-
1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 19:47:05.83:HpMTKKLq0
姉「ホイミホイミホイミ!」
姉「ホイミ!!」
コンコン
「義姉さん、いますか?」
姉「ホイミホイミ!はぁはぁ……」
「開けますよー」
カチャ
姉「ホイミ――」
弟嫁「あ、いらしたんですね?」
姉「うん、ちょっと練習をしてたのさ!」
弟嫁「精が出ますね」
姉「勇者パーティに入ってウハウハしないといけないからね!」
弟嫁「……そうですね、ご飯できてますから。降りてらしてくださいね」
姉「はーい」

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 19:50:29.94:HpMTKKLq0
姉「うーん、やっぱり義妹ちゃんの作るご飯は美味しいね!」モッチャモッチャ
弟「姉ちゃん、口しめて」
弟嫁「うふふ、せっかくの可愛らしいお顔が台なしです」
姉「そ、そう?」
弟嫁「ええ」
姉「…」モゴモゴ
弟「姉ちゃん」
姉「ん?なぁに?」ゴックン
弟「隣の武器屋の息子さん知ってるよね」
姉「うん」
弟「お見合いしてみない?」
姉「へっ?」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 19:53:40.02:HpMTKKLq0
姉「なんで?私は勇者パーティに入るんだよ?」
弟嫁「……」
弟「姉ちゃん、もう何歳だよ」
姉「……」
弟「もう26歳にもなって、僧侶の学校出てても、ホイミ一つ使えないじゃないか」
弟嫁「あなた……そんな言い方しなくても」
弟「あの人だったら、いい人そうだし。姉ちゃんも幸せになれるよ」
姉「…なんで」
弟「姉ちゃんの為なんだよ」
姉「いや!」
弟「もうかなわない夢を追いかけるのはやめようよ」
弟嫁「……」
姉「……っ!」ダッ
バタン
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 19:56:36.29:HpMTKKLq0
弟嫁「……」
弟「ごめんな俺の姉のせいで」
弟嫁「私は平気ですから……」
弟「昔は明るくて、誰からも好かれる人だったんだよ」
弟嫁「私は……結構好きですけどね」
弟「そうか、ありがとうな」
―――
姉「……はぁ」
姉「……大丈夫だよ」
姉「そうだ」
姉「酒場で登録しよう、きっと大丈夫」
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 19:59:25.88:HpMTKKLq0
翌日
姉「おはよー!」
弟嫁「あ、義姉さんおはようございます」
弟「…ん、おはよ」
姉「えへへ、今日のご飯はなにかなー!」
弟「…」
弟嫁「すぐ支度しますね」
弟「…昨日はきついこと言ってごめん」
姉「へっ?いいよそんなの!」
弟「ごめんな、姉ちゃんには幸せになって欲しくて」
姉「知ってるよ?それよりね」
姉「私、酒場で冒険者登録してきちゃった!」
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:02:38.94:HpMTKKLq0
弟「……何言ってんの?」
姉「え?だから――」
弟嫁「お待たせしましたー」
弟「僧侶としてなんのスキルもない姉ちゃんがそんなことしてどうすんだよ!」
姉「…」
弟嫁「あ、あなた…」
弟「なまじ雇ってもらって、そんな状況で付いてってどうにかなると思ってるの?」
姉「…」
弟「…」
弟嫁「…」
姉「あ、あの私」
弟「今からでも遅くないから、登録抹消してきて」
姉「…」
13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:05:41.46:HpMTKKLq0
姉「…」トボトボ
姉「…やっぱり無理だったのかな」
姉「…分かってはいたんだよ」
姉「全部、自分が選んだ道で」
姉「ちゃんと勉強しなかったから、魔法使えなくて」
姉「弟の言う通り、私なんかは隣の人と結婚するくらいが関の山だって」
姉「……」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:09:09.51:HpMTKKLq0
年老いた魔女「そこの、お嬢さん」
姉「へっ?私?」
魔女「悲しそうな顔をしてるねぇ」
姉「…」
魔女「そんなんじゃせっかくの可愛いお顔が台なしだよ?」
姉「そうですか」
魔女「良かったら、お婆ちゃんになんでも話してごらん?」
姉「……」
21:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:22:28.72:HpMTKKLq0
姉「うっグスッ」
魔女「なるほど、辛かったねぇ」
姉「…グスッ」
魔女「そうだね、お嬢さんにいいものをあげよう」
姉「……いいもの?」
魔女「ほら、これを」
姉「これ……お団子?」
魔女「これは戻りたいあの頃に戻れる団子だよ」
姉「そんな、都合のいいもの」
魔女「まぁ、信じるも信じないもあんたの勝手だよ」
姉「……ありがと」
魔女「また辛くなったらおいで、ここにいるからね」
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:25:30.70:HpMTKKLq0
姉(お団子、これ食べて元気出してやりなおしなってことかな)
姉「――ねぇ、お婆ちゃん」クルッ
姉「あれっ?」
姉「消えちゃった」
姉「幻でも、なんでもいい。ありがとう」
酒場
カランカラン
姉「こんばんは」
マスター「おやいらっしゃい」
姉「あの、登録の事で」
マスター「ちょうどいいタイミングだったね、君のパーティが決まったよ」
姉「えっ?」
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:29:13.50:HpMTKKLq0
マスター「ほら、あそこの人達」
姉「……」
勇者「それでよー、その時の女がさ!」
戦士「へぇ、すごいじゃん」
勇者「そうだろ?」
マスター「おーい、勇者さん」
勇者「ん?どうした」
マスター「さっき言ってた子、来たよ」
勇者「…おお!すげぇ可愛いじゃん!」
戦士「マジかよ!ちょっとこっちきて!」
姉「は、はい!」
マスター「がんばんなよ」
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:38:46.59:HpMTKKLq0
勇者「さ、座って座って!」
姉「…はい」
姉(声大きい…)
戦士「お酌してくれる?可愛い子にしてもらいたかったんだよねー」
姉「…どうぞ」トクトク
姉(近いよ…)
勇者「僧侶ちゃんは痩せてるねぇ、腕をかこんなに細くてさぁ」
姉「…あの、手」
勇者「あ、嫌だった?いいじゃんいいじゃん。これから毎日一緒に過ごす仲間なんだしさ」
戦士「そうだなー、他人行儀はやめようぜー?」
姉「……」
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:49:41.42:HpMTKKLq0
勇者「それじゃ、明日ここに来てくれよ!」
戦士「まってんぜ?僧侶ちゃぁん!」
バタン
姉「…つかれた」
姉「一緒に旅したら、これが毎日」
姉「憧れてた勇者パーティの生活って」
姉「いつもだったら」
姉「家で、弟の小言聞いて、義妹ちゃんのご飯食べて…」
姉「布団でごろごろ本読んで…」
姉「……家に明かりついてる」
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 20:54:44.79:HpMTKKLq0
ガチャ
弟「姉ちゃん!」
姉「あ、あれなんで玄関に座ってるの」
弟「なんでって、そんなの――」
弟嫁「義姉さん!」
姉「あ、えっと」
弟嫁「あんまり遅いから、なにか道中であったんじゃないかって、心配で…」
弟「何してたの?」
姉「酒場行ったらね、その、私のパーティく決まったって」
弟「え?」
弟嫁「そ、そうなのですか?」
姉「…うん」
37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:02:55.03:HpMTKKLq0
弟嫁「義姉さん、ホットミルクです」
姉「ありがと、すごいほっとする」
弟「…姉ちゃん」
姉「‥なぁに?」
弟「勇者さん達は、どういう感じ?」
姉「えっと……多分、いい人なんだと思う」
弟嫁「…」
弟「本当に?」
姉「…うん」
弟「ちゃんと魔法使えないって言った?」
姉「…」
弟「ダメなんだよ、姉ちゃん」
姉「ごめん」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:09:29.57:HpMTKKLq0
弟「明日謝りに行こう、俺も一緒に行くから」
姉「…うん」
弟嫁「私も一緒にいきますから」ギュッ
姉「…うん」
弟「ほら、元気出して」
弟嫁「そうですよ、私義姉さんがいてくれるこの家が好きなんですから」
姉「あはは、ありが・・・と。グスッ」
40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:13:46.98:HpMTKKLq0
翌 早朝
姉(ごめん)
姉(でも、こんなことまで弟や義妹ちゃんに頼りっきりじゃお姉ちゃん失格だから)
姉(私一人で行って、ちゃんと謝ってくるから)
姉(帰ってきたら、お見合いもするから)
姉(私でもできるお仕事探してもいいし)
姉(やり直すんだ、今からでも)
ガチャ
姉「すぐ帰ってくるから――行ってきます」
バタン
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:22:30.79:HpMTKKLq0
姉「ごめんなさい!」
勇者「へっ?」
戦士「魔法使えない…?」
姉「ごめんなさい!私、僧侶の学校出たけどホイミも使えなくて、だから――」
勇者「…」
戦士「…」
姉「嘘ついてごめんなさい!」
勇者「ふぅん、だってよ?」
戦士「まぁ、それならそれで仕方ねぇんじゃないの」
姉「あ、じゃあ!」
勇者「回復できなくてもさ、他に俺達の為にできることあるじゃん」
46: 忍法帖【Lv=4,xxxP】 :2011/06/20(月) 21:24:01.44:O/iwPLrF0
姉「えっ?」
勇者「戦士、悪いけど廊下見張っててくれや」
戦士「またお前からかよー」
姉「あ、あの」
勇者「いいだろ?次は譲ってやるからよ」
戦士「しょーがねぇな、あんま傷付けんなよ」
勇者「分かってるって」
姉「私、もう帰ります…」
勇者「…察し悪いなぁ、まだ分かってないの?」
ビリビリッ
姉「ひっ!?」
勇者「なんだ、童顔のくせに結構いい身体してんなぁ」
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:28:39.07:HpMTKKLq0
勇者「おら、こっちこいよ」ガシッ
姉「いやっ離して!」
勇者「騒ぐんじゃねえよ、無駄だ無駄。オラッ」ドン
姉「きゃっ!?」
勇者「旅の道中よろしくなぁ、栄えある勇者パーティの一員だぜ」
姉「あぁ……」
コロコロ…
勇者「ん?」
姉(あの時の団子!)
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:31:22.69:HpMTKKLq0
姉「はぶっ」モグモグ
姉(お願い……こんなのは嫌だから!)
勇者「…何してやがんだよ」
姉「……」ゴクッ
勇者「気持ち悪ぃな、もういいか?」
姉「…わけ」
勇者「ん?」
姉「いいわけ、ないでしょ!」
勇者「何を――」
勇者「……消えた」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:34:12.34:HpMTKKLq0
姉「はっ!?」
姉(こ、ここは…)
父「ほら、新しい母さんだ」
義母「よろしくね」
姉「えっ、私…」
父「そしてそこにいるのが」
弟「……」
父「お前の弟だよ」
姉(お父さんが再婚して、弟ができて…)
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:36:57.21:HpMTKKLq0
義母「ご挨拶なさい?あなたのお姉ちゃんになるのよ」
弟「お……お姉ちゃん?」
姉(そうだ、私は…)
姉「これからよろしくね、弟ちゃん!」ニコッ
弟「う、うん!」
父「この分ならすぐ仲良くなりそうだな」
義母「ふふ、そうね、あなた」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:39:44.70:HpMTKKLq0
姉(戻ってきたんだ、あのお団子の力で)
姉(だったら私は……)
姉「―――ねぇ。弟ちゃん」
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:45:49.57:HpMTKKLq0
――12年後
姉「ホイミホイミホイミ!――ホイミ!」
コンコン
「おーい、姉ちゃん」
姉「ホイミホイミ!はぁはぁ……」
「ったくもう」
カチャ
姉「ホイミ――」
弟「姉ちゃん、またやってたのか」
姉「うん、だって弟が怪我した時に使えないと困るでしょ!」
弟「俺の事心配してくれるのは嬉しいけどさ」
姉「お姉ちゃんが、弟ちゃんの事心配しちゃダメ?」
弟「はぁ…そんなわけないだろ」チュ
姉「えへへ、旦那様には、いつだって元気でいてもらわないもんね!」
おわり
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:46:24.07:X+LdQuFmP
姉「うーん、やっぱり義妹ちゃんの作るご飯は美味しいね!」モッチャモッチャ
弟「姉ちゃん、口しめて」
弟嫁「うふふ、せっかくの可愛らしいお顔が台なしです」
姉「そ、そう?」
弟嫁「ええ」
姉「…」モゴモゴ
弟「姉ちゃん」
姉「ん?なぁに?」ゴックン
弟「隣の武器屋の息子さん知ってるよね」
姉「うん」
弟「お見合いしてみない?」
姉「へっ?」
姉「なんで?私は勇者パーティに入るんだよ?」
弟嫁「……」
弟「姉ちゃん、もう何歳だよ」
姉「……」
弟「もう26歳にもなって、僧侶の学校出てても、ホイミ一つ使えないじゃないか」
弟嫁「あなた……そんな言い方しなくても」
弟「あの人だったら、いい人そうだし。姉ちゃんも幸せになれるよ」
姉「…なんで」
弟「姉ちゃんの為なんだよ」
姉「いや!」
弟「もうかなわない夢を追いかけるのはやめようよ」
弟嫁「……」
姉「……っ!」ダッ
バタン
弟嫁「……」
弟「ごめんな俺の姉のせいで」
弟嫁「私は平気ですから……」
弟「昔は明るくて、誰からも好かれる人だったんだよ」
弟嫁「私は……結構好きですけどね」
弟「そうか、ありがとうな」
―――
姉「……はぁ」
姉「……大丈夫だよ」
姉「そうだ」
姉「酒場で登録しよう、きっと大丈夫」
翌日
姉「おはよー!」
弟嫁「あ、義姉さんおはようございます」
弟「…ん、おはよ」
姉「えへへ、今日のご飯はなにかなー!」
弟「…」
弟嫁「すぐ支度しますね」
弟「…昨日はきついこと言ってごめん」
姉「へっ?いいよそんなの!」
弟「ごめんな、姉ちゃんには幸せになって欲しくて」
姉「知ってるよ?それよりね」
姉「私、酒場で冒険者登録してきちゃった!」
弟「……何言ってんの?」
姉「え?だから――」
弟嫁「お待たせしましたー」
弟「僧侶としてなんのスキルもない姉ちゃんがそんなことしてどうすんだよ!」
姉「…」
弟嫁「あ、あなた…」
弟「なまじ雇ってもらって、そんな状況で付いてってどうにかなると思ってるの?」
姉「…」
弟「…」
弟嫁「…」
姉「あ、あの私」
弟「今からでも遅くないから、登録抹消してきて」
姉「…」
姉「…」トボトボ
姉「…やっぱり無理だったのかな」
姉「…分かってはいたんだよ」
姉「全部、自分が選んだ道で」
姉「ちゃんと勉強しなかったから、魔法使えなくて」
姉「弟の言う通り、私なんかは隣の人と結婚するくらいが関の山だって」
姉「……」
年老いた魔女「そこの、お嬢さん」
姉「へっ?私?」
魔女「悲しそうな顔をしてるねぇ」
姉「…」
魔女「そんなんじゃせっかくの可愛いお顔が台なしだよ?」
姉「そうですか」
魔女「良かったら、お婆ちゃんになんでも話してごらん?」
姉「……」
姉「うっグスッ」
魔女「なるほど、辛かったねぇ」
姉「…グスッ」
魔女「そうだね、お嬢さんにいいものをあげよう」
姉「……いいもの?」
魔女「ほら、これを」
姉「これ……お団子?」
魔女「これは戻りたいあの頃に戻れる団子だよ」
姉「そんな、都合のいいもの」
魔女「まぁ、信じるも信じないもあんたの勝手だよ」
姉「……ありがと」
魔女「また辛くなったらおいで、ここにいるからね」
姉(お団子、これ食べて元気出してやりなおしなってことかな)
姉「――ねぇ、お婆ちゃん」クルッ
姉「あれっ?」
姉「消えちゃった」
姉「幻でも、なんでもいい。ありがとう」
酒場
カランカラン
姉「こんばんは」
マスター「おやいらっしゃい」
姉「あの、登録の事で」
マスター「ちょうどいいタイミングだったね、君のパーティが決まったよ」
姉「えっ?」
マスター「ほら、あそこの人達」
姉「……」
勇者「それでよー、その時の女がさ!」
戦士「へぇ、すごいじゃん」
勇者「そうだろ?」
マスター「おーい、勇者さん」
勇者「ん?どうした」
マスター「さっき言ってた子、来たよ」
勇者「…おお!すげぇ可愛いじゃん!」
戦士「マジかよ!ちょっとこっちきて!」
姉「は、はい!」
マスター「がんばんなよ」
勇者「さ、座って座って!」
姉「…はい」
姉(声大きい…)
戦士「お酌してくれる?可愛い子にしてもらいたかったんだよねー」
姉「…どうぞ」トクトク
姉(近いよ…)
勇者「僧侶ちゃんは痩せてるねぇ、腕をかこんなに細くてさぁ」
姉「…あの、手」
勇者「あ、嫌だった?いいじゃんいいじゃん。これから毎日一緒に過ごす仲間なんだしさ」
戦士「そうだなー、他人行儀はやめようぜー?」
姉「……」
勇者「それじゃ、明日ここに来てくれよ!」
戦士「まってんぜ?僧侶ちゃぁん!」
バタン
姉「…つかれた」
姉「一緒に旅したら、これが毎日」
姉「憧れてた勇者パーティの生活って」
姉「いつもだったら」
姉「家で、弟の小言聞いて、義妹ちゃんのご飯食べて…」
姉「布団でごろごろ本読んで…」
姉「……家に明かりついてる」
ガチャ
弟「姉ちゃん!」
姉「あ、あれなんで玄関に座ってるの」
弟「なんでって、そんなの――」
弟嫁「義姉さん!」
姉「あ、えっと」
弟嫁「あんまり遅いから、なにか道中であったんじゃないかって、心配で…」
弟「何してたの?」
姉「酒場行ったらね、その、私のパーティく決まったって」
弟「え?」
弟嫁「そ、そうなのですか?」
姉「…うん」
弟嫁「義姉さん、ホットミルクです」
姉「ありがと、すごいほっとする」
弟「…姉ちゃん」
姉「‥なぁに?」
弟「勇者さん達は、どういう感じ?」
姉「えっと……多分、いい人なんだと思う」
弟嫁「…」
弟「本当に?」
姉「…うん」
弟「ちゃんと魔法使えないって言った?」
姉「…」
弟「ダメなんだよ、姉ちゃん」
姉「ごめん」
弟「明日謝りに行こう、俺も一緒に行くから」
姉「…うん」
弟嫁「私も一緒にいきますから」ギュッ
姉「…うん」
弟「ほら、元気出して」
弟嫁「そうですよ、私義姉さんがいてくれるこの家が好きなんですから」
姉「あはは、ありが・・・と。グスッ」
翌 早朝
姉(ごめん)
姉(でも、こんなことまで弟や義妹ちゃんに頼りっきりじゃお姉ちゃん失格だから)
姉(私一人で行って、ちゃんと謝ってくるから)
姉(帰ってきたら、お見合いもするから)
姉(私でもできるお仕事探してもいいし)
姉(やり直すんだ、今からでも)
ガチャ
姉「すぐ帰ってくるから――行ってきます」
バタン
姉「ごめんなさい!」
勇者「へっ?」
戦士「魔法使えない…?」
姉「ごめんなさい!私、僧侶の学校出たけどホイミも使えなくて、だから――」
勇者「…」
戦士「…」
姉「嘘ついてごめんなさい!」
勇者「ふぅん、だってよ?」
戦士「まぁ、それならそれで仕方ねぇんじゃないの」
姉「あ、じゃあ!」
勇者「回復できなくてもさ、他に俺達の為にできることあるじゃん」
あ
うわぁぁぁ
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:25:32.55:HpMTKKLq0うわぁぁぁ
姉「えっ?」
勇者「戦士、悪いけど廊下見張っててくれや」
戦士「またお前からかよー」
姉「あ、あの」
勇者「いいだろ?次は譲ってやるからよ」
戦士「しょーがねぇな、あんま傷付けんなよ」
勇者「分かってるって」
姉「私、もう帰ります…」
勇者「…察し悪いなぁ、まだ分かってないの?」
ビリビリッ
姉「ひっ!?」
勇者「なんだ、童顔のくせに結構いい身体してんなぁ」
勇者「おら、こっちこいよ」ガシッ
姉「いやっ離して!」
勇者「騒ぐんじゃねえよ、無駄だ無駄。オラッ」ドン
姉「きゃっ!?」
勇者「旅の道中よろしくなぁ、栄えある勇者パーティの一員だぜ」
姉「あぁ……」
コロコロ…
勇者「ん?」
姉(あの時の団子!)
姉「はぶっ」モグモグ
姉(お願い……こんなのは嫌だから!)
勇者「…何してやがんだよ」
姉「……」ゴクッ
勇者「気持ち悪ぃな、もういいか?」
姉「…わけ」
勇者「ん?」
姉「いいわけ、ないでしょ!」
勇者「何を――」
勇者「……消えた」
姉「はっ!?」
姉(こ、ここは…)
父「ほら、新しい母さんだ」
義母「よろしくね」
姉「えっ、私…」
父「そしてそこにいるのが」
弟「……」
父「お前の弟だよ」
姉(お父さんが再婚して、弟ができて…)
義母「ご挨拶なさい?あなたのお姉ちゃんになるのよ」
弟「お……お姉ちゃん?」
姉(そうだ、私は…)
姉「これからよろしくね、弟ちゃん!」ニコッ
弟「う、うん!」
父「この分ならすぐ仲良くなりそうだな」
義母「ふふ、そうね、あなた」
姉(戻ってきたんだ、あのお団子の力で)
姉(だったら私は……)
姉「―――ねぇ。弟ちゃん」
――12年後
姉「ホイミホイミホイミ!――ホイミ!」
コンコン
「おーい、姉ちゃん」
姉「ホイミホイミ!はぁはぁ……」
「ったくもう」
カチャ
姉「ホイミ――」
弟「姉ちゃん、またやってたのか」
姉「うん、だって弟が怪我した時に使えないと困るでしょ!」
弟「俺の事心配してくれるのは嬉しいけどさ」
姉「お姉ちゃんが、弟ちゃんの事心配しちゃダメ?」
弟「はぁ…そんなわけないだろ」チュ
姉「えへへ、旦那様には、いつだって元気でいてもらわないもんね!」
おわり
おうううわああああああああああ
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 21:47:34.42:QzW1apaA0
えっ?
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/20(月) 22:01:48.62:Y2AuWXl8i
予想と違ったがこれはこれで









































コメント 12
コメント一覧 (12)
勇者に嫌気がさしたのか僧侶の道を諦めたのか弟に目覚めたのかしらんがそういうことなんだろう
弟嫁にどんな怨恨があったってんだ…