-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:26:55.28:PXfG4I63O
急に暇になって思い付きで立てた。
後悔はめちゃくちゃしている
バッツ「妹より可愛い奥さん欲しいな…」
バッツ(まぁ俺はモテないし、何てったってあんな可愛い女の子3人と旅して何も無かった程の男だからな!)
バッツ「さて…仕事しよう…」
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:29:03.16:PXfG4I63O
バッツ「ほらお前達エサだぞ~」
子チョコボ「クエッ!」
バッツ「あはは、可愛いな」ナデナデ
子チョコボ「クエッ」
客「すみません」
バッツ「はい!いらっしゃい!」
客「チョコボを一匹欲しいんですが…」
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:31:56.26:PXfG4I63O
バッツ「はい。お釣りです。気を付けて乗って下さいね」
客「うん。良いチョコボだ」
バッツ「…大事にしてもらえよ」ナデナデ
チョコボ「クエエ…」
バッツ「じゃあこれ、サービスのギサールの野菜です」
客「おお、ありがとう。噂には聞いてはいたが、ここのチョコボは素晴らしいな」
バッツ「あはは、ありがとうございます」
客「では失礼する。行こうチョコボ!」
チョコボ「クエ!」タッタッタッ
バッツ「お気をつけて~」ヒラヒラ
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:34:14.72:PXfG4I63O
バッツ(エクスデスを倒しもう一年か…)
バッツ(本当に平和になったなぁ…)
?「あ、あの…」
バッツ「ん?あ、いらっしゃいませ。どんなチョコボをお探しですか?」
?「え、えっと…その…」
バッツ「?」
バッツ(なんかローブを深々と被って怪しいな…チョコボ強盗か?)
?「え、えと…」
ヒュウウウ!
バッツ「うわ!突風が…大丈夫ですか?お客さん。ここはシルフの妖精が良く暴れ…あれ?」
?「ッ!」
バッツ「クルル?」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:39:05.63:PXfG4I63O
クルル「あ、ひ、久しぶり///」
バッツ「久しぶりだなぁ!いつこっち来たの?」
クルル「うん…こっちの古代図書館で働く事になって…」
バッツ「そうなのかぁ!ははっ!大人っぽくなったな」
クルル「えっ」
バッツ「うん!綺麗になったよ。レナやファリスよりもお姫様っぽいかもな」
クルル「も、もう!からかわないで!!」
バッツ「はは…で、なんで古代図書館に?」
クルル「そ、それは…その…バッツに会いたくt」
ボコ「クエッ!」
バッツ「おっ!ボコ!クルルが来たぞ!」
クルル「うう…」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:41:47.58:PXfG4I63O
ボコ「クエックエッ」スリスリ
クルル「ふふ♪変わって無いねボコ」ナデナデ
バッツ「そういやレナやファリスには会って来たのか?」
クルル「え?い、いや…まだ…」
バッツ「そうか!んじゃあ久しぶりに会いに行くか!」
クルル「で、でも…私はバッツと2人で…」
バッツ「ボコ!」
ボコ「クエッ!」
バッツ「よいしょっと…ほらクルル」スッ
クルル「えっ?」
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:43:53.48:1cVeXA5Q0
バッツ「手掴んで」
クルル「え?うん…うわわ!」グイッ
バッツ「じゃあしっかり掴まってるんだぞ?」
クルル「え?でも…」
バッツ「ほぉら!」
クルル「う、うん///」カアア
バッツ「よし!出発だ!」
タッタッタッ…
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:47:35.49:PXfG4I63O
クルル「…ねぇ…バッツ…」
バッツ「んん?」
クルル「レナとファリスとは会ってないの?」
バッツ「あはは、あいつらお姫様だからな!俺みたいなチョコボ屋と違って忙しいからさ」
バッツ「最近は全然会ってないなぁ」
クルル「…そっか」ホッ
バッツ「どうした?」
クルル「ううん!何でもな~い」ギュッ
バッツ「?…変なヤツ」
クルル「えへへ///」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:51:40.81:PXfG4I63O
タイクーン城
バッツ「よし着いたぞ」
クルル「うん…」ショボン
バッツ「どうした?」
クルル(もっと…乗っていたかったな…)
バッツ「こんにちわ~!」
兵士「あ、アナタは!バッツ様!」
バッツ「『様』なんてやめてくれよ。レナとファリスに会いたいんだけど…」
兵士「分かりました!少々お待ちを…」タッタッタッ
バッツ「クルルが来たって知ったらビックリするぞ?楽しみだな~」
クルル「…」
~~~~
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:54:45.48:PXfG4I63O
タイクーン城・城内
兵士「ここでお待ちになってて下さい」
バッツ「ああ、ありがとう」
クルル「…」
バッツ「クルル?どうした?」
クルル「バッツ…あ、あのね!実は大事な話があって…」
バッツ「大事な話?」
クルル「うん///」ジー
バッツ「え、えっと…(上目遣い+赤らめた頬+大事な話…)」
バッツ(ま、まさか!鈍感な俺でも分かる!これは告はk)
ガチャッ!
ファリス「バッツ!クルル!」
バッツ・クルル「ッ!」
レナ「お久しぶりね」
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:58:17.35:PXfG4I63O
バッツ「あ、ああ!久しぶりだな!」
クルル「…」
レナ「本当に久しぶり…クルル大きくなった?」
クルル「レナお姉ちゃん…」
ファリス「はっはっは!バッツ!お前クルルに変な事してないだろうな!?」
バッツ「んなっ!してねえよ!」
クルル「///」カアア
レナ「ちょっとお姉様…」
ファリス「ムキになって否定する所が怪しいな!」
バッツ「だからしてねえって!…まったく…全然変わってねえな…」
ファリス「あっはっはっ!」
クルル「…」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:01:27.59:dI3UvMhA0
レナ「バッツとクルルは今何してるの?」
バッツ「ああ、俺は古代図書館の近くでチョコボ屋やってるんだ」
レナ「チョコボ屋?」
バッツ「ああ。シドとミドが農場を作ってくれてな」
ファリス「あっはっはっ!やっと旅人というニートから卒業したのか!」
バッツ「うるせえ!」
レナ「チョコボ屋さんかぁ…クスッ…バッツらしいね。クルルは?」
クルル「今日から古代図書館で働く事になって…」
ファリス・レナ「えっ?」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:07:54.58:tr/LOKOzO
ファリス「バル城はどうすんだよ?」
クルル「…うるさいなぁ」ボソッ
ファリス「えっ?」
クルル「あ、えっと…やっぱり城主になるんだったら学問も色々学んでおきたいし…」
レナ「確かに。古代図書館はなら勉強するには良いかもね」
29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:15:34.54:PXfG4I63O
クルル「それに…ミドが毎日こっち来いって連絡してきて…だから…」
ファリス「ああ、アイツクルルに惚れてるっぽいからな。付き合ってるのか?」
バッツ「えっ!そうなの?」
クルル「ち、違っ…」
レナ「そっかぁ…意外なカップルだね♪」
ファリス「上手く行くと良いな」
ファリス(なんだ…てっきりバッツの為に来たのかと思ったぜ)
クルル「違うのッッッ!!」バンッ!!
一同「ッ!」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:18:44.75:PXfG4I63O
クルル「私…ミドとはそんなんじゃ無い!」
ファリス「お、おい…怒るなよ」アセアセ
レナ「クルル落ち着いて」アセアセ
クルル「それに今日はレナお姉ちゃんとファリスに会いに来たんじゃ無いし!バッツに会いに来たんだし!」
バッツ「へっ?」
レナ「どういう…事?」
クルル「バッツ…あのね…」ドキドキ
バッツ「えっ!ちょっ…(マズイだろ…ここで告白はっ!)」
ファリス「お、おい…」
レナ「ク、クルル?」
32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:20:46.03:PXfG4I63O
クルル「私の…」
バッツ「う、うん…」ゴクリ
クルル「私のお兄ちゃんになって下さいッ!///」カアア
バッツ・レナ・ファリス「へっ?」
クルル「ダメ…かな///」モジモジ
バッツ・レナ・ファリス「え~~~ッ!」
~~~~
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:23:12.10:PXfG4I63O
ファリス「お前バカか?何言ってんだよ…」
レナ「どうしてバッツにお兄ちゃんになって欲しいの?」
クルル「あ、あのね?これ…」スッ
バッツ「何だこれ?マンガ?何々…『我が輩の妹は実はこんなに可愛いのである』」
クルル「うん///」
ファリス「これ、今あちこちで流行ってるマンガじゃね?」
クルル「…こういう…お兄ちゃんが欲しいなって…バッツだったら頼りになるし…それにカッコイイし///」カアア
バッツ(告白じゃねえのかよ…orz)
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:24:53.32:WBWiOASq0
バッツ「えっと…仮にクルルのお兄ちゃんになったとして…どうしたいんだ?」
クルル「あ、あのね!一緒に暮らしてね!それでね!一緒にご飯食べたり一緒のお布団に入ったり…」
ファリス「だ、ダメに決まってんだろそんなのッ!」
レナ「ちょっファリス…落ち着いて」
ファリス「あ///…コホン…えっと…おかしいだろそんなの。血の繋がった兄妹ならともかく…」
クルル「ファリスには聞いてないもんッ!バッツに聞いてるんだもんッ!」ツーン
ファリス「くっ…このガキ」プルプル
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:31:41.22:PXfG4I63O
クルル「ねぇ…バッツぅ…ダメ?」ウルウル
バッツ「うっ…ま、まぁ俺も1人暮らしだし、別に…」
クルル「ほ、ホント!?」パアア
ファリス「お、おい!」
クルル「じゃあ今日からよろしくね!バッツ…ううん…お兄ちゃん♪」ダキッ
ファリス「ッ!」
バッツ「あ、ああ///(小さな膨らみが右腕に///)」デレッ
ファリス「…ギリッ」
レナ「…」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:37:39.87:PXfG4I63O
クルル「じゃあもう帰ろ?お兄ちゃん♪」
バッツ「えっ…でも…」
レナ「バッツ…あのさ…」
バッツ「ん?何だ?」
レナ「あのね…私も…話が有るの…」
バッツ「?」
レナ「…寝る前にバッツの顔が浮かぶの。こんな気持ち…初めてだから…」
ファリス「レナ!何言って…」
バッツ(こ、これは!今度こそ告白か!)
レナ「ずっと…一緒に旅して…気付かなかったけど…」
バッツ「う、うん…」ゴクリ
レナ「私の…お兄様になって下さい」
バッツ「orz」
クルル「…ギリッ」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:40:24.11:PXfG4I63O
ファリス「ダメだろ!そんなの!」
レナ「どうして?バッツは私より一つ歳上だし年齢的には大丈夫なハズだけど?」
ファリス「そういう問題じゃ…」
レナ「ねえ?どうかな?」
バッツ「はぁ…まぁ別に…」
クルル「ダメ!そんなのダメだよレナお姉ちゃん!バッツは私だけのお兄ちゃんなの!」ギュウウ
バッツ「あはは///」デレッ
ファリス「…イラッ」
レナ「乳臭い子供には聞いてないわ。バッツ…どうかな?」ジー
バッツ(なにこれこわい)
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:41:03.07:tr/LOKOzO
ファリス「ダメに決まってんだろ!大体タイクーン城はどうすんだよ」
レナ「んん…私第二王女だし?後はお姉様に任せるよ」
ファリス「アホ!そんなのが…」
レナ「ねえ…バッツ…アナタの返事が聞きたいの…」
バッツ「え、えっと…」
クルル「ダメ!ダメだよね!?お兄ちゃん!」
ガチャッ
兵士「失礼します。レナ様!ファリス様!会議のお時間ですよ」
レナ「…チッ」
ファリス「ほ、ほら行くぞレナ!」
レナ「うん…じゃあバッツ…返事待ってるね」テクテク
バッツ(本当に流行ってるんだな…兄と妹って…)
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:48:55.83:PXfG4I63O
バッツ「…」
クルル「じゃあ帰ろ♪お兄ちゃん♪」
バッツ「あ、ああ…」
~~~~
バッツ「よし、帰るぞボコ」
ボコ「クエ!…クエ?」
クルル「えへへ~///」ギュウウ
バッツ「クルル…腕離してくれないか?」
クルル「ええ~い~や~だぁ♪」ギュウウ
ボコ「クエクエ」ニヤニヤ
バッツ「な、何だよボコ!」
ボコ「クエエ~♪」
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:53:45.83:PXfG4I63O
バッツ「しっかり捕まってろよ」
クルル「…ねえねえお兄ちゃん」
バッツ「ん?何だ?」
クルル「…迷惑…だったかな?」
バッツ「…俺…みんなと会うまで親父もお袋も死んで…ずっと1人だったしさ」
バッツ「正直…クルルが俺の妹とか…実感湧かないけど…」
バッツ「凄く…嬉しいよ」
クルル「…ホントに?」
バッツ「ああ。兄として何が出来るか分からないけど…よろしくな?」
クルル「えへへ///」ギュウウ
(やったぁ!嬉しいなぁ♪)
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:32:01.67:PXfG4I63O
チョコボ農場~
バッツ「よし!到着」
ココ「クェ!」ノシ
クルル「あ!ココだぁ」
ボコ「クエクエ!」ノシ
ココ「クェ~♪」スリスリ
ボコ「クエ~♪」スリスリ
クルル「あはっ!ラブラブだね。」
バッツ「ああ」
クルル「私達もラブラブになれるかなぁ?」
バッツ「へ?ラブラブって…俺達兄妹だろ?」
クルル「うん。そうだよ?ラブラブ兄妹♪」ギュウウ
バッツ「お、おい///」
バッツ(よく分からないが、兄妹ってこんなもんなのか?)
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:33:33.02:PXfG4I63O
その頃タイクーン城
ファリス「やれやれ…会議も終わったな…」
ファリス(しかし、レナのヤツ何だって急にあんな事を…)
ファリス(レナの部屋…行ってみるか…)
レナの部屋
コンコン!ガチャッ
ファリス「お~いレナ~…居ないのか…って何だこの部屋!」
ファリス「マンガだらけ…」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:35:38.76:PXfG4I63O
ファリス「アイツ何読んでるんだ?」
『我が輩の妹が実はこんなに可愛いのである1巻~8巻』
『お兄ちゃんの事なんて本当に好きじゃないんだからねッ!』
『兄とのイケナイ恋』
『兄に奪われた純潔』
『お兄ちゃん!そんな事しちゃらめえ!』
『お兄ちゃん調教中』
ファリス「な、なんだこれ…」ペラッ
ファリス「ッ!///ふ、不埒な!レナのヤツこんなの読んでやがるのか!」ドキドキ
ファリス「…」
ファリス「……バッツ…お兄ちゃん…///」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:36:51.68:cYXTI+JcP
ファリス「って何言ってるんだオレは!///」
レナ「誰か居るの?…お姉様?」
ファリス「あっ!い、いやこれは違うくて!」アセアセ
レナ「…お姉様もこういうの好きなの?」
ファリス「ば、バカ!こんなの興味有る訳ねえだろ!」アセアセ
レナ「ふうん」
ファリス「大体一国の王女がこんな不埒な…」
レナ「はぁ…バッツ…お兄様になってくれないかなぁ」
ファリス「はぁ?まだ言ってるのかよ!」
ファリス「大体お前はオレという姉が居るのに不満なのか!?」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:41:26.22:PXfG4I63O
レナ「不満なんて無いよ?お姉様も大好きだよ?」
ファリス「…じゃあ、あんなヤツのどこが良いんだよ」
レナ「良いも何も…多分…ゴブリンに助けられた時から私はバッツの事…」
ファリス「へ?」
レナ「はぁ…バッツ…お兄様…ふふ///」テレッ
ファリス「……私も…」
レナ「?」
ファリス「バッツがレナの兄なら…わ、私もバッツの妹って事になるな!」
レナ「何を言ってるの?お姉様とバッツは同い年でしょ?妹は歳下だから妹なのよ?」
ファリス「…」
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:44:08.44:PXfG4I63O
チョコボ農場~バッツ宅
バッツ「よし、じゃあ夕飯にしようか?」
クルル「あ、私が作る~」
バッツ「え?良いのか?」
クルル「うん!お兄ちゃんは座っててね」
バッツ「ああ、ありがとう」
クルル「~♪」カチャカチャ
バッツ(妹…家族…か…良いなこういうの)
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:45:49.13:PXfG4I63O
バッツ「はぁ~ごちそうさま!」
クルル「ふふ。お粗末さまでした」
バッツ「美味かったな~クルルのご飯」
クルル「良かったぁ…じゃあお兄ちゃん!ナデナデして?」
バッツ「へ?」
クルル「もう!兄っていうのは頑張った妹にナデナデしてあげるのが普通なんだよ?」
バッツ「そ、そうなのか…じゃあ…」ナデナデ
クルル「えへへ~///」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:49:04.50:PXfG4I63O
タイクーン城
レナ「はぁ…クルルずるいよ…バッツを独り占めしてさ…」
レナ「…あ、そうだ。たしかここに…」ガサゴソ
レナ「あった!クリスタル!」
レナ「ふふ♪待っててね♪バッツ♪」
78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:53:38.79:PXfG4I63O
タイクーン城・城門
兵士「ふあぁ~レナ様達のお陰ですっかり平和になったなぁ」
兵士2「あはは、そうだな…ん?」
コンコン!
兵士「こんな時間に中から誰か出るみたいだな…よし開けよう」
ガシャン!
チョコボ「クエエ!」
兵士2「ええっ!チョコボ!?なんで場内に…」
チョコボ「クエッ!」タッタッタッタ
兵士「あ、待て!…行ってしまった…」
兵士2「バッツ様の農場から逃げ出して来たのかな?」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:56:35.47:PXfG4I63O
チョコボ(やった♪上手く行った♪)
チョコボ(ものまねしのクリスタル持ってて正解だったかも♪)
チョコボ改めレナ(確か古代図書館の近くに農場が有るって言ってたわよね)
レナチョコボ(ふふ♪待っててね♪お兄様♪)
タッタッタッタ…
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:58:39.30:oYDEIpoa0
バッツ宅
バッツ「さて、クルル先に風呂入って良いぞ?」
クルル「ええ?何言ってるのよお兄ちゃん!」
バッツ「へ?」
クルル「兄妹は一緒にお風呂に入るもんなんだよ♪」
バッツ「ええッ!?」
クルル「ほらほら♪お兄ちゃん!服脱いで?」
バッツ「ちょっ!ちょっと待て…」
コンコン!
バッツ「あ、お客さんかな?は~い」
クルル「チッ…」
バッツ「どなたですか~」ガチャッ
レナチョコボ「クエエ」ノシ
バッツ「へっ?」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:06:42.01:PXfG4I63O
バッツ「なんだ?農場から逃げて来たのかな?」
レナチョコボ「クェェ」スリスリ
バッツ「はは!可愛いな」ナデナデ
レナチョコボ「///」ドキドキ
クルル「お兄ちゃん?どうしたの?」
バッツ「ああ、なんか農場から逃げ出して来たみたいで…」
クルル「…クポー!」
レナ・バッツ「えっ」
クルル「クポー!クポポ!」
レナチョコボ「…」
クルル「お兄ちゃんどいて!そいつチョコボじゃない!」
バッツ「うぇっ!」
レナチョコボ「…」ショボン
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:10:05.44:cYXTI+JcP
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 17:11:48.67:PXfG4I63O
レナ「…という訳でして…」
バッツ「ええ!?城から逃げ出してきたのかよ!」
レナ「うん…」
バッツ「どうして?」
レナ「だって…バッツに会いたかったから///」ポッ
バッツ「あ///」カアア
クルル「むぅ…お兄ちゃん!レナお姉ちゃんがチョコボにものまねしてるの見破ったよ!」
バッツ「え、ああ…よく分かったな」
クルル「モーグリ語が通じない時点で怪しいと思ったよ」
バッツ「ああ、あれモーグリ語だったのか…てっきり頭でも打ったのかと…」
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:16:02.05:PXfG4I63O
クルル「ほらほら!お兄ちゃん!ナデナデして~」
バッツ「ああ。偉い偉い♪」ナデナデ
クルル「えへへ~…」チラッ
レナ「ッ!」
クルル「んん~お兄ちゃ~ん♪」ダキッ
バッツ「お、おい!急に抱き着くな!」
クルル「だってぇ~お兄ちゃんの手気持ち良いんだもん♪」チラッ
レナ「くっ!」
クルル「…」ニヤリ
レナ「ば…バッツ!」ガタッ
バッツ「な、なに?」
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:22:45.62:PXfG4I63O
レナ「昼間の返事…聞かせて欲しいんだけど…」
バッツ「えっと…レナの兄になるって話?」
レナ「うん…」
クルル「そんなのダメに決まってる!レナお姉ちゃん王女さまなんだし!」
バッツ「まぁ確かに…普通に考えると無理だよな」
レナ「そんなのッ!…関係…ないよ…」
クルル「ダメったらダメ!」
バッツ「レナ…悪いが諦めて…」
レナ「うう…」ジワッ
バッツ「へ?」
94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:28:50.78:PXfG4I63O
レナ「いやだいやだぁ~!私もバッツの事『兄さん…朝からこんなに立派にして…』とか言いたいのぉ~!うわぁ~ん!」ジタバタ
バッツ「あ、あの…レナ…さん?」
レナ「それで…『バッツ兄さんのエクスカリバーはもうこんなに精なる属性になってしまったんですね?』とか言いたいのぉ!うええ~ん!」
バッツ「ちょっと!レナ落ち着け!」
レナ「バッツは…レナの事嫌い?」ジー
バッツ「うっ」
クルル「お兄ちゃん!騙されたらダメ!」
97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:36:01.69:PXfG4I63O
レナ「ねぇ…嫌い?」
バッツ「そ、そんな事」アセアセ
レナ「じゃあ好き?」
バッツ「い、いや…その…」
クルル「ダメ!お兄ちゃん!」
レナ「ねえ…教えて?」
バッツ「…す、好k…」
「コメット」
ドガァアアんん!
クルル「きゃっ」
バッツ「うわあああ!俺の家がああああぁぁ!」
ファリス「まったく…城内に居ないと思ったら…こんなところに居たのか」
レナ「お姉様!」
100:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:43:54.48:PXfG4I63O
バッツ「うう…半年掛けて建てたのにぃ…」
ファリス「おいレナ。何をしてるんだ」
レナ「あ、えっと…これは…」
ファリス「まったく…若い女を2人も連れ込むとは…なんて野郎だ」
バッツ「うう…」
ファリス「失望したぞバッツ。…こ、こんな子供連れ込むくらいならオレを…///」ゴニョゴニョ
バッツ「家がぁ…」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:51:19.25:PXfG4I63O
レナ「あ、あのさ…こういうのはどうかな?」
バッツ「?」
レナ「バッツのお家壊れちゃったし…その…タイクーン城にしばらく泊まってもらうっていうのは?」
ファリス「んなっ!何を言ってる!」
クルル「そうよ!お兄ちゃんと私は一生2人で暮らすんだからねッ!」
ファリス「それはダメだ!」
レナ・バッツ・クルル「へ?」
ファリス「あ、いや…コホン…ま、まぁ勢いとはいえ魔法で壊してしまったオレにも責任はある。バッツ…タイクーン城に来い」
バッツ「…良いのか?」
クルル「むむぅ…」
108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:26:47.79:AIctX/9s0
再びタイクーン城
クルル(レナとファリスのヤツぅ~…余計な事してぇ~…)
クルル(結局お兄ちゃんと別々の部屋になっちゃったじゃない!)
クルル(…お兄ちゃんの部屋突撃してやるんだから!)
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:38:53.56:PXfG4I63O
バッツの部屋~
バッツ「はぁ…とんだ災難だ」
バッツ「明日早起きしてチョコボ達にエサやらないとな…」
コンコン
バッツ「はい。開いてますよ~」
レナ「兄さん…」ダキッ
バッツ「うぇっ!ちょっとレナ!(うわ!酒臭い!)」
レナ「兄さん…ずっと待ってたんだよ…」
バッツ「お、落ち着けレナ!」
112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:41:36.95:PXfG4I63O
レナ「ふふ♪そんな事言いながら…ここ…」ギュッ
バッツ「うぁっ」
レナ「おっきくなってるよ?兄さん…もうエクスカリバーならぬエクスカウパーが先走ってるんじゃない?」クスッ
バッツ「お、おい!ってかエクスカリバーに例えるの止めろ!」
レナ「聖剣ならぬ精剣ね…兄さん…」スッ
バッツ「あわわ(顔が近付いてッ…)」
レナ「…」
バッツ「…レナ?」
レナ「スー…スー…」
バッツ「寝ちゃったのか…」
バッツ「やれやれ…」
~~~~
クルル「お兄ちゃんの部屋どこだろ…」
113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:44:20.53:PXfG4I63O
バッツ「とりあえずここに寝かせとくか」ポフッ
レナ「スー…スー…」
バッツ「はぁ…お姫様と一夜共にしたなんてしられたら大騒ぎになるだろうな…」
ガチャッ!
ファリス「よぉ~バッツ~」ニヘラ~
バッツ「ファリス!?どうしたの?」
ファリス「えへへ~さぁ~どうしたんれひょうね~」フラフラ
バッツ「大丈夫かよ?フラフラして…うっわ!これまた酒臭っ!」
ファリス「何だよぉ~レディに対してひつれいだぞぉ~」
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:47:08.97:PXfG4I63O
バッツ「で、何か用?」
ファリス「冷たいぞぉ~このこの!」ダキッ
バッツ「うわっ!ちょっと!胸が当たる!」
ファリス「当ててんだよ~へへへ」
バッツ「はぁ…もう寝ろよな」
ファリス「何だよ…そんなに邪魔かよ…」シュン
バッツ「え?」
119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:50:03.36:PXfG4I63O
ファリス「そんなに嫌がらなくても良いじゃねえか…」ショボン
バッツ「ファリス?」
ファリス「バッツは…クルルとか…レナみたいな子が好き…なのか?」
バッツ「ええっ!?」
ファリス「ははっ…まぁ当然だよな…2人とも可愛いし、オレみたいなガサツな女…嫌いだよな」
バッツ「えっと…レナもクルルも好きだよ。でもファリスも好きだぞ?」
ファリス「え///」
121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:52:34.68:PXfG4I63O
バッツ「ずっと、旅してきた仲間だろ?嫌いな訳ない」
ファリス「うっ…そ、そういう意味じゃなくてッ!」
バッツ「ッ!」
ファリス「お、女として…オレ…私の事をどう思う?」モジモジ
バッツ「え」
ファリス「…」ジー
バッツ「ファリスは自分の事ガサツだとか思ってるかもしれないけど…」
バッツ「俺は凄く綺麗だと思うし、とても魅力的だと思うぞ?」
ファリス「ほ、ホントか?」パアア
バッツ「あ、ああ…」
122:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:55:52.08:1vqVMfV10
ファリス「バッツ…私…」
バッツ「ちょっ…ファリス顔近っ…」
ファリス「バッツの事…」ドキドキ
ガチャッ!
クルル「お兄ちゃんッ!」
バッツ・ファリス「ッ!」
クルル「んん?ちょっとぉ~なんでファリスが居るのよぉ」プクッ
ファリス「こ、これは…その…」
レナ「…んん~…なんの騒ぎ?」ムクッ
ファリス「レナッ!?」
レナ「あれ?私…どうしてここに?」
バッツ「あの…レナさん?どうして上半身はだけていらっしゃるんですか?」
レナ「え?…キャッ///テヘペロ☆」
124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:56:59.20:1oTSVjNj0
ファリス・クルル「…」
バッツ「あ、これは違うぞ?レナが酔っぱらってたから…」
ファリス「そうか…そういう事か…お前は女なら誰でも良いんだな…」
クルル「お兄ちゃん信じられんない…」
バッツ「いや誤解だ!落ち着け!」
レナ「兄さん…股間のラグナロクからいつメテオを発射してくれるの?」ニコッ
バッツ「いや…だから誤解されるから…やめt」
ファリス「バハムート」
クルル「ものまねれんぞくま」
バッツ「ぎゃあああああ!」
ファリス「もう知らん!」プンスカ
クルル「お兄ちゃん最低ッ!」
その日…タイクーン城ではエクスデスが復活したのでは?という騒ぎになったという…
131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
19:09:20.55:PXfG4I63O
次の日~早朝タイクーン城・城門前
バッツ「ボコ…おはよう」ボロッ
ボコ「クエッ?プッ…」
バッツ「な、何だよ!?」
ボコ「ププッ!」
バッツ「なに笑ってるんだ!…まったく…じゃあ農場まで頼む」
ボコ「クエッ!」
レナ「バッツ!待って!」
バッツ「あれ?レナ?」
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
19:15:09.58:PXfG4I63O
レナ「あ、あのね…昨日ゴメンね」
バッツ「え?ああ…まぁ別に気にしてないよ」
レナ「そう…あ!それでね!今日…公務無いし…暇だから…チョコボのお世話、手伝っちゃダメ…かな?」
バッツ「そうなんだ。でも…大丈夫なの?お姫様がまた勝手に抜け出して…」
レナ「お昼までは大丈夫だよ。それに門番さんにはスリプルで眠ってもらっちゃった♪」
兵士「グー…グー…」
バッツ「そ、そうか(レナ…やる事大胆だな…)」
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
19:59:13.66:PXfG4I63O
バッツ「じゃあ乗りなよ」
レナ「うん…よいしょっ…きゃっ!」ガシッ
バッツ「大丈夫か?」
レナ「あ、ありがとう///」
バッツ「よし、行くぞ!ボコ」
ボコ「クエッ!」
タッタッタッタ…
レナ「…」
バッツ「…」
レナ「…」
バッツ「なんで俺なんだ?」
レナ「え?」
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:01:06.59:PXfG4I63O
バッツ「いや、レナの兄になってほしいとかなんとか…」
レナ「あ、うん…バッツは嫌…かな?」
バッツ「いや…別に…そんな事無いけど…」
レナ「私…バッツの事が…き…だから…だから…」
バッツ「?…よく聞こえないよ」
レナ「ううん!なんでもな~い!」
バッツ「なんだよそれ…それ!」シュパン!!
レナ「きゃっ!」
バッツ「飛ばすぞ~!」
レナ「…いじわる」ギュッ
147:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:05:05.49:PXfG4I63O
チョコボ農場
~~~~
バッツ「さて、午前中の仕事はこれで終わりかな」
レナ「結構大変なんだね~」
バッツ「はぁ…王女様にチョコボのフンを掃除させたなんて世間にバレたら俺は打ち首だな…」
レナ「もう!大丈夫だってば!」
バッツ「あはは…じゃあレナ、城まで送るよ」
レナ「そんなに…一緒に居たくないのかなぁ…」ボソッ
バッツ「?」
レナ「あ、バッツ!お弁当作って来たんだ!」
バッツ「え?弁当?」
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:07:57.04:PXfG4I63O
レナ「うん!口に合うか分からないけど…」
バッツ「嬉しいよ!ありがとう」
レナ「うん!」
バッツ「じゃあ早速…」パカッ
バッツ「うっ」
レナ「どうしたの?」
バッツ「い、いや…何でもない…(これ…なんだ?バイオとグラビデとレモラが一体となったような…)」
レナ「初めて作ったの…やっぱり…マズそう…だよね」シュン
バッツ「そ、そんな事無いよ!」アセアセ
バッツ(くっ!一国の王女様が俺の為に弁当作ってくれたんだぞ!頑張れバッツ!男だバッツ!)
バッツ「いただきます!」
149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:09:46.40:PXfG4I63O
バッツHP9999
バッツ「パクッ…うっ」
バッツHP8756
レナ「どう…かな?」
バッツ「お…美味しいよ!」ニコッ
バッツHP7555
レナ「良かったぁ!どんどん食べてね!」
バッツ「あ、ああ!」ガツガツ
バッツHP5251
レナ(エクスデスの居ない平和なこの世界…もちろん幸せだけど…)
バッツ「…」ガツガツ…
バッツHP3441
レナ(大好きな人と一緒に…こうやって過ごすのも…)
バッツ「…」ガツ…ガツ…
バッツHP2196
レナ(とても…幸せだな…)
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:12:23.29:PXfG4I63O
バッツ「ご…ごちそう…さま…うう」
バッツHP185
レナ「そんな…泣くほど喜んでくれるなんて…」
バッツ「凄く美味しかったよ…」
レナ「嬉しい…あ、まだもう一個作って来てるk」
バッツ「ああ!腹一杯!さぁレナ!城まで送るよ!」キリッ
レナ「あ、うん…分かった…」ショボン
153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:17:35.50:PXfG4I63O
タイクーン城
バッツ「じゃあ農場戻るから」
レナ「うん…分かった」
バッツ「夜には戻って来るよ」
レナ「行ってらっしゃい」
バッツ「あはは、行ってきます。行くぞボコ」
ボコ「クエッ!」
タッタッタッタ…
レナ(行ってきます…だって!ふふ♪これじゃあまるで…)
レナ(まるで兄妹みたいじゃない!キャー///)
154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:20:54.77:h1+PE8t90
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:24:58.36:PXfG4I63O
チョコボ農場
バッツ「はぁ…レナとクルルからは兄としてしか見られて無いし…ファリスからは嫌われてるし…」
バッツ「俺、やっぱり女の子から異性として見られて無いんだろうな…一生嫁さんなんて出来ないんだろうな…」
ボコ「クエエ…」ヤレヤレ
バッツ「な、なんだよ!その『こいつ分かってねえなぁ』みたいな態度は!」
ボコ「クエッ」
タッタッタッタ
バッツ「あ、待てよ…何だよ」
「情けないわね…」
バッツ「へ?誰?」
159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:29:44.81:PXfG4I63O
ボワン!
シヴァ「私よ私」
バッツ「おわっ!シヴァ!久しぶり…ってか何で出てきたの?」
シヴァ「ん~何か光の戦士が全員集まってる気配がしたからさ」
バッツ「そっか…」
シヴァ「な、なによ!その態度!アンタが元気無さそうだからせっかく…」
バッツ「?」
シヴァ「あ、その…話くらいなら…聞いてあげるけど?」
バッツ「あ、ありがとう…実は…」
164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:38:33.70:PXfG4I63O
バッツ「という訳なんだ…」
シヴァ「あのさ…旅してる時も思ったけど…アンタ、何であんな可愛い子に囲まれて手出さなかったの?」
バッツ「ええ!?出せる訳無いだろ?みんな王女様だぞ?」
シヴァ「はぁ…アンタってホントばか。ま、まぁ…私はその方が良いけど…」
バッツ「?」
シヴァ「な、何でも無いわよッ!例えばさ、もしアンタの事が嫌いだったらあのクルルって子…わざわざアンタに会いにくるかしら?」
バッツ「…来ないな」
174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:33:53.40:PXfG4I63O
シヴァ「でしょ?それに、今この世界で流行ってる兄妹物の物語って…その…要するに妹が兄に恋してるっていう設定なんでしょ?」
バッツ「そうみたいだな」
シヴァ「つまり、クルルもレナもアンタを兄にしたがってる…って事は?」
バッツ「あ///」
シヴァ「そういう事。クルルもレナもアンタに恋してんのよ」
バッツ「で、でもあり得ないだろ…そんなの…」
シヴァ「はぁ…アンタって本当にヘタレね。エクスデスと戦ってる時…あんなにかっこよかったのにさ///」
バッツ「?」
175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:36:08.81:PXfG4I63O
シヴァ「い、良いわ!だったら私が、アンタの練習相手になってあげる!」
バッツ「練習相手?」
シヴァ「そうよ。どうせアンタは童貞捨てるどころか彼女すら出来た事ないんでしょ?」
バッツ「うっ」
シヴァ「ほ、ほらやっぱり!」ニコッ
バッツ「なんでそんな嬉しそう何だよ…」
シヴァ「何よ!た、ただアンタが惨めで面白いから笑っただけよ!」
バッツ「はぁ…そうですか。で、まずは何の練習するの?」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:39:06.95:PXfG4I63O
シヴァ「…好き」
バッツ「へ?」
シヴァ「す、好きって!私に告白しなさいよねッ」
バッツ「えっと…何で?」
シヴァ「アンタどうせあの3人の誰か好きになってもヘタレだし、告白とか出来ないでしょっ!」
バッツ「うん…まぁ…」
シヴァ「だったら、私で練習しなさい」
バッツ「分かったよ」
バッツ「…シヴァ…俺…」
シヴァ「う、うん///」
バッツ「シヴァの事が…好きだ!」
シヴァ「///」カアアア!
シュワワー!
バッツ「ちょっ!シヴァ溶けてる溶けてる!」
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:41:43.31:PXfG4I63O
シヴァ「アンタって本当にバカね!そんないきなり言うヤツが居る!?」
バッツ「ごめん…俺こういうの…よく分かんなくてさ」ショボン
シヴァ「うっ…ま、まぁ…そういう所も嫌いじゃないけどさ///」ボソッ
バッツ「?」
シヴァ「じゃあ次は…」
クルル「お兄ちゃ~んッ!」
バッツ「あ、クルル」
シヴァ「ッ!…じゃあ練習通りにやるのよ!?私はあそこの岩から見てるから」シュワン
バッツ「あ、ちょっと!」
クルル「ただいま!お兄ちゃん!」
バッツ「あ、ああ…おかえり」
181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:44:04.78:PXfG4I63O
クルル「今誰か居なかった?」
バッツ「いや、誰も…」
クルル「そう。あ、聞いて聞いて!今日ミドに家の住所教えろって言われた」
バッツ「えっ!?教えたのか?」
クルル「まさか!タイクーン城で暮らしてますなんて言えるハズ無いでしょ」
クルル「それに…お兄ちゃんと一緒に住んでるのがバレたら…お兄ちゃんが好きだってバレちゃうじゃない///」
バッツ(こ、この雰囲気…)チラッ
シヴァ「…」グッ
バッツ「…」コクン
182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:46:27.68:PXfG4I63O
バッツ「クルル…その…」
クルル「なあに?お兄ちゃん」
バッツ「俺…お前の事…妹としてより…一人の女の子として…見たいんだ…」
クルル「えっ///」ドキッ
バッツ「だ、だから…その…俺と…」
クルル「う、うん」ドキドキ
バッツ「俺と付き合ってk」
シヴァ「や、やっぱりダメえぇぇッ!ダイヤモンドダストおぉ!」
ヒュウウぅ!
バッツ「…」カチンコチン
クルル「キャアア!お兄ちゃん!?」
シヴァ「し、しまった!ついうっかり…」
186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:52:58.55:PXfG4I63O
クルル「で、どうしてお兄ちゃんを凍らせたの?」
シヴァ「ごめんなさい」ショボン
クルル「せっかく…良いムードだったのに…」
バッツ「ざ、ざむい…へっくしっ!」ガクガク
クルル「もう!シヴァさん!次こんな事したらイフリートさん呼びますからね!」
シヴァ「…はい…すみませんでした」
クルル「お兄ちゃん…私、帰ってから図書館の書物整理しないといけないんだけど…」
バッツ「ああ…先帰ってて良いぞ?」
シヴァ「ッ!じゃあ私も残って…」
クルル「ファイガ食らいたいですか?」ニコッ
シヴァ「…いえ」
クルル「じゃあシヴァさんと先に帰ってるからね?」
バッツ「ああ、分かった」
188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
21:57:09.13:PXfG4I63O
バッツ「はぁ…やっぱり俺には彼女とか無理なんだろうなぁ…」
客「すみません。チョコボを見せてもらえませんか?」
バッツ「あ、いらっしいませ!どうぞ~」
~~~~
ファリス「昨日は、バッツに悪い事してしまったな…」
ファリス「ま、まぁレナを部屋に連れ込んでたアイツも悪いんだし…自業自得だ」
ファリス「…あいつ…こういう弁当好き…かな」
191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:00:49.01:PXfG4I63O
ファリス「あ、居た。お~い!バッツ…客の相手してんのか…邪魔しちゃ悪いかな…」
バッツ「~」ニコニコ
客「~」ニコニコ
ファリス「なんだよ…アイツ…客が若い女だからってデレデレしやがってさ…」
ファリス「バカバカしい!帰ろ!」
ファリス「…」
ファリス「でも…せっかく作って来たんだし…もう少し待とうかな…」
195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:04:40.06:PXfG4I63O
バッツ「ありがとうございました!」
バッツ「アイツ大事にして貰えるといいなぁ」
ファリス「おい」
バッツ「うわっ!ファリス!?どうしたんだよ」
ファリス「もう夜も更けるぞ。帰らないのか?」
バッツ「あ、ああ…もう帰るよ(昨日の今日だし、怒ってるんだろうなぁ…ファリス俺の事、絶対嫌いだろうし…)」
ファリス「そうか…腹は減って無いか?」
バッツ「え?」
199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:10:43.06:PXfG4I63O
ファリス「弁当…今日来賓の方がいらして食べなかったから…その…」
バッツ「ぷっ」
ファリス「何だよ!何で笑うんだよ!」
バッツ「あはは!ごめんごめん!だってファリスが『来賓の方』とか『いらして』とか…」
ファリス「な、なんだよ!似合わないってのか?」
バッツ「いや。ちゃんと王女様やってるんだなって思ってさ…凄いよな、ファリス」
ファリス「え、あ、ああ…ありがとう///」
202:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:16:15.53:PXfG4I63O
バッツ「じゃあ、ありがたくいただこうかな」パカッ
ファリス「ああ」
バッツ「こ、これは!?」
ファリス「あ…(海賊時代に作ってた海賊弁当だが…やっぱり気に入らない…かな)」
バッツ「うまそうだ!うまそうだよぉ~…うう」グスッ
ファリス「お、おい!何も泣かなくても…(こんなに喜んでくれるなんて///)」
バッツ「いただきます!(見た目が普通な弁当がこんなに嬉しいなんて!)」
206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:23:25.07:PXfG4I63O
バッツ「パクッ…モグモグ…」
ファリス「ど、どうだ?」
バッツ「う、うまい!」
バッツHP1006
ファリス「ホントか!」
バッツ「ああ!」ガツガツ
バッツHP2120
ファリス(何でこんなに嬉しいのかな…)
バッツ「…」ガツガツ
バッツHP3774
ファリス(ただ…オレの作った料理を食べて貰ってるだけなのに…)
バッツ「…」ガツガツ!!
バッツHP4998
ファリス(なんか…良いな…こういうの…)
バッツ「…」ガツガツ!!
バッツHP7456
210: 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 :2011/05/20(金) 22:27:04.75:cfWuDP+T0
バッツ「ごちそうさま!」バッツHP9541
ファリス「ああ…」
バッツ「ファリス…ありがとう」
ファリス「べ、別にお礼を言われる筋合いはねえよ!」
バッツ「はは…ファリス俺の事嫌ってるとか思ってたからさ…」
ファリス「な、なんでだよ…」
バッツ「んん…なんとなく?」
ファリス「…ぷっ。なんだよそれ」
バッツ「なんかファリスの笑った顔久しぶりに見たな」
ファリス「えっ?そうか?」
バッツ「ああ」
ファリス「オレ…レナみたいに優しい人間じゃないからな」
213:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:31:57.40:PXfG4I63O
バッツ「はぁ?充分過ぎるくらい優しいだろ」
ファリス「え?」
バッツ「…水門で俺達を守ってくれたシルドラ…」
ファリス「…」
バッツ「最後の最後まで命懸けで俺達を海から助けてくれたシルドラは誰の相棒だ?」
ファリス「…」
バッツ「ファリスが優しい人間だから…シルドラは魂になっても俺達を助けてくれたんじゃないのか?」
ファリス「バッツ…」
217:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:36:18.18:PXfG4I63O
バッツ「あ、ごめんな…なんか悲しい過去…思い出させちゃって」
ファリス「い、いや…大丈夫だ」
ファリス(ああ…オレ…こいつの事…)
バッツ「そうか…じゃあ帰ろうか?ボコ!」
ボコ「クエッ!」
ファリス「バッツ…」
(バッツの事…)
バッツ「ん?」
ファリス「好きだ」
チュッ
バッツ「ッ!」
ボコ「クエ///」
228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:52:14.13:M+pxvCa/0
バッツ「ファリ…ス?」
ファリス「き、昨日はレナの件でお前に酷いことしちまったからな!ま、まぁお詫びだよお詫び!」
バッツ「え、でも好きだって」
ファリス「だあああ!もうごちゃごちゃうるせえな!おら!さっさと乗せろよな!」グイッ
バッツ「お、おい…そんなに急かすなよ」
ファリス「い、良いから乗れよ!」
ファリス(お前に照れてる顔見られたくねえんだよ!ばぁか///)ギュッ
241:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
23:20:35.56:PXfG4I63O
タイクーン城・クルルの部屋
コンコン!
バッツ「(はぁ…まさかファリスからキスされるなんてな…)お~いクルル~」
クルル「ハッ…お、お兄ちゃん!?」グスッ
バッツ「ああ、まだこっちに持って来てない荷物あったから持って来たぞ~」
クルル「う、うん…ちょっと待って」ゴシゴシ
ガチャッ
バッツ「はい。荷物…どうした?泣いてたのか?」
クルル「な、泣いてなんか…」
バッツ「目…真っ赤だぞ?」
クルル「な、何でもないよ」
カラン!
バッツ「あれ?…クリスタル?…これ…」
クルル「何でも無いからぁ…」グスッ
242:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
23:22:24.81:PXfG4I63O
バッツ「このクリスタル…ムーアの森でガラフに力を貸してくれた…」
クルル「…」
バッツ「そっか…思い出してたのか…」
クルル「泣いてない…からぁ…私…もう大人だもん…強いんだもん…うう…」
バッツ「…」ナデナデ
クルル「ッ!」
バッツ「バーカ。泣いても良いじゃん。俺だってオルゴール聞いて親父とお袋思い出して泣く事あるんだぞ?」ナデナデ
クルル「う…うう…」ポロポロ
バッツ「…」ナデナデ
クルル「うわああぁあぁん!」ダキッ
バッツ「よしよし…」ギュッ
244:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
23:25:12.53:PXfG4I63O
バッツ「クルルの…おじいちゃんのお陰で…俺達…いや今のこの世界は有るんだ」ナデナデ
クルル「…」コクン
バッツ「あの時…ガラフが教えてくれた…満身創痍になりながらただ一人でエクスデスと戦った時…」
バッツ「エクスデスと戦うのは、俺達を命を捨ててまで守るのは…怒りや憎しみじゃないって…」
バッツ「俺は今でもガラフが何故全てを捨てて戦ってくれたのか分からない」
バッツ「でも…クルルがここに居ること…ファリス、レナ…この世界が有ること…それがガラフの戦った答えなんだと思う」
245:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
23:26:34.03:PXfG4I63O
バッツ「クルル…お前はそんなおじいちゃんの孫だ。今すぐ強くならなくていい。でもいつかきっと…強くなれる」
クルル「…」コクン
バッツ「だから…泣きたい時は泣け。無理しなくていい」
クルル「うん…」
バッツ「…」ナデナデ
クルル「お兄ちゃん…」
バッツ「ん?」
クルル「苦しい…」
バッツ「あ、ごめん!」バッ
クルル「あ…」
バッツ「ごめんな。落ち着いたか?」
クルル「…うん」
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
23:27:58.15:PXfG4I63O
バッツ「そっか…じゃあ俺は部屋にもどるからな」
クルル「お兄ちゃん…」
バッツ「ん?」
クルル「好き!大好き!」
チュッ
バッツ「ッ!」
クルル「お、おやすみなさい!」ガバッ
バッツ「…」ポカーン
クルル「///」ドキドキ
260:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:08:54.51:1sc1/WsLO
バッツ(はぁ…ファリスにキスされ…クルルにキスされ…一体何なんだ?)
バッツ(はぁ…とりあえず外の風に当たろう…)
レナ「…」
バッツ「あれ?レナ?」
レナ「あ、バッツ…」
バッツ「寝ないのか?」
レナ「うん…ちょっと…」
バッツ「…何か…あったのか?」
レナ「お父様の事…思い出して…」
バッツ「タイクーン王…か…」
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:10:34.89:1sc1/WsLO
レナ「私ね…時々思うんだ」
レナ「お父様に恥ずかしくない王女になれてるかなって…」
バッツ「…アホか」
レナ「アホって…そんな言い方しなくても良いじゃない」
バッツ「タイクーン王とはほとんど話した事も無いしどんな人なのかも知らない」
バッツ「でもな、一国の王として素晴らしい人だったって話は何度も聞くよ」
レナ「…」
263:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:12:54.93:1sc1/WsLO
バッツ「今までフラフラしてたようなこんな俺でさえそんな話を聞くんだ」
バッツ「そこに至るまで、王は何年、何十年もこの国を支えて来たんだろう」
バッツ「それなのにたった一年そこらでレナがちゃんと出来てるかどうかなんて分かるわけ無いだろ?」
レナ「バッツ…」
バッツ「あ、ごめん…なんか昔のクセが抜けなくてつい偉そうな事言っちまった」
レナ「ううん…ありがとう…」ニコッ
バッツ(あ、あれ?なんかデジャブ?)
265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:15:36.85:1sc1/WsLO
バッツ「じゃあ俺!部屋戻るから!」
レナ「あ…バッツ…待って…」
バッツ「じゃあな!(さすがに無かったか…さっさと寝ようかな)」ホッ
レナ「…ストップ」
ピキーン!
バッツ「あ」
レナ「バッツ…」ツカツカ
バッツ(まずいまずいまずいまずいこれはまずいまずいまずいまずい)
レナ「ありがとう…好きだよ?バッツ…」
チュッ
バッツ「ッ!」
レナ「また…明日ね///」テクテク
バッツ(せめてエスナ掛けてくれませんかレナさん)
269:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:18:52.79:x/Fso5710
次の日~朝~バッツの部屋
バッツ「やっと…ストップ解け…た…少し寝よう…農場には…昼…か…ら」
バッツ「スー…スー…」
シヴァ「…」ソー
シヴァ(みんなずるい!私だって…)
そ~…チュッ
シヴァ(こ、これはただの召喚獣として契約延期の儀式なんだから///)
バッツ「…んん」
シヴァ「おやすみ…バッツ」ナデナデ
274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:22:20.80:1sc1/WsLO
食堂
大臣「んん~バッツ様遅いですなぁ~」
レナ・ファリス・クルル「ッ~~~~///」
副大臣「そういや大臣殿、知ってますかな?」
大臣「ん?何じゃ?」
副大臣「町では今、婚活ブームらしいですぞ?」
大臣「ほう?」
副大臣「なんでも年齢が30を越え行き遅れた女性が多いそうな…」
大臣「なんと嘆かわしい…誰しも一番愛する者と一緒になるのが一番幸せじゃろうに…」
レナ・ファリス・クルル(一番愛する者…)
ダダダダダ!
大臣「あ、皆様!どちらへ…」
275:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:24:22.91:1sc1/WsLO
バッツの部屋
バッツ「スー…スー…」
バンッッ!
バッツ「…んん…ん?」
レナ・ファリス「バッツ!」
クルル「お兄ちゃん!」
レナ・ファリス・クルル「結婚して!(くれ!)」
バッツ「…またなんかのブームかな…下らないなぁ…でも…やっとお嫁さんが出来そうだよ…親父…お袋…」
終わり
279:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:25:32.52:E7rE/Njq0
バッツ「ほらお前達エサだぞ~」
子チョコボ「クエッ!」
バッツ「あはは、可愛いな」ナデナデ
子チョコボ「クエッ」
客「すみません」
バッツ「はい!いらっしゃい!」
客「チョコボを一匹欲しいんですが…」
バッツ「はい。お釣りです。気を付けて乗って下さいね」
客「うん。良いチョコボだ」
バッツ「…大事にしてもらえよ」ナデナデ
チョコボ「クエエ…」
バッツ「じゃあこれ、サービスのギサールの野菜です」
客「おお、ありがとう。噂には聞いてはいたが、ここのチョコボは素晴らしいな」
バッツ「あはは、ありがとうございます」
客「では失礼する。行こうチョコボ!」
チョコボ「クエ!」タッタッタッ
バッツ「お気をつけて~」ヒラヒラ
バッツ(エクスデスを倒しもう一年か…)
バッツ(本当に平和になったなぁ…)
?「あ、あの…」
バッツ「ん?あ、いらっしゃいませ。どんなチョコボをお探しですか?」
?「え、えっと…その…」
バッツ「?」
バッツ(なんかローブを深々と被って怪しいな…チョコボ強盗か?)
?「え、えと…」
ヒュウウウ!
バッツ「うわ!突風が…大丈夫ですか?お客さん。ここはシルフの妖精が良く暴れ…あれ?」
?「ッ!」
バッツ「クルル?」
クルル「あ、ひ、久しぶり///」
バッツ「久しぶりだなぁ!いつこっち来たの?」
クルル「うん…こっちの古代図書館で働く事になって…」
バッツ「そうなのかぁ!ははっ!大人っぽくなったな」
クルル「えっ」
バッツ「うん!綺麗になったよ。レナやファリスよりもお姫様っぽいかもな」
クルル「も、もう!からかわないで!!」
バッツ「はは…で、なんで古代図書館に?」
クルル「そ、それは…その…バッツに会いたくt」
ボコ「クエッ!」
バッツ「おっ!ボコ!クルルが来たぞ!」
クルル「うう…」
ボコ「クエックエッ」スリスリ
クルル「ふふ♪変わって無いねボコ」ナデナデ
バッツ「そういやレナやファリスには会って来たのか?」
クルル「え?い、いや…まだ…」
バッツ「そうか!んじゃあ久しぶりに会いに行くか!」
クルル「で、でも…私はバッツと2人で…」
バッツ「ボコ!」
ボコ「クエッ!」
バッツ「よいしょっと…ほらクルル」スッ
クルル「えっ?」
オメガさん神竜さんやっておしまいなさい
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
14:44:36.11:PXfG4I63Oバッツ「手掴んで」
クルル「え?うん…うわわ!」グイッ
バッツ「じゃあしっかり掴まってるんだぞ?」
クルル「え?でも…」
バッツ「ほぉら!」
クルル「う、うん///」カアア
バッツ「よし!出発だ!」
タッタッタッ…
クルル「…ねぇ…バッツ…」
バッツ「んん?」
クルル「レナとファリスとは会ってないの?」
バッツ「あはは、あいつらお姫様だからな!俺みたいなチョコボ屋と違って忙しいからさ」
バッツ「最近は全然会ってないなぁ」
クルル「…そっか」ホッ
バッツ「どうした?」
クルル「ううん!何でもな~い」ギュッ
バッツ「?…変なヤツ」
クルル「えへへ///」
タイクーン城
バッツ「よし着いたぞ」
クルル「うん…」ショボン
バッツ「どうした?」
クルル(もっと…乗っていたかったな…)
バッツ「こんにちわ~!」
兵士「あ、アナタは!バッツ様!」
バッツ「『様』なんてやめてくれよ。レナとファリスに会いたいんだけど…」
兵士「分かりました!少々お待ちを…」タッタッタッ
バッツ「クルルが来たって知ったらビックリするぞ?楽しみだな~」
クルル「…」
~~~~
タイクーン城・城内
兵士「ここでお待ちになってて下さい」
バッツ「ああ、ありがとう」
クルル「…」
バッツ「クルル?どうした?」
クルル「バッツ…あ、あのね!実は大事な話があって…」
バッツ「大事な話?」
クルル「うん///」ジー
バッツ「え、えっと…(上目遣い+赤らめた頬+大事な話…)」
バッツ(ま、まさか!鈍感な俺でも分かる!これは告はk)
ガチャッ!
ファリス「バッツ!クルル!」
バッツ・クルル「ッ!」
レナ「お久しぶりね」
バッツ「あ、ああ!久しぶりだな!」
クルル「…」
レナ「本当に久しぶり…クルル大きくなった?」
クルル「レナお姉ちゃん…」
ファリス「はっはっは!バッツ!お前クルルに変な事してないだろうな!?」
バッツ「んなっ!してねえよ!」
クルル「///」カアア
レナ「ちょっとお姉様…」
ファリス「ムキになって否定する所が怪しいな!」
バッツ「だからしてねえって!…まったく…全然変わってねえな…」
ファリス「あっはっはっ!」
クルル「…」
なんという俺得スレ
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:05:20.48:PXfG4I63Oレナ「バッツとクルルは今何してるの?」
バッツ「ああ、俺は古代図書館の近くでチョコボ屋やってるんだ」
レナ「チョコボ屋?」
バッツ「ああ。シドとミドが農場を作ってくれてな」
ファリス「あっはっはっ!やっと旅人というニートから卒業したのか!」
バッツ「うるせえ!」
レナ「チョコボ屋さんかぁ…クスッ…バッツらしいね。クルルは?」
クルル「今日から古代図書館で働く事になって…」
ファリス・レナ「えっ?」
ガラフ「えっ!」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:10:51.07:WBWiOASq0
じーさん出てくんなwww
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:12:40.98:PXfG4I63Oファリス「バル城はどうすんだよ?」
クルル「…うるさいなぁ」ボソッ
ファリス「えっ?」
クルル「あ、えっと…やっぱり城主になるんだったら学問も色々学んでおきたいし…」
レナ「確かに。古代図書館はなら勉強するには良いかもね」
クルル「それに…ミドが毎日こっち来いって連絡してきて…だから…」
ファリス「ああ、アイツクルルに惚れてるっぽいからな。付き合ってるのか?」
バッツ「えっ!そうなの?」
クルル「ち、違っ…」
レナ「そっかぁ…意外なカップルだね♪」
ファリス「上手く行くと良いな」
ファリス(なんだ…てっきりバッツの為に来たのかと思ったぜ)
クルル「違うのッッッ!!」バンッ!!
一同「ッ!」
クルル「私…ミドとはそんなんじゃ無い!」
ファリス「お、おい…怒るなよ」アセアセ
レナ「クルル落ち着いて」アセアセ
クルル「それに今日はレナお姉ちゃんとファリスに会いに来たんじゃ無いし!バッツに会いに来たんだし!」
バッツ「へっ?」
レナ「どういう…事?」
クルル「バッツ…あのね…」ドキドキ
バッツ「えっ!ちょっ…(マズイだろ…ここで告白はっ!)」
ファリス「お、おい…」
レナ「ク、クルル?」
クルル「私の…」
バッツ「う、うん…」ゴクリ
クルル「私のお兄ちゃんになって下さいッ!///」カアア
バッツ・レナ・ファリス「へっ?」
クルル「ダメ…かな///」モジモジ
バッツ・レナ・ファリス「え~~~ッ!」
~~~~
ファリス「お前バカか?何言ってんだよ…」
レナ「どうしてバッツにお兄ちゃんになって欲しいの?」
クルル「あ、あのね?これ…」スッ
バッツ「何だこれ?マンガ?何々…『我が輩の妹は実はこんなに可愛いのである』」
クルル「うん///」
ファリス「これ、今あちこちで流行ってるマンガじゃね?」
クルル「…こういう…お兄ちゃんが欲しいなって…バッツだったら頼りになるし…それにカッコイイし///」カアア
バッツ(告白じゃねえのかよ…orz)
ちくしょう…ときめいた…orz
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:27:20.19:PXfG4I63Oバッツ「えっと…仮にクルルのお兄ちゃんになったとして…どうしたいんだ?」
クルル「あ、あのね!一緒に暮らしてね!それでね!一緒にご飯食べたり一緒のお布団に入ったり…」
ファリス「だ、ダメに決まってんだろそんなのッ!」
レナ「ちょっファリス…落ち着いて」
ファリス「あ///…コホン…えっと…おかしいだろそんなの。血の繋がった兄妹ならともかく…」
クルル「ファリスには聞いてないもんッ!バッツに聞いてるんだもんッ!」ツーン
ファリス「くっ…このガキ」プルプル
クルル「ねぇ…バッツぅ…ダメ?」ウルウル
バッツ「うっ…ま、まぁ俺も1人暮らしだし、別に…」
クルル「ほ、ホント!?」パアア
ファリス「お、おい!」
クルル「じゃあ今日からよろしくね!バッツ…ううん…お兄ちゃん♪」ダキッ
ファリス「ッ!」
バッツ「あ、ああ///(小さな膨らみが右腕に///)」デレッ
ファリス「…ギリッ」
レナ「…」
クルル「じゃあもう帰ろ?お兄ちゃん♪」
バッツ「えっ…でも…」
レナ「バッツ…あのさ…」
バッツ「ん?何だ?」
レナ「あのね…私も…話が有るの…」
バッツ「?」
レナ「…寝る前にバッツの顔が浮かぶの。こんな気持ち…初めてだから…」
ファリス「レナ!何言って…」
バッツ(こ、これは!今度こそ告白か!)
レナ「ずっと…一緒に旅して…気付かなかったけど…」
バッツ「う、うん…」ゴクリ
レナ「私の…お兄様になって下さい」
バッツ「orz」
クルル「…ギリッ」
ファリス「ダメだろ!そんなの!」
レナ「どうして?バッツは私より一つ歳上だし年齢的には大丈夫なハズだけど?」
ファリス「そういう問題じゃ…」
レナ「ねえ?どうかな?」
バッツ「はぁ…まぁ別に…」
クルル「ダメ!そんなのダメだよレナお姉ちゃん!バッツは私だけのお兄ちゃんなの!」ギュウウ
バッツ「あはは///」デレッ
ファリス「…イラッ」
レナ「乳臭い子供には聞いてないわ。バッツ…どうかな?」ジー
バッツ(なにこれこわい)
ガラフ「ぉにぃぢゃぁんんん」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:41:42.50:A+30ZP8y0
ガラフ「ガラフも混ざりゅ!」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
15:45:01.36:PXfG4I63Oファリス「ダメに決まってんだろ!大体タイクーン城はどうすんだよ」
レナ「んん…私第二王女だし?後はお姉様に任せるよ」
ファリス「アホ!そんなのが…」
レナ「ねえ…バッツ…アナタの返事が聞きたいの…」
バッツ「え、えっと…」
クルル「ダメ!ダメだよね!?お兄ちゃん!」
ガチャッ
兵士「失礼します。レナ様!ファリス様!会議のお時間ですよ」
レナ「…チッ」
ファリス「ほ、ほら行くぞレナ!」
レナ「うん…じゃあバッツ…返事待ってるね」テクテク
バッツ(本当に流行ってるんだな…兄と妹って…)
バッツ「…」
クルル「じゃあ帰ろ♪お兄ちゃん♪」
バッツ「あ、ああ…」
~~~~
バッツ「よし、帰るぞボコ」
ボコ「クエ!…クエ?」
クルル「えへへ~///」ギュウウ
バッツ「クルル…腕離してくれないか?」
クルル「ええ~い~や~だぁ♪」ギュウウ
ボコ「クエクエ」ニヤニヤ
バッツ「な、何だよボコ!」
ボコ「クエエ~♪」
バッツ「しっかり捕まってろよ」
クルル「…ねえねえお兄ちゃん」
バッツ「ん?何だ?」
クルル「…迷惑…だったかな?」
バッツ「…俺…みんなと会うまで親父もお袋も死んで…ずっと1人だったしさ」
バッツ「正直…クルルが俺の妹とか…実感湧かないけど…」
バッツ「凄く…嬉しいよ」
クルル「…ホントに?」
バッツ「ああ。兄として何が出来るか分からないけど…よろしくな?」
クルル「えへへ///」ギュウウ
(やったぁ!嬉しいなぁ♪)
チョコボ農場~
バッツ「よし!到着」
ココ「クェ!」ノシ
クルル「あ!ココだぁ」
ボコ「クエクエ!」ノシ
ココ「クェ~♪」スリスリ
ボコ「クエ~♪」スリスリ
クルル「あはっ!ラブラブだね。」
バッツ「ああ」
クルル「私達もラブラブになれるかなぁ?」
バッツ「へ?ラブラブって…俺達兄妹だろ?」
クルル「うん。そうだよ?ラブラブ兄妹♪」ギュウウ
バッツ「お、おい///」
バッツ(よく分からないが、兄妹ってこんなもんなのか?)
その頃タイクーン城
ファリス「やれやれ…会議も終わったな…」
ファリス(しかし、レナのヤツ何だって急にあんな事を…)
ファリス(レナの部屋…行ってみるか…)
レナの部屋
コンコン!ガチャッ
ファリス「お~いレナ~…居ないのか…って何だこの部屋!」
ファリス「マンガだらけ…」
ファリス「アイツ何読んでるんだ?」
『我が輩の妹が実はこんなに可愛いのである1巻~8巻』
『お兄ちゃんの事なんて本当に好きじゃないんだからねッ!』
『兄とのイケナイ恋』
『兄に奪われた純潔』
『お兄ちゃん!そんな事しちゃらめえ!』
『お兄ちゃん調教中』
ファリス「な、なんだこれ…」ペラッ
ファリス「ッ!///ふ、不埒な!レナのヤツこんなの読んでやがるのか!」ドキドキ
ファリス「…」
ファリス「……バッツ…お兄ちゃん…///」
感染しとる・・・
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
16:37:50.37:PXfG4I63Oファリス「って何言ってるんだオレは!///」
レナ「誰か居るの?…お姉様?」
ファリス「あっ!い、いやこれは違うくて!」アセアセ
レナ「…お姉様もこういうの好きなの?」
ファリス「ば、バカ!こんなの興味有る訳ねえだろ!」アセアセ
レナ「ふうん」
ファリス「大体一国の王女がこんな不埒な…」
レナ「はぁ…バッツ…お兄様になってくれないかなぁ」
ファリス「はぁ?まだ言ってるのかよ!」
ファリス「大体お前はオレという姉が居るのに不満なのか!?」
レナ「不満なんて無いよ?お姉様も大好きだよ?」
ファリス「…じゃあ、あんなヤツのどこが良いんだよ」
レナ「良いも何も…多分…ゴブリンに助けられた時から私はバッツの事…」
ファリス「へ?」
レナ「はぁ…バッツ…お兄様…ふふ///」テレッ
ファリス「……私も…」
レナ「?」
ファリス「バッツがレナの兄なら…わ、私もバッツの妹って事になるな!」
レナ「何を言ってるの?お姉様とバッツは同い年でしょ?妹は歳下だから妹なのよ?」
ファリス「…」
チョコボ農場~バッツ宅
バッツ「よし、じゃあ夕飯にしようか?」
クルル「あ、私が作る~」
バッツ「え?良いのか?」
クルル「うん!お兄ちゃんは座っててね」
バッツ「ああ、ありがとう」
クルル「~♪」カチャカチャ
バッツ(妹…家族…か…良いなこういうの)
バッツ「はぁ~ごちそうさま!」
クルル「ふふ。お粗末さまでした」
バッツ「美味かったな~クルルのご飯」
クルル「良かったぁ…じゃあお兄ちゃん!ナデナデして?」
バッツ「へ?」
クルル「もう!兄っていうのは頑張った妹にナデナデしてあげるのが普通なんだよ?」
バッツ「そ、そうなのか…じゃあ…」ナデナデ
クルル「えへへ~///」
タイクーン城
レナ「はぁ…クルルずるいよ…バッツを独り占めしてさ…」
レナ「…あ、そうだ。たしかここに…」ガサゴソ
レナ「あった!クリスタル!」
レナ「ふふ♪待っててね♪バッツ♪」
タイクーン城・城門
兵士「ふあぁ~レナ様達のお陰ですっかり平和になったなぁ」
兵士2「あはは、そうだな…ん?」
コンコン!
兵士「こんな時間に中から誰か出るみたいだな…よし開けよう」
ガシャン!
チョコボ「クエエ!」
兵士2「ええっ!チョコボ!?なんで場内に…」
チョコボ「クエッ!」タッタッタッタ
兵士「あ、待て!…行ってしまった…」
兵士2「バッツ様の農場から逃げ出して来たのかな?」
チョコボ(やった♪上手く行った♪)
チョコボ(ものまねしのクリスタル持ってて正解だったかも♪)
チョコボ改めレナ(確か古代図書館の近くに農場が有るって言ってたわよね)
レナチョコボ(ふふ♪待っててね♪お兄様♪)
タッタッタッタ…
ファリスがどう出るか…
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:00:50.01:PXfG4I63Oバッツ宅
バッツ「さて、クルル先に風呂入って良いぞ?」
クルル「ええ?何言ってるのよお兄ちゃん!」
バッツ「へ?」
クルル「兄妹は一緒にお風呂に入るもんなんだよ♪」
バッツ「ええッ!?」
クルル「ほらほら♪お兄ちゃん!服脱いで?」
バッツ「ちょっ!ちょっと待て…」
コンコン!
バッツ「あ、お客さんかな?は~い」
クルル「チッ…」
バッツ「どなたですか~」ガチャッ
レナチョコボ「クエエ」ノシ
バッツ「へっ?」
バッツ「なんだ?農場から逃げて来たのかな?」
レナチョコボ「クェェ」スリスリ
バッツ「はは!可愛いな」ナデナデ
レナチョコボ「///」ドキドキ
クルル「お兄ちゃん?どうしたの?」
バッツ「ああ、なんか農場から逃げ出して来たみたいで…」
クルル「…クポー!」
レナ・バッツ「えっ」
クルル「クポー!クポポ!」
レナチョコボ「…」
クルル「お兄ちゃんどいて!そいつチョコボじゃない!」
バッツ「うぇっ!」
レナチョコボ「…」ショボン
>クルル「お兄ちゃんどいて!そいつチョコボじゃない!」
懐かしいwwwwww
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
17:07:51.48:CmU1Bzeg0懐かしいwwwwww
90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 17:11:48.67:PXfG4I63O
レナ「…という訳でして…」
バッツ「ええ!?城から逃げ出してきたのかよ!」
レナ「うん…」
バッツ「どうして?」
レナ「だって…バッツに会いたかったから///」ポッ
バッツ「あ///」カアア
クルル「むぅ…お兄ちゃん!レナお姉ちゃんがチョコボにものまねしてるの見破ったよ!」
バッツ「え、ああ…よく分かったな」
クルル「モーグリ語が通じない時点で怪しいと思ったよ」
バッツ「ああ、あれモーグリ語だったのか…てっきり頭でも打ったのかと…」
クルル「ほらほら!お兄ちゃん!ナデナデして~」
バッツ「ああ。偉い偉い♪」ナデナデ
クルル「えへへ~…」チラッ
レナ「ッ!」
クルル「んん~お兄ちゃ~ん♪」ダキッ
バッツ「お、おい!急に抱き着くな!」
クルル「だってぇ~お兄ちゃんの手気持ち良いんだもん♪」チラッ
レナ「くっ!」
クルル「…」ニヤリ
レナ「ば…バッツ!」ガタッ
バッツ「な、なに?」
レナ「昼間の返事…聞かせて欲しいんだけど…」
バッツ「えっと…レナの兄になるって話?」
レナ「うん…」
クルル「そんなのダメに決まってる!レナお姉ちゃん王女さまなんだし!」
バッツ「まぁ確かに…普通に考えると無理だよな」
レナ「そんなのッ!…関係…ないよ…」
クルル「ダメったらダメ!」
バッツ「レナ…悪いが諦めて…」
レナ「うう…」ジワッ
バッツ「へ?」
レナ「いやだいやだぁ~!私もバッツの事『兄さん…朝からこんなに立派にして…』とか言いたいのぉ~!うわぁ~ん!」ジタバタ
バッツ「あ、あの…レナ…さん?」
レナ「それで…『バッツ兄さんのエクスカリバーはもうこんなに精なる属性になってしまったんですね?』とか言いたいのぉ!うええ~ん!」
バッツ「ちょっと!レナ落ち着け!」
レナ「バッツは…レナの事嫌い?」ジー
バッツ「うっ」
クルル「お兄ちゃん!騙されたらダメ!」
レナ「ねぇ…嫌い?」
バッツ「そ、そんな事」アセアセ
レナ「じゃあ好き?」
バッツ「い、いや…その…」
クルル「ダメ!お兄ちゃん!」
レナ「ねえ…教えて?」
バッツ「…す、好k…」
「コメット」
ドガァアアんん!
クルル「きゃっ」
バッツ「うわあああ!俺の家がああああぁぁ!」
ファリス「まったく…城内に居ないと思ったら…こんなところに居たのか」
レナ「お姉様!」
バッツ「うう…半年掛けて建てたのにぃ…」
ファリス「おいレナ。何をしてるんだ」
レナ「あ、えっと…これは…」
ファリス「まったく…若い女を2人も連れ込むとは…なんて野郎だ」
バッツ「うう…」
ファリス「失望したぞバッツ。…こ、こんな子供連れ込むくらいならオレを…///」ゴニョゴニョ
バッツ「家がぁ…」
レナ「あ、あのさ…こういうのはどうかな?」
バッツ「?」
レナ「バッツのお家壊れちゃったし…その…タイクーン城にしばらく泊まってもらうっていうのは?」
ファリス「んなっ!何を言ってる!」
クルル「そうよ!お兄ちゃんと私は一生2人で暮らすんだからねッ!」
ファリス「それはダメだ!」
レナ・バッツ・クルル「へ?」
ファリス「あ、いや…コホン…ま、まぁ勢いとはいえ魔法で壊してしまったオレにも責任はある。バッツ…タイクーン城に来い」
バッツ「…良いのか?」
クルル「むむぅ…」
wktkが止まらない
109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:36:00.45:PXfG4I63O再びタイクーン城
クルル(レナとファリスのヤツぅ~…余計な事してぇ~…)
クルル(結局お兄ちゃんと別々の部屋になっちゃったじゃない!)
クルル(…お兄ちゃんの部屋突撃してやるんだから!)
バッツの部屋~
バッツ「はぁ…とんだ災難だ」
バッツ「明日早起きしてチョコボ達にエサやらないとな…」
コンコン
バッツ「はい。開いてますよ~」
レナ「兄さん…」ダキッ
バッツ「うぇっ!ちょっとレナ!(うわ!酒臭い!)」
レナ「兄さん…ずっと待ってたんだよ…」
バッツ「お、落ち着けレナ!」
レナ「ふふ♪そんな事言いながら…ここ…」ギュッ
バッツ「うぁっ」
レナ「おっきくなってるよ?兄さん…もうエクスカリバーならぬエクスカウパーが先走ってるんじゃない?」クスッ
バッツ「お、おい!ってかエクスカリバーに例えるの止めろ!」
レナ「聖剣ならぬ精剣ね…兄さん…」スッ
バッツ「あわわ(顔が近付いてッ…)」
レナ「…」
バッツ「…レナ?」
レナ「スー…スー…」
バッツ「寝ちゃったのか…」
バッツ「やれやれ…」
~~~~
クルル「お兄ちゃんの部屋どこだろ…」
バッツ「とりあえずここに寝かせとくか」ポフッ
レナ「スー…スー…」
バッツ「はぁ…お姫様と一夜共にしたなんてしられたら大騒ぎになるだろうな…」
ガチャッ!
ファリス「よぉ~バッツ~」ニヘラ~
バッツ「ファリス!?どうしたの?」
ファリス「えへへ~さぁ~どうしたんれひょうね~」フラフラ
バッツ「大丈夫かよ?フラフラして…うっわ!これまた酒臭っ!」
ファリス「何だよぉ~レディに対してひつれいだぞぉ~」
バッツ「で、何か用?」
ファリス「冷たいぞぉ~このこの!」ダキッ
バッツ「うわっ!ちょっと!胸が当たる!」
ファリス「当ててんだよ~へへへ」
バッツ「はぁ…もう寝ろよな」
ファリス「何だよ…そんなに邪魔かよ…」シュン
バッツ「え?」
ファリス「そんなに嫌がらなくても良いじゃねえか…」ショボン
バッツ「ファリス?」
ファリス「バッツは…クルルとか…レナみたいな子が好き…なのか?」
バッツ「ええっ!?」
ファリス「ははっ…まぁ当然だよな…2人とも可愛いし、オレみたいなガサツな女…嫌いだよな」
バッツ「えっと…レナもクルルも好きだよ。でもファリスも好きだぞ?」
ファリス「え///」
バッツ「ずっと、旅してきた仲間だろ?嫌いな訳ない」
ファリス「うっ…そ、そういう意味じゃなくてッ!」
バッツ「ッ!」
ファリス「お、女として…オレ…私の事をどう思う?」モジモジ
バッツ「え」
ファリス「…」ジー
バッツ「ファリスは自分の事ガサツだとか思ってるかもしれないけど…」
バッツ「俺は凄く綺麗だと思うし、とても魅力的だと思うぞ?」
ファリス「ほ、ホントか?」パアア
バッツ「あ、ああ…」
早くバッツが無の力に飲み込まれますように
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
18:56:15.41:PXfG4I63Oファリス「バッツ…私…」
バッツ「ちょっ…ファリス顔近っ…」
ファリス「バッツの事…」ドキドキ
ガチャッ!
クルル「お兄ちゃんッ!」
バッツ・ファリス「ッ!」
クルル「んん?ちょっとぉ~なんでファリスが居るのよぉ」プクッ
ファリス「こ、これは…その…」
レナ「…んん~…なんの騒ぎ?」ムクッ
ファリス「レナッ!?」
レナ「あれ?私…どうしてここに?」
バッツ「あの…レナさん?どうして上半身はだけていらっしゃるんですか?」
レナ「え?…キャッ///テヘペロ☆」
ギルが次元の狭間から戻ってきていろいろ壊してくれますように
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
19:02:19.43:PXfG4I63Oファリス・クルル「…」
バッツ「あ、これは違うぞ?レナが酔っぱらってたから…」
ファリス「そうか…そういう事か…お前は女なら誰でも良いんだな…」
クルル「お兄ちゃん信じられんない…」
バッツ「いや誤解だ!落ち着け!」
レナ「兄さん…股間のラグナロクからいつメテオを発射してくれるの?」ニコッ
バッツ「いや…だから誤解されるから…やめt」
ファリス「バハムート」
クルル「ものまねれんぞくま」
バッツ「ぎゃあああああ!」
ファリス「もう知らん!」プンスカ
クルル「お兄ちゃん最低ッ!」
その日…タイクーン城ではエクスデスが復活したのでは?という騒ぎになったという…
次の日~早朝タイクーン城・城門前
バッツ「ボコ…おはよう」ボロッ
ボコ「クエッ?プッ…」
バッツ「な、何だよ!?」
ボコ「ププッ!」
バッツ「なに笑ってるんだ!…まったく…じゃあ農場まで頼む」
ボコ「クエッ!」
レナ「バッツ!待って!」
バッツ「あれ?レナ?」
レナ「あ、あのね…昨日ゴメンね」
バッツ「え?ああ…まぁ別に気にしてないよ」
レナ「そう…あ!それでね!今日…公務無いし…暇だから…チョコボのお世話、手伝っちゃダメ…かな?」
バッツ「そうなんだ。でも…大丈夫なの?お姫様がまた勝手に抜け出して…」
レナ「お昼までは大丈夫だよ。それに門番さんにはスリプルで眠ってもらっちゃった♪」
兵士「グー…グー…」
バッツ「そ、そうか(レナ…やる事大胆だな…)」
バッツ「じゃあ乗りなよ」
レナ「うん…よいしょっ…きゃっ!」ガシッ
バッツ「大丈夫か?」
レナ「あ、ありがとう///」
バッツ「よし、行くぞ!ボコ」
ボコ「クエッ!」
タッタッタッタ…
レナ「…」
バッツ「…」
レナ「…」
バッツ「なんで俺なんだ?」
レナ「え?」
バッツ「いや、レナの兄になってほしいとかなんとか…」
レナ「あ、うん…バッツは嫌…かな?」
バッツ「いや…別に…そんな事無いけど…」
レナ「私…バッツの事が…き…だから…だから…」
バッツ「?…よく聞こえないよ」
レナ「ううん!なんでもな~い!」
バッツ「なんだよそれ…それ!」シュパン!!
レナ「きゃっ!」
バッツ「飛ばすぞ~!」
レナ「…いじわる」ギュッ
チョコボ農場
~~~~
バッツ「さて、午前中の仕事はこれで終わりかな」
レナ「結構大変なんだね~」
バッツ「はぁ…王女様にチョコボのフンを掃除させたなんて世間にバレたら俺は打ち首だな…」
レナ「もう!大丈夫だってば!」
バッツ「あはは…じゃあレナ、城まで送るよ」
レナ「そんなに…一緒に居たくないのかなぁ…」ボソッ
バッツ「?」
レナ「あ、バッツ!お弁当作って来たんだ!」
バッツ「え?弁当?」
レナ「うん!口に合うか分からないけど…」
バッツ「嬉しいよ!ありがとう」
レナ「うん!」
バッツ「じゃあ早速…」パカッ
バッツ「うっ」
レナ「どうしたの?」
バッツ「い、いや…何でもない…(これ…なんだ?バイオとグラビデとレモラが一体となったような…)」
レナ「初めて作ったの…やっぱり…マズそう…だよね」シュン
バッツ「そ、そんな事無いよ!」アセアセ
バッツ(くっ!一国の王女様が俺の為に弁当作ってくれたんだぞ!頑張れバッツ!男だバッツ!)
バッツ「いただきます!」
バッツHP9999
バッツ「パクッ…うっ」
バッツHP8756
レナ「どう…かな?」
バッツ「お…美味しいよ!」ニコッ
バッツHP7555
レナ「良かったぁ!どんどん食べてね!」
バッツ「あ、ああ!」ガツガツ
バッツHP5251
レナ(エクスデスの居ない平和なこの世界…もちろん幸せだけど…)
バッツ「…」ガツガツ…
バッツHP3441
レナ(大好きな人と一緒に…こうやって過ごすのも…)
バッツ「…」ガツ…ガツ…
バッツHP2196
レナ(とても…幸せだな…)
バッツ「ご…ごちそう…さま…うう」
バッツHP185
レナ「そんな…泣くほど喜んでくれるなんて…」
バッツ「凄く美味しかったよ…」
レナ「嬉しい…あ、まだもう一個作って来てるk」
バッツ「ああ!腹一杯!さぁレナ!城まで送るよ!」キリッ
レナ「あ、うん…分かった…」ショボン
タイクーン城
バッツ「じゃあ農場戻るから」
レナ「うん…分かった」
バッツ「夜には戻って来るよ」
レナ「行ってらっしゃい」
バッツ「あはは、行ってきます。行くぞボコ」
ボコ「クエッ!」
タッタッタッタ…
レナ(行ってきます…だって!ふふ♪これじゃあまるで…)
レナ(まるで兄妹みたいじゃない!キャー///)
バッツは優しいな
そりゃもてるわ
156:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
20:22:53.20:VlxsWUOTOそりゃもてるわ
157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金) 20:24:58.36:PXfG4I63O
チョコボ農場
バッツ「はぁ…レナとクルルからは兄としてしか見られて無いし…ファリスからは嫌われてるし…」
バッツ「俺、やっぱり女の子から異性として見られて無いんだろうな…一生嫁さんなんて出来ないんだろうな…」
ボコ「クエエ…」ヤレヤレ
バッツ「な、なんだよ!その『こいつ分かってねえなぁ』みたいな態度は!」
ボコ「クエッ」
タッタッタッタ
バッツ「あ、待てよ…何だよ」
「情けないわね…」
バッツ「へ?誰?」
ボワン!
シヴァ「私よ私」
バッツ「おわっ!シヴァ!久しぶり…ってか何で出てきたの?」
シヴァ「ん~何か光の戦士が全員集まってる気配がしたからさ」
バッツ「そっか…」
シヴァ「な、なによ!その態度!アンタが元気無さそうだからせっかく…」
バッツ「?」
シヴァ「あ、その…話くらいなら…聞いてあげるけど?」
バッツ「あ、ありがとう…実は…」
バッツ「という訳なんだ…」
シヴァ「あのさ…旅してる時も思ったけど…アンタ、何であんな可愛い子に囲まれて手出さなかったの?」
バッツ「ええ!?出せる訳無いだろ?みんな王女様だぞ?」
シヴァ「はぁ…アンタってホントばか。ま、まぁ…私はその方が良いけど…」
バッツ「?」
シヴァ「な、何でも無いわよッ!例えばさ、もしアンタの事が嫌いだったらあのクルルって子…わざわざアンタに会いにくるかしら?」
バッツ「…来ないな」
シヴァ「でしょ?それに、今この世界で流行ってる兄妹物の物語って…その…要するに妹が兄に恋してるっていう設定なんでしょ?」
バッツ「そうみたいだな」
シヴァ「つまり、クルルもレナもアンタを兄にしたがってる…って事は?」
バッツ「あ///」
シヴァ「そういう事。クルルもレナもアンタに恋してんのよ」
バッツ「で、でもあり得ないだろ…そんなの…」
シヴァ「はぁ…アンタって本当にヘタレね。エクスデスと戦ってる時…あんなにかっこよかったのにさ///」
バッツ「?」
シヴァ「い、良いわ!だったら私が、アンタの練習相手になってあげる!」
バッツ「練習相手?」
シヴァ「そうよ。どうせアンタは童貞捨てるどころか彼女すら出来た事ないんでしょ?」
バッツ「うっ」
シヴァ「ほ、ほらやっぱり!」ニコッ
バッツ「なんでそんな嬉しそう何だよ…」
シヴァ「何よ!た、ただアンタが惨めで面白いから笑っただけよ!」
バッツ「はぁ…そうですか。で、まずは何の練習するの?」
シヴァ「…好き」
バッツ「へ?」
シヴァ「す、好きって!私に告白しなさいよねッ」
バッツ「えっと…何で?」
シヴァ「アンタどうせあの3人の誰か好きになってもヘタレだし、告白とか出来ないでしょっ!」
バッツ「うん…まぁ…」
シヴァ「だったら、私で練習しなさい」
バッツ「分かったよ」
バッツ「…シヴァ…俺…」
シヴァ「う、うん///」
バッツ「シヴァの事が…好きだ!」
シヴァ「///」カアアア!
シュワワー!
バッツ「ちょっ!シヴァ溶けてる溶けてる!」
シヴァ「アンタって本当にバカね!そんないきなり言うヤツが居る!?」
バッツ「ごめん…俺こういうの…よく分かんなくてさ」ショボン
シヴァ「うっ…ま、まぁ…そういう所も嫌いじゃないけどさ///」ボソッ
バッツ「?」
シヴァ「じゃあ次は…」
クルル「お兄ちゃ~んッ!」
バッツ「あ、クルル」
シヴァ「ッ!…じゃあ練習通りにやるのよ!?私はあそこの岩から見てるから」シュワン
バッツ「あ、ちょっと!」
クルル「ただいま!お兄ちゃん!」
バッツ「あ、ああ…おかえり」
クルル「今誰か居なかった?」
バッツ「いや、誰も…」
クルル「そう。あ、聞いて聞いて!今日ミドに家の住所教えろって言われた」
バッツ「えっ!?教えたのか?」
クルル「まさか!タイクーン城で暮らしてますなんて言えるハズ無いでしょ」
クルル「それに…お兄ちゃんと一緒に住んでるのがバレたら…お兄ちゃんが好きだってバレちゃうじゃない///」
バッツ(こ、この雰囲気…)チラッ
シヴァ「…」グッ
バッツ「…」コクン
バッツ「クルル…その…」
クルル「なあに?お兄ちゃん」
バッツ「俺…お前の事…妹としてより…一人の女の子として…見たいんだ…」
クルル「えっ///」ドキッ
バッツ「だ、だから…その…俺と…」
クルル「う、うん」ドキドキ
バッツ「俺と付き合ってk」
シヴァ「や、やっぱりダメえぇぇッ!ダイヤモンドダストおぉ!」
ヒュウウぅ!
バッツ「…」カチンコチン
クルル「キャアア!お兄ちゃん!?」
シヴァ「し、しまった!ついうっかり…」
クルル「で、どうしてお兄ちゃんを凍らせたの?」
シヴァ「ごめんなさい」ショボン
クルル「せっかく…良いムードだったのに…」
バッツ「ざ、ざむい…へっくしっ!」ガクガク
クルル「もう!シヴァさん!次こんな事したらイフリートさん呼びますからね!」
シヴァ「…はい…すみませんでした」
クルル「お兄ちゃん…私、帰ってから図書館の書物整理しないといけないんだけど…」
バッツ「ああ…先帰ってて良いぞ?」
シヴァ「ッ!じゃあ私も残って…」
クルル「ファイガ食らいたいですか?」ニコッ
シヴァ「…いえ」
クルル「じゃあシヴァさんと先に帰ってるからね?」
バッツ「ああ、分かった」
バッツ「はぁ…やっぱり俺には彼女とか無理なんだろうなぁ…」
客「すみません。チョコボを見せてもらえませんか?」
バッツ「あ、いらっしいませ!どうぞ~」
~~~~
ファリス「昨日は、バッツに悪い事してしまったな…」
ファリス「ま、まぁレナを部屋に連れ込んでたアイツも悪いんだし…自業自得だ」
ファリス「…あいつ…こういう弁当好き…かな」
ファリス「あ、居た。お~い!バッツ…客の相手してんのか…邪魔しちゃ悪いかな…」
バッツ「~」ニコニコ
客「~」ニコニコ
ファリス「なんだよ…アイツ…客が若い女だからってデレデレしやがってさ…」
ファリス「バカバカしい!帰ろ!」
ファリス「…」
ファリス「でも…せっかく作って来たんだし…もう少し待とうかな…」
バッツ「ありがとうございました!」
バッツ「アイツ大事にして貰えるといいなぁ」
ファリス「おい」
バッツ「うわっ!ファリス!?どうしたんだよ」
ファリス「もう夜も更けるぞ。帰らないのか?」
バッツ「あ、ああ…もう帰るよ(昨日の今日だし、怒ってるんだろうなぁ…ファリス俺の事、絶対嫌いだろうし…)」
ファリス「そうか…腹は減って無いか?」
バッツ「え?」
ファリス「弁当…今日来賓の方がいらして食べなかったから…その…」
バッツ「ぷっ」
ファリス「何だよ!何で笑うんだよ!」
バッツ「あはは!ごめんごめん!だってファリスが『来賓の方』とか『いらして』とか…」
ファリス「な、なんだよ!似合わないってのか?」
バッツ「いや。ちゃんと王女様やってるんだなって思ってさ…凄いよな、ファリス」
ファリス「え、あ、ああ…ありがとう///」
バッツ「じゃあ、ありがたくいただこうかな」パカッ
ファリス「ああ」
バッツ「こ、これは!?」
ファリス「あ…(海賊時代に作ってた海賊弁当だが…やっぱり気に入らない…かな)」
バッツ「うまそうだ!うまそうだよぉ~…うう」グスッ
ファリス「お、おい!何も泣かなくても…(こんなに喜んでくれるなんて///)」
バッツ「いただきます!(見た目が普通な弁当がこんなに嬉しいなんて!)」
バッツ「パクッ…モグモグ…」
ファリス「ど、どうだ?」
バッツ「う、うまい!」
バッツHP1006
ファリス「ホントか!」
バッツ「ああ!」ガツガツ
バッツHP2120
ファリス(何でこんなに嬉しいのかな…)
バッツ「…」ガツガツ
バッツHP3774
ファリス(ただ…オレの作った料理を食べて貰ってるだけなのに…)
バッツ「…」ガツガツ!!
バッツHP4998
ファリス(なんか…良いな…こういうの…)
バッツ「…」ガツガツ!!
バッツHP7456
エリクサー並の効果だな
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
22:28:08.12:PXfG4I63Oバッツ「ごちそうさま!」バッツHP9541
ファリス「ああ…」
バッツ「ファリス…ありがとう」
ファリス「べ、別にお礼を言われる筋合いはねえよ!」
バッツ「はは…ファリス俺の事嫌ってるとか思ってたからさ…」
ファリス「な、なんでだよ…」
バッツ「んん…なんとなく?」
ファリス「…ぷっ。なんだよそれ」
バッツ「なんかファリスの笑った顔久しぶりに見たな」
ファリス「えっ?そうか?」
バッツ「ああ」
ファリス「オレ…レナみたいに優しい人間じゃないからな」
バッツ「はぁ?充分過ぎるくらい優しいだろ」
ファリス「え?」
バッツ「…水門で俺達を守ってくれたシルドラ…」
ファリス「…」
バッツ「最後の最後まで命懸けで俺達を海から助けてくれたシルドラは誰の相棒だ?」
ファリス「…」
バッツ「ファリスが優しい人間だから…シルドラは魂になっても俺達を助けてくれたんじゃないのか?」
ファリス「バッツ…」
バッツ「あ、ごめんな…なんか悲しい過去…思い出させちゃって」
ファリス「い、いや…大丈夫だ」
ファリス(ああ…オレ…こいつの事…)
バッツ「そうか…じゃあ帰ろうか?ボコ!」
ボコ「クエッ!」
ファリス「バッツ…」
(バッツの事…)
バッツ「ん?」
ファリス「好きだ」
チュッ
バッツ「ッ!」
ボコ「クエ///」
ファリスが可愛すぎて外に出れない
238:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/20(金)
23:17:48.48:PXfG4I63Oバッツ「ファリ…ス?」
ファリス「き、昨日はレナの件でお前に酷いことしちまったからな!ま、まぁお詫びだよお詫び!」
バッツ「え、でも好きだって」
ファリス「だあああ!もうごちゃごちゃうるせえな!おら!さっさと乗せろよな!」グイッ
バッツ「お、おい…そんなに急かすなよ」
ファリス「い、良いから乗れよ!」
ファリス(お前に照れてる顔見られたくねえんだよ!ばぁか///)ギュッ
タイクーン城・クルルの部屋
コンコン!
バッツ「(はぁ…まさかファリスからキスされるなんてな…)お~いクルル~」
クルル「ハッ…お、お兄ちゃん!?」グスッ
バッツ「ああ、まだこっちに持って来てない荷物あったから持って来たぞ~」
クルル「う、うん…ちょっと待って」ゴシゴシ
ガチャッ
バッツ「はい。荷物…どうした?泣いてたのか?」
クルル「な、泣いてなんか…」
バッツ「目…真っ赤だぞ?」
クルル「な、何でもないよ」
カラン!
バッツ「あれ?…クリスタル?…これ…」
クルル「何でも無いからぁ…」グスッ
バッツ「このクリスタル…ムーアの森でガラフに力を貸してくれた…」
クルル「…」
バッツ「そっか…思い出してたのか…」
クルル「泣いてない…からぁ…私…もう大人だもん…強いんだもん…うう…」
バッツ「…」ナデナデ
クルル「ッ!」
バッツ「バーカ。泣いても良いじゃん。俺だってオルゴール聞いて親父とお袋思い出して泣く事あるんだぞ?」ナデナデ
クルル「う…うう…」ポロポロ
バッツ「…」ナデナデ
クルル「うわああぁあぁん!」ダキッ
バッツ「よしよし…」ギュッ
バッツ「クルルの…おじいちゃんのお陰で…俺達…いや今のこの世界は有るんだ」ナデナデ
クルル「…」コクン
バッツ「あの時…ガラフが教えてくれた…満身創痍になりながらただ一人でエクスデスと戦った時…」
バッツ「エクスデスと戦うのは、俺達を命を捨ててまで守るのは…怒りや憎しみじゃないって…」
バッツ「俺は今でもガラフが何故全てを捨てて戦ってくれたのか分からない」
バッツ「でも…クルルがここに居ること…ファリス、レナ…この世界が有ること…それがガラフの戦った答えなんだと思う」
バッツ「クルル…お前はそんなおじいちゃんの孫だ。今すぐ強くならなくていい。でもいつかきっと…強くなれる」
クルル「…」コクン
バッツ「だから…泣きたい時は泣け。無理しなくていい」
クルル「うん…」
バッツ「…」ナデナデ
クルル「お兄ちゃん…」
バッツ「ん?」
クルル「苦しい…」
バッツ「あ、ごめん!」バッ
クルル「あ…」
バッツ「ごめんな。落ち着いたか?」
クルル「…うん」
バッツ「そっか…じゃあ俺は部屋にもどるからな」
クルル「お兄ちゃん…」
バッツ「ん?」
クルル「好き!大好き!」
チュッ
バッツ「ッ!」
クルル「お、おやすみなさい!」ガバッ
バッツ「…」ポカーン
クルル「///」ドキドキ
バッツ(はぁ…ファリスにキスされ…クルルにキスされ…一体何なんだ?)
バッツ(はぁ…とりあえず外の風に当たろう…)
レナ「…」
バッツ「あれ?レナ?」
レナ「あ、バッツ…」
バッツ「寝ないのか?」
レナ「うん…ちょっと…」
バッツ「…何か…あったのか?」
レナ「お父様の事…思い出して…」
バッツ「タイクーン王…か…」
レナ「私ね…時々思うんだ」
レナ「お父様に恥ずかしくない王女になれてるかなって…」
バッツ「…アホか」
レナ「アホって…そんな言い方しなくても良いじゃない」
バッツ「タイクーン王とはほとんど話した事も無いしどんな人なのかも知らない」
バッツ「でもな、一国の王として素晴らしい人だったって話は何度も聞くよ」
レナ「…」
バッツ「今までフラフラしてたようなこんな俺でさえそんな話を聞くんだ」
バッツ「そこに至るまで、王は何年、何十年もこの国を支えて来たんだろう」
バッツ「それなのにたった一年そこらでレナがちゃんと出来てるかどうかなんて分かるわけ無いだろ?」
レナ「バッツ…」
バッツ「あ、ごめん…なんか昔のクセが抜けなくてつい偉そうな事言っちまった」
レナ「ううん…ありがとう…」ニコッ
バッツ(あ、あれ?なんかデジャブ?)
バッツ「じゃあ俺!部屋戻るから!」
レナ「あ…バッツ…待って…」
バッツ「じゃあな!(さすがに無かったか…さっさと寝ようかな)」ホッ
レナ「…ストップ」
ピキーン!
バッツ「あ」
レナ「バッツ…」ツカツカ
バッツ(まずいまずいまずいまずいこれはまずいまずいまずいまずい)
レナ「ありがとう…好きだよ?バッツ…」
チュッ
バッツ「ッ!」
レナ「また…明日ね///」テクテク
バッツ(せめてエスナ掛けてくれませんかレナさん)
オメガさんアトミックレイお願いします
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:20:05.15:1sc1/WsLO次の日~朝~バッツの部屋
バッツ「やっと…ストップ解け…た…少し寝よう…農場には…昼…か…ら」
バッツ「スー…スー…」
シヴァ「…」ソー
シヴァ(みんなずるい!私だって…)
そ~…チュッ
シヴァ(こ、これはただの召喚獣として契約延期の儀式なんだから///)
バッツ「…んん」
シヴァ「おやすみ…バッツ」ナデナデ
食堂
大臣「んん~バッツ様遅いですなぁ~」
レナ・ファリス・クルル「ッ~~~~///」
副大臣「そういや大臣殿、知ってますかな?」
大臣「ん?何じゃ?」
副大臣「町では今、婚活ブームらしいですぞ?」
大臣「ほう?」
副大臣「なんでも年齢が30を越え行き遅れた女性が多いそうな…」
大臣「なんと嘆かわしい…誰しも一番愛する者と一緒になるのが一番幸せじゃろうに…」
レナ・ファリス・クルル(一番愛する者…)
ダダダダダ!
大臣「あ、皆様!どちらへ…」
バッツの部屋
バッツ「スー…スー…」
バンッッ!
バッツ「…んん…ん?」
レナ・ファリス「バッツ!」
クルル「お兄ちゃん!」
レナ・ファリス・クルル「結婚して!(くれ!)」
バッツ「…またなんかのブームかな…下らないなぁ…でも…やっとお嫁さんが出来そうだよ…親父…お袋…」
終わり
終わった…のか
280:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:25:59.75:e4ncUEQR0
終わり…だと…
281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:26:08.24:4XWZ3WX00
結局バッツさんのリア充っぷりを再確認させられたじゃねえか
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:28:33.36:1sc1/WsLO
あのね!色々言い訳させて!
まず友人と釣り行く約束すっぽかされた!
暇になった!
スーファミが目に付いた!
FF5おもしろかったなぁ!とか思い出した!
バッツのSSって無いよなぁとか思った!
思い付きでスレ立てた!
俺の好きなクルルメインで行こうと思った!
何気にレナ人気だった!
そしてファリスはやはり人気だった!
んじゃあハーレムで!
ってか記憶曖昧ならググレカスって話なんだけどね!
ごめん…
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:30:28.14:E7rE/Njq0まず友人と釣り行く約束すっぽかされた!
暇になった!
スーファミが目に付いた!
FF5おもしろかったなぁ!とか思い出した!
バッツのSSって無いよなぁとか思った!
思い付きでスレ立てた!
俺の好きなクルルメインで行こうと思った!
何気にレナ人気だった!
そしてファリスはやはり人気だった!
んじゃあハーレムで!
ってか記憶曖昧ならググレカスって話なんだけどね!
ごめん…
ハーレム好きな俺得だった。乙
287:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:31:10.34:TU4CpwzTO
おもしろかったぜ
296:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:38:48.28:w4xIti4CO
みんな魅力的で好きだから誰選ばれても辛い
つまりバタバタハーレム最高だった
299:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
00:42:37.03:D0Zsx9Mq0つまりバタバタハーレム最高だった
久々に5やりたくなったわ
309:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
01:20:10.20:79gYNiyp0
オメガは俺の嫁
326:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土)
04:33:13.25:SP/YCGdm0
これは面白かった
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コメント一覧 (11)
ハーレムでも許せる主人公の一人だわ