1以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 06:44:39.04:1nUR4V6W0

母「あら、今日もお泊りなの?」

女戦士「はい、宿屋代を節約したいもので」

母「そうなの、勇者ちゃんをこれからもヨロシクね」

勇者「ちゃん付けで普段呼ばないくせに今呼ぶな!」

母「この子ったら照れちゃって、うふふ」

勇者「いいから出て行け!一泊したらすぐ冒険続けるから構うな!」

母「あー怖い怖い、それじゃ女戦士さんまたね」

女戦士「はい」

 
4以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 06:47:43.17:1nUR4V6W0

女戦士「おめーんとこの母ちゃん美人だな」

勇者「・・・なぁ」

女戦士「なんだ?」

勇者「俺普段はちゃんづけで呼ばれてないからな、お前が来るといつもちゃんづけで呼んでるだんぞあいつ」

女戦士「お・・・おう」

勇者「信じろや!」

女戦士「信じてるって」

勇者「お前もお前で何で敬語でしゃべってんだよ!今みたいにオカンにも話せ!」

女戦士「おお・・・」

 
6以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 06:50:40.99:1nUR4V6W0

コンコンガチャ

母「おやつよ」

勇者「出て行け!いらんから出て行け!」

母「勇者ちゃんの大好物のメロン切ったんだから、女戦士さんもどうぞ」

女戦士「はい、いただきます」

勇者「メロン置いて早く出て行け!」

母「おー怖い怖い、女戦士さんって何歳から戦士やってるの?」

女戦士「私のうちは両親とも戦士だったもので、生まれた時から決まってたんです」

母「まぁうちの勇者ちゃんと同じなのね」

勇者「話し込むな!はやく出て行け!」

母「そんなにどならなくてもいいじゃない!ねぇ女戦士さんもそう思うでしょ?」

女戦士「ははは・・・」

 
10以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 06:56:38.52:1nUR4V6W0

勇者「やっと出て行ったか・・・」

女戦士「メロンうめーな、あんまりメロン食った事無いからうれしいよ」

勇者「そうなのか?」

女戦士「ああ、それにしてもおめーんところの母ちゃん面白いな」

勇者「お前馬鹿にしてるだろ!」

女戦士「馬鹿にしてねーよ、俺んところ母ちゃん怖いからちょっとうらやましいんだよ」

勇者「そうか、お前んところの母ちゃんメッチャ厳しいからな・・・メロン一切れやるよ」

女戦士「サンキュー」

母「勇者ちゃん優しいわ」

勇者「お前覗くな!!」

 
12以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:00:16.51:1nUR4V6W0

母「喉が渇いたと思って麦茶もって来たのよ」

女戦士「ありがとうございます」

勇者「ノックしろや!!それにメロンで喉が渇くか!!」

母「そんなことないわよ、女戦士さんも麦茶のみたいわよね?」

女戦士「はい・・・」

母「ほらね、ところで女戦士さんのお父さんはどんな人なの?」

勇者「座るな!それに何でコップ三つもってくるんだよ、早く出て行け!」

母「そんな事言わないの!お母さんも話しに混ざらせてよ!」

勇者「ライデインかますぞ!」

母「おー怖い怖い」

 
15以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:04:03.76:1nUR4V6W0

勇者「やっと出て行ったか・・・」

女戦士「母ちゃんもさびしいんだよ、あんまりそう言うな」

勇者「いいんだよ、あいつすぐ調子のるからな」

女戦士「お前さっきライデインって言ったけど、いつの間に覚えたんだ?」

勇者「まだ覚えてねーよ、あいつ魔法とか知らないからわかるのがライデインとギガデインくらいなんだよ」

女戦士「そうなのか」

勇者「ホイミの事をイタイイタイ飛んでけとか言うしな」

女戦士「ああ、それはうちの親もたまに言う」

 
20以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:14:35.79:1nUR4V6W0

勇者「もう寝るぞ」

女戦士「もう寝るのか?」

勇者「明日洞窟行くって言っただろ、僧侶や魔法使いにもそう言ってるし」

女戦士「なんだよ、トランプ持ってきたのに」

勇者「トランプあんの?」

女戦士「ああ、お前ん家に泊まるときに使おうと思って実家から持ってきたんだ」

勇者「・・・じゃあ少しだけやるか」

女戦士「ゴールドかけようぜ」

勇者「ゴールド・・・賭け事は良くないだろ」

女戦士「お前真面目すぎるだろ、大丈夫だよ、1ゴールドづつだから」

勇者「でも・・・」

女戦士「明日洞窟行ったときモンスターからゴールド手に入るだろ、1ゴールドくらいでびびんなって」

勇者「いや、賭け事ってのがちょっと・・・」

女戦士「あーもう、じゃああゴールドはチップ代わりに使うだけで実際にお金のやり取り無しな、これならいいだろ?」

勇者「それならやる」

 
25以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:23:12.13:1nUR4V6W0

女戦士「やりー、これで俺の大逆転だな」

勇者「くそ、自信なさそうにしてたのはハッタリだったのかよ・・・」

女戦士「ははは、お前単純すぎるんだよ、はい20ゴールド頂戴」

勇者「ああ、もう・・・」

コンコンガチャ

母「あら、トランプやってるの?お母さんも混ぜ・・・何このお金?」

女戦士「いやこれは・・・」

母「賭け事やってたのあなた達・・・勇者ちゃん、あれほど賭け事はダメって言ってたでしょ!」

勇者「本当にゴールド賭けてたわけじゃねーよ・・・」

母「実際賭けてなくてもダメよ!こんな事やってて本物の賭けごとに興味持ってしちゃうんだから!」

勇者「いいからでてけよ・・・」

母「隣の田中さんが賭け事が原因で離婚したのお母さん何回も話したでしょ?もう絶対しないって約束して!」

勇者「わかったよ・・・約束するから出て行けって」

母「出て行けじゃないわよ!お母さん怒ってるんだからね!」

勇者「・・・」

 
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:24:23.54:C45PufcM0
田中さんってなんだよw
舞台日本かよw

 
29以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:27:19.12:1nUR4V6W0

女戦士「お母さん、実は私が誘ったんです。勇者は悪くないんです・・・」

母「女戦士さんは黙って!」

女戦士「・・・すみません」

母「そういう問題じゃないの!どんな理由があっても賭け事はしちゃだめって約束してたのよ!」

女戦士「・・・」

母「女戦士さんも賭け事はやめなさい!あなたも私ともう賭け事しないって約束しなさい!」

女戦士「・・・はいわかりました、賭け事はもうしません。」

母「あんたも!」

勇者「もうしません・・・」

母「よし、それならもう早く寝なさい、お母さんもう寝るからね」

バタン

 
31以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:28:51.33:1nUR4V6W0

勇者「・・・」

女戦士「お前の母ちゃん怖いな」

勇者「・・・」

女戦士「だからお前ゴールド賭けるの嫌がったのか」

勇者「・・・」

女戦士「ごめんな、これは俺が悪かったよ」

勇者「・・・」

女戦士「明日早いからもう寝よう、な?」

勇者「・・・うん」

 
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:28:54.28:C45PufcM0
賭け事は許さないけど
同じ部屋で寝るのはいいんだな

 
39以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:34:10.43:1nUR4V6W0

勇者「おはよう」

女戦士「ん・・・あ?」

勇者「朝だよ起きろよ」

女戦士「あと少し・・・」

勇者「もうすぐ僧侶達来るぞ、洞窟行くって言っただろ?」

女戦士「ああ・・・起きるからちょっと待って・・・」

勇者「俺はもう鎧に着替えたんだぞ、がんばって起きろよ」

女戦士「うん・・・がんばる」

勇者「オカンが飯作ったから早く食えってさ、それともいらないのか?」

女戦士「・・・食べる」

 
41以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:40:26.74:1nUR4V6W0

勇者「つれてきたよ」

母「女戦士さんおはよう」

女戦士「おはようございます・・・」

母「朝はしゃきっとしないといけないわよ、ほら食べて」

女戦士「いただきます」

勇者「いただきます」

母「ジャジャーン、お母さんがんばってお弁当も作ったのよ」

女戦士「あっ」

勇者「二つ・・・お弁当はいいよ」

母「何よ、折角作ったんだから持って言って食べなさい」

勇者「いいよ、俺達二人じゃなくて後二人来るんだよ」

女戦士「いいじゃん勇者、二人分を四人で食べれば」

母「四人なの?ならちょっとまって、後二人分作るくらいチョチョイノチョイよ」

女戦士「いえ、そんな悪いですよ」

 
43以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:50:38.43:1nUR4V6W0

女魔法使い「女戦士ってさ、勇者のこと好きなのかな?」

女僧侶「さぁ知りません」

女魔法使い「勇者も女戦士にはいろいろ甘いよね、装備も真っ先に買ってあげてるし」

女僧侶「勇者さんと女戦士さんは同じアリアハン中学だったから親しいんでしょ、装備も戦士は最前列だから優先するだけです」

女魔法使い「でも男から買ってもらうんだから女戦士もまんざらではないはず」

女僧侶「あのですね、私達は世界を救うために冒険しているんですよ。それにゴールドはパーティー全体で管理しているので勇者が買ってあげてるわけじゃありません!」

女魔法使い「でもうらやましいじゃん、女僧侶もうらやましいんでしょ?」

女僧侶「いいえそんなことありません、それにあなたはこの前どくばりを勇者からもらったでしょ?」

女魔法使い「あれみんなで盗んだアイテムじゃん、私は買って貰いたいの!」

 
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:51:54.84:gHUIf+yp0
アリ中出身かよ

 
47以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:57:50.66:1nUR4V6W0

女魔法使い「もしかして、勇者と女戦士ってやっちゃった?」

女僧侶「あなたいい加減にしなさい!宿屋代節約のために勇者さんの家に泊まっただけです!」

ガチャ

勇者「声がすると思ったらお前らもう来てたのか」

女僧侶「おはようございます」

女戦士「おはよう」

女魔法使い「ねぇ勇者、女戦士と昨日の夜何かあったんでしょ?若い男と女が一緒に泊まるんだから何かしらあるはずよねぇ」

勇者「おい、お前なに言ってんだよ!」

女戦士「魔法使い・・・俺達だけじゃないんだぞ」

母「何かしらあるって何なの?」

女魔法使い「あっ・・・いえ何でもありません」

女僧侶「お母様ですか、おはようございます」

母「はいおはようございます。ねぇ何かしらって何なの?」

女魔法使い「・・・」

女僧侶「気にしないでください、こいつは魔法の副作用で影響で頭が少しおかしいんですよ」

 
51以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:05:17.54:1nUR4V6W0

母「あら、可愛そうに、あなたのイタイイタイ飛んでけでも治らないのかしら」

女僧侶「?」

女戦士「みんな、勇者のお母さんからお弁当作ってもらったぞ」

女僧侶「え、わざわざ作っていただいたんですか、ありがとうございます」

女魔法使い「あ・・・ありがとうございます」

母「いいえ、どう致しまして」

勇者「それじゃお前ら行くぞ」

母「勇者!女戦士さん昨日の事はわかってるわね?賭け事しちゃだめよ」

女戦士「はい」

勇者「わかったから、もういいだろ」

僧侶「賭け事?」

魔法使い「?」

母「もういいだろじゃないわよ!賭け事してたら田中さんみたいに親子離れ離れで暮らすことになるのよ!、そこの二人も賭け事しちゃ」

勇者「ルーラ!」

 
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:07:57.64:Vwvpe25KO
ルーラwwwww
便利だな

 
56以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:17:52.44:1nUR4V6W0

女僧侶「勇者さんのお母さんって何か面白い人ね」

勇者「オカンの事はもういいから・・・」

女戦士「よぉ魔法使い、俺と勇者が何だって?そのあとずいぶん大人しくなっちまってたなぁ?」

女魔法使い「もうその話はいいでしょ・・・」

女僧侶「ああ、あとお母さんが言ってたイタイイタイ飛んでけって何?」

勇者「やっぱりわからんみたいだな」

女戦士「普通そうだよな、アリアハンだけの言葉かな?」

女魔法使い「ホイミの事よ」

勇者「お前もわかるのか?お前ロマリア出身じゃね?」

女魔法使い「私は小一の時までアリアハンにいたのよ、両親が離婚してお母さんについていってロマリアに引っ越したわけ」

勇者「へぇ、それじゃアリ小の先輩になるのか、どこに住んでたんだ?」

女魔法使い「どこだっていいでしょ、アリアハンに住んでた時の話はしたくないのよ・・・」

女僧侶「もうその辺でいいでしょ、誰にだって言いたくない過去はあるものよ」

 
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:22:42.56:6hSSazbj0
アリ小www

 
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:23:52.41:+fni5hMm0
田中さんかよ

 
59以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:26:28.75:1nUR4V6W0

女戦士「やっぱり洞窟のモンスターは強いな」

勇者「鎧を新しくしてて良かっただろ?」

女僧侶「はいはーい、イタイイタイ飛んでけして欲しい人いる?」

女戦士「ああ、俺に頼む」

勇者「女僧侶の奴イタイイタイ飛んでけにすっかりはまったな」

女魔法使い「なんか無理に使ってるようで腹立つよね」

勇者「俺はオカン思いだすから特にそうだな」

女魔法使い「勇者ってお母さんと仲悪いの?」

勇者「そういうわけじゃないけど・・・」

僧侶「勇者はイタイイタイ飛んでけ必要ないの?かけてあげようか?」

 
60以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:35:39.98:1nUR4V6W0

勇者「一度引き返すか」

女戦士「そうだな、無理して死んじまったら大変だからな」

女僧侶「なら外に出たらお弁当食べましょう」

女魔法使い「それ賛成」

女僧侶「その後はどっかの町で勇者のお母さんになにかお土産買いましょう」

勇者「そんなのいいよ、あいつ調子乗るから」

女僧侶「そういうわけにはいきません。ちゃんとお礼をしないと」

勇者「いいって、ホントいいってあいつに何かしてやる事ないって」

女僧侶「そう?そこまで言うのなら・・・」

魔法使い「使った聖水のビン捨てるね」

女戦士「ちょっと待て、聖水のビンは勇者の母ちゃんが集めてるから持って帰ろうぜ、なぁ勇者そうだろ?」

勇者「お・・おお」

女戦士「中学んとき聖水の使用済みビンが出たらこいつがいつも持って帰ってたんだぜ、母ちゃんが使うって言ってな」

勇者「おい、女戦士いい加減にしろよ!」

女戦士「どうしたんだ?」

 
61以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:41:14.88:1nUR4V6W0

勇者「今日も一日がんばったなぁ」

女戦士「勇者の母ちゃんの飯が楽しみだ」

勇者「女戦士、今日からお前も宿屋に泊まれ」

女戦士「何でだよ、宿屋代節約するんじゃなかったのか?」

勇者「いいから、ほら三人とも行けよ!」

女戦士「そ・・そうか、なら今日は宿屋に泊まるけど」

女僧侶「勇者弁当箱持って行ってください」

勇者「おう」

女魔法使い「勇者、聖水の空き瓶忘れてる」

勇者「おっおう・・・、それじゃお前らまた明日な」



 
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:42:04.45:Um+ORK290
ここで終わるのかwwww

 
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:45:45.15:IwLcLKDOO
おい

 
64: 忍法帖【Lv=33,xxxPT】 :2011/05/17(火) 08:50:49.54:SS/wbSn50
え、こんな終わり方!?ww

 
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 08:59:35.29:NTtsIU1h0
まじか!?ここで終わるのかよwwww

 
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 09:12:16.69:IVN/zDz+O
何故終わった

 


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