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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:57:10.99:Xpw2L2nh0
男「なになに、私には好きな男の子がいます。彼のことを思うと夜も眠れません」
男「なぜ人を好きになるとこんなにも苦しいのでしょう?という質問です」
女友1「よくやるよねー男も…こんな校内放送、誰も聴いてないっての…」
女友2「ホントホント…ね、女」
女「え…?う、うんそうだよね!あはは」
チャラ男「こんなのマジになるやついねっしょwwwww」
チャラ女「相談してる子マジかわいいwwwww」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:57:56.59:Xpw2L2nh0
フツメン「ラジオやってるやつも、真剣に相談するやつもアホだよなwww」
イケメン「そうかな、良いと思うけど」
女友1「イケメンってかっこいいよねー、綺麗すぎて私は無理だけど」
女友2「まあ美形よね…女はどう思う?」
女「え!?えー、うん、あの、そう思う」
男「うーん…恋する乙女の質問ですねー」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:00:28.85:Xpw2L2nh0
男「きっと、好きな人の前ではいろいろ無理してると思うんです」
男「好きな気持ちがばれちゃいけないから、ニヤニヤしたらだめとか、話しかけたくても話しかけられないとか」
男「きっと、そういう抑えたもの、気持ちが溢れそうになってるんだよね」
男「心は君を急かしているのに、体がいうことを聞かない、そういうときはモヤモヤするよね確かに」
チャラ男「wwwww」
女「…」
女友1「でもこいつのラジオ意外と質問来るのよねー」
女友2「意外とまともなこと言ってるからね、こっぱずかしいけど」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:03:28.35:Xpw2L2nh0
男「だから、あんまり、気持ちが表に出ることを恐れないで!気持ちが溢れた時の君は絶対に魅力的だからさ!」
男「もっと…シンプルな頭で、自分の気持ちを聞いてあげてください」
女(シンプル…)
女友2「そういえば2人はさ、もう林間学校の準備した?」
女「ふぇ?」
女友1「女…アンタ大丈夫?もうあさってからよ?」
男「それではR.N”右打ち左ひじ”さんのリクエストで、『サヨナラバス』です」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:06:23.87:Xpw2L2nh0
女「あ…全然準備してなかった…」
女友1「私はもう準備万端よ!常夏のビーチで男らしいムキムキのイケメンサーファーを見つけてやるんだから!」
女友2「常夏じゃなくて江ノ島だけどね」
女友1「どっちでもいいのよ!江ノ島ってなんだかロマンティックだし…」キラキラ
女友2「…はぁ」
女友2「女さ、準備まだなら今日の放課後買い物行こうよ!帽子欲しくってさ」
女「うん!」
女「…あ、やっぱり用事あるから先行ってて!後から行くから」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:08:18.34:Xpw2L2nh0
放課後
女友2「じゃあね女、また街で!」
女友1「早く帰ってくびれ体操せねば…女ーまた明日ね!」
女「またねー!」
女「ふう…」
女(やっぱり…ラジオに返事を書こう)
女「えーと、お返事ありがとうございました…”恋するウサギ”です」カキカキ
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:10:23.26:Xpw2L2nh0
女「はぁ…なんか書いてたらネガティブになってきちゃったなあ」
女「まあいいや…友2ちゃん待たせてるし早く出しに行こう!」バッ
タッタッタッタッ
放送室前
女「ポスト…ポスト…あった!」
女「手紙を入れて、と」
女「なんとなく、お祈りしとこうかな」
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:11:43.79:Xpw2L2nh0
女「えーと、この恋が、どうか、どうか、実りますように!」パンパン
女「…」
男「女さん…何してるの?」
女「へ?え!?あ、あ!え、あの、え?そ、その、あの、ち、違う、違うの、私じゃ、これは、違うの…あわわ」
男「女さん?」
女「違うのぉぉぉぉぉ!」ダッ
男「あ、行っちゃった…」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:13:39.16:Xpw2L2nh0
男「何してたんだろう、放送室の前で…」
男「あ、ひょっとしてポスト?」ガチャッパカッ
男「あ、やっぱり」ピラッ
男「なになに…?あ、”恋するウサギ”ちゃん…」
街
女友2「どうしたのあんた…汗だくで」
女「なんでも…ないです」
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:14:21.47:EDUTSbDa0
そして
女友2「結構買っちゃったなあ…夏休みはバイトたくさんしなくちゃ」
女「私も始めようかな、図書部結構ヒマだし」
女友2「やろやろ!だからアンタも明後日の服でも買いなよ、今日は虫よけしか買ってないじゃない」
女「うん…そうしようかな」
服屋
柳原「いらっしょいませー」
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:17:25.75:Xpw2L2nh0
女「よし、これにしようかな」
女友2「ちょっと待った、ぜったいこっちのほうがいいよ!あんたもたまには女の子らしくミニスカートとかショーパンとか履きなさいよ!」
女「え、そうかな…なんか恥ずかしくて…それに、友1ちゃんみたいにスタイル良くないし、友2ちゃんみたいに背高くて足長くないし」
女友2「あんたはねえ…とにかくこれ買いなさい!ぜったい似合うから!あとこれと、あれと…」
女「あ、ああ!待ってえ!」
柳原「ありがとうございましたー」
女「結局いろいろ買っちゃった」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:20:06.67:Xpw2L2nh0
女友2「あんたは自分で思ってるより全然可愛いんだから自信を持ちなさい!あんたのこと好きだって子も聞いたことあr…」
女友2「…あ!イケメンとフツメンだ」
女「え?」
フツメン「おお、女と女友2じゃん、何してんの?」
女友2「林間学校の準備かな」
イケメン「女友2はおしゃれ好きだもんな…あ、女も結構服買ってるみたいじゃん」
女「!」ビクッ
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:22:42.58:Xpw2L2nh0
女友2「まあね、明後日の女は期待していいよ」
フツメン「まじかー!楽しみにしてるよ」
イケメン「へえ…期待してるぜ!そんじゃーなー」
女「あー、あ、うん」
女「女友ちゃん」
女友2「ん?」
女「ワタシ…返品シテクルー!」ダッ
女友2「壊れた!?ちょっと待ちなさーい!!」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:44:44.32:Xpw2L2nh0
翌日 昼休み
男「今日も始まりました、『男のオールナイトニッポン』、メインパーソナリティの男です」
女友2「オールナイトってなんなのよ」
女友1「メインもなにもゲスト出たことないじゃん」
女(そういえば昨日のやっぱりバレたかなあ…思い出したら恥ずかしくなってきた)
男「オープニングで聴いていただいたのは、R.N”殺人ユッケ”さんリクエストの『チョコレイト・ディスコ』でした」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:48:06.41:Xpw2L2nh0
男「いよいよ明日は2年生お待ちかねの林間学校ですね!いまからウキウキしてますよ!みんなおやつは3000円までだよ!」
男「…さて、この番組ではみんなのリクエストをお待ちしています」
男「素敵な恋のエピソードと一緒に、放送室前のポストに入れてください」
男「さて、昨日お聴きいただいたR.N”恋するウサギ”ちゃんなんですが、早くもお返事を頂いたので読んでみます、アドバイスが少しは参考になったのかな?」
女「~~~!」(恥ずかしい!顔から火が出そう!!!)
チャラ男「超マメじゃねwwwwwウサギちゃんマメじゃねwwwww」
男「えー、お返事ありがとうございました…恋するウサギです」
男「昨日もらったメッセージを参考に、自分の気持ちを良く聞いてみました」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:51:49.90:Xpw2L2nh0
男「そしたら、なんだか怖くなってしまいました…確かにとっても好きだけど、彼は魅力的過ぎて、私の遥か遠くにいるような気がして…」
男「もしかしたら、あこがれのままに終わったほうが傷つかずに済むんじゃないかとも思ってしまって…」
男「男さん、私はどうしたらいいと思いますか?教えてください」
男「ということです」
フツメン「いいなー誰か知らんがこんなに好かれてて…俺もイケメンみたいだったら」
イケメン「そんなことねーよ…それにお前は彼女いるじゃねーかwww」
フツメン「彼女いなくてもお前のほうが幸せそうなんだよ!ちくしょう!!」
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:54:52.93:Xpw2L2nh0
女友1「今聞いた?イケメンって彼女いないんだって!」
女友2「お前は興味ないんじゃねーのか」
女友1「来る者は拒まん」
女友2「来ないよ」
男「あこがれかあ…」
男「とりあえず、”恋するウサギ”ちゃんは、本当にその人のことが大好きってことが伝わってきました」
女「///」
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:58:51.07:Xpw2L2nh0
男「大好きだから踏み出せない、大好きだから」
男「臆病になる」
男「君にとってその彼が夢なら、いつまでたってもそれは」
男「夢のまま」
男「君が好きな理由はその彼が魅力的だからだろ?なら、魅力的なのを言い訳に逃げだしちゃいけない!君の可愛い気持ちをぶつけてみなよ!」(がんばれ女さん!)
女「…!」
女友2「今日はいつもよりも熱いしクサいな、男」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:01:54.47:Xpw2L2nh0
男(しまった、熱く語りすぎた)
男「というわけで、そろそろ曲のほうを」
男「R.N”あずにゃんぺろぺろ”さんからのリクエストで『カレーのちライス』です。聴いてください、どうぞ」
チャラ男「神曲じゃねwwwこれは神曲じゃねwwwwwww」
チャラ女「これはさすがにガチあげぽよwww」
女友1「今日の男、なんか変だったなー」
女友2「変といえば…女!」
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:04:37.59:Xpw2L2nh0
女「え?」
女友2「最近アンタも変だよ?元気無いっていうか、ぼーっとしてるっていうか」
女友1「確かに…もしかして男できた?」
女「ち、違うよ!わ、私…もう…今…決めたの」
女友1「んー?何を決めたって?」
女「私…明日の林間学校で告白する!!!」
女友1・2「!!!!!」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:08:48.00:Xpw2L2nh0
女友1「えええええええええええええええ」
女友2「え!ホントなの?誰に?誰に?」
女「うー…秘密」
女「だけど、ちゃんと結果が出たら言うね」
女友1「やだああああああ!女は私のもんだあああああ!」ギュッ
女「ひゃあ!」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:12:17.47:Xpw2L2nh0
女友2「女…がんばってこいよ!応援してるから!」
女「うん…二人ともありがとう!」
女友1「いやあああああああ!女あああああああ!逃がさないいいいいいいいいいいい!」ギュッ
女友2「バカっ」ゴン
女友1「いてー!」
フツメン「あいつらまたバカやってるぜwwwよく飽きないよなwww」
イケメン「そうだなwwwww」
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:16:22.28:Xpw2L2nh0
翌日 集合場所
女「お、おはよう」
女友1「あ、女おはy…そのカッコ…どうしたの!?」
女「やっぱり…変かなあ…?」
女友1「かっわいいいいいいいいいい!!!」ダキッ
女「ひゃあああああ!」
女友1「なにこのショーパン!きれいな足しやがって!清楚っぽいやつの生足が一番エロいんだよちくしょう!」
女友2「そのへんにしとけ」ゴンッ
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:19:36.08:Xpw2L2nh0
フツメン「お、女らしくないカッコしてるじゃん」
女友1「おお、フツメン、イケメンおはよう」
イケメン「ホントだ!結構似合ってるじゃん」
女友2「でしょ!?私の目に狂いは無かった」
フツメン「お、バス来た!じゃあまた後で!」
女友2「な、買って良かっただろ?」
女「うん…ありがとう!ちょっとだけ自信になったよ」
男(あ、女さんいい笑顔だ…きっと今日告白する決心がついたんだ)
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:20:31.39:OktgGJSi0
夕方
女友1「くそ…イケメンサーファーはみんな彼女持ちかよ!」
女友2「まあそんなもんでしょ」
女友2「それより女!夕飯の後の自由時間で…行くんでしょ?」
女「…うん」
女友1「いやああああああ!おn」
女友2「それはもういいから」ゲシッ
女友1「あうっ」
女友2「とりあえずお風呂行きましょ」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:27:06.10:OktgGJSi0
食堂
女「あれ?もう食べ終わって帰ってる人いるね」
女友2「風呂あがった人から食べて、終わったら自由時間だってさ」
女友2「女友1がお風呂でずっと語ってるから」
女友1「だって…だって…もうすぐ女が嫁に行くかと思うと…」グスッ
女友2「嫁には行かねーし父親じゃねーだろ」
女「それに…成功するかわからないんだよ」
男「ん?女さん?」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:33:21.57:Xpw2L2nh0
女友2「こら!何弱気になってんの!」
女「だって…今日も全然話しかけられなくて…私のことなんて見てないんじゃないかって…」
男(なんだか知らんが女さんがまた弱気になってる…こうなったら!)ダッ
女「がんばって…おしゃれしてきて、髪も編んだりして、頑張ったのに」
女「やっぱり、彼を前にすると、自信が、勇気が、出ないの」
女友1「女…」(かわいい…)
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:35:57.04:Xpw2L2nh0
女友2「あんたねえ、そんなんじゃうまくいかn…ん?この声は…」
男「さあ聴いていただいたのはR.N”この木、何の木、ぼく青木”さんのリクエストで『純恋歌』でした」
女友1「男!?」
女友2「こいつ林間学校まで来て…アホだ」
女「男くん…?」
チャラ男「パスタ作ったお前wwwwwwwwwwwwwww」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:39:28.64:Xpw2L2nh0
フツメン「飯食ったしそろそろ部屋で麻雀やろうぜ」
イケメン「よっしゃ!今日は負けねえ!」
男「今日は、実は放送するつもりはなかったんですが」
男「ある人の背中を押しに来ました」
男「『男のオールナイトニッポン 夏の大出張スペシャル』開催です!」
女友2「なんだそら」
女友1「先生に怒られるな絶対」
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:43:16.20:Xpw2L2nh0
男「実は、いままで恋の相談をくれた方の中で、どうしても勇気が出ないという人がいることを、風の噂で聞きました」
チャラ男「それってこないだのウサギちゃんじゃねwwwwwww」
チャラ女「マジかwwwチョーカワイイんですけどwwwwwwwww」
女友2(まさかそれって…)
女「男くん…もしかして…どうして…?」
女友1「なになに、どういうことだ?」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:46:27.53:Xpw2L2nh0
男「どうやら彼女はどうしても自分に自信がもてないらしい」
男「それならそれでいいと僕は思います、君は強い人にはなれそうもない」
女「…」
男「だから」
男「揺れてる君でいいよ」
男「君の気持ちを不安ごと、真っ直ぐぶつけてごらんよ!」
男「本当に素敵な彼だったら、きっと受け止めてくれる、僕はそう思います」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:51:59.82:Xpw2L2nh0
男「と、いうわけで、R.N”恋するウサギ”ちゃんのリクエストで…」
女「男さん…男さん…ありがとう!」ダッ
女友1「ちょっと女!?どこ行くの?」
女友2「がんばれよ、女!」
女「うん!ありがとう!」
女友1「え!?もしかしてもう告白!?いやあああああああ!待ってえええええええええ!!!」
女友2「あんたは親友の門出を黙って見送れないのか」ベチッ
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:55:18.03:Xpw2L2nh0
放送室
男「女さんに伝わったかなあ」
男「うまくいってるといいなあ」
男「さて、この曲が明けたら何を話そうかな、ノープランだ」
ガチャッ
女「男くん!」
男「え!?女さん!?どうしたの!?」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:59:24.44:Xpw2L2nh0
女「んーん…違うの…ラジオネーム”恋するウサギ”です」
男「え、あ、うん」
女「お礼と、最後の質問があるんです、ラジオじゃなくて、直接聞きたかったの」
男「おう…そうか…ゴホン、じゃあどうぞR.N”恋するウサギ”ちゃん」
女「えと、いつも支えてくれてありがとう…勇気とか笑顔とか、もうホントにいろいろ貰ったよ」
女「それで、あの…」
女「好きです、付き合ってくれませんか?」
お わ り
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:02:00.84:gL0ZC9LiO
男「えー、聴いていただいたのはR.N”恋するウサギ”ちゃんで、ミュージックアワーでした」
男「えと、それで、あの」
男「曲をかけてる三分間に彼女ができました」
女友2「やった!」
女友1「え?ウソ!?そういうこと!?」
イケメン「え、マジ、俺かませなの?」
ほ ん と に お わ り
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:14:22.27:PJR3YU8E0
フツメン「ラジオやってるやつも、真剣に相談するやつもアホだよなwww」
イケメン「そうかな、良いと思うけど」
女友1「イケメンってかっこいいよねー、綺麗すぎて私は無理だけど」
女友2「まあ美形よね…女はどう思う?」
女「え!?えー、うん、あの、そう思う」
男「うーん…恋する乙女の質問ですねー」
男「きっと、好きな人の前ではいろいろ無理してると思うんです」
男「好きな気持ちがばれちゃいけないから、ニヤニヤしたらだめとか、話しかけたくても話しかけられないとか」
男「きっと、そういう抑えたもの、気持ちが溢れそうになってるんだよね」
男「心は君を急かしているのに、体がいうことを聞かない、そういうときはモヤモヤするよね確かに」
チャラ男「wwwww」
女「…」
女友1「でもこいつのラジオ意外と質問来るのよねー」
女友2「意外とまともなこと言ってるからね、こっぱずかしいけど」
男「だから、あんまり、気持ちが表に出ることを恐れないで!気持ちが溢れた時の君は絶対に魅力的だからさ!」
男「もっと…シンプルな頭で、自分の気持ちを聞いてあげてください」
女(シンプル…)
女友2「そういえば2人はさ、もう林間学校の準備した?」
女「ふぇ?」
女友1「女…アンタ大丈夫?もうあさってからよ?」
男「それではR.N”右打ち左ひじ”さんのリクエストで、『サヨナラバス』です」
女「あ…全然準備してなかった…」
女友1「私はもう準備万端よ!常夏のビーチで男らしいムキムキのイケメンサーファーを見つけてやるんだから!」
女友2「常夏じゃなくて江ノ島だけどね」
女友1「どっちでもいいのよ!江ノ島ってなんだかロマンティックだし…」キラキラ
女友2「…はぁ」
女友2「女さ、準備まだなら今日の放課後買い物行こうよ!帽子欲しくってさ」
女「うん!」
女「…あ、やっぱり用事あるから先行ってて!後から行くから」
放課後
女友2「じゃあね女、また街で!」
女友1「早く帰ってくびれ体操せねば…女ーまた明日ね!」
女「またねー!」
女「ふう…」
女(やっぱり…ラジオに返事を書こう)
女「えーと、お返事ありがとうございました…”恋するウサギ”です」カキカキ
女「はぁ…なんか書いてたらネガティブになってきちゃったなあ」
女「まあいいや…友2ちゃん待たせてるし早く出しに行こう!」バッ
タッタッタッタッ
放送室前
女「ポスト…ポスト…あった!」
女「手紙を入れて、と」
女「なんとなく、お祈りしとこうかな」
女「えーと、この恋が、どうか、どうか、実りますように!」パンパン
女「…」
男「女さん…何してるの?」
女「へ?え!?あ、あ!え、あの、え?そ、その、あの、ち、違う、違うの、私じゃ、これは、違うの…あわわ」
男「女さん?」
女「違うのぉぉぉぉぉ!」ダッ
男「あ、行っちゃった…」
男「何してたんだろう、放送室の前で…」
男「あ、ひょっとしてポスト?」ガチャッパカッ
男「あ、やっぱり」ピラッ
男「なになに…?あ、”恋するウサギ”ちゃん…」
街
女友2「どうしたのあんた…汗だくで」
女「なんでも…ないです」
ウサギちゃんかわいいなおい
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:15:28.41:Xpw2L2nh0そして
女友2「結構買っちゃったなあ…夏休みはバイトたくさんしなくちゃ」
女「私も始めようかな、図書部結構ヒマだし」
女友2「やろやろ!だからアンタも明後日の服でも買いなよ、今日は虫よけしか買ってないじゃない」
女「うん…そうしようかな」
服屋
柳原「いらっしょいませー」
女「よし、これにしようかな」
女友2「ちょっと待った、ぜったいこっちのほうがいいよ!あんたもたまには女の子らしくミニスカートとかショーパンとか履きなさいよ!」
女「え、そうかな…なんか恥ずかしくて…それに、友1ちゃんみたいにスタイル良くないし、友2ちゃんみたいに背高くて足長くないし」
女友2「あんたはねえ…とにかくこれ買いなさい!ぜったい似合うから!あとこれと、あれと…」
女「あ、ああ!待ってえ!」
柳原「ありがとうございましたー」
女「結局いろいろ買っちゃった」
女友2「あんたは自分で思ってるより全然可愛いんだから自信を持ちなさい!あんたのこと好きだって子も聞いたことあr…」
女友2「…あ!イケメンとフツメンだ」
女「え?」
フツメン「おお、女と女友2じゃん、何してんの?」
女友2「林間学校の準備かな」
イケメン「女友2はおしゃれ好きだもんな…あ、女も結構服買ってるみたいじゃん」
女「!」ビクッ
女友2「まあね、明後日の女は期待していいよ」
フツメン「まじかー!楽しみにしてるよ」
イケメン「へえ…期待してるぜ!そんじゃーなー」
女「あー、あ、うん」
女「女友ちゃん」
女友2「ん?」
女「ワタシ…返品シテクルー!」ダッ
女友2「壊れた!?ちょっと待ちなさーい!!」
翌日 昼休み
男「今日も始まりました、『男のオールナイトニッポン』、メインパーソナリティの男です」
女友2「オールナイトってなんなのよ」
女友1「メインもなにもゲスト出たことないじゃん」
女(そういえば昨日のやっぱりバレたかなあ…思い出したら恥ずかしくなってきた)
男「オープニングで聴いていただいたのは、R.N”殺人ユッケ”さんリクエストの『チョコレイト・ディスコ』でした」
男「いよいよ明日は2年生お待ちかねの林間学校ですね!いまからウキウキしてますよ!みんなおやつは3000円までだよ!」
男「…さて、この番組ではみんなのリクエストをお待ちしています」
男「素敵な恋のエピソードと一緒に、放送室前のポストに入れてください」
男「さて、昨日お聴きいただいたR.N”恋するウサギ”ちゃんなんですが、早くもお返事を頂いたので読んでみます、アドバイスが少しは参考になったのかな?」
女「~~~!」(恥ずかしい!顔から火が出そう!!!)
チャラ男「超マメじゃねwwwwwウサギちゃんマメじゃねwwwww」
男「えー、お返事ありがとうございました…恋するウサギです」
男「昨日もらったメッセージを参考に、自分の気持ちを良く聞いてみました」
男「そしたら、なんだか怖くなってしまいました…確かにとっても好きだけど、彼は魅力的過ぎて、私の遥か遠くにいるような気がして…」
男「もしかしたら、あこがれのままに終わったほうが傷つかずに済むんじゃないかとも思ってしまって…」
男「男さん、私はどうしたらいいと思いますか?教えてください」
男「ということです」
フツメン「いいなー誰か知らんがこんなに好かれてて…俺もイケメンみたいだったら」
イケメン「そんなことねーよ…それにお前は彼女いるじゃねーかwww」
フツメン「彼女いなくてもお前のほうが幸せそうなんだよ!ちくしょう!!」
女友1「今聞いた?イケメンって彼女いないんだって!」
女友2「お前は興味ないんじゃねーのか」
女友1「来る者は拒まん」
女友2「来ないよ」
男「あこがれかあ…」
男「とりあえず、”恋するウサギ”ちゃんは、本当にその人のことが大好きってことが伝わってきました」
女「///」
男「大好きだから踏み出せない、大好きだから」
男「臆病になる」
男「君にとってその彼が夢なら、いつまでたってもそれは」
男「夢のまま」
男「君が好きな理由はその彼が魅力的だからだろ?なら、魅力的なのを言い訳に逃げだしちゃいけない!君の可愛い気持ちをぶつけてみなよ!」(がんばれ女さん!)
女「…!」
女友2「今日はいつもよりも熱いしクサいな、男」
男(しまった、熱く語りすぎた)
男「というわけで、そろそろ曲のほうを」
男「R.N”あずにゃんぺろぺろ”さんからのリクエストで『カレーのちライス』です。聴いてください、どうぞ」
チャラ男「神曲じゃねwwwこれは神曲じゃねwwwwwww」
チャラ女「これはさすがにガチあげぽよwww」
女友1「今日の男、なんか変だったなー」
女友2「変といえば…女!」
女「え?」
女友2「最近アンタも変だよ?元気無いっていうか、ぼーっとしてるっていうか」
女友1「確かに…もしかして男できた?」
女「ち、違うよ!わ、私…もう…今…決めたの」
女友1「んー?何を決めたって?」
女「私…明日の林間学校で告白する!!!」
女友1・2「!!!!!」
女友1「えええええええええええええええ」
女友2「え!ホントなの?誰に?誰に?」
女「うー…秘密」
女「だけど、ちゃんと結果が出たら言うね」
女友1「やだああああああ!女は私のもんだあああああ!」ギュッ
女「ひゃあ!」
女友2「女…がんばってこいよ!応援してるから!」
女「うん…二人ともありがとう!」
女友1「いやあああああああ!女あああああああ!逃がさないいいいいいいいいいいい!」ギュッ
女友2「バカっ」ゴン
女友1「いてー!」
フツメン「あいつらまたバカやってるぜwwwよく飽きないよなwww」
イケメン「そうだなwwwww」
翌日 集合場所
女「お、おはよう」
女友1「あ、女おはy…そのカッコ…どうしたの!?」
女「やっぱり…変かなあ…?」
女友1「かっわいいいいいいいいいい!!!」ダキッ
女「ひゃあああああ!」
女友1「なにこのショーパン!きれいな足しやがって!清楚っぽいやつの生足が一番エロいんだよちくしょう!」
女友2「そのへんにしとけ」ゴンッ
フツメン「お、女らしくないカッコしてるじゃん」
女友1「おお、フツメン、イケメンおはよう」
イケメン「ホントだ!結構似合ってるじゃん」
女友2「でしょ!?私の目に狂いは無かった」
フツメン「お、バス来た!じゃあまた後で!」
女友2「な、買って良かっただろ?」
女「うん…ありがとう!ちょっとだけ自信になったよ」
男(あ、女さんいい笑顔だ…きっと今日告白する決心がついたんだ)
てか男はイケメンたちと絡みないのか
76:>>73 男は他クラスの有名な変人という設定です:2011/05/15(日) 21:24:44.91:Xpw2L2nh0夕方
女友1「くそ…イケメンサーファーはみんな彼女持ちかよ!」
女友2「まあそんなもんでしょ」
女友2「それより女!夕飯の後の自由時間で…行くんでしょ?」
女「…うん」
女友1「いやああああああ!おn」
女友2「それはもういいから」ゲシッ
女友1「あうっ」
女友2「とりあえずお風呂行きましょ」
>>76
なる
そういうポジション憧れるわ
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:28:18.49:Xpw2L2nh0なる
そういうポジション憧れるわ
食堂
女「あれ?もう食べ終わって帰ってる人いるね」
女友2「風呂あがった人から食べて、終わったら自由時間だってさ」
女友2「女友1がお風呂でずっと語ってるから」
女友1「だって…だって…もうすぐ女が嫁に行くかと思うと…」グスッ
女友2「嫁には行かねーし父親じゃねーだろ」
女「それに…成功するかわからないんだよ」
男「ん?女さん?」
女友2「こら!何弱気になってんの!」
女「だって…今日も全然話しかけられなくて…私のことなんて見てないんじゃないかって…」
男(なんだか知らんが女さんがまた弱気になってる…こうなったら!)ダッ
女「がんばって…おしゃれしてきて、髪も編んだりして、頑張ったのに」
女「やっぱり、彼を前にすると、自信が、勇気が、出ないの」
女友1「女…」(かわいい…)
女友2「あんたねえ、そんなんじゃうまくいかn…ん?この声は…」
男「さあ聴いていただいたのはR.N”この木、何の木、ぼく青木”さんのリクエストで『純恋歌』でした」
女友1「男!?」
女友2「こいつ林間学校まで来て…アホだ」
女「男くん…?」
チャラ男「パスタ作ったお前wwwwwwwwwwwwwww」
フツメン「飯食ったしそろそろ部屋で麻雀やろうぜ」
イケメン「よっしゃ!今日は負けねえ!」
男「今日は、実は放送するつもりはなかったんですが」
男「ある人の背中を押しに来ました」
男「『男のオールナイトニッポン 夏の大出張スペシャル』開催です!」
女友2「なんだそら」
女友1「先生に怒られるな絶対」
男「実は、いままで恋の相談をくれた方の中で、どうしても勇気が出ないという人がいることを、風の噂で聞きました」
チャラ男「それってこないだのウサギちゃんじゃねwwwwwww」
チャラ女「マジかwwwチョーカワイイんですけどwwwwwwwww」
女友2(まさかそれって…)
女「男くん…もしかして…どうして…?」
女友1「なになに、どういうことだ?」
男「どうやら彼女はどうしても自分に自信がもてないらしい」
男「それならそれでいいと僕は思います、君は強い人にはなれそうもない」
女「…」
男「だから」
男「揺れてる君でいいよ」
男「君の気持ちを不安ごと、真っ直ぐぶつけてごらんよ!」
男「本当に素敵な彼だったら、きっと受け止めてくれる、僕はそう思います」
男「と、いうわけで、R.N”恋するウサギ”ちゃんのリクエストで…」
女「男さん…男さん…ありがとう!」ダッ
女友1「ちょっと女!?どこ行くの?」
女友2「がんばれよ、女!」
女「うん!ありがとう!」
女友1「え!?もしかしてもう告白!?いやあああああああ!待ってえええええええええ!!!」
女友2「あんたは親友の門出を黙って見送れないのか」ベチッ
放送室
男「女さんに伝わったかなあ」
男「うまくいってるといいなあ」
男「さて、この曲が明けたら何を話そうかな、ノープランだ」
ガチャッ
女「男くん!」
男「え!?女さん!?どうしたの!?」
女「んーん…違うの…ラジオネーム”恋するウサギ”です」
男「え、あ、うん」
女「お礼と、最後の質問があるんです、ラジオじゃなくて、直接聞きたかったの」
男「おう…そうか…ゴホン、じゃあどうぞR.N”恋するウサギ”ちゃん」
女「えと、いつも支えてくれてありがとう…勇気とか笑顔とか、もうホントにいろいろ貰ったよ」
女「それで、あの…」
女「好きです、付き合ってくれませんか?」
お わ り
乙
楽しかったよ
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:07:19.40:8np9FzSY0楽しかったよ
読み切りサイズの良い話!
青春時代に戻りたい
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:09:00.77:Xpw2L2nh0青春時代に戻りたい
男「えー、聴いていただいたのはR.N”恋するウサギ”ちゃんで、ミュージックアワーでした」
男「えと、それで、あの」
男「曲をかけてる三分間に彼女ができました」
女友2「やった!」
女友1「え?ウソ!?そういうこと!?」
イケメン「え、マジ、俺かませなの?」
ほ ん と に お わ り
乙!
いいねぇ、にやにやする
114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:28:40.21:Xpw2L2nh0いいねぇ、にやにやする
よんでくれた人ありがとう!
久しぶりにミュージック・アワーのPVを見て、懐かしいなあと思って、自分でPV作るならどうするかと妄想して書きました後悔はしていない
さっと書き溜めてから書いたけどラジオの声は違うカギカッコ使えば良かったなあとか反省ばかりです
次やるなら何にしようかな、とニヤニヤしています
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:36:54.99:EpYbgABVO久しぶりにミュージック・アワーのPVを見て、懐かしいなあと思って、自分でPV作るならどうするかと妄想して書きました後悔はしていない
さっと書き溜めてから書いたけどラジオの声は違うカギカッコ使えば良かったなあとか反省ばかりです
次やるなら何にしようかな、とニヤニヤしています
ちくしょう乙!
恋に破れた俺はうたかたを聞いてしんと眠りに就くぜ
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:49:31.76:B61vatZT0恋に破れた俺はうたかたを聞いてしんと眠りに就くぜ
このスレは
ポニーキャニオン、ブルボン、角川書店グループ、ポッカコーポレーション、白泉社
メガネスーパー、モード学園、ワニブックス・ワニマガジン社、明星食品、日本通運
青春出版社、セコム、れいたく大学
以上各社の協賛で、有楽町ニッポン放送をキーステーションに全国 33 局を結んでお送りしました
ポニーキャニオン、ブルボン、角川書店グループ、ポッカコーポレーション、白泉社
メガネスーパー、モード学園、ワニブックス・ワニマガジン社、明星食品、日本通運
青春出版社、セコム、れいたく大学
以上各社の協賛で、有楽町ニッポン放送をキーステーションに全国 33 局を結んでお送りしました
コメント 13
コメント一覧 (13)
近頃ヤンデレ厨だった自分には心地良かった
M・アワーが更に好きになった!!
この作者とはいい酒が呑めそうだ!
こういう曲ネタSSもいいね!
てっきり告白中にマイクがオンになるのかと
イケメンが噛ませにも程があるぜ……orz