミさんいらないです」
まどか「同じ時止めできるほむらちゃんならお手伝いくらいできるけど…」
さやか「あたしってホントいらない子…?」
ほむら「いらない子じゃないわ、さやか…。私たちがついてるから」
ほむら(結局私が美樹さやかを救ってしまった…)
さやか「ありがと、ほむら…。あんたがいなかったら恭介のこと吹っ切れなかったよ…」
ほむら「そして杏子は隣町へ帰ってしまったわ」
まどか「流石にワルプル相手に接近キャラはいらないよ!」
さやか「」
いちいち毒づくなよwwww
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:27:43.16:CAvnJeK70まどか「これでとどめ!報道関係には内緒だよ!」
ドカーン
ワルプル「ウギャー」
…
マミ「終わったのね…」
さやか「時間止めてるらしいからあたしたちには一瞬に見えましてけど」
まどか「あー、疲れたー!3ヶ月分は時間止めちゃってたよ!」
ほむら「…おつかれさま、ストックしておいたグリーフシードよ」スッ
まどか「ありがとう!ほむらちゃん」シュー
ほむら(なんとかワルプルギスは越えれた、これでまどかの理想とする未来へいけるのね…)
1年後…
まどか「さやかちゃん、高校決めた?」
さやか「あたしは進学しないよ」
まどか「え?」
ほむら「…」
さやか「あたしは魔法少女で人間じゃないから…、杏子みたいな生き方で人知れず魔女でも刈っていきたいの」
さやか「あたしって馬鹿だからさ!こういう不器用なことしかできないよ」
まどか(えー…、今回はさやかちゃんと同じ高校行こうとしてたのに)
さやか「ほむら、あんたには本当に助けられたね!ありがと」
ほむら「お礼には及ばないわ…」ファサッ
まどか「さ、寂しくなんかないよ!マミさんと遊ぼう!」
prrrrrrr
マミ『もしもし鹿目さん?どうかしたかしら』
まどか「マミさんあそぼーよー!」
マミ(鹿目さんって中学のころ私のこと舐めまくってたのよね…)
マミ『…ごめんなさい、今日は先客がいるからまた今度誘ってね?それじゃあ…』ブチッ
まどか「あ、マミさん…」
ほむら(まどかが魔法少女になったことで未来が変わってきてるのね…)
ほむら(あとVIPで身に着けた煽り体質も…)
ほむら(そして色々あって更に9年経ちました…)
ほむホーム
ほむら「ただいま、まどか…」ガチャ、バタン
まどか「ティヒヒヒwwwwおかえりwwwww」カタカタカタ
ほむら「…今日の収穫のグリーフシードよ、ここに置いておくわね」スッ
まどか「ありがとうwwwwww糞吹いたwwwwww」カタカタカタ
ほむら「…」
ほむら「まどか、仕事見つかったかしら?」
まどか「今探してる」
おしまい
おつ
面白かった
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:50:24.97:+ht78YxS0面白かった
ティヒヒwwwwおつでござるwwwwwwwww
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 11:53:09.08:DlxYgY3o0
乙
ほむらが可哀想だな
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:01:59.26:RKaDXErB0ほむらが可哀想だな
いやどうにかハッピーエンドにならないのか
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:09:38.54:CNlhnSes0
面白かったけど、まどかのこと笑えねぇ・・・
くそっ!くそっ!!
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:19:22.70:+aX/zgdhOくそっ!くそっ!!
ほむら(結局まどかは何も変わらなかった)
ほむら(むしろ魔法少女になってしまった分、状況はより悪化している)
ほむら(ただひとつ、変わったこと。それは……)
まどか「ほむらちゃん……シよ……?」
ほむら(体を使って私の機嫌を取るようになった)
まどか「ティヒヒwwwほむらちゃん、気持ち良い?」
まどか「ココ……好きだもんね?ほむらちゃん……」クチュクチュ
ほむら(今のまどかは理解している)
ほむら(私を失えば生きていけないことを……)
まどか「あ、あれ?気持ち良くなかった?」アセアセ
まどか「ごめんね!もっと頑張るね!」
まどか「んっ……あむっ……」ペロペロ
ほむら「………」
ほむら「ハァ……」
ほむら「もういいわ」
まどか「!?」
ほむら「おやすみなさい」
まどか「え?え?わたし下手だった……?」
ほむら「別に」
まどか「ほ、ほむらちゃぁん……」
ほむら「もういいかしら。明日も“仕事”なの」
まどか「!?」
まどか「あ、あぁ……そうだよねぇ……」
ほむら「………」
まどか「ティヒヒ……」
ほむら「………」
まどか「あ、あの……」
ほむら「何?」
まどか「が、頑張って……ね……?」
ほむら「………」バタン!!
いいね
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:42:36.60:+aX/zgdhO>>121
断りなく始めてごめん
まどか「ああああああああああ」
まどか「ヤバい……ヤバいよぉ……」
まどか「最近のほむらちゃん、明らかにわたしを邪魔者扱いしてる……」
まどか「甘えてもエッチしても反応薄いし……」
まどか「もしかして出ていけ……」
まどか「なんて……ない……よね?」
まどか「ヤバいよぉ、ヤバいよぉ」
まどか「ほむらちゃん家追い出されたら行くとこないよぉ……!」
本編のほむらならこんなまどかでも絶対捨てられないだろうね…
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:50:13.77:CNlhnSes0
本編のほむらはまず中2だからな
これはもう大人でしょ・・・あぁ心が痛い
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 12:51:13.10:+aX/zgdhOこれはもう大人でしょ・・・あぁ心が痛い
翌朝
まどか「あっ……お、おはよう……ほむらちゃん……」
ほむら「……おはよう」
まどか「今日もいい天気だね……ティヒヒ……」
ほむら「別にまどかには関係無いことでしょう?」
まどか「そ、そうだねぇ……ティヒヒ……」
ほむら「まどか」
まどか「え!?な、何かな?ほむらちゃん!」
まどか(今日はおこづかい日だよぉ!!)
ほむら「今日は遅くなるから、晩御飯は一人で食べて頂戴」
まどか「え……ぅ、うん、分かったよ……」
ほむら「それじゃ、いってきます」
まどか(え!!それだけ!?)
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「何?時間が無いのだけど」
まどか「あっ……ごめん……」
ほむら「それで?何なの?」
まどか「い、いやぁ~……今日って何の日か覚えてる?」
ほむら「今日って……」
ほむら「!?」
ほむら「もしかして!?」
まどか「うんうん」
ほむら「まどか……」
ほむら「私の誕生日覚えていてくれた……!」
まどか「わたしのおこづかい日だよぉ!!」
まどか「あっ……」
ほむら「………」ヒンヤリ
まどか「い、いや!もちろんほむらちゃんの誕生日も覚えてるよ!!」アセアセ
まどか「おめでとう!!ほむらちゃん!!」
ほむら「三万円でよかったかしら?」
まどか「え!?あ、うん……」
ほむら「どうぞ」
まどか「あ、ありがとう……」
ほむら「………」タタタッ
まどか「あ!いってら」
ほむら「………」バタン!!!!
まどか「っ……しゃい……」
※捨てると魔女化します
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 13:15:28.47:+aX/zgdhOほむら(何だろう)
ほむら(かつては命よりも大切だったのに)
ほむら(今朝の会話で)
ほむら(私の中の何かが終わった気がする)
???「あ、ほむらさん……」
ほむら「……たっくん?」
たっくん「おはようございます……」
たっくん「あの、ホントに時間大丈夫ですか……?」
ほむら「えぇ。実は出勤までまだ時間あるの」
ほむら「だから大丈夫よ」
たっくん「すいません……」
「「………………」」
たっくん「あの……お姉ちゃんのことなんですけど……」
ほむら「……何かしら?」
たっくん「あ……その……えっと……」
たっくん「いつもお世話になってます……」
ほむら「……」
たっくん「それで……その……」
たっくん「……」
たっくん「……まだ」
たっくん「働いてないんですよね?」
ほむら「うん……」
たっくん「すいません!!」
ほむら「たっくんが謝ることじゃないわ」
ほむら「まどかがこうなったのは私にも責任があるもの」
たっくん「すいません!!すいません!!」
ほむら「たっくん……」
たっくん「……それで実は……」
たっくん「近いうちに父さんたちがお姉ちゃんと話がしたいって」
ほむら「それは……私もそうした方がいいと思う……」
たっくん「ありがとうございます……」
ほむら「でも……多分まどかは会いたくないと思う」
たっくん「……」
ほむら「前にも一度ご両親に来て頂いたことがあったけど」
ほむら「結局部屋に閉じ籠って出てこなかったわ」
たっくん「くそ……何やってんだよ……!」
ほむら「……でも今回は私が何とかする」
たっくん「すいません……」
ほむら「ご両親はいついらっしゃるの?」
たっくん「ほむらさんの都合もあるだろうから、週末はどうかって言ってました」
ほむら「分かったわ。それじゃ、今週の日曜日に」
たっくん「伝えておきます」
ほむら「お願い。私もまどかに話しておくから」
まどか「ティヒヒヒヒヒwwwwwwwクソワロタwwwwwwwwww」
ほむら「……ただいま」
まどか「あっ……お、おかえりなさい……」ビクビク
まどか「あ、あの……今朝のこと、怒ってる?」
ほむら「……」
まどか「ごめんなさい!!」ガバッ
ほむら「まどか……」
ほむら「話があるの」
まどか(話……やっぱりキタね)
まどか「……その前にいいかな?」
ほむら「何?」
まどか「うん……」
まどか「……」ポロ
まどか「ほむらちゃん……ごめん……ごめんね……」ポロポロ
まどか「わたし……ほむらちゃんの……ヒグッ……誕生日なのに……」ポロポロ
まどか「忘れて……自分の……おこづかいを……」ポロポロ
まどか「最低だよぉ……」ポロポロ
ほむら「………」
まどか「ごめん……ほむらちゃん……ごめん……」ポロポロ
ほむら「!?」
ほむら「これは……!」
ほむら「誕生日……ケーキ……」
まどか「うん……」
まどか「わたし……許してもらえるかわかんないけど……」
まどか「ほむらちゃんと仲直りする方法……これしか思い浮かばなくて……」
ほむら「ま、まどかぁ……」ブルブル
まどか「ティヒヒ!」
ほむら(あれ……今朝終わったと思ったのに)
ほむら(目の前のまどかがたまらなく愛しい……!)
ほむら(そうだ……)
ほむら(リストラされて無気力になって……)
ほむら(そこで更にネットに毒されて一時的にこうなっただけで)
ほむら(元々まどかはこういう子じゃない!)
ほむら(それを私は……一時の感情でまどかのこと……見限ろうとして……)
~ループ時のまどかとの思い出が蘇る~
ほむら(私は……私は……)
ほむら(とんでもないことを!!)
ほむら「まどか!ごめんね!」ダキッ
ほむら「私!まどかの気持ちも考えないで勝手に終わらせてた!」ギュウウウ
ほむら「まどかが居たから、今の私が居るのに……!」
まどか「ううん……わたしこそごめん」
まどか「ほむらちゃんのお陰で生きていけるのに……」
まどか「一番大切な人の誕生日忘れちゃうなんて最低だよ」
ほむら「まどかぁ!まどかぁ!」ミシミシ
まどか(八千円分の効果はあったみたいだね)
まどか(ここで確実に堕とす)
まどか「ほむらちゃん……もう一つ、プレゼントあるんだ」
ほむら「え?」
まどか「受け取って……くれるかな?」シュルシュル
ほむら「ま、まどか……」ハァハァ
まどか「ほむらちゃん……」
ほむら「まどかああああああああ!!」
ほむら「まどか……良かった……」
まどか「うん。わたしも……最近ほむらちゃん、冷たかったから……」
ほむら「うっ……ごめんなさい……」
まどか「ティヒヒwwwどうしよっかなぁ~」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「ウソだよっ!ほむらちゃん大好き!」
ほむら「まどかぁ……まどかぁ……」
まどか(主導権が戻ってきたね……)
まどか「ほむらちゃん、わたし頑張るから……」
まどか「ちゃんと就職して、ほむらちゃんの迷惑にならないように」
ほむら「えぇ!私も手伝うわ!」
ほむら「二人で頑張りましょう!」
まどか「うん!ありがとう!」
まどか(今回は結構危なかったな)
まどか(でも、これでしばらくは……)
ほむら「……あ、そうだ」
ほむら「これからのことなのだけれど」
まどか「うん?」
ほむら「日曜日にまどかのご両親がいらっしゃることになったの」
まどか「……は?」
ほむら「良い機会だし、そこで改めて話し合いましょう?」
まどか「……ちょっと待って」
まどか「聞いてないよ?」
ほむら「ごめんなさい。今朝たっくんに会って、それで」
まどか「……そういうことじゃなくてさぁ……」
まどか「何でわたしに言わないで勝手に決めてるの?」
ほむら「……ごめんなさい。でも」
まどか「でもじゃねぇよ!!!!」ガシャーン!!
ほむら「きゃあっ!?」
ほむら「ま、まどか……」
まどか「前にも言ったよね!?そういうのが一番ムカつくんだよ!!」
うわぁ
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:09:29.16:+aX/zgdhOほむら「まどか……これから一緒に頑張るって言ったじゃない……」
まどか「ハァ!?頑張るわけないじゃん!!」
まどか「そんなの嘘に決まってるじゃん!!何回騙されてるの!?バカなの!?死ぬの!?」
ほむら「そんな……」
まどか「あーあーあー!!せっかくケーキまで用意したのにさ!!」
まどか「全部無駄だよ!!無駄ボーンだよ!!」
ほむら「………」グズッ
まどか「出てけ……」
ほむら「まどか……」
まどか「目障りなんだよ!!さっさと出てけ!!」
何でほむホームなのに
ほむほむが出て行くんだよww
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:21:49.07:+aX/zgdhOほむほむが出て行くんだよww
ほむら「ごめんなさい……」
ほむら「勘違いしちゃって……バカみたいだよね……私……」
ほむら「ごめんなさい……」
まどか「!?」
まどか「待ってよ!!何ホントに出ていこうとしてるの!!」
ほむら「……でも」
まどか「逃がすわけないじゃん。ほむらちゃんは一生わたしの為に働いてもらうんだから……」
ほむら「………」
まどか「……!」カッ
まどか「何だよ!!その目!!見下してんじゃねぇよ!!」
まどか「当然でしょ!?わたしが居なかったらほむらちゃん死んでるんだから!!」
まどか「命の恩人だよ!?分かってるの!!」
こんなの絶対おかしいよ
274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:31:42.99:+aX/zgdhOまどか「どいつもこいつも……働いてないだけでバカにしやがって!!」パリーン!!
ほむら「まどか!落ち着いて!」
まどか「あのクズ親も!!昔はまどかはいい子だ、まどかはいい子だって言って……」
まどか「就職出来ないだけでコレかよ!!」ガシャン!!
まどか「さやかも!!マミも!!ほむらも!!みんな!!みんな!!」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「死ねええええええええ!!!!」ドカーン!!
まどか「ハァ……ハァ……」
ほむら「うっ……うっ……」
リアルおれら☆マギカだな
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:38:33.61:H96pt3RT0
おまえらってほんとにこんな感じなの?
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:40:05.15:90DWvHSf0
美少女が隣にいないだけで似たようなもんかな
284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:41:20.57:+aX/zgdhO隣人「おい!!大丈夫か!?」
ほむら「あっ……」
まどか「ちっ……」
隣人「アンタ、怪我ないか!?」
ほむら「は、はい……」
隣人「警察呼んどいたから、もう来るぞ」
まどか「!?」ダッ
隣人「あ!?待ちやがれ!!」
ほむら「まどか!待って!」
ほむら「まどかーーーーーー!!!!」
なんてこったい
288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:44:05.53:/FA5k8PR0
実はこの隣人俺なんだ
293:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:48:10.90:DNXOGWheO
ある意味本編より鬱になる
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 15:50:06.03:+aX/zgdhOまどか「………」チラッ
まどか「まだ(パトカー)いる……」
まどか「何なの……こんなの友達同士のちょっとしたいさかいじゃない……」
まどか「大袈裟過ぎるよ」イライラ
まどか「ほむらちゃんも何やってるの?」
まどか「一言説明すれば終わりじゃん」
まどか「これだから日本の警察は無能なんだよ」イライラ
まどか「やっと帰った……」
まどか「………」
まどか「何て言って入ろっかなぁ……」
まどか「さすがにやり過ぎたと思うけど……」
まどか「元々ほむらちゃんが悪いんだ……勝手に親を呼ぶなんて言うから」
まどか「だからつい、カッとなって……」
まどか「………」
まどか「まぁ、手を出した方が正しくて負けだしね」
まどか「今回は謝ってあげる……うん……」
まどか「……ただいま」
まどか「!?」
まどか「あ、あれ?」
まどか「ドアが開かない……」ガチャガチャ
まどか「電気も消えてる……」
まどか「………」ピンポーン
まどか「……は?」イラッ
まどか「ほむらちゃん!居るんでしょ!」ピンポンピンポン
まどか「わたしが悪かったから開けてよ!!」ピンポンピンポンピンポン
まどか「ほむらちゃん!!!!」ピンポンピンポンピンポンピンポン
まどか「くっ……開けろ!!開けろよ!!」ドンドンドンドン
ID:/FA5k8PR0「ん?お前は!!」
ID:/FA5k8PR0が隣人として認められたwww
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:09:45.96:g6Ft3zBs0
>>288なのか
319:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:13:07.11:+aX/zgdhOまどか「あ!」ダッ
ID:/FA5k8PR0「待ちやがれ!!もう逃がさないぞ!!」ガッ
まどか「やめて!離して!」
ID:/FA5k8PR0「今警察呼んでやるよ!!」
まどか「ううっ!」バキィッ
ID:/FA5k8PR0「痛てえ!!」
まどか「ハァ……ハァ……」
ID:/FA5k8PR0「ぐあ……っ……」
まどか「ううっ……」ダッダッ
もう出番終わったwww
332:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 16:23:09.42:+aX/zgdhOまどか「人殴っちゃった……」
まどか「あの人……絶対警察に言うよね……?」
まどか「そしたら……わたし……逮捕されるね……」
まどか「ニュースにもなって……」
まどか「無職で犯罪者……ティヒヒ……」
まどか「……笑えないよ」
まどか「………」
まどか「何でこんなことになったのかな……」
まどか「何でわたしだけ……」
「あれ?まどかじゃない?」
「おーーーーーーい!!」
まどか「え?」
まどか(さ、さやかちゃん!?)
さやか「やっぱりまどかだ」
さやか「久しぶり!」
まどか「ぁ……ぅ……」
さやか「どうした?久しぶりに会ったから忘れちゃった?」
さやか「まどかの親友で、魔法少女さやかちゃんですよ!」
さやか「いやー、懐かしいねー」
さやか「ワルプルギスの夜以来かなー」
まどか「………」ビクビク
さやか「ん?寒いの?」
まどか「ぁ……ゃ……」
さやか「おいおい、顔色悪いよ?大丈夫?」
まどか「……ぃ……」
さやか「そうだ!今暇?ちょっと付き合ってよ!」
さやか「いやー!遅れてごめん!!」
杏子「おせーよ」
マミ「もう……遅れるなら連絡しなさい」
まどか(マミに杏子!?)
杏子「……ん?誰だい?ソイツ」
さやか「おいおい、忘れたの?まどかだよ!まどか!」
杏子「……は?まどかってまさか……」
マミ「………」
さやか「ほら!覚えてるでしょ?マミさんと杏子」
まどか「………」コクリ
さやか「ほらほら!挨拶!挨拶!」
杏子「あ、あぁ……えーっと……久しぶり」
まどか「はい……」
マミ「………」
さやか「マミさんも!」
マミ「……あ、うん。久しぶり」
うああああああ
なんかいたたまれない!
371:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 17:06:33.76:+aX/zgdhOなんかいたたまれない!
さやか「実はさー、毎年この時期に集まってんだよねー」
まどか「へ、へぇ……」
さやか「あれ?まどかにもほむらを通して知らせてあったよね?」
まどか「え!?」
さやか「聞いてない?去年はほむらがまどかも不参加って言ってたけど」
まどか「……あ、あぁ!思い出した!思い出したよ……うん……」
さやか「一緒に住んでんでしょ?相変わらず仲良いね!」
まどか「ティヒヒ……」
さやか「何だよ!緊張してんの?らしくないなー!もっと絡みなさい!」
杏子「い、いや……そういうわけじゃねーけど……」
杏子(ぶっちゃけ嫌いだったんだよ、コイツ)
杏子(さやかは元々親友だし、もう忘れてんだろーけど……)
杏子(マミやあたしは……)
杏子(特にマミなんて相当バカにされてたからな……)
マミ「………」
杏子(うわぁ……超不機嫌……)
杏子(去年も鹿目が来るなら、自分は行かないって言ってたし)
杏子(何てやつ連れてきたんだよ、さやか……)
さやか「かんぱーい!!」
さやか「グビグビ……くはぁ!美味い!」
さやか「そういや、まどかって今なにしてんの?」
まどか「!!?」
さやか「ほむらに聞いても教えてくれなくてさー」
まどか「い、今は……今は……今は……適当に……やってるよ……」アセアセ
さやか「適当って何やってんの?」
まどか「は……さ……」
さやか「え?何?」
まどか「さ、栽培……とか……」
さやか「栽培?栽培って何栽培してんの?」
まどか「……て……適当に……かぼちゃ……とか……」
さやか「????」
まどか「さ、さやかちゃんたちは!!何……やってるの……?」
さやか「カボチャはあんたの頭だろwwwwwwww」
400:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 17:39:10.85:+aX/zgdhOさやか「あたしと杏子はあの頃と変わんないかな」
さやか「流浪の魔法少女ってとこ」
まどか「え!?それで生活出来るの!?」
さやか「まぁ、大変だけどねー」
さやか「行く先々で仕事見つけてさー」
まどか「へ、へぇ……」
さやか「定職に就いてるアンタたちが羨ましいよ。今は中卒、小卒なんて何処も雇ってくれないし」
さやか「ましてや正社員なんてね」
まどか「ティ、ティヒヒヒ……」
さやか「マミさんなんか大女優ですからね!」
さやか「ちくしょー!あんな高級マンションに住んでて羨ましいぞー!」
マミ「あら?そんなことないわよ」
まどか(調子に乗るな……ぼっちが)
まどか(お前が成功出来たのなんて偶然なんだよ)
まどか(わたしだって……芸能界に入ってれば今頃は……)
まどか(そうだ……今から芸能人になるっていうのは……)
マミ「苦労も多い世界だから……美樹さんたちの生活も憧れちゃうな」
さやか「いやいや~!それはないでしょ~!」
杏子「マジで一回代わってみろって。そんなこと言えねーから」
マミ「そうかしら?そういえば鹿目さんはかぼちゃの栽培だったかしらw」
まどか「うぇ!?い、いや……はい……まぁ……」
マミ「それがお仕事なの?w」
まどか「し、仕事って言うか……趣味の延長上っていうか……そんな感じで……」
さやか「仕事じゃないのかよ!信じちゃったじゃんか!」
まどか「ティヒ…」
さやか「ホントは何やってんの?」
まどか「そ、それは……」
杏子「……ハッキリしろよ。何で隠すんだよ。アタシらに比べたら立派なモンだろ」
まどか「は、ハイパーメディアクリエーター……」
マミ「ぐふwwwww」
杏子「……は?」
さやか「え?何それ?はいぱーくりえいたー?」
マミ「無職でしょwww」
ばれてるwwwwww
440:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 18:18:32.49:+aX/zgdhOさや杏「「え………」」
まどか「ち、違います!」
マミ「wwwwww」
まどか「……!」カッ
まどか「違うって言ってるでしょ!!!!」
シーン……
さやか「ま、まどか……落ち着いて……」
マミ「暁美さんから聞いたわ」
マミ「貴女、ずっと無職なんですってね」
ウェヒヒwwwwwwwwwwwwww
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 18:26:49.47:+aX/zgdhOマミ「高校、大学はずっとぼっち」
マミ「卒業して就いた職もすぐにリストラ」
マミ「以来ずっと暁美さんに寄生して生きてる」
マミ「分かり易く言ったらヒモね」
さやか「ひ、ヒモ……」
杏子「リストラ、ぼっち、無職……」
マミ「解り易い負け犬の典型ね」
さやか「マミさん!」
さやか「ま、まどか……ホントなの?」
まどか「カアアアァァァ//////」
マミ「まだ続きがあるわよ」
マミ「しかもこれは一回目の話」
さやか「一回目?」
マミ「えぇ。実はこの結果に絶望した鹿目さんはQBと契約したの」
マミ「時を戻して中学生からやり直したいと」
マミ「この時の鹿目さんが私たちの知ってる鹿目さん」
さやか「そ、そんな……」
杏子「待てよ……それなのに今も無職ってことは……」
まどか「!?」ダッ
さやか「あ!ちょ!まどか!」
さやか「待って!!」
マミ「惨めなものね……」
マミ「目の前の現実から逃げて逃げて」
さやか「マミさん!!言い過ぎですよ!!」
マミ「言い過ぎ?私があの頃鹿目さんにされた扱いに比べれば可愛いものよ」
杏子(さすがに可哀想になってきた)
さやか「あたし、まどかを探してきます!」
マミ「放っておきなさい」
さやか「でも!!」
マミ「今度はあなたが寄生されるわよ」
さやか「マミさん……」
マミ「あれはそういう生き物なの」
マミ「一度でも甘やかしたら最後」
マミ「その人の善意を裏切り続けながら生きていく」
537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 20:37:24.07:RvK8KQw/0
ぺろぺろ
543:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:01:36.20:+aX/zgdhOほむら「まどか……まだ帰ってこない……」
ほむら「プライドの高いまどかが実家に戻るわけがない」
ほむら「じゃあ、何処に……」
ほむら「ここ以外に行く所はないはずなのに……」
ピンポーン
ほむら「まどか!?」ガチャ
さやか「よう。久しぶり」
ほむら「美樹さやか……」
さやか「まどか居る?」
ほむら「いえ……今は……」
さやか「……何かあったの?」
ほむら「………」
さやか「実はさっきまどかに会ったんだ」
ほむら「え!?」
さやか「で、アンタが隠してきたこと全部聞いちゃったんだ……」
ほむら「!?」
ほむら「何てことを……」
さやか「ごめん……」
さやか「ホントにまどか居ないの?」
ほむら「居ないわ!もう帰って!」
さやか「そっか……」
ほむら「まどかぁ……ごめんなさい……」
さやか「……ねぇ」
さやか「アンタ、今のままでいいと思ってるの?」
ほむら「……それは」
さやか「マミさんの言い方はひどかったけど、ある意味正しいと思うんだ」
さやか「アンタがまどかをますますダメにしてる」
574:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:31:44.01:/UPzUoENO
>>560
イメージ通りすぎワロタ
562:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:22:04.30:+aX/zgdhOイメージ通りすぎワロタ
ほむら「でも……仕方ないじゃない……」
ほむら「私がまどかを見捨てたら、まどかはどうなるの?」
さやか「なるようになるでしょ」
ほむら「なっ」
ほむら「あなた、それでもまどかの友達なの!?」
ほむら「まどかに死ねと言うの!?」
さやか「まどかももう子供じゃないでしょ。自分で自分の責任を持たないといけない年だよ」
さやか「あたしやアンタのように」
ほむら「でも!でも!」
さやか大人になったなあ
568:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:29:09.21:+aX/zgdhOさやか「今のままじゃ何も変わらないと思う」
ほむら「………」
さやか「一度まどかと距離を取ってみたらどうかな?」
ほむら「ダメよ……そんなことしたら、まどかが生きていけない……」
さやか「……さっきからまどかがまどかがって言ってるけど」
さやか「結局全部自分の為じゃん」
ほむら「!?」
さやか「アンタが嫌われたくないだけでしょ?」
さやか「それってホントの愛情なの?」
さやか「例え相手に嫌われても、間違いを正してあげられる」
さやか「それがホントの愛情じゃないの?」
ほむら「………」
さやか「甘やかすだけなの?」
さやか「まどかはアンタのペットなの?」
ほむら「………」
ほむら「考えて……みるわ……」
さやか「そっか」
ほむら「……ありがとう、美樹さやか」
まどか「………」トボトボ
まどか「………」キョロキョロ
まどか「あの人は……居ないね……」
まどか「!!」
まどか「灯りがついてる……!」
さてどうなる
587:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 21:47:22.00:+aX/zgdhOまどか「……ただいま」コソコソ
ほむら「おかえりなさい」
まどか「う、うん……」
まどほむ「「…………」」
まどか「あ、あの……」
ほむら「何?」
まどか「さ、さっき帰った時、居なかったけど……何処に……」
ほむら「警察署に行ってたの」
まどか「あ……そうなんだ……」
ほむら「………」
まどか「ほ、ほむらちゃん……」
まどか「ごめんなさい!!」
まどか「さっきは言い過ぎたの!!反省してます!!」
ほむら(………)
まどか「ホントはあんなこと言うつもりなかったんだ……」
まどか「ついカッとなっちゃって……」
まどか「ティヒヒ!最低だよね……」
ほむら「そうね。最低だわ」
まどか「えっ!?」
ほむら「今度のことで改めてあなたとの付き合い方を考えさせられたわ」
まどか「ちょ、ちょっと待ってよ……」
ほむら「私たち、一度距離を置きましょう?」
まどか「待ってよ!!」
ほむほむがんばれ!
596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 22:03:04.33:+aX/zgdhOほむら「そういう訳だから、今週中に出て行って頂戴」
まどか「冗談でしょ?ねぇ……」
ほむら「これがあなたの荷物。まとめて置いたわ」
まどか「ほむらちゃん……ねぇ……」
ほむら「ネットも必要ないわね」
まどか「ほむらちゃん!!!!」
まどかもがんばれ
611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/10(火) 22:12:38.44:+aX/zgdhOまどか「ねぇ!何で!?謝ってるよ!わたし!!」
ほむら「謝れば何でも許されると思うの?子供じゃないのよ」
まどか「だって……それは……ほむらちゃんだし……」
ほむら「甘えないで頂戴」
ほむら「これだけ騙されて、まだあなたの世話を焼いてあげる程、バカでもお人好しでもないの」
まどか「そんな……そんな!!」
ほむら「いい加減愛想が尽きたわ」
まどか「待ってよ!ほむらちゃん!ほむらちゃん家追い出されたら、行く所ないよ!!!!」
ほむら「実家に帰ればいいじゃない。別に絶縁されてる訳じゃないでしょう?」
まどか「そうだけど……嫌だよ!!」
ほむら「……嫌だ嫌だってワガママばかり言わないで頂戴。うんざりするわ」
まどか「お願いします!明日から絶対心を入れ替えますから!」
まどか「だから見捨てないで!!お願いします!!」
まどか「わたしにはほむらちゃんしか居ないの!」
まどか「お願いします……お願いします……どうか見捨てないで下さい……お願いします……」
ほむら(まどかぁ……!)グッ
まどか「お願いします……何でもします……だから追い出さないで……」
ほむら(ここで許しては今までと同じ繰り返し……)
ほむら(でも……でも!)
ほむら(今すぐ甘い言葉を掛けて安心させてあげたい!)
ほむら(そのまま抱きしめてベッドに連れ込みたい!)
ほむら(でも……)
ほむら(私のエゴが欲望が……まどかをダメにする……)
ほむら(このままじゃ、ホントにまどかの人生が終わってしまう)
ほむら(………)
ほむら「……聞こえなかったかしら?愛想が尽きたと言ったのよ」
まどか「ヤダ!ヤダ!ヤダ!ヤダ!」
ほむら「……おやすみなさい。なるべく早く出て行って」
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「………」パタン
まどか「……ッッ!!」
まどか「ふざけるな!!!!」
まどか「何だよ!!それは!!!!」
まどか「自分で勝手に面倒見ておいて、飽きたら捨てるのかよ!!!!」
まどか「私はお前のペットかよ!?何とか言えよ!!!!」
ほむら(まどか……)
まどか「ちくしょう!!出てこい!!出てこいよ!!!!」バンバン
まどか「……ご希望通り出て行ってあげるよ」
まどか「嬉しい?」
ほむら「……そう」
まどか「……それだけ?」
ほむら「さようなら」
まどか「ッッッ!!!」ブォンッ!
ほむら「きゃっ!?」ガシャン
まどか「死ね!!お前なんか死んじゃえ!!!!」ダッダッダッ
ほむら「うっ……うっ……」
ほむら「まどかぁ……ごめんね……」
まどか「もうほむらちゃんの所には戻れない」
まどか「かと言って実家は絶対無理……」
まどか「さやかちゃんは……もう居ないだろうな……」
まどか「どうしよう……お金も無いし……」
たっくん「あ!お姉ちゃん!」
まどか「た、タツヤ……」
「まどか……」
まどか「パパ……」
知久「まどか……ほむらちゃんから聞いたよ」
まどか「………」
知久「何処か行く宛はあるのかい?」
まどか「………」
知久「まどか、ウチに帰っておいで」
まどか「でも……」
知久「ママのことなら僕に任せて」
まどか「……うん」
ママがどう出るか・・・
760:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:26:14.36:4WWz49r0Oまどか(実家に戻って数日が過ぎた)
まどか(パパのとりなしでわたしはママに怒られることもなかった)
たっくん「………」
まどか(弟の視線が痛いが、あとは腫れ物扱いで)
まどか(概ね実家生活もほむらちゃんの家と変わらないレベルになった)
まどか「ティヒヒwwww」
目を覚ませwwwww
773:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 00:34:03.52:4WWz49r0Oまどか「あとはおこづかいだよね」
まどか「どうやって切り出そう……ママは絶対怒るし……」
まどか「パパにこっそりお願いしよ」
まどか「パパなら絶対断らないし」
まどか「パパ……ちょっといいかな?」
知久「何だい?まどか」
まどか「うん……あのね……」
まどか「わたし、おこづかいが欲しいんだ」
知久「おこづかい?」
まどか「うん!ダメ?」
知久「………」
まどか「パパぁ……お願い……」
まどか(ティヒヒwwww)
知久「……それは僕には出来ない相談だね」
まどか「……え?」
知久「ウチのお金は全部ママが稼いでるんだ」
知久「だからお金のことはママに相談しなさい」
まどか「ハァ!?ママがくれる訳ないじゃん!」
まどか「だからパパに相談してるの!!」
知久「なら諦めなさい」
まどか「たった三万円も出せないの!?わたしパパの娘だよ!?」
知久「たったって……十分大金だよ」
まどか「信じられないよ!娘が困ってるのに!」
知久「……ごめんね」
まどか「これだから働いてない男は……」
知久「………」
たっくん「自分だって働いてないだろ」
まどか「……は?」
たっくん「父さんは家事してるだろ」
たっくん「自分のことは棚上げかよ」
まどか「……わたしはいいの。まだ若いし、女の子だし」
たっくん「信じられねぇ……恥を知れよ」
まどか「……タツヤ……さっきから誰に向かって口利いてるか……分かってる?」ガタッ
知久「まどか!やめるんだ!」
知久「僕のおこづかいから少しだけど……」
たっくん「やめろよ!何の為にほむらさんが決断したと思ってんだよ!」
知久「ハッ」
知久「そうだったね……ありがとう、タツヤ」
まどか「え?ぱ、パパ?くれないの?」
知久「あぁ。どうしてもお金が欲しかったらママに言うか……」
知久「働きなさい」
まどか「!?」
まどか「くっ……」ダダダ
まどか「ああああああああああ」
まどか「イライラするよぉ!タツヤが余計なこと言わなきゃ……!」
ドン!ドン!
知久「まどか……」
知久「酷なようだけど……これで働いてくれれば……」
たっくん「ちくしょう……何であんなクズなんだよ……ほむらさん……」
一ヶ月後
まどか「ティヒヒヒヒヒwwwwwクソワロタwwwwww」カタカタカタ
知久「まどか、入るよ」
まどか「………」
まどか「……何の用ですか?」
知久「あ……いや……」
知久「今日はまどかの誕生日だろ?」
知久「久しぶりに皆で食事でも行かないかい?」
まどか「行かない」
知久「そう言わずに……ね?」
まどか「食事なんていいからお金頂戴」
どうしてこんな娘に・・・
860:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 01:34:17.59:4WWz49r0Oまどか「誕生日プレゼントだよ。頂戴」
知久「まどか……」
詢子「もういいよ。放っときな」
知久「でも……」
まどか「……用が済んだら出ていってもらっていいですか?」
まどか「わたし、忙しいんで」
詢子「ちっ……」
知久「……行こう」
知久「邪魔したね……まどか……」パタン
まどか「バカばっかり……」
まどか「あ……ソウルジェム真っ黒だ……」
まどか「……これって放っといたらどうなるんだっけ?」
まどか「忘れちゃった……どうでもいいや」
まどか「このまま死ねるのかな?」
まどか「ティヒヒ……むしろ歓迎だよ」
まどか「生きてたってどーせ酸素の無駄遣いだし」
まどか「わたしが死んでもだーれも悲しまないよね」
まどか「誰も……」
まどか「………」
まどか「ほむらちゃん……」
まどか「ティヒヒ……とっくに見捨てられてるのに……」
まどか「おかしいなぁ……」
まどか「頭の中……ほむらちゃんのことしか浮かんでこない……」
まどか「……そういえば最初は純粋に好きだったんだよね……」
まどか「それが……結局は……」
まどか「………」
まどか「……これが報いか……」
まどか「うーん……」
まどか「あれ……?ここは?わたしの部屋……?」
まどか「あのまま寝ちゃったのか……」
まどか「あっ……ソウルジェムは……」
まどか「………」
まどか「キレイになってる……」
まどか「一体誰が……」
まどか「……まさか」
まどか「ほむらちゃん……!」
まどか「どうして……愛想が尽きたんじゃなかったの……」
まどか「何で……こんなの絶対おかしいよ……」
まどか「ハァ……ハァ……ハァ……」
ほむら「………」
まどか「ほむらちゃん!!」
ほむら「まどか……?」
まどか「ハァ……ハァ……ハァ……」
まどか「ほむらちゃん!!」ダキッ
ほむら「どうしたの……?」
まどか「ごめんね!ほむらちゃん!ごめんね!」
まどか「ぐひゅう……わたし……わたし……」
ほむら「まどか……」
まどか「ぎゅぐ……ぎゅぐ……!」
ほむら「………」
ほむら「よく分からないけど……」
ほむら「何となく分かったわ」
まどか「ぐぎゅうううううううう!!!!」
ほむら「もう……泣かないの」
まどか「ごめんね……ほむらちゃん……」
まどか「わたし、ほむらちゃんの優しさを利用してた」
まどか「最初はすぐに働くからって思ってたのに」
まどか「気付いたらそんな気全然なくなってて」
まどか「この生活から抜け出せなくなってた……」
まどか「どうやったらほむらちゃんを騙してこの生活を維持出来るか」
まどか「それしか考えてなかったの……」
ほむら「………」
まどか「ホントに……最低だよね……」
ほむら「………」
ほむら「私も……」
ほむら「実は知ってたの……」
ほむら「でも……騙されたフリをしていれば、まどかの傍に居られるから……」
ほむら「エッチ出来るから……」
ほむほむも駄目だなwwwwww
930:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 02:50:05.14:4WWz49r0Oほむら「ごめんなさい……」
まどか「ううん!ほむらちゃんは悪くないよ!」
まどか「悪いの全部わたしの方だよ……」
ほむら「まどかぁ……」
まどか「今更虫が良いよね……」
ほむら「そんなことないわ!!」
ほむら「まどか……」
まどか「あっ……ココじゃダメだよぉ……」
ほむら「まどかぁ……まどかぁ!」
まどか「おウチに帰ってから……ね?」
ほむら「まどか……!」
ほむら「でもどうしていきなり謝ってくれたの?」
ほむら「昨日までは正直……今までと変わらない生活を送ってたって聞いていたのだけど……」
まどか「昨日、わたしのソウルジェム、キレイにしてくれたでしょ?」
まどか「もうダメだって思ったときにほむらちゃんの顔が浮かんできたの……それで……」
ほむら「ソウルジェム?」
まどか「うん?」
ほむら「待って頂戴。私は昨日まどかの家には行ってないし、グリーフシードも使ってないわ」
まどか「……え?」
まどか「ウソ……」
ほむら「ウソじゃないわ」
まどか「え?え?てっきりほむらちゃんがキレイにしてくれたのかと……」
ほむら「……残念だけど、私じゃないわ」
ほむら「他の魔法少女でしょうね……」
まどか「他の魔法少女って……」
まどか「まさか!?」
ほむら「……恐らくね」
まどか「さやかちゃん……」
さやか「良いとこあるじゃないですか」
さやか「まどかのこと、嫌ってたんじゃなかったんですか?」
マミ「……ただの気まぐれよ」
さやか「またまたー」
マミ「……まぁ、あの時は少し言い過ぎたしね」
マミ「それに……確かにバカにはされたけど」
マミ「なんだかんだ言って憎めない子だったし」
マミ「あれで水に流してあげるわ」
一年後
まどか「ティヒヒヒヒwwwwwwwクソワロタwwwwwwww」カタカタカタ
ほむら「………」
ほむら「……またにちゃんねるなの?」
まどか「良いじゃん!これが唯一の楽しみなんだから!」
ほむら(結局ネット依存症は治らなかったわね)
ほむら「ところで」
ほむら「まどか、仕事見つかったかしら?」まどか「今探してる」
ティロ・フィナーレ
おいいいいいいいいいいいいいいいいいいい
964:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:24:43.35:T6lclBK3O
えぇええぇええぇえぇええぇええ
972:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:26:00.85:ZnVtydCMO
これにはQBも苦笑い
985:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:30:26.28:JpGCl3kJO
乙です
ハッピーエンドも見たかった
986:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:31:07.15:4WWz49r0Oハッピーエンドも見たかった
こんな時間までサル保守ありがとう
乗っ取りだったが、完結させれて嬉しいぜ
ラストは前向きに就職活動中か、結局ニートはどこまでいってもニートなのか…
好きな方の解釈でよろしく!
それじゃ、おやすみ!
989:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:34:38.77:i1Z80eAW0乗っ取りだったが、完結させれて嬉しいぜ
ラストは前向きに就職活動中か、結局ニートはどこまでいってもニートなのか…
好きな方の解釈でよろしく!
それじゃ、おやすみ!
二人の作者に乙!!
待ってたかいあったぜ!!
1000:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/11(水) 03:51:24.15:w1ZBzy4w0待ってたかいあったぜ!!
>>1000ならみんな就職

コメント 32
コメント一覧 (32)
辛いけど面白かった乙乙
こういうの見たり読んだりすると、いつも思い出してしまう…
虚淵がハッピーエンドメーカーにしか見えん。
救いようねぇなwww
後半の家族シーンが心がえぐられたが面白かった
でもあの流れでなぜまた堕ちた……
笑えねぇ
笑えねぇ
しかしきついな…