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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 22:25:24.85:c2WbagZ4P
梓は捨てられたり野良だったり大変だな

【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」

【速報】尾田っち、ワンピース最新話でやってしまうwwww

【東方】ルックス100点の文ちゃん

【日向坂46】ひなあい、大事件が勃発!?

韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 23:26:03.25:kVy9US7GI
唯「あずにゃん、なにやってるの?」
梓「お絵かきです」カキカキ
唯「何描いてるの?見せて~」
梓「だめです!」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 23:27:52.34:kVy9US7GI
唯「そっか、私リビングにいるからいい子にしててね」
梓「はいです」
唯「憂~、いる~?」
十分後
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 23:29:43.39:kVy9US7GI
梓「唯先輩!見てください!」トコトコ
唯「な~に?」
梓「これ描いてみました」
唯「なにこれ?」
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 23:31:35.62:kVy9US7GI
梓「…唯先輩です」
唯「あ、ごめんね、このヘアピンとか上手だね~」
梓「もういいです!」ぷいっ
梓「憂~、遊んで~」
51:あずにゃん幼児退行が見たかった:2011/05/18(水) 23:38:01.08:kVy9US7GI
憂「梓ちゃんいい子いい子」なでなで
唯「あずにゃん~一緒に遊ぼうよ~」
梓「唯先輩とは話したくないです」
憂「ふふ」なでなで
唯「拗ねてるあずにゃんも可愛いケドね」
憂「直ぐに機嫌治るよ」
唯「あずにゃ~ん、唯先輩はお部屋にいるからね~」トコトコ
梓「うるさいです!憂、たい焼き頂戴」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 23:43:05.01:kVy9US7GI
十分後
唯「~♪」ジャカジャカ
ガチャ
梓「…」
唯(ふふ、あずにゃん覗いてる)ジャカジャカ
梓「…」
唯「あずにゃん、どうしたの?」
梓「にゃっ、忘れ物を取りにきただけです!」
唯「ふふ、そっか」
梓「なんで笑ってるんですか」
唯「あずにゃんが可愛いからだよ」
梓「ふん、そうですか」
唯「あずにゃん、こっちおいで」
梓「しかたないですね」トコトコ
57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 23:48:31.00:kVy9US7GI
唯「ほら、膝に座って」ポンポン
梓「ふぅ」ストン
唯「あ、これじゃあギー太の練習できないね」
梓「え、はい」
唯「あずにゃんはベットに座ってて」
梓「あ、あの、たい焼き分けてあげます」
唯「ありがと」
梓「ギターの練習は後でにしましょうよ」
唯「ふふ、そうだね、あずにゃんの頼みならそうするよ」
梓「別に頼んで無いですよ」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 23:52:52.60:/BOUH3RxI
唯「たい焼き美味しいね」パクパク
梓「そうですね」もぐもぐ
唯「…あずにゃん、さっきはごめんね」
梓「別に怒ってないです」
唯「じゃあ、抱き締めてもいい?」
梓「…いいですよ」プイッ
唯「ギュー♪」
梓「~♪」
おわり
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:00:01.74:+fZ8MIN00
唯「あ……」
梓「……みゃーん」
唯「猫……?」
梓「にゃー」
唯「……? えへっ、こっちおいで!」
梓「にゃー」
唯「おいでおいでー……」
梓「にゃ」
唯「えいっ、つかまえた!」ダキッ
梓「にゃああー」
唯「わぁ、可愛い子」
唯「首輪してないねー、捨て猫かな? んーもうすぐ雨ふりそうだしうちくる?」
梓「にゃあお」
唯「可愛いなぁ……」ナデナデ
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:34:09.50:q9HXIAyj0
家
憂「め! 捨ててきて!」
唯「えー……可哀想だよぉ」
梓「……」
憂「でもうちで猫?を飼うなんて……」
梓「にゃあお」
唯「子猫さんだよ? こんな寒空に下放っておいたら死んじゃうよ」
憂「うーん……じゃあ明日晴れたらもとのとこ戻してきてね?」
唯「えー」
憂「わがままいわないでお姉ちゃん」
唯「かわいいのにねぇ? ねー♪」ギュウ
梓「……?」
憂「あれ、ていうかそれ、猫じゃなくてアズニャンじゃない?」
唯「え? んー、そういえば猫じゃないね」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:37:31.32:+fZ8MIN00
唯「あずにゃんか、そっかそっか」
梓「?」
唯「あずにゃ~ん♪」ナデナデ
梓「?」
憂「そもそもアズニャンって飼ってよかったんだっけ?」
唯「だめなの?」
憂「うーん……なんかニュースでやってたような」
唯「でもでも、今日捨てるのはだめ。雨降ってきたし」
憂「うん……でも約束だよ? 絶対明日には捨ててきてね?」
唯「……うん」
唯「とりあえず私の部屋いこうね!」
梓「にゃあ」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:42:52.42:q9HXIAyj0
部屋
唯「わーいあずにゃん高いたかーい」
梓「にゃあお」
唯「うふふ、喜んでる喜んでる」
梓「ふしゃあ」
唯「あ、そうだミルクあげよっかな」
唯「その前にお風呂?」
梓「……」プルプル
唯「ん? どうしたのあずにゃん、ぷるぷる……」
梓「…………」ホッ
チョロチョロチョロチョロ
唯「うわー! うわあああ! な、ななな!」
唯「ギャー」
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:45:34.01:q9HXIAyj0
……
唯「こらっ」
梓「?」
唯「えっとえっと……めっ!」
梓「?」
憂「お姉ちゃん、わかってないよ、まだ子猫でしょ?」
唯「……むぅ」
憂「とりあえずお風呂はいって」
唯「うん。ほらあずにゃんいくよー。こっちだよー」
梓「?」トコトコ
唯「あはは、着いて来る着いて来る。かわいー」
憂「ミルクあっためて待ってるね」
唯「うん!」
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:49:42.99:q9HXIAyj0
風呂場
唯「よいしょ」
梓「?」
唯「お風呂だよー」
梓「にゃぁ」
唯「暖かいよ……はい、シャワーかけるからねー」
シャー……
梓「!? ふぎゃあああ!!!」ジタバタ
唯「えっ!? ちょ、暴れないで!!」
梓「にゃぎゃあああああ!!」ジタバタ ガリガリ
唯「ぎゃあああっ、ごめんなさいごめんなさいあずにゃんやめてー」
梓「ふしゃああああああ!!」ガリガリ ガリガリ
唯「とめる! とめるからひっかかないでっ!!」キュッ
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:52:48.94:q9HXIAyj0
梓「……にゃお」
唯「……ごめんね。お水嫌いだった?」
梓「……」ブルブル
唯「どうしよう……これじゃ体洗えないよ」
梓「……にゃあ」
唯「とりあえず私洗うから外でまってる?」
梓「にゃあ?」
ヒョコ
唯「えっ、膝の上がいいの?」
梓「にゃあ」
唯「でもそこにいるとまたお湯かかっちゃうよ?」
梓「?」
唯「はぁ……タオルかなんかで拭くしかないか」
梓「♪」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:56:59.28:q9HXIAyj0
……
唯「ごしごし」
唯「ごしごし」
梓「……ふぁ」
唯「大丈夫だね。暴れちゃやだよ?」
梓「にゃあ」グー
唯「お腹すいたんだね。あがったらミルクあげるからねー」
梓「にゃあおお」
唯「ん? どしたの?」
梓「あむ♪」チュウウ
唯「ふぇ!? あ、あずにゃん……それは……う」
梓「ちうちう」
唯「だ、だめだよぉ! やめてやめて! んっ……わ、私ママさん猫じゃないから……」
梓「♪」チュゥゥゥ
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:02:25.99:q9HXIAyj0
唯「でませんでません!」
梓「?」
唯「でーなーい!」
梓「? にゃあ!!」ペシペシ
唯「こらっ! 人の胸に文句付けるんじゃありません!」
梓「にゃああ!!」ペシペシ
唯「もーーー!!」
梓「にゃううう!!」チューチューチュー
唯「やだぁもう!! あずにゃん!!!!」
ガラガラ
憂「お姉ちゃんなんかあっ……あ」
唯「うぅ……みないでぇ。てか入ってこないでよぉ」
憂「ご、ごめん……なんかおっきい声がしたから」
唯「えーん、あずにゃんひきはがすの手伝って」
憂「うん……手伝う」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:07:51.78:q9HXIAyj0
リビング
唯「ふー、さっぱりしたー。いいお湯でした。憂、あずにゃんは?」
憂「ミルク飲んだあとソファーで寝てるよ」
唯「お、どれどれ」
梓「スゥ、スゥ」
唯「うひー、可愛いねぇ。天使だね」
憂「うん、まぁ……可愛いけど」
唯「どうしたの?」
憂「やっぱりアズニャンを飼うのは無理だよ。世話が難しいし……」
唯「えー、なんとかするよ」
憂「あんまりなつかないかもしれないし」
唯「そうかなー? いい子だよ?」
憂「どこが。ひっかくし、おしっこそこら中でするし」
唯「あ、私がお風呂入りなおしてる間にまた漏らしたんだ」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:15:04.91:q9HXIAyj0
唯「もー、おトイレもしつけないとね」
憂「本気!?」
唯「だって雨しばらくつづくみたいだし」
憂「……そうだけど」
唯「憂だってそこらかしこでおしっこされたら困るでしょ?」
憂「でも……あんまりここの生活に慣れるといざ捨てる時が」
唯「…………」
憂「お姉ちゃん。今晩じっくり考えてみて?」
唯「憂は反対なんだ」
憂「うん。お姉ちゃん、きっと後悔するとおもう……だから」
唯「……憂がそういうなら」
梓「スゥ、スゥ」
唯(……こんなに可愛いのに)
88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:22:47.67:q9HXIAyj0
部屋
唯「よし、あずにゃんもクッションの上に移したし」
唯「日記かこう! あずにゃん日記」
唯「えーっと」
今日私は、あずにゃんという天使に出会いました。
とってもかわいいかわいい子猫さんです。
天気が回復するまでしばらくウチで飼ってみることにしました。
あずにゃんはミルクを飲んですぐに寝ました。
唯「あ、あれ……もっといろいろ書きたいのに」
唯「……まぁいっか!」
唯「今日はとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:24:15.24:BAO7NMSx0
翌朝
唯「雨かー……えへ」
梓「にゃあ?」
唯「雨だったらね! あずにゃんとお別れせずにすむんだよ」
梓「?」
唯「わかんないか」
梓「にゃあ」
唯「よしよし今日も可愛いね。今日はボール遊びしようね」
梓「にゃあ!」
唯「はぁああん、もう私メロメロ~」ギュウウ
梓「ふにゃ!?」
唯「えへ~あずにゃん♪」スリスリ
梓「みゃおう」
唯「ん……あれ、昨日よりなんかおっきくなってない? 重たいような……」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:31:47.92:q9HXIAyj0
唯「ねー憂ー、あずにゃんがなんかさー」
憂「……うん」
唯「……んー、まぁいっか」
梓「にゃあ♪」
唯「にゃあ~」ナデナデ
あずにゃん日記その2
あずにゃんがたった一日で重くなってる。
すこし成長したのかな。昨日はティッシュ箱くらいの大きさしかなかったのに・・・
でも相変わらず可愛い♪♪♪
ボール遊びが気に入ったみたい。ずっとボールをぺしぺししていた。
雨はやみそうにない。
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:34:53.56:q9HXIAyj0
唯「はーいあずにゃん高い高……うぐ、重……」
梓「みゃあ♪」
唯「もっとしてほしい?」
梓「もっと!」
唯「!?」
梓「もっと!」
唯「えっ、ちょ、憂ー!!」
憂「なにお姉ちゃん」
唯「あずにゃんがしゃべった……」
憂「えっ」
唯「しゃべったよ今」
憂「何言ってるのお姉ちゃん。その子はアズニャンなんだからそりゃ成長するにしたがって喋るようになるでしょ」
唯「……そ、そうだっけ」
梓「……もっと」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:39:25.46:q9HXIAyj0
あずにゃん日記その3
あずにゃんは喋るらしい!
すごいよ! 私全然なにもしらなかった!
今日だけで『もっと』『ごはん』『いや』って言った。
これからあずにゃんとおしゃべりできるのかなぁ。
でもなんだか言いようもない不安があったりなかったりする。
ちなみにあずにゃんは晩ご飯をたべたあとずっと寝てる。
雨はまだやみそうにない・・・
唯「ふー、日記三日目終了!」
唯「……あずにゃん、不思議な子」
唯「えへへ、でも可愛いからどうでもいいや」
唯「今日はとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:43:30.68:q9HXIAyj0
……
唯「あー……今日も雨かー」
唯「さすがにこうお天気悪い日がつづくと……」
梓「にゃあ、あめ」
唯「あめだねー……あっ、雨って言った」
梓「にゃあ」
唯「むむ、またおっきくなってる」
梓「?」
唯「あずにゃんはどこまで大きくなるの? いくらなんでも成長期すぎるよ」
梓「???」
唯「んー、ボール遊びする?」
梓「ボール、する」
唯「ほいっと、それー」コロコロ
梓「にゃんにゃん!」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:48:47.37:q9HXIAyj0
憂「お姉ちゃん。私買い物いくけど」
唯「雨なのにごめんねー」
憂「うん。何かかってくる?」
唯「ミルクかな。あと……」
梓「おねいちゃん!」
唯「?」
梓「おねいちゃん!」
唯「んーん。私は唯だよ。唯」
梓「?」
唯「ゆ い。ほら言ってごらん」
梓「?」
唯「口の形真似して。 ゆ い 。」
梓「ゆ い。ゆい。ゆいゆい」
唯「うん! そうそう。あ、ごめん憂。あとアイスかってきて~~」
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:54:18.78:q9HXIAyj0
憂「うん」
唯「雨しつこいよねー。じめじめしてくるよ」
憂「でもやんだら約束どおり」
唯「うっ……雨雨ふれふれもっとふれー」
梓「?」
唯「はーいあずにゃんは遊ぼうねー」
梓「はい!」
唯「えへ。お膝の上おいで」
梓「にゃひ」
唯「あったかー」
梓「にゃう」
唯(あずにゃんよく懐いてる……うれしいな)
唯(憂! 心配しなくても私にもできるよ! ちゃんとあずにゃんのお世話できるもん!)
唯(雨がやむまでにもっとなついてもらえるよう頑張ろっと!)
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:00:21.04:q9HXIAyj0
あずにゃん日記その4
あずにゃんが私の名前を覚えたよ。
それと、音楽にも興味をもつようになった。
嬉しそうにずっとコンポをみつめてた。
相変わらず成長もしてる。
そろそろ抱っこするのが重たい。
雨は週末には止んじゃうみたい。
私、憂を説得できるかなぁ。
唯「よし、これでオッケー」
梓「なに?」
唯「あずにゃん日記だよ」
梓「?」
唯「きにしなくていーの! さぁ寝よ?」
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:04:33.99:q9HXIAyj0
……
梓「んしょ、んしょ」
憂「わぁ」
唯「えっ……」
梓「んしょ、んしょ。んにゃ」
憂「すごい! 上手にあんよできたね」
唯「あずにゃんが足だけで歩いてる……」
憂「何いってるの? そりゃ成長したら二本足で歩くよ」
唯「そうだっけ……」
憂「それにしてもおっきくなったね」
唯「もう幼稚園児くらいある?」
憂「まだそんなにおっきくないけど、よいしょ」ダキッ
梓「にゃ」
憂「おもーい。はいお姉ちゃんパス」
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:11:49.41:q9HXIAyj0
唯「んしょ。おお、おっきいねぇあずにゃん」
梓「にゃう~」
憂「お姉ちゃんにだっこされたら嬉しそう」
唯「えへへ」
梓「♪」
憂「…………」
あずにゃん日記その5
日々あずにゃんは成長している。
ついに二本足で立って歩いた!!
てちてち歩くすがたはとっても可愛いです!
これからどうなるんだろー
言葉もじゅんちょうにおぼえています!
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:15:43.80:q9HXIAyj0
……
唯「ほらあずにゃんこっちだよ~♪」
梓「まって……あう」
唯「ゆっくりでいいからおいでー」
梓「ゆい……ゆいい……」ヒョコヒョコ
唯「えへへへへへ、可愛い可愛い」
唯「もうっ、なんて愛らしい子なんでしょ」ナデナデナデナデ
梓「にゃうー」
唯「頑張ったからおやつをあげよう」
梓「おやつ! もぐもぐ」
唯「食べたらちゃんと歯は磨かないとだめだよー」
梓「もぐもぐもぐもぐ」
唯「あずにゃんは食べるのが好きだねぇ。そりゃ大きくなるよ」
梓「もぐもぐもぐもぐんむ」
110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:20:41.59:q9HXIAyj0
憂「お姉ちゃん……」
唯「ほえ?」
憂「あんまり甘やかすと」
唯「あ……う、うん……」
憂「週末、晴れるんだってね」
唯「……あ、あのね憂。私さ、しっかりあずにゃんのお世話するから……その」
憂「だめだよ。だめ。最初に約束したでしょ?」
唯「ひどいよ! あずにゃんが可哀想!」
梓「?」
唯「おっきくなったとはいえ、まだこんなに小さい子なんだよ?」
憂「ひどいのお姉ちゃんのほうだよ。野生にかえさなきゃならないのにそんなに甘やかして」
唯「だめだもん! あずにゃんは私といるのが楽しいんだから!」
憂「それはわがままだよお姉ちゃん。別れるなら、なるべく早いほうがいいと思う」
唯「でも……」
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:24:37.01:q9HXIAyj0
憂「どんな子にも帰る場所があるよ」
唯「じゃあここがあずにゃんの帰る場所になればいいじゃん!」
唯「だいたい捨てあずにゃんだったんだから……さ……」
憂「……いまは、可愛い盛りかもしれないけど」
唯「えっ」
憂「その子はまだまだおっきくなると思うよ?」
唯「それでも大丈夫。私ちゃんと責任とってそだてる!」
憂「……」
唯「ご飯もお風呂もトイレもしつけも! 私がちゃんとするから!」
憂「……ほんとに、ほんとに後悔しない?」
唯「うん! 絶対!」
憂「わかった……そこまでお姉ちゃんが言うなら」
唯「わあ! ありがと憂!」
憂「…………ううん」
115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:29:57.49:q9HXIAyj0
あずにゃん日記その6
やりました! 憂の説得に成功!
これからあずにゃんと一緒だよ!
よーし晴れたらあずにゃんと外に行こう。
まだまだいろいろ教えてあげるんだ!
たのしみでしにそう~~
唯「えへへ、えへへっ♪」
梓「スゥ、スゥ」
唯「嬉しいねあずにゃん。一緒だよ!」
唯「今日もとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:39:56.41:q9HXIAyj0
……
唯「晴れだー!!」
梓「はれ!」
唯「おお、お天道様。お久しぶりでございます」
梓「ます!」
唯「よしあずにゃんお散歩いこ!」
梓「?」
唯「外だよ!」
梓「にゃ!」
唯「手つなごうね」ギュ
梓「にゃう!」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:44:18.99:q9HXIAyj0
憂「あ、外いくの?」
唯「うん!」
梓「!」コクコク
憂「じゃあついでに卵かってきて?」
唯「おっけーおっけー」
梓「おっけー」
憂「えへ、なんだか親子みたいだね」
唯「えー? そうかなー。私まだ20なんだけどこんなおっきい子」
憂「冗談じょうだん」
唯「もー、憂ったら」
憂「気をつけてね」
唯「うん、いってきます!」
梓「いてきます!」
憂「いってらっしゃい」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:49:45.43:OC7iVOOL0
スーパー
唯「あずにゃんそれ売り物だから勝手に食べちゃだめぇ!」
梓「がつがつむしゃむしゃバリバリ」
唯「だめだってばぁ!」グイッ
梓「むぐ?」
唯「め! だめ! ここはおうちじゃないから勝手にたべちゃだめなの!」
梓「にゃあ」
店員「あのー……」
唯「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 代金は支払います!」
唯「ほら、あずにゃんも謝って」
梓「ごめなさい!」
唯(も~~~、教えることまだまだいっぱいだよ)
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:51:44.03:q9HXIAyj0
ヒソヒソ ヒソヒソ ヒソヒソ
梓「にゃう……」
唯(うわー、すごい見られてる……恥ずかし)
梓「にゃぉ……ごめん…なさい……」
唯「悪いことだってわかった?」
梓「……にゃあ」
唯「はい。でしょ」
梓「はいです」
唯「勝手にうろうろするのもだめだよ! あずにゃんは何も知らないんだから」
梓「はいです……」シュン…
唯「そ、そこまで怒ってないからさ、そんなに落ち込まなくていいよ」
梓「……ごめんなさい」
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:54:56.53:q9HXIAyj0
帰り道
唯「お手~手~、つーないで~」
梓「にゃーにゃーにゃー」
唯「ほら、まっすぐ前みて歩く」
梓「はいです」
唯「返事だけはいいんだから……ふふ」
梓「?」
唯「んーん、なんでもないよ」
梓「にゃあ」
唯「ほんとあずにゃんはかわいいね。こりゃ甘やかしたくなっちゃうよ」
梓「?」
唯「帰ったらーオムレツたべてーお風呂はいってー♪」
梓「♪」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 03:11:50.88:q9HXIAyj0
あずにゃん日記その7
悪いことはちゃんと悪いと教えないといけない。
それは飼い主の私の責任。
あずにゃんはおしえた分だけ賢くなっていくから
明日のあずにゃんは今日のあずにゃんよりもっともっとお利口なはず。
あずにゃん日記その12
あずにゃんはだいぶまともにしゃべれるようになった。
身長はもう小学生の低学年ほどはある。
でもどれだけ大きくなってもボール遊びは好きなまま。
最近は私のギターに興味をもっている。
130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 03:18:40.23:q9HXIAyj0
唯「あずにゃんタイヤキたべる?」
梓「たべますたべます!」 ピョンピョン
唯「はい」
梓「もぐもぐ♪」
唯「おいしい?」
梓「おいしいです」
唯「好きだねぇ……ここ毎日たべてるよ」
梓「半分いります?」
唯「いいよ。たべてたべてー」
梓「どもです。あむあむ♪」
唯「あずにゃんがたべてる姿はとっともプリティだね」
梓「えへへ……照れますよ」
唯「にしても綺麗にしゃべれるようになったね」
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 05:59:59.37:q9HXIAyj0
梓「いろいろ教えてくれるおかげです」
唯「えへっ、あずにゃん♪」
梓「ゆいー♪」
唯「御主人様って呼んでみて!」
梓「ごしゅじんさま? ごしゅじんさま!」
唯「えへ、えへへ。かわいいにゃあ」ナデナデ
梓「んう……なでなでしてもらうの好きです」
唯「うんうん」
梓「もっとしてほしいです」
唯「そうだねー」ナデナデ
梓「えへへ」
唯「すくすく育ちなさいー」
梓「にゃあ!」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:03:21.16:q9HXIAyj0
あずにゃん日記その15
すくすく育つのはいいけどいくらなんでもそだちすぎ!
もう身長は140cmくらいあるのかな。
こんなに大きくなるとお風呂にいれてあげるのも一苦労!
唯「もー! おとなしくしてー!」
梓「やですやです!!」ジタバタ
唯「脱ぎ脱ぎしなきゃはいれないでしょ!」
梓「にゃー!! お風呂入りません!!」
唯「だめ! 臭くなっちゃうよ」
梓「べつにいいですし」
唯「め!」
梓「えー……やです……えーん」
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:10:00.04:q9HXIAyj0
あずにゃん日記その18
今日はあずにゃんをおつかいに行かせてみた。
500円もたせていつも飲んでる牛乳と食パンと
お釣りで好きなもの買ってきていいよっていったら
私の大好きなバニラソフトを買ってきてくれた。
少し溶けてたけど二人でわけて食べた。
あずにゃんはとってもやさしい子
あずにゃん日記その20
あずにゃんの成長がとまらない。
髪の毛もどんどんのびてきたから二つにくくることにした。
ちょっと髪の毛がべたべたした。
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:11:24.68:cnlkZtVDI
あずにゃん日記その21
あずにゃんの成長がとまらない
体重を測ったら50kgちかくあった
ご飯あげすぎなのかなー
でも背もぐんぐんのびてるし・・・
今日も夜食に冷凍タイヤキを二つ食べた
あずにゃん日記その22
変なニュースやってた。アズニャンがどうのこうのって
あずにゃん日記その23
またニュースやってた。
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:17:10.23:q9HXIAyj0
……
梓「ゆいー! 電話です電話!」
唯「むにゃ……なぁにこんな朝っぱらから」
唯「はいもしもしお電話かわりました」
唯「…………はい」
唯「…………」
唯「……はい」
唯「え」
唯「……………………はい」
唯「はい、わかります」
唯「……………」
唯「はい」
161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:20:47.13:q9HXIAyj0
唯「……失礼します」
カチャ
唯「……」
梓「にゃ?」
唯「……」ギュ
梓「? えへへ、あったかいです」
唯「……うん……あったかいね」ギュウ
梓「……ゆい……?」
あずにゃん日記その25
明日管理局の人がくる。
あずにゃんを連れて行く。
どうしたらいいかわからない。
162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:24:37.26:q9HXIAyj0
夜
唯「……」
憂「……」
梓「どうしたんですか?」
唯「あずにゃん」ギュ
梓「? なんで今日はいっぱいギュウしてれるんですか?」
憂「お姉ちゃん……」
唯「いい子だよ。いい子だよあずにゃん」
梓「にゃ?」
唯「……ぐす」
梓「どうして泣いてるんです?」
憂「後悔しないって、言ったよね。でも、お姉ちゃんの気持ちは痛いほどわかるから」
唯「……うん」
梓「?」
163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:30:34.33:q9HXIAyj0
憂「明日おむかえがくるよ」ナデナデ
梓「?」
唯「……ぐす、ひぐ」
梓「なんでゆい泣いてるんです」
憂「悲しいから。人は悲しいときは泣いちゃうんだよ」
梓「そうですか」
唯「あずにゃん……あずにゃん」
梓「お別れするんですか?」
唯「やだ……やだよ」
梓「……なんだか寂しいです」
憂「そうだね……」
梓「でもどうして」
憂「アズニャンは……飼っちゃだめなんだって。危ないからって」
唯「いい子だもん!! あずにゃん悪いことしないもん!」
165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:35:16.58:q9HXIAyj0
梓「はい。しないです」
憂「うん、いい子だよ」
梓「なんでういも泣いてるんです?」
憂「だって、だって……一緒だったもん、いきなりなんて寂しいよ」
唯「……ぐす、あずにゃん……」
憂「ごめんね……ごめんねお姉ちゃん、私がもっと反対してたら」
唯「ううん。でも後悔はしてないよ……」ギュウウ
梓「にゃう!?」
唯「いっぱい思い出をありがとう……」
梓「……」
唯「ありがとう……あずにゃん」
梓「…………にゃあ」
……
167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:39:04.78:q9HXIAyj0
翌朝
ピンポーン
「いるかしら」
憂「どなたですか」
「管理局の者よ。昨日の電話の件で来たの」
憂「……」
「あけてくれる?」
憂「……はい」
憂「どうぞ」
「おじゃまするわね」
ガチャリ
和「……まったく、あなたたち姉妹ときたら」
憂「和ちゃん……」
169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:42:41.20:q9HXIAyj0
梓「にゃあ、誰です」
憂「管理局の人。おむかえだよ」
梓「……」
和「呆れた。ずいぶんと育っちゃって」
唯「和ちゃん……」
和「唯、怪我はない?」
唯「えっ……」
和「大きくなったアズニャンは危険なのよ」
唯「そんなこと……ないもん」
和「じゃないと国で規制されたりなんてしないわ」
憂「……」
和「管理局の権限で施設へ連れて行くわね」
唯「ま、まって……施設って」
和「……一般人に言うべきことじゃないわ」
憂「…………」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:46:29.81:q9HXIAyj0
唯「それって……」
和「人に飼われたアズニャンはむしろ野生のものより危険なの」
唯「なんで……」
和「ほら、無駄に賢いでしょこの子」
唯「うん」
和「だから……いろいろ仕込まれて可能性があるの」
唯「そ、そんなことしないのに……」
和「ごめんなさい。誰であれ、決まりだから」
唯「そんな……じゃああずにゃんは」
和「狭い檻に閉じ込められるわ」
唯「だめ! そんなのだめ!」
和「落ち着いて。忘れるように努力しなさい」
唯「無理だもん! やっぱりあずにゃんをつれていくのはだめ!!」
和「大人になりなさい。もういい年でしょ」
173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:50:17.91:q9HXIAyj0
梓「にゃあ」
和「!」
梓「ゆいをいじめるなです!!」
和「うっ……」タジタジ
唯「……あずにゃん」
梓「ふしゅー。ふしゃああ!!」
和「ち、近寄らないで」
梓「ふしゃあああ!!!」
唯「あずにゃんだめ!!!」ギュウ
梓「にゃあ! なぜです、悪いヤツですゆいを泣かせました」
唯「ちがうの! ちがうの!!」
和「はぁ……びっくりしたわ。あやうく麻酔銃をつかうところだった」
梓「にゃあ、離してほしいです! ゆいの敵です!!」
唯「あずにゃん、いい子だから、いい子だから……」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:00:49.66:q9HXIAyj0
梓「……」
唯「……いい子いい子」
梓「ほふぅ……」テレ
和「……ずいぶん、懐いてるのね」
唯「……」
和「アズニャンが主人を想って牙を向くなんて初めてよ」
唯「ごめんね。ごめん和ちゃん。でもあずにゃんはほんとにいい子だよ」
唯「優しいんだよ。私のために……アイス買ってきてくれたり」
唯「家事だって手伝ってくれるし、もうおもらしもしないし」
和「……」
梓「にゃあ」
唯「ひどいことなんてしないよ……絶対絶対」
和「……」
憂「お姉ちゃん……」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:10:43.75:q9HXIAyj0
和「……そうね」
唯「!」
和「……じゃあ少しだけ猶予をあげる」
唯「えっ」
和「私、一度上にかけあってみるわ」
唯「ほんと!?」
和「でも約束。絶対になにも事件を起こさないこと。絶対よ?」
唯「うん! 当然だよ!」
和「そうね、次結果をもってこれるとしたら数ヶ月先になるわ」
和「それまでにしっかりとしつけてみなさい」
和「調教以外でアズニャンをしつけることに成功したら、きっと管理局の見方も変わってくる」
唯「……わぁ!」
憂「和ちゃん怒られない?」
和「今回の件は私に任されてるから。心配しないで」
180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:14:17.77:q9HXIAyj0
梓「?」
唯「あずにゃん!」ギュウ
梓「うぎゃ、苦しいです」
唯「一緒にいられるよ!」
和「決まったわけではないわ。観察期間ってだけ」
唯「でも和ちゃんならなんとかしてくれる! そうでしょ?」
和「尽力するけど。私たちのアズニャンに対する認識が全て正しいとは思ってないから」
和「……この子は、いろんな可能性をもった子よ」
唯「うん!」
和「すこし、なでてみていいかしら」
唯「いいよー。はいあずにゃんおとなしくしてー」
和「……」オソルオソル
梓「にゃあ」
和「!」ビクッ
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:18:22.05:q9HXIAyj0
憂「怖がらなくてもいい子だよ」
梓「にゃあにゃあ」
和「……」サスリサスリ
梓「♪」
唯「ね?」
和「……そうね、貴重な映像がとれたわ」
唯「えへ」
和「不思議ね。こうして見ると危険生物ってことを忘れるわ」
唯「全然危険じゃないよー」
和「……それじゃあ、結果を楽しみにね」
唯「うん!」
憂「ありがとう和ちゃん!」
唯「ありがとう!」
梓「ありがとうです」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:23:35.41:q9HXIAyj0
数年後…
梓「ゆい博士ー」
唯「んー? なぁに?」
梓「お茶にしませんか?」
唯「およ、もうそんな時間。じゃあちょっと休憩ー」
梓「どうぞ」
唯「ん」
梓「ゆい博士。論文すすんでますか?」
唯「んもうあずにゃん! ふたりきりのときは唯って呼んでよ」
梓「すいません……」
唯「今度の論文はまぁまぁかなー」
梓「ゆいが壇上にあがる姿はカッコイイです」
唯「そ? ありがと」ナデナデ
梓「えへへ」
187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:29:35.29:q9HXIAyj0
ガチャリ
和「ちょっと唯! なにのんきにお茶してるの!」
唯「わわっ、和ちゃん!」
和「日記じゃないのよ? 早く書き終えないと次の学会間にあわないわよ?」
唯「そ、そうだね、頑張ります!」
和「あなたの論文にアズニャンの未来がかかってるってことをしっかり自覚なさい」
唯「わかってるよぉ」
和「学会にはお偉い先生や局の人もたっくさんくるんだから!」
和「前みたいなふざけた内容ではだめよ」
唯「ふざけてないよ~、あれがあずにゃんの育成論なんだから」
和「はぁ……あのね、だっこしてぎゅーしてチュッなんて書き方でいいわけないでしょ」
和「育成法を確立した第一人者がこれじゃ先が思いやられるわ」
唯「大丈夫大丈夫。今度はあずにゃんについてきてもらってパフォーマンスもするから」
和「あのね……あぁ、頭が痛いわ」
唯「えへ」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:33:08.89:CGOaGl4S0
和「とりあえず来週までに形にするのよ!?」
唯「はーい」
和「気の抜けた返事ね」
唯「論文きらーい。私あずにゃんと遊んでるほうがいいなー」
梓「にゃあ」
和「……はぁ、どうしてこんなんで博士号をとれたのかさっぱりわからないわ」
唯「まだまだ未開拓分野だからねー」
和「それだけ期待されてるんだから頑張りなさい」
唯「よし! さっそく作業にもどります!」
梓「頑張ってください!」
唯「の前にあずにゃん日記書こっと」
和「それ、毎日かいてるの?」
唯「うん、出会った日からずっとずっと。一日何回も書いたりもしてるよ」
和「その情熱をもっと他のところに……っていまさら何言っても無駄ね。へんにこだわっちゃうところがあなたのいいところだもの」
190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:45:01.05:q9HXIAyj0
あずにゃん日記その1644
今日もあずにゃんは可愛い。
お手伝いをさせてる間は趣味でメイド服を着せている。
ふりふりした愛くるしい生き物がせかせか動きまわる姿を、目で追いかけているだけで幸せだ。
この論文の発表を終え、管理局局長が声明をだしたら運動はますます加速するだろう。
でもきっとうまくいく。
隣から不思議そうな顔でのぞきこんでくるあずにゃんの顔をみてると、そんな気がしてくる。
そうだ、一般人によるあずにゃんの安全な飼育が可能になったら、次は結婚できるように働きかけてみよう。
そうしよう。さすがに無理かな? でもやるとしたら、きっともっと忙しくなっちゃうな。
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:49:24.59:q9HXIAyj0
唯「ふー」パタン
梓「日記終わりました?」
唯「うん!」
梓「結婚って書いてました? 結婚???」
唯「読めるんだね」
梓「はいです」
唯「頭いいね。いい子いい子」ナデナデ
梓「えへへ、もっとなでていいですよ」
唯「よし、もう遅いからあずにゃんは寝なさい。明日またナデナデしてあげるから」
梓「はい。約束ですよ!」
唯「今日もとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
梓「にゃあ♪」
おわり
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 08:22:20.67:5usxycqfO
唯「あずにゃん、なにやってるの?」
梓「お絵かきです」カキカキ
唯「何描いてるの?見せて~」
梓「だめです!」
唯「そっか、私リビングにいるからいい子にしててね」
梓「はいです」
唯「憂~、いる~?」
十分後
梓「唯先輩!見てください!」トコトコ
唯「な~に?」
梓「これ描いてみました」
唯「なにこれ?」
梓「…唯先輩です」
唯「あ、ごめんね、このヘアピンとか上手だね~」
梓「もういいです!」ぷいっ
梓「憂~、遊んで~」
憂「梓ちゃんいい子いい子」なでなで
唯「あずにゃん~一緒に遊ぼうよ~」
梓「唯先輩とは話したくないです」
憂「ふふ」なでなで
唯「拗ねてるあずにゃんも可愛いケドね」
憂「直ぐに機嫌治るよ」
唯「あずにゃ~ん、唯先輩はお部屋にいるからね~」トコトコ
梓「うるさいです!憂、たい焼き頂戴」
十分後
唯「~♪」ジャカジャカ
ガチャ
梓「…」
唯(ふふ、あずにゃん覗いてる)ジャカジャカ
梓「…」
唯「あずにゃん、どうしたの?」
梓「にゃっ、忘れ物を取りにきただけです!」
唯「ふふ、そっか」
梓「なんで笑ってるんですか」
唯「あずにゃんが可愛いからだよ」
梓「ふん、そうですか」
唯「あずにゃん、こっちおいで」
梓「しかたないですね」トコトコ
唯「ほら、膝に座って」ポンポン
梓「ふぅ」ストン
唯「あ、これじゃあギー太の練習できないね」
梓「え、はい」
唯「あずにゃんはベットに座ってて」
梓「あ、あの、たい焼き分けてあげます」
唯「ありがと」
梓「ギターの練習は後でにしましょうよ」
唯「ふふ、そうだね、あずにゃんの頼みならそうするよ」
梓「別に頼んで無いですよ」
唯「たい焼き美味しいね」パクパク
梓「そうですね」もぐもぐ
唯「…あずにゃん、さっきはごめんね」
梓「別に怒ってないです」
唯「じゃあ、抱き締めてもいい?」
梓「…いいですよ」プイッ
唯「ギュー♪」
梓「~♪」
おわり
乙
まったり続けてもいいのよ
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:15:10.70:q9HXIAyj0まったり続けてもいいのよ
乗っ取ろうとしたけど出遅れた^p^
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:23:28.51:+fZ8MIN00
>>66
今からいけよ
ただし唯梓に限る
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:28:58.51:q9HXIAyj0今からいけよ
ただし唯梓に限る
唯「あ……」
梓「……みゃーん」
唯「猫……?」
梓「にゃー」
唯「……? えへっ、こっちおいで!」
梓「にゃー」
唯「おいでおいでー……」
梓「にゃ」
唯「えいっ、つかまえた!」ダキッ
梓「にゃああー」
唯「わぁ、可愛い子」
唯「首輪してないねー、捨て猫かな? んーもうすぐ雨ふりそうだしうちくる?」
梓「にゃあお」
唯「可愛いなぁ……」ナデナデ
家
憂「め! 捨ててきて!」
唯「えー……可哀想だよぉ」
梓「……」
憂「でもうちで猫?を飼うなんて……」
梓「にゃあお」
唯「子猫さんだよ? こんな寒空に下放っておいたら死んじゃうよ」
憂「うーん……じゃあ明日晴れたらもとのとこ戻してきてね?」
唯「えー」
憂「わがままいわないでお姉ちゃん」
唯「かわいいのにねぇ? ねー♪」ギュウ
梓「……?」
憂「あれ、ていうかそれ、猫じゃなくてアズニャンじゃない?」
唯「え? んー、そういえば猫じゃないね」
いいねいいね
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 00:39:39.39:q9HXIAyj0唯「あずにゃんか、そっかそっか」
梓「?」
唯「あずにゃ~ん♪」ナデナデ
梓「?」
憂「そもそもアズニャンって飼ってよかったんだっけ?」
唯「だめなの?」
憂「うーん……なんかニュースでやってたような」
唯「でもでも、今日捨てるのはだめ。雨降ってきたし」
憂「うん……でも約束だよ? 絶対明日には捨ててきてね?」
唯「……うん」
唯「とりあえず私の部屋いこうね!」
梓「にゃあ」
部屋
唯「わーいあずにゃん高いたかーい」
梓「にゃあお」
唯「うふふ、喜んでる喜んでる」
梓「ふしゃあ」
唯「あ、そうだミルクあげよっかな」
唯「その前にお風呂?」
梓「……」プルプル
唯「ん? どうしたのあずにゃん、ぷるぷる……」
梓「…………」ホッ
チョロチョロチョロチョロ
唯「うわー! うわあああ! な、ななな!」
唯「ギャー」
……
唯「こらっ」
梓「?」
唯「えっとえっと……めっ!」
梓「?」
憂「お姉ちゃん、わかってないよ、まだ子猫でしょ?」
唯「……むぅ」
憂「とりあえずお風呂はいって」
唯「うん。ほらあずにゃんいくよー。こっちだよー」
梓「?」トコトコ
唯「あはは、着いて来る着いて来る。かわいー」
憂「ミルクあっためて待ってるね」
唯「うん!」
風呂場
唯「よいしょ」
梓「?」
唯「お風呂だよー」
梓「にゃぁ」
唯「暖かいよ……はい、シャワーかけるからねー」
シャー……
梓「!? ふぎゃあああ!!!」ジタバタ
唯「えっ!? ちょ、暴れないで!!」
梓「にゃぎゃあああああ!!」ジタバタ ガリガリ
唯「ぎゃあああっ、ごめんなさいごめんなさいあずにゃんやめてー」
梓「ふしゃああああああ!!」ガリガリ ガリガリ
唯「とめる! とめるからひっかかないでっ!!」キュッ
梓「……にゃお」
唯「……ごめんね。お水嫌いだった?」
梓「……」ブルブル
唯「どうしよう……これじゃ体洗えないよ」
梓「……にゃあ」
唯「とりあえず私洗うから外でまってる?」
梓「にゃあ?」
ヒョコ
唯「えっ、膝の上がいいの?」
梓「にゃあ」
唯「でもそこにいるとまたお湯かかっちゃうよ?」
梓「?」
唯「はぁ……タオルかなんかで拭くしかないか」
梓「♪」
……
唯「ごしごし」
唯「ごしごし」
梓「……ふぁ」
唯「大丈夫だね。暴れちゃやだよ?」
梓「にゃあ」グー
唯「お腹すいたんだね。あがったらミルクあげるからねー」
梓「にゃあおお」
唯「ん? どしたの?」
梓「あむ♪」チュウウ
唯「ふぇ!? あ、あずにゃん……それは……う」
梓「ちうちう」
唯「だ、だめだよぉ! やめてやめて! んっ……わ、私ママさん猫じゃないから……」
梓「♪」チュゥゥゥ
唯「でませんでません!」
梓「?」
唯「でーなーい!」
梓「? にゃあ!!」ペシペシ
唯「こらっ! 人の胸に文句付けるんじゃありません!」
梓「にゃああ!!」ペシペシ
唯「もーーー!!」
梓「にゃううう!!」チューチューチュー
唯「やだぁもう!! あずにゃん!!!!」
ガラガラ
憂「お姉ちゃんなんかあっ……あ」
唯「うぅ……みないでぇ。てか入ってこないでよぉ」
憂「ご、ごめん……なんかおっきい声がしたから」
唯「えーん、あずにゃんひきはがすの手伝って」
憂「うん……手伝う」
リビング
唯「ふー、さっぱりしたー。いいお湯でした。憂、あずにゃんは?」
憂「ミルク飲んだあとソファーで寝てるよ」
唯「お、どれどれ」
梓「スゥ、スゥ」
唯「うひー、可愛いねぇ。天使だね」
憂「うん、まぁ……可愛いけど」
唯「どうしたの?」
憂「やっぱりアズニャンを飼うのは無理だよ。世話が難しいし……」
唯「えー、なんとかするよ」
憂「あんまりなつかないかもしれないし」
唯「そうかなー? いい子だよ?」
憂「どこが。ひっかくし、おしっこそこら中でするし」
唯「あ、私がお風呂入りなおしてる間にまた漏らしたんだ」
唯「もー、おトイレもしつけないとね」
憂「本気!?」
唯「だって雨しばらくつづくみたいだし」
憂「……そうだけど」
唯「憂だってそこらかしこでおしっこされたら困るでしょ?」
憂「でも……あんまりここの生活に慣れるといざ捨てる時が」
唯「…………」
憂「お姉ちゃん。今晩じっくり考えてみて?」
唯「憂は反対なんだ」
憂「うん。お姉ちゃん、きっと後悔するとおもう……だから」
唯「……憂がそういうなら」
梓「スゥ、スゥ」
唯(……こんなに可愛いのに)
部屋
唯「よし、あずにゃんもクッションの上に移したし」
唯「日記かこう! あずにゃん日記」
唯「えーっと」
今日私は、あずにゃんという天使に出会いました。
とってもかわいいかわいい子猫さんです。
天気が回復するまでしばらくウチで飼ってみることにしました。
あずにゃんはミルクを飲んですぐに寝ました。
唯「あ、あれ……もっといろいろ書きたいのに」
唯「……まぁいっか!」
唯「今日はとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
まて
これあずにゃんじゃなくて
普通に仔猫やん
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:30:01.85:e0e4Ews4Oこれあずにゃんじゃなくて
普通に仔猫やん
>>90
キティちゃんもネコ飼ってるんだしいいじゃん
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 01:26:57.82:q9HXIAyj0キティちゃんもネコ飼ってるんだしいいじゃん
翌朝
唯「雨かー……えへ」
梓「にゃあ?」
唯「雨だったらね! あずにゃんとお別れせずにすむんだよ」
梓「?」
唯「わかんないか」
梓「にゃあ」
唯「よしよし今日も可愛いね。今日はボール遊びしようね」
梓「にゃあ!」
唯「はぁああん、もう私メロメロ~」ギュウウ
梓「ふにゃ!?」
唯「えへ~あずにゃん♪」スリスリ
梓「みゃおう」
唯「ん……あれ、昨日よりなんかおっきくなってない? 重たいような……」
唯「ねー憂ー、あずにゃんがなんかさー」
憂「……うん」
唯「……んー、まぁいっか」
梓「にゃあ♪」
唯「にゃあ~」ナデナデ
あずにゃん日記その2
あずにゃんがたった一日で重くなってる。
すこし成長したのかな。昨日はティッシュ箱くらいの大きさしかなかったのに・・・
でも相変わらず可愛い♪♪♪
ボール遊びが気に入ったみたい。ずっとボールをぺしぺししていた。
雨はやみそうにない。
唯「はーいあずにゃん高い高……うぐ、重……」
梓「みゃあ♪」
唯「もっとしてほしい?」
梓「もっと!」
唯「!?」
梓「もっと!」
唯「えっ、ちょ、憂ー!!」
憂「なにお姉ちゃん」
唯「あずにゃんがしゃべった……」
憂「えっ」
唯「しゃべったよ今」
憂「何言ってるのお姉ちゃん。その子はアズニャンなんだからそりゃ成長するにしたがって喋るようになるでしょ」
唯「……そ、そうだっけ」
梓「……もっと」
あずにゃん日記その3
あずにゃんは喋るらしい!
すごいよ! 私全然なにもしらなかった!
今日だけで『もっと』『ごはん』『いや』って言った。
これからあずにゃんとおしゃべりできるのかなぁ。
でもなんだか言いようもない不安があったりなかったりする。
ちなみにあずにゃんは晩ご飯をたべたあとずっと寝てる。
雨はまだやみそうにない・・・
唯「ふー、日記三日目終了!」
唯「……あずにゃん、不思議な子」
唯「えへへ、でも可愛いからどうでもいいや」
唯「今日はとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
……
唯「あー……今日も雨かー」
唯「さすがにこうお天気悪い日がつづくと……」
梓「にゃあ、あめ」
唯「あめだねー……あっ、雨って言った」
梓「にゃあ」
唯「むむ、またおっきくなってる」
梓「?」
唯「あずにゃんはどこまで大きくなるの? いくらなんでも成長期すぎるよ」
梓「???」
唯「んー、ボール遊びする?」
梓「ボール、する」
唯「ほいっと、それー」コロコロ
梓「にゃんにゃん!」
憂「お姉ちゃん。私買い物いくけど」
唯「雨なのにごめんねー」
憂「うん。何かかってくる?」
唯「ミルクかな。あと……」
梓「おねいちゃん!」
唯「?」
梓「おねいちゃん!」
唯「んーん。私は唯だよ。唯」
梓「?」
唯「ゆ い。ほら言ってごらん」
梓「?」
唯「口の形真似して。 ゆ い 。」
梓「ゆ い。ゆい。ゆいゆい」
唯「うん! そうそう。あ、ごめん憂。あとアイスかってきて~~」
憂「うん」
唯「雨しつこいよねー。じめじめしてくるよ」
憂「でもやんだら約束どおり」
唯「うっ……雨雨ふれふれもっとふれー」
梓「?」
唯「はーいあずにゃんは遊ぼうねー」
梓「はい!」
唯「えへ。お膝の上おいで」
梓「にゃひ」
唯「あったかー」
梓「にゃう」
唯(あずにゃんよく懐いてる……うれしいな)
唯(憂! 心配しなくても私にもできるよ! ちゃんとあずにゃんのお世話できるもん!)
唯(雨がやむまでにもっとなついてもらえるよう頑張ろっと!)
あずにゃん日記その4
あずにゃんが私の名前を覚えたよ。
それと、音楽にも興味をもつようになった。
嬉しそうにずっとコンポをみつめてた。
相変わらず成長もしてる。
そろそろ抱っこするのが重たい。
雨は週末には止んじゃうみたい。
私、憂を説得できるかなぁ。
唯「よし、これでオッケー」
梓「なに?」
唯「あずにゃん日記だよ」
梓「?」
唯「きにしなくていーの! さぁ寝よ?」
……
梓「んしょ、んしょ」
憂「わぁ」
唯「えっ……」
梓「んしょ、んしょ。んにゃ」
憂「すごい! 上手にあんよできたね」
唯「あずにゃんが足だけで歩いてる……」
憂「何いってるの? そりゃ成長したら二本足で歩くよ」
唯「そうだっけ……」
憂「それにしてもおっきくなったね」
唯「もう幼稚園児くらいある?」
憂「まだそんなにおっきくないけど、よいしょ」ダキッ
梓「にゃ」
憂「おもーい。はいお姉ちゃんパス」
唯「んしょ。おお、おっきいねぇあずにゃん」
梓「にゃう~」
憂「お姉ちゃんにだっこされたら嬉しそう」
唯「えへへ」
梓「♪」
憂「…………」
あずにゃん日記その5
日々あずにゃんは成長している。
ついに二本足で立って歩いた!!
てちてち歩くすがたはとっても可愛いです!
これからどうなるんだろー
言葉もじゅんちょうにおぼえています!
……
唯「ほらあずにゃんこっちだよ~♪」
梓「まって……あう」
唯「ゆっくりでいいからおいでー」
梓「ゆい……ゆいい……」ヒョコヒョコ
唯「えへへへへへ、可愛い可愛い」
唯「もうっ、なんて愛らしい子なんでしょ」ナデナデナデナデ
梓「にゃうー」
唯「頑張ったからおやつをあげよう」
梓「おやつ! もぐもぐ」
唯「食べたらちゃんと歯は磨かないとだめだよー」
梓「もぐもぐもぐもぐ」
唯「あずにゃんは食べるのが好きだねぇ。そりゃ大きくなるよ」
梓「もぐもぐもぐもぐんむ」
憂「お姉ちゃん……」
唯「ほえ?」
憂「あんまり甘やかすと」
唯「あ……う、うん……」
憂「週末、晴れるんだってね」
唯「……あ、あのね憂。私さ、しっかりあずにゃんのお世話するから……その」
憂「だめだよ。だめ。最初に約束したでしょ?」
唯「ひどいよ! あずにゃんが可哀想!」
梓「?」
唯「おっきくなったとはいえ、まだこんなに小さい子なんだよ?」
憂「ひどいのお姉ちゃんのほうだよ。野生にかえさなきゃならないのにそんなに甘やかして」
唯「だめだもん! あずにゃんは私といるのが楽しいんだから!」
憂「それはわがままだよお姉ちゃん。別れるなら、なるべく早いほうがいいと思う」
唯「でも……」
憂「どんな子にも帰る場所があるよ」
唯「じゃあここがあずにゃんの帰る場所になればいいじゃん!」
唯「だいたい捨てあずにゃんだったんだから……さ……」
憂「……いまは、可愛い盛りかもしれないけど」
唯「えっ」
憂「その子はまだまだおっきくなると思うよ?」
唯「それでも大丈夫。私ちゃんと責任とってそだてる!」
憂「……」
唯「ご飯もお風呂もトイレもしつけも! 私がちゃんとするから!」
憂「……ほんとに、ほんとに後悔しない?」
唯「うん! 絶対!」
憂「わかった……そこまでお姉ちゃんが言うなら」
唯「わあ! ありがと憂!」
憂「…………ううん」
あずにゃん日記その6
やりました! 憂の説得に成功!
これからあずにゃんと一緒だよ!
よーし晴れたらあずにゃんと外に行こう。
まだまだいろいろ教えてあげるんだ!
たのしみでしにそう~~
唯「えへへ、えへへっ♪」
梓「スゥ、スゥ」
唯「嬉しいねあずにゃん。一緒だよ!」
唯「今日もとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
……
唯「晴れだー!!」
梓「はれ!」
唯「おお、お天道様。お久しぶりでございます」
梓「ます!」
唯「よしあずにゃんお散歩いこ!」
梓「?」
唯「外だよ!」
梓「にゃ!」
唯「手つなごうね」ギュ
梓「にゃう!」
憂「あ、外いくの?」
唯「うん!」
梓「!」コクコク
憂「じゃあついでに卵かってきて?」
唯「おっけーおっけー」
梓「おっけー」
憂「えへ、なんだか親子みたいだね」
唯「えー? そうかなー。私まだ20なんだけどこんなおっきい子」
憂「冗談じょうだん」
唯「もー、憂ったら」
憂「気をつけてね」
唯「うん、いってきます!」
梓「いてきます!」
憂「いってらっしゃい」
二十歳、だと…
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 02:48:39.93:q9HXIAyj0スーパー
唯「あずにゃんそれ売り物だから勝手に食べちゃだめぇ!」
梓「がつがつむしゃむしゃバリバリ」
唯「だめだってばぁ!」グイッ
梓「むぐ?」
唯「め! だめ! ここはおうちじゃないから勝手にたべちゃだめなの!」
梓「にゃあ」
店員「あのー……」
唯「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい! 代金は支払います!」
唯「ほら、あずにゃんも謝って」
梓「ごめなさい!」
唯(も~~~、教えることまだまだいっぱいだよ)
ヒソヒソ ヒソヒソ ヒソヒソ
梓「にゃう……」
唯(うわー、すごい見られてる……恥ずかし)
梓「にゃぉ……ごめん…なさい……」
唯「悪いことだってわかった?」
梓「……にゃあ」
唯「はい。でしょ」
梓「はいです」
唯「勝手にうろうろするのもだめだよ! あずにゃんは何も知らないんだから」
梓「はいです……」シュン…
唯「そ、そこまで怒ってないからさ、そんなに落ち込まなくていいよ」
梓「……ごめんなさい」
帰り道
唯「お手~手~、つーないで~」
梓「にゃーにゃーにゃー」
唯「ほら、まっすぐ前みて歩く」
梓「はいです」
唯「返事だけはいいんだから……ふふ」
梓「?」
唯「んーん、なんでもないよ」
梓「にゃあ」
唯「ほんとあずにゃんはかわいいね。こりゃ甘やかしたくなっちゃうよ」
梓「?」
唯「帰ったらーオムレツたべてーお風呂はいってー♪」
梓「♪」
あずにゃん日記その7
悪いことはちゃんと悪いと教えないといけない。
それは飼い主の私の責任。
あずにゃんはおしえた分だけ賢くなっていくから
明日のあずにゃんは今日のあずにゃんよりもっともっとお利口なはず。
あずにゃん日記その12
あずにゃんはだいぶまともにしゃべれるようになった。
身長はもう小学生の低学年ほどはある。
でもどれだけ大きくなってもボール遊びは好きなまま。
最近は私のギターに興味をもっている。
唯「あずにゃんタイヤキたべる?」
梓「たべますたべます!」 ピョンピョン
唯「はい」
梓「もぐもぐ♪」
唯「おいしい?」
梓「おいしいです」
唯「好きだねぇ……ここ毎日たべてるよ」
梓「半分いります?」
唯「いいよ。たべてたべてー」
梓「どもです。あむあむ♪」
唯「あずにゃんがたべてる姿はとっともプリティだね」
梓「えへへ……照れますよ」
唯「にしても綺麗にしゃべれるようになったね」
梓「いろいろ教えてくれるおかげです」
唯「えへっ、あずにゃん♪」
梓「ゆいー♪」
唯「御主人様って呼んでみて!」
梓「ごしゅじんさま? ごしゅじんさま!」
唯「えへ、えへへ。かわいいにゃあ」ナデナデ
梓「んう……なでなでしてもらうの好きです」
唯「うんうん」
梓「もっとしてほしいです」
唯「そうだねー」ナデナデ
梓「えへへ」
唯「すくすく育ちなさいー」
梓「にゃあ!」
あずにゃん日記その15
すくすく育つのはいいけどいくらなんでもそだちすぎ!
もう身長は140cmくらいあるのかな。
こんなに大きくなるとお風呂にいれてあげるのも一苦労!
唯「もー! おとなしくしてー!」
梓「やですやです!!」ジタバタ
唯「脱ぎ脱ぎしなきゃはいれないでしょ!」
梓「にゃー!! お風呂入りません!!」
唯「だめ! 臭くなっちゃうよ」
梓「べつにいいですし」
唯「め!」
梓「えー……やです……えーん」
あずにゃん日記その18
今日はあずにゃんをおつかいに行かせてみた。
500円もたせていつも飲んでる牛乳と食パンと
お釣りで好きなもの買ってきていいよっていったら
私の大好きなバニラソフトを買ってきてくれた。
少し溶けてたけど二人でわけて食べた。
あずにゃんはとってもやさしい子
あずにゃん日記その20
あずにゃんの成長がとまらない。
髪の毛もどんどんのびてきたから二つにくくることにした。
ちょっと髪の毛がべたべたした。
先生なんか怖いです
158:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 06:14:22.28:q9HXIAyj0あずにゃん日記その21
あずにゃんの成長がとまらない
体重を測ったら50kgちかくあった
ご飯あげすぎなのかなー
でも背もぐんぐんのびてるし・・・
今日も夜食に冷凍タイヤキを二つ食べた
あずにゃん日記その22
変なニュースやってた。アズニャンがどうのこうのって
あずにゃん日記その23
またニュースやってた。
……
梓「ゆいー! 電話です電話!」
唯「むにゃ……なぁにこんな朝っぱらから」
唯「はいもしもしお電話かわりました」
唯「…………はい」
唯「…………」
唯「……はい」
唯「え」
唯「……………………はい」
唯「はい、わかります」
唯「……………」
唯「はい」
唯「……失礼します」
カチャ
唯「……」
梓「にゃ?」
唯「……」ギュ
梓「? えへへ、あったかいです」
唯「……うん……あったかいね」ギュウ
梓「……ゆい……?」
あずにゃん日記その25
明日管理局の人がくる。
あずにゃんを連れて行く。
どうしたらいいかわからない。
夜
唯「……」
憂「……」
梓「どうしたんですか?」
唯「あずにゃん」ギュ
梓「? なんで今日はいっぱいギュウしてれるんですか?」
憂「お姉ちゃん……」
唯「いい子だよ。いい子だよあずにゃん」
梓「にゃ?」
唯「……ぐす」
梓「どうして泣いてるんです?」
憂「後悔しないって、言ったよね。でも、お姉ちゃんの気持ちは痛いほどわかるから」
唯「……うん」
梓「?」
憂「明日おむかえがくるよ」ナデナデ
梓「?」
唯「……ぐす、ひぐ」
梓「なんでゆい泣いてるんです」
憂「悲しいから。人は悲しいときは泣いちゃうんだよ」
梓「そうですか」
唯「あずにゃん……あずにゃん」
梓「お別れするんですか?」
唯「やだ……やだよ」
梓「……なんだか寂しいです」
憂「そうだね……」
梓「でもどうして」
憂「アズニャンは……飼っちゃだめなんだって。危ないからって」
唯「いい子だもん!! あずにゃん悪いことしないもん!」
梓「はい。しないです」
憂「うん、いい子だよ」
梓「なんでういも泣いてるんです?」
憂「だって、だって……一緒だったもん、いきなりなんて寂しいよ」
唯「……ぐす、あずにゃん……」
憂「ごめんね……ごめんねお姉ちゃん、私がもっと反対してたら」
唯「ううん。でも後悔はしてないよ……」ギュウウ
梓「にゃう!?」
唯「いっぱい思い出をありがとう……」
梓「……」
唯「ありがとう……あずにゃん」
梓「…………にゃあ」
……
翌朝
ピンポーン
「いるかしら」
憂「どなたですか」
「管理局の者よ。昨日の電話の件で来たの」
憂「……」
「あけてくれる?」
憂「……はい」
憂「どうぞ」
「おじゃまするわね」
ガチャリ
和「……まったく、あなたたち姉妹ときたら」
憂「和ちゃん……」
梓「にゃあ、誰です」
憂「管理局の人。おむかえだよ」
梓「……」
和「呆れた。ずいぶんと育っちゃって」
唯「和ちゃん……」
和「唯、怪我はない?」
唯「えっ……」
和「大きくなったアズニャンは危険なのよ」
唯「そんなこと……ないもん」
和「じゃないと国で規制されたりなんてしないわ」
憂「……」
和「管理局の権限で施設へ連れて行くわね」
唯「ま、まって……施設って」
和「……一般人に言うべきことじゃないわ」
憂「…………」
唯「それって……」
和「人に飼われたアズニャンはむしろ野生のものより危険なの」
唯「なんで……」
和「ほら、無駄に賢いでしょこの子」
唯「うん」
和「だから……いろいろ仕込まれて可能性があるの」
唯「そ、そんなことしないのに……」
和「ごめんなさい。誰であれ、決まりだから」
唯「そんな……じゃああずにゃんは」
和「狭い檻に閉じ込められるわ」
唯「だめ! そんなのだめ!」
和「落ち着いて。忘れるように努力しなさい」
唯「無理だもん! やっぱりあずにゃんをつれていくのはだめ!!」
和「大人になりなさい。もういい年でしょ」
梓「にゃあ」
和「!」
梓「ゆいをいじめるなです!!」
和「うっ……」タジタジ
唯「……あずにゃん」
梓「ふしゅー。ふしゃああ!!」
和「ち、近寄らないで」
梓「ふしゃあああ!!!」
唯「あずにゃんだめ!!!」ギュウ
梓「にゃあ! なぜです、悪いヤツですゆいを泣かせました」
唯「ちがうの! ちがうの!!」
和「はぁ……びっくりしたわ。あやうく麻酔銃をつかうところだった」
梓「にゃあ、離してほしいです! ゆいの敵です!!」
唯「あずにゃん、いい子だから、いい子だから……」
梓「……」
唯「……いい子いい子」
梓「ほふぅ……」テレ
和「……ずいぶん、懐いてるのね」
唯「……」
和「アズニャンが主人を想って牙を向くなんて初めてよ」
唯「ごめんね。ごめん和ちゃん。でもあずにゃんはほんとにいい子だよ」
唯「優しいんだよ。私のために……アイス買ってきてくれたり」
唯「家事だって手伝ってくれるし、もうおもらしもしないし」
和「……」
梓「にゃあ」
唯「ひどいことなんてしないよ……絶対絶対」
和「……」
憂「お姉ちゃん……」
和「……そうね」
唯「!」
和「……じゃあ少しだけ猶予をあげる」
唯「えっ」
和「私、一度上にかけあってみるわ」
唯「ほんと!?」
和「でも約束。絶対になにも事件を起こさないこと。絶対よ?」
唯「うん! 当然だよ!」
和「そうね、次結果をもってこれるとしたら数ヶ月先になるわ」
和「それまでにしっかりとしつけてみなさい」
和「調教以外でアズニャンをしつけることに成功したら、きっと管理局の見方も変わってくる」
唯「……わぁ!」
憂「和ちゃん怒られない?」
和「今回の件は私に任されてるから。心配しないで」
梓「?」
唯「あずにゃん!」ギュウ
梓「うぎゃ、苦しいです」
唯「一緒にいられるよ!」
和「決まったわけではないわ。観察期間ってだけ」
唯「でも和ちゃんならなんとかしてくれる! そうでしょ?」
和「尽力するけど。私たちのアズニャンに対する認識が全て正しいとは思ってないから」
和「……この子は、いろんな可能性をもった子よ」
唯「うん!」
和「すこし、なでてみていいかしら」
唯「いいよー。はいあずにゃんおとなしくしてー」
和「……」オソルオソル
梓「にゃあ」
和「!」ビクッ
憂「怖がらなくてもいい子だよ」
梓「にゃあにゃあ」
和「……」サスリサスリ
梓「♪」
唯「ね?」
和「……そうね、貴重な映像がとれたわ」
唯「えへ」
和「不思議ね。こうして見ると危険生物ってことを忘れるわ」
唯「全然危険じゃないよー」
和「……それじゃあ、結果を楽しみにね」
唯「うん!」
憂「ありがとう和ちゃん!」
唯「ありがとう!」
梓「ありがとうです」
数年後…
梓「ゆい博士ー」
唯「んー? なぁに?」
梓「お茶にしませんか?」
唯「およ、もうそんな時間。じゃあちょっと休憩ー」
梓「どうぞ」
唯「ん」
梓「ゆい博士。論文すすんでますか?」
唯「んもうあずにゃん! ふたりきりのときは唯って呼んでよ」
梓「すいません……」
唯「今度の論文はまぁまぁかなー」
梓「ゆいが壇上にあがる姿はカッコイイです」
唯「そ? ありがと」ナデナデ
梓「えへへ」
ガチャリ
和「ちょっと唯! なにのんきにお茶してるの!」
唯「わわっ、和ちゃん!」
和「日記じゃないのよ? 早く書き終えないと次の学会間にあわないわよ?」
唯「そ、そうだね、頑張ります!」
和「あなたの論文にアズニャンの未来がかかってるってことをしっかり自覚なさい」
唯「わかってるよぉ」
和「学会にはお偉い先生や局の人もたっくさんくるんだから!」
和「前みたいなふざけた内容ではだめよ」
唯「ふざけてないよ~、あれがあずにゃんの育成論なんだから」
和「はぁ……あのね、だっこしてぎゅーしてチュッなんて書き方でいいわけないでしょ」
和「育成法を確立した第一人者がこれじゃ先が思いやられるわ」
唯「大丈夫大丈夫。今度はあずにゃんについてきてもらってパフォーマンスもするから」
和「あのね……あぁ、頭が痛いわ」
唯「えへ」
ニートから博士だと…
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/19(木) 07:35:57.07:q9HXIAyj0和「とりあえず来週までに形にするのよ!?」
唯「はーい」
和「気の抜けた返事ね」
唯「論文きらーい。私あずにゃんと遊んでるほうがいいなー」
梓「にゃあ」
和「……はぁ、どうしてこんなんで博士号をとれたのかさっぱりわからないわ」
唯「まだまだ未開拓分野だからねー」
和「それだけ期待されてるんだから頑張りなさい」
唯「よし! さっそく作業にもどります!」
梓「頑張ってください!」
唯「の前にあずにゃん日記書こっと」
和「それ、毎日かいてるの?」
唯「うん、出会った日からずっとずっと。一日何回も書いたりもしてるよ」
和「その情熱をもっと他のところに……っていまさら何言っても無駄ね。へんにこだわっちゃうところがあなたのいいところだもの」
あずにゃん日記その1644
今日もあずにゃんは可愛い。
お手伝いをさせてる間は趣味でメイド服を着せている。
ふりふりした愛くるしい生き物がせかせか動きまわる姿を、目で追いかけているだけで幸せだ。
この論文の発表を終え、管理局局長が声明をだしたら運動はますます加速するだろう。
でもきっとうまくいく。
隣から不思議そうな顔でのぞきこんでくるあずにゃんの顔をみてると、そんな気がしてくる。
そうだ、一般人によるあずにゃんの安全な飼育が可能になったら、次は結婚できるように働きかけてみよう。
そうしよう。さすがに無理かな? でもやるとしたら、きっともっと忙しくなっちゃうな。
唯「ふー」パタン
梓「日記終わりました?」
唯「うん!」
梓「結婚って書いてました? 結婚???」
唯「読めるんだね」
梓「はいです」
唯「頭いいね。いい子いい子」ナデナデ
梓「えへへ、もっとなでていいですよ」
唯「よし、もう遅いからあずにゃんは寝なさい。明日またナデナデしてあげるから」
梓「はい。約束ですよ!」
唯「今日もとっても楽しかったね」
唯「明日はもーっと楽しくなるよね」
唯「ね、あずにゃん♪」
梓「にゃあ♪」
おわり
乙です。
これで今日1日頑張れるわ。
これで今日1日頑張れるわ。

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