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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 13:51:28.13:JmPVp3mr0
昼休みにて
純「あ~あ眠い……」
梓「授業中ずっと寝てたくせになに言ってんのさ」
純「寝る子は育つって言うじゃん!」
梓「意味わかんないよ」
憂「みんなご飯にしよ!」
純「イエーイ一日で一番幸せな時間だ!」
梓「もうお昼か」

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韓国からポーランドに輸出されるはずだった戦車、軽戦闘機、自走砲などの「K防産」、すべて霧散して夢と終わる可能性も…
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 13:56:50.74:JmPVp3mr0
純「まいうー」
梓「古っ!すごい古いよそのギャグ」
純「だってしょうがないじゃんホントにまいうーなんだから」ムシャムシャ
憂「純ちゃん口にごはん粒が付いてるよ」
純「おっとこれは失敬」パクッ
梓「もっと上品に食べればさ、女の子っぽくさ」
純「別に女子高なんだし良いじゃん、気にしない気にしない」
憂「ふふふ」
梓「そうだ純、部活のこと考えてくれた?」
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 14:03:44.78:JmPVp3mr0
純「軽音部のこと?まぁうん……」パクパク
梓「高校生になったんだから部活ぐらいやらなきゃダメだよ、毎日ダラダラ過ごしててもしょうがないよ」
純「まぁたしかにね……(イカ天まいうー)」ムシャムシャ
梓「いい純?このままだと確実に将来はニートだよ」
純「部活してないだけでニートかよ!そんなんだったら国民の半分が無職じゃん」
梓「実際最近はニートが多いじゃん」
憂「だから純ちゃんも軽音部に入ったほうが良いと思うよ」
純「うう……」
梓「純はベースの腕だってなかなかなんだしこれを生かさないのはもったいないよ!」
憂「そうだよ純ちゃん、宝の持ち腐れってやつだよ」
純「宝ってほどのもんじゃないけどねぇ……(はぁめんどくさい……)」モグモグ
6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 14:10:23.30:JmPVp3mr0
梓「ちゃんとベース持ってきた?」
純「うん……」
梓「じゃあ今日行こ!きっとみんな喜んでくれるハズだよ」
純「でもなぁ……」
憂「わたしのお姉ちゃんもいるし安心して純ちゃん」
純「そう?(それは少し心配だよ……)」
純「でもあれでしょ?軽音部ってまともに機能してないとか聞いたけど……
なんか練習してないで飲食ばっかりしてるとか……」
梓「うっ!そ、そんなことないよ!そんな又聞きの噂を信じちゃダメだよ!」
純「ふ~ん」
憂「とにかく今日の放課後に実際行ってみてその目で確かめれば良いよ純ちゃん」
梓「そうそう!本当はちゃんとしてる部活だって見せつけてやるです!」フンスッ!
純「ハァ……」
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 14:15:09.07:JmPVp3mr0
放課後にて
純「ハァ……」
梓「そんな暗い顔しないでよ」
純「だっていつもならこの時間はソッコーで家に帰って、部屋で『相棒』の再放送見てるハズなのに……」
憂「お母さんに頼んで録画してもらったら良いよ純ちゃん」
純「だってお母さんが韓国ドラマを録ってるから無理だもん」ブー
梓「ほらシャキッとして!もう着いたよ!」
純「うおっ!ここが噂の軽音部の部室か!まがまがしいオーラが漂っとる……!」
梓「(バカみたい)……ほら入るよ」ガチャン
9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 14:22:30.57:JmPVp3mr0
梓「こんにちはですみなさん」
唯「おっはーあずにゃん」
純(憂のお姉ちゃんだ)
律「おーっす」
紬「こんにちは~」
純(カチューシャの人が田井中さんでパツキンが琴吹さんだったよね)
唯「おお憂と純ちゃんもいるよ!いらっしゃい!」
憂「お邪魔するねお姉ちゃん」
純「こ、こんにちは……」
唯「ほら座って座って!」
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 14:36:42.06:JmPVp3mr0
梓「あれ澪先輩はどうしたんですか?」
律「今日は掃除当番ばから遅れてくるってさ」
梓「そうですか」
純「……」
梓「あ忘れてた、みなさんこの子が昨日話した新入部員の純です!」
純「いやまだ入るとは言ってな……」
唯「やったぁ純ちゃーん!」ダキィ!
純「ひぃ!」
律「君が噂の徳永さんか!我が軽音部は君を歓迎する!」
純「ど、どうもです……あと鈴木です……」
紬「こちらをどうぞ~」サッ
純「(お、チーズケーキ)どうも」パクッ
純「ん!これは美味しい!」
紬「ふふふ~」ニコニコ
純(くそお梓め、こんな美味しいものを毎日食べてるのか!贅沢三昧じゃないかけしからん!)モグモグ
11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 14:43:49.25:JmPVp3mr0
律「鈴木さんはなんか楽器とかやってるの?」
純「ベ、ベースです」
唯「ほう澪ちゃんとおんなじですなぁ!」
紬「澪ちゃんきっと喜ぶわぁ」
律「ダブルベースかぁ、なかなか斬新だな!」
純「はぁ、ところでその澪先輩とはどういう人なんですか?」
律「なんですて!澪のことを知らないだって!?」
純「え、あ、ああはい……すいません……」
唯「純ちゃん新歓ライブ見に来なかったの?」
純「すいません、その日はサッカー見に行ってたんで」
憂「純ちゃんベルマーレのファンだからね」
唯「とにかく澪ちゃんはすごいんだよ!校内にファンクラブだってあるんだよ!」
14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 14:53:07.53:JmPVp3mr0
純「ファンクラブがあるんですか!?ホントですかそれ」
紬「ホントよ~、週3で澪ちゃんについて語り合うそうよ~」
純「そうなんですか(なんかうそ臭いなぁ……)」
律「実はうちの部活はそのファンクラブの会員費やグッズによって成り立ってるんだよ
澪オタに澪の所持品や秘密情報やマル秘写真やらを売ってるのさ、その売上金で買ったのがこの高級ケーキよ」スッ
純「そ、そうだったんですか!?」
梓「嘘だよ純!律先輩そんな適当な嘘をベラベラ喋らないでください!純が信じちゃうじゃないですか!」
律「冗談冗談、ちょいとしたユーモアだって」
純(なんか適当だなこの部活……やっぱり辞めようか……)
ガチャン
澪「みんなごめん掃除が長引いて遅れてしまったよ」
純「!!」
16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:05:02.04:JmPVp3mr0
唯「遅いよ澪ちゃ~ん」
紬「さっそく紅茶を用意するね」ガタッ
澪「ありがとなムギ」
純「……」プルプルッ
憂「あれどうしたの純ちゃん?」
純(な、なんて可愛い人なんだ!長い黒髪に切れ長の目!わたしのもろタイプじゃん!)
澪「今日も暑かったなぁ」
純(これ以上可愛い人なんてこの世にいないぐらい可愛い!ファンクラブが出来るのもうなずけるし!)
梓「お~い純~」
純(これは予想外のヒット!これは来た甲斐があったな!)
澪「ところで律?この1年生は誰?」
律「ああそうだったな、この子は今日から我が軽音部に加わる鈴木純ちゃんだ!」
純「ど、どうも澪先輩!わたしの名前は鈴木純です!ど、どうかよろしくおねぎゃいしましゅ!」
梓(噛んだ……)
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:13:07.24:JmPVp3mr0
純「ハァハァ……」
澪「げ、元気な子だな。私は秋山澪。パートはベース。よろしくな」
純「よ、よろしくお願いします!実はわたしもベースなんですよ!」
澪「そうなのか!」
純「そうなんです!わたし新歓ライブの澪先輩に憧れてベースを始めたんですよ!」
澪「へぇ、なんだか気恥ずかしいな///」
律「なぁ憂ちゃん?あいつ湘南ベルマーレの試合見に行ってたんだったよなぁ……」ヒソヒソ
憂「はい、サガン相手に0-3で負けたって嘆いてましたよ……」ヒソヒソ
純「澪先輩に教えを乞うために軽音部に入部しました!だから徹底的に指導してください!」
澪「そ、そんな指導出来るほど私だってベース上手くないし……」オロオロ
梓(澪先輩困ってる……)
紬「シャランラ~」
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:19:46.61:JmPVp3mr0
純「ぜはさっそく練習しましょうみなさん!」
唯「ほうやる気まんまんだねぇ純ちゃん!」
梓「さっきまでとは大違い……」
純「澪先輩早く指導してください!お願いします!」
澪「う、うん……」
律「よかったですねぇ可愛い後輩が出来て。顔がにやけてますよぉ澪しゃん」
澪「に、にやけてない!」
紬(みんな楽しそうで良かった!)
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:26:12.57:tnXCrFoF0
澪「ちょっとベース見せてくれないか?」
純「はいどうぞ!」
澪「なかなか良いベースだな。けっこう高かったんじゃないか?」
純「いやぁわからないですねぇ。雑誌の懸賞で当てたんで」
澪「そ、そうなんだ」
梓(なんかノリが軽いなぁ……)
純「ビリーシーンモデルですよビリーシーン!」
澪「へぇ……(知らないなぁ……)」
純「ニコニコ」
澪「じゃあちょっと弾いてみてくれないか?どの程度が見てみたいから」
純「イエッサ!」ボロロ~ン
25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:34:00.92:JmPVp3mr0
数分後
純「ど、どうですか澪先輩……」
澪「う~ん……」
純「ドキドキ」
澪「あんまり上手くないなぁ……」
純「バッサリだぁ!!」
澪「なんというか難しい曲に挑戦しすぎじゃないかな」
純「そ、そうですか?」
澪「うん。最初はあまり背伸びしないで簡単な曲から挑戦したほうが良いよ」
純「はい……」シュン
澪「あ、そうだちょっと手貸して」ヒョイ
純(あ!澪先輩がわたしの手を!)ドキィッ!
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:40:28.89:JmPVp3mr0
澪「もっと指を柔らかく使ったほうが良いよ。普段から動かしたりしてさ」プニプニ
純「あ……(澪先輩の手ェ柔らかい……ぷにぷにしてる……)」ドキドキ
澪「まぁ練習してればおのずと柔らかくなるけどね」サワサワ
純(指と指が触れ合うだけで体がっ……)ビリビリ
澪「ん?どうした純。すごい汗だぞ」
純「い、いやなんでも無いです!ちょっとばかし緊張しちゃいましてね!えへへ」
唯(純ちゃん楽しそうだなぁ)
律(なんで鈴木さん顔が真っ赤なんだろう……)
紬(眼福眼福~♪)
28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:46:22.79:JmPVp3mr0
下校中にて
純「ハァ疲れた……」
憂「お疲れ様~」
梓「そこまで緊張しなくても良いと思うけどなぁ」
純「ちょっと肩に力が入っちゃったね。ハハハ……」
憂「それにしてもお姉ちゃん今日も可愛かったなぁ。ギター弾いてるお姉ちゃんは世界一の可愛さだね!」
梓「憂は練習中ずっと唯先輩のこと見てたね」
憂「だって可愛いんだもん!」
純「澪先輩のほうがぜったい可愛い……」ボソッ
憂「純ちゃんなにか言った?」
純「いやなんにも」
純(実際澪先輩より可愛い人なんて居るのかなぁ……だったら色々とまずい……)
30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:52:16.49:JmPVp3mr0
梓「そうだ純。唯先輩には気をつけたほうが良いよ」
純「え?なんで?」
梓「唯先輩には抱きつき癖があるんだよ」
純「抱きつき癖!?なにそれ?」
梓「なにかにつけて抱きついてくるの。一日中抱きついてくることだってあるんだよ」
憂「あずにゃ~んってね」
梓「憂やめてよ……そっくりなんだからドキッとするよ……」
憂「えへへ~」
純「……」
ぽわぽわぽわぽわ~
31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:55:44.85:JmPVp3mr0
澪『純にゃ~ん!』ガシッ
純『ちょ澪先輩なにするんですか!』
澪『純にゃん分の補給だよ。良いじゃないか減るもんじゃなしに』
純『は、恥ずかしいから話してくださいよ!』
澪『ヤダよ。後輩なんだから大人しく先輩の言う事を聞け!』ギュギュギュ
純『ううう///』
澪『それとも純にゃんより純わんのほうが良いか?もしくは純モーか?』ギュギュギュ
純『純にゃんで良いですよもう///』
純「ワルクナイネ エヘヘ」ニヤニヤ
憂「純ちゃんニヤニヤしてる……どうしたんだろ……」
梓「気持ち悪い」
34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:03:20.71:JmPVp3mr0
子犬「ワンワンワン!!ワンワンワン!!」
純「うわぁなんだなんだなんだ!」
梓「ちょっと驚きすぎ!ただの子犬の遠吠えだよ」
純「なんだ犬か……」ホッ
憂「可愛い犬だねぇ」
梓「あんなにびっくりする人はじめて見たよ……」
純(ハァ……子犬の遠吠えさえ劇的に聴こえてしまうよ……)
純「これも澪先輩のせいだよ!わたしに魔法をかけて心を奪ったからだ!なんという大物だよまったく……」ブツブツ
梓(今度は独り言……どうしたんだろ純。家族と上手くいってなくて情緒不安定気味なのかな……)
35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:09:27.68:JmPVp3mr0
純の部屋
純「……」ボロンボロンボローン
純「……」
純「ハァもういいや」バタッ
純(もうなんか集中できない。ずっと澪先輩のことを考えちゃう……)
純「……」
純(澪先輩の指綺麗だったなぁ。指と指が触れあうだけでビリビリ痺れちゃったよ……)
純(やっぱわたし澪先輩のことが大好きなんだろうな。いわゆる一目ぼれってやつですなぁ)
純「……」
純(ってそれじゃわたしレズじゃん!そうなのか!?そうなのかい純!)
純(こんな気持ち澪先輩はもちろん梓や憂にも話しせるわけないよ……)
純「ああもう!だれにも言えねぇ!」クシャクシャ
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:15:36.09:JmPVp3mr0
数日後
純「相乗効果でヨクなろう♪同じベクトル持ったぼくら無敵♪」
梓「楽しそうだね純。鼻歌なんか歌っちゃって」
純「だって楽しい先輩方一緒に居れるしと美味しいお菓子は食べれるんだよ!夢のような日々じゃん!」
梓「わたしはもっと練習したいなぁ……」
ガチャン
唯「あ~ずにゃ~ん!!」ガシッ!
梓「ちょ唯先輩やめてくださいよぉ!」
純(抱きつき癖があるとか言ってたけど抱きつくのは梓にだけじゃん)
唯「今日のあずにゃん分補給~」
純(澪先輩にも同じことをやってほしいなぁ……)
律「それじゃあわたしは澪しゃん分補給~」
澪「させるか!」パチコン
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:19:39.31:JmPVp3mr0
純「しかしすっかり夏になりましたね」
唯「そうだよ~わたし夏はダメなんだよ~」グデェ
律「唯起きろ!寝たらダメだ!寝たら死ぬぞ!」
唯「隊長……う、憂のことはまかせたよ……」ガクッ
律「ゆいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
梓「はいはいバカなことやってないで早く練習しましょ」
紬「うふふ」
純(仲良いなぁホントこの部活は)
澪「そうだみんな。合宿のことなんだけどさ」
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:28:52.55:JmPVp3mr0
純「合宿!?なんですかそれ?」
澪「そういえば純にはまだ言ってなかったな」
唯「軽音部では1年に1回遠出して合宿するんだよぉ」
純「そうなんですか」
律「そうなんだよ!人の少ない山奥に行ってな。そこであんなことやこんなことや……」
純「あんなことにこんなこと……」ゴクリッ
澪「嘘を教えるな嘘を!」
紬「わたしの家が所有してる別荘で合宿するの。海が綺麗よ~」
純「別荘!?そんなブルジョアなものを持ってるんですか!?」
律「だからな、ちゃんと水着とか日焼けクリームとかを用意しとけよ。海で泳ぐから」
澪「ちゃんと練習もするからな!」
純「……」
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:37:54.77:JmPVp3mr0
下校中
澪ノシ「また明日」
純ノシ「はい!」
律ノシ「知らない人に話しかけられてもついてっちゃだめだぞ梓~」
梓ノシ「子供じゃないんですから大丈夫ですよ!」
純「ああそれにしても合宿楽しみだなぁ。海水浴なんて小学校以来だよ!」
梓「遊びじゃなからね!ちゃんと練習もするよ!」
純「そういえば梓も合宿初めてなんだよね。ムギ先輩の別荘ってどんな感じなんだろう」
梓「う~ん想像できないなぁ。まぁそれは行ってからのお楽しみだね」
純「そうだね。ああ楽しみだなぁ」
純(澪先輩とあんなことやこんなことを……グフフ……)
42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:44:57.41:JmPVp3mr0
別荘にて
紬「ここがうちの別荘よ」ジャジャーン
律「うおスゲー!!!!」
唯「すごいよりっちゃん……東京ドーム3個ぶんぐらいあるよ……」
澪「さすがにそれは言い過ぎだろ。でもたしかに神宮球場ぐらいありそうだ」
純・梓「ぽけ~」
律「後輩コンビは呆然としちゃってるよ……」
紬「これでもまだ規模は小さいほうなのごめんなさい……」シュン
澪「いやこれで十分すぎるくらいだよ。ありがとなムギ」
唯「潮風が気持ちいいよぉ」
44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:50:21.50:JmPVp3mr0
梓「着いたことですしさっそく……」
唯「あずにゃん分補給だね!」ギュギュ!
梓「ち、違いますよ唯先輩!」
律「そうだぞ唯。そんなこといつだって出来るだろ。なんのため合宿に来たと思ってるんだよ」
純「律先輩……」
梓「そんな……律先輩がすごくまともなことを言ってる……こりゃ槍が降るです……」
唯「りっちゃんごめん……」
梓「ではさっそくれんし……」
律「合宿と言えば海だろ!さっそく泳ぎに行こうぜみんな!」
梓「やっぱ律先輩は律先輩だった!」ガーン
45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 16:55:40.24:JmPVp3mr0
海にて
律「うお~冷て~~!!」
唯「りっちゃん見て見て!クラゲだよクラゲ!」ヒョイ
律「捨てろ!それは毒を持ってるから今すぐポイだ!」
唯「毒!?ひぃぃぃぃ!!!」ポイッ
律「いいか唯隊員!海には数多の敵が潜んでるんだ!気を抜くと怪我するぜ!」
唯「わかりやしたりっちゃん隊長!」
純「楽しそうですねぇ」
梓「澪先輩からもなにか言ってやってくださいよ!なんのための合宿ですか!」
純「そんなこと言ってるわりには水着に着替えてるじゃん梓」
47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 17:02:42.70:JmPVp3mr0
澪「まぁ良いんじゃないか。いやいややらせてもしょうがないだろ」
梓「で、でも」
律「お~い梓、わたしたちと一緒に泳がないか?」
梓「お断りしますよ!わたしは海水浴するために来たんじゃないんです!」
律「おいおいもしかして中野さん泳げないんざますか?」
梓「う、なに言ってるんですか律先輩」
唯「え~あずにゃん泳げないの?あずにゃんとんかつだったんだぁ」
律「唯よ。それを言うならカナヅチだ」
梓「馬鹿にしないでください泳げますよ私だって!やってやるです!」スタタタッ
純「あ、行っちゃった」
唯「あずにゃんよ!!」
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 17:18:40.46:JmPVp3mr0
純「澪先輩は行かないんですか?」
澪「わたしは泳ぐよりパラソルの下でのんびりしてたほうが好きなんだ」
純「そういえばムギ先輩はどこです?さっきから見ませんが?」
澪「ムギならなんか準備があるとかで別荘に入って行ったよ」
純「そうなんですか……」
澪「……」
純「……」
純(澪先輩と二人きりなのは嬉しいけどなにを話せばいいかがわからない……)
澪「……」
純(思えば音楽のこと以外はあまり喋らないよな……このままだとつまらない女だと思われちゃう)
澪「なぁ純」
純「は、はいなんでしょうか!」
50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 17:29:48.36:JmPVp3mr0
澪「お前も泳いでくれば良いんじゃないか?せっかく海に来たんだし」
純「いいえ!わたしは澪先輩にお供します!」
澪「でもわたしと居てもつまらなくないか?わたし口下手で面白いことも言えないし」
純「そんなことないですよ!別にムリに話をしようなんてしなくてもいいんですよ!わたしは先輩と一緒に居れるだけで楽しいんですから!」
澪「そ、そうなのか?なんか申し訳ないなぁ///」
純「(照れてる澪先輩も可愛い)それにしても風が気持ち良いですね」
澪「そうだな」
純(揺れる黒い髪。なんか絵になるなぁ……)
澪「ふふ」
純(うううなんか見つめられると緊張するよ……ますます引き込まれる……)
53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 17:41:26.41:JmPVp3mr0
夜
唯「ふわふわタイム♪ふわふわタイム♪」
梓 ジャジャジャン!
律「ふい~疲れたな」
唯「もう一歩も動けないよぉ」
梓「まだ初日ですよなに弱音吐いてるんですか……」
紬「みんなお疲れ様~」
純「澪先輩お疲れ様です」
澪「純もお疲れ。どんどん上手くなってるよ」
純「そ、そうですか///」
梓「ではもう寝ま……」
律「ちょっと待ったァ!」
56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 17:47:12.01:JmPVp3mr0
梓「な、なんですか急に!」
律「梓よ、いま何時だ?」
梓「今ですか?えーっと……10時ちょっとすぎですね」
律「おお最高の時間帯じゃないか~」ニヤリ
澪「おいおいどうしたんだよ律……」
純「いやな予感がしますね……」
唯「りっちゃん!」
律「ククク!今から真夏の定番行事!肝試しをします!」フンス!
唯「イエーイ!!」
澪「ひいいいぃぃぃぃぃぃ!!!」
58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 17:53:06.73:JmPVp3mr0
純「澪先輩!?」
澪「嫌だ嫌だ絶対嫌だ肝試しなんて絶対嫌だ!!」ガクガクブルブル
梓「澪先輩は痛いのとか怖いのとかがすごく苦手なんだよね」
純「そうなんだ。意外だね……」
澪「嫌だ嫌だ……!」ガクガクブルブル
純(クールな人だと思ってたけど意外とこういう一面もあるんだ……。なんか嬉しい)
唯「澪ちゃん大丈夫だよ!お化けなんてこの世に存在しなんだよ!大槻教授が言ってた!」
澪「そ、そうなのか!?で、どどこで肝試しするんだ?」ガクガク
紬「実は近所に墓地があるの~。そこでします!」
澪「ひいいいぃぃぃぃぃぃぃ……」ガクガクブルブル
律「純よ。付き人であるお前がちゃんと面倒を見てやるんだぞ」ポンッ
純「え?あ、はいわかりました」
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 17:57:28.94:JmPVp3mr0
墓地にて
澪「ううお墓がいっぱいだよぉ……」
純「落ち着いてください澪先輩」
律「二人一組でスタートだ!まずは澪と純で行ってこぉい!」
唯「トップバッターだよ澪ちゃん!純ちゃん!」
澪「あああ……」
純「み、澪先輩早く行きましょ」
澪「お、おう……」
純(お化けも怖いけど澪先輩と2人きりなのもドキドキするよ……)ドキドキ
60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:01:21.04:JmPVp3mr0
純「……」トコトコ
澪「……」ガチガチ
純「……」トコトコ
澪「じゅ、純大丈夫か?はぐれないように気をつけろよぉ……」ガチガチ
純「はい(澪先輩のほうが心配だよ……)」
澪「……」ガチガチ
純「……」トコトコ
澪「ハ、ハハハ。なんだ大したことないじゃないか!はっきり言ってこんなもんかって感じだなぁ!ハハ……」
ガサガサ!!
澪「で、出たああああああああああ!!!!!!」ダキィ!!
純「!!」
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:06:18.58:JmPVp3mr0
澪「出た!お化け出たァ!ヤダヤダァ!」ギュギュギュ~
純(む、胸が!澪の先輩に胸がぁ……)ドキドキドキドキ!
澪「助けて!助けて純!!」ギュギュギューン
純「お、落ち着いてください澪先輩!いまのはお化けじゃなくて猫ですよ猫!」
澪「え……」
猫「ミャオミャオ」
純「しっしっしっ。行ってらっしゃい好きなトコへ」
澪「……」
純「もう消えましたよ澪先輩(まだ抱きついてるよ……)」ドキドキ
澪「なぁもうちょっとこのままの状態で良いか?」
純「え……」
62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:10:39.82:JmPVp3mr0
澪「こ、怖いんだ!わたしは昔からこういうのが!だからもうちょっとこのままで……」
純「あ、ああはいわかりました。これで不安が和らぐならいくらでも」ギュギュギュー
澪「うう……」
純(澪先輩と抱き合ってるよわたし!梓と唯先輩みたいに……)
澪「夜怖い夜怖い……」
純(ありえないと思いながらいつかこうなる日が来たら良いなと思ったけど、ホントにこんな日がくるなんて……)
澪「ぜったい律に文句言ってやる……」
純「ああなんという幸せ……」
澪「なぁ純。早く行こう。」
純「あ、はいそうですね!」トコトコ
63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:15:39.63:JmPVp3mr0
ゲロゲーロゲロゲーロ
澪「ひぃっ!」
純「澪先輩あれが蛙です」
澪「あ、あそこに妖怪ぬりかべがぁ!」
純「あれは墓石ですよ安心してください」
澪「あ、あっちには貞子がいるかも!」
純「ただの井戸ですよ。あそこでなにか叫びますか?すっきりしますよ」
澪「うわぁ!ゾンビだ!ゾンビが居るよぉ!」ガクガク
純「あれはただの参拝客ですよ。失礼ですよそんなこと言っちゃ」
澪「ああああそこには人魂が……」ブクブク
純「あれは……まぁいいや」
なんだかんだで二人は肝試しを満喫した・・・・・・!
64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:20:09.06:JmPVp3mr0
澪「ハァハァ……」
純「帰ってきましたよ澪先輩……」
唯「お帰り澪ちゃん!」
律「おうおうなに抱き合ってるんだよ。お熱いですねぇ澪しゃん!」
澪「こ、このバカ野郎……」ペチン
律「あらあらかなり弱ってらぁ……ちょっとやりすぎたかもな……」
唯「ここに居ても澪ちゃんの悲鳴が聞こえて来たからね……」
澪「あああ……」
梓「もう寝かせたほうが良いんじゃないですかね?」
律「そうだな。純、澪を離してあげて」
純「……」
65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:29:16.45:JmPVp3mr0
唯「どうしたの純ちゃん?」
純(まだ離さない離したくないよ……ここで離したらもう二度と澪先輩とこんなこと出来ない気がする……)
梓「ひょっとして純も怖かったのかな。意外と怖がりなんだね」プププ
純(ひょっとしたらここで告白したら成功するかも!たしか吊り橋効果ってやつで!)
律「ほう純も怖がりさんなのか……」クククッ
純(『澪先輩好きです!愛してます!だから付き合ってください!』うわぁ恥ずかしい……こんなこと……)
純「だれにも言えねぇ……」
紬「?」
66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:35:51.90:JmPVp3mr0
数日後
純「ハァ……」
憂「なんか純ちゃんやつれたね……」
梓「夏バテなのかな……」
純「ハァ……」
憂「ねぇ純ちゃん大丈夫?休んだほうが良いんじゃない?」
純「動機がする……」
梓「え?」
純「めまいがする……息が切れる……なんとかして梓!」ガバッ!
梓「そんなの医者に聞いてよ!わたしじゃ手に負えないよ!」
純「あああ……」
純(もう四六時中澪先輩のことが頭に浮かんで辛いよぉ……もう病気だよこれは……)
憂「あれ?なんか曇ってきたね」
67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:43:34.33:JmPVp3mr0
純「え?」
梓「ホントだ。そろそろひと雨きそうだね」
純「たしかに雷の匂いがするね」クンクン
梓「どんな匂いなのさそれ……」
憂「なんかこのまま世界が滅亡しそうな天気だね」
梓「なに言ってるの憂……怖いよそれ……」
憂「分からないよ梓ちゃん。もしかしたら明日世界が無くなっちゃうかもしれないんだよ。
だからやり残しが無いように生きていこうよ!」
梓「そんな大げさだよ。憂はテレビの見すぎ」
純「……」
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:53:22.21:JmPVp3mr0
憂「梓ちゃんはなにかやり残してることは無い?やり残したままだと後悔するよ」
梓「とくに無いよ。まぁ強いて言うならもっとちゃんと部活したいなぁってぐらいかな」
憂「純ちゃんは?」
純「え?わたし?」
憂「うん」
純「わたしは別に……」
純(やり残してるとしたらやっぱり澪先輩についてだよなぁ……告白したところで成功するわけが無いし……)
純(でもこのままなにもしないというのも悔いが残るよね……澪先輩と一緒に居れるのもせいぜいあと1年ちょいだし……)
憂「純ちゃん?」
純「(よし決めた!)あるよ!やり残したこと!」
梓「純のことだからどうせベルマーレが優勝するまで死ねない~とか言うんでしょ。一生ムリだと思うよ」
純「わたし澪先輩に告白する!」
梓「ブーッ!」
69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 18:59:24.73:JmPVp3mr0
純「ちょ、汚いなぁ梓は。もっと上品にしなさいよ」
梓「い、いきなり驚かさないでよ!コーラ全部吹いちゃったじゃん!」
憂「ねぇ純ちゃん、今の本気?」
純「マジだよマジ!わたしはこれから澪先輩に告白しに行く!」
梓「純って澪先輩のことが好きだったんだ……レズだったんだ……」
純「なに?そうやって差別する気?」
梓「いや別にそういうつもりは……」
憂「わたしはステキだと思うよ!頑張って純ちゃん!」
純「バッチコイよ!」フンス
70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 19:06:05.76:JmPVp3mr0
放課後
純「ううう……」ドキドキ
憂「純ちゃん顔が真っ青だよ……」
梓「そりゃ今から前代未聞のことをするって言うんだからね」
純「吐きそうだよ……ううう……」
憂「落ち着いて純ちゃん」
純「やっぱムリだよぉ……確実に気持ち悪がられる。軽蔑される。校内の笑い者になる。うう……」
梓「えらいネガティブになったな……もっとドーンと構えるべきだよ。シャキッとしなよシャキッと」
純「ううう……」
梓「ほら部室に着いたよ」ガチャ
72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 19:12:18.08:JmPVp3mr0
澪「お、今日は憂ちゃんも来たのか」
純「!!」
梓「あれほかの先輩たちはどうしたんですか?」
澪「ほかのメンバーは掃除当番なんだ。だから遅くなるんじゃないかな」
梓「そうなんですか」
憂「これは告白するのにお誂え向きね純ちゃん」
純「うん……」
澪「先に練習するか?律たちが来たら出来なくなるし」
梓「そうです……あ!すいませんわたし教室に忘れ物しました!」
73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 19:16:24.90:dBxOTdloO
澪「忘れ物?」
梓「はい!ついうっかりしてました……憂、ついて来て」
憂「うん」
梓「それじゃ純は待ってて!」チラッ
純「……」
梓「それじゃあ急いで行ってきます」
憂「純ちゃん頑張ってね!」ガチャン
純「……」
澪「なにを頑張るんだ?」
純「いや別になんでも無いですよハハハ」スタッ
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 19:26:36.86:JmPVp3mr0
純「し、しかし今日は良い天気ですね」
澪「どこがだよ今にも降ってきそうじゃないか……」
純「そ、そうでしたね……ハハハ……」
純(ああなに話していいか分からないどう告白すればいいかわからないよぉ……)
澪「なぁ純」
純「ひゃい!?」
澪「(噛んだ……)じつはこの前の合宿の時の話なんだけどさ」
純「こ、この前合宿の時の話ですか!?」
澪「き、肝試しあったじゃないか」
純「き、肝試しあったじゃいか?」
梓「オウム返しばっかじゃダメだよ純……」
憂「盗み聞きはまずいよ梓ちゃん……」
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 19:35:28.11:JmPVp3mr0
澪「あのとき一緒に回ったよな」
純「はいたしかに回りましたね……(あのときの澪先輩可愛かったなぁ。もちろん今も可愛いけど)」
澪「なんというかその……」
純「はい?」
澪「あのときのわたし気持ち悪かっただろ……」
純「え……」
澪「ひとりでキャンキャン喚いてさ。それに純に抱きついたりしちゃって
先輩としてすごく恥ずかしい姿をされしちゃってさ……不快だっただろ?」
純「そ、そんなこと無いですよ!別に気にしてないですし!それにうれしかったですよ逆に……」ボソッ
澪「ううんいいんだそういう慰めは。情けない先輩で済まなかったな……」
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 19:57:33.54:JmPVp3mr0
純「慰めとかじゃないですよホントに!わたしはそんなに気にしてませんって!」
澪「だってあれ以来元気ないじゃないか!わたしに抱きつかれたのがトラウマになってるんだろ?」
純「だから違いますよ!(むしろ逆です!)」
澪「同性に抱かれるのなんて嫌だろ普通。そんなことするやつは異常だよ異常」
純「(それを言ったら唯先輩の立場が無いですよ……)そんなこと無いですよ澪先輩」
澪「ええでも……」
純「でもじゃないですよ!ああもうメンドくさい!わたしは澪先輩に抱きつかれて不快にもなんにもなりませんでした!」
澪「ほ、ほんとか?」
純「ホントですよ!だって……」
澪「だって?」
純「だってわたし澪先輩のことが大好きですから!」
81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:06:08.95:JmPVp3mr0
澪「……」
純「ハァハァ……(言っちゃったよついに……)」
澪「す、好き……わたしのことが……?」
純「そうですよ!もちろんL・O・V・Eのほうですよ!」
澪「い、いつから……」
純「え?」
澪「い、いつからわたしのことが好きなんだ?」
純「一目見たときからですよ!まさにひとめぼれってやつです!
最初に会った時にビビビと来たんですよ!」
澪「そうなんだ……」
82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:18:32.17:vSuxcj6Z0
澪「でもわたしのどこが良いんだよ……一緒に居ても楽しくないしウジウジしてるし……」
純「そんなこと無いですよ!澪先輩と一緒に居れるだけでわたしは満足なんですよ、ただそれだけです」
澪「でも女の子同士だろわたしらは……それって……」
純「しょうがないじゃないですか好きになっちゃったんですから!澪先輩のせいですよ全部!」
澪「わたしのせい……」
純「そうですよ!わたしはあなたの魅力にとりつかれてしまったんです!魔法を掛けられたんですよ澪先輩に!」
澪「なんかさっきからすごい恥ずかしいこと言ってるな……」
純「こんなこと澪先輩以外にはだれにも言えませんよ」
澪「……」
純「嫌ならはっきり言ってくださいね、そのときはきっぱり諦めますんで。
それで万が一OKだったなら、わたし澪先輩のために頑張りますから……」
澪「じゅ、純……」
純「……」
84:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:32:10.80:JmPVp3mr0
憂「きゃあ純ちゃんすごい///顔が熱くなっちゃうよ///」
梓「ちょっと憂ばかり聞いてないでわたしにも聞かせてよ……」
ガチャン
純「……」
憂「じゅ、純ちゃん!?」
純「……聞いてたの?」
梓「ごめん純!憂がどうしても聞きたいって言うから!」
憂「ひどいよ梓ちゃん!それでどうだった純ちゃん!?結果は?」
純「……」
梓「顔真っ赤だよ純……」
純「だ……」
85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:36:53.89:JmPVp3mr0
憂「やっぱりダメだった?」
純「だ……だ……」
梓「だ?」
純「だれにも言えねぇ/////」スタタタタッ!
憂「ちょっと純ちゃん!」スタタタタッ!
純「/////」スタタタタッ!
憂「待ってよ!話聞かせてよぉぉ!!」スタタタタッ!
梓「結果聞かせろぉぉぉ!!」スタタタタッ!
純「言えねええええええええええ!!!!!!」
純「だれにも言えねぇー!」 完
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:37:45.16:vSuxcj6Z0
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∨'^)Ⅵ 、 __ , ! }
ヽ‐ V ! ´ノl |´
`ー’、 ノ ┘ヽ 丿
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89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:58:31.71:de0+482X0
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 21:12:47.87:IjXCm1eW0
純「まいうー」
梓「古っ!すごい古いよそのギャグ」
純「だってしょうがないじゃんホントにまいうーなんだから」ムシャムシャ
憂「純ちゃん口にごはん粒が付いてるよ」
純「おっとこれは失敬」パクッ
梓「もっと上品に食べればさ、女の子っぽくさ」
純「別に女子高なんだし良いじゃん、気にしない気にしない」
憂「ふふふ」
梓「そうだ純、部活のこと考えてくれた?」
純「軽音部のこと?まぁうん……」パクパク
梓「高校生になったんだから部活ぐらいやらなきゃダメだよ、毎日ダラダラ過ごしててもしょうがないよ」
純「まぁたしかにね……(イカ天まいうー)」ムシャムシャ
梓「いい純?このままだと確実に将来はニートだよ」
純「部活してないだけでニートかよ!そんなんだったら国民の半分が無職じゃん」
梓「実際最近はニートが多いじゃん」
憂「だから純ちゃんも軽音部に入ったほうが良いと思うよ」
純「うう……」
梓「純はベースの腕だってなかなかなんだしこれを生かさないのはもったいないよ!」
憂「そうだよ純ちゃん、宝の持ち腐れってやつだよ」
純「宝ってほどのもんじゃないけどねぇ……(はぁめんどくさい……)」モグモグ
梓「ちゃんとベース持ってきた?」
純「うん……」
梓「じゃあ今日行こ!きっとみんな喜んでくれるハズだよ」
純「でもなぁ……」
憂「わたしのお姉ちゃんもいるし安心して純ちゃん」
純「そう?(それは少し心配だよ……)」
純「でもあれでしょ?軽音部ってまともに機能してないとか聞いたけど……
なんか練習してないで飲食ばっかりしてるとか……」
梓「うっ!そ、そんなことないよ!そんな又聞きの噂を信じちゃダメだよ!」
純「ふ~ん」
憂「とにかく今日の放課後に実際行ってみてその目で確かめれば良いよ純ちゃん」
梓「そうそう!本当はちゃんとしてる部活だって見せつけてやるです!」フンスッ!
純「ハァ……」
放課後にて
純「ハァ……」
梓「そんな暗い顔しないでよ」
純「だっていつもならこの時間はソッコーで家に帰って、部屋で『相棒』の再放送見てるハズなのに……」
憂「お母さんに頼んで録画してもらったら良いよ純ちゃん」
純「だってお母さんが韓国ドラマを録ってるから無理だもん」ブー
梓「ほらシャキッとして!もう着いたよ!」
純「うおっ!ここが噂の軽音部の部室か!まがまがしいオーラが漂っとる……!」
梓「(バカみたい)……ほら入るよ」ガチャン
梓「こんにちはですみなさん」
唯「おっはーあずにゃん」
純(憂のお姉ちゃんだ)
律「おーっす」
紬「こんにちは~」
純(カチューシャの人が田井中さんでパツキンが琴吹さんだったよね)
唯「おお憂と純ちゃんもいるよ!いらっしゃい!」
憂「お邪魔するねお姉ちゃん」
純「こ、こんにちは……」
唯「ほら座って座って!」
梓「あれ澪先輩はどうしたんですか?」
律「今日は掃除当番ばから遅れてくるってさ」
梓「そうですか」
純「……」
梓「あ忘れてた、みなさんこの子が昨日話した新入部員の純です!」
純「いやまだ入るとは言ってな……」
唯「やったぁ純ちゃーん!」ダキィ!
純「ひぃ!」
律「君が噂の徳永さんか!我が軽音部は君を歓迎する!」
純「ど、どうもです……あと鈴木です……」
紬「こちらをどうぞ~」サッ
純「(お、チーズケーキ)どうも」パクッ
純「ん!これは美味しい!」
紬「ふふふ~」ニコニコ
純(くそお梓め、こんな美味しいものを毎日食べてるのか!贅沢三昧じゃないかけしからん!)モグモグ
律「鈴木さんはなんか楽器とかやってるの?」
純「ベ、ベースです」
唯「ほう澪ちゃんとおんなじですなぁ!」
紬「澪ちゃんきっと喜ぶわぁ」
律「ダブルベースかぁ、なかなか斬新だな!」
純「はぁ、ところでその澪先輩とはどういう人なんですか?」
律「なんですて!澪のことを知らないだって!?」
純「え、あ、ああはい……すいません……」
唯「純ちゃん新歓ライブ見に来なかったの?」
純「すいません、その日はサッカー見に行ってたんで」
憂「純ちゃんベルマーレのファンだからね」
唯「とにかく澪ちゃんはすごいんだよ!校内にファンクラブだってあるんだよ!」
純「ファンクラブがあるんですか!?ホントですかそれ」
紬「ホントよ~、週3で澪ちゃんについて語り合うそうよ~」
純「そうなんですか(なんかうそ臭いなぁ……)」
律「実はうちの部活はそのファンクラブの会員費やグッズによって成り立ってるんだよ
澪オタに澪の所持品や秘密情報やマル秘写真やらを売ってるのさ、その売上金で買ったのがこの高級ケーキよ」スッ
純「そ、そうだったんですか!?」
梓「嘘だよ純!律先輩そんな適当な嘘をベラベラ喋らないでください!純が信じちゃうじゃないですか!」
律「冗談冗談、ちょいとしたユーモアだって」
純(なんか適当だなこの部活……やっぱり辞めようか……)
ガチャン
澪「みんなごめん掃除が長引いて遅れてしまったよ」
純「!!」
唯「遅いよ澪ちゃ~ん」
紬「さっそく紅茶を用意するね」ガタッ
澪「ありがとなムギ」
純「……」プルプルッ
憂「あれどうしたの純ちゃん?」
純(な、なんて可愛い人なんだ!長い黒髪に切れ長の目!わたしのもろタイプじゃん!)
澪「今日も暑かったなぁ」
純(これ以上可愛い人なんてこの世にいないぐらい可愛い!ファンクラブが出来るのもうなずけるし!)
梓「お~い純~」
純(これは予想外のヒット!これは来た甲斐があったな!)
澪「ところで律?この1年生は誰?」
律「ああそうだったな、この子は今日から我が軽音部に加わる鈴木純ちゃんだ!」
純「ど、どうも澪先輩!わたしの名前は鈴木純です!ど、どうかよろしくおねぎゃいしましゅ!」
梓(噛んだ……)
純「ハァハァ……」
澪「げ、元気な子だな。私は秋山澪。パートはベース。よろしくな」
純「よ、よろしくお願いします!実はわたしもベースなんですよ!」
澪「そうなのか!」
純「そうなんです!わたし新歓ライブの澪先輩に憧れてベースを始めたんですよ!」
澪「へぇ、なんだか気恥ずかしいな///」
律「なぁ憂ちゃん?あいつ湘南ベルマーレの試合見に行ってたんだったよなぁ……」ヒソヒソ
憂「はい、サガン相手に0-3で負けたって嘆いてましたよ……」ヒソヒソ
純「澪先輩に教えを乞うために軽音部に入部しました!だから徹底的に指導してください!」
澪「そ、そんな指導出来るほど私だってベース上手くないし……」オロオロ
梓(澪先輩困ってる……)
紬「シャランラ~」
純「ぜはさっそく練習しましょうみなさん!」
唯「ほうやる気まんまんだねぇ純ちゃん!」
梓「さっきまでとは大違い……」
純「澪先輩早く指導してください!お願いします!」
澪「う、うん……」
律「よかったですねぇ可愛い後輩が出来て。顔がにやけてますよぉ澪しゃん」
澪「に、にやけてない!」
紬(みんな楽しそうで良かった!)
純ちゃんウザ可愛い
24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 15:28:11.82:JmPVp3mr0澪「ちょっとベース見せてくれないか?」
純「はいどうぞ!」
澪「なかなか良いベースだな。けっこう高かったんじゃないか?」
純「いやぁわからないですねぇ。雑誌の懸賞で当てたんで」
澪「そ、そうなんだ」
梓(なんかノリが軽いなぁ……)
純「ビリーシーンモデルですよビリーシーン!」
澪「へぇ……(知らないなぁ……)」
純「ニコニコ」
澪「じゃあちょっと弾いてみてくれないか?どの程度が見てみたいから」
純「イエッサ!」ボロロ~ン
数分後
純「ど、どうですか澪先輩……」
澪「う~ん……」
純「ドキドキ」
澪「あんまり上手くないなぁ……」
純「バッサリだぁ!!」
澪「なんというか難しい曲に挑戦しすぎじゃないかな」
純「そ、そうですか?」
澪「うん。最初はあまり背伸びしないで簡単な曲から挑戦したほうが良いよ」
純「はい……」シュン
澪「あ、そうだちょっと手貸して」ヒョイ
純(あ!澪先輩がわたしの手を!)ドキィッ!
澪「もっと指を柔らかく使ったほうが良いよ。普段から動かしたりしてさ」プニプニ
純「あ……(澪先輩の手ェ柔らかい……ぷにぷにしてる……)」ドキドキ
澪「まぁ練習してればおのずと柔らかくなるけどね」サワサワ
純(指と指が触れ合うだけで体がっ……)ビリビリ
澪「ん?どうした純。すごい汗だぞ」
純「い、いやなんでも無いです!ちょっとばかし緊張しちゃいましてね!えへへ」
唯(純ちゃん楽しそうだなぁ)
律(なんで鈴木さん顔が真っ赤なんだろう……)
紬(眼福眼福~♪)
下校中にて
純「ハァ疲れた……」
憂「お疲れ様~」
梓「そこまで緊張しなくても良いと思うけどなぁ」
純「ちょっと肩に力が入っちゃったね。ハハハ……」
憂「それにしてもお姉ちゃん今日も可愛かったなぁ。ギター弾いてるお姉ちゃんは世界一の可愛さだね!」
梓「憂は練習中ずっと唯先輩のこと見てたね」
憂「だって可愛いんだもん!」
純「澪先輩のほうがぜったい可愛い……」ボソッ
憂「純ちゃんなにか言った?」
純「いやなんにも」
純(実際澪先輩より可愛い人なんて居るのかなぁ……だったら色々とまずい……)
梓「そうだ純。唯先輩には気をつけたほうが良いよ」
純「え?なんで?」
梓「唯先輩には抱きつき癖があるんだよ」
純「抱きつき癖!?なにそれ?」
梓「なにかにつけて抱きついてくるの。一日中抱きついてくることだってあるんだよ」
憂「あずにゃ~んってね」
梓「憂やめてよ……そっくりなんだからドキッとするよ……」
憂「えへへ~」
純「……」
ぽわぽわぽわぽわ~
澪『純にゃ~ん!』ガシッ
純『ちょ澪先輩なにするんですか!』
澪『純にゃん分の補給だよ。良いじゃないか減るもんじゃなしに』
純『は、恥ずかしいから話してくださいよ!』
澪『ヤダよ。後輩なんだから大人しく先輩の言う事を聞け!』ギュギュギュ
純『ううう///』
澪『それとも純にゃんより純わんのほうが良いか?もしくは純モーか?』ギュギュギュ
純『純にゃんで良いですよもう///』
純「ワルクナイネ エヘヘ」ニヤニヤ
憂「純ちゃんニヤニヤしてる……どうしたんだろ……」
梓「気持ち悪い」
子犬「ワンワンワン!!ワンワンワン!!」
純「うわぁなんだなんだなんだ!」
梓「ちょっと驚きすぎ!ただの子犬の遠吠えだよ」
純「なんだ犬か……」ホッ
憂「可愛い犬だねぇ」
梓「あんなにびっくりする人はじめて見たよ……」
純(ハァ……子犬の遠吠えさえ劇的に聴こえてしまうよ……)
純「これも澪先輩のせいだよ!わたしに魔法をかけて心を奪ったからだ!なんという大物だよまったく……」ブツブツ
梓(今度は独り言……どうしたんだろ純。家族と上手くいってなくて情緒不安定気味なのかな……)
純の部屋
純「……」ボロンボロンボローン
純「……」
純「ハァもういいや」バタッ
純(もうなんか集中できない。ずっと澪先輩のことを考えちゃう……)
純「……」
純(澪先輩の指綺麗だったなぁ。指と指が触れあうだけでビリビリ痺れちゃったよ……)
純(やっぱわたし澪先輩のことが大好きなんだろうな。いわゆる一目ぼれってやつですなぁ)
純「……」
純(ってそれじゃわたしレズじゃん!そうなのか!?そうなのかい純!)
純(こんな気持ち澪先輩はもちろん梓や憂にも話しせるわけないよ……)
純「ああもう!だれにも言えねぇ!」クシャクシャ
数日後
純「相乗効果でヨクなろう♪同じベクトル持ったぼくら無敵♪」
梓「楽しそうだね純。鼻歌なんか歌っちゃって」
純「だって楽しい先輩方一緒に居れるしと美味しいお菓子は食べれるんだよ!夢のような日々じゃん!」
梓「わたしはもっと練習したいなぁ……」
ガチャン
唯「あ~ずにゃ~ん!!」ガシッ!
梓「ちょ唯先輩やめてくださいよぉ!」
純(抱きつき癖があるとか言ってたけど抱きつくのは梓にだけじゃん)
唯「今日のあずにゃん分補給~」
純(澪先輩にも同じことをやってほしいなぁ……)
律「それじゃあわたしは澪しゃん分補給~」
澪「させるか!」パチコン
純「しかしすっかり夏になりましたね」
唯「そうだよ~わたし夏はダメなんだよ~」グデェ
律「唯起きろ!寝たらダメだ!寝たら死ぬぞ!」
唯「隊長……う、憂のことはまかせたよ……」ガクッ
律「ゆいぃぃぃぃぃぃぃ!!!!!」
梓「はいはいバカなことやってないで早く練習しましょ」
紬「うふふ」
純(仲良いなぁホントこの部活は)
澪「そうだみんな。合宿のことなんだけどさ」
純「合宿!?なんですかそれ?」
澪「そういえば純にはまだ言ってなかったな」
唯「軽音部では1年に1回遠出して合宿するんだよぉ」
純「そうなんですか」
律「そうなんだよ!人の少ない山奥に行ってな。そこであんなことやこんなことや……」
純「あんなことにこんなこと……」ゴクリッ
澪「嘘を教えるな嘘を!」
紬「わたしの家が所有してる別荘で合宿するの。海が綺麗よ~」
純「別荘!?そんなブルジョアなものを持ってるんですか!?」
律「だからな、ちゃんと水着とか日焼けクリームとかを用意しとけよ。海で泳ぐから」
澪「ちゃんと練習もするからな!」
純「……」
下校中
澪ノシ「また明日」
純ノシ「はい!」
律ノシ「知らない人に話しかけられてもついてっちゃだめだぞ梓~」
梓ノシ「子供じゃないんですから大丈夫ですよ!」
純「ああそれにしても合宿楽しみだなぁ。海水浴なんて小学校以来だよ!」
梓「遊びじゃなからね!ちゃんと練習もするよ!」
純「そういえば梓も合宿初めてなんだよね。ムギ先輩の別荘ってどんな感じなんだろう」
梓「う~ん想像できないなぁ。まぁそれは行ってからのお楽しみだね」
純「そうだね。ああ楽しみだなぁ」
純(澪先輩とあんなことやこんなことを……グフフ……)
別荘にて
紬「ここがうちの別荘よ」ジャジャーン
律「うおスゲー!!!!」
唯「すごいよりっちゃん……東京ドーム3個ぶんぐらいあるよ……」
澪「さすがにそれは言い過ぎだろ。でもたしかに神宮球場ぐらいありそうだ」
純・梓「ぽけ~」
律「後輩コンビは呆然としちゃってるよ……」
紬「これでもまだ規模は小さいほうなのごめんなさい……」シュン
澪「いやこれで十分すぎるくらいだよ。ありがとなムギ」
唯「潮風が気持ちいいよぉ」
梓「着いたことですしさっそく……」
唯「あずにゃん分補給だね!」ギュギュ!
梓「ち、違いますよ唯先輩!」
律「そうだぞ唯。そんなこといつだって出来るだろ。なんのため合宿に来たと思ってるんだよ」
純「律先輩……」
梓「そんな……律先輩がすごくまともなことを言ってる……こりゃ槍が降るです……」
唯「りっちゃんごめん……」
梓「ではさっそくれんし……」
律「合宿と言えば海だろ!さっそく泳ぎに行こうぜみんな!」
梓「やっぱ律先輩は律先輩だった!」ガーン
海にて
律「うお~冷て~~!!」
唯「りっちゃん見て見て!クラゲだよクラゲ!」ヒョイ
律「捨てろ!それは毒を持ってるから今すぐポイだ!」
唯「毒!?ひぃぃぃぃ!!!」ポイッ
律「いいか唯隊員!海には数多の敵が潜んでるんだ!気を抜くと怪我するぜ!」
唯「わかりやしたりっちゃん隊長!」
純「楽しそうですねぇ」
梓「澪先輩からもなにか言ってやってくださいよ!なんのための合宿ですか!」
純「そんなこと言ってるわりには水着に着替えてるじゃん梓」
澪「まぁ良いんじゃないか。いやいややらせてもしょうがないだろ」
梓「で、でも」
律「お~い梓、わたしたちと一緒に泳がないか?」
梓「お断りしますよ!わたしは海水浴するために来たんじゃないんです!」
律「おいおいもしかして中野さん泳げないんざますか?」
梓「う、なに言ってるんですか律先輩」
唯「え~あずにゃん泳げないの?あずにゃんとんかつだったんだぁ」
律「唯よ。それを言うならカナヅチだ」
梓「馬鹿にしないでください泳げますよ私だって!やってやるです!」スタタタッ
純「あ、行っちゃった」
唯「あずにゃんよ!!」
純「澪先輩は行かないんですか?」
澪「わたしは泳ぐよりパラソルの下でのんびりしてたほうが好きなんだ」
純「そういえばムギ先輩はどこです?さっきから見ませんが?」
澪「ムギならなんか準備があるとかで別荘に入って行ったよ」
純「そうなんですか……」
澪「……」
純「……」
純(澪先輩と二人きりなのは嬉しいけどなにを話せばいいかがわからない……)
澪「……」
純(思えば音楽のこと以外はあまり喋らないよな……このままだとつまらない女だと思われちゃう)
澪「なぁ純」
純「は、はいなんでしょうか!」
澪「お前も泳いでくれば良いんじゃないか?せっかく海に来たんだし」
純「いいえ!わたしは澪先輩にお供します!」
澪「でもわたしと居てもつまらなくないか?わたし口下手で面白いことも言えないし」
純「そんなことないですよ!別にムリに話をしようなんてしなくてもいいんですよ!わたしは先輩と一緒に居れるだけで楽しいんですから!」
澪「そ、そうなのか?なんか申し訳ないなぁ///」
純「(照れてる澪先輩も可愛い)それにしても風が気持ち良いですね」
澪「そうだな」
純(揺れる黒い髪。なんか絵になるなぁ……)
澪「ふふ」
純(うううなんか見つめられると緊張するよ……ますます引き込まれる……)
夜
唯「ふわふわタイム♪ふわふわタイム♪」
梓 ジャジャジャン!
律「ふい~疲れたな」
唯「もう一歩も動けないよぉ」
梓「まだ初日ですよなに弱音吐いてるんですか……」
紬「みんなお疲れ様~」
純「澪先輩お疲れ様です」
澪「純もお疲れ。どんどん上手くなってるよ」
純「そ、そうですか///」
梓「ではもう寝ま……」
律「ちょっと待ったァ!」
梓「な、なんですか急に!」
律「梓よ、いま何時だ?」
梓「今ですか?えーっと……10時ちょっとすぎですね」
律「おお最高の時間帯じゃないか~」ニヤリ
澪「おいおいどうしたんだよ律……」
純「いやな予感がしますね……」
唯「りっちゃん!」
律「ククク!今から真夏の定番行事!肝試しをします!」フンス!
唯「イエーイ!!」
澪「ひいいいぃぃぃぃぃぃ!!!」
純「澪先輩!?」
澪「嫌だ嫌だ絶対嫌だ肝試しなんて絶対嫌だ!!」ガクガクブルブル
梓「澪先輩は痛いのとか怖いのとかがすごく苦手なんだよね」
純「そうなんだ。意外だね……」
澪「嫌だ嫌だ……!」ガクガクブルブル
純(クールな人だと思ってたけど意外とこういう一面もあるんだ……。なんか嬉しい)
唯「澪ちゃん大丈夫だよ!お化けなんてこの世に存在しなんだよ!大槻教授が言ってた!」
澪「そ、そうなのか!?で、どどこで肝試しするんだ?」ガクガク
紬「実は近所に墓地があるの~。そこでします!」
澪「ひいいいぃぃぃぃぃぃぃ……」ガクガクブルブル
律「純よ。付き人であるお前がちゃんと面倒を見てやるんだぞ」ポンッ
純「え?あ、はいわかりました」
墓地にて
澪「ううお墓がいっぱいだよぉ……」
純「落ち着いてください澪先輩」
律「二人一組でスタートだ!まずは澪と純で行ってこぉい!」
唯「トップバッターだよ澪ちゃん!純ちゃん!」
澪「あああ……」
純「み、澪先輩早く行きましょ」
澪「お、おう……」
純(お化けも怖いけど澪先輩と2人きりなのもドキドキするよ……)ドキドキ
純「……」トコトコ
澪「……」ガチガチ
純「……」トコトコ
澪「じゅ、純大丈夫か?はぐれないように気をつけろよぉ……」ガチガチ
純「はい(澪先輩のほうが心配だよ……)」
澪「……」ガチガチ
純「……」トコトコ
澪「ハ、ハハハ。なんだ大したことないじゃないか!はっきり言ってこんなもんかって感じだなぁ!ハハ……」
ガサガサ!!
澪「で、出たああああああああああ!!!!!!」ダキィ!!
純「!!」
澪「出た!お化け出たァ!ヤダヤダァ!」ギュギュギュ~
純(む、胸が!澪の先輩に胸がぁ……)ドキドキドキドキ!
澪「助けて!助けて純!!」ギュギュギューン
純「お、落ち着いてください澪先輩!いまのはお化けじゃなくて猫ですよ猫!」
澪「え……」
猫「ミャオミャオ」
純「しっしっしっ。行ってらっしゃい好きなトコへ」
澪「……」
純「もう消えましたよ澪先輩(まだ抱きついてるよ……)」ドキドキ
澪「なぁもうちょっとこのままの状態で良いか?」
純「え……」
澪「こ、怖いんだ!わたしは昔からこういうのが!だからもうちょっとこのままで……」
純「あ、ああはいわかりました。これで不安が和らぐならいくらでも」ギュギュギュー
澪「うう……」
純(澪先輩と抱き合ってるよわたし!梓と唯先輩みたいに……)
澪「夜怖い夜怖い……」
純(ありえないと思いながらいつかこうなる日が来たら良いなと思ったけど、ホントにこんな日がくるなんて……)
澪「ぜったい律に文句言ってやる……」
純「ああなんという幸せ……」
澪「なぁ純。早く行こう。」
純「あ、はいそうですね!」トコトコ
ゲロゲーロゲロゲーロ
澪「ひぃっ!」
純「澪先輩あれが蛙です」
澪「あ、あそこに妖怪ぬりかべがぁ!」
純「あれは墓石ですよ安心してください」
澪「あ、あっちには貞子がいるかも!」
純「ただの井戸ですよ。あそこでなにか叫びますか?すっきりしますよ」
澪「うわぁ!ゾンビだ!ゾンビが居るよぉ!」ガクガク
純「あれはただの参拝客ですよ。失礼ですよそんなこと言っちゃ」
澪「ああああそこには人魂が……」ブクブク
純「あれは……まぁいいや」
なんだかんだで二人は肝試しを満喫した・・・・・・!
澪「ハァハァ……」
純「帰ってきましたよ澪先輩……」
唯「お帰り澪ちゃん!」
律「おうおうなに抱き合ってるんだよ。お熱いですねぇ澪しゃん!」
澪「こ、このバカ野郎……」ペチン
律「あらあらかなり弱ってらぁ……ちょっとやりすぎたかもな……」
唯「ここに居ても澪ちゃんの悲鳴が聞こえて来たからね……」
澪「あああ……」
梓「もう寝かせたほうが良いんじゃないですかね?」
律「そうだな。純、澪を離してあげて」
純「……」
唯「どうしたの純ちゃん?」
純(まだ離さない離したくないよ……ここで離したらもう二度と澪先輩とこんなこと出来ない気がする……)
梓「ひょっとして純も怖かったのかな。意外と怖がりなんだね」プププ
純(ひょっとしたらここで告白したら成功するかも!たしか吊り橋効果ってやつで!)
律「ほう純も怖がりさんなのか……」クククッ
純(『澪先輩好きです!愛してます!だから付き合ってください!』うわぁ恥ずかしい……こんなこと……)
純「だれにも言えねぇ……」
紬「?」
数日後
純「ハァ……」
憂「なんか純ちゃんやつれたね……」
梓「夏バテなのかな……」
純「ハァ……」
憂「ねぇ純ちゃん大丈夫?休んだほうが良いんじゃない?」
純「動機がする……」
梓「え?」
純「めまいがする……息が切れる……なんとかして梓!」ガバッ!
梓「そんなの医者に聞いてよ!わたしじゃ手に負えないよ!」
純「あああ……」
純(もう四六時中澪先輩のことが頭に浮かんで辛いよぉ……もう病気だよこれは……)
憂「あれ?なんか曇ってきたね」
純「え?」
梓「ホントだ。そろそろひと雨きそうだね」
純「たしかに雷の匂いがするね」クンクン
梓「どんな匂いなのさそれ……」
憂「なんかこのまま世界が滅亡しそうな天気だね」
梓「なに言ってるの憂……怖いよそれ……」
憂「分からないよ梓ちゃん。もしかしたら明日世界が無くなっちゃうかもしれないんだよ。
だからやり残しが無いように生きていこうよ!」
梓「そんな大げさだよ。憂はテレビの見すぎ」
純「……」
憂「梓ちゃんはなにかやり残してることは無い?やり残したままだと後悔するよ」
梓「とくに無いよ。まぁ強いて言うならもっとちゃんと部活したいなぁってぐらいかな」
憂「純ちゃんは?」
純「え?わたし?」
憂「うん」
純「わたしは別に……」
純(やり残してるとしたらやっぱり澪先輩についてだよなぁ……告白したところで成功するわけが無いし……)
純(でもこのままなにもしないというのも悔いが残るよね……澪先輩と一緒に居れるのもせいぜいあと1年ちょいだし……)
憂「純ちゃん?」
純「(よし決めた!)あるよ!やり残したこと!」
梓「純のことだからどうせベルマーレが優勝するまで死ねない~とか言うんでしょ。一生ムリだと思うよ」
純「わたし澪先輩に告白する!」
梓「ブーッ!」
純「ちょ、汚いなぁ梓は。もっと上品にしなさいよ」
梓「い、いきなり驚かさないでよ!コーラ全部吹いちゃったじゃん!」
憂「ねぇ純ちゃん、今の本気?」
純「マジだよマジ!わたしはこれから澪先輩に告白しに行く!」
梓「純って澪先輩のことが好きだったんだ……レズだったんだ……」
純「なに?そうやって差別する気?」
梓「いや別にそういうつもりは……」
憂「わたしはステキだと思うよ!頑張って純ちゃん!」
純「バッチコイよ!」フンス
放課後
純「ううう……」ドキドキ
憂「純ちゃん顔が真っ青だよ……」
梓「そりゃ今から前代未聞のことをするって言うんだからね」
純「吐きそうだよ……ううう……」
憂「落ち着いて純ちゃん」
純「やっぱムリだよぉ……確実に気持ち悪がられる。軽蔑される。校内の笑い者になる。うう……」
梓「えらいネガティブになったな……もっとドーンと構えるべきだよ。シャキッとしなよシャキッと」
純「ううう……」
梓「ほら部室に着いたよ」ガチャ
澪「お、今日は憂ちゃんも来たのか」
純「!!」
梓「あれほかの先輩たちはどうしたんですか?」
澪「ほかのメンバーは掃除当番なんだ。だから遅くなるんじゃないかな」
梓「そうなんですか」
憂「これは告白するのにお誂え向きね純ちゃん」
純「うん……」
澪「先に練習するか?律たちが来たら出来なくなるし」
梓「そうです……あ!すいませんわたし教室に忘れ物しました!」
スレタイでB'zかと思えば純が完全にB'z脳だった
74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 19:18:44.98:JmPVp3mr0澪「忘れ物?」
梓「はい!ついうっかりしてました……憂、ついて来て」
憂「うん」
梓「それじゃ純は待ってて!」チラッ
純「……」
梓「それじゃあ急いで行ってきます」
憂「純ちゃん頑張ってね!」ガチャン
純「……」
澪「なにを頑張るんだ?」
純「いや別になんでも無いですよハハハ」スタッ
純「し、しかし今日は良い天気ですね」
澪「どこがだよ今にも降ってきそうじゃないか……」
純「そ、そうでしたね……ハハハ……」
純(ああなに話していいか分からないどう告白すればいいかわからないよぉ……)
澪「なぁ純」
純「ひゃい!?」
澪「(噛んだ……)じつはこの前の合宿の時の話なんだけどさ」
純「こ、この前合宿の時の話ですか!?」
澪「き、肝試しあったじゃないか」
純「き、肝試しあったじゃいか?」
梓「オウム返しばっかじゃダメだよ純……」
憂「盗み聞きはまずいよ梓ちゃん……」
澪「あのとき一緒に回ったよな」
純「はいたしかに回りましたね……(あのときの澪先輩可愛かったなぁ。もちろん今も可愛いけど)」
澪「なんというかその……」
純「はい?」
澪「あのときのわたし気持ち悪かっただろ……」
純「え……」
澪「ひとりでキャンキャン喚いてさ。それに純に抱きついたりしちゃって
先輩としてすごく恥ずかしい姿をされしちゃってさ……不快だっただろ?」
純「そ、そんなこと無いですよ!別に気にしてないですし!それにうれしかったですよ逆に……」ボソッ
澪「ううんいいんだそういう慰めは。情けない先輩で済まなかったな……」
純「慰めとかじゃないですよホントに!わたしはそんなに気にしてませんって!」
澪「だってあれ以来元気ないじゃないか!わたしに抱きつかれたのがトラウマになってるんだろ?」
純「だから違いますよ!(むしろ逆です!)」
澪「同性に抱かれるのなんて嫌だろ普通。そんなことするやつは異常だよ異常」
純「(それを言ったら唯先輩の立場が無いですよ……)そんなこと無いですよ澪先輩」
澪「ええでも……」
純「でもじゃないですよ!ああもうメンドくさい!わたしは澪先輩に抱きつかれて不快にもなんにもなりませんでした!」
澪「ほ、ほんとか?」
純「ホントですよ!だって……」
澪「だって?」
純「だってわたし澪先輩のことが大好きですから!」
澪「……」
純「ハァハァ……(言っちゃったよついに……)」
澪「す、好き……わたしのことが……?」
純「そうですよ!もちろんL・O・V・Eのほうですよ!」
澪「い、いつから……」
純「え?」
澪「い、いつからわたしのことが好きなんだ?」
純「一目見たときからですよ!まさにひとめぼれってやつです!
最初に会った時にビビビと来たんですよ!」
澪「そうなんだ……」
純ジュワ~щ(゚д゚щ)
83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:22:28.90:JmPVp3mr0澪「でもわたしのどこが良いんだよ……一緒に居ても楽しくないしウジウジしてるし……」
純「そんなこと無いですよ!澪先輩と一緒に居れるだけでわたしは満足なんですよ、ただそれだけです」
澪「でも女の子同士だろわたしらは……それって……」
純「しょうがないじゃないですか好きになっちゃったんですから!澪先輩のせいですよ全部!」
澪「わたしのせい……」
純「そうですよ!わたしはあなたの魅力にとりつかれてしまったんです!魔法を掛けられたんですよ澪先輩に!」
澪「なんかさっきからすごい恥ずかしいこと言ってるな……」
純「こんなこと澪先輩以外にはだれにも言えませんよ」
澪「……」
純「嫌ならはっきり言ってくださいね、そのときはきっぱり諦めますんで。
それで万が一OKだったなら、わたし澪先輩のために頑張りますから……」
澪「じゅ、純……」
純「……」
憂「きゃあ純ちゃんすごい///顔が熱くなっちゃうよ///」
梓「ちょっと憂ばかり聞いてないでわたしにも聞かせてよ……」
ガチャン
純「……」
憂「じゅ、純ちゃん!?」
純「……聞いてたの?」
梓「ごめん純!憂がどうしても聞きたいって言うから!」
憂「ひどいよ梓ちゃん!それでどうだった純ちゃん!?結果は?」
純「……」
梓「顔真っ赤だよ純……」
純「だ……」
憂「やっぱりダメだった?」
純「だ……だ……」
梓「だ?」
純「だれにも言えねぇ/////」スタタタタッ!
憂「ちょっと純ちゃん!」スタタタタッ!
純「/////」スタタタタッ!
憂「待ってよ!話聞かせてよぉぉ!!」スタタタタッ!
梓「結果聞かせろぉぉぉ!!」スタタタタッ!
純「言えねええええええええええ!!!!!!」
純「だれにも言えねぇー!」 完
えっえっえっ
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 20:47:42.70:BkXDfWh8O_
\ヽ, ,、
`''|/ノ ∞ . . .
.|
_ |
\`ヽ、|
\, V
`L,,_
|ヽ、)
.|
/ ,、 ,
/ ヽYノ
.| r''ヽ、.|
| `ー-ヽ|ヮ
| `|
ヽ, __,| .. _ _
r―-、 /: : : : : : : : : : : : : :`<: :¬、
r‐''´: :_ `く: : : : :/: : : / |: : : |: :l: ヽ: : : : :ヽ
ノ: : //: : : : :l: : /:/: : , イ: :|: : : |Ⅵ: : :V: : : :〈
lィ: : : /: : : : : :|: /: l: : / |/ l: : : | `Ⅳ: :∨: : ノ
〈,: : : :/: : :レ!:l: : |:ァ | |_ :斗 T∨: |: :トゝ
\イ: : : |、:}: :|: :ル' !r': : |
. ヽ ¬: :-!: :! 〇 〇 ハ:j
∨'^)Ⅵ 、 __ , ! }
ヽ‐ V ! ´ノl |´
`ー’、 ノ ┘ヽ 丿
. ` 、 . ´ ┼ヽ -|r‐、. レ |
| ` ー 「 ′ d⌒) ./| _ノ __ノ
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 21:12:47.87:IjXCm1eW0
乙!
澪純は重要あります
主に俺とかあと俺に
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/06/28(火) 21:14:49.26:vSuxcj6Z0澪純は重要あります
主に俺とかあと俺に
そうだ、澪純は需要あるぞ!
コメント 12
コメント一覧 (12)
思うけど ホントかな だったらマズい
子犬の遠吠えさえも 劇的に聞こえてしまうのは
魔法にかけられたんだ もう逃げられないだろう?
指と指がふれあうだけで ビリビリしびれてる
きっとものすごく好きなこと 気づいてしまったよ
だれにも言えねぇ
だれにも言えねぇ井戸出現
純「....私、今まで言わなかったけど..... これやってる時の体勢がすんごいキツイんです.... 何か高めに設定されてるのか石のとこがお腹に当たってすごい痛いんです.... でも何度かやってるうちにこれもだんだん好きになってきて、家に持ち帰りたいので.....お願いします!」
ふみ出した大きな一歩に 後悔はしないけど
この先に何が待ち受ける ビビっているけど
だれにも言えねぇ
言えねぇえええええええぇぇぇえええぇぇーーーーーっ!!!!!
全体的に違和感だらけ
ひでえ奴だな
俺が澪好きだからそう思うだけかもしれないけど
次は「I'm in Love?」や「Warp」あたりでやってほしいな。
澪は誰とでもあうから好きだぜ