-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:02:59.74:z1MNp9NJ0
ほむら「……」
まどか「ねえさやかちゃん、今日のほむらちゃんって……」
さやか「まどかも気がついたか。うん。ありゃ間違い無くいれてるわ」
まどか「だよねぇ」
【画像】主婦「マジで旦那ぶっ殺すぞおいこらクソオスが」
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2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:04:41.25:z1MNp9NJ0
ほむら「……」ソワソワ
まどか「落ち着かなさそうだね」
さやか「いかにもつけなれていない感じだからなー」
まどか「うん」
さやか「膨らみ方が不自然だし」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:06:05.47:n0UXYsXG0
ほむら「……」キョロキョロ
まどか「しきりに周囲を見渡してるね」
さやか「パットがバレてないか心配なんだろうね。バレバレなんだけどさ」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:10:49.62:z1MNp9NJ0
ほむら「……」サワサワ
まどか「胸のあたりを触ってる」
さやか「ズレやしないのか不安なんじゃない?」
まどか「なるほど……」
さやか「どうせなら一気にCぐらいの大きさにするんじゃなくて、
徐々にサイズを増していけばいいのに」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:16:23.30:z1MNp9NJ0
まどか「……」
さやか「ん? 何?」
まどか「なんでもないよ。ただ、さやかちゃん手慣れてそうだなって」
さやか「……」ギクッ
まどか「そういえばさやかちゃんも急に胸が大きくなったよね」
さやか「せっ、せせ、成長期だし普通じゃない!?」
まどか「本当に? さやかちゃんズルしてない?」
さやか「ばっ、そんな訳ないじゃん! 胸に詰め物なんて!」
ほむら「!?」ビクッ
17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:20:22.06:z1MNp9NJ0
ほむら「……」
さやか「やっちまった……」
まどか「ほむらちゃんじっとこっちを見てるね」
さやか「だね。軽く泣きそうになってるし」
まどか「もうっ。さやかちゃんが大声で胸の詰め物なんて言葉を言っちゃうからだよ?」
さやか「うっ……、ごめんなさい」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:25:29.57:afNyNuh60
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:28:06.49:caMkQik70
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:38:18.56:z1MNp9NJ0
さやか(転校生に悪いことしたかな……)
さやか(……いやいや、バレバレな詰め物をそうと自覚せずに
使い続ける方が長い目で見ればマイナスな筈)
さやか「ちょっとアドバイスしてくる」
まどか「アドバイス?」
さやか「うん、どうせつけるんならもっと上手くやった方がいいってね」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:45:49.69:z1MNp9NJ0
さやか「おーい、転校せ―――」
ほむら「っ!?」ガタッ
さやか「へっ?」
ほむら「……」タタタタタタッ
さやか「あ……」
さやか「まさか走って逃げられるなんて」
まどか「とりあえずほむらちゃんを探そう。このままじゃ可哀想だよ」
さやか「そうだね。……ちょっと罪悪感あるわ」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:56:34.31:z1MNp9NJ0
ほむら(パット使ってるのがばれた……)
ほむら(泣きたい……)
さやか「あ、いたいた転校生! あんたに言いたいことが」
ほむら「!?」ダダダダダッ
さやか「逃げ足速っ!」
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:58:41.50:RQsL3CGi0
さやか「待てってば転校生!」
ほむら(馬鹿にされる……、馬鹿にされる……)
さやか「別に捕って食いや……、ああっ、見失った」
ほむら(逃げ切れたかしら)
まどか「あ、ほむらちゃん見つけた!」
ほむら(今度はまどか!?)
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:10:07.40:z1MNp9NJ0
まどか「ほむらちゃん、あのね」
ほむら「いやっ! こないで!」タタタタタッ
まどか「あっ、ほ、ほむらちゃーん!?」
仁美「あら。何をしていますの、まどかさん?」
まどか「仁美ちゃん。あのね、ほむらちゃんが、その……」
まどか(……胸パットが原因で逃走してる、なんて言ったら可哀想だよね)
まどか(適当に誤魔化そう)
まどか「何か悩みがあるみたいで様子がおかしくって。それでお話を聞こうかなって」
仁美「まあ。そうでしたの!」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:14:08.14:z1MNp9NJ0
まどか「だけど途中で逃げられちゃった。聞き方が悪かったのかな、てへへ」
仁美「事情は良く分かりませんが、暁美さんは相当なお悩みをお持ちのようですわね」
まどか「そうだね。本人は思いつめてたみたい……」
仁美「分かりましたわ! 私も暁美さんを見つけるのに協力します!」
まどか「えっ?」
仁美「思いつめている時に1人になってしまうと、思考がどんどん悪い方へ向ってしまいますわ。
クラスメイトとして暁美さんの力になりたいんですの!」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:20:32.58:z1MNp9NJ0
――――
中沢「ん? そんなに慌てて志筑さんどうかした?」
仁美「中沢君! 実は……」
――――
早乙女「えっ!? 暁美さんが大変なことになっている!?」
中沢「そうみたいなんです。大きな悩み事があるらしくて、誰の話も聞こうとせず……」
――――
校長「何!? 女学生が悩みから自殺を図っている!?」
早乙女「はい! ですから校長先生、彼女の確保にご協力ください」
校長「ああ、勿論だとも!」
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:27:10.75:z1MNp9NJ0
ほむら(ふう……、3年の教室のある階までくれば大丈夫でしょう)
校内放送『全校生徒の皆さん! これから大切なお知らせをします!』
ほむら(あら? 何かしら?)
校内放送『2年生の暁美ほむらさんを見かけたら、至急職員室まで連れてきてください!』
ほむら「……え?」
校内放送『暁美ほむらさんの特徴は、長いストレートの黒髪です!
それらしい生徒を見かけたら、声をかけてあげてください!』
ほむら(なんで? え?)
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:34:54.50:z1MNp9NJ0
校内放送『暁美ほむらさん! 聞こえていますか!?
この放送が聞こえているならすぐに職員室へきてください!』
ほむら(何なのこれ何なのこれ!?)
校内放送『大丈夫、あなたは1人じゃありません! 学校中の皆さんがあなたの味方です!』
ほむら(パットを入れるのってそんなに大げさなことなの!?)
校内放送『生きてさえいればきっといいことはあります!』
ほむら(うわぁああああああん!)
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:36:01.44:QDL2CD0P0
上級生1「なあなあ、暁美ほむらって子は何があったんだろうな?」
ほむら「!!」ビクッ
上級生2「さあ? でもやたら切羽詰まってるようだったよな」
ほむら(……ほっ)
ほむら(そうよね。長い黒髪なんて珍しくもないし、
3年からしたら私が暁美ほむらだなんて分からないわよね)
マミ「見つけたわ、暁美さん!」
ほむら(もうやだぁあああああ!)
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:41:35.91:fVhPeqlX0
マミ「事情はよく分からないけれどそんなに思いつめないで!」
ほむら(そりゃ分からないでしょうよ……)
マミ「大丈夫、私はあなたの味方よ。 だからほら、一緒に職員室へ行きましょう?」
ほむら「……」
ざわ……ざわ……
上級生3「何なに? あれが放送の子?」
上級生4「連れてった方がいいのかな?」
ほむら「ううっ……」ジワッ
マミ(目に涙が……。可哀想に、とても思い悩んでいるのね)
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:00:42.10:z1MNp9NJ0
マミ「ね。だから暁美さん、私と一緒に職員室に行きましょう?」
ほむら「……あなたなんて私の敵よ!」ダダダダダッ
マミ「あ! 待って暁美さん!」
マミ(くっ……、さすがに人前で拘束リボンを使うわけには……)
マミ(こうなったら校外にも応援を求めましょう)
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:03:02.94:rB4FaUPu0
ほむら「はあっ、はあ、はあ……」
ほむら(校舎裏まで逃げだせた。ここまでくれば)
杏子「つっかまーえた」ガシッ
ほむら「なっ!? 佐倉杏子!? 貴女がどうしてここに」
杏子「さあね」
杏子(これでケーキ3つ貰えるんだってんだからちょろいよな)
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:03:51.78:jiJk9B860
ほむら「放して! 放してよ!」ジタバタ
杏子「悪いけどそうはいかないよ。こっちも食事がかかってるんだ」
ほむら(もうやだ……、パットを入れるのがそんなにいけないことなの……?)
杏子「さ、職員室へ行こう」
ほむら(嫌だいやだ! これ以上晒し物になんてされてくない!)
ほむら(なんとか彼女を思いとどまらせないと!)
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:15:44.00:z1MNp9NJ0
ほむら「佐倉杏子。学校には職員室よりもっといい場所があるわよ」
杏子「もっといい場所? それはどこだ?」
ほむら「食堂よ」
杏子「なるほど。確かにケーキ3つなんか目じゃない量の食べ物がありそうだ」
ほむら「ね。だから私を捕まえるなんて効率の悪いことは止めて、
お昼休みになる前にそちらに向かいなさいな」
杏子「そうだな! よっし、ちょっと行ってくる!」
ほむら「ふうっ……」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:24:22.19:z1MNp9NJ0
――――
ほむら(色々あったけれどなんとか校外に出てこれたわ)
ほむら(もうこの周は不登校になろう……)
ほむら「……」
ほむら「はぁ……」
ほむら「大きく見せたいと思うのってそんなにいけないことなのかな……」
QB「さあ。どうなんだろうね」
ほむら「消えなさい、インキュベーター」
QB「そうもいかないよ。僕には君の居場所を確保するという役割があるからね」
ほむら「!?」
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:31:18.99:z1MNp9NJ0
ほむら「……」ポイッ
QB「君を見つけてこないと契約しないと言わ―――」ドッカーン
ほむら「……」
QB2「れてるんだ」
ほむら(やはりこいつを殺してもキリがないわね……)
QB2「さあ。大人しく学校へ戻って職員室に行こう!」
ほむら「嫌に決ってるでしょ!」ダダダダダダッ
QB2「……QB3。そっちに暁美ほむらが行ったよ」
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:31:35.54:gjIB5v7+0
ほーむ
ほむら「はあっ……」
ほむら(29体ものQBを殺してようやく家にたどり着けたわ……)
ほむら(もう早いとこパットを取っちゃおう……)
ぴんぽーん
ほむら「……」
ほむら「無視よ無視」
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
ほむら「……はい、どなたですか」
96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:10:29.10:z1MNp9NJ0
まどか「死なないでほむらちゃん!」
さやか「そうだよ! 何もそこまで思いつめることないだろ!」
マミ「私の胸に飛び込んできなさい」
杏子「まあなんだ……、食うかい?」
仁美「暁美さん、元気を出してくださいまし」
中沢「隣が空席になったら物足りないんだよ」
早乙女「大丈夫よ暁美さん。クラス中の皆があなたの味方だから」
ほむら「……」
まどか「だからほむらちゃん、ドアのチェーンを外し」
ばたん!
ほむら(何だっていうのよぉおおおおおおおおおおお!?)
104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:23:55.14:z1MNp9NJ0
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
「ほむらちゃーん! 開けてよー!」
ほむら(やだやだやだ!)
ほむら「う、うくっ、うううっ……」
ほむら(なんで……)
ほむら(なんでこんなことに……)
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
「ほーむーらーちゃん!」
ほむら(逃げ出したいけど、どうせ外にはQB包囲網が……)
ほむら(このまま耐えるしかない……)
106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:29:42.57:z1MNp9NJ0
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「……?」
ほむら(表が静かになったわね)
ほむら(諦めて帰ったのかしら)
ううー……ううー……
ほむら「あら? パトカーのサイレン?」
ううぅぅー……うううぅー
ほむら「気のせいかどんどん近づいてきているような」
ううううぅぅぅーううううぅぅー!
ほむら「……」
ほむら「ちょっと、えっ!? 家の前で止まった!?」
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:30:14.56:QO40m2H00
拡声器「暁美ほむらさん! 暁美ほむらさん!」
ほむら(止めてもう止めてここに住めなくなっちゃう……)
拡声器「ドアを開けてください、暁美ほむらさん!」
ほむら(ああ……、もうどうにでもなーれ)
ほむら(気分を落ち着けるためにテレビでもつけましょう)
ぽちっ
『はい、現場の○○です』
ほむら(……見覚えのある建物が)
『こちらが群馬県に住む女子中学生Aさんの立てこもっている建物で―――』
ぷちっ
ほむら「……」
ほむら「テレビも駄目ね……」
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:49:35.63:z1MNp9NJ0
ほむら「もう知らない……」
ほむら「ネットで猫ちゃんの画像でも集めましょう……」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら(ん?)
ほむら(やたらアンカーの付いてるレスがあるわね)
ほむら(書き込みの内容は、画像と思しきURLだけ)
ほむら(ついているレスの内容は“GJ”や“抜いた”などなどプラス評価ばかり)
ほむら(どんな画像なのかしら)
118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:51:36.19:z1MNp9NJ0
/::///::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ト\:::::::::::::::___
. l:::{_/::::!::::: l::::::::|\:::::::::::::::::::::: : | | \\::://:| |
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. |:::|::{:::::::|:::::::|:i::::::| -‐  ̄\::ヾ、| ト、:://\:::::::// これが女子中学生Aの正体らしい
. |:::|ハ:::::;:.-‐lハ:::::| ,ィfテ示㍉}\}/:| | |:ヽ」/j
. |:::{:::イ';:l ヽ! ヽ| _):::::i/| .l|::::::::::: | | |:ヽ\'
. |::::\| ィfテ≧ 辷_(ン .l!::::::::::: | | |::::::\\
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‘::::::::::::::l /⌒ヾx' l、Х/ ̄ !::::/// ̄ ̄ ヽ::::ヽ
:::::::::::::レ' { ̄ ̄:〈 } .Y |/// \::::、
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ほむら「なんでバレてるのよ……」
123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:53:54.77:jJjjNBvU0
――――
エリー(箱の魔女)「画像を送信、と」
エリー「ふふふ、レスがたくさんついてるたくさんついてる!」
エリー「こんなにもてはやされたのは久しぶりだなあ」
135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 21:01:01.86:kFRy+JrW0
――――
ほむら(もう寝ましょう……)
ほむら(放っておけばその内ほとぼりも冷めるでしょう)
がちゃ
ほむら(ほとぼりも……)
がちゃ、がちゃ。がちゃっ!
まどか「ありがとうございました大家さん!」
大家「いえいえ」
ほむら(まどかぁあああああああ!!)
146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 21:12:55.26:z1MNp9NJ0
杏子「チェーンを斬るのはまかせな」
まどか「ありがとう杏子ちゃん!」
杏子「よっと」
ばきん
ほむら(あ、ああ……)
まどか「ほむらちゃん! 何があったかは知らないけど自殺なんて止めて!」
ほむら「……えっ? 自殺って、何それ?」
まどか「えっ?」
148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 21:16:42.14:jiJk9B860
まどか「私はてっきり、ほむらちゃんが胸パットのことを
気にして自殺しようとしているのかと……」
ほむら「む、胸パットのことは……、気にしてるけれど、自殺なんてそんな……」
まどか「そうだったの!? 先生も含めて全校の皆が
ほむらちゃんは死のうとしてるって噂してたよ!?」
ほむら「そっか、それで大騒ぎになっていたのね……」
杏子「よく分かんないけど込み入った話になってるな」
ほむら「……ところでまどかと杏子以外の皆は?」
まどか「あ、え、えーと……。皆飽きて帰っちゃった……」
ほむら「……」
まどか「……まあ、結果オーライ?」
ほむら「その筈なのに釈然としないのは何故かしら……」
171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 21:53:44.90:z1MNp9NJ0
ほむら「と、ところで……」
まどか「?」
ほむら「今ここにいる3人には、ある共通点があるわ」
杏子「共通点って……」
まどか「あ。ああ……。うん、まあ、さやかちゃんやマミさんと比べると私達は……」
ほむら「胸パット! 皆ですれば怖くない!」
杏子「ちょっとは懲りろよ!」
ほむら「3人で協力して脱貧乳しましょう!」
まどか(私は家系的に将来は割と普乳になれそうなんだけどなぁ……)
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 22:13:19.28:z1MNp9NJ0
――――
ほむら「さて。ということで、さっそく巨乳代表巴マミの生態を確認しにきたわよ」
まどか「杏子ちゃんは面倒くさがって帰っちゃったけどね」
ほむら「杏子は駄目ね。その点私やまどかは向上心があるからきっと大きくなれるわ!」
まどか「だといいけど……」
ほむら「とにかく、今は巴マミの生活から巨乳への手掛かりをさぐりましょう!」
まどか(帰りたい……)
183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 22:15:48.28:T/O4xHVm0
マミ「ふう……」
マミ「鹿目さんに任せてきちゃったけれど、暁美さん本当に大丈夫かしら」
マミ「あー、それにしても肩が凝ったわ」
マミ「やっぱりこの巨大パットはいつ付けても重いわね」
ほむら「巨乳ならぬ虚乳!?」
まどか「ちょっとほむらちゃん、そんな大声を出したら」
マミ「そこにいるのは誰!?」
まどか「ほらぁー」
ほむら「ごめんなさい……」
192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 22:23:17.00:kFRy+JrW0
マミ「み、みみみ、見たのね!?」
ほむら「……ええ」
まどか「ごめんなさい……」
マミ「お願い! 絶対誰にも言わないで!」
まどか「ちょっ、マミさん!? 土下座なんてしないでください! 悪いのは私達の方なんです!」
ほむら「いいえまどか、そう下手に出ることはないわ。これはチャンスよ。
ここで優位に立っておけば何かと便利に―――」
まどか「ほーむーらーちゃん!」
ほむら「マミさんごめんなさい!」
マミ(変わり身早っ)
197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 22:37:11.77:z1MNp9NJ0
まどか「それにしてもマミさんのパットの入れ方、凄く上手いですね」
マミ「ああ。それは私の技術じゃなくてパットの方に秘密があるの」
ほむら「詳しく話を聞かせてもらえないかしら!!」
マミ「おっ、落ち着いて暁美さん! 目が怖いわよ!」
ほむら「いいからもったいぶらずに! さあ早く早く!」
マミ(う……。クラスの不良の人に話しかけられた時みたいな迫力が……)ガタガタ
まどか「落ち着いてほむらちゃん!
あと年上の人に失礼な態度取ったことはちゃんと謝らないと駄目だよ!」
ほむら「ごめんなさい巴さん。よろしければお話をお伺いしたいのですが」
マミ「え、ええ……」
マミ(なんなのかしら暁美さんって)
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 22:45:26.64:z1MNp9NJ0
まどか「それで秘密っていうのは?」
ほむら「なんだかんだでまどかも気になっているのね」
まどか「う……。そりゃまあちょっとは、ね」
マミ「別に特別なことじゃないわよ。ただちょっと魔法をつかっているだけ」
ほむら「魔法を?」
マミ「ええ。道具に魔法をかけるとその性質を多少いじれるでしょう?
私は常時パットに魔力を送ってリアルさを追求しているのよ」
ほむら(なるほど……)
ほむら(変身シーンですらパットだと見抜けないほどの逸品はそうやって作られていたのね)
ほむら(というか、使い魔を狩りつつ胸パットにも魔力を送るなんて、何気にとんでもないわね)
209:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:01:11.98:z1MNp9NJ0
ほむら「私もパットの魔力強化に挑戦してみようかしら」
マミ「それなら私のパットを貸すわ。これで魔力付加の練習をしてみて」
ほむら「さっきまで巴マミが使っていたパットを私が使うの!?」
マミ「……そ、そう言われると、なんだか気恥しくなってくるわね」
ほむら「……」
マミ「どうする? 嫌なら別にいいのだけど……」
ほむら「いっ、いえ……。折角だし貸してもらうわ。ありがとう」
まどか(なんでだろう。なんか面白くない……)
211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:09:49.60:z1MNp9NJ0
ほむら「じゃあやってみるわね」
ほむら(巴マミの胸に当たっていたパット……、巴マミの胸に当たっていたパット……)
マミ「コツはカーブをあまり急にしすぎないことよ」
ほむら「ええ。気を付けるわ」
マミ「……」
ほむら「……」
まどか「どうして2人とも顔が赤いの」
マミ「!? そ、そんなことないわよ?」
ほむら「ええ! 勿論よ!」
まどか「むー……」
まどか(もやもやする)
212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:16:37.88:z1MNp9NJ0
ほむら「こんな感じかしら?」
マミ「あら。筋がいいわね」
ほむら「巴マミの胸の形を参考に作ったから……」
マミ「あ……、そ、そうなんだ……」
まどか「……」
マミ「それじゃあせっかくだし、そのパットをつけてみたらどうかしら?」
ほむら「え? えええっ!? つけるって、その」
マミ「実際につけてみないと分からない部分もあると思うから……」
まどか(うううー。こうなったら―――)
218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:32:38.32:z1MNp9NJ0
ほむら「パットをつけてくるから少し洗面所を借りるわね」
マミ「ええ。大きめのブラもそこに置いてある筈だから、パットと一緒に着用―――」
まどか「その必要はないよ!!!」パシッ
ほむら(あ、え、えっ!? まどかが胸パットをひったくった!?)
まどか(ほむらちゃんがこれをつけるぐらいなら……)
まどか(私がマミさんの胸パットをつける!)
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:33:21.96:z1MNp9NJ0
まどか「えいっ!」スウッ
ほむら「ぶううぅうぅうううっ!? ちょ、まどか!? どうして上着を脱いで!?」
まどか「それはもちろんこのパットをつける為だよ!!!」
マミ「鹿目さんが私のパットを!?」
まどか(ブラを外して、と……)
ほむら(あわわわわわわまどかの胸がああああああ)
マミ「……」ドキドキドキ
223:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:44:13.52:z1MNp9NJ0
まどか「こう当てればいいのかな……?」ピトッ
ほむら(……あれ?)
ほむら(ひょ、ひょっとしてこれって)
ほむら(まどかと巴マミが間接パイタッチ!?)
ほむら「そんなのいやぁあああああああああー!」
マミ(っ!? 暁美さんの魔力が暴走し始めた!?)
まどか「あわわわわわわ! パットが急に大きく!」ボワン
ほむら「やだやだやだー!!」
まどか「大きすぎてもう手で持てないよー!」ボワワワワワン
マミ「ちょっと待って! このままパットが膨らんだら家の壁が―――」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:50:41.56:z1MNp9NJ0
――――
ワルプルギスの夜(はあ、よく寝た)
ワルプルギスの夜(そろそろ動こうかな)
ぼよよよよよよん
ワルプルギスの夜(ん? なんか変な音が……)
ぶちっ
ワルプルギスの夜(わあああああ!? よく分からない物体に押しつぶされる!)
ワルプルギスの夜(しかも謎の物体の重さで身体が地面に沈む!?)
ワルプルギスの夜(こりゃあと80年ぐらいは地上に出てこられないな……)
ほむほむのループ地獄終了
231:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:53:59.58:deK9BeCi0
――――
そんなことは露知らぬ3人
マミ「どうしてくれるのよ……、もうこの部屋どころか建物全体がめちゃくちゃよ……」
ほむら「ごめんなさい……」
まどか(ああ、びっくりしたぁ)
ほむら「おわびといってはなんだけど、私の家に住まない?」
マミ「暁美さんの家に!?」
まどか「な、そ、それは駄目だよ!」
ほむら「どうして?」
まどか「どうしてって、だってその、何か間違いでもあったら……」
ほむら「ふふっ。女どうしで間違いなんておこらないわよ」
まどか「そう、かなあ……」
248:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 00:37:17.40:Zum8pGM/0
ほむら(私はレズでもノンケでもなくまど専だし……)
まどか「それならマミさんはウチにきた方がいいと思います!」
マミ「鹿目さんの家に!?」
ほむら「そそそそれは駄目よ! 何か間違いでも起きたらどうするの!?」
まどか「女の子同士じゃ間違いは起きないんじゃなかったの?」
ほむら「それはそうだけれど……」
マミ(え? え? もしかしてこの2人、私をとりあってる!?)
マミ(そんな……、そんなのって……!)
マミ(でもちょっといいかも)
250:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 00:38:10.40:P/JJervL0
267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 00:52:28.80:Zum8pGM/0
まどか「家族の目があるウチの方が変な心配なくていいと思うよ」
ほむら「いいえ。私1人しか住んでいない家で暮らす方が、巴マミは気楽でいい筈よ」
まどか「マミさんは私の家で住んだ方がいいもん!」
ほむら「いいえ。私の部屋で暮らす方がいいと思うわ!」
マミ「2人とも、喧嘩を止めて! 私の為に争わないで!」
まどか「マミさん……」
ほむら「巴マミ……」
マミ「ね……?」
まどか(なんかごめんなさい)
278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:05:29.79:Zum8pGM/0
まどか「……じゃあ、こういうのはどうかな。私達3人でほむらちゃんの家に住むの」
ほむら「っ!?」
マミ「ええええっ!? どうしてそんな!?」
まどか「これなら間違いが起きる可能性を減らしつつも一定の気楽さを保てるでしょ?」
ほむら「なるほど。1里どころか1000里はあるわね」
マミ「3人暮らし……、面白そうね! でも2人とも本当にそれで大丈夫なの?
まどか「もちろん確認はしないといけないけど、私の家は割とそういうところがおおらかなので」
ほむら「部屋の方なら大丈夫よ。冬用布団と夏用布団をフル活用すれば、
3人ぐらいなら雑魚できるわ」
マミ「そう。それならよろしくね!」
マミ(やったわ! これでもう独りぼっちじゃない!)
282:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:15:29.56:Zum8pGM/0
――――
まみまどほむホーム
ほむら「さて。さっそくだけど、脱貧乳の為に何をすればいいのか話し合いましょう!」
マミ「私はパットを使い続ければそれで……」
ほむら「それではいつか好きな相手に裸を見せる時後悔するわよ」
マミ「は、ははは、裸を見せるって……、そんな機会、私なんかに巡ってこないわよ……」
まどか「そんなことないですよー。マミさん美人だもん!」
マミ「鹿目さん……」
283:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:25:25.63:Zum8pGM/0
ほむら「そろそろ話を戻すわよ。実はさっき、私のメガネに魔力を注いでこんなものを作ってみたの」
マミ「ピンク色のメガネ……?」
まどか(ほむらちゃんメガネなんて持ってたんだー!)
ほむら「ええ。この眼鏡をかけると、ある特殊な数値が見えるようになるのよ。まどか、かけてみて」
まどか「うん。えっと……、わあ、本当だ!
マミさんの胸のあたりに1って数字が浮かび上がってる!」
マミ「胸のあたりに1?」
285:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:26:55.83:Zum8pGM/0
ほむら「それがあなたのおっぱい力よ」
マミ「おっぱい力っていうのは?」
ほむら「聞いて想像できる通りの意味を持つ数値よ。
実は今この眼鏡には、他人のおっぱい力をはかる機能が付与されているの」
マミ「じゃあ、私のおっぱい力はたったの1……」
ほむら「この道具にあえて名前を付けるとしたら、差し詰めおっぱいスカウターといったところかしら」
まどか「ちなみにほむらちゃんの胸のあたりには……」
ほむら「1.5ぐらいかしら?」
まどか「-7、って書かれてる……」
ほむら「え」
マミ「ほっ……」
286:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:27:55.57:q8i5+SA50
ほむら「ま、-7!? 嘘! 0未満は出ない筈なのに!」
まどか「本当だよー」
マミ「私がかけて確かめてみるわ。……あら、本当ね、-7だわ」
ほむら「……」
マミ「ちなみに鹿目さんは4」
まどか「わーい! 銃を持った農夫×0.8ぐらいの強さだ!」
マミ「いいなあ。4だなんて」
ほむら「そうね、正の数だなんて羨ましいわ……」
まどか「……」
マミ「……」
294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:51:00.90:3hRRsD370
ほむら「もう私は胸パットだけを極めるわ……」
まどか「待ってほむらちゃん! 諦めちゃ駄目だよ!」
ほむら「どうせマイナスだもん……」
まどか「大丈夫! だってほむらちゃん、絶対値は大きいもん!」
マミ(そういう問題なのかしら)
300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 02:01:41.16:Zum8pGM/0
まどか「ほむらちゃんだって本当は大きな胸になりたいんでしょ?」
ほむら「……うん」
まどか「じゃあ一緒に頑張ろうよ! ね!」
ほむら「分かった……。まどかがそう言うなら……」
マミ「私も応援するわね」
ほむら「巴マミ……」
301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 02:09:32.55:Zum8pGM/0
マミ「さて、と。3人のおっぱい戦闘力も分かったことだし、次は具体的な行動に出ましょう」
ほむら「でもいったい何をしたらいいのか……」
まどか(弱気になってるほむらちゃんかわいい)
マミ「そうねえ。おっぱい戦闘力の高い人を探して、
その人の行動をチェックするというのはどうかしら?」
まどか「さっき私とほむらちゃんがマミさんの部屋を覗いたように?」
マミ「そんな感じね」
ほむら「比較的おっぱい戦闘力が高そうなのは美樹さやかあたりかしら……」
まどか「そうだねえ。さやかちゃんまだまだ成長途上であれだもんね」
306:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 02:22:16.79:cDIVRvZw0
――――
さやか(あーあ、お目当てのCD見つからないなあ……)
さやか(ちょっくら遠くの店に足をのばしてみようか)
ほむら(見つけたわ、美樹さやか!)
まどか(さっそくおっぱい戦闘力をはかってみよう!)
マミ(少し待っていてね)
409:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 16:54:59.23:Zum8pGM/0
マミ(……)
まどか(どうですか?)
マミ(……8)
ほむら(8!? まどかの倍だなんて予想以上だわ)
マミ(違う、8じゃなくて……)
ほむら(まさか18!? もしくは28!?)
マミ(-8、よ)
ほむら(えっ)
まどか(ということはさやかちゃんも偽乳!?)
410:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 16:57:49.95:q8i5+SA50
まどか(2年生になってから急成長したとは思っていたけど……)
まどか(まさかさやかちゃんまでパットを使っていたなんて)
ほむら(……ふ、ふふふっ)
ほむら「美樹さやか!」
さやか「へっ? あ、転校生にまどかにマミさん! 珍しい組み合わせだなー」
ほむら「貴女のこと信じていたわ!」
さやか「え? あ、ど、どうも……?」
ほむら「マイナスどうし仲良くしましょう!」
さやか「はぁ……?」
ほむら「ね?」ギュウッ
まどか(あああああっ! ほむらちゃんの馬鹿ばか!)
まどか「はいはい2人とも、往来で手を握り合ったりなんかしたら迷惑だよー」
ほむら「あ、ごめんなさい。私ったらつい」
まどか(まったくもうっ!)
419:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:11:35.02:6i7elJDY0
さやか「それでその、マイナスってのは何のことなの?」
マミ「おっぱい戦闘力のことよ!」
さやか「はい!?」
まどか「この際はっきり言っちゃうけど……、さやかちゃん、胸に詰め物してるよね?」
さやか「……」
ほむら「大丈夫。馬鹿にしたりしないわ」
さやか「……だって恭介が胸の大きい人の方が好きって。
だからお願い! このこと恭介にだけは言わないで!」
ほむら「そうやっていつまでも誤魔化し続けるつもり?」
さやか「それは……」
ほむら「ねえ、だから美樹さやか。私達と一緒に本当の巨乳を目指してみる気はないかしら?」
さやか「本当の巨乳に……?」
427:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:28:16.74:Zum8pGM/0
さやか「あたしなんかが巨乳になれるの……?」
ほむら「なれるわ。私も貴女もまどかも巴マミも、みんなみんな!」
さやか「……」
ほむら「だって女の子の胸には夢が詰まっているんだもの!」
マミ「!!」
さやか「!!」
まどか(ほむらちゃんの夢を吸いたい)
さやか「転入生……、あたし頑張ってみる!」
ほむら「一緒に頑張りましょう」
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:29:59.33:gc0ciJRr0
さやか「ところでその……、転校生やまどかはともかくとして、どうしてマミさんまで?」
マミ「ふふっ。恥ずかしい話なんだけど、実は私もパットで盛ってるの」
さやか「ええっ!?」
マミ「私の本当のおっぱい戦闘力はたったの1なのよ」
さやか「そうだったんだ……」
まどか「ちなみに私のおっぱい戦闘力は4だよ」
さやか「ということはマミさんまどかよりも小さいの!?」
マミ「……うん」
さやか(へえーっ。まさかあたし以外にも身近にそんな人がいたなんて)
さやか「んじゃさ、あたしと転校生のおっぱい戦闘力はいくつなの?」
ほむら「私は-7。あなたは-8よ」
さやか「ま、マイナス!?」
436:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:41:40.37:FbYcYOkY0
ほむら「心配には及ばないわ、美樹さやか。私達には魔法がある」
さやか「魔法が……?」
ほむら「せっかく大きなリスクと引き換えに手に入れた力なんだもの。
望むままに使ってみても罰は当たらない筈よ」
ほむら「たまには魔法少女らしく夢と希望を叶えてみましょう。ね?」
さやか「……うん、そうだね」
まどか(ふーん。私は魔法少女じゃないもーん……)
442:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:58:25.67:Zum8pGM/0
マミ「せっかく同じ意思を持つ4人が集ったことだしこれからどこかに行ってみない?」
まどか「あ。それなら私おっぱいパブがいいです!」
ほむら「おっパブって、どうしてそんな敵の総本山みたいな場所に……」
まどか「だからこそだよほむらちゃん。巨乳の人が多い所に行けば
何か手掛かりが得られるかもしれないよ!」
マミ「けっきょくそこに行き着くわよね」
さやか「んじゃ、行ってみますかおっパブー!」
まどか「おおー!」
ほむら「まどかがそう言うのなら」
447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 18:07:30.86:Zum8pGM/0
――――
ほむら「まさかおっパブが偽乳の宝庫だなんて……」
マミ「あれってやっぱり豊胸手術で作られた偽乳なのかしら……」
まどか「多分そうだよ。感触がおかしかったもん」
ほむら「豊胸手術なんて邪道よ邪道! 夢がないわ!」
さやか「そうかなあ……」
ほむら(……美樹さやか?)
さやか(豊胸手術、かあ)
449:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 18:14:36.86:3hRRsD370
さやまみまどほむホーム
ほむら「さて。それではそろそろ真面目に胸を大きくする方法を考えましょう」
マミ「そうは言ってもね。今日1日の外回りで分かったことは無いに等しいし……」
まどか「思った以上に豊胸やパットでずるしてる人が多いってことぐらいだね」
ほむら「……1つ考えがあるわ」
さやか「何か思いついたの?」
ほむら「ええ。相対的に貧乳の地位を上げる方法を思いついたわ」
マミ「聞かせてくれるかしら」
458:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 19:05:48.48:Zum8pGM/0
ほむら「まずは魔法で飲むと胸が縮む薬をつくるの」
まどか「貧乳にする薬……? そんなもの作れるの?」
ほむら「可能よ」
さやか「んで、その薬を何に使うのさ」
ほむら「世界中の水道にばらまきまくりましょう。
そうやってこの星中を貧乳ばかりにしてしまえば……」
マミ「なるほど……。貧乳がスタンダードになるわね」
まどか「ほむらちゃんすっごーい!」
ほむら「そ、そそそ、それほどでもないわよ!」
さやか(でもそれ根本的解決になってないような……)
459:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 19:08:38.88:pozxUw1i0
さやか「というかそもそも巨乳になる薬は作れないの?」
ほむら「その発想はなかったわ」
さやか「普通先にそっちにあたるでしょうよ!」
ほむら「だって……」
マミ「私は分かるわ、暁美さんの気持ち」
さやか「ええーっ?」
マミ「貧乳な自分に慣れ過ぎると、だんだんと自分を巨乳に変えようという
考えが浮かびにくくなってくるのよ」
ほむら「そうそうそうなのよ! それでついむしゃくしゃして、貧乳になる薬を作っちゃって」
まどか(正直私は、ほむらちゃんは貧乳の方が似合うと思うんだけどなあ)
496:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 21:55:35.89:Zum8pGM/0
さやか「貧乳になる薬が作れたなのら巨乳になる薬だって作れるよね」
ほむら「恐らく可能だと思う」
さやか「じゃあその薬を使えばもう解決じゃないの?」
ほむら「確かにそれも悪くないとは思うわ。でも……」
さやか「でも、何なの?」
ほむら「どうせなら、世界中の人間が貧乳な中、
ここの4人だけが巨乳って状況が作れたら凄いことになると思わない?」
マミ「なるほど! 貧民から一気に特権階級に駆け登れるわね!」
まどか「……まあマミさんはいつも特権階級気分だった訳ですけど」
マミ「それはそれよ」
まどか「調子いいんだからー」
501:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:07:50.08:Zum8pGM/0
さやか「つまり他の全員を貧乳にした上で自分だけ巨乳になるってことか」
ほむら「ええ。我ながら完璧な作戦よね」
さやか「なーんかその作戦、意地の悪さが滲み出ているような……」
ほむら「今まで散々虐げられてきたんだもの。
少しぐらいはいい目を見たっていいじゃない!」
まどか(被害妄想のほむらちゃんもかわいい)
502:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:15:57.04:Zum8pGM/0
――――
数日後
まどか「本当に世界中みんな貧乳になっちゃったね」ボヨヨヨン
マミ「まさか本当に65億総貧乳化なんてことを成し遂げてしまうなんてね」ボヨヨン
さやか「これで恭介に好きになってもらえるといいな」ボヨン
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん? どうしたの?」ボヨヨヨン
ほむら「どうして私にだけ巨乳化薬の効果が表れないのよぉおおおおおおおお!!」ペターン
503:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:25:13.97:3AF+jOeN0
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ーニ二_,イ::::::!:::::::、::::::l:::::::::::::::::':,::::::::::::\:::::::::::::::::::::::l
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| ヽl{ ´、 , 〈! 、__ッ'|::l ,::,:::::::::',:::::::::::\::. 、:::`ヽ
/::ヽ ',/// ゚̄ l:/ l::ト,:::::::l::::::::::::::.\:::::::::::::\
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二ニ=-ニ - '´::/! `ヽ/ ー=っ !,.イ !:!//!:::l//`ヽl:::!::::::::\:::::::::::.
_,..- イ/:.}--、 /:...、 __,..イ゚ //イ///,::l////l:::l/ヽ、:::::\::::::::.
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506:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:30:37.37:nQQ69EBZ0
――――
更に数日後
まどか「まさかあの貧乳薬に副作用があったなんてびっくりしたね」ボヨヨヨン
さやか「一時的に胸を小さくする代わりに、後からその反動として胸が大きくなるだなんてね」ボヨン
マミ「巨乳がスタンダードになってしまったせいでEの私も今では普通扱いよ」ボヨヨン
さやか「あたしなんてDなのに貧乳扱いですよー」ボヨン
まどか「私は……、大きめって言われるかな。でも肩がこるから辛いなぁ」ボヨヨヨン
ほむら「……」ツルーン
まどか「ほむらちゃんは肩がこらなさそうでいいね!」ボヨヨヨン
ほむら「……」ツルーン
509:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:32:33.13:VALOAoAX0
ほむら(はあっ、どうしてこんなことに……)
ほむら(あら? ポストに手紙が)
ほむら(……ビックリ人間コンテスト?)
ほむら(世界1小さな胸を持つあなたにぜひご出演いただきたいです……)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(うわぁああああああああああん!!)ツルーン
516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:43:50.26:Zum8pGM/0
ほむら「ただいま……」
まどか「ほむらちゃんほむらちゃん!」ボヨンボヨンボヨン
マミ「大ニュースよ!」ボヨヨン
ほむら「2人ともそんなに胸を揺らしてどうしたの……?」
まどか「なんとギネス協会からほむらちゃんに逆オファーがあったよ!」
ほむら「先が読めすぎて泣けるわ……」
518:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:44:33.68:2NL6dSXH0
さやか「まあまあまあ。そこまで突き抜けてると逆にいかすって!」
ほむら「逆って何よ逆って……」
マミ「今じゃ暁美さん、逆に有名人よ!」
ほむら「だからその逆ってのは何よ……」
まどか「でも私はそんなほむらちゃんのことが逆に大好きかな……、なっ、なーんてね!」
ほむら「だから逆って一体なんなのよぉおおおおー!!?」
まどか(あう……。大好きはスルーされた……)
528:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:01:11.15:Zum8pGM/0
ほむら「いいもん……どうせ私は貧乳よ。貧乏胸よ」
さやか「ものは考えようじゃない? その胸なら……。
えーっと、スポーツとかやる時は有利じゃない?」
ほむら「……」
まどか「あー、それにほら! 大人になった時とかきっと飲みの場で話のネタに困らないよ」
ほむら「そうかなぁ……」
まどか「アフリカの貧困者を助けるために海外ボランティに行ったら、
逆にシマウマの肉を恵まれちまったぜ! HAHAHA! なーんて感じで!」
ほむら「……ぐすっ。ひどいよまどか……」
まどか「わああー! ごめんねほむらちゃん! 冗談冗談!」
531:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:03:15.23:VALOAoAX0
まどか(はっ、話を変えないと空気が!)
まどか「えーっと、えーっと。そういえばほむらちゃんは1人でどこに出かけてたの?」
ほむら「服屋さん……」
マミ「あら。それなら私も着いていったのに!」
さやか「ん? でも何も持ってないよね。気にいったのがなかったの?」
ほむら「……サイズがなかった」
3人(ああ……)
537:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:17:28.22:Zum8pGM/0
ほむら「お店で注文できないものかと思ってサイズを言ったら噴き出されたわ……」
マミ「……」
さやか「……」
まどか「……ぎゃ、逆にかっこいいよ!」
マミ「そうね! 逆にオンリーワンよね!」
さやか「うんうん! 時代に逆らってる感じでロックなんじゃないかな!」
ほむら「逆って言わないでったらぁ……」
まどか「ごめんね、つい……」
539:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:19:24.06:+IhdstL20
マミ「そうだわ! お洋服はセシールか何かで取り寄せてみたらどうかしら!?」
ほむら「もう私のサイズは取り扱い中止だって出てきたわ……」
さやか「あちゃー……」
ほむら「前まで部屋着につかっていたパット付きのキャミソールも生産中止みたい……」
まどか「だっ、大丈夫だよほむらちゃん! 胸が無くたって逆に生きていくことは―――」
ほむら「あるもん……」
まどか「えっ?」
ほむら「胸あるもん……」
まどか「……」
ほむら「つつくとちょっとだけふにふにしてるよ……」
まどか(何このいじけたほむらちゃんかわいいぃー!)
554:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:36:46.86:Zum8pGM/0
――――
脳内まどか「胸があるって本当かなぁ、ほむらちゃん?」
脳内ほむら「嘘じゃないわよ……」
脳内まどか「じゃ、確かめてあげるね」
脳内ほむら「ちょっとまどか!?」
脳内まどか「ふふふっ。本当だ、ほんのり膨らみがある」
脳内ほむら「あんまり見ないで……」
脳内まどか「なんで? こんなに可愛いのに」
脳内ほむら「え? かわ、いい……?」
脳内まどか「うん! ほむらちゃんの胸とっても可愛い!」
脳内ほむら「……じゃあ、さ、触ってもいいわよ」
脳内まどか「本当に!? それじゃあ遠慮なくいっただきまーす!」
555:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:37:22.71:Zum8pGM/0
――――
まどか「てぃひひひひひ……」
ほむら「まっ、まどか……?」
さやか「おーい、戻ってこーい」
まどか「ハッ! ごごごめん! ちょっと夢見心地だった!」
マミ「本当に大丈夫?」
まどか「はい! むしろ元気すぎるぐらいです!」
ほむら「??」
558:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:50:26.89:Zum8pGM/0
マミ「でも既製品じゃ服が間に合わないなんて本当に困ったわね」
ほむら「ええ。いつまでも手持ちの服を着まわすわけにもいかないし……」
さやか「それなら魔法の力で―――むがっ!?」
さやか(ちょっとまどか!? どうして口を塞ぐのよ!)
まどか「私達でほむらちゃんのお洋服を作っちゃおうよ!」
ほむら「えっ……?」
まどか「じっくり採寸なんかもして、ほむらちゃんの身体にあう服を作ろう!」
ほむら「……」
マミ「それはいいアイデアね!」
さやか「いやでも魔法をつかった方が手っ取り早―――むぐぐっ!?」
まどか「決まり決まり! さっそく採寸に移ろう!」
565:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 00:06:08.86:dSTBkpV30
まどか「さあさ、ほむらちゃん。さっそく身体のサイズをはかろうねー」
ほむら「……い、いや」
まどか「我儘言っちゃ駄目だよ。ちゃんとサイズを測らないと」
ほむら「でも恥ずかしい……」
まどか(あーもう、ほうっておけないタイプなんだから!)
まどか「大丈夫だよほむらちゃん。私が丁寧にはかってあげるからね」
ほむら「……まどか以外がいい」
まどか「えっ?」
ほむら「まどか以外にはかってほしい……」
まどか(な!? そ、そん……、な!?)
ほむら(まどかにはかられるのだけは恥ずかしすぎる……)
573:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 00:21:18.62:dSTBkpV30
マミ「そう。それなら私がサイズをはかるわ」
ほむら「うん。お願い……」
まどか(うううううううぅ! そんなぁー! これじゃあ生殺しだよ!)ポヨンポヨン
さやか(どうしたんだろう。まどかがいつものまどかじゃない)
マミ「手を伸ばしてくれる?」
ほむら「……」
マミ「いい子ね」プルン
ほむら(う……、巴マミの胸が、服越しに私の胸に……)
まどか(きぃーっ!)ボヨンボヨンボヨン
577:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 00:31:28.59:dSTBkpV30
マミ「……うん。サイズは大体測り終えたかな」
ほむら「ありがとう」
まどか(マミさんマミさん。後でサイズ教えてください)コソコソ
マミ「駄目よ。暁美さんに悪いわ」
まどか「うーっ」プルンプルン
ほむら「……まどか」
まどか「何々ほむらちゃん!? また身体測りたくなった!?」
ほむら「あ、そ、そうじゃなくって……。服のデザインはまどかと一緒に考えられたらなって……」
まどか「!!」
578: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/05/23(月) 00:35:08.75:6UHEt0e+O
まどか(これは……チャンス!?)
まどか(ペアルックにしたり)
まどか(あえて露出度の高い服にしてみたり)
まどか(ゴスっぽいふりふりとかもいいなあ……)
まどか(いっそキャリア系ってのも)
ほむら「おーい、まどか、おーい……」
ほむら「やっぱり私の服のデザインなんて嫌かな……?」
まどか「ええっ!? あ、そ、そそそんなわけないですよ!」
ほむら「本当に?」
まどか「もっちろん!」
ほむら「よかった……」
まどか(危ない危ない……。ついうっかり妄想の世界に浸っちゃうところだったよ)
583:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 00:49:00.82:dSTBkpV30
マミ「どうせなら誰が一番いい服をデザインをできるか競争してみない?」
さやか「あたしはそういうのちょっと苦手だなぁー」
マミ「そう……」
さやか(うっ。なっ、何この悲しそうな顔!?)
さやか「まあでも、たまにはそんなのも面白いかもしれませんね」
マミ「!! そうよねそうよね! 鹿目さんと暁美さんもいいかしら?」
まどか「いいですよ」
まどか(どっちにしろほむらちゃんの可愛さを一番引き出せるのは私だもん)
マミ(わーい! 皆でお絵かきだなんて、凄くわくわくするわ!)
584:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 00:53:51.40:NR6x8/sD0
30分後
マミ「それじゃあ順番に見ていきましょうか」
まどか「そうですね」
マミ「トップバッターは私が勤めるわ。私の絵はこれよ!」
まどか「……」
さやか「……」
ほむら「……」
マミ(ふふふ。みんなあまりの凄さに言葉を失って―――)
まどか「次はさやかちゃんにお願いしてもいい?」
さやか「仕方ないなぁー」
マミ「ちょ、ちょっと待って! どうしてスルーするのよ!?」
593:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 01:16:51.84:dSTBkpV30
まどか「だって……、ねえ?」
さやか「なんというか、うん」
ほむら「ごめんなさい、これを着て歩くのはちょっと」
マミ「……」
まどか「アニメだったらモザイクがかかるレベルですよ」
さやか「ご想像にお任せします、なんてテロップが出そうな感じだよね」
マミ「そこまで言わなくても……」
マミ(一生懸命考えたのに……)
ほむら「……私の為に考えてくれたのは凄く嬉しいわ」
マミ「え? あ、そ、そう?」
ほむら「ありがとう巴マミ」
マミ(やっぱり暁美さんフラグは生きていたのね!)
597:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 01:34:38.19:dSTBkpV30
さやか「次はあたしだね。はい、どーぞ」
まどか「うん。いいんじゃないかな」
まどか(65点)
マミ「テレビに出てきそうな服ね」
マミ(私の絵の方がいいと思うんだけどなあ)
ほむら「お洒落だと思うわ」
ほむら(やたら無難な上に画力も中の中だからコメントがしづらい……)
さやか「おおっ!? 意外と高評価!?」
603:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 01:58:33.47:dSTBkpV30
マミ「3番目はどっちにする?」
さやか「そりゃトリは本人っしょ!」
ほむら「……」
まどか「なら私だね! 私の絵は……、じゃんじゃじゃーん!」
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。 ゚ 。 ミ´ 、、 ハト・。゙i ゚。 l/ \
604:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 02:00:28.51:vq826YO20
ほむら「ちょちょちょ、ちょっと待って!
こ、ここここの服ってまどかがよく着ているものと全く同じデザインの……」
まどか「あれ? ほむらちゃんよく知ってたね!」
ほむら「あ……」
まどか(あーあ。ちゃっかりお揃いの服にしよう作戦失敗か)
ほむら(これって故意犯よね!? どういう意図があるの!?)
マミ「うーん。絵は可愛いけれど、既存の服そのまんまだと……」
さやか「デザインしようって主旨からは外れちゃうね」
まどか(こうなるならいっそ胸に大きくLOVEまどかとでも書いておけばよかった)
ほむら(まどかとお揃い……、あわわわわ!)
ほむら(周りからみたらまるで恋人同士みたいに見えるのかしら……)
ほむら(い、いえ。仲の良い友達ぐらいにしか思われないわよね、普通は)
ほむら(でもでももしかしたら……、きゃあーっ! きゃーっ!)
611:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 02:16:12.60:dSTBkpV30
マミ「さて。最後は暁美さんね」
さやか「よっ! 待ってました!」
ほむら「別にそう大したものじゃないわよ……」
まどか(ほむらちゃんの絵ってだけでそれはもうどんなものでも萌え要素なんだよ)
613:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 02:27:31.62:dSTBkpV30
ほむら「私の絵はこれよ」
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614:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 02:28:01.67:dSTBkpV30
まどか「!!!」
さやか「服じゃねぇえええええ!!」
ほむら「あ……、つい」
マミ「暁美さん、あなたね……」
615:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 02:35:33.68:dSTBkpV30
ほむら(さすがにまどかに引かれたかしら……?)
まどか「でもでもでも! これを印刷した服っていうのもそれはそれでアリじゃないかな!?」
ほむら(なっ!? 引くどころかカバーに回ってくれている!?)
さやか「いや、ないでしょ」
マミ「絵はとても上手いけれど……」
まどか「いいと思うけどなあ」
ほむら(まどか……、やっぱり貴女は私のたった1人の……)
まどか「胸が小さいと絵が歪みにくいし」
ほむら「……うわぁあああああん!」
まどか「あ」
630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 07:49:09.44:GOu+KkxUi
632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 08:00:56.28:lacJGboD0
663:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 17:47:10.32:rGkbEFoW0
巨乳薬の効果は女の身体をより女らしく、男の身体をより男らしくすること
だからこの世界の男は長身マッチョばかり
そういった理由で男物の服にもほむほむに合うものがない
>>615の続き
――――
ほむら「うぅー……」
まどか「ごめんほむらちゃん! 悪気はなかったの!」
さやか(悪気なく言ってるから余計に性質が悪いんだよね……)
さやか(まどかって時々無自覚のまま凄いことやらかす子だから)
まどか「私はほむらちゃんのちっちゃい胸好きだよ!」
ほむら「本当……?」
まどか「うん! えーっとほら、ほむらちゃんの絵の中にあった弓だって、
胸が小さい方が弦が引っかからなくて撃ちやすいんじゃないかな!」
ほむら「うぁあああああ!」
まどか「ええっ!?」
さやか「まどかそれフォローになってない」
674:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 18:58:40.55:dSTBkpV30
マミ「大丈夫よ暁美さん、今や貧乳は本物の希少価値だわ!
ステータスってレベルじゃないわよ!」
ほむら「そんなステータスいらないわよ……」
マミ「そりゃそうか……」
まどか「えーっと、えーっと、それならこういうのはどう?」
ほむら「……?」
まどか「ほむらちゃんに正面からくっついて、胸と胸をあてて、と」フニッフニッ
ほむら「まままっまままどか!?」
マミ「あらあら……」
まどか「こうやって1つになればほむらちゃんも巨乳でしょ!」
さやか(ええー。そんなんが解決策になるわけなくない?)
ほむら(えへへ、えへ、まどかと1つ……)
さやか(……と思いきや、この上なく幸せそうにしてるしー)
675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 19:02:19.31:dSTBkpV30
まどか「これからは私がほむらちゃんの胸パットになる」
ほむら「!!?」
まどか「だから元気出して……、ほむらちゃんが悲しそうだと私も悲しいよ」
ほむら「分かったわ。くよくよしてしまってごめんなさい」
さやか(ええーっ!? こんなんで解決なのー!?)
678:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 19:11:03.43:y4BUKmaF0
マミ「さーて。場の空気も落ち着いたところで、
そろそろ誰が1番いいデザインをしたか決めましょう!」
まどか「そういえばそんなことになってましたね」
さやか「あたしは(消去法で)まどかのに1票」
まどか「私はほむ……、あ、いや、さやかちゃんのに1票」
まどか(さすがに自分の絵には入れられないし、
ほむらちゃんのあの絵を選んでも不審がられそうだから……)
マミ「私は自分の絵に1票」
まどか「え?」
マミ「え?」
687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 19:53:43.47:LS0lcTtPO
マミまどさや:1票
ほむら:0票
ほむら「……ということは私の票で1番が決まるの?」
マミ「そうなるわね!」
さやか「どうせなら1番になったデザインの服は実際に作ってみない?」
まどか「あ、それいいね!」
ほむら「!!」
ほむら(ということは、ここでまどかの絵を選んだら……)
ほむら(まどかとおそろいの服が……!)
692:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 20:06:52.68:dSTBkpV30
ほむら「私は……」
マミ「うんうん!」
ほむら(うっ……、巴マミの期待に満ちた視線がささる……)
ほむら(いえいえ! ここで情に流されては駄目よ!)
ほむら(私はなんとしてもまどかとおそろいの服を……)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(で、でも、あの服をまどかとおそろいだということを私が知っているのは、向こうにも伝わっている)
ほむら(そんな状態でまどかの絵を選んだら……)
ほむら(まどかに気持ち悪がられないかしら……?)
ほむら(気持ち悪がるぐらいならあんな絵は描かない)
ほむら(そうは思うのだけど、やっぱり思いきれない)
ほむら(そうでなくとも、お揃いの服を着たがっているのがばれたら恥ずかしいし……)
694:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 20:11:44.87:dSTBkpV30
ほむら(その点、美樹さやかの絵を選べば全ては無難に済むわね)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(いやいや!)
ほむら(そんな逃げの姿勢でまどかとペアルックの機会を逃すなんて、そんなの勿体ないわ!)
ほむら(……だけどやっぱり恥ずかしいし、うーっ、うああーっ)
まどか(ほむらちゃん悩んでるなあ……)
マミ(私の絵にきてきて!)
698:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 20:21:29.32:dSTBkpV30
ほむら(……そうだ!)
ほむら(私がまどかとペアルックを着たがっているということを気がつかれず)
ほむら(なおかつ、まどかとペアルックできるやり方を思いついたわ!)
ほむら「決めたわ!」
さやか「おっ。どれにいれる?」
ほむら「私は自分の絵に1票を投じる!」
まどか「ということは……、全部1票ずつで引き分け?」
ほむら「そうなるわね。だから全部の服を実際に作ってみましょう!」
701:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 20:38:39.18:dSTBkpV30
――――
数日後
ほむら(こうして私はペアルックと無難な服と
ほむまどイラスト付きの服とよく分からない服の4着を手に入れた)
ほむら(……のはいいのだけど)
マミ「ねえねえ暁美さん! 今日こそ私デザインの服を着てみてくれない?」
ほむら「いえ……、今日はまどかの服を」
まどか(ひゃっほー!)
マミ「どうして私の服は1度も着てくれないの……?」
ほむら(巴マミが執拗に自分の服を着てと頼んでくる。どうしよう)
703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 20:54:01.41:aZmuL4lm0
マミ「はあっ……」
さやか「なんだかマミさん元気がないですね」
マミ「ええ、ちょっとね……」
さやか「何か悩みでもあるんですか? あたしでよければ相談にのりますよ?」
マミ「大丈夫。本当に大したことじゃないのよ」
マミ(後輩に心配をかけるわけには……)
さやか「少しぐらい頼ってくれる方があたしとしては嬉しいんだけどなあ」
マミ「えっ?」
さやか「マミさんは頑張りすぎ。少しはあたし達に弱いところ見せて甘えてくれてもいいんですよ?」
マミ「……、あのね」
さやか「ええ」
マミ「実はこの前デザインした服のことで悩んでいるの」
さやか「あー……」
さやか(聞くんじゃなかったかも)
706:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:04:47.04:dSTBkpV30
マミ「あれ、私なりに一生懸命考えたのよ?」
マミ「だけど暁美さんは1度も着てくれなくって」
さやか「……」
マミ「そんなに変なのかしら、私のセンス……」
さやか「……えーっと、ほら、あれですよ! 前衛的でアバンギャルドすぎて、
普通のセンスの持ち主にはマミさんのセンスの良さは伝わらないんじゃないかなー、なんて」
マミ「えっ!?」
さやか「時代がマミさんに追いついてないんですよ! 要はガリレオの地動説と同じです!」
さやか(ああもうやけだ)
709:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:18:50.60:dSTBkpV30
さやか「あたしは好きだなー! マミさんのデザイン!」
マミ「本当に……?」
さやか「あれを着ない転校生の気がしれないよ、うんうん! あたしが欲しいぐらいなのに!」
マミ「……」
さやか(こ、これで、少しは元気出してくれるかな?)
マミ「ぐすっ……」
さやか(え?)
マミ「ぐすっ、ぐすぐす……」
さやか(えっ!? ええええっ!?)
マミ「ありがとう美樹さん……」
さやか「あ、いえ!」
マミ「美樹さんのおかげで元気を取り戻せたわ。本当にありがとう」
さやか「いえいえ!」
マミ「あんな服でよかったらいくらでも作るわ……」
さやか「……いやー、それは別に」
710:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:27:59.00:Ug+eAwU0P
マミ「励ましてくれたお礼に、今度美樹さんにも服を仕立てあげるわね。着てくれると嬉しいな」
さやか「いえいえ遠慮しておきます!」
マミ「着てくれないの……? どうして?」
さやか「うーんと、その……」
さやか(やばいやばい! なんとかしてかわさないと!)
さやか「あっ、あたしなんかにはマミさんのハイレベルな服は着こなせませんよ!」
マミ「それなら大丈夫よ。きちんと見たてるわ」
さやか「いやー、あはははは。それでも元があたしだと……」
マミ「美樹さんにあうような服を頑張ってデザインするわ」
さやか「それでもその、なんというか……」
マミ「……もしかして」
さやか「えっ?」
マミ「美樹さんも本当は私のデザインセンスのこと、変だと思ってる……?」
718:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:40:29.16:dSTBkpV30
さやか「そんな滅相もない!」
マミ「本当!? それならぜひ着てほしいわ!」
さやか「あー、えーっと、あはははは……。はぁ……」
マミ「美樹さんに合わせるなら……、配色は紫と茶色かしら!」
さやか(どこからその色が!?)
719:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:41:38.80:h7FyGnBMO
さやか「ぶっ、無難に青色とかどうかなー」
マミ「駄目よそんなの」
さやか「そうですかね……?」
マミ「ええ。青色にするぐらいなら黒と蛍光緑の方がずっといいわ!」
さやか(何その闇夜でライトアップされた街路樹みたいな配色)
マミ「張り切って作るから期待しててね!」
さやか(アバいってこれ本気でヤバいって!)
さやか(このままじゃ閲覧注意レベルの服を本気で着るハメになる!)
723:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:47:42.16:mU3DH9Lj0
あばい(仙台弁)
単語 意味、用例
あばい 一緒に行きましょう
――――
さやか(……そもそもあたし、どうしてマミさんに本音を言わないんだろう?)
さやか(マミさんを傷つけたくないから?)
さやか(それとも、マミさんに嫌われたくないから?)
さやか「……」
マミ「マゼンダと江戸色で渋く抑えるのもありかしら」
さやか(長い目で見れば、本当のことを言うのがマミさんの為になるのかもしれない)
さやか(よし、決めた! はっきりと伝えよう!)
さやか「マミさん、あたしマミさんに言わなくちゃならないことが―――」
マミ「死んじゃったお母さんと一緒にお洋服のデザインして遊んでいたことを思い出すなあ……。
……あら? 美樹さん、言いたいことって何かしら?」
さやか「いいえ何でもありません!!」
さやか(言えるわけねええええぇー!)
730:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:57:48.70:qWapFtTG0
数時間後
マミ「できたわ!」
さやか(ああ、なんだかんだで完成してしまった、MAMI STYLE……)
さやか(って、あれ? なんで2着も?)
マミ「せっかくだしお揃いにしてみたわ。どうかしら? そういうの嫌かな?」
さやか「……」
さやか(ま、いっか……)
マミ「あはは、ごめんなさい。やっぱり私の方はお蔵入りに―――」
さやか「いいんじゃないですか、お揃い」
マミ「そ、そう?」
さやか「ええ! これ着てまどかと転校生に対抗しちゃいましょう!」
マミ「そうね……。うん、あの2人最近やたら仲がいいし、ちょっと対抗しちゃおっか」
734:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:18:38.46:dSTBkpV30
――――
翌日
杏子「……ん? おっ、久しぶりだな2人とも」
さやか「うわっ、出た杏子」
杏子「なんだよその言い方は! つーかアンタら、服にカビが生えて凄いことになってるぞ?」
さやか「あ……」
杏子「……?」
マミ「うわぁあああああああん!」
さやか「杏子の馬鹿ぁー!!」
杏子「ええっ!? なんで!?」
こうしてマミさんの服は封印されることになった
736:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:21:12.79:zzQT99x50
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/¨,-‐… 7 . 八圦 `‐-‐' ,' 厂`Y / `ヾ´/////
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. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) ( , -―- j ./
\! .Уヽ (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::! / ∧/ , -‐-、. \ 〈‐‐-、 j
. / ヾ .〈 ヾ::::::::::::::::::::::::::::::! 入 _〈_/ \ \ ∨_)'
742:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:33:09.46:xoC93Q0u0
,'| / // _,.∠.、丶 | .::八 .:/ | ヽ : : : :. : : : :.
,' |八 :/ /⌒ヽ | .: | \ │ : : .l : : :l : : : :.
,' ′ ヽ :/ ,:しハ | .:/│ .::/ `ヽ| : : :l : : | : : : :.
.: ∨ /:じ// 八..::/ l .:/,. == 、\ : :│ : : | : : : ::
: / :/ (ヽヾ;/ ∨ ∨ ,二ヽ :.:| : ::|,二二/
:' ..:/ /⌒ ー' /し;ハ ∨ |/ : :| /
| .::/ _, /.:じ/リ |l .: : : |,二二/
| :〈 .: (ヽ ヾ.::;/ :リ .: : : ;′ /
| ; ヽ / ⌒ヽ '⊃′.;: : : ,:
'. |/ヘJ ト 、 厂 / : :/ ⌒ヽ /
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744:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:35:02.70:PDxb4+yW0
まどか「ただいまー!」
ほむら「ただいま」
杏子「よっ、よう……」
まどか「あーっ! 杏子ちゃんもきてたんだ!」
杏子「まあな」
ほむら「美樹さやかにでも会いにきたの?」
杏子「いや、それがその……、あれをなだめに……」
747:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:37:21.13:dSTBkpV30
マミ「ごくっ、ごくっ、ごくっ」
さやか「ああああっ! マミさん落ち着いて! それは飲み物じゃないです!」
マミ「いいのよ! 私なんてカビキラーを飲んでいなくなっちゃった方がマシよ!」
さやか「早まらないでください!」
マミ「どうせ私はカビだもん!」
さやか「そんなこと……、ああもうっ! ちょっと杏子、あんたもなんか言ってやって!」
杏子「……と、まあ、こういうわけで」
ほむら「……」
まどか「……」
750:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:50:49.34:dSTBkpV30
マミ「ううう……、あ、あれ? あちちっ! あつっ!?」
さやか「マミさん!?」
マミ「熱いあついあつい! 口と喉が熱い!」
杏子「どうしてこんなことに……」
ほむら(そりゃカビを除去する薬が人体に有益な筈ないでしょうに)
さやか「まさか……、カビキラーがマミさんをカビとみなして攻撃を……?」
まどか「そんなっ!?」
杏子「くっそぉおー! カビキラーの奴め、巴マミをカビ扱いだなんてあんまりだ!」
さやか「カビキラー、許せない……!」
まどか「そんなのひどすぎるよ……」
ほむら(これむしろカビキラーがかわいそうよね)
751:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:52:03.15:sqwy0pMO0
マミ「はあっ、はあ、はあ……」
マミ(ようやく落ち着いてきた……死ぬかと思った……)
マミ「……これで私がカビだということが証明されてしまったわね」
さやか「マミさん……」
マミ「私はこの家を去るわ」
まどか「えっ!? 本気ですか!?」
まどか(ということは、ほむらちゃんと私で2人暮らしに!? それはそれで……)
マミ「止めないで鹿目さん! 私はもう決めたの!」
まどか「そうですか、寂しいです……」
757:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:06:43.58:dSTBkpV30
さやか「待ってください! この家を出ていって、マミさんどうするつもりなんですか!?」
マミ「カビに居場所なんてないわ……。魔女を倒しながら宛てのない旅を続けるつもりよ」
さやか「そんなっ……」
杏子「考え直せよ。ただでさえキツイ魔女退治に
寝床の確保なんて作業が加わったら、それはもうしんどいぞ」
マミ「覚悟の上よ」
ほむら(これ突っ込み待ち? カビキラーは人体にも有害だって大真面目に突っ込むべきなのかしら?)
760:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:13:00.15:dSTBkpV30
マミ「暁美さん」
ほむら「あ……、はい」
マミ「私みたいなカビを住まわせてくれて今までありがとう」
ほむら(いや。元はといえば私のせいで巴マミの家がなくなってしまったんだし、お礼を言われる謂れは……)
マミ「それでは皆さようなら。もしアンパンマンを見ることがあったら
カビルンルンの中に私が混じっていないかチェックしてくれると嬉しいわ」
まどか「分かりました! ちゃんとチェックします!」
杏子「達者でな!」
ほむら(え? ええっ? 本気で出ていっちゃうの!?)
さやか「……待ってください!」
マミ「美樹さん……?」
761:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:16:43.61:wQmEPEmO0
さやか「確かにカビと人間が共存することは難しいかもしれない。
でも、カビ同士ならそんなことはないですよね?」
マミ「あなた、何を言って……」
さやか(マミさんみたいに素敵な人がカビなら、もしかして実はあたしもカビなんじゃないか)
さやか(そんな予感がする)
さやか(今からそれを確かめよう!)
さやか(もしもあたしがマミさん同様カビだったら、その時はマミさんのそばにいてあげよう)
まどか「まさかさやかちゃん、カビキラーを飲むつもりなの……?」
さやか「うん。これでもしあたしがカビだったってわかれば、
少なくともあたしはマミさんと一緒に暮らしていけることになるでしょ?」
マミ「美樹さん、あなた、どうして私の為にそこまで……」
さやか「マミさんは大切な憧れの先輩ですから!」
マミ「!!」
さやか「それじゃあ飲みますね。……ごくっ、ごく、ごく!」
ほむら(何なのコレ何なのコレ……)
769:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:27:18.84:dSTBkpV30
さやか「う、あ、うぎゃああああああああ!?」
マミ「!!」
まどか「そんな! さやかちゃんの正体も人間じゃなくてカビだったの!?」
さやか「う、あああああ、あああっ!」
杏子「さやかの奴、巴マミの為にこんな真似までして……、いい話だな……」
ほむら「いやいやいや……」
771:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:28:05.27:zzQT99x50
杏子「こうもカッコいいところ見せられたら、
あたしもカビキラーを飲まないわけにはいかないよな」
マミ「佐倉さん!?」
杏子「これでもし、あたしまでカビだったってことになれば……。
ま、カビ同士、仲良く狩りでもできるかもな」
ほむら(ああ、みんな馬鹿になっていく……)
杏子「いくぞ! ごくごくごく……う、うぎゃあああああ!?」
マミ「なっ!?」
まどか「杏子ちゃんまでカビだったの!?」
775:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:32:58.04:LOaJu9NUP
ほむら(まどか、せめてあなただけはマトモなままで……)
まどか「……私も飲んでみようかな、カビキラー」
ほむら「まどかああああっ!?」
まどか「ごく、ごくごく……、あんぎゃあああああああああ!?」
ほむら「今すぐぺっしなさい! ぺっ!」
マミ「みんなみんなカビだったのね! 私は1人じゃなかった!」
777:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:33:48.27:qWapFtTG0
ほむら(結論:巨乳は頭が悪い)
781:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:39:01.86:dSTBkpV30
さやか「ところで……、この場に1人だけカビじゃない奴が混じってるんだよね」
ほむら「ぎくっ……」
杏子「飲むかい?」
ほむら「私は飲まないわよ。あとカビキラーはそんな風に人に勧めるものじゃないわ」
マミ「暁美さん……」
ほむら「そんな目で見ても駄目よ」
まどか「飲んでくれないの、ほむらちゃん……?」
ほむら「ごくごくごくごくごく!!」
786:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:49:43.21:dSTBkpV30
ほむら「ぷはっ……。う、うあ、うううぅぅ!?」
ほむら(何この焼けるような痛み!?)
まどか「よかった! ほむらちゃんもカビだったんだね!」
ほむら「うううぅ……、そっ、そうみたいね……」
まどか(これで離れ離れにならずに済む!)
ほむら(つっこみ不在の恐ろしさの片鱗を味わった気がするわ……)
788:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:59:01.97:dSTBkpV30
――――
まどか「それにしてもここのところ、本当にあわただしかったね」
ほむら「そうね」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「今でも胸のこと気にしてる?」
ほむら「そうね……。他のことが忙しすぎて、だんだんどうでもよくなってきたわ」
まどか「……」
ほむら「ほっ、本当よ?」
まどか「それならその胸のふくらみはどういうことなのかな」
ほむら「きゅきゅきゅ、急成長したのよ」
まどか「本当かなー? えいっ!」
ほむら「あ、ちょっ、触っちゃ駄目! ああっ!」
789:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:59:41.22:dSTBkpV30
まどか「やっぱり偽物だった」
ほむら「うう……」
まどか「でもま、そういうコンプレックス持ってるところが可愛くもあるんだけどね」
ほむら「えっ? まどか、今なんて……?」
まどか「なーんでも!」
胸パットから始まった、馬鹿馬鹿しくも平和な、そんな1つの平行世界の物語
おわり
801:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 00:05:48.01:K4IZqSImP
791:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 00:01:12.71:Lnm5bhUf0
.,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
\ ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/ _,,..-一" ̄
\ £. CO/ ̄ \ _,,..-" ̄ __,,,...--
∫ / ,、.,、 |,,-¬ ̄ _...-¬ ̄
乙 イ / / ._//ノ \丿 ..|__,,..-¬ ̄ __,.-一
.人 | / ../-" ̄ || | 丿 / ). _,,..-─" ̄ ._,,,
マ .ゝ∨ / || " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
( \∨| " t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
ミ ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")
.⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_ (/
/ ( / ∪.冫 干∪ 人 ` 、 `
/ ) ノ '`--一`ヽ 冫
く.. /
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∪ ∪
792:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 00:02:56.97:RrssEiSL0
ほむら「……」ソワソワ
まどか「落ち着かなさそうだね」
さやか「いかにもつけなれていない感じだからなー」
まどか「うん」
さやか「膨らみ方が不自然だし」
ほむほむ・・・
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:06:36.45:z1MNp9NJ0ほむら「……」キョロキョロ
まどか「しきりに周囲を見渡してるね」
さやか「パットがバレてないか心配なんだろうね。バレバレなんだけどさ」
ほむら「……」サワサワ
まどか「胸のあたりを触ってる」
さやか「ズレやしないのか不安なんじゃない?」
まどか「なるほど……」
さやか「どうせなら一気にCぐらいの大きさにするんじゃなくて、
徐々にサイズを増していけばいいのに」
まどか「……」
さやか「ん? 何?」
まどか「なんでもないよ。ただ、さやかちゃん手慣れてそうだなって」
さやか「……」ギクッ
まどか「そういえばさやかちゃんも急に胸が大きくなったよね」
さやか「せっ、せせ、成長期だし普通じゃない!?」
まどか「本当に? さやかちゃんズルしてない?」
さやか「ばっ、そんな訳ないじゃん! 胸に詰め物なんて!」
ほむら「!?」ビクッ
ほむら「……」
さやか「やっちまった……」
まどか「ほむらちゃんじっとこっちを見てるね」
さやか「だね。軽く泣きそうになってるし」
まどか「もうっ。さやかちゃんが大声で胸の詰め物なんて言葉を言っちゃうからだよ?」
さやか「うっ……、ごめんなさい」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:28:06.49:caMkQik70
27:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 17:38:18.56:z1MNp9NJ0
さやか(転校生に悪いことしたかな……)
さやか(……いやいや、バレバレな詰め物をそうと自覚せずに
使い続ける方が長い目で見ればマイナスな筈)
さやか「ちょっとアドバイスしてくる」
まどか「アドバイス?」
さやか「うん、どうせつけるんならもっと上手くやった方がいいってね」
さやか「おーい、転校せ―――」
ほむら「っ!?」ガタッ
さやか「へっ?」
ほむら「……」タタタタタタッ
さやか「あ……」
さやか「まさか走って逃げられるなんて」
まどか「とりあえずほむらちゃんを探そう。このままじゃ可哀想だよ」
さやか「そうだね。……ちょっと罪悪感あるわ」
ほむら(パット使ってるのがばれた……)
ほむら(泣きたい……)
さやか「あ、いたいた転校生! あんたに言いたいことが」
ほむら「!?」ダダダダダッ
さやか「逃げ足速っ!」
メタルほむら
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:01:44.96:z1MNp9NJ0さやか「待てってば転校生!」
ほむら(馬鹿にされる……、馬鹿にされる……)
さやか「別に捕って食いや……、ああっ、見失った」
ほむら(逃げ切れたかしら)
まどか「あ、ほむらちゃん見つけた!」
ほむら(今度はまどか!?)
まどか「ほむらちゃん、あのね」
ほむら「いやっ! こないで!」タタタタタッ
まどか「あっ、ほ、ほむらちゃーん!?」
仁美「あら。何をしていますの、まどかさん?」
まどか「仁美ちゃん。あのね、ほむらちゃんが、その……」
まどか(……胸パットが原因で逃走してる、なんて言ったら可哀想だよね)
まどか(適当に誤魔化そう)
まどか「何か悩みがあるみたいで様子がおかしくって。それでお話を聞こうかなって」
仁美「まあ。そうでしたの!」
まどか「だけど途中で逃げられちゃった。聞き方が悪かったのかな、てへへ」
仁美「事情は良く分かりませんが、暁美さんは相当なお悩みをお持ちのようですわね」
まどか「そうだね。本人は思いつめてたみたい……」
仁美「分かりましたわ! 私も暁美さんを見つけるのに協力します!」
まどか「えっ?」
仁美「思いつめている時に1人になってしまうと、思考がどんどん悪い方へ向ってしまいますわ。
クラスメイトとして暁美さんの力になりたいんですの!」
――――
中沢「ん? そんなに慌てて志筑さんどうかした?」
仁美「中沢君! 実は……」
――――
早乙女「えっ!? 暁美さんが大変なことになっている!?」
中沢「そうみたいなんです。大きな悩み事があるらしくて、誰の話も聞こうとせず……」
――――
校長「何!? 女学生が悩みから自殺を図っている!?」
早乙女「はい! ですから校長先生、彼女の確保にご協力ください」
校長「ああ、勿論だとも!」
ほむら(ふう……、3年の教室のある階までくれば大丈夫でしょう)
校内放送『全校生徒の皆さん! これから大切なお知らせをします!』
ほむら(あら? 何かしら?)
校内放送『2年生の暁美ほむらさんを見かけたら、至急職員室まで連れてきてください!』
ほむら「……え?」
校内放送『暁美ほむらさんの特徴は、長いストレートの黒髪です!
それらしい生徒を見かけたら、声をかけてあげてください!』
ほむら(なんで? え?)
校内放送『暁美ほむらさん! 聞こえていますか!?
この放送が聞こえているならすぐに職員室へきてください!』
ほむら(何なのこれ何なのこれ!?)
校内放送『大丈夫、あなたは1人じゃありません! 学校中の皆さんがあなたの味方です!』
ほむら(パットを入れるのってそんなに大げさなことなの!?)
校内放送『生きてさえいればきっといいことはあります!』
ほむら(うわぁああああああん!)
ほむほむおわたww
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:38:42.60:z1MNp9NJ0上級生1「なあなあ、暁美ほむらって子は何があったんだろうな?」
ほむら「!!」ビクッ
上級生2「さあ? でもやたら切羽詰まってるようだったよな」
ほむら(……ほっ)
ほむら(そうよね。長い黒髪なんて珍しくもないし、
3年からしたら私が暁美ほむらだなんて分からないわよね)
マミ「見つけたわ、暁美さん!」
ほむら(もうやだぁあああああ!)
マミさんキター!
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 18:54:16.47:z1MNp9NJ0マミ「事情はよく分からないけれどそんなに思いつめないで!」
ほむら(そりゃ分からないでしょうよ……)
マミ「大丈夫、私はあなたの味方よ。 だからほら、一緒に職員室へ行きましょう?」
ほむら「……」
ざわ……ざわ……
上級生3「何なに? あれが放送の子?」
上級生4「連れてった方がいいのかな?」
ほむら「ううっ……」ジワッ
マミ(目に涙が……。可哀想に、とても思い悩んでいるのね)
マミ「ね。だから暁美さん、私と一緒に職員室に行きましょう?」
ほむら「……あなたなんて私の敵よ!」ダダダダダッ
マミ「あ! 待って暁美さん!」
マミ(くっ……、さすがに人前で拘束リボンを使うわけには……)
マミ(こうなったら校外にも応援を求めましょう)
どんどん事が大きくなる
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:03:12.73:z1MNp9NJ0ほむら「はあっ、はあ、はあ……」
ほむら(校舎裏まで逃げだせた。ここまでくれば)
杏子「つっかまーえた」ガシッ
ほむら「なっ!? 佐倉杏子!? 貴女がどうしてここに」
杏子「さあね」
杏子(これでケーキ3つ貰えるんだってんだからちょろいよな)
ちょろいのはお前だwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:12:03.78:z1MNp9NJ0ほむら「放して! 放してよ!」ジタバタ
杏子「悪いけどそうはいかないよ。こっちも食事がかかってるんだ」
ほむら(もうやだ……、パットを入れるのがそんなにいけないことなの……?)
杏子「さ、職員室へ行こう」
ほむら(嫌だいやだ! これ以上晒し物になんてされてくない!)
ほむら(なんとか彼女を思いとどまらせないと!)
ほむら「佐倉杏子。学校には職員室よりもっといい場所があるわよ」
杏子「もっといい場所? それはどこだ?」
ほむら「食堂よ」
杏子「なるほど。確かにケーキ3つなんか目じゃない量の食べ物がありそうだ」
ほむら「ね。だから私を捕まえるなんて効率の悪いことは止めて、
お昼休みになる前にそちらに向かいなさいな」
杏子「そうだな! よっし、ちょっと行ってくる!」
ほむら「ふうっ……」
――――
ほむら(色々あったけれどなんとか校外に出てこれたわ)
ほむら(もうこの周は不登校になろう……)
ほむら「……」
ほむら「はぁ……」
ほむら「大きく見せたいと思うのってそんなにいけないことなのかな……」
QB「さあ。どうなんだろうね」
ほむら「消えなさい、インキュベーター」
QB「そうもいかないよ。僕には君の居場所を確保するという役割があるからね」
ほむら「!?」
ほむら「……」ポイッ
QB「君を見つけてこないと契約しないと言わ―――」ドッカーン
ほむら「……」
QB2「れてるんだ」
ほむら(やはりこいつを殺してもキリがないわね……)
QB2「さあ。大人しく学校へ戻って職員室に行こう!」
ほむら「嫌に決ってるでしょ!」ダダダダダダッ
QB2「……QB3。そっちに暁美ほむらが行ったよ」
ティヒヒ
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 19:55:16.56:z1MNp9NJ0ほーむ
ほむら「はあっ……」
ほむら(29体ものQBを殺してようやく家にたどり着けたわ……)
ほむら(もう早いとこパットを取っちゃおう……)
ぴんぽーん
ほむら「……」
ほむら「無視よ無視」
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
ほむら「……はい、どなたですか」
まどか「死なないでほむらちゃん!」
さやか「そうだよ! 何もそこまで思いつめることないだろ!」
マミ「私の胸に飛び込んできなさい」
杏子「まあなんだ……、食うかい?」
仁美「暁美さん、元気を出してくださいまし」
中沢「隣が空席になったら物足りないんだよ」
早乙女「大丈夫よ暁美さん。クラス中の皆があなたの味方だから」
ほむら「……」
まどか「だからほむらちゃん、ドアのチェーンを外し」
ばたん!
ほむら(何だっていうのよぉおおおおおおおおおおお!?)
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
「ほむらちゃーん! 開けてよー!」
ほむら(やだやだやだ!)
ほむら「う、うくっ、うううっ……」
ほむら(なんで……)
ほむら(なんでこんなことに……)
ぴんぽんぴんぽんぴんぽーん
「ほーむーらーちゃん!」
ほむら(逃げ出したいけど、どうせ外にはQB包囲網が……)
ほむら(このまま耐えるしかない……)
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら「……?」
ほむら(表が静かになったわね)
ほむら(諦めて帰ったのかしら)
ううー……ううー……
ほむら「あら? パトカーのサイレン?」
ううぅぅー……うううぅー
ほむら「気のせいかどんどん近づいてきているような」
ううううぅぅぅーううううぅぅー!
ほむら「……」
ほむら「ちょっと、えっ!? 家の前で止まった!?」
もはやいじめwwww
111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:40:49.24:z1MNp9NJ0拡声器「暁美ほむらさん! 暁美ほむらさん!」
ほむら(止めてもう止めてここに住めなくなっちゃう……)
拡声器「ドアを開けてください、暁美ほむらさん!」
ほむら(ああ……、もうどうにでもなーれ)
ほむら(気分を落ち着けるためにテレビでもつけましょう)
ぽちっ
『はい、現場の○○です』
ほむら(……見覚えのある建物が)
『こちらが群馬県に住む女子中学生Aさんの立てこもっている建物で―――』
ぷちっ
ほむら「……」
ほむら「テレビも駄目ね……」
ほむら「もう知らない……」
ほむら「ネットで猫ちゃんの画像でも集めましょう……」
ほむら「……」
ほむら「……」
ほむら(ん?)
ほむら(やたらアンカーの付いてるレスがあるわね)
ほむら(書き込みの内容は、画像と思しきURLだけ)
ほむら(ついているレスの内容は“GJ”や“抜いた”などなどプラス評価ばかり)
ほむら(どんな画像なのかしら)
/::///::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::| ト\:::::::::::::::___
. l:::{_/::::!::::: l::::::::|\:::::::::::::::::::::: : | | \\::://:| |
. |:::|::|:::::::|:::::::|::::::::| \:\ _\::::::| | ::::::ヽロ/:::::::| |
. |:::|::{:::::::|:::::::|:i::::::| -‐  ̄\::ヾ、| ト、:://\:::::::// これが女子中学生Aの正体らしい
. |:::|ハ:::::;:.-‐lハ:::::| ,ィfテ示㍉}\}/:| | |:ヽ」/j
. |:::{:::イ';:l ヽ! ヽ| _):::::i/| .l|::::::::::: | | |:ヽ\'
. |::::\| ィfテ≧ 辷_(ン .l!::::::::::: | | |::::::\\
. |::::::::::::. Vハ l:::::::::::::レ| |:::::::{ \〉
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ほむら「なんでバレてるのよ……」
>>118
抜いた
126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:54:25.62:DWLHMDaa0抜いた
>>118
GJ
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:55:41.65:9vn7e/Qp0GJ
>>118
素晴らしい
GJ
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:56:19.94:AT8MMtr7O素晴らしい
GJ
>>118
はちまきかわいすぎワロタ
120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:52:58.00:OREIDYw6Oはちまきかわいすぎワロタ
誰だよ晒したのwwww
133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 20:58:44.42:z1MNp9NJ0――――
エリー(箱の魔女)「画像を送信、と」
エリー「ふふふ、レスがたくさんついてるたくさんついてる!」
エリー「こんなにもてはやされたのは久しぶりだなあ」
正に魔女
137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 21:02:20.16:z1MNp9NJ0――――
ほむら(もう寝ましょう……)
ほむら(放っておけばその内ほとぼりも冷めるでしょう)
がちゃ
ほむら(ほとぼりも……)
がちゃ、がちゃ。がちゃっ!
まどか「ありがとうございました大家さん!」
大家「いえいえ」
ほむら(まどかぁあああああああ!!)
杏子「チェーンを斬るのはまかせな」
まどか「ありがとう杏子ちゃん!」
杏子「よっと」
ばきん
ほむら(あ、ああ……)
まどか「ほむらちゃん! 何があったかは知らないけど自殺なんて止めて!」
ほむら「……えっ? 自殺って、何それ?」
まどか「えっ?」
ほむら「こーいワルプルギスこーい」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 21:39:52.39:z1MNp9NJ0まどか「私はてっきり、ほむらちゃんが胸パットのことを
気にして自殺しようとしているのかと……」
ほむら「む、胸パットのことは……、気にしてるけれど、自殺なんてそんな……」
まどか「そうだったの!? 先生も含めて全校の皆が
ほむらちゃんは死のうとしてるって噂してたよ!?」
ほむら「そっか、それで大騒ぎになっていたのね……」
杏子「よく分かんないけど込み入った話になってるな」
ほむら「……ところでまどかと杏子以外の皆は?」
まどか「あ、え、えーと……。皆飽きて帰っちゃった……」
ほむら「……」
まどか「……まあ、結果オーライ?」
ほむら「その筈なのに釈然としないのは何故かしら……」
ほむら「と、ところで……」
まどか「?」
ほむら「今ここにいる3人には、ある共通点があるわ」
杏子「共通点って……」
まどか「あ。ああ……。うん、まあ、さやかちゃんやマミさんと比べると私達は……」
ほむら「胸パット! 皆ですれば怖くない!」
杏子「ちょっとは懲りろよ!」
ほむら「3人で協力して脱貧乳しましょう!」
まどか(私は家系的に将来は割と普乳になれそうなんだけどなぁ……)
――――
ほむら「さて。ということで、さっそく巨乳代表巴マミの生態を確認しにきたわよ」
まどか「杏子ちゃんは面倒くさがって帰っちゃったけどね」
ほむら「杏子は駄目ね。その点私やまどかは向上心があるからきっと大きくなれるわ!」
まどか「だといいけど……」
ほむら「とにかく、今は巴マミの生活から巨乳への手掛かりをさぐりましょう!」
まどか(帰りたい……)
あんなことがあった後なのにタフだなほむほむ
184:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 22:16:15.49:z1MNp9NJ0マミ「ふう……」
マミ「鹿目さんに任せてきちゃったけれど、暁美さん本当に大丈夫かしら」
マミ「あー、それにしても肩が凝ったわ」
マミ「やっぱりこの巨大パットはいつ付けても重いわね」
ほむら「巨乳ならぬ虚乳!?」
まどか「ちょっとほむらちゃん、そんな大声を出したら」
マミ「そこにいるのは誰!?」
まどか「ほらぁー」
ほむら「ごめんなさい……」
(゜д゜)!?
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 22:26:32.28:z1MNp9NJ0マミ「み、みみみ、見たのね!?」
ほむら「……ええ」
まどか「ごめんなさい……」
マミ「お願い! 絶対誰にも言わないで!」
まどか「ちょっ、マミさん!? 土下座なんてしないでください! 悪いのは私達の方なんです!」
ほむら「いいえまどか、そう下手に出ることはないわ。これはチャンスよ。
ここで優位に立っておけば何かと便利に―――」
まどか「ほーむーらーちゃん!」
ほむら「マミさんごめんなさい!」
マミ(変わり身早っ)
まどか「それにしてもマミさんのパットの入れ方、凄く上手いですね」
マミ「ああ。それは私の技術じゃなくてパットの方に秘密があるの」
ほむら「詳しく話を聞かせてもらえないかしら!!」
マミ「おっ、落ち着いて暁美さん! 目が怖いわよ!」
ほむら「いいからもったいぶらずに! さあ早く早く!」
マミ(う……。クラスの不良の人に話しかけられた時みたいな迫力が……)ガタガタ
まどか「落ち着いてほむらちゃん!
あと年上の人に失礼な態度取ったことはちゃんと謝らないと駄目だよ!」
ほむら「ごめんなさい巴さん。よろしければお話をお伺いしたいのですが」
マミ「え、ええ……」
マミ(なんなのかしら暁美さんって)
まどか「それで秘密っていうのは?」
ほむら「なんだかんだでまどかも気になっているのね」
まどか「う……。そりゃまあちょっとは、ね」
マミ「別に特別なことじゃないわよ。ただちょっと魔法をつかっているだけ」
ほむら「魔法を?」
マミ「ええ。道具に魔法をかけるとその性質を多少いじれるでしょう?
私は常時パットに魔力を送ってリアルさを追求しているのよ」
ほむら(なるほど……)
ほむら(変身シーンですらパットだと見抜けないほどの逸品はそうやって作られていたのね)
ほむら(というか、使い魔を狩りつつ胸パットにも魔力を送るなんて、何気にとんでもないわね)
ほむら「私もパットの魔力強化に挑戦してみようかしら」
マミ「それなら私のパットを貸すわ。これで魔力付加の練習をしてみて」
ほむら「さっきまで巴マミが使っていたパットを私が使うの!?」
マミ「……そ、そう言われると、なんだか気恥しくなってくるわね」
ほむら「……」
マミ「どうする? 嫌なら別にいいのだけど……」
ほむら「いっ、いえ……。折角だし貸してもらうわ。ありがとう」
まどか(なんでだろう。なんか面白くない……)
ほむら「じゃあやってみるわね」
ほむら(巴マミの胸に当たっていたパット……、巴マミの胸に当たっていたパット……)
マミ「コツはカーブをあまり急にしすぎないことよ」
ほむら「ええ。気を付けるわ」
マミ「……」
ほむら「……」
まどか「どうして2人とも顔が赤いの」
マミ「!? そ、そんなことないわよ?」
ほむら「ええ! 勿論よ!」
まどか「むー……」
まどか(もやもやする)
ほむら「こんな感じかしら?」
マミ「あら。筋がいいわね」
ほむら「巴マミの胸の形を参考に作ったから……」
マミ「あ……、そ、そうなんだ……」
まどか「……」
マミ「それじゃあせっかくだし、そのパットをつけてみたらどうかしら?」
ほむら「え? えええっ!? つけるって、その」
マミ「実際につけてみないと分からない部分もあると思うから……」
まどか(うううー。こうなったら―――)
ほむら「パットをつけてくるから少し洗面所を借りるわね」
マミ「ええ。大きめのブラもそこに置いてある筈だから、パットと一緒に着用―――」
まどか「その必要はないよ!!!」パシッ
ほむら(あ、え、えっ!? まどかが胸パットをひったくった!?)
まどか(ほむらちゃんがこれをつけるぐらいなら……)
まどか(私がマミさんの胸パットをつける!)
まどか「えいっ!」スウッ
ほむら「ぶううぅうぅうううっ!? ちょ、まどか!? どうして上着を脱いで!?」
まどか「それはもちろんこのパットをつける為だよ!!!」
マミ「鹿目さんが私のパットを!?」
まどか(ブラを外して、と……)
ほむら(あわわわわわわまどかの胸がああああああ)
マミ「……」ドキドキドキ
まどか「こう当てればいいのかな……?」ピトッ
ほむら(……あれ?)
ほむら(ひょ、ひょっとしてこれって)
ほむら(まどかと巴マミが間接パイタッチ!?)
ほむら「そんなのいやぁあああああああああー!」
マミ(っ!? 暁美さんの魔力が暴走し始めた!?)
まどか「あわわわわわわ! パットが急に大きく!」ボワン
ほむら「やだやだやだー!!」
まどか「大きすぎてもう手で持てないよー!」ボワワワワワン
マミ「ちょっと待って! このままパットが膨らんだら家の壁が―――」
――――
ワルプルギスの夜(はあ、よく寝た)
ワルプルギスの夜(そろそろ動こうかな)
ぼよよよよよよん
ワルプルギスの夜(ん? なんか変な音が……)
ぶちっ
ワルプルギスの夜(わあああああ!? よく分からない物体に押しつぶされる!)
ワルプルギスの夜(しかも謎の物体の重さで身体が地面に沈む!?)
ワルプルギスの夜(こりゃあと80年ぐらいは地上に出てこられないな……)
ほむほむのループ地獄終了
急展開すぎるwwwwww
233:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/21(土) 23:56:52.72:QO40m2H00
マミ家の地下に眠っていたか
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 00:03:03.93:Zum8pGM/0――――
そんなことは露知らぬ3人
マミ「どうしてくれるのよ……、もうこの部屋どころか建物全体がめちゃくちゃよ……」
ほむら「ごめんなさい……」
まどか(ああ、びっくりしたぁ)
ほむら「おわびといってはなんだけど、私の家に住まない?」
マミ「暁美さんの家に!?」
まどか「な、そ、それは駄目だよ!」
ほむら「どうして?」
まどか「どうしてって、だってその、何か間違いでもあったら……」
ほむら「ふふっ。女どうしで間違いなんておこらないわよ」
まどか「そう、かなあ……」
ほむら(私はレズでもノンケでもなくまど専だし……)
まどか「それならマミさんはウチにきた方がいいと思います!」
マミ「鹿目さんの家に!?」
ほむら「そそそそれは駄目よ! 何か間違いでも起きたらどうするの!?」
まどか「女の子同士じゃ間違いは起きないんじゃなかったの?」
ほむら「それはそうだけれど……」
マミ(え? え? もしかしてこの2人、私をとりあってる!?)
マミ(そんな……、そんなのって……!)
マミ(でもちょっといいかも)
マミさん…
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 00:39:12.30:zjRLzYK80
マミさんっていつもこんな感じだなwww
259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 00:45:56.83:x3xVl85c0267:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 00:52:28.80:Zum8pGM/0
まどか「家族の目があるウチの方が変な心配なくていいと思うよ」
ほむら「いいえ。私1人しか住んでいない家で暮らす方が、巴マミは気楽でいい筈よ」
まどか「マミさんは私の家で住んだ方がいいもん!」
ほむら「いいえ。私の部屋で暮らす方がいいと思うわ!」
マミ「2人とも、喧嘩を止めて! 私の為に争わないで!」
まどか「マミさん……」
ほむら「巴マミ……」
マミ「ね……?」
まどか(なんかごめんなさい)
まどか「……じゃあ、こういうのはどうかな。私達3人でほむらちゃんの家に住むの」
ほむら「っ!?」
マミ「ええええっ!? どうしてそんな!?」
まどか「これなら間違いが起きる可能性を減らしつつも一定の気楽さを保てるでしょ?」
ほむら「なるほど。1里どころか1000里はあるわね」
マミ「3人暮らし……、面白そうね! でも2人とも本当にそれで大丈夫なの?
まどか「もちろん確認はしないといけないけど、私の家は割とそういうところがおおらかなので」
ほむら「部屋の方なら大丈夫よ。冬用布団と夏用布団をフル活用すれば、
3人ぐらいなら雑魚できるわ」
マミ「そう。それならよろしくね!」
マミ(やったわ! これでもう独りぼっちじゃない!)
――――
まみまどほむホーム
ほむら「さて。さっそくだけど、脱貧乳の為に何をすればいいのか話し合いましょう!」
マミ「私はパットを使い続ければそれで……」
ほむら「それではいつか好きな相手に裸を見せる時後悔するわよ」
マミ「は、ははは、裸を見せるって……、そんな機会、私なんかに巡ってこないわよ……」
まどか「そんなことないですよー。マミさん美人だもん!」
マミ「鹿目さん……」
ほむら「そろそろ話を戻すわよ。実はさっき、私のメガネに魔力を注いでこんなものを作ってみたの」
マミ「ピンク色のメガネ……?」
まどか(ほむらちゃんメガネなんて持ってたんだー!)
ほむら「ええ。この眼鏡をかけると、ある特殊な数値が見えるようになるのよ。まどか、かけてみて」
まどか「うん。えっと……、わあ、本当だ!
マミさんの胸のあたりに1って数字が浮かび上がってる!」
マミ「胸のあたりに1?」
ほむら「それがあなたのおっぱい力よ」
マミ「おっぱい力っていうのは?」
ほむら「聞いて想像できる通りの意味を持つ数値よ。
実は今この眼鏡には、他人のおっぱい力をはかる機能が付与されているの」
マミ「じゃあ、私のおっぱい力はたったの1……」
ほむら「この道具にあえて名前を付けるとしたら、差し詰めおっぱいスカウターといったところかしら」
まどか「ちなみにほむらちゃんの胸のあたりには……」
ほむら「1.5ぐらいかしら?」
まどか「-7、って書かれてる……」
ほむら「え」
マミ「ほっ……」
えっえぐれてる……
289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:36:07.59:Zum8pGM/0ほむら「ま、-7!? 嘘! 0未満は出ない筈なのに!」
まどか「本当だよー」
マミ「私がかけて確かめてみるわ。……あら、本当ね、-7だわ」
ほむら「……」
マミ「ちなみに鹿目さんは4」
まどか「わーい! 銃を持った農夫×0.8ぐらいの強さだ!」
マミ「いいなあ。4だなんて」
ほむら「そうね、正の数だなんて羨ましいわ……」
まどか「……」
マミ「……」
ぺったんぺったんほむぺったん
295:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 01:52:17.97:Zum8pGM/0ほむら「もう私は胸パットだけを極めるわ……」
まどか「待ってほむらちゃん! 諦めちゃ駄目だよ!」
ほむら「どうせマイナスだもん……」
まどか「大丈夫! だってほむらちゃん、絶対値は大きいもん!」
マミ(そういう問題なのかしら)
まどか「ほむらちゃんだって本当は大きな胸になりたいんでしょ?」
ほむら「……うん」
まどか「じゃあ一緒に頑張ろうよ! ね!」
ほむら「分かった……。まどかがそう言うなら……」
マミ「私も応援するわね」
ほむら「巴マミ……」
マミ「さて、と。3人のおっぱい戦闘力も分かったことだし、次は具体的な行動に出ましょう」
ほむら「でもいったい何をしたらいいのか……」
まどか(弱気になってるほむらちゃんかわいい)
マミ「そうねえ。おっぱい戦闘力の高い人を探して、
その人の行動をチェックするというのはどうかしら?」
まどか「さっき私とほむらちゃんがマミさんの部屋を覗いたように?」
マミ「そんな感じね」
ほむら「比較的おっぱい戦闘力が高そうなのは美樹さやかあたりかしら……」
まどか「そうだねえ。さやかちゃんまだまだ成長途上であれだもんね」
序盤の会話からしてさやかの胸も怪しいぞ
404:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 16:51:21.20:Zum8pGM/0――――
さやか(あーあ、お目当てのCD見つからないなあ……)
さやか(ちょっくら遠くの店に足をのばしてみようか)
ほむら(見つけたわ、美樹さやか!)
まどか(さっそくおっぱい戦闘力をはかってみよう!)
マミ(少し待っていてね)
マミ(……)
まどか(どうですか?)
マミ(……8)
ほむら(8!? まどかの倍だなんて予想以上だわ)
マミ(違う、8じゃなくて……)
ほむら(まさか18!? もしくは28!?)
マミ(-8、よ)
ほむら(えっ)
まどか(ということはさやかちゃんも偽乳!?)
ほむほむ以下が存在した!!
415:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:05:54.66:Zum8pGM/0まどか(2年生になってから急成長したとは思っていたけど……)
まどか(まさかさやかちゃんまでパットを使っていたなんて)
ほむら(……ふ、ふふふっ)
ほむら「美樹さやか!」
さやか「へっ? あ、転校生にまどかにマミさん! 珍しい組み合わせだなー」
ほむら「貴女のこと信じていたわ!」
さやか「え? あ、ど、どうも……?」
ほむら「マイナスどうし仲良くしましょう!」
さやか「はぁ……?」
ほむら「ね?」ギュウッ
まどか(あああああっ! ほむらちゃんの馬鹿ばか!)
まどか「はいはい2人とも、往来で手を握り合ったりなんかしたら迷惑だよー」
ほむら「あ、ごめんなさい。私ったらつい」
まどか(まったくもうっ!)
マミさんにもさやかちゃんにも裏切られて俺のSGが濁りっぱなしです
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:18:02.69:Zum8pGM/0さやか「それでその、マイナスってのは何のことなの?」
マミ「おっぱい戦闘力のことよ!」
さやか「はい!?」
まどか「この際はっきり言っちゃうけど……、さやかちゃん、胸に詰め物してるよね?」
さやか「……」
ほむら「大丈夫。馬鹿にしたりしないわ」
さやか「……だって恭介が胸の大きい人の方が好きって。
だからお願い! このこと恭介にだけは言わないで!」
ほむら「そうやっていつまでも誤魔化し続けるつもり?」
さやか「それは……」
ほむら「ねえ、だから美樹さやか。私達と一緒に本当の巨乳を目指してみる気はないかしら?」
さやか「本当の巨乳に……?」
さやか「あたしなんかが巨乳になれるの……?」
ほむら「なれるわ。私も貴女もまどかも巴マミも、みんなみんな!」
さやか「……」
ほむら「だって女の子の胸には夢が詰まっているんだもの!」
マミ「!!」
さやか「!!」
まどか(ほむらちゃんの夢を吸いたい)
さやか「転入生……、あたし頑張ってみる!」
ほむら「一緒に頑張りましょう」
>まどか(ほむらちゃんの夢を吸いたい)
おいww
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:37:15.24:Zum8pGM/0おいww
さやか「ところでその……、転校生やまどかはともかくとして、どうしてマミさんまで?」
マミ「ふふっ。恥ずかしい話なんだけど、実は私もパットで盛ってるの」
さやか「ええっ!?」
マミ「私の本当のおっぱい戦闘力はたったの1なのよ」
さやか「そうだったんだ……」
まどか「ちなみに私のおっぱい戦闘力は4だよ」
さやか「ということはマミさんまどかよりも小さいの!?」
マミ「……うん」
さやか(へえーっ。まさかあたし以外にも身近にそんな人がいたなんて)
さやか「んじゃさ、あたしと転校生のおっぱい戦闘力はいくつなの?」
ほむら「私は-7。あなたは-8よ」
さやか「ま、マイナス!?」
もうマミさんのことさん付けて呼べない、巴でいいかな
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 17:45:02.40:Zum8pGM/0ほむら「心配には及ばないわ、美樹さやか。私達には魔法がある」
さやか「魔法が……?」
ほむら「せっかく大きなリスクと引き換えに手に入れた力なんだもの。
望むままに使ってみても罰は当たらない筈よ」
ほむら「たまには魔法少女らしく夢と希望を叶えてみましょう。ね?」
さやか「……うん、そうだね」
まどか(ふーん。私は魔法少女じゃないもーん……)
マミ「せっかく同じ意思を持つ4人が集ったことだしこれからどこかに行ってみない?」
まどか「あ。それなら私おっぱいパブがいいです!」
ほむら「おっパブって、どうしてそんな敵の総本山みたいな場所に……」
まどか「だからこそだよほむらちゃん。巨乳の人が多い所に行けば
何か手掛かりが得られるかもしれないよ!」
マミ「けっきょくそこに行き着くわよね」
さやか「んじゃ、行ってみますかおっパブー!」
まどか「おおー!」
ほむら「まどかがそう言うのなら」
――――
ほむら「まさかおっパブが偽乳の宝庫だなんて……」
マミ「あれってやっぱり豊胸手術で作られた偽乳なのかしら……」
まどか「多分そうだよ。感触がおかしかったもん」
ほむら「豊胸手術なんて邪道よ邪道! 夢がないわ!」
さやか「そうかなあ……」
ほむら(……美樹さやか?)
さやか(豊胸手術、かあ)
駄目だこの子ら
450:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 18:28:46.47:Zum8pGM/0さやまみまどほむホーム
ほむら「さて。それではそろそろ真面目に胸を大きくする方法を考えましょう」
マミ「そうは言ってもね。今日1日の外回りで分かったことは無いに等しいし……」
まどか「思った以上に豊胸やパットでずるしてる人が多いってことぐらいだね」
ほむら「……1つ考えがあるわ」
さやか「何か思いついたの?」
ほむら「ええ。相対的に貧乳の地位を上げる方法を思いついたわ」
マミ「聞かせてくれるかしら」
ほむら「まずは魔法で飲むと胸が縮む薬をつくるの」
まどか「貧乳にする薬……? そんなもの作れるの?」
ほむら「可能よ」
さやか「んで、その薬を何に使うのさ」
ほむら「世界中の水道にばらまきまくりましょう。
そうやってこの星中を貧乳ばかりにしてしまえば……」
マミ「なるほど……。貧乳がスタンダードになるわね」
まどか「ほむらちゃんすっごーい!」
ほむら「そ、そそそ、それほどでもないわよ!」
さやか(でもそれ根本的解決になってないような……)
大きくなる薬作れよwwww
461:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 19:15:30.03:Zum8pGM/0さやか「というかそもそも巨乳になる薬は作れないの?」
ほむら「その発想はなかったわ」
さやか「普通先にそっちにあたるでしょうよ!」
ほむら「だって……」
マミ「私は分かるわ、暁美さんの気持ち」
さやか「ええーっ?」
マミ「貧乳な自分に慣れ過ぎると、だんだんと自分を巨乳に変えようという
考えが浮かびにくくなってくるのよ」
ほむら「そうそうそうなのよ! それでついむしゃくしゃして、貧乳になる薬を作っちゃって」
まどか(正直私は、ほむらちゃんは貧乳の方が似合うと思うんだけどなあ)
さやか「貧乳になる薬が作れたなのら巨乳になる薬だって作れるよね」
ほむら「恐らく可能だと思う」
さやか「じゃあその薬を使えばもう解決じゃないの?」
ほむら「確かにそれも悪くないとは思うわ。でも……」
さやか「でも、何なの?」
ほむら「どうせなら、世界中の人間が貧乳な中、
ここの4人だけが巨乳って状況が作れたら凄いことになると思わない?」
マミ「なるほど! 貧民から一気に特権階級に駆け登れるわね!」
まどか「……まあマミさんはいつも特権階級気分だった訳ですけど」
マミ「それはそれよ」
まどか「調子いいんだからー」
さやか「つまり他の全員を貧乳にした上で自分だけ巨乳になるってことか」
ほむら「ええ。我ながら完璧な作戦よね」
さやか「なーんかその作戦、意地の悪さが滲み出ているような……」
ほむら「今まで散々虐げられてきたんだもの。
少しぐらいはいい目を見たっていいじゃない!」
まどか(被害妄想のほむらちゃんもかわいい)
――――
数日後
まどか「本当に世界中みんな貧乳になっちゃったね」ボヨヨヨン
マミ「まさか本当に65億総貧乳化なんてことを成し遂げてしまうなんてね」ボヨヨン
さやか「これで恭介に好きになってもらえるといいな」ボヨン
ほむら「……」
まどか「ほむらちゃん? どうしたの?」ボヨヨヨン
ほむら「どうして私にだけ巨乳化薬の効果が表れないのよぉおおおおおおおお!!」ペターン
_,.........:::::::::::::::........
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ーニ二_,イ::::::!:::::::、::::::l:::::::::::::::::':,::::::::::::\:::::::::::::::::::::::l
/::,イ::::/,::::::::l:::::ト、:::::::、:::::::':,:::::::::::':,:\::::::::::::::::::l
,:::/ l:::/r/ヽ‐、-、_、`ヽ、::、:::::l、_:::::::::ヽ::::\::::::::::::::.
l:/ |::{:〉' / / / }:.、ー- '、´!l:::,、:::::::::、:::::::\::::::::::\
| ヽl{ ´、 , 〈! 、__ッ'|::l ,::,:::::::::',:::::::::::\::. 、:::`ヽ
/::ヽ ',/// ゚̄ l:/ l::ト,:::::::l::::::::::::::.\:::::::::::::\
/::::イ,`--、 } |!゙ ,.l::| ヽ::::l::::::::::::::::::::\:::::::::::::ヽ
二ニ=-ニ - '´::/! `ヽ/ ー=っ !,.イ !:!//!:::l//`ヽl:::!::::::::\:::::::::::.
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ひどいよ・・・こんなのあんまりだよ・・・
508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:31:24.52:Zum8pGM/0――――
更に数日後
まどか「まさかあの貧乳薬に副作用があったなんてびっくりしたね」ボヨヨヨン
さやか「一時的に胸を小さくする代わりに、後からその反動として胸が大きくなるだなんてね」ボヨン
マミ「巨乳がスタンダードになってしまったせいでEの私も今では普通扱いよ」ボヨヨン
さやか「あたしなんてDなのに貧乳扱いですよー」ボヨン
まどか「私は……、大きめって言われるかな。でも肩がこるから辛いなぁ」ボヨヨヨン
ほむら「……」ツルーン
まどか「ほむらちゃんは肩がこらなさそうでいいね!」ボヨヨヨン
ほむら「……」ツルーン
これも何かの因果なのか……
513:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:37:32.13:Zum8pGM/0ほむら(はあっ、どうしてこんなことに……)
ほむら(あら? ポストに手紙が)
ほむら(……ビックリ人間コンテスト?)
ほむら(世界1小さな胸を持つあなたにぜひご出演いただきたいです……)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(うわぁああああああああああん!!)ツルーン
ほむら「ただいま……」
まどか「ほむらちゃんほむらちゃん!」ボヨンボヨンボヨン
マミ「大ニュースよ!」ボヨヨン
ほむら「2人ともそんなに胸を揺らしてどうしたの……?」
まどか「なんとギネス協会からほむらちゃんに逆オファーがあったよ!」
ほむら「先が読めすぎて泣けるわ……」
ギネスwww
525:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 22:50:25.93:Zum8pGM/0さやか「まあまあまあ。そこまで突き抜けてると逆にいかすって!」
ほむら「逆って何よ逆って……」
マミ「今じゃ暁美さん、逆に有名人よ!」
ほむら「だからその逆ってのは何よ……」
まどか「でも私はそんなほむらちゃんのことが逆に大好きかな……、なっ、なーんてね!」
ほむら「だから逆って一体なんなのよぉおおおおー!!?」
まどか(あう……。大好きはスルーされた……)
ほむら「いいもん……どうせ私は貧乳よ。貧乏胸よ」
さやか「ものは考えようじゃない? その胸なら……。
えーっと、スポーツとかやる時は有利じゃない?」
ほむら「……」
まどか「あー、それにほら! 大人になった時とかきっと飲みの場で話のネタに困らないよ」
ほむら「そうかなぁ……」
まどか「アフリカの貧困者を助けるために海外ボランティに行ったら、
逆にシマウマの肉を恵まれちまったぜ! HAHAHA! なーんて感じで!」
ほむら「……ぐすっ。ひどいよまどか……」
まどか「わああー! ごめんねほむらちゃん! 冗談冗談!」
ギネス級の貧乳…最高の貧乳か
533:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:12:45.05:Zum8pGM/0まどか(はっ、話を変えないと空気が!)
まどか「えーっと、えーっと。そういえばほむらちゃんは1人でどこに出かけてたの?」
ほむら「服屋さん……」
マミ「あら。それなら私も着いていったのに!」
さやか「ん? でも何も持ってないよね。気にいったのがなかったの?」
ほむら「……サイズがなかった」
3人(ああ……)
ほむら「お店で注文できないものかと思ってサイズを言ったら噴き出されたわ……」
マミ「……」
さやか「……」
まどか「……ぎゃ、逆にかっこいいよ!」
マミ「そうね! 逆にオンリーワンよね!」
さやか「うんうん! 時代に逆らってる感じでロックなんじゃないかな!」
ほむら「逆って言わないでったらぁ……」
まどか「ごめんね、つい……」
もうやめたげてよぉ
547:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/22(日) 23:28:11.10:Zum8pGM/0マミ「そうだわ! お洋服はセシールか何かで取り寄せてみたらどうかしら!?」
ほむら「もう私のサイズは取り扱い中止だって出てきたわ……」
さやか「あちゃー……」
ほむら「前まで部屋着につかっていたパット付きのキャミソールも生産中止みたい……」
まどか「だっ、大丈夫だよほむらちゃん! 胸が無くたって逆に生きていくことは―――」
ほむら「あるもん……」
まどか「えっ?」
ほむら「胸あるもん……」
まどか「……」
ほむら「つつくとちょっとだけふにふにしてるよ……」
まどか(何このいじけたほむらちゃんかわいいぃー!)
――――
脳内まどか「胸があるって本当かなぁ、ほむらちゃん?」
脳内ほむら「嘘じゃないわよ……」
脳内まどか「じゃ、確かめてあげるね」
脳内ほむら「ちょっとまどか!?」
脳内まどか「ふふふっ。本当だ、ほんのり膨らみがある」
脳内ほむら「あんまり見ないで……」
脳内まどか「なんで? こんなに可愛いのに」
脳内ほむら「え? かわ、いい……?」
脳内まどか「うん! ほむらちゃんの胸とっても可愛い!」
脳内ほむら「……じゃあ、さ、触ってもいいわよ」
脳内まどか「本当に!? それじゃあ遠慮なくいっただきまーす!」
――――
まどか「てぃひひひひひ……」
ほむら「まっ、まどか……?」
さやか「おーい、戻ってこーい」
まどか「ハッ! ごごごめん! ちょっと夢見心地だった!」
マミ「本当に大丈夫?」
まどか「はい! むしろ元気すぎるぐらいです!」
ほむら「??」
マミ「でも既製品じゃ服が間に合わないなんて本当に困ったわね」
ほむら「ええ。いつまでも手持ちの服を着まわすわけにもいかないし……」
さやか「それなら魔法の力で―――むがっ!?」
さやか(ちょっとまどか!? どうして口を塞ぐのよ!)
まどか「私達でほむらちゃんのお洋服を作っちゃおうよ!」
ほむら「えっ……?」
まどか「じっくり採寸なんかもして、ほむらちゃんの身体にあう服を作ろう!」
ほむら「……」
マミ「それはいいアイデアね!」
さやか「いやでも魔法をつかった方が手っ取り早―――むぐぐっ!?」
まどか「決まり決まり! さっそく採寸に移ろう!」
まどか「さあさ、ほむらちゃん。さっそく身体のサイズをはかろうねー」
ほむら「……い、いや」
まどか「我儘言っちゃ駄目だよ。ちゃんとサイズを測らないと」
ほむら「でも恥ずかしい……」
まどか(あーもう、ほうっておけないタイプなんだから!)
まどか「大丈夫だよほむらちゃん。私が丁寧にはかってあげるからね」
ほむら「……まどか以外がいい」
まどか「えっ?」
ほむら「まどか以外にはかってほしい……」
まどか(な!? そ、そん……、な!?)
ほむら(まどかにはかられるのだけは恥ずかしすぎる……)
マミ「そう。それなら私がサイズをはかるわ」
ほむら「うん。お願い……」
まどか(うううううううぅ! そんなぁー! これじゃあ生殺しだよ!)ポヨンポヨン
さやか(どうしたんだろう。まどかがいつものまどかじゃない)
マミ「手を伸ばしてくれる?」
ほむら「……」
マミ「いい子ね」プルン
ほむら(う……、巴マミの胸が、服越しに私の胸に……)
まどか(きぃーっ!)ボヨンボヨンボヨン
マミ「……うん。サイズは大体測り終えたかな」
ほむら「ありがとう」
まどか(マミさんマミさん。後でサイズ教えてください)コソコソ
マミ「駄目よ。暁美さんに悪いわ」
まどか「うーっ」プルンプルン
ほむら「……まどか」
まどか「何々ほむらちゃん!? また身体測りたくなった!?」
ほむら「あ、そ、そうじゃなくって……。服のデザインはまどかと一緒に考えられたらなって……」
まどか「!!」
まったく杏子が出て来ない件
581:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 00:40:46.14:dSTBkpV30まどか(これは……チャンス!?)
まどか(ペアルックにしたり)
まどか(あえて露出度の高い服にしてみたり)
まどか(ゴスっぽいふりふりとかもいいなあ……)
まどか(いっそキャリア系ってのも)
ほむら「おーい、まどか、おーい……」
ほむら「やっぱり私の服のデザインなんて嫌かな……?」
まどか「ええっ!? あ、そ、そそそんなわけないですよ!」
ほむら「本当に?」
まどか「もっちろん!」
ほむら「よかった……」
まどか(危ない危ない……。ついうっかり妄想の世界に浸っちゃうところだったよ)
マミ「どうせなら誰が一番いい服をデザインをできるか競争してみない?」
さやか「あたしはそういうのちょっと苦手だなぁー」
マミ「そう……」
さやか(うっ。なっ、何この悲しそうな顔!?)
さやか「まあでも、たまにはそんなのも面白いかもしれませんね」
マミ「!! そうよねそうよね! 鹿目さんと暁美さんもいいかしら?」
まどか「いいですよ」
まどか(どっちにしろほむらちゃんの可愛さを一番引き出せるのは私だもん)
マミ(わーい! 皆でお絵かきだなんて、凄くわくわくするわ!)
ここへきてマミさんが一番純粋だな
586:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 01:02:57.07:dSTBkpV3030分後
マミ「それじゃあ順番に見ていきましょうか」
まどか「そうですね」
マミ「トップバッターは私が勤めるわ。私の絵はこれよ!」
まどか「……」
さやか「……」
ほむら「……」
マミ(ふふふ。みんなあまりの凄さに言葉を失って―――)
まどか「次はさやかちゃんにお願いしてもいい?」
さやか「仕方ないなぁー」
マミ「ちょ、ちょっと待って! どうしてスルーするのよ!?」
まどか「だって……、ねえ?」
さやか「なんというか、うん」
ほむら「ごめんなさい、これを着て歩くのはちょっと」
マミ「……」
まどか「アニメだったらモザイクがかかるレベルですよ」
さやか「ご想像にお任せします、なんてテロップが出そうな感じだよね」
マミ「そこまで言わなくても……」
マミ(一生懸命考えたのに……)
ほむら「……私の為に考えてくれたのは凄く嬉しいわ」
マミ「え? あ、そ、そう?」
ほむら「ありがとう巴マミ」
マミ(やっぱり暁美さんフラグは生きていたのね!)
さやか「次はあたしだね。はい、どーぞ」
まどか「うん。いいんじゃないかな」
まどか(65点)
マミ「テレビに出てきそうな服ね」
マミ(私の絵の方がいいと思うんだけどなあ)
ほむら「お洒落だと思うわ」
ほむら(やたら無難な上に画力も中の中だからコメントがしづらい……)
さやか「おおっ!? 意外と高評価!?」
マミ「3番目はどっちにする?」
さやか「そりゃトリは本人っしょ!」
ほむら「……」
まどか「なら私だね! 私の絵は……、じゃんじゃじゃーん!」
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,::::::-== 三 ≦。 |:::::::::::/ l/:::::::::::::::::::::,
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゚ ・ ゚。 三< 、,Jト '' ´ _,./ !:::::/ `ヽ、:::::::::::.
,:≦ ッ ッV´≧ ̄ l:::/ \::::::.
。 ゚ 。 ミ´ 、、 ハト・。゙i ゚。 l/ \
どうしたwwwwwwwwwwww
607:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 02:04:11.70:dSTBkpV30ほむら「ちょちょちょ、ちょっと待って!
こ、ここここの服ってまどかがよく着ているものと全く同じデザインの……」
まどか「あれ? ほむらちゃんよく知ってたね!」
ほむら「あ……」
まどか(あーあ。ちゃっかりお揃いの服にしよう作戦失敗か)
ほむら(これって故意犯よね!? どういう意図があるの!?)
マミ「うーん。絵は可愛いけれど、既存の服そのまんまだと……」
さやか「デザインしようって主旨からは外れちゃうね」
まどか(こうなるならいっそ胸に大きくLOVEまどかとでも書いておけばよかった)
ほむら(まどかとお揃い……、あわわわわ!)
ほむら(周りからみたらまるで恋人同士みたいに見えるのかしら……)
ほむら(い、いえ。仲の良い友達ぐらいにしか思われないわよね、普通は)
ほむら(でもでももしかしたら……、きゃあーっ! きゃーっ!)
マミ「さて。最後は暁美さんね」
さやか「よっ! 待ってました!」
ほむら「別にそう大したものじゃないわよ……」
まどか(ほむらちゃんの絵ってだけでそれはもうどんなものでも萌え要素なんだよ)
ほむら「私の絵はこれよ」
/ //
/ ,//
/ //
/ // |\八,∧ _ノ}/‐;- ........-──-....
. / // | / Y´ } / /::::::::::::::::::::::::::::::::::\
|| | | 人 〈 /}〉_, ⊥∠,,"三ミ ∧ /:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::ヽ
|| | | \V '" ` 、 / /:::/二二二二ハ:::::::::::::::::::::::::,
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|| | | / | |、 \ {/ .'::/:/{:::{::ヽ::::::ヽ:::::::',::::::::::::::::::::::::,
|| | | ノ / | /)ヘ、\ ヽ\ | |::|::ト、)ヘ\::\::::\:::, ::::::ヽ::::::::::‘
|lノヘ,| / { Ⅳ、 \ }ヘ ∧ , | |::{:ィミx.、\\_..斗七|::::::::::ハ:::::::::::',
. 〈lノヘ,〉 .ノィ | | x=ミ ‐辷'T } ', 八ハ::\ゝ:ソ` '゙v";)ソl :::::::::::|:::::::::::::.
. 〈l | 〉 八 八 ヾr':::} ,r'ハⅥ ,x∧|、::ヾ. 、 ``´ }ヘ ::::::::|:::::::::::::‘,
|| | | \ \ゞ'゚ v::リ '|、 V゚`リ∧:::\ 、-、 ノ,. l::|::::::|:::::::::::::::::::.,
|| | | 八`ヽ ` ノ'ハ |__rnソ\:::ヽ`__ ,, <彡 l::|::::::|::::::::::::::\::’
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|lノヘ,| /(人 Yデy、} },} '" /\ ∨//////,,ィ´':,:::::::::::::::
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. / //゙┬‐,'"} ハ/ | | \__
まどか「!!!」
さやか「服じゃねぇえええええ!!」
ほむら「あ……、つい」
マミ「暁美さん、あなたね……」
ほむら(さすがにまどかに引かれたかしら……?)
まどか「でもでもでも! これを印刷した服っていうのもそれはそれでアリじゃないかな!?」
ほむら(なっ!? 引くどころかカバーに回ってくれている!?)
さやか「いや、ないでしょ」
マミ「絵はとても上手いけれど……」
まどか「いいと思うけどなあ」
ほむら(まどか……、やっぱり貴女は私のたった1人の……)
まどか「胸が小さいと絵が歪みにくいし」
ほむら「……うわぁあああああん!」
まどか「あ」
632:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 08:00:56.28:lacJGboD0
663:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 17:47:10.32:rGkbEFoW0
追いついた
>マミ「まさか本当に65億総貧乳化なんてことを成し遂げてしまうなんてね」ボヨヨン
>さやか「一時的に胸を小さくする代わりに、後からその反動として胸が大きくなるだなんてね」ボヨン
つまり男も…
672:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 18:49:49.28:dSTBkpV30>マミ「まさか本当に65億総貧乳化なんてことを成し遂げてしまうなんてね」ボヨヨン
>さやか「一時的に胸を小さくする代わりに、後からその反動として胸が大きくなるだなんてね」ボヨン
つまり男も…
巨乳薬の効果は女の身体をより女らしく、男の身体をより男らしくすること
だからこの世界の男は長身マッチョばかり
そういった理由で男物の服にもほむほむに合うものがない
>>615の続き
――――
ほむら「うぅー……」
まどか「ごめんほむらちゃん! 悪気はなかったの!」
さやか(悪気なく言ってるから余計に性質が悪いんだよね……)
さやか(まどかって時々無自覚のまま凄いことやらかす子だから)
まどか「私はほむらちゃんのちっちゃい胸好きだよ!」
ほむら「本当……?」
まどか「うん! えーっとほら、ほむらちゃんの絵の中にあった弓だって、
胸が小さい方が弦が引っかからなくて撃ちやすいんじゃないかな!」
ほむら「うぁあああああ!」
まどか「ええっ!?」
さやか「まどかそれフォローになってない」
マミ「大丈夫よ暁美さん、今や貧乳は本物の希少価値だわ!
ステータスってレベルじゃないわよ!」
ほむら「そんなステータスいらないわよ……」
マミ「そりゃそうか……」
まどか「えーっと、えーっと、それならこういうのはどう?」
ほむら「……?」
まどか「ほむらちゃんに正面からくっついて、胸と胸をあてて、と」フニッフニッ
ほむら「まままっまままどか!?」
マミ「あらあら……」
まどか「こうやって1つになればほむらちゃんも巨乳でしょ!」
さやか(ええー。そんなんが解決策になるわけなくない?)
ほむら(えへへ、えへ、まどかと1つ……)
さやか(……と思いきや、この上なく幸せそうにしてるしー)
まどか「これからは私がほむらちゃんの胸パットになる」
ほむら「!!?」
まどか「だから元気出して……、ほむらちゃんが悲しそうだと私も悲しいよ」
ほむら「分かったわ。くよくよしてしまってごめんなさい」
さやか(ええーっ!? こんなんで解決なのー!?)
しかしほむほむよりマイナス値のたかかったさやかとはなんだったのか
685:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 19:49:04.60:dSTBkpV30マミ「さーて。場の空気も落ち着いたところで、
そろそろ誰が1番いいデザインをしたか決めましょう!」
まどか「そういえばそんなことになってましたね」
さやか「あたしは(消去法で)まどかのに1票」
まどか「私はほむ……、あ、いや、さやかちゃんのに1票」
まどか(さすがに自分の絵には入れられないし、
ほむらちゃんのあの絵を選んでも不審がられそうだから……)
マミ「私は自分の絵に1票」
まどか「え?」
マミ「え?」
え・・・?
689:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 19:57:21.36:dSTBkpV30マミまどさや:1票
ほむら:0票
ほむら「……ということは私の票で1番が決まるの?」
マミ「そうなるわね!」
さやか「どうせなら1番になったデザインの服は実際に作ってみない?」
まどか「あ、それいいね!」
ほむら「!!」
ほむら(ということは、ここでまどかの絵を選んだら……)
ほむら(まどかとおそろいの服が……!)
ほむら「私は……」
マミ「うんうん!」
ほむら(うっ……、巴マミの期待に満ちた視線がささる……)
ほむら(いえいえ! ここで情に流されては駄目よ!)
ほむら(私はなんとしてもまどかとおそろいの服を……)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(で、でも、あの服をまどかとおそろいだということを私が知っているのは、向こうにも伝わっている)
ほむら(そんな状態でまどかの絵を選んだら……)
ほむら(まどかに気持ち悪がられないかしら……?)
ほむら(気持ち悪がるぐらいならあんな絵は描かない)
ほむら(そうは思うのだけど、やっぱり思いきれない)
ほむら(そうでなくとも、お揃いの服を着たがっているのがばれたら恥ずかしいし……)
ほむら(その点、美樹さやかの絵を選べば全ては無難に済むわね)
ほむら(……)
ほむら(……)
ほむら(いやいや!)
ほむら(そんな逃げの姿勢でまどかとペアルックの機会を逃すなんて、そんなの勿体ないわ!)
ほむら(……だけどやっぱり恥ずかしいし、うーっ、うああーっ)
まどか(ほむらちゃん悩んでるなあ……)
マミ(私の絵にきてきて!)
ほむら(……そうだ!)
ほむら(私がまどかとペアルックを着たがっているということを気がつかれず)
ほむら(なおかつ、まどかとペアルックできるやり方を思いついたわ!)
ほむら「決めたわ!」
さやか「おっ。どれにいれる?」
ほむら「私は自分の絵に1票を投じる!」
まどか「ということは……、全部1票ずつで引き分け?」
ほむら「そうなるわね。だから全部の服を実際に作ってみましょう!」
――――
数日後
ほむら(こうして私はペアルックと無難な服と
ほむまどイラスト付きの服とよく分からない服の4着を手に入れた)
ほむら(……のはいいのだけど)
マミ「ねえねえ暁美さん! 今日こそ私デザインの服を着てみてくれない?」
ほむら「いえ……、今日はまどかの服を」
まどか(ひゃっほー!)
マミ「どうして私の服は1度も着てくれないの……?」
ほむら(巴マミが執拗に自分の服を着てと頼んでくる。どうしよう)
マミさんの服ってどんなんだろ
704:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 20:54:13.29:dSTBkpV30マミ「はあっ……」
さやか「なんだかマミさん元気がないですね」
マミ「ええ、ちょっとね……」
さやか「何か悩みでもあるんですか? あたしでよければ相談にのりますよ?」
マミ「大丈夫。本当に大したことじゃないのよ」
マミ(後輩に心配をかけるわけには……)
さやか「少しぐらい頼ってくれる方があたしとしては嬉しいんだけどなあ」
マミ「えっ?」
さやか「マミさんは頑張りすぎ。少しはあたし達に弱いところ見せて甘えてくれてもいいんですよ?」
マミ「……、あのね」
さやか「ええ」
マミ「実はこの前デザインした服のことで悩んでいるの」
さやか「あー……」
さやか(聞くんじゃなかったかも)
マミ「あれ、私なりに一生懸命考えたのよ?」
マミ「だけど暁美さんは1度も着てくれなくって」
さやか「……」
マミ「そんなに変なのかしら、私のセンス……」
さやか「……えーっと、ほら、あれですよ! 前衛的でアバンギャルドすぎて、
普通のセンスの持ち主にはマミさんのセンスの良さは伝わらないんじゃないかなー、なんて」
マミ「えっ!?」
さやか「時代がマミさんに追いついてないんですよ! 要はガリレオの地動説と同じです!」
さやか(ああもうやけだ)
さやか「あたしは好きだなー! マミさんのデザイン!」
マミ「本当に……?」
さやか「あれを着ない転校生の気がしれないよ、うんうん! あたしが欲しいぐらいなのに!」
マミ「……」
さやか(こ、これで、少しは元気出してくれるかな?)
マミ「ぐすっ……」
さやか(え?)
マミ「ぐすっ、ぐすぐす……」
さやか(えっ!? ええええっ!?)
マミ「ありがとう美樹さん……」
さやか「あ、いえ!」
マミ「美樹さんのおかげで元気を取り戻せたわ。本当にありがとう」
さやか「いえいえ!」
マミ「あんな服でよかったらいくらでも作るわ……」
さやか「……いやー、それは別に」
魔法少女の服って勝手に作られてんのかな
711:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:28:36.63:rD3/Qe0b0
QBが仕立てしてる
712:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:31:15.73:h7FyGnBMO
>>711
おっきした
713:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:31:57.51:dSTBkpV30おっきした
マミ「励ましてくれたお礼に、今度美樹さんにも服を仕立てあげるわね。着てくれると嬉しいな」
さやか「いえいえ遠慮しておきます!」
マミ「着てくれないの……? どうして?」
さやか「うーんと、その……」
さやか(やばいやばい! なんとかしてかわさないと!)
さやか「あっ、あたしなんかにはマミさんのハイレベルな服は着こなせませんよ!」
マミ「それなら大丈夫よ。きちんと見たてるわ」
さやか「いやー、あはははは。それでも元があたしだと……」
マミ「美樹さんにあうような服を頑張ってデザインするわ」
さやか「それでもその、なんというか……」
マミ「……もしかして」
さやか「えっ?」
マミ「美樹さんも本当は私のデザインセンスのこと、変だと思ってる……?」
さやか「そんな滅相もない!」
マミ「本当!? それならぜひ着てほしいわ!」
さやか「あー、えーっと、あはははは……。はぁ……」
マミ「美樹さんに合わせるなら……、配色は紫と茶色かしら!」
さやか(どこからその色が!?)
黒と蛍光緑もいいよな
720:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:44:57.63:rDNKSEu30
>>719
蛍っぽくてステキだな、うん
721:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:45:20.92:dSTBkpV30蛍っぽくてステキだな、うん
さやか「ぶっ、無難に青色とかどうかなー」
マミ「駄目よそんなの」
さやか「そうですかね……?」
マミ「ええ。青色にするぐらいなら黒と蛍光緑の方がずっといいわ!」
さやか(何その闇夜でライトアップされた街路樹みたいな配色)
マミ「張り切って作るから期待しててね!」
さやか(アバいってこれ本気でヤバいって!)
さやか(このままじゃ閲覧注意レベルの服を本気で着るハメになる!)
アバいよまじアバいよ
724:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:48:21.55:lacJGboD0
マジであばいなwww
725:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:51:31.47:qWapFtTG0
さやかテンパりすぎだろwww
728:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 21:55:44.04:dSTBkpV30あばい(仙台弁)
単語 意味、用例
あばい 一緒に行きましょう
――――
さやか(……そもそもあたし、どうしてマミさんに本音を言わないんだろう?)
さやか(マミさんを傷つけたくないから?)
さやか(それとも、マミさんに嫌われたくないから?)
さやか「……」
マミ「マゼンダと江戸色で渋く抑えるのもありかしら」
さやか(長い目で見れば、本当のことを言うのがマミさんの為になるのかもしれない)
さやか(よし、決めた! はっきりと伝えよう!)
さやか「マミさん、あたしマミさんに言わなくちゃならないことが―――」
マミ「死んじゃったお母さんと一緒にお洋服のデザインして遊んでいたことを思い出すなあ……。
……あら? 美樹さん、言いたいことって何かしら?」
さやか「いいえ何でもありません!!」
さやか(言えるわけねええええぇー!)
マミさんの一言一言が重すぎるwww
733:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:15:51.88:dSTBkpV30数時間後
マミ「できたわ!」
さやか(ああ、なんだかんだで完成してしまった、MAMI STYLE……)
さやか(って、あれ? なんで2着も?)
マミ「せっかくだしお揃いにしてみたわ。どうかしら? そういうの嫌かな?」
さやか「……」
さやか(ま、いっか……)
マミ「あはは、ごめんなさい。やっぱり私の方はお蔵入りに―――」
さやか「いいんじゃないですか、お揃い」
マミ「そ、そう?」
さやか「ええ! これ着てまどかと転校生に対抗しちゃいましょう!」
マミ「そうね……。うん、あの2人最近やたら仲がいいし、ちょっと対抗しちゃおっか」
――――
翌日
杏子「……ん? おっ、久しぶりだな2人とも」
さやか「うわっ、出た杏子」
杏子「なんだよその言い方は! つーかアンタら、服にカビが生えて凄いことになってるぞ?」
さやか「あ……」
杏子「……?」
マミ「うわぁあああああああん!」
さやか「杏子の馬鹿ぁー!!」
杏子「ええっ!? なんで!?」
こうしてマミさんの服は封印されることになった
ありがとう杏子
739:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:28:50.26:o6mcNeQR0
やっと登場してそれかよwwww
741:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:32:46.36:AX6dnYbR0,'.: 〃 ,:1 , __/ // / } , ',
__彡ァ 乂_ノ :! ,′ ./ ̄/7=‐.、__ノノ ,'∧ '
.. / /i::, { 彳ア:::抃< ( (、__,/' i }
,'/リ., ,イ ./`¨´i.|:∧. 、 .c弋匕Z_ >、_`ヽ、」 ,'
_彡'厶イ./iヽ,′ |:::∧ {Ⅵ// ア:::抃、 | /
/ i|:::{: `(( .Ⅵ .)) ‘ 弋匕Zっ /
/ ∨:、 }}_口_{{ ,_-‐- 、 / //
. i.| ∨:\ .γ´,...-‐-ミメ、 └‐―-、、、 .辷´五ニ=一、
. ヾ、 \,:´,´./ ,.-‐-、.刈ハ. `~ / \
-‐…‐-'_ヾ / l l. {::::::::::::} l l≧:.. ___.... -‐=¬=-、― _....___〉
/¨,-‐… 7 . 八圦 `‐-‐' ,' 厂`Y / `ヾ´/////
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. | >'´`ヽ:. /.i⌒i:::::::::::::::::::::::::::::::|/⌒) ( , -―- j ./
\! .Уヽ (./ ./:::::::::::::◯:::::::::::::! / ∧/ , -‐-、. \ 〈‐‐-、 j
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Ⅵ/// |//卜、. ___ .. <し / .:/ ..::/ /
まて、落ち着けw
746:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 22:36:03.48:dSTBkpV30まどか「ただいまー!」
ほむら「ただいま」
杏子「よっ、よう……」
まどか「あーっ! 杏子ちゃんもきてたんだ!」
杏子「まあな」
ほむら「美樹さやかにでも会いにきたの?」
杏子「いや、それがその……、あれをなだめに……」
マミ「ごくっ、ごくっ、ごくっ」
さやか「ああああっ! マミさん落ち着いて! それは飲み物じゃないです!」
マミ「いいのよ! 私なんてカビキラーを飲んでいなくなっちゃった方がマシよ!」
さやか「早まらないでください!」
マミ「どうせ私はカビだもん!」
さやか「そんなこと……、ああもうっ! ちょっと杏子、あんたもなんか言ってやって!」
杏子「……と、まあ、こういうわけで」
ほむら「……」
まどか「……」
マミ「ううう……、あ、あれ? あちちっ! あつっ!?」
さやか「マミさん!?」
マミ「熱いあついあつい! 口と喉が熱い!」
杏子「どうしてこんなことに……」
ほむら(そりゃカビを除去する薬が人体に有益な筈ないでしょうに)
さやか「まさか……、カビキラーがマミさんをカビとみなして攻撃を……?」
まどか「そんなっ!?」
杏子「くっそぉおー! カビキラーの奴め、巴マミをカビ扱いだなんてあんまりだ!」
さやか「カビキラー、許せない……!」
まどか「そんなのひどすぎるよ……」
ほむら(これむしろカビキラーがかわいそうよね)
マミキラー
754:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:02:04.53:dSTBkpV30マミ「はあっ、はあ、はあ……」
マミ(ようやく落ち着いてきた……死ぬかと思った……)
マミ「……これで私がカビだということが証明されてしまったわね」
さやか「マミさん……」
マミ「私はこの家を去るわ」
まどか「えっ!? 本気ですか!?」
まどか(ということは、ほむらちゃんと私で2人暮らしに!? それはそれで……)
マミ「止めないで鹿目さん! 私はもう決めたの!」
まどか「そうですか、寂しいです……」
さやか「待ってください! この家を出ていって、マミさんどうするつもりなんですか!?」
マミ「カビに居場所なんてないわ……。魔女を倒しながら宛てのない旅を続けるつもりよ」
さやか「そんなっ……」
杏子「考え直せよ。ただでさえキツイ魔女退治に
寝床の確保なんて作業が加わったら、それはもうしんどいぞ」
マミ「覚悟の上よ」
ほむら(これ突っ込み待ち? カビキラーは人体にも有害だって大真面目に突っ込むべきなのかしら?)
マミ「暁美さん」
ほむら「あ……、はい」
マミ「私みたいなカビを住まわせてくれて今までありがとう」
ほむら(いや。元はといえば私のせいで巴マミの家がなくなってしまったんだし、お礼を言われる謂れは……)
マミ「それでは皆さようなら。もしアンパンマンを見ることがあったら
カビルンルンの中に私が混じっていないかチェックしてくれると嬉しいわ」
まどか「分かりました! ちゃんとチェックします!」
杏子「達者でな!」
ほむら(え? ええっ? 本気で出ていっちゃうの!?)
さやか「……待ってください!」
マミ「美樹さん……?」
まどか酷いなwwwww
767:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:24:34.76:dSTBkpV30さやか「確かにカビと人間が共存することは難しいかもしれない。
でも、カビ同士ならそんなことはないですよね?」
マミ「あなた、何を言って……」
さやか(マミさんみたいに素敵な人がカビなら、もしかして実はあたしもカビなんじゃないか)
さやか(そんな予感がする)
さやか(今からそれを確かめよう!)
さやか(もしもあたしがマミさん同様カビだったら、その時はマミさんのそばにいてあげよう)
まどか「まさかさやかちゃん、カビキラーを飲むつもりなの……?」
さやか「うん。これでもしあたしがカビだったってわかれば、
少なくともあたしはマミさんと一緒に暮らしていけることになるでしょ?」
マミ「美樹さん、あなた、どうして私の為にそこまで……」
さやか「マミさんは大切な憧れの先輩ですから!」
マミ「!!」
さやか「それじゃあ飲みますね。……ごくっ、ごく、ごく!」
ほむら(何なのコレ何なのコレ……)
さやか「う、あ、うぎゃああああああああ!?」
マミ「!!」
まどか「そんな! さやかちゃんの正体も人間じゃなくてカビだったの!?」
さやか「う、あああああ、あああっ!」
杏子「さやかの奴、巴マミの為にこんな真似までして……、いい話だな……」
ほむら「いやいやいや……」
なんなんだこいつら
772:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:29:03.36:NR6x8/sD0
ほむほむが学校にパッドをつけてくる
ほむまどペアルック
マミさんはカビ←いまここ
774:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:32:00.02:dSTBkpV30ほむまどペアルック
マミさんはカビ←いまここ
杏子「こうもカッコいいところ見せられたら、
あたしもカビキラーを飲まないわけにはいかないよな」
マミ「佐倉さん!?」
杏子「これでもし、あたしまでカビだったってことになれば……。
ま、カビ同士、仲良く狩りでもできるかもな」
ほむら(ああ、みんな馬鹿になっていく……)
杏子「いくぞ! ごくごくごく……う、うぎゃあああああ!?」
マミ「なっ!?」
まどか「杏子ちゃんまでカビだったの!?」
どういうながれだよw
776:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:33:26.34:dSTBkpV30ほむら(まどか、せめてあなただけはマトモなままで……)
まどか「……私も飲んでみようかな、カビキラー」
ほむら「まどかああああっ!?」
まどか「ごく、ごくごく……、あんぎゃあああああああああ!?」
ほむら「今すぐぺっしなさい! ぺっ!」
マミ「みんなみんなカビだったのね! 私は1人じゃなかった!」
スレタイどこにいっちゃったんだよwww
778:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/23(月) 23:35:14.23:dSTBkpV30ほむら(結論:巨乳は頭が悪い)
さやか「ところで……、この場に1人だけカビじゃない奴が混じってるんだよね」
ほむら「ぎくっ……」
杏子「飲むかい?」
ほむら「私は飲まないわよ。あとカビキラーはそんな風に人に勧めるものじゃないわ」
マミ「暁美さん……」
ほむら「そんな目で見ても駄目よ」
まどか「飲んでくれないの、ほむらちゃん……?」
ほむら「ごくごくごくごくごく!!」
ほむら「ぷはっ……。う、うあ、うううぅぅ!?」
ほむら(何この焼けるような痛み!?)
まどか「よかった! ほむらちゃんもカビだったんだね!」
ほむら「うううぅ……、そっ、そうみたいね……」
まどか(これで離れ離れにならずに済む!)
ほむら(つっこみ不在の恐ろしさの片鱗を味わった気がするわ……)
――――
まどか「それにしてもここのところ、本当にあわただしかったね」
ほむら「そうね」
まどか「……ほむらちゃん」
ほむら「何?」
まどか「今でも胸のこと気にしてる?」
ほむら「そうね……。他のことが忙しすぎて、だんだんどうでもよくなってきたわ」
まどか「……」
ほむら「ほっ、本当よ?」
まどか「それならその胸のふくらみはどういうことなのかな」
ほむら「きゅきゅきゅ、急成長したのよ」
まどか「本当かなー? えいっ!」
ほむら「あ、ちょっ、触っちゃ駄目! ああっ!」
まどか「やっぱり偽物だった」
ほむら「うう……」
まどか「でもま、そういうコンプレックス持ってるところが可愛くもあるんだけどね」
ほむら「えっ? まどか、今なんて……?」
まどか「なーんでも!」
胸パットから始まった、馬鹿馬鹿しくも平和な、そんな1つの平行世界の物語
おわり
791:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 00:01:12.71:Lnm5bhUf0
.,-'''''~~~ ̄ ̄~~''' - 、
\ ,へ.人ゝ __,,.--──--.、_/ _,,..-一" ̄
\ £. CO/ ̄ \ _,,..-" ̄ __,,,...--
∫ / ,、.,、 |,,-¬ ̄ _...-¬ ̄
乙 イ / / ._//ノ \丿 ..|__,,..-¬ ̄ __,.-一
.人 | / ../-" ̄ || | 丿 / ). _,,..-─" ̄ ._,,,
マ .ゝ∨ / || " 丿/ノ--冖 ̄ __,,,,....-─¬ ̄
( \∨| " t-¬,,...-一" ̄ __--¬ ̄
ミ ⊂-)\_)` -一二 ̄,,..=¬厂~~ (_,,/")
.⊂--一'''''""|=|( 干. |=| |_ (/
/ ( / ∪.冫 干∪ 人 ` 、 `
/ ) ノ '`--一`ヽ 冫
く.. /
. ト─-----イ |
∪ ∪
乙
楽しかった
800:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 00:05:25.44:n56dz90N0楽しかった
乙!
最後のカビキラーの流れはなんだったんだw
805: 忍法帖【Lv=25,xxxPT】 :2011/05/24(火) 00:12:36.16:j9EqzQtZ0最後のカビキラーの流れはなんだったんだw
乙乙
面白かったよ
機会があったらまた何か書いてくれたら嬉しいなって
811:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/24(火) 00:25:14.66:I/wWUN+W0面白かったよ
機会があったらまた何か書いてくれたら嬉しいなって
乙でした
面白かった
面白かった
コメント 10
コメント一覧 (10)
終盤思い出したように出てきたあんこも薬で巨乳になってるはずなのに、そのへん全く言及なしだし勿体ない
確かに。というか、十分大きいと思うけど。
話が斜め上に行き過ぎてすっかり忘れてたよ
まどかの「ティヒヒ」って笑い方よく見るけど
これって元ネタとかあるの?
まどマギSS初めてよんだわ~
他のも呼んで繰る!!