-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 00:34:30.00:g6qfxYE40
母「梓!またパソコンでお買い物したの!? アマゾンから届いてるけど」
母「邪魔だから荷物部屋に持っていくわよ!」
/
勝手に人の荷物
触らないで!!!
\
母「困ったわ……」
/
ドンドン!
バンバン!
\
母「あら、もうご飯の時間……」
母「いまもってくから壁なぐるのやめなさい!!!」
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 00:38:18.69:g6qfxYE40
・・・
母「晩ご飯。ここ置いとくわね?」
コト
母「……」
母「梓。ドアあけなくていいから聞いて頂戴」
/
うるさい!
はやくあっちいって!
\
母「あんた高校もいかないで毎日毎日部屋でパソコンばっかり」
母「このままでどうするの?」
母「あんたの同級生の子はみーんな学校いって友達つくって勉強してるのよ?」
母「あんたが学校が嫌いなら、せめてなにかバイトでもはじめなさい」
母「ずっと部屋の中にいちゃだめ」
母「せっかく若いんだから……もっと広い世界をしらなきゃ」
8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 00:41:32.24:g6qfxYE40
母「ね? お母さん応援してるから……」
母「梓がまた笑顔で毎日すごしてくれたらお母さんうれしいな」
母「……じゃあ、冷めないうちにたべなさいね」
母「お母さんお風呂はいって寝るから。おやすみなさい」
梓「……」
ガチャ サッ
梓「……」
梓「……もぐもぐ」
梓「……もぐもぐもぐもぐ」
梓「……中卒に働く場所なんてあるわけないじゃん」
梓「……」
梓「仕事なんてつまんないし絶対やだ」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 00:46:05.49:g6qfxYE40
梓「でも……」
梓「お母さんにこれ以上迷惑かけたくない……かも」
梓「だけど学校いくのは絶対ヤダ。ていうか無理」
梓「絶対いじめられるもん……」
梓「また……いじめられるもん……」
カチカチ カチカチ
梓「ほら、『学歴不問』なんていいながら。だいたいは高卒以上必須じゃん」
梓「職務経験もない私になんの仕事ができるっていうの」
梓「なぁーんもないよ。空っぽな私にできる仕事なんてありませーん!」
梓「……」
カチカチ カチカチ
梓「ん……? なんだろうこの求人」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 00:49:15.22:g6qfxYE40
梓「……食品工場かぁ」
梓「……ってなにするんだろう」
梓「ベルトコンベア?」
梓「だれともしゃべらなくていいなら楽そうだ……」
梓「経歴、経験不問。学歴完全不問……」
梓「……ふーん」
梓「……ふぅーーん」
梓「ま、いちおう……いちおうね。チェックしとこうかな」
梓「……以外と給料高いな……」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 00:52:09.38:g6qfxYE40
そして数日後
梓「お母さん」
母「あら珍しいこんな時間に顔だすなんて」
梓「あのね」
母「どうしたの? お風呂もう入る?」
梓「仕事きまったよ!」
母「……えっ」
梓「仕事」
母「梓……あんた……」
梓「いままでごめんね。私、もう一回がんばってみるから」
母「……がんばりなさい。きっといいお友達もできるから」
梓「うん!」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 00:56:58.25:g6qfxYE40
初日
梓「は、はじめまして……中野梓です今日からお世話になります」
和「よろしくね。私は事務の眞鍋和よ。これからあなたの担当するラインに案内するわ」
梓「は、はい!」
和「緊張しなくてもいいのよ。ほらついてきて」
梓「……」
和「唯! 新人よ。しっかり教えてあげてね」
唯「うん!」
梓「よ、よろしくお願いします!」
唯「よろしくねー」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:02:41.55:g6qfxYE40
和「あとはまかせたわ」
唯「じゃあまずは自己紹介! 私は平沢唯。このラインを担当してるんだよ!」
梓「中野梓です。経験とかありませんので、お世話になります!」
唯「うんうん。私にもついに後輩ができて嬉しいよ」
梓「平沢先輩はおいくつですか?」
唯「唯先輩ってよんでよー」
梓「ゆ、唯先輩」
唯「私はいま17だよ! あずにゃんは?」
梓「あ、あずにゃ!?」
唯「あずにゃん。可愛くない? すっごい猫耳とか似合うとおもうんだ!」
梓「へ、変なあだなつけないでください」
唯「で、あずにゃんは何歳?」
梓「私は16です……けど」
唯「ふーん。まぁいろいろ思うところはあるだろうけどね」
唯「ここにくる人はみんな変わった経歴の人ばっかりだから気にしなくていいよ」
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:06:58.25:g6qfxYE40
唯「じゃあ一日の流れをおしえるね」
梓「はい」
唯「ここに座って」
梓「はい」
唯「流れてくるお肉を」
ぺちぺち
こねこね
唯「ってやって。こんな感じの形にするだけ!」
梓「そうですか」
唯「それを一日するだけだよ」
梓「へぇ」
梓(楽そうな仕事でよかった)
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:09:02.68:zA+YLs8bO
梓「じゃあ早速やってみます!」
梓「ぺちぺち」
唯「こねこね♪」
梓「ぺちぺち」
唯「こねこね♪」
梓「ぺちぺち?」
唯「こねこね!」
梓「わぁ、楽しいです!」
唯「あずにゃん上手だねー」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:14:12.28:g6qfxYE40
しかし3時間後~
梓「……」ペチコネ
梓「……」ペチコネ
梓(つまんない……なにこの単純作業)
唯「ぺちぺち♪ こねこね♪」
唯「よいしょ! よいしょ!!」
唯「おいしくなぁれ♪ おいしくなぁれ♪」
梓(なんであの人あんなにテンション高いの……)
梓(やっぱ私には向いてないのかな)
梓(休憩時間に……バックレよっかな)
梓(でもお母さんと約束したし……)
梓「……」ペチコネ
唯「ほらあずにゃん元気に~! ぺちぺち♪ こねこね♪」
43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:19:13.91:g6qfxYE40
梓「……」
唯「ぺちぺち! こねこねー!」
梓「……」
唯「ほらあずにゃーん! がんばって!」
唯「気分悪いの? いっぺんライン止める?」
梓「い、いえ……がんばりますけど」ペチコネ
唯「……そっか!」
ぺちぺち こねこね
ぺちぺち こねこね
唯「楽しいなー♪ 楽しいなー♪」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:23:12.70:g6qfxYE40
ウゥゥウウウウウウ!!!!!
梓「ひっ! な、なに……?」
唯「お昼のサイレンだよ! お昼休みだよ!」
梓「お昼……」
梓(よ、よし……いまのうちに逃げ……)
唯「あずにゃんご飯食べいこー!」
ガバァ
梓「うぎゃっ」
唯「こっちこっちー!」
ぐいぐい
梓「えっ、えっ!?」
梓「ちょ、まって……わかりましたからひっぱらないで……」
唯「はやくーー! 席うまっちゃうよー」
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:27:30.22:g6qfxYE40
社員食堂
唯「ふぅ。なんとか座れた」
梓「あ、あの……ここで食べるんですか?」
わいわい がやがや
唯「だよ!」
梓「……う」
梓(人が多いところは苦手だなぁ)
唯「あ、おーい! りっちゃん!こっちー!」
律「うぃーっすおつかれー! お、そっちのは?」
唯「あずにゃん! 私の部署の後輩!」
律「へぇー。よろしくなー。あたし田井中律。営業課だよん」
梓「よ、よよ、よろしくです」
唯「りっちゃんは私と同期なんだよー」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:32:11.68:g6qfxYE40
律「なんだぁお前らまだ飯買ってないのか。よし、後輩もいるしいっちょおごってやるか」
唯「え! いいの!?」
律「唯にじゃねーよ!」
梓「いいんですか」
律「遠慮しない。安いもんだし」
唯「私カレーにするー」
律「あたしはカレー昨日くったしカツ丼かな」
梓「あ、じゃあ私は……ラーメンで、お願いします……」
律「ん。じゃあ唯とここに座って待ってな」
唯「りっちゃんありがとー」
梓「……意外とにぎやかなところなんですね」
唯「うん。そうだねー。私も入った時はびっくりしたよ」
梓「工場ってもっと暗……し、静かなとこだとおもってました」
唯「みんな仲良しなんだよー」
唯「でもせっかく仲良くなっても、すぐ部署変更とか転勤でいなくなっちゃうんだー」
51:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:38:20.25:g6qfxYE40
唯「あずにゃんとはいつまで一緒に働けるかな?」
梓「どういうタイミングで異動になるんですか?」
唯「んー、ヘマしたりとか? 詳しくはわかんないや」
唯「前に澪ちゃんっていう子がいたけど一度失敗してラインとめてから見なくなっちゃった」
唯「あれは違う部署に飛ばされたんだろうね。もっと向いてるとこ」
唯「なんせ社員は2000人近くいるし部署もたくさんあるから。なかなか会えないよ」
梓「携帯で連絡とかはとらないんですか?」
唯「私携帯もってないんだー。なんか難しそうだし。お金もかかるし」
梓「便利なのに……」
唯「あずにゃんは寮にすむの? 家からバス通い?」
梓「寮です。自宅からはちょっと距離がありますので」
唯「だよねー。もっと街中にあればいいのに」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:42:58.66:g6qfxYE40
律「おーいもってきたぞー」
唯「ありがとー!」
梓「ありがとうございます」
律「これ食って午後からもがんばりな」
梓「……はい」
梓(そっか、午後からもずっと……)
梓「はぁ……」
唯「でもあずにゃんが来てくれてうれしいな」
律「だな。唯一人でラインするの暇そうだったもんな」
唯「これからはあずにゃんと一緒ー! えへへー。ねー?あずにゃん!」ニコニコ
梓「……え、えっと」
梓(……がんばろ)
55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:47:23.24:g6qfxYE40
昼過ぎ
梓「……」
ピンポンパンポーン
8番ラインの◯◯さん……
8番ラインの◯◯さん……
いますぐ品質管理課までおこしください
梓「なんか呼び出し多いですね」
唯「だねー。いいなーきっと昇給の話だよ」
唯「がんばらないと!」
ぺちぺち こねこね
ぺちぺち こねこね
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:52:15.00:g6qfxYE40
梓(そういえば……これ、なんの肉つかってるんだろう……)
梓(牛? 合いびき……?)
ぺちぺち こねこね ぺちぺち こねこね
梓「……唯先ぱーい」
唯「んー?」
梓「あの、この肉って一体」
唯「あー! あー! あー!!!」
梓「!」ビクッ
唯「え、えっと……な、なにかなあずにゃん。疲れたの??」キョロキョロ
梓「えっと……この肉」
唯「あーあーあーあーあー!!!!」
梓「な、なんなんですか」
唯「ほら! おしゃべりしてないで真面目にぺちぺちして!」
梓「す、すいません」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:52:20.56:xCxeMe3gO
ピンポンパンポーン
59番ラインのID:xCxeMe3gOさん
ライン長からの呼び出しです。至急事務室までおこしください。
梓「まただ……一日にいったい何人昇給してるんだろう」
唯「……」
梓「唯先輩?」
唯「ぺ、ぺちぺち♪ こねこね♪」
唯「ぺちこねぺちこね♪」
梓「……」ペチコネ
梓(朝よりちょっとだけ速度あがった……)
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:57:54.89:xCxeMe3gO
その晩
梓「ふー、やっと終わったー……時間流れるの遅すぎ」
唯「えへー」
梓「うわわっ! な、なんでいるんですか!!?」
唯「なにいってるの相部屋だよ?」
梓「えっ」
唯「ここでの生活を指導するのも先輩の役目なのです! えっへん」
梓「はぁ……」
唯「ぺちぺちしすぎてつかれた?」
梓「まぁ……そうですね」
唯「でもがんばったねー偉いえらい!」ナデナデ
梓「う……それはどうも」
唯「一日でやめちゃったり呼び出されて異動になっちゃう人も多いんだよー」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:00:51.21:GFxrgilCO
唯「とりあえず晩ご飯たべよっか」
唯「はいコレ」
梓「えっ」
唯「はんばーぐ! 食べ放題だよ!」
梓「え……」
唯「私たちがつくったハンバーグだよー! おいしいよ?」
唯「毎日たべても飽きないよ!」
梓「ま、毎日……?」
唯「でもハンバーグならただでたべられるんだよ!」
唯「もう食堂もいっぱいだろうし今晩はこれであずにゃんの歓迎会!!」
ぎゅ
梓「あう……もうっ離してくださいよぉ」
唯「あずにゃんようこそ~」
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:04:24.71:Fpd9CrMQP
さらに夜は更けて
唯「へぇーあずにゃんも高校いってないんだー一緒だねー」
梓「なんだか安心しました。似たような境遇の人って多いんですか?」
唯「だろうねー。経歴関係なく仕事をもらえるのはここくらいじゃないかなー」
梓「いいとこですね」
唯「だね! 人がいっぱいいて異動も多いせいかなかなか友達はできないけどねー」
唯「あと買い物行くのが大変! 日曜日は街行きの従業員バスがすっごいこむんだ―」
梓「でしょうねぇ」
唯「っと、そろそろ……」
梓「? 寝る時間ですね」
唯「ううん。就寝前アナウンスだよ。今日一日頑張った人たちが呼ばれるんだよ」
梓「へぇ、そんなのがあるんですか」
唯「その人たちは明日朝一で人事課にいって昇給するんだってさ」
梓「へぇ。がんばった分だけ返ってくる職場なんですね。すっごくホワイトじゃないですか」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:13:24.03:g6qfxYE40
みなさん。本日は一日お疲れ様でした。
明日も元気に頑張りましょう。
では本日の最優秀功労者を発表します。
ID:Fpd9CrMQPさん ID:pcCR/Shy0さん
ID:gDzhpeGK0 さん ID:X8HJOIHH0さん
お話がありますので、明朝8時までに第4人事課までおこしください。
本日は一日お疲れ様でした。
唯「……」
梓「だれだかしらないですけどいいですねー。まぁがんばったんですから当然ですよね」
唯「……ふぅ」
梓「え?」
唯「いやいや、気にしないで」
唯「寝よっか♪」
梓「はい! 明日も頑張りましょう!」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:15:03.72:X8HJOIHH0
一週間後
唯「ふー今日も大変だったねー」
梓「いやぁ、日に日に量が増えていってるきがします」
唯「それだけここももうかってるってことかな」
梓「その景気が良いぶんを私たちにも早く還元してほしいですね」
唯「だねー。ボーナスほしいなー」
梓「ですねー」
唯「はぁー疲れたー」
梓「唯先輩はすごいです。適当にやってるように見えてその実とても完成度の高いハンバーグを作り出しています」
唯「そっかなー」
唯「ただ楽しいからぺちぺちこねこねしてるだけだよー」
梓「楽しめるのも才能だと思いますよ」
唯「でへへ。新人ちゃんわかったようなこと言っちゃってぇ」
梓「えへへ」
98:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:25:09.76:g6qfxYE40
梓「そのわりには唯先輩は昇給も栄転もないんですね」
唯「……」
梓「唯先輩?」
唯「あ、ちょ……静かに。ライン長がきてるから……」
梓「あ、はい……」
ライン長「……」ジロジロ
唯「お、おつかれ様でしたー!」
梓「お疲れ様でした! お先です!」
ライン長「……」ジロジロ ジロジロ
ライン長「まちなさい」
唯「!」
ライン長「今度、厚生労働省の役人が視察にくるのだよ」
唯「そ、それが一体」
101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:27:54.19:g6qfxYE40
ライン長「……是非、君たちのラインを見てもらおうと思ってね」
ライン長「いやなに、ただいつもどおり仕事をしてもらうだけでかまわない」
ライン長「労働環境を確認しにくるだけだ。何も問題はない」
唯「は、はい! 光栄です!」
ライン長「ただし……もし、なにかあれば……」
唯「!」
梓「!」
ライン長「……ごほん、ではおつかれ」
唯「っしたー!」ビシッ
梓「しゃいやー!!」ビシッ
103:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:28:43.33:ZKzUBeW40
晩 寮
唯「ふー緊張したー」
梓「ライン長って喋るんですね」
唯「もーあずにゃんったら」
梓「でもどうして私たちのところに……」
唯「きっと私がベテランだからだよー」
梓「ベテランってほどなんですか?」
唯「ライン経験が一年以上ある人ってあんまりいないんだよー」
梓「すごいんですね唯先輩は」
唯「でしょー! あずにゃんもがんばって!」
梓「はい! 私、向いてないかとおもったら結構これ楽しくて!」
梓「もちろん唯先輩がいてくれるからなんですけどね!」
唯「嬉しいこと言ってくれるね!」
梓「栄転や異動になったら離ればなれなんですねー。それはすごく寂しいです」
116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:34:32.74:g6qfxYE40
ピンポンパンポーン
梓「あっ」
みなさん。本日は一日お疲れ様でした。
明日も事故のないようにお気をつけください。
では本日の最優秀功労者を発表します。
ID:jRvnRlySOさん
ID:x584vKXE0さん
ID:rmmu+2WCiさん
ID:r1xxaN9q0 さん
田井中律さん
副所長よりお話がありますので、明朝8時までに事務所までおこしください。
本日は一日お疲れ様でした。
唯「あっ、りっちゃん……」
梓「わぁ律先輩よかったですね!」
127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:38:08.75:g6qfxYE40
唯「……」
梓「……」
唯「……」ポロポロ
梓「どうしてないてるんですか?」
唯「もうりっちゃんと会うことも、ないのかなって……」
梓「あ、そうですよね……他所に飛ばされたりしたらなかなか難しいですね」
唯「うん……」
梓「気を落とさないでください! 私がいますから! ね?」
唯「あずにゃん……」
梓「厚生労働省にみてもらえるなんてある意味チャンスですよ!」
唯「そうだよね。うん……がんばろう!!」
129:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:40:59.55:g6qfxYE40
そして運命の日
唯「どきどき」
梓「はらはら」
ライン長「いつもどおりでいいんだ」
唯「はい!」
ライン長「アピールも兼ねてラインは最速にしてあるが大丈夫か?」
唯「大丈夫です!」
ライン長「さすがベテランだ」
ライン長「……いらっしゃったぞ! 持ち場につけ!」
唯「……」ペチコネ
梓「……」ペチコネ
唯「……」ペチコネ ペチコネ
梓「……」ペチコネ ペチコネ
138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:45:44.05:g6qfxYE40
梓(どうしたんですか唯先輩……いつもみたいにもっと楽しそうに)
唯「……」
梓「……」ペチコネ ペチコネ
唯「ぺち……こね……」
梓(だめだ、緊張してる……)
ピンポンパンポーン
唯「!!」
ライン作業中の
ID:r1xxaN9q0さん
ID:5ZUe2NmF0さん
ID:mRgDCF220さん
ID:6WChA7Yi0さん
ID:SfRefFlrOさん
安全確認後ラインを停止し、ただちに品質管理課までおこしください。工場長がお呼びです。
くりかえします……――――――
145:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:49:18.32:g6qfxYE40
唯「あわっあわわわわ」
梓「ゆ、唯先輩!!」
唯「ひぅっ!」 ポロッ
べしゃあ…
役人「……ずいぶんあの従業員は震えているようだが、労働環境になにか問題でも?」
ライン長「!!!!!!」
唯「あ……あ……」
梓「ゆ、唯先輩落ち着いて……大丈夫ですから」
梓「いつもどおり、いつもどおりでいいんですよ」
梓「ほら、ぺちこねしましょう」
梓「ぺちぺち♪」
梓「こねこね♪ って! ほら……」
唯「あう……あう……」
150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:53:39.08:g6qfxYE40
・・・
梓「今日もお疲れ様でした!」
唯「おつかれー」
梓「無事のりきれましたね。一時はどうなるかとおもいましたけど」
唯「あはは、あずにゃんが励ましてくれたおかげかな」
トントン
唯「はい?」
和「唯」
唯「わー! 和ちゃん!」
和「あなたに少し話があるの。なぁに悪い話じゃないわ。事務室まできてくれる?」
唯「えっ……それってもしかして……あ……」
梓「あ、じゃあ私先いってますねー!」
唯「あ……あず……あずにゃ……私……え……」
155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:57:03.87:g6qfxYE40
晩
梓「唯先輩遅いなぁ。ちょっとだけっていったのに」
梓「はぁー、なんの話だろう」
梓「今日の失敗のこと怒られてるのかなー」
梓「けど悪い話じゃないって言ってたし」
梓「はっ! まさか昇進なんじゃ」
梓「はうー! よかったですね!唯先輩!!」
梓「あはは、なんだか自分のことのように嬉しいっ♪」
梓「今度なんかおごってもらおー」
梓「えへへ、えへへ」
梓「この先も唯先輩と一緒に仕事ができたらいいなぁ……」
梓「お母さん、私ここに就職できて毎日幸せです……」
梓「お金たまったら、仕送りするからまっててね……」
梓「ふふふ」
168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:02:50.43:g6qfxYE40
翌日
食堂
梓「もぐもぐ」
梓(唯先輩どこいったんだろ……まさか栄転しちゃったとか……)
純「梓じゃん!」
梓「えっ、あ……純だ」
純「うわ、懐かしー! あんたもここで働いてるんだ。何年ぶり?」
梓「まさかこんなとこであえるなんてね」
純「っていっても私こないだ入ったばっかりだけどね」
梓「私もだよ」
純「なんかほぼ毎日人の入れ替わりがあるっぽいよここ」
梓「そうなんだ」
178:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:07:58.44:g6qfxYE40
純「梓はしってる? ここの工場ってね、ネットではこう呼ばれてるんだってさ!」
梓「へ?」
純「絶望ハンバーグ工場ってね。理由は知らないけど」
梓「絶望ハンバーグ工場……」
純「どれだけ調べても詳細がでてこないんだよねー」
純「おっと、この話はネット上でもタブーなんだった!忘れて!」
梓「う、うん……」
純「ま、働けるならなんでもいいや! わはは!」
ピンポンパンポーン
休憩中の
ID:jA1eDvPx0さん ID:GFxrgilCO さん ID:6n9X+F9V0さん
ID:+VegCBp0Oさん ID:TrPavIZP0さん
品質管理課長がお呼びです。申し訳ありませんが、ただちに管理事務所までおこしください。
179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:07:58.95:rKuiu96m0
ピンポンパンポーン
ID:rKuiu96m0
工場長がお呼びです。ただちに第4事務室までくるように。
みなさま午後からも笑顔で頑張りましょう。
梓「な、なんだったんだろう……」
純「……」
梓「純もライン?」
純「まぁね」
梓「一緒にがんばろうね」
純「頑張るよ。異動できつい仕事にまわされたら嫌だしね」
梓「唯先輩はどうなったのかなー」
純「先輩いたんだ?」
梓「うん、とっても優しい先輩。私にいろいろ教えてくれたよ」
193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:13:08.56:NmvanuBHO
午後
梓「……」ぺちこね
梓「……」ぺちこね ぺちこね
梓「さみしい……暇……」ぺちこねぺちこね
梓「私がくるまで唯先輩はよくもまぁ一人で……」
梓「ぺち……痛"っ……!!!」
梓「えっ、な、なに……なんか手にささった」
梓「うわ、最悪ーなんか混ざってるよ。一度ラインとめなきゃ」
ガコン
梓「……あれ、これ……なんか見覚えが」
梓「あっ、これ唯先輩のヘアピンじゃん……」
205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:18:40.52:rKuiu96m0
梓「な、なんで……えっ?」
梓「意味が……」
梓「……えっと」
梓「は?」
梓(……唯先輩……あれ、あれれ)
梓(頭が……痛い)
梓(おかしい)
梓(そういえばおかしいよこの工場)
『ここの工場ってね、ネットではこう呼ばれてるんだってさ!』
『絶望ハンバーグ工場ってね。理由は知らないけど』
梓「絶望ハンバーグ工場……」
梓「まさか!!!!」
227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:25:41.64:g6qfxYE40
梓「すいません。すこしお腹の調子が悪いのでトイレいってきます!」
ライン長「……?」
ガチャン
トイレ個室
梓「……」ポチポチポチ
梓「ネット……ハンバーグ工場……」
梓「……はやく、はやく出て」カチカチカチカチ
梓「全然ヒットしない……」
梓「どうして……」
梓「あ、なにこれ……掲示板?」
梓「この掲示板って、あの有名な奴だよね……ネトゲの友達が言ってた気がする」
梓「えっと、えっと……スラングばっかりで読めないよ」
235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:29:21.36:g6qfxYE40
梓「dat落ち……? よ、読めないってこと?」
梓「え、でも……」
あの工場はヤバい。まず人間がやばい。
どれくらいヤバいかっていうと、おっとこんな時間にダレか来たようだ
梓「な、なによ! ちゃんと最後までかいてよ!!」
梓「……ほかに読めるのは……」
あそこはガチでヤバい企業……
俺は知ってる。けど言えないね。なぜなら……やっぱりそれも言えないね
ただ切羽詰ってるんなら行ってみるのもありなんじゃない?
来るものは拒まずがあそこの経営方針らしいよ
梓「……」ゴクリ
247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:35:12.47:g6qfxYE40
ピンポンパンポーン
ライン作業中の
ID:mPZQyGBS0さん
ID:m/ohpb550 さん
ID:YLIXP/Rn0さん
ID:IM0OAOyz0さん
ID:cq121xwn0さん
ID:mRgDCF220さん
ID:wwJShGCw0さん
ID:UaIaMpbNOさん
お手数ですが一度ラインを停止し、
ただちに! ただちに品質管理課までおこしください。
管理長から話があるそうです。
梓「……あわわわわ」
梓「私の隣のラインで働いてた人の名前もある……」
梓「どどど、どうしよおおお!!」
252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:37:46.16:m/ohpb550
梓「……たぶんあの人たちは……」
梓「だ、だめ……いっちゃだめ……みんな行かないで……」
ピンポンパンポーン
引き続きお呼びだしです。
28番ラインの中野梓さん。
いらっしゃっいましたら事務室までおこしください。
梓「……」
梓「……あ、あ……」
梓「い、嫌……」
梓「私、どうなるの……!?」
梓「やだあああ!!」
272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:42:54.93:g6qfxYE40
梓「……行きたくない。そうだ。行かない」
梓「お母さんには悪いけど、バックレよう。これ以上こんなとこにいられるか」
梓「……うん。初日に逃げとけばよかった」
梓「あ、でもそれじゃ唯先輩と楽しく過ごせなかったかも……」
梓「唯先輩……ぐす」
梓「どこ、どこにいるの……」
梓「なんで、ヘアピン……」
梓「ラインにはもう戻らない……」
梓「と、とにかく外にでなきゃ!」
梓「あ、でも通用口だと見つかっちゃう……」
梓「裏口とか……あるのかな」
292:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:49:20.33:g6qfxYE40
通路
梓「……」コソコソ
梓「よし、こっちはだれもいない……」
梓「……携帯の電波が届くのが幸いだよ」
梓「携帯も念のためロッカーに置いといてよかった」
梓「……寮に置いてある持ち物は諦めよう……」
梓「いまは逃げ出すことを考えなきゃ」
梓「どこへ行けばでられるのかな」
梓「……うわ、人だっ見つかっちゃう……!」コソッ
「ん? いま声がしたような。気のせいか」
梓「ふー……ふー……」
梓「……こっちの方向は……品質管理室……?」
298:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:53:34.43:g6qfxYE40
梓「……いつも、みんなが呼ばれてるところだよね……」
梓「……一体どんなところなんだろう……」
梓「いや、違う……このかぎなれた臭い」
梓「間違いない……お肉だ」
梓「……それも、いつもよりずっと強烈な……うっ、すごい臭い……」
梓「品質管理室の奥の部屋、なにがあるんだろう……」
梓「……のぞいてみようかな」
梓「……」そーっ
ガコン ガコン
ギュイン ギュイン ガコン グシャッ
梓「!!!!」
303:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:58:15.63:g6qfxYE40
梓「何、これ……巨大な、ミンチマシーン?」
梓「っていうよりも、もっとミキサーっていうような……」
梓「なんかすごい……」
ギュイン グチャグチャ グショグショ
ガコンガコン ガコン
梓「そっか。ここからでてきたお肉が……コンベアに乗って私たちのもとへ流れてくるんだ」
梓「……あはは」
梓「……なんで周りにアクセサリーとか貴金属がおいてあるんだろう」
梓「あはは」
梓「あは……」
梓「……」ダッ
310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:01:23.33:M2OwGJpkO
ドンッ!
梓「痛っ」
「……あら」
梓「あ、ぃつつ……」
梓「はっ! 見つかった!」
「うふふ。見ちゃったのね」
梓「あ……あ……」
「好奇心は猫をも殺すって言葉しってる?」
梓「ひっ!」
「あなたが中野梓さんね。心配しなくても大丈夫……」
梓「や、やです……」
327:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:07:33.10:g6qfxYE40
「なにも悪いことじゃないわ。本当よ?」
梓「あなたは……」
「ここの経営陣の一人。いろいろな事をしているわ」
「例えば、ここでこの機械を動かしたりね……」
ガコン ガコン ガコン
ガコン グシャアアア グチョオオ
梓「うわああああああ!!!」
「中野梓さん。呼び出したんだからちゃんと来ないとだめじゃない」
「でももういいの。探しに行こうかと思ったけど、手間が省けたわ」
梓「はっ、ひっ……ああああああああああ!!!!」
「本当におびえなくていいのよ?だってこれは処分じゃないの」
「すぐに唯ちゃんと同じところに送ってあげるからね……うふふ~」
331:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:11:41.31:g6qfxYE40
梓「た、たすけ……唯先輩いいいいい!!!」
唯「はい」
梓「えっ」
唯「あずにゃんおひさしぶりぶり~♪」ギュムッ
梓「うわあああああああっ! お化けぇええええ!!!」
唯「えっ」
梓「ぎゃああああ!!」
唯「ちょ、ちょっとまってよなんなの!!」
梓「え」
唯「ねぇムギちゃん。あずにゃんどうしちゃったの?」
紬「さぁ……なんだか悪い想像をしすぎちゃってるみたい。せっかくいいお話をもってきたのに」
梓「あ、あの……あのあの……」
唯「パンパカパーン! あずにゃんおめでとう! 晴れてラインから商品開発部に異動でぇーっす!」
梓「えぇ!?」
333:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:12:13.10:nsbHHuZ40
唯「驚いた?」
梓「お、驚くっていうかですね……」
唯「どしたの?」
梓「ヘアピン……これ唯先輩のですよね?」
唯「あ"っ! ど、どこにあったの!?」
梓「は、ハンバーグの中から……それで、私……ぐす」
紬「唯ちゃん! あれほどこの部屋に入るときは身につけてるものを外しなさいっていったでしょ!!」
唯「ごめんなさいいいいい!!! ヘアピンには気がつかなかったの!!」
紬「すぐにラインを停止! 点検するから!」
唯「は、はい!!!」
梓「……」
梓「あ、あれ……?」
唯「あずにゃんも手伝って~~!!」
367:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:21:08.54:g6qfxYE40
その晩
梓「もう、さんざんですよ」
唯「えへへー申し訳ない。ほんと頭さげまくりー」
梓「でも部署ごとで部屋割りが変わるなんてしりませんでした」
唯「私もしらなかったよー。でもまたおんなじ部屋になれてよかったね」
梓「唯先輩、実はラインのままでいたかったんでしょ?」
唯「えっ」
梓「……ムギ先輩にききました。この会社は適材適所になるように人を配置するって」
唯「うん。私、それはしってた」
梓「だから他の部署の話とかするの嫌ってたんですね」
梓「アナウンスではらはらしてたのもまさか異動が嫌で……」
唯「だってぇ~、ラインじゃないとぺちこねできないんだよ? あんなに楽しいぺちこねができないなんて~」
梓「でも結局異動になってるんじゃないですか」
唯「まぁね……えへへ、でもいいんだ! 商品開発部は今日ちょっとだけ働かせてもらったけど楽しいよ!」
375:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:24:36.10:LTbt8eoGO
唯「それよりもあずにゃんは今日どうしてあんなところにいたの?」
梓「そ、それはですね……」
唯「あー、うんうん! わかる! 私もいろいろ勘ぐった時期があるよ!」
梓「気持ちがわかるなら教えてくれたってよかったじゃないですか!」
唯「だって~もしそれで私だけの馬鹿な妄想だったら恥ずかしいじゃん!」
梓「うっ……たしかに、こんなのいくらなんでも中学生なみの妄想ですよね」
唯「あはははー」
梓「あははっ」
唯「ねぇ、なんでここが絶望ハンバーグ工場って呼ばれてるかしってる?」
梓「えっ?」
唯「ここにはね! 私たちみたいな一度社会に絶望した人があつまってるの!」
梓「そっか……」
唯「でも悪いことなんてなかったね! 私、ここで働けて幸せだよ!」
梓「はい! 私もです!!」
392:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:31:52.38:g6qfxYE40
唯「たしかに社会的評判は悪いよ! 私たちみたいなダメ人間のあつまりだもん!」
唯「それに精肉業もあるもんね。しってる? この手の仕事って、部落出身者も多いんだよ」
梓「へぇ」
唯「でも! みんな元気に楽しくやっていけたらそんなの関係ない!」
唯「小さな世界だけど、私は毎日楽しい! あずにゃんがいてたのしい!」
梓「はい! はいそうですね!!」
唯「これからも一緒に楽しくやっていこうね!」
唯「明日は私の友達も紹介するよ!」
唯「えへへ、りっちゃんは知ってるよね? あとね、澪ちゃんっていう頭のいい子がいるんだよ!」
唯「それと、ムギちゃん! 今日あった金髪のお嬢様だよ!」
唯「みんなでおいし~~いハンバーグを考えようね!」
梓「やってやるです!」
402:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:38:52.89:g6qfxYE40
事務室
紬「えへ、これでめぼしい子はだいたい集めたわ~」
和「いくら経営陣だからってあなたやりたい放題ね」
紬「だってー、ちゃんと直接監視下に置かないと何があるかわからないし……」
紬「私、純真無垢な美少女でまわりをかためるのが夢だったの~」
和「……はぁ、あなたの悪い癖よ」
紬「さて、心配事もなくなったし、今日もたくさんお肉をつくらなきゃ♪」
和「そうね。すでにあらかた見繕ってるけど、もう少し量があったほうがいいかも」
紬「最近どんどん注文がきて、もうかってるからね~」
紬「んーっとんーっと、この人と……あっ、あの人いいかも……うふふ」
紬「ぴんぽんぱんぽーん♪」
おわり
405:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:40:31.46:nQP4sTe50
・・・
母「晩ご飯。ここ置いとくわね?」
コト
母「……」
母「梓。ドアあけなくていいから聞いて頂戴」
/
うるさい!
はやくあっちいって!
\
母「あんた高校もいかないで毎日毎日部屋でパソコンばっかり」
母「このままでどうするの?」
母「あんたの同級生の子はみーんな学校いって友達つくって勉強してるのよ?」
母「あんたが学校が嫌いなら、せめてなにかバイトでもはじめなさい」
母「ずっと部屋の中にいちゃだめ」
母「せっかく若いんだから……もっと広い世界をしらなきゃ」
母「ね? お母さん応援してるから……」
母「梓がまた笑顔で毎日すごしてくれたらお母さんうれしいな」
母「……じゃあ、冷めないうちにたべなさいね」
母「お母さんお風呂はいって寝るから。おやすみなさい」
梓「……」
ガチャ サッ
梓「……」
梓「……もぐもぐ」
梓「……もぐもぐもぐもぐ」
梓「……中卒に働く場所なんてあるわけないじゃん」
梓「……」
梓「仕事なんてつまんないし絶対やだ」
梓「でも……」
梓「お母さんにこれ以上迷惑かけたくない……かも」
梓「だけど学校いくのは絶対ヤダ。ていうか無理」
梓「絶対いじめられるもん……」
梓「また……いじめられるもん……」
カチカチ カチカチ
梓「ほら、『学歴不問』なんていいながら。だいたいは高卒以上必須じゃん」
梓「職務経験もない私になんの仕事ができるっていうの」
梓「なぁーんもないよ。空っぽな私にできる仕事なんてありませーん!」
梓「……」
カチカチ カチカチ
梓「ん……? なんだろうこの求人」
梓「……食品工場かぁ」
梓「……ってなにするんだろう」
梓「ベルトコンベア?」
梓「だれともしゃべらなくていいなら楽そうだ……」
梓「経歴、経験不問。学歴完全不問……」
梓「……ふーん」
梓「……ふぅーーん」
梓「ま、いちおう……いちおうね。チェックしとこうかな」
梓「……以外と給料高いな……」
そして数日後
梓「お母さん」
母「あら珍しいこんな時間に顔だすなんて」
梓「あのね」
母「どうしたの? お風呂もう入る?」
梓「仕事きまったよ!」
母「……えっ」
梓「仕事」
母「梓……あんた……」
梓「いままでごめんね。私、もう一回がんばってみるから」
母「……がんばりなさい。きっといいお友達もできるから」
梓「うん!」
初日
梓「は、はじめまして……中野梓です今日からお世話になります」
和「よろしくね。私は事務の眞鍋和よ。これからあなたの担当するラインに案内するわ」
梓「は、はい!」
和「緊張しなくてもいいのよ。ほらついてきて」
梓「……」
和「唯! 新人よ。しっかり教えてあげてね」
唯「うん!」
梓「よ、よろしくお願いします!」
唯「よろしくねー」
和「あとはまかせたわ」
唯「じゃあまずは自己紹介! 私は平沢唯。このラインを担当してるんだよ!」
梓「中野梓です。経験とかありませんので、お世話になります!」
唯「うんうん。私にもついに後輩ができて嬉しいよ」
梓「平沢先輩はおいくつですか?」
唯「唯先輩ってよんでよー」
梓「ゆ、唯先輩」
唯「私はいま17だよ! あずにゃんは?」
梓「あ、あずにゃ!?」
唯「あずにゃん。可愛くない? すっごい猫耳とか似合うとおもうんだ!」
梓「へ、変なあだなつけないでください」
唯「で、あずにゃんは何歳?」
梓「私は16です……けど」
唯「ふーん。まぁいろいろ思うところはあるだろうけどね」
唯「ここにくる人はみんな変わった経歴の人ばっかりだから気にしなくていいよ」
唯「じゃあ一日の流れをおしえるね」
梓「はい」
唯「ここに座って」
梓「はい」
唯「流れてくるお肉を」
ぺちぺち
こねこね
唯「ってやって。こんな感じの形にするだけ!」
梓「そうですか」
唯「それを一日するだけだよ」
梓「へぇ」
梓(楽そうな仕事でよかった)
ぺちこね
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:10:38.70:g6qfxYE40梓「じゃあ早速やってみます!」
梓「ぺちぺち」
唯「こねこね♪」
梓「ぺちぺち」
唯「こねこね♪」
梓「ぺちぺち?」
唯「こねこね!」
梓「わぁ、楽しいです!」
唯「あずにゃん上手だねー」
しかし3時間後~
梓「……」ペチコネ
梓「……」ペチコネ
梓(つまんない……なにこの単純作業)
唯「ぺちぺち♪ こねこね♪」
唯「よいしょ! よいしょ!!」
唯「おいしくなぁれ♪ おいしくなぁれ♪」
梓(なんであの人あんなにテンション高いの……)
梓(やっぱ私には向いてないのかな)
梓(休憩時間に……バックレよっかな)
梓(でもお母さんと約束したし……)
梓「……」ペチコネ
唯「ほらあずにゃん元気に~! ぺちぺち♪ こねこね♪」
梓「……」
唯「ぺちぺち! こねこねー!」
梓「……」
唯「ほらあずにゃーん! がんばって!」
唯「気分悪いの? いっぺんライン止める?」
梓「い、いえ……がんばりますけど」ペチコネ
唯「……そっか!」
ぺちぺち こねこね
ぺちぺち こねこね
唯「楽しいなー♪ 楽しいなー♪」
ウゥゥウウウウウウ!!!!!
梓「ひっ! な、なに……?」
唯「お昼のサイレンだよ! お昼休みだよ!」
梓「お昼……」
梓(よ、よし……いまのうちに逃げ……)
唯「あずにゃんご飯食べいこー!」
ガバァ
梓「うぎゃっ」
唯「こっちこっちー!」
ぐいぐい
梓「えっ、えっ!?」
梓「ちょ、まって……わかりましたからひっぱらないで……」
唯「はやくーー! 席うまっちゃうよー」
社員食堂
唯「ふぅ。なんとか座れた」
梓「あ、あの……ここで食べるんですか?」
わいわい がやがや
唯「だよ!」
梓「……う」
梓(人が多いところは苦手だなぁ)
唯「あ、おーい! りっちゃん!こっちー!」
律「うぃーっすおつかれー! お、そっちのは?」
唯「あずにゃん! 私の部署の後輩!」
律「へぇー。よろしくなー。あたし田井中律。営業課だよん」
梓「よ、よよ、よろしくです」
唯「りっちゃんは私と同期なんだよー」
律「なんだぁお前らまだ飯買ってないのか。よし、後輩もいるしいっちょおごってやるか」
唯「え! いいの!?」
律「唯にじゃねーよ!」
梓「いいんですか」
律「遠慮しない。安いもんだし」
唯「私カレーにするー」
律「あたしはカレー昨日くったしカツ丼かな」
梓「あ、じゃあ私は……ラーメンで、お願いします……」
律「ん。じゃあ唯とここに座って待ってな」
唯「りっちゃんありがとー」
梓「……意外とにぎやかなところなんですね」
唯「うん。そうだねー。私も入った時はびっくりしたよ」
梓「工場ってもっと暗……し、静かなとこだとおもってました」
唯「みんな仲良しなんだよー」
唯「でもせっかく仲良くなっても、すぐ部署変更とか転勤でいなくなっちゃうんだー」
唯「あずにゃんとはいつまで一緒に働けるかな?」
梓「どういうタイミングで異動になるんですか?」
唯「んー、ヘマしたりとか? 詳しくはわかんないや」
唯「前に澪ちゃんっていう子がいたけど一度失敗してラインとめてから見なくなっちゃった」
唯「あれは違う部署に飛ばされたんだろうね。もっと向いてるとこ」
唯「なんせ社員は2000人近くいるし部署もたくさんあるから。なかなか会えないよ」
梓「携帯で連絡とかはとらないんですか?」
唯「私携帯もってないんだー。なんか難しそうだし。お金もかかるし」
梓「便利なのに……」
唯「あずにゃんは寮にすむの? 家からバス通い?」
梓「寮です。自宅からはちょっと距離がありますので」
唯「だよねー。もっと街中にあればいいのに」
律「おーいもってきたぞー」
唯「ありがとー!」
梓「ありがとうございます」
律「これ食って午後からもがんばりな」
梓「……はい」
梓(そっか、午後からもずっと……)
梓「はぁ……」
唯「でもあずにゃんが来てくれてうれしいな」
律「だな。唯一人でラインするの暇そうだったもんな」
唯「これからはあずにゃんと一緒ー! えへへー。ねー?あずにゃん!」ニコニコ
梓「……え、えっと」
梓(……がんばろ)
昼過ぎ
梓「……」
ピンポンパンポーン
8番ラインの◯◯さん……
8番ラインの◯◯さん……
いますぐ品質管理課までおこしください
梓「なんか呼び出し多いですね」
唯「だねー。いいなーきっと昇給の話だよ」
唯「がんばらないと!」
ぺちぺち こねこね
ぺちぺち こねこね
梓(そういえば……これ、なんの肉つかってるんだろう……)
梓(牛? 合いびき……?)
ぺちぺち こねこね ぺちぺち こねこね
梓「……唯先ぱーい」
唯「んー?」
梓「あの、この肉って一体」
唯「あー! あー! あー!!!」
梓「!」ビクッ
唯「え、えっと……な、なにかなあずにゃん。疲れたの??」キョロキョロ
梓「えっと……この肉」
唯「あーあーあーあーあー!!!!」
梓「な、なんなんですか」
唯「ほら! おしゃべりしてないで真面目にぺちぺちして!」
梓「す、すいません」
(・ω・)ぺちこね・・・ぺちこね・・・・
(´・ω・`)ぺちこね・・・ぺちこね・・・・
( ´,_ゝ`)ぺちこね・・・ぺちこね・・・・
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:55:19.63:g6qfxYE40(´・ω・`)ぺちこね・・・ぺちこね・・・・
( ´,_ゝ`)ぺちこね・・・ぺちこね・・・・
ピンポンパンポーン
59番ラインのID:xCxeMe3gOさん
ライン長からの呼び出しです。至急事務室までおこしください。
梓「まただ……一日にいったい何人昇給してるんだろう」
唯「……」
梓「唯先輩?」
唯「ぺ、ぺちぺち♪ こねこね♪」
唯「ぺちこねぺちこね♪」
梓「……」ペチコネ
梓(朝よりちょっとだけ速度あがった……)
( ´,_ゝ`)呼ばれた・・・行ってくる
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 01:59:42.94:g6qfxYE40その晩
梓「ふー、やっと終わったー……時間流れるの遅すぎ」
唯「えへー」
梓「うわわっ! な、なんでいるんですか!!?」
唯「なにいってるの相部屋だよ?」
梓「えっ」
唯「ここでの生活を指導するのも先輩の役目なのです! えっへん」
梓「はぁ……」
唯「ぺちぺちしすぎてつかれた?」
梓「まぁ……そうですね」
唯「でもがんばったねー偉いえらい!」ナデナデ
梓「う……それはどうも」
唯「一日でやめちゃったり呼び出されて異動になっちゃう人も多いんだよー」
あれ……この肉 もしかして…
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:03:55.10:g6qfxYE40唯「とりあえず晩ご飯たべよっか」
唯「はいコレ」
梓「えっ」
唯「はんばーぐ! 食べ放題だよ!」
梓「え……」
唯「私たちがつくったハンバーグだよー! おいしいよ?」
唯「毎日たべても飽きないよ!」
梓「ま、毎日……?」
唯「でもハンバーグならただでたべられるんだよ!」
唯「もう食堂もいっぱいだろうし今晩はこれであずにゃんの歓迎会!!」
ぎゅ
梓「あう……もうっ離してくださいよぉ」
唯「あずにゃんようこそ~」
異動ってのはようするに
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:06:37.24:pcCR/Shy0
お、俺は…気付いちまったんだぁぁぁぁー
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:07:07.96:X8HJOIHH0
こんな所もう嫌だ!俺は先に逃げるぜ!
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:09:36.38:g6qfxYE40さらに夜は更けて
唯「へぇーあずにゃんも高校いってないんだー一緒だねー」
梓「なんだか安心しました。似たような境遇の人って多いんですか?」
唯「だろうねー。経歴関係なく仕事をもらえるのはここくらいじゃないかなー」
梓「いいとこですね」
唯「だね! 人がいっぱいいて異動も多いせいかなかなか友達はできないけどねー」
唯「あと買い物行くのが大変! 日曜日は街行きの従業員バスがすっごいこむんだ―」
梓「でしょうねぇ」
唯「っと、そろそろ……」
梓「? 寝る時間ですね」
唯「ううん。就寝前アナウンスだよ。今日一日頑張った人たちが呼ばれるんだよ」
梓「へぇ、そんなのがあるんですか」
唯「その人たちは明日朝一で人事課にいって昇給するんだってさ」
梓「へぇ。がんばった分だけ返ってくる職場なんですね。すっごくホワイトじゃないですか」
みなさん。本日は一日お疲れ様でした。
明日も元気に頑張りましょう。
では本日の最優秀功労者を発表します。
ID:Fpd9CrMQPさん ID:pcCR/Shy0さん
ID:gDzhpeGK0 さん ID:X8HJOIHH0さん
お話がありますので、明朝8時までに第4人事課までおこしください。
本日は一日お疲れ様でした。
唯「……」
梓「だれだかしらないですけどいいですねー。まぁがんばったんですから当然ですよね」
唯「……ふぅ」
梓「え?」
唯「いやいや、気にしないで」
唯「寝よっか♪」
梓「はい! 明日も頑張りましょう!」
昇給だって?ちょっと事務所行ってくるわ
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:16:45.82:pcCR/Shy0
えっ!?昇給?
っしゃーー!!
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:20:07.57:g6qfxYE40っしゃーー!!
一週間後
唯「ふー今日も大変だったねー」
梓「いやぁ、日に日に量が増えていってるきがします」
唯「それだけここももうかってるってことかな」
梓「その景気が良いぶんを私たちにも早く還元してほしいですね」
唯「だねー。ボーナスほしいなー」
梓「ですねー」
唯「はぁー疲れたー」
梓「唯先輩はすごいです。適当にやってるように見えてその実とても完成度の高いハンバーグを作り出しています」
唯「そっかなー」
唯「ただ楽しいからぺちぺちこねこねしてるだけだよー」
梓「楽しめるのも才能だと思いますよ」
唯「でへへ。新人ちゃんわかったようなこと言っちゃってぇ」
梓「えへへ」
梓「そのわりには唯先輩は昇給も栄転もないんですね」
唯「……」
梓「唯先輩?」
唯「あ、ちょ……静かに。ライン長がきてるから……」
梓「あ、はい……」
ライン長「……」ジロジロ
唯「お、おつかれ様でしたー!」
梓「お疲れ様でした! お先です!」
ライン長「……」ジロジロ ジロジロ
ライン長「まちなさい」
唯「!」
ライン長「今度、厚生労働省の役人が視察にくるのだよ」
唯「そ、それが一体」
ライン長「……是非、君たちのラインを見てもらおうと思ってね」
ライン長「いやなに、ただいつもどおり仕事をしてもらうだけでかまわない」
ライン長「労働環境を確認しにくるだけだ。何も問題はない」
唯「は、はい! 光栄です!」
ライン長「ただし……もし、なにかあれば……」
唯「!」
梓「!」
ライン長「……ごほん、ではおつかれ」
唯「っしたー!」ビシッ
梓「しゃいやー!!」ビシッ
ぺちぺち
こねこね
107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 02:30:51.88:g6qfxYE40こねこね
晩 寮
唯「ふー緊張したー」
梓「ライン長って喋るんですね」
唯「もーあずにゃんったら」
梓「でもどうして私たちのところに……」
唯「きっと私がベテランだからだよー」
梓「ベテランってほどなんですか?」
唯「ライン経験が一年以上ある人ってあんまりいないんだよー」
梓「すごいんですね唯先輩は」
唯「でしょー! あずにゃんもがんばって!」
梓「はい! 私、向いてないかとおもったら結構これ楽しくて!」
梓「もちろん唯先輩がいてくれるからなんですけどね!」
唯「嬉しいこと言ってくれるね!」
梓「栄転や異動になったら離ればなれなんですねー。それはすごく寂しいです」
ピンポンパンポーン
梓「あっ」
みなさん。本日は一日お疲れ様でした。
明日も事故のないようにお気をつけください。
では本日の最優秀功労者を発表します。
ID:jRvnRlySOさん
ID:x584vKXE0さん
ID:rmmu+2WCiさん
ID:r1xxaN9q0 さん
田井中律さん
副所長よりお話がありますので、明朝8時までに事務所までおこしください。
本日は一日お疲れ様でした。
唯「あっ、りっちゃん……」
梓「わぁ律先輩よかったですね!」
唯「……」
梓「……」
唯「……」ポロポロ
梓「どうしてないてるんですか?」
唯「もうりっちゃんと会うことも、ないのかなって……」
梓「あ、そうですよね……他所に飛ばされたりしたらなかなか難しいですね」
唯「うん……」
梓「気を落とさないでください! 私がいますから! ね?」
唯「あずにゃん……」
梓「厚生労働省にみてもらえるなんてある意味チャンスですよ!」
唯「そうだよね。うん……がんばろう!!」
そして運命の日
唯「どきどき」
梓「はらはら」
ライン長「いつもどおりでいいんだ」
唯「はい!」
ライン長「アピールも兼ねてラインは最速にしてあるが大丈夫か?」
唯「大丈夫です!」
ライン長「さすがベテランだ」
ライン長「……いらっしゃったぞ! 持ち場につけ!」
唯「……」ペチコネ
梓「……」ペチコネ
唯「……」ペチコネ ペチコネ
梓「……」ペチコネ ペチコネ
梓(どうしたんですか唯先輩……いつもみたいにもっと楽しそうに)
唯「……」
梓「……」ペチコネ ペチコネ
唯「ぺち……こね……」
梓(だめだ、緊張してる……)
ピンポンパンポーン
唯「!!」
ライン作業中の
ID:r1xxaN9q0さん
ID:5ZUe2NmF0さん
ID:mRgDCF220さん
ID:6WChA7Yi0さん
ID:SfRefFlrOさん
安全確認後ラインを停止し、ただちに品質管理課までおこしください。工場長がお呼びです。
くりかえします……――――――
唯「あわっあわわわわ」
梓「ゆ、唯先輩!!」
唯「ひぅっ!」 ポロッ
べしゃあ…
役人「……ずいぶんあの従業員は震えているようだが、労働環境になにか問題でも?」
ライン長「!!!!!!」
唯「あ……あ……」
梓「ゆ、唯先輩落ち着いて……大丈夫ですから」
梓「いつもどおり、いつもどおりでいいんですよ」
梓「ほら、ぺちこねしましょう」
梓「ぺちぺち♪」
梓「こねこね♪ って! ほら……」
唯「あう……あう……」
・・・
梓「今日もお疲れ様でした!」
唯「おつかれー」
梓「無事のりきれましたね。一時はどうなるかとおもいましたけど」
唯「あはは、あずにゃんが励ましてくれたおかげかな」
トントン
唯「はい?」
和「唯」
唯「わー! 和ちゃん!」
和「あなたに少し話があるの。なぁに悪い話じゃないわ。事務室まできてくれる?」
唯「えっ……それってもしかして……あ……」
梓「あ、じゃあ私先いってますねー!」
唯「あ……あず……あずにゃ……私……え……」
晩
梓「唯先輩遅いなぁ。ちょっとだけっていったのに」
梓「はぁー、なんの話だろう」
梓「今日の失敗のこと怒られてるのかなー」
梓「けど悪い話じゃないって言ってたし」
梓「はっ! まさか昇進なんじゃ」
梓「はうー! よかったですね!唯先輩!!」
梓「あはは、なんだか自分のことのように嬉しいっ♪」
梓「今度なんかおごってもらおー」
梓「えへへ、えへへ」
梓「この先も唯先輩と一緒に仕事ができたらいいなぁ……」
梓「お母さん、私ここに就職できて毎日幸せです……」
梓「お金たまったら、仕送りするからまっててね……」
梓「ふふふ」
翌日
食堂
梓「もぐもぐ」
梓(唯先輩どこいったんだろ……まさか栄転しちゃったとか……)
純「梓じゃん!」
梓「えっ、あ……純だ」
純「うわ、懐かしー! あんたもここで働いてるんだ。何年ぶり?」
梓「まさかこんなとこであえるなんてね」
純「っていっても私こないだ入ったばっかりだけどね」
梓「私もだよ」
純「なんかほぼ毎日人の入れ替わりがあるっぽいよここ」
梓「そうなんだ」
純「梓はしってる? ここの工場ってね、ネットではこう呼ばれてるんだってさ!」
梓「へ?」
純「絶望ハンバーグ工場ってね。理由は知らないけど」
梓「絶望ハンバーグ工場……」
純「どれだけ調べても詳細がでてこないんだよねー」
純「おっと、この話はネット上でもタブーなんだった!忘れて!」
梓「う、うん……」
純「ま、働けるならなんでもいいや! わはは!」
ピンポンパンポーン
休憩中の
ID:jA1eDvPx0さん ID:GFxrgilCO さん ID:6n9X+F9V0さん
ID:+VegCBp0Oさん ID:TrPavIZP0さん
品質管理課長がお呼びです。申し訳ありませんが、ただちに管理事務所までおこしください。
純ちゃんは高校からだろ
189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:12:38.71:g6qfxYE40ピンポンパンポーン
ID:rKuiu96m0
工場長がお呼びです。ただちに第4事務室までくるように。
みなさま午後からも笑顔で頑張りましょう。
梓「な、なんだったんだろう……」
純「……」
梓「純もライン?」
純「まぁね」
梓「一緒にがんばろうね」
純「頑張るよ。異動できつい仕事にまわされたら嫌だしね」
梓「唯先輩はどうなったのかなー」
純「先輩いたんだ?」
梓「うん、とっても優しい先輩。私にいろいろ教えてくれたよ」
ぺちぺちこねこねぺちぺちこねこね
204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:18:00.43:g6qfxYE40午後
梓「……」ぺちこね
梓「……」ぺちこね ぺちこね
梓「さみしい……暇……」ぺちこねぺちこね
梓「私がくるまで唯先輩はよくもまぁ一人で……」
梓「ぺち……痛"っ……!!!」
梓「えっ、な、なに……なんか手にささった」
梓「うわ、最悪ーなんか混ざってるよ。一度ラインとめなきゃ」
ガコン
梓「……あれ、これ……なんか見覚えが」
梓「あっ、これ唯先輩のヘアピンじゃん……」
こえぇよ
206: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 :2011/06/06(月) 03:18:40.45:g5moZko40
ああああああああああああ
207:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:18:43.84:Z+C7tbbs0
ついにきたか
220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:22:46.56:g6qfxYE40梓「な、なんで……えっ?」
梓「意味が……」
梓「……えっと」
梓「は?」
梓(……唯先輩……あれ、あれれ)
梓(頭が……痛い)
梓(おかしい)
梓(そういえばおかしいよこの工場)
『ここの工場ってね、ネットではこう呼ばれてるんだってさ!』
『絶望ハンバーグ工場ってね。理由は知らないけど』
梓「絶望ハンバーグ工場……」
梓「まさか!!!!」
梓「すいません。すこしお腹の調子が悪いのでトイレいってきます!」
ライン長「……?」
ガチャン
トイレ個室
梓「……」ポチポチポチ
梓「ネット……ハンバーグ工場……」
梓「……はやく、はやく出て」カチカチカチカチ
梓「全然ヒットしない……」
梓「どうして……」
梓「あ、なにこれ……掲示板?」
梓「この掲示板って、あの有名な奴だよね……ネトゲの友達が言ってた気がする」
梓「えっと、えっと……スラングばっかりで読めないよ」
梓「dat落ち……? よ、読めないってこと?」
梓「え、でも……」
あの工場はヤバい。まず人間がやばい。
どれくらいヤバいかっていうと、おっとこんな時間にダレか来たようだ
梓「な、なによ! ちゃんと最後までかいてよ!!」
梓「……ほかに読めるのは……」
あそこはガチでヤバい企業……
俺は知ってる。けど言えないね。なぜなら……やっぱりそれも言えないね
ただ切羽詰ってるんなら行ってみるのもありなんじゃない?
来るものは拒まずがあそこの経営方針らしいよ
梓「……」ゴクリ
ピンポンパンポーン
ライン作業中の
ID:mPZQyGBS0さん
ID:m/ohpb550 さん
ID:YLIXP/Rn0さん
ID:IM0OAOyz0さん
ID:cq121xwn0さん
ID:mRgDCF220さん
ID:wwJShGCw0さん
ID:UaIaMpbNOさん
お手数ですが一度ラインを停止し、
ただちに! ただちに品質管理課までおこしください。
管理長から話があるそうです。
梓「……あわわわわ」
梓「私の隣のラインで働いてた人の名前もある……」
梓「どどど、どうしよおおお!!」
あああああお終いだああああああああ
261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 03:39:42.75:g6qfxYE40梓「……たぶんあの人たちは……」
梓「だ、だめ……いっちゃだめ……みんな行かないで……」
ピンポンパンポーン
引き続きお呼びだしです。
28番ラインの中野梓さん。
いらっしゃっいましたら事務室までおこしください。
梓「……」
梓「……あ、あ……」
梓「い、嫌……」
梓「私、どうなるの……!?」
梓「やだあああ!!」
梓「……行きたくない。そうだ。行かない」
梓「お母さんには悪いけど、バックレよう。これ以上こんなとこにいられるか」
梓「……うん。初日に逃げとけばよかった」
梓「あ、でもそれじゃ唯先輩と楽しく過ごせなかったかも……」
梓「唯先輩……ぐす」
梓「どこ、どこにいるの……」
梓「なんで、ヘアピン……」
梓「ラインにはもう戻らない……」
梓「と、とにかく外にでなきゃ!」
梓「あ、でも通用口だと見つかっちゃう……」
梓「裏口とか……あるのかな」
通路
梓「……」コソコソ
梓「よし、こっちはだれもいない……」
梓「……携帯の電波が届くのが幸いだよ」
梓「携帯も念のためロッカーに置いといてよかった」
梓「……寮に置いてある持ち物は諦めよう……」
梓「いまは逃げ出すことを考えなきゃ」
梓「どこへ行けばでられるのかな」
梓「……うわ、人だっ見つかっちゃう……!」コソッ
「ん? いま声がしたような。気のせいか」
梓「ふー……ふー……」
梓「……こっちの方向は……品質管理室……?」
梓「……いつも、みんなが呼ばれてるところだよね……」
梓「……一体どんなところなんだろう……」
梓「いや、違う……このかぎなれた臭い」
梓「間違いない……お肉だ」
梓「……それも、いつもよりずっと強烈な……うっ、すごい臭い……」
梓「品質管理室の奥の部屋、なにがあるんだろう……」
梓「……のぞいてみようかな」
梓「……」そーっ
ガコン ガコン
ギュイン ギュイン ガコン グシャッ
梓「!!!!」
梓「何、これ……巨大な、ミンチマシーン?」
梓「っていうよりも、もっとミキサーっていうような……」
梓「なんかすごい……」
ギュイン グチャグチャ グショグショ
ガコンガコン ガコン
梓「そっか。ここからでてきたお肉が……コンベアに乗って私たちのもとへ流れてくるんだ」
梓「……あはは」
梓「……なんで周りにアクセサリーとか貴金属がおいてあるんだろう」
梓「あはは」
梓「あは……」
梓「……」ダッ
ぺちぺちこねこね…
312:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:02:37.16:g6qfxYE40ドンッ!
梓「痛っ」
「……あら」
梓「あ、ぃつつ……」
梓「はっ! 見つかった!」
「うふふ。見ちゃったのね」
梓「あ……あ……」
「好奇心は猫をも殺すって言葉しってる?」
梓「ひっ!」
「あなたが中野梓さんね。心配しなくても大丈夫……」
梓「や、やです……」
「なにも悪いことじゃないわ。本当よ?」
梓「あなたは……」
「ここの経営陣の一人。いろいろな事をしているわ」
「例えば、ここでこの機械を動かしたりね……」
ガコン ガコン ガコン
ガコン グシャアアア グチョオオ
梓「うわああああああ!!!」
「中野梓さん。呼び出したんだからちゃんと来ないとだめじゃない」
「でももういいの。探しに行こうかと思ったけど、手間が省けたわ」
梓「はっ、ひっ……ああああああああああ!!!!」
「本当におびえなくていいのよ?だってこれは処分じゃないの」
「すぐに唯ちゃんと同じところに送ってあげるからね……うふふ~」
梓「た、たすけ……唯先輩いいいいい!!!」
唯「はい」
梓「えっ」
唯「あずにゃんおひさしぶりぶり~♪」ギュムッ
梓「うわあああああああっ! お化けぇええええ!!!」
唯「えっ」
梓「ぎゃああああ!!」
唯「ちょ、ちょっとまってよなんなの!!」
梓「え」
唯「ねぇムギちゃん。あずにゃんどうしちゃったの?」
紬「さぁ……なんだか悪い想像をしすぎちゃってるみたい。せっかくいいお話をもってきたのに」
梓「あ、あの……あのあの……」
唯「パンパカパーン! あずにゃんおめでとう! 晴れてラインから商品開発部に異動でぇーっす!」
梓「えぇ!?」
ん?
335:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:12:55.69:l7FAfxDLO
あれ?
336:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:13:02.87:ZH+P/1C70
え?
352:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:15:57.97:g6qfxYE40唯「驚いた?」
梓「お、驚くっていうかですね……」
唯「どしたの?」
梓「ヘアピン……これ唯先輩のですよね?」
唯「あ"っ! ど、どこにあったの!?」
梓「は、ハンバーグの中から……それで、私……ぐす」
紬「唯ちゃん! あれほどこの部屋に入るときは身につけてるものを外しなさいっていったでしょ!!」
唯「ごめんなさいいいいい!!! ヘアピンには気がつかなかったの!!」
紬「すぐにラインを停止! 点検するから!」
唯「は、はい!!!」
梓「……」
梓「あ、あれ……?」
唯「あずにゃんも手伝って~~!!」
その晩
梓「もう、さんざんですよ」
唯「えへへー申し訳ない。ほんと頭さげまくりー」
梓「でも部署ごとで部屋割りが変わるなんてしりませんでした」
唯「私もしらなかったよー。でもまたおんなじ部屋になれてよかったね」
梓「唯先輩、実はラインのままでいたかったんでしょ?」
唯「えっ」
梓「……ムギ先輩にききました。この会社は適材適所になるように人を配置するって」
唯「うん。私、それはしってた」
梓「だから他の部署の話とかするの嫌ってたんですね」
梓「アナウンスではらはらしてたのもまさか異動が嫌で……」
唯「だってぇ~、ラインじゃないとぺちこねできないんだよ? あんなに楽しいぺちこねができないなんて~」
梓「でも結局異動になってるんじゃないですか」
唯「まぁね……えへへ、でもいいんだ! 商品開発部は今日ちょっとだけ働かせてもらったけど楽しいよ!」
残る伏線はネットの評判とこのスレの呼び出された奴らのその後か
378:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:27:20.43:g6qfxYE40唯「それよりもあずにゃんは今日どうしてあんなところにいたの?」
梓「そ、それはですね……」
唯「あー、うんうん! わかる! 私もいろいろ勘ぐった時期があるよ!」
梓「気持ちがわかるなら教えてくれたってよかったじゃないですか!」
唯「だって~もしそれで私だけの馬鹿な妄想だったら恥ずかしいじゃん!」
梓「うっ……たしかに、こんなのいくらなんでも中学生なみの妄想ですよね」
唯「あはははー」
梓「あははっ」
唯「ねぇ、なんでここが絶望ハンバーグ工場って呼ばれてるかしってる?」
梓「えっ?」
唯「ここにはね! 私たちみたいな一度社会に絶望した人があつまってるの!」
梓「そっか……」
唯「でも悪いことなんてなかったね! 私、ここで働けて幸せだよ!」
梓「はい! 私もです!!」
唯「たしかに社会的評判は悪いよ! 私たちみたいなダメ人間のあつまりだもん!」
唯「それに精肉業もあるもんね。しってる? この手の仕事って、部落出身者も多いんだよ」
梓「へぇ」
唯「でも! みんな元気に楽しくやっていけたらそんなの関係ない!」
唯「小さな世界だけど、私は毎日楽しい! あずにゃんがいてたのしい!」
梓「はい! はいそうですね!!」
唯「これからも一緒に楽しくやっていこうね!」
唯「明日は私の友達も紹介するよ!」
唯「えへへ、りっちゃんは知ってるよね? あとね、澪ちゃんっていう頭のいい子がいるんだよ!」
唯「それと、ムギちゃん! 今日あった金髪のお嬢様だよ!」
唯「みんなでおいし~~いハンバーグを考えようね!」
梓「やってやるです!」
事務室
紬「えへ、これでめぼしい子はだいたい集めたわ~」
和「いくら経営陣だからってあなたやりたい放題ね」
紬「だってー、ちゃんと直接監視下に置かないと何があるかわからないし……」
紬「私、純真無垢な美少女でまわりをかためるのが夢だったの~」
和「……はぁ、あなたの悪い癖よ」
紬「さて、心配事もなくなったし、今日もたくさんお肉をつくらなきゃ♪」
和「そうね。すでにあらかた見繕ってるけど、もう少し量があったほうがいいかも」
紬「最近どんどん注文がきて、もうかってるからね~」
紬「んーっとんーっと、この人と……あっ、あの人いいかも……うふふ」
紬「ぴんぽんぱんぽーん♪」
おわり
ぺち!
406:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:40:53.78:mHpFc0ap0
こね!
じゃなかったおつ!
407:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:41:05.36:OMptGdIv0じゃなかったおつ!
ぺちぺちこねこね
418:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:44:31.74:GFxrgilCO
(やっぱ俺ら死んでるじゃねぇか……乙)
422:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:45:05.14:mp2910yYO
ぺちぺちおつおつ
428:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:47:59.45:4WwmTIfP0
乙乙!!
433:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 04:53:54.51:mPZQyGBS0
あれ、俺死んだの?
437:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 05:02:10.46:5VoboJ8TO
追いついた
乙
で、純ちゃんは?
451:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 07:55:09.53:PwkYQ5yE0乙
で、純ちゃんは?
という梓の夢だったのさ
454:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/06(月) 08:54:11.37:7L9FFgQF0
ぺちぺちこねこね
コメント 19
コメント一覧 (19)
いやウソ、マジ勘弁してくださいよ~!
冗談に決まってますよぉ、やだなぁもぅ!!
(≧ε≦)
そういえば手の甲が美味しいと前に聞いたことがあるような気がする・・・
あれ、なんかこの肉よくみたら……
あ、いえなんでもないです
ん?でも結局この肉が何の肉なのかは不明のままだね・・・後呼び出された唯や梓以外の人tおや?呼び出しだ・・・なんだろう?
出番ですよ~